JPH09250051A - パイル布帛 - Google Patents
パイル布帛Info
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- JPH09250051A JPH09250051A JP8054540A JP5454096A JPH09250051A JP H09250051 A JPH09250051 A JP H09250051A JP 8054540 A JP8054540 A JP 8054540A JP 5454096 A JP5454096 A JP 5454096A JP H09250051 A JPH09250051 A JP H09250051A
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Abstract
性も良く、機能性薬剤の脱落が極めて少ない合成繊維を
用いたカットパイル布帛を提供する。 【解決手段】 下記(i)〜(iv)を満足する4枝形断面繊
維がカットパイルとして含まれているパイル布帛。 (i) 各枝部の先端及び中央部は、くびれ部を介してふく
らみ形状を呈する。 (ii)枝部のふくらみの内接円の直径をrO とし、くびれ
部の最小巾をlmin としたとき、rO /lmin で表され
るくびれ度が1.5〜3.5である。 (iii) くびれ部が、カットパイル先端から0.1mm以
上、パイル長の1/3以下の長さにわたって割れてい
る。 (iv)少なくともくびれ部に妨ダニ剤が付着している。
Description
と腰強さを兼ね備え、可紡性も良く、且つ機能性薬剤の
脱落が極めて少ない合成繊維を用いたカットパイル布帛
に関する。
られている合成繊維としてはいずれも柔軟性、腰強さ、
及びしなやかな風合いを出すために異種デニール、異種
断面の繊維を複数種混合したものが知られている。ま
た、特開平4−136208号公報には、特殊扁平断面
糸を使用することにより、風合い、柔軟性などを改良す
る技術が提案されている。更に特開平7−34315号
公報、特開平7−173709号公報等には復元性、腰
強さに重点をおいた繊維の横断面形状がY型、H型、T
型等の合成繊維が開示されている。一方、機能性薬剤の
付与については後工程での脱落分を加味して製糸時に付
与する方法、あるいは薬剤の脱落防止のためアクリル酸
エステル樹脂、ウレタン樹脂等バインダー剤を付与する
方法がとられている。
ル、異種断面の繊維を複数混合したものは、必ずしもし
なやかな風合いと腰強さを兼ね備えたものではなく、紡
績性、及び糸質は悪化する傾向のものである。また、特
殊扁平断面糸はしなやかな風合いは有するものの、嵩高
さ、腰が乏しく、紡績性不良、及びカットパイルの特性
として重要な加圧時の復元性、腰強さという点で不満足
なものであった。更に、復元性、腰強さに重点をおいた
繊維横断面形状がY型、H型、T型等の合成繊維を用い
たカットパイル布帛は粗剛な風合いになってしまうとい
う欠点を有していた。
脱落分を加味して製糸する方法がとられていたが、この
方法ではコストアップが避けられず、樹脂バインダーを
使用する方法においてはバインダー剤が硬化し、風合い
が粗剛なものとなってしまうため好ましくない。
いと腰強さを兼ね備え、可紡性も良く、且つ機能性薬剤
の脱落が極めて少ない合成繊維を用いたカットパイル布
帛を提供することである。
イル糸の少なくとも一部に下記(i)〜(v)を満足する繊
維がカットパイルとして含まれていることを特徴とする
パイル布帛である。 (i)繊維断面の中央部から伸びる4〜6の枝部を有する
多枝形断面を有する。 (ii)各枝部の先端及び中央部は、くびれ部を介してふく
らみ形状を呈する。 (iii)枝部のふくらみの内接円の直径をrO とし、くび
れ部の最小巾をlmin としたとき、rO /lmin で表さ
れるくびれ度が1.5〜3.5である。 (iv)くびれ部が、カットパイル先端から0.1mm以上、
パイル長の1/3以下の長さにわたって、少なくとも1
箇所以上割れている。 (v)少なくともくびれ部に機能性薬剤が付着している。
らみ形状が略円形であることが好ましく、また、枝部の
ふくらみの内接円の直径rO と中央部のふくらみの内接
円の直径rC とが、rC /rO =1〜2を満足するする
ことが望ましい。
有する繊維(以下、4〜6枝形断面繊維と略称する。)
は、例えば図1(1)〜(3)に見られるような断面形
