JPH09254752A - ブレーキ制御装置 - Google Patents

ブレーキ制御装置

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JPH09254752A
JPH09254752A JP6345296A JP6345296A JPH09254752A JP H09254752 A JPH09254752 A JP H09254752A JP 6345296 A JP6345296 A JP 6345296A JP 6345296 A JP6345296 A JP 6345296A JP H09254752 A JPH09254752 A JP H09254752A
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braking force
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の意志に反したブレーキ力の増減を防
止することにより操作性を向上させることができるブレ
ーキ制御装置を提供する。 【解決手段】 減速度検出手段で検出される車両の実際
の減速度が、ブレーキ操作部材の操作量から決まる目標
減速度を下回っている場合には、操作量検出手段で検出
されるブレーキ操作部材の操作量が増加する場合にの
み、すなわち運転者がブレーキ力を増加させようとブレ
ーキ操作部材を操作した場合にのみ、車輪回転抑制手段
によるブレーキ力を増加させ、前記実際の減速度が前記
目標減速度を上回っている場合には、前記操作量検出手
段で検出されるブレーキ操作部材の操作量が減少する場
合にのみ、すなわち運転者がブレーキ力を減少させよう
とブレーキ操作部材を操作した場合にのみ、車輪回転抑
制手段によるブレーキ力を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を減速、停止
させるためのブレーキ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両を減速、停止させるためのブレーキ
制御装置として、特開平5−39008号公報あるいは
特開平5−39014号公報に開示されたもの等があ
る。これらのブレーキ制御装置は、ブレーキ操作部材
と、該ブレーキ操作部材の操作量を検出する操作量検出
手段と、車輪の回転をブレーキ力で抑制するブレーキを
有する車輪回転抑制手段と、実際の車両の減速度を検出
する減速度検出手段と、操作量検出手段の検出結果に基
づいて決まる目標減速度と減速度検出手段により検出さ
れる実際の減速度とが一致するように、車輪回転抑制手
段を制御する制御手段とを有するもので、実際の車両の
減速度が目標減速度から所定値以上ずれた場合にブレー
キ力を増減させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように実際の車両の減速度が目標減速度から所定値以上
ずれた場合にブレーキ力を増減させるのでは、この条件
さえ満たされていれば、例えば運転者がそのときのブレ
ーキ力を維持しようとしてブレーキ操作部材の操作量を
一定に維持していてもブレーキ力が増減させられてしま
う等、運転者の意志に反したブレーキ力の増減が起きて
しまうことになり、操作性の面で問題があった。したが
って、本発明の目的は、運転者の意志に反したブレーキ
力の増減を防止することにより操作性を向上させること
ができるブレーキ制御装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ブレーキ操作部材と、該ブ
レーキ操作部材の操作量を検出する操作量検出手段と、
車輪の回転をブレーキ力で抑制するブレーキを有する車
輪回転抑制手段と、実際の車両の減速度を検出する減速
度検出手段と、前記操作量検出手段の検出結果に基づい
て決まる目標減速度と前記減速度検出手段により検出さ
れる実際の減速度とが一致するように、前記車輪回転抑
制手段を制御する制御手段とを有するブレーキ制御装置
において、前記制御手段は、前記実際の減速度が前記目
標減速度を下回っている場合には、前記操作量検出手段
で検出されるブレーキ操作部材の操作量が増加する場合
にのみ前記車輪回転抑制手段によるブレーキ力を増加さ
せ、前記実際の減速度が前記目標減速度を上回っている
場合には、前記操作量検出手段で検出されるブレーキ操
作部材の操作量が減少する場合にのみ、車輪回転抑制手
段によるブレーキ力を減少させることを特徴としてい
る。これにより、実際の減速度が目標減速度を下回って
いる場合には、ブレーキ操作部材の操作量が増加する場
合にのみ、すなわち運転者がブレーキ力を増加させよう
とブレーキ操作部材を操作した場合にのみ、ブレーキ力
を増加させ、実際の減速度が目標減速度を上回っている
場合には、ブレーキ操作部材の操作量が減少する場合に
のみ、すなわち運転者がブレーキ力を減少させようとブ
レーキ操作部材を操作した場合にのみ、ブレーキ力を減
少させることになる。
【0005】また、請求項2記載の発明は、上記に関し
て、前記制御手段は、前記操作量検出手段で検出される
ブレーキ操作部材の操作量から割り出される該操作量の
増加速度に応じてブレーキ力を増加させ、かつ前記操作
