JPH09253633A - 据置型浄水器 - Google Patents

据置型浄水器

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JPH09253633A
JPH09253633A JP9355896A JP9355896A JPH09253633A JP H09253633 A JPH09253633 A JP H09253633A JP 9355896 A JP9355896 A JP 9355896A JP 9355896 A JP9355896 A JP 9355896A JP H09253633 A JPH09253633 A JP H09253633A
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JP
Japan
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valve body
hose
raw water
water purifier
convex portion
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Application number
JP9355896A
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English (en)
Inventor
Junji Itakura
純二 板倉
Taku Isobe
卓 磯部
Sho Tamatsu
祥 玉津
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁本体を小型化できるとともに、弁本体とホ
ースとを容易、適確に着脱することができる据置型浄水
器を提供する。 【解決手段】 保持部材13に設けられた分配口13a
〜13cに嵌入された球体14a〜14cに、その直下
に配備された回動カム12のカム部が当接して、いずれ
かの球体14a〜14cを浮上させることにより分配口
13a〜13cを開放し、流路を切り換える弁本体3
と、分配口13cに連通し、弁本体3から供給された原
水を浄化する据置型の濾過部と、弁本体3と濾過部とを
連結するホースおよび継手部材6を備え、かつ、弁本体
3と継手部材6との接続部60はバヨネット機構により
着脱自在に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多方弁が配備され
た弁本体と原水を浄化する濾過部とがホースにより連通
連結された据置型浄水器に係り、特には、原水流路を切
り換える弁構造および弁本体とホースとの接続技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の浄水器に配備される弁本
体としては、シール部を回転させることにより原水流路
を切り換える構成のもの(いわゆるロータリー式のも
の)、およびシール部を直線状に移動させることにより
流体の流路を切り換える構成のもの(いわゆるスライド
式のもの)が多く採用されていた。しかし、これらの弁
本体は、いずれもシール部の耐久性、シール性に問題が
あるので、これらの問題を解消するために次のようない
くつかの弁機構が知られている。
【0003】(1)単一の室を有する弁ケース内に複数
個の流出口を閉塞する球体を設け、回転軸を回転させる
ことにより、いずれか1つの球体を円周方向に押し退け
て該当する流出口を開放する弁本体(実公平7−127
70号公報参照)がある。
【0004】(2)また、弁ケースに流入口および複数
の流出口を設けるとともに、各流出口を閉塞する球体を
設け、回転部材を回転させることによりいずれかの球体
を回転部材の軸と同方向に移動させて該当する流出口を
開放する弁本体(実開平4−132271号公報参照)
がある。
【0005】(3)さらに、弁ケースに流入口および2
つの流出口を設け、流入口から供給される水の圧力によ
って流出口を閉塞する球体を設け、回転操作されるシフ
トアームによっていずれかの球体を弁座から引き離して
該当する流出口を開放する弁本体(実開平6−1677
8号公報参照)が提案されている。
【0006】また、従来の据置型浄水器は、弁本体と濾
過部とを連結するホースが弁本体に対して着脱不能に接
続されているか、あるいはネジ込み式の継手部材を介し
て接続されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の据置型浄水器には次のような問題がある。すな
わち、前記(1)の弁本体を採用した場合には、回転軸
を回転させることにより球体を円周方向に移動させなけ
ればならないので、必然的に球体の移動距離が大きくな
り、弁本体が大型化してしまうという問題点がある。ま
