JPH09246522A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH09246522A
JPH09246522A JP4848796A JP4848796A JPH09246522A JP H09246522 A JPH09246522 A JP H09246522A JP 4848796 A JP4848796 A JP 4848796A JP 4848796 A JP4848796 A JP 4848796A JP H09246522 A JPH09246522 A JP H09246522A
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film
metal
hydrogen
metal film
layer
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Atsuko Sakata
敦子 坂田
Iwao Kunishima
巌 國島
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化膜と下地金属層の密着性を向上し、Wの
異常成長核となる下地はがれを抑制することで、埋め込
み形状の良いWプラグを形成し、界面抵抗、プラグ部で
の抵抗が低く安定したコンタクトを得ること。 【解決手段】 基板11上に所望のパターンが形成され
た絶縁膜を有し、下地金属または絶縁膜上に水素を吸収
する金属膜22と、この金属膜22上に水素不透な金属
膜23と、この金属膜23上に少なくとも金属化合物ガ
スと水素ガスとにより形成された金属膜24とを有する
半導体装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高融点金属を成膜
するCVD技術に係り、特に金属化合物を主成分とする
ガスと水素を用いたCVDによって成膜される金属膜を
用いた半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の高集積化に伴い、電
気回路の微細化は進む一方であり、拡散層上、配線間の
コンタクトサイズの微細化によりアスペクト比が上昇す
るにともなって、CVDによるコンタクトプラグの形成
は必須である。プラグ材としては様々な材料が検討され
ているが、その有力な材料の一つがWである。W膜を形
成する場合、WF6 をシラン系ガス(例えばSiH4
)、水素ガス等によって還元することによってWを堆
積する。以下、図3を用いてWコンタクトプラグを具備
した配線構造及びその製造方法について説明する。
【0003】まず、Si半導体基板41上にフィールド
酸化膜42及びゲート電極43の側壁に形成された15
0nmのSiN膜43cに囲まれてシリコン表面が露出
した構造を有する基板上に、不純物拡散層44を周知の
イオン注入法を用いて形成する。その後CVDによって
SiO2 膜45、BPSG膜46を堆積する(図3
(a))。次に、コンタクトホールを開孔し、この基板
上にTi膜47をスパッタリングによって堆積する(図
3(b))。次に、窒素雰囲気中でRapid ThermalAnnea
l(RTA)を行い、コンタクト底にTiSi2 膜49
を形成、酸化膜上にはTi、あるいはTiナイトライド
膜47が形成されている(図3(c))。この下地上に
六フッ化タングステン(WF6 )等のタングステンのハ
ロゲン化物と水素(H2 )との混合ガスを反応ガスとし
てW膜50を成膜する。その後、基板全面のWを酸化膜
46までエッチングし、Wプラグ10を形成する(図4
(e))。
【0004】ところが、通常N2RTAによる窒化によっ
て形成される窒化膜厚は約5nm であり、詳細にこの膜の
バリア性を研究した結果、この窒化膜厚では、WF6 を40
0 ℃〜450 ℃近傍で水素還元する際に、その下地に対す
るH,Fに対するバリア性が不十分であることがわかっ
てきた。成膜途中に発生するH,Fはこの窒化膜厚で
は、従来方法に記述した方法で成膜したTiナイトライ
ド(TiN)を通過・拡散してしまう。このときに拡散
