JPH09244696A - 神経回路網モデルの学習方法、形成方法および信号処理装置 - Google Patents

神経回路網モデルの学習方法、形成方法および信号処理装置

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JPH09244696A
JPH09244696A JP8054942A JP5494296A JPH09244696A JP H09244696 A JPH09244696 A JP H09244696A JP 8054942 A JP8054942 A JP 8054942A JP 5494296 A JP5494296 A JP 5494296A JP H09244696 A JPH09244696 A JP H09244696A
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signal
neural network
network model
learning
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JP8054942A
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Masahiko Tateishi
雅彦 立石
Shinichi Tamura
震一 田村
Kunio Yokoi
邦雄 横井
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 学習が容易であり、実行モード時にユニット
が増加しない神経回路網モデルを組み込んだ信号処理装
置の提供。 【解決手段】 高標本化周波数法にて時系列信号を入出
力する階層型神経回路網モデル12の出力ユニットを2
倍に増加させ、かつ教師信号の標本化周波数を要求標本
化周波数f0の2倍としているので、結合荷重の学習が
容易になるとともに、出力波形に含まれる高域成分につ
いても、より正確に望ましい波形に追従させることがで
きる。また学習完了後には追加出力ユニット54bおよ
びそれに接続する結合を除去することができる。したが
って実行時における階層型神経回路網モデル60の計算
量およびメモリ使用量を従来法と同一にでき、従来より
も学習が容易で、波形追従特性が従来よりも高域成分に
も良好に対応しているにもかかわらず、従来通り高速で
かつ安価な信号処理装置とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、神経回路網モデル
の学習方法、形成方法および信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】環境騒音に影響されない音声認識、ある
いは高騒音化での音声通信を実現するために、雑音の重
畳した音声信号から音声信号だけを取り出す雑音抑圧手
法を適用する技術が知られている。雑音抑圧手法の一つ
としてスペクトラムサブトラクションが広く用いられて
いるが、この手法は非定常雑音が除去できないという欠
点があった。
【0003】この欠点を解消する方法として、人間の脳
をモデルとする神経回路網モデルを用いた雑音抑圧手法
(特公平5−19337号,特開平2−72398号
等)が提案されている。特公平5−19337号公報記
載の「神経回路網モデルを用いた雑音除去装置」では、
雑音重畳音声から音声信号を抽出して出力するよう階層
型神経回路網モデルを学習させ、学習完了後、当該神経
回路網モデルを用いて入力信号から雑音を除去してい
る。
【0004】この特公平5−19337号公報における
学習モード時の構成を図17に示す。階層型神経回路網
モデル2000への入力は、雑音重畳音声を音声切り出
し区間の幅で切り出し、その区間の波形をある標本化周
波数で標本化した入力信号I1,I2,I3,…,IPを入
力層2001へ入力することでなされている。
【0005】また、この入力の結果、出力層2003か
ら出力される出力信号S1,S2,…,SPと比較される
教師信号T1,T2,…,TPは入力信号に含まれる音声
信号を標本化周波数で標本化したものである。この出力
信号と教師信号との比較に基づいて、階層型神経回路網
モデル2000を構成している各ユニット(図に○で示
す)間の結合荷重を更新することにより学習させてい
る。実際には、出力信号と教師信号との2乗誤差が十分
に小さくなるように乗算器のパラメータを調節すること
により学習させている。
【0006】学習が完了すると、雑音抑圧モード、すな
わち実行モードに切り替えて、階層型神経回路網モデル
2000に実際の雑音重畳音声を入力し、出力信号を標
本化周波数でD/A変換することで音声信号を復元して
いる。すなわち神経回路網モデル2000は外部の装置
に対し、ある定められた標本化周波数にて出力信号を出
力することが要求される。出力信号に対して要求される
標本化周波数を要求標本化周波数f0と呼ぶことにす
る。前記従来例では、教師信号および出力信号の各標本
化周波数は要求標本化周波数f0と等しい。尚、標準入
力信号の標本化周波数についても、雑音重畳音声波形を
直接入力とする雑音抑圧神経回路網モデルでは、要求標
本化周波数f0と等しく取るのが普通である。 教師信
号および出力信号の標本化周波数が要求標本化周波数f
0に等しいという点は、他の従来例、例えば特開平2−
72398号公報等においても同じである。
【0007】このように従来の神経回路網モデルを用い
た雑音抑圧手法では、要求標本化周波数f0と同一の標
本化周波数で標本化した音声を教師信号としていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、第18図
(a)に示すように神経回路網モデル3000はP個の
標本値からなる標準入力信号I1,I2,I3,…,IPか
らP個の標本値からなる教師信号T1,T2,…,TPを
対応づける写像、すなわちTi=Si(i=1,2,…,P)を実
現しなければならない。そのために神経回路網モデルは
教師信号T1,T2,…,TPから望ましい出力波形を推
定する必要がある。第18図(b)に示すように望まし
い出力波形が周波数において主に低域成分から構成さ
れ、標本化周波数に対して出力波形がゆっくり変化する
場合、望ましい出力波形の推定は容易であり、神経回路
網モデルの推定する出力波形は望ましい出力波形とほぼ
一致する。
【0009】しかしながら第18図(c)に示すように
望ましい出力波形の高域成分が大きい場合、換言すれば
波形が複雑な形状をとる場合、望ましい出力波形の推定
は困難となり神経回路網モデルの学習が難しくなる。そ
の影響は具体的には、神経回路網モデルの推定する出力
波形に含まれる高域成分が望ましい出力波形の高域に追
従できず、高域成分が欠落し易いという現象となって現
われた。
【0010】神経回路網を応用する場合、学習が正しく
完了したものを多数用意し、その中で最良の性能を示す
ものを選択して使用する。しかし、上述の例のように学
習が困難な場合、このような手順をとることができず、
応用の際の大きな支障となっていた。
【0011】学習を容易にして、望ましい出力波形の推
定ができる神経回路網モデルを得るには、標本化周波数
を高く、すなわち標本数を増大させれば良いが、そのた
めには、神経回路網モデルにおいて、少なくとも入力層
2001および出力層2003のユニット数を増加させ
なくてはならない。
【0012】ユニット数の増加は、神経回路網モデルが
最終的に適用される装置におけるメモリの増加を招く。
更に多数のユニット間の結合荷重に応じた計算量が膨大
なものとなり、このことに伴い高速な処理回路が必要と
なる。このことから、神経回路網モデルを組み込んだ装
置が極めて高価なものとならざるを得なかった。
【0013】本発明は、学習が容易であり、学習の結
果、比較的多数の好適な神経回路網モデルが得られ、し
かも、従来に比較して、まったくユニットが増加しない
かあるいは少ない増加で、各種装置に組み込むことがで
きる神経回路網モデルの学習方法、形成方法および、そ
の神経回路網モデルを組み込んだ信号処理装置の提供を
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明で
は、教師信号と神経回路網モデルからの出力信号との比
較に応じてユニット間またはユニット自身への結合荷重
を調節する学習モードでは、学習が完了した後に前記結
合荷重を固定して実際の信号を処理する実行モードより
も、多数の出力ユニットとこの出力ユニットの数に対応
した教師信号とを用いて学習を行っている。
【0015】すなわち、実行モード時よりも、学習モー
ド時においては、出力信号の詳細な検討が、出力ユニッ
トの数とこれに対応して詳細化されている教師信号との
比較により行われている。したがって、神経回路網モデ
ルの学習自体は、標本化周波数を高くして、標本数を増
大させているので、処理対象の入力信号波形が複雑な形
状をとる場合でも望ましい出力波形の推定が容易とな
り、容易に学習することができる。その結果、比較的多
数の好ましい神経回路網モデルを得ることができ、この
内から処理対象に応じた最適の神経回路網モデルを選択
することができ、高性能の神経回路網モデルを得ること
ができる。
【0016】しかも、学習モードによる学習が完了した