状をしており、4〜6枝形の先端のふくらみにおける内
接円の直径をrO 、くびれ部の最小巾をlmin としたと
き、rO /lmin =1.5〜3.5である特殊断面形状
合成繊維でなければならない。好ましくはrO /lmin
=2.0〜3.0であるが、1.5未満の場合は後工程
において割繊が生じにくく、3.5を越えると製糸時に
割繊したり、紡績時にネップが発生したり、カットパイ
ル布帛にしても該繊維の先端からの割繊部分が長くなり
復元性、腰強さといった面で不十分となる。
ふくらみ同志が互いに融着した断面繊維が発生するか、
または原綿生産時に割繊する問題が生じてしまう。な
お、3枝形以下の場合はくびれ部の薬剤の脱落が大き
く、また、扁平調に近づくため紡績不良、嵩高さ、腰不
足となり好ましくない。
を抑えるためにはrC /rO が1以上であることがより
好ましく、さらに、しなやかな風合いを達成し、割繊さ
れた枝部のふくらみをある程度太くしてカットパイル布
帛としての耐久性を向上させるためにはrC /rO が2
以下であることがより望ましい。
ないが、3〜30dr程度とすること好ましく、更に好
ましくは4〜12drである。なお、後工程での割繊及
び製糸時の割繊を防ぐためには、くびれ度と単繊維繊度
において、0.2≦(くびれ度/繊度)≦1.0の関係
を満たすことが好ましい。
イル布帛において、くびれ部が繊維カット面先端から
0.1mm以上、パイル長の1/3以下の長さにわたっ
て少なくとも1箇所以上割れていることが重要である。
この割繊は繊維を所定繊維長に切断するとき、またはカ
ットパイル形成時に生じてもよいが、この場合の割繊長
は0.1mm以下となりやすい。割繊部分が0.1mm
に満たない場合、あるいは割繊していない場合には、カ
ットパイルにしたときにソフトな風合いが十分得られ
ず、逆に割繊部分がパイルの先端部分からパイル長の1
/3以上の長さになると復元性、腰強さといった面で不
十分となる。かかる所望の割繊は、カットパイル形成後
のブラッシング、ポリッシング等の通常仕上げ工程にお
いて生じさせることが好ましい。
いては、図1で示したくびれ部に後加工による機能性薬
剤が付着しているため、紡績工程、布帛化工程等で繊維
−繊維間摩擦、および繊維−金属間の摩擦等による機能
性薬剤の脱落が発生しにくいことを特徴としている合成
繊維である。
なやかな風合いと腰強さを兼備させるためには、4〜6
枝形断面繊維をパイル糸の30%〜100%含ませるこ
とが好ましい。そして、カットパイル布帛の風合いを更
にしなやかなものとするためには、4〜6枝形断面繊維
でパイル糸の40%〜80%を構成することが好まし
い。パイル布帛における4〜6枝形断面繊維の存在の仕
方は、パイル糸1本1本に所定の比率で該繊維が含まれ
ている態様、該繊維の比率が多いパイル糸と比率が少な
い又は含まれていないパイル糸とがパイル布帛中に混在
し、平均して所望の存在比率となっている態様など、種
々様々とりうるが、本発明の効果を最大限に出すために
は、カットパイル糸にほぼ満遍なく上記多枝形断面繊維
が存在していることが望ましい。したがって、カットパ
イルとループパイルが共存するパイル布帛においては、
カットパイル部にほぼ満遍なく多枝形断面繊維を存在さ
せておけばよい。本発明では、任意事項として、上記多
枝形断面繊維をカットパイルではなく、ループパイルと
して使用しても差し支えないが、本発明の目的の一部し
か達成できない。
効果が損なわれない範囲であれば、特に限定されるもの
ではなく、T型断面、ドッグボーン型断面、丸断面繊維
等を適宜混合して使用することができる。
ついても上記のパイル糸に関する要件が満たされておれ
ば、何ら特定されるものではなく、例えば、上記の多枝
形断面繊維からなるパイル糸を基布に植設するタフトカ
ーペットの製造技術や、多枝形断面繊維を含むパイル糸
をパイル経糸とした織布されてなるモケット等の製造技
術を採用することができる。
形成性熱可塑性重合体は、溶融紡糸によって繊維を形成
し得る熱可塑性重合体であればいずれでもよく、例え
ば、ポリエステル系重合体、ポリオレフィン系重合体、
ポリアミド系重合体、ポリビニルアルコール系重合体、
ポリウレタン系重合体などをあげることが出来る。それ
らのうちでも繊維形成性のポリエステル系重合体、ポリ
オレフィン系重合体などが好ましく、繊維形成性ポリエ
ステル系重合体がより好ましい。
る場合は、テレフタル酸またはそのエステル形成性誘導
