JPH09243735A - 水中探知装置 - Google Patents

水中探知装置

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JPH09243735A
JPH09243735A JP9167496A JP9167496A JPH09243735A JP H09243735 A JPH09243735 A JP H09243735A JP 9167496 A JP9167496 A JP 9167496A JP 9167496 A JP9167496 A JP 9167496A JP H09243735 A JPH09243735 A JP H09243735A
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JP
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plane image
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underwater
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Application number
JP9167496A
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English (en)
Inventor
Hiroyasu Fujimoto
博康 藤本
Tokihiko Hamada
時彦 浜田
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】海底および水中物体の深度や分布等に関する情
報を、探査済みの領域のエコーデータを残しつつ、現在
探査している領域からのエコーデータ及び探査済みの領
域のエコーデータを平面画や断面画並びにこれらの組み
合せの表示でもって広範囲の領域を表示する。 【解決手段】表示面が少なくとも二分割される表示器
と、任意水平方向においてほぼ鉛直方向の水中断面を探
査するように超音波信号を送受波する送受波器と、送受
波器を回動させる送受波器駆動手段と、送受波器により
捕捉された各水中断面から帰来するエコー信号を記憶す
る記憶手段と、記憶手段に記憶された受信信号に基づき
水平広範囲方向の平面画又は経時的な平面画を生成する
平面画生成手段と、記憶手段に記憶された受信信号に基
づき経時的な縦断面画を生成する縦断面画生成手段と、
平面画及び縦断画面を表示する表示器とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中探知装置に関
し、特に広範囲の領域を探査し水中状況を表示する装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水中に超音波を発射し、水中物体
からの反射エコーから得られる海底や魚群等に関する情
報を自船を中心とするPPI画として表示画面上に表示
するものとして、スキャニングソナー、サーチライトソ
ナーが知られている。
【0003】また、特開平7−63852号公報では、
自船を中心とした広範囲の海底および水中物体を表示画
面上にPPI画として表示する「水中探知装置」が提案
されている。 この装置では、図1に示すように、ほぼ
長方形をなす面に複数の振動子素子1Aを直線状に配列
して形成したリニアーアレイ型送受波器1を用いて超音
波を水中に発射し、図3に示す自船Qの直下方向を通る
垂直な探査領域内で受波ビームを走査させてこの領域内
を探査し、水中物体と帯状の海底領域S1を探知する。
【0004】尚、実際には、受波ビームに広がりがある
ため、探査される海底領域S1は、図4に示すように、
自船直下を中心に広がる細長い扇形状となる。一回の送
受信サイクルにおいて、自船下方の海底領域S1を含む
垂直な探査領域からの反射エコーを受信することにより
得られるエコー信号は、A/D変換された後、極座標系
のエコーデータD(r,θ)から直交座標系のエコーデ
ータD(X,Y)に変換され、一旦垂直断面画メモリに
格納される。
【0005】図9は、2次元配列の垂直断面画メモリに
格納されたエコーデータの内容を模式的に示したもので
ある。この垂直断面画メモリに格納されたエコーデータ
を該メモリの水平方向のアドレスH1から順に深度方向
(図中縦方向L1〜L2)に1ラインずつ読み出し、各
ラインにおけるエコーレベルのピーク値の検出タイミン
グから海底深度が決定される。尚、各ラインのエコーデ
ータに魚群のデータが含まれる場合も、海底Zのエコー
レベルが高いため、海底Zからのエコーがピーク値又は
前後の相関関係から海底値として検出され、それにより
海底深度が決定される。このようにして得られた海底深
度情報に基づき、図4の領域S1の海底が深度に応じ
て、色別または単色の濃淡表示で表示画面上に描画され
る。
【0006】海底領域S1の探索・描画が終わると、図
2に示すようなモータMと減速ギアG等で構成される送
受波器旋回機構部2により送受波器1が所定のステップ
角だけ旋回される。これにより受波ビームを走査する断
面の向きが変わり、上記と同様にして、図4に示す自船
下方の海底領域S2を含む垂直な探査領域の探索が行わ
れ、領域S2の海底が表示画面上に描画される。このよ
うな探索・描画・旋回の動作を繰り返して送受波器1の
累計旋回角が180゜に達した時点で、自船Qを中心と
する円形の海底領域S0がくまなく探索され、図5に示
すように、自船Qを中心とした海底Zの深度分布がPP
I画として表示される。
【0007】上記においては海底Zのエコーデータを含
むL1−L2の範囲で垂直断面画メモリからのデータの
読み出しが行われたが、海底Zのエコーデータを含まな
いL1〜L2’の範囲で垂直断面画メモリからのデータ
の読み出しを行えば、自船Qを中心とした探査領域内の
魚群等の水中物体Tの分布が、図6のようにPPI画と
して表示される。
【0008】更に、上記従来の水中探知装置において
は、エコーデータを読み出す深度範囲を切り換えて、海
底ZのPPI画に重ねて魚群TのPPI画を上書きする
ように描画することにより、図7のEに示すように海底
Zと魚群Tの両方が表示される。この場合、海底Zと魚
群Tとを互いに明確に識別できるよう、例えば、海底Z
をその深度に応じて単色の濃淡表示とし、魚群Tをその
エコーレベルに応じて色別の表示とすることも可能にな
っている。また、図7に示すように、所望の方向または
最新の垂直断面画FをPPIMEと併記して、海底Zと
魚群Tの水平方向および垂直方向の位置関係が容易に把
握できるように表示することもできる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スキャニン
グソナーにおいては、受波ビームのチルト角および水平
方位を制御して自船の周囲を走査するのに位相合成方式
が一般的に用いられるが、送受波器やビーム形成のため
の回路の構成が複雑となり、装置のコストも高くなる。
円筒状のアレイ型送受波器を用いる全周型スキャニング
