JPH0925452A - コーティング媒質、その使用および多層コーティングの方法 - Google Patents

コーティング媒質、その使用および多層コーティングの方法

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JPH0925452A
JPH0925452A JP8176051A JP17605196A JPH0925452A JP H0925452 A JPH0925452 A JP H0925452A JP 8176051 A JP8176051 A JP 8176051A JP 17605196 A JP17605196 A JP 17605196A JP H0925452 A JPH0925452 A JP H0925452A
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meth
acrylic acid
coating medium
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JP8176051A
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Gerhard Bremer
ゲールハルト・ブレーマー
Hermann Kerber
ヘルマン・ケルバー
Manfred Krumme
マンフレート・クルメ
Olaf Ley
オーラフ・ライ
Werner Stephan
ヴエルナー・シユテフアン
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高固体含量であり、急速に乾燥し、高光沢、
高明度および良好な粘りの、曇りのないコーティングが
得られる、スチレンを含まない、イソシアネート架橋コ
ーティング媒質。 【解決手段】 A)a1) α,α,ジアルキル置換された、
分枝脂肪族飽和モノカルボン酸のビニルエステル、8〜
12重量%、 a2) (メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル、
32〜42重量%、 a3) (メタ)アクリル酸のアルキルエステル、25〜40
重量%、 a4) (メタ)アクリル酸のシクロアルキルエステル、12
〜24重量%、および a5) (メタ)アクリル酸、2〜4重量%、からなる、ヒド
ロキシル基を含有する共重合体、 B) 成分A)のヒドロキシル基一つに対して、0.5
〜2個のイソシアネート基が割り当てられる一つまたは
それより多くのポリイソシアネート、 C) 一つまたはそれより多くの溶剤、および場合によ
り顔料、エキステンダーおよび/または慣用のラッカー
添加剤を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ヒドロキシ官能性(メタ)アクリ
ル共重合体およびポリイソシアネートをベースとする二
成分コーティング媒質に関し、これは着色された(pigm
ented)または未着色(non-pigmented)の形態で使用す
ることができ、急速に乾燥することを特徴としている。
これは、固体含量が高く、特に車輌および車輌の部品の
コーティングに使用される。
【0002】ポリヒドロキシルおよびポリイソシアネー
ト成分をベースとする二成分コーティング媒質は、長い
間知られてきた。これらのコーティング媒質からは、化
学薬品および溶剤に対する非常に良好な耐性並びに高レ
ベルの光学的および機械的性質を有する高品質なコーテ
ィングが得られる。一般の生態学的要求に関連して、こ
のタイプの溶剤を含有するコーティング媒質では、溶剤
含量すなわち揮発性有機化合物(VOC)の比率をでき
るだけ低くし、すぐに吹付けできる状態で固体含量を高
くすることが求められている。これらのいわゆるハイソ
リッドラッカー(低VOC値)は、水希釈性コーティン
グ媒質に代わる環境に適した代替物である。
【0003】DE-A-43 20 727には、乾燥時間が短く、1
回の吹付け操作のみで問題なく塗布することができる、
ポリイソシアネートおよびヒドロキシ官能性(メタ)アク
リル共重合体をベースとする、溶剤ベースのコーティン
グ媒質が記載されている。ヒドロキシル成分は、芳香族
ビニル化合物、ヒドロキシメタクリレート、アルキル
(メタ)アクリレートおよび(メタ)アクリル酸から得られ
る。しかしながら、これらのコーティング媒質は、ハイ
