JPH09248750A - 光ファイバーコネクタ端面加工方法及び装置 - Google Patents

光ファイバーコネクタ端面加工方法及び装置

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JPH09248750A
JPH09248750A JP5481996A JP5481996A JPH09248750A JP H09248750 A JPH09248750 A JP H09248750A JP 5481996 A JP5481996 A JP 5481996A JP 5481996 A JP5481996 A JP 5481996A JP H09248750 A JPH09248750 A JP H09248750A
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JP
Japan
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optical fiber
fiber connector
face
processing
grindstone
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Application number
JP5481996A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Matsui
伸介 松井
Fumikazu Ohira
文和 大平
Kazuo Matsunaga
和夫 松永
Mitsuo Kajita
三夫 梶田
Osamu Murata
治 村田
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N T T ADVANCE TECHNOL KK
NTT Advanced Technology Corp
NTT Inc
Original Assignee
N T T ADVANCE TECHNOL KK
NTT Advanced Technology Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】2工程を複合した連続一工程に大幅な省工程化
を計った光ファイバーコネクタ端面加工方法及び装置を
提供する。 【解決手段】カップ砥石10を回転させるスピンドル機
構Aaと、加工液20に混入した砥粒19を光ファイバ
ーコネクタ1の端面2に強制加速衝突するための砥粒供
給機構Aeと、カップ砥石10の開口端10aに対して
所要の突合せ角度αで光ファイバーコネクタ1を保持す
るチャック機構Abと、チャック機構Abを介して光フ
ァイバーコネクタ1をその中心軸Oで一体に回転させる
駆動機構Acと、光ファイバーコネクタ1を回転中心軸
O方向に微動する進退機構Adとの有機的組合を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバーコネ
クタ端面の球面形成において、高速かつ高反射減衰量で
加工する方法及びその実施に直接使用する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の光ファイバーコネクタの端面加工
工程は、実用的な加工時間を実現するために大きく分け
て、粗加工と仕上げ加工工程に分けられる。本発明が対
象とする加工された光ファイバーコネクタ1端面2は、
ジルコニア等の硬質なフェルール3で保持され、凸球面
上に仕上げられたものをさす。
【0003】図5(a)に加工前のコネクタ1先端部側
面を拡大して示し、光ファイバー4と、固定用接着剤5
が突出している。また同図(b)には、加工後のコネク
タ1先端部の拡大中央縦断面図が示されており、先端凸
球面半径は、規格により20mm±5mmとされている。
【0004】粗加工では、フェルール3にファイバー4
を固定する際に端面2に残ってしまう接着剤5除去とお
およその凸球面形状を形成する。接着剤除去は、接着剤
5による目詰まり、加工によるファイバー4の破損に注
意する必要があり、通常、この工程は、更に砥粒等を変
え2工程に別れることが多い。ここで使われる砥粒とし
ては、ダイヤモンドの遊離砥粒、炭化シリコン、酸化ア
ルミニウムあるいはダイヤモンドのラッピングフィルム
また、まれにこれら砥粒の固定工具が用いられる。
【0005】おおよその凸球面形状を作成する方法とし
ては、図6に示すように、弾性体6にポリシャあるいは
ラッピングフィルム7を貼付したもの、またはこれらを
膜として張り上げたものに対しコネクタ1端面2を矢印
8に示すよう垂直に押し、それによる変形に起因する応
力分布により凸球面に加工する。また粗加工の段階で
は、研削工具による円錐形状まで加工する場合もある。
【0006】次に仕上げ加工では、形状を整え前加工で
発生したスクラッチ等を無くしファイバー4端面4aを
鏡面化する。更に重要な光通信特性である反射減衰量を
よくするため前加工の加工変質層を除去するという目的
