JPH09251815A - 絶縁スペーサ - Google Patents
絶縁スペーサInfo
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- JPH09251815A JPH09251815A JP5880596A JP5880596A JPH09251815A JP H09251815 A JPH09251815 A JP H09251815A JP 5880596 A JP5880596 A JP 5880596A JP 5880596 A JP5880596 A JP 5880596A JP H09251815 A JPH09251815 A JP H09251815A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating spacer
- gas
- insulating
- organic filler
- aromatic polyamide
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G5/00—Installations of bus-bars
- H02G5/06—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
- H02G5/066—Devices for maintaining distance between conductor and enclosure
- H02G5/068—Devices for maintaining distance between conductor and enclosure being part of the junction between two enclosures
Landscapes
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】比誘電率が低く、耐SF6 分解ガス性に優れた
絶縁スペーサの提供。 【解決手段】絶縁性ガスが充填された容器内に配設され
た導体を絶縁支持する絶縁スペーサが、有機物の充填剤
を含有する熱硬化性樹脂からなり、前記有機物の充填剤
がポリイミドフィルムまたは、芳香族ポリアミド繊維か
らなる。 【効果】比誘電率が低く、SF6 ガスの分解生成物に対
して安定な絶縁スペーサと、SF6 ガス絶縁開閉装置の
小型化,高信頼化を実現できる。
絶縁スペーサの提供。 【解決手段】絶縁性ガスが充填された容器内に配設され
た導体を絶縁支持する絶縁スペーサが、有機物の充填剤
を含有する熱硬化性樹脂からなり、前記有機物の充填剤
がポリイミドフィルムまたは、芳香族ポリアミド繊維か
らなる。 【効果】比誘電率が低く、SF6 ガスの分解生成物に対
して安定な絶縁スペーサと、SF6 ガス絶縁開閉装置の
小型化,高信頼化を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は六フッ化イオウ(S
F6 )ガスなどの絶縁性ガスを絶縁媒体とする電気機器
の絶縁構造物に関わり、特にガス絶縁開閉装置及びガス
絶縁管路気中送電線の課電部導体を密閉容器から絶縁し
て保持する絶縁スペーサに関する。
F6 )ガスなどの絶縁性ガスを絶縁媒体とする電気機器
の絶縁構造物に関わり、特にガス絶縁開閉装置及びガス
絶縁管路気中送電線の課電部導体を密閉容器から絶縁し
て保持する絶縁スペーサに関する。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置,ガス絶縁管路気中送
電線等のガス絶縁機器は、SF6 ガス等の絶縁性ガスを
充填した密閉容器内に、この密閉容器から電気的に絶縁
した状態で課電部導体を支持する絶縁スペーサを用いて
いる。この絶縁スペーサの材料としては、通常、エポキ
シ樹脂に各種充填剤を添加し、注型,加熱硬化したもの
が用いられる。例えば特開平5−86262号公報にはエポキ
シ樹脂組成物に粒状または繊維状の充填剤を配合する絶
縁スペーサが開示されている。エポキシ樹脂単独では導
体との線膨張係数の差が大きいことから導体をモールド
し絶縁スペーサを作製すると、熱応力で絶縁スペーサが
破壊してしまう恐れがある。そこで、充填剤を添加する
ことによりモールド材の線膨張係数を導体に近付け、熱
応力の発生を抑制する。添加する充填剤としては一般的
に耐SF6 分解ガス性の高いアルミナが使用されてい
る。これは、例えばシリカ(SiO2 )系の充填剤を用
いた場合には、電流遮断時のアーク等により発生する分