た、弁本体が大型化すれば、弁ケースの内部における滞
留流体の量が多くなってしまい、滞留流体の量が多いこ
とに起因して非衛生的になってしまうという問題点もあ
る。さらに、球体によるシール性を検査する場合などに
おける球体の取り出しや、交換時には弁ケースを分解し
て球体を取り出さなければならないので、球体の交換、
取り出しのための作業が著しく煩雑になってしまうとい
う問題点もある。さらにまた、回転軸の形状、弁ケース
の内部形状が複雑になってしまい、弁本体が高価になっ
てしまうという問題点もある。
【0008】また、前記(2)の弁本体を採用した場合
には、回転軸を回転させることにより球体を回転軸の軸
と同方向に移動させなければならないので、回転軸の軸
方向の移動距離が大きくなり、これも弁本体が大型化し
てしまうという問題点があり、前記(1)の弁本体と同
様、多々問題点がある。
【0009】前記(3)の弁本体を採用した場合にも、
シフトアームを回転させることにより弁ケースの1つの
室内において球体を移動させなければならないので、必
然的に前記室のサイズが大きくなり、弁本体が大型化し
てしまうという問題点がある。また、シフトアームの形
状、取り付け状態を適正に設定しなければならないの
で、弁本体の組み立てに細心の注意を払う必要があると
ともに、不良品が生じる可能性があり、結果、弁本体が
高価になってしまうという問題点もある。
【0010】また、弁本体と濾過部とを連結するホース
が弁本体に対して着脱不能に接続されていると、弁本体
または濾過部の検査時や交換時に不便である。一方、弁
本体に対してホースがネジ込み式の継手部材で接続され
たものでは着脱作業が煩雑になるといった問題がある。
また、このネジ込み式の継手部材では、接続されたホー
スの濾過部へ向かう姿勢が一定であるので、ホースが邪
魔な姿勢にある場合、それを変更することができないと
いう問題がある。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、弁本体を小型化できるとともに、弁本
体とホースとを容易に、かつ確実に着脱することができ
る据置型浄水器を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に係る発明は、原水の流入口と複数個の分
配口とを有する弁ケース内に配備された球体を変位させ
ることにより流路を切り換える弁本体と、前記弁本体の
複数個の分配口のうち1個の分配口に連通し、弁本体か
ら供給された原水を浄化する据置型の濾過部と、前記弁
本体の原水取出口と濾過部の原水受入口とを連結するホ
ースと、を備えた据置型浄水器において、前記弁本体
は、流路を切り換えるための操作部と、前記球体が嵌入
保持される前記分配口を有する保持部材と、前記操作部
の操作に基づき、前記分配口に嵌入された球体に当接し
て球体を浮上させる状態と、前記球体から離間する状態
とをつくることにより、前記分配口を開閉させる回動カ
ムと、を備えたことを特徴とするものである。
【0013】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の据置型浄水器において、前記球体は剛体からなる
芯体の外表面を弾性体層で覆ってなるものである。
【0014】また、請求項3に係る発明は、請求項1に
記載の据置型浄水器において、前記弁本体とホースとの
接続部は、弁本体の原水取出口または前記連結部材の弁
本体側接続口のいずれか一方の口に形成された円筒状の
凸部と、他方の口に形成されて前記凸部が着脱自在に差
し込まれる凹部とから構成されるバヨネット機構であっ
て、前記凸部には、その先端側外周面の一部に周方向に
延びる第1の張出部が形成され、前記凹部には、前記凸
部の第1の張出部の進入を許容する切り欠き部と、その
開口側内周面の一部に周方向に延びる第2の張出部とが
形成され、かつ、前記凸部が前記凹部に差し込まれて両
者が軸芯周りに相対変位されることにより前記第1およ
び第2の張出部の対向する面が係合して弁本体とホース
とが連結した状態となり、逆方向に相対変位されること
により前記第1および第2の張出部が離間して弁本体と
ホースとが取り外し可能な状態となるものである。
【0015】また、請求項4に係る発明は、請求項4に
記載の据置型浄水器において、前記凸部の第1の張出部
または前記凹部の第2の張出部の少なくとも一方の係合
面は、軸方向に対して傾斜しており、かつ、前記凸部と
凹部とが液密状態に係合した状態で、両者の軸芯周りの
相対変位を規制するストッパが前記第1または第2の張
出部の少なくとも一方に形成されている。
【0016】
【作用】請求項1に係る発明の作用は次のとおりであ
る。弁ケース内の保持部材に設けられた複数個の分配口
を嵌入閉塞している球体は、弁本体の操作部が操作され
ると、回動カムが球体に当接し、球体を分配口から浮上
