JPH09243573A - 表面検査装置 - Google Patents

表面検査装置

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JPH09243573A
JPH09243573A JP5508596A JP5508596A JPH09243573A JP H09243573 A JPH09243573 A JP H09243573A JP 5508596 A JP5508596 A JP 5508596A JP 5508596 A JP5508596 A JP 5508596A JP H09243573 A JPH09243573 A JP H09243573A
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JP
Japan
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stage
cable
focus
inspection
rotary stage
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Application number
JP5508596A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Maruki
浩 丸喜
Motohiro Yamane
基宏 山根
Hajime Abe
肇 阿部
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な制御の下でCCDカメラをCVケーブ
ルの表面形状の変化に倣わせて、その全面を自動走査可
能な簡易な構成の表面検査装置を提供する。 【解決手段】 CVケーブルの長手方向に沿って移動可
能に設けたステージに支持され、CCDカメラをCVケ
ーブルに対向配置する検査ユニットを、フォーカスステ
ージと、フォーカスステージを支持してCCDカメラを
CVケーブルの外周に沿って回転させる回転ステージ
と、この回転ステージをCVケーブルの軸芯に位置合わ
せする芯出しステージと、CCDカメラのCVケーブル
に対する対向角度を調整可能とするスロープ方向回転ス
テージとにより構成し、前記フォーカスステージにCV
ケーブルとの離間距離を計測する複数のセンサを設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超高圧電力ケーブ
ルの接続部位等の断面円形をなす長尺形状の被検査物の
表面における傷や異物の付着等の欠陥の有無を検査する
に好適な表面検査装置に関する。
【0002】
【関連する背景技術】架橋ポリエチレンを絶縁体とした
所謂CVケーブルは、超高圧大電力送電線路(超高圧電
力ケーブル)としての適用が拡大されつつあり、電力供
給の根幹をなすものとして注目されている。この種のC
Vケーブルを相互に連結する中間接続手段には、主とし
て押出しモールド型接続部(EMJ)が採用され、その
表面は平滑に仕上げられる。ところがEMJの絶縁体加
工表面に微細な傷や異物付着等の欠陥があると、その電
気的性能が著しく低下すると言う問題がある。これ故、
その表面状態を検査し、これらの欠陥を検出除去するこ
とが重要な課題となっている。
【0003】従来、この種の表面検査は専ら熟練者によ
る目視検査に委ねられていた。しかし近年では、30〜
100μm程度の微細な欠陥までも検出除去してその電
気的性能・信頼性を高めるべく、例えば特開平3−20
6950号公報や特開平6−258228号公報に示さ
れるように、画像処理技術を利用して検出(検査)精度
の向上を図ることが試みられている。更にはCCD(電
荷結合素子)を撮像デバイスとして用いた所謂CCDカ
メラを用い、その小型・軽量で、しかも数十倍の拡大撮
影が容易であると言う特徴を活かして該CCDカメラを
移動させながらCVケーブルの表面全域を走査するよう
に検査装置を構成することで、上記表面検査の自動化を
図ることも種々試みられている。本出願人もその一方式
を特願平7−6683号として提唱している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでCVケーブル
の中間連結部であるEMJの両端部は、通常、CVケー
ブル本体に滑らかに連なるよう、円錐面をなすテーパ形
状に加工される。このようなEMJのテーパ部を含むC
Vケーブルの表面全域をCCDカメラにて自動走査する
場合、特にEMJの絶縁体加工表面における傷や異物の
付着等の欠陥を検査する場合、CCDカメラをCVケー
ブルの表面に倣わせて、その周方向および軸方向に移動
させて、その表面画像を解像度良く撮像することが重要
となる。
【0005】ところがCVケーブルの表面形状の変化に
合わせて、例えばCVケーブルの表面とCCDカメラと
の距離とその対向位置関係を一定に保ちながら該CVケ
ーブルの外周面に沿わせてCCDカメラを回転させ、そ
の回転走査位置をCVケーブルの軸方向に沿って移動さ
せるには複雑な機構が必要となる。しかもその制御も相
当複雑化する等の問題があった。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、簡易な制御の下でCCDカメラ
をCVケーブルの表面形状の変化に倣わせて、その全面
を効率的に自動走査することのできる簡易な構成の表面
検査装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明は、断面円形をなす長尺形状の被検査物であ
る、例えば超高圧電力ケーブルの長手方向に沿って移動
