JPH09254759A - アンチスキッドブレーキ制御システム - Google Patents
アンチスキッドブレーキ制御システムInfo
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- JPH09254759A JPH09254759A JP8062784A JP6278496A JPH09254759A JP H09254759 A JPH09254759 A JP H09254759A JP 8062784 A JP8062784 A JP 8062784A JP 6278496 A JP6278496 A JP 6278496A JP H09254759 A JPH09254759 A JP H09254759A
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Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ABS制御時のブレーキ液の消費を小さくし、
またMCY圧の低下の応答性を向上し、更にシステムの
簡素化を図りかつコストをより一層低減する。 【構成】車輪のロック傾向時、各保持弁10,12,14,16が
閉じて各ホイールシリンダ6,7,8,9のブレーキ液圧が保
持される。同時に第2開閉弁41が閉じかつ第3開閉弁
42が開き、MCY圧が大径室4iに流出して低下す
る。更にロック傾向にある車輪の保持弁が開いて、その
ブレーキ液がMCY4の液室4bおよび大径室4iに排
出され、そのブレーキ液圧が減圧される。ABSの増圧
時、第2開閉弁41が開きかつ第3開閉弁42が閉じ
て、ブレーキブースタ3の出力によりMCY圧が上昇す
る。このときのみブレーキ液がリザーバ5に排出される
ので、その消費は小さい。なお、電磁切換弁23の制御
によりブレーキブースタ3の出力を制御することによ
り、ABS制御がより効果的に行われる。
またMCY圧の低下の応答性を向上し、更にシステムの
簡素化を図りかつコストをより一層低減する。 【構成】車輪のロック傾向時、各保持弁10,12,14,16が
閉じて各ホイールシリンダ6,7,8,9のブレーキ液圧が保
持される。同時に第2開閉弁41が閉じかつ第3開閉弁
42が開き、MCY圧が大径室4iに流出して低下す
る。更にロック傾向にある車輪の保持弁が開いて、その
ブレーキ液がMCY4の液室4bおよび大径室4iに排
出され、そのブレーキ液圧が減圧される。ABSの増圧
時、第2開閉弁41が開きかつ第3開閉弁42が閉じ
て、ブレーキブースタ3の出力によりMCY圧が上昇す
る。このときのみブレーキ液がリザーバ5に排出される
ので、その消費は小さい。なお、電磁切換弁23の制御
によりブレーキブースタ3の出力を制御することによ
り、ABS制御がより効果的に行われる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の液圧ブ
レーキシステムにおけるアンチスキッドブレーキ制御シ
ステム(以下、ABSともいう)の技術分野に属し、特
に減圧時にホイールシリンダから排出されたブレーキ液
を、増圧時にホイールシリンダに再び戻すためのポンプ
を有さないポンプレスのABSの技術分野に属するもの
である。
レーキシステムにおけるアンチスキッドブレーキ制御シ
ステム(以下、ABSともいう)の技術分野に属し、特
に減圧時にホイールシリンダから排出されたブレーキ液
を、増圧時にホイールシリンダに再び戻すためのポンプ
を有さないポンプレスのABSの技術分野に属するもの
である。
【0002】
【従来の技術】車両の制動時に制動車輪がロックして操
縦が不安定になるとともに制動距離が長くなってしまう
ことがあり、このために、従来から制動車輪のロック時
にアンチスキッド制御(以下、ABS制御ともいう)を
行うABSが種々提案されている。このABSは、制動
時に車輪がロック傾向となったことを検出したとき、そ
の車輪のブレーキ力を弱めてロック傾向を解消し、その
後再びブレーキ力を大きくすることにより、車両の操縦
を安定させると共に、制動距離ができるだけ短くなるよ
うにブレーキ制御を行うものである。
縦が不安定になるとともに制動距離が長くなってしまう
ことがあり、このために、従来から制動車輪のロック時
にアンチスキッド制御(以下、ABS制御ともいう)を
行うABSが種々提案されている。このABSは、制動
時に車輪がロック傾向となったことを検出したとき、そ
の車輪のブレーキ力を弱めてロック傾向を解消し、その
後再びブレーキ力を大きくすることにより、車両の操縦
を安定させると共に、制動距離ができるだけ短くなるよ
うにブレーキ制御を行うものである。
【0003】ところで、液圧ブレーキシステムに適用さ
れたABSにおいては、車輪のロック傾向検出時にブレ
ーキシリンダのブレーキ液の一部をサンプに排出してブ
レーキ液圧を減圧し、車輪が回復してきたときポンプに
よりサンプのブレーキ液を再びブレーキシリンダに供給
してブレーキ液圧の再増圧を行っている。しかしなが
ら、このようなポンプを用いたABSでは、構成が複雑
であるばかりでなく、高価なポンプを用いているので、
必然的にシステム全体も高価になっている。
れたABSにおいては、車輪のロック傾向検出時にブレ
ーキシリンダのブレーキ液の一部をサンプに排出してブ
レーキ液圧を減圧し、車輪が回復してきたときポンプに
よりサンプのブレーキ液を再びブレーキシリンダに供給
してブレーキ液圧の再増圧を行っている。しかしなが
ら、このようなポンプを用いたABSでは、構成が複雑
であるばかりでなく、高価なポンプを用いているので、
必然的にシステム全体も高価になっている。
【0004】そこで、ポンプを使用しないポンプレスの
ABSも従来から提案されている。図7はこのようなポ
ンプレスのABSを概略的に示す図である。図中、1は
ABS、2はブレーキペダル、3は負圧倍力装置からな
るブレーキブースタ、4はタンデム形のマスタシリン
ダ、5はマスタシリンダ4のリザーバ、6〜9はそれぞ
れ前後左右輪にブレーキをかける第1ないし第4ホイー
ルシリンダ、10はマスタシリンダ4と第1ホイールシ
リンダ6との間の通路に配設された電磁弁からなる常開
の第1保持弁、11は第1保持弁10と並列に配設され
第1ホイールシリンダ6からマスタシリンダ4に向かう
ブレーキ液の流れのみを許容する第1チェックバルブ、
12はマスタシリンダ4と第2ホイールシリンダ7との
間の通路に配設された電磁弁からなる常開の第2保持
弁、13は第2保持弁12と並列に配設され第2ホイー
ルシリンダ7からマスタシリンダ4に向かうブレーキ液
の流れのみを許容する第2チェックバルブ、14はマス
タシリンダ4と第3ホイールシリンダ8との間の通路に
配設された電磁弁からなる常開の第3保持弁、15は第
3保持弁14と並列に配設され第3ホイールシリンダ8
からマスタシリンダ4に向かうブレーキ液の流れのみを
許容する第3チェックバルブ、16はマスタシリンダ4
と第4ホイールシリンダ9との間の通路に配設された電
磁弁からなる常開の第4保持弁、17は第4保持弁16
と並列に配設され第4ホイールシリンダ9からマスタシ
リンダ4に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第4
チェックバルブ、18は第1ホイールシリンダ6とマス
タシリンダ4のリザーバ5との間の通路に配設された電
磁弁からなる常閉の第1減圧弁、19は第2ホイールシ
リンダ7とリザーバ5との間の通路に配設された電磁弁
からなる常閉の第2減圧弁、20は第3ホイールシリン
ダ8とリザーバ5との間の通路に配設された電磁弁から
なる常閉の第3減圧弁、21は第4ホイールシリンダ9
とリザーバ5との間の通路に配設された電磁弁からなる
常閉の第4減圧弁、22は負圧源、23はブレーキブー
スタ3に対する大気の供給および負圧源22の負圧の供
給を切換制御する電磁弁からなる電磁切換弁である。各
電磁切換弁6,7,8,9,10,12,14,16,23は図
示しないABS制御のための電子制御装置に接続され、
電子制御装置が図示しない車輪速センサからの車輪速に
基づいて車輪のロック傾向を検出したとき、この電子制
御装置によりそれぞれ切換制御される。
ABSも従来から提案されている。図7はこのようなポ
ンプレスのABSを概略的に示す図である。図中、1は
ABS、2はブレーキペダル、3は負圧倍力装置からな
るブレーキブースタ、4はタンデム形のマスタシリン
ダ、5はマスタシリンダ4のリザーバ、6〜9はそれぞ
れ前後左右輪にブレーキをかける第1ないし第4ホイー
ルシリンダ、10はマスタシリンダ4と第1ホイールシ
リンダ6との間の通路に配設された電磁弁からなる常開
の第1保持弁、11は第1保持弁10と並列に配設され
第1ホイールシリンダ6からマスタシリンダ4に向かう
ブレーキ液の流れのみを許容する第1チェックバルブ、
12はマスタシリンダ4と第2ホイールシリンダ7との
間の通路に配設された電磁弁からなる常開の第2保持
弁、13は第2保持弁12と並列に配設され第2ホイー
ルシリンダ7からマスタシリンダ4に向かうブレーキ液
の流れのみを許容する第2チェックバルブ、14はマス
タシリンダ4と第3ホイールシリンダ8との間の通路に
配設された電磁弁からなる常開の第3保持弁、15は第
3保持弁14と並列に配設され第3ホイールシリンダ8
からマスタシリンダ4に向かうブレーキ液の流れのみを
許容する第3チェックバルブ、16はマスタシリンダ4
と第4ホイールシリンダ9との間の通路に配設された電
磁弁からなる常開の第4保持弁、17は第4保持弁16
と並列に配設され第4ホイールシリンダ9からマスタシ
リンダ4に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第4
チェックバルブ、18は第1ホイールシリンダ6とマス
タシリンダ4のリザーバ5との間の通路に配設された電
磁弁からなる常閉の第1減圧弁、19は第2ホイールシ
リンダ7とリザーバ5との間の通路に配設された電磁弁
からなる常閉の第2減圧弁、20は第3ホイールシリン
ダ8とリザーバ5との間の通路に配設された電磁弁から
なる常閉の第3減圧弁、21は第4ホイールシリンダ9
とリザーバ5との間の通路に配設された電磁弁からなる
常閉の第4減圧弁、22は負圧源、23はブレーキブー
スタ3に対する大気の供給および負圧源22の負圧の供
給を切換制御する電磁弁からなる電磁切換弁である。各
電磁切換弁6,7,8,9,10,12,14,16,23は図
示しないABS制御のための電子制御装置に接続され、
電子制御装置が図示しない車輪速センサからの車輪速に
基づいて車輪のロック傾向を検出したとき、この電子制
御装置によりそれぞれ切換制御される。
【0005】図8はブレーキブースタ3を構成する負圧
倍力装置の断面図である。図中、24は入力軸、25は
弁プランジャ、26はバルブボディ、27はフロントシ
ェル、28はリヤシェル、29はパワーピストン部材と
ダイヤフラムとからなり両シェル27,28で形成され
た空間を2室に区画するパワーピストン、30は電磁切
換弁23により通常時は負圧源22に接続され、必要時
は大気に接続される第1室、31は非作動時に所定の負
圧が導入されるとともにブレーキ作動時に大気が導入さ
れ、更に必要時は電磁切換弁23により負圧源22に接
続される第2室、32は第2室を第1室または電磁切換
弁23に選択的に切り換え制御する切換制御弁、33は
切換制御弁32の弁体、34は弁プランジャ25に設け
られた切換制御弁32の第1弁座、35はバルブボディ
26に設けられた切換制御弁32の第2弁座、36は第
2室31と切換制御弁32とを接続する第1通路、37
は第1室30と切換制御弁32とを接続する第2通路、
38は出力軸、39はリアクションディスク、40はリ
ターンスプリングである。
倍力装置の断面図である。図中、24は入力軸、25は
弁プランジャ、26はバルブボディ、27はフロントシ
ェル、28はリヤシェル、29はパワーピストン部材と
ダイヤフラムとからなり両シェル27,28で形成され
た空間を2室に区画するパワーピストン、30は電磁切
換弁23により通常時は負圧源22に接続され、必要時
は大気に接続される第1室、31は非作動時に所定の負
圧が導入されるとともにブレーキ作動時に大気が導入さ
れ、更に必要時は電磁切換弁23により負圧源22に接
続される第2室、32は第2室を第1室または電磁切換
弁23に選択的に切り換え制御する切換制御弁、33は
切換制御弁32の弁体、34は弁プランジャ25に設け
られた切換制御弁32の第1弁座、35はバルブボディ
26に設けられた切換制御弁32の第2弁座、36は第
2室31と切換制御弁32とを接続する第1通路、37
は第1室30と切換制御弁32とを接続する第2通路、
38は出力軸、39はリアクションディスク、40はリ
ターンスプリングである。
【0006】このABS1においては、図7に示すよう
にブレーキ非作動時、第1ないし第4保持弁10,12,
