JPH09247375A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH09247375A
JPH09247375A JP8056171A JP5617196A JPH09247375A JP H09247375 A JPH09247375 A JP H09247375A JP 8056171 A JP8056171 A JP 8056171A JP 5617196 A JP5617196 A JP 5617196A JP H09247375 A JPH09247375 A JP H09247375A
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賢 梶川
Katsunari Tanaka
克成 田中
Hiroshi Hayashi
寛 林
Tomoyuki Yamada
智之 山田
Kazuhiko Minowa
一彦 箕輪
Daisuke Kono
大輔 河野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置環境の要因に影響されずに原稿サイズを
正確に検知する。 【解決手段】 各センシング領域の画像データを読み取
り、そのうちの最大値をDmax 、最小値をDmin とす
る。一のセンシング領域の画像データDn、上記最大値
max 及び最小値Dmin を以下の式(A)に適用するこ
とにより該一のセンシング領域についての閉じかけ状態
用しきい値thAnを算出する。 thAn=(Dn+255)/2+(Dmax −Dmin
・・・(A) このように各センシング領域毎の画像データに基づく値
(例えば、(Dn+255)/2)に、画像データの最
大値Dmax と最小値Dmin との差を加味した上で、しき
い値thAnを算出するので、外光の最大影響分(D
max −Dmin )を考慮した上で各センシング領域毎に適
切なしきい値を設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読取装置に係
り、特に、プラテンガラス等の板状の透明部材上に載置
された原稿に記録されている画像を読み取る画像読取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、複写機において、プラテンガラス上に載置された原
稿のサイズを検出し、検出結果に基づいて原稿に記録さ
れている画像を複写する用紙のサイズや複写倍率等を自
動的に決定する技術が知られている。プラテンガラス上
に載置された原稿のサイズを検出するための最も一般的
な方法は、特開昭61-20936号公報に記載されているよう
に、プラテンガラスの下方にサイズ検出のための光セン
サを1個以上配設し、光センサ配設位置における原稿の
有無を光センサにより検出し、光センサによる検出結果
に基づいて原稿のサイズを判断する方法である。
【0003】しかし、上述したサイズ検出方法では、各
種サイズの原稿に対応して、プラテンガラス下方の互い
に異なる箇所に光センサを各々配設する必要があり、現
実にはプラテンガラス上に載置可能な多数種類の原稿サ
イズに対応して多数の光センサが必要となるので、構成
が複雑になるという問題がある。
【0004】また、原稿に記録されている画像をデジタ
ルの画像データに変換した後に、該画像データに基づい
て用紙に画像を記録(複写)する複写機(所謂デジタル
複写機)やファクシミリ装置等では、ライン状に配列さ
れたCCD等の多数の光電変換素子を備え、この光電変
換素子により原稿を走査することにより原稿の画像を読
み取る構成であることが一般的である。このため、この
種の装置において、画像読取前に光電変換素子により原
稿を走査し(所謂プレスキャン)、光電変換素子から出
力される信号に基づいて原稿のサイズを検出するように
したものも見受けられる。
【0005】上記の検出方法では、画像を読み取るため
に設けられた光電変換素子により原稿のサイズの検出も
行うので、プラテンガラス上に載置される原稿サイズの
種類数に応じて新たに多数のセンサを設ける必要はない
が、原稿が載置される毎にプレスキャンを行う必要があ
るので、プレスキャンが装置の処理能力(例えば単位時
間当りの複写枚数等)の向上のネックになるという問題
があった。
【0006】ところで、プラテンガラス上の原稿のサイ
ズ検出は、プラテンカバーが閉じられたときに、プラテ
ンガラス上に原稿が載置されたものとみなして行うこと
が一般的であるが、プラテンカバーの裏面は通常は白色
であるので、載置された原稿の下地が白色、すなわち原
稿の光反射率がプラテンカバーの裏面の光反射率に近い
場合には、原稿のサイズを光学的に検出することが困難
になる。
【0007】このため、原稿のサイズ検出の確実性を向
上させるために、プラテンカバーの裏面に光反射率の低
い面を形成したり、プラテンカバーの裏面を白以外の色
とすることが提案されている(特公昭62-47026号公報参
照)。
【0008】しかし、プラテンカバーの裏面の光反射率
を下地が白色の原稿の光透過率に対して明らかに低下さ
せたとすると(例えばプラテンカバーの裏面を灰色、黒
色、或いは鏡面とする)、原稿のサイズ検出は容易にな
るものの、複写した画像の背景部分の濃度が全体的に高
くなる、所謂裏写りが生ずる。この裏写りは、特にトレ
ーシングペーパ等のように厚みが薄く光透過率が比較的
高い用紙に記録された画像を複写する等の場合に顕著と
なる。
【0009】また、プラテンカバーの裏面の光反射率を
下地が白色の原稿の光透過率よりも大幅に低下させた場
合、デジタル複写機において、プラテンカバーが閉止さ
れて原稿の読取りが行われると、プラテンガラス上の原
稿が載置されていない部分は高濃度(例えば黒色)と認
識されることになり、原稿を読取ることによって得られ
た画像データに基づいて単に用紙への画像の複写を行っ
たとすると、複写画像中の前記原稿が載置されていない
部分に相当する部分が例えば黒ベタとなるので好ましく
ない。
【0010】これを回避するためには、例えばプレスキ
ャンを行って原稿のサイズを検知した後に、検知した原
稿のサイズに基づいてプラテンガラス上の原稿が載置さ
れていない部分を判断し、原稿の読取時に光電変換器か
ら出力される信号のうち、前記原稿が載置されていない
部分に対応して出力される信号に電気的にマスクをかけ
たり、或いは前記原稿が載置されていない部分が画像デ
ータ上で濃度が0(白色)となるように、光電変換器か
ら出力された信号を画像データに変換する際の入出力特
性を自動的に変更する等の処理を行う必要があり、構成
が複雑になるという問題があった。
【0011】さらに、従来のデジタル方式の画像読取装
置において、CCDイメージセンサを用いて原稿サイズ
を検出する原稿サイズ検出方法が提案されている(特開
昭62-76962号公報、特開平5-207239号公報参照)。
【0012】しかしながら、この方式では、プラテンカ
バー閉じかけ時の検出時や開けたままでの読み取り動作
での検出時に、画像読取装置が設置された環境の要因、
例えば蛍光灯の下や窓際等に設置された場合における外
光の影響によって原稿サイズを誤検知してしまう虞れが
あった。
【0013】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、簡単な構成でかつ短時間で原稿のサイズを検知でき
る画像読取装置を提供することを第1の目的とし、装置
が設置された環境の要因に影響されることなく原稿のサ
イズを正確に検知できる画像読取装置を提供することを
第2の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1及び第2の目的
を達成するために、請求項1記載の画像読取装置は、光
電変換素子を多数備えた光電変換器によって板状の透明
部材上に載置された原稿を光学的に走査して、前記原稿
に記録されている画像を読み取る画像読取装置であっ
て、前記透明部材を遮蔽する遮蔽位置及び透明部材が露
出する露出位置に移動可能なカバーと、前記透明部材上
の略一定の位置各々に載置されるサイズの異なる複数種
の原稿の各々の特定の一辺に跨がるエリアに対応する複
数の小領域内の光電変換素子の各々から出力される信号
に基づいて、各小領域内の画像情報の代表値を算出する
代表値算出手段と、前記カバーにより透明部材が遮蔽さ
れる前における各小領域毎の画像情報の代表値と第1の
しきい値とを比較すると共に、前記カバーにより透明部
材が遮蔽された後における各小領域毎の画像情報の代表
値と、前記第1のしきい値と異なる第2のしきい値とを
比較する比較手段と、各小領域毎の前記比較手段による
比較結果の組合せに基づいて、透明部材上に載置された
原稿のサイズを判断するサイズ判断手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0015】この請求項1記載の画像読取装置では、通
常、原稿に記録されている画像を読み取る際に、該原稿
を透明部材上に載置し、カバーを露出位置から遮蔽位置
へ移動させた後、所定の開始指示(例えば、スタートボ
タン操作等)を行うことにより、画像読取を開始する。
【0016】なお、請求項1記載の発明では、透明部材
上の略一定の位置各々に載置されるサイズの異なる複数
種の原稿の各々の特定の一辺に跨がるエリアに対応して
複数の小領域が予め定められている。
【0017】本請求項1記載の画像読取装置では、代表
値算出手段によって、複数の小領域内の光電変換素子の
各々から出力される信号に基づいて、各小領域内の画像
情報の代表値を算出することができる。即ち、画像読取
時において、代表値算出手段は、カバーにより透明部材
が遮蔽される前に各小領域内の画像情報の代表値(以
下、遮蔽前代表値と称す)を算出し、カバーにより透明
部材が遮蔽されるようになった後で各小領域内の画像情
報の代表値(以下、遮蔽後代表値と称す)を算出する。
【0018】そして、比較手段は、上記算出した遮蔽前
代表値と第1のしきい値とを比較すると共に、遮蔽後代
表値と第2のしきい値とを比較する。
【0019】ところで、カバーにより透明部材が遮蔽さ
れる前では、原稿以外の部分は黒くなるのが一般的であ
るが、外光の影響によって少し白っぽくなることがあ
る。よって、上記比較手段による比較において、第1の
しきい値を通常の値にしておくと、本来原稿以外の部分
で黒と判定されるべきところを誤って白と判定される虞
れがある。そこで、第1のしきい値は、上記の事態を回
避するべく、少し白寄りに設定することが望ましい。
【0020】同様に、カバーにより透明部材が遮蔽され
た後では、原稿以外の部分は白くなるのが一般的である
が、外光の影響によってカバーで覆われた部分の外縁部
と中心部とで白さの度合いにばらつきが生じることがあ
る。よって、上記比較手段による比較において、第2の
しきい値を通常の値にしておくと、本来原稿以外の部分
で白と判定されるべきところを誤って黒と判定される虞
れがある。そこで、第2のしきい値は、上記の事態を回
避するべく、少し黒寄りに設定することが望ましい。
【0021】この請求項1記載の発明では、第1のしき
い値と第2のしきい値とが異なるよう設定されている、
例えば、第1のしきい値が白寄りに、第2のしきい値が
黒寄りに設定されているので、上記のような誤まった比
較結果が発生することを未然に防止することができる。
【0022】そして、サイズ判断手段は、各小領域につ
いて上記のようにして外光の影響を考慮して正確に求め
られた遮蔽前代表値についての比較結果と遮蔽後代表値
についての比較結果との組合せより、該小領域が黒か白
かを判定し、この各小領域毎の判定結果から原稿のサイ
ズを判断する。
【0023】この請求項1記載の発明によれば、装置が