可能に設けられた長手方向移動ステージと、この長手方
向移動ステージに支持されて前記被検査物の表面状態を
画像入力するための撮像手段である、例えばCCDカメ
ラを前記被検査物に対向配置する検査ユニットとを備
え、その入力画像に従って前記被検査物の表面状態を検
査する表面検査装置に係り、特に前記検査ユニットを、
前記撮像手段を前記被検査物に向けて進退可能としたフ
ォーカスステージと、このフォーカスステージを支持
し、前記撮像手段を前記被検査物の外周に沿って回転可
能とした回転ステージと、この回転ステージの回転軸を
前記被検査物の軸心に位置合わせする芯出しステージ
と、前記撮像手段の前記被検査物に対する対向角度を調
整可能としたスロープ方向回転ステージとを具備した構
成とし、更に前記フォーカスステージに、前記被検査物
の長手方向に離反した位置にて該フォーカスステージの
前記被検査物に対する離間距離をそれぞれ計測する複数
のセンサを設けたことを特徴としている。
【0008】そしてこのような構成を採用することで、
前記複数のセンサから求められる離間距離に従って前記
各ステージの被検査物に対する位置を相互に関連付けて
それぞれ最適調整することを可能とし、これによって前
記被検査物(超高圧電力ケーブル)の表面形状の変化に
応じて撮像手段(CCDカメラ)の位置・姿勢を制御し
ながら、その表面全域を簡易にして効率的に走査し得る
ようにしたことを特徴とするものである。
【0009】また請求項2に記載の発明は、前記スロー
プ方向回転ステージを前記フォーカスステージと撮像手
段との間に設け、撮像手段のフォーカスステージに対す
る取り付け角度を調整可能とすることで、該撮像手段の
前記被検査物との対向角度を該被検査物の長手方向に調
整可能に設けた構成としたことを特徴としている。また
請求項3に記載の発明は、前記スロープ方向回転ステー
ジを撮像手段を固定的に支持するフォーカスステージと
回転ステージとの間に設け、回転ステージに対するフォ
ーカスステージの支持角度を、該フォーカスステージの
移動方向と前記回転ステージの回転軸とを含む面内にお
いて角度調整可能とすることで、前記フォーカスステー
ジに支持された撮像手段の前記被検査物との対向角度を
該被検査物の長手方向に調整可能としたことを特徴とし
ている。
【0010】更に請求項4に記載の発明は、前記回転ス
テージを、少なくとも2分割されてその回転中心から離
反する向きに移動可能で、且つ回転時にはその回転中心
部に被検査物が挿通される空間部を形成する構成とする
ことで、被検査物に対する検査ユニットの位置付けを容
易なものとし、更に撮像手段を支持し、且つセンサを備
えたフォーカスステージを該回転ステージの回転方向に
沿う複数の部位にそれぞれ設けることで、前記各ステー
ジの位置調整をより簡易なものとし、且つ回転ステージ
による回転走査も簡単に行い得るようにしたことを特徴
としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る表面検査装置の一実施形態について説明する。図1は
実施例装置の全体的な概略構成を示すもので、1は表面
検査の対象である断面円形の長尺形状をなす被検査物、
具体的には超高圧電力ケーブルとして用いられるCVケ
ーブルである。このCVケーブル1の、図中中央部に示
される大径部は、2本のCVケーブル単体を相互に連結
した中間接続部としてのEMJである。このEMJの両
端は円錐状のテーパ面とされ、CVケーブル単体にそれ
ぞれ滑らかに連なる形状に加工されてその電気的ストレ
スが緩和されている。
【0012】さて上記CVケーブル1の表面状態を検査
する検査装置は、大略的には図1に示すように所定の距
離を隔てて該CVケーブル1に取り付けられる一対のク
ランパ2と、これらのクランパ2により吊り下げられて
該CVケーブル1の長手方向に沿ってほぼ並行に配置さ
れるレール3と、このレール3上に支持されて前記CV
ケーブル1の長手方向(軸方向)に沿って移動可能に設
けられた長手方向移動ステージ4と、この長手方向移動
ステージ4上に設けられた検査ユニット5とからなる。
検査ユニット5は、前記CVケーブル1の表面状態を画
像として取り込む為の撮像手段としての、例えばCCD
カメラ6を備えたもので、該CCDカメラ6をCVケー
ブル1の表面に所定距離を隔てて対向配置している。
尚、撮像手段は後述するように上記CCDカメラ6を主
体とし、このCCDカメラ6によるCVケーブル表面の
撮像領域を照明する照明光源を備えたカメラユニットと
して構成される。
【0013】さて前記レール3上に移動自在に設けられ
た長手方向移動ステージ4上に設けられる検査ユニット
5は、図2にその基本的な構成を模式的に示すように、
芯出しステージ11、円環状の回転ステージ12、フォ
ーカスステージ13、およびスロープ方向回転ステージ
14からなる。上記回転ステージ12は、前記レール3
の長手方向を大略的な回転軸として芯出しステージ11
上に回転可能に支持されており、前記フォーカスステー
ジ13は上記回転ステージ12にその径方向に向けて進
退自在に支持されている。またスロープ方向回転ステー
ジ14は、例えば前記フォーカスステージ13上に設け
られ、該スロープ方向回転ステージ14上に支持したカ
メラユニットの前記回転ステージ12の軸芯に対する向
き(対向角度)を調整可能としている。尚、図2に示す
例ではスロープ方向回転ステージ14上にカメラユニッ
トを取り付けた構造となっているが、後述するように回
転ステージ12に対してスロープ方向回転ステージ14
を介してフォーカスステージ13を設けるようにし、こ