したFは、Tiナイトライドと酸化膜の密着層として必
要なTiと、SiO2界面にパイルアップし、密着性を
劣化させる傾向にある。またHはTiに吸収、水素化物
TiHを形成してしまう。水素を吸収した密着層Tiは
Ti膜を形成していたときに比べて体積にして約2.6 倍
に膨張する。このときの体積膨張を生じたTi膜或いは
Ti/TiN膜を下地にWを成膜した場合、W成膜時に
生じる、更なる膜応力変化によって、コンタクトパター
ンエッジ部の下地Ti/TiN層とSiO2 界面からは
がれてしまう。
【0005】加えて、ビア・コンタクトホールにおいて
はAlのシンター温度以上の熱処理を加えられないため、
Tiに加えられる熱処理温度は結果的に低くなり、密着
層TiとSiO2の界面反応によって消費されるTiの膜厚
は顕著に減少し、この界面密着層Tiの体積膨張に起因
したはがれは一層顕著なものとなった。さらにこれらの
体積膨張によるはがれを核にして、Wが盛り上がるよう
な異常成長をしてしまう現象もが生じ、コンタクトプラ
グの安定した形成もできず、素子の作製が困難になって
しまうことが明らかになった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑
みなされたもので、水素を反応ガスとして用いるCVD 成
膜によって形成全面に形成する金属膜、特にブランケッ
トWを形成する際に、下地からのはがれがなく密着性の
良い膜を形成し、プラグ材料金属(W)の局所的な異常
成長を抑制し、埋め込み形状のよいプラグを具備する半
導体装置を提供すると共に、その製造方法を提供する事
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1は、下地金
属と、この下地金属上に所望のパターンが形成された絶
縁膜と、前記下地金属または前記絶縁膜上に水素を吸収
する第1の金属膜と、この金属膜上に水素不透な第2の
金属膜と、この第2の金属膜上に少なくとも金属化合物
ガスと水素ガスとにより形成された第3の金属膜とを有
する半導体装置を提供する。
【0008】ここで、前記第2の金属膜は、アモルファ
ス、微結晶あるいは金属間化合物であること、また、膜
厚が10nm以上であることが望ましい。また、第1の
金属膜は、少なくとも高融点遷移金属を含んでおり、特
に、Ti、Pd,V,Zr,Hf、Ni、Coまたはこ
れらの化合物であるを含んでいることが望ましい。
【0009】また、第1の金属膜は、高融点遷移金属膜
の珪化物を含む膜である。さらに、第2の金属膜は、T
i、Pd,V,Zr,Hf、Ni、Co等の高融点遷移
金属の化合物、又は第1の金属膜と化合物を形成しない
高融点金属であることが望ましい。
【0010】さらにまた、第3の金属膜は、タングステ
ン、高融点金属の化合物膜はタングステンを含む化合物
である。本発明の第2は、下地金属上に絶縁膜を所望パ
ターンに形成する工程と、前記下地金属または絶縁膜上
に水素を吸収する第1の金属膜を形成する工程と、この
第1の金属膜上に高融点遷移金属である第2の金属膜を
膜厚10nm以上に形成する工程と、この第2の金属膜
上に少なくとも金属化合物ガスと水素ガスとにより第3
の金属膜を形成する工程とを具備する半導体装置の製造
方法を提供する。ここで、下地金属がシリコンの場合に
おいて、第1、第2の金属膜が、珪化物を形成する温度
を、第1の金属膜に対し、第2の金属膜の方が上回ると
よい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は従来方法問題点とその詳
細な解析に鑑み、プラグを形成する高融点金属膜の下地
密着層である高融点金属膜の酸化膜上からのはがれを抑
制することによってこれらの問題を回避しようとしたも
のである。
【0012】本発明によれば、この下地密着層である高
融点金属膜が例えばW成膜中に水素を吸収、水素化物を
形成することを抑制し、下地と酸化膜界面の密着性を向
上させることができる。更に、これにより、下地のはが
れによって生じるW異常成長の核、核成長面を減少させ
ることができ、下地の高融点金属のはがれとWの異常成
長の抑制を同時に解消できる。