ソリッドラッカーではない。仕上げられたコーティング
媒質の溶剤含量は、満足できるものではなく、まだなお
高い。
【0004】DE-A-43 10 414には、ポリアクリレート
が、10〜51重量%の4−ヒドロキシブチルアクリレ
ート、0〜36重量%のヒドロキシエチル/ヒドロキシ
プロピルメタクリレート、28〜85重量%のメタクリ
ル酸の脂肪族または環式脂肪族エステルおよび0〜3重
量%の(メタ)アクリル酸からなる、ポリアクリレート/
ポリイソシアネートをベースとする非水性クリアラッカ
ーが記載されている。バインダービヒクル系は、主とし
て焼付け条件下(130〜140℃)で、黄変に関して
安定であり、そして耐酸性および耐引掻き性であるコー
ティングを得るように意図されている。乾燥時間は、低
い硬化温度(室温〜60℃)では、長すぎる。
【0005】US-A-5 279 862およびUS-A-5 314 953に
は、ポリイソシアネートおよび(メタ)アクリル共重合体
をベースとするクリアラッカーが記載されており、この
共重合体は、スチレン、メチルメタクリレート、イソボ
ルニルメタクリレートおよびシクロヘキシルメタクリレ
ートからなる群より選ばれるメタクリルモノマー、およ
びn−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレー
トおよびエチルヘキシルメタクリレートから選ばれる第
二群のメタクリルモノマー、並びにC1〜C4アルキル基
を含むヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートから製造
される。これらの特許明細書中の実施例では、40重量
%程度の固体含量しか記載されていない。これらのラッ
カーから得られるコーティングの光沢および粘りは、改
良する必要がある。着色コーティングにおけるバインダ
ー媒質の使用は記載されていない。さらに、これらのラ
ッカーを製造するには、毒性であるスチレンを使用しな
ければならない。
【0006】本発明の目的は、すぐに吹付けできる状態
で、高固体含量であり、急速に乾燥し、そして高光沢、
高明度および良好な粘りを有する、曇りのないコーティ
ングが得られる、スチレンを含まない、イソシアネート
架橋コーティング媒質を提供することである。
【0007】この目的は、 A)a1) 一つまたはそれより多くの、α,α,ジアルキル
置換された、分枝脂肪族飽和モノカルボン酸のビニルエ
ステル、8〜12重量%、 a2) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸のヒ
ドロキシアルキルエステル、32〜42重量%、 a3) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸のア
ルキルエステル、25〜40重量%、 a4) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸の未
置換のまたは置換されたシクロアルキルエステル、12
〜24重量%、および a5) (メタ)アクリル酸、2〜4重量% からなり、100〜160mgKOH/gのヒドロキシル
価、10〜50mgKOH/gの酸価、1000〜300
0g/モルの数平均分子量(Mn)および30〜80℃の
ガラス転移温度(Tg)を有する、ヒドロキシル基を含有
する、一つまたはそれより多くの共重合体、 B) 成分A)のヒドロキシル基一つに対して、0.5
〜2個のイソシアネート基が割り当てられるような定量
的比率の、一つまたはそれより多くのポリイソシアネー
ト、 C) 一つまたはそれより多くの溶剤、および場合によ
り一つまたはそれより多くの顔料、エキステンダーおよ
び/または慣用のラッカー添加剤を含むコーティング媒
質によって達成される。
【0008】成分A)は、40〜90重量%の量で存在
するのが好ましく、成分B)は、10〜60重量%の量
で存在するのが好ましい。これに関して、成分A)およ
びB)の重量百分率を合計すると、100重量%まで達
する。
【0009】本発明のコーティング媒質の好ましい実施
態様は、成分A)として、 a1) 一つまたはそれより多くの、α,α,ジアルキル置換
された、分枝脂肪族飽和モノカルボン酸のビニルエステ
ル、10〜11重量%、 a2) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸のヒ
ドロキシアルキルエステル、35〜39重量%、 a3) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸のア
ルキルエステル、30〜36重量%、 a4) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸の場
合により置換されたシクロアルキルエステル、15〜1
8重量%、 a5) (メタ)アクリル酸、2〜4重量% からなり、140〜155mgKOH/gのヒドロキシル
価、20〜30mgKOH/gの酸価、1200〜200
0g/モルの数平均分子量(Mn)および35〜50℃の
ガラス転移温度(Tg)を有する、(メタ)アクリル共重合
体を含む。
【0010】本明細書および特許請求の範囲に使用した
「(メタ)アクリル」の表示は、アクリルおよび/または
メタクリルと同義である。
【0011】本発明のコーティング媒質では、高い固体
含量が得られ、好ましくは50〜65重量%、最も好ま
しくは55重量%を超え、例えば60重量%に達する。
これらはハイソリッドラッカーと称するものである。こ
れは高固体含量にもかかわらず、コーティング媒質を良
好に吹付けし、急速に乾燥させることができる。
【0012】(メタ)アクリル共重合体は、慣用の方法に
よる重合、例えばバルク、溶液またはパール重合によっ
て製造することができる。種々の重合法は、よく知られ
ており、例えばHouben Weyl、Methoden der organischen
Chemie[Methods of OrganicChemistry]、第4版、第14
/1巻、第24〜255頁(1961年)に記載されている。
【0013】本発明のコーティング媒質に使用できる、
(メタ)アクリル共重合体を製造するには、溶液重合法が
好ましい。この方法では、溶剤を反応容器中に入れ、そ
の沸点まで加熱し、所定の時間にわたってモノマー/開
始剤混合物を連続的に添加する。重合は、100〜16
0℃、最も好ましくは130〜150℃の温度で実施す
るのが好ましい。
【0014】重合反応は、知られている重合開始剤で開
始してよい。重合に使用するのに好ましい開始剤の例に
は、ジアルキルペルオキシド、例えばジ−tert.−ブチ
ルペルオキシド、ジ−クミルペルオキシド、ジ−tert.
−アミルペルオキシドおよびエチル−3,3−ビス(ter
t.−アミルペルオキシ)−ブチレート;ジアシルペルオ
キシド、例えばジベンゾイルペルオキシド、ジ−ラウロ
イルペルオキシド;ペルエステル、例えばtert.−ブチ
ルペルベンゾアート、tert.−ブチルペルピバラートお
よびtert.−アミルペルヘキサノアート;ヒドロペルオ
キシド、例えばクメンヒドロペルオキシド;アゾ化合
物、例えばアゾ−ビス−シクロヘキサンカルボニトリル
およびアゾ−ビス−イソブチロニトリルが含まれる。
【0015】本発明の溶液重合または後でコーティング
媒質にも有利に使用できる、適切な有機溶剤の例には、
グリコールエーテル、例えばエチレングリコールジメチ
ルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル;
グリコールエーテルエステル、例えばエチルグリコール
アセテート、ブチルグリコールアセテート、3−メトキ
シ−n−ブチルアセテート、ブチルジグリコールアセテ
ート、メトキシプロピルアセテート;エステル、例えば
酢酸ブチル、酢酸イソブチル、酢酸アミル;ケトン、例
えばメチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シ
クロヘキサノン、イソホロン;芳香族炭化水素(例えば
136〜180℃の沸点を有するもの)および脂肪族炭
化水素が含まれる。連鎖延長剤、例えばメルカプタン、
チオグリコール酸エステル、クメンまたは二量体のα−
メチルスチレンは、分子量を調節するのに使用できる。
【0016】成分A)のヒドロキシ官能性(メタ)アクリ
ル共重合体は、好ましくは1000〜2000、最も好
ましくは1200〜1800g/モルの数平均分子量を
有する。α,α−ジアルキル置換された、分枝脂肪族飽
和モノカルボン酸、好ましくはC5〜C13モノカルボ
ン酸、最も好ましくはC9〜C11モノカルボン酸のビ
ニルエステル、例えばネオデカン酸のビニルエステル
は、ヒドロキシ官能性(メタ)アクリル共重合体(成分
