JPH09245656A - マイクロ波管装置 - Google Patents
マイクロ波管装置Info
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- JPH09245656A JPH09245656A JP4899896A JP4899896A JPH09245656A JP H09245656 A JPH09245656 A JP H09245656A JP 4899896 A JP4899896 A JP 4899896A JP 4899896 A JP4899896 A JP 4899896A JP H09245656 A JPH09245656 A JP H09245656A
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- Japan
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- electron beam
- section
- coil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 コレクタ内面に衝突する電子ビームの位置を
早く変化できるマイクロ波管装置を提供すること。 【解決手段】 電子ビ―ムを発生する電子銃部12と、
電子ビ―ムの進路に沿って配置された共振空胴部14
と、この共振空胴部14の電子ビーム下流に配置された
コレクタ部19とを具備してなるマイクロ波管装置にお
いて、コレクタ部19の内部に磁場を形成するコイルS
2をコレクタ部19の内部に設け、コイルS2にコレク
タの外部電源から通電するように構成している。
早く変化できるマイクロ波管装置を提供すること。 【解決手段】 電子ビ―ムを発生する電子銃部12と、
電子ビ―ムの進路に沿って配置された共振空胴部14
と、この共振空胴部14の電子ビーム下流に配置された
コレクタ部19とを具備してなるマイクロ波管装置にお
いて、コレクタ部19の内部に磁場を形成するコイルS
2をコレクタ部19の内部に設け、コイルS2にコレク
タの外部電源から通電するように構成している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジャイロトロンや
クライストロン、進行波管などのマイクロ波管におい
て、電子ビ−ムを捕捉するコレクタ部の内部に磁場形成
用のコイルを設けたマイクロ波管装置に関する。
クライストロン、進行波管などのマイクロ波管におい
て、電子ビ−ムを捕捉するコレクタ部の内部に磁場形成
用のコイルを設けたマイクロ波管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波管、例えばジャイロトロン装
置はサイクロトロンメ―ザ作用を動作原理とする電子管
で、ミリ波からサブミリ波帯の高周波大電力源として利
用されている。そして、ジャイロトロン装置の1つとし
て、電子ビ−ムの進路と高周波の通路をブラソフ変換器
で分離する、いわゆるブラソフ変換器内蔵型ジャイロト
ロン装置が提案されている。
置はサイクロトロンメ―ザ作用を動作原理とする電子管
で、ミリ波からサブミリ波帯の高周波大電力源として利
用されている。そして、ジャイロトロン装置の1つとし
て、電子ビ−ムの進路と高周波の通路をブラソフ変換器
で分離する、いわゆるブラソフ変換器内蔵型ジャイロト
ロン装置が提案されている。
【0003】ここで、ブラソフ変換器内蔵型ジャイロト
ロン装置を例にとり、従来のマイクロ波管装置について
図2を参照して説明する。符号21はジャイロトロン装
置を構成する外囲器で、外囲器21の下端に、中空の電
子ビ―ムを図の上方向に発生する電子銃部22が設けら
れている。電子ビ―ムの進行方向には電子ビ―ム導入部
23が配置され、その内部空間はテ―パ状で、電子ビ―
ムの進行方向に進むにつれて徐々に径が小さくなってい
る。また、電子ビ―ム導入部23の上方には共振空胴部
24が設けられ、さらに、共振空胴部24に連続するよ
うにブラソフ変換器25が設けられている。また、ブラ
ソフ変換器25の上方には、高周波を反射する反射鏡2
6が設けられている。
ロン装置を例にとり、従来のマイクロ波管装置について
図2を参照して説明する。符号21はジャイロトロン装
置を構成する外囲器で、外囲器21の下端に、中空の電
子ビ―ムを図の上方向に発生する電子銃部22が設けら
