JPH09245575A - 摺動スイッチ構造 - Google Patents

摺動スイッチ構造

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JPH09245575A
JPH09245575A JP5001596A JP5001596A JPH09245575A JP H09245575 A JPH09245575 A JP H09245575A JP 5001596 A JP5001596 A JP 5001596A JP 5001596 A JP5001596 A JP 5001596A JP H09245575 A JPH09245575 A JP H09245575A
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Shinji Takamoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 節度機構を有する摺動スイッチにおいて、摺
動子が摺動溝の凸部の頂部近傍で止まってしまった場合
でも、アーク放電が発しない摺動スイッチ構造を提供す
る。 【解決手段】 操作レバー24の先端にスプリング等の
付勢部材によって先端方向に付勢されるボール30が接
触する節度溝32が配置されている。この節度溝32に
は、スイッチ切り替え感触を得るための凹部32aが固
定接点に対応する位置に形成されている。この凹部32
aと隣接する凹部32aとの間に形成される凸部のうち
最も電位の高い固定接点であるHI接点20と隣接する
M2接点18との間に形成される凸部32cをHI接点
20側に片寄って形成し、凸部32cの頂部近傍でボー
ル30が止まった場合でも必ずHI接点に移動接点28
cが接触するようにして、アーク放電を発生しないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は摺動スイッチ構造、
特に節度機構を有し異なる電位を有する接点を順次切り
替える摺動スイッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等に搭載されている空気調
和装置の空気吹き出し量の調節は、ブロワモータに供給
する電圧を切り替えることによって行っている。このよ
うな切り替え動作を行うスイッチとして、例えば実公平
2−1789号公報に開示されるような摺動型のスイッ
チがある。このスイッチは複数の固定接点とその固定接
点間を順次摺動する移動接点を有し、ブロワモータの切
り替え動作を行っている。また、このスイッチは移動接
点が任意の固定接点から次の固定接点に移動する間にブ
ロワモータが停止することを回避するために移動接点の
移動中、常に接触している補助移動接点と補助固定接点
とを有している。この補助移動接点と補助固定接点との
接触によってブロワモータの最小の回転を確保する回路
を形成するようになっており、スイッチの切り替え中に
ブロワモータが停止することがない。
【0003】図5は上述したようなスイッチを用いて、
ブロワモータの切り替えを行う回路構成と移動接点と固
定接点との接触関係を示している。この場合、移動接点
は例えば3つ準備され、第1移動接点は常に固定接点の
1つであるアース接点(E)に接触し、第2移動接点は
補助移動接点として、アース接点(E)または固定接点
の1つであるコモン接点(C)と接触可能になってい
る。さらに、第3移動接点はアース接点(E)または電
位の異なる固定接点であるM1接点、M2接点、HI接
点のいずれか1つに接触可能になっている。
【0004】例えば、スイッチOFFの場合、3つの移
動接点は全てアース接点(E)に接触している。ブロワ
モータ50の最小回転状態LO(風量微)の場合、第2
移動接点がコモン接点(C)と接触し、他の2つの移動
接点はアース接点(E)に接触している。この時、ブロ
ワモータ50の駆動回路は抵抗52a,52b,52c
を含むことになる。また、ブロワモータ50の中間回転
状態M1(風量弱)の場合、第1移動接点はアース接点
(E)、第2移動接点はコモン接点(C)、第3移動接
点は固定接点であるM1接点に接触している。この時、
ブロワモータ50の駆動回路は抵抗52b,52cを含
むことになる。同様に、ブロワモータ50の中間回転状
態M2(風量中)、高速回転状態HI(風量強)の場合
は、第3移動接点がM2接点、HI接点に移動すること