量検出手段で検出されるブレーキ操作部材の操作量から
割り出される該操作量の減少速度に応じてブレーキ力を
減少させることを特徴としている。これにより、ブレー
キ操作部材の操作量の増加速度に応じて、すなわち運転
者がブレーキ力をどのような速度で増加させようとして
いるかに応じて、ブレーキ力を増加させ、ブレーキ操作
部材の操作量の減少速度に応じて、すなわち運転者がブ
レーキ力をどのような速度で減少させようとしているか
に応じて、ブレーキ力を減少させることになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1〜図4に基づいて詳細に説明する。図2において
10はブレーキ操作部材としてのブレーキペダルであ
る。ブレーキペダル10はマスタシリンダ12に接続さ
れており、マスタシリンダ12の2個の加圧室にそれぞ
れ、ブレーキペダル10の踏力に対応する液圧が発生さ
せられる。マスタシリンダ12の一方の加圧室は、液通
路14,16および分岐通路18,20により、左右前
輪22,24にそれぞれ設けられたブレーキのフロント
ホイールシリンダ26,28に接続されており、他方の
加圧室は、液通路30,32および分岐通路34,36
により、左右後輪38,40にそれぞれ設けられたブレ
ーキのリヤホイールシリンダ42,44に接続されてい
る。46は後輪38,40用の液通路32に設けられた
プロポーショニングバルブである。
【0007】上記分岐通路18,20,34,36には
それぞれ、電磁方向切換弁50,52,54,56が設
けられ、液圧制御弁58,60,62,64が接続され
ている。電磁方向切換弁50〜56のソレノイドは常に
は消磁されて図に示す原位置にあり、ホイールシリンダ
26,28,42,44を液圧制御弁58〜64に連通
させているが、ソレノイドが励磁されれば反対側の位置
に切り換えられ、ホイールシリンダ26,28,42,
44をマスタシリンダ12に連通させる。
【0008】液圧制御弁58〜64はそれぞれ、アキュ
ムレータ70とリザーバ72とに液通路74,76によ
り接続されており、アキュムレータ70にはリザーバ7
2の液がポンプ80によって汲み上げられ、一定の範囲
で蓄えられる。液圧制御弁58〜64は、ソレノイドの
励磁電流の制御により、アキュムレータ70の液圧を車
輪の回転を抑制するために必要な高さに制御してホイー
ルシリンダ26,28,42,44に供給し、その液圧
に基づいてブレーキが作動し、該ブレーキの作動力で車
輪の回転が抑制される。第1の実施の形態においては、
ホイールシリンダ26,28,42,44と、これらに
よって作動させられる図示しないブレーキと、ポンプ8
0、アキュムレータ70、液圧制御弁58〜64等とが
車輪回転抑制手段を構成しているのである。
【0009】前記マスタシリンダ12とフロントホイー
ルシリンダ26,28とを接続する液通路14と16と
の間、およびマスタシリンダ12とホイールシリンダ4
2,44とを接続する液通路30と32の間にはそれぞ
れ電磁方向切換弁84,86が設けられ、ストロークシ
ュミレータ88,90が接続されている。ストロークシ
ュミレータ88,90は、マスタシリンダ12から排出
されるブレーキ液を収容してブレーキペダル10の踏込
みを許容するとともに、踏込みストロークに応じた反力
をブレーキペダル10に与えるものである。車輪の回転
が液圧制御弁58〜64によって制御された液圧に基づ
いて抑制される状態においては、電磁方向切換弁84,
86のソレノイドが消磁されてマスタシリンダ12がス
トロークシュミレータ88,90に連通させられ、運転
者にあたかもホイールシリンダ26,28,42,44
に接続されているかのような操作フィーリングを与える
ようになされているのである。
【0010】本ブレーキ制御装置は制御装置(制御手
段)100によって制御される。制御装置100はCP
U102、ROM104、RAM106、入力部10
8、出力部110およびバスを含んでいる。制御装置1
00の入力部108には、ブレーキペダル10の踏込み
を検出するブレーキスイッチ112、ブレーキペダル1
0の踏込み力を検出する操作量検出手段としての踏力検
出装置114、アキュムレータ70の液圧を検出する液
圧センサ116、ホイールシリンダ26,28,42,
44の液圧を検出する液圧センサ118,120,12
2,124、左右の前輪22,24および後輪38,4
0の各回転速度を検出する車輪速センサ126,12
8,130,132、各輪における車体の高さを検出す
る車高センサ134,136,138,140が接続さ
れている。
【0011】出力部110には、液圧制御弁58〜64
および電磁方向切換弁50,52,54,56,84,
86が接続されている。また、ROM104には、図3
にグラフで示すブレーキペダル10の踏込み力と目標減
速度Grとの関係を規定するマップおよび図1にフロー
チャートで示す車輪回転抑制ルーチンが格納されてい
る。以下、このフローチャートに基づいて車輪回転の抑
制について説明する。
【0012】本ブレーキ制御装置による制動は、通常は
液圧制御弁58〜64により制御された液圧に基づいて
行われるのであって、電磁方向切換弁50〜56,8
4,86は常には消磁され、ホイールシリンダ26,2
8,42,44は液圧制御弁58〜64に連通させら