れている。電子ビ―ムの進行方向には電子ビ―ム導入部
23が配置され、その内部空間はテ―パ状で、電子ビ―
ムの進行方向に進むにつれて徐々に径が小さくなってい
る。また、電子ビ―ム導入部23の上方には共振空胴部
24が設けられ、さらに、共振空胴部24に連続するよ
うにブラソフ変換器25が設けられている。また、ブラ
ソフ変換器25の上方には、高周波を反射する反射鏡2
6が設けられている。
【0004】そして、反射鏡26で反射された高周波
は、図の左方向に進み高周波出力部27から外部に取り
出される構成になっている。なお、高周波出力部27は
管軸に対して直角方向に突設した構造になっており、高
周波を通過する気密窓28によって封止されている。ま
た、反射鏡26の上方には電子ビ−ムを捕捉するコレク
タ部29が配置されている。
は、図の左方向に進み高周波出力部27から外部に取り
出される構成になっている。なお、高周波出力部27は
管軸に対して直角方向に突設した構造になっており、高
周波を通過する気密窓28によって封止されている。ま
た、反射鏡26の上方には電子ビ−ムを捕捉するコレク
タ部29が配置されている。
【0005】そして、電子銃部22からブラソフ変換器
25にかけて、外囲器21内に所定の磁界を与える外部
磁石M1、M2が配置され、また、コレクタ部29の外
囲器21の外側には、スイープコイルSが配置されてい
る。
25にかけて、外囲器21内に所定の磁界を与える外部
磁石M1、M2が配置され、また、コレクタ部29の外
囲器21の外側には、スイープコイルSが配置されてい
る。
【0006】上記した構成のジャイロトロン装置におい
て、動作時は、電子銃部22から出射した電子ビ−ム
は、外部磁石M1、M2で形成された磁界や、電子銃部
22のアノ−ド・カソ−ド間に形成された電界によって
サイクロトロン周波数を持つ旋回運動を行なう。そし
て、電子銃部22から共振空胴部24に向かって緩やか
に増大する磁界によって、旋回速度を高めながら共振空
胴部24へ入射する。共振空胴部24では、励起された
高周波磁界との相互作用で、電子の運動エネルギが高周
波エネルギに変換される。なお、高周波磁界との相互作
用を行った電子ビ−ムは図の上方に進み、コレクタ部2
9に捕捉される。
て、動作時は、電子銃部22から出射した電子ビ−ム
は、外部磁石M1、M2で形成された磁界や、電子銃部
22のアノ−ド・カソ−ド間に形成された電界によって
サイクロトロン周波数を持つ旋回運動を行なう。そし
て、電子銃部22から共振空胴部24に向かって緩やか
に増大する磁界によって、旋回速度を高めながら共振空
胴部24へ入射する。共振空胴部24では、励起された
高周波磁界との相互作用で、電子の運動エネルギが高周
波エネルギに変換される。なお、高周波磁界との相互作
用を行った電子ビ−ムは図の上方に進み、コレクタ部2
9に捕捉される。
【0007】一方、共振空胴部24で発生した高周波は
ブラソフ変換器25によってガウシアンビ−ムに変換さ
れ、その後、反射鏡26で反射されて進行方向を変え、
高周波出力部27から外部回路へ導かれる。
ブラソフ変換器25によってガウシアンビ−ムに変換さ
れ、その後、反射鏡26で反射されて進行方向を変え、
高周波出力部27から外部回路へ導かれる。
【0008】ところで、大電力のジャイロトロン装置で
は、コレクタ部29で捕捉される電子ビームがコレクタ
部29内面の特定の領域に集中すると、その領域に損傷
を発生させる。このため、コレクタ部29の外側にスイ
ープコイルSを配置している。そして、スイープコイル
Sに交流電流を流してコレクタ部29内に交流磁界を発
生し、コレクタ部29内面の特定の領域に電子ビームが
集中しないようにしている。この場合、スイープコイル
Sに流れる交流電流は、例えば、空胴磁場を打消すよう
な値に交流電流を重畳させた大きさにしている。
は、コレクタ部29で捕捉される電子ビームがコレクタ
部29内面の特定の領域に集中すると、その領域に損傷
を発生させる。このため、コレクタ部29の外側にスイ
ープコイルSを配置している。そして、スイープコイル
Sに交流電流を流してコレクタ部29内に交流磁界を発
生し、コレクタ部29内面の特定の領域に電子ビームが
集中しないようにしている。この場合、スイープコイル
Sに流れる交流電流は、例えば、空胴磁場を打消すよう
な値に交流電流を重畳させた大きさにしている。
【0009】しかし、上記した構造の場合、スイープコ
