JPH0925272A - イソオキサゾリン−3−オン誘導体の製造方法 - Google Patents

イソオキサゾリン−3−オン誘導体の製造方法

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JPH0925272A
JPH0925272A JP8112426A JP11242696A JPH0925272A JP H0925272 A JPH0925272 A JP H0925272A JP 8112426 A JP8112426 A JP 8112426A JP 11242696 A JP11242696 A JP 11242696A JP H0925272 A JPH0925272 A JP H0925272A
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JP
Japan
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group
solvent
formula
compound
general formula
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JP8112426A
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English (en)
Inventor
Takashi Kamiya
紙谷  孝
Junji Katsuyama
準次 勝山
Hisayoshi Yoshihara
久喜 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Fuji Chemical Industries Co Ltd
Sankyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Chemical Industries Co Ltd, Sankyo Co Ltd filed Critical Fuji Chemical Industries Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】緩和な反応温度で、短い反応時間で、且つ副産
物の生成を抑えて、収率良く高純度の化合物(IV)を
製造できる、極めて工業的に有用な製造方法を提供す
る。 【解決手段】式(I)の化合物にスルフリルハライドを
作用されて4−ハロゲン誘導体としたのち、そのものに
ルイス酸の存在下に式(III)の化合物を反応させる
ことより成る、式(IV)の化合物の製造方法。 (上記式中、Rは水素原子、アルキル基又は置換可アリ
ール基を示し、Xa及びXbはハロゲン原子を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡便な方法を用い
て、4−ハロゲノ−2−アルキルイソオキサゾリン−3
−オン誘導体を収率よく製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】イソオキサゾリン−3−オン類は、除草
剤又は植物生長調節剤として、或は抗炎症、鎮痛又は解
熱作用を有する化合物であることが知られている。本発
明に関わる4−ハロゲノ−2−アルキルイソオキサゾリ
ン−3−オン誘導体は、上記イソオキサゾリン−3−オ
ン類を合成するための重要な中間体化合物である。従
来、4−ハロゲノ−2−アルキルイソオキサゾリン−3
−オン誘導体の合成中間体である一般式(II)を有す
る化合物は、例えば以下に示す方法、すなわち、(1)
3−ヒドロキシイソオキサゾール誘導体を四塩化炭素に
溶解させ、加熱還流下、塩素ガスを導入し、4−クロル
−3−ヒドロキシイソオキサゾール誘導体を製造する方
法[三共研究所年報、22巻、215−220(197
0)]、又は、(2)5−(p−クロルフェニル)−3
−ヒドロキシイソオキサゾールをテトラヒドロフランに
溶解させ、氷冷攪拌下でスルフリルクロリドを滴下した
後、加熱還流して、5−(p−クロルフェニル)−4−
クロル−3−ヒドロキシイソオキサゾール誘導体を製造
する方法(特開昭54−73775号公報の参考例)が
知られている。又、4−ハロゲノ−2−アルキルイソオ
キサゾリン−3−オン誘導体の製造方法は、例えば、
(3)4−クロル−5−フェニル−3−ヒドロキシイソ
オキサゾールとエピクロルヒドリンとの混合物を加熱還
流し、4−クロル−2−(3−クロル−2−ヒドロキシ
−n−プロピル)−5−フェニル−4−イソオキサゾリ
ン−3−オンを得る方法(特開昭55−83766号公
報)が知られている。しかしながら、上記(1)の製造