によって抵抗52bや抵抗52cが回路から除かれ、ブ
ロワモータ50の回転制御が行われる。
【0005】このような摺動スイッチは、移動接点と各
固定接点との接触状態の保持と、スイッチ切り替えの感
触を明確にするために節度機構を有している。
【0006】この節度機構は、移動接点を摺動させる操
作レバーの先端にスプリング等の付勢部材によって出没
自在に配置された節度子と、該節度子と係合する複数の
凹部を有する節度溝とによって構成されている。節度溝
の凹部は固定接点の位置に応じて形成され、節度子が現
在係合している凹部から隣接する凹部に移動する時、つ
まり凹部と凹部の間の凸部を乗り越える時に付勢部材を
圧縮する力が摺動抵抗として働き、スイッチの切り替え
感触を得られるようにしている。
【0007】上述したような摺動スイッチの節度子は、
凸部の頂部近傍が最も摺動抵抗が大きくなるため、凹部
と凹部の間の凸部頂部付近で止まってしまう場合があ
る。この摺動抵抗が最も大きくなる位置は摺動スイッチ
を構成する各部品の寸法精度や組立精度等によってばら
つきがある。節度子が凸部で止まった場合、例えば固定
接点(例えば、M2接点とHI接点)と第3移動接点と
の接触関係は、図6(a)〜(c)に示すようになる。
図6(a)の場合、第3移動接点はM2接点とHI接点
とに接触しているが、図5において、ブロワモータ50
は電源電圧が与えられた状態になり、ブロワモータ50
はHI状態で駆動する。また、図6(b)の場合、M2
接点と第3移動接点とは近接するがブロワモータ50は
電源電圧が与えられた状態になり、ブロワモータ50は
HI状態で駆動する。図6(c)の場合、HI接点と第
3移動接点とは近接するがブロワモータ50は抵抗52
cによって電源電圧より低い電圧が与えられた状態にな
り、ブロワモータ50はM2状態(風量中)で駆動す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6(c)の
状態の時、HI接点には電源電圧が与えられ、第3移動
接点はM2接点に接触しているため電位は0になってい
る。そのため接近したHI接点と第3移動接点との間に
アーク放電が発生する。操作レバーの節度子が凸部頂部
付近で止まり、第3移動接点が図6(c)の状態で長時
間放置された場合、アーク放電は発生し続ける。一般に
自動車のバッテリー電圧は13〜14Vであり、アーク
放電によって発生する熱は200℃にも達する。一般
に、固定接点を保持している保持部材は合成樹脂で形成
されているので、発熱によって保持部材が溶け出し固定
接点を保持できなくなるという問題がある。特に、HI
接点は最も電位が高いため、アーク放電による発熱が重
大な問題になる。
【0009】本発明は上記従来の課題に鑑みなされたも
のであり、その目的は、節度機構を有する摺動スイッチ
において、摺動子が摺動溝の凸部の頂部近傍で止まって
しまった場合でも、アーク放電が発しない摺動スイッチ
構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、異なる電位を有する複数の固定接点と、
前記固定接点間を摺動して所定の固定接点間を接続し回
路を閉じる移動接点と、前記移動接点を保持し所望摺動
方向に移動させる操作レバーと、前記固定接点が対応す
る位置に凹部が連続配置された節度溝と、前記操作レバ
ーの先端に配置され付勢手段によって前記節度溝に付勢
され前記凹部に対して係合・離脱を繰り返し前記操作レ
バーに摺動抵抗を付加する節度子と、を有し、前記節度
溝の隣接する凹部間に形成される凸部は、固定接点の高
電位側に片寄って形成され、節度子が凸部上で停止した
場合に移動接点が高電位側の固定接点と接触することを
特徴とする。
【0011】この構成によれば、最も摺動子が強い摺動
抵抗を受ける凸部の頂部近傍で止まった場合でも移動接
点は高電位側の固定接点に接触するのでアーク放電を発
生することはない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づき説明する。図1は摺動スイッチ10の内部
構造を示す上面図である。摺動スイッチ10は異なる電
位を有する複数の固定接点を有している。固定接点とし
ては、電位の低い順にアース接点12、コモン接点14
(風量微)、M1接点16(風量弱)、M2接点18
(風量中)、HI接点20(風量強)がある。これらの
接点はそれぞれ引き出し接点12a,14a,16a,
