JPH0924853A - 車両用舵角比可変操舵装置 - Google Patents
車両用舵角比可変操舵装置Info
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- JPH0924853A JPH0924853A JP7177730A JP17773095A JPH0924853A JP H0924853 A JPH0924853 A JP H0924853A JP 7177730 A JP7177730 A JP 7177730A JP 17773095 A JP17773095 A JP 17773095A JP H0924853 A JPH0924853 A JP H0924853A
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- pair
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ステアリング操作量に対する操舵輪の切れ角
の変化量をステアリング中立位置付近で抑制する。 【解決手段】 ステアリング12の操舵軸12Aがボー
ル螺子14に連結されており、ボール螺子14は出力軸
16に直交している。ボール螺子14には第1アーム2
8、30が連結されたボールナット20、22が螺合し
ており、第1アーム28、30は溝プレート36、38
に係合している。溝プレート36、38は出力軸16に
平行に配設されており、第1アーム28のピン32は第
2アーム40の溝40Aに係合している。第2アーム4
0はピン34を中心に回転可能で、第2アーム40の溝
40Cには、出力軸16に連結された出力ピン42が係
合している。
の変化量をステアリング中立位置付近で抑制する。 【解決手段】 ステアリング12の操舵軸12Aがボー
ル螺子14に連結されており、ボール螺子14は出力軸
16に直交している。ボール螺子14には第1アーム2
8、30が連結されたボールナット20、22が螺合し
ており、第1アーム28、30は溝プレート36、38
に係合している。溝プレート36、38は出力軸16に
平行に配設されており、第1アーム28のピン32は第
2アーム40の溝40Aに係合している。第2アーム4
0はピン34を中心に回転可能で、第2アーム40の溝
40Cには、出力軸16に連結された出力ピン42が係
合している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用舵角比可変操
舵装置に係り、特に、ステアリング操作角と操舵輪の切
れ角との比を変えることができる車両用舵角比可変操舵
装置に関する。
舵装置に係り、特に、ステアリング操作角と操舵輪の切
れ角との比を変えることができる車両用舵角比可変操舵
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車等の車両においては、車速
に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との比、
即ち、舵角比を変えることができる車両用舵角比可変操
舵装置が知られており、その一例が、特開平6−645
53号公報に示されている。
に応じてステアリング操作角と操舵輪の切れ角との比、
即ち、舵角比を変えることができる車両用舵角比可変操
舵装置が知られており、その一例が、特開平6−645
53号公報に示されている。
【0003】図10に示される如く、この車両用舵角比
可変操舵装置70は、ステアリング72の回転に応じて
軸方向へ移動される第1の軸74と、この第1の軸74
に対して略平行に配設され軸方向への移動により車輪7
5を操舵させる第2の軸76と、各軸74、76にそれ
ぞれ回転自在に支持された第1の係合部78及び第2の
係合部80と、これらの第1の係合部78及び第2の係
合部80にそれぞれ摺動自在に係合するレバー82と、
第1の係合部78と第2の係合部80との間に位置する
支点部材83を回転自在に支持する支点支持部材84
と、この支点支持部材84を第1の軸74及び第2の軸
76に略直交する方向へ移動させる支点位置移動機構8
6を備えている。そして、車速に応じて舵角比を可変し
ており、低速時には、支点支持部材84を第1の軸74
側へ移動して、ステアリング72の操作角に対する出力
軸76の移動量を大きくしている。
可変操舵装置70は、ステアリング72の回転に応じて
軸方向へ移動される第1の軸74と、この第1の軸74
に対して略平行に配設され軸方向への移動により車輪7
5を操舵させる第2の軸76と、各軸74、76にそれ
ぞれ回転自在に支持された第1の係合部78及び第2の
係合部80と、これらの第1の係合部78及び第2の係
合部80にそれぞれ摺動自在に係合するレバー82と、