法は加熱還流下、塩素ガスを導入する反応であり、反応
時に激しく塩化水素の発生を認め、また加熱還流しても
反応に長時間を要し、また気−液反応であるがため反応
装置が煩雑となる等の欠点がある。一方、上記(2)の
製造法は、液−液反応であるため汎用の装置を利用し得
るが、反応の前半で冷却し、後半では加温するため、温
度制御を要し、操作が煩雑となるばかりでなく、反応に
長時間を要する等の欠点があり、エネルギー的にも工業
的に有利な方法であるとはいえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、農薬又
は医薬の重要な中間体である、4−ハロゲノ−2−アル
キルイソオキサゾリン−3−オン誘導体を製造する方法
を長年にわたり鋭意検討した結果、溶媒中で、3−ヒド
ロキシイソオキサゾール誘導体とスルフリルハライドを
反応させることにより、加熱還流することなく、緩和な
反応温度で、且つ短い反応時間で、極めて収率良く、高
純度の4−ハロゲノ−3−ヒドロキシイソオキサゾール
誘導体を製造し、次いで溶媒中で、ルイス酸存在下(又
は非存在下(好ましくは存在下)、得られたイソオキサ
ゾール誘導体と一般式(III)
【0004】
【化11】
【0005】(式中、Xbはハロゲン原子を示す。)を
有する化合物を反応させることにより、緩和な反応温度
で、且つ短い反応時間で、極めて収率良く、高純度の目
的とする4−ハロゲノ−2−アルキルイソオキサゾリン
−3−オン誘導体を製造し得ることを見いだし、本発明
を完成させた。 又、4−ハロゲノ−3−ヒドロキシイ
ソオキサゾール誘導体を、単離精製することなく次の反
応に用いても、目的とする4−ハロゲノ−2−アルキル
イソオキサゾリン−3−オン誘導体が得られることも見
いだした。本発明は、簡便な方法を用いて、4−ハロゲ
ノ−2−アルキルイソオキサゾリン−3−オン誘導体
を、極めて収率良く、純度良く且つ効率良く製造する方
法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
【0007】
【化12】
【0008】(式中、Rは水素原子、C1 −C6 アルキ
ル基或はハロゲン、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4
アルコキシからなる群より同一又は異なって選択される
置換基を1乃至3個有してもよいC6 −C14アリール基
を示す。)を有する3−ヒドロキシイソオキサゾール誘
導体とスルフリルハライドを、溶媒中で反応させ(第1
a工程)、一般式(II)
【0009】
【化13】
【0010】(式中、Rは前記と同意義を示し、Xaは
ハロゲン原子を示す。)を有する4−ハロゲノ−3−ヒ
ドロキシイソオキサゾール誘導体へと導いた後、一般式
(III)
【0011】
【化14】
【0012】(式中、Xbはハロゲン原子を示す。)を
有する化合物と一般式(II)を有する化合物を、ルイ
ス酸存在下、溶媒中で反応させることを特徴とする(第
1b工程)、一般式(IV)
【0013】
【化15】
【0014】(式中、R、Xa及びXbは前記と同意義
を示す。)で表されるイソオキサゾリン−3−オン誘導
体の製造方法である。
【0015】上記化合物に於て、Xa、Xb及びアリー
ル基上の置換基の定義における「ハロゲン原子」は、例
えば、弗素原子、塩素原子、臭素原子又は沃素原子であ
り得、Xaは、好適には塩素原子であり、Xbは、好適
には塩素原子又は臭素原子であり、更に好適には塩素原
子である。又、アリール基上の置換基は、好適には弗素
原子又は塩素原子である。
【0016】上記に於て、Rの定義における「C1 −C
6 アルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s
−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル
基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−メチル
プロピル基、ヘキシル基、4−メチルペンチル基、3−
メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチル
ペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメ
チルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジ
メチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−
ジメチルブチル基又は2−エチルブチル基のような炭素
