JPH09243809A - 結晶プリズムの製造方法 - Google Patents

結晶プリズムの製造方法

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JPH09243809A
JPH09243809A JP4982096A JP4982096A JPH09243809A JP H09243809 A JPH09243809 A JP H09243809A JP 4982096 A JP4982096 A JP 4982096A JP 4982096 A JP4982096 A JP 4982096A JP H09243809 A JPH09243809 A JP H09243809A
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polishing
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shaped body
film
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JP4982096A
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Kazunari Tokuda
一成 徳田
Nobuyoshi Iwasaki
暢喜 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、結晶材料からなるプリズムを所定
の結晶軸の角度で、かつ、互いに平行でない2面に各々
異なった光学薄膜が施された結晶プリズムを製造できる
製造方法を提供する。 【解決手段】 発明に係る結晶プリズムの製造方法は、
結晶材料の光軸2に対し所定の面にオリエンテーション
フラット3cが設けられ、少なくとも一方の面が研磨面
である平面基板3を用意し、前記平面基板3の研磨面に
略全面に亘り光学薄膜を成膜し、前記平面基板3を前記
エンテーションフラット3cに対して所定の角度で等ピ
ッチで切断することにより所望の断面形状の棒状体を作
製し、この棒状体を研磨することにより前記成膜した研
磨面と平行でない別の研磨面を生成し、二つの研磨面を
具備した棒状体6を切断して、所望の断面形状で所望の
幅を有する結晶プリズムを製造するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は結晶プリズムの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリズム加工法は、特開平7−4
3508号公報に開示されているように、一定厚さの光
学ガラス板の表裏両面を同時に研磨加工して、各面に偏
光膜と反射膜とをそれぞれ成膜した成膜光学ガラス板を
得るとともに、また、各面に何も成膜のない非成膜ガラ
ス板を得た後、成膜ガラス板と非成膜ガラス板とを交互
に光学ガラス板の一枚の厚みの分だけ各端をずらせた状
態になるように階段状に重ね合わせて接着し、各重ね合
わせ接合面に偏光膜、反射膜が順次形成されるようにガ
ラス板積層体を形成して、それを所定間隔毎に重ね合わ
せ面に対して45度の角度をもって斜めに切断して、両
切断面を同時に研磨加工することによって、コーティン
グ層(成膜層)が研磨表面に対して45度傾斜した接合
プリズム構成体を形成する。そして、この接合プリズム
構成体を偏光膜と反射膜とを含むようにした非成膜ガラ
ス板の位置毎に研磨面に対して垂直に切断して、角棒状
プリズム体を形成し、この角棒状プリズム体を角棒状の
長さ方向で所定の間隔幅毎に切断するようにしたプリズ
ムの加工方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の加工方法によれば、以下のような課題を有して
いる。即ち、前記従来の加工方法によれば、光学薄膜が
施されている面が平行に対向している形状のプリズムに
のみしか適用できない。即ち、互いに平行でない2面に
各々光学薄膜が施されるプリズムは、前記従来の加工方
法では全く製造できない。また、光軸を持つ結晶材料に
よるプリズムを製作する際の結晶軸の設定も行うことが
できない。
【0004】本発明は前記従来の課題に鑑みてなされた
もので、結晶材料からなるプリズムを所定の結晶軸の角
度で、かつ、互いに平行でない2面に各々異なった光学
薄膜が施された結晶プリズムを製造できる製造方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る結晶プリズムの製造方法は、結晶材料の光軸に対し所