解ガスにより絶縁性が低下するという問題があるためで
ある。
電線等のガス絶縁機器は、SF6 ガス等の絶縁性ガスを
充填した密閉容器内に、この密閉容器から電気的に絶縁
した状態で課電部導体を支持する絶縁スペーサを用いて
いる。この絶縁スペーサの材料としては、通常、エポキ
シ樹脂に各種充填剤を添加し、注型,加熱硬化したもの
が用いられる。例えば特開平5−86262号公報にはエポキ
シ樹脂組成物に粒状または繊維状の充填剤を配合する絶
縁スペーサが開示されている。エポキシ樹脂単独では導
体との線膨張係数の差が大きいことから導体をモールド
し絶縁スペーサを作製すると、熱応力で絶縁スペーサが
破壊してしまう恐れがある。そこで、充填剤を添加する
ことによりモールド材の線膨張係数を導体に近付け、熱
応力の発生を抑制する。添加する充填剤としては一般的
に耐SF6 分解ガス性の高いアルミナが使用されてい
る。これは、例えばシリカ(SiO2 )系の充填剤を用
いた場合には、電流遮断時のアーク等により発生する分
解ガスにより絶縁性が低下するという問題があるためで
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、ガス絶縁開閉装
置の小型化,大容量化に伴い、電界設計上比誘電率が低
い絶縁スペーサが要求されている。従来、比誘電率が低
く、耐SF6 分解ガス性に優れた絶縁スペーサ用無機充
填剤としては、フッ化アルミニウム,フッ化マグネシウ
ム,フッ化カルシウム,水酸化マグネシウム,炭酸カル
シウム等が知られている。これらの絶縁スペーサ用無機
充填剤の比誘電率はエポキシ樹脂の比誘電率3.5 より
大きいため、絶縁スペーサの比誘電率を4〜5とするこ
とが限界であった。
置の小型化,大容量化に伴い、電界設計上比誘電率が低
い絶縁スペーサが要求されている。従来、比誘電率が低
く、耐SF6 分解ガス性に優れた絶縁スペーサ用無機充
填剤としては、フッ化アルミニウム,フッ化マグネシウ
ム,フッ化カルシウム,水酸化マグネシウム,炭酸カル
シウム等が知られている。これらの絶縁スペーサ用無機
充填剤の比誘電率はエポキシ樹脂の比誘電率3.5 より
大きいため、絶縁スペーサの比誘電率を4〜5とするこ
とが限界であった。
【0004】本発明の目的は、低い誘電率で耐SF6 分
解ガス性に優れた絶縁スペーサ及び該絶縁スペーサを適
用したガス絶縁開閉装置用及びガス絶縁管路気中送電線
を提供することにある。
解ガス性に優れた絶縁スペーサ及び該絶縁スペーサを適
用したガス絶縁開閉装置用及びガス絶縁管路気中送電線
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の絶縁性ガスが充
填された容器内に配設された導体を絶縁支持する絶縁ス
ペーサは、熱硬化性樹脂と有機物の充填剤とを含有す
る。本発明に用いる有機物の充填剤は、比誘電率と線膨
張係数が低く、弾性率の大きな材料が好ましい。そのよ
うな材料としてポリイミドフィルム,芳香族ポリアミド
繊維,ポリエチレン繊維,ポリアミドイミド,液晶ポリ
マー等が挙げられる。形状はフィルム状,繊維状のもの
が使用できる。本発明の絶縁スペーサの製法は、フィル
ム状の有機物の充填剤を使用する場合には、加熱し液状
にしたエポキシ樹脂と酸無水物硬化剤の中にフィルム状
の有機物の充填剤をディッピングしながら巻くテープワ
インディング法で作製できる。また、繊維状の有機物の
充填剤を使用する場合には、直径5〜50μm,長さ5
0μm〜10mm程度に切断した繊維状の有機物の充填剤
をエポキシ樹脂と酸無水物硬化剤の中に添加後、ゲル化
する直前まで一定方向に撹拌して繊維を配列させた後、
硬化すればよい。本発明の絶縁スペーサは、前記熱硬化
性樹脂と前記芳香族ポリアミド繊維とを合計した体積に
対して、前記芳香族ポリアミド繊維の配合率が30容量
%以下である。前記芳香族ポリアミド繊維の配合率が3
0容量%を越えると絶縁スペーサの比誘電率が大きくな
る。
填された容器内に配設された導体を絶縁支持する絶縁ス
ペーサは、熱硬化性樹脂と有機物の充填剤とを含有す
る。本発明に用いる有機物の充填剤は、比誘電率と線膨
張係数が低く、弾性率の大きな材料が好ましい。そのよ
うな材料としてポリイミドフィルム,芳香族ポリアミド
繊維,ポリエチレン繊維,ポリアミドイミド,液晶ポリ
マー等が挙げられる。形状はフィルム状,繊維状のもの
が使用できる。本発明の絶縁スペーサの製法は、フィル
ム状の有機物の充填剤を使用する場合には、加熱し液状
にしたエポキシ樹脂と酸無水物硬化剤の中にフィルム状