ソナーでは、自船周囲を相当広範囲に高速で探査するこ
とができるものの、探査済みの領域のエコーデータを残
しつつ、より広範囲の海底および水中物体の状況を時系
列的に表示するものではなかった。
【0010】また、チルト角の可変範囲が制限されるた
め、受波ビームを自船直下方向に向けることはできな
い。サーチライトソナーにおいては、送受波器や制御回
路の構成は簡素になるが、シングルビームを使用してい
るため、広範囲を探索するのに多大の時間を要し、しか
も、自船が航行中の探索では探査漏れとなる領域が生じ
る。
【0011】リニアーアレイ型の送受波器1を使用する
前述の水中探知装置は、比較的簡単な構成で自船Qを中
心とする相当広範囲の海底および水中物体の深度や分布
等に関する情報を刻々更新されるPPI画として表示す
ることができるが、探査済みの領域のエコーデータを残
しつつ、より広範囲の海底および水中物体の状況を表示
することはできなかった。
【0012】本発明は、超音波を利用した従来の装置に
おける上記のような問題点を解決するためになされたも
のであり、海底および水中物体の深度や分布等に関する
情報を、探査済みの領域のエコーデータを残しつつ、現
在探査している領域からのエコーデータ及び探査済みの
領域のエコーデータを平面画や断面画並びにこれらの組
み合せの表示でもって広範囲にわたり表示できる水中探
知装置を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明の水中探知装置は、表示面が少なく
とも二分割される表示器と、任意水平方向においてほぼ
鉛直方向の水中断面を探査するように超音波信号を送受
波する送受波器と、前記送受波器を所定のステップ角で
間欠的に回動させる送受波器駆動手段と、前記送受波器
により捕捉された各水中断面から帰来するエコー信号を
記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された受信信
号に基づき、水平広範囲方向の平面画を作成する水平広
範囲平面画作成手段と、前記記憶手段に記憶された受信
信号に基づき、前記送受波器が水平方向の所定角度に位
置するときの経時的な平面画を生成する経時的平面画生
成手段と、前記水平広範囲平面画作成手段の出力信号に
基づき前記表示器の一方の表示面に水平広範囲方向の平
面画を表示し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に
基づき他方の表示面に水平方向所定角度の平面画を経時
的に表示する手段とを有することを特徴とする。これに
より、水平広範囲方向の平面画及び送受波器が水平方向
の所定角度に位置するときの経時的な平面画を二分割さ
れた表示面のそれぞれに表示することができる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載の水中探
知装置であって、水平広範囲平面画作成手段が、海底エ
コー信号と海底深度を記憶する海底データメモリと、海
底から上に位置する水中物体の信号及びその深度を記憶
する水中データメモリと、これらのメモリの出力信号に
基づいて水平広範囲平面画を表す信号を記憶するビデオ
メモリとを含むことを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1記載の水中探
知装置であって、経時的平面画生成手段が、海底の経時
的な海底信号を記憶する海底データメモリと、海底から
上に位置する水中物体の経時的な信号を記憶する水中デ
ータメモリと、これらのメモリの出力信号に基づいて経
時的な平面画を表す信号を記憶するビデオメモリとを含
むことを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1記載の水中探
知装置であって、送受波器が移動物体に装備されること
を特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項4記載の水中探
知装置であって、経時的平面画生成手段が、移動物体の
進行方向に対し直角方向の断面を探査して得られるエコ
ー信号に基づいて生成される平面画を経時的に表示する
ことを特徴とする。
【0018】請求項6の発明の水中探知装置は、表示面
が三分割される表示器と、任意水平方向においてほぼ鉛
直方向の水中断面を探査するように超音波信号を送受波
する送受波器と、前記送受波器を所定のステップ角で間
欠的に回動させる送受波器駆動手段と、前記送受波器に
より捕捉された各水中断面から帰来するエコー信号を記
憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された受信信号
に基づき、水平広範囲方向の平面画を作成する水平広範
囲平面画作成手段と、前記記憶手段に記憶された受信信
号に基づき、前記送受波器が水平方向の所定角度に位置
するときの経時的な平面画を生成する経時的平面画生成
手段と、前記水平広範囲平面画作成手段の出力信号に基
づき前記表示器の第1の表示面に水平広範囲方向の平面
画を表示し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基
づき第2の表示面に水平方向所定角度の平面画を経時的
に表示し、前記記憶手段の出力信号を第3の表示面に表
示する手段とで構成されることを特徴とする。
【0019】請求項7の発明の水中探知装置は、表示面
が三分割される表示器と、任意水平方向においてほぼ鉛
直方向の水中断面を探査するように超音波信号を送受波
する送受波器と、前記送受波器を所定のステップ角で間
欠的に回動させる送受波器駆動手段と、前記送受波器に
より捕捉された各水中断面から帰来するエコー信号を記
憶する第1の記憶手段と、前記送受波器により捕捉され
た各水中断面から帰来するエコー信号を記憶する第2の
記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された受信信号
に基づき、水平広範囲方向の平面画を作成する水平広範
囲平面画作成手段と、前記第1の記憶手段に記憶された
受信信号に基づき、前記送受波器が水平方向の所定角度
に位置するときの経時的な平面画を生成する経時的平面
画生成手段と、前記水平広範囲平面画作成手段の出力信
号に基づき前記表示器の第1の表示面に水平広範囲方向
の平面画を表示し、前記経時的平面画生成手段の出力信
号に基づき第2の表示面に水平方向所定角度の平面画を
経時的に表示し、前記第2の記憶手段の出力信号を第3
の表示面に表示する手段とで構成されることを特徴とす
る。
【0020】請求項8の発明の水中探知装置は、送受波
器が移動物体に装備されることを特徴とする請求項7記
載の水中探知装置。
【0021】請求項9の発明は、請求項8記載の水中探
知装置であって、経時的平面画生成手段が、移動物体の
進行方向に対し直角方向の断面を探査して得られるエコ
ー信号に基づいて生成される平面画を経時的に表示する
ことを特徴とする。
【0022】請求項10の発明の水中探知装置は、表示
面が少なくとも二分割される表示器と移動物体に装備さ
