JPH09248311A - 根管形成装置 - Google Patents
根管形成装置Info
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- JPH09248311A JPH09248311A JP8087268A JP8726896A JPH09248311A JP H09248311 A JPH09248311 A JP H09248311A JP 8087268 A JP8087268 A JP 8087268A JP 8726896 A JP8726896 A JP 8726896A JP H09248311 A JPH09248311 A JP H09248311A
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- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C19/00—Dental auxiliary appliances
- A61C19/04—Measuring instruments specially adapted for dentistry
- A61C19/041—Measuring instruments specially adapted for dentistry for measuring the length of the root canal of a tooth
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Abstract
全性と操作性を向上する。 【解決手段】 切削工具(ファイル)2を軸方向に移動
させる自動送り機構7を保持具(ハンドピース)4に設
け、保持具4を患者に対して固定しておけば切削工具2
が自動的に根管1aに抜き差しされるようにした。
Description
ける根管形成装置、特に根管形成の処置を自動化するこ
とを可能とした根管形成装置に関する。
ハンドピースのヘッドにファイルやリーマなどの切削工
具を装着し、これをモータや超音波振動子で駆動しなが
ら根管に挿入して行われるものであり、現在でも切削工
具の挿入は術者の手作業で実施されており、挿入量は術
者の手加減で決定される。このように根管形成は自動化
が遅れている分野であり、施術には熟練と十分な注意が
要求されると共に長い作業時間を要し、根管形成後の術
者の疲労は甚だしいものがあった。
管形成装置に根管長測定機能を付加し、切削工具を測定
針に兼用して根管長を測定しながら根管形成を行い、切
削工具の先端が根尖部などの設定位置に達すると切削を
自動的に停止するようにしたものが知られている。しか
しながら、これらの装置においても切削工具の挿入自体
は手作業であり、根管形成の完全自動化にはほど遠い状
況にある。
このような根管長測定機能を備えた根管形成装置が開示
されており、測定針と患者の口腔内に配置される口腔電
極との間に測定電圧を印加し、両電極間に得られるイン
ピーダンスの変化特性から切削工具の先端位置を検出
し、切削工具が設定位置まで達した時に切削工具を自動
的に停止または逆転するようにしている。また、他の先
行技術にはインピーダンスに対応した出力信号を微分し
てインピーダンス変化が最大になる点を検出しているも
のがあるが、この装置においても切削工具の挿入は手作
業であるため挿入速度を一定に保つことは困難であり、
出力信号はインピーダンスの変化だけでなくこれに挿入
速度の変動が重畳されたものとなる。従って正確な測定
を行うことはできず、実用化にはこの問題を解決する必
要がある。
に着目し、根管形成装置による作業の自動化を可能とす
ると共に安全性と操作性を向上することを課題としてな
されたものである。
めに、この発明の根管形成装置は、保持具の先端部に取
り付けられて根管に挿入される切削工具を切削用駆動部
により駆動して根管形成を行う根管形成装置において、
保持具に対する切削工具の基準位置を切削工具の軸方向