させて分配口を開放する。濾過部に連通している分配口
が開放されると、弁ケース内に流入した原水は弁本体の
原水取出口と濾過部の原水受入口とに連結されたホース
を介して、濾過部に流れて浄化水として吐出する。再
び、操作部が操作されると、先程開放していた分配口の
球体から回動カムが離間して、球体はその分配口に嵌ま
ってこれを閉塞する。それとともに、回動カムは別の分
配口に嵌入した球体を当接浮上させて、その分配口を開
放する。
【0017】請求項2に係る発明の作用は次のとおりで
ある。弁ケースの分配口を開閉する球体は、剛体からな
る芯体の外表面が弾性体層で覆われているので、分配口
を閉塞するときの衝撃を弾性体層が吸収し、かつ、シー
ル性が向上する。
【0018】請求項3に係る発明の作用は次のとおりで
ある。弁本体の原水取出口とホースの原水受入口との接
続部がバヨネット機構によって構成されており、いずれ
か一方の口に形成された円筒状の凸部を、他方の口に形
成された凹部に差し込む。このとき、凸部の先端側外周
面の一部に形成された周方向に延びる第1の張出部が、
凹部に形成された切り欠き部を通る。凸部が凹部に差し
込まれた状態で、それぞれが軸芯周りに相対変位される
と、凹部の開口側内周面の一部に形成された周方向に延
びる第2の張出部と、前記凸部の第1の張出部との対向
する面が係合する。これにより、弁本体とホースとが結
合した状態となる。また、凸部と凹部とが軸芯周りに逆
方向に相対変位されると、第1および第2の張出部が離
間して弁本体とホースとが取り外し可能な状態となる。
【0019】請求項4に係る発明の作用は次のとおりで
ある。前記凸部の第1の張出部または前記凹部の第2の
張出部の少なくとも一方の係合面が、軸方向に対して傾
斜している。弁本体とホースとを接続する際、凸部と凹
部との軸芯周りの相対変位により、傾斜した係合面と、
これに対向する係合面とが強く圧接し、第1および第2
の張出部の係合密着度が向上する。そして、凸部と凹部
とが液密状態に係合した状態で、第1または第2の張出
部の少なくとも一方に形成されたストッパが、凸部と凹
部との軸芯周りの相対変位を規制する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面によって本発明の
実施例を説明する。図1は、実施例に係る据置型浄水器
の全体斜視図である。図1に示すように、この据置型浄
水器(以下、単に浄水器ともいう)1は家庭の水道蛇口
2に直接接続される弁本体3と、原水を浄化する据置型
の濾過部4と、これらを連通接続し原水を濾過部4へ導
くホース5とから構成されている。なお、弁本体3とホ
ース5との間には継手部材6が介在されている。この継
手部材6は、後に詳述するバヨネット機構により構成さ
れている。
【0021】図2は弁本体3の右側面図である。図2に
示すように、弁本体3の右側に配備された操作部として
の切換レバー7は、蛇口2から流入した原水の流路を3
段階に切り換え操作するためのものである。切換レバー
7が「シャワー」位置Paに設定されると、流入原水が
そのままシャワー水として吐出する。また、レバー7が
「原水」位置Pbに設定されると、流入原水がそのまま
ストレート水として吐出する。そして、レバー7が「浄
水」位置Pcに設定されると、流入原水はホース5を介
して濾過部4へ流れる。
【0022】図3は弁本体3の縦断面図であり、図4は
図3におけるA−A矢視断面図、図5は弁機構の斜視図
である。図3ないし図5に示すように、前記弁本体3
は、その上下および左右にそれぞれ開口した弁ケース9
が基体となって構成されている。弁ケース9の上部開口
は水道蛇口2からの原水が流入する原水流入口10とな
っている。この弁ケース9の左右に貫通形成された長孔
11には、切換レバー7に連結されるスプール軸12が
右側開口から挿入されている。このスプール軸12の直
上には3個の分配口13a〜13cを有する保持部材1
3が固定配備されている。各分配口13a〜13cには
弁体となる3個の球体14a〜14cが嵌入されてい
る。保持部材13の上面で、各分配口13a〜13c間
の隙間には球体14a〜14cが横方向に動くのを規制
するための支持壁15が立設されている。弁ケース9の
上部開口には、リング状のパッキン16が内嵌されてお
り、図3に二点鎖線で示す水道蛇口2の膨らみ部分に嵌
め付けた割りリング17を介して、取付ナット18を弁
ケース9の上部にねじ込むことにより、弁本体3が水道
蛇口2に取り付けられる。これらの構成により、検査時
などにおける球体14a〜14cの取り出し、交換に当
たっては、取付ナット18等を弁ケース9から取り外し
て開放することにより容易に行うことができる。
【0023】なお、球体14a〜14cは、図6に示す
ように、芯体としての剛体20の全外周が、厚みが0.