れ、移動物体の進行方向に対し直角方向においてほぼ鉛
直方向の水中断面を探査するように超音波信号を送受波
する送受波器と、前記送受波器により捕捉された水中断
面から帰来するエコー信号を記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶された受信信号に基づき、縦断面画を生
成する縦断面画生成手段と、該縦断面画生成手段の出力
信号を順次記憶し、時系列縦断面画を記憶する縦断面画
記憶手段と、前記記憶手段に記憶された受信信号に基づ
き、平面画を生成する平面画生成手段と、該平面画生成
手段の出力信号を順次記憶し、時系列平面画を記憶する
平面画記憶手段と、前記縦断面画記憶手段から読み出さ
れる信号に基づき、前記表示器の一方の表示面に時系列
縦断面画を表示し、前記平面画記憶手段から読み出され
る信号に基づき、前記表示器の他方の表示面に時系列平
面画を表示する表示手段とで構成されることを特徴とす
る。
【0023】請求項11の発明の水中探知装置は、表示
面が三分割される表示器と、移動物体に装備され、移動
物体の進行方向に対し直角方向においてほぼ鉛直方向の
水中断面を探査するように超音波信号を送受波する送受
波器と、前記送受波器により捕捉された水中断面から帰
来するエコー信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段
に記憶された受信信号に基づき、縦断面画を生成する縦
断面画生成手段と、該縦断面画生成手段の出力信号を順
次記憶し、時系列縦断面画を記憶する縦断面画記憶手段
と、前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、平面
画を生成する平面画生成手段と、該平面画生成手段の出
力信号を順次記憶し、時系列平面画を記憶する平面画記
憶手段と、前記縦断面画記憶手段から読み出される信号
に基づき、前記表示器の第1の表示面に時系列縦断面画
を表示し、前記平面画記憶手段から読み出される信号に
基づき、前記表示器の第2の表示面に時系列平面画を表
示し、前記記憶手段から読み出される水中断面から帰来
するエコー信号を第3の表示面に表示する表示手段とで
構成されることを特徴とする。
【0024】請求項12の発明の水中探知装置は、表示
面が少なくとも三分割される表示器と、任意水平方向に
おいてほぼ鉛直方向の水中断面を探査するように超音波
信号を送受波する送受波器と、前記送受波器を所定のス
テップ角で間欠的に回動させる送受波器駆動手段と、前
記送受波器により捕捉された各水中断面から帰来するエ
コー信号を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた受信信号に基づき、水平広範囲方向の平面画を作成
する水平広範囲平面画作成手段と、前記記憶手段に記憶
された受信信号に基づき、前記送受波器が水平方向の所
定角度に位置するときの経時的な平面画を生成する経時
的平面画生成手段と、前記記憶手段に記憶された受信信
号に基づき、前記送受波器が水平方向の所定角度に位置
するときの経時的な断面画を生成する経時的平面画生成
手段と、前記水平広範囲平面画作成手段の出力信号に基
づき前記表示器の第1の表示面に水平広範囲方向の平面
画を表示し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基
づき第2の表示面に水平方向所定角度の平面画を経時的
に表示し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基づ
き第3の表示面に水平方向所定角度の断面画を経時的に
表示する手段とで構成されることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を添付の図
面を参照しながら説明する。図13は、本発明の一実施
例による水中探知装置のブロック図である。同図におい
て、1は、超音波の送波および受波を行う送受波器であ
り、2は、この送受波器1を水平面内で旋回させるため
の送受波器旋回機構部である。送受波器1は、図1の平
面図に示すように、ほぼ長方形をなす送受波面に複数の
振動子素子1Aを直線状に配設してなるリニアーアレイ
型送受波器である。送受波器旋回機構部2は、図2に示
すように、モータMおよび減速ギアG等で構成されてお
り、それにより超音波送受波面を下方に向けた状態で支
持されている送受波器1を旋回させることが可能になっ
ている。送受波器1を構成する各振動子素子1Aの受波
信号に対して、隣接する振動子素子間で一定の遅延量ま
たは位相差を与えることで、各振動子素子1Aの受波信
号の位相が揃う結果、特定の方向に指向性を有する受波
ビームが形成される。従って、前記遅延量または位相差
を連続的に変化させることで、送受波器1の直下方向を
通り、且つ、送受波器1の振動子素子1Aの配列方向に
拡がる扇形状の領域内で受波ビームを走査させることが
できる。
【0026】2aは、前記モータMを駆動するための送
受波器駆動部である。3は、送受波器1の各振動子素子
1Aに対して超音波送信用の駆動信号を供給する送信部
であり、広範囲の指向性を得ることのできる送信駆動信
号を供給する。4は、送受波器1で受波されたエコー信
号を増幅・検波するとともに、前述したように受波ビー
ムを走査させるために、各振動子素子1Aよりの検波信
号に所定の遅延量または位相差を与える受信部である。
5は、送信部3を制御するとともに、前述した受信部4
の制御を司る送受信系制御部である。
【0027】6は、受信部4より得られる受波信号をア
ナログ形式からデジタル形式に変換するA/D変換器で
あり、その変換されたデジタル信号はバッファメモリ7
に格納される。8は、極座標系のエコーデータD(r,
θ)を直交座標系のエコーデータD(X,Y)に変換す
るための座標変換部であり、それにより変換されたエコ
ーデータは、2次元配列の垂直断面画メモリ9および垂
直断面画ビデオメモリ9aに格納される。これらのA/
D変換器6、バッファメモリ7および座標変換部8は、
前記の送受信系制御部5から供給されるクロック信号に
同期して動作する。
【0028】10は、サンプリング回路であり、前記垂
直断面画メモリ9に1垂直断面分のエコーデータが格納
されると、表示モードの設定に応じて、該垂直断面画メ
モリ9から深度方向または水平方向に1ラインずつデー
タを読み出し、そのデータからエコー信号のピーク値ま
たは論理和を検出する。11aは、1垂直断面分のエコ
ーデータから検出された海底エコーに相当するデータピ
ーク値とその時の深度を記憶する海底データメモリ、1
1bは、魚群等の水中物体(以下、「魚群」で代表す
る)のエコーに相当するデータピーク値とその時の深度
を記憶する水中データメモリである。11cは、受波ビ
ームによって走査される垂直断面が自船Qの進行方向に
対して直角な方向を向いているときに得られる1垂直断
面分のエコーを自船Qの真横から透視したときの海底Z
と魚群Tのエコーデータを含む縦断面データを記憶する
縦断面データメモリ、11dは、同じく自船Qの進行方