定の面にオリエンテーションフラットが設けられ、少な
くとも一方の面が研磨面である平面基板を用意し、前記
平面基板の研磨面に略全面に亘り光学薄膜を成膜し、前
記平面基板を前記エンテーションフラットに対して所定
の角度で等ピッチで切断することにより所望の断面形状
の棒状体を作製し、この棒状体を研磨することにより前
記成膜した研磨面と平行でない別の研磨面を生成し、二
つの研磨面を具備した棒状体を切断して、所望の断面形
状で所望の幅を有する結晶プリズムを製造することを特
徴とするものである。
【0006】請求項2記載の発明に係る結晶プリズムの
製造方法は、結晶材料の光軸に対し所定の面にオリエン
テーションフラットが設けられ、少なくとも一方の面が
研磨面である平面基板を用意し、前記平面基板の研磨面
に略全面に亘り光学薄膜を成膜し、前記平面基板を前記
オリエンテーションフラットに対して所定の角度で等ピ
ッチで切断することにより四角形断面の棒状体を作製
し、この棒状体を研磨することにより前記成膜した研磨
面と平行でない複数の研磨面を生成して所望の断面形状
となし、複数の研磨面のうちの少なくとも一方の面に光
学薄膜を成膜して平行でない2面に各々光学薄膜が成膜
された所望の断面形状の棒状体を作製し、作製した棒状
体をこの棒状体の長手方向と直角方向に、所望のピッチ
で切断することにより所望の断面で所望の幅を有する結
晶プリズムを製造することを特徴とするものである。
【0007】以下に本発明の作用を説明する。まず、請
求項1に相当する作用を説明する。結晶材料の光軸に対
し所定の面にオリエンテーションフラット(以下「オリ
フラ」という。)が設けられているので、加工中に見え
ない光軸の方向をオリフラによって認識できる。
【0008】次に、平面基板の研磨されている一方の面
に略全体に亘り光学薄膜を成膜することにより、簡単な
コーティングヤトイ冶具一つしか用いないで、一枚の前
記平面基板から作製できる複数個のプリズム完成品個々
における一つの光学薄膜を一遍に成膜できる。また、平
面基板のオリフラに対して所定の角度で所定の等間隔に
平面基板を切断することにより、結晶プリズムの基準面
と結晶材料の光学軸との角度を正しく形成でき、かつ、
棒状体を一つの切断工程で複数作製できる。
【0009】次に、研磨することにより、光学薄膜が成
膜された研磨面とは平行でない研磨面を生成でき、この
工程で新たに生成された研磨面の少なくとも一方の面に
光学薄膜を成膜することにより、互いに平行でない研磨
面に各々光学薄膜が施されることになる。これにより最
終的な結晶プリズムが得られる。
【0010】次に、請求項2に相当する作用を説明す
る。結晶材料の光軸に対し所定の面にオリフラが設けら
れていることにより、このオリフラによって加工中に見
えない光軸の方向を容易に認識できる。また、平面基板
の研磨されている一方の研磨面に略全体に亘り光学薄膜
を成膜することにより、簡単なコーティングヤトイ冶具
一つしか用いないで、一枚の平面基板から作製できる複
数個のプリズム完成品個々における一つの光学薄膜を一
遍に成膜できる。
【0011】また、平面基板のオリフラに対して所定の
角度で、かつ、所定の等間隔で切断することにより、結
晶プリズムの基準面と結晶材料の光学軸との角度を正し
く形成でき、かつ、棒状体を一つの切断工程で複数作製
できる。
【0012】次に、研磨することにより、光学薄膜が成
膜された研磨面とは平行でない別の複数の研磨面を生成
でき、この工程で生成された研磨面のうちの少なくとも
一方の面に光学薄膜を成膜することにより、互いに平行
でない研磨面に各々光学薄膜が施されることになる。そ
して、棒状体を長手方向と直角方向に所定の等間隔で切
断することにより、最終的な結晶プリズムを複数製造効
率良く得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0014】(実施の形態1)図1乃至図21を参照し
て実施の形態1を説明する。まず、図1及び図2によ
り、作製するニオブ酸リチウム製の結晶マイクロプリズ
ム1について説明する。この結晶マイクロプリズム1
は、反射防止膜1aが施された底面1b、該底面1bと
45度をなす偏光分離膜1cを設けた偏光分離面1d、
前記底面1bと45度をなす反射面1e、及び、前記底
面1bと偏光分離面1dとの間の面取り面1fの4面か
らなる四角形形状で、幅が約1mmの寸法となってい
る。
【0015】また、図2に示すように、ニオブ酸リチウ
ム結晶の光軸2は、底面1bとa度の角度を有する面内
にあり、また、図2に示すように、光軸2と底面1bの