後に結合荷重を固定して実際の信号を処理する実行モー
ドでは、学習モード時の出力ユニットの数よりも用いる
出力ユニットを少数にした神経回路網モデルを形成して
いる。そして、信号処理装置にはこのように、学習モー
ド時よりも用いる出力ユニットを少数にした神経回路網
モデルを組み込んでいる。
【0017】この実行モードの神経回路網モデルは、使
用できる出力ユニットを削減しているとはいえ、前記詳
細な学習によって複雑な形状の信号からも抽出したい信
号を十分に抽出することができる。また実行モードでは
使用しない出力ユニットについては、削除しても実行モ
ード時の処理に影響が無い場合には、実行モード時には
削除することができる。したがって、このような出力ユ
ニットを削除した場合には、神経回路網モデルの信号処
理装置への適用において、従来よりもユニット数の増加
を招くこと無い。例え、使用しない出力ユニットを削除
できないとしても、出力ユニット数の増加のみで済み、
信号処理装置において大きなメモリの増加を招くことが
無い。
【0018】また、このように出力ユニットがまったく
増加しなかったり、少ない増加で済むことから、他のユ
ニットあるいは同一ユニット自身への結合荷重に応じた
計算量が膨大なものとなることを防止でき、高速な処理
回路は不要となり、神経回路網モデルを組み込んだ装置
のコストアップを抑制できる。
【0019】尚、神経回路網モデルは、階層型神経回路
網モデルとして構成しても良く、リカレントニューラル
ネットワークとして構成しても良い。例えば、神経回路
網モデルを階層型神経回路網モデルとして構成した場
合、入力ユニットが複数設けられ、この入力ユニットと
同数の入力信号が各入力ユニットに並列に入力される神
経回路網モデルとし、学習モード時には、入力ユニット
よりも多数の出力ユニットから並列に出力される出力信
号が教師信号と比較され、学習の終了後の実行モードで
は、使用する出力ユニットを減少させる構成としても良
い。この使用出力ユニットの減少は、例えば実際に出力
ユニットを削除して入力ユニットと同じ数にするという
方法で行っても良いし、出力ユニットはそのままで、単
に使用する出力ユニットを減少して、入力ユニットと同
じ数にするという方法で行っても良い。実際に出力ユニ
ットを削除した方が、信号処理装置においてメモリが一
層節約できる。
【0020】使用する出力ユニットを減少させる方法と
して、例えば、学習モード時の出力ユニットの内から、
所定間隔で抽出した出力ユニットを、実行モード時に用
いる出力ユニットとしても良い。また、神経回路網モデ
ルをリカレントニューラルネットワークとして構成した
場合、入力ユニットに対して入力信号が時系列的に順次
入力される神経回路網モデルとし、学習モード時には、
入力ユニットよりも多数の出力ユニットのそれぞれから
時系列的に順次出力される出力信号が教師信号と比較さ
れ、学習の終了後の実行モードでは、出力ユニットを減
少させる構成としても良い。この出力ユニットの減少
は、例えば出力ユニットを入力ユニットと同じ数にする
という方法で行っても良いし、出力ユニットはそのまま
で、単に使用する出力ユニットを減少して、入力ユニッ
トと同じ数にするという方法で行っても良い。実際に出
力ユニットを削除した方が、信号処理装置においてメモ
リが一層節約できる。
【0021】学習モード時に用いる出力ユニット数とし
ては、例えば、実行モード時に用いる出力ユニット数の
2以上の整数倍としても良い。教師信号としては、例え
ば、時系列信号から形成される。この時系列信号は例え
ば音声信号が挙げられる。
【0022】学習モード時に用いる出力ユニットは、単
に全出力ユニットが、抽出対象の信号の変化パターンを
出力するもの(後述する実施の形態1,2に示す高標本
化周波数法に該当する)とする以外に、出力ユニット
を、教師信号と比較する出力ユニットと、教師信号の周
波数帯域に含まれる所定周波数帯域成分の追加教師信号
と比較する出力ユニットとに分割しても良い(後述する
実施の形態3,4に示す帯域分割法に該当する)。すな
わち抽出対象の信号の変化パターンを出力する出力ユニ
ットと、教師信号の内、ある周波数帯域成分の信号の変
化パターンを出力する出力ユニットに分けて、学習して
も良く、単に全出力ユニットが、抽出対象の信号の変化
パターンを出力するものである場合と同様に、上述した
効果を生じる。
【0023】更に、所定周波数帯域成分も1つでなく、
複数であっても良い。すなわち、各周波数帯域成分毎に
出力ユニットを設けても良い。このような教師信号の周
波数帯域に含まれる所定周波数帯域成分の追加教師信号
と比較する出力ユニットは、実行モードでの削除対象と
される。
【0024】特に、神経回路網モデルが階層型神経回路
網モデルとして構成されている場合には、前述のごとく
形成された階層型神経回路網モデルと、音を入力し、ア
ナログ信号として出力する音波受信手段と、前記マイク
からのアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変
換器と、前記A/D変換器からのデジタル信号を前記神
経回路網モデルの入力ユニットの数毎に並列に前記神経
回路網モデルの各入力ユニットへ出力する入力バッファ
と、前記神経回路網モデルの出力ユニットから並列に出
力されるデジタル信号を直列のデジタル信号として出力
する出力バッファと、前記出力バッファからの直列のデ
ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、
前記D/A変換器からのアナログ信号を音として出力す
る音波出力手段と、を備えることにより、音波を受信し
てその音波から特定の音波のみを取り出す処理を行う際
に前述の効果を有する信号処理装置を実現することがで
きる。
【0025】また、特に神経回路網モデルがリカレント
ニューラルネットワークとして構成されている場合に
は、前述のごとく形成された階層型神経回路網モデル
と、音を入力し、アナログ信号として出力する音波受信
手段と、前記マイクからのアナログ信号をデジタル信号
に変換し前記神経回路網モデルの入力ユニットへ出力す
るA/D変換器と、前記神経回路網モデルの出力ユニッ
トから出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換す
るD/A変換器と、前記D/A変換器からのアナログ信
号を音として出力する音波出力手段と、を備えることに
より、音波を受信してその音波から特定の音波のみを取
り出す処理を行う際に前述の効果を有する信号処理装置
を実現することができる。
【0026】尚、神経回路網モデルを帯域拡張として用
いる構成、すなわち、学習モード時に用いる出力ユニッ
トが、教師信号と比較する出力ユニットと、実行モード
時に入力信号の周波数帯域を拡張して出力信号として出
力するために教師信号の周波数帯域に含まれない所定周
波数帯域成分の追加教師信号と比較する出力ユニットと
が存在する構成の場合(後述する実施の形態5に該当)
には、実行モード時においても、入力ユニットよりも出
力ユニットの方が多い。したがって、このような帯域拡
張の場合の学習モード時には、更に多くの出力ユニット
を用いて学習することにより、より正確な出力帯域の波
形を学習することができる。前述した効果と共に、実行
モード時に、より高品質な帯域拡張波形が得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、本発明の一実施の形態とし
て、高標本化周波数法にて入力音声信号から雑音を取り
除く音声フィルタを実現している階層型神経回路網モデ
ルを組み込んだ信号処理装置2の構成図である。
【0028】本信号処理装置2は、音波受信手段として
のマイク4、A/D変換器6、入力バッファ8、切替ス
イッチ10,11、階層型神経回路網モデル12、学習
制御部14、比較部16、標準パターン格納部18、出
力バッファ22、D/A変換器24、音波出力手段とし
てのスピーカ26を備える。尚、マイク4およびスピー
カ26には図示していないが増幅器が設けられている。
また、階層型神経回路網モデル12はRAMやEEPR
OM等の書換え可能なメモリが用いられる。更に、学習
制御部14、比較部16および標準パターン格納部18
は、コンピュータ装置として構成することができる。
【0029】本信号処理装置2は学習モード、実行モー
ドの2つのモードにより動作する。学習モードは、切替
スイッチ10により、階層型神経回路網モデル12の入
力側を学習制御部14に切り替え、切替スイッチ11に
より、階層型神経回路網モデル12の出力側を比較部1
6へ切り替えた状態で行われる。
【0030】学習モードでは、学習制御部14は標準入
力信号を階層型神経回路網モデル12へ出力する。比較
部16は、標準入力信号の入力に伴う階層型神経回路網
モデル12からの出力を、学習制御部14からの教師信
号と比較する。この比較結果を比較信号として受けた学
習制御部14は、結合荷重更新指令信号を階層型神経回
路網モデル12へ出力する。この結合荷重更新指令信号
を受けて階層型神経回路網モデル12ではユニットの結
合荷重が調整される。このことにより、階層型神経回路
網モデル12にては、マイク4から入力された雑音重畳
音声信号から音声信号を抽出する入出力特性の学習が行
われる。
【0031】学習制御部14が学習データとして使用す