イルSがコレクタ部29の外側に設置されている。この
ため、スイープコイルSに流す交流電流の周波数が高く
なると、ステンレス製のコレクタジャケットや、銅製の
コレクタ等の金属構体に渦電流が流れ、これによってコ
レクタ部29内部の磁場が打ち消されてしまう。このた
め、スイープコイルSに流す交流電流の周波数は1Hz
程度と低い値に設定される。
イルSがコレクタ部29の外側に設置されている。この
ため、スイープコイルSに流す交流電流の周波数が高く
なると、ステンレス製のコレクタジャケットや、銅製の
コレクタ等の金属構体に渦電流が流れ、これによってコ
レクタ部29内部の磁場が打ち消されてしまう。このた
め、スイープコイルSに流す交流電流の周波数は1Hz
程度と低い値に設定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ジャイロト
ロン装置などマイクロ波管装置を製造する場合、動作中
のガス発生を少なくするための枯化工程がある。ジャイ
ロトロン装置では、枯化は、コレクタ部29内面の全体
にわたて電子ビームを衝突させることによって行われ
る。このとき、スイープコイルSに流す交流電流の周波
数が1Hz程度と低いと、コレクタ部29内面に衝突す
る電子ビームの位置の変化はゆっくりしたものになる。
したがって、枯化の時間が短いとコレクタ部29内面に
電子ビームが当たらない領域が残ってしまう。このた
め、枯化の時間が長くなり、また、枯化の時間が短いと
枯化が十分に行われない。枯化が不十分な領域が残る
と、そこに電子ビームが当たり多量のガスが発生するこ
とがある。
ロン装置などマイクロ波管装置を製造する場合、動作中
のガス発生を少なくするための枯化工程がある。ジャイ
ロトロン装置では、枯化は、コレクタ部29内面の全体
にわたて電子ビームを衝突させることによって行われ
る。このとき、スイープコイルSに流す交流電流の周波
数が1Hz程度と低いと、コレクタ部29内面に衝突す
る電子ビームの位置の変化はゆっくりしたものになる。
したがって、枯化の時間が短いとコレクタ部29内面に
電子ビームが当たらない領域が残ってしまう。このた
め、枯化の時間が長くなり、また、枯化の時間が短いと
枯化が十分に行われない。枯化が不十分な領域が残る
と、そこに電子ビームが当たり多量のガスが発生するこ
とがある。
【0011】本発明は、上記した欠点を解決するもの
で、コレクタ部内面に衝突する電子ビームの位置を早く
変化できるマイクロ波管装置を提供することを目的とす
る。
で、コレクタ部内面に衝突する電子ビームの位置を早く
変化できるマイクロ波管装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子ビ―ムを
発生する電子銃部と、前記電子ビ―ムの進路に沿って配
置された高周波相互作用部と、この高周波相互作用部の
電子ビーム下流に配置されたコレクタ部とを具備してな
るマイクロ波管装置において、前記コレクタ部の内部に
磁場を形成するコイルを前記コレクタ部の内部に設け、
前記コイルにコレクタの外部電源から通電するように構
成している。
発生する電子銃部と、前記電子ビ―ムの進路に沿って配
置された高周波相互作用部と、この高周波相互作用部の
電子ビーム下流に配置されたコレクタ部とを具備してな
るマイクロ波管装置において、前記コレクタ部の内部に
磁場を形成するコイルを前記コレクタ部の内部に設け、
前記コイルにコレクタの外部電源から通電するように構
成している。
【0013】また、コイルが、所定の間隔で複数か所に
設けられたことを特徴とする請求項1記載のマイクロ波
管装置。
設けられたことを特徴とする請求項1記載のマイクロ波
管装置。
【0014】上記した構成によれば、磁場を形成するコ
イルがコレクタ部に内蔵されている。この場合、コイル
に流す交流電流を例えば10Hz程度に高くしても、ス
テンレス製のコレクタジャケットや銅製のコレクタ等の
金属構体に発生する渦電流によって、コレクタ内部の磁
場が打ち消されるようなことがなくなる。このため、例
えば枯化する際などにコイルに流す交流電流の周波数を
高くし、コレクタ内面に衝突する電子ビームの位置を早
く変化できる。このため、枯化時間を短くでき、枯化効
率が向上する。
イルがコレクタ部に内蔵されている。この場合、コイル
に流す交流電流を例えば10Hz程度に高くしても、ス
テンレス製のコレクタジャケットや銅製のコレクタ等の