第1の係合部78と第2の係合部80との間に位置する
支点部材83を回転自在に支持する支点支持部材84
と、この支点支持部材84を第1の軸74及び第2の軸
76に略直交する方向へ移動させる支点位置移動機構8
6を備えている。そして、車速に応じて舵角比を可変し
ており、低速時には、支点支持部材84を第1の軸74
側へ移動して、ステアリング72の操作角に対する出力
軸76の移動量を大きくしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用舵角比可変操舵装置70では、図9に破線S1(低
速時)、S2(高速時)で示される如く、ステアリング
の操作角、即ち、操舵角の増加量に対する出力軸76の
移動量の増加量、即ち、舵角比が一定になっている。こ
のため、通常操作範囲であるステアリング72の中立位
置付近、即ち、小舵角域W内での舵角比が、通常あまり
操作しない範囲であるステアリング72の中立付近から
離れた舵角域での舵角比と同じになる。
両用舵角比可変操舵装置70では、図9に破線S1(低
速時)、S2(高速時)で示される如く、ステアリング
の操作角、即ち、操舵角の増加量に対する出力軸76の
移動量の増加量、即ち、舵角比が一定になっている。こ
のため、通常操作範囲であるステアリング72の中立位
置付近、即ち、小舵角域W内での舵角比が、通常あまり
操作しない範囲であるステアリング72の中立付近から
離れた舵角域での舵角比と同じになる。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ステアリング
操作量に対する操舵輪の切れ角の変化量をステアリング
中立位置付近で抑制することができる車両用舵角比可変
操舵装置を得ることが目的である。
操作量に対する操舵輪の切れ角の変化量をステアリング
中立位置付近で抑制することができる車両用舵角比可変
操舵装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
車両用舵角比可変操舵装置は、ステアリング操作に応じ
て回転する入力軸と、該入力軸の回転に応じて入力軸に
沿って移動する一対の移動手段と、操舵輪に連結された
出力軸と、該出力軸と並列に配置された一対のガイド部
材と、一端が前記一対の移動手段に回転可能に連結され
他端が前記一対のガイド部材にガイドされる一対の第1
連結部材と、一端に前記一対の第1連結部材の一方が回
転可能に連結され、長手方向に沿って前記一対の第1連
結部材の他方が移動可能に係合された第2連結部材と、
該第2連結部材に長手方向に沿って形成されたガイド部
と、前記出力軸に設けられ前記ガイド部にガイドされる
係合部と、を有することを特徴としている。
車両用舵角比可変操舵装置は、ステアリング操作に応じ
て回転する入力軸と、該入力軸の回転に応じて入力軸に
沿って移動する一対の移動手段と、操舵輪に連結された
出力軸と、該出力軸と並列に配置された一対のガイド部
材と、一端が前記一対の移動手段に回転可能に連結され
他端が前記一対のガイド部材にガイドされる一対の第1
連結部材と、一端に前記一対の第1連結部材の一方が回
転可能に連結され、長手方向に沿って前記一対の第1連
結部材の他方が移動可能に係合された第2連結部材と、
該第2連結部材に長手方向に沿って形成されたガイド部
と、前記出力軸に設けられ前記ガイド部にガイドされる
係合部と、を有することを特徴としている。
【0007】従って、請求項1記載の本発明では、ステ
アリング操作に応じて入力軸が回転し、入力軸の回転に
より一対の移動手段が、入力軸に沿って移動する。移動
手段が移動すると、一対の第1連結部材の一方の端部
が、一対のガイド部材にガイドされ出力軸と並列に移動
し、一対の第1連結部材は、一対の移動手段との連結部
を中心に回転する。この回転によって、第2連結部材が
第1連結部材の一方に連結された点を中心に回転し、こ
の回転により、出力軸に設けられた係合部が、第2連結
部材に形成されたガイド部にガイドされ、出力軸がその
軸方向へ移動して、操舵輪が操舵される。
アリング操作に応じて入力軸が回転し、入力軸の回転に
より一対の移動手段が、入力軸に沿って移動する。移動
手段が移動すると、一対の第1連結部材の一方の端部
が、一対のガイド部材にガイドされ出力軸と並列に移動
し、一対の第1連結部材は、一対の移動手段との連結部
を中心に回転する。この回転によって、第2連結部材が
第1連結部材の一方に連結された点を中心に回転し、こ
の回転により、出力軸に設けられた係合部が、第2連結
部材に形成されたガイド部にガイドされ、出力軸がその
軸方向へ移動して、操舵輪が操舵される。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用舵角比可変操舵装置において、前記一対のガイド