法線とを含む面は、結晶マイクロプリズム1の側面1g
に対しb度をなしている。
【0016】結晶マイクロプリズム1を製造するには、
最初に、図3に示すニオブ酸リチウム結晶により形成さ
れ、その片面3aを研磨面とした厚さ3mm、直径3イ
ンチの平面基板3を用意する。
【0017】前記平面基板3は、ニオブ酸リチウム結晶
の光軸2が他面3bの法線に対し(90−a)度傾いて
おり、該他面3bの法線と光軸2とを含む面が図4にも
示すようにオリフラ3cとして形成されている。
【0018】次に、前記平面基板3を、図5に示すコー
ティングヤトイ治具4に装着し、蒸着装置のドーム5に
セットして蒸着処理を実施することにより、前記研磨面
3aに平面基板3側からSiO2 が光学的膜厚47n
m、ZT(ジルコニアと五酸化タンタルの9:1の混合
物)が光学的膜県495nmの2層の反射防止膜3dを
成膜する。
【0019】次に、前記平面基板3をダイシングソーの
ステージにセットし、オリフラ3cに対して(90−b
度)の角度の方向に4mmピッチで切断し、前記方向と
直交する方向に図6に示すように、ピッチ45mmで切
断することにより、図7に示す3mm×4mm×45m
mの棒状体6を多数作製する。
【0020】次に、前記棒状体6を、複数本まとめて図
8に示す第1の研磨治具7に貼り付け、点線部分まで研
磨して図9に示す第1の研磨面6aを生成し、続いて、
図10に示す第2の研磨治具8に貼り付け、点線部分ま
で研磨して図11に示す第1の研磨面6aと直角な第2
の研磨面6bを生成し、図12に示す3つの研磨面を有
する直角三角形断面の棒状体6を作製する。
【0021】次に、前記直角三角形断面の棒状体6の一
面に、図13に示すようにレーザービーム9を入射し、
結晶材料内を透過屈折して常光と異常光との2本のビー
ムに分かれ他の面から出射した2本のビームを所定の位
置に配置したCCD10に入射させ、2本のビームのC
CD10の受光面上での間隔から、2本のビームの分離
角度を計算し、互いに直角をなす第1の研磨面6aと第
2の研磨面6bの2つの面のどちらの面が偏光分離面1
dとなるべき面かを確認し、その面に対し所定の側の前
記直角三角形断面の棒状体6の一方の端面6cにグライ
ンダーで図14に示す方向判別マーク11を付す。
【0022】次に、方向判別マーク11を付けた直角三
角形断面の棒状体6を、前記方向判別マーク11が同じ
側になるように図15に示す第2の研磨治具8に貼り付
け、偏光分離面1dとなる研磨面と反射防止膜3dが施
された面とのなす頂角部6dに点線の位置まで面取りを
行い、図16に示す状態として、図17に示す四角形断
面の棒状体6を作製する。
【0023】次に、前記四角形断面の棒状体6を図18
に示すコーティングヤトイ治具12に装着し蒸着装置の
ドーム5にセットして蒸着処理を実施することにより、
四角形断面の棒状体6の偏光分離面1dに多層膜による
偏光分離膜1cを成膜する。
【0024】前記偏光分離膜1cは、45度入射の波長
685nmの光に対して、S偏光反射率が80%、P偏
光透過率が100%を目標値として設計されたもので、
TiO2 とSiO2 とを交互に成膜した多層膜として設
計されている。
【0025】以上によって、4面の内、一面に反射防止
膜3dが施され、他の一面に偏光分離膜1cが施された
図19に示す四角形断面の棒状体6を得る。
【0026】次に、前記四角形断面の棒状体6をシリコ
ン基板上にワックスで貼り付け、ダイシングソーのステ
ージにセットし、棒状体6の長手方向と直交する方向に
図20に示すように1mmピッチで切断し、図21に示
す幅が略1mmのニオブ酸リチウム製の結晶マイクロプ
リズム1を多数作製する。
【0027】本実施の形態1によれば、第1の研磨面6
a及び第2の研磨面6bを生成した後、面取りを行う前
に、結晶軸方向の確認を行い、直後に方向判別マーク1
1を施すため、誤って本来面取りを行うべき頂角とは反
対側の頂角に面取りを施すというミスを防止することが
できる。
【0028】次に、前記結晶マイクロプリズム1を使用
した光ヘッドの一例を図22、図23を参照して説明す
る。
【0029】図22は、前記結晶マイクロプリズム1を
使用してレーザディスク等の図23に示す光磁気記録媒
体60に対して情報の記録再生を行う光ヘッドの概略構
成を示し、図23は前記結晶マイクロプリズム1を使用
した光ヘッドの要部を示すものである。
【0030】図22、図23に示す光ヘッドは、半導体
基板55上に、一軸性複屈折結晶としてのニオブ酸リチ
ウム製の結晶マイクロプリズム1と、第1の光検出器5
2、52と、第2の光検出器53と、第3の光検出器5