5〜1mm程度の弾性体層21にて覆われたものが好ま
しく、シール性や耐久性を高めることができる。ここ
で、弾性体層21としては、例えば、ゴム硬度が50〜
90度のものが好適に採用される。なお、ある程度のシ
ール性、耐久性で仕様が十分な場合には、特に弾性体層
21を有していなくてもよい。
【0024】図3,図5に示すように、スプール軸12
が挿入された長孔11は、その内部上面が前記保持部材
13の底面部分となっており、分配口13a〜13cに
嵌入された各々球体14a〜14cの周面下部が保持部
材13の底面から下方へ突出している。そして、各球体
14a〜14cの直下に位置するスプール軸12の外周
面には、各球体14a〜14cに当接して球体を浮上さ
せるための3個のカム部12a〜12cが、軸方向から
見てそれぞれ90°間隔おきに突設されている。また、
スプール軸12の軸方向における各カム部12a〜12
cの間には、フランジ状の仕切り部22がそれぞれ形成
され、それらの外周部分にシールリング23が嵌め付け
られて、長孔11の内が3つの流路に仕切られている。
なお、これらスプール軸12および長孔11は差し込み
易いように、それぞれ先細り状に形成されている。上記
スプール軸12とカム部12a〜12cは本発明におけ
る回動カムに相当する。
【0025】弁ケース9の右側開口には上記した切換レ
バー7が嵌合されており、開口から突出したスプール軸
12の一端(図3における右側)が、切換レバー7に噛
合連結されている。切換レバー7の回動操作によりスプ
ール軸12が軸周りに回動して、いずれかのカム部12
a〜12cがその直上の球体14a〜14cに当接す
る。これにより球体14a〜14cが浮上し、球体14
a〜14cと分配口13a〜13cとに隙間が生じて流
路が形成される。なお、ここで、球体14a〜14cの
浮上量としては、1〜2mmに設定すれば十分な通水量
を確保することができる。したがって、弁本体3を小型
化することができ、ひいては滞留流水の量を少なくして
衛生的にすることができる。さらに、スプール軸12と
球体14a〜14cからなる弁機構を簡易に構成するこ
とができる。
【0026】スプール軸12と切換レバー7との噛合部
分の近傍には、切換レバー7によるスプール軸12の回
動を適確に位置決めするクリックストップ機構25が配
備されている。このクリックストップ機構25は、スプ
ール軸12に設けられた穴26に挿入されたコイルバネ
27と2個のボール28,29で構成されている。すな
わち、弁ケース9の右側開口内周面で、各カム部12a
〜12cに対応する位置にそれぞれ略90°間隔で設け
た図示しない3個の溝に、上側のボール29が嵌まるこ
とにより、スプール軸12の回動位置決めを適切に行う
ようになっている。なお、下側のボール28は上側のボ
ール29を滑らかに転動させるために配備されている。
【0027】弁ケース9の下端部分には、流入した原水
をそのままシャワー水またはストレート水として吐出す
るためのシャワー孔30aと単一孔30bとを有するカ
バー30がパッキン31を介してねじ止めされている。
単一孔30bには金網が張られている。3個の分配口1
3a〜13cのうち、図3中右側の球体14aが嵌入さ
れた分配口13aは、流入原水をそのままシャワー水と
してシャワー孔30aから吐出するための流路となる。
また、中央の球体14bが嵌入された分配口13bは、
流入した原水をそのままストレート水として単一孔30
bから吐出するための流路となる。弁ケース9の長孔1
1の下部には、前記仕切り部22により仕切られた長孔
11の流路のうち、原水流入口10から流入した原水を
シャワー孔30aまたは単一孔30bに導く孔32a,
32bがそれぞれ設けられている。なお、図3中左側の
球体14cが嵌入された分配口13cは、後に詳述する
濾過部4へ連通する流路となる。
【0028】図3に示すように、弁ケース9の左側開口
は、上述の継手部材6およびホース5を介して原水を濾
過部4へ送るための原水取出口33になっている。この
原水取出口33は継手部材6と着脱自在に接続される。
この接続部に用いられるバヨネット機構についての構成
は後で詳述する。
【0029】次に、図7を参照して濾過部4の構造につ
いて説明する。図7は濾過部4の縦断面図である。図7
に示すように、濾過部4は、有底円筒状の外容器40
と、フィルタユニット41と、フィルタユニット41を
支持して外容器40に嵌め込まれる上蓋42と、浄水ノ
ズル43とから構成されている。
【0030】外容器40は、上端が開口され、下端に円
盤状の底板44が固着されている。そして、L形の入水
ノズル45の一端が、外容器40の下端中央部に形成さ
れた開口穴46に液密状に挿入接続されている。入水ノ