るためのA/D変換された音声信号は、標準パターン格
納部18に格納されている。この音声信号を標準パター
ンと呼ぶ。各標準パターンは、標準入力信号と教師信号
との組み合わせからなる。ここで標準入力信号は、ある
時間幅の雑音重畳音声を標本化周波数f0で標本化した
ものであり、教師信号はそこに含まれる音声を標本化周
波数2f0で標本化したものである。本実施の形態1で
は、教師信号の標本化周波数が、要求標本化周波数f0
の2倍となっているので、図17で示した従来法におけ
る教師信号を構成する標本値の個数をPとすると、本実
施の形態1における高標本化周波数法による教師信号を
構成する標本値の個数は2Pとなる。
【0032】図2に本実施の形態1の高標本化周波数法
における学習制御部14からの標準パターンの出力形態
を示す。尚、図19に従来法の場合を比較のために示
す。ここで、標準入力信号の標本値をI、教師信号の標
本値をTとおくと、高標本化周波数法による標準パター
ンは、標準入力信号:I1,I2,I3,…,IP、教師信
号:T1,T1',T2,T2',T3,T3',…,TP,TP'
(標本値2P個)で表される。尚、従来法による標準パ
ターンは、標準入力信号:I1,I2,I3,…,IP、教
師信号:T1,T2,T3,…,TP(標本値P個)で表さ
れる。
【0033】高標本化周波数法の標準パターン出力法で
は、所定周期T0(=1/f0)に定められた標準入力信
号I1,I2,I3,…,IPの各出力時刻に教師信号T
1,T2,T3,…,TPの出力時刻が対応する。信号T
1',T2',T3',…,TP'は音声標本化周波数2f0の
標本化により追加された教師信号であり、各教師信号T
1,T2,T3,…,TPの中間の時刻に出力時刻が設定さ
れている。特に断わらない限り信号T1,T1',T2,T
2',T3,T3',…,TP,TP'をまとめて教師信号と総
称する。また、信号T1',T2',T3',…,TP'を特に
区別する必要がある場合は追加教師信号と呼ぶことにす
る。
【0034】学習制御部14から標準入力信号I1,I
2,I3,…,IPを入力する階層型神経回路網モデル1
2の機能的構成を図3に示す。なお、階層型神経回路網
モデル12の動作および学習方法は文献"Parallel Dist
ributed Processing",Vol.1,chapter 8,PP.318-362,MIT
press(1986)に記載されている。
【0035】階層型神経回路網モデル12はユニット
(ニューロンに該当)を備えた4層から構成され、1層
の入力層50、2層の中間層52、1層の出力層54か
らなる。入力層50の入力ユニット50aの数はP、出
力層54の出力ユニット54aの数は2Pである。追加
教師信号T1',T2',T3',…,TP'が増えたことによ
り、出力層54のユニット数が図17の従来の出力層2
003に比べ、追加教師信号T1',T2',T3',…,T
P'と比較される追加出力ユニット54b分のP個増えて
いる。以下特に断わらない限り通常の出力ユニット54
aと追加出力ユニット54bとをまとめて出力ユニット
と総称する。尚、中間層52の中間ユニット52aの数
は適当に決める。
【0036】本信号処理装置2において最初に行われる
学習モードの全体の手順を説明する。標準パターンの個
数をM個とすると、学習制御部14はM個の標準パター
ンを標準パターン格納部18から順に取り出し、各標準
パターンのP個の標準入力信号I1,I2,I3,…,IP
を階層型神経回路網モデル12の入力層50のP個の各
入力ユニット50aへ入力する。この結果、階層型神経
回路網モデル12は、出力層54の2P個の出力ユニッ
ト54a,54bから2P個の出力信号S1,S1',
…,SP,SP'を出力する。
【0037】この2P個の出力信号S1,S1',…,S
P,SP'を比較部16が学習制御部14から与えられる
2P個の教師信号T1,T1',…,TP,Tp'と個々に比
較して、その比較結果を比較信号として学習制御部14
に出力する。学習制御部14はこの比較信号の結果に基
づいて、階層型神経回路網モデル12の出力層54から
の2P個の出力信号S1,S1',…,SP,SP'の各々
が、2P個の教師信号T1,T1',…,TP,Tp'の各々
と一致するように、各層50,52,54間のユニット
50a,52a,54a,54b同士の結合荷重を調節
する。このようにして階層型神経回路網モデル12に学
習させる。
【0038】以上述べた学習を、M個の標準パターンに
対して行い、全ての標準パターンに対して出力信号S
1,S1',…,SP,SP'と教師信号T1,T1',…,T
P,Tp'とがそれぞれ一致するまで繰り返して、学習モ
ードを終了する。以上の学習により、階層型神経回路網
モデル12は入力信号の雑音を抑圧し、音声信号だけを
選択的に取り出して出力する写像を獲得する。
【0039】学習完了後、実行モード時に階層型神経回
路網モデル12を使用するために、階層型神経回路網モ
デル12の出力層54から追加出力ユニット54bおよ
びそれらに接続するユニット間の結合を除去して、入力
層50の入力ユニット50aと出力層54の出力ユニッ
ト54aとの数が同一(P個)の階層型神経回路網モデ
ル12を形成する。
【0040】図4(a)に追加出力ユニット54bの除
去前(学習モード時)の階層型神経回路網モデル12
を、図4(b)に追加出力ユニット54bの除去後(実
行モード時)の階層型神経回路網モデル60の構成を示
す。実行モード時の階層型神経回路網モデル60は学習
モード時の階層型神経回路網モデル12に比較して、出
力ユニット54a,54bの数は、追加出力ユニット5
4bが除去されたため2P個からP個に減り、入力ユニ
ット50aの数と同じになる。したがって階層型神経回
路網モデル60はP入力P出力となる。この時点で階層
型神経回路網モデル60は、ユニット50a,52a,
54a間の結合荷重の状態を除いては図17の従来の階
層型神経回路網モデル2000と同一の構造となる。
【0041】実行モードでは、学習モードで得られたP
入力P出力の階層型神経回路網モデル60の結合荷重を
固定したままで、切替スイッチ10,11により階層型
神経回路網モデル60の入出力を外部入出力に切り替え
る。すなわち、階層型神経回路網モデル60は、学習制
御部14に代って入力バッファ8側から入力信号を入力
し、比較部16に代って出力バッファ22側へ出力信号
を出力する。
【0042】この実行モード状態の信号処理装置2にて
実際の雑音重畳音声を処理すると、まず、入力音声およ
び環境雑音とが重畳した音波が、マイク4により取り込
まれ、アナログ入力信号としてA/D変換器6へ出力さ
れる。A/D変換器6はアナログ入力信号を標本化周波
数f0で離散化し、デジタル入力信号として出力する。
入力バッファ8はデジタル入力信号を順次受け取り、P
個信号が溜まった時点で階層型神経回路網モデル60に
P個の並列な入力信号からなるバッファ化入力信号を出
力する。階層型神経回路網モデル60はバッファ化入力
信号を入力して音声信号だけを抽出し、出力ユニット5
4aからのP個の並列な出力信号をバッファ化出力信号
として出力バッファ22に出力する。出力バッファ22
は受信したP個の出力信号をディジタル出力信号として
1個ずつ順にD/A変換器24へ送る。D/A変換器2
4は受信した音声信号を標本化周波数f0でアナログ出
力信号に変換し、スピーカ26により音声として出力す
る。
【0043】尚、本実施の形態1の信号処理装置2は、
学習後の実行モード時には、学習に必要な切替スイッチ
10,11、学習制御部14、比較部16および標準パ
ターン格納部18を取り外し、音声フィルタ専用型の構
成としても良い。上述したごとく、本信号処理装置2が
実行している高標本化周波数法では時系列信号(ここで
は音声信号)を入出力する階層型神経回路網モデル12
の出力ユニットを2倍に増加させ、かつ学習時に与える
教師信号の標本化周波数を要求標本化周波数f0の2倍
とすることで望ましい出力波形の情報を増やしている。
このため、階層型神経回路網モデル12は結合荷重の学
習が容易になるとともに、更に、出力波形に含まれる高
域成分についても、より正確に望ましい波形に追従させ
ることができる結合荷重を実現できる。
【0044】また、特に神経回路網モデルとして階層型
を用いているので、学習完了後に追加出力ユニット54
bおよびそれに接続される結合を除去し、実行モード時
には従来の神経回路網モデルの構造と結合荷重以外は同
一とすることができる。これは実行時における階層型神
経回路網モデル60の計算量、およびメモリ使用量を従
来法と同一にできることを示しており、従来よりも学習
が容易で、波形追従特性が従来よりも高域成分にも良好
に対応しているにもかかわらず、従来通り高速でかつ安
価な信号処理装置2とすることができる。
【0045】また、上述した実施の形態1は、望ましい
出力波形の標本化周波数を要求標本化周波数f0の2倍
にすることに限定するものではなく、2以上の任意の整
数倍の標本化周波数を用いることが可能である。一般に
教師信号の標本化周波数をk倍(kは2以上の整数)す
れば、階層型神経回路網モデルをP入力k×P出力(P
個の出力ユニット+(k−1)×P個の追加出力ユニッ
ト)とすれば良い。学習完了後は(k−1)×P個の追