を有する。加工法は基本的に粗加工で凸球面を形成する
工程と同じであるが、高品質な加工面を得るために、砥
粒を更に粒径の小さいものに変えるとともに、ポリシャ
7の交換、端面2の洗浄を行う必要がある。
【0007】また、最近要求の高い50dB以上の反射
減衰量を得るために、ファイバー4材料である酸化シリ
コンに対し加工変質層の少ない酸化シリコン砥粒を用い
た加工も行われるため、仕上げ工程も、2工程に別れる
ことが多い。
【0008】凸球面形状をファイバーコネクタ端面加工
で実現する方法としては、従来、以上に述べた方法の他
に、凹球面形状に予め形成された金属定盤と遊離砥粒を
用いる方法、凹球面形状に形成されたダイヤモンド工
具、あるいは、図7に示すように、外周部断面を凹円弧
状に加工したプーリー形ダイヤモンド工具9などが使用
される。このような、倣い加工による球面の形成は、砥
石の磨耗が問題となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上記述したように、
従来の光ファイバーコネクタ端面加工は工程数が多く、
使われる砥粒、ポリシャ、ラッピングフィルム7との接
触加工であるため、加工ダメージがさけられず60dB
あるいは、70dBの高い反射減衰量の加工は、実現さ
れていない。
【0010】ここにおいて本発明の解決すべき主要な目
的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、工程数
を複合した連続一工程に大幅な省工程化を計った光ファ
イバーコネクタ端面加工方法及び装置を提供せんとする
ものである。
【0011】本発明の第2の目的は、この種加工に従来
使われてきた砥粒、ポリシャ等の消耗材も少なく、加工
時間とコスト低減を大幅に計った光ファイバーコネクタ
端面加工方法及び装置を提供せんとするものである。
【0012】本発明の第3の目的は、最終仕上げ加工も
接触加工を皆無とするか、可及的に少なくして加工ダメ
ージを抑え、高反射減衰量で加工し得る光ファイバーコ
ネクタ端面加工方法及び装置を提供せんとするものであ
る。
【0013】本発明の第4の目的は、粗加工もカーブジ
ェネレータの加工原理を利用し光ファイバーコネクタ端
面を凸球面又は斜め凸球面に加工形成する光ファイバー
コネクタ端面加工方法及び装置を提供せんとするもので
ある。
【0014】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らか
となろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記した課題の解決は、
本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を
採用することにより前記した目的を達成する。すなわ
ち、本発明方法の第1の特徴は、光ファイバーコネクタ
端面の球面加工に当り、粗加工から仕上げ加工までを研
削手段による研削加工と1種類程度の遊離砥粒による噴
射加工とを複合して連続一工程で加工処理してなる光フ
ァイバーコネクタ端面加工方法にある。
【0016】本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における粗加工が、カーブジェネレータ
の加工原理を用いてなる光ファイバーコネクタ端面加工
方法にある。
【0017】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方
法の第1又は第2の特徴における粗加工が、凸球面を加
工形成してなる光ファイバーコネクタ端面加工方法にあ
る。
【0018】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第1又は第2の特徴における粗加工が、斜め凸球面
を加工形成してなる光ファイバーコネクタ端面加工方法
にある。
【0019】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3又は第4の特徴における粗加工
が、研削手段に対しコネクタを送りつつ接着剤取りと球
面研削を行ってなる光ファイバーコネクタ端面加工方法
にある。
【0020】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における仕
上げ加工が、研削手段に対するコネクタの送りを止める
か、微小送りつつ砥粒による非接触処理加工を行ってな
る光ファイバーコネクタ端面加工方法にある。
【0021】本発明方法の第7の特徴は、前記本発明方
法の第6の特徴における砥粒による非接触処理加工が、
加工液に混入した遊離砥粒へ高速加速力を付与してコネ
クタ端面に衝突せしめてなる光ファイバーコネクタ端面
加工方法にある。
【0022】本発明方法の第8の特徴は、前記本発明方
法の第7の特徴における砥粒への高速加速力付与が、吹
付け圧によってなる光ファイバーコネクタ端面加工方法
にある。
【0023】本発明方法の第9の特徴は、前記本発明方