れ、マスタシリンダ12はストロークシュミレータ8
8,90に連通させられている。そして、イグニッショ
ンスイッチがONにされると同時に図示しないメインル
ーチンが実行され、その初期設定においてブレーキの摩
擦材の摩擦係数μが基本値μBに設定されてRAM10
6に設けられた摩擦係数記憶エリアに格納される。基本
値μBは設計上定められ、あるいは乾燥状態の摩擦材の
常温における実測値である。
【0013】ブレーキペダル10が踏み込まれれば、ま
ず、ステップS1(以下、S1と略称する)が実行さ
れ、ブレーキペダル10の踏込み力PE、車輪速度およ
び車高が読み込まれた後、S2において、踏込み力PE
からその微分値である変化速度PE’を算出するととも
に、S3において、車輪速センサ126,128,13
0,132で検出される車輪速度をもとにして車両の実
減速度Gを演算する。
【0014】このS3の演算方法としては、4つの車輪
速センサ126,128,130,132で検出された
車輪速度の最大値の所定時間間隔(100ms〜500
msで、好ましくは200ms〜300ms)の変化量
をその時間間隔で除した値をもって実減速度Gとする方
法、あるいは所定速度変化(1km/h〜5km/hで
好ましくは3km/h程度)毎にそれをその間の時間で
除した値をもって実減速度Gとする方法、さらには、ア
ンチロックブレーキシステムあるいはトラクションコン
トロールシステムで用いられているいわゆる模擬車体速
度の傾斜をもって実減速度Gとする方法が採用される。
【0015】続いて、S4において目標減速度Grが演
算される。ブレーキペダル10の踏込み力と目標減速度
rとの関係を規定する前記マップから目標減速度Gr
演算されるのである。次いでS5〜S10が実行され、
目標減速度Grと実減速度Gとを一致させるべく、ホイ
ールシリンダの制動液圧を設定するために摩擦材の摩擦
係数μが設定される。
【0016】摩擦係数μは実減速度Gの目標減速度Gr
に対する割合に応じて設定される。S5においては実減
速度Gが目標減速度Grの95%以下であるか否かの判
定が行われ、95%以下であればS5の判定結果がYE
Sとなって、S7においてブレーキペダル10の踏込み
力が増加状態にあるか否かの判定が、例えば踏込み力の
変化速度PE’が予め定められたβ(β>0)に対し
E’≧βであるか否かにより行われる。そして、PE
≧βであってブレーキペダル10の踏込み力が増加状態
にあれば、S7の判定がYESとなってS10が実行さ
れる。このS10においては、摩擦係数μの変化が、変
化速度PE’に比例するよう、μ=(1−K×PE’)μ
に決定されて、それまで摩擦係数記憶エリアに格納され
ていた摩擦係数μと置き換えられる。ここで、この式に
おけるKは正の値の比例定数であって、PE’はブレー
キペダル10の踏込み力PEの微分値すなわち変化速度
であり、ブレーキペダル10の踏込み力PEが増加して
いることからPE’は正であって、上記式から得られる
摩擦係数μは元の値に対し小さくなる。一方、S7にお
いてブレーキペダル10の踏込み力が増加状態になけれ
ば、S7の判定がNOとなってS9が実行され、摩擦係
数μはそれまで通りの値に決定される。
【0017】また、S5において実減速度Gが目標減速
度Grの95%より大きい場合には、S6が実行され、
実減速度Gが目標減速度Grの105%以上であるか否
かの判定が行われる。目標減速度Grの105%以上で
あればS6の判定がYESとなって、S8においてブレ
ーキペダル10の踏込み力が減少状態にあるか否かの判
定が、例えば踏込み力の変化速度PE’が予め定められ
たβ(β>0)に対しPE’≦−βであるか否かにより
行われる。そして、PE’≦−βであってブレーキペダ
ル10の踏込み力が減少状態にあれば、S8の判定がY
ESとなってS10が実行される。このS10において
は、摩擦係数μが、μ=(1−K×PE’)μに決定さ
れて、それまで摩擦係数記憶エリアに格納されていた摩
擦係数μと置き換えられる。ここで、ブレーキペダル1
0の踏込み力PEが減少していることからPE’は負とな
り上記式から得られる摩擦係数μは元の値に対し大きく
なる。一方、S8においてブレーキペダル10の踏込み
力が減少状態になければ、S8の判定がNOとなってS
9が実行され、摩擦係数μはそれまで通りの値に決定さ
れる。
【0018】これによって、実減速度Gが目標減速度G
rの95%以下である間は、ブレーキペダル10の踏込
み力が増加する場合にのみ、車輪回転抑制ルーチンの1
実行サイクル毎に摩擦係数μがブレーキペダル10の踏
込み力の増加速度に応じて減じられ、実減速度Gが目標
減速度Grの105%以上である間は、ブレーキペダル
10の踏込み力が減少する場合にのみ、車輪回転抑制ル
ーチンの1実行サイクル毎に摩擦係数μがブレーキペダ
ル10の踏込み力の減少速度に応じて増やされ、95%
と105%との間では変更されないこととなる。
【0019】次いで、S11において左右の前輪22,
24および後輪38,40の各車輪荷重が決定される。
4輪の各荷重の大きさは車両の構造や制動時に生ずる車
両後方から前方への荷重移動によって異なり、同じ制動
力では4輪が同時にロックするように車輪の回転を抑制
することができないため、各輪毎に適切な制動力が得ら
