JPH09249266A - 二重袋 - Google Patents

二重袋

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JPH09249266A
JPH09249266A JP8306496A JP8306496A JPH09249266A JP H09249266 A JPH09249266 A JP H09249266A JP 8306496 A JP8306496 A JP 8306496A JP 8306496 A JP8306496 A JP 8306496A JP H09249266 A JPH09249266 A JP H09249266A
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克伸 伊藤
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    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D81/00Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
    • B65D81/32Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging two or more different materials which must be maintained separate prior to use in admixture
    • B65D81/3261Flexible containers having several compartments
    • B65D81/3266Flexible containers having several compartments separated by a common rupturable seal, a clip or other removable fastening device

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レトルトパウチ等に使用される混合用二連袋
の仮接着部の接着性を改良し、流通時等において各室が
区画されているが、使用時においては剥離し別種の内容
物を混合し得ることができる構造であり、かつ大型にな
らない混合用二重袋を提供することである。 【解決手段】 外周端部の周辺部にシ−ル部を設けて袋
体を構成し、かつ該袋体を構成する前壁と後壁との内面
に、開封用切れ目を設けた隔壁をヒ−トシ−ルして二室
に区画し、更に該隔壁により区画した二室のそれぞれに
別種の内容物を収納し、使用時に前記の隔壁に設けた開
封切れ目の部分を切断して、前記の別種の内容物を混合
し得る混合用袋からなることを特徴とする二重袋であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重袋に関し、更
に詳しくは、別種の内容物を収納し、使用時に一方の袋
体を開封して該別種の内容物を混合し得る混合用袋から
なる二重袋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の食品包装技法が提案されて
いるが、その一つにレトルト包装技法が知られている。
これは、プラスチックフィルムもしくは金属箔またはこ
れらを多層に合わせたものを袋状またはその他の形状に
成形した容器に調整した食品を詰め、熱溶融により密封
し、加熱加圧殺菌する包装技法である。当初、カレ−を
詰めて殺菌したものからスタ−トしたが、近年、食品加
工産業、包装産業等の発展に伴い、詰める内容物が豊富
になり、また、耐熱容器等の包装技術も開発され、レト
ルト食品という新しい加工食品分野を形成し、その発展
を期待されているものである。ところで、上記のような
レトルト食品は、通常、具、調味液等を一体にして充填
包装されているものであり、而して、このような場合、
保存中に、具に調味液等が浸透し、具本来の味を損な
い、また、具が変色する等の問題点がある。そこで、近
年、レトルト食品において、三方シ−ル、四方シ−ル等
の袋の内部に仮接着部を設けて二室に区画し、各室にそ
れぞれに別種の内容物を収納し、使用時に前記の仮接着
部を剥離させて前記の別種の内容物を混合し得る混合用
二連袋からなるレトルトパウチがが提案され、味覚、外
観等に優れたレトルト製品を提供することが試みられて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような混合用二連袋からなるレトルトパウチにおいて、
仮接着部は、流通時等において各室が区画されている
が、使用時においては剥離し別種の内容物を混合し得る
ことができる構造であることが必要であるが、、今日ま
で、その機能を十分に奏し、混合用二連袋からなるレト
ルトパウチとして充分に満足し得るものが提案されてい
ないというのが実状である。例えば、流通時等におい
て、レトルトパウチが外力を受けて圧迫されることによ
り、仮接着部が簡単に剥離して別種の内容物が混合して
しまうと言う問題点がある。また、内容物として、一方
が液状物であり、他方が固形物である場合、仮接着部を
剥離して混合しようととしても、仮接着部が十分に剥離
せず、該仮接着部が障害となって、固形物が仮接着部に
引っ掛かって、所望どおりに混合しないという問題点も
ある。更には、仮接着部のシ−ル強度が余りにも強すぎ
て、仮接着部が剥離しないという問題点もる。また、上
記のような混合用二連袋においては、袋体が二連に連接
していることから袋体それ自信が大きくなり、それだけ
場所を専有することになり、製品の貯蔵時、流通時等に
おいて不便をきたすものである。そこで本発明は、上記
のような混合用二連袋の仮接着部の接着性を改良し、流
通時等において各室が区画されているが、使用時におい
ては剥離し別種の内容物を混合し得ることができる構造