に自動的に移動させる自動送り機構を備えている。
負荷の大きさに応じて自動送り機構や切削用駆動部を制
御するために負荷を逐次検出する手段を設けることがで
き、例えば切削工具を根尖方向に移動させている時の負
荷があらかじめ設定された基準値に達すると、自動送り
機構による移動を停止したり移動方向を反転するような
制御が行われ、あるいは切削工具を停止するような制御
が行われる。また、切削工具の根尖方向への移動と歯冠
方向への移動を自動的に繰り返すような制御も可能であ
り、この場合の根尖方向への移動量と歯冠方向への移動
量をそれぞれ独立して設定できるように構成される。切
削工具の移動方向は術者などに対する情報として表示器
に適宜表示される。
用モータとしては、例えばパルスモータの使用が可能で
ある。
測定のための測定針を兼ねるものとし、根管長の測定デ
ータに応じて自動送り機構を制御することができる。す
なわち、周知のように測定針の先端位置と測定によって
得られる測定データとはほぼ一定の対応関係にあるの
で、例えば根尖などの所望の位置に対応した値をあらか
じめ設定しておき、自動送り機構により切削工具を根尖
方向に移動させている時の根管長の測定データが設定値
に達すると、移動を停止したり移動方向を反転したりす
るのである。
長の測定データの変化から検出できる。従って、根管長
の測定動作を切削工具が根尖方向にあらかじめ設定され
た距離を移動するごとに自動的に行い、その結果から測
定針の先端位置を検出して上記のような送りの停止や反
転などの制御を行うことができる。なお、この発明では
切削工具を任意の一定速度で移動させることができるの
で、設定された距離を移動するごとに測定する代わりに
所定の時間が経過するごと測定するようにしてもよい。
定データとを比較して得られた比較データを用いること
ができるが、更にこの比較データに加えて今回の測定デ
ータも用いることができ、後者の場合には用いられるデ
ータが多い分だけ検出精度を向上させることが可能とな
る。
応じて切削用駆動部を制御することができる。すなわ
ち、上述の根管長の測定データで自動送り機構を制御す
る場合と同様に根尖などの所望の位置に対応した値をあ
らかじめ設定しておき、切削工具を根尖方向に移動させ
ている時の根管長の測定データが設定値に達すると、切
削工具の停止、駆動力の低減あるいは回転方向の反転な
どを行って切削を停止するのである。
自動的な制御に利用するだけでなく、術者などに対する
情報として適宜表示することができる。
に挿入される測定針を兼ねる切削工具と患者の口腔内に
配置される口腔電極との間に、1種類の測定電圧を印加
した場合のインピーダンス応答値から得られた値、ある
いは2種類の測定電圧を印加した場合の各インピーダン
ス応答値の差又は比から得られた値が用いられている
が、この発明では、これらの測定データのいずれか又は
組み合わせに応じて自動送り機構と切削用駆動部のいず
れか、あるいは両方を制御するように構成している。
示の例について説明する。図1は全体の回路構成を示す
ブロック図、図2はモータコントローラ回路の一例を示
す図、図3は根管長測定回路の一例を示す図、図4は自
動送り機構を備えたヘッドの構造を示す図、図5は制御
手順の一例を示すフローチャートである。
1cは歯牙1の根管、根尖及び歯冠部、2は切削工具と
根管長の測定針とを兼ねているファイル、3は根管長測
定用の口腔電極、4はハンドピース、5はハンドピース
先端のヘッドである。ハンドピース4には切削用モータ
6aなどからなる切削用駆動部6のほか、送り用モータ
7aなどからなる自動送り機構7が設けられている。8
は制御装置本体、9はフートペダルであり、制御装置本
体8は従来から知られているものと同様に、例えばマイ
クロコンピュータを用いた制御部11、モータコントロ
ーラ12、根管長測定回路13、後述するような各種の
制御のための設定操作を行う設定部14、表示器15、
メモリ16等を備えている。
ータコントローラ12に接続され、また根管長測定回路
13の一方の出力端子は接触子13aを介してファイル