れるように車輪荷重を決定するのである。左前輪22の
荷重FFLは次式に従って決定される。 FFL=WFL+{(H・GX)/2L−(H・RF・GY
/T}−M ただし、 WFL:停車状態において左前輪22にかかる車両重量 H:車両の重心高さ GX:前後加速度 L:ホイールベース RF:前輪のロール剛性配分 GY:横加速度 T:トレッド M:車両の質量
【0020】制動時には、前後加速度GXに車両の重心
の高さHおよび車両の質量Mを掛けた大きさのモーメン
ト(M・H・GX)が生じ、このモーメントは前輪に地
面から加えられる反力FにホイールベースLを掛けたモ
ーメント(F・L)と釣り合うことからF=(M・H・
X)/Lが得られ、さらにこの反力Fは左右の前輪2
2,24に加えられるのであるから、左前輪22の荷重
は(M・H・GX)/2Lだけ増大することとなる。
【0021】また、車両旋回時には車両の左右方向に荷
重移動が生ずる。車両旋回時には横加速度GYに重心高
さHを掛けた大きさのモーメント(M・H・GY)が生
じ、トレッドTに左の前後輪に地面から加えられる反力
Fを掛けたモーメント(F・T)と釣り合うことからF
=(M・H・GY)/Tが得られる。この力Fは前輪と
後輪とがそのロール剛性配分RF,RRの大きさに応じて
分担する。ロール剛性配分は、車両が前後方向の軸線ま
わりに回動する際に、懸架装置からばね上重量に伝えら
れる復元モーメントの前輪と後輪との配分比率であり、
(M・H・GY)/Tに前輪22,24のロール剛性配
分RFを掛けた値が旋回に伴う左前輪22の荷重の変化
量である。左旋回時における横加速度GYを正で表すと
すれば、左前輪22の場合、車両の左旋回時には荷重移
動により荷重が減少するため、上記式において(M・H
・RF・Gr)/Τが引かれ、右旋回時にはGYが負の値
となり、荷重が増大することとなる。
【0022】また、右前輪24の荷重FFRは次式によっ
て求められる。 FFR=WFR+{(H・GX)/2L+(H・RF・GY
/T}・M ただし、 WFR=停車状態において右前輪24にかかる車両重量 右前輪24の場合、車両の左旋回時には横方向の荷重移
動により荷重が大きくなり、これを加えることにより荷
重FFRが求められ、右旋回時にはGYの値が負になるた
め、荷重が減少する。
【0023】さらに、左後輪38および右後輪40の各
荷重FRL,FRRは次式によって求められる。 FRL=WRL−{(H・GX)/2L+(H・RR・GY
/T}・M FRR=WRR−{(H・GX)/2L−(H・RR・GY
/T}・M ただし、 WRL:停車状態において左後輪38にかかる車両重量 RR:後輪のロール剛性配分 WRR:停車状態において右後輪40にかかる車両重量 制動に伴う前後方向の荷重移動により後輪の荷重は減少
するため、(M・H・GX)/2Lを引くのである。ま
た、左右方向の移動荷重は(M・H・GY)/Tに後輪
のロール剛性の分担率RRを掛けることにより求めら
れ、この値を左後輪38の場合には引き、右後輪40の
場合には加えることとなる。
【0024】このように左右の前輪22,24および後
輪38,40の荷重が求められたならばS12が実行さ
れ、荷重の大きさに応じた制動力が得られるように、各
輪のホイールシリンダ26,28,42,44に供給さ
れる制動液圧PFL,PFR,PRL,PRRが次式により算出
される。 PFL=(FFL・Gr)/(μ・bF) PFR=(FFR・Gr)/(μ・bF) PRL=(FRL・Gr)/(μ・bR) PRR=(FRR・Gr)/(μ・bR) ただし、bFは前輪のブレーキファクタ、bRは後輪のブ
レーキファクタであり、bF,bRはそれぞれ次式によっ
て表される。 bF=2・AF・(r/R) bR=2・AR・(r/R) ただし、 AF:左右前輪22,24のブレーキのピストン断面積 AR:左右後輪38,40のブレーキのピストン断面積 r:ディスクロータの有効半径 R:タイヤの有効半径
【0025】したがって、実減速度Gが目標減速度Gr
の95%以下であれば、ブレーキペダル10の踏込み力
が増加する場合にのみ、摩擦係数μがブレーキペダル1
0の踏込み力の増加速度に応じて減少させられ、該摩擦
係数μすなわちブレーキペダル10の踏込み力の増加速
度に応じて、同じ目標減速度Gr対する制動液圧Pすな
わち該制動液圧Pで得られるブレーキ力が高められるこ
ととなる。この場合には、車輪回転の抑制量が不足して
いるため、制動液圧Pが高く決定され、車輪回転の抑制
量が大きくなるようにされるのである。また、実減速度
Gが目標減速度Grの105%以上であれば、ブレーキ
ペダル10の踏込み力が減少する場合にのみ、摩擦係数
μがブレーキペダル10の踏込み力の減少速度に応じて
増加させられ、該摩擦係数μすなわちブレーキペダル1
0の踏込み力の減少速度に応じて、同じ目標減速度Gr
対する制動液圧Pすなわち該制動液圧Pで得られるブレ
ーキ力が低められることとなる。この場合には、車輪回
転の抑制が過大なのであるから、摩擦係数が増大させら
れて同じ目標減速度Gr対する制動液圧Pが低く決定さ
れ、車輪回転の抑制量が小さくされる。
【0026】そして、S12において、算出された制動
液圧が各ホイールシリンダ26,28,42,44に供
給されるように液圧制御弁58〜64のソレノイドの励