金属構体に発生する渦電流によって、コレクタ内部の磁
場が打ち消されるようなことがなくなる。このため、例
えば枯化する際などにコイルに流す交流電流の周波数を
高くし、コレクタ内面に衝突する電子ビームの位置を早
く変化できる。このため、枯化時間を短くでき、枯化効
率が向上する。
【0015】また、コイルを、所定の間隔で複数か所に
設けている。この場合、コレクタが長い場合でも電子ビ
ームを良好に制御でき、コレクタ内面に照射し、あるい
はコレクタ内面に捕捉される電子ビームを早く分散でき
る。なお、コイルをコレクタの上部や下部に設置した場
合は、コイルに対する電子ビームの直撃を避けることが
できる。
設けている。この場合、コレクタが長い場合でも電子ビ
ームを良好に制御でき、コレクタ内面に照射し、あるい
はコレクタ内面に捕捉される電子ビームを早く分散でき
る。なお、コイルをコレクタの上部や下部に設置した場
合は、コイルに対する電子ビームの直撃を避けることが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施形態につい
て、ジャイロトロン装置を例にとり図1を参照して説明
する。
て、ジャイロトロン装置を例にとり図1を参照して説明
する。
【0017】符号11はジャイロトロン装置を構成する
外囲器で、外囲器11の下端に、中空の電子ビ―ムを図
の上方向に発生する電子銃部12が設けられている。そ
して、電子ビ―ムの進行方向には電子ビ―ム導入部13
が配置されている。電子ビ―ム導入部13の内部空間は
テ―パ状で、電子ビ―ムの進行方向にしたがい徐々に径
が小さくなっている。また、電子ビ―ム導入部13の上
方には、高周波との相互作用を行う共振空胴部14が設
けられ、さらに、共振空胴部14に連続するようにブラ
ソフ変換器15が設けられている。ブラソフ変換器15
の上方には、高周波を反射する反射鏡16が設けられて
いる。
外囲器で、外囲器11の下端に、中空の電子ビ―ムを図
の上方向に発生する電子銃部12が設けられている。そ
して、電子ビ―ムの進行方向には電子ビ―ム導入部13
が配置されている。電子ビ―ム導入部13の内部空間は
テ―パ状で、電子ビ―ムの進行方向にしたがい徐々に径
が小さくなっている。また、電子ビ―ム導入部13の上
方には、高周波との相互作用を行う共振空胴部14が設
けられ、さらに、共振空胴部14に連続するようにブラ
ソフ変換器15が設けられている。ブラソフ変換器15
の上方には、高周波を反射する反射鏡16が設けられて
いる。
【0018】そして、反射鏡16の反射面に対向する位
置に高周波出力部17が配置され、高周波出力部17は
高周波を通過する気密窓18で封止されている。高周波
出力部17は管軸に対して直角方向に突設され、また、
反射鏡16の上方には電子ビ−ムを捕捉するコレクタ部
19が配置されている。
置に高周波出力部17が配置され、高周波出力部17は
高周波を通過する気密窓18で封止されている。高周波
出力部17は管軸に対して直角方向に突設され、また、
反射鏡16の上方には電子ビ−ムを捕捉するコレクタ部
19が配置されている。
【0019】そして、電子銃部12からブラソフ変換器
15にかけて、外囲器11内に所定の磁界を与える外部
磁石M1、M2が外囲器の外側に配置されている。ま
た、コレクタ部19の外部および内部にそれぞれ第1お
よび第2のスイープコイルS1、S2が配置されてい
る。なお、コレクタ部19内部に配置された第2のスイ
ープコイルS2は、コレクタ部10内部の上端と下端の
2か所に配置され、そして、コレクタ部19外部に設け
られた電源(図示せず)から通電される構成になってい
る。この場合、第1のスイープコイルS1によって、空
胴磁場を打ち消すような定常磁場を作り、コレクタ部1
9が電子ビームを捕捉しやすくしている。また、第2の
スイープコイルS2は、コレクタ部19に入ってきた電
子ビームを点線Bのように上下方向に振り、電子ビーム
が分散するようにしている。
15にかけて、外囲器11内に所定の磁界を与える外部
磁石M1、M2が外囲器の外側に配置されている。ま
た、コレクタ部19の外部および内部にそれぞれ第1お
よび第2のスイープコイルS1、S2が配置されてい
る。なお、コレクタ部19内部に配置された第2のスイ
ープコイルS2は、コレクタ部10内部の上端と下端の
2か所に配置され、そして、コレクタ部19外部に設け
られた電源(図示せず)から通電される構成になってい