部材を互いに接離する方向へ移動可能としたことを特徴
としている。
車両用舵角比可変操舵装置において、前記一対のガイド
部材を互いに接離する方向へ移動可能としたことを特徴
としている。
【0009】従って、請求項2記載の本発明では、例え
ば、車速等の車両の走行状態に応じて一対のガイド部材
を互いに接離する方向へ移動すると、ステアリング操作
角の変化量に対する第2連結部材の回転角の変化量が変
わり、舵角比が変化する。
ば、車速等の車両の走行状態に応じて一対のガイド部材
を互いに接離する方向へ移動すると、ステアリング操作
角の変化量に対する第2連結部材の回転角の変化量が変
わり、舵角比が変化する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の車両用舵角比可変操舵装
置の一実施の形態を図1〜図9に従って説明する。
置の一実施の形態を図1〜図9に従って説明する。
【0011】図1に示される如く、本一実施の形態の車
両用舵角比可変操舵装置10では、ステアリング12の
操舵軸12Aが、図示を省略した歯車等の連結手段によ
って、入力軸としてのボール螺子14に連結されてお
り、ステアリング12の操作に応じて、ボール螺子14
が軸回り方向(図1の矢印A方向)へ回転するようにな
っている。図1に想像線で示した出力軸16は、ボール
螺子14の紙面手前側に、ボール螺子14に対して直交
する方向に配置されている。また、出力軸16は軸方向
(図1の矢印G方向)ヘ移動可能になっており、出力軸
16の両端部には、周知の連結部材を介して左右の操舵
輪18が連結されている。
両用舵角比可変操舵装置10では、ステアリング12の
操舵軸12Aが、図示を省略した歯車等の連結手段によ
って、入力軸としてのボール螺子14に連結されてお
り、ステアリング12の操作に応じて、ボール螺子14
が軸回り方向(図1の矢印A方向)へ回転するようにな
っている。図1に想像線で示した出力軸16は、ボール
螺子14の紙面手前側に、ボール螺子14に対して直交
する方向に配置されている。また、出力軸16は軸方向
(図1の矢印G方向)ヘ移動可能になっており、出力軸
16の両端部には、周知の連結部材を介して左右の操舵
輪18が連結されている。
【0012】ボール螺子14には、一対の移動手段とし
てのボールナット20、22が螺合している。これらの
ボールナット20、22は、車両が直進状態、即ちステ
アリング12が中立位置にある状態(図1及び図5の状
態)で、ボール螺子14と出力軸16とが交差する点P
から、等しい距離に配置されており、出力軸16に沿っ
て互いに逆方向へ延設されている。また、ボールナット
20、22は、ボール螺子14が回転すると互いに同方
向(図1の矢印B及び矢印C方向)へ移動するようにな
っている。
てのボールナット20、22が螺合している。これらの
ボールナット20、22は、車両が直進状態、即ちステ
アリング12が中立位置にある状態(図1及び図5の状
態)で、ボール螺子14と出力軸16とが交差する点P
から、等しい距離に配置されており、出力軸16に沿っ
て互いに逆方向へ延設されている。また、ボールナット
20、22は、ボール螺子14が回転すると互いに同方
向(図1の矢印B及び矢印C方向)へ移動するようにな
っている。
【0013】ボールナット20、22の先端部20A、
22Aには、ピン24、26を介して、一対の第1連結
部材としての第1アーム28、30の一方の端部が、そ
れぞれ連結されており、第1アーム28、30は、それ
ぞれピン24、26を中心として図1の矢印D及び矢印
E方向へ回転可能となっている。第1アーム28、30
の他方の端部には、それぞれピン32、34が設けられ
ており、これらのピン32、34は、一対のガイド部材
としての溝プレート36、38の溝36A、38Aに係
合している。溝プレート36、38は点Pを挟んで、互
いに平行に配設されており、溝36A、38Aは、それ
ぞれ出力軸16と平行になっている。
22Aには、ピン24、26を介して、一対の第1連結
部材としての第1アーム28、30の一方の端部が、そ
れぞれ連結されており、第1アーム28、30は、それ
ぞれピン24、26を中心として図1の矢印D及び矢印
E方向へ回転可能となっている。第1アーム28、30
の他方の端部には、それぞれピン32、34が設けられ
ており、これらのピン32、34は、一対のガイド部材
としての溝プレート36、38の溝36A、38Aに係
合している。溝プレート36、38は点Pを挟んで、互
いに平行に配設されており、溝36A、38Aは、それ
ぞれ出力軸16と平行になっている。
【0014】従って、ボールナット20、22が図1の
矢印B及び矢印C方向へ移動すると、ピン32、34が