であり、かつ大型にならない混合用二重袋を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく種々研究した結果、外周端部の周
辺部にシ−ル部を設けて袋体を構成し、かつ該袋体を構
成する前壁と後壁との内面に、開封用切れ目を設けた隔
壁をヒ−トシ−ルして二室に区画し、而して該隔壁によ
り区画した二室のそれぞれに別種の内容物を収納して混
合用袋体を製造したところ、流通時等においては各室が
充分に区画され、使用時においては外部から前記の隔壁
に設けた開封用切れ目の部分を力を加えて引き裂くと簡
単に切断し、前記の別種の内容物を容易に混合すること
ができる混合用二重袋を製造し得ることを見出して本発
明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、外周端部の周辺部に
シ−ル部を設けて袋体を構成し、かつ該袋体を構成する
前壁と後壁との内面に、開封用切れ目を設けた隔壁をヒ
−トシ−ルして二室に区画し、更に該隔壁により区画し
た二室のそれぞれに別種の内容物を収納し、使用時に前
記の隔壁に設けた開封切れ目の部分を切断して、前記の
別種の内容物を混合し得る混合用袋からなることを特徴
とする二重袋である。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、上記の本発明において、本発明
にかかる二重袋の構造についてその二三の具体例を例示
して図面を用いて説明すると、図1および図2は、本発
明にかかる二重袋を構成する前壁および後壁の層構成の
例を示す断面図であり、図3は、本発明にかかる二重袋
を構成する隔壁の層構成を示す断面図であり、図4は、
図1、図2および図3に示す前壁、後壁、隔壁等を使用
して製造した本発明にかかる二重袋の構造の一例を示す
平面図であり、図5は、図4に示す二重袋のY−Y′に
おける切断断面図である。まず、本発明において、本発
明にかかる二重袋を構成する前壁および後壁としては、
図1に示すように、外側から内側に向かって、少なくと
も、基材フィルム1およびヒ−トシ−ル性フィルム2を
順次に積層した積層体A、あるいは図2に示すように、
外側から内側に向かって、少なくとも、基材フィルム
1、気体遮断性フィルム3およびヒ−トシ−ル性フィル
ム2を順次に積層した積層体B等を使用することができ
る。而して、上記の積層体Aまたは積層体B等におい
て、該積層体A、Bを構成するヒ−トシ−ル性フィルム
2としては、後述すにように、本発明にかかる二重袋を
レトルトパウチ用とする場合には、ヒ−トシ−ル性を有
する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム2′を使用す
ることが好ましく、更に、本発明においては、上記のヒ
−トシ−ル性を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィ
ルム2′としては、エチレン−プロピレンコポリマ−を
主成分とし、これにオレフィン系ゴム成分を添加してな
る組成物からなるヒ−トシ−ル性を有する無延伸ポリプ
ロピレン系樹脂フィルム2″を使用することが望ましい
ものである。
【0007】次に、本発明において、本発明にかかる二
重袋を構成する隔壁としては、図3に示すように、上記
のヒ−トシ−ル性フィルム、基材フィルム等を同様に使
用することができ、該ヒ−トシ−ル性フィルムの二枚
2、2との間に、基材フィルム1を積層した積層体から
なり、かつ該積層体を構成する少なくとも基材フィルム
1に、包装体となったときの最適開封位置に相当する箇
所に開封用切れ目4を刻設してなる積層体C等を使用す
ることができる。
【0008】次に、本発明において、上記の図1に示す
積層体Aからなる前壁および後壁を使用した二重袋の例
を示すと、図4および図5に示すように、上記の積層体
の二枚A、Aを用意し、そのヒ−トシ−ル性フィルム2
(2′、2″)の面を対向して重ね合わせ、次いで、外
周端部の周辺部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部5を形成し
て袋体を構成し、その際に、上記の図3に示す積層体C
からなる隔壁を二つ折りし、その二つ折りした積層体C
と、上記の袋体を構成する前壁と後壁としての積層体
A、Aとを、そのヒ−トシ−ル性フィルム2(2′、
2″)の面どうしを対向させて重ね合わせ、しかる後そ
の両者をヒ−トシ−ルしてシ−ル部6を形成して二室に
区画する。而して、本発明においては、上記のようにし
て区画した二室のそれぞれに別種の内容物7、8を収納
し、使用時に前記の隔壁に設けた開封用切れ目4に外部
から力を加えて該隔壁をその開封用切れ目4の部分で切
断し、前記の別種の内容物7、8を混合することができ
る混合用袋からなる二重袋Dを製造するすることができ
るものである。上記において、別種の内容物7、8を収
納する方法としては、種々の方法を採り得るが、例え
ば、外周端部の周辺部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部5を
形成する際に、例えば、前壁と後壁を構成する積層体
A、Aとの間に、隔壁を構成する積層体Cを二つ折りに
して挟み込み、次いで該前壁と後壁を構成する積層体
A、Aと隔壁を構成する積層体Cとの左右の外周端部の
周辺部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部5、5を形成し、更
に、前壁と後壁を構成する積層体A、Aの内面に隔壁を
構成する積層体Cのヒ−トシ−ル性フィルム面をヒ−ト
シ−ルしてシ−ル部6を形成し、他方、前壁と後壁を構
成する積層体A、Aの上下の外周端部の周辺部はヒ−ト
シ−ルせずに未シ−ル部として開口部としておき、しか
る後該開口部を内容物を充填する開口部として使用し、
該開口部から二室のそれぞれに、上方向および下方向か
ら別種の内容物7、8を充填し、次いで上下に設けた開
口部の未シ−ル部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部5を形成
することによって内容物7、8をそれぞれの二室に充填