14,16はそれぞれ連通位置Iに設定され、また第1な
いし第4減圧弁18,19,20,21はそれぞれ遮断位
置Iに設定され、更に電磁切換弁23はブレーキブース
タ3の第1室30を負圧源22に接続しかつ第2室31
を大気に接続する第1位置Iに設定され、更に切換制御
弁32は図8に示すように弁体33が第1弁座34に着
座しかつ第2弁座35から若干離座している。したがっ
て、負圧源22からの負圧が電磁切換弁23を通って第
1室30に導入されているとともに、更に第2通路3
7、弁体33と第2弁座35との間の隙間および第1通
路36を通って第2室31に導入されている。
にブレーキ非作動時、第1ないし第4保持弁10,12,
14,16はそれぞれ連通位置Iに設定され、また第1な
いし第4減圧弁18,19,20,21はそれぞれ遮断位
置Iに設定され、更に電磁切換弁23はブレーキブース
タ3の第1室30を負圧源22に接続しかつ第2室31
を大気に接続する第1位置Iに設定され、更に切換制御
弁32は図8に示すように弁体33が第1弁座34に着
座しかつ第2弁座35から若干離座している。したがっ
て、負圧源22からの負圧が電磁切換弁23を通って第
1室30に導入されているとともに、更に第2通路3
7、弁体33と第2弁座35との間の隙間および第1通
路36を通って第2室31に導入されている。
【0007】通常ブレーキをかけるために、ブレーキペ
ダル2が踏み込まれると、入力軸24および弁プランジ
ャ25が前進し、弁体33が第2弁座35に着座した後
第1弁座34が弁体33から離座する。これにより、大
気が電磁切換弁23、第1弁座34と弁体33との間の
隙間および第1通路36を通って第2室に導入される。
すると、第2室31と第1室30との間に圧力差が生
じ、この圧力差によりパワーピストン29が作動し、ブ
レーキブースタ3はバルブボディ26を介して出力軸3
8から出力する。このブレーキブースタ3の出力によ
り、マスタシリンダ4が作動してマスタシリンダ圧(以
下、MCY圧ともいう)を発生し、このMCY圧がそれ
ぞれ第1ないし第4保持弁10,12,14,16を通っ
て第1ないし第4ホイールシリンダ6,7,8,9にブレ
ーキ液圧として供給され、通常ブレーキが作動する。
ダル2が踏み込まれると、入力軸24および弁プランジ
ャ25が前進し、弁体33が第2弁座35に着座した後
第1弁座34が弁体33から離座する。これにより、大
気が電磁切換弁23、第1弁座34と弁体33との間の
隙間および第1通路36を通って第2室に導入される。
すると、第2室31と第1室30との間に圧力差が生
じ、この圧力差によりパワーピストン29が作動し、ブ
レーキブースタ3はバルブボディ26を介して出力軸3
8から出力する。このブレーキブースタ3の出力によ
り、マスタシリンダ4が作動してマスタシリンダ圧(以
下、MCY圧ともいう)を発生し、このMCY圧がそれ
ぞれ第1ないし第4保持弁10,12,14,16を通っ
て第1ないし第4ホイールシリンダ6,7,8,9にブレ
ーキ液圧として供給され、通常ブレーキが作動する。
【0008】ブレーキペダル2が解放されると、入力軸
24および弁プランジャ25が後退し、第1弁座34が
弁体33に着座した後弁体33が第2弁座35から離座
する。これにより、第2室31内の空気が第1通路3
6、第1弁座34と弁体33との間の隙間、第2通路3
7、第1室30および電磁切換弁23を通って負圧源2
2に排出され、第1および第2室30,31にはともに
負圧が導入される。このため、第2室31と第1室30
との間の圧力差が消滅し、リターンスプリング40のば
ね力によりバルブボディ26、パワーピストン29、出
力軸38がともに後退し、図8に示す初期の非作動位置
に戻る。したがって、マスタシリンダ4のMCY圧およ
び第1ないし第4ブレーキシリンダ6,7,8,9のブレ
ーキ液圧(以下、WCY圧ともいう)も消滅し、通常ブ
レーキが解除される。
24および弁プランジャ25が後退し、第1弁座34が
弁体33に着座した後弁体33が第2弁座35から離座
する。これにより、第2室31内の空気が第1通路3
6、第1弁座34と弁体33との間の隙間、第2通路3
7、第1室30および電磁切換弁23を通って負圧源2
2に排出され、第1および第2室30,31にはともに
負圧が導入される。このため、第2室31と第1室30
との間の圧力差が消滅し、リターンスプリング40のば
ね力によりバルブボディ26、パワーピストン29、出
力軸38がともに後退し、図8に示す初期の非作動位置
に戻る。したがって、マスタシリンダ4のMCY圧およ
び第1ないし第4ブレーキシリンダ6,7,8,9のブレ
ーキ液圧(以下、WCY圧ともいう)も消滅し、通常ブ
レーキが解除される。
【0009】通常ブレーキ作動中に、電子制御装置は図
示しない車輪速センサからの車輪速により車輪の少なく
とも1つがロック傾向にあると判断すると、第1ないし
第4保持弁10,12,14,16を遮断位置IIに切り換
える。これにより、第1ないし第4ホイールシリンダ
6,7,8,9のWCY圧はそれ以上上昇しなく保持状態
となる。同時に、電磁切換弁23も第2位置IIに切り換
えられて第1室30に大気が導入されかつ第2室31の
空気が負圧源22に排出されて両室30,31間の圧力
差が小さくなる。その結果、ブレーキブースタ3の出力
が低下するので、マスタシリンダ4のMCY圧が低下す
る。
示しない車輪速センサからの車輪速により車輪の少なく
とも1つがロック傾向にあると判断すると、第1ないし
第4保持弁10,12,14,16を遮断位置IIに切り換
える。これにより、第1ないし第4ホイールシリンダ
6,7,8,9のWCY圧はそれ以上上昇しなく保持状態
となる。同時に、電磁切換弁23も第2位置IIに切り換
えられて第1室30に大気が導入されかつ第2室31の
空気が負圧源22に排出されて両室30,31間の圧力
差が小さくなる。その結果、ブレーキブースタ3の出力
が低下するので、マスタシリンダ4のMCY圧が低下す
る。
【0010】第1ないし第4ホイールシリンダ6,7,
8,9のWCY圧が保持状態にされても、まだロック傾
向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断された車
輪に対しては、第1ないし第4減圧弁18,19,20,
21のうちその車輪に対応する減圧弁が連通位置IIに切
り換えられる。これにより、第1ないし第4ホイールシ
リンダ6,7,8,9のうち対応するホイールシリンダの
WCY圧が減圧される。車輪のロック傾向が解消された
判断されると、連通位置IIに切り換えられた減圧弁が遮
断位置Iに切り換えられるとともに、その車輪に対応す
る保持弁が連通位置Iに切り換えられ、更に電磁切換弁
23が第1位置Iに切り換えられる。これにより、マス
タシリンダ4のMCY圧がその車輪に対応するホイール
シリンダに供給され、そのホイールシリンダのWCY圧
が増圧される。再びその車輪がロック傾向になったと判
断されると、前述と同様にその車輪の保持弁、その車輪
の減圧弁および電磁切換弁23が制御されることによ
り、そのホイールシリンダのWCY圧の保持、減圧およ
び増圧が制御される。こうして、ロック傾向と判断され
た車輪に対してABS制御が行われる。
8,9のWCY圧が保持状態にされても、まだロック傾
向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断された車
輪に対しては、第1ないし第4減圧弁18,19,20,
21のうちその車輪に対応する減圧弁が連通位置IIに切
り換えられる。これにより、第1ないし第4ホイールシ
リンダ6,7,8,9のうち対応するホイールシリンダの
WCY圧が減圧される。車輪のロック傾向が解消された
判断されると、連通位置IIに切り換えられた減圧弁が遮
断位置Iに切り換えられるとともに、その車輪に対応す
る保持弁が連通位置Iに切り換えられ、更に電磁切換弁
23が第1位置Iに切り換えられる。これにより、マス
タシリンダ4のMCY圧がその車輪に対応するホイール
シリンダに供給され、そのホイールシリンダのWCY圧
が増圧される。再びその車輪がロック傾向になったと判
断されると、前述と同様にその車輪の保持弁、その車輪
の減圧弁および電磁切換弁23が制御されることによ
り、そのホイールシリンダのWCY圧の保持、減圧およ
び増圧が制御される。こうして、ロック傾向と判断され
た車輪に対してABS制御が行われる。
【0011】そして、車輪のロック傾向が完全に解消さ
れたと判断されると、ABS制御が解除されるととも
に、残りの車輪の保持弁も連通位置Iに切り換えられて
各ホイールシリンダ6,7,8,9の保持状態が解消され
る。これにより、MCY圧が各ホイールシリンダ6,7,
8,9に供給されて、WCY圧が増圧される。
れたと判断されると、ABS制御が解除されるととも
に、残りの車輪の保持弁も連通位置Iに切り換えられて
各ホイールシリンダ6,7,8,9の保持状態が解消され
る。これにより、MCY圧が各ホイールシリンダ6,7,
8,9に供給されて、WCY圧が増圧される。
【0012】なお、第1ないし第4チェックバルブ1
1,13,15,17は、ABS制御中にブレーキペダル
2が解放されたときに各ホイールシリンダ6,7,8,9
のWCY圧をマスタシリンダ4に直ちに放出するための
ものである。
1,13,15,17は、ABS制御中にブレーキペダル
2が解放されたときに各ホイールシリンダ6,7,8,9
のWCY圧をマスタシリンダ4に直ちに放出するための
ものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなポンプレスのABSでは、ABS制御における減圧
時に、ホイールシリンダのブレーキ液が減圧弁を通して
マスタシリンダ4のリザーバ5に排出されるようになっ
ているため、その排出された分のブレーキ液をマスタシ
リンダ4からブレーキ液で補わなければならないように
なっている。このため、マスタシリンダ4内のブレーキ
液が消費されてしまうので、ABS制御時にブレーキペ
ダル2が余分にストロークしてしまい、ブレーキペダル
2の操作フィーリングが不良となる。
うなポンプレスのABSでは、ABS制御における減圧
時に、ホイールシリンダのブレーキ液が減圧弁を通して
マスタシリンダ4のリザーバ5に排出されるようになっ
ているため、その排出された分のブレーキ液をマスタシ
リンダ4からブレーキ液で補わなければならないように
なっている。このため、マスタシリンダ4内のブレーキ
液が消費されてしまうので、ABS制御時にブレーキペ
ダル2が余分にストロークしてしまい、ブレーキペダル
2の操作フィーリングが不良となる。
【0014】そこで、ABS制御時のブレーキ液の消費
を見越してマスタシリンダ4の容量を大きくし、ブレー
キペダル2の余分なストロークを抑制することが考えら
れるが、容量を大きくすれば必然的にマスタシリンダ4
が大型になるという問題が生じる。
を見越してマスタシリンダ4の容量を大きくし、ブレー
キペダル2の余分なストロークを抑制することが考えら
れるが、容量を大きくすれば必然的にマスタシリンダ4
が大型になるという問題が生じる。
【0015】また、ABS制御時に電磁切換弁23を切
り換えてブレーキブースタ3の出力を低下させることの
みにより、MCY圧を低下するようにしているので、こ
のMCY圧の低下が遅くなる。このため、ABS制御の
増圧時にホイールシリンダのWCY圧が急速に増圧して
しまい、早期に再びロック傾向となってしまうおそれが
あり、ABS制御が適切に行われ難くなるという問題も
生じる。
り換えてブレーキブースタ3の出力を低下させることの
みにより、MCY圧を低下するようにしているので、こ
のMCY圧の低下が遅くなる。このため、ABS制御の
増圧時にホイールシリンダのWCY圧が急速に増圧して
しまい、早期に再びロック傾向となってしまうおそれが
あり、ABS制御が適切に行われ難くなるという問題も
生じる。
【0016】更に、前述のABSでは、8個の電磁開閉
弁、4個のチェックバルブ、および各ホイールシリンダ
からリザーバへの排出通路を設ける必要があるため、シ
ステムが複雑になっているばかりでなく、コストが高い
ものとなっている。
弁、4個のチェックバルブ、および各ホイールシリンダ
からリザーバへの排出通路を設ける必要があるため、シ
ステムが複雑になっているばかりでなく、コストが高い
ものとなっている。
【0017】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、マスタシリンダの容量を
大きくすることなく、ABS制御時にブレーキ液の消費
をできるだけ小さくしてブレーキペダルの余分なストロ
ークを抑制し、マスタシリンダ圧の低下の応答性を向上
することのできるアンチスキッドブレーキ制御システム
を提供することである。また本発明の他の目的は、シス
テムの簡素化を図るとともにコストをより一層低減でき
るアンチスキッドブレーキ制御システムを提供すること