磁電流の大きさが制御される。液圧センサ118〜12
4によって検出されるホイールシリンダ26,28,4
2,44に供給される液圧と設定された制動液圧Pとが
比較され、制動液圧Pが得られるように電流がフィード
バック制御されるのである。
【0027】このようにブレーキペダル10の踏込み力
に対応する目標減速度Grを得るために、実減速度Gの
目標減速度Grに対する割合によって制動液圧Pの高さ
が変えられる。実減速度Gが目標減速度Grの95%以
下である間はS10が実行される毎に摩擦係数μがブレ
ーキペダル10の踏込み力の増加速度に応じた分ずつ小
さくされ、制動液圧Pが増大させられるのであり、実減
速度Gが目標減速度Grの105%以上である間はS1
0が実行される毎に摩擦係数μがブレーキペダル10の
踏込み力の減少速度に応じた分ずつ大きくされ、制動液
圧Pが減少させられる。そして、実減速度Gが目標減速
度Grの95%より大きく、105%より小さくなれば
摩擦係数μは一定値に保たれ、実減速度Gが目標減速度
rと正確に一致しなくても、その範囲内では制動液圧
Pが一定に保たれる。
【0028】以上により、実減速度Gが目標減速度Gr
を、該目標減速度Grの95%以下となるよう下回って
いる場合には、S7の判断でブレーキペダル10の踏込
み力が増加する場合にのみ、すなわち運転者がブレーキ
力を増加させようとブレーキペダル10を踏込んだ場合
にのみ、S10〜S12で摩擦係数μを減少させてブレ
ーキ力を増加させ、実減速度Gが目標減速度Grを、該
目標減速度Grの105%以上となるよう上回っている
場合には、S8の判断でブレーキペダル10の踏込み力
が減少する場合にのみ、すなわち運転者がブレーキ力を
減少させようとブレーキペダル10の踏込みを解除する
場合にのみ、S10〜S12で摩擦係数μを増加させて
ブレーキ力を減少させることになる。したがって、運転
者の意志に反したブレーキ力の増減を防止することによ
り操作性を向上させることができる。
【0029】また、S10においては、ブレーキペダル
10の踏込み力の増加速度に応じて、すなわち運転者が
ブレーキ力をどのような速度で増加させようとしている
かに応じて、前記増加速度に比例した速度で、摩擦係数
μを減少させてブレーキ力を増加させることができ、ブ
レーキペダル10の踏込み力の減少速度に応じて、すな
わち運転者がブレーキ力をどのような速度で減少させよ
うとしているかに応じて、前記減少速度に比例した速度
で、摩擦係数μを増加させてブレーキ力を減少させるこ
とができる。したがって、運転者の意志に基づく踏込み
力に応じてブレーキ力の増加速度および減少速度を変化
させることにより、より運転者の意志に合わせてブレー
キ力を発生させることができる。
【0030】以上の説明から明らかなように、第1の実
施の形態においては、車輪速センサ126,128,1
30,132が減速度検出手段を構成し、制御装置10
0のうち、ROM104のS1〜S12を記憶する部分
ならびにCPU102およびRAM106のそれらステ
ップを実行する部分が制御手段に相当しているのであ
る。
【0031】なお、以上においては、ブレーキペダル1
0の踏込み力の増加および減少の判定を、踏込み力の変
化速度PE’と、予め定められた所定値βあるいは−β
との比較により行ったが、上記したS1とS2の間に図
4に示すS100〜S106を挿入し、これらS100
〜S106に基づいて行ってもよい。すなわち、S1の
後のS100で、S1で読み込んだブレーキペダル10
の踏込み力PEを、後述のS102による置き換えでそ
れまでに記憶された踏込み力の最大値PEpeakと比較す
る。そして、S100においてPE>PEpeakと判定され
た場合には、S101でブレーキペダル10の踏込み力
が増加状態であると判定し記憶して、S102で、この
ときの踏込み力PEを最大値PEpeakとして記憶する。こ
れにより、後にS7を実行する場合に、S7では、S1
01で踏込み力が増加状態と記憶されている場合はYE
Sの判定を行い、そうでない場合はNOの判定を行うこ
とになる。ここで、このPEpeakは、イグニッションス
イッチがONされた時点およびブレーキペダル10の踏
込み力が0となった時点でPEpeak=0にリセットさ
れ、リセットとリセットとの間において最大値が検出さ
れる毎に、S102で該最大値に順次置き換えられる。
【0032】他方、S100において最大値PEpeak
り踏込み力PEが大きくないと判定された場合には、S
103において、踏込み力PEをそれまでに記憶された
踏込み力の最大値PEpeakから予め定められた所定値α
(α>0)を減じた値と比較する。そして、S103に
おいてPE<(PEpeak−α)であると判定された場合に
は、S104でブレーキペダル10の踏込み力が減少状
態であると判定し記憶して、S105で、踏込み力PE
に前記所定値αを加算したものを最大値PEpeakとして
記憶する。これにより、後にS8を実行する場合に、S
8では、S104で踏込み力が減少状態と記憶されてい
る場合はYESの判定を行い、そうでない場合はNOの
判定を行うことになる。
【0033】また、S103においてPE<(PEpeak
α)でないと判定された場合には、S106でブレーキ
ペダル10の踏込み力が保持状態であると判定し記憶す