包装することができる。
【0009】而して、本発明においては、上記のように
製造した二重袋Dの使用例の一例を挙げると、図6の
(1)、(2)および(3)にその二重袋の使用例を表
す切断平面図に示すように、上記で製造した前壁および
後壁を構成する積層体A、Aと隔壁を構成する積層体C
からなり、かつ内容物7、8が充填包装されている混合
用二重袋Dを、例えば、レトルト加工処理、すなわち、
加熱加圧殺菌処理を施して、レトルトパウチを製造し
〔図6の(1)〕、その使用に際しては、例えば、隔壁
を構成する積層体Cに設けた開封用切れ目4の部分に外
部から力等を加えて、該開封用切れ目4の部分を切断し
て、矢印Pで示すように、二室に収納されている別種の
内容物7、8を混合し〔図6の(2)〕、しかる後、該
二重袋Dの下端部を、例えば、ハサミ等を使用してして
開封し、混合した内容物7、8を食器等に移し替えて食
用等に供するものである〔図6の(3)〕。なお、図中
5、6は、前述と同様に、二重袋Dを構成するシ−ル部
を表す。上記に挙げた例は、本発明にかかる二重袋の使
用例の一例を例示するものであり、本発明は、これに限
定されるものではない。本発明にかかる二重袋は、例え
ば、化学薬品、医薬品、接着剤、その他等のように、使
用する直前に二成分を混合して使用するような製品の充
填包装に使用することができるものである。
【0010】次に、上記の本発明において、本発明にか
かる二重袋を構成する前壁、後壁または隔壁等に使用す
る積層体を構成する材料について説明すると、まず、本
発明にかかる基材フィルムとしては、本発明にかかる二
重袋を構成する基本素材となるものであることから、剛
性を有し、強度に優れ、耐水性、耐湿性、耐光性、、耐
熱性、耐薬品性、その他の諸堅牢性を有し、機械的、物
理的、化学的、その他等において優れた性質を有する樹
脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、具体
的には、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、ポリアラミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ
カ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系
樹脂、その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−トを
使用することができる。而して、上記の樹脂のフィルム
ないしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸
方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれ
のものでも使用することができる。また、本発明におい
て、その樹脂のフィルムないしシ−トの厚さとしては、
耐熱性を有し、強度、剛性等について必要最低限に保持
され得る厚さであればよく、約10μmないし50μm
位、好ましくは、約12μmないし25μm位が最も望
ましい。
【0011】次に、本発明において、気体遮断性フィル
ムについて説明すると、かかるフィルムとしては、太陽
光等の光を遮光する性質、あるいは水蒸気、水、ガス等
を透過しない性質等を有する材料を使用することがで
き、これは、単体の基材でもよく、あるいは二種以上の
基材を組み合わせてなる複合基材等であってもよい。具
体的には、例えば、遮光性とバリア−性を有するアルミ
ニュウム箔またはその蒸着膜を有する樹脂のフィルム、
バリア−性を有する酸化珪素、酸化アルミニュウム等の
無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、
水等のバリア−性を有する低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、ガスバリア−性
を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコ−ル、
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物等の樹脂のフィ
ルムないしシ−ト、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、
所望の添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光
性を有する各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を
使用することができる。これらの材料は、一種ないしそ
れ以上を組み合わせて使用することができる。上記のフ
ィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通
常、5μmないし300μm位、更には、10μmない
し100μm位が望ましい。更に、上記において、アル
ミニュウム箔としては、5μmないし30μm位の厚さ
のもの、また、アルミニュウムまたは無機酸化物の蒸着
膜としては、厚さ100Åないし2000Å位のものを
使用することができる。また、上記の蒸着膜を支持する
樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィル
ム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポ
リ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポ
リ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコ−ルフィ
ルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィル
ム、その他等を使用することができる。上記において、