設置された環境の要因(外光等)を考慮して正確に求め
られた遮蔽前代表値についての比較結果と遮蔽後代表値
についての比較結果との組合せに基づいて原稿のサイズ
を判断するので、環境の要因に影響されることなく原稿
のサイズを正確に判定することができる。
【0024】また、請求項1記載の発明では、原稿に記
録されている画像を読み取るために設けられた光電変換
素子を用いて上記のようにして原稿のサイズを判断する
ので、原稿のサイズ検出専用に多数のセンサを設ける必
要はなく、装置の構成を簡単にすることができる。
【0025】また、原稿サイズ検出のためのプリスキャ
ンも必要としないため、プリスキャンが画像読取装置の
処理能力(例えば単位時間当りの複写枚数等)の向上の
ネックになるという問題を解消することができる。
【0026】次に、請求項2記載の画像読取装置は、請
求項1記載の画像読取装置において、原稿が透明部材上
に載置されていない状態で透明部材が遮蔽される前にお
ける各小領域毎の画像情報の代表値に基づいて第1のし
きい値を設定すると共に、原稿が透明部材上に載置され
ていない状態で透明部材が遮蔽された後における各小領
域毎の画像情報の代表値に基づいて第2のしきい値を設
定するしきい値設定手段を更に有することを特徴とす
る。
【0027】また、請求項3記載の画像読取装置では、
請求項2記載の画像読取装置において、前記しきい値設
定手段は、各小領域毎に第1のしきい値及び第2のしき
い値を設定することを特徴とする。
【0028】また、請求項4記載の画像読取装置では、
請求項2記載の画像読取装置において、前記しきい値設
定手段は、原稿が透明部材上に載置されていない状態で
透明部材が遮蔽される前における各小領域毎の画像情報
の代表値、及び該各小領域毎の画像情報の代表値におけ
る最大値と最小値との差に基づいて、各小領域毎に第1
のしきい値を設定すると共に、原稿が透明部材上に載置
されていない状態で透明部材が遮蔽された後における各
小領域毎の画像情報の代表値、及び該各小領域毎の画像
情報の代表値における最大値と最小値との差に基づい
て、各小領域毎に第2のしきい値を設定することを特徴
とする。
【0029】ところで、原稿が透明部材上に載置されて
いない状態で算出した画像情報の遮蔽前代表値及び遮蔽
後代表値には、前述したように外光の影響が含まれてい
る。具体的には図16において曲線K1で示す遮蔽前代
表値はほぼ「0」(黒)に近い値となるものの外縁部に
近い小領域(#1や#8等)ほど該小領域における遮蔽
前代表値は大きくなる(少し白寄りになる)。
【0030】また、図17において曲線L1で示す遮蔽
後代表値はほぼ「255」(白)に近い値となるものの
外縁部に近い小領域ほど該小領域における遮蔽前代表値
は大きくなる。
【0031】そこで、上記請求項2記載の画像読取装置
では、原稿が透明部材上に載置されていない状態での各
小領域毎の画像情報の遮蔽前代表値(即ち上記のような
外光の影響を含んだ遮蔽前代表値)に基づいて第1のし
きい値を設定する。具体的には、各小領域毎の画像情報
の遮蔽前代表値に関する加算平均値や、最大値、最小
値、中間値、最頻値などを第1のしきい値として設定す
ることができる。
【0032】また、遮蔽前代表値と予め求められた該遮
蔽前代表値に対して最適な第1のしきい値とを対応付け
たテーブルを予め記憶しておき、このテーブルを参照す
ることによって、第1のしきい値を設定しても良い。
【0033】このように外光の影響を含んだ遮蔽前代表
値に基づいて第1のしきい値を設定することにより、外
光の影響分を加味した第1のしきい値を設定することが
でき、比較手段による(原稿が透明部材上に載置された
状態での)各小領域毎の画像情報の遮蔽前代表値と第1
のしきい値との比較を、環境の要因による影響をより小
さくした上で正確に行うことができる。
【0034】上記と同様に、第2のしきい値について
も、原稿が透明部材上に載置されていない状態での各小
領域毎の画像情報の遮蔽後代表値(即ち上記のような外
光の影響を含んだ遮蔽後代表値)に基づいて設定するこ
とにより、外光の影響分を加味した第2のしきい値を設
定することができ、比較手段による(原稿が透明部材上
に載置された状態での)各小領域毎の画像情報の遮蔽後
代表値と第2のしきい値との比較を、環境の要因による
影響をより小さくした上で正確に行うことができる。
【0035】また、上記請求項2記載の画像読取装置に
おいて、請求項3記載の発明のように、しきい値設定手
段が、原稿が透明部材上に載置されていない状態での各
小領域毎の画像情報の遮蔽前代表値(即ち上記のような
外光の影響を含んだ遮蔽前代表値)に基づいて、各小領
域毎に第1のしきい値を設定すると、各小領域における
外光の影響分を加味した適切な第1のしきい値を各小領
域毎に設定することができ、比較手段による(原稿が透
明部材上に載置された状態での)各小領域毎の画像情報
の遮蔽前代表値と各小領域毎の第1のしきい値との比較
を、環境の要因による影響を更に小さくした上でより正
確に行うことができる。
【0036】なお、第2のしきい値の設定についても、
上記のように各小領域毎に設定すると、各小領域におけ
る外光の影響分を加味した適切な第2のしきい値を各小
領域毎に設定することができ、比較手段による(原稿が
透明部材上に載置された状態での)各小領域毎の画像情
報の遮蔽後代表値と各小領域毎の第2のしきい値との比
較を、環境の要因による影響を更に小さくした上でより
正確に行うことができる。
【0037】更に、上記請求項2記載の画像読取装置に
おいて、請求項4記載の発明のように、しきい値設定手
段が、原稿が透明部材上に載置されていない状態での各
小領域毎の画像情報の遮蔽前代表値(即ち上記のような
外光の影響を含んだ遮蔽前代表値)及び該遮蔽前代表値
の最大値と最小値との差(即ち外光による最大影響分)
に基づいて、各小領域毎に第1のしきい値を設定しても
良い。即ち、原稿が透明部材上に載置されていない状態
における各小領域毎の画像情報の遮蔽前代表値に基づく
値を各小領域毎に求めた後、該各小領域毎に求めた値
に、遮蔽前代表値の最大値と最小値との差(外光による
最大影響分)を加えることにより、各小領域における外
光による最大影響分を加味したより適切な第1のしきい
値を各小領域毎に設定することができる。これにより、
比較手段による(原稿が透明部材上に載置された状態で
の)各小領域毎の画像情報の遮蔽前代表値と各小領域毎
の第1のしきい値との比較を、環境の要因による影響を
更に小さくした上でより正確に行うことができる。
【0038】なお、第2のしきい値の設定についても、
上記のように各小領域毎に外光による最大影響分を加味
した上で設定することにより、比較手段による(原稿が
透明部材上に載置された状態での)各小領域毎の画像情
報の遮蔽後代表値と各小領域毎の第2のしきい値との比
較を、環境の要因による影響を更に小さくした上でより
正確に行うことができる。
【0039】次に、請求項5記載の画像読取装置は、請
求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の画像読取装置
において、前記第1のしきい値及び前記第2のしきい値
の各々を所望の値に変更するためのしきい値変更手段を
更に有することを特徴とする。
【0040】また、請求項6記載の画像読取装置は、請
求項5記載の画像読取装置において、変更された第1の
しきい値を有効とする時間帯及び変更された第2のしき
い値を有効とする時間帯の各々を所望の時間帯に設定す
るための有効時間帯設定手段を更に有することを特徴と
する。
【0041】また、請求項7記載の画像読取装置では、
請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の画像読取装
置において、前記カバーは、透明部材の遮蔽時に該透明
部材に対向する面が白色とされていることを特徴とす
る。
【0042】上記請求項5記載の画像読取装置は、しき
い値変更手段を有しているので、画像読取装置が例え
ば、蛍光灯の真下や、太陽光が差し込む窓際等に設置さ
れた場合でも、ユーザがしきい値変更手段によって第1
のしきい値や第2のしきい値を所望の値に変更すること
により、原稿サイズの誤検知を防止することができる。
【0043】また、上記請求項6記載の画像読取装置
は、有効時間帯設定手段を有しているので、画像読取装
置が窓際に設置され特定の時間帯(例えば、朝日が差し
込む午前中や西日が差し込む夕方等)に外光による影響
がありうる場合に、ユーザは有効時間帯設定手段によっ
て第1のしきい値を有効とする時間帯や、第2のしきい
値を有効とする時間帯を所望の時間帯に設定することが
できる。これにより、所望の時間帯に、変更した第1の
しきい値や第2のしきい値を有効とし、時間による環境
の変化に適切に対応することができる。
【0044】さらに、本発明におけるカバーは、請求項
7記載の発明のように、透明部材の遮蔽時に該透明部材
に対向する面が白色とされているので、裏写りによる画
質への影響を無くすことができ、正確に原稿のサイズを
判断することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態の一例を詳細に説明する。
【0046】〔第1実施形態〕図1には本実施形態に係
る画像読取装置10の外観が示されている。画像読取装
置10は、箱型の筐体12を備えており、この筐体12
の上部には、筐体12の上部開口部を閉塞する蓋状の原
稿台14が取付けられている。原稿台14は、板状で長
方形の透明部材であるプラテンガラス16と、プラテン
ガラス16の外周に配設された長方形枠状のレジガイド
板18と、を備えている。なお、本実施形態では、プラ
テンガラス16のうちレジガイド板18から露出してい
る部分のサイズがA3サイズに略等しくされている。
【0047】図3に示すように、レジガイド板18は上
面の高さ位置がプラテンガラス16よりも高くされてお
り、図1におけるプラテンガラス16の左奥側の角部に
対応する位置には原稿合わせマーク20が付与されてい
る。原稿は、画像が記録されている面がプラテンガラス
16側を向き、かつ原稿の4個の角部のうちの何れかが
原稿合わせマーク20が付与されている箇所に位置して
いるプラテンガラス16の角部に対応し、かつ原稿の2
辺がレジガイド板18の内側面に当接(図3に示す原稿
21参照)するようにプラテンガラス16上に載置され
る。これにより原稿は、そのサイズに拘らず、プラテン
ガラス16上の略一定の位置に載置されることになる。
【0048】また筐体12には、一長辺側に一対のヒン
ジ22を介してプラテンカバー24(本発明のカバーに
相当)が取付けられている。プラテンカバー24は、ヒ
ンジ22により、図2(A)に示す起立位置(全開位
置)と、図示は省略するが原稿台14を完全に閉塞する
位置(全閉位置)との間を回動可能とされている。プラ
テンカバー24の裏面側(プラテンガラス16対向面
側)には、矩形状のプラテンクッション26が貼着され
ている。プラテンクッション26は、プラテンガラス1
6に対向する面の表面が白色とされており、いわゆる裏
写りによる画質への影響を無くすよう配慮されている。
【0049】また一方のヒンジ22の配設位置の近傍に
は、オンオフスイッチから成り、移動子が原稿台14か
ら突出するように設けられたアングルセンサ28が取付
けられている。なお図1及び図2はアングルセンサ28
の移動子のみを示している。アングルセンサ28の移動
子は長手方向に沿って移動可能とされていると共に、ば
ね等から成る図示しない付勢手段により図1及び図2
(A)に示す位置に保持されており、このときはアング
ルセンサ28はオフ状態となっている。プラテンカバー
24が図2(A)に示す全開位置から全閉位置へ所定角