18a,20aを介して所定の回路に接続されている。
一方、移動接点は回動中心22を中心に回動可能な操作
レバー24の保持プレート26上に配置されている。移
動接点としては、常に、前記アース接点12と接触して
いる移動接点28aと、アース接点12またはコモン接
点14と接触可能な移動接点28bと、アース接点12
またはM1接点16またはM2接点18またはHI接点
20のいずれか1つと接触可能な移動接点28cを有し
ている。つまり、摺動スイッチ10の切り替えは、回動
中心22を中心に操作レバー24を回動させて各移動接
点を所定の固定接点に接触させることによって、図5に
示す例と同様に抵抗の接続を切り替える。例えば、摺動
スイッチ10のOFF状態では移動接点28a,28
b,28cは全てアース接点12に接触している。ま
た、ブロワモータの最低回転時(LO;風量微)は、移
動接点28a,28cがアース接点12に接触し、移動
接点28bがコモン接点14に接触する。また、ブロワ
モータの中間回転状態M1(風量弱)の場合、移動接点
28aがアース接点12に接触し、移動接点28bがコ
モン接点14に接触し、移動接点28cがM1接点16
に接触する。同様に、ブロワモータの中間回転状態M2
(風量中)、高速回転状態HI(風量強)の場合は、移
動接点28cがM2接点、HI接点に移動することによ
って行われる。
【0013】また、操作レバー24の先端には図示しな
いスプリング等の付勢部材によって該操作レバー24の
先端方向に付勢されている節度子としてのボール30が
配置されている。このボール30は、例えば金属や樹脂
で形成され、スプリングによって操作レバー24の軸方
向に出没自在であり、出没を繰り返しながら後述する節
度溝の凹凸に沿って滑らかに回転し、操作レバー24に
所定の摺動抵抗を付加しながら回動がスムーズに行える
ようになっている。
【0014】摺動スイッチ10は前記回動中心22を中
心とする円弧上に沿った節度溝32を有している。この
節度溝32は前記ボール30が係合可能な凹部32aを
複数有している。この凹部32aはボール30が係合す
る時に前記移動接点28a〜28cが所定の固定接点1
2〜20の最適な位置に接触するように固定接点12〜
20に対応した位置に配置されている。なお、アース接
点12とコモン接点14は複数のブロワモータ駆動時常
に接触しているので、前記凹部32aはおもにM1接点
16、M2接点18、HI接点20の位置によって決ま
る。
【0015】図2に節度溝32の概念拡大図が示されて
いる。図2に示されるように、固定接点が等間隔に配置
されている場合、凹部32aも等間隔(θ)で配置され
る。従って、凹部32aと隣接する凹部32aとの間に
形成される凸部32bは、凹部32aの最深部から1/
2θだけずれた位置に形成される。従来技術で述べたよ
うにボール30が凹部32a、凸部32bを通過する時
のスプリングの付勢力の変化によってスイッチの切り替
え感触をえることができる。
【0016】本実施形態の特徴的事項は最も電位の高い
HI接点と、隣接するM2接点との間に位置する凸部を
電位の高い側、つまりHI接点側に片寄って形成してい
るところである。
【0017】図2に示すようにHI接点と、隣接するM
2接点との間に位置する凸部32cは、本来位置する場
所(破線で示す位置)よりΔθだけHI接点側に片寄っ
ている。従って、ボール30に対する接触抵抗が最も大
きくなる凸部の頂部付近でボール30が停止してしまっ
た場合でも移動接点28cは図3(a)に示すようにH
I接点20に接触するようになる。また、摺動スイッチ
10(図1参照)の構成部品の加工精度や組立精度によ
ってHI接点20やM2接点18の位置が左右に変動し
た場合でも、加工精度や組立精度の誤差を考慮してΔθ
を決定すれば、図3(b)や図3(c)に示すように、
移動接点28cはHI接点20に必ず接触するようにな
る。この結果、ボール30が凸部32cの頂部近傍で停
止した場合でも、固定接点と移動接点との間でアーク放
電は発生しない。なお、図3(c)のように移動接点2
8cがM2接点18に接触するか、または非常に接近し
た場合でも、図5の回路図から明らかなようにHI接点
20及びM2接点18の電位は0であるため、移動接点
28cとM2接点18との間にはアーク放電は発生しな
い。
【0018】なお、図1、図2において、片寄って形成
する節度溝の凸部32cは最もアーク放電が発生し易く