ズル45は底板44により回動可能に枢支されている。
この入水ノズル45の他端に設けられた原水受入口47
に、図1で説明したホース5が連通接続されている。ま
た、底板44の底面に吸盤48が配置され、濾過部4が
流し台などに簡単に着脱できるようになっている。
【0031】フィルタユニット41は、例えば活性炭な
どの吸着剤と活性コーラルサンドとからなる外層49
と、中空糸膜が充填された内層50とで構成されてい
る。
【0032】上蓋42の下端にフィルタ支持板52が取
り付けられており、このフィルタ支持板52が外容器4
0に着脱可能に螺着されている。フィルタ支持板52
は、上面中央部から径方向へ導出されたL形の流水口5
3を備えるとともに、下面中央部に短い筒状の突出部5
4を備えている。その突出部54の内周面にフィルタユ
ニット41の上端出水口41aが着脱可能に連通連結さ
れている。また、入水ノズル45の外周面にフィルタユ
ニット41の下端入水口41bが着脱可能に連通連結さ
れている。
【0033】L型の連結ノズル56の一端が、上蓋42
の上部外周面に形成された開口部57をもつ半円状の窪
み部58から外部へ導出されて、上方へ突設され、かつ
この連結ノズル56の他端が前記フィルタ支持板52の
流水口53に連通連結されている。
【0034】そして、L型の浄水ノズル43の基端部
が、連結ノズル56の導出端に連通連結されるととも
に、a軸を中心に回転可能に枢支されている。また、浄
水ノズル43の先端は下方に屈曲しており、この屈曲先
端に泡沫器59が備えられている。
【0035】次に、継手部材について図8を参照して説
明する。図8は継手部材の正面図である。図8に示すよ
うに、継手部材6はL字形の円筒管状に形成されてい
る。継手部材6の先細り状のホース挿入口6aにはホー
ス5が差し込まれる。図8中、下方に突設された開口部
61は、継手部材6内の水圧を適正に保つための、ボー
ル67とコイルバネ68が挿入され、軸方向に孔を有す
る調整部材69がねじ込まれている。すなわち、継手部
材6内の水圧が高くなると、ボール67がコイルバネ6
8の付勢力に抗して浮き上がり開口部61内に流路を形
成することで、水圧を一定に保ちながらホース5の抜け
を防止するようになっている。また、継手部材6の弁本
体側接続口6bはバヨネット機構の他端を構成してい
る。
【0036】以下、弁本体3の原水取出口33と継手部
材6の弁本体側接続口6bとの接続部60を構成するバ
ヨネット機構について説明する。図9は弁本体3から継
手部材6を取り外した状態の接続部60のバヨネット機
構を示した斜視図であり、図10は弁本体3の原水取出
口33を示す正面図である。
【0037】図9,図10に示すように、弁本体3の側
部の原水取出口33は円筒状の凹部62となっている。
この凹部62がバヨネット機構の一端を構成している。
凹部62における内周面の開口端部側には切り欠き部6
3と、周方向に延びる凹部側張出部64とがそれぞれ一
対ずつ形成されている。凹部62の奥側にはパッキン6
5が嵌め込まれている。なお、この凹部側張出部64は
本発明の第2の張出部に相当する。
【0038】図8,図9に示すように、継手部材6の弁
本体側接続口6bは、前記凹部62に差し込めるように
円筒状の凸部72となっている。この凸部72がバヨネ
ット機構の他端を構成している。つまり、前記凹部62
の一対の凹部側張出部64のそれぞれ先端部分で形成さ
れる内径よりも、凸部72の外形が若干小径になってい
る。これに加え、凹部62の内周面に形成された一対の
切り欠き部63に対して、それぞれに進入可能な一対の
凸部側張出部74が、凸部72の先端側外周面に形成さ
れている。また、凸部72の流路内周面には突起75が
形成されている。この突起75は、弁本体3の原水取出
口33に導出されたスプール軸12の先端部分に係合す
る。なお、この凸部側張出部74は本発明における第1
の張出部に相当する。
【0039】図11は弁本体3の凹部62と継手部材6
の凸部72とが結合した状態の接続部60の断面図であ
る。図11に示すように、凸部72が凹部62に差し込
まれて両者が軸芯周りに相対変位されることにより、凹
部側張出部64と凸部側張出部74との対向する面が係
合して、弁本体3と継手部材6とが結合した状態とな
る。また、その逆方向に相対変位されることにより凹部
側張出部64と凸部側張出部74とが離間して弁本体3
と継手部材6とが取り外し可能な状態となる。
【0040】また、図9に示したように、凹部側張出部
64と係合する、凸部側張出部74の面74aは周方向
に傾斜しており、両者の軸方向への相対変位がスムーズ
になるとともに、互いの係合密着度が向上するようにな
っている。そして、凸部側張出部74の端部には凸部7
2と凹部62との軸芯周りの相対変位を規制するストッ