溝36A、38Aに沿って移動し、第1アーム28、3
0は、それぞれ図1の矢印D及び矢印E方向へ回転する
ようになっている。また、ピン32は、第2連結部材と
しての第2アーム40に長手方向に沿って形成された溝
40Aに係合しており、ピン32は、溝40Aに沿っ
て、第2アーム40の長手方向へ相対移動可能となって
いる。第2アーム40の一方の端部40Bは、ピン34
に回転可能に軸支されており、ピン32、34が溝36
A、38Aに沿って移動すると、第2アーム40はピン
34を中心にして図1の矢印F方向へ回転するようにな
っている。
矢印B及び矢印C方向へ移動すると、ピン32、34が
溝36A、38Aに沿って移動し、第1アーム28、3
0は、それぞれ図1の矢印D及び矢印E方向へ回転する
ようになっている。また、ピン32は、第2連結部材と
しての第2アーム40に長手方向に沿って形成された溝
40Aに係合しており、ピン32は、溝40Aに沿っ
て、第2アーム40の長手方向へ相対移動可能となって
いる。第2アーム40の一方の端部40Bは、ピン34
に回転可能に軸支されており、ピン32、34が溝36
A、38Aに沿って移動すると、第2アーム40はピン
34を中心にして図1の矢印F方向へ回転するようにな
っている。
【0015】第2アーム40には、溝40Aの裏面側
(図1の紙面手前側)に溝40Aと同様にガイド部とし
ての溝40Cが形成されており、この溝40Cには、係
合部としての出力ピン42が回転可能且つ摺動自在に係
合されている。出力ピン42は、出力軸16に連結され
ており、第2アーム40が図1の矢印F方向へ揺動する
と、出力ピン42は、溝40A内を移動しつつ出力軸1
6の軸方向(図1の矢印G方向)へ移動し、出力ピン4
2に連結された出力軸16が図1の矢印G方向へ移動す
るようになっている。
(図1の紙面手前側)に溝40Aと同様にガイド部とし
ての溝40Cが形成されており、この溝40Cには、係
合部としての出力ピン42が回転可能且つ摺動自在に係
合されている。出力ピン42は、出力軸16に連結され
ており、第2アーム40が図1の矢印F方向へ揺動する
と、出力ピン42は、溝40A内を移動しつつ出力軸1
6の軸方向(図1の矢印G方向)へ移動し、出力ピン4
2に連結された出力軸16が図1の矢印G方向へ移動す
るようになっている。
【0016】図2に示される如く、溝プレート36、3
8の一方の端部には、ボール螺子14と平行にラック4
4、46が延設されており、これらのラック44、46
には、ピニオン48が噛合している。また、ピニオン4
8はモータ50の回転軸50Aに固定されている。
8の一方の端部には、ボール螺子14と平行にラック4
4、46が延設されており、これらのラック44、46
には、ピニオン48が噛合している。また、ピニオン4
8はモータ50の回転軸50Aに固定されている。
【0017】従って、モータ50の回転軸50Aが回転
すると、この回転に応じて、ピニオン48に螺合するラ
ック44、46、即ち、溝プレート36、38が互いに
接離する方向(図2の矢印H方向)へ移動するようにな
っている。なお、モータ50は、制御回路52に接続さ
れている。また、制御回路52は車速センサー54に接
続されており、制御回路52は車速センサー54の検出
値等に基づいてモータ50を制御するようになってい
る。
すると、この回転に応じて、ピニオン48に螺合するラ
ック44、46、即ち、溝プレート36、38が互いに
接離する方向(図2の矢印H方向)へ移動するようにな
っている。なお、モータ50は、制御回路52に接続さ
れている。また、制御回路52は車速センサー54に接
続されており、制御回路52は車速センサー54の検出
値等に基づいてモータ50を制御するようになってい
る。
【0018】次に本一実施の形態の作用を説明する。本
一実施の形態の車両用舵角比可変操舵装置10では、ス
テアリング12の操作に応じて、操舵軸12Aに連結し
たボール螺子14が図1の矢印A方向へ回転し、ボール
ナット20、22が図1の矢印B方向又は矢印C方向へ
移動する。
一実施の形態の車両用舵角比可変操舵装置10では、ス
テアリング12の操作に応じて、操舵軸12Aに連結し
たボール螺子14が図1の矢印A方向へ回転し、ボール
ナット20、22が図1の矢印B方向又は矢印C方向へ
移動する。
【0019】例えば、図3に示される如く、ステアリン
グ12を左に切り、左切りエンドに達すると、一方のボ
ールナット20は、点Pから最も離れた位置に達し、他
方のボールナット22は、点Pに最も近い位置に達す
る。このため、第1アーム28は、ピン24を中心に回
転して、ボール螺子14と平行の位置に達し、第1アー
ム30は、ピン26を中心に回転して、出力軸16と平
行の位置に達する。