向に対して直角な1垂直断面分のエコーを真上から透視
したときの魚群のみのデータを記憶する魚群データメモ
リである。
【0029】12は、表示系制御部であり、操作部13
より設定入力された表示用の各種データに基づき、前記
送受信系制御部5に対して旋回範囲や深度範囲等の設定
データを、サンプリング回路10に対してはサンプリン
グの方法や範囲に関する情報を供給し、更に、海底デー
タメモリ11a、水中データメモリ11b、縦断面デー
タメモリ11cおよび魚群データメモリ11dから入力
されるデータを、表示モードの設定に応じてPPI画描
画部14、時系列平面画描画部18、あるいは時系列縦
断面画描画部20へ供給する。また、文字・記号描画部
16に対しては、CRTで構成される表示器23に表示
する文字や記号に関する信号を送出する。更に、この表
示系制御部12内には、前記操作部13からの設定デー
タを記憶するメモリ12aを備えている。
【0030】15は、PPI画描画部14で作成された
PPI画の表示データを記憶するPPI画ビデオメモリ
であり、17は、文字・記号描画部16から送出された
画面表示用の文字および記号のデータを記憶する文字・
記号画ビデオメモリである。19は、時系列平面画描画
部18で作成された自船Qの進行方向に対して直角な垂
直断面のエコーを真上から透視したときの平面画のデー
タを時系列的に記憶する時系列平面画ビデオメモリであ
り、21は、時系列縦断面画描画部20で作成された同
じく自船Qの進行方向に対して直角な垂直断面のエコー
を真横から透視したときの縦断面のデータを時系列的に
記憶する時系列縦断面画ビデオメモリである。
【0031】22は、ビデオ信号変換部であり、表示モ
ードの設定に応じて各ビデオメモリ9a、15、17、
19、21からのビデオデータを深度(または、エコー
レベル)に応じて色データもしくは単色の濃淡表示デー
タに変換する。24は各ビデオメモリ9a、15、1
7、19、21およびビデオ信号変換部22にクロック
信号を供給するビデオクロック部である。ビデオ信号変
換部22から出力されたビデオ信号は、表示器23に供
給され、その画面上に表示される。
【0032】図11および図12は、それぞれ上記のよ
うに構成された水中探知装置によって得られる第1およ
び第2の表示例を示している。以下、これら第1および
第2の表示例を得るための該水中探知装置の動作を図1
4および図15のフローチャートに従って詳しく説明す
る。
【0033】最初に、図11に示す第1の表示例を得る
ための水中探知装置の動作を図14のフローチャートに
従って説明する。この第1の表示例では、表示器23の
表示画面が上下方向に3つのエリアP1〜P3に分割さ
れており、上部の表示エリアP1には図7のEに示す海
底Zと魚群Tのエコーデータを含むPPI画の内、自船
Qより前方の半円部分が、中央部の表示エリアP2には
自船Qの進行方向に対して直角な垂直断面のエコーを真
上から透視したときの平面画のデータを時系列的に並べ
た時系列平面画が、下部の表示エリアP3には垂直断面
画が表示される。
【0034】図14において、まず、初期設定として、
ステップS1にて、操作部13からの入力に従って表示
モードや探索する深度範囲L1〜L2、送受波器1のス
テップ旋回角等が設定される。ここでL2としては、図
8に示すように、おおよそ分かっている海底Zの深度L
0より大きめの値を採用する。次のステップS3では、
送受波器1から広範囲にわたって超音波が送波される。
ステップS4では、図8に示したように、自船Qの直下
方向を通る扇形状領域内で受波ビームが走査されること
で、この扇形状領域からのエコーが受波される。かかる
走査により次々と受波されるエコーデータDは、A/D
変換器6によりアナログデータからデジタルデータに変
換された後、バッフアメモリ7を経由して座標変換部8
に送られ、この座標変換部8により極座標系のエコーデ
ータD(r,θ)から直交座標系のエコーデータD
(X,Y)に変換されつつ、垂直断面画メモリ9および
垂直断面画ビデオメモリ9aに格納される(ステップS
5)。垂直断面画メモリ9に1垂直断面分のエコーデー
タが格納されると、ステップS5からステップS6に進
む。
【0035】図9は、2次元配列の垂直断面画メモリ9
に格納されたエコーデータの内容を模式的に示したもの
である。ステップS6では、サンプリング回路10によ
って、垂直断面画メモリ9における水平方向のアドレス
H1から順に深度方向(図中縦方向L1〜L2)に1ラ
インずつのエコーデータが読み出され、そしてステップ
S7で各ラインにおけるエコーレベルのピーク値の検出
タイミングから海底深度が決定される。同図において、
アドレスH1からH10までは、海底Zのみが検出され
るが、アドレスH11に至ると、魚群のエコーデータD
2も検出される。しかし、魚群エコーに比べて海底Zよ
りのエコーの方がレベルが高いため、ピーク値としては
海底Zよりのエコーが検出される。ステップS8では、
そのようにして検出された海底深度データが海底データ
メモリ11aに記憶される。
【0036】このようにしてアドレスH1からHnまで
深度方向に全ラインのエコーデータの読み出しが終了す
れば、ステップS9からステップS10に進み、海底デ
ータメモリ11aに記憶されている1垂直断面分の海底
深度データに基づき、PPI画描画部14により、海底
ZのPPI画が作成され、表示器23の上部の表示エリ
アP1に表示される。但し、ここでは、自船Qより前方
の部分、即ち、図7のEに示したPPI画の上半分の半
円領域のみが表示される。ステップS11では、上記1
垂直断面の海底深度データから自船Q直下の海底深度L
0が認識される。次のステップS12では、深度L2と
して、L2=L0−α=L2’が採用される。ここでα
は、図8に示したように、受波ビームの走査領域の両側
で深度方向に拡大された海底Zが読み出されないように
するための値である。このように、海底Zのエコーが受
波ビームの走査領域の両側で深度方向に拡がるのは、受
波ビームのビーム角が一定であっても、海底Zへの入射
角が浅くなる両側部では、受波ビームの拡がりにより、
真の深度よりも上に海底エコーが出るためである。
【0037】次のステップS13では、再び垂直断面画
メモリ9から1ラインずつのエコーデータが読み出され
るが、その際の読み出し深度範囲がL1ないしL2(=
L0−α)であるため、魚群Tからのエコーデータのみ
が読み出され、ステップS14で各ラインにおけるエコ
ーレベルのピーク値が検出され、ステップS15で魚群
データが水中データメモリ11bに記憶される。
【0038】このようにしてアドレスH1からHnまで
深度方向に全ラインのエコーデータの読み出しが終了す
れば、ステップS16からステップS17に進み、水中
データメモリ11bに記憶されている1垂直断面分の魚
群データに基づき、PPI画描画部14により、魚群T
のPPI画が作成され、表示器23の上部の表示エリア
P1に表示された海底ZのPPI画に対して上から塗り
潰すようにして、魚群Tの情報が優先して表示される。