数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり得、好
適には直鎖又は分枝鎖のC1 −C4 アルキル基であり、
更に好適にはメチル基又はエチル基である。
【0017】上記に於て、アリール基上の置換基の定義
における「C1 −C4 アルキル基」は、前述の「C1
6 」アルキル基の定義に於ける「直鎖又は分枝鎖のC
1 −C4 アルキル基」と同意義を示し、好適にはメチル
基又はエチル基であり、特に好適にはメチル基である。
【0018】上記に於て、アリール基上の置換基の定義
における「C1 −C4 アルコキシ基」は、例えば、メト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ
基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基又は
t−ブトキシ基のような炭素数1乃至4個の直鎖又は分
枝鎖アルコキシ基であり得、好適にはメトキシ基又はエ
トキシ基であり、更に好適にはメトキシ基である。
【0019】上記に於て、Rの定義における「ハロゲ
ン、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシから
なる群より同一又は異なって選択される置換基を1乃至
3個有してもよいC6 −C14アリール基」は、該置換基
群より同一又は異なって選択される1乃至3個の置換基
を有してもよい炭素数6乃至14個の芳香族炭化水素基
であり、例えば、フェニル基、フルオロフェニル基、ジ
フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ジクロロフェ
ニル基、ヨードフェニル基、トリル基、キシリル基、メ
シチル基、クメニル基、ブチルフェニル基、メトキシフ
ェニル基、エトキシフェニル基、インデニル基、ブロモ
インデニル基、メチルインデニル基、ナフチル基、ジク
ロロナフチル基、ブトキシナフチル基、フェナンスレニ
ル基、ブチルフェナンスレニル基、アントラセニル基又
はジメチルアントラセニル基であり得、好適には、弗
素、塩素、メチル及びメトキシからなる群より同一又は
異なって選択される1乃至2個の置換基を有してもよ
い、フェニル基或はナフチル基であり、更に好適にはフ
ェニル基、フルオロフェニル基、クロロフェニル基、ト
リル基又はメトキシフェニル基であり、特に好適にはフ
ェニル基である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の製造方法を以下の反応式
で示し、詳細に説明する。
【0021】
【化16】
【0022】上記式中、R、Xa及びXbは前述したも
のと同意義を示す。上記に於て一般式(I)で表される
化合物は、公知の方法[例えば、三共研究所年報、22
巻、215頁(1970年)]に準拠して合成すること
ができる。第1a工程は、溶媒中で、一般式(I)を有
する化合物とスルフリルハライドを反応させ、一般式
(II)を有する化合物を製造する工程である。
【0023】使用される「スルフリルハライド」は、例
えば、スルフリルクロリド、スルフリルクロリドフルオ
リド、スルフリルブロマイドのような、前記と同意義で
ある「ハロゲン原子」から同一又は異なって選択される
ハロゲン原子を2個有するスルフリル基であり得、好適
にはスルフリルクロリドである。又、使用されるスルフ
リルハライドの量は、出発原料化合物(I)に対して1
モル当量乃至3モル当量であり、好適には1モル当量乃
至1.5モル当量であり、更に好適には1モル当量であ
る。
【0024】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ベンゼン、トルエン又はキシレンのような
芳香族炭化水素類;メチレンクロリド、クロロホルム、
四塩化炭素、ジクロロエタン、1,2−ジクロロプロパ
ン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、テトラクロ
ロエチレン、クロロベンゼン又はジクロロベンゼンのよ
うなハロゲン化炭化水素類;酢酸メチル又は酢酸エチル
のようなエステル類;ジエチルエーテル、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン又はジメトキシエタンのようなエー
テル類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのよう
なニトリル類;ジメチルホルムアミド、ジエチルホルム
アミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ヘ
キサメチルリン酸トリアミド、ジメチルアセトアミド又