加出力ユニットとそれらに接続する結合を取り除き、階
層型神経回路網モデルをP入力P出力として、実際の信
号を処理すれば良く、前述よりも更に高域成分に良好に
対応できる。
【0046】また、標本化周波数の倍数を2以上の整数
値に限定する必要もなく、「教師信号の標本化周波数>
要求標本化周波数」なる関係を満たす教師信号の標本化
周波数を用いれば、波形情報を増やすことができるた
め、同様の効果が得られる。 [実施の形態2]本実施の形態2が、実施の形態1と大
きく異なる点は、階層型神経回路網モデルの代りに、リ
カレントニューラルネットワーク112を用いたことで
ある。
【0047】図5に実施の形態2の信号処理装置102
の構成図を示す。この構成は、リカレントニューラルネ
ットワーク112以外は、実施の形態1の構成から入力
バッファ8および出力バッファ22を取り除いた構成と
同じである。本信号処理装置102は前記実施の形態1
の信号処理装置2と同様に学習モードと実行モードとの
2つのモードで動作する。
【0048】尚、リカレントニューラルネットワークの
動作、学習方法の詳細については、例えば、Sato,M.:"A
learning algorithm to teach spatio-temporal patte
rnsto recurrent neural networks",Biol.Cybern.,62,p
p.259-263(1990)、特開平6−288747号公報等に
記載されている。
【0049】リカレントニューラルネットワークは時系
列信号を、入力バッファ8を用いてバッファ化すること
なく処理できる神経回路網モデルである。従来のリカレ
ントニューラルネットワーク8000を用いた雑音抑圧
方法の一例を図20に示す。図20は、雑音重畳音声か
ら音声を抽出して出力するようリカレントニューラルネ
ットワーク8000を予め学習させ、学習完了後、この
リカレントニューラルネットワーク8000を用いて入
力信号から雑音を除去する内容を示している。リカレン
トニューラルネットワーク8000は1個の入力ユニッ
ト8001、1個の出力ユニット8003、その他のユ
ニットとしての中間ユニット(隠れユニット)8002
から構成される。中間ユニット8002の個数は適当に
決める。雑音重畳音声を要求標本化周期f0でA/D変
換した標本値It,It+1,It+2,…をリカレントニュ
ーラルネットワーク8000に順次入力すると、リカレ
ントニューラルネットワーク8000はその標本値に含
まれる音声成分を取りだし、標本値St,St+1,St+
2,…として順次出力する。この標本値St,St+1,St
+2,…を要求標本化周波数f0でD/A変換すれば音声
が得られる。
【0050】この従来法によるリカレントニューラルネ
ットワーク8000の学習法は次のようにして行われて
いた。従来法では標準パターンとして図21に示すよう
に、雑音重畳音声およびこの雑音重畳音声に含まれる音
声を、要求標本化周波数f0(標本化周期T0=1/f
0)でそれぞれ標本化したものを標準入力信号および教
師信号とする。すなわち、標準入力信号、教師信号を構
成する標本値の個数は同一である。その個数をLとす
る。
【0051】標準パターン格納部における標準パターン
の個数をMとすると、学習制御部・比較部8005は以
下の操作をM個のパターン各々につき実施する。すなわ
ち、時刻点t=1,2,…,Lにおける標準入力信号、
教師信号をそれぞれIt,Ttとすると、学習制御部・
比較部8005はt=1,2,…,Lの順に標準入力信
号Itをリカレントニューラルネットワーク8000に
入力し出力信号Stを得る。そして出力信号Stと教師信
号Ttとの比較を行う。その後、その結果に基づき結合
荷重更新指令信号をリカレントニューラルネットワーク
8000に出力する。リカレントニューラルネットワー
ク8000はその結合荷重更新指令に基づき、出力信号
Stと教師信号Ttとを一致させるように結合荷重を更新
する。学習制御部・比較部8005は出力信号Stと教
師信号Ttが一致するまで上述の操作を繰り返す。
【0052】次に、本実施の形態2における高標本化周
波数法によるリカレントニューラルネットワークの学習
法を図6により説明する。本実施の形態2のリカレント
ニューラルネットワーク112と図21に示した従来の
リカレントニューラルネットワーク8000との違い
は、リカレントニューラルネットワーク112には、入
力ユニット112a、中間ユニット112bおよび出力
ユニット112cの他に、追加出力ユニット112dが
設けられており、1入力2出力とされている点である。
【0053】学習モードにおいては、切替スイッチ11
0,111により、学習制御部14から入力ユニット1
12aに標準入力信号が入力され、出力ユニット112
c,112dからの出力信号は比較部116へ出力さ
れ、教師信号および追加教師信号と比較される。標準入
力信号としては、標準パターンとして雑音重畳音声を要
求標本化周波数f0(標本化周期T0)で標本化したもの
を用い、教師信号および追加教師信号としては、標準パ
ターンに含まれる音声を標本化周波数2f0(標本化周
期T0/2)で標本化したものを用いる。標準パターン
格納部118における標準パターンの個数をMとする
と、学習制御部114および比較部116は以下の操作
をM個のパターン各々につき実施する。
【0054】ここで標準入力信号の標本値個数をLとす
る。そして時刻点t=1,2,…,Lにおける標準入力
信号をIt、教師信号、追加教師信号をそれぞれTt,T
t'とすると、学習制御部114はt=1,2,…,Lの
順に標準入力信号Itをリカレントニューラルネットワ
ーク112の入力ユニット112aに入力し、出力ユニ
ット112cから出力信号St、追加出力ユニット11
2dから出力信号St'を得る。そして比較部116がこ
の出力信号St,St'と教師信号Tt、追加教師信号Tt'
とをそれぞれ比較する。その後、比較信号でその比較結
果を受けた学習制御部114が、比較結果に基づいて結
合荷重更新指令信号をリカレントニューラルネットワー
ク112に出力する。リカレントニューラルネットワー
ク112はその指令によりユニット112a,112
b,112c,112d間あるいはユニット112a,
112b,112c,112d自身に帰還する結合荷重
が更新される。
【0055】学習制御部114と比較部116とは出力
信号St,St'と教師信号Tt,Tt'が一致するまで上述
の操作を繰り返す。上述のごとくの学習モードが終了す
ると、次に、実行モードとするために、学習モードで得
られた1入力2出力のリカレントニューラルネットワー
ク112の結合荷重を固定して、図5に示す切替スイッ
チ110,111を切り替えることにより、信号処理装
置102を、A/D変換器106を介してマイク104
からの信号をリカレントニューラルネットワーク112
の入力ユニット112aへ入力し、リカレントニューラ
ルネットワーク112の出力ユニット112cから出力
される信号をD/A変換器124を介してスピーカ12
6ヘ出力する構成とする。
【0056】なお、追加出力ユニット112dは出力ユ
ニットとしては用いない。すなわち、追加出力ユニット
112dの出力は外部には出力しない。この実行モード
状態の信号処理装置102で実際の雑音重畳音声を処理
すると、まず、入力音声、環境雑音がマイク104によ
り取り込まれ、アナログ入力信号として出力される。A
/D変換器106はアナログ入力信号を要求標本化周波
数f0で離散化してデジタル入力信号として、リカレン
トニューラルネットワーク112の入力ユニット112
aへ出力する。
【0057】リカレントニューラルネットワーク112
ではデジタル入力信号を受けると、そこから音声信号だ
けを抽出し、出力ユニット112cの出力信号をディジ
タル出力信号として順にD/A変換器124へ送る。D
/A変換器124は受信したディジタル出力信号を要求
標本化周波数f0でD/A変換し、アナログ出力信号に
変換後、スピーカ126により出力音声として出力す
る。
【0058】上述したごとく、本実施の形態2では、高
標本化周波数法により、時系列信号を出力するリカレン
トニューラルネットワークにおいて、学習時に与える標
準パターンとして、教師信号の標本化周波数を要求標本
化周波数f0の2倍とすることで望ましい出力波形の情
報を増やているので、前記実施の形態1と同様に、リカ
レントニューラルネットワークの学習を容易とすること
ができる。更に、リカレントニューラルネットワークの
出力は、その出力に含まれる高域成分も、望ましい出力
波形の高域成分に、一層正確に追従するという効果をも
たらす。
【0059】ただし、神経回路網モデルとしてリカレン
トニューラルネットワークを用いているので、前記実施
の形態1の階層型神経回路網モデルとは異なり学習完了
後に追加出力ユニット112dおよびそれに接続される
結合を無条件に除去することはできない。除去は追加出
力ユニット112dが他のユニット112a,112
b,112cに対し信号を送らない構造を採用した場合
には可能である。
【0060】追加出力ユニット112dとそれに接続さ
れる結合とが、実行モード時に除去できない構成であっ
たとしても、入力ユニット112aは従来のまま1つで
良いことから、メモリ的にも、その結合荷重に基づく計