A)を製造するためのモノマー成分a1)として使用す
る。これらのビニルエステルは、例えば前記飽和モノカ
ルボン酸とアセチレンとの反応によって得られる。これ
らは、例えばVeova9、Veova10(Shell companeyの商
品)として市販入手可能である。
【0017】モノマー成分a2)は、好ましくはヒドロキ
シアルキル基中に2〜6個のC原子を含む、(メタ)アク
リル酸のヒドロキシアルキルエステルからなる。その例
には、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、β−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,4−ブタ
ンジオールモノ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールモノアクリレートが含まれる。成分a2)の好ま
しい実施態様は、第一級対第二級ヒドロキシル基の比率
が40:60〜20:80となるようにヒドロキシエス
テルを選ぶことからなる。
【0018】モノマー成分a3)は、a2)とは異なり、
(メタ)アクリレートのアルキルエステルからなり、そし
てアルコール基中に直鎖または分枝鎖として1〜6個の
C原子を含むのが好ましい。その例には、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、イソプロピルメタク
リレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタ
クリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレ
ート、イソブチルアクリレート、tert.−ブチルアクリ
レートが含まれる。
【0019】モノマー成分a4)は、置換されることもあ
る(メタ)アクリル酸のシクロアルキルエステル(環式脂
肪族エステル)からなり、そしてそのアルコール基中に
少なくとも4個のC原子を含むのが好ましい。そのアル
コール基中に5または特に6個のC原子を含む環式脂肪
族エステルは、特に好ましい。置換基は、一つまたはそ
れより多くの、例えば3個までのアルキル基、例えば1
〜4個のC原子を含むものからなるのが好ましい。これ
らのエステルの例には、シクロペンチル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、tert.−ブ
チルシクロヘキシル(メタ)アクリレート、トリメチルシ
クロヘキシル(メタ)アクリレートが含まれる。
【0020】アクリル酸および/またはメタクリル酸
を、成分a5)として使用する。
【0021】溶液重合中に得られる、ポリ(メタ)アクリ
レート溶液の固体含量は、例えば55〜80重量%であ
り、好ましくは60〜70重量%である。
【0022】本発明のコーティング媒質では、(メタ)ア
クリル共重合体を架橋剤であるポリイソシアネート(成
分B)と合わせる。ポリイソシアネート架橋剤の比率
は、(メタ)アクリル共重合体のヒドロキシル基1個に対
して0.5〜2個のイソシアネート基が割り当てられる
ように選ぶ。
【0023】コーティング媒質のポリイソシアネート成
分B)は、脂肪族に、環式脂肪族に、芳香族脂肪族にお
よび/または芳香族に結合している遊離イソシアネート
基を含む、いずれかの有機ポリイソシアネートからな
る。これらは室温で液体であり、有機溶剤を添加するこ
とによって液状化することができる。一般に、ポリイソ
シアネートは、23℃で1〜6000mPa.s、特に5よ
り大きく、3000mPa.sより小さい粘度を有するのが
好ましい。このタイプのポリイソシアネートは一般に知
られており、例えばDE-A-38 29 587またはDE-A-42 26 2
43に記載されている。
【0024】ポリイソシアネートは、もっぱら脂肪族に
および/または環式脂肪族に結合したイソシアネート基
を含み、1.5〜5、好ましくは2〜3の平均NCO官
能価を有する、ポリイソシアネートまたはポリイソシア
ネート混合物であるのが好ましい。
【0025】特に適切なポリイソシアネートの例には、
ヘキサメチレンジイソシアネートをベースとする「ラッ
カーポリイソシアネート」、1−イソシアナト−3,3,
5−トリメチル−5−イソシアナトメチル−シクロヘキ
サン(IPDI)および/またはビス(イソシアナトシ
クロヘキシル)−メタン、並びに当分野で知られている