の有機物の充填剤をディッピングしながら巻くテープワ
インディング法で作製できる。また、繊維状の有機物の
充填剤を使用する場合には、直径5〜50μm,長さ5
0μm〜10mm程度に切断した繊維状の有機物の充填剤
をエポキシ樹脂と酸無水物硬化剤の中に添加後、ゲル化
する直前まで一定方向に撹拌して繊維を配列させた後、
硬化すればよい。本発明の絶縁スペーサは、前記熱硬化
性樹脂と前記芳香族ポリアミド繊維とを合計した体積に
対して、前記芳香族ポリアミド繊維の配合率が30容量
%以下である。前記芳香族ポリアミド繊維の配合率が3
0容量%を越えると絶縁スペーサの比誘電率が大きくな
る。
【0006】本発明に用いる多官能エポキシ樹脂として
は、ビスフェノールA/F型またはビスフェノールF型
エポキシ樹脂が耐熱性,可とう性の点で好ましい。なお
他にもビスフェノールA型エポキシ樹脂,ビスフェノー
ルAD型エポキシ樹脂等の2官能性エポキシ樹脂,フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂,ビスフェノールAの
ノボラック型エポキシ樹脂等も用いることができる。
は、ビスフェノールA/F型またはビスフェノールF型
エポキシ樹脂が耐熱性,可とう性の点で好ましい。なお
他にもビスフェノールA型エポキシ樹脂,ビスフェノー
ルAD型エポキシ樹脂等の2官能性エポキシ樹脂,フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂,ビスフェノールAの
ノボラック型エポキシ樹脂等も用いることができる。
【0007】本発明に用いる酸無水物硬化剤としては、
一般的な酸無水物であれば特に制限は無い。そのような
酸無水物としてはメチルヘキサヒドロ無水フタル酸,ヘ
キサヒドロ無水フタル酸,メチルテトラヒドロ無水フタ
ル酸,テトラヒドロ無水フタル酸,ナジック酸無水物,
メチルナジック酸無水物,ドデシル無水コハク酸,無水
コハク酸,オクタデシル無水コハク酸,無水マレイン
酸,ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物などが有
り、単独若しくはその混合物が挙げられる。
一般的な酸無水物であれば特に制限は無い。そのような
酸無水物としてはメチルヘキサヒドロ無水フタル酸,ヘ
キサヒドロ無水フタル酸,メチルテトラヒドロ無水フタ
ル酸,テトラヒドロ無水フタル酸,ナジック酸無水物,
メチルナジック酸無水物,ドデシル無水コハク酸,無水
コハク酸,オクタデシル無水コハク酸,無水マレイン
酸,ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物などが有
り、単独若しくはその混合物が挙げられる。
【0008】本発明のエポキシ樹脂組成物を硬化させる
とき、必要に応じて硬化促進剤を樹脂組成物に添加して
も良い。硬化促進剤は多官能エポキシ樹脂を硬化させる
働きがあれば、特に制限は無い。そのような硬化促進剤
としては、例えば、トリメチルアミン,トリエチルアミ
ン,テトラメチルブタンジアミン,トリエチレンジアミ
ン等の3級アミン類,ジメチルアミノエタノール,ジメ
チルアミノペンタノール,トリス(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール,N−メチルモルフォリン等のアミン
類、又、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド,セ
チルトリメチルアンモニウムクロライド,セチルトリメ
チルアンモニウムアイオダイド,ドデシルトリメチルア
ンモニウムブロマイド,ドデシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド,ドデシルトリメチルアンモニウムアイオ
ダイド,ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウムク
ロライド,ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウム
ブロマイド,アリルドデシルトリメチルアンモニウムブ
ロマイド,ベンジルジメチルステアリルアンモニウムブ
ロマイド,ステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド,ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウムアセチ
レート等の第4級アンモニウム塩,2−メチルイミダゾ