算量的にも、得られた効果に比較して大きな不利とはな
らない。また、追加出力ユニット112dが他のユニッ
ト112a,112b,112cに対し信号を送らない
構造であれば、追加出力ユニット112dとこの追加出
力ユニット112dへの結合は除去できるので、前記実
施の形態1と同じく、学習完了後に追加出力ユニット1
12dおよびそれに接続される結合を除去し、実行モー
ド時には従来の神経回路網モデルの構造と結合荷重以外
は同一とすることができる。したがって、実行時におけ
る神経回路網モデルの計算量、およびメモリ使用量を従
来法と同一にでき、従来よりも学習が容易で、波形追従
特性も従来よりも高域成分にも良好に対応しているにも
かかわらず、従来通り高速でかつ安価な信号処理装置1
02とすることができる。
【0061】また、教師信号の標本化周波数を要求標本
化周波数の2倍に限定する必要はなく、要求標本化周波
数の2以上の任意の整数倍の標本化周波数を用いること
が可能である。一般に教師信号の標本化周波数をk倍
(kは2以上の整数)とすれば、リカレントニューラル
ネットワークを1入力k出力(1個の出力ユニット +
k−1個の追加出力ユニット)とすれば良い。
【0062】更に、標本化周波数の倍数を整数値に限定
する必要はなく、「教師信号の標本化周波数>要求標本
化周波数」を満たす教師信号の標本化周波数を用いれ
ば、望ましい出力波形の情報を増やすことができるた
め、同様の効果が得られる。 [実施の形態3]本実施の形態3は、帯域分割法を利用
した雑音除去用信号処理装置であり、その基本的構成は
図1に示した実施の形態1の構成と同じである。
【0063】実施の形態1と異なるのは、図7に示すご
とく階層型神経回路網モデル212が、実施の形態1の
追加出力ユニット54bに比較して2倍の追加出力ユニ
ット254bが学習モード時には備えられている点であ
る。まず、実施の形態3の信号処理装置は、学習モード
では、階層型神経回路網モデル212の結合荷重を調整
し、入力された雑音重畳音声信号から音声信号を抽出す
る入出力特性を学習させる。
【0064】実施の形態1と同じく、標準パターン格納
部には、学習データとして使用するA/D変換された音
声信号が格納されている。各標準パターンは、標準入力
信号と教師信号との組み合わせからなり、標準入力信号
はある時間幅の雑音重畳音声を標本化周波数f0で標本
化したものである。教師信号は、図8に示すように、標
準入力信号に含まれる音声を標本化周波数f0で標本化
した原教師信号、およびその標本化した信号を2つの帯
域に分割した低域成分の追加教師信号と高域成分の追加
教師信号とから構成されている。低域、高域を分ける力
ツトオフ周波数は例えば2kHzとする。尚、原教師信
号に加え、帯域に分割した2つの追加教師信号をまとめ
て教師信号と総称する。
【0065】図17に示した従来法における教師信号を
構成する標本値の個数をPとすると、本実施の形態3の
帯域分割法による教師信号を構成する標本値の個数は3
Pとなる。標準入力信号の標本値をI、原教師信号の標
本値をT、またその低域成分および高域成分にそれぞれ
対応する追加教師信号をTl,Thとおくと、帯域分割法
による標準パターンは、標準入力信号:I1,I2,I
3,…,IP、教師信号:T1,Tl1,Th1,T2,Tl2,
Th2,T3,Tl3,Th3…,TP,TlP,ThP(標本値3
P個)で表される。尚、従来法による標準パターンは、
標準入力信号:I1,I2,I3,…,IP、教師信号:T
1,T2,T3,…,TP(標本値P個)で表される。
【0066】図7に示すごとく、実施の形態3の階層型
神経回路網モデル212は4層で構成され、入力層25
0、中間層252、出力層254からなる。入力層25
0の入力ユニット250aの数はP個、出力層254の
出力ユニットの数は、出力ユニット254aがP個、追
加出力ユニット254bが2P個の合計3P個である。
追加教師信号Tl,Thが増えたことにより、出力層25
4の出力ユニット254a,254bの数が図17の出
力層2003に比べ、追加出力ユニット254b分の2
P個増えている。特に断わらない限り通常の出力ユニッ
ト254aと追加出力ユニット254bをまとめて出力
ユニットと総称する。なお、中間層252の中間ユニッ
ト252aの数は適当に決める。
【0067】学習時には標準入力信号Iを入力し、出力
信号S,Sl,Shと教師信号T,Tl,Thとが一致する
よう結合荷重を更新する。すなわち、実施の形態1と同
じく、標準パターンの個数をM個とすると、学習制御部
・比較部はM個の標準パターンを順に取り出し、各標準
パターンのP個の標準入力信号Iを階層型神経回路網モ
デル212の入力ユニット250aに入力したとき、対
応する教師信号T,Tl,Thとおなじ出力信号S,S
l,Shを、出力ユニット254aおよび追加出力ユニッ
ト254bが出力するよう学習を行う。
【0068】そして、この学習をM個の標準パターンに
つき行い、全ての出力信号S,Sl,Shと教師信号T,
Tl,Thとが一致するまで学習を繰り返す。以上の操作
により、階層型神経回路網モデル212は入力信号の雑
音を抑圧し、音声信号だけを選択的に取り出して出力す
る写像を獲得する。学習完了後、追加出力ユニット25
4bおよびそれらに接続する結合は不要となるので除去
する。このため、出力ユニットの数は3P個からP個に
減る。
【0069】したがって、学習モード時には図9(a)
に示すごとくであった階層型神経回路網モデル212
は、実行モード時には図9(b)に示すごとくP入力P
出力の階層型神経回路網モデル260となる。すなわ
ち、この時点で階層型神経回路網モデル260は、ユニ
ット250a,252a,254a間の結合荷重を除い
ては、実施の形態1の実行モード時の階層型神経回路網
モデル60および図17の階層型神経回路網モデル20
00と同一の構造となる。
【0070】そして、実行モードにおいては、前記実施
の形態1と同じく、階層型神経回路網モデル260は学
習モードで得られたユニット250a,252a,25
4a間の結合荷重を固定し、切替スイッチを切り替える
ことにより、入力音声と環境雑音とがマイクにより取り
込まれてアナログ入力信号として出力され、このアナロ
グ入力信号をA/D変換器が標本化周波数f0で離散化
し、デジタル入力信号として出力する。このデジタル入
力信号を入力バッファが受け取り、P個信号が溜まった
時点で階層型神経回路網モデル260にバッファ化入力
信号を出力する。階層型神経回路網モデル260はバッ
ファ化入力信号から音声信号だけを抽出し、P個の出力
ユニットの出力をバッファ化出力信号として出力バッフ
ァに出力する。出力バッファは受信したP個の音声信号
をディジタル出力信号として1個ずつ順にD/A変換器
へ送り、D/A変換器は音声信号標本化周波数f0でア
ナログ出力信号に変換し、スピーカにより出力音声とし
て出力する。
【0071】尚、本実施の形態3の信号処理装置は、実
施の形態1と同じく、学習後の実行モード時には、学習
に必要な切替スイッチ、学習制御部、比較部および標準
パターン格納部を取り外し、音声フィルタ専用型の構成
としても良い。以上説明したように、本実施の形態3の
帯域分割法を利用した信号処理装置では、時系列信号を
入出力する階層型神経回路網モデルにおいて、学習時に
与える標準パターンとして、原教師信号の他に帯域分割
により生成した追加教師信号の低域成分および高域成分
も合わせて教師信号として与えることにより、望ましい
出力波形の情報を増やし階層型神経回路網モデル212
の学習を容易としている。
【0072】このことにより、階層型神経回路網モデル
260の出力が、その出力に含まれる高域成分において
も、望ましい出力波形の高域成分に、より正確に追従す
るという効果をもたらす。特に神経回路網モデルが階層
型であるので、学習完了後に追加出力ユニット254b
およびそれに接続される結合を除去し、従来の階層型神
経回路網モデル2000の構造と同一とすることができ
る。これは実行時における階層型神経回路網モデル60
の計算量、およびメモリ使用量を従来法の階層型神経回
路網モデル2000と同一にできるので、従来に比較し
て処理速度的にも製造コスト的にも不利にならずに、従
来よりも高性能の信号処理装置を実現できる。
【0073】また、教師信号の帯域数を低域、高域の2
つに限定する必要はなく、2以上の任意の帯域数を用い
ることが可能である。また教師信号の帯域数を低域、高
域のいずれかに1つにしても良い。一般に帯域数をk
(kは1以上の整数)とすれば、階層型神経回路網モデ
ルをP入力(k+1)×P出力(P個の出力ユニット+
k×P個の追加出力ユニット)とすれば良い。学習完了
後はk×P個の追加出力ユニットとそれらに接続する結
合を取り除き、階層型神経回路網モデルをP入力P出力
とすることができる。
【0074】[実施の形態4]実施の形態4は、リカレ
ントニューラルネットワークにて、帯域分割法を利用す
る雑音除去用信号処理装置であり、その基本的構成は図
5に示した実施の形態2の構成と同じである。
【0075】実施の形態2と異なるのは、図10に示す
ごとく実施の形態4のリカレントニューラルネットワー
ク312は、実施の形態2が1つの追加出力ユニット1
12dであったのに比較して2つの追加出力ユニット3
12d,312eが学習モード時には出力ユニットとし