これらのジイソシアネートの誘導体が含まれ、これらに
はビウレット、アロファネート、ウレタンおよび/また
はイソシアヌレート基が含まれ、それらを製造した後
に、これらは好ましくは過剰の出発ジイソシアネートか
ら除かれ、0.5重量%未満の残留含量に下げられる。
【0026】また、一般式
【化1】 (式中、R1=HまたはR2、R2=Cn2n+1であり、そ
してまたn=1〜6である)の立体障害のあるポリイソ
シアネートも非常に適切である。置換基R1およびR2
直鎖または分枝のいずれかであり、同じかまたは異な
る。基本骨格Aは、単結合、置換されたもしくは未置換
の芳香環もしくは脂環式環、または1〜12個のC原子
を含む脂肪族直鎖もしくは分枝C鎖からなることができ
る。
【0027】それらの例には、1,1,6,6−テトラメ
チル−ヘキサメチレンジイソシアネート、1,5−ジブ
チル-ペンタメチルジイソシアネート、p−もしくはm
−テトラメチルキシリレンジイソシアネートおよび対応
する水素化された同族体が含まれる。また、これらのジ
イソシアネートは適切な方法で、例えば三量化により、
または水もしくはトリメチロールプロパンとの反応によ
り、より高い官能価の化合物に変換することができる。
【0028】また、芳香族ポリイソシアネートも適切で
あるが、あまり好ましくはない。その例には2,4−ジ
イソシアナトトルエンまたはその2,6−ジイソシアナ
トトルエンとの混合物をベースとするポリイソシアネー
ト、または4,4′−ジイソシアナトジフェニルメタン
をベースとするものおよびそれらの三量体が含まれる。
本発明のコーティング媒質には有機溶剤が含まれる。こ
のような溶剤の例には、溶液重合体の製造のために上に
記載したものが含まれる。
【0029】本発明のコーティング媒質は、ある種の顔
料および/またはエキステンダーを含有してよい。有機
性または無機性の慣用ラッカー顔料はすべて顔料として
適切である。無機または有機着色顔料およびエキステン
ダーの例には、チタニア、超微粉砕されたチタニア、酸
化鉄顔料、燐酸亜鉛(腐食防止顔料)、アゾ顔料、フタ
ロシアニン顔料、キナクリドンもしくはピロロピロール
顔料、カーボンブラック、シリカ、硫酸バリウム、フレ
ンチチョーク、珪酸アルミニウムおよび珪酸マグネシウ
ムが含まれる。
【0030】本発明のコーティング媒質は、さらに慣用
のラッカー補助物質を含みうる。これらの例には、(メ
タ)アクリル単独重合体またはシリコーン油をベースと
する均展剤、可塑剤、例えば燐酸またはフタル酸もしく
はクエン酸のエステル、レオロジー調整剤、例えば熱分
解法シリカ、水素化ヒマシ油もしくはミクロゲル、ヒド
ロキシ官能性バインダービヒクルのポリイソシアネート
との架橋反応のための硬化促進剤、例えばジブチルスズ
ジラウレートもしくは亜鉛ナフテネートのような有機金
属塩、第三級アミノ基を含む化合物、例えばトリエチル
アミン、並びに光安定剤が含まれる。添加剤は、当業者
に知られている慣用的な量で使用する。
【0031】着色されたコーティングを製造するために
は、個々の構成要素を互いに混合して、通常の方法で均
質化または粉砕する。例えば、ヒドロキシル基を含む
(メタ)アクリル共重合体の一部を最初に顔料および/ま
たはエキステンダーと、並びに慣用のラッカー添加剤お
よび溶剤と混合し、そして粉砕装置中で摩砕する。その
後で、残りの(メタ)アクリル共重合体溶液を添加し、摩
砕された物質にする。塗布の直前に、ヒドロキシル基を
含み、場合により顔料、エキステンダーおよび慣用のラ
ッカー添加剤が存在するバインダービヒクルをポリイソ
シアネートと完全に混合する。次いで、有機溶剤を用い
て、生成物を吹付け粘度に調節する。
【0032】この方法で製造したコーティング媒質は、
着色されたまたは透明な被覆コートおよび空気乾燥また
は強制乾燥多層コーティングのプライマーサーフェーサ
ーコートの製造に特に適している。しかしながら、これ
は例えば80〜140℃のより高い温度でも硬化させる
ことができる。これは、例えば車輌のコーティングおよ
び工業的なコーティング操作に適しており、特に車輌お
よび車輌の部品の補修コーティングに特に適している。
【0033】コーティング媒質は、知られている方法、
例えば吹付け、浸漬、ローラー塗りまたはドクターブレ
ード塗布によって塗布する。透明なクリアラッカーコー
トとして使用する時は、それらはウエット・イントゥ・
