JPH0748460B2 - 電解コンデンサ用電解液 - Google Patents
電解コンデンサ用電解液Info
- Publication number
- JPH0748460B2 JPH0748460B2 JP2131752A JP13175290A JPH0748460B2 JP H0748460 B2 JPH0748460 B2 JP H0748460B2 JP 2131752 A JP2131752 A JP 2131752A JP 13175290 A JP13175290 A JP 13175290A JP H0748460 B2 JPH0748460 B2 JP H0748460B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrolytic
- electrolytic solution
- solution
- boric acid
- capacitors
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電解コンデンサ用電解液に関し、特に難燃性
を改良した中高圧用の電解コンデンサ用電解液に関す
る。
を改良した中高圧用の電解コンデンサ用電解液に関す
る。
(従来の技術) 従来の中高圧用アルミ電解コンデンサに用いられる電解
液は、エチレングリコールを主溶媒とし、これにホウ酸
やホウ酸アンモニウムを溶解した成分となっている。
液は、エチレングリコールを主溶媒とし、これにホウ酸
やホウ酸アンモニウムを溶解した成分となっている。
このエチレングリコール−ホウ酸系の電解液は、エステ
ル化反応によって生じる縮合水のために多量の水分を生
成し、難燃性を有している。
ル化反応によって生じる縮合水のために多量の水分を生
成し、難燃性を有している。
(発明が解決しようとする課題) しかし、この従来の電解液は、100℃よりも高い温度で
使用すると、ガスを多量に発生し、電解コンデンサに設
けられている防爆弁が作動し易く、短時間で不良となる
欠点がある。
使用すると、ガスを多量に発生し、電解コンデンサに設
けられている防爆弁が作動し易く、短時間で不良となる
欠点がある。
このガス発生を防止するために、エチレングリコールに
有機酸を溶解した成分の電解液を用いることがある。し
かし、この電解液は、電解コンデンサが過電圧を印加さ
れたり、パンクした際に発生するスパークにより容易に
着火し、燃焼するという欠点がある。
有機酸を溶解した成分の電解液を用いることがある。し
かし、この電解液は、電解コンデンサが過電圧を印加さ
れたり、パンクした際に発生するスパークにより容易に
着火し、燃焼するという欠点がある。
本発明は、以上の欠点を改良し、ガス発生を抑制でき、
かつ燃焼し難い電解コンデンサ用電解液を提供すること
を目的とする。
かつ燃焼し難い電解コンデンサ用電解液を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために、エチレングリ
コールを主成分とする溶媒に、有機酸あるいはその塩を
溶解した電解コンデンサ用電解液において、部分的にホ
ウ酸およびリン酸でエステル化したポリビニルアルコー
ル(以下ポリビニルアルコール−ホウ酸、リン酸エステ
ルと略す)を溶解することを特徴とする電解コンデンサ
用電解液を提供するものである。
コールを主成分とする溶媒に、有機酸あるいはその塩を
溶解した電解コンデンサ用電解液において、部分的にホ
ウ酸およびリン酸でエステル化したポリビニルアルコー
ル(以下ポリビニルアルコール−ホウ酸、リン酸エステ
ルと略す)を溶解することを特徴とする電解コンデンサ
用電解液を提供するものである。
(作用) エチレングリコール等に有機酸やその塩を溶解している
ために、エチレングリコール−硼酸系電解液に比較し
て、エステル化反応による縮合水がほとんど生じること
なく、水和劣化を生じ難く、ガス発生が抑制される。
ために、エチレングリコール−硼酸系電解液に比較し
て、エステル化反応による縮合水がほとんど生じること
なく、水和劣化を生じ難く、ガス発生が抑制される。
また、ポリビニルアルコール−ホウ酸、リン酸エステル
の一部はポリビニルコールの水素基にホウ酸やリン酸が
反応し、ホウ酸やリン酸が架橋材として作用しそのため
に三次元化して網目構造となる。これにより、電解液は
沸点が上昇し気化し難くなり、ガス発生が抑制される。
の一部はポリビニルコールの水素基にホウ酸やリン酸が
反応し、ホウ酸やリン酸が架橋材として作用しそのため
に三次元化して網目構造となる。これにより、電解液は
沸点が上昇し気化し難くなり、ガス発生が抑制される。
そして架橋によって三次元結合を生じた化合物が気化し
て燃焼するには、これらの化合物の原子間の結合を切断
して低分子化合物に分解しなければならず、その切断の
ために大きなエネルギーを必要とする。そのために、ス
パーク等が生じて、そのエネルギーの大部分はこの分解
のために費やされ、気化した物質を燃焼させ難くなる。
て燃焼するには、これらの化合物の原子間の結合を切断
して低分子化合物に分解しなければならず、その切断の
ために大きなエネルギーを必要とする。そのために、ス
パーク等が生じて、そのエネルギーの大部分はこの分解
のために費やされ、気化した物質を燃焼させ難くなる。
さらに、ポリビニルアルコールホウ酸、リン酸エステル
には、熱分解によって生じる低分子化合物を炭素と水に
分解する炭化を生じ易くし、燃焼性を高める作用があ
る。
には、熱分解によって生じる低分子化合物を炭素と水に
分解する炭化を生じ易くし、燃焼性を高める作用があ
る。
なお、ポリビニルアルコール−ホウ酸、リン酸エステル
の一部が三次元網目構造を有しているために、イオンの
移動を妨げる作用は少なく、比抵抗はほとんど増大しな
い。
の一部が三次元網目構造を有しているために、イオンの
移動を妨げる作用は少なく、比抵抗はほとんど増大しな