る。この場合、第1のスイープコイルS1によって、空
胴磁場を打ち消すような定常磁場を作り、コレクタ部1
9が電子ビームを捕捉しやすくしている。また、第2の
スイープコイルS2は、コレクタ部19に入ってきた電
子ビームを点線Bのように上下方向に振り、電子ビーム
が分散するようにしている。
【0020】上記した構造のジャイロトロン装置は、そ
の動作時において、電子銃部12から電子ビ−ムが出射
される。出射した電子ビ−ムは、外部磁石M1、M2で
形成された磁界、そして、電子銃部12のアノ−ド・カ
ソ−ド間に形成された電界によってサイクロトロン周波
数を持つ旋回運動を行う。その後、電子銃部12から共
振空胴部14に向かって緩やかに増大する磁界によっ
て、旋回速度を増加しながら共振空胴部14へ入射す
る。共振空胴部14において、励起された高周波磁界と
相互作用を行ない、電子の運動エネルギが高周波エネル
ギに変換される。
の動作時において、電子銃部12から電子ビ−ムが出射
される。出射した電子ビ−ムは、外部磁石M1、M2で
形成された磁界、そして、電子銃部12のアノ−ド・カ
ソ−ド間に形成された電界によってサイクロトロン周波
数を持つ旋回運動を行う。その後、電子銃部12から共
振空胴部14に向かって緩やかに増大する磁界によっ
て、旋回速度を増加しながら共振空胴部14へ入射す
る。共振空胴部14において、励起された高周波磁界と
相互作用を行ない、電子の運動エネルギが高周波エネル
ギに変換される。
【0021】このようにして共振空胴部14で高周波が
発生し、発生した高周波はブラソフ変換器15によって
ガウシアンビ−ムに変換される。なお、ガウシアンビ−
ムは反射鏡16で反射されて進行方向を変え、高周波出
力部17から外部回路へ導かれる。
発生し、発生した高周波はブラソフ変換器15によって
ガウシアンビ−ムに変換される。なお、ガウシアンビ−
ムは反射鏡16で反射されて進行方向を変え、高周波出
力部17から外部回路へ導かれる。
【0022】上記した構成によれば、第2のスイープコ
イルS2がコレクタ部19に内蔵されている。この場
合、第2のスイープコイルS2に流す交流電流を例えば
10Hz程度に高くしても、ステンレス製のコレクタジ
ャケットや銅製のコレクタ等の金属構体に発生する渦電
流によってコレクタ部19内部の磁場が打ち消されるよ
うなことがなくなる。したがって、枯化する際などにス
イープコイルS2に流す交流電流の周波数を高くでき、
電子ビームがコレクタ部19内面に衝突する位置を早く
変化させることができる。
イルS2がコレクタ部19に内蔵されている。この場
合、第2のスイープコイルS2に流す交流電流を例えば
10Hz程度に高くしても、ステンレス製のコレクタジ
ャケットや銅製のコレクタ等の金属構体に発生する渦電
流によってコレクタ部19内部の磁場が打ち消されるよ
うなことがなくなる。したがって、枯化する際などにス
イープコイルS2に流す交流電流の周波数を高くでき、
電子ビームがコレクタ部19内面に衝突する位置を早く
変化させることができる。
【0023】このため、枯化時間が短い場合でも、コレ
クタ部19内面にまんべんなく電子ビームを照射でき、
枯化工程が効率化される。例えば、パルス幅が50ms
程度でもコレクタ部19内面を十分に枯化できる。
クタ部19内面にまんべんなく電子ビームを照射でき、
枯化工程が効率化される。例えば、パルス幅が50ms
程度でもコレクタ部19内面を十分に枯化できる。
【0024】なお、枯化工程に限らず、例えば、通常の
動作状態においても、第2のスイープコイルS2に流す
交流電流の周波数を高くできるため、電子ビームがコレ
クタ部19内面に衝突する位置を早く変化でき、コレク
タ部19に衝突する電子ビームの分散が図られる。
動作状態においても、第2のスイープコイルS2に流す
交流電流の周波数を高くできるため、電子ビームがコレ
クタ部19内面に衝突する位置を早く変化でき、コレク
タ部19に衝突する電子ビームの分散が図られる。
【0025】また、上記した実施形態では、第2のスイ
ープコイルS2がコレクタ部19の上下2か所に設置さ
れている。しかし、スイープコイルS2を配置する位置
は上下のいずれか一方の端部の1か所でもよく、また、
コレクタ部19が長い場合などは3か所以上に分けて配
置することもできる。
ープコイルS2がコレクタ部19の上下2か所に設置さ
れている。しかし、スイープコイルS2を配置する位置