る。これにより、後にS7あるいはS8を実行する場
合、これら判定ではいずれもNOの判定を行うことにな
る。
【0034】本発明の第2の実施の形態を図5および図
6を参照して第1の実施の形態との相違部分を中心に以
下に説明する。第2の実施の形態は、図2に示される車
輪個々にブレーキ液圧を変調できる液圧制御弁58,6
0,62,64の代りに、出力が変調可能なブースタ1
60を用いた点が主たる相違点である。すなわち、第2
の実施の形態のブレーキ制御装置は、図6に示すよう
に、ブレーキペダル10とマスタシリンダ12との間に
介在されて、マスタシリンダ12の2個の加圧室にそれ
ぞれ、ブレーキペダル10の踏込み力に対応する液圧
を、ブレーキペダル10の踏込み力を助勢しつつ発生さ
せるブースタ160を有しており、該ブースタ160
は、上記したようにその出力を制御装置100からの信
号で変調することにより、マスタシリンダ12から発生
させる液圧を変調させるようになっている(このブース
タ160については実開昭60−134067号公報、
実開昭60−134068号公報および実開昭60−1
34069号公報参照)。
【0035】マスタシリンダ12の一方の加圧室は、左
前輪22(図6においては図示略)に設けられたブレー
キのフロントホイールシリンダ26と右後輪40(図6
においては図示略)に設けられたブレーキのリヤホイー
ルシリンダ44に接続されており、他方の加圧室は、右
前輪24(図6においては図示略)に設けられたブレー
キのフロントホイールシリンダ28と左後輪38(図6
においては図示略)に設けられたブレーキのリヤホイー
ルシリンダ42に接続されている。後輪38,40用の
液通路にはプロポーショニングバルブ46がそれぞれ設
けられている。なお、符号162は、マスタシリンダ1
2からホイールシリンダ26,28,42,44への液
圧を必要に応じて遮断しつつホイールシリンダ26,2
8,42,44の液圧を減圧および増圧等させるABS
用アクチュエータである。また、第3の実施の形態と同
様、ブレーキペダル10の踏込み力を検出する操作量検
出手段としての踏力検出装置114、左右の前輪22,
24および後輪38,40の各回転速度を検出する車輪
速センサ126,128,130,132(図6におい
ては図示略)等が設けられている。なお、第2の実施の
形態においては、ホイールシリンダ26,28,42,
44と、これらそれぞれで作動させられる図示しないブ
レーキと、ブースタ160等とが車輪回転抑制手段を構
成している。
【0036】第2の実施の形態のブレーキ制御装置は、
第1の実施の形態に対して、上記ブースタ160を用い
る点が主に相違しているため、制御装置100に格納さ
れた車輪回転抑制ルーチンにおいて、目標減速度Gr
実減速度Gとの比に応じてブースタ160の出力を変更
し、ホイールシリンダ26,28,42,44に供給さ
れる制動液圧を制御するようになっており、また、S1
1の車輪荷重の決定およびS12の制動液圧のフィード
バック制御は廃止され、これによりS1の代りに該S1
から車高の読込みを削除したS201を実行するように
なっている。ここで、第2の実施の形態においては、各
目標減速度Grすなわちブレーキペダル10の各踏込み
力に一対一で対応するブースタ160の基準の出力特性
があらかじめ初期設定されマップとして制御装置100
に記憶されている。
【0037】車輪回転抑制ルーチンのS5において、実
減速度Gが目標減速度Gr の95%以下であるか否かの
判定が行われ、95%以下であればS5の判定結果がY
ESとなって、S7においてブレーキペダル10の踏込
み力が増加状態にあるか否かの判定が、例えば踏込み力
の変化速度PE'が予め定められたβ(β>0)に対しP
E'≧βであるか否かにより行われる。そして、PE'≧β
であってブレーキペダル10の踏込み力が増加状態にあ
れば、S7の判定がYESとなってS210が実行され
る。このS210においては、ブースタ160の基準の
出力特性に対する実際の出力特性の係数値がその直前の
値に対し(100×K×PE')%変化させられる。ここ
で、この式におけるKは正の値の比例定数であって、P
E'はブレーキペダル10の踏込み力PE の微分値すなわ
ち変化速度であり、ブレーキペダル10の踏込み力PE
が増加していることからPE'は正であって、結果とし
て、上記式から得られるブースタ160の実際の出力特
性がその直前の出力特性に対し(100×K×PE')%
増加されるようにブースタ160が制御される。
【0038】なお、上記したブースタ160の出力特性
とは、入力に対するブースタ160の出力特性のことで
あり、上記した実減速度Gが目標減速度Grの95%以
下である場合に実行されるS210においては、ブレー
キペダル10からの各入力に一対一で対応する出力(同
じ入力に対し得られる出力)が、その直前のものに対
し、すべて(100×K×PE’)%ずつ増やされるよ
うに出力特性を全体として変化させるよう、制御装置1
00がブースタ160を制御するのである。一方、S7
においてブレーキペダル10の踏込み力が増加状態にな
ければ、S7の判定がNOとなってS209が実行さ
れ、ブースタ160の実際の出力特性はそれまでの状態
に維持される。