である。
たものであって、その目的は、マスタシリンダの容量を
大きくすることなく、ABS制御時にブレーキ液の消費
をできるだけ小さくしてブレーキペダルの余分なストロ
ークを抑制し、マスタシリンダ圧の低下の応答性を向上
することのできるアンチスキッドブレーキ制御システム
を提供することである。また本発明の他の目的は、シス
テムの簡素化を図るとともにコストをより一層低減でき
るアンチスキッドブレーキ制御システムを提供すること
である。
【0018】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、ブレーキ操作手段と、このブ
レーキ操作手段の操作により切換制御弁が作動して圧力
作動流体が供給されることにより、前記ブレーキ操作手
段の操作力を倍力して出力するブレーキ倍力装置と、こ
のブレーキ倍力装置の出力によりマスタシリンダピスト
ンが作動して液室にマスタシリンダ圧を発生するマスタ
シリンダと、このマスタシリンダのブレーキ液を貯える
リザーバと、前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧とし
て供給されることにより車輪のブレーキ力を発生するブ
レーキシリンダと、前記マスタシリンダピストンより大
径に形成され、前記ブレーキ倍力装置の出力を受ける大
径ピストンと、この大径ピストンにより区画形成された
大径室と、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレー
キシリンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮
断位置とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定
される第1の開閉弁と、前記マスタシリンダの前記液室
と前記大径室とを接続する通路に設けられ、遮断位置と
連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設
定される第2の開閉弁と、前記マスタシリンダの前記リ
ザーバと前記大径室とを接続する通路に設けられ、連通
位置と遮断位置とを有する電磁弁からなり通常時連通位
置に設定される第3の開閉弁と、前記第1ないし第3の
開閉弁を制御する電子制御装置とを備え、前記電子制御
装置は、車輪がロック傾向にあると判断したとき前記第
1ないし第3の開閉弁を制御することによりアンチスキ
ッドブレーキ制御を行うことを特徴としている。
めに、請求項1の発明は、ブレーキ操作手段と、このブ
レーキ操作手段の操作により切換制御弁が作動して圧力
作動流体が供給されることにより、前記ブレーキ操作手
段の操作力を倍力して出力するブレーキ倍力装置と、こ
のブレーキ倍力装置の出力によりマスタシリンダピスト
ンが作動して液室にマスタシリンダ圧を発生するマスタ
シリンダと、このマスタシリンダのブレーキ液を貯える
リザーバと、前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧とし
て供給されることにより車輪のブレーキ力を発生するブ
レーキシリンダと、前記マスタシリンダピストンより大
径に形成され、前記ブレーキ倍力装置の出力を受ける大
径ピストンと、この大径ピストンにより区画形成された
大径室と、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレー
キシリンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮
断位置とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定
される第1の開閉弁と、前記マスタシリンダの前記液室
と前記大径室とを接続する通路に設けられ、遮断位置と
連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設
定される第2の開閉弁と、前記マスタシリンダの前記リ
ザーバと前記大径室とを接続する通路に設けられ、連通
位置と遮断位置とを有する電磁弁からなり通常時連通位
置に設定される第3の開閉弁と、前記第1ないし第3の
開閉弁を制御する電子制御装置とを備え、前記電子制御
装置は、車輪がロック傾向にあると判断したとき前記第
1ないし第3の開閉弁を制御することによりアンチスキ
ッドブレーキ制御を行うことを特徴としている。
【0019】また請求項2の発明は、更に前記ブレーキ
倍力装置に対する前記圧力作動流体の供給・排出を切換
制御する電磁弁からなる電磁切換弁を備え、前記電子制
御装置は、前記アンチスキッドブレーキ制御時に前記電
磁切換弁を切換制御して前記ブレーキ倍力装置の前記出
力を制御することを特徴としている。
倍力装置に対する前記圧力作動流体の供給・排出を切換
制御する電磁弁からなる電磁切換弁を備え、前記電子制
御装置は、前記アンチスキッドブレーキ制御時に前記電
磁切換弁を切換制御して前記ブレーキ倍力装置の前記出
力を制御することを特徴としている。
【0020】更に請求項3の発明は、ブレーキ操作手段
と、このブレーキ操作手段の操作により切換制御弁が作
動して圧力作動流体が供給されることにより、前記ブレ
ーキ操作手段の操作力を倍力して出力するブレーキ倍力
装置と、このブレーキ倍力装置の出力によりマスタシリ
ンダピストンが作動して液室にマスタシリンダ圧を発生
するマスタシリンダと、大気圧に保持されるリザーバ
と、前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧として供給さ
れることにより車輪のブレーキ力を発生するブレーキシ
リンダと、前記マスタシリンダピストンより大径に形成
され、前記ブレーキ倍力装置の出力を受ける大径ピスト
ンと、この大径ピストンにより区画形成された大径室
と、アンチスキッドブレーキ制御における減圧制御時に
前記ブレーキシリンダから排出されるブレーキ液を貯え
ることにより設定圧に蓄圧される第1の圧力リザーバ
と、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレーキシリ
ンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮断位置
とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定される
第1の開閉弁と、前記ブレーキシリンダと前記第1の圧
力リザーバとを接続する通路に設けられ、遮断位置と連
通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設定
される第2の開閉弁と、前記大径室と前記リザーバとを
接続する通路に設けられ、連通位置と遮断位置とを有す
る電磁弁からなり通常時連通位置に設定される第3の開
閉弁と、この第3の開閉弁と並列に設けられ、前記リザ
ーバから前記大径室に向かうブレーキ液の流れのみを許
容する第1のチェックバルブと、前記第1の圧力リザー
バと前記マスタシリンダの前記液室とを接続する通路に
設けられ、前記第1の圧力リザーバから前記液室に向か
うブレーキ液の流れのみを許容する第2のチェックバル
ブと、前記マスタシリンダの前記液室と前記大径室とを
接続する通路に設けられ、遮断位置と連通位置とを有す
る電磁弁からなり通常時遮断位置に設定されるとともに
前記電子制御装置により制御される第4の開閉弁と、前
記第1ないし第4の開閉弁を制御する電子制御装置とを
備え、前記電子制御装置は、車輪がロック傾向にあると
判断したとき前記第1ないし第3の開閉弁を制御するこ
とによりアンチスキッドブレーキ制御を行うことを特徴
としている。
と、このブレーキ操作手段の操作により切換制御弁が作
動して圧力作動流体が供給されることにより、前記ブレ
ーキ操作手段の操作力を倍力して出力するブレーキ倍力
装置と、このブレーキ倍力装置の出力によりマスタシリ
ンダピストンが作動して液室にマスタシリンダ圧を発生
するマスタシリンダと、大気圧に保持されるリザーバ
と、前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧として供給さ
れることにより車輪のブレーキ力を発生するブレーキシ
リンダと、前記マスタシリンダピストンより大径に形成
され、前記ブレーキ倍力装置の出力を受ける大径ピスト
ンと、この大径ピストンにより区画形成された大径室
と、アンチスキッドブレーキ制御における減圧制御時に
前記ブレーキシリンダから排出されるブレーキ液を貯え
ることにより設定圧に蓄圧される第1の圧力リザーバ
と、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレーキシリ
ンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮断位置
とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定される
第1の開閉弁と、前記ブレーキシリンダと前記第1の圧
力リザーバとを接続する通路に設けられ、遮断位置と連
通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設定
される第2の開閉弁と、前記大径室と前記リザーバとを
接続する通路に設けられ、連通位置と遮断位置とを有す
る電磁弁からなり通常時連通位置に設定される第3の開
閉弁と、この第3の開閉弁と並列に設けられ、前記リザ
ーバから前記大径室に向かうブレーキ液の流れのみを許
容する第1のチェックバルブと、前記第1の圧力リザー
バと前記マスタシリンダの前記液室とを接続する通路に
設けられ、前記第1の圧力リザーバから前記液室に向か
うブレーキ液の流れのみを許容する第2のチェックバル
ブと、前記マスタシリンダの前記液室と前記大径室とを
接続する通路に設けられ、遮断位置と連通位置とを有す
る電磁弁からなり通常時遮断位置に設定されるとともに
前記電子制御装置により制御される第4の開閉弁と、前
記第1ないし第4の開閉弁を制御する電子制御装置とを
備え、前記電子制御装置は、車輪がロック傾向にあると
判断したとき前記第1ないし第3の開閉弁を制御するこ
とによりアンチスキッドブレーキ制御を行うことを特徴
としている。
【0021】更に請求項4の発明は、ブレーキ操作手段
と、このブレーキ操作手段の操作により切換制御弁が作
動して圧力作動流体が供給されることにより、圧力作動
流体により前記ブレーキ操作手段の操作力を倍力して出
力するブレーキ倍力装置と、このブレーキ倍力装置の出
力によりマスタシリンダピストンが作動して液室にマス
タシリンダ圧を発生するマスタシリンダと、大気圧に保
持されるリザーバと、前記マスタシリンダ圧がブレーキ
液圧として供給されることにより車輪のブレーキ力を発
生するブレーキシリンダと、アンチスキッドブレーキ制
御における減圧制御時に前記ブレーキシリンダから排出
されるブレーキ液を貯えることにより第1設定圧に蓄圧
される第1の圧力リザーバと、前記マスタシリンダの前
記液室と前記ブレーキシリンダとを接続する通路に設け
られ、連通位置と遮断位置とを有する電磁弁からなり通
常時連通位置に設定される第1の開閉弁と、前記ブレー
キシリンダと前記第1の圧力リザーバとを接続する通路
に設けられ、遮断位置と連通位置とを有する電磁弁から
なり通常時遮断位置に設定される第2の開閉弁と、この
第2の開閉弁と前記第1の圧力リザーバとの第1接続通
路に接続され、アンチスキッドブレーキ制御における減
圧制御時に前記ブレーキシリンダから排出されるブレー
キ液を貯えることにより、前記第1設定圧より低い第2
設定圧に蓄圧される第2の圧力リザーバと、少なくとも
前記ブレーキシリンダの圧力に基づいて前記第1接続通
路に前記第2の圧力リザーバを接続する第2接続通路を
開閉制御する圧力リザーバ切換弁と、前記第1および第
2の圧力リザーバと前記マスタシリンダの前記液室とを
接続する通路に設けられ、前記第1および第2の圧力リ
ザーバから前記液室に向かうブレーキ液の流れのみを許
容する第1のチェックバルブと、前記第1接続通路の前
記第2接続通路接続位置より前記第1の圧力リザーバ側
に設けられ、前記第2の開閉弁から前記第1の圧力リザ
ーバに向かうブレーキ液の流れのみを許容する第2のチ
ェックバルブと、前記第1および第2の圧力リザーバと
前記マスタシリンダの前記液室とを接続する通路で前記
第1および第2の圧力リザーバ間の通路に設けられ、前
記第2の圧力リザーバから前記第1の圧力リザーバに向
かうブレーキ液の流れのみを許容する第3のチェックバ
ルブと、前記第1および第2の開閉弁を制御する電子制
御装置とを備え、前記電子制御装置は、車輪がロック傾
向にあると判断したとき前記第1および第2の開閉弁と
を制御することによりアンチスキッドブレーキ制御を行
うことを特徴としている。
と、このブレーキ操作手段の操作により切換制御弁が作
動して圧力作動流体が供給されることにより、圧力作動