4とを配置するとともに、さらに、結晶マイクロプリズ
ム1の偏光分離面1dに形成した偏光分離膜1cに前記
半導体基板55上に設置した台58上の半導体レーザ5
0を対峙させている。
【0031】また、前記光ヘッドは、前記結晶マイクロ
プリズム1の上方にホログラム56及び集光手段(集光
レンズ)57を配置し、この集光手段57を光磁気記録
媒体60に臨ませるようになっている。
【0032】前記構成の光ヘッドにおいて、前記半導体
レーザ50から結晶マイクロプリズム1に対して半導体
基板55の上面と平行方向にレーザ光を出射し、偏光分
離膜1cにより前記レーザ光を略法線方向に反射させ
て、ホログラム56、集光手段57を経由して光磁気記
録媒体60に入射させるようになっている。前記偏光分
離膜1cは、S偏光成分とP偏光成分の透過率を所定の
値に設定している。
【0033】即ち、前記半導体レーザ50からの出射光
は、結晶マイクロプリズム1の偏光分離面1dに形成し
た偏光分離膜1cで反射した後、ホログラム56、集光
手段57を経由して光磁気記録媒体60にスポット光と
して入射される。また、光磁気記録媒体60で反射した
戻り光は、集光手段57を経てホログラム56に入射
と、ここで回折され、+1次の回折光、−1次の回折光
となり、これらの回折光は、第1の光検出器52、52
で受光され、この第1の光検出器52、52の検出出力
に基づいて前記集光手段57の光磁気記録媒体60に対
する相対的位置ずれを示すエラー信号が得られる。
【0034】また、0次光は、前記偏光分離膜1cを透
過し、さらに、結晶マイクロプリズム1を屈折透過して
非点収差を有する常光及び異常光に分離され、これら常
光及び異常光が結晶マイクロプリズム1の底面1bから
出射して、非点収差の焦線位置近傍位置に配置された第
2の光検出器53で受光され、この第2の光検出器53
の検出出力に基づいて光磁気記録媒体60に記録されて
いる光磁気信号を再生することが可能となる。
【0035】また、前記半導体レーザ50からの出射光
の一部は、結晶マイクロプリズム1の前記偏光分離膜1
cを透過し、この結晶マイクロプリズム1の反斜面1e
で反射して、第3の光検出器54で受光され、この第3
の光検出器54の検出出力に基づいて前記半導体レーザ
50の出射光のパワー制御が行われる。
【0036】(実施の形態2)次に、本発明の実施の形
態2について、実施の形態1と共通部分は共通の図面を
参照して説明する。
【0037】まず、作製するニオブ酸リチウム製の結晶
マイクロプリズム1は実施の形態1の場合と同じであ
る。
【0038】また、その作製工程も図3乃至図7を参照
して説明した3mm×4mm×45mmの棒状体6を多
数作製する工程までは実施の形態1と同様である。
【0039】次に、前記四角形断面の棒状体6の一方の
端面に、グラインダーにより図24に示すような方向判
別マーク11を付す。
【0040】次に、前記棒状体6を複数本まとめて図2
5に示すように第1の研磨治具7に貼り付け、点線の位
置まで研磨して、26に示すように第1の研磨面6aを
生成し、続いて、図27に示すように第2の研磨治具8
に貼り付け、点線の位置まで研磨して、図28に示すよ
うに第2の研磨面6bを生成し、図29に示すように3
つの研磨面を有する直角三角形断面の棒状体6を作製す
る。
【0041】これ以降の工程は、実施の形態1の場合の
図15に示す第2の研磨治具8に貼り付けるところか
ら、図20に示す工程までと同様である。
【0042】本実施の形態2によれば、2面の研磨が終
了し、面取りを行う前に、光軸の確認という工程が入ら
ないという点で、効率の良い加工を実行できる。
【0043】(実施の形態3)次に、本発明の実施の形
態3について図30及び図45を参照して説明する。
【0044】まず、図30及び図31を参照して、作製
するニオブ酸リチウム製の結晶マイクロプリズム100
を説明する。
【0045】この結晶マイクロプリズム100は、反射
防止膜100aが施された斜面100b、該斜面100
bと30度の角度をなす偏光分離膜100cを設けた偏
光分離面100d及びこの偏光分離面100dと直角の
面100eの3面からなる三角形断面で幅が約1mmの
寸法である。
【0046】また、図31に示すように、ニオブ酸リチ
ウムの光軸2は、偏光分離面100dとb度の角度を有
する面内にあり、さらに光軸2と偏光分離面100dの
法線とを含む面は、結晶マイクロプリズム100の側面
100gに対してb度をなしている。
【0047】この結晶マイクロプリズム100を製造す
るには、図32、図33に示すように、ニオブ酸リチウ