【0039】実減速度Gが目標減速度Grの95%より
大きい場合にはS6が実行され、実減速度Gが目標減速
度Grの105%以上であるか否かの判定が行われる。
目標減速度Grの105%以上であればS6の判定がY
ESとなってS8が実行され、ブレーキペダル10の踏
込み力が減少状態にあるか否かの判定が、例えば踏込み
力の変化速度PE’が予め定められたβ(β>0)に対
しPE’≦−βであるか否かにより行われる。そして、
E’≦−βであってブレーキペダル10の踏込み力が
減少状態にあれば、S8の判定がYESとなってS21
0が実行される。このS210においては、ブースタ1
60の基準の出力特性に対する実際の出力特性の係数値
がその直前の値に対し(100×K×PE’)%変化さ
せられる。ここで、この式におけるKは正の値の比例定
数であって、PE’はブレーキペダル10の踏込み力PE
の微分値すなわち変化速度であり、ブレーキペダル10
の踏込み力PEが減少していることからPE’は負であっ
て、結果として、上記式から得られるブースタ160の
実際の出力特性がその直前の出力特性に対し(100×
K×PE’)%減少されるようにブースタ160が制御
される。
【0040】なお、上記した実減速度Gが目標減速度G
rの105%以上である場合に実行されるS210にお
いては、ブレーキペダル10からの各入力に一対一で対
応する出力(同じ入力に対し得られる出力)が、その直
前のものに対し、すべて(100×K×PE’)%ずつ
減らされるように出力特性を全体として変化させるよ
う、制御装置100がブースタ160を制御する。一
方、S8においてブレーキペダル10の踏込み力が減少
状態になければ、S8の判定がNOとなってS209が
実行され、ブースタ160の実際の出力特性はそれまで
の状態に維持される。
【0041】これによって、実減速度Gが目標減速度G
rの95%以下である間は、ブレーキペダル10の踏込
み力が増加する場合にのみ、車輪回転抑制ルーチンの1
実行サイクル毎にブースタ160の出力特性が踏込み力
の増加速度に応じて(100×K×PE’)%ずつ増や
され、よって同じブレーキペダル10の踏込み力に対し
より大きい制動液圧がホイールシリンダ26,28,4
2,44に伝達されることになり、105%以上である
間は、ブレーキペダル10の踏込み力が減少する場合に
のみ、出力特性が踏込み力の減少速度に応じた(100
×K×PE’)%ずつ減らされ、よって同じブレーキペ
ダル10の踏込み力に対しより小さい制動液圧がホイー
ルシリンダ26,28,42,44に伝達されることに
なり、95%と105%との間では変更されず、よって
同じブレーキペダル10の踏込み力に対し同じだけの制
動液圧がホイールシリンダ26,28,42,44に伝
達される。
【0042】また、ブレーキペダル10の踏込み力が零
になると、制御装置100はブースタ160の出力特性
を基準の出力特性に初期化する。以上により第2の実施
の形態は、第1の実施の形態と同様の効果を発揮するこ
とは勿論、車高センサが不要となるため低コスト化を図
ることができる。
【0043】本発明の第3の実施の形態を図7を参照し
て第2の実施の形態との相違部分を中心に以下に説明す
る。第3の実施の形態は、第2の実施の形態に対し制御
内容が一部異なるものである。第3の実施の形態におい
て、各目標減速度Grすなわちブレーキペダル10の各
踏込み力に一対一で対応する基準の制動液圧の出力特性
があらかじめ初期設定されマップとして制御装置100
に記憶されており、また、各制動液圧に一対一で対応す
るブースタ160の出力特性もあらかじめ初期設定され
マップとして制御装置100に記憶されている。
【0044】そして、S209,S210に続く、S3
12において、S209,S210で決定された実際の
ブースタの出力特性に対応する制動液圧の出力特性から
得られる液圧が各ホイールシリンダ26,28,42,
44に供給されるようにブースタ160が制御される。
液圧センサ118〜124によって検出されるホイール
シリンダ26,28,42,44に供給される液圧と、
この液圧を発生させるべく目標減速度Grすなわちブレ
ーキペダル10の踏込み力に応じて設定された前記制動
液圧の出力特性上の液圧とが比較され、設定された液圧
が得られるようにブースタ160がフィードバック制御
される。以上の第3の実施の形態も、第2の実施の形態
と同様の効果を発揮することができる。
【0045】なお、この第3の実施の形態の制御内容
を、第1の実施の形態の液圧制御弁58,60,62,
64を有するブレーキ制御装置に適用することも可能で
ある。この場合は、第3の実施の形態のブースタ160
を制御する部分を液圧制御弁58,60,62,64の
制御に置き換えればよい。ここで、上記各実施の形態に
おいては、ブレーキペダル10の操作量として、ブレー
キペダル10の踏込み力を検出する場合を例にとり説明
したが、ブレーキペダル10の踏込み量を検出してもよ
い。この場合、図8に示すように、ブレーキペダル10
の踏込み量に対する目標減速度の関係をあらかじめマッ
プとして設定しておくことになる。加えて、実減速度を
車輪速度から検出するのではなく、車両の減速度を直接
検出する減速度センサを用いることも可能であり、この
場合、減速度センサは車両の傾斜角度を補正する必要が