グ12を左に切り、左切りエンドに達すると、一方のボ
ールナット20は、点Pから最も離れた位置に達し、他
方のボールナット22は、点Pに最も近い位置に達す
る。このため、第1アーム28は、ピン24を中心に回
転して、ボール螺子14と平行の位置に達し、第1アー
ム30は、ピン26を中心に回転して、出力軸16と平
行の位置に達する。
【0020】これによって、第2アーム40は、ピン3
2の図3の左方向の移動により、ピン34を中心に回転
してボール螺子14から図3の左方向へ離間した平行位
置に達する。このため、第2アーム40の溝40Cに係
合した出力ピン42が、第2アーム40の溝40C内を
摺動しつつ、図3の左方向へ移動し、点Pから最も離れ
た位置に達する。即ち、出力ピン42に連結された出力
軸16は、軸方向に沿って、図3の左方向へ移動し、出
力軸16に連結された操舵輪18(図1参照)が左に切
られ、左切りエンド位置に達する。
2の図3の左方向の移動により、ピン34を中心に回転
してボール螺子14から図3の左方向へ離間した平行位
置に達する。このため、第2アーム40の溝40Cに係
合した出力ピン42が、第2アーム40の溝40C内を
摺動しつつ、図3の左方向へ移動し、点Pから最も離れ
た位置に達する。即ち、出力ピン42に連結された出力
軸16は、軸方向に沿って、図3の左方向へ移動し、出
力軸16に連結された操舵輪18(図1参照)が左に切
られ、左切りエンド位置に達する。
【0021】一方、図4に示される如く、ステアリング
12を右に切り、右切りエンドに達すると、一方のボー
ルナット20は、点Pに最も近い位置に達し、他方のボ
ールナット22は、点Pから最も遠い位置に達する。こ
のため、第1アーム28は、ピン24を中心に回転し
て、出力軸16と平行の位置に達し、第1アーム30
は、ピン26を中心に回転して、ボール螺子14と平行
の位置に達する。
12を右に切り、右切りエンドに達すると、一方のボー
ルナット20は、点Pに最も近い位置に達し、他方のボ
ールナット22は、点Pから最も遠い位置に達する。こ
のため、第1アーム28は、ピン24を中心に回転し
て、出力軸16と平行の位置に達し、第1アーム30
は、ピン26を中心に回転して、ボール螺子14と平行
の位置に達する。
【0022】これによって、第2アーム40は、ピン3
2の図4の右方向の移動により、ピン34を中心に回転
してボール螺子14から図4の右方向へ離間した平行位
置に達する。このため、第2アーム40の溝40Cに係
合した出力ピン42が、第2アーム40の溝40C内を
摺動しつつ、図4の右方向へ移動し、点Pから最も離れ
た位置に達する。即ち、出力ピン42に連結された出力
軸16が、軸方向に沿って、図4の右方向へ移動し、出
力軸16に連結された操舵輪18(図1参照)が右に切
られ、右切りエンド位置に達する。
2の図4の右方向の移動により、ピン34を中心に回転
してボール螺子14から図4の右方向へ離間した平行位
置に達する。このため、第2アーム40の溝40Cに係
合した出力ピン42が、第2アーム40の溝40C内を
摺動しつつ、図4の右方向へ移動し、点Pから最も離れ
た位置に達する。即ち、出力ピン42に連結された出力
軸16が、軸方向に沿って、図4の右方向へ移動し、出
力軸16に連結された操舵輪18(図1参照)が右に切
られ、右切りエンド位置に達する。
【0023】図9に示される如く、この時の、ステアリ
ング12の操作量、即ち操舵角に対する出力軸16の移
動量は、実線F1に示す様になり、ステアリング中立位
置付近の小舵角域Wにおいて、破線S1で示される従来
の移動量に比べて抑制することができる。即ち、本一実
施の形態の車両用舵角比可変操舵装置10では、ステア
リング操作量に対する操舵輪の切れ角の変化量をステア
リング中立位置付近で抑制することができる。
ング12の操作量、即ち操舵角に対する出力軸16の移
動量は、実線F1に示す様になり、ステアリング中立位
置付近の小舵角域Wにおいて、破線S1で示される従来
の移動量に比べて抑制することができる。即ち、本一実
施の形態の車両用舵角比可変操舵装置10では、ステア
リング操作量に対する操舵輪の切れ角の変化量をステア
リング中立位置付近で抑制することができる。
【0024】また、本一実施の形態の車両用舵角比可変
操舵装置10では、制御回路52が車速センサー54の
検出値等に基づいてモータ50を制御する。この制御に
よりモータ50の回転軸50Aが回転すると、ピニオン
48に螺合するラック44、46、即ち、溝プレート3
6、38が互いに接離する方向(図2の矢印H方向)へ
移動する。溝プレート36、38が互いに接離する方向
へ移動すると、図1及び図5に示される如く、ステアリ
ング中立位置で第2アーム40の傾きが変化するととも