上記の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムは、積層体ある
いは袋体になったときには、基材フィルムとして機能す
ることもある。
【0012】次に、本発明において、ヒ−トシ−ル性フ
ィルムについて説明すると、かかるフィルムとしては、
レトルト加工処理に耐え、更に熱によって溶融し相互に
融着し得るものであればよく、具体的には、例えば、低
密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチ
レン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポ
リブテンポリマ−、酸変性ポリオレフィン系樹脂、その
他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することがで
きる。そのフィルムの厚さとしては、10μmないし3
00μm位、好ましくは、20μmないし100μm位
が望ましい。
【0013】次に、上記のようなヒ−トシ−ル性フィル
ムのなかでも、本発明においては、本発明にかかる二重
袋をレトルトパウチに使用する場合に、特に、ヒ−トシ
−ル性フィルムとしては、ヒ−トシ−ル性を有する無延
伸ポリプロピレン系樹脂フィルムを使用することが好ま
しい。更に、本発明においては、上記のヒ−トシ−ル性
を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムのなかで
も、具体的には、エチレン−プロピレンコポリマ−を主
成分とし、これにオレフィン系ゴム成分を添加し、更に
所望の添加剤を任意に添加し、充分に混練してなる組成
物を、例えば、押し出し成形等によりフィルム化してな
るヒ−トシ−ル性を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂
フィルムを使用することが望ましい。上記において、エ
チレン−プロピレンコポリマ−としては、例えば、エチ
レン−プロピレンブロックコポリマ−、エチレン−プロ
ピレンランダムコポリマ−等を使用することができ、而
して、エチレンとプロピレンとの共重合比率としては、
プロピレンを約80〜97モル%位含むものを使用する
ことができる。また、上記において、オレフィン系ゴム
成分としては、例えば、イソプレンゴム、インブチレン
ゴム、エチレン−プロピレンゴム等のC2 〜C4 からな
るオレフィン系ゴム成分の一種ないしそれ以上を使用す
ることができ、而して、本発明において、かかるオレフ
ィン系ゴム成分を使用するのは、主に、レトルト製品の
耐寒衝撃性を向上させるため、柔軟性を保有するために
使用するものである。
【0014】また、上記において、上記のエチレン−プ
ロピレンコポリマ−を主成分とし、これにオレフィン系
ゴム成分を添加してなる組成物には、更にその他の添加
剤、例えば、線状低密度ポリエチレン等のその他の樹
脂、充填剤、分散剤、着色剤、その他等を任意に添加す
ることもできる。次に、本発明において、エチレン−プ
ロピレンコポリマ−とオレフィン系ゴム成分との配合割
合としては、該エチレン−プロピレンコポリマ−100
重量部に対しオレフィン系ゴム成分を5〜30重量部、
好ましくは、10〜20重量部の割合で配合することが
好ましい。上記において、5重量部以下であると、耐寒
衝撃性が低下するために好ましくなく、また、30重量
部以上であると、耐熱性が低下し、レトルト時に融着等
の問題が発生して好ましくないものである。本発明にお
いて、上記の無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムの厚
さとしては、10μmないし100μm位、好ましく
は、30μmないし70μm位が望ましい。
【0015】ところで、通常、包装用袋には、種々の内
容物を充填包装することから、種々の特性を要求される
ものであり、特に、上記のレトルトパウチにおいては、
物理的にも化学的にも過酷な条件におかれることから、
該レトルトパウチを構成する包装材料には、厳しい包装
適性が要求され、変形防止強度、落下衝撃強度、耐ピン
ホ−ル性、耐熱性、密封性、品質保全性、作業性、衛生
性、その他等の種々の条件が要求され、このために、本
発明においては、上記のような材料の他に、上記のよう
な諸条件を充足するその他の材料を任意に使用すること
ができ、具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ
−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペ
ンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂等のポリオレフィン
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリア
クリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジェン−スチレン共重合体、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルア
ルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、フ
ッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、その他等の公知の樹脂のフィルムな
いしシ−トから任意に選択して使用することができる。
その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使
用することができる。本発明において、上記のフィルム
ないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸さ
れたもの等のいずれのものでも使用することができる。
また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μ
m位の範囲から選択して使用することができる。更に、