体を主たるジカルボン酸成分とし、これにエチレングリ
コールおよび/または1,4−ブタンジオールを主たる
ジオール成分として反応させて得られるポリエチレンテ
レフタレート系重合体および/またはポリブチレンテレ
フタレート系重合体がより好ましく用いられる。その際
にポリエチレンテレフタレート系重合体および/または
ポリブチレンテレフテレート系重合体は、必要に応じて
少量(通常30モル%以下)の他のジカルボン酸成分、
オキシカルボン酸成分、他のジオール成分、ポリオール
成分の1種または2種以上を共重合単位として有してい
てもよい。その場合の他のジカルボン酸成分としては、
例えばイソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ナフタ
レンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸またはそれ
らのエステル形成性誘導体;5−ナトリウムスルホイソ
フタル酸ジメチル、5−ナトリウムスルホイソフタル酸
ビス(2−ヒドロキシエチル)などの金属スルホネート
基芳香族カルボン酸誘導体;シュウ酸、アジピン酸、セ
バシン酸、ドデカン二酸などの脂肪族ジカルボン酸また
はそのエステル形成性誘導体をあげることが出来る。ま
た、オキシカルボン酸成分の例としては、p−オキシ安
息香酸、p−β−オキシエトキシ安息香酸またはそれら
のエステル形成性誘導体などをあげることが出来る。ま
た、他のジオール成分としては、例えば1,3−プロパ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチル
グリコールなどの脂肪族ジオール;1,4−ビス(β−
オキシエトキシ)ベンゼン、ポリエチレングリコール、
ポリブチレングリコールなどをあげることが出来る。ま
た、ペンタエリスリトールなどのポリオール成分などに
よって変性されていてもよい。
リオレフィン系重合体を用いる場合は、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレンなどを、ポリアミド系重合体を用
いる場合は6−ナイロン、6,6−ナイロン、6,10
−ナイロン、7−ナイロン、9−ナイロン、11−ナイ
ロンなどをあげることが出来る。
成性熱可塑性重合体からなっていても、または2種類以
上の繊維形成性熱可塑性重合体のブレンドであってもよ
い。また、繊維形成性熱可塑性重合体は、必要に応じ
て、繊維構造に際して従来から用いられている、無機微
粒子、芳香剤、抗菌剤、難燃剤、消臭剤、顔料、艶消し
剤、熱安定剤、光安定剤、制電剤などの添加剤の1種ま
たは2種以上を含有していてもよい。
は、少なくとも図1に示したくびれ部分に機能性薬剤が
付与されているため、パイル布帛に至るまでの種々の工
程における繊維−繊維間摩擦、または繊維−金属間摩擦
の影響を受けにくく、薬剤の脱落が少ないため、最終製
品において各種処理剤の効果がアップするものである。
機能性薬剤の種類は、特に限定されないが、例えば、シ
リコン樹脂などのドレープ性やフェザータッチの付与
剤、抗菌剤、防虫剤、防黴剤、難燃剤、消臭剤、芳香剤
などの各種の薬剤を挙げることができ、これらの薬剤を
効率的にくびれ部に付与するためには、薬剤処理液を調
整し、繊維を処理液に含浸することが好ましい。
は特に制限されるものではないが、その一例を挙げる
と、繊維形成性熱可塑性重合体にポリエチレンテレフタ
レートを用いて溶融温度270℃〜300℃、紡糸引き
取り速度600m/分〜1500m/分、温度20℃〜
30℃の冷却風を1.0m/秒〜8.0m/秒の速度で
紡糸糸条に吹き付けて紡糸し、その際または一旦巻き取
った後に延伸処理を施して、単繊維繊度が3dr〜60
drの異型断面繊維を得ることが出来る。延伸処理につ
いては従来から知られている既知の方法が採用できる
が、例えば紡糸後の延伸処理は、水浴延伸、熱風延伸、
加熱板を用いる接触延伸等の方法で行うことができる。
機能性薬剤は延伸前、または延伸後に該薬剤を含む処理
槽に浸漬して付与した後、熱処理工程を通して乾燥、固
着することができる。
的の説明するが、本発明は何らそれにより限定されな
い。尚、実施例中のダニ忌避性能の評価試験は以下の方
法によって行った。 ・侵入阻止法;直径4cm、高さ0.6cmのプラスチック
シャーレに直径4cmに切り抜いたパイル布帛試料を敷き
込み、このほぼ中央にダニの入っていない粉末飼料0.