に、図3及び図7、図4及び図8に示される如く、ボー
ルナット20、22の移動量に対する第2アーム40の
揺動角が変化する。これらの変化によって、ステアリン
グ12の操作角に対する出力ピン42の移動量、即ち、
出力軸16の移動量が変化する。
操舵装置10では、制御回路52が車速センサー54の
検出値等に基づいてモータ50を制御する。この制御に
よりモータ50の回転軸50Aが回転すると、ピニオン
48に螺合するラック44、46、即ち、溝プレート3
6、38が互いに接離する方向(図2の矢印H方向)へ
移動する。溝プレート36、38が互いに接離する方向
へ移動すると、図1及び図5に示される如く、ステアリ
ング中立位置で第2アーム40の傾きが変化するととも
に、図3及び図7、図4及び図8に示される如く、ボー
ルナット20、22の移動量に対する第2アーム40の
揺動角が変化する。これらの変化によって、ステアリン
グ12の操作角に対する出力ピン42の移動量、即ち、
出力軸16の移動量が変化する。
【0025】従って、例えば、制御回路52によりモー
タ50を制御し、ピニオン48を回転してラック44、
46、即ち、溝プレート36、38を互いに最も接近し
た位置(図2に示す低速時の位置)から図6に示される
如く、離間する方向へ移動させ、図5に示される最も離
間した高速時の位置に移動すると、ステアリング中立位
置での第2アーム40の傾きが大きくなるとともに、図
7及び図8に示される如く、ボールナット20、22の
移動量、即ちステアリング12の操作角に対する第2ア
ーム40の揺動角が小さくなる。
タ50を制御し、ピニオン48を回転してラック44、
46、即ち、溝プレート36、38を互いに最も接近し
た位置(図2に示す低速時の位置)から図6に示される
如く、離間する方向へ移動させ、図5に示される最も離
間した高速時の位置に移動すると、ステアリング中立位
置での第2アーム40の傾きが大きくなるとともに、図
7及び図8に示される如く、ボールナット20、22の
移動量、即ちステアリング12の操作角に対する第2ア
ーム40の揺動角が小さくなる。
【0026】このため、車両が高速走行状態にある場合
には、図5〜図8に示される如く、溝プレート36、3
8を互いに離間する方向へ移動させ、ステアリング12
の操作角に対する操舵輪18の切れ角の比を小さくする
ことで、走行安定性を確保し易くなる。一方、車両が低
速走行状態にある場合には、図1〜図4に示される如
く、溝プレート36、38を互いに接近する方向へ移動
させ、ステアリング12の操作角に対する操舵輪18の
切れ角の比を大きくすることで、車庫入れ等が容易にな
る。
には、図5〜図8に示される如く、溝プレート36、3
8を互いに離間する方向へ移動させ、ステアリング12
の操作角に対する操舵輪18の切れ角の比を小さくする
ことで、走行安定性を確保し易くなる。一方、車両が低
速走行状態にある場合には、図1〜図4に示される如
く、溝プレート36、38を互いに接近する方向へ移動
させ、ステアリング12の操作角に対する操舵輪18の
切れ角の比を大きくすることで、車庫入れ等が容易にな
る。
【0027】また、本一実施の形態の車両用舵角比可変
操舵装置10では、図9の実線F1、F2に示される如
く、ステアリング中立位置を中心に操舵角が左右に大き
くなるに従って、出力軸16の移動量の増加量も大きく
なっている。従って、舵角比を高速時F2から低速時F
1に変化した場合の出力軸の移動量の変化量Δ1が、従
来構造において、舵角比を高速時S2から低速時S1に
変化した場合の出力軸の移動量の変化量Δ2に比べ、特
に小舵角域Wで小さい。このため、小舵角域Wにおい
て、低速〜高速の全速度域で舵角比を略一定にすること
が可能となり、舵角比変更にともなうステアリング操作
時の違和感等を少なくすることができる。
操舵装置10では、図9の実線F1、F2に示される如
く、ステアリング中立位置を中心に操舵角が左右に大き
くなるに従って、出力軸16の移動量の増加量も大きく
なっている。従って、舵角比を高速時F2から低速時F
1に変化した場合の出力軸の移動量の変化量Δ1が、従
来構造において、舵角比を高速時S2から低速時S1に
変化した場合の出力軸の移動量の変化量Δ2に比べ、特
に小舵角域Wで小さい。このため、小舵角域Wにおい
て、低速〜高速の全速度域で舵角比を略一定にすること
が可能となり、舵角比変更にともなうステアリング操作
時の違和感等を少なくすることができる。
【0028】また、本一実施の形態の車両用舵角比可変
操舵装置10では、溝プレート36、38を互いに接離
する方向へ移動させることで、舵角比が変化する構成の
ため、ステアリング12の中立位置がズレることはな
い。従って、ステアリング12の中立位置の補正及び操