のフォーカスステージ13上にカメラユニットを固定的
に取り付けるような構成とし、フォーカスステージ13
の向き自体を前記回転ステージ13の軸芯に対して調整
可能とすることも可能である。
【0014】さて前記回転ステージ12は、その内側空
間部にCVケーブル1を挿通可能な円環状をなし、その
軸芯を回転中心として所定角度範囲に亘って回転可能に
設けられている。即ち、芯出しステージ11上に回転自
在に設けられた回転ステージ12は、例えば互いに対向
して円環状をなす半円弧形状の2つのブロック体からな
る。そしてこれらのブロック体を互いに離反する向きに
移動させることで、その内側空間部を開放させて2分割
される構成となっている。これらのブロック体を離反さ
せ、その内側空間部を開放した状態で該空間部にCVケ
ーブル1を配置した後、互いに近接させることで該CV
ケーブル1の周囲を囲む円環状の結合体が構成される。
回転ステージ12はこの状態で、その内側空間部に位置
付けたCVケーブル1の外周に沿って所定角度に亘って
回転される。
【0015】前記スロープ方向回転ステージ14を介し
てカメラユニットを支持したフォーカスステージ13
は、上述した構成の回転ステージ12の各ブロック体に
それぞれ移動自在に取り付けられるもので、その移動方
向は回転ステージ12の軸芯に向かう向き、つまり回転
ステージの12の径方向とされている。このフォーカス
ステージ13の移動により、上記カメラユニットのCC
Dカメラ6が前記回転ステージ12の内側空間部に位置
付けられるCVケーブル1に対して接離され、その表面
に対するCCDカメラ6の焦点調整がなされる。
【0016】尚、上述した如く回転ステージ12のブロ
ック体にそれぞれ設けられる2つのフォーカスステージ
13は、各フォーカスステージ13にそれぞれ支持され
るカメラユニットがCVケーブル1を挟んで互いに対向
するように、回転ステージ12の周方向に180°位置
を異ならせて対向配置される。ところで前述した芯出し
ステージ11は、上記フォーカスステージ13を移動自
在に支持した回転ステージ12の前記レール3に対する
位置と支持角度とを調整し、前記回転ステージ12の軸
芯(回転中心)をCVケーブル1の中心軸に一致させる
役割を果たす。この為、長手方向移動ステージ4上に設
けられる芯出しステージ11は、基本的にはXYテーブ
ル,Zテーブル、および回転テーブルによって構成され
る。
【0017】XYテーブルは前記レール3に沿った水平
面において前記回転ステージ12の支持位置を調節する
もので、またZテーブルは前記レール3に対する前記回
転ステージの12の高さ位置を調節するものである。こ
れらのXYテーブルとZテーブルとにより、前記回転ス
テージ12の回転中心位置が、その内側空間部に位置付
けられるCVケーブル1の中心軸に位置合わせされる。
また回転テーブルは前記回転ステージ12の回転軸方向
の前記レール3の長手方向に対する変位角度θを調整す
るもので、この回転テーブルによる変位角度の調整によ
り、前記回転ステージ12の回転中心軸の方向と、その
内側空間部に位置付けられるCVケーブル1の中心軸の
向きとが合わせられる。
【0018】このような構造の芯出しステージ11の各
テーブルの調節により、前記回転ステージ12の回転中
心軸がCVケーブル1の中心軸に一致し、且つその回転
面がCVケーブル1の中心軸に対して直交するように位
置決めされる。一方、前記フォーカスステージ13に
は、例えばフォーカスステージ13と前記回転ステージ
12の内側空間部に配置されるCVケーブル1との離間
距離を計測する為の複数のセンサ15が設けられてい
る。これらの複数のセンサ15は、前記CVケーブル1
の長手方向に離反した位置において該フォーカスステー
ジ13とCVケーブル1との離間距離をそれぞれ計測す
ることで、該フォーカスステージ13の前記CVケーブ
ル1に対する傾きを検出する役割も担っている。
【0019】即ち、フォーカスステージ13は、回転ス
テージ12による支持部から該回転ステージ12の軸方
向に延びるアーム部13aを備えており、前記各センサ
15はこのアーム部13aの基端部と先端部とにそれぞ
れ設けられている。そしてアーム部13aの両端位置に
て該フォーカスステージ13のCVケーブル1の表面に
対する離間距離をそれぞれ計測することで、フォーカス
ステージ12に前記スロープ方向傾斜ステージ14を介
して支持されるカメラユニットの前記CVケーブル1に
対する距離、およびその傾きを求めるものとなってい
る。
【0020】尚、カメラユニットはフォーカスステージ
13における上記アーム部13aの中央位置、つまり前
記各センサ15の取付位置間を2等分する位置に前記ス
ロープ方向傾斜ステージ14を介して角度調整可能に設
けられる。ところで上記センサ15は、例えばその両端
部を内側に向けてそれぞれ突出させたコ字形状をなすセ
ンサホルダ15aの先端部(突出端部)に取り付けられ
るもので、発光器としてのLD(レーザ・ダイオード)
と受光器としてのPT(フォト・トランジスタ)とを対
向配置して実現されるフォトセンサからなる。そしてセ
ンサ15は前記フォーカスステージ13の移動に伴って
前記CVケーブル1に近付けられ、該CVケーブル1が
前記LDとPTとの間に進入した状態となることで該C
Vケーブル1により前記LDからPTに向けて照射され
た光が部分的に遮られたとき、これによって変化する上
記PTよる受光量から該CVケーブル1の前記LDとP
Tとの間に対する進入量を計測するものである。この進
入量の計測により前記フォーカスステージ13の前記ア
ーム部13aの両端位置におけるCVケーブル1の表面