パ76が突設されている。この凸部側張出部74のスト
ッパ76に凹部側張出部64の端部が係止したときに、
両張出部64,74が係合するとともに、凸部72の先
端面がパッキン65に圧接して(図11参照)、凸部7
2と凹部62とが液密状態に係合するようになってい
る。
【0041】図12,図13は凸部72と凹部62との
結合動作を示す接続部60の断面図である。これらの図
を使って接続動作を説明する。直立姿勢の固定状態にあ
る弁本体3にホース5を繋いだ継手部材6を結合するに
は、第1ステップとして、図12に示すように、継手部
材6のホース挿入口6aを下向きに略直立姿勢にする。
この状態で、凸部72の凸部側張出部74を凹部62の
切り欠き部63内に挿入する。第2ステップとして、図
13に示すように、弁本体3側から見て継手部材6を反
時計方向に略90°回転させる。これにより、継手部材
6の凸部72の基端と凸部側張出部74との間に凹部側
張出部64が進入する(図9,図11参照)。継手部材
6が回転変位するにつれて、凸部側張出部74の傾斜面
74aに凹部側張出部64が係合していき、凹部側張出
部64の端部がストッパ76に当接したところで、弁本
体3と継手部材6とが液密状態に結合される。このと
き、継手部材6は水平姿勢になる(図13の状態)。こ
のように、本実施例の浄水器1では、ホース5に繋がっ
た継手部材6が弁本体3に単に2ステップのみで一体に
結合する。従って、従来のようなねじ込み式の継手部材
と比べても、弁本体3と継手部材6とを容易に、かつ適
確に着脱することができる。また、上記の接続方法とは
逆に継手部材6のホース挿入口6aを上向き姿勢にした
状態で、凸部72を凹部62に挿入して略90°回転し
て結合すると、ホース挿入口6aが先程とは逆向きの水
平姿勢になるので、ホース5が邪魔にならない姿勢に適
宜変更できる。
【0042】なお、スプール軸12のカム部12cが濾
過部4へ連通する分配口13cを開放している状態、つ
まり、切換レバー7が「浄水」位置Pcに設定されてい
る状態(図2参照)で、弁本体3から継手部材6が取り
外される場合がある。このとき、凸部72と凹部62と
の軸周りの相対変位に伴って、凸部72の流路内周面に
突設された突起75が、原水取出口33に導出している
スプール軸12の先端部分に係合して、分配口13cを
閉塞するようにスプール軸12を回転させる(図9参
照)。これにより、弁本体3から継手部材6が取り外さ
れた際に、原水取出口33から原水が滴り落ちることは
ない。
【0043】本実施例の浄水器1は、以上のように構成
されており、以下、蛇口2からの原水の流通経路を、図
3と図5を参照して説明する。 まず、切換レバー7が「シャワー」位置Paに設定さ
れた場合について説明する。「シャワー」位置Paで
は、スプール軸12の右側に突設されたカム部12a
が、右側の分配口13aに嵌入された球体14aに当接
して球体14aが浮上する。結果、球体14aと分配口
13aとに隙間が生じ、流路が形成される。蛇口2から
流入した原水は、この分配口13aを経て、スプール軸
12が差し込まれた長孔11の流路を介して、孔32a
を通り抜けシャワー孔30aからシャワー水として吐出
する。このとき、長孔11の内部は仕切り部22により
シールされているので、流通している原水が他の流路へ
はみ出すことはない。
【0044】次に、切換レバー7が「原水」位置Pb
に切り換えられた場合について説明する。切換レバー7
が「原水」位置Pbの側に切り換えられると、スプール
軸12が軸周りに回動して、先程開放されていたシャワ
ー水用の分配口13aの球体14aからカム部12aが
離間し、球体14aが分配口13aを閉塞する。そし
て、スプール軸12に配備されたクリックストップ機構
25が作用して切換レバー7が「原水」位置Pbで適確
に位置決めされる。このとき、中央に突設されたカム部
12bがストレート水用の分配口13bに嵌入された球
体14bを押し上げる。この球体14bと分配口13b
とに隙間が生じ、流路が形成される。蛇口2から流入し
た原水は、分配口13bを経て、スプール軸12が差し
込まれた長孔11の流路を介して、孔32bを通り抜
け、単一孔30bからストレート水として吐出する。
【0045】 最後に、切換レバー7が「浄水」位置
Pcに設定された場合について説明する。切換レバー7
が「浄水」位置Pcの方に切り換えられると、スプール
軸12が軸周りに回動して、先程開放されていたストレ
ート水用の分配口13bの球体14bからカム部12a
が離間し、球体14bが分配口13bを閉塞する。続い
て、左側に突設されたカム部12cが濾過用の分配口1
3cに嵌入された球体14cを押し上げる。結果、球体
14cと分配口13cとに隙間が生じ、流路が形成され