はジエチルアセトアミドのようなアミド類;或は上記溶
媒の混合溶媒であり得、好適には芳香族炭化水素類又は
アミド類であり、更に好適には芳香族炭化水素類(特に
トルエン)である。
【0025】反応温度は、原料化合物、試薬又は溶媒等
によって変化するが、通常0℃乃至150℃であり、好
適には30℃乃至100℃である。
【0026】反応時間は、原料化合物、試薬、溶媒又は
反応温度によって変化するが、通常は30分乃至12時
間であり、好適には1時間乃至4時間である。
【0027】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って後処理することができる。例えば、反応終了後、
反応混合物に水又はメタノール水溶液を加え、結晶を析
出させ、それを濾取することにより、又は、反応終了
後、反応混合物を適宜中和し、又、不容物が存在する場
合には濾去した後、水と酢酸エチルのような混和しない
有機溶媒を加え、目的化合物を含む有機層を分離し、水
洗後、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶媒を留去す
ることにより、目的化合物を得ることができる。得られ
る目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈
澱又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0028】一方、反応終了後、反応液中の過剰量のス
ルフリルハライド、ハロゲン化水素又は二酸化硫黄等
を、常圧又は減圧下(好適には減圧下)溶媒と共に留去
して、単離することなく次工程に使用しても好適な結果
を得ることができる。減圧下での溶媒の留去の条件とし
ては、通常100mHg乃至5mHgであり、好適には
30mHg乃至10mHgである。留去する溶媒量は、
通常用いた反応溶媒液量の5%乃至99%(V/V%)
であり、好適には10%乃至40%(V/V%)であ
る。
【0029】第1b工程は、溶媒中、ルイス酸存在下又
は非存在下(好適には存在下)、一般式(II)を有す
る化合物と一般式(III)を有する化合物を反応させ
ることにより、一般式(IV)を有する化合物を製造す
る工程である。
【0030】使用される溶媒は、反応を阻害せず、出発
物質をある程度溶解するものであれば特に限定はない
が、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、リグロイ
ン又は石油エーテルのような脂肪族炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエン又はキシレンのような芳香族炭化水素類;
メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素、ジクロ
ロエタン、1,2−ジクロロプロパン、1,1,2,2
−テトラクロロエタン、テトラクロロエチレン、クロロ
ベンゼン又はジクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化
水素類;アセトニトリル又はイソブチロニトリルのよう
なニトリル類;或は蟻酸又は酢酸のような脂肪酸類であ
り得、好適には芳香族炭化水素類(特にトルエン)であ
る。又、第1a工程で製造される、一般式(II)を有
する化合物を精製せずに使用する場合には、第1a工程
で使用した溶媒(好適にはトルエン)を新たに追加して
反応を行うこともできる。
【0031】一般式(III)を有する化合物は、好適
にはエピクロルヒドリン又はエピブロモヒドリンであ
り、特に好適にはエピクロルヒドリンである。又、一般
式(III)を有する化合物の使用量は、出発原料化合
物(I)に対し、1乃至3モル当量であり、好適には1
乃至1.5モル当量である。
【0032】使用されるルイス酸は、例えば、四塩化チ
タン、四塩化スズ、塩化亜鉛、フッ化ほう素、フッ化ほ
う素のエーテラート、塩化アルミニウム、塩化アンチモ
ン、塩化第二鉄、四臭化スズ、臭化亜鉛、四塩化ジルコ
ニウム、硝酸銀等であり得、好適には、四塩化チタン、
四塩化スズ、フッ化ほう素のエーテラート又は塩化アル
ミニウムであり、更に好適には四塩化チタンである。
又、反応に用いられるルイス酸の量は、通常一般式(I
I)で表される化合物に対して、0.001乃至1モル
当量であり、好適には0.01乃至0.30モル当量で
ある。反応温度は、原料化合物、試薬又は溶媒等によっ
て変化するが、通常0℃乃至150℃であり、好適には
30℃乃至100℃である。
【0033】反応時間は、原料化合物、試薬、溶媒又は
反応温度によって変化するが、通常は1時間乃至24時