度以上回動されると、図2(B)に示すように、アング
ルセンサ28の移動子がプラテンカバー24の裏面に当
接して押圧されることにより、プラテンカバー24が全
閉位置まで回動される前に(図2(B)に示す状態
で)、アングルセンサ28がオン状態に変化する。
【0050】また、プラテンカバー24の裏面には、ヒ
ンジ22が取付けられている側の端部と反対側の端部
に、図2に示すように、プラテンインタロックセンサ3
0が取付けられている。プラテンインタロックセンサ3
0は、全閉状態でない場合にはオフ状態で、プラテンカ
バー24が全閉状態になるとオン状態に変化するように
構成されている。
【0051】図3に示すように、筐体12内には走査装
置32が設けられている。走査装置32は、プラテンガ
ラス16に向けて光を射出するランプ34と、プラテン
ガラス16側からの反射光を略水平に反射する第1の反
射ミラー36と、第1の反射ミラー36の光射出側に配
置され第1の反射ミラー36から入射された光を略鉛直
方向に沿って下方へ射出する第2の反射ミラー38と、
第2の反射ミラー38の光射出側に配置され第2の反射
ミラー38から入射された光を略水平に反射する第3の
反射ミラー40と、を備えている。また、第3の反射ミ
ラー40の光射出側には、結像レンズ42及び本発明の
光電変換器としてのCCDラインセンサ44が設けられ
ている。
【0052】図3はプラテンガラス16の長辺方向に沿
った断面図を示しているが、ランプ34、反射ミラー3
6、38、40及び結像レンズ42は各々プラテンガラ
ス16の短辺方向(図3の紙面に直交する方向:以下主
走査方向と称する)に沿ってプラテンガラス16の一端
から他端に亘って各々延設されており、これにより、ラ
ンプ34からプラテンガラス16に向けて射出される
光、及びプラテンガラス16側から反射され反射ミラー
36、38、40及び結像レンズ42を介してCCDラ
インセンサ44の受光部に結像される光は、各々主走査
方向に長いスリット状の光とされている。
【0053】CCDラインセンサ44は主走査方向に沿
って一定密度で配列された多数のセル(本発明の光電変
換素子)を備えており、CCDラインセンサ44の受光
部上の主走査方向に沿った各位置における受光量は、各
セルによって各々電気信号に変換されて出力される。
【0054】また、ランプ34及び第1の反射ミラー3
6は、主走査方向に直交する副走査方向(図3の矢印S
方向)に沿って筐体12内を往復移動可能とされたキャ
ッリジ部材46に取付けられており、第2の反射ミラー
38及び第3の反射ミラー40は、同じく副走査方向に
沿って筐体12内を往復移動可能とされたキャリッジ部
材48に取付けられている。これらキャリッジ部材4
6、48は、図示しないワイヤーでつながっていて、原
稿21で反射した光がCCDラインセンサ44の受光部
に到達するまでの光路長が一定になるように構造的に調
整されている。また、これらキャリッジ部材46、48
はキャリッジ部材駆動部50(図4参照)により副走査
方向に沿って移動される。
【0055】図4に示すように、キャリッジ部材駆動部
50は制御部54に接続されており、制御部54によっ
て作動が制御される。なお、制御部54はマイクロコン
ピュータ等を含んで構成されている。
【0056】プラテンガラス16上に載置された原稿の
画像の読取りを行う場合、制御部54は、キャリッジ部
材駆動部50により、キャリッジ部材46を副走査方向
に沿って所定速度で移動させると共にキャリッジ部材4
8をキャリッジ部材46の移動方向と同一の方向に前記
所定速度の半分の速度で移動させる。プラテンカバー2
4が全閉状態の場合には、ランプ34から射出された光
はプラテンガラス16上に載置された原稿21、又はプ
ラテンガラス16に対して密着状態となっているプラテ
ンクッション26の表面で反射されるので、上記のよう
にキャリッジ部材46、48を移動させることにより、
副走査方向に沿ったキャリッジ部材46の位置に拘ら
ず、ランプ34からCCDラインセンサ44に至る光路
長は一定となる。
【0057】図4に示すように、アングルセンサ28及
びプラテンインタロックセンサ30は制御部54に接続
されており、各センサによる検出結果は制御部54に入
力される。また、制御部54にはランプ34が接続され
ており、制御部54によってランプ34の点滅が制御さ
れる。また、CCDラインセンサ44はCCDドライバ
56及びサイズ検知部58を介して制御部54に接続さ
れている。
【0058】また、制御部54には、オペレータが所望
のしきい値等を入力するためのキーボード64と、キー
ボード64から入力した値や制御部54からのメッセー
ジ等を表示するためのディスプレイ62と、オペレータ
が画像読取処理の実行開始を指示するためのスタートボ
タン66が接続されている。なお、キーボード64に
は、ディスプレイ62に表示された問いかけメッセージ
に対してオペレータが肯定応答するためのYesキー6
4Aと、否定応答するためのNoキー64Bと、が設け
られている。
【0059】サイズ検知部58は、制御部54からビデ
オクロック信号やライン同期信号等の同期信号を含む各
種の信号やデータが入力される(信号やデータの内容に
ついては後述)。サイズ検知部58に入力されたビデオ
クロック信号がCCDドライバ56を介し、CCDライ
ンセンサ44を制御する。CCDラインセンサ44はビ
デオクロック信号に同期したタイミングで動作し、各セ
ルの受光量を表す信号をビデオクロック信号に同期した
タイミングで順に出力する。CCDラインセンサ44か
ら出力された信号は、CCDドライバ56によって増幅
されると共にデジタルの画像データに変換されてサイズ
検知部58に出力される。
【0060】また、サイズ検知部58には原稿の向きを
検出するための光センサ60が接続されている。光セン
サ60は、プラテンガラス16の下方に配設されている
と共に、図5に示すように、プラテンガラス16上に原
稿が横向き(長辺方向がプラテンガラス16の長手方向
に一致する方向:SEF)に載置された場合には、原稿
のサイズ(B5、A4、B4、A3等)に拘らず原稿が
存在し、プラテンガラス16上に原稿が縦向き(長辺方
向がプラテンガラスの短辺方向に一致する方向:LE
F)に載置された場合には、原稿のサイズに拘らず原稿
が存在しない所定位置(図5に「#0」として示す位
置)における原稿の有無を検出可能な位置に配設されて
いる。
【0061】なお、上述した画像読取装置10はデジタ
ル複写機(図示省略)の一部を構成しており、画像読取
装置10によって読取られた原稿の画像は、複写機によ
り用紙に複写される。また画像読取装置10によって判
定された原稿のサイズ及び向き(原稿のサイズ及び向き
の判定の詳細については後述)は、用紙の選択や複写倍
率の決定に用いられる。
【0062】次に本第1実施形態の作用を説明する。原
稿の読取り等を行っていない待機状態(原稿サイズ判定
時も含む)では、制御部54は、CCDラインセンサ4
4のセンシングエリアがレジガイド板18とプラテンガ
ラス16との境界から副走査方向に沿って20mm程度内側
(図5にハッチングで示す範囲)となるように、キャリ
ッジ部材46、48の位置を制御する(所謂ホームポジ
ション)。図5からも明らかなように、CCDラインセ
ンサ44のセンシングエリアの主走査方向に沿った長さ
は、プラテンガラス16の主走査方向に沿った長さより
も若干長くされている。
【0063】また、本第1実施形態では、原稿のサイズ
を判定する際に用いるCCDラインセンサ44のセンシ
ングエリアとして、図5に#1〜#8で示す8個のセン
シングエリアが定められている。各センシングエリア
は、図5に示すように、プラテンガラス16上に各種サ
イズの原稿が縦向き又は横向きに載置されたときに、C
CDラインセンサ44のセンシングエリアを横切る原稿
の特定の辺のプラテンガラス16上における位置を考慮
して位置が定められている。
【0064】すなわち、センシングエリア#2及び#3
は、B5サイズの原稿がプラテンガラス16上に横向き
に載置された場合に、CCDラインセンサ44のセンシ
ングエリアを横切る原稿の特定の一辺(図5に示す辺6
4A)を所定間隔隔てて挟むように各々の位置が定めら
れている。また、センシングエリア#4及び#5は、A
4サイズの原稿が横向きに載置された場合及びA5サイ
ズの原稿が縦向きに載置された場合に、CCDラインセ
ンサ44のセンシングエリアを横切る原稿の特定の一辺
(図5に示す辺64B)を所定間隔隔てて挟むように各
々の位置が定められている。
【0065】また、センシングエリア#6及び#7は、
B4サイズの原稿が横向きに載置された場合及びB5サ
イズの原稿が縦向きに載置された場合に、CCDライン
センサ44のセンシングエリアを横切る原稿の特定の一
辺(図5に示す辺64C)を所定間隔隔てて挟むように
各々の位置が定められている。また、センシングエリア
#1及び#8は、A3サイズの原稿が横向きに載置され
た場合に、CCDラインセンサ44のセンシングエリア
を横切る原稿の二つの長辺よりも若干内側(CCDライ
ンセンサ44のセンシングエリアの両端部近傍をレジガ
イド板18の端部が横切っている位置よりも若干内側)
となるように各々の位置が定められている。
【0066】なお、以下では、CCDラインセンサ44
のセンシングエリアとレジガイド板16の端部が交差し
ている2箇所のうち、センシングエリア#1の近傍の箇
所を第1のレジ位置、センシングエリア#8の近傍の箇
所を第2のレジ位置と称する(図6も参照)。
【0067】図6にはCCDラインセンサ44の受光部
を概念的に示している。本第1実施形態では、図5に示
したセンシングエリア#1〜#8に対応して、CCDラ
インセンサ44の受光部上にセンシング領域#1〜#8
(本発明の複数の小領域に対応)が予め定められてい
る。センシング領域#1〜#8は、各々主走査方向に沿
って並ぶ複数の画素(=セル、図6では一例として34
個のセル)から構成されている。また本実施形態では、
各種サイズの原稿のCCDラインセンサ44のセンシン
グエリアを横切る辺のプラテンガラス16上における位
置に対応するCCDラインセンサ44の受光部上におけ
る位置が、第1のレジ位置に対応する画素からの画素数
(セル数)に換算されて予め求められている(図6参
照)。
【0068】制御部54は、各センシング領域の大き
さ、及び各種サイズの原稿のセンシングエリアを横切る
辺のプラテンガラス16上における位置に対応するCC
Dラインセンサ44の受光部上における位置に基づいて
求められた、第1のレジ位置から各センシング領域が始
まる位置迄の距離を画素数に換算した値を記憶しており
(一例として次の表1を参照)、このデータをセンシン
グ開始位置(センシングスタートポジションSn :nは
センシング領域の番号)としてサイズ検知部58に出力
する。
【0069】
【表1】
【0070】またサイズ検知部58は、後述するよう
に、各センシング領域内のセルから出力された画像デー
タをしきい値と比較し、比較結果をステータスレジスタ
にセットして制御部54に出力する。制御部54は各セ
ンシング領域毎に定めた前述のしきい値をサイズ検知部
58に出力すると共に、サイズ検知部58に対し、ステ
ータスレジスタの値をホールドさせたい場合にはレジス
タホールド信号を、ステータスレジスタの値をリセット
したい場合にはレジスタリセット信号を各々出力する。
【0071】次に図7のフローチャートを参照し、信号
生成処理について説明する。なお、この信号生成処理
は、プラテンガラス16上に載置された原稿のサイズの
検出を行うために、制御部54がレジスタホールド信号
によるステータスレジスタの値のホールドを解除し、更