流体により前記ブレーキ操作手段の操作力を倍力して出
力するブレーキ倍力装置と、このブレーキ倍力装置の出
力によりマスタシリンダピストンが作動して液室にマス
タシリンダ圧を発生するマスタシリンダと、大気圧に保
持されるリザーバと、前記マスタシリンダ圧がブレーキ
液圧として供給されることにより車輪のブレーキ力を発
生するブレーキシリンダと、アンチスキッドブレーキ制
御における減圧制御時に前記ブレーキシリンダから排出
されるブレーキ液を貯えることにより第1設定圧に蓄圧
される第1の圧力リザーバと、前記マスタシリンダの前
記液室と前記ブレーキシリンダとを接続する通路に設け
られ、連通位置と遮断位置とを有する電磁弁からなり通
常時連通位置に設定される第1の開閉弁と、前記ブレー
キシリンダと前記第1の圧力リザーバとを接続する通路
に設けられ、遮断位置と連通位置とを有する電磁弁から
なり通常時遮断位置に設定される第2の開閉弁と、この
第2の開閉弁と前記第1の圧力リザーバとの第1接続通
路に接続され、アンチスキッドブレーキ制御における減
圧制御時に前記ブレーキシリンダから排出されるブレー
キ液を貯えることにより、前記第1設定圧より低い第2
設定圧に蓄圧される第2の圧力リザーバと、少なくとも
前記ブレーキシリンダの圧力に基づいて前記第1接続通
路に前記第2の圧力リザーバを接続する第2接続通路を
開閉制御する圧力リザーバ切換弁と、前記第1および第
2の圧力リザーバと前記マスタシリンダの前記液室とを
接続する通路に設けられ、前記第1および第2の圧力リ
ザーバから前記液室に向かうブレーキ液の流れのみを許
容する第1のチェックバルブと、前記第1接続通路の前
記第2接続通路接続位置より前記第1の圧力リザーバ側
に設けられ、前記第2の開閉弁から前記第1の圧力リザ
ーバに向かうブレーキ液の流れのみを許容する第2のチ
ェックバルブと、前記第1および第2の圧力リザーバと
前記マスタシリンダの前記液室とを接続する通路で前記
第1および第2の圧力リザーバ間の通路に設けられ、前
記第2の圧力リザーバから前記第1の圧力リザーバに向
かうブレーキ液の流れのみを許容する第3のチェックバ
ルブと、前記第1および第2の開閉弁を制御する電子制
御装置とを備え、前記電子制御装置は、車輪がロック傾
向にあると判断したとき前記第1および第2の開閉弁と
を制御することによりアンチスキッドブレーキ制御を行
うことを特徴としている。
【0022】更に請求項5の発明は、ブレーキ操作手段
と、このブレーキ操作手段の操作により切換制御弁が作
動して圧力作動流体が供給されることにより、前記ブレ
ーキ操作手段の操作力を倍力して出力するブレーキ倍力
装置と、このブレーキ倍力装置の出力によりマスタシリ
ンダピストンが作動して液室にマスタシリンダ圧を発生
するマスタシリンダと、大気圧に保持されるリザーバ
と、前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧として供給さ
れることにより車輪のブレーキ力を発生するブレーキシ
リンダと、前記マスタシリンダピストンより大径に形成
され、前記ブレーキ倍力装置の出力を受ける大径ピスト
ンと、この大径ピストンにより区画形成された大径室
と、アンチスキッドブレーキ制御における減圧制御時に
前記ブレーキシリンダから排出されるブレーキ液を貯え
ることにより第1設定圧に蓄圧される第1の圧力リザー
バと、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレーキシ
リンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮断位
置とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定され
る第1の開閉弁と、前記ブレーキシリンダと前記第1の
圧力リザーバとを接続する通路に設けられ、遮断位置と
連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設
定される第2の開閉弁と、この第2の開閉弁と前記第1
の圧力リザーバとの第1接続通路に接続され、アンチス
キッドブレーキ制御における減圧制御時に前記ブレーキ
シリンダから排出されるブレーキ液を貯えることによ
り、前記第1設定圧より低い第2設定圧に蓄圧される第
2の圧力リザーバと、少なくとも前記ブレーキシリンダ
の圧力に基づいて前記第1接続通路に前記第2の圧力リ
ザーバを接続する第2接続通路を開閉制御する圧力リザ
ーバ切換弁と、前記大径室と前記リザーバとを接続する
通路に設けられ、連通位置と遮断位置とを有する電磁弁
からなり通常時連通位置に設定される第3の開閉弁と、
この第3の開閉弁と並列に設けられ、前記リザーバから
前記大径室に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第
1のチェックバルブと、前記第1および第2の圧力リザ
ーバと前記マスタシリンダの前記液室とを接続する通路
に設けられ、前記第1および第2の圧力リザーバから前
記液室に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第2の
チェックバルブと、前記マスタシリンダの前記液室と前
記大径室とを接続する通路に設けられ、遮断位置と連通
位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設定さ
れる第4の開閉弁と、前記第1ないし第4の開閉弁を制
御する電子制御装置とを備え、前記電子制御装置は、車
輪がロック傾向にあると判断したとき前記第1ないし第
3の開閉弁を制御することによりアンチスキッドブレー
キ制御を行うことを特徴としている。
と、このブレーキ操作手段の操作により切換制御弁が作
動して圧力作動流体が供給されることにより、前記ブレ
ーキ操作手段の操作力を倍力して出力するブレーキ倍力
装置と、このブレーキ倍力装置の出力によりマスタシリ
ンダピストンが作動して液室にマスタシリンダ圧を発生
するマスタシリンダと、大気圧に保持されるリザーバ
と、前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧として供給さ
れることにより車輪のブレーキ力を発生するブレーキシ
リンダと、前記マスタシリンダピストンより大径に形成
され、前記ブレーキ倍力装置の出力を受ける大径ピスト
ンと、この大径ピストンにより区画形成された大径室
と、アンチスキッドブレーキ制御における減圧制御時に
前記ブレーキシリンダから排出されるブレーキ液を貯え
ることにより第1設定圧に蓄圧される第1の圧力リザー
バと、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレーキシ
リンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮断位
置とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定され
る第1の開閉弁と、前記ブレーキシリンダと前記第1の
圧力リザーバとを接続する通路に設けられ、遮断位置と
連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設
定される第2の開閉弁と、この第2の開閉弁と前記第1
の圧力リザーバとの第1接続通路に接続され、アンチス
キッドブレーキ制御における減圧制御時に前記ブレーキ
シリンダから排出されるブレーキ液を貯えることによ
り、前記第1設定圧より低い第2設定圧に蓄圧される第
2の圧力リザーバと、少なくとも前記ブレーキシリンダ
の圧力に基づいて前記第1接続通路に前記第2の圧力リ
ザーバを接続する第2接続通路を開閉制御する圧力リザ
ーバ切換弁と、前記大径室と前記リザーバとを接続する
通路に設けられ、連通位置と遮断位置とを有する電磁弁
からなり通常時連通位置に設定される第3の開閉弁と、
この第3の開閉弁と並列に設けられ、前記リザーバから
前記大径室に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第
1のチェックバルブと、前記第1および第2の圧力リザ
ーバと前記マスタシリンダの前記液室とを接続する通路
に設けられ、前記第1および第2の圧力リザーバから前
記液室に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第2の
チェックバルブと、前記マスタシリンダの前記液室と前
記大径室とを接続する通路に設けられ、遮断位置と連通
位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設定さ
れる第4の開閉弁と、前記第1ないし第4の開閉弁を制
御する電子制御装置とを備え、前記電子制御装置は、車
輪がロック傾向にあると判断したとき前記第1ないし第
3の開閉弁を制御することによりアンチスキッドブレー
キ制御を行うことを特徴としている。
【0023】更に請求項6の発明は、前記圧力リザーバ
切換弁が、一側に前記ブレーキシリンダの圧力が作用さ
れるとともに他側に前記第2の開閉弁から排出されるブ
レーキ液の圧力が作用される制御ピストンと、この制御
ピストンにより制御されて前記第2接続通路の開閉を制
御する通路開閉弁とからなるメカニカルバルブから構成
されていることを特徴としている。
切換弁が、一側に前記ブレーキシリンダの圧力が作用さ
れるとともに他側に前記第2の開閉弁から排出されるブ
レーキ液の圧力が作用される制御ピストンと、この制御
ピストンにより制御されて前記第2接続通路の開閉を制
御する通路開閉弁とからなるメカニカルバルブから構成
されていることを特徴としている。
【0024】更に請求項7の発明は、前記圧力リザーバ
切換弁が、一側に前記ブレーキシリンダの圧力が作用さ
れるとともに他側にスプリングの設定ばね力が作用され
る制御ピストンと、この制御ピストンにより制御されて
前記第2接続通路の開閉を制御する通路開閉弁とからな
るメカニカルバルブから構成されていることを特徴とし
ている。
切換弁が、一側に前記ブレーキシリンダの圧力が作用さ
れるとともに他側にスプリングの設定ばね力が作用され
る制御ピストンと、この制御ピストンにより制御されて
前記第2接続通路の開閉を制御する通路開閉弁とからな
るメカニカルバルブから構成されていることを特徴とし
ている。
【0025】更に請求項8の発明は、前記ブレーキシリ
ンダの圧力を検出する圧力検出手段を備え、前記圧力リ
ザーバ切換弁は、前記第2接続通路に設けられ、遮断位
置と連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置
に設定される第5の開閉弁から構成され、前記電子制御
装置は前記圧力検出手段の出力信号に基づいて前記第5
の開閉弁を制御することを特徴としている。
ンダの圧力を検出する圧力検出手段を備え、前記圧力リ
ザーバ切換弁は、前記第2接続通路に設けられ、遮断位
置と連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置
に設定される第5の開閉弁から構成され、前記電子制御
装置は前記圧力検出手段の出力信号に基づいて前記第5
の開閉弁を制御することを特徴としている。
【0026】
【作用】このように構成された請求項1の発明にかかる
ABSにおいては、電子制御装置は、車輪がロック傾向
にあると判断すると、第1および第3の開閉弁を遮断位
置に設定しかつ第2の開閉弁を連通位置に設定する。こ
れにより、ブレーキシリンダのブレーキ液圧はそのとき
の液圧に保持される。これと同時に、マスタシリンダの
液室のブレーキ液が大径室に導入されて、マスタシリン
ダ圧が大径室の液圧と等しくなるまで低下した後、保持
状態となる。その場合、第2および第3の開閉弁の両電
磁弁を作動させているので、マスタシリンダ圧は迅速に
低下する。したがって、システムの応答性が向上し、A
BS制御がより一層適切に行われるようになる。また、
このとき大径室の液圧が大径ピストンに作用するので、
ブレーキ倍力装置の出力が抑えられるので、大径室の液
圧すなわちマスタシリンダ圧は最初に発生したマスタシ
リンダ圧より低い値となる。
ABSにおいては、電子制御装置は、車輪がロック傾向
にあると判断すると、第1および第3の開閉弁を遮断位
置に設定しかつ第2の開閉弁を連通位置に設定する。こ
れにより、ブレーキシリンダのブレーキ液圧はそのとき
の液圧に保持される。これと同時に、マスタシリンダの
液室のブレーキ液が大径室に導入されて、マスタシリン
ダ圧が大径室の液圧と等しくなるまで低下した後、保持
状態となる。その場合、第2および第3の開閉弁の両電
磁弁を作動させているので、マスタシリンダ圧は迅速に
低下する。したがって、システムの応答性が向上し、A
BS制御がより一層適切に行われるようになる。また、
このとき大径室の液圧が大径ピストンに作用するので、
ブレーキ倍力装置の出力が抑えられるので、大径室の液