との離間距離がそれぞれ求められる。このようなセンサ
15により前記アーム部13aの両端位置においてそれ
ぞれ計測される前記CVケーブル1に対する離間距離か
ら、該アーム部13aの中央位置に支持されたカメラユ
ニット(CCDカメラ6)とCVケーブル1の表面との
距離、更にはCVケーブル1の表面に対するフォーカス
ステージ13(アーム部13a)の対向角度(対向姿
勢)が求められる。
【0021】尚、ここではセンサ15として上述した構
成のフォトセンサを用いるものとするが、CVケーブル
1の表面に向けてレーザ光を照射し、その反射光を受光
してCVケーブル1の表面との距離を計測するレーザ測
長器や、超音波の反射所要時間から上記距離を測定する
超音波センサ等を前記センサ15として用いることも勿
論可能である。
【0022】またセンサ15はカメラユニットのCVケ
ーブル1の表面に対する距離と、その対向姿勢を調節す
る為に用いられるものであるから、上述したようにフォ
ーカスステージ13に設けるのではなく、後述するよう
にカメラユニットを固定的に支持し、且つ上記フォーカ
スステージ13に角度調整可能に設けられるスロープ方
向回転ステージ14に設けることも勿論可能である。
【0023】以上の如く構成された検査ユニット5にお
ける各ステージ11,12,13,14は、それぞれ専用
の駆動モータにより移動・回転されて位置決めされる。
そしてその位置決めは上記各センサ15により計測され
る前記CVケーブル1の表面に対する距離に従って制御
される。ちなみにこれらの制御は、例えばマイクロプロ
セッサ等からなる制御装置により実行される。
【0024】これらのステージ11,12,13,14の
互いに関連した位置調整により、具体的には前記芯出し
ステージ11によって前記回転ステージ12のCVケー
ブル1に対する芯出し補正処理が施され、またフォーカ
スステージ13によってCVケーブル1の表面に対する
カメラユニットの位置調整が行われ、更にスロープ方向
回転ステージ14によってCVケーブル1の表面に対す
るカメラユニットの対向姿勢調整が行われる。これらの
各調整を施した後、前記回転ステージ12を所定の角度
に亘って回転させることで、前記カメラユニットのCC
Dカメラ6によるCVケーブル1の外周面に沿った走査
が行われ、その周方向全域に亘る表面画像が撮像入力さ
れる。
【0025】このCCDカメラ6によるCVケーブル1
の外周面の回転走査は、前記長手方向移動ステージ4を
前記レール3に沿って移動させることでCVケーブル1
に対する検査ユニット5の位置を順次変え、当該位置に
おける前記回転ステージ12のCVケーブル1に対する
芯出し補正とカメラユニットの位置調整・姿勢調整とを
行いながら実行される。これによってCVケーブル1の
表面全域に亘ってCCDカメラ6による表面画像の取り
込み走査が高精度になされる。
【0026】次に前記検査ユニット5に組み込まれるカ
メラユニットとその支持機構について今少し具体的に説
明する。カメラユニットはCVケーブル1の表面に対す
る距離と、その対向角度(姿勢)とをそれぞれ調節可能
に、例えば図3に示すようにフォーカスステージ13と
スロープ方向回転ステージ14とを介して回転ステージ
12に支持される。図3はカメラユニットとその周辺部
の構成を示すもので、(a)はCVケーブル1の軸方向か
ら見た状態、(b)はCVケーブル1の径方向から見た状
態をそれぞれ示している。またこの図3は、カメラユニ
ットを固定的に支持したスロープ方向回転ステージ14
に前述したセンサ15を設けた構造を示している。
【0027】図3において21は回転ステージ12に取
り付けられたレールであり、フォーカスステージ13は
このレール21上を移動自在に、図3(b)において紙面
の表裏の方向に移動自在に取り付けられている。このフ
ォーカスステージ13は、その移動方向と直交する向き
の上下端部を前記レール21による支持部とは反対側に
折り曲げたコ字形状をなす。このフォーカスステージ1
3の上記コ字形状をなして対向する端部間には、その内
側に位置してスロープ方向回転ステージ14が配置され
ている。このスロープ方向回転ステージ14は、軸受2
2を介して前記フォーカスステージ13の両端部に回転
自在に支持されている。つまりスロープ方向回転ステー
ジ14は、フォーカスステージ13の移動方向と直交す
る上下方向を回転軸として回転自在に支持され、CVケ
ーブル1の長手方向に対する対向角度を調整可能とされ
ている。
【0028】ちなみに前記スロープ方向回転ステージ1
4は、CVケーブル1に対向する前面側を開放した箱体
をなし、その両側板14aには開放された前面側に連続
する半円状の窪み14bが形成されている。この窪み1
4bを利用することで前記スロープ方向回転ステージ1
4はCVケーブル1に接触することなく、その前面側か
らCVケーブル1に接近して配置可能な構成となってい
る。
【0029】しかして箱体をなすスロープ方向回転ステ
ージ14の内部には、その奥部内面に沿って前述したカ
メラユニットをなすCCDカメラ6と2つの照明光源2
3,24が配置固定されている。第1の照明光源23は
スロープ方向回転ステージ14が前記CVケーブル1に
対して所定の対向距離に位置付けられたとき、該CVケ
ーブル1の表面を該表面と直角な方向(CVケーブル1
の径方向)より照明する如く設けられている。また第2
の照明光源24は、上記第1の照明光源23による照明
部位を、その上方45°の角度より照明する如く設けら
れている。そして前記CCDカメラ6は、CVケーブル
1の表面の上記各照明光源23,24による照明部位
を、下方45°の角度から撮像するように設けられてい