発熱量が高いHI接点20とM2接点18との間のみに
形成される例を示したが、必要に応じて他の凸部32b
の位置も電位の高い固定接点側に片寄って形成してもよ
い。
【0019】また上述したように節度溝の凸部の位置の
みを変更し、凹部の位置は変更させないようにすること
によって、ボールと凹部の係合位置は従来と同じになる
ので、摺動スイッチの操作感覚は同じにすることができ
る。
【0020】図4に示す実施形態は節度溝に形成される
凸部の間隔は従来と同様にすべてθであり、節度溝の取
付位置を電位の高い側にΔθだけずらして配置した例で
ある。つまり、固定接点と節度溝の相対位置を変更した
例である。このような配置を行うことによって、節度溝
凸部の頂部近傍でボールが止まってしまった場合でも図
4(a)に示すように移動接点28cがM2接点18へ
接近することを容易に防止し、アーク放電の発生を回避
することができる。図4(b)はボールがHI接点20
に対応する位置に形成された凹部に係合した状態であ
り、図4(c)はボールがM2接点18に対応する位置
に形成された凹部に係合した状態である。なお、固定接
点と節度溝の相対位置を変更は、上述のように節度溝を
高電位側にずらす方法と固定接点を低電位側にずらす方
法があり、同じ効果を得ることができる。ただし、これ
らの場合、固定接点に対する節度溝の凹部の位置が変更
されるため、摺動スイッチの操作レバーがスイッチ表面
パネル上で指すマーク、例えば、LOやHI機能マーク
の位置をずれ量に応じて修正する必要がある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
節度子が節度溝の凹部間に形成された凸部の頂部近傍で
止まってしまった場合でも、移動接点は必ず高電位側の
固定接点に接触するため、アーク放電が発生することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施形態の摺動スイッチの構造
を示す上面図である。
【図2】 本発明に係る実施形態の摺動スイッチの節度
子と節度溝の関係を示す説明図である。
【図3】 本発明に係る実施形態の摺動スイッチの移動
接点と、固定接点との位置関係を説明する説明図であ
る。
【図4】 本発明に係る他の実施形態の摺動スイッチの
移動接点と、固定接点との位置関係を説明する説明図で
ある。
【図5】 固定接点と移動接点との組み合わせによるブ
ロワモータの駆動回路を説明する説明図である。
【図6】 従来の摺動スイッチの固定接点と移動接点と
の位置関係を説明する説明図である。
【符号の説明】
10 摺動スイッチ、12 アース接点(固定接点)、
14 コモン接点(固定接点)、16 M1接点(固定
接点)、18 M2接点(固定接点)、20HI接点
(固定接点)、24 操作レバー、28a,28b,2
8c 移動接点、30 ボール(節度子)、32 節度
溝、32a 凹部、32b,32c 凸部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる電位を有する複数の固定接点と、 前記固定接点間を摺動して所定の固定接点間を接続し回
    路を閉じる移動接点と、 前記移動接点を保持し所望摺動方向に移動させる操作レ
    バーと、 前記固定接点が対応する位置に凹部が連続配置された節
    度溝と、 前記操作レバーの先端に配置され付勢手段によって前記
    節度溝に付勢され前記凹部に対して係合・離脱を繰り返
    し前記操作レバーに摺動抵抗を付加する節度子と、 を有し、 前記節度溝の隣接する凹部間に形成される凸部は、固定
    接点の高電位側に片寄って形成され、節度子が凸部上で
    停止した場合に移動接点が高電位側の固定接点と接触す
    ることを特徴とする摺動スイッチ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7863534B2 (en) 2008-04-15 2011-01-04 General Electric Company Spring discharge mechanism for circuit breaker

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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