あるため、この補正を行うためのセンサを設けることに
なる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、実際の減速度が目標減速度を下回っている
場合には、ブレーキ操作部材の操作量が増加する場合に
のみ、すなわち運転者がブレーキ力を増加させようとブ
レーキ操作部材を操作した場合にのみ、ブレーキ力を増
加させ、実際の減速度が目標減速度を上回っている場合
には、ブレーキ操作部材の操作量が減少する場合にの
み、すなわち運転者がブレーキ力を減少させようとブレ
ーキ操作部材を操作した場合にのみ、ブレーキ力を減少
させることになる。したがって、運転者の意志に反した
ブレーキ力の増減を防止することにより操作性を向上さ
せることができる。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、ブレ
ーキ操作部材の操作量の増加速度に応じて、すなわち運
転者がブレーキ力をどのような速度で増加させようとし
ているかに応じて、ブレーキ力を増加させ、ブレーキ操
作部材の操作量の減少速度に応じて、すなわち運転者が
ブレーキ力をどのような速度で減少させようとしている
かに応じて、ブレーキ力を減少させることになる。した
がって、運転者の意志に応じてブレーキ力の増加速度お
よび減少速度を変化させることにより、より運転者の意
志に合わせてブレーキ力を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーキ制御装置の第1の実施の形態
の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図2】本発明のブレーキ制御装置の第1の実施の形態
の構成図である。
【図3】本発明のブレーキ制御装置の第1の実施の形態
の制御装置に格納されたブレーキペダルの踏込み力と目
標減速度との関係を示すグラフである。
【図4】本発明のブレーキ制御装置の第1の実施の形態
の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンの一部変
更例を示すフローチャートである。
【図5】本発明のブレーキ制御装置の第2の実施の形態
の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図6】本発明のブレーキ制御装置の第2の実施の形態
の構成図である。
【図7】本発明のブレーキ制御装置の第3の実施の形態
の制御装置に格納された車輪回転抑制ルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】本発明のブレーキ制御装置に適用可能なブレー
キペダルの踏込み量と目標減速度との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
10 ブレーキペダル(ブレーキ操作部材) 26,28 フロントホイールシリンダ(車輪回転抑制
手段) 42,44 リヤホイールシリンダ(車輪回転抑制手
段) 58,60,62,64 液圧制御弁(車輪回転抑制手
段) 70 アキュムレータ(車輪回転抑制手段) 80 ポンプ(車輪回転抑制手段) 100 制御装置(制御手段) 114 踏力検出装置(操作量検出手段) 126,128,130,132 車輪速センサ(減速
度検出手段) 160 ブースタ(車輪回転抑制手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーキ操作部材と、 該ブレーキ操作部材の操作量を検出する操作量検出手段
    と、 車輪の回転をブレーキ力で抑制するブレーキを有する車
    輪回転抑制手段と、 実際の車両の減速度を検出する減速度検出手段と、 前記操作量検出手段の検出結果に基づいて決まる目標減
    速度と前記減速度検出手段により検出される実際の減速
    度とが一致するように、前記車輪回転抑制手段を制御す
    る制御手段とを有するブレーキ制御装置において、 前記制御手段は、前記実際の減速度が前記目標減速度を
    下回っている場合には、前記操作量検出手段で検出され
    るブレーキ操作部材の操作量が増加する場合にのみ前記
    車輪回転抑制手段によるブレーキ力を増加させ、前記実
    際の減速度が前記目標減速度を上回っている場合には、
    前記操作量検出手段で検出されるブレーキ操作部材の操
    作量が減少する場合にのみ、車輪回転抑制手段によるブ
    レーキ力を減少させることを特徴とするブレーキ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記操作量検出手段で
    検出されるブレーキ操作部材の操作量から割り出される
    該操作量の増加速度に応じてブレーキ力を増加させ、か
    つ前記操作量検出手段で検出されるブレーキ操作部材の
    操作量から割り出される該操作量の減少速度に応じてブ
    レーキ力を減少させることを特徴とする請求項1記載の
    ブレーキ制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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