本発明においては、フィルムないしシ−トとしては、押
し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等
のいずれの性状の膜でもよい。
【0016】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用して積層体を製造する方法について説明す
ると、かかる方法としては、上記に挙げた材料から包装
目的等に合った基材フィルム、気体遮断性フィルム、ヒ
−トシ−ル性フィルム、その他のフィルム等を選択して
これらを任意に組み合わせて、通常の包装材料をラミネ
−トする方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ド
ライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション
法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形
法、共押し出しラミネ−ション法、その他等で行うこと
ができる。而して、本発明においては、上記の積層を行
う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理
等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例え
ば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイ
ミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−
コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリ
ル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル
系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の
公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することがで
きる。本発明においては、上記のような積層方法で、前
壁、後壁、隔壁等に使用される積層体を製造することが
できるものである。
【0017】次にまた、本発明において、隔壁を構成す
る積層体、すなわち、ヒ−トシ−ル性フィルムの間に基
材フィルムを積層してなる積層体を構成する少なくとも
基材フィルムに、包装体になったときの最適開封位置に
相当する箇所に開封用切れ目を刻設する方法等について
説明すると、かかる方法としては、例えば、加熱した針
を押し付けるニ−ドルパンチ法、エンボスロ−ル、研磨
ロ−ル、砥石、研磨テ−プ等を使用してフィルムを溶融
し、穿孔する熱溶融穿孔法、ナイフ、カッタ−等を使用
する物理的穿孔法、レ−ザ−ビ−ム加工、コロナ放電、
プラズマ放電等の加工法、その他等の方法によって行う
ことができる。而して、本発明において、少なくとも基
材フィルムに開封用切れ目を刻設するに当たっては、該
基材フィルムの単体の状態、あるいは上記のように積層
した積層体の状態、更には積層体を使用して製袋してな
る包装袋の状態等のいずれの状態において刻設してもよ
く、これによって、少なくとも基材フィルムに開封用切
れ目を設けることができる。本発明において、開封用切
れ目の形状としては、直線状、曲線状、ミシン目線状、
破線状、その他等の任意の形状でよく、その本数は、一
本ないしそれ以上でよく、また連続状あるいは不連続状
等のいずれでもよい。また、その切れ目の構造は、貫通
孔ないし透過孔の状態、あるいはハ−フカットの状態、
あるいはそれらが混在するような状態のいずれの状態で
もよく、本発明においては、少なくとも基材フィルムに
開封用切れ目が刻設されていることが重要であり、更に
積層体を構成する他の層に開封用切れ目が刻設されてい
てもよい。本発明においては、開封用切れ目は、包装体
になったときに、隔壁を切断する最適開封位置に相当す
る箇所の部分が弱体化して隔壁を切断する開封用の切れ
目として作用すればよいものである。従って、その刻設
位置としては、隔壁の中央部、上もしくは下端部等のい
ずれの位置に刻設してもよい。
【0018】ところで、本発明においては、少なくとも
基材フィルムに開封用切れ目を設ける方法としては、パ
ルス発振タイプのレ−ザの照射を用いて連続状あるいは
不連続状の開封用切れ目を刻設する方法が最も好ましい
方法である。上記において、レ−ザの種類としては、炭
酸ガスレ−ザ、YAGレ−ザ、半導体レ−ザ、アルゴン
イオンレ−ザ等を利用することができ、特に限定される
ものではない。しかしながら、本発明においては、レ−
ザ加工で、少なくとも基材フィルムに開封用切れ目を刻
設する場合、該基材フィルムにレ−ザ発振波長の吸収が
あることが必要となることから、炭酸ガスレ−ザを用い
て開封用切れ目を刻設することが最適である。本発明に
おいて、その他のレ−ザでも、レ−ザ光吸収層を印刷ま
たはコ−ティングにより設けることにより、上記と同様
な効果を奏することも可能である。更に、本発明におい
ては、炭酸ガスレ−ザ光の10.6ミクロンの波長は、
ナイロンフィルムまたはポリエステルフィルムに選択的
に吸収されやすく、また低密度ポリエチレン、線状低密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、またはエチレン−酢
酸ビニル共重合体を主体とするフィルムではそのほとん
どが透過されることから、本発明において、ヒ−トシ−
ル性フィルムとして、低密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、またはエチレン−酢酸
ビニル共重合体を主体とするフィルムを使用し、外層と
しての基材フィルムとして、二軸延伸ナイロンフィルム
または二軸延伸ポリエステルフィルムを使用し、そのヒ
−トシ−ル性フィルムの間にその基材フィルムを積層し
てなる積層体を使用し、これに炭酸ガスレ−ザを照射し