但し、ここでは、自船Qより前方の部分、即ち、図7の
Eに示したPPI画の上半分の半円領域のみが表示され
る。
【0039】次にステップS18では、現在、受波ビー
ムによって走査される垂直断面が自船Qの進行方向に対
して直角な方向を向いているか否かの判定がなされ、も
し、直角な方向を向いていない場合は、ステップS2に
戻り、送受波器1が1ステップ角だけ旋回され、次の1
垂直断面に対して上述と同じ動作が実行される。一方、
ステップS18において、該垂直断面が自船Qの進行方
向に対して直角な方向を向いている場合は、次のステッ
プS19に進む。ステップS19では、図10に示すよ
うに、海面反射や海底Zのエコーデータを含まないV1
からVmの深度範囲で水平方向(図中横方向)に1ライ
ンずつのエコーデータが読み出され、ステップS20
で、読み出したラインまでのエコーデータのピーク値又
は論理和(OR)が計算され、ステップS21で、この
ピーク値又は論理和が魚群データメモリ11dに記憶さ
れる。このようにしてV1からVmの深度範囲の全ライ
ンのエコーデータの読み出しが終了すれば、ステップS
22からステップS23に進む。
【0040】ステップS23では、海底データメモリ1
1aに記憶されている自船Qの進行方向に対して直角な
垂直断面の海底深度データに基づき、時系列平面画描画
部18により、同垂直断面における海底Zの平面画が作
成され、表示器23の中央部の表示エリアP2に表示さ
れる。この際、既に探査済みの垂直断面の時系列平面画
が表示エリアP2に表示されている場合は、それを1行
分(図11において下方向へ)送り出して、新たに探査
した垂直断面の海底Zの平面画を表示する。
【0041】続いてステップS24において、魚群デー
タメモリ11dに記憶された自船Qの進行方向に対して
直角な垂直断面の魚群データに基づき、時系列平面画描
画部18により、同垂直断面における魚群Tの平面画が
作成され、既に表示されている海底Zの平面画に上書き
する形で、表示器23の中央部の表示エリアP2に表示
される。
【0042】ステップS25では、垂直断面画ビデオメ
モリ9aからビデオ信号変換部22へ直接供給される1
垂直断面のエコーデータを表示器23の下部の表示エリ
アP3に表示する。この後、ステップS2に戻り、ステ
ップS2からステップS25までの動作が繰り返され
て、送信の都度表示が更新されていくことになる。但
し、表示エリアP2の時系列平面画は、自船Qの進行方
向に対して直角な垂直断面での送信の都度、図11に示
す矢印の方向に1ラインずつ送り出して更新される。
【0043】ここで、海底Zと魚群Tとを互いに明確に
識別できるよう、例えば、海底Zをその深度に応じて単
色の濃淡表示とし、魚群Tをそのエコーレベルに応じて
色別の表示とすることが好ましい。尚、上記第1の表示
例においては、表示器23の表示画面を3分割し、上部
の表示エリアP1には自船Qより前方の半円PPI画
を、中央部の表示エリアP2には時系列平面画を、下部
の表示エリアP3には垂直断面画を表示しているが、表
示エリアをP1とP2の2つのみとし、垂直断面画は表
示しなくでもよい。また、エコーデータに重畳して、あ
るいは図12に示すように専用の表示エリアを設けて、
海底深度等の文字データを表示するようにしてもよい。
更に、図14のフローチャートでは、受波ビームの走査
方向が自船Qの進行方向に対して直角なときの垂直断面
画を表示エリアP3に表示するようにしたが、受波ビー
ムにより走査された最新の垂直断面画を表示するように
してもよい。なお、上述の実施例においては、中央部の
表示エリアP2には自船Qの進行方向に対して直角な垂
直断面のエコーを真上から透視したときの平面画のデー
タを時系列的に並べた時系列平面画を表示した。これに
限定されるものではなく、表示エリアP2には自船Qの
進行方向に対して任意の角度の垂直断面のエコーを真上
から透視したときの平面画のデータを時系列的に並べた
時系列平面画を表示することができる。
【0044】次に、図12に示す第2の表示例を得るた
めの水中探知装置の動作を図15のフローチャートに従
って説明する。この第2の表示例では、表示器23の表
示画面が上下方向に3つのエリアP4〜P6に分割され
ており、上部の表示エリアP4には自船Qの進行方向に
対して直角な垂直断面のエコーを真横から透視したとき
の縦断面のデータを時系列的に並べた時系列縦断面画
が、中央部の表示エリアP5には自船Qの進行方向に対
して直角な垂直断面のエコーを真上から透視したときの
平面画のデータを時系列的に並べた時系列平面画が、下
部の表示エリアP6には最新の垂直断面画が表示され
る。尚、この表示例では、下部の表示エリアP6の一部
に水深値を表示するためのサブエリアが設けられてい
る。
【0045】図15において、まず、初期設定として、
ステップS41にて、操作部13からの入力に従って表
示モードや探索する深度範囲L1〜L2等が設定される
とともに、受波ビームによって走査される垂直断面が自
船Qの進行方向に対して直角となるよう送受波器1の向
きが固定される。ここでL2としては、図8に示すよう
に、おおよそ分かっている海底Zの深度L0より大きめ
の値を採用する。次のステップS42では、送受波器1
から広範囲にわたって超音波が送波される。ステップS
43では、図8に示したように、自船Qの直下方向を通
る扇形状領域内で受波ビームが走査されることで、この
扇形状領域からのエコーが受波される。かかる走査によ
り次々と受波されるエコーデータDは、A/D変換器6
によりアナログデータからデジタルデータに変換された
後、バッファメモリ7を経由して座標変換部8に送ら
れ、この座標変換部8により極座標系のデータエコーD
(r,θ)から直交座標系のエコーデータD(X,Y)
に変換されつつ、垂直断面画メモリ9および垂直断面画
ビデオメモリ9aに格納される(ステップS44)。垂
直断面画メモリ9に1垂直断面分のエコーデータが格納
されると、ステップS44からステップS45に進む。
【0046】ステップS45では、図9に示したよう
に、サンプリング回路10によって、垂直断面画メモリ
9における水平方向のアドレスH1から順に深度方向
(図中縦方向L1〜L2)に1ラインずつのエコーデー
タが読み出され、そしてステップS46で各ラインにお
けるエコーレベルのピーク値の検出タイミングから海底
深度が決定される。同図において、アドレスH1からH
10までは、海底Zのみが検出されるが、アドレスH1
1に至ると、魚群のエコーデータD2も検出される。し
かし、魚群エコーに比べて海底Zよりのエコーの方がレ
ベルが高いため、ピーク値としては海底Zよりのエコー
が検出される。ステップS47では、そのようにして検
出された海底深度データが海底データメモリ11aに記
憶される。このようにしてアドレスH1からHnまで深
度方向に全ラインのエコーデータの読み出しが終了すれ
ば、ステップS48からステップS49に進む。
【0047】ステップS49では、上記1垂直断面の海
底深度データから自船Q直下の海底深度L0が認識され
る。次のステップS50では、深度L2として、L2=