2に接続され、他方の出力端子は口腔電圧3に接続され
て使用される。またフートスイッチ9は制御部11に接
続されており、後述するようにフートペダル9の操作に
より切削用モータ6aと送り用モータ7aが駆動され、
また根管長が測定されるなどの各種の動作が設定部14
での設定内容に応じて行われる。
流モータが、また自動送り機構7の送り用モータ7aに
はパルスモータがそれぞれ使用されており、モータコン
トローラ12には、制御部11の指令に基づいて切削用
モータ6aに所定の駆動電圧を出力する直流出力回路
と、送り用モータ7aに所定の駆動電圧を出力するパル
ス出力回路とが設けられている。なお機構的には複雑に
なるが、場合によっては切削用モータと送り用モータを
1台のモータで兼用することも可能である。
aの負荷トルクを検出する機能を備えており、切削用モ
ータ6aに対する直流出力回路には、例えば図2に例示
したような回路が採用される。すなわち、切削用モータ
6aにパワートランジスタT1を直列に接続し、このパ
ワートランジスタT1の通電状態をドライバ回路D1で制
御することによってモータ電流を調整するのであり、切
削時の負荷トルクは抵抗R1に流れるモータ電流の大き
さから検出される。
に挿入される測定針と口腔内に配置される口腔電極との
間に測定電圧を印加し、得られるインピーダンス応答値
から根管長を算出するものが知られている。例えば、特
公昭62−25381号公報には1種類の測定電圧を用
いて得られる抵抗値などに対するインピーダンス応答値
から測定針の先端位置を算出する単純対応方式が開示さ
れている。
あるいは特開平4−64354号公報には、周波数の異
なる少なくとも2種類の測定電圧を用い、各測定電圧に
対して得られる各インピーダンス応答値を比較し、その
差または比から得られた値から測定針の先端位置を算出
する比較方式が開示されている。図3は比較方式による
根管長測定回路の基本的な構成を示したものであり、発
振器OS1及びOS2から出力される周波数f1及びf2の
信号を加算器Aで加算して測定針Fに印加し、抵抗Rに
生じたインピーダンス応答電圧をそれぞれ整形回路L1
及びL2で整形した後、比較回路Cで比較して測定デー
タを得るのである。
なわち、例えば400Hzの測定電圧のみを用いる単純対
応方式は根管内が濡れていると正確な測定ができず、ま
た例えば400Hzと8000Hzの測定電圧を用いる比較
方式は根尖付近でインピーダンス応答値が急激に変化す
るので、測定精度の向上には両方式の併用が効果的であ
る。従って、単純対応方式のみを用いるか、比較方式の
みを用いるか、あるいはこれらを組み合わせて用いるか
を選択できることが望ましく、この選択のための操作部
を制御装置本体8の設定部14に設け、術者によって所
要の方式を選択できるようにしてある。
の(a)は一部を断面で示した平面図、(b)(c)は側断面
図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は(a)の
B−B線断面図となっている。なお、(b)はファイル2
を歯冠方向に移動させた状態、(c)はファイル2を根尖
方向に移動させた状態を示している。
部分に位置している切削用モータ6aと、このモータ6
aで駆動される回転軸6b、その先端に設けられた駆動
ギャ6c、軸受6dに支持されて駆動ギャ6cと噛み合
う回転ギャ6e等で構成されている。また自動送り機構
7は、ハンドピース4の本体部分に位置している送り用
モータ7aと、このモータ7aで駆動される回転軸7
b、その先端に設けられたピニオン7c、上下にスライ
ド可能に支持されてピニオン7cと噛み合うスライドラ
ック7d等で構成されている。
2を保持するパイプ状のスライド軸5aが設けられてお
り、回転及び上下方向のスライドが可能なようにスライ
ド軸受5bで支持されている。このスライド軸5aの外
周には軸方向に連結溝5cが形成され、連結溝5cに回
転ギャ6eの連結ピン6fが係合すると共に、スライド
軸5aの上端にはスライドラック7dの上端が係合して