て用いられる点である。
【0076】帯域分割法によるリカレントニューラルネ
ットワーク312の学習法を、図10により説明する。
実施の形態3と同様に、原教師信号Tの他に帯域分割に
より生成した教師信号の低域成分の追加教師信号Tl、
教師信号の高域成分の追加教師信号Thも合わせて教師
信号としている。
【0077】実施の形態3と同様に、雑音重畳音声を要
求標本化周波数f0(標本化周期T0)で標本化したもの
を標準入力信号とし、そこに含まれる音声を標本化周波
数f0(標本化周期T0)で標本化したものを原教師信号
Tとする。また原教師信号Tの低減成分および高域成分
をそれぞれ追加教師信号Tl,Thとする。標準パターン
格納部における標準パターンの個数をMとすると、学習
制御部314および比較部316は以下の操作をM個の
パターン各々につき実施する。ここで、標準入力信号I
と教師信号Tとを構成する標本値の個数は、標準入力信
号IがL個とすると、教師信号Tはその3倍の3×L個
となる。
【0078】そして時刻点t=1,2,…,Lにおける
標準入力信号をIt、原教師信号をTt、低域成分の追加
教師信号をTlt、高域成分の追加教師信号をThtで表
す。学習モード時には、学習制御部314はt=1,
2,…,Lの順に標準入力信号Itをリカレントニュー
ラルネットワーク312の1つの入力ユニット312a
に入力し、比較部316はリカレントニューラルネット
ワーク312の3つの出力ユニット312c,312
d,312eからそれぞれ出力信号St,Slt,Shtを
得て、教師信号Tt,Tlt,Thtと比較を行う。
【0079】この比較結果に基づき学習制御部314は
結合荷重更新指令信号をリカレントニューラルネットワ
ーク312に出力する。リカレントニューラルネットワ
ーク312はその結合荷重更新指令信号に基づいて結合
荷重が更新される。学習制御部314および比較部31
6は出力信号St,Slt,Shtと教師信号Tt,Tlt,T
htとが一致するまで上述の操作を繰り返す。
【0080】こうして学習モードが終了すると、学習モ
ードで得られた1入力3出力のリカレントニューラルネ
ットワーク312の結合荷重を固定して、実行モードに
使用する。なお、実行モードでは追加出力ユニット31
2d,312eの出力は外部には出力させない。
【0081】実行モードにおいては、実施の形態2と同
様に切替スイッチによりリカレントニューラルネットワ
ーク312の入出力を外部入出力に切り替える。このこ
とにより、実際の入力音声および環境雑音がマイクによ
り取り込まれると、アナログ入力信号としてA/D変換
器に出力される。A/D変換器は、このアナログ入力信
号を要求標本化周波数f0で離散化しデジタル入力信号
としてリカレントニューラルネットワーク312の入力
ユニット312aへ出力する。リカレントニューラルネ
ットワーク312はデジタル入力信号から音声信号だけ
を抽出し、出力ユニット312cからディジタル出力信
号を順にD/A変換器へ送る。D/A変換器は受信した
ディジタル出力信号を要求標本化周波数f0でD/A変
換し、アナログ出力信号に変換後、スピーカへ出力し
て、スピーカから出力音声として出力させる。
【0082】以上説明したように、本実施の形態4では
原教師信号Tの他に帯域分割により生成した原教師信号
Tの低域成分の追加教師信号Tl、原教師信号Tの高域
成分の追加教師信号Thも合わせて教師信号として、リ
カレントニューラルネットワーク312に与えることに
より、望ましい出力波形の情報を増やしリカレントニュ
ーラルネットワーク312の学習を容易としている。そ
してリカレントニューラルネットワーク312の出力
が、その出力に含まれる高域成分も望ましい出力波形の
高域成分に、より正確に追従するという効果をもたら
す。
【0083】ただし、リカレントニューラルネットワー
クを用いるので、階層型神経回路網モデルとは異なり学
習完了後に追加出力ユニット312d,312eおよび
それに接続される結合を無条件に除去することはできな
いが、追加出力ユニット312d,312eが他のユニ
ット312a,312b,312cに対し信号を送らな
い構造を取った場合は、追加出力ユニット312d,3
12eは削除することは可能である。
【0084】追加出力ユニット312d,312eとそ
れに接続される結合とが、実行モード時に除去できない
構成であったとしても、入力ユニット312aは従来の
まま1つで良いことから、メモリ的にも、その結合荷重
に基づく計算量的にも、得られた効果に比較して大きな
不利とはならない。また、追加出力ユニット312d,
312eが他のユニット312a,312b,312c
に対し信号を送らない構造であれば、追加出力ユニット
312d,312eとこの追加出力ユニット312d,
312eへの結合は除去できるので、前記実施の形態3
と同じく、学習完了後に追加出力ユニット312d,3
12eおよびそれに接続される結合を除去し、実行モー
ド時には従来の神経回路網モデルの構造と結合荷重以外
は同一とすることができる。したがって、実行時におけ
る神経回路網モデルの計算量、およびメモリ使用量を従
来法と同一にでき、従来よりも学習が容易で、波形追従
特性も従来よりも高域成分にも良好に対応しているにも
かかわらず、従来通り高速でかつ安価な信号処理装置と
することができる。
【0085】また、教師信号の帯減数を低域高域の2つ
に限定する必要はなく、2以上の任意の帯域数を用いる
ことが可能である。また教師信号の帯域数を低域、高域
のいずれかに1つにしても良い。一般に帯域数をk(k
は1以上の整数)とすれば、リカレントニューラルネッ
トワークは1入力(k+1)出力(1個の出力ユニット
+k個の追加出力ユニット)とすれば良い。
【0086】[実施の形態5]前記実施の形態1〜4の
高標本化周波数法あるいは帯域分割法による信号処理装
置は雑音抑圧に用いられているが、これ以外に、音声の
帯域拡張として、例えば合成音声の音質改善として使用
することもできる。これは合成音声を入力した時、より
音質の高い音声を出力するよう神経回路網モデルを学習
させることにより可能となる。
【0087】実施の形態5として、この帯域拡張法につ
いて説明する。図11は音声をA/D変換し、デジタル
の音声標本値に変換する手順を示したものである。標本
化周波数をfHzとする。標本化周波数がfHzである
場合、A/D変換する音声はf/2Hzより高域の周波
数成分を含んではならない(さもないと標本化は正しく
行われない)。この条件を満たすため、原音声は遮断周
波数f/2Hzの低域アナログフィルタ402により帯
域制限音声に変換後、A/D変換器404により音声標
本値に変換される。
【0088】帯域拡張とは、ある標本化周波数fHzで
標本化された音声信号からf/2Hz以上の周波数成分
を推定し、f'>fを満たす、より高い標本化周波数f'
の音声信号に変換することである。本実施の形態5で
は、0〜4kHzに帯域制限されている電話音声に高域
成分を追加することで、より高品質な音声に変換して聴
感を改良する帯域拡張装置406を示す。
【0089】図12(a)は同一の原音声から標本化周
波数fHzで標本化を行う例であり、図12(b)は2
fHzで標本化を行う例である。単位時間あたりの標本
値の数は後者が前者の2倍となる。前者の帯域制限音声
は0〜f/2Hz、後者の帯域制限音声は0〜fHzの
周波数成分を含む。したがって両者の波形は一般には異
なる。時間軸では標本値xt+iとyt+iとが対応するが、
その値は等しいとは限らない。
【0090】帯域拡張は時系列信号xt,xt+2,xt+
4,…から時系列信号yt,yt+1,yt+2,yt+3,yt+
5,…を推定する問題と捕えることができる。この間題
では、帯域拡張装置406の出力として要求される標本
化周波数f0=2fである。図12(c)に帯域拡張装
置406を示す。これは標本化周波数fHzの音声標本
値を3個入力し、標本化周波数2fHzの音声標本値を
6個出力する装置の例である。
【0091】帯域拡張機能を階層型神経回路網モデルで
学習させて実現した従来例を図22に示す。この従来例
の階層型神経回路網モデル9000は入力層9002に
入力ユニット3個、出力層9006に出力ユニット6個
であり、標本化周波数2fHzの音声標本値を教師信号
として学習を行っている。
【0092】実施の形態5として、帯域拡張装置406
を高標本化周波数法による階層型神経回路網モデル41
2で学習させる例を図13に示す。この階層型神経回路
網モデル412は出力層454の出力ユニット数を、出
力ユニット454aと追加出力ユニット454bとの1
2個とし、帯域音声信号を要求標本化周波数f0の2倍
の標本化周波数2f0で標本化して得られる標本値を教
師信号yt,yt+1,…および追加教師信号yt',yt+
1',…として与える。すなわち、図12(d)で△で示
す標本値が追加されることになる。尚、入力層450お
よび中間層452のユニット数は、従来例の入力層90
02および中間層9004と同じである。
【0093】学習完了後は追加教師信号に対応する追加
出力ユニット454bを除去し、帯域拡張装置406と
して用いる。この帯域拡張装置406を電話装置に組み
込めば、0〜4kHzに帯域制限されている電話音声に
4kHzを越える高域成分を追加することができ、受信