い。
また、三次元網目構造を有するこの電解液は高温度でも
電解紙により保持されるため、信頼性が高い。
電解紙により保持されるため、信頼性が高い。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
主溶媒としてはエチレングリコールを用い、これに、安
息香酸アンモニウムや1,6−デカンジカルボン酸アンモ
ニウム、アゼライン酸アンモニウム、セバシン酸アンモ
ニウム等を溶質として溶解する。そしてこの溶媒及び溶
質からなる溶液にポリビニルアルコール−ホウ酸、リン
酸エステルを溶解する。
息香酸アンモニウムや1,6−デカンジカルボン酸アンモ
ニウム、アゼライン酸アンモニウム、セバシン酸アンモ
ニウム等を溶質として溶解する。そしてこの溶媒及び溶
質からなる溶液にポリビニルアルコール−ホウ酸、リン
酸エステルを溶解する。
次に、本発明の実施例と従来例について、表の通りの成
分比の電解液として比抵抗及び火花電圧を測定した。
分比の電解液として比抵抗及び火花電圧を測定した。
表によれば、溶媒及び溶質に同じ物質を用いた実施例1
と従来例1、実施例2と従来例2、実施例3と従来例
3、実施例4と従来例4を各々比べると、比抵抗及び火
花電圧がほぼ同じ値を示している。
と従来例1、実施例2と従来例2、実施例3と従来例
3、実施例4と従来例4を各々比べると、比抵抗及び火
花電圧がほぼ同じ値を示している。
また、実施例1と従来例1の電解液を定格250V、10,000
μFの電解コンデンサの含浸液として用い、実施例2〜
実施例4及び従来例2〜従来例4の電解液を定格400V、
4,700μFの電解液の含浸液として用いる。そしてこれ
等の電解コンデンサを各10ケづつ、過電圧を印加して破
壊状況を調査した。、試験条件は、定格電圧250Vの電解
コンデンサに対しては電圧400Vを印加し、定格電圧400V
のそれに対しては電圧600Vを印加し、各々電流30Aを流
す。
μFの電解コンデンサの含浸液として用い、実施例2〜
実施例4及び従来例2〜従来例4の電解液を定格400V、
4,700μFの電解液の含浸液として用いる。そしてこれ
等の電解コンデンサを各10ケづつ、過電圧を印加して破
壊状況を調査した。、試験条件は、定格電圧250Vの電解
コンデンサに対しては電圧400Vを印加し、定格電圧400V
のそれに対しては電圧600Vを印加し、各々電流30Aを流
す。
結果は、試験に用いた全部の電解コンデンサのキャップ
が破壊した。そして実施例1〜実施例4の電解液を含浸
した電解コンデンサは全数白煙を発生するが、発火燃焼
はしなかった。しかし、従来例1〜従来例4の電解液を
含浸した電解コンデンサは全数が発火燃焼した。
が破壊した。そして実施例1〜実施例4の電解液を含浸
した電解コンデンサは全数白煙を発生するが、発火燃焼
はしなかった。しかし、従来例1〜従来例4の電解液を
含浸した電解コンデンサは全数が発火燃焼した。
(発明の効果) 以上の通り、本発明によれば、ポリビニルアルコール−
ホウ酸、リン酸エステルを溶解することにより、難燃性
を向上できるとともにガス発生を抑制できる電解コンデ
ンサ用電解液が得られ、電解コンデンサの信頼性を向上
できる。
ホウ酸、リン酸エステルを溶解することにより、難燃性
を向上できるとともにガス発生を抑制できる電解コンデ
ンサ用電解液が得られ、電解コンデンサの信頼性を向上
できる。
Claims (1)
- 【請求項1】エチレングリコールを主成分とする溶媒
に、有機酸あるいはその塩を溶解した電解コンデンサ用
電解液において、部分的にホウ酸およびリン酸でエステ
ル化したポリビニルアルコールを溶解することを特徴と
する電解コンデンサ用電解液。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2131752A JPH0748460B2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 電解コンデンサ用電解液 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2131752A JPH0748460B2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 電解コンデンサ用電解液 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0426107A JPH0426107A (ja) | 1992-01-29 |
| JPH0748460B2 true JPH0748460B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=15065363
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2131752A Expired - Lifetime JPH0748460B2 (ja) | 1990-05-22 | 1990-05-22 | 電解コンデンサ用電解液 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748460B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2915024B2 (ja) * | 1989-11-09 | 1999-07-05 | 汪芳 白井 | 電解コンデンサ用電解液 |
-
1990
- 1990-05-22 JP JP2131752A patent/JPH0748460B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0426107A (ja) | 1992-01-29 |
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