法の第7の特徴における砥粒への高速加速力付与が、研
削手段の高速回転巻込力によってなる光ファイバーコネ
クタ端面加工方法にある。
【0024】本発明方法の第10の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8又は第9の特徴における研削手段が、ダイヤモンド砥
石、セラミック砥石、合成樹脂砥石のいずれかである光
ファイバーコネクタ端面加工方法にある。
【0025】本発明方法の第11の特徴は、前記本発明
方法の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第
8、第9又は第10の特徴における研削手段が、カップ
砥石である光ファイバーコネクタ端面加工方法にある。
【0026】本発明方法の第12の特徴は、前記本発明
方法の第11の特徴における凸球面の加工形成が、高速
回転するカップ砥石の接触する開口端に対し所要突合せ
角を持たせて、自転したコネクタをその自転軸方向に沿
って加工送りしてなる光ファイバーコネクタ端面加工方
法にある。
【0027】本発明方法の第13の特徴は、前記本発明
方法の第12の特徴における突合せ角が、コネクタが接
触する開口端位置でのカップ砥石直径をD、当該カップ
砥石開口端の半径をr、コネクタ端面の凸球面の半径を
Rとした時、その角αを次式の
【数2】 と表されてなる光ファイバーコネクタ端面加工方法にあ
る。
【0028】本発明方法の第14の特徴は、前記本発明
方法の第11の特徴における斜め凸球面の加工形成が、
高速回転するカップ砥石の接触する開口端に対して設定
した所要突合せ角から更に所要角だけ傾けて、自転した
コネクタをその自転軸方向に沿って加工送りしてなる光
ファイバーコネクタ端面加工方法にある。
【0029】本発明装置の第1の特徴は、研削工具を回
転させるスピンドル機構と、液体に混入した砥粒を光フ
ァイバーコネクタ端面に強制加速衝突するための砥粒供
給機構と、当該研削工具に対して所要の突合せ角度で光
ファイバーコネクタを保持するチャック機構と、当該チ
ャック機構を介して光ファイバーコネクタをその中心軸
で一体に回転させる駆動機構と、光ファイバーコネクタ
を当該中心軸方向に微動する進退機構と、を備えてなる
光ファイバーコネクタ端面加工装置にある。
【0030】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴における研削工具が、カップ砥石である
光ファイバーコネクタ端面加工装置にある。
【0031】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第2の特徴におけるカップ砥石が、ダイヤモンド砥
石、セラミック砥石、合成樹脂砥石のいずれかである光
ファイバーコネクタ端面加工装置にある。
【0032】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴における砥粒供給機構
が、液体に混入した砥粒をカップ砥石開口端に流し供給
するトレイ又は管である光ファイバーコネクタ端面加工
装置にある。
【0033】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2又は第3の特徴における砥粒供給機構
が、液体に混入した砥粒を光ファイバーコネクタ端面に
吹付けるため当該光ファイバーコネクタ端面に指向臨ま
せた吹付けノズルである光ファイバーコネクタ端面加工
装置にある。
【0034】本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴におけるチ
ャック機構が、回転ホルダー軸に対して光ファイバーコ
ネクタを所要角度に設定保持自在である光ファイバーコ
ネクタ端面加工装置にある。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態は、研削工具を
回転させるスピンドル機構と、液体に混入した砥粒を光
ファイバーコネクタ端面に強制加速衝突するための砥粒
供給機構と、前記研削工具に対して所要の突合せ角度で
光ファイバーコネクタを保持するチャック機構と、光フ
ァイバーコネクタをその中心軸と一体に回転させる駆動
機構と、光ファイバーコネクタをその中心軸方向に微動
する進退機構とで装置構成して、粗加工から仕上げ加工
までをダイヤモンド等研削工具と1種類程度の遊離砥粒
を用いた1工程での加工方法を実施する。
【0036】ダイヤモンド等研削工具としては、カップ
型研削工具を採用し、カーブジェネレータの加工原理を
用いて、コネクタ端面の凸球面形状を形成する。具体的
な加工方法は、高速に回転させたカップ型研削工具によ
る加工と、この回転砥石によって加速される加工液に混
入された遊離砥粒による加工とを複合させ1工程で仕上
げる。
【0037】接着剤取りと球面研削は、主に、砥石に対
してコネクタを送り、カップ砥石の加工により行い、続
く、仕上げ加工は、送りを止め、あるいは、微小送りに