ール,2−エチルイミダゾール,2−ウンデシルイミダ
ゾール,2−ヘプタデシルイミダゾール,2−メチル−
4−エチルイミダゾール,1−ブチルイミダゾール,1
−プロピル−2−メチルイミダゾール,1−ベンジル−
2−メチルイミダゾール,1−シアノエチル−2−フェ
ニルイミダゾール,1−シアノエチル−2−メチルイミ
ダゾール,1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾ
ール,1−アジン−2−メチルイミダゾール,1−アジ
ン−2−ウンデシル等のイミダゾール類,アミンとオク
タン酸亜鉛やコバルト等との金属塩、1,8−ジアザ−
ビシクロ[5,4,0]−ウンデセン−7,N−メチル
−ピペラジン,テトラメチルブチルグアニジン,トリエ
チルアンモニウムテトラフェニルボレート,2−エチル
−4−メチルテトラフェニルボレート、1,8−ジアザ
−ビシクロ[5,4,0]−ウンデセン−7−テトラフ
ェニルボレート等のアミンテトラフェニルボレート,ト
リフェニルホスフィン,トリフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート,アルミニウムトリアルキルアセト
アセテート,アルミニウムトリスアセチルアセトアセテ
ート,アルミニウムアルコラート,アルミニウムアシレ
ート,ソジウムアルコラート,三フッ化硼素のアミン塩
等が挙げられる。このような硬化促進剤は有機物の充填
剤を除くエポキシ樹脂組成物全重量に対して、通常0.
01 〜5重量%添加するのが一般的である。
とき、必要に応じて硬化促進剤を樹脂組成物に添加して
も良い。硬化促進剤は多官能エポキシ樹脂を硬化させる
働きがあれば、特に制限は無い。そのような硬化促進剤
としては、例えば、トリメチルアミン,トリエチルアミ
ン,テトラメチルブタンジアミン,トリエチレンジアミ
ン等の3級アミン類,ジメチルアミノエタノール,ジメ
チルアミノペンタノール,トリス(ジメチルアミノメチ
ル)フェノール,N−メチルモルフォリン等のアミン
類、又、セチルトリメチルアンモニウムブロマイド,セ
チルトリメチルアンモニウムクロライド,セチルトリメ
チルアンモニウムアイオダイド,ドデシルトリメチルア
ンモニウムブロマイド,ドデシルトリメチルアンモニウ
ムクロライド,ドデシルトリメチルアンモニウムアイオ
ダイド,ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウムク
ロライド,ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウム
ブロマイド,アリルドデシルトリメチルアンモニウムブ
ロマイド,ベンジルジメチルステアリルアンモニウムブ
ロマイド,ステアリルトリメチルアンモニウムクロライ
ド,ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウムアセチ
レート等の第4級アンモニウム塩,2−メチルイミダゾ
ール,2−エチルイミダゾール,2−ウンデシルイミダ
ゾール,2−ヘプタデシルイミダゾール,2−メチル−
4−エチルイミダゾール,1−ブチルイミダゾール,1
−プロピル−2−メチルイミダゾール,1−ベンジル−
2−メチルイミダゾール,1−シアノエチル−2−フェ
ニルイミダゾール,1−シアノエチル−2−メチルイミ
ダゾール,1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾ
ール,1−アジン−2−メチルイミダゾール,1−アジ
ン−2−ウンデシル等のイミダゾール類,アミンとオク
タン酸亜鉛やコバルト等との金属塩、1,8−ジアザ−
ビシクロ[5,4,0]−ウンデセン−7,N−メチル
−ピペラジン,テトラメチルブチルグアニジン,トリエ
チルアンモニウムテトラフェニルボレート,2−エチル
−4−メチルテトラフェニルボレート、1,8−ジアザ
−ビシクロ[5,4,0]−ウンデセン−7−テトラフ
ェニルボレート等のアミンテトラフェニルボレート,ト
リフェニルホスフィン,トリフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート,アルミニウムトリアルキルアセト
アセテート,アルミニウムトリスアセチルアセトアセテ
ート,アルミニウムアルコラート,アルミニウムアシレ
ート,ソジウムアルコラート,三フッ化硼素のアミン塩
等が挙げられる。このような硬化促進剤は有機物の充填
剤を除くエポキシ樹脂組成物全重量に対して、通常0.