ム結晶の片面(研磨面)3aを研磨した厚さ3mm、直
径3インチの平面基板3を用意する。
【0048】この平面基板3は、ニオブ酸リチウム結晶
の光軸2が他面3bの法線に対し(90−a)度傾いて
おり、他面3bの法線と光軸2とを含む面がオリフラ3
cとして形成されている。
【0049】次に、前記平面基板3を実施の形態1の場
合と同様、図5に示すコーティングヤトイ治具4に装着
し蒸着装置のドーム5にセットして蒸着処理を実施する
ことにより、前記研磨面3aに多層膜による偏光分離膜
3dと同様な偏光分離膜3hを成膜する。
【0050】前記偏光分離膜3hは、45度入射の波長
785nmの光に対して、S偏光反射率が80%、P偏
光反射率が100%を目標値として設計されたもので、
TiO2 とSiO2 とを交互に成膜した多層膜として設
計されている。
【0051】次に、前記平面基板3をダイシングソーの
ステージにセットし、図6に示すように、オリフラ3c
に対して(90−b)度の角度の方向に3mmピッチで
切断し、この方向と直交する方向にピッチ45mmで切
断することにより、図7に示すような3mm×3mm×
45mmの棒状体106を多数作製する。
【0052】次に、前記棒状体106を複数本まとめて
図34に示す第1の研磨治具107に貼り付け、点線の
位置まで研磨して、図35に示す研磨面106aを生成
し、図36に示す2つの研磨面106a、106bを有
する直角三角形断面の棒状体106を作製する。
【0053】次に、直角三角形断面の棒状体106を図
37に示すコーティングヤトイ治具12に装着し蒸着装
置のドーム5にセットして蒸着処理を実施することによ
り、この棒状体106の研磨面106aに、ZrO2
Ta2 5 とAl2 3 の8:1:1の混合物を光学的
膜厚272nmの反射防止膜100aを成膜する。
【0054】以上により、図38に示すように一面に偏
光分離膜100c、他面に反射防止膜100aが成膜さ
れた直角三角形断面の棒状体106を得ることができ
る。
【0055】次に、前記三角形断面の棒状体106をシ
リコン基板上にワックスで貼り付け、ダイシングソーの
ステージにセットし、図39に示すように、棒状体10
6の長手方向と直交する方向に1mmピッチで切断し、
図40に示す幅が略1mmのニオブ酸リチウム製の結晶
マイクロプリズム100を多数作製する。
【0056】本実施の形態3によれば、三角形断面の結
晶プリズムも精度良く効率よく製造できる。
【0057】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4について、図3乃至図5及び図41乃至図45を参
照して説明する。
【0058】まず、図44及び図45により、本発明の
実施の形態4において作製するニオブ酸リチウム製の結
晶マイクロプリズム110について説明する。
【0059】この結晶マイクロプリズム110は、反射
防止膜1aが施された底面1b、この底面1bと45度
をなす斜面(第1の研磨面)1d、斜面(第2の研磨
面)1eの3面からなる直角三角形断面で幅が約5mm
の寸法である。
【0060】また、図45に示すように、ニオブ酸リチ
ウム結晶の光軸2は、底面1bとa度の角度を有する面
内にあり、図45に示すように、光軸2と底面1bの法
線を含む面は該結晶マイクロプリズム110の側面1g
に対し、(90−a)度をなしている。
【0061】この結晶マイクロプリズム110を作製す
るには、実施の形態1の場合と同様,図3、図4に示す
ように、最初にニオブ酸リチウム結晶の片面3a(研磨
面)を研磨した厚さ3mm、直径3インチの平面基板3
を用意する。
【0062】前記平面基板3はニオブ酸リチウム結晶の
光軸2が平面3bの法線に対し(90−a)度傾いてお
り、該平面3bの法線と前記光軸2とを含む面がオリフ
ラ3cとして形成されている。
【0063】次に、図5に示すように、前記平面基板3
をコーティングヤトイ治具4に装着し蒸着装置のドーム
5にセットして蒸着処理を実施することにより、前記研
磨面3aに平面基板3側からSiO2 が光学的膜厚47
nm、ZT(ジルコニアと五酸化タンタルの9:1の混
合物)が光学的膜厚495nmの2層の反射防止膜3d
を成膜する。
【0064】次に、前記平面基板3をダイシングソーの
ステージにセットし、図41に示すように、オリフラ3
cに対して(90−b)度の角度の方向に4mmピッチ
で切断し、さらに、この方向と直交する方向にピッチ5
mmで切断することにより、図42に示すように、3m
m×4mmx5mmの直方体116を作製する。
【0065】次に、前記直方体116を複数まとめて実