圧すなわちマスタシリンダ圧は最初に発生したマスタシ
リンダ圧より低い値となる。
【0027】更に電子制御装置は、ブレーキシリンダの
ブレーキ液圧が保持されてもまだ車輪のロック傾向にあ
ると判断すると、ABS制御を行うため第1の開閉弁を
連通位置に設定する。これにより、ロック傾向にある車
輪に対応するブレーキシリンダのブレーキ液がマスタシ
リンダの液室および大径室に排出されて、ブレーキ液圧
が減圧される。このとき、ブレーキシリンダのブレーキ
液がリザーバに直接排出されないので、ブレーキ液は消
費されない。そして、ブレーキシリンダのブレーキ液圧
は、マスタシリンダ圧および大径室の液圧と等しくなる
と、それ以上減圧されなく保持状態となる。
ブレーキ液圧が保持されてもまだ車輪のロック傾向にあ
ると判断すると、ABS制御を行うため第1の開閉弁を
連通位置に設定する。これにより、ロック傾向にある車
輪に対応するブレーキシリンダのブレーキ液がマスタシ
リンダの液室および大径室に排出されて、ブレーキ液圧
が減圧される。このとき、ブレーキシリンダのブレーキ
液がリザーバに直接排出されないので、ブレーキ液は消
費されない。そして、ブレーキシリンダのブレーキ液圧
は、マスタシリンダ圧および大径室の液圧と等しくなる
と、それ以上減圧されなく保持状態となる。
【0028】電子制御装置は、車輪のロック傾向が解消
されて車輪速が所定速度に回復したと判断すると、第2
の開閉弁を遮断位置に設定するとともに第3の開閉弁を
連通位置に設定する。これにより、大径室のブースタ液
がリザーバに排出されるので、ブースタ倍力装置の出力
が上昇して、マスタシリンダ圧が上昇する。これによ
り、ブレーキシリンダのブレーキ液圧が再び増圧され
る。このとき、ブレーキ液は、ブレーキシリンダから大
径室に導入された分だけ消費される。しかし、前述した
従来のABSのように、ブレーキ液圧の減圧時にブレー
キシリンダのブレーキ液を直接リザーバに排出する場合
に比べて、このブレーキ液の消費量は小さい。したがっ
て、ブレーキ操作手段のストロークの増加が抑制され、
ブレーキ操作手段の操作フィーリングが向上する。しか
も、ブレーキ解除時大径ピストンが非作動位置に戻る
際、大径室が負圧になることにより、大径室にはリザー
バからブレーキ液が導入されるので、ブレーキ液の消費
が更に一層抑制される。
されて車輪速が所定速度に回復したと判断すると、第2
の開閉弁を遮断位置に設定するとともに第3の開閉弁を
連通位置に設定する。これにより、大径室のブースタ液
がリザーバに排出されるので、ブースタ倍力装置の出力
が上昇して、マスタシリンダ圧が上昇する。これによ
り、ブレーキシリンダのブレーキ液圧が再び増圧され
る。このとき、ブレーキ液は、ブレーキシリンダから大
径室に導入された分だけ消費される。しかし、前述した
従来のABSのように、ブレーキ液圧の減圧時にブレー
キシリンダのブレーキ液を直接リザーバに排出する場合
に比べて、このブレーキ液の消費量は小さい。したがっ
て、ブレーキ操作手段のストロークの増加が抑制され、
ブレーキ操作手段の操作フィーリングが向上する。しか
も、ブレーキ解除時大径ピストンが非作動位置に戻る
際、大径室が負圧になることにより、大径室にはリザー
バからブレーキ液が導入されるので、ブレーキ液の消費
が更に一層抑制される。
【0029】特に請求項2の発明においては、電子制御
装置は、ABS制御時に電磁切換弁を制御することによ
りブレーキ倍力装置の出力を制御するようになる。これ
により、マスタシリンダ圧はABS制御におけるマスタ
シリンダ圧の減圧時により一層効果的にかつより一層迅
速に減圧されるようになる。
装置は、ABS制御時に電磁切換弁を制御することによ
りブレーキ倍力装置の出力を制御するようになる。これ
により、マスタシリンダ圧はABS制御におけるマスタ
シリンダ圧の減圧時により一層効果的にかつより一層迅
速に減圧されるようになる。
【0030】また請求項3の発明においては、車輪のロ
ック傾向が検出されたABS制御の開始時に、請求項1
の発明と同様にブレーキシリンダの圧力が保持される
が、ブレーキシリンダ圧が保持状態にされても、まだロ
ック傾向が解消されない場合は、第2の開閉弁が連通位
置に切り換えられる。これにより、ブレーキシリンダの
ブレーキ液が第1の圧力リザーバに排出されて、ブレー
キシリンダのブレーキ液圧が減圧されるとともに、第1
の圧力リザーバが蓄圧される。車輪のロック傾向が解消
された判断されると、第2の開閉弁が遮断位置に切り換
えられるとともに、第1の開閉弁が連通位置に切り換え
られる。これにより、ブレーキシリンダのブレーキ液圧
の増圧が行われる。このとき、ABS制御の増圧制御に
おけるマスタシリンダ圧の増圧制御時に、第4の開閉弁
が遮断位置と連通位置との間で交互に繰り返し切換制御
される。大径室とマスタシリンダの液室との連通時に
は、マスタシリンダ圧が大径ピストンの有効径で増圧さ
れるので、マスタシリンダ圧の増圧は小さくなる。この
ため、マスタシリンダ圧の制御がし易くなり、良好なも
のとなる。また、ABS制御時にブレーキ倍力装置の制
御を削除することができるので、ABS制御における応
答性が向上する。
ック傾向が検出されたABS制御の開始時に、請求項1
の発明と同様にブレーキシリンダの圧力が保持される
が、ブレーキシリンダ圧が保持状態にされても、まだロ
ック傾向が解消されない場合は、第2の開閉弁が連通位
置に切り換えられる。これにより、ブレーキシリンダの
ブレーキ液が第1の圧力リザーバに排出されて、ブレー
キシリンダのブレーキ液圧が減圧されるとともに、第1
の圧力リザーバが蓄圧される。車輪のロック傾向が解消
された判断されると、第2の開閉弁が遮断位置に切り換
えられるとともに、第1の開閉弁が連通位置に切り換え
られる。これにより、ブレーキシリンダのブレーキ液圧
の増圧が行われる。このとき、ABS制御の増圧制御に
おけるマスタシリンダ圧の増圧制御時に、第4の開閉弁
が遮断位置と連通位置との間で交互に繰り返し切換制御
される。大径室とマスタシリンダの液室との連通時に
は、マスタシリンダ圧が大径ピストンの有効径で増圧さ
れるので、マスタシリンダ圧の増圧は小さくなる。この
ため、マスタシリンダ圧の制御がし易くなり、良好なも
のとなる。また、ABS制御時にブレーキ倍力装置の制
御を削除することができるので、ABS制御における応
答性が向上する。
【0031】更に請求項4および請求項5の各発明にお
いても、ABS制御の増圧制御時におけるマスタシリン
ダ圧の増圧制御時に、第4の開閉弁が遮断位置と連通位
置との間で交互に繰り返し切換制御される。大径室とマ
スタシリンダの液室との連通時には、マスタシリンダ圧
が大径ピストンの有効径で増圧されるので、マスタシリ
ンダ圧の増圧は小さくなる。このため、マスタシリンダ
圧の制御がよりし易くなり、良好なものとなる。
いても、ABS制御の増圧制御時におけるマスタシリン
ダ圧の増圧制御時に、第4の開閉弁が遮断位置と連通位
置との間で交互に繰り返し切換制御される。大径室とマ
スタシリンダの液室との連通時には、マスタシリンダ圧
が大径ピストンの有効径で増圧されるので、マスタシリ
ンダ圧の増圧は小さくなる。このため、マスタシリンダ
圧の制御がよりし易くなり、良好なものとなる。
【0032】更に請求項4および6ないし8の各発明に
おいては、請求項3の発明と同様にABS制御開始時
に、ブレーキシリンダ圧が保持状態にされても、まだロ
ック傾向が解消されない場合は、第2の開閉弁が連通位
置に切り換えられる。このとき、ブレーキシリンダの圧
力が大きく、圧力リザーバ切換弁が第2接続通路を閉じ
ているので、ブレーキ液が第1の圧力リザーバに排出さ
れて、ブレーキシリンダのブレーキ液圧が減圧されると
ともに、第1の圧力リザーバが蓄圧される。ブレーキシ
リンダのブレーキ液圧が第1の圧力リザーバの設定圧よ
り小さくなると、圧力リザーバ切換弁が第2接続通路を
開くので、ブレーキ液が第2の圧力リザーバに排出され
て、ブレーキシリンダのブレーキ液圧が更に減圧される
とともに、第2の圧力リザーバが蓄圧される。
おいては、請求項3の発明と同様にABS制御開始時
に、ブレーキシリンダ圧が保持状態にされても、まだロ
ック傾向が解消されない場合は、第2の開閉弁が連通位
置に切り換えられる。このとき、ブレーキシリンダの圧
力が大きく、圧力リザーバ切換弁が第2接続通路を閉じ
ているので、ブレーキ液が第1の圧力リザーバに排出さ
れて、ブレーキシリンダのブレーキ液圧が減圧されると
ともに、第1の圧力リザーバが蓄圧される。ブレーキシ
リンダのブレーキ液圧が第1の圧力リザーバの設定圧よ
り小さくなると、圧力リザーバ切換弁が第2接続通路を
開くので、ブレーキ液が第2の圧力リザーバに排出され
て、ブレーキシリンダのブレーキ液圧が更に減圧される
とともに、第2の圧力リザーバが蓄圧される。
【0033】車輪のロック傾向が解消された判断される
と、第2の開閉弁が遮断位置に切り換えられるととも
に、第1の開閉弁が連通位置に切り換えられ、ブレーキ
シリンダにマスタシリンダ圧が導入され、マスタシリン
ダ圧が増圧される。このとき、マスタシリンダ圧の制御
が必要であると判断された場合は、電磁切換弁によりブ
レーキ倍力装置の出力が制御されることにより、マスタ
シリンダ圧の制御が行われる。電磁切換弁の制御による
マスタシリンダ圧の制御、あるいはブレーキ操作手段の
操作入力の低下等により、マスタシリンダ圧が第1の圧
力リザーバの設定圧より小さくなると、第1の圧力リザ
ーバに蓄圧された圧力がマスタシリンダの液室に戻され
る。この請求項4および6ないし8の各発明では、AB
S制御時に第1の圧力リザーバに貯えられたブレーキ液
がマスタシリンダに戻されるので、ABS制御時の液量
損失が削減される。
と、第2の開閉弁が遮断位置に切り換えられるととも
に、第1の開閉弁が連通位置に切り換えられ、ブレーキ
シリンダにマスタシリンダ圧が導入され、マスタシリン
ダ圧が増圧される。このとき、マスタシリンダ圧の制御
が必要であると判断された場合は、電磁切換弁によりブ
レーキ倍力装置の出力が制御されることにより、マスタ
シリンダ圧の制御が行われる。電磁切換弁の制御による
マスタシリンダ圧の制御、あるいはブレーキ操作手段の
操作入力の低下等により、マスタシリンダ圧が第1の圧
力リザーバの設定圧より小さくなると、第1の圧力リザ
ーバに蓄圧された圧力がマスタシリンダの液室に戻され
る。この請求項4および6ないし8の各発明では、AB
S制御時に第1の圧力リザーバに貯えられたブレーキ液
がマスタシリンダに戻されるので、ABS制御時の液量
損失が削減される。
【0034】更に請求項5ないし8の各発明の発明にお
いては、請求項4の発明におけるABS制御の減圧制御
と同じ減圧制御が行われ、また請求項3におけるABS
制御のマスタシリンダ圧制御と同じマスタシリンダ圧制
御が行われる。この請求項5ないし8の各の発明では、
請求項4の発明と同様にABS制御時のブレーキ液の液
量損失が削減できるとともに、請求項3のABSと同様
に電磁切換弁が削除されてブレーキ倍力装置の制御が削
除でき、ABS制御における応答性が向上する。
いては、請求項4の発明におけるABS制御の減圧制御
と同じ減圧制御が行われ、また請求項3におけるABS
制御のマスタシリンダ圧制御と同じマスタシリンダ圧制
御が行われる。この請求項5ないし8の各の発明では、
請求項4の発明と同様にABS制御時のブレーキ液の液
量損失が削減できるとともに、請求項3のABSと同様
に電磁切換弁が削除されてブレーキ倍力装置の制御が削
除でき、ABS制御における応答性が向上する。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。図1は、本発明にかかるアン
チスキッドブレーキ制御システムの実施の形態の一例を
示す図である。なお、前述の従来のABSと同じ構成要
素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省
略する。
の形態について説明する。図1は、本発明にかかるアン
チスキッドブレーキ制御システムの実施の形態の一例を
示す図である。なお、前述の従来のABSと同じ構成要
素には同じ符号を付すことにより、その詳細な説明は省
略する。
【0036】図1に示すように、本例のABS1は、タ
ンデム形のマスタシリンダ4のシリンダハウジング4a
において、マスタシリンダ4の液室4b,4cを形成し
ている液室形成部4dの径より大径の大径部4eがブレ
ーキブースタ3に隣接して設けられている。また、この
大径部4eにはマスタシリンダ4のプライマリピストン
4fおよびセカンダリピストン4gの径より大径の大径
ピストン4hが摺動可能に嵌挿されている。この大径ピ
ストン4hはプライマリピストン4fと一体に形成され
ているとともに、その端部にブレーキブースタ3の出力
軸38が当接可能となっている。そして、この大径ピス
トン4hにより、大径部4e内には本発明の大径室に相
当する大径室4iが区画形成されている。