いる。
モータ6aが駆動されるとその回転が回転軸6b、駆動
ギャ6c、回転ギャ6eを経てスライド軸5aに伝えら
れてスライド軸5aが回転する。また、送り用モータ7
aが駆動されるとその回転が回転軸7b、ピニオン7
c、スライドラック7dを経てスライド軸5aに伝えら
れてスライド軸5aが上下にスライドすることになる。
従って従来の装置と同様に、根管1aに挿入されたファ
イル2を回転させて根管1aに対する根管形成の処置を
行うことができるのであるが、この装置では根管1aへ
のファイル2の挿入を自動送り機構7によって行うこと
ができる。
る際には、まず図4の(b)のようにファイル2を歯冠方
向に最も移動させた後、ファイル2の先端を根管1aの
上端の歯冠部1cに臨ませた状態とし、歯牙1に対して
ヘッド5の相対的な位置が一定に保たれるようにヘッド
5を固定する。この固定は例えば診療台などに固定用ア
ームを設け、このアームでハンドピース4を保持するな
どの手段によって容易に実現できる。こうしてヘッド5
を固定した後に、自動送り機構7の送り用モータ7aを
駆動するとスライド軸5aは下方に移動し、ファイル2
は回転しながら自動的に根管1aに挿入されて根尖1b
の方向に送り込まれることになる。
軸方向に細かく往復駆動させるものがあるが、これは例
えば回転に連動して一定のストロークで往復運動させて
いるだけで、ハンドピースなどの保持具に対するファイ
ルの基準位置は変わらないものである。従って、この発
明においてファイルなどの切削工具を軸方向に移動させ
る送り動作とは全く別のものである。
尖側への送りだけでなく、次に述べるように挿入量の制
御や歯冠部側への逆送り制御などの制御も自動的に行う
ことによって、ファイル操作の完全な自動化が可能とな
る。
に食い込んだりして折損する場合があるので、切削用モ
ータ6aのモータ電流の大きさから負荷トルクを常時検
出し、この負荷トルクがあらかじめ設定された基準値に
達すると送り用モータ7aの回転方向を反転し、歯冠部
1c側への逆送りを行う。これによりファイル2が無理
に駆動されることがなくなり、根管への食い込みなどの
トラブルの発生を防止できるのである。この場合、根尖
1b方向への挿入を連続して行わず、根尖1b側への送
りと歯冠部1c側への逆送りを交互に繰り返しながら少
しずつ挿入量を増加するような制御も可能であり、制御
装置本体8の設定部14には根尖方向と歯冠部方向の送
り量を独立して個別に設定できるような操作部が設けら
れる。
した場合に、切削用駆動部6を制御して切削を停止する
ようにしてもよく、これによってもファイル2の食い込
みなどを防止できる。この切削停止は、例えば切削用モ
ータ6aの停止、減速、回転方向の反転などで行えばよ
い。
制御されるものであるが、図示の装置では根管長測定回
路13による根管長の測定データによっても自動送り機
構7が制御される。すなわち、根管長測定装置では測定
針の先端が根尖付近に位置している時に得られる測定デ
ータが事前に判明しているので、それに基づいた設定値
に測定データが達した時に例えば根尖に達したと判定す
ることが一般的である。この装置もこの考え方に従って
おり、ファイル2が根尖1b方向に送られている時の測
定データがあらかじめ設定された設定値に達すると、送
り用モータ7aを停止し、あるいは回転方向を反転させ
て歯冠部1c側への逆送りを行うのである。従って、根
尖1bを突き抜けてファイル2が深く挿入されるような
ミスは、未然にしかも自動的に防止されることになる。
の間に得られるインピーダンスの変化特性から根管長を
測定することもでき、この場合にはインピーダンスの変
化状況を検出する必要がある。そこで、この例の装置に
おいてもファイル2が根尖1bの方向にあらかじめ設定
された距離を移動するごとに根管長の測定動作を行うこ
とにより、インピーダンスの変化状況を検出してファイ
ル2の先端の位置を知ることができる。具体的には、前
回の移動後つまり今回の移動前と今回の移動後の測定デ
ータを比較すればインピーダンスの変化状況を検出でき
るので、比較の結果得られた比較データからファイル2
が根尖1bに達したと判断し、ファイル2の送りを停止
したり反転させたりするのである。
イルの挿入と異なり、この装置ではファイル2を挿入す
る時の移動は送り用モータ7aで行われるため移動速度
は一定にできる。このため、上記のような一定の距離を
移動するごとに測定する方式に代えて、所定の時間が経
過するごとに根管長を測定して前後の測定データを比較
するようにしてもよい。またこのように移動の前後の測
定データを比較して得られた比較データだけでなく、移
動後の測定データ自体もファイル2の先端の位置を示す
ので、この測定データと比較データの両方を用いればよ
り正確な検出も可能となる。
について述べたものであるが、これらの制御に加えて根
管長の測定データによって切削用駆動部6を制御するこ
ともできる。この切削用駆動部6に対する制御は、ファ
イル2が根尖1b方向に送られている時の測定データが
あらかじめ設定された設定値に達すると、ファイル2に
よる切削を停止するものである。この切削停止は、例え
ば切削用モータ6aの停止や減速、回転方向の反転など
で行われる。これによって、ファイル2が根尖1bに達
したにもかかわらず切削が続けられるようなミスは、未
然にしかも自動的に防止されるのである。
せるものであるが、例えば超音波振動によって切削する
方式であれば、振動を停止したり、超音波振動子の出力
を低下させることで同様に切削を停止することができ
る。
制御に利用することができるが、これらの測定データな
どは単に自動的な制御に利用されるだけでなく、表示部
15に表示されて術者に対する情報の提供に利用され
る。このため、制御装置本体8の設定部14にはこれら
の表示内容を指定し、あるいは選択するための操作部が
設けられるのである。
方向と歯冠部方向の送り量を独立して個別に設定するた
めの操作部や、根管長の測定方式を選択するための操作
部が設けられるが、更に切削用モータ6aの回転速度、
ファイル2の送りを反転させる時の切削負荷の基準値、
ファイル2の送りを反転させたり切削を停止させたりす
る時の根管長測定データの設定値等を設定するための操
作部、これらの各種制御を行うか否かを選択する操作部
などが必要に応じて設けられる。
別に述べたものであるが、実際の根管形成装置にはこれ
らの各種の制御が単独で、あるいは適宜組み合わせて採
用される。図5のフローチャートは代表的な制御を組み
合わせた根管形成装置の制御手順を例示したものである
が、これは一例であり、図示以外の他の手順を採用でき
ることはもちろんである。
源をオンし、設定部14により回転速度、送り量、切削
負荷の基準値、根管長の設定値など、施術時の諸条件を
設定した後、ファイル2の先端が根管1aの歯冠部1c
に若干挿入された状態にしてハンドピース4を固定し、
フートペダル9を踏む(ステップS1)。次のステップ
2では、根管長測定回路13が動作して測定されたイン
ピーダンス応答値からファイル2が根管1aに挿入され
ていることが確認されると、ステップS3に進んで切削
用モータ6aと送り用モータ7aが回転を開始し、ファ
イル2は回転による切削を行いながら根管1a内に一定
の速度で挿入される。
用モータ6aの負荷トルクを検出し、トルクが基準値以
内であればステップS5に進み、基準値を超えている場
合にはステップS11に進む。ステップS11では送り
用モータ7aの回転方向を反転させ、ファイル2を歯冠
部1cの方向に戻しながら検出されるトルクを第2の基
準値と比較する。この第2の基準値はステップS4にお
ける基準値の例えば1/2に選定されており、トルクが
第2の基準値以内になれば送り方向を反転し、再び根尖
1b側への送りに切り換えてステップS4に戻る。これ
により、ファイル2の食い込みとそれによる折損が防止
される。
負荷トルクによって根尖1b側への送りと歯冠部1c側
への送りの切り換えを行っているが、例えば、あらかじ
め移動量を根尖1b側に0.5mm、歯冠部1c側に0.