05gを置く。このシャーレを直径9cm、高さ1.5cm
のプラスチックシャーレの中央に置く。この大小のシャ
ーレの間に、ダニ培地を生存ダニ数3000固体投入
し、均一に広げる。これを粘着シート上に置き、27cm
×13cm×9cmの食品保存用プラスチック製容器に粘着
シートごと入れ、シャーレの外に飽和食塩水を入れて蓋
をして容器内の湿度を約75%に保ち、25℃±1℃の
恒温器に格納して1昼夜飼育の後、試料を水洗い法にて
ダニを回収した後計数し、次式に当てはめて忌避率を求
める。忌避率は3回の繰り返しの平均値で示す。 忌避率(%)={1−(処理区のダニ数/対照区のダニ
数)}×100 但し、処理区のダニ数とは、ダニ忌避処理された布帛に
ついての試験で得られたダニ数であり、対照区のダニ数
とは、ダニ忌避処理されていない同一構造の布帛につい
ての試験で得られたダニ数である。
にポリエチレンテレフタレートを用いて図2(1)に示
す4枝形の紡糸ノズル(スリット巾:0.07mm、円
形部直径:0.25mm、中心円とスリット先端円の中
心間距離:0.7mm)より温度280℃、1紡糸ノズ
ルあたりの吐出量1.6g/分の割合で溶融紡糸し、紡
糸口金直下4〜24cmのところで24℃の冷却風を
1.3m/秒の風速で吹き付け引き取り速度1000m
/分で巻き取り原糸を製造した。得られた紡糸原糸を収
束して、常法にしたがって温度95℃の水浴中で延伸し
(延伸倍率2.15)、捲縮を付与した後、防虫剤を固
形分で1.0%付与、乾燥、切断して繊維長131m
m、単繊維繊度8.0dr、くびれ度=2.97の4枝
形面形状を有する異型断面繊維ステープルを製造した。
この4枝形断面繊維を50%、ポリエステル6drの三
角型断面繊維を30%、ポリエステル8drの丸断面繊
維を20%用いてセミ梳毛方式でW1/5のパイル糸を
製造し、次いで、1/8″ゲージ8mmパイル長のタフ
トカットパイルを作成し、170℃の加熱ロールにより
ポリッシャー処理を施し、ポリッシャーカーペットとし
た。表1に示すように可紡性は良好、該4枝形断面繊維
のくびれ部は、パイル先端部より約1mmの長さにわた
って割れており、風合いはしなやかで腰強く、ダニ忌避
性についても侵入阻止法で94.3%の忌避率のカーペ
ットが得られた。
にポリエチレンテレフタレートを用いて図2(2)に示
す5枝形の紡糸ノズル(スリット巾:0.07mm、円
形部直径:0.25mm、中心円とスリット先端円の中
心間距離:0.7mm)より温度300℃、1紡糸ノズ
ルあたりの吐出量2.0g/分の割合で溶融紡糸し、紡
糸口金直下4〜24cmのところで24℃の冷却風を
1.0m/秒の風速で吹き付け引き取り速度800m/
分で巻き取り原糸を製造した。得られた紡糸原糸を収束
して、常法にしたがって温度95℃の水浴中で延伸し
(延伸倍率3.15)、捲縮を付与した後、防虫剤を固
形分で1.0%付与、乾燥、切断して繊維長131m
m、単繊維繊度8.2dr、くびれ度=1.73の5枝
形断面形状を有する異型断面繊維ステープルを製造し
た。この5枝形断面繊維を40%、ポリエステル6dr
の三角型断面繊維を40%、ポリエステル8drの丸断
面繊維を20%用いて実施例−1と同様にしてパイル糸
を製造し、ポリッシャーカーペットとした。表1に示す
ように可紡性は良好、パイルの先端部分は割れており、
風合いはしなやかで腰強く、ダニ忌避性についても良好
な値が得られた。
にポリエチレンテレフタレートを用いて図2(3)に示
す6枝形の紡糸ノズル(スリット巾:0.07mm、円
形部直径:0.25mm、中心円とスリット先端円の中
心間距離:0.7mm)より温度275℃、1紡糸ノズ
ルあたりの吐出量1.4g/分の割合で溶融紡糸し、紡
糸口金直下4〜24cmのところで24℃の冷却風を
1.3m/秒の風速で吹き付け引き取り速度1200m
/分で巻き取り原糸を製造した。得られた紡糸原糸を収
束して、常法にしたがって温度95℃の水浴中で延伸し
(延伸倍率2.00)、捲縮を付与した後、防虫剤固形
分で1.0%を付与、乾燥、切断して繊維長131m
m、単繊維繊度6.0dr、くびれ度=3.26の6枝
形断面形状を有する異型断面繊維ステープルを製造し
た。この6枝形断面繊維を30%、ポリエステル6dr