舵角に対する出力変動のフィードバック制御が必要な
く、装置の小型化が可能になる。
操舵装置10では、溝プレート36、38を互いに接離
する方向へ移動させることで、舵角比が変化する構成の
ため、ステアリング12の中立位置がズレることはな
い。従って、ステアリング12の中立位置の補正及び操
舵角に対する出力変動のフィードバック制御が必要な
く、装置の小型化が可能になる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の車両用舵角比可
変操舵装置は、ステアリング操作に応じて回転する入力
軸と、入力軸の回転に応じて入力軸に沿って移動する一
対の移動手段と、操舵輪に連結された出力軸と、出力軸
と並列に配置された一対のガイド部材と、一端が一対の
移動手段に回転可能に連結され他端が一対のガイド部材
にガイドされる一対の第1連結部材と、一端に一対の第
1連結部材の一方が回転可能に連結され、長手方向に沿
って一対の第1連結部材の他方が移動可能に係合された
第2連結部材と、第2連結部材に長手方向に沿って形成
されたガイド部と、出力軸に設けられガイド部にガイド
される係合部と、を有する構成としたので、ステアリン
グ操作量に対する操舵輪の切れ角の変化量をステアリン
グ中立位置付近で抑制することができるという優れた効
果を有する。
変操舵装置は、ステアリング操作に応じて回転する入力
軸と、入力軸の回転に応じて入力軸に沿って移動する一
対の移動手段と、操舵輪に連結された出力軸と、出力軸
と並列に配置された一対のガイド部材と、一端が一対の
移動手段に回転可能に連結され他端が一対のガイド部材
にガイドされる一対の第1連結部材と、一端に一対の第
1連結部材の一方が回転可能に連結され、長手方向に沿
って一対の第1連結部材の他方が移動可能に係合された
第2連結部材と、第2連結部材に長手方向に沿って形成
されたガイド部と、出力軸に設けられガイド部にガイド
される係合部と、を有する構成としたので、ステアリン
グ操作量に対する操舵輪の切れ角の変化量をステアリン
グ中立位置付近で抑制することができるという優れた効
果を有する。
【0030】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
車両用舵角比可変操舵装置において、一対のガイド部材
を互いに接離する方向へ移動可能としたので、舵角比を
可変でき、且つ、小舵角域において、低速〜高速の全速
度域での舵角比を略一定にすることができるという優れ
た効果を有する。
車両用舵角比可変操舵装置において、一対のガイド部材
を互いに接離する方向へ移動可能としたので、舵角比を
可変でき、且つ、小舵角域において、低速〜高速の全速
度域での舵角比を略一定にすることができるという優れ
た効果を有する。
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の要部の低速時の中立状態を示す概略構成図で
ある。
操舵装置の要部の低速時の中立状態を示す概略構成図で
ある。
【図2】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の一部の低速時の状態を示す概略構成図であ
る。
操舵装置の一部の低速時の状態を示す概略構成図であ
る。
【図3】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の低速時の要部の左切りエンド状態を示す概略
構成図である。
操舵装置の低速時の要部の左切りエンド状態を示す概略
構成図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の低速時の要部の右切りエンド状態を示す概略
構成図である。
操舵装置の低速時の要部の右切りエンド状態を示す概略
構成図である。
【図5】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の要部の高速時の中立状態を示す概略構成図で
ある。
操舵装置の要部の高速時の中立状態を示す概略構成図で
ある。
【図6】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の一部の高速時の状態を示す概略構成図であ
る。
操舵装置の一部の高速時の状態を示す概略構成図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の要部の高速時の左切りエンド状態を示す概略
構成図である。
操舵装置の要部の高速時の左切りエンド状態を示す概略
構成図である。
【図8】本発明の一実施の形態に係る車両用舵角比可変
操舵装置の要部の高速時の右切りエンド状態を示す概略
構成図である。
操舵装置の要部の高速時の右切りエンド状態を示す概略
構成図である。