3mmのように設定しておき、0.5mm進んでは0.3mm
戻るという動作を自動的に繰り返すような制御も可能で
ある。また、このように送り方向を反転するのではな
く、負荷トルクが基準値以内に低下するまで送りを一時
停止するような制御を採用することもできる。
いる所定時間経過したか否かを判断し、時間が経過する
とステップS6に進んで根管長の測定動作が行われる。
ここでは、例えば周波数の異なる2種類の測定電圧に対
して得られる各インピーダンス応答値を比較し、その差
または比から得られた値を用いる比較方式の処理がなさ
れ、算出された測定データが表示器15に表示される。
このステップS4からS6までの動作は、次のステップ
S7で測定データが設定値に達したと判断されるまで繰
り返される。
可能であるが、前述したように前後2回の測定データの
変化状態から判断することもできるので、2回目からは
今回と前回の結果を比較して得られた比較データを用い
た判断、あるいは必要に応じてこの比較データと今回の
測定データを用いた判断も可能である。
たと判断されると、ステップS8に進んで送り用モータ
7aを逆方向に回転させてファイル2を歯冠部1cの方
向に戻すと共に切削動作も停止し、例えば最終の根管長
の測定データが表示器15に表示される。この切削停止
は切削用モータ6aの停止、回転速度の低下、又は逆転
などで行われる。その後ステップS9でフートペダル9
がオフされるとすべてのモータが停止し、一連の切削動
作が終了する。
ル2の移動方向や回転速度、切削トルクなどは術者にと
って必要な情報であるから、表示器15には上記のステ
ップS6あるいはステップS8での測定データの表示だ
けでなく、一連の切削動作の期間中これらのデータを常
時表示するようにしてもよい。
制御装置本体8を設け、これに制御部11やモータコン
トローラ12、根管長測定回路13などを設けたものを
示してあるが、これらの回路や機能をすべてハンドピー
ス4内に収納してもよく、あるいは必要に応じてその一
部を別体の制御装置本体内に収納した構成とすることも
できる。
明の根管形成装置は、保持具の先端部に取り付けられて
根管に挿入される切削工具を切削用駆動部により駆動し
て根管形成を行う根管形成装置において、保持具に対す
る切削工具の基準位置を切削工具の軸方向に自動的に移
動させる自動送り機構を備えたものである。
化されて根管形成時の術者の負担が軽減されることはも
ちろんであるが、特に根管への挿入が自動化されて挿入
速度を一定に保つことができるので、根管長測定機能を
付加して根管長を測定しながら切削を行えるようにした
根管形成装置において、手作業に伴う挿入速度の変動が
測定データに重畳されることがなくなり、測定針を兼ね
た切削工具の先端位置を正確に検出することが容易とな
る。従って、根管形成作業の自動化にとって大きな障害
となっていた問題点が解決され、根管形成の作業を完全
に自動化して術者の負担を大幅に軽減し、高度の熟練や
注意を不要とすると共に作業時間の短縮や疲労の軽減を
実現することが可能となる。
じて自動送り機構や切削用駆動部を制御するようにした
ものでは、切削工具の根管への食い込みやこれによる折
損を防止することができる。
り機構や切削用駆動部を制御するようにしたものでは、
切削が根尖を通り越して必要以上に行われるなどのミス
を防止することができる。
尖方向への移動中に逐次測定して得られた前回と今回の
測定データとを比較して得られた比較データと、この比
較データに加えて今回の測定データも用いて測定針の先
端の位置を検出するようにしたものでは、多くのデータ
を用いるため精度の高い検出が可能となり、自動送り機
構や切削用駆動部の制御をより適切に行うことができ
る。
との間に1種類の測定電圧を印加した場合のインピーダ
ンス応答値から得られた測定データと、2種類の測定電
圧を印加した場合の各インピーダンス応答値の差又は比
から得られた測定データとの組み合わせに応じて測定針
の先端の位置を検出するようにしたものにおいても、多
くのデータを用いるため精度の高い検出が可能となり、
自動送り機構や切削用駆動部の制御をより適切に行うこ
とができる。
る回路構成を示すブロック図である。
を示す図である。
である。
で、(a)は一部を断面で示した平面図、(b)(c)は側断
面図である。
である。
Claims (20)
- 【請求項1】 保持具の先端部に取り付けられて根管に
挿入される切削工具を切削用駆動部により駆動して根管
形成を行う根管形成装置において、保持具に対する切削
工具の基準位置を切削工具の軸方向に自動的に移動させ