【0013】このように、例えばブランケットWを形成
する際に、その下地層と酸化膜との密着性を向上させる
とともに、Wの異常成長を抑制し、埋め込み形状の良い
Wプラグを形成することができるので、界面抵抗、プラ
グ部での抵抗が低く安定した半導体素子を提供できると
ともに、歩留まりの向上が期待できる。以下、本発明の
詳細を説明する。
【0014】(実施例1)図1は本発明による半導体装
置の製造方法の第1の実施例を説明する為の工程断面図
であり、MOSFETを製造する一例を示すものであ
る。
【0015】まず、(001)を主面とするn型のシリ
コン基板11上に埋め込み法により800nmのフィー
ルド酸化膜12を形成する。この酸化膜に囲まれた素子
領域に図示せぬ膜厚10nmの酸化膜、不純物をドープ
した150nmの多結晶シリコン層,150nmの珪化
タングステン(WSi2 )層を順次堆積した後、これら
をエッチングして、ゲート酸化膜13a、多結晶膜13
b、WSi2 膜13cを形成する。この後、図示せぬ窒
化シリコン(SiN)膜を150nmの厚さに堆積した
後、異方性エッチングで加工してゲート部13の側壁に
SiN膜13eを形成する。次に10nmのSiO2 膜
16、13dを熱酸化によりSi露出表面上に形成し、
BF2+イオンを35kevで5×1015cm−2注
入した後、N2 雰囲気中でRTA(Rapid Thermal Anea
l)方による1000℃・20秒の熱処理を行うことによ
り、約0.1μmの浅いp+拡散層14を形成する。
(図1(a))。
【0016】このあとp+ 拡散層表面上を硫酸と過酸化
水素の混合液でカーボン(C)系の表面汚染を処理した
後、メタル系の汚染を塩酸と過酸化水素の混合液で処理
する。その後このp+ 拡散層表面上にできた薄いSiO
2 膜を希弗酸で洗浄剥離後、溶存酸素濃度が10ppb
の超純水で流水洗浄する。
【0017】次いで、図1(b)に示すようにp+ 拡散
層表面上に厚さ20nmのZr膜を堆積する。このZr膜
は、後の工程において酸化膜とプラグ高融点金属の密着
層金属として堆積する金属膜であり、上記発明の水素を
吸収或いは水素化物を形成する高融点金属である。ま
た、熱処理によってシリサイドを形成することにより、
コンタクトを良好にとるためにも有効な金属である。続
いて先のZr膜表面上に窒化Zr膜を、約100〜30
0℃で基板加熱を行いながら約100nmの厚さに堆積さ
せる。この後、この積層膜をN2 雰囲気中でアニールし
て、ZrSi2 膜19を形成した後、ZrN膜及び未反
応Zrをエッチング除去した。
【0018】次に層間絶縁膜として、CVD−SiO2
膜20BPSG膜21の積層膜を1.0μm厚にて全面
に堆積した後、拡散層上にコンタクトホールを設ける。
そのコンタクトホール内のシリサイト゛表面の自然酸化膜を除
去する前処理を施した後、そのコンタクトホール内、及
び酸化膜上にZr膜22を20nm堆積、これを覆うよ
うに最も少ないパターンエッジにおける膜厚が10nm
以上になるようにZrN膜23を形成する。これを水素
の拡散障壁として用い、窒素雰囲気中で700℃30
秒、熱処理を行う(図1(c))。
【0019】この下地を、CVD装置に設置し、六フッ
化タングステン(WF6 )等のタングステンのハロゲン
化物を60sccmと水素(H2 )2700sccmと
の混合ガスを反応ガスとして導入し、基板を415℃に
加熱しながらコンタクトホール内及びZrN24上にブ
ランケットW膜24を成膜する(図1(d))。
【0020】上記の方法でWを成膜したところ、W成膜
後にも、下地であるZr/ZrN層とパターン形成の酸
化膜界面におけるはがれは生じなかった。またZrの水
素化物は検出されず、下地の体積膨張も確認されなかっ
た。更に、Wが局所的にドーム状に異常成長するのも観
察されなかった。
【0021】これは、ZrN膜が、10nm以上堆積さ
れることによって、ZrN膜中のピンホール及び粒界が
ZrN膜表面から密着層であるZr膜まで貫通せず、そ
のため水素に対する拡散障壁として作用したためであ
る。このことによって、Zr膜が水素を吸収せず、水素
化物(例えば、ZrH)を形成しないために、Zr膜の