【図9】操舵角と出力軸の移動量との関係を示すグラフ
である。
である。
【図10】従来の実施の形態に係る車両用舵角比可変操
舵装置を示す斜視図である。
舵装置を示す斜視図である。
10 車両用舵角比可変操舵装置 12 ステアリング 12A 操舵軸 14 ボール螺子(入力軸) 16 出力軸 18 操舵輪 20 ボールナット(移動手段) 22 ボールナット(移動手段) 28 第1アーム(第1連結部材) 30 第1アーム(第1連結部材) 36 溝プレート(一対のガイド部材) 38 溝プレート(一対のガイド部材) 40 第2アーム(第2連結部材) 40A 溝 40C 溝(ガイド部) 42 出力ピン(係合部) 44 ラック 46 ラック 48 ピニオン
Claims (2)
- 【請求項1】 ステアリング操作に応じて回転する入力
軸と、 該入力軸の回転に応じて入力軸に沿って移動する一対の
移動手段と、 操舵輪に連結された出力軸と、 該出力軸と並列に配置された一対のガイド部材と、 一端が前記一対の移動手段に回転可能に連結され他端が
前記一対のガイド部材にガイドされる一対の第1連結部
材と、 一端に前記一対の第1連結部材の一方が回転可能に連結
され、長手方向に沿って前記一対の第1連結部材の他方
が移動可能に係合された第2連結部材と、 該第2連結部材に長手方向に沿って形成されたガイド部
と、 前記出力軸に設けられ前記ガイド部にガイドされる係合
部と、 を有することを特徴とする車両用舵角比可変操舵装置。 - 【請求項2】 前記一対のガイド部材を互いに接離する
方向へ移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の
車両用舵角比可変操舵装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07177730A JP3123396B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 車両用舵角比可変操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07177730A JP3123396B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 車両用舵角比可変操舵装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0924853A true JPH0924853A (ja) | 1997-01-28 |
| JP3123396B2 JP3123396B2 (ja) | 2001-01-09 |
Family
ID=16036120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07177730A Expired - Fee Related JP3123396B2 (ja) | 1995-07-13 | 1995-07-13 | 車両用舵角比可変操舵装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3123396B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001030936A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-02-06 | Nissan Motor Co Ltd | 車両操作制御装置 |
| JP2006001541A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Ford Global Technologies Llc | 車両用操舵システム |
-
1995
- 1995-07-13 JP JP07177730A patent/JP3123396B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001030936A (ja) * | 1999-07-21 | 2001-02-06 | Nissan Motor Co Ltd | 車両操作制御装置 |
| JP2006001541A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Ford Global Technologies Llc | 車両用操舵システム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3123396B2 (ja) | 2001-01-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |