JPH09251932A - 電解コンデンサ駆動用電解液 - Google Patents
電解コンデンサ駆動用電解液Info
- Publication number
- JPH09251932A JPH09251932A JP8087280A JP8728096A JPH09251932A JP H09251932 A JPH09251932 A JP H09251932A JP 8087280 A JP8087280 A JP 8087280A JP 8728096 A JP8728096 A JP 8728096A JP H09251932 A JPH09251932 A JP H09251932A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- driving
- electrolytic solution
- electrolytic
- salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温特性が安定で、難燃性であり、かつ、ニ
トロ化合物を添加しても火花電圧が低下しない中高圧用
の電解コンデンサ駆動用電解液を提供する。 【解決手段】 エチレングリコールを主体とする溶媒と
5〜15重量%の有機カルボン酸又はその塩及び5〜2
0重量%のほう酸又はその塩からなる溶質とを溶解して
なる電解液に、0.5〜3重量%のパラニトロフェノー
ル、メタニトロフェノール、パラニトロ安息香酸、メタ
ニトロアセトフェノンの中の1種又は2種以上の混合物
からなるニトロ化合物及び1〜5重量%のりん酸セルロ
ースを溶解させた。
トロ化合物を添加しても火花電圧が低下しない中高圧用
の電解コンデンサ駆動用電解液を提供する。 【解決手段】 エチレングリコールを主体とする溶媒と
5〜15重量%の有機カルボン酸又はその塩及び5〜2
0重量%のほう酸又はその塩からなる溶質とを溶解して
なる電解液に、0.5〜3重量%のパラニトロフェノー
ル、メタニトロフェノール、パラニトロ安息香酸、メタ
ニトロアセトフェノンの中の1種又は2種以上の混合物
からなるニトロ化合物及び1〜5重量%のりん酸セルロ
ースを溶解させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解コンデンサ駆
動用電解液、特に、中高圧用電解コンデンサの難燃性を
向上させた電解コンデンサ駆動用電解液に関するもので
ある。
動用電解液、特に、中高圧用電解コンデンサの難燃性を
向上させた電解コンデンサ駆動用電解液に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、中高圧用の電解コンデンサ駆動用
電解液としては、エチレングリコールを主体とする溶媒
にほう酸及びほう酸アンモニウムを溶解してなる電解液
が用いられてきた。このエチレングリコール−ほう酸系
の駆動用電解液は、エステル化反応によって生ずる縮合
水を多量に有し、この水分によって難燃性を有してい
た。
電解液としては、エチレングリコールを主体とする溶媒
にほう酸及びほう酸アンモニウムを溶解してなる電解液
が用いられてきた。このエチレングリコール−ほう酸系
の駆動用電解液は、エステル化反応によって生ずる縮合
水を多量に有し、この水分によって難燃性を有してい
た。
【0003】しかし、この従来の電解液は、100℃以
上の環境では大量のガスを発生するので、電解コンデン
サの防爆弁が動作し、短時間で不良となる欠点を有して
いた。
上の環境では大量のガスを発生するので、電解コンデン
サの防爆弁が動作し、短時間で不良となる欠点を有して
いた。
【0004】このガス発生を防止するために、エチレン
グリコールを主体とする溶媒に有機カルボン酸又はその
塩を溶解した電解液を用いる場合がある。しかし、この
電解液は、電解コンデンサに過電圧が印加されたり、パ
ンクした際に発生するスパークにより、容易に着火し燃
焼してしまうという欠点があった。
グリコールを主体とする溶媒に有機カルボン酸又はその
塩を溶解した電解液を用いる場合がある。しかし、この
電解液は、電解コンデンサに過電圧が印加されたり、パ
ンクした際に発生するスパークにより、容易に着火し燃
焼してしまうという欠点があった。
【0005】また、漏れ電流によって発生する水素ガス
を吸収し、かつ、耐ハロゲン系洗浄剤による腐食を防止
する目的で、これら電解液へのニトロ化合物の添加によ
る対策も検討されているが、ニトロ化合物を添加すると
電解液の火花電圧の低下が著しく、中高圧用電解コンデ
ンサへの適用は、耐電圧、信頼性の点で問題があった。
を吸収し、かつ、耐ハロゲン系洗浄剤による腐食を防止
する目的で、これら電解液へのニトロ化合物の添加によ
る対策も検討されているが、ニトロ化合物を添加すると
電解液の火花電圧の低下が著しく、中高圧用電解コンデ
ンサへの適用は、耐電圧、信頼性の点で問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、エ
チレングリコールを主体とする溶媒にほう酸及びほう酸
アンモニウムを溶解してなる電解液は難燃性は有する
が、高温での使用に問題があり、エチレングリコールを
主体とする溶媒に有機カルボン酸又はその塩を溶解した
電解液は高温では安定であるが、可燃性であった。
チレングリコールを主体とする溶媒にほう酸及びほう酸
アンモニウムを溶解してなる電解液は難燃性は有する
が、高温での使用に問題があり、エチレングリコールを
主体とする溶媒に有機カルボン酸又はその塩を溶解した
電解液は高温では安定であるが、可燃性であった。
【0007】また、漏れ電流によって発生する水素ガス
を吸収し、かつ、耐ハロゲン系洗浄剤による腐食を防止
する目的でこれら電解液へニトロ化合物を添加すること
も行われているが、このニトロ化合物の添加は、火花電
圧を著しく低下させ、中高圧用電解コンデンサへの適用
は、耐電圧、信頼性の点で問題があった。
を吸収し、かつ、耐ハロゲン系洗浄剤による腐食を防止
する目的でこれら電解液へニトロ化合物を添加すること
も行われているが、このニトロ化合物の添加は、火花電
圧を著しく低下させ、中高圧用電解コンデンサへの適用
は、耐電圧、信頼性の点で問題があった。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するために成
されたものであり、高温で安定、かつ難燃性であり、ま
た、ニトロ化合物を添加しても火花電圧が低下すること
なく、信頼性の高い中高圧用の電解コンデンサ駆動用電
解液を提供することを目的とするものである。
されたものであり、高温で安定、かつ難燃性であり、ま
た、ニトロ化合物を添加しても火花電圧が低下すること
なく、信頼性の高い中高圧用の電解コンデンサ駆動用電
解液を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明になる電解コンデ
ンサ駆動用電解液において、請求項1の発明は、エチレ
ングリコールを主体とする溶媒と有機カルボン酸又はそ
の塩及び5重量%〜20重量%のほう酸又はその塩から
なる溶質とを溶解してなる電解液に、0.5重量%〜3
重量%のニトロ化合物及び1重量%〜5重量%のりん酸
セルロースを溶解させたことを特徴とする。
ンサ駆動用電解液において、請求項1の発明は、エチレ
ングリコールを主体とする溶媒と有機カルボン酸又はそ
の塩及び5重量%〜20重量%のほう酸又はその塩から
なる溶質とを溶解してなる電解液に、0.5重量%〜3
重量%のニトロ化合物及び1重量%〜5重量%のりん酸
セルロースを溶解させたことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1におけるニト
ロ化合物がパラニトロフェノール、メタニトロフェノー
ル、パラニトロ安息香酸、メタニトロアセトフェノンの
中の1種又は2種以上の混合物であることを特徴とす
る。
ロ化合物がパラニトロフェノール、メタニトロフェノー
ル、パラニトロ安息香酸、メタニトロアセトフェノンの
中の1種又は2種以上の混合物であることを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係わる電解コンデンサ駆動用
電解液の実施例について説明する。
電解液の実施例について説明する。
【0012】表1には、従来技術に係わる駆動用電解液
の組成を従来例1〜5として示し、また、本発明に係る
駆動用電解液の組成を実施例1〜5として示した。
の組成を従来例1〜5として示し、また、本発明に係る
駆動用電解液の組成を実施例1〜5として示した。
【0013】表2には、これらの駆動用電解液の25℃
における比抵抗及び火花発生電圧を示した。
における比抵抗及び火花発生電圧を示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【0016】
【0017】
【表2】
【0018】以上のように構成された本発明になる電解
コンデンサ駆動用電解液によれば、ニトロ化合物を添加
しても、りん酸セルロースの作用により火花電圧を40
〜60V上昇させることができるので、火花電圧の低下
がない信頼性の高い中高圧用の電解コンデンサ駆動用電
解液を提供することができる。
コンデンサ駆動用電解液によれば、ニトロ化合物を添加
しても、りん酸セルロースの作用により火花電圧を40
〜60V上昇させることができるので、火花電圧の低下
がない信頼性の高い中高圧用の電解コンデンサ駆動用電
解液を提供することができる。
【0019】本発明になる駆動用電解液の組成中、ほう
酸又はその塩の濃度は5重量%では難燃性の効果が少な
く、20重量%を越えると高温での安定性が悪くなるこ
とから、5重量%から20重量%が望ましい。
酸又はその塩の濃度は5重量%では難燃性の効果が少な
く、20重量%を越えると高温での安定性が悪くなるこ
とから、5重量%から20重量%が望ましい。
【0020】ニトロ化合物の濃度は、0.5重量%では
効果がなく、3重量%を越えると比抵抗が上昇すること
から、0.5重量%から3重量%が望ましい。また、り