する音声は帯域制限されているにもかかわらず高品質な
受話音声を出力することができる。
【0094】なお図12(c),(d)では階層型神経
回路網モデルを3入力6出力としたが、これ以外の入出
力データ数であっても良い。 [その他]尚、前述の各実施の形態では、実行モード状
態の階層型神経回路網モデルおよびリカレントニューラ
ルネットワークは最初から信号処理装置に組み込まれて
いて、切替スイッチにて学習モードと実行モードとを切
り替えていたが、学習モード時は学習装置で学習させる
ことにより、信号処理フィルタとして階層型神経回路網
モデルおよびリカレントニューラルネットワークを完成
して、信号処理フィルタを保存し、その後、必要に応じ
て、信号処理装置に組み込んで用いても良い。
【0095】更に、学習モードにて階層型神経回路網モ
デルあるいはリカレントニューラルネットワークを完成
した後、単にデータとしてユニットの構成および結合荷
重を記録しておき、このデータを用いて、学習済みの階
層型神経回路網モデルやリカレントニューラルネットワ
ークを、実行モード用の階層型神経回路網モデルやリカ
レントニューラルネットワークとしてROMやバックア
ップRAM上に実現し、必要に応じて信号処理装置に組
み込んで用いても良い。
【0096】[従来法と本発明の実施の形態との比較実
験]本発明の実施の形態の効果を、シミュレーションに
より、図20,21に示したリカレントニューラルネ
ットワークを用いた従来法による信号処理装置、実施
の形態として図15(a)に示すリカレントニューラル
ネットワークを用いた高標本化周波数法による信号処理
装置、および実施の形態として図15(b)に示すリ
カレントニューラルネットワークを用いた帯域分割法に
よる信号処理装置の比較実験を行った。
【0097】前記の信号処理装置のリカレントニ
ューラルネットワークに対して以下の例題を学習させ、
学習成功回数を比較した。 (例題)次式のごとく、2つのsin波形を合成した波形
を入力とし、その波形をそのまま出力するという例題で
ある。その入力波形を図14(a)に示し、望ましい出
力波形を図14(b)に示す。
【0098】
【数1】
【0099】の各信号処理装置における違いは下
に述べるごとく教師信号の与え方である。標準入力信号
は同一のものを与える。標準入力信号Itは次式で示さ
れる。Itは20ステップで1周期となる。すなわちIt
=It+20である。
【0100】
【数2】
【0101】(従来法による) 従来法では教師信号として下式のごとく標準入力信号I
tをそのまま再生するよう教師信号Ttを与えた。任意の
時刻点tでTt=Itが成立する。リカレントニューラル
ネットワークとして図20,21に示した入力ユニット
1個、出力ユニット1個のものを用いた。尚、中間ユニ
ットについては図20,21と同じとは限らない。
【0102】
【数3】
【0103】(高標本化周波数法による実施の形態) 高標本化周波数法では教師信号の標本化周波数を4倍と
し、標準入力信号Itに対し教師信号を次式のごとく与
えた。リカレントニューラルネットワークとして図15
(a)に示した入力ユニット1個、出力ユニット4個の
ものを用いた。尚、中間ユニットについては図15
(a)と同じとは限らない。
【0104】
【数4】
【0105】(帯域分割法による実施の形態) 帯域分割法では標準入力信号Itに対し教師信号として
Itをそのまま再生するTtおよびその低域成分Tlt、高
域成分Thtの3つを次式のごとく与えた。リカレントニ
ューラルネットワークとして図15(b)に示した入力
ユニット1個、出力ユニット3個のものを用いた。尚、
中間ユニットについては図15(b)と同じとは限らな
い。
【0106】
【数5】
【0107】本比較実験ではの各信号処理装置そ
れぞれを用いて、全ユニット数が10〜14の各リカレ
ントニューラルネットワークについて、初期値を変えて
5回の学習を行った。そしてリカレントニューラルネッ
トワークの出力が低域sinl(t)、高域sinh(t)のパワーを
80%以上再生した場合に学習が成功したとみなした。
学習時間は各試行それぞれ10分とした。
【0108】(実験結果)表1に実験結果を示す。で
は計25試行でただ1度しか学習が成功しなかった。
では成功回数が増加しており、特にが優れているこ
とが分かる。これより、本発明によれば、容易に学習が
できることが判明した。しかも、多数得られたリカレン
トニューラルネットワークの中から実行モードとして実
際に適用して図16に示すごとく十分な性能を発揮し
た。
【0109】
【表1】
【0110】図16はリカレントニューラルネットワー
ク出力の結果を示す。これはユニット数10個の同一初
期値を持つリカレントニューラルネットワークを従来法
と、本発明の実施の形態としての帯域分割法で学習させ
た後の出力を比較したものである。図16(a)に示す
従来法ではリカレントニューラルネットワーク出力が望
ましい出力に追従していない。一方、図16(b)に示
す実施の形態としての帯域分割法では、ほぼ正確に追従
していることが分かる。したがって、本発明の実施の形
態であるの効果を確認できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1としての高標本化周波数法の階
層型神経回路網モデルを組み込んだ信号処理装置の構成
図である。
【図2】 実施の形態1の学習制御部からの標準パター
ンの出力形態説明図である。
【図3】 実施の形態1の階層型神経回路網モデルの機
能的構成説明図である。
【図4】 実施の形態1の追加出力ユニット除去前(学
習モード時)および除去後(実行モード時)の階層型神
経回路網モデルの構成説明図である。
【図5】 実施の形態2としての高標本化周波数法のリ
カレントニューラルネットワークを組み込んだ信号処理
装置の構成図である。
【図6】 実施の形態2のリカレントニューラルネット
ワークの機能的構成説明図である。
【図7】 実施の形態3としての帯域分割法の階層型神
経回路網モデルの機能的構成説明図である。
【図8】 実施の形態3の教師信号と追加教師信号との
波形説明図である。
【図9】 実施の形態3の追加出力ユニット除去前(学
習モード時)および除去後(実行モード時)の階層型神
経回路網モデルの構成説明図である。
【図10】 実施の形態4としての帯域分割法のリカレ
ントニューラルネットワークの機能的構成説明図であ
る。
【図11】 実施の形態5としての帯域拡張法の処理説
明図である。
【図12】 実施の形態5の音声標本化および追加教師
信号生成の説明図である。
【図13】 実施の形態5の階層型神経回路網モデルの
構成説明図である。
【図14】 実施の形態の性能を示す実験結果説明図で
ある。
【図15】 実験に用いられた実施の形態のリカレント
ニューラルネットワークの構成説明図である。
【図16】 実施の形態の性能を示す実験結果説明図で
ある。
【図17】 従来法の階層型神経回路網モデルの機能的
構成説明図である。
【図18】 従来法の階層型神経回路網モデルの処理説
明図である。
【図19】 従来法の階層型神経回路網モデルの信号説
明図である。
【図20】 従来法のリカレントニューラルネットワー
クの処理説明図である。
【図21】 従来法のリカレントニューラルネットワー
クの機能的構成説明図である。
【図22】 従来法の帯域拡張の階層型神経回路網モデ
ルの構成説明図である。
【符号の説明】
2…信号処理装置 4…マイク 6…A/D変
換器 8…入力バッファ 10,11…切替スイッチ 12…階層型神経回路網モデル 14…学習制御部
16…比較部 18…標準パターン格納部 22…出力バッファ 24…D/A変換器 26…スピーカ 50…入力
層 50a…入力ユニット 52…中間層 52a…中
間ユニット 54…出力層 54a…出力ユニット 54b…追
加出力ユニット 60…階層型神経回路網モデル 102…信号処理装置
104…マイク 106…A/D変換器 110,111…切替スイッチ 112…リカレントニューラルネットワーク 112a
…入力ユニット 112b…中間ユニット 112c…出力ユニット 112d…追加出力ユニット 114…学習制御部 1
16…比較部 118…標準パターン格納部 124…D/A変換器
126…スピーカ 212…階層型神経回路網モデル 250…入力層 250a…入力ユニット 252…中間層 252a…
中間ユニット 254…出力層 254a…出力ユニット 254b…
追加出力ユニット 260…階層型神経回路網モデル 312…リカレントニューラルネットワーク 312a
…入力ユニット 312c…出力ユニット 312d,312e…追加出
力ユニット 314…学習制御部 316…比較部 402…低域ア
ナログフィルタ 404…A/D変換器 406…帯域拡張装置 412…階層型神経回路網モデル 450…入力層 4
52…中間層 454…出力層 454a…出力ユニット 454b…
追加出力ユニット

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ユニットから出力ユニットにわたっ
    て、ユニットのネットワークが形成され、前記入力ユニ
    ットに入力される入力信号を、前記ユニット間または同
    一の前記ユニット自身への結合荷重に応じて他のユニッ