にレジスタリセット信号を出力するとサイズ検知部58
で実行される。
【0072】ステップ100では、センシング領域番号
nに1を代入し、カウンタs及びカウンタvに0を代入
すると共に、センシングエリア信号及びビデオサンプリ
ング信号(共にサイズ検知部58内部の信号)のレベル
をローレベル(「L」)にする等の初期化処理を行う。
次のステップ102では、制御部54から入力されるラ
イン同期信号のレベルがハイレベル(「H」)となった
か否か判定し、判定が否定された場合には判定が肯定さ
れる迄待機する。
【0073】CCDラインセンサ44は、各セルからの
信号を、ビデオクロック信号に同期して、主走査方向に
沿って第1のレジ位置側に対応する側の端部に位置して
いるセルから順に出力することを繰り返している。前述
のライン同期信号は、第1のレジ位置に対応するセルか
ら出力された信号がCCDドライバ56を介して画像デ
ータとしてサイズ検知部58に入力されるのと同期した
タイミングでハイレベルとなり、第2のレジ位置に対応
するセルから出力された信号がCCDドライバ56を介
して画像データとしてサイズ検知部58に入力される迄
の間は、図8に示すようにハイレベルに保持される。
【0074】ライン同期信号のレベルが「H」になる
と、ステップ102の判定が肯定されてステップ104
へ移行し、制御部54から入力されるビデオクロック信
号が立ち上がる(ハイレベルとなる)迄待機する。次の
ステップ106ではカウンタvの値をカウントアップ
し、次のステップ108ではカウンタvの値がセンシン
グスタートポジションSn の値に等しくなったか否か判
定する。判定が否定された場合にはステップ104に戻
り、ステップ108の判定が肯定される迄ステップ10
4〜108を繰り返す。
【0075】上記では、ライン同期信号のレベルが
「H」になってからのビデオクロック信号のクロック
数、すなわちサイズ検知部58に画像データとして入力
された画素数をカウンタvによって保持しており、カウ
ンタvの値をセンシングスタートポジションSn と比較
することにより、センシング領域#nの画像データの入
力が開始されたか否か判定している。
【0076】ステップ108の判定が肯定されると、ス
テップ110ではセンシングエリア信号(図8参照)の
レベルを「H」にし、次のステップ111ではカウンタ
vの値を変数v0 に代入し、ステップ112ではビデオ
クロック信号が立ち上がる迄待機する。ステップ114
ではビデオサンプリング信号のレベルが「H」か否か判
定する。この場合は判定は否定され、ステップ118で
カウンタvの値をカウントアップし、ステップ120で
カウンタvの値から変数v0 の値を減算した値が「3
4」(「34」は単一のセンシング領域を構成する画素
(セル)数)となったか否か判定する。
【0077】判定が否定された場合には、ステップ12
2へ移行してカウンタsの値をカウントアップし、ステ
ップ124でカウンタsの値が「3」となったか否か判
定する。判定が否定された場合にはステップ112へ戻
り、ステップ112〜124を繰り返す。ステップ12
2の処理が3回実行されるとステップ124の判定が肯
定され、ステップ126でビデオサンプリング信号(図
8参照)のレベルを「H」にし、ステップ128でカウ
ンタsの値を0に戻してステップ112へ戻る。この場
合、ステップ112を経た後のステップ114で判定が
肯定されるのでステップ116へ移行し、ビデオサンプ
リング信号のレベルを「L」とした後にステップ118
へ移行する。
【0078】上記により、センシング領域#n内の各セ
ルからの画像データが入力されている間、すなわちステ
ップ120の判定が否定されている間(センシングエリ
ア信号のレベルが「H」の間)は、図8にも示すよう
に、ビデオクロック信号の3周期が経過する毎に、次の
1周期の間ビデオサンプリング信号のレベルが「H」と
されることになる。
【0079】ステップ120の判定が肯定されると、セ
ンシング領域#n内の各セルからの画像データの入力が
完了したと判断し、ステップ130でセンシングエリア
信号のレベルを「L」にし、次のステップ132でセン
シング領域番号nが「8」か否か、すなわちセンシング
領域#1〜#8の全ての領域の画像データが入力された
か否か判定する。判定が否定された場合には、ステップ
134でセンシング領域番号nの値をカウントアップし
た後にステップ102へ戻り、ステップ102以降の処
理を繰り返す。そして、ステップ132の判定が肯定さ
れると処理を終了する。
【0080】次に図9のフローチャートを参照し、サイ
ズ検知部58において、先に説明した信号生成処理と並
行して実行されるエリアセンシング処理について説明す
る。ステップ140では、センシング領域番号nに1を
代入する等の初期化処理を行う。ステップ142ではビ
デオクロック信号が立ち上がる迄待機し、次のステップ
144ではライン同期信号のレベルが「H」か否か判定
する。この判定が否定された場合はステップ142へ戻
り、ステップ144の判定が肯定される迄ステップ14
2、144を繰り返す。ステップ144の判定が肯定さ
れると、ステップ146でセンシングエリア信号のレベ
ルが「H」か否か判定する。判定が否定された場合には
ステップ142へ戻り、ステップ146の判定が肯定さ
れる迄、ステップ142〜146を繰り返す。
【0081】ステップ146の判定が肯定されるとステ
ップ148へ移行し、ビデオサンプリング信号のレベル
が「H」か否か判定する。判定が否定された場合には、
ステプ150でビデオクロック信号が立ち上がる迄待機
し、次のステップ152でセンシングエリア信号のレベ
ルが「H」の状態が継続しているか否か判定する。ステ
ップ152の判定が否定された場合にはステップ148
へ戻る。ステップ148の判定が肯定されると、ステッ
プ154でCCDドライバ56から入力された1画素分
の画像データを取込み、メモリ等に記憶し、次のステッ
プ156でビデオクロック信号が立ち上がる迄待機した
後にステップ148へ戻る。
【0082】前述したように、センシングエリア信号の
レベルが「H」の間は、ビデオクロック信号の3周期が
経過する毎に次の1周期の間ビデオサンプリング信号の
レベルが「H」とされるので、上記では、単一のセンシ
ング領域を構成する34個の画素のうち、図6にハッチ
ングで示す〜の8個の画素のデータのみが取込まれ
て記憶されることになる。
【0083】単一のセンシング領域からの画像データの
取込みを完了すると、ステップ152の判定が否定され
ることによりステップ158へ移行し、先に説明した処
理によりセンシング領域nから取込んで記憶した8個の
画素のデータの平均値を演算する。次のステップ160
では、ステップ158で演算した平均値が、制御部54
から入力されたセンシング領域#nの判定のしきい値よ
りも大きいか否か判定する。
【0084】ステップ160の判定が否定された場合に
は、センシング領域#n内の各セルの受光量の平均値が
しきい値以下であるので、ステップ162でセンシング
領域#nに対応するステータスレジスタのビットに、受
光量が低い(すなわち「黒」である)ことを表す値
(「1」)をセットしてステップ166へ移行する。ま
たステップ160の判定が肯定された場合には、センシ
ング領域#n内の各セルの受光量の平均値がしきい値よ
りも大きいので、ステップ164でセンシング領域#n
に対応するステータスレジスタのビットに、受光量が高
い(すなわち「白」である)ことを表す値(「0」)を
セットしステップ166へ移行する。
【0085】ステップ166ではセンシング領域番号n
が「8」か否か、すなわちセンシング領域#1〜#8の
全ての領域に対して上記処理を行ったか否か判定する。
判定が否定された場合には、ステップ168でセンシン
グ領域番号nの値をカウントアップした後にステップ1
42へ戻り、上述したステップ142以降の処理を繰り
返す。
【0086】また、ステップ166の判定が肯定される
とステップ170へ移行し、光センサ60から出力され
ている信号を取込む。次のステップ172では、光セン
サ60から取込んだ信号のレベルが予め定められたしき
い値よりも大きいか否か判定する。
【0087】上記判定が否定された場合には、光センサ
60の受光量がしきい値以下であるので、ステップ17
4で光センサ60に対応するステータスレジスタのビッ
トに受光量が低い(すなわち「黒」である)ことを表す
値(「1」)をセットして処理を終了する。また、ステ
ップ172の判定が肯定された場合には、光センサ60
の受光量がしきい値よりも大きいので、ステップ176
で光センサ60に対応するステータスレジスタのビット
に受光量が高い(すなわち「白」である)ことを表す値
(「0」)をセットして処理を終了する。
【0088】上記により、センシング領域#1〜#8内
の各セル及び光センサ60の受光量がしきい値よりも大
きいか否かに応じて、ステータスレジスタの各ビットに
値が設定されることになる。
【0089】次に、制御部54で実行される原稿サイズ
判定処理について、図10のフローチャートを参照して
説明する。なお、この原稿サイズ判定処理は原稿の読取
り等を行っていない待機状態で実行され、キャリッジ部
材46、48はホームポジションに位置しており、CC
Dラインセンサ44のセンシングエリアも図5にハッチ
ングで示す範囲に位置している。
【0090】ステップ180では、アングルセンサ28
がオフ状態(プラテンカバー24が全閉状態から所定角
度以上開いている状態)か否か判定する。判定が否定さ
れた場合には、ステップ182で原稿の複写の開始を指
示するためのスタートボタンが押されたか否か判定す
る。ステップ182の判定も否定された場合にはステッ
プ180へ戻り、上記の何れかの判定が肯定される迄、
ステップ180、182を繰り返す。
【0091】ここで、スタートボタンが押されることに
よってステップ182の判定が肯定された場合には、プ
ラテンガラス16上に原稿が載置されているか否か、及
び原稿が載置されている場合の該原稿のサイズを正確に
検知することは困難であるので、ステップ184で検知
不能と判定して処理を終了する。この場合には、記録用
紙のサイズの選択等はユーザにより行われることにな
る。
【0092】一方、アングルセンサ28がオフ状態とな
ることによりステップ180の判定が肯定された場合に
は、ステップ186でスタートボタンが押されたか否か
判定し、判定が否定された場合にはステップ188でア
ングルセンサ28がオン状態となったか(プラテンカバ
ー24が一旦開放位置へ移動された後に、全閉位置へ向
けて回動されて閉じかけの状態となったか)否か判定す
る。この判定も否定された場合にはステップ186へ戻
り、上記の何れかの判定が肯定される迄、ステップ18
6、188を繰り返す。
【0093】アングルセンサ28がオンとなることによ
りステップ188の判定が肯定された場合には、ステッ
プ190でランプ34を点灯し、ステップ192ではラ
ンプ34の光量が安定化する迄所定時間(例えば20m
秒)待機する。次のステップ194ではホールドレジス
タを「1」にする。これにより、サイズ検知部58に対
し、ステータスレジスタにセットされているデータのホ
ールドの解除が指示されると共に、レジスタリセット信
号が出力される。次のステップ196では、先に説明し
たエリアセンシング処理によりステータスレジスタにセ
ットされたデータを読出し、更にステップ198でホー
ルドレジスタを「0」にする。これによりレジスタホー
ルド信号が出力され、ステータスレジスタにセットされ
ているデータがホールドされる。
【0094】次のステップ200では、ステータスレジ
スタの全ビットが「1」(「黒」)か否か判定する。上
述したステップ190〜198の処理は、プラテンカバ