ウエット法によって慣用のまたは水性ベースラッカーに
塗布することができ、例えばその後で、両コートを一緒
に例えば50〜80℃の温度で、例えば15〜20分間
硬化する。着色された被覆ラッカーコートの形態では、
それを、例えば慣用の一成分または二成分プライマーサ
ーフェーサーコートに塗布することができる。また、本
発明のコーティング媒質は、プライマーサーフェーサー
コートとして慣用の下塗り剤、例えば二成分エポキシド
下塗り剤に添加することができ、室温で乾燥することが
できる。
【0034】従って、また本発明は、多層コーティング
を製造するための方法、または多層コーティングを製造
するためのコーティング媒質の使用に関し、この場合、
特に多層コーティングの被覆ラッカー、クリアラッカー
および/または下塗り表面コートが本発明のコーティン
グ媒質によって形成される。本発明のコーティング媒質
は、それがすぐに吹付けできる状態で高固体含量を有
し、そして高い反応性および短い乾燥時間を有する。こ
れは問題なく吹付けることができる。
【0035】バインダービヒクル中の第二級OH基の比
率が高いにもかかわらず、このように高い反応性が得ら
れるということは驚くべきことである。他の著しい利点
は、(メタ)アクリレートバインダービヒクルによって、
顔料の湿潤性が非常に良好であるということである。こ
のように、例えば分散させるのが困難なカーボンブラッ
クでさえ、大きな問題なく分散させることができる。下
にあるラッカーコートへのコーティング媒質の接着性
は、非常に良好である。
【0036】本発明を、以下の実施例でさらに詳細に説
明する。 (メタ)アクリル共重合体(成分A)の製造 製造例1 接点温度計、ビーズ冷却器および滴下ロートを備え、標
準的なテーパーのついたすり合わせ接合部を有する6リ
ッター三つ口フラスコに、164〜185℃の沸点範囲
を有する芳香族炭化水素1500gおよびVeova10(She
ll AGの製品)325gを入れ、混合物を加熱し、還流
冷却器を作動させ、撹拌しながら147℃にした。アク
リル酸85g、ブチルメタクリレート110g、イソブ
チルメタクリレート145g、tert.−ブチルアクリレ
ート775g、シクロヘキシルメタクリレート500
g、ヒドロキシエチルメタクリレート315g、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート820g、164〜1
85℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素100g、ジ
−tert.−ブチルペルオキシド75g、tert.ブチルペル
オクトアート40gおよびジクミルペルオキシド60g
の混合物を6時間にわたって連続的に添加した。次い
で、147℃で4時間、バッチを重合させ、80℃に冷
却し、164〜185℃の沸点範囲を有する芳香族炭化
水素150gで希釈した。重合体溶液は、固体含量6
5.0%、25℃で3100mPa.sの粘度、27.0mgK
OH/gの酸価および140mgKOH/g固体樹脂のO
H価を有していた。第一級OH基対第二級OH基の比率
は30:70であった。
【0037】製造例2 接点温度計、ビーズ冷却器および滴下ロートを備え、標
準的なテーパーのついたすり合わせ接合部を有する4リ
ッター三つ口フラスコに、164〜185℃の沸点範囲
を有する芳香族炭化水素750gおよびVeova10(Shell
AGの製品)162.5gを入れ、混合物を加熱し、還流
冷却器を作動させ、撹拌しながら147℃にした。アク
リル酸42.5g、ブチルメタクリレート55g、イソ
ブチルメタクリレート72.5g、tert.−ブチルアクリ
レート382.5g、シクロヘキシルメタクリレート2
50g、ヒドロキシエチルメタクリレート105g、2
−ヒドロキシプロピルメタクリレート467.5g、1
64〜185℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素50
g、ジ−tert.−ブチルペルオキシド37.5g、tert.
−ブチルペルオクトアート20gおよびジクミルペルオ
キシド30gの混合物を6時間にわたって連続的に添加
した。次いで、147℃で4時間、バッチを重合させ、
80℃に冷却し、164〜185℃の沸点範囲を有する
芳香族炭化水素75gで希釈した。重合体溶液は、固体
含量65.8%、25℃で3320mPa.sの粘度、27.