間であり、好適には3時間乃至12時間である。
【0034】反応終了後、本工程の目的化合物は常法に
従って反応混合物から採取される。例えば、反応終了
後、減圧下溶媒を留去することにより目的化合物が析出
する場合には、濾取することにより、或は、反応終了
後、反応液に酸を加え、水と混和しにくい溶媒(例えば
ベンゼン、トルエン、メチレンクロリド、エーテル又は
酢酸エチル等)で目的化合物を抽出した後、抽出した有
機層を水洗し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥させた
後、減圧下溶媒を留去することによって、目的化合物が
得られる。得られる目的化合物は必要ならば、常法、例
えば再結晶、再沈澱又はクロマトグラフィーによって更
に精製できる。
【0035】本発明において、好適な製造方法として
は、(1) RがC1 −C4 アルキル基或は弗素、塩
素、メチル及びメトキシからなる群より同一又は異なっ
て選択される1乃至2個の置換基を有してもよい、フェ
ニル基又はナフチル基である製造方法、(2) Rがメ
チル基、エチル基、フェニル基、フルオロフェニル基、
クロロフェニル基、トリル基又はメトキシフェニル基で
ある製造方法、(3) Rがフェニル基である製造方
法、(4) Xaが塩素原子である製造方法、(5)
Xbが塩素原子又は臭素原子である製造方法、(6)
Xbが塩素原子である製造方法、(7) 第1a工程に
於ける溶媒が芳香族炭化水素類である製造方法、(8)
第1a工程に於ける溶媒がトルエンである製造方法、
(9) 第1a工程に於ける反応温度が30℃乃至10
0℃である製造方法、(10) 第1a工程に於ける反
応時間が1時間乃至4時間である製造方法、(11)
ルイス酸が四塩化チタン、四塩化スズ、フッ化ほう素の
エーテラート又は塩化アルミニウムである製造方法、
(12) ルイス酸が四塩化チタンである製造方法、
(13) 第1b工程に於ける溶媒が芳香族炭化水素類
である製造方法、(14) 第1b工程に於ける溶媒が
トルエンである製造方法、(15) 第1b工程に於け
る反応温度が30℃乃至100℃である製造方法、(1
6) 第1b工程に於ける反応時間が3時間乃至12時
間である製造方法、を挙げることができ、又、(1)−
(3)、(4)、(5)−(6)、(7)−(8)、
(9)、(10)、(11)−(12)、(13)−
(14)、(15)及び(16)の群から2乃至10を
選択し、それらを任意に組み合わせたものも好適であ
り、例えば、以下の組み合わせを挙げることができる。
(17) (4)、(7)、(11)及び(13)、
(18) (1)、(4)、(5)、(7)、(11)
及び(13)、(19) (2)、(4)、(5)、
(7)、(11)及び(13)、(20) (2)、
(4)、(6)、(8)、(9)、(10)、(1
2)、(14)、(15)及び(16)、(21)
(3)、(4)、(5)、(7)、(11)及び(1
3)、(22) (3)、(4)、(6)、(8)、
(9)、(10)、(12)、(14)、(15)及び
(16)。
【0036】以下に実施例をあげて本発明を更に具体的
に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるもの
ではない。
【0037】
【実施例】
実施例1 4−クロル−2−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−5−フェニル−4−イソオキサゾリン−3−オン
の製造方法 5−フェニルイソオキサゾール(20.0kg)をトル
エン(140L)に混合し、室温攪拌下、スルフリルク
ロリド(23.45kg)を40分かけて滴下した。4
0℃で40分、60℃で1時間、更に70℃で1時間攪
拌した。反応終了後減圧下溶媒を留去した[留去した溶
媒量は、用いた溶媒量の約40%(V/V%)]。得ら
れた残渣にトルエン(30L)を加えた後、室温攪拌
下、エピクロルヒドリン(27.56kg)及び四塩化
チタン(588.6g)を加え、70℃で8時間攪拌し
た。反応終了後、5℃以下で攪拌しながら12N−硫酸
(40L)を1時間かけて滴下し、一夜静置後分配し
た。有機層及び水層をトルエン(40L)で抽出したも
のを10%食塩水で洗浄した後、減圧下溶媒を留去(約
40%量)し、析出した結晶を濾取し、4−クロル−2
−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−5−フェ
ニル−4−イソオキサゾリン−3−オン(29.3k
g、82%)を結晶として得た。 融点 : 110−112℃。
【0038】実施例2 4−クロル−2−(3−クロル−2−ヒドロキシプロピ