ー24が閉じかけの状態、すなわち全閉状態となる前に
行っており、ランプ34から射出されてプラテンクッシ
ョン26の表面で反射された光はCCDラインセンサ4
4には殆ど入射されないので、プラテンガラス16上に
原稿が載置されていなければ、センシング領域#1〜#
8内の各セル及び光センサ60の受光量はしきい値以下
となり、ステータスレジスタの全ビットには「1」がセ
ットされる。
【0095】従って、ステップ200の判定が否定され
た場合、すなわちステータスレジスタの少なくとも何れ
かのビットが「0」の場合には、ステップ214へ移行
してプラテンガラス16上に下地が白色又は白色に近い
色の原稿が載置されている(白原稿有り)と判断し、次
のステップ216でステータスレジスタの各ビットの値
に基づいてプラテンガラス16上における原稿の向き及
びサイズを判定し、処理を終了する。
【0096】なお、このステップ216では、ステータ
スレジスタが表すセンシング領域#1〜#8及び光セン
サ60による検出結果を、ステータスレジスタの対応す
るビットの値が「0」であれば「原稿有り」、「1」で
あれば「原稿無し」と置き換え、次の表2に従って原稿
のサイズ及び向きを判定する。
【0097】
【表2】
【0098】但し、表2において、「○」は「原稿有
り」、「×」は「原稿無し」を表し、「−」は、通常は
「原稿有り」であるが、「原稿無し」であっても判定結
果を変更しない(すなわちDon't Care)ことを表す。な
お、表2ではセンシング領域#1の検出結果を原稿のサ
イズ及び向きの判定に用いていないが、センシング領域
#1の検出結果は原稿がプラテンガラス16上に正しく
載置されているか否か、すなわち原稿の4個の角部のう
ちの何れかが原稿合わせマーク20が付与されている箇
所に位置しているプラテンガラス16の角部に対応し、
かつ原稿の2辺がレジガイド板18の内側面に当接する
ようにプラテンガラス16上に載置されているか否かの
確認に用いられる。
【0099】上記では、CCDラインセンサ44のセン
シングエリアを移動させることなく原稿のサイズ及び向
きの判定を行っているので、CCDラインセンサ44の
センシングエリアを副走査方向に沿って移動させて原稿
のサイズ及び向きを判定する場合と比較して、短時間で
処理が完了する。
【0100】一方、ステップ200の判定が肯定された
場合、すなわちプラテンカバー24が閉じかけの状態で
取り込んだステータスレジスタの全ビットが「1」であ
った場合は、プラテンガラス16上に原稿が載置されて
いないか、或いはプラテンガラス16上に下地が黒色の
原稿が載置されている場合であるので、ステップ218
へ移行してスタートボタンが押されたか否か判定する。
ステップ218の判定が否定された場合には、ステップ
220でプラテンインタロックセンサ30がオンしたか
(プラテンカバー24が全閉状態となったか)否か判定
する。この判定も否定された場合にはステップ218へ
戻り、上記の何れかの判定が肯定される迄ステップ21
8、220を繰り返す。
【0101】ここで、プラテンカバー24が全閉状態と
なってプラテンインタロックセンサ30がオンする前に
スタートボタンが押された場合には、プラテンガラス1
6上に原稿が載置されていないのか、プラテンガラス1
6上に下地が黒色の原稿が載置されているのかが判別で
きないので、本実施形態ではステップ234で原稿無し
と判定して処理を終了する。なお、プラテンガラス16
上に原稿が載置されていないのか、プラテンガラス16
上に下地が黒色の原稿が載置されているのかが判別でき
ない場合に、原稿無しと判断することに代えて、検知不
能と判定するようにしてもよい。
【0102】一方、プラテンカバー24が全閉状態とな
ってプラテンインタロックセンサ30がオンした場合に
はステップ222へ移行し、ステップ222〜226に
おいて、ステップ194〜198と同様にして、ステー
タスレジスタにセットされているデータを取込み、次の
ステップ228でステータスレジスタに値が「1」のビ
ットが有るか否か判定する。
【0103】このステップ228の判定が実行される場
合は、プラテンカバー24が閉じかけの状態において、
ステータスレジスタの全ビットが「1」であった場合で
あるので、プラテンガラス16上に下地が白色又は白色
に近い色の原稿が載置されている可能性は除外できる。
プラテンクッション26の表面は白色であるので、プラ
テンカバー24の全閉状態の場合、プラテンガラス16
上に下地が黒色又は黒色に近い色の原稿が載置されてい
なければ、ステータスレジスタの全てのビットは「0」
(白)となる。
【0104】従って、ステップ228の判定が否定され
た場合には、ステップ234で原稿無しと判定して処理
を終了するが、ステップ228の判定が否定された場合
は、ステップ230へ移行してプラテンガラス16上に
下地が黒色又は黒色に近い色の原稿が載置されている
(黒原稿有り)と判断し、次のステップ232でステー
タスレジスタの各ビットの値に基づいて、プラテンガラ
ス16上における原稿の向き及びサイズを判定して処理
を終了する。なお、このステップ232では、ステータ
スレジスタが表すセンシング領域#1〜#8及び光セン
サ60による検出結果を、ステータスレジスタの対応す
るビットの値が「0」であれば「原稿無し」、「1」で
あれば「原稿有り」と置き換え、先の表2に従って原稿
のサイズ及び向きを判定する。
【0105】一方、アングルセンサ28がオンとなる前
に(プラテンカバー24が開状態のままで)スタートボ
タンが押された場合には、ステップ186の判定が肯定
されてステップ202へ移行し、ステップ202〜21
0で先のステップ190〜198と同一の処理を行い、
ステップ212でステータスレジスタの全ビットが
「1」か否か判定する。プラテンカバー24が開状態の
場合にも、先に説明した閉じかけの場合と同様に、プラ
テンガラス16上に原稿が載置されていなければ、セン
シング領域#1〜#8内の各セル及び光センサ60の受
光量はしきい値以下となり、ステータスレジスタの全ビ
ットには「1」がセットされる。
【0106】このため、ステップ212の判定が否定さ
れた場合には、ステップ214へ移行して「白原稿有
り」と判定し、ステップ216で前述の原稿のサイズ及
び向きの判定を行う。また、ステップ212の判定が肯
定された場合には、プラテンガラス16上に原稿が載置
されていないのか、プラテンガラス16上に下地が黒色
の原稿が載置されているのかが判別できないので、ステ
ップ234で原稿無しと判定して処理を終了する。
【0107】上記処理における原稿の有無の判断をまと
めると、次の表3のようになる。
【0108】
【表3】
【0109】以上説明したように、本第1実施形態で
は、CCDラインセンサ44により原稿のサイズ及び向
きを判定しているので、原稿のサイズ及び向きを検出す
るために多数のセンサを新たに設ける必要はない。ま
た、CCDラインセンサ44のセンシングエリアを移動
させることなく原稿のサイズ及び向きを判定しているの
で、CCDラインセンサ44のセンシングエリアを副走
査方向に沿って走査させて原稿のサイズ及び向きを判定
するプレスキャンを行う場合と比較して、短時間で処理
が完了する。
【0110】また、プラテンカバー24が閉じかけの状
態でセンシングを行ってセンシング領域#1〜#8及び
光センサ60による検出結果が全て「黒」であった場合
には、更にプラテンカバー24が全閉状態となったとき
にもセンシングを行って原稿の有無を判断しているの
で、プラテンガラス16上に下地が黒色又は黒色に近い
色の原稿が載置されたとしても、該原稿の向き及びサイ
ズを正確に検出することができる。
【0111】更に、CCDラインセンサ44の全てのセ
ルから出力される信号を用いて原稿のサイズを判断する
場合には、各セルから出力された信号のレベル等を記憶
するために大容量のメモリ等が必要となることも考えら
れるが、上記では、センシング領域#1〜#8内の各セ
ルから出力される信号のみを用いるので、大容量のメモ
リ等を設ける必要もない。
【0112】また、上記ではサイズ検知部58に対し、
センシング領域の位置として制御部54からセンシング
開始位置が入力される構成であるので、検出すべき原稿
のサイズの変更に伴ってセンシング領域の位置を変更し
たい場合にも、制御部54からサイズ検知部58に入力
されるセンシング開始位置を変更することによりセンシ
ング領域の位置の変更を容易に実現できる。従って、検
出すべき原稿のサイズを変更する場合にも、センサの位
置を変更したりプレスキャンを行ったりする必要はな
い。
【0113】なお、本第1実施形態では、プラテンカバ
ー24の閉じかけ状態でセンシングを行ってセンシング
領域#1〜#8及び光センサ60による検出結果の何れ
かが「白」であった場合には、「白原稿有り」と判断し
て原稿のサイズ及び向きを判定していたが、更にプラテ
ンカバー24の全閉状態においてもセンシングを行って
原稿のサイズ及び向きの判定を行うようにしてもよい。
この場合、通常は有り得ないが、閉じかけ状態でのセン
シングでセンシング領域#1〜#8及び光センサ60に
よる検出結果の何れかが「白」となり、かつ全閉状態で
のセンシングでセンシング領域#1〜#8及び光センサ
60による検出結果の何れかが「黒」となることも論理
的には有り得ることになるが、上記のような場合には、
原稿に記録されている画像により「白」又は「黒」が検
出され、かつプラテンカバー24が閉じかけ状態から全
閉状態となる間に原稿の載置位置がずれた等の状況が考
えられるので、原稿有りと判定することが望ましい。
【0114】さて、ここで請求項1又は請求項2に記載
の発明に係る作用を説明する。前述した図10の原稿サ
イズ判定処理を実行する前に、オペレータは、該原稿サ
イズ判定処理で使用されるしきい値として閉じかけ状態
と閉じた状態とで共通のしきい値を使用する「共通モー
ド」か、異なるしきい値を使用する「分離モード」かを
選択し設定するためのモード設定処理の実行をキーボー
ド64によって指示する。この指示により、図11に示
すモード設定処理の制御ルーチンが制御部54によって
実行開始される。
【0115】なお、「共通モード」時に使用する共通用
しきい値データth0、「分離モード」時に使用する閉
じかけ状態用しきい値データth1及び閉じた状態用し
きい値データth2は、制御部54のマイコン内のRO
Mに予め記憶されている。このうち共通用しきい値デー
タth0は「127」に設定されており、閉じかけ状態
用しきい値データth1は「127」よりも白寄りに、
閉じた状態用しきい値データth2は「127」よりも
黒寄りに、それぞれ設定されている。
【0116】まず図11のステップ252では「共通モ
ードを使用しますか?」というメッセージをディスプレ
イ62に表示させる。この表示を見たオペレータは、
「共通モード」を使用したい場合には、キーボード64
に設けられたYesキー64Aを押し、「分離モード」
を使用したい場合にはNoキー64Bを押す。
【0117】オペレータがYesキー64A又はNoキ
ー64Bを押すと、次のステップ254で肯定判定され
ステップ256へ進み、押されたキーがYesキー64
Aであるか否かを判定する。オペレータによってYes
キー64Aが押されていた場合はステップ266へ進
み、しきい値データを予め定めた共通用しきい値データ
th0に書き換えて処理を終了する。
【0118】一方、オペレータによってNoキー64B
が押されていた場合はステップ256で否定判定されス
テップ258へ進み、「分離モードを使用しますか?」
というメッセージをディスプレイ62に表示させる。こ
の表示を見たオペレータは、「分離モード」を使用した