L0−α=L2’が採用される。ここでαは、図8に示
したように、受波ビームの走査領域の両側で深度方向に
拡大された海底Zが読み出されないようにするための値
である。
【0048】次にステップS51に進み、図10に示す
ように、サンプリング回路10によって、垂直断面画メ
モリ9における水平方向のアドレスH1から順に深度方
向(図中縦方向L1〜L2)に1ラインずつのエコーデ
ータが読み出され、ステップS52で、読み出したライ
ンまでの海底Zと魚群Tのエコーデータのピーク値又は
論理和(OR)が計算され、ステップS53で、このピ
ーク値又は論理和が縦断面データメモリ11cに記憶さ
れる。このようにしてアドレスH1からHnまでの全ラ
インのエコーデータの読み出しが終了すれば、ステップ
S54からステップS55に進む。
【0049】ステップS55では、縦断面データメモリ
11cに記憶されている自船Qの進行方向に対して直角
な1垂直断面のエコーデータに基づき、時系列縦断面画
描画部20により、同垂直断面における縦断面画が作成
され、表示器23の上部の表示エリアP4に表示され
る。この際、既に探査済みの垂直断面の時系列縦断面画
が表示エリアP4に表示されている場合は、それを1行
分(図12において左方向へ)送り出しで、新たに探査
した垂直断面の縦断面画を表示する。
【0050】次にステップS56では、図10に示すよ
うに、海面反射や海底Zのエコーデータを含まないV1
からVmの深度範囲で水平方向(図中横方向)に1ライ
ンずつのエコーデータが読み出され、ステップS57
で、読み出したラインまでのエコーデータのピーク値又
は論理和(OR)が計算され、ステップS58で、この
ピーク値又は論理和が魚群データメモリ11dに記憶さ
れる。このようにしてV1からVmの深度範囲の全ライ
ンのエコーデータの読み出しが終了すれば、ステップS
59からステツプS60に進む。
【0051】ステップS60では、海底データメモリ1
1aに記憶されている自船Qの進行方向に対して直角な
垂直断面の海底深度データに基づき、時系列平面画描画
部18により、同垂直断面における海底Zの平面画が作
成され、表示器23の中央部の表示エリアP5に表示さ
れる。この際、既に探査済みの垂直断面の時系列平面画
が表示エリアP5に表示されている場合は、それを1行
分(図12において左方向へ)送り出して、新たに探査
した垂直断面の海底Zの平面画を表示する。
【0052】続いてステップS61において、魚群デー
タメモリ11dに記憶された自船Qの進行方向に対して
直角な垂直断面の魚群データに基づき、時系列平面画描
画部18により、同垂直断面における魚群Tの平面画が
作成され、既に表示されている海底Zの平面画に上書き
する形で、表示器23の中央部の表示エリアP5に表示
される。
【0053】ステップS62では、垂直断面画ビデオメ
モリ9aからビデオ信号変換部22へ直接供給される1
垂直断面のエコーデータを表示器23の下部の表示エリ
アP6に表示する。この後、ステップS42に戻り、ス
テップS42からステップS62までの動作が繰り返さ
れて、送信の都度表示が更新されていくことになる。
尚、この際、表示エリアP4の時系列断面画と表示エリ
アP5の時系列平面画は、1回の送信の都度、図12に
示す矢印の方向に1ラインずつ送り出して更新される。
【0054】上記第2の表示例においても、海底Zと魚
群Tとを互いに明確に識別できるよう、例えば、海底Z
をその深度に応じて単色の濃淡表示とし、魚群Tをその
エコーレベルに応じて色別の表示とすることが好まし
い。尚、本表示例においては、表示器23の表示画面を
3分割し、上部の表示エリアP4には時系列縦断面画
を、中央部の表示エリアP5には時系列平面画を、下部
の表示エリアP6には垂直断面画を表示しているが、表
示エリアをP4とP5の2つのみとし、垂直断面画は表
示しなくてもよい。また、この表示例では、下部の表示
エリアP6の一部に水深値を表示するための専用のサブ
エリアが設けられているが、エコーデータに重畳して表
示するようにしてもよい。
【0055】なお、図12の表示に関連して、上述の実
施例では、表示器23の表示画面を上下方向に3つのエ
リアP4〜P6に分割し、上部の表示エリアP4には自
船Qの進行方向に対して直角な垂直断面のエコーを真横
から透視したときの縦断面のデータを時系列的に並べた
時系列縦断面画を、中央部の表示エリアP5には自船Q
の進行方向に対して直角な垂直断面のエコーを真上から
透視したときの平面画のデータを時系列的に並べた時系
列平面画を表示した。これに限定されるものではなく、
上部の表示エリアP4には自船Qの進行方向に対して任
意の所定角度の垂直断面のエコーを真横から透視したと
きの縦断面のデータを時系列的に並べた時系列縦断面画
を、中央部の表示エリアP5には自船Qの進行方向に対
して同じ任意の所定角度の垂直断面のエコーを真上から
透視したときの平面画のデータを時系列的に並べた時系
列平面画を表示することができる。
【0056】以上、図11と図12の第1および第2の
表示例に関して説明したように、半円PPI画と時系列
平面画、あるいは時系列平面画と時系列縦断面画の組合
せ表示を探査済みの領域のエコーデータを残しつつ更新
していくことにより、従来の水中探知装置に比べて、よ
り広範囲にわたる海底および魚群等の水中物体の深度や
水平・垂直方向の分布に関する情報を表示することがで
きる。また、垂直断面画表示を併記することにより、海
底の起伏や水中物体の3次元的な分布を、更に容易に把
握することができる。
【0057】尚、上記実施例では、表示器23としてC
RTを使用したが、液晶ディスプレイ(LCD)やプラ
ズマディスプレイなど、他の適当な表示素子で構成して
もよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による第1
の表示例においては、リニアーアレイ型送受波器を所定
のステップ角で順次回動する毎に、自船の下方を通る扇
形状の垂直断面を探査することにより、広範囲の領域を
探査し、これにより得られる水底および魚群等の水中物
体のエコーデータが複数の表示エリアに分割された画面
上に表示される。第1の表示エリアに水底と水中物体の
エコーデータを含む自船より前方の領域の半円PPI画
を表示するとともに、第2の表示エリアに自船Qの進行
方向に対して直角な又は任意の角度の垂直断面のエコー
を真上から透視したときの平面画を時系列的に並べた時
系列平面画を探査済みの領域のエコーデータを残して更
新しつつ表示していくことにより、自船下方および自船
より前方および後方の広範囲にわたる水底の深度や起
伏、水中物体の分布等に関する情報を分かり易く表示す
ることができる。
【0059】この際、例えば、水底をその深度に応じて
単色の濃淡表示、水中物体をそのエコーレベルに応じて
色別の表示とすれば、水底と水中物体とを互いに明確に
識別することが可能になる。また、第3の表示エリアに
垂直断面画を併記するようにすれば、海底の起伏や水中
物体の3次元的な分布を更に容易に把握することができ
る。