ンデム形のマスタシリンダ4のシリンダハウジング4a
において、マスタシリンダ4の液室4b,4cを形成し
ている液室形成部4dの径より大径の大径部4eがブレ
ーキブースタ3に隣接して設けられている。また、この
大径部4eにはマスタシリンダ4のプライマリピストン
4fおよびセカンダリピストン4gの径より大径の大径
ピストン4hが摺動可能に嵌挿されている。この大径ピ
ストン4hはプライマリピストン4fと一体に形成され
ているとともに、その端部にブレーキブースタ3の出力
軸38が当接可能となっている。そして、この大径ピス
トン4hにより、大径部4e内には本発明の大径室に相
当する大径室4iが区画形成されている。
【0037】更に、大径室4iとリザーバ5とを接続す
る通路には、連通位置Iと遮断位置IIとが設定された電
磁弁からなる常開の第2開閉弁41が設けられていると
ともに、大径室4iと液室4bとの間を接続する通路に
遮断位置Iと連通位置IIとが設定された電磁弁からなる
常閉の第3開閉弁42が設けられている。これらの第2
および第3開閉弁41,42は、前述の電子制御装置に
接続されている。
る通路には、連通位置Iと遮断位置IIとが設定された電
磁弁からなる常開の第2開閉弁41が設けられていると
ともに、大径室4iと液室4bとの間を接続する通路に
遮断位置Iと連通位置IIとが設定された電磁弁からなる
常閉の第3開閉弁42が設けられている。これらの第2
および第3開閉弁41,42は、前述の電子制御装置に
接続されている。
【0038】ところで、大径室4iの径は、後述するよ
うにABS制御開始時にマスタシリンダ4の液室4bの
ブレーキ液が大径室4iに流出することによりMCY圧
が減圧する際の減圧能力と、ABS制御における減圧後
のWCY圧保持時に電磁切換弁23を制御してブレーキ
ブースタ3の出力を上昇させることにより、低下したM
CY圧を上昇させてできるだけ元に戻す際の戻し能力と
のバランスにより、決定している。
うにABS制御開始時にマスタシリンダ4の液室4bの
ブレーキ液が大径室4iに流出することによりMCY圧
が減圧する際の減圧能力と、ABS制御における減圧後
のWCY圧保持時に電磁切換弁23を制御してブレーキ
ブースタ3の出力を上昇させることにより、低下したM
CY圧を上昇させてできるだけ元に戻す際の戻し能力と
のバランスにより、決定している。
【0039】本例の他の構成は、前述の従来のABSに
おける第1ないし第4減圧弁18,19,20,21が削
除されている以外は、従来のABSと同じである。その
場合、第1ないし第4保持弁10,12,14,16によ
り、本発明の第1の開閉弁が構成されている。
おける第1ないし第4減圧弁18,19,20,21が削
除されている以外は、従来のABSと同じである。その
場合、第1ないし第4保持弁10,12,14,16によ
り、本発明の第1の開閉弁が構成されている。
【0040】このように構成された本例のABSにおい
ては、非作動時には各電磁弁は図1に示す状態に設定さ
れているとともに、ブレーキブースタ3は図8に示す非
作動状態となっている。したがって、大径室4iは第1
開閉弁41を介してリザーバ5に連通しているととも
に、液室4bから遮断されている。
ては、非作動時には各電磁弁は図1に示す状態に設定さ
れているとともに、ブレーキブースタ3は図8に示す非
作動状態となっている。したがって、大径室4iは第1
開閉弁41を介してリザーバ5に連通しているととも
に、液室4bから遮断されている。
【0041】ブレーキペダル2の踏込による通常ブレー
キの作動および解除時の作用は、大径ピストン4hが前
進して大径室4iのブレーキ液がリザーバ5に排出され
るとともに、大径ピストン4hが後退してリザーバ5か
らブレーキ液が大径室4iに導入されることが異なる以
外は前述の従来のABSと同じであるので、その説明は
省略し、ABSについてのみ説明する。
キの作動および解除時の作用は、大径ピストン4hが前
進して大径室4iのブレーキ液がリザーバ5に排出され
るとともに、大径ピストン4hが後退してリザーバ5か
らブレーキ液が大径室4iに導入されることが異なる以
外は前述の従来のABSと同じであるので、その説明は
省略し、ABSについてのみ説明する。
【0042】通常ブレーキ作動中に車輪の少なくとも1
つがロック傾向にあると判断されると、第1ないし第4
保持弁10,12,14,16がともに遮断位置IIに切り
換えられるとともに、第1開閉弁41が遮断位置IIに切
り換えられかつ第2開閉弁42が連通位置Iに切り換え
られる。これにより、第1ないし第4ホイールシリンダ
6,7,8,9がマスタシリンダ4の両液室4b,4cから
遮断されてそれらのWCY圧が保持される。また大径室
4iはリザーバ5から遮断されるとともに、液室4bに
連通する。
つがロック傾向にあると判断されると、第1ないし第4
保持弁10,12,14,16がともに遮断位置IIに切り
換えられるとともに、第1開閉弁41が遮断位置IIに切
り換えられかつ第2開閉弁42が連通位置Iに切り換え
られる。これにより、第1ないし第4ホイールシリンダ
6,7,8,9がマスタシリンダ4の両液室4b,4cから
遮断されてそれらのWCY圧が保持される。また大径室
4iはリザーバ5から遮断されるとともに、液室4bに
連通する。
【0043】このため、液室4b内のブレーキ液が大径
室4iに流入して大径室4iの液圧が上昇し、液室4b
のMCY圧は上昇する大径室4iの液圧と釣り合うまで
低下するとともに、セカンダリピストン4gを介して液
室4cのMCY圧も液室4bのMCY圧と等しく低下す
る。同時に電磁切換弁23が切り換えられ、前述の従来
のABSと同様にブレーキブースタ3の出力が低下する
ので、MCY圧は更に低下する。その場合、MCY圧の
低下は第1および第2開閉弁41,42の切換制御によ
って迅速に行われ、しかもブレーキブースタ3の出力低
下によっても行われるので、その応答性はブレーキブー
スタ3の出力低下のみによるときよりも優れている。
室4iに流入して大径室4iの液圧が上昇し、液室4b
のMCY圧は上昇する大径室4iの液圧と釣り合うまで
低下するとともに、セカンダリピストン4gを介して液
室4cのMCY圧も液室4bのMCY圧と等しく低下す
る。同時に電磁切換弁23が切り換えられ、前述の従来
のABSと同様にブレーキブースタ3の出力が低下する
ので、MCY圧は更に低下する。その場合、MCY圧の
低下は第1および第2開閉弁41,42の切換制御によ
って迅速に行われ、しかもブレーキブースタ3の出力低
下によっても行われるので、その応答性はブレーキブー
スタ3の出力低下のみによるときよりも優れている。
【0044】第1ないし第4ホイールシリンダ6,7,
8,9のWCY圧が保持状態にされても、まだロック傾
向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断された車
輪に対しては、第1ないし第4保持弁10,12,14,
16のうちその車輪に対応する保持弁が連通位置Iに切
り換えられる。これにより、第1ないし第4ホイールシ
リンダ6,7,8,9のうち対応するホイールシリンダの
ブレーキ液がマスタシリンダの液室4b,4cおよび大
径室4iに排出され、そのホイールシリンダのWCY圧
が減圧される。このとき、ホイールシリンダのブレーキ
液はリザーバ5に排出されないので、ブレーキ液の消費
はない。
8,9のWCY圧が保持状態にされても、まだロック傾
向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断された車
輪に対しては、第1ないし第4保持弁10,12,14,
16のうちその車輪に対応する保持弁が連通位置Iに切
り換えられる。これにより、第1ないし第4ホイールシ
リンダ6,7,8,9のうち対応するホイールシリンダの
ブレーキ液がマスタシリンダの液室4b,4cおよび大
径室4iに排出され、そのホイールシリンダのWCY圧
が減圧される。このとき、ホイールシリンダのブレーキ
液はリザーバ5に排出されないので、ブレーキ液の消費
はない。
【0045】ロック傾向にあった車輪の車輪速が所定速
度に回復した判断されると、その保持弁も再び遮断位置
IIに切り換えられ、第1ないし第4保持弁10,12,1
4,16がすべて遮断位置IIに設定され、第1ないし第
4ホイールシリンダ6,7,8,9のWCY圧がともに保
持状態となる。そして、この保持状態のとき、電磁切換
弁23を第1位置Iに切り換え、ブレーキブースタ3の
出力を上昇させて、マスタシリンダ3のMCY圧をでき
るだけ上昇させ、戻しておく。
度に回復した判断されると、その保持弁も再び遮断位置
IIに切り換えられ、第1ないし第4保持弁10,12,1
4,16がすべて遮断位置IIに設定され、第1ないし第
4ホイールシリンダ6,7,8,9のWCY圧がともに保
持状態となる。そして、この保持状態のとき、電磁切換
弁23を第1位置Iに切り換え、ブレーキブースタ3の
出力を上昇させて、マスタシリンダ3のMCY圧をでき
るだけ上昇させ、戻しておく。
【0046】第1ないし第4ホイールシリンダ6,7,
8,9のWCY圧がこの保持状態のとき、ロック傾向に
あった車輪のロック傾向が解消された判断されると、第
1ないし第4保持弁10,12,14,16のうちその車
輪の保持弁が連通位置Iに切り換えれ、その車輪のホイ
ールシリンダのWCY圧が増圧される。このとき、この
増圧に応じて電磁切換弁23が制御され、MCY圧が上
昇される。しかし、MCY圧が上昇させても不足する場
合は、第2開閉弁42を遮断位置Iに切り換えるととも
に第1開閉弁41を連通位置Iに切り換えて、MCY圧
を上昇させる。その場合、この第1および第2開閉弁4
1,42の切換によるMCY圧の上昇時には、電磁切換
弁23を同時に制御してこの制御によるMCY圧の上昇
を併せて行うようにしてもよい。
8,9のWCY圧がこの保持状態のとき、ロック傾向に
あった車輪のロック傾向が解消された判断されると、第
1ないし第4保持弁10,12,14,16のうちその車
輪の保持弁が連通位置Iに切り換えれ、その車輪のホイ
ールシリンダのWCY圧が増圧される。このとき、この
増圧に応じて電磁切換弁23が制御され、MCY圧が上
昇される。しかし、MCY圧が上昇させても不足する場
合は、第2開閉弁42を遮断位置Iに切り換えるととも
に第1開閉弁41を連通位置Iに切り換えて、MCY圧
を上昇させる。その場合、この第1および第2開閉弁4
1,42の切換によるMCY圧の上昇時には、電磁切換
弁23を同時に制御してこの制御によるMCY圧の上昇
を併せて行うようにしてもよい。
【0047】一方、大径室4iがリザーバ5に連通する
ことにより、この大径室4iのブレーキ液がリザーバ5
に排出される。このため、WCY圧の減圧時にロック傾
向にあった車輪のホイールシリンダから大径室4iに排
出されたブレーキ液の分だけ消費される。
ことにより、この大径室4iのブレーキ液がリザーバ5
に排出される。このため、WCY圧の減圧時にロック傾
向にあった車輪のホイールシリンダから大径室4iに排
出されたブレーキ液の分だけ消費される。
【0048】この消費量を検討すると、低摩擦係数の路
面(以下、低μ路ともいう)では、ABS制御の減圧後
の保持時における、前述のMCY圧の戻し能力が不足し
ないため、このブレーキ液の消費量は小さい。また、高
摩擦係数の路面(以下、高μ路ともいう)でブレーキ液
は比較的消費されるが、それでもこの高μ路では、AB
S制御の減圧が小さいので、この時にホイールシリンダ
から大径室4iに排出されるブレーキ液の液量は少ない
ものとなる。
面(以下、低μ路ともいう)では、ABS制御の減圧後
の保持時における、前述のMCY圧の戻し能力が不足し
ないため、このブレーキ液の消費量は小さい。また、高
摩擦係数の路面(以下、高μ路ともいう)でブレーキ液
は比較的消費されるが、それでもこの高μ路では、AB
S制御の減圧が小さいので、この時にホイールシリンダ
から大径室4iに排出されるブレーキ液の液量は少ない
ものとなる。
【0049】なお、ABS制御における2回目の減圧時
に保持弁を連通位置IIに設定し、かつ第2開閉弁42を
遮断位置Iに設定するとともに第1開閉弁41を連通位
置Iに設定し、更に電磁切換弁23を制御してブレーキ
ブースタ3の出力を低下することにより、リザーバ5の
ブレーキ液を第1開閉弁41を通して大径室4iに流入
させ、消費分を補給することもできる。このように各電
磁弁10,12,14,16,23,41,42を制御するこ
とにより、ブレーキ液の消費を補償するための工夫の自
由度は高くなる。
に保持弁を連通位置IIに設定し、かつ第2開閉弁42を
遮断位置Iに設定するとともに第1開閉弁41を連通位
置Iに設定し、更に電磁切換弁23を制御してブレーキ
ブースタ3の出力を低下することにより、リザーバ5の
ブレーキ液を第1開閉弁41を通して大径室4iに流入
させ、消費分を補給することもできる。このように各電