い場合には、キーボード64に設けられたYesキー6
4Aを押し、再考した結果「共通モード」を使用した方
が良いと考えた場合にはNoキー64Bを押す。
【0119】オペレータがYesキー64A又はNoキ
ー64Bを押すと、次のステップ260で肯定判定され
ステップ262へ進み、押されたキーがYesキー64
Aであるか否かを判定する。オペレータによってNoキ
ー64Bが押されていた場合はステップ252へ戻り、
一方、Yesキー64Aが押されていた場合はステップ
264へ進み、図12に示す分離モード用しきい値設定
処理を起動して処理を終了する。
【0120】上記で起動された図12の分離モード用し
きい値設定処理は、以後継続して実行され、図10の原
稿サイズ判定処理の実行時も該原稿サイズ判定処理と並
行して実行される。
【0121】このような分離モード用しきい値設定処理
では、図12のステップ272でプラテンカバー24の
状態に変化が有ったか否かを、アングルセンサ28のオ
ンオフ状態及びプラテンインタロックセンサ30のオン
オフ状態に基づいて監視しており、プラテンカバー24
の状態に変化が有った場合のみステップ274へ進み、
プラテンカバー24が閉じかけ状態であるか否かを判定
する。プラテンカバー24が閉じかけ状態である場合、
ステップ280へ進み、しきい値データを予め定めた閉
じかけ状態用しきい値データth1に書き換える。
【0122】一方、プラテンカバー24が閉じかけ状態
でない場合、ステップ276へ進み、プラテンカバー2
4が閉じた状態であるか否かを判定する。プラテンカバ
ー24が閉じた状態である場合、ステップ278へ進
み、しきい値データを予め定めた閉じた状態用しきい値
データth2に書き換える。一方、プラテンカバー24
が閉じかけ状態でも閉じた状態でもない場合、ステップ
272へ戻る。
【0123】以上説明した図11の処理によって、オペ
レータが所望のモードを設定することができ、分離モー
ドが設定された場合には図12の処理によって、プラテ
ンカバー24の状態に応じてしきい値データが自動的に
閉じかけ状態用しきい値データth1又は閉じた状態用
しきい値データth2に書き換えられる。そして、書き
換えられたしきい値は前述したエリアセンシング処理
(図9)のステップ160で使用される。
【0124】前述したように閉じかけ状態用しきい値デ
ータth1は標準値「127」よりも白寄りに、閉じた
状態用しきい値データth2は標準値「127」よりも
黒寄りに、それぞれ設定されているので、エリアセンシ
ング処理において外光の影響で誤った白黒判定が行われ
ることを防止することができ、原稿サイズを正確に判断
することができる。
【0125】〔第2実施形態〕次に本発明の第2実施形
態について説明する。この第2実施形態は請求項3記載
の発明に対応しており、ここでは原稿がプラテンガラス
16上に載置されていない状態における各センシング領
域の画像データから閉じかけ状態用しきい値thA及び
閉じた状態用しきい値thBを算出する実施形態を説明
する。
【0126】なお、本第2実施形態は第1形態と同一の
構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成の説
明を省略し、以下では本第2実施形態の作用について説
明する。
【0127】本第2実施形態では、前述した図10の原
稿サイズ判定処理を実行する前に、オペレータは、該原
稿サイズ判定処理で使用されるしきい値を設定するため
のしきい値設定処理の実行をキーボード64によって指
示する。この指示により、図13に示すしきい値設定処
理の制御ルーチンが制御部54によって実行開始され
る。まず図13のステップ302では「プラテンカバー
を閉じかけにしてスタートボタンを押して下さい」とい
うメッセージをディスプレイ62に表示させ、次のステ
ップ304ではプラテンカバー24の閉じかけ状態でス
タートボタン66が押されるのを監視する。
【0128】オペレータによってプラテンカバー24の
閉じかけ状態でスタートボタン66が押されると、ステ
ップ306へ進み、図14に示す閉じかけ状態用しきい
値の算出処理のサブルーチンを実行する。
【0129】図14のステップ322では各センシング
領域の画像データを読み取り、次のステップ324では
該読み取った各センシング領域の画像データの平均値D
AVEを算出する。そして、次のステップ326では閉じ
かけ状態用しきい値thAを以下の式(1)に基づいて
算出し、算出した値を記憶してリターンする。 thA=(DAVE +255)/2 ・・・(1) 上記の閉じかけ状態用しきい値の算出処理によって、図
16に示すように、通常のしきい値「127」よりも白
寄りの値(矢印A2に示す値)が閉じかけ状態用しきい
値thAとして算出される。
【0130】図13のメインルーチンにおける次のステ
ップ308では「プラテンカバーを閉じてスタートボタ
ンを押して下さい」というメッセージをディスプレイ6
2に表示させ、次のステップ310ではプラテンカバー
24の閉じた状態でスタートボタン66が押されるのを
監視する。
【0131】オペレータによってプラテンカバー24の
閉じた状態でスタートボタン66が押されると、ステッ
プ312へ進み、図15に示す閉じた状態用しきい値の
算出処理のサブルーチンを実行する。
【0132】図15のステップ332では各センシング
領域の画像データを読み取り、次のステップ334では
該読み取った各センシング領域の画像データの平均値D
AVEを算出する。そして、次のステップ336では閉じ
た状態用しきい値thBを以下の式(2)に基づいて算
出し、算出した値を記憶してリターンする。 thB=(DAVE +0)/2 ・・・(2) 上記の閉じた状態用しきい値の算出処理によって、図1
7に示すように、通常のしきい値「127」よりも黒寄
りの値(矢印B2に示す値)が閉じた状態用しきい値t
hBとして算出される。
【0133】図13のメインルーチンにおける次のステ
ップ314では、第1実施形態と同様の図12に示す分
離モード用しきい値設定処理を起動して処理を終了す
る。
【0134】以上説明した図13〜15のしきい値設定
処理によって、原稿をプラテンガラス16上に載置しな
い状態での各センシング領域の画像データに基づいて、
閉じかけ状態用しきい値thA及び閉じた状態用しきい
値thBを自動的に算出することができる。また、上記
ステップ314で起動された分離モード用しきい値設定
処理(図12)において、プラテンカバー24の状態に
応じてしきい値データが自動的に閉じかけ状態用しきい
値thA又は閉じた状態用しきい値thBに書き換えら
れ、前述したエリアセンシング処理(図9)のステップ
160で使用される。
【0135】なお、上記実施形態では、各センシング領
域の画像データの平均値DAVE を算出し、該平均値D
AVE を用いて閉じかけ状態用しきい値thA又は閉じた
状態用しきい値thBを算出していたが、例えば、各セ
ンシング領域の画像データの最大値DMAX を平均値D
AVE に代わって上記式(1)、(2)に代入することに
よって閉じかけ状態用しきい値thA又は閉じた状態用
しきい値thBを算出しても良い。この場合、図16に
矢印A1で示す値が閉じかけ状態用しきい値thAとし
て、図17に矢印B1で示す値が閉じた状態用しきい値
thBとして、それぞれ算出される。
【0136】また、同様に各センシング領域の画像デー
タの最小値DMIN を平均値DAVE に代わって上記式
(1)、(2)に代入することによって閉じかけ状態用
しきい値thA又は閉じた状態用しきい値thBを算出
しても良い。この場合、図16に矢印A3で示す値が閉
じかけ状態用しきい値thAとして、図17に矢印B3
で示す値が閉じた状態用しきい値thBとして、それぞ
れ算出される。
【0137】〔第3実施形態〕次に本発明の第3実施形
態について説明する。この第3実施形態は請求項4記載
の発明に対応しており、ここでは原稿がプラテンガラス
16上に載置されていない状態における各センシング領
域の画像データから、各センシング領域毎に閉じかけ状
態用しきい値thAn及び閉じた状態用しきい値thB
nを算出する実施形態を説明する。
【0138】なお、本第3実施形態は第1形態と同一の
構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成の説
明を省略し、以下では本第3実施形態の作用について説
明する。
【0139】本第3実施形態では、閉じかけ状態用しき
い値の算出処理及び閉じた状態用しきい値の算出処理の
各サブルーチンのみが前述した第2実施形態と異なるた
め、それらの処理について説明する。
【0140】図18に示す閉じかけ状態用しきい値の算
出処理では、ステップ342で一のセンシング領域の画
像データDnを読み取り、次のステップ344では、該
読み取った画像データDnを以下の式(3)に適用する
ことにより該一のセンシング領域についての閉じかけ状
態用しきい値thAnを算出する。 thAn=(Dn+255)/2 ・・・(3) そして、上記ステップ342、344の処理を全てのセ
ンシング領域について実行し、完了した時点でリターン
する。
【0141】上記の閉じかけ状態用しきい値の算出処理
によって、図20に◎で示すように、通常のしきい値
「127」よりも白寄りの値が各センシング領域毎の閉
じかけ状態用しきい値thAnとして算出される。
【0142】図19に示す閉じた状態用しきい値の算出
処理では、ステップ352で一のセンシング領域の画像
データDnを読み取り、次のステップ354では、該読
み取った画像データDnを以下の式(4)に適用するこ
とにより該一のセンシング領域についての閉じた状態用
しきい値thBnを算出する。 thBn=(Dn+0)/2 ・・・(4) そして、上記ステップ352、354の処理を全てのセ
ンシング領域について実行し、完了した時点でリターン
する。
【0143】上記の閉じた状態用しきい値の算出処理に
よって、図21に◎で示すように、通常のしきい値「1
27」よりも黒寄りの値が各センシング領域毎の閉じか
け状態用しきい値thBnとして算出される。
【0144】このように各センシング領域毎に、その画
像データに基づいて閉じた状態用しきい値thAn及び
閉じかけ状態用しきい値thBnを算出するので、各セ
ンシング領域毎の環境の要因による影響をより厳密に反
映した上で、より適切なしきい値を設定することができ
る。
【0145】〔第4実施形態〕次に本発明の第4実施形
態について説明する。この第4実施形態は請求項5記載
の発明に対応しており、ここでは原稿がプラテンガラス
16上に載置されていない状態における各センシング領
域の画像データ及びその最大値、最小値から、各センシ
ング領域毎に閉じかけ状態用しきい値thAn及び閉じ
た状態用しきい値thBnを算出する実施形態を説明す
る。
【0146】なお、本第4実施形態は第1実施形態と同
一の構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成
の説明を省略し、以下では本第4実施形態の作用につい
て説明する。
【0147】本第4実施形態では、閉じかけ状態用しき
い値の算出処理及び閉じた状態用しきい値の算出処理の
各サブルーチンのみが前述した第2実施形態と異なるた
め、それらの処理について説明する。
【0148】図22に示す閉じかけ状態用しきい値の算
出処理では、ステップ362で各センシング領域の画像
データを読み取り、次のステップ364では、該読み取
った画像データのうちの最大値をDmax とし、最小値を
min とする。次のステップ366では、一のセンシン
グ領域の画像データDn、上記最大値Dmax 及び最小値
min を以下の式(5)に適用することにより該一のセ