し、砥粒の非接触加工作用によって遊離砥粒のみの加工
により行う。
【0038】本発明の実施形態によると、1ストローク
の送りすなわち1工程で、接着剤取りから仕上げ加工ま
でを高速に行うことができる。また、カップ砥石による
カーブジェネレータ加工によるコネクタ端面球面研削を
行うため、磨耗の影響を受けにくく、砥石の耐久性が良
好である。また、使用する遊離砥粒も1種でよく経済的
である。さらに、仕上げ加工は、遊離砥粒による非接触
加工によるので極めて加工変質層の少ない端面が形成さ
れ、高反射減衰量を実現することが可能となる。
【0039】
【実施例】
(装置例)本発明の装置例を図面について説明する。図
1は本装置例の斜面図である。なお、図5乃至図7に示
す前記従来例と同一部材は同一符号を付して説明の重複
を避けた。
【0040】図中、Aは本装置例の光ファイバーコネク
タ端面加工装置、Aaはスピンドル機構、Abはチャッ
ク機構、Acは駆動機構、Adは進退機構、Aeは砥粒
供給機構、10は研削手段としての研削工具たるダイヤ
モンド、セラミック又は合成樹脂製カップ砥石、10a
は球面開口端、11はカップ砥石10を高速回転するエ
アスピンドル、12はエアスピンドル11を装着したサ
イドフレームである。
【0041】13は光ファイバーコネクタ1を所要角度
に設定保持自在な回転ホルダ、14は回転ホルダ13を
回転自在に貫通支承する軸受ブロック、15は回転ホル
ダ13に自転力を伝達する駆動ベルト、16は軸受ブロ
ック14を搭載し、ベッド17上をカップ砥石10の開
口端10aに対し進退微動する加工送り用スライドステ
ージ、18は先端をカップ砥石10開口端10aに臨ま
せて液体に混入する砥粒19を流し供給するトレイ又は
管か、コネクタ端面2に臨ませ液体に混入する砥粒19
を吹付ける吹付けノズルである。
【0042】本装置例は、このような具体的仕様を呈す
るから、光ファイバーコネクタ1のフェルール3は回転
ホルダ13に保持され、この回転ホルダ13は後部より
ベルト15により自転する。この回転ホルダ13はさら
に、スライドステージ16に搭載され、加工送りは、こ
のスライドステージ16の進退を制御することにより実
現される。実際の加工はスライドステージ16の1スト
ロークにより行われ、粗加工により接着剤取り凸球面加
工の後、スライドステージ16の送りを遅くし或は止
め、仕上げ加工をする。粗加工の間も遊離砥粒19混入
加工液20を用い、砥石10の目詰まりを防ぐ。
【0043】(方法例1)当該本装置例に適用する本発
明の第1方法例の実行手順を図面について説明する。図
2(a)は、粗加工において凸球面を形成する本方法例
の概念図を示す。まず、高速に回転するカップ砥石10
に対して、自転するコネクタ1をその中心線Oが一定の
角度αの傾きを保つようにその中心線O方向に、スライ
ドステージ16により矢印方向に加工送りをする。
【0044】この傾き角度αとカップ砥石10開口端1
0aの円弧面により凸球面は形成され、凸球面の半径
は、以下の式
【数3】 で表される。ここでDはコネクタ1が接触する位置での
カップ砥石10直径、rは砥石10開口端10aの円弧
断面の曲率半径であり、Rが加工されたコネクタ1端面
2の凸球面の半径である。
【0045】従って、例えば凸球面半径Rを20mmとす
ると、カップ砥石10直径D15mmで砥石10開口端1
0a半径rを小さいとして無視すると、角度αは、22
°となる。ここで、コネクタ1を保持する回転ホルダ1
3の回転精度は重要であるが回転数は、光ファイバーコ
ードによじれ等による負担がかからないように、低速に
回転させるか、反転させるようにする。また砥石10開
口端10a形状は曲面でなくともよく、例えばコネクタ
1中心軸Oに対して垂直な平面でもよい。このようなカ
ーブジェネレータによる曲面形成は、砥石10磨耗によ
る曲面の変化が少ない点が有利である。
【0046】次に、仕上げ加工における遊離砥粒19の
作用を図3に示す。同図に示すように、加工液20中の
遊離砥粒19は高速に回転するカップ砥石10により加
速され加工中のコネクタ1端面2に衝突し、非接触で加
工を行う。この非接触加工は、非常に被加工物に与える
ダメージが少なく、例えば、加工中にコネクタ1の送り
を止め、適当な時間保持すれば、遊離砥粒19による非
接触加工のみによって、加工が行われ非常にダメージの
少ないコネクタ1端面2加工が可能となる。
【0047】このように、低ダメージが期待できる遊離
砥粒19による非接触加工であるが、一般にこの加工
は、能率が悪いとされている。ところがここで行う加工
では、砥石10に寄って巻込み加速される砥粒混入液2
0の速度が非常に早く、単位時間に被加工物単位面積あ
たりに作用する遊離砥粒19の数が多く比較的加工能率
が良い。
【0048】図4は、本方法例による非接触加工の加工
能率を実験的に調べたもので、(a)は実験方法を示
し、(b)は砥粒濃度に対する加工能率の実験結果を示
す。実験は、周速3000m/min で回転する砥石1