ん酸セルロースを添加することにより、火花電圧を40
〜60V上昇させることができる。りん酸セルロース
は、それ自体が難燃性を有するが、1重量%では難燃性
の効果が少なく、5重量%を越えると析出し比抵抗が上
昇するので、1重量%から5重量%が望ましい添加範囲
である。
効果がなく、3重量%を越えると比抵抗が上昇すること
から、0.5重量%から3重量%が望ましい。また、り
ん酸セルロースを添加することにより、火花電圧を40
〜60V上昇させることができる。りん酸セルロース
は、それ自体が難燃性を有するが、1重量%では難燃性
の効果が少なく、5重量%を越えると析出し比抵抗が上
昇するので、1重量%から5重量%が望ましい添加範囲
である。
【0021】次に、表1に示した従来例1、2と、実施
例1、2の駆動用電解液を使用し製作したアルミニウム
電解コンデンサ(定格400V−4700μF)に、定
格電圧の1.5倍に当たる600Vを印加し、30Aの
電流を流した場合と、従来例3〜5と実施例3〜5の駆
動用電解液を使用し製作したアルミニウム電解コンデン
サ(定格250V−10000μF)に、定格電圧の
1.6倍に当たる400Vを印加し、30Aの電流を流
した場合の結果を表3に示す。
例1、2の駆動用電解液を使用し製作したアルミニウム
電解コンデンサ(定格400V−4700μF)に、定
格電圧の1.5倍に当たる600Vを印加し、30Aの
電流を流した場合と、従来例3〜5と実施例3〜5の駆
動用電解液を使用し製作したアルミニウム電解コンデン
サ(定格250V−10000μF)に、定格電圧の
1.6倍に当たる400Vを印加し、30Aの電流を流
した場合の結果を表3に示す。
【0022】また、定格電圧を印加して高温負荷試験
(105℃ 1000時間)を行った後の外観異常の有
無を表4に示す。
(105℃ 1000時間)を行った後の外観異常の有
無を表4に示す。
【0023】
【表3】
【0024】
【表4】
【0025】表3、4から明らかなように、本発明の駆
動用電解液を用いた実施例1〜5の駆動用電解液は、従
来の駆動用電解液を用いた従来例1〜5と比較して、過
電圧を印加しても発火せず、定格電圧印加の高温負荷試
験後でも防爆弁が動作したり、弁ふくれすることなく、
本発明の顕著な効果を実証した。
動用電解液を用いた実施例1〜5の駆動用電解液は、従
来の駆動用電解液を用いた従来例1〜5と比較して、過
電圧を印加しても発火せず、定格電圧印加の高温負荷試
験後でも防爆弁が動作したり、弁ふくれすることなく、
本発明の顕著な効果を実証した。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電解コンデ
ンサ駆動用電解液は、エチレングリコールを主体とする
溶媒と有機カルボン酸又はその塩及びほう酸又はその塩
からなる溶質とを溶解してなる電解液に、ニトロ化合物
及びりん酸セルロースを溶解させて添加することによ
り、難燃性で、かつ、ニトロ化合物を添加しても火花電
圧が低下せず、高温でも安定な長寿命の中高圧用電解コ
ンデンサを提供することができる。
ンサ駆動用電解液は、エチレングリコールを主体とする
溶媒と有機カルボン酸又はその塩及びほう酸又はその塩
からなる溶質とを溶解してなる電解液に、ニトロ化合物
及びりん酸セルロースを溶解させて添加することによ
り、難燃性で、かつ、ニトロ化合物を添加しても火花電
圧が低下せず、高温でも安定な長寿命の中高圧用電解コ
ンデンサを提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 エチレングリコールを主体とする溶媒と
5重量%〜15重量%の有機カルボン酸又はその塩及び
5重量%〜20重量%のほう酸又はその塩からなる溶質
とを溶解してなる電解液に、0.5重量%〜3重量%の
ニトロ化合物及び1重量%〜5重量%のりん酸セルロー
スを溶解させたことを特徴とする電解コンデンサ駆動用
電解液。 - 【請求項2】 ニトロ化合物がパラニトロフェノール、
メタニトロフェノール、パラニトロ安息香酸、メタニト
ロアセトフェノンの中の1種又は2種以上の混合物であ
ることを特徴とする請求項1記載の電解コンデンサ駆動
用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8087280A JPH09251932A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8087280A JPH09251932A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09251932A true JPH09251932A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=13910383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8087280A Pending JPH09251932A (ja) | 1996-03-14 | 1996-03-14 | 電解コンデンサ駆動用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09251932A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101399576B1 (ko) * | 2011-03-02 | 2014-06-27 | 삼화전기주식회사 | 전해콘덴서용 전해액 |