ンシング領域についての閉じかけ状態用しきい値thA
nを算出し記憶する。 thAn=(Dn+255)/2+(Dmax −Dmin ) ・・・(5) そして、上記ステップ366の処理を全てのセンシング
領域について実行し、完了した時点でリターンする。
【0149】上記の閉じかけ状態用しきい値の算出処理
によって、図24に◎で示すように、各センシング領域
の画像データDnに基づく値(即ち、(Dn+255)
/2)に上記最大値Dmax と最小値Dmin との差を加算
した値が、各センシング領域毎の閉じかけ状態用しきい
値thAnとして算出される。
【0150】図23に示す閉じた状態用しきい値の算出
処理では、ステップ372で各センシング領域の画像デ
ータを読み取り、次のステップ374では、該読み取っ
た画像データのうちの最大値をDmax とし、最小値をD
min とする。次のステップ376では、一のセンシング
領域の画像データDn、上記最大値Dmax 及び最小値D
min を以下の式(6)に適用することにより該一のセン
シング領域についての閉じた状態用しきい値thBnを
算出し記憶する。 thBn=(Dn+0)/2−(Dmax −Dmin ) ・・・(6) そして、上記ステップ376の処理を全てのセンシング
領域について実行し、完了した時点でリターンする。
【0151】上記の閉じた状態用しきい値の算出処理に
よって、図25に◎で示すように、各センシング領域の
画像データDnに基づく値(即ち、(Dn+0)/2)
に上記最大値Dmax と最小値Dmin との差を減算した値
が、各センシング領域毎の閉じかけ状態用しきい値th
Bnとして算出される。
【0152】このように各センシング領域毎の画像デー
タに基づく値(例えば、(Dn+255)/2等)に、
画像データの最大値Dmax と最小値Dmin との差を加味
した上で、閉じた状態用しきい値thAn及び閉じかけ
状態用しきい値thBnを算出するので、画像読取装置
10への外光の最大影響分を考慮した上で各センシング
領域毎に適切なしきい値を設定することができる。
【0153】〔第5実施形態〕次に本発明の第5実施形
態について説明する。この第5実施形態は請求項6又は
請求項7に記載の発明に対応しており、ここではユーザ
(オペレータ)がキーボード64によって所望のしきい
値及び該しきい値の有効時間帯を入力可能とされた実施
形態を説明する。
【0154】なお、本第5実施形態は第1実施形態と同
一の構成であるので、各部分に同一の符号を付して構成
の説明を省略し、以下では本第5実施形態の作用につい
て説明する。
【0155】本第5実施形態では、オペレータはまず、
ユーザしきい値設定処理の実行をキーボード64によっ
て指示する。この指示により、図26に示すユーザしき
い値設定処理の制御ルーチンが制御部54によって実行
開始される。
【0156】まず図26のステップ402では「しきい
値を変更して下さい」というメッセージをディスプレイ
62に表示させ、次のステップ404で、変更されたし
きい値の入力待ちに入る。
【0157】オペレータにより所望のしきい値(以下、
ユーザしきい値と称す)が入力されると、ステップ40
6へ進み「原稿をセットしてスタートボタンを押して下
さい」というメッセージをディスプレイ62に表示さ
せ、次のステップ408でスタートボタン66の操作待
ちに入る。
【0158】そして、オペレータがプラテンカバー24
を開いて原稿をセットし、プラテンカバー24を閉じて
スタートボタン66を押す。この動作に並行して、上記
入力したユーザしきい値を使用して、前記セットした原
稿を対象として図9のエリアセンシング処理及び図10
の原稿サイズ判定処理が実行され、原稿サイズが求めら
れる。
【0159】スタートボタン66が押されたことによ
り、ステップ408で肯定判定されステップ410へ進
み「原稿サイズはxxです。しきい値をセーブしてよろ
しいですか、yorn?」というメッセージをディスプレ
イ62に表示させる。なお、上記メッセージ内のxxに
は、上記求められた原稿サイズ(例えば、A4やB4
等)が入る。そして、次のステップ412ではnボタン
が押されたか否かを判定する。
【0160】入力されたしきい値が適切な値でないた
め、原稿サイズが本来とは異なるサイズであると誤って
判断された場合、オペレータはnボタンを押す。この場
合、ステップ412で肯定判定されステップ402へ戻
り、再度しきい値の入力を促すメッセージをディスプレ
イ62に表示させる。一方、オペレータによりnボタン
以外のボタンが押された場合はステップ414へ進み、
yボタンが押されたか否かを判定する。
【0161】入力されたしきい値が適切な値であったた
め、原稿サイズが正しく判断された場合、オペレータは
yボタンを押す。この場合、ステップ414で肯定判定
され処理を終了する。
【0162】これにより、ユーザしきい値として、上記
原稿サイズを正しく判断できるような適切な値が設定さ
れることになる。
【0163】以上のようにして適切なユーザしきい値を
設定した後、オペレータは該ユーザしきい値を使用する
(有効とする)時間帯を設定するためのユーザしきい値
使用時間帯設定処理の実行をキーボード64によって指
示する。この指示により、図27に示すユーザしきい値
使用時間帯設定処理の制御ルーチンが制御部54によっ
て実行開始される。
【0164】図27のステップ422では「ユーザしき
い値を常時使用しますか?」というメッセージをディス
プレイ62に表示させ、その応答(yかnか)を判定す
る。ここでyの応答であった場合は、ユーザしきい値を
常時使用すると判断できるので、後述するステップ43
6へ進む。
【0165】一方、ステップ422でnの応答であった
場合はステップ424へ進み「タイマーを使用しますか
?」というメッセージをディスプレイ62に表示させ、
その応答(yかnか)を判定する。ここでnの応答であ
った場合は、後述するステップ436へ進む。
【0166】一方、ステップ424でyの応答であった
場合はステップ426へ進み「タイマーを設定しますか
?」というメッセージをディスプレイ62に表示させ、
その応答(yかnか)を判定する。ここでnの応答であ
った場合は、後述するステップ436へ進む。
【0167】一方、ステップ426でyの応答であった
場合はステップ428へ進み「使用開始時刻を入力して
下さい?」というメッセージをディスプレイ62に表示
させ、次のステップ430で使用開始時刻の入力待ちに
入る。
【0168】オペレータにより使用開始時刻T1が入力
されると、ステップ432へ進み「使用終了時刻を入力
して下さい?」というメッセージをディスプレイ62に
表示させ、次のステップ434で使用終了時刻の入力待
ちに入る。
【0169】オペレータにより使用終了時刻T2が入力
されると、ステップ436へ進み「使用時間帯設定処理
を終了しますか?」というメッセージをディスプレイ6
2に表示させ、その応答(yかnか)を判定する。ここ
でnの応答であった場合はステップ422へ戻り、yの
応答であった場合は処理を終了する。
【0170】これにより、使用開始時刻T1及び使用終
了時刻T2が記憶され、それらの間の時間帯(T1〜T
2)がユーザしきい値使用時間帯として設定される。
【0171】以上説明したユーザしきい値設定処理(図
26)やユーザしきい値使用時間帯設定処理(図27)
を実行した後に、オペレータは、ユーザしきい値が上記
設定した使用時間帯に有効となるように、該ユーザしき
い値をデフォルトのしきい値(以下、固定値と称す)と
置換するためのユーザしきい値置換処理(図28)の実
行をキーボード64によって指示する。この指示によ
り、図28に示すユーザしきい値置換処理の制御ルーチ
ンが制御部54によって実行開始される。なお、このユ
ーザしきい値置換処理は、継続して実行され、図10の
原稿サイズ判定処理の実行時も該原稿サイズ判定処理と
並行して実行される。
【0172】図28のステップ442ではタイマを使用
する設定になっているか否かを判定し、タイマを使用す
る設定になっていない場合はステップ444へ進み、ユ
ーザしきい値を常時使用する設定になっているか否かを
判定する。ここで、常時使用する設定になっている場合
にはステップ446へ進み、しきい値を固定値からユー
ザしきい値に置換する。
【0173】一方、ステップ442でタイマを使用する
設定になっている場合はステップ448へ進み、現在の
時刻が使用開始時刻T1になったか否かをタイマを用い
て判定する。現在の時刻が使用開始時刻T1になった時
点でステップ448で肯定判定されステップ454へ進
み、しきい値を固定値からユーザしきい値に置換する。
【0174】一方、現在の時刻が使用開始時刻T1でな
い場合はステップ450へ進み、現在の時刻が使用終了
時刻T2になったか否かをタイマを用いて判定する。現
在の時刻が使用終了時刻T2になった時点でステップ4
50で肯定判定されステップ452へ進み、しきい値を
ユーザしきい値から固定値に置換する(戻す)。
【0175】なお、現在の時刻が使用開始時刻T1でも
使用終了時刻T2でもない場合はステップ442へ戻り
処理を繰り返す。
【0176】上記のユーザしきい値置換処理により、常
時使用する設定になっている場合には直ちにユーザしき
い値がしきい値として設定される。また、タイマを使用
する設定になっている場合には、使用開始時刻T1から
使用終了時刻T2の間だけ、ユーザしきい値がしきい値
として設定される。
【0177】このように本第5実施形態によれば、しき
い値を所望の値に設定すること及び所望の時間帯に有効
とすることができるので、画像読取装置10が例えば、
蛍光灯の真下や、太陽光が差し込む窓際等に設置された
場合でも、しきい値やそれを有効とする時間帯を適宜設
定することにより、設置環境や時間による環境変化に適
切に対応することができ、原稿サイズの誤検知を未然に
防止することができる。
【0178】なお、上記第1〜第5実施形態では、原稿
の画像を読取るために設けられたCCDラインセンサ4
4を用いて原稿のサイズの判定も行うようにしていた
が、これに限定されるものではなく、原稿の画像を読取
ることなく、原稿を反射した光を感光体ドラムに直接照
射することにより原稿の画像を記録用紙に記録する画像
記録装置において、本発明に係る画像読取装置を、原稿
のサイズを判定するのみの目的で設けてもよい。
【0179】また、上記第1〜第5実施形態では光電変
換器としてCCDラインセンサ44を適用した場合を説
明したが、これに限定されるものではなく、MOS型イ
メージセンサ等の公知の各種光電変換器を適用可能であ
る。また、上記では透明部材としてプラテンガラス16
を例に説明したが、ガラス以外に合成樹脂等の他の材料
を用いて透明部材を構成することも可能である。
【0180】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、装置が設置された環境の要因(外光等)を考
慮して正確に求められた、遮蔽前代表値についての比較
結果と遮蔽後代表値についての比較結果との組合せに基
づいて原稿のサイズを判断するので、環境の要因に影響
されることなく原稿のサイズを正確に判定することがで
きる、という効果が得られる。
【0181】また、原稿に記録されている画像を読み取
るために設けられた光電変換素子を用いて上記のように
して原稿のサイズを判断するので、原稿のサイズ検出専
用に多数のセンサを設ける必要はなく、装置の構成を簡
単にすることができる、という効果も得られる。また、
原稿サイズ検出のためのプリスキャンも必要としないた
め、プリスキャンが画像読取装置の処理能力(例えば単
位時間当りの複写枚数等)の向上のネックになるという
問題を解消することができる、という効果も得られる。