磁弁10,12,14,16,23,41,42を制御するこ
とにより、ブレーキ液の消費を補償するための工夫の自
由度は高くなる。
【0050】車輪のロック傾向が完全に解消したと判断
されると、前述の従来のABS制御と同様に、各電磁弁
10,12,14,16,23,41,42はともに図1に示
す非作動状態にされる。
されると、前述の従来のABS制御と同様に、各電磁弁
10,12,14,16,23,41,42はともに図1に示
す非作動状態にされる。
【0051】このような本例のABSによれば、ABS
制御におけるWCY圧の増圧時のみ、大径室4iに排出
された2個のホイールシリンダ8,9のブレーキ液が消
費されるだけであるので、前述した従来のABSのよう
に第1ないし第4ホイールシリンダ10,12,14,1
6のブレーキ液を直接リザーバ5に排出する場合に比べ
て、ブレーキ液の消費量を小さくすることができる。し
たがって、ブレーキペダル2のストロークの増加を抑制
でき、ブレーキペダル2の操作フィーリングが向上す
る。しかも、マスタシリンダ4の液室4b,4cの容量
を大きくする必要がないので、マスタシリンダの大型化
を抑制できる。
制御におけるWCY圧の増圧時のみ、大径室4iに排出
された2個のホイールシリンダ8,9のブレーキ液が消
費されるだけであるので、前述した従来のABSのよう
に第1ないし第4ホイールシリンダ10,12,14,1
6のブレーキ液を直接リザーバ5に排出する場合に比べ
て、ブレーキ液の消費量を小さくすることができる。し
たがって、ブレーキペダル2のストロークの増加を抑制
でき、ブレーキペダル2の操作フィーリングが向上す
る。しかも、マスタシリンダ4の液室4b,4cの容量
を大きくする必要がないので、マスタシリンダの大型化
を抑制できる。
【0052】また本例によれば、ABS制御時における
MCY圧の低下を電磁弁からなる第2および第3開閉弁
41,42により直接制御しているので、MCY圧を迅
速に低下させることができる。したがって、MCY圧の
低下の応答性を向上させることができる。これにより、
ABS制御をより一層適切に行うことができる。
MCY圧の低下を電磁弁からなる第2および第3開閉弁
41,42により直接制御しているので、MCY圧を迅
速に低下させることができる。したがって、MCY圧の
低下の応答性を向上させることができる。これにより、
ABS制御をより一層適切に行うことができる。
【0053】更に本例によれば、従来のABSに使用さ
れている各減圧弁18,19,20,21および各ホイー
ルシリンダ6,7,8,9からリザーバ5への排出通路を
削除できるので、システムの簡素化が図れ、コストを低
減することができる。
れている各減圧弁18,19,20,21および各ホイー
ルシリンダ6,7,8,9からリザーバ5への排出通路を
削除できるので、システムの簡素化が図れ、コストを低
減することができる。
【0054】なお、前述の例では、ABS制御時にブレ
ーキブースタ3の出力を制御するために2位置4方電磁
弁からなる電磁切換弁23を用いているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、連通位置と遮断位置とか
らなる2位置2方電磁弁を適宜の数だけ組み合わせるこ
とにより、電磁切換弁23の機能とほぼ同様の機能を発
揮できるようにすることもできる。また、電磁切換弁2
3を省略することもできる。
ーキブースタ3の出力を制御するために2位置4方電磁
弁からなる電磁切換弁23を用いているが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、連通位置と遮断位置とか
らなる2位置2方電磁弁を適宜の数だけ組み合わせるこ
とにより、電磁切換弁23の機能とほぼ同様の機能を発
揮できるようにすることもできる。また、電磁切換弁2
3を省略することもできる。
【0055】更に本発明は、マスタシリンダ4にシング
ルマスタシリンダを用いることもできる。更に本発明
は、プライマリピストンと大径ピストンとを一体に設け
ているが別体に設けることもできる。
ルマスタシリンダを用いることもできる。更に本発明
は、プライマリピストンと大径ピストンとを一体に設け
ているが別体に設けることもできる。
【0056】更に本発明は、前述の従来のABSにおけ
る第1ないし第4減圧弁18,19,20,21のうち、
必要な車輪(例えば、前輪または駆動輪等)に対応する
減圧弁およびその減圧弁が設けられる、リザーバ5への
排出通路を、設けるようにしてもよい。
る第1ないし第4減圧弁18,19,20,21のうち、
必要な車輪(例えば、前輪または駆動輪等)に対応する
減圧弁およびその減圧弁が設けられる、リザーバ5への
排出通路を、設けるようにしてもよい。
【0057】図2は本発明の実施の形態の他の例を示す
図である。なお、前述の図7に示す従来のABSおよび
図1に示す例と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その詳細な説明は省略する。
図である。なお、前述の図7に示す従来のABSおよび
図1に示す例と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その詳細な説明は省略する。
【0058】図2に示すように本例では、図7に示す従
来のABSにおける常閉の第1〜4減圧弁18,19,2
0,21からマスタシリンダ4のリザーバ5へのリター
ン通路が削除されている。そして、第1圧力リザーバ4
3が第1および第2減圧弁18,19に接続されてい
て、この第1圧力リザーバ43には、ABS制御におけ
る減圧時に第1および第2ホイールシリンダ6,7から
排出されるブレーキ液が第1および第2減圧弁18,1
9を介して貯えられて大気圧より高い所定圧に保持され
る。更にこの第1圧力リザーバ43は第5チェックバル
ブ44を介してマスタシリンダ4の液室4cに接続され
ている。
来のABSにおける常閉の第1〜4減圧弁18,19,2
0,21からマスタシリンダ4のリザーバ5へのリター
ン通路が削除されている。そして、第1圧力リザーバ4
3が第1および第2減圧弁18,19に接続されてい
て、この第1圧力リザーバ43には、ABS制御におけ
る減圧時に第1および第2ホイールシリンダ6,7から
排出されるブレーキ液が第1および第2減圧弁18,1
9を介して貯えられて大気圧より高い所定圧に保持され
る。更にこの第1圧力リザーバ43は第5チェックバル
ブ44を介してマスタシリンダ4の液室4cに接続され
ている。
【0059】同様に、第2圧力リザーバ45が第3およ
び第4減圧弁20,21に接続されていて、この第2圧
力リザーバ45には、ABS制御における減圧時に第3
および第4ホイールシリンダ8,9から排出されるブレ
ーキ液が第3および第4減圧弁20,21を介して貯え
られて大気圧より高い所定圧に保持される。更にこの第
2圧力リザーバ45は第6チェックバルブ46を介して
マスタシリンダ4の液室4bに接続されている。
び第4減圧弁20,21に接続されていて、この第2圧
力リザーバ45には、ABS制御における減圧時に第3
および第4ホイールシリンダ8,9から排出されるブレ
ーキ液が第3および第4減圧弁20,21を介して貯え
られて大気圧より高い所定圧に保持される。更にこの第
2圧力リザーバ45は第6チェックバルブ46を介して
マスタシリンダ4の液室4bに接続されている。
【0060】また図7のABSに対して、本例では、図
1の例と同様にマスタシリンダ4に大径室4iが設けら
れている。その場合、マスタシリンダ4のハウジングに
設けられたシール47により、大径室4iの圧力漏れが
防止されている。この大径室4iはマスタシリンダ4の
リザーバ5に接続されている。そして、大径室4iおよ
びリザーバ5間の接続通路に、連通位置Iと遮断位置II
とが設定された電磁弁からなる常開の第4開閉弁48が
設けられているとともに、大径室4iからリザーバ5に
向かうブレーキ液の流れのみを阻止する第7チェックバ
ルブ49が、この第4開閉弁48と並列に設けられてい
る。この第7チェックバルブ49により、マスタシリン
ダ4のプライマリピストンの摺動時に、大径室4iが負
圧になるのが防止される。なお、大径室4iはマスタシ
リンダ4のリザーバ5以外に別途設けた、大気圧に保持
されるリザーバに接続するようにすることもできる。ま
た、マスタシリンダ4の大径室4iとマスタシリンダ4
の液室4bとの間の接続通路に、遮断位置Iと連通位置I
Iとが設定された電磁弁からなる常閉の第5開閉弁50
が設けられている。
1の例と同様にマスタシリンダ4に大径室4iが設けら
れている。その場合、マスタシリンダ4のハウジングに
設けられたシール47により、大径室4iの圧力漏れが
防止されている。この大径室4iはマスタシリンダ4の
リザーバ5に接続されている。そして、大径室4iおよ
びリザーバ5間の接続通路に、連通位置Iと遮断位置II
とが設定された電磁弁からなる常開の第4開閉弁48が
設けられているとともに、大径室4iからリザーバ5に
向かうブレーキ液の流れのみを阻止する第7チェックバ
ルブ49が、この第4開閉弁48と並列に設けられてい
る。この第7チェックバルブ49により、マスタシリン
ダ4のプライマリピストンの摺動時に、大径室4iが負
圧になるのが防止される。なお、大径室4iはマスタシ
リンダ4のリザーバ5以外に別途設けた、大気圧に保持
されるリザーバに接続するようにすることもできる。ま
た、マスタシリンダ4の大径室4iとマスタシリンダ4
の液室4bとの間の接続通路に、遮断位置Iと連通位置I
Iとが設定された電磁弁からなる常閉の第5開閉弁50
が設けられている。
【0061】更に本例では、図7のABSの電磁切換弁
23が削除されていて、ブレーキブースタ3の制御によ
るABS制御は行わないようにしている。したがって、
ブレーキブースタ3はブレーキペダル2の踏込による通
常ブレーキ制御のみが行われるようになっている。本例
のABSにおける他の構成は図7に示すABSと同じで
ある。このように構成された本例のABSにおいては、
まず通常ブレーキ時は前述の従来と同様であり、その説
明は省略する。
23が削除されていて、ブレーキブースタ3の制御によ
るABS制御は行わないようにしている。したがって、
ブレーキブースタ3はブレーキペダル2の踏込による通
常ブレーキ制御のみが行われるようになっている。本例
のABSにおける他の構成は図7に示すABSと同じで
ある。このように構成された本例のABSにおいては、
まず通常ブレーキ時は前述の従来と同様であり、その説
明は省略する。
【0062】次にABS制御について説明すると、まず
車輪のロック傾向が検出されたABS制御の開始時は、
第1ないし第4保持弁10,12,14,16および第4
開閉弁48がそれぞれ遮断位置IIに設定され、各ホイー
ルシリンダ6,7,8,9のWCY圧はそれぞれそれ以上
上昇しなく保持状態となる。このとき、第4開閉弁48
が閉じられることにより、ペダル入力が増加しても、プ
ライマリピストン4fが前進しなく、マスタシリンダ4
の各液室4b,4cのMCY圧は上昇しなく、このAB
S制御開始時の圧力に保持される。
車輪のロック傾向が検出されたABS制御の開始時は、
第1ないし第4保持弁10,12,14,16および第4
開閉弁48がそれぞれ遮断位置IIに設定され、各ホイー
ルシリンダ6,7,8,9のWCY圧はそれぞれそれ以上
上昇しなく保持状態となる。このとき、第4開閉弁48
が閉じられることにより、ペダル入力が増加しても、プ
ライマリピストン4fが前進しなく、マスタシリンダ4
の各液室4b,4cのMCY圧は上昇しなく、このAB
S制御開始時の圧力に保持される。
【0063】WCY圧が保持状態にされても、まだロッ
ク傾向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断され
た車輪に対しては、第1ないし第4減圧弁18,19,2
0,21のうちその車輪に対応する減圧弁が連通位置II
に切り換えられる。これにより、第1ないし第4ホイー
ルシリンダ6,7,8,9のうち対応するホイールシリン
ダのブレーキ液が各リザーバ43,45に排出されて、
そのホイールシリンダのWCY圧が減圧される。車輪の
ロック傾向が解消された判断されると、連通位置IIに切
り換えられた減圧弁が遮断位置Iに切り換えられるとと
もに、その車輪に対応する保持弁が連通位置Iに切り換
えられる。これにより、その保持弁に対応するホイール
シリンダのWCY圧の増圧が行われる。
ク傾向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断され
た車輪に対しては、第1ないし第4減圧弁18,19,2
0,21のうちその車輪に対応する減圧弁が連通位置II
に切り換えられる。これにより、第1ないし第4ホイー
ルシリンダ6,7,8,9のうち対応するホイールシリン
ダのブレーキ液が各リザーバ43,45に排出されて、