ル)−5−メチル−4−イソオキサゾリン−3−オンの
製造方法 5−メチルイソオキサゾールを実施例1と同様に反応さ
せ、後処理することにより、4−クロル−2−(3−ク
ロル−2−ヒドロキシプロピル)−5−メチル−4−イ
ソオキサゾリン−3−オン(80%)を得た。 融点 : 73℃。
【0039】実施例3 4−クロロ−2−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−5−フェニル−4−イソオキサゾリン−3−オン
の製造方法 5−フェニルイソオキサゾール(20.0kg)をトル
エン(140L)に混合し、室温攪拌下、スルフリルク
ロリド(23.45kg)を40分かけて滴下した。4
0℃で40分、60℃で1時間、更に70℃で1時間攪
拌した。反応終了後減圧下溶媒を留去した[留去した溶
媒量は、用いた溶媒量の約70%(V/V%)]。得ら
れた残渣にトルエン(60L)を加えた後、室温攪拌
下、エピクロルヒドリン(16.07kg)及び四塩化
チタン(588.6g)を加え、60℃で1時間、更に
80℃で6時間攪拌した。反応終了後50℃以下で攪拌
しながら6N−硫酸(20L)を30分間かけて滴下
し、60℃で攪拌後、静置分配した。同温で有機層を1
2%食塩水で洗浄した後、徐々に冷却し、−10℃にて
一夜熟成させた、析出した結晶を濾取し、4−クロル−
2−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−5−フ
ェニル−4−イソオキサゾリン−3−オン(31.5k
g,88%)を結晶として得た。 融点 : 100−112℃。
【0040】
【発明の効果】本発明の製造方法は、溶媒中で、3−ヒ
ドロキシイソオキサゾール誘導体とスルフリルハライド
を反応させることにより、緩和な反応温度で、且つ短い
反応時間で、極めて収率良く、高純度の4−ハロゲノ−
3−ヒドロキシイソオキサゾール誘導体を製造し、次い
で特異な溶媒中で、ルイス酸存在下又は非存在下(好ま
しくは存在下)、得られたイソオキサゾール誘導体と一
般式(III)を有する化合物を反応させることによ
り、緩和な反応温度で、且つ短い反応時間で、極めて収
率良く、高純度の目的とする4−ハロゲノ−2−アルキ
ルイソオキサゾリン−3−オン誘導体を製造することが
できる。又、4−ハロゲノ−3−ヒドロキシイソオキサ
ゾール誘導体を、単離精製することなく次の反応に用い
ても、目的とする4−ハロゲノ−2−アルキルイソオキ
サゾリン−3−オン誘導体を製造することができる。本
発明の製法は、従来法に較べて、(1)第1a工程で
は、反応が緩和な反応温度で進行し、従来の製法の様な
加熱還流のための反応装置が不要である、(2)第1a
工程の生成物の収率及び純度が良いため、単離精製しな
くても第1b工程に用いることができる、(3)第1b
工程のアルキル化が、ルイス酸を加えることにより、位
置選択的(イミノ基に選択的に)に起こり、副産物の生
成を抑えることができるため、純度良く、且つ高収率で
目的化合物が得られる、等の特徴を有し、作業効率、作
業者の安全衛生又はエネルギー節約という点からも、工
業的に極めて有利な製法である。
【0041】尚、本発明により得られる4−ハロゲノ−
2−アルキルイソオキサゾリン−3−オン誘導体(I
V)は、農薬又は医薬として有用なイソオキサゾリン−
3−オン類の合成中間体である。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) 【化1】 (式中、Rは水素原子、C1 −C6 アルキル基或はハロ
    ゲン、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシか
    らなる群より同一又は異なって選択される置換基を1乃
    至3個有してもよいC6 −C14アリール基を示す。)を
    有する3−ヒドロキシイソオキサゾール誘導体とスルフ
    リルハライドを、溶媒中で反応させ(第1a工程)、一
    般式(II) 【化2】 (式中、Rは前記と同意義を示し、Xaはハロゲン原子
    を示す。)を有する4−ハロゲノ−3−ヒドロキシイソ
    オキサゾール誘導体へと導いた後、一般式(III) 【化3】 (式中、Xbはハロゲン原子を示す。)を有する化合物
    と一般式(II)を有する化合物を、ルイス酸存在下、
    溶媒中で反応させることを特徴とする(第1b工程)、
    一般式(IV) 【化4】 (式中、R、Xa及びXbは前記と同意義を示す。)で
    表されるイソオキサゾリン−3−オン誘導体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】一般式(I) 【化5】 (式中、Rは水素原子、C1 −C6 アルキル基或はハロ