てレ−ザ加工を行うと、上記の二軸延伸ナイロンフィル
ムまたは二軸延伸ポリエステルフィルムのみに開封用切
れ目を刻設することができ、かつ該開封用切れ目は、線
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、またはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムが溶融し
てその孔を閉塞することがなく、開封に際しては、極め
て良好に隔壁を引き裂いて開封することができるという
利点があって好ましいものである。なお、本発明におい
て、積層体の状態で炭酸ガスレ−ザを照射してレ−ザ加
工を行う代わりに、該積層体を使用してなる包装袋の状
態で上記と同様に炭酸ガスレ−ザを照射してレ−ザ加工
を行ってもよい。本発明においては、上記のようにレ−
ザ加工によって、その波長を選択することにより、基材
フィルムに開封用切れ目を刻設することができるもので
ある。
【0019】なお、本発明において、レ−ザ加工により
開封用切れ目を刻設する場合、その位置および深さ、形
状、その他等は、積層体の層構成、レ−ザ光吸収層の位
置、照射するレ−ザの強度等により、任意に選択可能で
あり、開封用切れ目の形状は、直線状、曲線状のいずれ
でもよく、また、連続状、不連続状、ミシン目状等のい
ずれでも可能である。具体例を挙げて説明すると、例え
ば、炭酸ガスレ−ザの積層体への吸収差を用いて、ポリ
プロピレン/ポリエステル/ポリプロピレン、またはポ
リプロピレン/ポリエステルからなる積層体、ポリエチ
レン/ポリエステル/ポリエチレン、またはポリエチレ
ン/ポリエステルからなる積層体においては、ポリエス
テル層のみに開封用切れ目を刻設することができ、ま
た、ポリエチレン/ナイロン/ポリエチレン、またはポ
リエチレン/ナイロンからなる積層体、ポリプロピレン
/ナイロン/ポリプロピレン、またはポリプロピレン/
ナイロンからなる積層体においては、ナイロン層のみに
開封用切れ目を刻設することができるものである。上記
において、炭酸ガスレ−ザ光の10.6μの波長は、ポ
リエステルまたはナイロンに選択的に吸収されやすく、
ポリエチレン等では、その殆どが透過されることから、
特定の層のみに開封用切れ目を刻設可能となるものであ
る。而して、本発明において、積層体の積層構成、開封
用切れ目を刻設する層等は、レ−ザ光の積層体への吸収
の有無、レ−ザ光吸収層の位置等に応じて任意に材料を
選定してそれらを組み合わせて構成することができ、上
記の層構成は、本発明の一例であり、必ずしもこれによ
って限定されるものではない。
【0020】次に、本発明において、前壁、後壁、隔壁
等を使用して混合用袋を製造する方法について説明する
と、その製袋方法としては、種々の方法があるが、例え
ば、上記のような材料を使用して製造した積層体を使用
し、前壁、後壁としての積層体の間に、隔壁としての積
層体を二つ折りにして挟み込み、その際に、それぞれの
ヒ−トシ−ル性フィルムの面どうしが対向するように重
ね合わせ、次にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ
−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、
封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル
型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、
その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、
シ−ル部を形成し、かつ隔壁を構成する積層体を、前壁
および後壁を構成する積層体の内面にヒ−トシ−ルして
袋体を製造して、二室に区画してなる混合用袋を製造す
るものである。その他、例えば、自立性包装袋(スタン
ディングパウチ)等も可能である。
【0021】上記において、袋体を構成する際のヒ−ト
シ−ルする方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ
−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波
シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができ
る。而して、本発明において、そのヒ−トシ−ルする条
件としては、使用する材料等によって異なるが、例え
ば、ヒ−トシ−ル温度170〜270℃、好ましくは、
200〜250℃、圧力0.5〜10Kg/cm2 、好
ましくは、1〜3Kg/cm2 、加熱加圧時間0.5〜
30秒間、好ましくは、0.5〜2秒間位の条件でヒ−
トシ−ルしてシ−ル部を形成するものである。なお、本
発明においては、上記のようなシ−ル部のシ−ル形状と
しては、シ−ル巾が約3〜15mm位の直線状のもので
よい。
【0022】次に、本発明において、二重袋を構成する
隔壁を前壁および後壁にヒ−トシ−ルする位置として
は、袋体に二室を形成することができ、かつ、別種の内
容物を充填包装することができれば、袋体のいずれの箇
所に形成してもよく、例えば、前壁と後壁の中間部、上
端部、した端部等のいずれの位置でもよい。
【0023】次に、本発明において、混合用袋体内に内
容物を充填包装する方法について説明すると、かかる方
法としては、種々の方法があり、例えば、前述のよう
に、混合用袋を製造する際に、例えば、前壁と後壁を構
成する積層体との間に、隔壁を構成する積層体を二つ折
りにして挟み込み、次いで該前壁と後壁を構成する積層
体と隔壁を構成する積層体との左右の外周端部の周辺部
をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成し、更に、前壁と後
壁を構成する積層体の内面に隔壁を構成する積層体のヒ
−トシ−ル性フィルム面をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を