01 〜5重量%添加するのが一般的である。
【0009】本発明の絶縁スペーサは、例えば図1に示
すガス絶縁機器に用いられる。なお、絶縁スペーサとは
埋込金具,埋込導体や取付け金具を除く部分を言う。1
がポスト形の絶縁スペーサであり、2はディスク形の絶
縁スペーサである。3は高電圧導体、4は密閉容器、5
は絶縁スペーサ2に埋め込まれた導体であり、12は絶
縁スペーサ1の取付けのための埋込金具である。絶縁ス
ペーサ2はフランジ6にボルト7によって固定されてい
る。密閉容器4の内部にはSF6 ガスが封入されてい
る。なお、本発明の絶縁スペーサはコーン形のスペーサ
11等についても適用できる。
すガス絶縁機器に用いられる。なお、絶縁スペーサとは
埋込金具,埋込導体や取付け金具を除く部分を言う。1
がポスト形の絶縁スペーサであり、2はディスク形の絶
縁スペーサである。3は高電圧導体、4は密閉容器、5
は絶縁スペーサ2に埋め込まれた導体であり、12は絶
縁スペーサ1の取付けのための埋込金具である。絶縁ス
ペーサ2はフランジ6にボルト7によって固定されてい
る。密閉容器4の内部にはSF6 ガスが封入されてい
る。なお、本発明の絶縁スペーサはコーン形のスペーサ
11等についても適用できる。
【0010】本発明の絶縁スペーサは有機物の充填剤を
熱硬化性樹脂中に含有するため、従来の無機化合物を充
填剤に用いた場合に比べ、低い誘電率の絶縁スペーサが
得られる。更に、本発明の絶縁スペーサは充填剤に用い
た繊維やフィルムが一定方向に配列しているため、熱膨
張係数が低く、無機化合物を充填剤に用いた絶縁スペー
サと同等の高い弾性率を有する。また、耐SF6 分解ガ
ス性にも優れている。従って本発明の絶縁スペーサによ
りSF6 ガス絶縁開閉装置の小型化と信頼性の向上を実
現できる。
熱硬化性樹脂中に含有するため、従来の無機化合物を充
填剤に用いた場合に比べ、低い誘電率の絶縁スペーサが
得られる。更に、本発明の絶縁スペーサは充填剤に用い
た繊維やフィルムが一定方向に配列しているため、熱膨
張係数が低く、無機化合物を充填剤に用いた絶縁スペー
サと同等の高い弾性率を有する。また、耐SF6 分解ガ
ス性にも優れている。従って本発明の絶縁スペーサによ
りSF6 ガス絶縁開閉装置の小型化と信頼性の向上を実
現できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施例を用いて本発明を説
明する。
明する。
【0012】(実施例1〜3)2,2−ビス[4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ンの36.95gをN−メチルピロリドン297.5gに
溶解し10℃に冷却後、ピロメリット酸二無水物(PM
DA)15.55g を添加した。次いで室温で2時間撹
拌しワニス粘度が上昇したら80〜85℃に加熱して撹
拌を続けワニス粘度が低下し、20℃での粘度が100
±20Pになったら加熱を停止した。このワニスをガラ
ス基板上に滴下し、バーコート法により流延後、100
℃/1h+200℃/1h+250℃/3hの条件で乾
燥し、厚さ50μmのフィルム状のポリイミドを得た。
これを表1に示すように90℃に加熱したビスフェノー
ルA/F型エポキシ樹脂(エポキシ当量175)、酸無
水物硬化剤として無水メチルナジック酸(酸無水物当量
178)、硬化促進剤として1−(2−シアノエチル)
−2−エチル−4−メチルイミダゾールを含む樹脂中に
フィルム状のポリイミドを浸漬しテープワインディング
法でフィルム状のポリイミドと樹脂を一体に巻き上げ
た。その後、90℃/17h+170℃/15h加熱,
硬化し図1に示すポスト型の絶縁スペーサ1を作製し
た。
−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ンの36.95gをN−メチルピロリドン297.5gに