| JP2025513312A (ja) * | 2022-06-27 | 2025-04-24 | シェンズェン カプチェム テクノロジー カンパニー リミテッド | 高電圧アルミ電解コンデンサ用電解液及び高電圧アルミ電解コンデンサ |
-
1996
- 1996-03-14 JP JP8087280A patent/JPH09251932A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101399576B1 (ko) * | 2011-03-02 | 2014-06-27 | 삼화전기주식회사 | 전해콘덴서용 전해액 |
| JP2025513312A (ja) * | 2022-06-27 | 2025-04-24 | シェンズェン カプチェム テクノロジー カンパニー リミテッド | 高電圧アルミ電解コンデンサ用電解液及び高電圧アルミ電解コンデンサ |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7774158B2 (ja) | 高電圧アルミ電解コンデンサ用電解液及び高電圧アルミ電解コンデンサ | |
| JPH09251932A (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
| JPS5915374B2 (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
| JPH06168850A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH06314636A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JP3376749B2 (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
| CN118675898B (zh) | 一种高压铝电解电容器用耐腐蚀电解液及其制备方法、电解电容器 | |
| JP3376750B2 (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
| JPWO2004051679A1 (ja) | 難燃性電解液電解コンデンサ | |
| JPH0513276A (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
| JPH07106207A (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
| KR970008554B1 (ko) | 알루미늄 전해콘덴서용 전해액 | |
| JPH0748460B2 (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH05152165A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH0410512A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH08264389A (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 | |
| JPH04282816A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JP2002270472A (ja) | 電解コンデンサ用電解液及び電解コンデンサ | |
| JPH04282814A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH01128418A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH0626173B2 (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH04208511A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| JPH01253225A (ja) | 電解コンデンサ用電解液 | |
| CN114709079A (zh) | 一种高压焊片式铝电解电容器用电解液及其制备方法 | |
| JPH08203786A (ja) | 電解コンデンサ駆動用電解液 |