    ゲン、C1 −C4 アルキル及びC1 −C4 アルコキシか
    らなる群より同一又は異なって選択される置換基を1乃
    至3個有してもよいC6 −C14アリール基を示す。)を
    有する3−ヒドロキシイソオキサゾール誘導体とスルフ
    リルハライドを、溶媒中で反応させ(第1a工程)、反
    応生成物を単離することなく、一般式(III) 【化6】 (式中、Xbはハロゲン原子を示す。)を有する化合物
    と、ルイス酸存在下、溶媒中で反応させることを特徴と
    する(第1b工程)、一般式(IV) 【化7】 (式中、R及びXbは前記と同意義を示し、Xaはハロ
    ゲン原子を示す。)で表されるイソオキサゾリン−3−
    オン誘導体の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1乃至2より選択される一の請求項
    に於て、RがC1 −C4 アルキル基或は弗素、塩素、メ
    チル及びメトキシからなる群より同一又は異なって選択
    される1乃至2個の置換基を有してもよい、フェニル基
    又はナフチル基である製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1乃至2より選択される一の請求項
    に於て、Rがメチル基、エチル基、フェニル基、フルオ
    ロフェニル基、クロロフェニル基、トリル基又はメトキ
    シフェニル基である製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1乃至2より選択される一の請求項
    に於て、Rがフェニル基である製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5より選択される一の請求項
    に於て、Xaが塩素原子である製造方法。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6より選択される一の請求項
    に於て、Xbが塩素原子又は臭素原子である製造方法。
  8. 【請求項8】請求項1乃至6より選択される一の請求項
    に於て、Xbが塩素原子である製造方法。
  9. 【請求項9】請求項1乃至8より選択される一の請求項
    に於て、第1a工程に於ける溶媒が芳香族炭化水素類で
    ある製造方法。
  10. 【請求項10】請求項1乃至8より選択される一の請求
    項に於て、第1a工程に於ける溶媒がトルエンである製
    造方法。
  11. 【請求項11】請求項1乃至10より選択される一の請
    求項に於て、第1a工程に於ける反応温度が30℃乃至
    100℃である製造方法。
  12. 【請求項12】請求項1乃至11より選択される一の請
    求項に於て、第1a工程に於ける反応時間が1時間乃至
    4時間である製造方法。
  13. 【請求項13】請求項1乃至12より選択される一の請
    求項に於て、ルイス酸が四塩化チタン、四塩化スズ、フ
    ッ化ほう素のエーテラート又は塩化アルミニウムである
    製造方法。
  14. 【請求項14】請求項1乃至12より選択される一の請
    求項に於て、ルイス酸が四塩化チタンである製造方法。
  15. 【請求項15】請求項1乃至14より選択される一の請
    求項に於て、第1b工程に於ける溶媒が芳香族炭化水素
    類である製造方法。
  16. 【請求項16】請求項1乃至14より選択される一の請
    求項に於て、第1b工程に於ける溶媒がトルエンである
    製造方法。
  17. 【請求項17】請求項1乃至16より選択される一の請
    求項に於て、第1b工程に於ける反応温度が30℃乃至
    100℃である製造方法。
  18. 【請求項18】請求項1乃至17より選択される一の請
    求項に於て、第1b工程に於ける反応時間が3時間乃至
    12時間である製造方法。
  19. 【請求項19】一般式(II) 【化8】 (式中R及びXaは請求項1と同意義を示す。)を有す
    る化合物と、一般式(III) 【化9】 (式中、Xbは請求項1と同意義を示す。)を有する化
    合物を、ルイス酸存在下溶媒中で反応させることを特徴
    とする、一般式(IV) 【化10】 (式中、R、Xa及びXbは請求項1と同意義を示
    す。)で表されるイソオキサゾリン−3−オン誘導体の
    製造方法。
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