溶解し10℃に冷却後、ピロメリット酸二無水物(PM
DA)15.55g を添加した。次いで室温で2時間撹
拌しワニス粘度が上昇したら80〜85℃に加熱して撹
拌を続けワニス粘度が低下し、20℃での粘度が100
±20Pになったら加熱を停止した。このワニスをガラ
ス基板上に滴下し、バーコート法により流延後、100
℃/1h+200℃/1h+250℃/3hの条件で乾
燥し、厚さ50μmのフィルム状のポリイミドを得た。
これを表1に示すように90℃に加熱したビスフェノー
ルA/F型エポキシ樹脂(エポキシ当量175)、酸無
水物硬化剤として無水メチルナジック酸(酸無水物当量
178)、硬化促進剤として1−(2−シアノエチル)
−2−エチル−4−メチルイミダゾールを含む樹脂中に
フィルム状のポリイミドを浸漬しテープワインディング
法でフィルム状のポリイミドと樹脂を一体に巻き上げ
た。その後、90℃/17h+170℃/15h加熱,
硬化し図1に示すポスト型の絶縁スペーサ1を作製し
た。
【0013】(比較例1)表1に示すように充填剤とし
てAl2O3(平均粒径3.9μm 、粒度累積分布50μ
m以下100%)を用い、90℃に加熱したエポキシ樹
脂,酸無水物硬化剤,硬化促進剤を含む樹脂中に添加し
撹拌した。その後、実施例1と同様に加熱,硬化し図1
に示すポスト型の絶縁スペーサ1を得た。
てAl2O3(平均粒径3.9μm 、粒度累積分布50μ
m以下100%)を用い、90℃に加熱したエポキシ樹
脂,酸無水物硬化剤,硬化促進剤を含む樹脂中に添加し
撹拌した。その後、実施例1と同様に加熱,硬化し図1
に示すポスト型の絶縁スペーサ1を得た。
【0014】(実施例4〜6)表2に示すように、デュ
ポン・東レケブラー社製芳香族ポリアミドを直径10μ
m、長さ約5mmに切断した芳香族ポリアミド繊維を90
℃に加熱したエポキシ樹脂,酸無水物硬化剤,硬化促進
剤を含む樹脂中に添加し、配合樹脂がゲル化するまで導
体部を軸として回転させながら加熱,硬化させた。ゲル
化以降に回転を止め硬化させ、図1に示すディスク型の
絶縁スペーサ2を得た。本実施例のディスク型絶縁スペ
ーサ断面を、光学顕微鏡で観察したところ芳香族ポリア
ミド繊維が円周方向に概略配列していた。
ポン・東レケブラー社製芳香族ポリアミドを直径10μ
m、長さ約5mmに切断した芳香族ポリアミド繊維を90
℃に加熱したエポキシ樹脂,酸無水物硬化剤,硬化促進
剤を含む樹脂中に添加し、配合樹脂がゲル化するまで導
体部を軸として回転させながら加熱,硬化させた。ゲル
化以降に回転を止め硬化させ、図1に示すディスク型の
絶縁スペーサ2を得た。本実施例のディスク型絶縁スペ
ーサ断面を、光学顕微鏡で観察したところ芳香族ポリア
ミド繊維が円周方向に概略配列していた。
【0015】(比較例2)表2に示すように、芳香族ポ
リアミド繊維を配列させなかった以外は実施例4と同様
にディスク形絶縁スペーサ2を作製した。
リアミド繊維を配列させなかった以外は実施例4と同様
にディスク形絶縁スペーサ2を作製した。
【0016】以上の実施例,比較例で得られた絶縁スペ
ーサの比誘電率,曲げ強さ,曲げ弾性率の測定はJIS
K6911に準じて室温で測定を行った。ガラス転移
温度の測定は熱機械試験機(TMA)を用いて行った。
耐クラック性はM12,長さ40mmの鋼製ボルトを中心
に埋め込んだ径28mm,長さ50mmの試験片をそれぞれ
フィルム材についてはボルトのまわりへフィルムを巻き
つけるテープワインディング法で作製し、繊維配合材に
ついてはボルトを軸として回転させて作製した。試験片
は表3に示すヒートサイクル試験を実施して、クラック
が発生した段数(耐クラック性指数)を求めた。結果を表
1,表2に併せて示す。なお、耐SF6分解ガス性の評
価は放電容器内にSF6 を封入後、針対平板電極を用い