る。蛇口2から流入した原水は、この分配口13cを経
て、スプール軸12が差し込まれた長孔11の流路を介
して、原水取出口33に流通する。原水取出口33に接
続された継手部材6およびホース5を介して原水は濾過
部4へ送られる。
【0046】濾過部4に取り入れられた原水はフィルタ
ユニット41の外層49に導かれ、ここで吸着剤により
カルキ、有機物等が吸着されるとともに、活性コーラル
サンドによりミネラル分が加えられる。外層49を通過
した原水はさらに内層50に導かれ、ここで中空糸膜に
より雑菌、鉄サビ、カビ等の微細な不純物が除去され
る。そして、内層50を通過し浄化された浄水が浄水ノ
ズル43を介して泡沫器59より出水する。
【0047】本発明は、以下のように変形実施すること
ができる。 (1)上記実施例では、弁ケース9に分配口13a〜1
3cを3個設けているが、2個の分配口と、それを開閉
する2個の球体とで構成したものや、4個以上の分配口
を設けたものであってもよい。
【0048】(2)上記実施例では、切換レバー7の切
換角度、すなわちスプール軸12に突設された3個のカ
ム部12a〜12cを軸方向から見て略90°間隔に設
けているが、本発明はこれに限らず、例えば60°間隔
にしたり適宜に設計変更して構成すればよい。
【0049】(3)上記実施例では、バヨネット機構に
おいて、弁本体3に凹部62を形成し、継手部材6に凸
部72を形成して差し込み接続しているが、これを逆
に、弁本体3側を凸部72とし、継手部材6側を凹部6
2として形成してもよい。また、凸部側張出部74を凸
部72の先端側外周面に二対以上設けるとともに、これ
に係合する凹部側張出部64や切り欠き部63も同対設
けて構成してもよい。この場合、一対の場合と比べて凸
部72と凹部62との軸方向の相対変位による回動角度
を小さくすることができる。
【0050】(4)また、上記実施例では、凸部側張出
部74における凹部側張出部64との係合面74aを傾
斜させるとともにストッパ76を形成しているが、別
段、この傾斜面74aおよびストッパ76を凹部側張出
部64に形成してもよい。
【0051】(5)また、弁本体3と継手部材6とを結
合する際、第1ステップとして継手部材6を略直立姿勢
にしてから90°回転させて、継手部材6が水平姿勢に
なると弁本体3への結合が完了した状態になっている
が、本発明はこれに限らず、継手部材6が直立姿勢、あ
るいは傾斜姿勢で結合が完了状態となるようにバヨネッ
ト機構を構成してもよい。
【0052】(6)また、バヨネット機構を、もう一端
である濾過部4との結合に用いれば、ホース5は濾過部
4に対し左右両方向に位置決めされるので、ホース5の
曲がりをなくすことができるとともに、ホース5が邪魔
にならない。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、弁本体の弁ケース内におい
て、保持部材に設けられた複数個の分配口を閉塞する球
体が、その下方に配備された回動カムの回動により当接
浮上して流路を切り換えるので、従来の弁本体と比較し
て球体の移動距離が少なくなり、その結果、弁本体を小
型化できるとともに、弁ケース内の流体滞留量も少なく
できるという特有の効果を奏する。さらに、球体の取り
出し、交換に当たっては、弁ケースの上部を開放すれば
よいので、弁ケース全体を分解する必要がある従来品と
比較して、球体の交換を容易に行うことができる。
【0054】また、請求項2に係る発明によれば、球体
が分配口を閉塞する際の衝撃を、弾性体層が大幅に緩和
して摩耗を大幅に抑制するので、球体および弁本体の耐
久性を向上できるとともに、剛体の自重および弾性体層
によって良好なシール性を達成することができる。
【0055】また、請求項3に係る発明によれば、弁本
体の原水取出口とホースの弁本体側接続口との接続部が
バヨネット機構で構成され、凸部が凹部に差し込まれた
状態で、両者が軸芯周りに相対変位されると、凹部の開
口側内周面の一部に形成された周方向に延びる第2の張
出部と、前記凸部の第1の張出部との対向する面が係合
することにより、弁本体とホースとが結合した状態にな
るので、弁本体とホースとを容易、確実に着脱すること
ができる。また、凸部の凸部側張出部と凹部の切り欠き
部との挿入姿勢を変えることにより、弁本体にホースが
結合した状態での、ホースの向きを適宜変更できるの
で、ホースが邪魔になることはない。
【0056】また、請求項4に係る発明によれば、前記
凸部の第1の張出部または前記凹部の第2の張出部の少
なくとも一方の係合面が、軸方向に対して傾斜している
ので、接続する際、凸部と凹部との軸芯周りの相対変位
をスムーズに行うことができるとともに、第1および第
2の張出部における係合密着度を向上することができ