【0060】本発明による第2の表示例においては、受
波ビームによって走査される垂直断面が自船の進行方向
に対して直角な又は任意の角度となるようリニアーアレ
イ型送受波器の向きが固定され、自船の進行にともなっ
て広範囲の領域が探査され、これにより得られる水底お
よび魚群等の水中物体のエコーデータが複数の表示エリ
アに分割された画面上に表示される。第1の表示エリア
に自船の進行方向に対して直角な又は任意の角度の垂直
断面のエコーを真横から透視したときの縦断面画を時系
列的に並べた時系列平面画を、第2の表示エリアに自船
の進行方向に対して直角な又は任意の角度の垂直断面の
エコーを真上から透視したときの平面画を時系列的に並
べた時系列平面画を、それぞれ探査済みの領域のエコー
データを残して更新しつつ表示していくことにより、自
船下方および自船より後方の広範囲にわたる水底の深度
や起伏、水中物体の水平・垂直方向の分布等に関する情
報を分かり易く表示することができる。
【0061】この場合も、例えば、水底をその深度に応
じて単色の濃淡表示、水中物体をそのエコーレベルに応
じて色別の表示とすれば、水底と水中物体とを互いに明
確に識別することが可能になる。また、第3の表示エリ
アに垂直断面画を併記するようにすれば、海底の起伏や
水中物体の3次元的な分布を更に容易に把握することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の又はこの発明の水中探知装置に用いら
れるリニアーアレイ型送受波器の底面における振動子素
子の配列を示す平面図である。
【図2】 図1の従来の又はこの発明の送受波器の超音
波送受波面を下方に向けた状態で送受波器を旋回させる
ための送受波器旋回機構部の構造を示す側面図である。
【図3】 前記従来の又はこの発明の送受波器の1回の
送受波サイクルにより探査される領域を示した図であ
る。
【図4】 前記従来の又はこの発明の送受波器を所定の
ステップ角で旋回したときの探査領域を示した図であ
る。
【図5】 従来の水中探知装置によって得られる海底の
PPI画の表示例である。
【図6】 従来の水中探知装置によって得られる魚群の
PPI画の表示例である。
【図7】 従来の水中探知装置によって得られる海底エ
コーに魚群エコーを重畳したPPI画に加えて1垂直断
面画を併記した表示例である。
【図8】 従来の又はこの発明の装置の送受波器により
1回の送受波サイクルで走査される水中の様子を示した
図である。
【図9】 従来の本発明に係る水中探知装置において、
海底または魚群のPPI画を描画する際の垂直断面画メ
モリからのデータの読み出しの様子を示した図である。
【図10】 本発明に係る水中探知装置において、時系
列平面画および時系列縦断面画を描画する際の垂直断面
画メモリからのデータの読み出しの様子を示した図であ
る。
【図11】 本発明に係る水中探知装置による第1の表
示例を示した図である。
【図12】 本発明に係る水中探知装置による第2の表
示例を示した図である。
【図13】 本発明に係る水中探知装置のブロック図で
ある。
【図14】 上記第1の表示例を得るための水中探知装
置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 上記第2の表示例を得るための水中探知装
置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 送受波器 1A 振動子素子 2 送受波器旋回機構部 2a 送受波器駆動部 3 送信部 4 受信部 5 送受信系制御部 6 A/D変換器 7 バッファメモリ 8 座標変換部 9 垂直断面画メモリ 9a 垂直断面画ビデオメモリ 10 サンプリング回路 11a 海底データメモリ 11b 水中データメモリ 11c 縦断面データメモリ 11d 魚群データメモリ 12 表示系制御部 12a メモリ 13 操作部 14 PPI画描画部 15 PPI画ビデオメモリ 16 文字・記号描画部 17 文字・記号画ビデオメモリ 18 時系列平面画描画部 19 時系列平面画ビデオメモリ 20 時系列縦断面画描画部 21 時系列縦断面画ビデオメモリ 22 ビデオ信号変換部 23 表示器 24 ビデオクロック部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示面が少なくとも二分割される表示器
    と、 任意水平方向においてほぼ鉛直方向の水中断面を探査す
    るように超音波信号を送受波する送受波器と、 前記送受波器を所定のステップ角で間欠的に回動させる
    送受波器駆動手段と、 前記送受波器により捕捉された各水中断面から帰来する
    エコー信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、水平広範
    囲方向の平面画を作成する水平広範囲平面画作成手段
    と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、前記送受
    波器が水平方向の所定角度に位置するときの経時的な平
    面画を生成する経時的平面画生成手段と、 前記水平広範囲平面画作成手段の出力信号に基づき前記
    表示器の一方の表示面に水平広範囲方向の平面画を表示
    し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基づき他方
    の表示面に水平方向所定角度の平面画を経時的に表示す
    る手段とで構成されることを特徴とする水中探知装置。
  2. 【請求項2】水平広範囲平面画作成手段が、海底エコー
    信号と海底深度を記憶する海底データメモリと、海底か
    ら上に位置する水中物体の信号及びその深度を記憶する
    水中データメモリと、これらのメモリの出力信号に基づ
    いて水平広範囲平面画を表す信号を記憶するビデオメモ
    リとを含むことを特徴とする請求項1記載の水中探知装
    置。
  3. 【請求項3】経時的平面画生成手段が、海底の経時的な
    海底信号を記憶する海底データメモリと、海底から上に
    位置する水中物体の経時的な信号を記憶する水中データ
    メモリと、これらのメモリの出力信号に基づいて経時的
    な平面画を表す信号を記憶するビデオメモリとを含むこ
    とを特徴とする請求項1記載の水中探知装置。
  4. 【請求項4】送受波器が移動物体に装備されることを特
    徴とする請求項1記載の水中探知装置。
  5. 【請求項5】経時的平面画生成手段が、移動物体の進行
    方向に対し直角方向の断面を探査して得られるエコー信
    号に基づいて生成される平面画を経時的に表示すること
    を特徴とする請求項4記載の水中探知装置。
  6. 【請求項6】 表示面が三分割される表示器と、 任意水平方向においてほぼ鉛直方向の水中断面を探査す
    るように超音波信号を送受波する送受波器と、 前記送受波器を所定のステップ角で間欠的に回動させる
    送受波器駆動手段と、 前記送受波器により捕捉された各水中断面から帰来する