る自動送り機構を備えたことを特徴とする根管形成装
置。 - 【請求項2】 切削工具に加わる負荷を逐次検出する手
段を備え、検出される負荷の大きさに応じて自動送り機
構又は/及び切削用駆動部が制御されるように構成され
た請求項1記載の根管形成装置。 - 【請求項3】 切削工具を根尖方向に移動させている時
の負荷があらかじめ設定された基準値に達すると、自動
送り機構による移動を停止し、あるいは移動方向を反転
するように構成された請求項2記載の根管形成装置。 - 【請求項4】 切削工具の根尖方向への移動と歯冠方向
への移動を自動的に繰り返すように自動送り機構が制御
されるように構成された請求項1又は2に記載の根管形
成装置。 - 【請求項5】 根尖方向への移動量と歯冠方向への移動
量をそれぞれ独立して設定できるように構成された請求
項4記載の根管形成装置。 - 【請求項6】 切削工具の移動方向を表示するように構
成された請求項1乃至5のいずれかに記載の根管形成装
置。 - 【請求項7】 自動送り機構の送り用モータとしてパル
スモータが使用されている請求項1乃至6のいずれかに
記載の根管形成装置。 - 【請求項8】 切削工具が根管長測定のための測定針を
兼ねており、根管長の測定データに応じて自動送り機構
が制御されるように構成された請求項1乃至7のいずれ
かに記載の根管形成装置。 - 【請求項9】 自動送り機構により切削工具を根尖方向
に移動させている時の根管長の測定データがあらかじめ
設定されている設定値に達すると、移動を停止し、ある
いは移動方向を反転するように構成された請求項8記載
の根管形成装置。 - 【請求項10】 切削工具が根尖方向にあらかじめ設定
された距離を移動するごとに自動的に根管長の測定動作
を行うように構成された請求項8又は9に記載の根管形
成装置。 - 【請求項11】 前回の移動後における根管長の測定デ
ータと今回の移動後における根管長の測定データとを比
較し、比較して得られた比較データを用いて自動送り機
構を制御するように構成された請求項10記載の根管形
成装置。 - 【請求項12】 前回の移動後における根管長の測定デ
ータと今回の移動後における根管長の測定データとを比
較して得られた比較データと、今回の移動後における根
管長の測定データの両方を用いて自動送り機構を制御す
るように構成された請求項10記載の根管形成装置。 - 【請求項13】 自動送り機構による切削工具の移動速
度が一定であり、所定の時間が経過するごとに自動的に
根管長の測定動作を行うように構成された請求項8又は
9に記載の根管形成装置。 - 【請求項14】 自動送り機構による切削工具の移動速
度を任意に設定できるように構成された請求項13記載
の根管形成装置。 - 【請求項15】 移動中における前回の根管長の測定デ
ータと今回の根管長の測定データとを比較し、比較して
得られた比較データを用いて自動送り機構を制御するよ
うに構成された請求項13又は14に記載の根管形成装
置。 - 【請求項16】 移動中における前回の根管長の測定デ
ータと今回の根管長の測定データとを比較して得られた
比較データと、今回の根管長の測定データの両方を用い
て自動送り機構を制御するように構成された請求項13
又は14に記載の根管形成装置。 - 【請求項17】 切削工具が根管長測定のための測定針
を兼ねており、根管長の測定データに応じて切削用駆動
部が制御されるように構成された請求項1乃至16のい
ずれかに記載の根管形成装置。 - 【請求項18】 自動送り機構により切削工具を根尖方
向に移動させている時の根管長の測定データがあらかじ
め設定されている設定値に達すると、切削用駆動部によ
る切削工具の駆動を停止し、又は駆動力を低減し、又は
回転方向を反転するように構成された請求項17記載の
根管形成装置。 - 【請求項19】 根管長の測定データを表示するように
構成された請求項8乃至18のいずれかに記載の根管形
成装置。 - 【請求項20】 根管内に挿入される測定針を兼ねる切
削工具と患者の口腔内に配置される口腔電極との間に、
1種類の測定電圧を印加した場合のインピーダンス応答
値から得られた値、及び2種類の測定電圧を印加した場
合の各インピーダンス応答値の差又は比から得られた値
を根管長の測定データとして用い、これらの測定データ
のいずれか又は組み合わせに応じて自動送り機構又は/
及び切削用駆動部を制御するように構成された請求項8
乃至19のいずれかに記載の根管形成装置。
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