4mgKOH/gの酸価および140mgKOH/g固体樹
脂のOH価を有していた。第一級OH基対第二級OH基
の比率は20:80であった。
【0038】製造例3 接点温度計、ビーズ冷却器および滴下ロートを備え、標
準的なテーパーのついたすり合わせ接合部を有する4リ
ッター三つ口フラスコに、164〜185℃の沸点範囲
を有する芳香族炭化水素750gおよびVeova10(Shell
AGの製品)162.5gを入れ、混合物を加熱し、還流
冷却器を作動させ、撹拌しながら147℃にした。アク
リル酸42.5g、ブチルメタクリレート55g、イソ
ブチルメタクリレート72.5g、tert.−ブチルアクリ
レート395g、シクロヘキシルメタクリレート250
g、ヒドロキシエチルメタクリレート210g、2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレート350g、164〜1
85℃の沸点範囲を有する芳香族炭化水素50g、ジ−
tert.−ブチルペルオキシド37.5g、tert.−ブチル
ペルオクトアート20gおよびジクミルペルオキシド3
0gの混合物を6時間にわたって連続的に添加した。次
いで、147℃で4時間、バッチを重合させ、80℃に
冷却し、164〜185℃の沸点範囲を有する芳香族炭
化水素75gで希釈した。重合体溶液は、固体含量6
5.7%、25℃で3350mPa.sの粘度、29.8mgK
OH/gの酸価および140mgKOH/g固体樹脂のO
H価を有していた。第一級OH基対第二級OH基の比率
は40:60であった。
【0039】実施例4 製造例1の共重合体溶液95重量部を98/100%酢
酸ブチル4重量部と混合し、次いで、以下の構成成分を
きれいな乾燥容器中で、互いに完全に混合した。 88重量部 共重合体溶液および酢酸ブチルの予め製造した混合物 2.6重量部 98/100%酢酸ブチル 7.3重量部 エトキシプロピルアセテート 1.2重量部 市販入手可能な光安定剤 0.48重量部 ジエタノールアミン、および 0.36重量部 市販入手可能な均展剤
【0040】実施例5 着色被覆ラッカーの製造 a) 白色被覆ラッカー 最初に、製造例1の共重合体溶液96重量部を、98/
100%酢酸ブチル4重量部と混合した。次いで、この
ようにして得られた共重合体溶液26重量部を、市販入
手可能な湿潤剤2.5重量部、市販入手可能な沈降防止
剤1.5重量部および98/100%酢酸ブチル2重量
%とよく混合し、次いでチタニア35.2重量部を撹拌
して入れた。次いで混合物を慣用の分散方法によって分
散させた。その後で、第一段階で得られた共重合体溶液
28.7重量部、ブチルグリコールアセテート2.5重量
部、市販入手可能な湿潤剤1重量部およびジメチルエタ
ノールアミン0.5重量部からなるバインダービヒクル
溶液を添加することによって、混合物を製造した。
【0041】b) 黒色ラッカー 最初に、製造例1の共重合体溶液96重量部を、98/
100%酢酸ブチル4重量部と混合した。次いで、この
ようにして得られた共重合体溶液13.5重量部を、市
販入手可能な湿潤剤3.6重量部および市販入手可能な
沈降防止剤0.6重量部とよく混合した。次いで、カー
ボンブラック2.3重量部を撹拌して入れた。次いで,
混合物を慣用の分散方法によって分散させた。その後
で、第一段階で得られた共重合体溶液78.5重量部、
市販入手可能な均展剤1重量部およびジメチルエタノー
ルアミン0.5重量部からなるバインダービヒクル溶液
を添加することによって、混合物を製造した。
【0042】実施例6 硬化剤溶液の製造(成分B) 以下の硬化剤溶液を製造した。 50重量部 ヘキサメチレンジイソシアネートをベースとする脂肪族ポリ イソシアネート 10重量部 キシレン異性体の混合物 23重量部 Solvesso 100(R)(炭化水素混合物;沸点範囲164〜180℃) 4重量部 メトキシプロピルアセテート 9重量部 n−ブチルアセテート(98%) 3.85重量部 エトキシプロピルアセテート 0.15重量部 ジブチルスズジラウレート溶液(10%)
【0043】得られたコーティング媒質の塗布 各場合、実施例6の硬化剤溶液で処理する直前に、実施
例4で予め製造したクリアラッカーおよび実施例5の着
色被覆ラッカーを2:1の容積比で混合した。この方法
で得られたクリアラッカーを、ウエット・イントゥ・ウ
エット法を使用して、吹付け塗布により、溶剤をベース
とする下塗りラッカーコートに塗布し、乾燥コート厚さ
40〜60μmにし、5分通気した後、60℃で30分