体積膨張が生じない。そのため、絶縁膜上との密着生の
劣化を招かず、密着性を向上させることができる。さら
に、はがれが生じないため、W膜が異常成長する核、下
地表面積が増加しないため、Wが均一に成長することが
できる。
【0022】なおZrN層は、第2周期元素とZr膜の
化合物、例えば、ZrC、ZrBなどでも同様の効果が
得られた。また、ここでZrはその他高融点金属である
Ti,Pd,Co,V,Hfを用いた場合でも同様の効
果が得られた。
【0023】(実施例2)次に図2を用いて第2の実施
例を示す。第1層のAl配線1形成後、バリアメタルと
してTi膜2/TiN膜3を堆積、次に層間膜としてSi
O2膜4を堆積、その後エッチングによってビアホールを
形成する(図2(a))。
【0024】そのビアホール内、及び酸化膜上にTi膜
6を堆積後、高融点金属間化合物のアモルファスメタ
ル、例えばTiSiN膜7を先に堆積したTi膜の上
に、約10nm以上堆積する。窒素囲気中で400℃30秒
熱処理を行う。(図2(b))このように、水素吸収を
生じる第1のメタル 領域が存在する状態でWを成膜する。
具体的には、下地をCVD装置に設置し、六フッ化タン
グステン(WF6 )等のタングステンのハロゲン化物と
水素(H2 )との混合ガスを反応ガスとして導入し、第
1の実施例と同様に、ビアホール内、及びTiSiN上
にブランケットW膜8を成膜する(図2(c))。更
に、エッチバックによって絶縁膜層までエッチバックを
施し、ビアプラグを形成する(図2(d))。
【0025】上記の方法でWを成膜したところ、W成膜
後にも、下地であるTi/TiSiN層と酸化膜界面に
おけるはがれは生じなかった。またTiの水素化物は検
出されず、下地の体積膨張も確認されなかった。更に、
Wが局所的にドーム状に異常成長するのも観察されなか
った。
【0026】この要因は第1の実施例で述べたのと同様
に、TiSiN膜が、Ti膜上に堆積されることによっ
て、W成膜時にTiSiN膜表面側から、密着層である
Ti膜まで貫通せず、そのため水素に対する拡散障壁と
して作用したためである。特に、アモルファスのメタル
を堆積することによって、従来の結晶性金属をパタンエ
ッジに堆積したときよりも、下地の方向性を反映しにく
く、コンタクト開口部でも良好なカバレジが得られてい
る。配線間コンタクトプラグでは、Al配線のマイク゛レーショ
ン を防ぐため高温の熱処理が困難であり、拡散層上コン
タクトと比較して、どうしても余剰なTiが存在する。
そのため、W成膜時に下地と絶縁膜層との密着性の劣化
を招きやすいが、本発明の構造によれば、Ti膜が水素
を吸収せず、または水素化物を形成しないために、Ti
膜の体積膨張が生じない。そのため、絶縁膜上との密着
生の劣化を招かず、密着生を向上させることができる。
また上記実施例と同様にはがれが生じないため、W膜が
異常成長する核、下地表面積が増加せず、Wが均一に成
長することができる。
【0027】またこれは、Tiシリサイト゛等を用いた拡散層
上コンタクトにおけるWプラグ形成においても同様の効
果を十分達成できる。この時TiSiN層は、これに限
ること無く、第2周期元素とTi膜の化合物、例えば、
TiBN、TiSiB、アモルファスTiN、アモルフ
ァスTiB、アモルファスTiCなどでも同様の効果が
得られた。
【0028】さらにこの第1の高融点金属はPd,N
i,Co、V,Zr,Hf等、水素吸収、或いは水素化
物形成を生じる金属を用いた場合、本発明の構造を適応
する事によって同様の効果がえられたまた、この水素障
壁の層は、第1の高融点金属の金属間化合物である必要
はなく、他の高融点金属例えば、Pd、Ni,Co、
V,Zr,Hf等の金属間化合物、またはそのアモルファスで
も同様の効果がえられる。
【0029】(実施例3)さらに第3の実施例を、上記
第2の実施例と同様、図2を用いて述べる。第1層のA
l配線形成後、バリアメタルとしてTi/TiNを堆
積、次に層間膜としてSiO2を堆積、その後エッチングに
よってビアホールを形成する(図2(a))。
【0030】そのコンタクトホール内、及び酸化膜上に