【0182】また、請求項2記載の発明によれば、外光
の影響分を加味した第1のしきい値を設定することがで
き、(原稿が透明部材上に載置された状態での)各小領
域毎の画像情報の遮蔽前代表値と第1のしきい値との比
較を、環境の要因による影響を小さくした上で正確に行
うことができる、という効果が得られる。なお、第2の
しきい値についても、外光の影響分を加味した値を設定
することができ、環境の要因による影響を小さくした上
で正確な比較を行うことができる。
【0183】また、請求項3記載の発明によれば、各小
領域における外光の影響分を加味した適切な第1のしき
い値を各小領域毎に設定することができ、(原稿が透明
部材上に載置された状態での)各小領域毎の画像情報の
遮蔽前代表値と各小領域毎の第1のしきい値との比較
を、環境の要因による影響を更に小さくした上でより正
確に行うことができる、という効果が得られる。なお、
第2のしきい値についても、各小領域における外光の影
響分を加味した適切な値を各小領域毎に設定することが
でき、環境の要因による影響を更に小さくした上でより
正確な比較を行うことができる。
【0184】また、請求項4記載の発明によれば、各小
領域における外光による最大影響分を加味したより適切
な第1のしきい値を各小領域毎に設定することができ、
(原稿が透明部材上に載置された状態での)各小領域毎
の画像情報の遮蔽前代表値と各小領域毎の第1のしきい
値との比較を、環境の要因による影響を更に小さくした
上でより正確に行うことができる、という効果が得られ
る。なお、第2のしきい値についても、各小領域におけ
る外光による最大影響分を加味したより適切な値を各小
領域毎に設定することができ、環境の要因による影響を
更に小さくした上でより正確な比較を行うことができ
る。
【0185】また、請求項5記載の発明によれば、画像
読取装置が例えば、蛍光灯の真下や、太陽光が差し込む
窓際等に設置された場合でも、ユーザがしきい値変更手
段によって第1のしきい値や第2のしきい値を所望の値
に変更することにより、原稿サイズの誤検知を防止する
ことができる、という効果が得られる。
【0186】また、請求項6記載の発明によれば、画像
読取装置が窓際に設置され特定の時間帯(例えば、西日
が差し込む夕方等)に外光による影響がありうる場合
に、ユーザは有効時間帯設定手段によって第1のしきい
値を有効とする時間帯や、第2のしきい値を有効とする
時間帯を所望の時間帯に設定することができるので、所
望の時間帯に、変更した第1のしきい値や第2のしきい
値を有効とし、時間による環境の変化に適切に対応する
ことができる、という効果が得られる。
【0187】更に、請求項7記載の発明によれば、透明
部材の遮蔽時に該透明部材に対向する面が白色とされて
いるので、裏写りによる画質への影響を無くすことがで
き、正確に原稿のサイズを判断することができる、とい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像読取装置の外観を示す斜
視図である。
【図2】(A)はプラテンカバーが起立している状態、
(B)はプラテンカバーが起立状態から所定角度以上回
動され、アングルセンサがオンされた状態を各々示す画
像読取装置の側面図である。
【図3】画像読取装置の筐体内に配設された光学系の概
略構成を示す断面図である。
【図4】画像読取装置の制御部及びその周辺の構成を示
す概略ブロック図である。
【図5】プラテンガラス上におけるセンシングエリアを
示す平面図である。
【図6】CCDラインセンサの受光部上に設定された、
原稿のサイズ検出の際のセンシング領域を示す概念図で
ある。
【図7】サイズ検知部で実行される信号生成処理を説明
するためのフローチャートである。
【図8】ライン同期信号、ビデオクロック信号、センシ
ングエリア信号、画像データ及びビデオサンプリング信
号の関係を示すタイミングチャートである。
【図9】サイズ検知部で実行されるエリアセンシング処
理を説明するためのフローチャートである。
【図10】制御部で実行される原稿サイズ判定処理を説
明するためのフローチャートである。
【図11】第1実施形態におけるモード設定処理を説明
するためのフローチャートである。
【図12】第1実施形態における分離モード用しきい値
設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】第2、第3、第4実施形態におけるしきい値
設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】第2実施形態における閉じかけ状態用しきい
値の算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図15】第2実施形態における閉じた状態用しきい値
の算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図16】第2実施形態における閉じかけ状態用しきい
値の設定手順を説明するための図である。
【図17】第2実施形態における閉じた状態用しきい値
の設定手順を説明するための図である。
【図18】第3実施形態における閉じかけ状態用しきい
値の算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図19】第3実施形態における閉じた状態用しきい値
の算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図20】第3実施形態における閉じかけ状態用しきい
値の設定手順を説明するための図である。
【図21】第3実施形態における閉じた状態用しきい値
の設定手順を説明するための図である。
【図22】第4実施形態における閉じかけ状態用しきい
値の算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図23】第4実施形態における閉じた状態用しきい値
の算出処理を説明するためのフローチャートである。
【図24】第4実施形態における閉じかけ状態用しきい
値の設定手順を説明するための図である。
【図25】第4実施形態における閉じた状態用しきい値
の設定手順を説明するための図である。
【図26】第5実施形態におけるユーザしきい値設定処
理を説明するためのフローチャートである。
【図27】第5実施形態におけるユーザしきい値使用時
間帯設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図28】第5実施形態におけるユーザしきい値置換処
理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 画像読取装置 16 プラテンガラス(透明部材) 24 プラテンカバー(カバー) 28 アングルセンサ 30 プラテンインタロックセンサ 44 CCDラインセンサ 54 制御部 58 サイズ検知部 60 光センサ 62 ディスプレイ 64 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 智之 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 箕輪 一彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 河野 大輔 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光電変換素子を多数備えた光電変換器に
    よって板状の透明部材上に載置された原稿を光学的に走
    査して、前記原稿に記録されている画像を読み取る画像
    読取装置であって、 前記透明部材を遮蔽する遮蔽位置及び透明部材が露出す
    る露出位置に移動可能なカバーと、 前記透明部材上の略一定の位置各々に載置されるサイズ
    の異なる複数種の原稿の各々の特定の一辺に跨がるエリ
    アに対応する複数の小領域内の光電変換素子の各々から
    出力される信号に基づいて、各小領域内の画像情報の代
    表値を算出する代表値算出手段と、 前記カバーにより透明部材が遮蔽される前における各小
    領域毎の画像情報の代表値と第1のしきい値とを比較す
    ると共に、前記カバーにより透明部材が遮蔽された後に
    おける各小領域毎の画像情報の代表値と、前記第1のし
    きい値と異なる第2のしきい値とを比較する比較手段
    と、 各小領域毎の前記比較手段による比較結果の組合せに基
    づいて、透明部材上に載置された原稿のサイズを判断す
    るサイズ判断手段と、 を有する画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿が透明部材上に載置されていない状
    態で透明部材が遮蔽される前における各小領域毎の画像
    情報の代表値に基づいて第1のしきい値を設定すると共
    に、原稿が透明部材上に載置されていない状態で透明部
    材が遮蔽された後における各小領域毎の画像情報の代表
    値に基づいて第2のしきい値を設定するしきい値設定手
    段を更に有する請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記しきい値設定手段は、 各小領域毎に第1のしきい値及び第2のしきい値を設定
    する、 ことを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記しきい値設定手段は、 原稿が透明部材上に載置されていない状態で透明部材が
    遮蔽される前における各小領域毎の画像情報の代表値、
    及び該各小領域毎の画像情報の代表値における最大値と
    最小値との差に基づいて、各小領域毎に第1のしきい値
    を設定すると共に、原稿が透明部材上に載置されていな
    い状態で透明部材が遮蔽された後における各小領域毎の
    画像情報の代表値、及び該各小領域毎の画像情報の代表
    値における最大値と最小値との差に基づいて、各小領域
    毎に第2のしきい値を設定することを特徴とする請求項
    2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のしきい値及び前記第2のしき
    い値の各々を所望の値に変更するためのしきい値変更手
    段を更に有する請求項1乃至請求項4の何れか一項に記
    載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 変更された第1のしきい値を有効とする
    時間帯及び変更された第2のしきい値を有効とする時間
    帯の各々を所望の時間帯に設定するための有効時間帯設
    定手段を更に有する請求項5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記カバーは、透明部材の遮蔽時に該透
    明部材に対向する面が白色とされていることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6の何れか一項に記載の画像読取
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7330692B2 (en) * 2003-11-20 2008-02-12 Ricoh Company, Ltd. Electricity waste suppressing original document size detection apparatus

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