間硬化させた。同様にして、着色被覆ラッカーを慣用の
二成分プライマーサーフェーサーコートに塗布し、同様
に60℃で30分間硬化させた。ラッカーの技術研究の
結果を以下の表に記載した。
【0044】
【表1】
フロントページの続き (72)発明者 ヘルマン・ケルバー ドイツ連邦共和国デー−42369ヴツパータ ール.ダニエル−シユルマン−ヴエーク37 (72)発明者 マンフレート・クルメ ドイツ連邦共和国デー−50374エアフトシ ユタト.マテイーアス−クルト−シユトラ ーセ27 (72)発明者 オーラフ・ライ ドイツ連邦共和国デー−42329ヴツパータ ール.カイザーシユトラーセ180 (72)発明者 ヴエルナー・シユテフアン ドイツ連邦共和国デー−42111ヴツパータ ール.ヴエストフアーレンヴエーク169

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)a1) 一つまたはそれより多くの、
    α,α,ジアルキル置換された、分枝脂肪族飽和モノカル
    ボン酸のビニルエステル、8〜12重量%、 a2) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸のヒ
    ドロキシアルキルエステル、32〜42重量%、 a3) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸のア
    ルキルエステル、25〜40重量%、 a4) 一つまたはそれより多くの、(メタ)アクリル酸の未
    置換のまたは置換されたシクロアルキルエステル、12
    〜24重量%、および a5) (メタ)アクリル酸、2〜4重量%、からなり、10
    0〜160mgKOH/gのヒドロキシル価、10〜50
    mgKOH/gの酸価、1000〜3000g/モルの数
    平均分子量(Mn)および30〜80℃のガラス転移温度
    (Tg)を有する、ヒドロキシル基を含有する、一つまた
    はそれより多くの共重合体、 B) 成分A)のヒドロキシル基一つに対して、0.5
    〜2個のイソシアネート基が割り当てられるような定量
    的比率の、一つまたはそれより多くのポリイソシアネー
    ト、 C) 一つまたはそれより多くの溶剤、および場合によ
    り一つまたはそれより多くの顔料、エキステンダーおよ
    び/または慣用のラッカー添加剤を含むコーティング媒
    質。
  2. 【請求項2】 50〜65重量%の固体含量を有する、
    請求項1のコーティング媒質。
  3. 【請求項3】 成分A)の、ヒドロキシル基を含む共重
    合体が、1000〜2000g/モルの数平均分子量を
    有する、請求項1または2のコーティング媒質。
  4. 【請求項4】 クリアラッカーとして、顔料を含まずに
    処方することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一
    項のコーティング媒質。
  5. 【請求項5】 成分a2)が、第一級対第二級ヒドロキシ
    ル基の数の比率が40:60から20:80に相当す
    る、第一級および第二級ヒドロキシル基を含むヒドロキ
    シアルキルエステルの混合物を含むことを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれか一項のコーティング媒質。
  6. 【請求項6】 プライマーサーフェーサー層および/ま
    たは着色または透明被覆層を製造するために、請求項1
    〜4のいずれか一項のコーティング媒質を使用すること
    を特徴とする、少なくとも二つのコーティング層を塗布
    することによって、支持体を多層コーティングするため
    の方法。
  7. 【請求項7】 車輌および車輌の部品の多層コーティン
    グに行われることを特徴とする、請求項6の方法。
  8. 【請求項8】 車輌および車輌の部品の補修コーティン
    グに行われることを特徴とする、請求項6の方法。
  9. 【請求項9】 多層コーティングの製造における、請求
    項1〜5のいずれか一項のコーティング媒質の使用。
  10. 【請求項10】 車輌および車輌の部品の補修コーティ
    ングにおける、請求項1〜5のいずれか一項のコーティ
    ング媒質の使用。
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