    トまたは同一のユニット自身に伝達させて、前記出力ユ
    ニットから出力信号として出力する神経回路網モデルの
    学習方法であって、 前記入力信号から抽出したい信号に対応して設定されて
    いる教師信号と前記出力信号との比較に応じて前記結合
    荷重を調節する学習モードでは、学習が完了した後に前
    記結合荷重を固定して実際の信号を処理する実行モード
    よりも多数の出力ユニットと、この出力ユニットの数に
    対応した教師信号とを用いて学習を行うことを特徴とす
    る神経回路網モデルの学習方法。
  2. 【請求項2】前記神経回路網モデルが階層型神経回路網
    モデルとして構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の神経回路網モデルの学習方法。
  3. 【請求項3】前記学習モード時には、前記入力ユニット
    よりも多数の前記出力ユニットから並列に出力される出
    力信号が前記教師信号と比較され、 前記実行モード時には、前記入力ユニットと前記出力ユ
    ニットとの数が同数とされることを特徴とする請求項2
    記載の神経回路網モデルの学習方法。
  4. 【請求項4】前記神経回路網モデルがリカレントニュー
    ラルネットワークとして構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載の神経回路網モデルの学習方法。
  5. 【請求項5】前記学習モード時には、前記入力ユニット
    よりも多数の前記出力ユニットのそれぞれから時系列的
    に順次出力される出力信号が前記教師信号と比較され、 前記実行モード時には、前記入力ユニットと前記出力ユ
    ニットとの数が同数とされることを特徴とする請求項4
    記載の神経回路網モデルの学習方法。
  6. 【請求項6】前記学習モード時に用いる出力ユニット数
    が、前記実行モード時に用いる出力ユニット数の2以上
    の整数倍であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か記載の神経回路網モデルの学習方法。
  7. 【請求項7】前記教師信号が、時系列信号から形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の
    神経回路網モデルの学習方法。
  8. 【請求項8】前記時系列信号が音声信号であることを特
    徴とする請求項7記載の神経回路網モデルの学習方法。
  9. 【請求項9】前記学習モード時に用いる出力ユニット
    が、前記教師信号と比較する出力ユニットと、前記教師
    信号の周波数帯域に含まれる所定周波数帯域成分の追加
    教師信号と比較する出力ユニットとが存在することを特
    徴とする請求項1〜8のいずれか記載の神経回路網モデ
    ルの学習方法。
  10. 【請求項10】前記学習モード時に用いる出力ユニット
    が、前記教師信号と比較する出力ユニットと、前記実行
    モード時に入力信号の周波数帯域を拡張して出力信号と
    して出力するために前記教師信号の周波数帯域に含まれ
    ない所定周波数帯域成分の追加教師信号と比較する出力
    ユニットとが存在することを特徴とする請求項1〜8の
    いずれか記載の神経回路網モデルの学習方法。
  11. 【請求項11】入力ユニットから出力ユニットにわたっ
    て、ユニットのネットワークが形成され、前記入力ユニ
    ットに入力される入力信号を、前記ユニット間または同
    一の前記ユニット自身への結合荷重に応じて他のユニッ
    トまたは同一のユニット自身に伝達させて、前記出力ユ
    ニットから出力信号として出力する神経回路網モデルに
    対して、学習モードとして、前記入力信号から抽出した
    い信号に対応して設定されている教師信号と前記出力信
    号との比較に応じて前記結合荷重を調節する学習を行
    い、前記学習モードによる学習が完了した後に、実行モ
    ードとして、前記結合荷重を固定して実際の信号を処理
    する構成にする神経回路網モデルの形成方法であって、 前記学習モードでは、前記実行モードよりも多数の出力
    ユニットと、この出力ユニットの数に対応した教師信号
    とを用いて学習を行うことを特徴とする神経回路網モデ
    ルの形成方法。
  12. 【請求項12】前記神経回路網モデルが階層型神経回路
    網モデルとして構成されていることを特徴とする請求項
    11記載の神経回路網モデルの形成方法。
  13. 【請求項13】前記学習モード時には、前記入力ユニッ
    トよりも多数の前記出力ユニットから並列に出力される
    出力信号が前記教師信号と比較され、 前記実行モード時には、前記入力ユニットと同数の前記
    出力ユニットから並列に出力される出力信号が用いられ
    ることを特徴とする請求項12記載の神経回路網モデル
    の形成方法。
  14. 【請求項14】前記学習モード時に用いられた出力ユニ
    ットの内から、所定間隔で抽出した出力ユニットを、前
    記実行モード時に用いる出力ユニットとすることを特徴
    とする請求項12または13記載の神経回路網モデルの
    形成方法。
  15. 【請求項15】前記神経回路網モデルがリカレントニュ
    ーラルネットワークとして構成されていることを特徴と
    する請求項11記載の神経回路網モデルの形成方法。
  16. 【請求項16】前記学習モード時には、前記入力ユニッ
    トよりも多数の前記出力ユニットのそれぞれから時系列
    的に順次出力される出力信号が前記教師信号と比較さ
    れ、 前記実行モード時には、前記入力ユニットと同数の前記
    出力ユニットから時系列的に順次出力される出力信号が
    用いられることを特徴とする請求項15記載の神経回路
    網モデルの形成方法。
  17. 【請求項17】前記学習モード時に用いる出力ユニット
    数が、前記実行モード時に用いる出力ユニット数の2以
    上の整数倍であることを特徴とする請求項11〜16の
    いずれか記載の神経回路網モデルの形成方法。
  18. 【請求項18】前記教師信号が、時系列信号から形成さ
    れていることを特徴とする請求項11〜17のいずれか
    記載の神経回路網モデルの形成方法。
  19. 【請求項19】前記時系列信号が音声信号であることを
    特徴とする請求項18記載の神経回路網モデルの形成方
    法。
  20. 【請求項20】前記学習モード時に用いる出力ユニット
    が、前記教師信号と比較する出力ユニットと、前記教師
    信号の周波数帯域に含まれる所定周波数帯域成分の追加
    教師信号と比較する出力ユニットとが存在することを特
    徴とする請求項11〜19のいずれか記載の神経回路網
    モデルの形成方法。
  21. 【請求項21】前記学習モード時に用いる出力ユニット
    が、前記教師信号と比較する出力ユニットと、前記実行
    モード時に入力信号の周波数帯域を拡張して出力信号と
    して出力するために前記教師信号の周波数帯域に含まれ
    ない所定周波数帯域成分の追加教師信号と比較する出力
    ユニットとが存在することを特徴とする請求項11〜1
    9のいずれか記載の神経回路網モデルの形成方法。
  22. 【請求項22】請求項11〜21のいずれかの形成方法
    にて形成された神経回路網モデルを組み込んだことを特
    徴とする信号処理装置。
  23. 【請求項23】請求項12〜14のいずれかの形成方法
    にて形成された神経回路網モデルと、 音を入力し、アナログ信号として出力する音波受信手段
    と、 前記マイクからのアナログ信号をデジタル信号に変換す
    るA/D変換器と、 前記A/D変換器からのデジタル信号を前記神経回路網
    モデルの入力ユニットの数毎に並列に前記神経回路網モ
    デルの各入力ユニットへ出力する入力バッファと、 前記神経回路網モデルの出力ユニットから並列に出力さ
    れるデジタル信号を直列のデジタル信号として出力する
    出力バッファと、 前記出力バッファからの直列のデジタル信号をアナログ
    信号に変換するD/A変換器と、 前記D/A変換器からのアナログ信号を音として出力す
    る音波出力手段と、 を備えたことを特徴とする信号処理装置。
  24. 【請求項24】請求項15または16の形成方法にて形
    成された神経回路網モデルと、 音を入力し、アナログ信号として出力する音波受信手段
    と、 前記マイクからのアナログ信号をデジタル信号に変換し
    前記神経回路網モデルの入力ユニットへ出力するA/D
    変換器と、 前記神経回路網モデルの出力ユニットから出力されるデ
    ジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、 前記D/A変換器からのアナログ信号を音として出力す
    る音波出力手段と、 を備えたことを特徴とする信号処理装置。
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