て連続放電を行い、5時間後の表面抵抗をJIS K6
911に準じて測定したところ表面抵抗の低下はほとん
どなく、いずれも良好であった。
ーサの比誘電率,曲げ強さ,曲げ弾性率の測定はJIS
K6911に準じて室温で測定を行った。ガラス転移
温度の測定は熱機械試験機(TMA)を用いて行った。
耐クラック性はM12,長さ40mmの鋼製ボルトを中心
に埋め込んだ径28mm,長さ50mmの試験片をそれぞれ
フィルム材についてはボルトのまわりへフィルムを巻き
つけるテープワインディング法で作製し、繊維配合材に
ついてはボルトを軸として回転させて作製した。試験片
は表3に示すヒートサイクル試験を実施して、クラック
が発生した段数(耐クラック性指数)を求めた。結果を表
1,表2に併せて示す。なお、耐SF6分解ガス性の評
価は放電容器内にSF6 を封入後、針対平板電極を用い
て連続放電を行い、5時間後の表面抵抗をJIS K6
911に準じて測定したところ表面抵抗の低下はほとん
どなく、いずれも良好であった。
【0017】
【表1】
【0018】
【表2】
【0019】
【表3】
【0020】本実施例1〜3の絶縁スペーサは、比較例
のアルミナを用いた絶縁スペーサに比べ、比誘電率が低
くなっており、ガラス転移温度,曲げ強さ,耐クラック
性はほぼ同等の特性を有している。更に耐SF6 分解ガ
ス性も良好である。また、実施例4〜6の絶縁スペーサ
は、芳香族ポリアミド繊維を一定方向に配列させたこと
により、比較例のアルミナを用いた絶縁スペーサと同等
の曲げ特性を有していながら比誘電率は低くなってい
る。
のアルミナを用いた絶縁スペーサに比べ、比誘電率が低
くなっており、ガラス転移温度,曲げ強さ,耐クラック
性はほぼ同等の特性を有している。更に耐SF6 分解ガ
ス性も良好である。また、実施例4〜6の絶縁スペーサ
は、芳香族ポリアミド繊維を一定方向に配列させたこと
により、比較例のアルミナを用いた絶縁スペーサと同等
の曲げ特性を有していながら比誘電率は低くなってい
る。
【0021】図2に本実施例2のポスト形絶縁スペーサ
1を組み込んだSF6 ガス絶縁開閉装置一例を示した。
ブッシング8,断路器9,遮断器10を備えたSF6 ガ
ス絶縁開閉装置の各絶縁スペーサとして、前記実施例の
絶縁スペーサを組み込むことにより絶縁信頼性を向上で
きる。また、この絶縁スペーサを用いたガス絶縁開閉装
置は密閉容器径を12%縮小化することができた。
1を組み込んだSF6 ガス絶縁開閉装置一例を示した。
ブッシング8,断路器9,遮断器10を備えたSF6 ガ
ス絶縁開閉装置の各絶縁スペーサとして、前記実施例の
絶縁スペーサを組み込むことにより絶縁信頼性を向上で
きる。また、この絶縁スペーサを用いたガス絶縁開閉装
置は密閉容器径を12%縮小化することができた。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、比誘電率
が低く、SF6 ガスの分解生成物に対して安定な絶縁ス
ペーサを提供できる。また、上記絶縁スペーサを用いる
ことによりSF6 ガス絶縁開閉装置の小型化,高信頼化
を実現できる。
が低く、SF6 ガスの分解生成物に対して安定な絶縁ス
ペーサを提供できる。また、上記絶縁スペーサを用いる
ことによりSF6 ガス絶縁開閉装置の小型化,高信頼化
を実現できる。
【図1】本発明の絶縁スペーサを用いたガス絶縁開閉装
置及びガス絶縁管路気中送電線の要部断面図である。
置及びガス絶縁管路気中送電線の要部断面図である。
【図2】本発明のSF6 ガス絶縁開閉装置の構成を示す
断面模式図である。
断面模式図である。
【符号の説明】 1…ポスト形絶縁スペーサ、2…ディスク形絶縁スペー
サ、3…高電圧導体、4…密閉容器、5…導体、6…フ
ランジ、7…ボルト、8…ブッシング、9…断路器、1
0…遮断器、11…コーン形絶縁スペーサ、12…埋込