る。
【0030】このようなCCDカメラ6と照明光源2
3,24との配置関係により、CVケーブル1の表面の
第1の照明光源23による乱反射像がCCDカメラ6に
より撮像され、また第2の照明光源24による正反射像
がCCDカメラ6により撮像される。ちなみにCVケー
ブル1の表面における正反射像は、その表面の欠陥が暗
点として検出される。従って表面が半透明なケーブル絶
縁体上の傷や、その他の凹凸形状をなす異物を感度良く
検出することが可能となる。これに対して上記CVケー
ブル1の表面の乱反射像にあっては、その欠陥部が輝点
として検出されるので、ケーブル表面に密着している凹
凸の少ない異物や、ケーブルの保護色となるような異物
を感度良く検出することが可能となる。つまり正反射像
と乱反射像とから、ケーブル表面の微細な傷や、その表
面に付着した微細な異物をそれぞれ高感度に検出するこ
とが可能となる。
【0031】尚、この図3に示す構造例にあっては、前
記各側板14aの窪み14bを挟んで対向する位置に前
述したセンサ15をなすLDとPTとがそれぞれ対向し
て取り付けられている。これらのフォトセンサ15によ
り、前記フォーカスステージ13の移動によって該スロ
ープ方向回転ステージ14がCVケーブル1に近付けら
れ、該CVケーブル1が窪み14b内に進入した状態と
なったとき、前述したようにLDからPTに向けて照射
される光の該CVケーブル1によって遮られる光量の変
化から前記スロープ方向回転ステージ14の両側板14
a位置でのCVケーブル1の表面との距離がそれぞれ求
められる。
【0032】ちなみに各フォトセンサ15のPTによる
受光量が予め設定された量となったとき、当該フォトセ
ンサ15がCVケーブル1に対して所定の距離に位置付
けられたことが検出される。また受光量が上記設定量よ
りも多い場合には、CVケーブル1による光の遮り量が
少なく、フォトセンサ15の位置がCVケーブル1から
離れ過ぎていることが示される。逆に受光量が設定量よ
りも少ない場合には、CVケーブル1による光の遮り量
が多く、フォトセンサ15をCVケーブル1に接近させ
過ぎていることが示される。
【0033】従って上記フォトセンサ15の出力(受光
量)に応じて前記フォーカスステージ13を移動調整
し、その受光量が所定の設定量となるように位置決めす
れば、これによってスロープ方向回転ステージ14を、
ひいては該スロープ方向回転ステージ14に組み込まれ
たカメラユニットをCVケーブル1に対して所定の位置
に設定することが可能となる。
【0034】尚、スロープ方向回転ステージ14に対し
てCVケーブル1が相対的に傾いている場合、或いはC
Vケーブル1自体に傾きがなくても、その表面が前述し
たEMJのテーパ部のように傾いている場合には、スロ
ープ方向回転ステージ14の両側におけるフォトセンサ
15での検出出力に違いが生じる。この場合には、スロ
ープ方向回転ステージ14をCVケーブル1の軸方向の
向きに回転させ、両フォトセンサ15による検出出力が
互いに等しくなるようにその角度位置を調節すること
で、スロープ方向回転ステージ14をCVケーブル1の
表面に対して平行に、つまりCVケーブル1の表面に対
してカメラユニットを、その正面から対峙させることが
可能となる。
【0035】従って前記フォトセンサ15による検出出
力に基づいてフォーカスステージ13とスロープ方向回
転ステージ14とをそれぞれ調節すれば、CVケーブル
1の表面から所定距離を隔てた位置に、しかもCVケー
ブル1の表面と平行にカメラユニットを位置付けること
が可能となるので、これによってCCDカメラ6の焦点
位置にCVケーブル1の表面を一致させ、その像(正反
射像および乱反射像)をそれぞれ鮮明に、且つ解像度良
く撮像入力することが可能となる。
【0036】ところで上述した装置において、例えば5
0μm程度の微小異物を検出しようとする場合、一般に
洞道内で使用されるこの種の検査装置、特に検査ユニッ
ト5を大きくすることができないので、前記CCDカメ
ラ6の焦点距離を短くしてできる限りCVケーブル1に
近接配置した状態で該CVケーブル1の表面を拡大撮影
するようにすることが望ましい。
【0037】しかし、例えば焦点距離が100mmで、且
つ画素数が40万個の安価なCCDを用いたCCDカメ
ラ6を用いた場合、その被写界深度(焦点深度)は±3
mm程度である。特に前述した如くCVケーブル1の表面
を下方45゜の向きからCCDカメラ6を用いて撮像す
るものとすると、その実質的な被写界深度としては±
2.12mm程度しか確保することができない。従ってC
CDカメラ6の焦点合わせを高精度に行う必要がある。
しかも前記EMJにおけるスロープの開始部分において
も鮮明な表面画像を得ようとする場合、当該部分におけ
るCVケーブル1の表面の傾きが滑らかに変化すると雖
も、その傾きの変化に伴ってCCDカメラ6の視野内に
おけるCVケーブル1の表面との距離が部分的に変化す
るので、CCDカメラ1としては更に広い被写界深度が
要求される。
【0038】そこで本装置にあっては、CCDカメラ6
によるCVケーブル1の表面の撮像領域(画面幅)に対
して、その中心から約20〜80%の範囲においてCV
ケーブル1の軸方向に離れた位置にて前述したセンサ1
5により該CVケーブル1の表面に対する距離をそれぞ
れ計測するものとしている。このようにセンサ15を近
接配置すれば、該センサ15の出力に従って前述したよ
うにCVケーブル1の表面に対するCCDカメラ6の対
向姿勢を、その表面の傾きに倣って平行に制御すること
ができることのみならず、該CCDカメラ6とCVケー