は上下のいずれか一方の端部の1か所でもよく、また、
コレクタ部19が長い場合などは3か所以上に分けて配
置することもできる。
【0026】また、上記した実施形態では、ジャイロト
ロン装置の例で説明している。しかし、この発明は、ク
ライストロンや進行波管など電子ビームを補足するコレ
クタ部を備えた他のマイクロ波管にも適用できる。
ロン装置の例で説明している。しかし、この発明は、ク
ライストロンや進行波管など電子ビームを補足するコレ
クタ部を備えた他のマイクロ波管にも適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、コレクタ部に入射する
電子ビームの位置を早く変化できるマイクロ波管装置を
実現できる。
電子ビームの位置を早く変化できるマイクロ波管装置を
実現できる。
【図1】本発明の実施形態を説明する概略の断面図であ
る。
る。
【図2】従来例を説明する概略の断面図である。
11…外囲器 12…電子銃部 13…電子ビ―ム導入部 14…共振空胴部 15…ブラソフ変換器 16…反射鏡 17…高周波出力部 18…気密窓 19…コレクタ部 M1、M2…外部磁石 S1、S2…スイープコイル
Claims (2)
- 【請求項1】 電子ビ―ムを発生する電子銃部と、前記
電子ビ―ムの進路に沿って配置された高周波相互作用部
と、この高周波相互作用部の電子ビーム下流に配置され
たコレクタ部とを具備してなるマイクロ波管装置におい
て、前記コレクタ部の内部に磁場を形成するコイルを前
記コレクタ部の内部に設け、前記コイルにコレクタの外
部電源から通電するように構成したことを特徴とするマ
イクロ波管装置。 - 【請求項2】 コイルが、所定の間隔で複数か所に設け
られたことを特徴とする請求項1記載のマイクロ波管装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4899896A JPH09245656A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | マイクロ波管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4899896A JPH09245656A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | マイクロ波管装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09245656A true JPH09245656A (ja) | 1997-09-19 |
Family
ID=12818878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4899896A Pending JPH09245656A (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | マイクロ波管装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09245656A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002063652A1 (de) * | 2001-02-07 | 2002-08-15 | Forschungszentrum Karlsruhe Gmbh | Kollektorwand und kollektorspulengruppe eines gyrotrons |
| CN105914117A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-08-31 | 电子科技大学 | 一种共焦波导宽带输入耦合装置 |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP4899896A patent/JPH09245656A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN105914117A (zh) * | 2016-04-20 | 2016-08-31 | 电子科技大学 | 一种共焦波导宽带输入耦合装置 |
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