金具。
サ、3…高電圧導体、4…密閉容器、5…導体、6…フ
ランジ、7…ボルト、8…ブッシング、9…断路器、1
0…遮断器、11…コーン形絶縁スペーサ、12…埋込
金具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大原 周一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内
Claims (8)
- 【請求項1】絶縁性ガスが充填された容器内に配設され
た導体を絶縁支持する絶縁スペーサにおいて、該絶縁ス
ペーサが熱硬化性樹脂と有機物の充填剤とを含有するこ
とを特徴とする絶縁スペーサ。 - 【請求項2】請求項1記載の絶縁スペーサにおいて、前
記有機物の充填剤がポリイミドフィルムからなることを
特徴とする絶縁スペーサ。 - 【請求項3】請求項1記載の絶縁スペーサにおいて、前
記有機物の充填剤が芳香族ポリアミド繊維からなること
を特徴とする絶縁スペーサ。 - 【請求項4】請求項3記載の絶縁スペーサにおいて、前
記熱硬化性樹脂と前記芳香族ポリアミド繊維とを合計し
た体積に対して、前記芳香族ポリアミド繊維の配合率が
30容量%以下であることを特徴とする絶縁スペーサ。 - 【請求項5】請求項3記載の絶縁スペーサにおいて、前
記芳香族ポリアミド繊維が円周方向に概略配列している
ことを特徴とする絶縁スペーサ。 - 【請求項6】請求項2及び請求項3のいずれかに記載の
絶縁スペーサにおいて、前記熱硬化性樹脂がエポキシ樹
脂であることを特徴とする絶縁スペーサ。 - 【請求項7】SF6 ガスが充填された容器と、該容器内
に配置された導体と、該導体を絶縁支持する絶縁スペー
サとを備えたSF6 ガス絶縁開閉装置において、前記絶
縁スペーサが熱硬化性樹脂と有機物の充填剤とを含有す
ることを特徴とするガス絶縁開閉装置。 - 【請求項8】SF6 ガスが充填された容器と、該容器内
に配置された導体と、該導体を絶縁支持する絶縁スペー
サとを備えたSF6 ガス絶縁管路気中送電線において、
前記絶縁スペーサが熱硬化性樹脂と有機物の充填剤とを
含有することを特徴とするガス絶縁管路気中送電線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5880596A JPH09251815A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 絶縁スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5880596A JPH09251815A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 絶縁スペーサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09251815A true JPH09251815A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13094824
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5880596A Pending JPH09251815A (ja) | 1996-03-15 | 1996-03-15 | 絶縁スペーサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09251815A (ja) |
-
1996
- 1996-03-15 JP JP5880596A patent/JPH09251815A/ja active Pending
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