    エコー信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、水平広範
    囲方向の平面画を作成する水平広範囲平面画作成手段
    と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、前記送受
    波器が水平方向の所定角度に位置するときの経時的な平
    面画を生成する経時的平面画生成手段と、 前記水平広範囲平面画作成手段の出力信号に基づき前記
    表示器の第1の表示面に水平広範囲方向の平面画を表示
    し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基づき第2
    の表示面に水平方向所定角度の平面画を経時的に表示
    し、前記記憶手段の出力信号を第3の表示面に表示する
    手段とで構成されることを特徴とする水中探知装置。
  7. 【請求項7】 表示面が三分割される表示器と、 任意水平方向においてほぼ鉛直方向の水中断面を探査す
    るように超音波信号を送受波する送受波器と、 前記送受波器を所定のステップ角で間欠的に回動させる
    送受波器駆動手段と、 前記送受波器により捕捉された各水中断面から帰来する
    エコー信号を記憶する第1の記憶手段と、 前記送受波器により捕捉された各水中断面から帰来する
    エコー信号を記憶する第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された受信信号に基づき、水
    平広範囲方向の平面画を作成する水平広範囲平面画作成
    手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された受信信号に基づき、前
    記送受波器が水平方向の所定角度に位置するときの経時
    的な平面画を生成する経時的平面画生成手段と、 前記水平広範囲平面画作成手段の出力信号に基づき前記
    表示器の第1の表示面に水平広範囲方向の平面画を表示
    し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基づき第2
    の表示面に水平方向所定角度の平面画を経時的に表示
    し、前記第2の記憶手段の出力信号を第3の表示面に表
    示する手段とで構成されることを特徴とする水中探知装
    置。
  8. 【請求項8】送受波器が移動物体に装備されることを特
    徴とする請求項7記載の水中探知装置。
  9. 【請求項9】経時的平面画生成手段が、移動物体の進行
    方向に対し直角方向の断面を探査して得られるエコー信
    号に基づいて生成される平面画を経時的に表示すること
    を特徴とする請求項8記載の水中探知装置。
  10. 【請求項10】表示面が少なくとも二分割される表示器
    と、 移動物体に装備され、移動物体の進行方向に対し直角方
    向においてほぼ鉛直方向の水中断面を探査するように超
    音波信号を送受波する送受波器と、 前記送受波器により捕捉された水中断面から帰来するエ
    コー信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、縦断面画
    を生成する縦断面画生成手段と、 該縦断面画生成手段の出力信号を順次記憶し、時系列縦
    断面画を記憶する縦断面画記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、平面画を
    生成する平面画生成手段と、 該平面画生成手段の出力信号を順次記憶し、時系列平面
    画を記憶する平面画記憶手段と、 前記縦断面画記憶手段から読み出される信号に基づき、
    前記表示器の一方の表示面に時系列縦断面画を表示し、
    前記平面画記憶手段から読み出される信号に基づき、前
    記表示器の他方の表示面に時系列平面画を表示する表示
    手段とで構成されることを特徴とする水中探知装置。
  11. 【請求項11】表示面が三分割される表示器と、 移動物体に装備され、移動物体の進行方向に対し直角方
    向においてほぼ鉛直方向の水中断面を探査するように超
    音波信号を送受波する送受波器と、 前記送受波器により捕捉された水中断面から帰来するエ
    コー信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、縦断面画
    を生成する縦断面画生成手段と、 該縦断面画生成手段の出力信号を順次記憶し、時系列縦
    断面画を記憶する縦断面画記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、平面画を
    生成する平面画生成手段と、 該平面画生成手段の出力信号を順次記憶し、時系列平面
    画を記憶する平面画記憶手段と、 前記縦断面画記憶手段から読み出される信号に基づき、
    前記表示器の第1の表示面に時系列縦断面画を表示し、
    前記平面画記憶手段から読み出される信号に基づき、前
    記表示器の第2の表示面に時系列平面画を表示し、前記
    記憶手段から読み出される水中断面から帰来するエコー
    信号を第3の表示面に表示する表示手段とで構成される
    ことを特徴とする水中探知装置。
  12. 【請求項12】 表示面が少なくとも三分割される表示
    器と、 任意水平方向においてほぼ鉛直方向の水中断面を探査す
    るように超音波信号を送受波する送受波器と、 前記送受波器を所定のステップ角で間欠的に回動させる
    送受波器駆動手段と、 前記送受波器により捕捉された各水中断面から帰来する
    エコー信号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、水平広範
    囲方向の平面画を作成する水平広範囲平面画作成手段
    と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、前記送受
    波器が水平方向の所定角度に位置するときの経時的な平
    面画を生成する経時的平面画生成手段と、 前記記憶手段に記憶された受信信号に基づき、前記送受
    波器が水平方向の所定角度に位置するときの経時的な断
    面画を生成する経時的平面画生成手段と、 前記水平広範囲平面画作成手段の出力信号に基づき前記
    表示器の第1の表示面に水平広範囲方向の平面画を表示
    し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基づき第2
    の表示面に水平方向所定角度の平面画を経時的に表示
    し、前記経時的平面画生成手段の出力信号に基づき第3
    の表示面に水平方向所定角度の断面画を経時的に表示す
    る手段とで構成されることを特徴とする水中探知装置。
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