ブル1の表面との距離を上記該CCDカメラ6の被写界
深度の範囲において高精度に制御することが可能となる
ので、常に鮮明な表面画像を得ることが可能となる。
【0039】しかも上述したようにCCDカメラ6自体
の姿勢とCVケーブル1に対する距離を調節するので、
CCDカメラ6の焦点距離を一定に保ったままCVケー
ブル1の表面像を得ることができる。換言すればCVケ
ーブル1との距離に応じてCCDカメラ6の焦点距離を
調整することがないので、焦点距離の変化に伴う撮影倍
率の変化がなく、CVケーブル1の表面における異物を
常に一定の尺度で精度良く検出することができる。
【0040】尚、センサ15間の離間距離を更に狭めれ
ば、これによって上記CVケーブル1の表面に対する距
離調整(CCDカメラ6に対する焦点位置調整)の精度
を高めることができるが、その反面、CVケーブル1の
表面に対する姿勢制御の精度が劣化し、また該CVケー
ブル1の表面の微小な凹凸に対しても過敏に反応するこ
とになるので、実際にはCCDカメラ6による撮像領域
において、その中心から画面幅の1/4程度の位置を測
定点として前記センサ15にて距離検出するようにすれ
ば良い。
【0041】かくして上述した如くセンサの配置関係を
設定すれば、そのセンサ15の出力を利用してカメラユ
ニットをCVケーブル1の表面のスロープ方向の変化に
精度良く倣わせて姿勢制御することができる。しかもC
CDカメラ6のCVケーブル1の表面に対する距離を、
その焦点距離に応じて高精度に位置制御することができ
るので、常に鮮明な表面画像を求めることが可能とな
る。従ってCVケーブル1の表面画像に基づく微小欠陥
検査の精度を、簡易にして容易に高めのことが可能とな
る。しかも安価で、それ自体のリニアリティが高くない
上述した構成のフォトセンサ15を用いた場合であって
も、その検査精度を効果的に高めることができる。
【0042】尚、CCDカメラ6の被写界深度fが±
1.12mmであって、CVケーブル1の最大スロープ角
度θが21°であるような場合、スロープ変化点を含む
CVケーブル1の表面を上記被写界深度の範囲内に捕ら
えるには、例えば平行に配置されるセンサの間隔xを x=(2×f)/tan(θ/2) =2×(1.12mm)/tan(21°/2) =12mm とすれば良い。またセンサの配置スペースに制約を受け
るような場合には、例えばその発光器(LD)と受光器
(PT)とを、図6に示すようにCVケーブル1の円周
方向にずらして配置するようにすれば良い。この場合、
そのずれに伴う焦点ずれをできるだけ少なく抑えるべ
く、例えばLDとPTとの離間距離a120mmに対し
て、20mmのずれbを与えるようにすれば良い。
【0043】このようにすればCVケーブル1の半径r
に対する焦点ずれ量z1は z1 =r−rcosα , α=tan-1[(b/2)/a]=
4.8 となり、その径が最大となるEMJにおいても、例えば
その半径が84mmである部分での焦点ずれ量z1を高々
+0.29mmと、CCDカメラ6の焦点深度範囲内に納
めることができる。従ってCVケーブル1表面のスロー
プ方向が変化する部位においても、その表面像を精度良
く得ることが可能となる。
【0044】次に上述した構成の表面検査装置によるC
Vケーブル1の表面検査の手順について説明する。図4
はその検査手順の一例を概略的に示すものであり、図5
は検査工程における検査ユニット5とCVケーブル1と
の関係を模式的に示したものである。尚、図5における
添字(1)は検査ユニット5をCVケーブル1の軸方向か
ら見た状態を示しており、添字(2)は検査ユニット5を
CVケーブル1に沿って横方向から見た状態を示してい
る。
【0045】この検査処理は、先ず装置をCVケーブル
1に装着し、該CVケーブル1を回転ステージ12の内
側にセットした状態から開始される。CVケーブル1へ
の装着は、前記クランパ2によりCVケーブル1をクラ
ンプすることによりなされ、回転ステージ12の内側へ
のCVケーブル1のセットは、回転ステージ12を前述
した2つのブロック体に半割りにして行われる。この状
態で、前記レール3に沿って芯出しステージ11を移動
し、検査ユニット5を所定の検査開始位置に位置付けて
装置を初期設定する(ステップS1)。
【0046】しかる後、原点復帰処理を実行する(ステ
ップS2)。この原点復帰処理は前述した各ステージ1
1,12,13,14をそれぞれ所定の原点位置に戻すも
のであり、例えば各ステージに対する駆動モータ(図示
せず)を始動させ、各ステージにそれぞれ組み込まれた
基準位置センサによりそのステージが所定の原点位置に
戻ったことが確認されたとき、上記駆動モータをそれぞ
れ停止させることによりなされる。この原点復帰処理に
より、検査ユニット5のCVケーブル1を挟んで対峙す
る2組のカメラユニットが、図5(a1)(a2)に示すよ
うに位置付けられる。
【0047】その後、芯出し処理を実行する(ステップ
S3)。この芯出し処理は、検査ユニット5の各ステー
ジ11,12,13,14が、CVケーブル1の軸芯に対
して必ずしも所定の位置関係にあるとは限らないことに
鑑みてなされる。具体的にはフォーカスステージ13を
移動させて図5(b1)(b2)に示すようにフォトセンサ
15の光路の一部がCVケーブル1によって遮られるよ
うにし、この状態でフォーカスステージ13を微調整
し、またスロープ方向回転ステージ14を調整して各フ
ォトセンサ15による受光量がそれぞれ所定の設定量と
なるようにする。この調整によって図5(c1)(c2)に
示すように、CVケーブル1の傾き方向に応じてカメラ