施の形態1の場合と同様、図8に示す第1の研磨治具7
に貼り付け、図9に示す場合と同様にして、第1の研磨
面1dを生成し、続いて図10に示す場合と同様にし
て、第2の研磨治具8に貼り付け、図11に示す場合と
同様にして第2の研磨面1eを生成し、これにより、合
計3つの研磨面を有する図43に示す直角三角形断面の
結晶マイクロプリズム110を作製する。
【0066】
【発明の効果】以上説明した請求項1、2記載の発明に
よれば、結晶材料を基に、所定の結晶軸の角度で、か
つ、互いに平行でない2面に各々異なる光学薄膜が施さ
れた所望の断面形状、所望の幅を有する結晶プリズムを
製造可能な方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
を投影的に表す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
の素材である平面基板を示す平面図である。
【図4】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
の素材である平面基板を示す正面図である。
【図5】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
の製造工程を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
の平面基板の切断工程を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
の製造工程の途中で得られる棒状体の斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
の製造工程を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズム
の製造工程を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズ
ムを作製するための研磨面を形成した棒状体の斜視図で
ある。
【図13】本発明の実施の形態1の研磨面を形成した棒
状体の偏光分離面を確認する工程を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態1の方向判別マークを付
した棒状体の斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態1の面取り工程を示す図
である。
【図16】本発明の実施の形態1の面取り工程により面
取りをした状態を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態1の面取りをした棒状体
の斜視図である。
【図18】本発明の実施の形態1の蒸着工程を示す図で
ある。
【図19】本発明の実施の形態1の蒸着処理された棒状
体の斜視図である。
【図20】本発明の実施の形態1の蒸着処理された棒状
体の切断工程を示す図である。
【図21】本発明の実施の形態1で得られる結晶マイク
ロプリズムの斜視図である。
【図22】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズ
ムを使用した光ヘッドの概略構成図である。
【図23】本発明の実施の形態1の結晶マイクロプリズ
ムを使用した光ヘッドの要部の拡大図である。
【図24】本発明の実施の形態2おける方向判別マーク
を付した棒状体の斜視図である。
【図25】本発明の実施の形態2の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図26】本発明の実施の形態2の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図27】本発明の実施の形態2の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図28】本発明の実施の形態2の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図29】本発明の実施の形態2で得られる結晶マイク
ロプリズムの斜視図である。
【図30】本発明の実施の形態3の結晶マイクロプリズ
ムを示す側面図である。
【図31】本発明の実施の形態3の結晶マイクロプリズ
ムを投影的に表す説明図である。
【図32】本発明の実施の形態3の結晶マイクロプリズ
ムの素材である平面基板を示す平面図である。
【図33】本発明の実施の形態3の結晶マイクロプリズ
ムの素材である平面基板を示す正面図である。