形成し、他方、前壁と後壁を構成する積層体の上下の外
周端部の周辺部はヒ−トシ−ルせずに未シ−ル部として
開口部としておき、しかる後該開口部を内容物を充填す
る開口部として使用し、該開口部から二室のそれぞれ
に、上方向および下方向から別種の内容物を充填し、次
いで上下に設けた開口部の未シ−ル部をヒ−トシ−ルし
てシ−ル部を形成することによって内容物をそれぞれの
二室に充填包装することができる。而して、その使用に
際しては、本発明にかかる二重袋を手に持って、該二重
袋を構成する隔壁としての積層体に設けた開封用切れ目
部分に両側に引っ張ること、あるいは外部が圧力を加え
ること等によって、開封用切れ目部分を切断し、二室に
それぞれに充填されている内容物を混合し、しかる後二
重袋の上または下端部等を例えば、ハサミ、カッタ−等
を使用して、その所定の箇所を切り落として開口し、内
容物を食器等に移し替えて食することができる。
【0024】上記において、充填包装する内容物として
は、例えば、カレ−、シチュ−類、スパゲティソ−ス、
どんぶりの素等を挙げることができる。
【0025】
【実施例】上記の本発明について以下に実施例を挙げて
更に具体的に説明する。 実施例1 厚さ12μmの延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィル
ムと厚さ15μmの延伸ナイロンフィルムと厚さ15μ
mのポリ塩化ビニリデンフィルムと厚さ70μmの無延
伸ポリプロピレンフィルムを、この順序でそれぞれポリ
ウレタン系接着剤にてドライラミネ−トして、次きの構
成からなる前壁と後壁として使用する積層体を製造し
た。 延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/
延伸ナイロンフィルム/接着剤層/ポリ塩化ビニリデン
フィルム/接着剤層/無延伸ポリプロピレンフィルム なお、上記の無延伸ポリプロピレンフィルムは、エチレ
ン−プロピレンブロックコポリマ−100重量部に対し
イソプレンゴム17重量部を含む組成物を使用して、こ
れを押し出し製膜化して製造した。次に、上記で使用し
た厚さ12μmの延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルムと、厚さ70μmの無延伸ポリプロピレンフィルム
の代わりに厚さだけを変えた厚さ30μmの無延伸ポリ
プロピレンフィルムとを使用し、その厚さ12μmの延
伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの両面に、厚さ
30μmの無延伸ポリプロピレンフィルムを重ね合わ
せ、上記と同様にして、ポリウレタン系接着剤にてドラ
イラミネ−トして、下記の構成からなる隔壁として使用
する積層体を製造した。 無延伸ポリプロピレンフィルム/接着剤層/延伸ポリエ
チレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/無延伸ポリ
プロピレンフィルム 更に、上記で製造した隔壁として使用する積層体に、発
振波長10.6μの炭酸ガスレ−ザでパルス巾20μ秒
で集光照射し、該積層体を10m/分の速度で移動さ
せ、延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム層のみに
直径100μφの開封用の切り欠き線をミシン目状に設
けて、隔壁を製造した。この際、繰り返し発振間隔を
0.8kHzにしてミシン目の非切り欠き部の長さlを
0.1mmとした。次に、上記の前壁と後壁として使用
する積層体の2枚を用意し、その無延伸ポリプロピレン
フィルムが対向するように重ね合わせ、更にその間に、
上記の隔壁として使用する積層体を二つ折りして上から
三分の一の位置に挟み込み、次いで、袋の大きさとし
て、縦280mm×横150mmとし、袋の左右の外周
端部の周辺部を、温度200℃、圧力1.2Kg/cm
2 、加熱加圧時間1.5秒の条件でヒ−トシ−ルして、
シ−ル巾10mmのシ−ル部を形成し、更に上記の前壁
と後壁として使用する積層体と隔壁として使用する積層
体とを、上記のヒ−トシ−ル条件と同じヒ−トシ−ル条
件で横シ−ルして、シ−ル巾10mmのシ−ル部を形成
した。しかる後、上記で製造した混合用袋の上端部の開
口部から、あさりス−プを充填し、他方、下端部の開口
部から、あさりのむき身を充填し、それぞれ窒素フラシ
ュ包装し、しかる後その上端部の外周周辺部とその下端
部の外周周辺部とを、上記と同じヒ−トシ−ル条件でヒ
−トシ−ルして上端部と下端部の外周端部にシ−ル部を
形成して二重袋を製造し、、次に該二重袋を120℃×
17分の条件で殺菌処理して、レトルトパウチを製造し
た。次に、上記で製造したレトルトパウチを構成する二
重袋を構成する隔壁として使用した積層体の開封用切れ
目部分を手に持って両側に引き裂いたところ、開封用切
れ目部分でその積層体が切断し、内容物が混合した。そ
の際に、袋の他の部分に破袋は認められなかった。次
に、上記の二重袋を湯せん後、その下端部をハサミでカ
ットして中身を容器に移し替えて、内容物を食した。
【0026】実施例2 上記の実施例1において、前壁および後壁として、厚さ
12μmの延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムと
厚さ9μmのアルミニウム箔と厚さ70μmの無延伸ポ
リプロピレンフィルムを、この順序でそれぞれポリウレ
タン系接着剤にてドライラミネ−トして、次きの構成か
らなる前壁と後壁として使用する積層体を製造した。 延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム/接着剤層/
アルミニウム箔/接着剤層/無延伸ポリプロピレンフィ
ルム 次に、上記で使用した厚さ12μmの延伸ポリエチレン
テレフタレ−トフィルムと、厚さ30μmの無延伸ポリ
プロピレンフィルムとを、ポリウレタン系接着剤にてド
ライラミネ−トした。次いで、上記で積層した延伸ポリ
エチレンテレフタレ−トフィルム側に、発振波長10.