の三角型断面繊維を40%、ポリエステル8drの丸断
面繊維を30%用いて実施例−1と同様にしてパイル糸
を製造し、ポリッシャーカーペットとした。表1に示す
ように可紡性は良好、パイルの先端部分は割れており、
風合いはしなやかで腰強く、ダニ忌避性についても良好
な値が得られた。
にポリエチレンテレフタレートを用いて実施例1と同じ
4枝形の紡糸ノズルより温度300℃、1紡糸ノズルあ
たりの吐出量1.6g/分の割合で溶融紡糸し、紡糸口
金直下4〜24cmのところで24℃の冷却風を0.8
m/秒の風速で吹き付け引き取り速度1000m/分で
巻き取り原糸を製造した。得られた紡糸原糸を収束し
て、常法にしたがって温度95℃の水浴中で延伸し(延
伸倍率3.15%)、捲縮を付与した後、防虫剤固形分
で1.0%を付与、乾燥、切断して繊維長131mm、
単繊維繊度5.9dr、くびれ度=1.57の4枝形断
面形状を有する異型断面繊維ステープルを製造した。こ
の4枝形断面繊維を80%、ポリエステル8drの丸断
面繊維を20%用いて実施例−1と同様にしてパイル糸
を製造し、ポリッシャーカーペットとした。表1に示す
ように可紡性は良好、パイルの先端部分は割れており、
風合いはしなやかで腰強く、ダニ忌避性についても良好
な値が得られた。
にポリエチレンテレフタレートを用いて実施例1と同じ
4枝形の紡糸ノズルより温度275℃、1紡糸ノズルあ
たりの吐出量1.4g/分の割合で溶融紡糸し、紡糸口
金直下4〜24cmのところで24℃の冷却風を1.3
m/秒の風速で吹き付け引き取り速度1200m/分で
巻き取り原糸を製造した。得られた紡糸原糸を収束し
て、常法にしたがって温度95℃の水浴中で延伸し(延
伸倍率2.00)、捲縮を付与した後、防虫剤を固形分
で1.0%付与、乾燥、切断して繊維長131mm、単
繊維繊度6.0dr、くびれ度=3.26の4枝形断面
形状を有する異型断面繊維ステープルを製造した。この
4枝形断面繊維を100%用いて実施例−1と同様にし
てパイル糸を製造し、ポリッシャーカーペットとした。
表1に示すように可紡性は良好、パイルの先端部分は割
れており、風合いはしなやかで腰強く、ダニ忌避性につ
いても良好な値が得られた。
公報に開示された特殊扁平断面のポリエチレンテレフタ
レート繊維に防虫薬剤を固形分で1.0%付与した繊維
(8.4dr)を40%、ポリエステル6drの三角型
断面繊維を30%、ポリエステル8drの丸断面繊維を
20%用いて実施例−1と同様にしてパイル糸を製造
し、ポリッシャーカーペットとした。しかしながら、表
2に示すように可紡性が不良であった。パイルの先端は
割れていないがソフトであった。ただし、腰は弱く、ま
たダニ忌避性については紡績工程での薬剤の脱落のため
実施例に比べ低いものであった。
報に開示された略Y型断面のポリエチレンテレフタレー
ト繊維に防虫薬剤を固形分で1.0%付与した繊維
(8.3dr)を40%、ポリエステル6drの三角型
断面繊維を40%、ポリエステル8drの丸断面繊維を
20%用いて実施例−1と同様にしてパイル糸を製造
し、ポリッシャーカーペットとした。表2に示すように
可紡性は良好であったが、パイルの先端は割れておら
ず、風合いは不良であった。ダニ忌避性については紡績
工程での薬剤の脱落のため実施例に比べ低いものであっ
た。
公報に開示された略H型断面のポリエチレンテレフタレ
ート繊維に防虫薬剤を固形分で1.0%付与した繊維
(8.3dr)を40%、ポリエステル6drの三角型
断面繊維を40%、ポリエステル8drの丸断面繊維を
20%用いて実施例−1と同様にしてパイル糸を製造
し、ポリッシャーカーペットとした。表2に示すように
可紡性は良好であったが、パイルの先端は割れておら
ず、風合いは不良であった。ただし、腰は強かった。ダ
ニ忌避性については紡績工程での薬剤の脱落のため実施
例に比べ低いものであった。
にポリエチレンテレフタレートを用いて実施例1と同じ
4枝形の紡糸ノズルより温度275℃、1紡糸ノズルあ
たりの吐出量1.5g/分の割合で溶融紡糸し、紡糸口
金直下4〜24cmのところで24℃の冷却風を0.6
m/秒の風速で吹き付け引き取り速度1200m/分で
巻き取り原糸を製造した。得られた紡糸原糸を収束し
て、常法にしたがって温度95℃の水浴中で延伸し(延