ユニットの姿勢が調整され、且つCVケーブル1の表面
がCCDカメラ6の焦点位置となる距離にカメラユニッ
トが位置付けられる。そこでこの状態に至ったときの前
記フォーカスステージ13、およびスロープ方向回転ス
テージ14の前記原点位置からの移動量を読み取り、そ
のときの回転ステージ12の回転角度の情報と共に記憶
する。その後、上記各ステージ13,14を一旦原点位
置に復帰させる。
【0048】しかる後、上記芯出し処理がCVケーブル
1に対して複数の方向から行われた否かを判定し(ステ
ップS4)、一方向に対してだけ行われた場合には、例
えば前記回転ステージ12を90°回転させた後(ステ
ップS5)、前述した芯出し処理を繰り返し実行する。
この芯出し処理は、理論的には前記回転ステージ12を
回転させて前記フォーカスステージ13の移動方向を異
ならせることで、少なくとも2回実行される。このよう
にすれば、検査ユニット5とCVケーブル1とのずれ量
を3次元的に求めることができる。尚、より効率的に、
且つ精度良く上記ずれ量を3次元的に求める場合には、
回転ステージ12を90°回転させ、フォーカスステー
ジ12の移動方向が直行するようにすることが望まし
い。また3方向以上の向きにてそれぞれ上述したずれ量
を求めて、芯出し処理の高精度化を図ることも勿論可能
である。
【0049】以上のようにして各方向についてのずれ量
が求められたならば、これらのずれ量に従って検査ユニ
ット5とCVケーブル1との3次元的なずれ量を計算
し、その計算結果に従って前記芯出しステージ11を調
節する(ステップS6)。この調節により、CVケーブ
ル1に対して検査ユニット5が芯出し補正され、回転テ
ーブル12の回転中心がCVケーブル1の軸芯に位置合
わせされる。
【0050】しかる後、表面検査処理を実行する(ステ
ップS7)。この表面検査処理は上述した芯出し補正処
理が行われた時点で、再度、前記フォーカスステージ1
3とスロープ方向回転ステージ14とを調節し、カメラ
ユニットをCVケーブル1に対して所定の位置・姿勢と
なるように位置付けて、その表面の像をCCDカメラ6
にて撮像することによりなされる。このCCDカメラ6
によるCVケーブル1の表面画像の入力は、図5(d1)
(d2)に示すように回転テーブル12を所定角度ずつ回
転させ、或いは連続的に回転させ、CVケーブル1の全
周に亘ってその表面画像が入力されるまで繰り返し実行
される(ステップS8,S9)。
【0051】このようにしてCVケーブル1の長手方向
の或る位置において、その外周面全域の表面画像が入力
されたならば、CVケーブル1の長手方向全域において
その表面検査が終了したか否かを判定し(ステップS1
0)、検査終了前であるならば検査ユニット5を前記レ
ール3に沿って所定量移動し(ステップS11)、その
移動位置にて前述した芯出し処理からの処理手続きを繰
り返し実行する。
【0052】かくしてこのような処理手続きに従ってC
Vケーブル1の表面状態を画像入力し、その入力画像に
従ってCVケーブル1の表面に付着した異物や傷の有無
を検査する本装置によれば、CVケーブル1に対して検
査ユニット5が軸芯のずれを伴って装着されるような場
合や、その軸自体が傾いて装着されるような場合であっ
ても、その軸ずれを補正した上でカメラユニットをCV
ケーブル1に対して所定の位置に位置付け、且つその表
面と平行になるようにカメラユニットの向きが調整され
る。この状態で回転ステージ12を回転させながら、カ
メラユニットにてCVケーブル1の表面の画像を入力す
るので、CVケーブル1の外周面全域に亘って鮮明で、
解像度の高い表面画像を得ることが可能となる。
【0053】しかもEMJの両端部におけるテーパ状を
なす表面の画像を入力する場合であっても、そのテーパ
面の傾きに応じてカメラユニットの向きが変えられ、そ
の表面との平行関係が保たれるので、上記テーパ面の表
面画像についても鮮明に、且つ解像度良く得ることがで
きる。しかも前述したようにセンサ15により計測され
るCVケーブル表面との離間距離に応じて各ステージの
位置・角度を調整するだけなので、その制御が簡単であ
る。特にスロープ方向回転ステージ14によってカメラ
ユニットとCVケーブル1の表面との距離を変えること
なくその姿勢を変え、カメラユニットをCVケーブル1
の表面と平行に位置付けることができるので、CCDカ
メラ6における焦点ずれの問題を招くことがない。従っ
てCCDカメラ6に対するオートフォーカス機構をわざ
わざ組み込む必要がない等の効果が奏せられる。
【0054】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではない。例えばセンサ15を備えたフォーカスス
テージ13に対して、カメラユニットだけを単独でその
向きを変え得るように構成しても良い。この場合には、
フォーカスステージ13の両端においてセンサ15によ
り検出されるCVケーブル1の表面との距離差(受光量
の差)に従ってCVケーブル1の表面の傾きを求め、そ
の傾きに応じてカメラユニットの向きを変えるようにす
れば良い。また検査の処理手順についても、例えばCV
ケーブル1の長手方向全域において予めずれ量を計測し
ておき、検査ユニット5の移動位置に応じて逐次ずれ量
を補正しながら表面検査処理を連続して実行するように
することも可能である。その他、本発明はその要旨を逸
脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、検
査ユニットの構成を、撮像手段を被検査物に向けて進退
可能としたフォーカスステージと、このフォーカスステ
ージを支持し、撮像手段を被検査物の外周に沿って回転