【図34】本発明の実施の形態3の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図35】本発明の実施の形態3の結晶マイクロプリズ
ムの製造工程を示す図である。
【図36】本発明の実施の形態3の二つの研磨面を有す
る棒状体の斜視図である。
【図37】本発明の実施の形態3の二つの研磨面を有す
る棒状体に対する蒸着工程を示す図である。
【図38】本発明の実施の形態3の蒸着処理が行われた
棒状体の斜視図である。
【図39】本発明の実施の形態3の蒸着処理が行われた
棒状体の切断工程を示す説明図である。
【図40】本発明の実施の形態3の結晶マイクロプリズ
ムを示す斜視図である。
【図41】本発明の実施の形態4の平面基板の切断工程
を示す説明図である。
【図42】本発明の実施の形態4で得られる直方体の斜
視図である。
【図43】本発明の実施の形態4の結晶マイクロプリズ
ムを示す斜視図である。
【図44】本発明の実施の形態4の結晶マイクロプリズ
ムを示す側面図である。
【図45】本発明の実施の形態4の結晶マイクロプリズ
ムを投影的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 結晶マイクロプリズム 1a 反射防止膜 1b 底面 1c 偏光分離膜 1d 偏光分離面 1e 反射面 2 光軸 3 平面基板 3c オリフラ 6 棒状体 7 第1の研磨治具 8 第2の研磨治具 9 レーザビーム 10 CCD 11 方向判別マーク 12 コーティングヤトイ治具 50 半導体レーザ 52 第1の光検出器 53 第2の光検出器 54 第3の光検出器 55 半導体基板 56 ホログラム 57 集光手段 60 光磁気記録媒体 100 結晶マイクロプリズム 110 結晶マイクロプリズム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結晶材料の光軸に対し所定の面にオリエ
    ンテーションフラットが設けられ、少なくとも一方の面
    が研磨面である平面基板を用意し、前記平面基板の研磨
    面に略全面に亘り光学薄膜を成膜し、前記平面基板を前
    記エンテーションフラットに対して所定の角度で等ピッ
    チで切断することにより所望の断面形状の棒状体を作製
    し、この棒状体を研磨することにより前記成膜した研磨
    面と平行でない別の研磨面を生成し、二つの研磨面を具
    備した棒状体を切断して、所望の断面形状で所望の幅を
    有する結晶プリズムを製造することを特徴とする結晶プ
    リズムの製造方法。
  2. 【請求項2】 結晶材料の光軸に対し所定の面にオリエ
    ンテーションフラットが設けられ、少なくとも一方の面
    が研磨面である平面基板を用意し、前記平面基板の研磨
    面に略全面に亘り光学薄膜を成膜し、前記平面基板を前
    記オリエンテーションフラットに対して所定の角度で等
    ピッチで切断することにより四角形断面の棒状体を作製
    し、この棒状体を研磨することにより前記成膜した研磨
    面と平行でない複数の研磨面を生成して所望の断面形状
    となし、複数の研磨面のうちの少なくとも一方の面に光
    学薄膜を成膜して平行でない2面に各々光学薄膜が成膜
    された所望の断面形状の棒状体を作製し、作製した棒状
    体をこの棒状体の長手方向と直角方向に、所望のピッチ
    で切断することにより所望の断面で所望の幅を有する結
    晶プリズムを製造することを特徴とする結晶プリズムの
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298873A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Fujinon Corp 反射プリズム、光ピックアップ及び反射プリズムの製造方法
JP2008298874A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Fujinon Corp 反射プリズム、光ピックアップ及び反射プリズムの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008298873A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Fujinon Corp 反射プリズム、光ピックアップ及び反射プリズムの製造方法
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