Ni膜6を堆積後、基板1を加熱しながら窒素ガスを導
入したチャンバー中で、N2或いはNH3といった窒素
を含むガスを導入し、プラズマ処理によるNi表面の改
質をおこなう。この表面改質により、Ni表面に約10
nmの密な窒化層(第2の金属層領域)を形成する(図
2(b))。
【0031】このように、水素吸収を生じる第1のメタ
ル領域が存在する状態でWを成膜する。具体的には、下
地をCVD装置に設置し、六フッ化タングステン(WF
6 )等のタングステンのハロゲン化物と水素(H2 )と
の混合ガスを反応ガスとして導入し、第1、第2の実施
例と同様に、ブランケットW膜を成膜する(図2
(c))。更に、エッチバックによって絶縁膜層までエ
ッチバックを施し、W−Viaプラグを形成する(図2
(d))。
【0032】上記の方法でWを成膜したところ、W成膜
後にも、下地であるNi/NiN層とコンタクトパター
ン酸化膜界面におけるはがれは生じなかった。またNi
の水素化物は検出されず、Niの体積膨張も確認されな
かった。更に、Wが局所的にドーム状に異常成長するの
も観察されなかった。
【0033】この要因は第1、第2の実施例で述べたの
と同様に、Ni表面のプラズマ処理による表面改質によ
って形成されたNiN層が、Ni膜上に形成されること
によって、W成膜時にNiN膜表面側から、Ni膜まで
貫通せず、そのため水素に対する拡散障壁として作用し
たためである。配線間コンタクトプラグでは、Al配線
のマイグレーションを防ぐため高温の熱処理が困難であ
り、拡散層上コンタクトと比較して、余剰なNiが多く
存在する。そのため、W成膜時に水素吸収、または水素
化物形成による堆積膨張が生じて、応力解放のためにW
成膜下地と絶縁膜層との密着性の劣化を招きやすいが、
本発明の構造によれば、Ni膜が水素を吸収せず、また
は水素化物を形成しないために、Ni膜の体積膨張が生
じない。そのため、絶縁膜上との密着性の劣化を招か
ず、密着性を向上させることができる。また上記実施例
と同様にはがれが生じないため、W膜が異常成長する
核、下地表面積が増加せず、Wが均一に成長することが
できる。
【0034】またこれは、低い成膜温度を持ち、凝集が
低温から生じるNiシリサイド等を用いた拡散層上コン
タクトにおけるWプラグ形成においても同様の効果を十
分達成できる。
【0035】この時にNiナイトライド層は、これに限
ること無く、第2周期元素とNi膜の化合物、例えば、
NiBなどでも同様の効果が得られた。さらにこの第1
の高融点金属はTi,Pd,Co、Zr,V,Hf等、
水素吸収、水素化物を形成する金属を用いた場合、本発
明の構造を適応することによって、同様の効果が得られ
た。
【0036】更にこの第1の高融点金属の表面改質は、
プラズマによるものだけでなく、窒素を含む雰囲気、例
えばN2、NH3ガス中での熱処理によっても実現で
き、第3の実施例と同様の効果が得られる。
【0037】本発明は、上記実施例に限ることなく、そ
の他種種これを変形して実施できることは言うまでもな
い。適応する素子の構造は、拡散層上コンタクト、ビア
コンタクトを問わず、ブランケットW成膜の下地密着層
である第1の高融点金属層が水素吸収、水素か物形成を
生じる金属である場合に、水素不透な第2の高融点金属
層、又は高融点金属の金属間化合物層をWと密着層との
間に形成することを目的とする。
【0038】例えば第1、第2、第3の実施例で示し
た、第1の高融点金属Zr,Tiは先に述べたように、
他の高融点金属であるPd,Co,V,Hfでも同様の
効果が得られる。
【0039】また第2の水素不透な層は、第1の高融点
金属の第2周期元素との金属間化合物、或いは第1の高
融点金属の第2周期元素とのアモルファスである必要は
なく、種種の組み合わせ、プロセスが適応でき、同様の
効果が望める物である。例えば、Ti/TiSiNの組
み合わせは、Pd/TiSiN、Pd/TiN、Pd/
NiN等々、第1の高融点金属と異種の高融点金属の金
属間化合物でも何等問題はなく、また、第1の金属膜、
第2の金属膜の形成方法は、PVD,CVDを問うもの
ではない。
【0040】更に、上記3つの実施例についてはいずれ