可能とした回転ステージと、この回転ステージの回転軸
を被検査物の軸心に位置合わせする芯出しステージと、
撮像手段の被検査物に対する対向角度を調整可能とした
スロープ方向回転ステージとを具備したものとし、前記
フォーカスステージに、前記被検査物の長手方向に離反
した位置にて該フォーカスステージの前記被検査物に対
する離間距離をそれぞれ計測する複数のセンサを設けた
ことを特徴としている。
【0056】従って複数のセンサから求められる離間距
離に従って前記各ステージの被検査物に対する位置を相
互に関連付けてそれぞれ最適調整することが可能で有
り、しかも被検査物の表面形状の変化に応じて撮像手段
の位置・姿勢を制御しながら、その表面全域を簡易にし
て効率的に走査し、その表面画像から微細な欠陥の有無
を検査することができる。
【0057】また請求項2に記載の発明によれば、スロ
ープ方向回転ステージをフォーカスステージと撮像手段
との間に設けるので、撮像手段の被検査物との対向角度
を該被検査物の長手方向に効果的に調整可能とし得る。
また請求項3に記載の発明によれば、スロープ方向回転
ステージをフォーカスステージと回転ステージとの間に
設けるので、撮像手段を取り付けたフォーカスステージ
の回転ステージに対する支持角度を調整するだけで、撮
像手段の被検査物との対向角度を該被検査物の長手方向
に調整可能とし得る。
【0058】更に請求項4に記載の発明によれば、回転
ステージを、少なくとも2分割されてその回転中心から
離反する向きに移動可能で、且つ回転時にはその回転中
心部に被検査物が挿通される空間部を形成する構成とし
ているので、被検査物に対する検査ユニットの位置付け
を容易なものとすることができる。更には撮像手段を支
持し、且つセンサを備えたフォーカスステージを該回転
ステージの回転方向に沿う複数の部位にそれぞれ設けて
いるので、前記各ステージの位置調整をより簡易なもの
とし、且つ回転ステージによる回転走査も簡単に行い得
る構造を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る表面検査装置の全体
的な概略構成図。
【図2】図1に示す表面検査装置における検査ユニット
の基本構成を概略的に示す図。
【図3】カメラユニットとその周辺部の構成を示す図。
【図4】実施例装置による表面検査手順の一例を示す
図。
【図5】検査工程における検査ユニットとCVケーブル
との関係を模式的に示す図。
【図6】センサをCVケーブルの円周方向にずらして配
置した場合の検出作用を説明する為の図。
【符号の説明】
1 CVケーブル(被検査物) 3 レール 5 検査ユニット 6 CCDカメラ 11 芯出しステージ 12 回転ステージ 13 フォーカスステージ 14 スロープ方向回転ステージ 15 センサ(フォトセンサ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面円形をなす長尺形状の被検査物の表
    面状態を検査する表面検査装置であって、前記被検査物
    の長手方向に沿って移動可能に設けられた長手方向移動
    ステージと、この長手方向移動ステージに支持されて前
    記被検査物の表面状態を画像入力するための撮像手段を
    前記被検査物に対向配置する検査ユニットとを備えてな
    り、 この検査ユニットは、前記撮像手段を前記被検査物に向
    けて進退可能なフォーカスステージと、このフォーカス
    ステージを支持し、前記撮像手段を前記被検査物の外周
    に沿って回転可能な回転ステージと、この回転ステージ
    の回転軸を前記被検査物の軸心に位置合わせする芯出し
    ステージと、前記撮像手段の前記被検査物に対する対向
    角度を調整可能なスロープ方向回転ステージとを具備
    し、 前記フォーカスステージは前記被検査物の長手方向に離
    反した位置にて該フォーカスステージの前記被検査物と
    の離間距離をそれぞれ計測する複数のセンサを備えてい
    ることを特徴とする表面検査装置。
  2. 【請求項2】 前記スロープ方向回転ステージは、前記
    フォーカスステージに対して前記撮像手段を、該撮像手
    段の前記被検査物との対向角度を該被検査物の長手方向
    に調整可能に設けたものである請求項1に記載の表面検
    査装置。
  3. 【請求項3】 前記スロープ方向回転ステージは、前記
    回転ステージに対して前記フォーカスステージを、該フ
    ォーカスステージの移動方向と前記回転ステージの回転
    軸とを含む面内において角度調整可能に設けてなり、前
    記フォーカスステージに支持された前記撮像手段の前記
    被検査物との対向角度を該被検査物の長手方向に調整可
    能としたものである請求項1に記載の表面検査装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ステージは、少なくとも2分割
    されてその回転中心から離反する向きに移動可能で、且
    つ回転時にはその回転中心部に被検査物が挿通される空
    間部を形成する構成を有するものであって、 前記撮像手段を支持し、且つ前記センサを備えたフォー
    カスステージは、該回転ステージの回転方向に沿う複数
    の部位にそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1
    に記載の表面検査装置。
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