6μの炭酸ガスレ−ザでパルス巾20μ秒で集光照射
し、該積層体を10m/分の速度で移動させ、延伸ポリ
エチレンテレフタレ−トフィルム層のみに直径100μ
φの開封用の切り欠き線をミシン目状に設けた。この際
に、繰り返し発振間隔を0.8kHzにしてミシン目の
非切り欠き部の長さを0.1mmとした。その後、上記
で開封用の切り欠き線を設けた延伸ポリエチレンテレフ
タレ−トフィルム面に、厚さ30μmの無延伸ポリプロ
ピレンフィルムを、ポリウレタン系接着剤を使用してド
ライラミネ−トして、下記の構成からなる隔壁として使
用する積層体を製造した。 無延伸ポリプロピレンフィルム/接着剤層/開封用の切
り欠き線を有する延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィ
ルム/接着剤層/無延伸ポリプロピレンフィルム 次に、上記で製造した前壁と後壁と隔壁とを使用し、ま
た、内容物として、ス−プと魚肉を使用し、それ以外
は、上記の実施例1と同様にしてレトルトパウチを製造
した。上記で製造したレトルトパウチに強く手で押した
ところ、隔壁を構成する積層体に設けた開封用切れ目部
分でその積層体が切断し、内容物が混合した。その際
に、袋の他の部分に破袋は認められなかった。次に、上
記の二重袋を湯せん後、その下端部をハサミでカットし
て中身を容器に移し替えて、内容物を食した。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、外周端部の周辺部にシ−ル部を設けて袋体を構成
し、かつ該袋体を構成する前壁と後壁との内面に、開封
用切れ目を設けた隔壁をヒ−トシ−ルして二室に区画
し、而して該隔壁により区画した二室のそれぞれに別種
の内容物を収納して混合用袋体を製造したところ、流通
時等においては各室が充分に区画され、使用時において
は外部から前記の隔壁に設けた開封用切れ目の部分を力
を加えて引き裂くと簡単に切断し、前記の別種の内容物
を容易に混合することができる混合用二重袋を製造する
ことができるというものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる二重袋を構成する前壁と後壁と
して使用する積層体の層構成の一例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明にかかる二重袋を構成する前壁と後壁と
して使用する積層体の層構成の一例を示す断面図であ
る。
【図3】本発明にかかる二重袋を構成する隔壁として使
用する積層体の層構成の一例を示す断面図である。
【図4】図1および図3に示す積層体を使用した本発明
にかかる二重袋の構造の一例を示す平面図である。
【図5】図4に示す二重袋のY−Y′における切断断面
図である。
【図6】の(1)図4に示す二重袋使用状態を表す切断
平面図である。
【図6】の(2)図4に示す二重袋使用状態を表す切断
平面図である。
【図6】の(3)図4に示す二重袋使用状態を表す切断
平面図である。
【符号の説明】
1 基材フィルム 2 ヒ−トシ−ル性フィルム 3 気体遮断性フィルム 4 開封用切れ目 5 シ−ル部 6 シ−ル部 7 内容物 8 内容物 A 前壁および後壁として使用する積層体 B 前壁および後壁として使用する積層体 C 隔壁として使用する積層体

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周端部の周辺部にシ−ル部を設けて袋
    体を構成し、かつ該袋体を構成する前壁と後壁との内面
    に、開封用切れ目を設けた隔壁をヒ−トシ−ルして二室
    に区画し、更に該隔壁により区画した二室のそれぞれに
    別種の内容物を収納し、使用時に前記の隔壁に設けた開
    封切れ目の部分を切断して、前記の別種の内容物を混合
    し得る混合用袋からなることを特徴とする二重袋。
  2. 【請求項2】 袋体を構成する前壁と後壁とが、外側か
    ら内側に向かって、少なくとも、基材フィルムおよびヒ
    −トシ−ル性フィルム、または基材フィルム、気体遮断
    性フィルムおよびヒ−トシ−ル性フィルムを順次に積層
    した積層体を使用して構成したことを特徴とする上記の
    請求項1に記載する二重袋。
  3. 【請求項3】 ヒ−トシ−ル性フィルムが、ヒ−トシ−
    ル性を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムから
    なることを特徴とする上記の請求項2に記載する二重
    袋。
  4. 【請求項4】 ヒ−トシ−ル性フィルムが、エチレン−
    プロピレンコポリマ−を主成分とし、これにオレフィン
    系ゴム成分を添加してなる組成物を製膜化してなるヒ−
    トシ−ル性を有する無延伸ポリプロピレン系樹脂フィル
    ムからなることを特徴とする上記の請求項2または3に
    記載する二重袋。
  5. 【請求項5】 エチレン−プロピレンコポリマ−が、エ
    チレン−プロピレンブロックコポリマ−、またはエチレ
    ン−プロピレンランダムコポリマ−からなることを特徴
    とする上記の請求項4に記載する二重袋。
  6. 【請求項6】 オレフィン系ゴム成分が、イソプレンゴ
    ム、イソブチレンゴム、またはエチレン−プロピレンゴ
    ムの一種またはそれ以上からなることを特徴とする上記
    の請求項4に記載する二重袋。
  7. 【請求項7】 組成物が、エチレン−プロピレンコポリ
    マ−100重量%に対しオレフィン系ゴム成分を5〜3
    0重量%添加してなる組成物であることを特徴とする上
    記の請求項4に記載する二重袋。
  8. 【請求項8】 無延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム
    が、厚さ30〜100μmであることを特徴とする上記
    の請求項3または4に記載する二重袋。
  9. 【請求項9】 隔壁が、少なくとも、ヒ−トシ−ル性フ
    ィルムの二枚の間に、基材フィルムを積層してなる積層
    体からなり、かつ該積層体を構成する少なくとも基材フ
    ィルムに、包装体になったときの最適開封位置に相当す
    る箇所に開封用切れ目を刻設してあることを特徴とする
    上記の請求項1に記載する二重袋。
  10. 【請求項10】 開封用切れ目が、炭酸ガスレ−ザ−に
    よる少なくとも1本の連続切れ目線ないし不連続のミシ
    ン目状切れ目線であることを特徴とする上記の請求項9
    に記載する二重袋。
  11. 【請求項11】 混合用袋が、レトルトパウチとして使
    用されることを特徴とする上記の請求項1に記載する二
    重袋。
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