もWF6 を水素を含むガスで還元することによって成膜す
る場合について述べたが、このブランケット成膜法によ
るプラグ形成に用いる金属材料はWに限ることなく、W
Si,WN、WSiN、その他Wと第2周期元素の化合
物膜といった金属化合物にも十分同様の効果が得られ
る。またDMAHと水素ガスによるAlのCVD成膜等
にも適応できるとともに、成膜に水素を含むガスを用い
る場合に限らず、成膜中に大量に水素を発生するような
場合にも適応できる。
【0041】最後に、本実施例拡散層上コンタクトの実
施例については、p+Si基板上について述べたが、n
+Si基板上についても当然同様の技術が適応できるこ
とは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ブランケットWを形成
する際に、その下地である高融点金属膜層と酸化膜との
密着性を向上させるとともに、Wの異常成長を抑制し、
埋め込み形状の良いWプラグを形成することができるの
で、界面抵抗、プラグ部での抵抗が低く安定した半導体
素子を提供できるとともに、歩留まりの向上が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による半導体装置の製造方法の一実施
例を示すWプラグの製造方法を示す工程断面図。
【図2】 本発明による半導体装置の製造方法の他の実
施例を示すWプラグの製造方法を示す工程断面図。
【図3】 従来方法によるWプラグの製造方法を示す工
程断面図。
【符号の説明】
1・・・Al配線 2・・・Ti 3・・・TiN 4・・・SiO2 5・・・ビアホール 6・・・Ti 7・・・TiSiN 8・・・W 11・・基板 12・・素子分離 16・・Si02 19・・ZrSi2 22・・Zr 23・・ZrN 24・・W 41・・基板 47・・Ti 49・・TiSi 50・・W

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下地金属と、この下地金属上に所望のパ
    ターンが形成された絶縁膜と、前記下地金属または前記
    絶縁膜上に水素を吸収する第1の金属膜と、この金属膜
    上に水素不透な第2の金属膜と、この第2の金属膜上に
    少なくとも金属化合物ガスと水素ガスとにより形成され
    た第3の金属膜とを有することを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第2の金属膜は、アモルファス、微
    結晶あるいは金属間化合物であることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の金属膜は、膜厚が10nm以
    上であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 下地金属上に絶縁膜を所望パターンに形
    成する工程と、前記下地金属または絶縁膜上に水素を吸
    収する第1の金属膜を形成する工程と、この第1の金属
    膜上に高融点遷移金属である第2の金属膜を膜厚10n
    m以上に形成する工程と、この第2の金属膜上に少なく
    とも金属化合物ガスと水素ガスとにより第3の金属膜を
    形成する工程とを具備することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100411306B1 (ko) * 2001-06-30 2003-12-18 주식회사 하이닉스반도체 수소확산방지막을 구비하는 반도체소자의 제조 방법
JP2008283172A (ja) * 2007-04-13 2008-11-20 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
CN116855898A (zh) * 2023-07-03 2023-10-10 电子科技大学 一种C/SiC复合材料基底薄膜传感器用过渡层及其制备方法

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