る。また、凸部と凹部とが液密状態に係合した状態で、
第1または第2の張出部の少なくとも一方に形成された
ストッパが、凸部と凹部との軸芯周りの相対変位を規制
するので、弁本体とホースとが適正な状態で結合できる
とともに、接続部において水漏れが生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る据置型浄水器が水道蛇口に取り付
けられた状態を示す斜視図である。
【図2】弁本体の切換レバーの切換動作を示す側面図で
ある。
【図3】弁本体の縦断面図である。
【図4】図3におけるA−A矢視断面図である。
【図5】弁機構の分解斜視図である。
【図6】球体の断面図である。
【図7】濾過部の縦断面図である。
【図8】継手部材の正面図である。
【図9】弁本体と継手部材との接続部が取り外された状
態の斜視図である。
【図10】弁本体の原水取出口の正面図である。
【図11】弁本体と継手部材とがバヨネット機構により
結合した状態の断面図である。
【図12】バヨネット機構の結合動作の説明に供する断
面図である。
【図13】バヨネット機構の結合動作の説明に供する断
面図である。
【符号の説明】
1 … 据置型浄水器 3 … 弁本体 4 … 濾過部 5 … ホース 6 … 継手部材 7 … 切換レバー(操作部) 9 … 弁ケース 10 … 原水流入口 12 … スプール軸(回動カム) 13 … 保持部材 13a〜13c … 分配口 14a〜14c … 球体 20 … 鋼球 21 … 弾性体層 33 … 原水取出口 60 … 接続部 62 … 凹部 63 … 切り欠き部 64 … 凹部側張出部(第2の張出部) 72 … 凸部 74 … 凸部側張出部(第1の張出部) 74a … 傾斜面 76 … ストッパ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原水の流入口と複数個の分配口とを有す
    る弁ケース内に配備された球体を変位させることにより
    流路を切り換える弁本体と、 前記弁本体の複数個の分配口のうち1個の分配口に連通
    し、弁本体から供給された原水を浄化する据置型の濾過
    部と、 前記弁本体の原水取出口と濾過部の原水受入口とを連結
    するホースと、 を備えた据置型浄水器において、 前記弁本体は、 流路を切り換えるための操作部と、 前記球体が嵌入保持される前記分配口を有する保持部材
    と、 前記操作部の操作に基づき、前記分配口に嵌入された球
    体に当接して球体を浮上させる状態と、前記球体から離
    間する状態とをつくることにより、前記分配口を開閉さ
    せる回動カムと、 を備えたことを特徴とする据置型浄水器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の据置型浄水器におい
    て、前記球体は剛体からなる芯体の外表面を弾性体層で
    覆ってなるものである据置型浄水器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の据置型浄水器におい
    て、 前記弁本体とホースとの接続部は、弁本体の原水取出口
    または前記ホースの弁本体側接続口のいずれか一方の口
    に形成された円筒状の凸部と、他方の口に形成されて前
    記凸部が着脱自在に差し込まれる凹部とから構成される
    バヨネット機構であって、 前記凸部には、その先端側外周面の一部に周方向に延び
    る第1の張出部が形成され、 前記凹部には、前記凸部の第1の張出部の進入を許容す
    る切り欠き部と、その開口側内周面の一部に周方向に延
    びる第2の張出部とが形成され、 かつ、前記凸部が前記凹部に差し込まれて両者が軸芯周
    りに相対変位されることにより前記第1および第2の張
    出部の対向する面が係合して弁本体とホースとが連結し
    た状態となり、逆方向に相対変位されることにより前記
    第1および第2の張出部が離間して弁本体とホースとが
    取り外し可能な状態となる据置型浄水器。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の据置型浄水器におい
    て、 前記凸部の第1の張出部または前記凹部の第2の張出部
    の少なくとも一方の係合面は、軸方向に対して傾斜して
    おり、 かつ、前記凸部と凹部とが液密状態に係合した状態で、
    両者の軸芯周りの相対変位を規制するストッパが前記第
    1または第2の張出部の少なくとも一方に形成されてい
    る据置型浄水器。
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