伸倍率3.86)、捲縮を付与した後、防虫剤を付与、
乾燥、切断して繊維長131mm、単繊維繊度3.4d
r、くびれ度=3.77の4枝形断面形状を有する異型
断面繊維ステープルを製造した。得られた繊維はくびれ
度/繊度=1.01となり原綿での割繊化率が50%を
越え、ポリエステル6drの三角断面繊維、及びポリエ
ステル8drの丸断面繊維と混綿して、紡績投入した
が、ネップが多発して良好なパイル糸が得られなかっ
た。
にポリエチレンテレフタレートを用いて実施例1と同じ
4枝形の紡糸ノズルより温度300℃、1紡糸ノズルあ
たりの吐出量2.0g/分の割合で溶融紡糸し、紡糸口
金直下4〜24cmのところで24℃の冷却風を0.7
m/秒の風速で吹き付け引き取り速度600m/分で巻
き取り原糸を製造した。得られた紡糸原糸を収束して、
常法にしたがって温度95℃の水浴中で延伸し(延伸倍
率3.45)、捲縮を付与した後、防虫剤を付与、乾
燥、切断して繊維長131mm、単繊維繊度9.6d
r、くびれ度=1.24の4枝形断面形状を有する異型
断面繊維ステープルを製造した。この4枝形断面繊維を
40%、ポリエステル6drの三角型断面繊維を40
%、ポリエステル8drの丸断面繊維を20%用いて実
施例−1と同様にしてパイル糸を製造し、ポリッシャー
カーペットとした。表2に示したように可紡性は良好で
あったが、パイルの先端部分は割れておらず、風合いは
不良であった。ただし、腰は強く、ダニ忌避性について
も良好な値が得られた。
成する繊維として、特定形状の多枝形断面繊維を用いる
ことにより、可紡性、風合、腰強さともに良好であり、
くびれ部分に付与されている薬剤は、後加工で繊維表面
に付着しているにもかかわらず、各工程での摩擦等によ
る脱落がないので優れた機能性を発揮することができ
る。
の断面模式図である。
の紡糸ノズル形状を示す模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 パイル糸の少なくとも一部に下記(i)〜
(v)を満足する繊維がカットパイルとして含まれている
ことを特徴とするパイル布帛。 (i)繊維断面の中央部から伸びる4〜6の枝部を有する
多枝形断面を有する。 (ii)各枝部の先端及び中央部は、くびれ部を介してふく
らみ形状を呈する。 (iii)枝部のふくらみの内接円の直径をrO とし、くび
れ部の最小巾をlmin としたとき、rO /lmin で表さ
れるくびれ度が1.5〜3.5である。 (iv)くびれ部が、カットパイル先端から0.1mm以上、
パイル長の1/3以下の長さにわたって、少なくとも1
箇所以上割れている。 (v)少なくともくびれ部に機能性薬剤が付着している。 - 【請求項2】 ふくらみ形状が略円形である請求項1に
記載のパイル布帛。 - 【請求項3】 枝部のふくらみの内接円の直径rO と中
央部のふくらみの内接円の直径rC とが、rC /rO =
1〜2を満足する請求項1又は2に記載のパイル布帛。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05454096A JP3391974B2 (ja) | 1996-03-12 | 1996-03-12 | パイル布帛 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2022166370A (ja) * | 2021-04-21 | 2022-11-02 | クラレファスニング株式会社 | ポリエチレンテレフタレート系面ファスナー |
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1996
- 1996-03-12 JP JP05454096A patent/JP3391974B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|---|---|---|
| JP2022166370A (ja) * | 2021-04-21 | 2022-11-02 | クラレファスニング株式会社 | ポリエチレンテレフタレート系面ファスナー |
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