0' を被加工物22(石英ガラス)から5μm離し設置
し、そこへ遊離砥粒19(超微粒子シリカ)混入液20
を供給しその際の加工痕の深さを測定して行った。
【0049】砥粒濃度10wt.%でほぼ1μmの加工
が行え、通常のポリシングと同程度の加工能率を得てい
る。この結果は、カップ砥石10としてダイヤモンド砥
粒21を有するダイヤモンド砥石を用いずに、同形状の
セラミックス或は、樹脂でも非接触加工のみによって、
時間はかかるものの、凸球面加工自体も行えることを示
している。
【0050】(方法例2)前記本装置例に適用する本発
明の第2方法例の実行手順を図面について説明する。図
2(b)は斜め凸球面のコネクタ端面を形成する本方法
例の一部中央縦断面の加工概念図を示している。
【0051】ここでは、図2(a)のコネクタ1回転中
心軸Oに対し斜め端面2' の角度βだけ傾けコネクタ1
を設置し、回転中心軸O1に平行に矢印に示すよう加工
送りを行うことにより加工する。この場合、砥石10と
ワークの運動精度により加工される斜め凸形状が決定さ
れるため、精度よく端面形状を加工することが可能とな
る。なお、本方法例の仕上げ加工は前記第1方法例と同
様に処理加工される。
【0052】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、1工程の消
耗品の少ない経済的な光ファイバーコネクタ端面加工が
施される。又、遊離砥粒の非接触加工を仕上げ段階に採
用するため非常に低ダメージで高品質の反射減衰量の高
い精密加工端面に仕上げることができる等優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例を示す光ファイバーコネクタ端
面加工装置の概観斜面図である。
【図2】本発明の方法例を示す光ファイバーコネクタ端
面加工方法におけるコネクタ端面凸球面形成の概念図で
あって、(a)は第1方法例の凸球面加工方法、(b)
は第2方法例の斜め凸球面加工方法をそれぞれ示す。
【図3】同上方法例の仕上げ加工における遊離砥粒の加
工作用を説明する概念図である。
【図4】(a)は被接触加工による遊離砥粒の加工能率
の検討実験の概念図、(b)は砥粒濃度に対する実際の
加工能率を示す砥粒濃度/加工量相関特性グラフであ
る。
【図5】加工前と加工後のコネクタ端面であって、
(a)は光ファイバーと固定用接着剤がフェルール端面
より突出している状態の端部拡大側面図、(b)は加工
後のフェルール端部拡大中央縦断面図をそれぞれ表す。
【図6】従来法による球面形成の例を示す一部中央縦断
面図である。
【図7】従来法による球面形成の他例を示す斜面図であ
る。
【符号の説明】
A…光ファイバーコネクタ端面加工装置 Aa…スピンドル機構 Ab…チャック機構 Ac…駆動機構 Ad…進退機構 Ae…砥粒供給機構 1…光ファイバーコネクタ 2…端面 2' …斜め端面 3…フェルール 4…ファイバー 4a…端面 5…接着剤 6…弾性体 7…ポリシャあるいはラッピングフィルム 8…矢印 9…ダイヤモンド工具 10…カップ砥石 10' …砥石 10a…球面開口端 10b…高速回転軸 11…エアスピンドル 12…サイドフレーム 13…回転ホルダ 14…軸受ブロック 15…駆動ベルト 16…加工送り用スライドステージ 17…ベッド 18…トレイ又は管あるいは吹付けノズル 19…遊離砥粒 20…加工液 21…ダイヤモンド砥粒 22…加工物 α,β…角度 D…コネクタが接触する位置でのカップ砥石直径 r…カップ砥石開口端曲率半径 R…加工されたコネクタ端面の凸球面の曲率半径 O,O1…回転中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 6/36 G02B 6/36 (72)発明者 大平 文和 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 松永 和夫 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 梶田 三夫 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 村田 治 東京都武蔵野市御殿山一丁目1番3号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバーコネクタ端面の球面加工に当
    り、 粗加工から仕上げ加工までを研削手段による研削加工と
    1種類程度の遊離砥粒による噴射加工とを複合して連続
    一工程で加工処理する、 ことを特徴とする光ファイバーコネクタ端面加工方法。
  2. 【請求項2】粗加工は、 カーブジェネレータの加工原理を用いる、 ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバーコネク
    タ端面加工方法。
  3. 【請求項3】粗加工は、 凸球面を加工形成する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバー
    コネクタ端面加工方法。
  4. 【請求項4】粗加工は、 斜め凸球面を加工形成する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバー
    コネクタ端面加工方法。
  5. 【請求項5】粗加工は、 研削手段に対しコネクタを送りつつ接着剤取りと球面研
    削を行う、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の光フ
    ァイバーコネクタ端面加工方法。
  6. 【請求項6】仕上げ加工は、 研削手段に対するコネクタの送りを止めるか、微小送り
    つつ砥粒による非接触処理加工を行う、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    光ファイバーコネクタ端面加工方法。
  7. 【請求項7】砥粒による非接触処理加工は、 加工液に混入した遊離砥粒へ高速加速力を付与してコネ
    クタ端面に衝突せしめる、 ことを特徴とする請求項6に記載の光ファイバーコネク
    タ端面加工方法。
  8. 【請求項8】砥粒への高速加速力付与は、 吹付け圧による、 ことを特徴とする請求項7に記載の光ファイバーコネク
    タ端面加工方法。
  9. 【請求項9】砥粒への高速加速力付与は、 研削手段の高速回転巻込力による、 ことを特徴とする請求項7に記載の光ファイバーコネク
    タ端面加工方法。
  10. 【請求項10】研削手段は、 ダイヤモンド砥石、セラミック砥石、合成樹脂砥石のい
    ずれかである、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8又は9に記載の光ファイバーコネクタ端面加工方法。
  11. 【請求項11】研削手段は、 カップ砥石である、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9又は10に記載の光ファイバーコネクタ端面加工
    方法。
  12. 【請求項12】凸球面の加工形成は、 高速回転するカップ砥石の接触する開口端に対し所要突
    合せ角を持たせて、自転したコネクタをその自転軸方向
    に沿って加工送りする、 ことを特徴とする請求項11に記載の光ファイバーコネ
    クタ端面加工方法。
  13. 【請求項13】突合せ角は、 コネクタが接触する開口端位置でのカップ砥石直径を
    D、当該カップ砥石開口端の半径をr、コネクタ端面の
    凸球面の半径をRとした時、その角αを次式の 【数1】 と表される、 ことを特徴とする請求項12に記載の光ファイバーコネ
    クタ端面加工方法。
  14. 【請求項14】斜め凸球面の加工形成は、 高速回転するカップ砥石の接触する開口端に対して設定
    した所要突合せ角から更に所要角だけ傾けて、自転した
    コネクタをその自転軸方向に沿って加工送りする、 ことを特徴とする請求項11に記載の光ファイバーコネ
    クタ端面加工方法。
  15. 【請求項15】研削工具を回転させるスピンドル機構
    と、 液体に混入した砥粒を光ファイバーコネクタ端面に強制
    加速衝突するための砥粒供給機構と、 当該研削工具に対して所要の突合せ角度で光ファイバー
    コネクタを保持するチャック機構と、 当該チャック機構を介して光ファイバーコネクタをその
    中心軸で一体に回転させる駆動機構と、 光ファイバーコネクタを当該中心軸方向に微動する進退
    機構と、を備える、 ことを特徴とする光ファイバーコネクタ端面加工装置。
  16. 【請求項16】研削工具は、 カップ砥石である、 ことを特徴とする請求項15に記載の光ファイバーコネ
    クタ端面加工装置。
  17. 【請求項17】カップ砥石は、 ダイヤモンド砥石、セラミック砥石、合成樹脂砥石のい
    ずれかである、 ことを特徴とする請求項16に記載の光ファイバーコネ
    クタ端面加工装置。
  18. 【請求項18】砥粒供給機構は、 液体に混入した砥粒をカップ砥石開口端に流し供給する
    トレイ又は管である、 ことを特徴とする請求項15、16又は17に記載の光
    ファイバーコネクタ端面加工装置。
  19. 【請求項19】砥粒供給機構は、 液体に混入した砥粒を光ファイバーコネクタ端面に吹付
    けるため当該光ファイバーコネクタ端面に指向臨ませた
    吹付けノズルである、 ことを特徴とする請求項15、16又は17に記載の光
    ファイバーコネクタ端面加工装置。
  20. 【請求項20】チャック機構は、 回転ホルダー軸に対して光ファイバーコネクタを所要角
    度に設定保持自在である、 ことを特徴とする請求項15、16、17、18又は1
    9に記載の光ファイバーコネクタ端面加工装置。
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