そのホイールシリンダのWCY圧が減圧される。車輪の
ロック傾向が解消された判断されると、連通位置IIに切
り換えられた減圧弁が遮断位置Iに切り換えられるとと
もに、その車輪に対応する保持弁が連通位置Iに切り換
えられる。これにより、その保持弁に対応するホイール
シリンダのWCY圧の増圧が行われる。
【0064】このとき、マスタシリンダ4のMCY圧が
すぐにホイールシリンダのWCY圧の近くまで降圧する
が、第5開閉弁50が遮断位置IIと連通位置Iとの間
で、例えばデューティ制御により交互に繰り返し切換制
御されるようになっている。このとき、大径室4iと液
室4bとの連通時には、MCY圧が大径ピストン4hの
有効径で増圧されるようになり、MCY圧の増圧が小さ
くなるので、MCY圧の制御がし易くなる。しかも、第
5開閉弁50が繰り返し切換制御されることにより、M
CY圧が更にゆっくりと増圧される。そして、ブレーキ
ブースタ3の出力による倍力が限界となってそれ以上M
CY圧が増圧できなくなったときは、第4開閉弁48が
連通位置Iと遮断位置IIとの間で、例えばデューティ制
御により交互に繰り返し切換制御されることにより、マ
スタシリンダ4のプライマリピストン4fが徐々に前進
してMCY圧がゆっくり増圧される。このように、第4
開閉弁48が繰り返し切換制御されてMCY圧の増圧が
ゆっくり行われる理由は、第4開閉弁48が単に連通位
置Iのみに切り換えられただけでは、MCY圧が通常の
マスタシリンダ径でブレーキブースタ3の出力に応じて
増圧されるため、この増圧が大き過ぎて、MCY圧とW
CY圧との差が大きくなってしまうからである。特に、
急ブレーキ時にはペダル入力が大きくなっているため、
MCY圧の増圧がきわめて大きくなることから、第4開
閉弁48の繰り返し切換制御がABS制御の増圧におい
てより効果的にかつより適切なものとなる。この第4開
閉弁48の繰り返し切換制御は、増圧時の車輪速の降下
が小さいときにこの車輪速に応じて行うようにするか、
あるいは増圧開始から一定の制御を開始するようにする
か等、種々の方法により行われる。
すぐにホイールシリンダのWCY圧の近くまで降圧する
が、第5開閉弁50が遮断位置IIと連通位置Iとの間
で、例えばデューティ制御により交互に繰り返し切換制
御されるようになっている。このとき、大径室4iと液
室4bとの連通時には、MCY圧が大径ピストン4hの
有効径で増圧されるようになり、MCY圧の増圧が小さ
くなるので、MCY圧の制御がし易くなる。しかも、第
5開閉弁50が繰り返し切換制御されることにより、M
CY圧が更にゆっくりと増圧される。そして、ブレーキ
ブースタ3の出力による倍力が限界となってそれ以上M
CY圧が増圧できなくなったときは、第4開閉弁48が
連通位置Iと遮断位置IIとの間で、例えばデューティ制
御により交互に繰り返し切換制御されることにより、マ
スタシリンダ4のプライマリピストン4fが徐々に前進
してMCY圧がゆっくり増圧される。このように、第4
開閉弁48が繰り返し切換制御されてMCY圧の増圧が
ゆっくり行われる理由は、第4開閉弁48が単に連通位
置Iのみに切り換えられただけでは、MCY圧が通常の
マスタシリンダ径でブレーキブースタ3の出力に応じて
増圧されるため、この増圧が大き過ぎて、MCY圧とW
CY圧との差が大きくなってしまうからである。特に、
急ブレーキ時にはペダル入力が大きくなっているため、
MCY圧の増圧がきわめて大きくなることから、第4開
閉弁48の繰り返し切換制御がABS制御の増圧におい
てより効果的にかつより適切なものとなる。この第4開
閉弁48の繰り返し切換制御は、増圧時の車輪速の降下
が小さいときにこの車輪速に応じて行うようにするか、
あるいは増圧開始から一定の制御を開始するようにする
か等、種々の方法により行われる。
【0065】車輪のロック傾向が完全に解消してABS
制御が終了し、ブレーキペダル2が戻されると、MCY
圧が低下するので、第1および第2圧力リザーバ43,
45のブレーキ液はそれぞれ第5および第6チェックバ
ルブ44,46およびマスタシリンダ4の各液室4c,4
bを介して、リザーバ5に戻される。
制御が終了し、ブレーキペダル2が戻されると、MCY
圧が低下するので、第1および第2圧力リザーバ43,
45のブレーキ液はそれぞれ第5および第6チェックバ
ルブ44,46およびマスタシリンダ4の各液室4c,4
bを介して、リザーバ5に戻される。
【0066】本例のABSにおける他の作用は前述の従
来のABSおよび図1に示す例のABSと同じである。
また本例のABSによれば、ABS制御時にブレーキブ
ースタ3の制御を削除することができるので、ABS制
御における応答性が向上する。
来のABSおよび図1に示す例のABSと同じである。
また本例のABSによれば、ABS制御時にブレーキブ
ースタ3の制御を削除することができるので、ABS制
御における応答性が向上する。
【0067】図3は本発明の実施の形態の更に他の例を
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
【0068】図3に示すように本例では、図7に示す従
来のABSにおける常閉の第1〜4減圧弁18,19,2
0,21からマスタシリンダ4のリザーバ5へのリター
ン通路が削除されている。また、第1圧力リザーバ43
が第1および第2減圧弁18,19に、第1および第2
減圧弁18,19から第1圧力リザーバ43に向かうブ
レーキ液の流れのみを許容する第8チェックバルブ51
を介して接続されていて、この第1圧力リザーバ43に
は、ABS制御における減圧時に第1および第2ホイー
ルシリンダ6,7から排出されるブレーキ液が第1およ
び第2減圧弁18,19と第8チェックバルブ51とを
介して貯えられて大気圧より高い設定圧(例えば、30
kg/cm2)が蓄圧されるようになっている。更に、この第
1圧力リザーバ43は第5チェックバルブ44を介して
マスタシリンダ4の液室4cに接続されている。
来のABSにおける常閉の第1〜4減圧弁18,19,2
0,21からマスタシリンダ4のリザーバ5へのリター
ン通路が削除されている。また、第1圧力リザーバ43
が第1および第2減圧弁18,19に、第1および第2
減圧弁18,19から第1圧力リザーバ43に向かうブ
レーキ液の流れのみを許容する第8チェックバルブ51
を介して接続されていて、この第1圧力リザーバ43に
は、ABS制御における減圧時に第1および第2ホイー
ルシリンダ6,7から排出されるブレーキ液が第1およ
び第2減圧弁18,19と第8チェックバルブ51とを
介して貯えられて大気圧より高い設定圧(例えば、30
kg/cm2)が蓄圧されるようになっている。更に、この第
1圧力リザーバ43は第5チェックバルブ44を介して
マスタシリンダ4の液室4cに接続されている。
【0069】更に、第3圧力リザーバ52が第1圧力リ
ザーバ43に、第3圧力リザーバ52から第1圧力リザ
ーバ43に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第9
チェックバルブ53を介して接続されているとともに、
第1および第2減圧弁18,19に第1メカニカルバル
ブ54を介して接続されている。第1メカニカルバルブ
54は、第1および第2減圧弁18,19と第3圧力リ
ザーバ52との間の連通、遮断を制御するボール弁55
と、第2ホイールシリンダ7のWCY圧を受圧する小径
部および第1および第2減圧弁18,19から排出され
るブレーキ液の圧力を受圧する大径部からなる段付ピス
トン56とを備えている。ボール弁55は、第2ホイー
ルシリンダ7のWCY圧が第1および第2減圧弁18,
19から排出されるブレーキ液圧すなわち第1圧力リザ
ーバ43の圧力より所定圧(例えば2〜3kg/cm2)以上
高いときは閉じて第1および第2減圧弁18,19と第
3圧力リザーバ52との間を遮断し、第2ホイールシリ
ンダ7のWCY圧が第1および第2減圧弁18,19か
ら排出されるブレーキ液圧すなわち第1圧力リザーバ4
3の圧力より所定圧高い圧力より低いときは開いて第1
および第2減圧弁18,19と第3圧力リザーバ52と
の間を連通するように設定されている。したがって、第
3圧力リザーバ52には第1圧力リザーバ43の蓄圧よ
り低い設定圧(例えば、3kg/cm2)が蓄圧されるように
なる。
ザーバ43に、第3圧力リザーバ52から第1圧力リザ
ーバ43に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第9
チェックバルブ53を介して接続されているとともに、
第1および第2減圧弁18,19に第1メカニカルバル
ブ54を介して接続されている。第1メカニカルバルブ
54は、第1および第2減圧弁18,19と第3圧力リ
ザーバ52との間の連通、遮断を制御するボール弁55
と、第2ホイールシリンダ7のWCY圧を受圧する小径
部および第1および第2減圧弁18,19から排出され
るブレーキ液の圧力を受圧する大径部からなる段付ピス
トン56とを備えている。ボール弁55は、第2ホイー
ルシリンダ7のWCY圧が第1および第2減圧弁18,
19から排出されるブレーキ液圧すなわち第1圧力リザ
ーバ43の圧力より所定圧(例えば2〜3kg/cm2)以上
高いときは閉じて第1および第2減圧弁18,19と第
3圧力リザーバ52との間を遮断し、第2ホイールシリ
ンダ7のWCY圧が第1および第2減圧弁18,19か
ら排出されるブレーキ液圧すなわち第1圧力リザーバ4
3の圧力より所定圧高い圧力より低いときは開いて第1
および第2減圧弁18,19と第3圧力リザーバ52と
の間を連通するように設定されている。したがって、第
3圧力リザーバ52には第1圧力リザーバ43の蓄圧よ
り低い設定圧(例えば、3kg/cm2)が蓄圧されるように
なる。
【0070】同様に、マスタシリンダ4の液室4bと第
3および第4ホイールシリンダ8,9とを接続する通路
にも、第2圧力リザーバ45が第3および第4減圧弁2
0,21に、第3および第4減圧弁20,21から第2圧
力リザーバ45に向かうブレーキ液の流れのみを許容す
る第10チェックバルブ57を介して接続されていて、
この第2圧力リザーバ45には、ABS制御における減
圧時に第3および第4ホイールシリンダ8,9から排出
されるブレーキ液が第3および第4減圧弁20,21と
第10チェックバルブ57とを介して貯えられて大気圧
より高い所定圧(例えば、30kg/cm2)が蓄圧されるよ
うになっている。更に、この第2圧力リザーバ45は第
6チェックバルブ46を介してマスタシリンダ4の液室
4bに接続されている。
3および第4ホイールシリンダ8,9とを接続する通路
にも、第2圧力リザーバ45が第3および第4減圧弁2
0,21に、第3および第4減圧弁20,21から第2圧
力リザーバ45に向かうブレーキ液の流れのみを許容す
る第10チェックバルブ57を介して接続されていて、
この第2圧力リザーバ45には、ABS制御における減
圧時に第3および第4ホイールシリンダ8,9から排出
されるブレーキ液が第3および第4減圧弁20,21と
第10チェックバルブ57とを介して貯えられて大気圧
より高い所定圧(例えば、30kg/cm2)が蓄圧されるよ
うになっている。更に、この第2圧力リザーバ45は第
6チェックバルブ46を介してマスタシリンダ4の液室
4bに接続されている。
【0071】更に、第4圧力リザーバ58が第2圧力リ
ザーバ45に、第4圧力リザーバ58から第2圧力リザ
ーバ45に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第1
1チェックバルブ59を介して接続されているととも
に、第3および第4減圧弁20,21に第2メカニカル
バルブ60を介して接続されている。第2メカニカルバ
ルブ60は、第3および第4減圧弁20,21と第4圧
力リザーバ58との間の連通、遮断を制御するボール弁
61と、第4ホイールシリンダ9のWCY圧を受圧する
小径部および第3および第4減圧弁20,21から排出
されるブレーキ液の圧力を受圧する大径部からなる段付
ピストン62とを備えている。ボール弁61は、第4ホ
イールシリンダ9のWCY圧が第3および第4減圧弁2
0,21から排出されるブレーキ液圧すなわち第2圧力
リザーバ45の圧力より所定圧(例えば2〜3kg/cm2)
以上高いときは閉じて第3および第4減圧弁20,21
と第4圧力リザーバ58との間を遮断し、第4ホイール
シリンダ9のWCY圧が第3および第4減圧弁20,2
1から排出されるブレーキ液圧すなわち第2圧力リザー
バ45の圧力より所定圧高い圧力ときは開いて第3およ
び第4減圧弁20,21と第4圧力リザーバ58との間
を連通するように設定されている。したがって、第4圧
力リザーバ58には第3圧力リザーバ45の蓄圧より低
い所定圧(例えば、3kg/cm2)が蓄圧されるようにな
る。本例の他の構成は図7のABSシステムと同じであ
る。
ザーバ45に、第4圧力リザーバ58から第2圧力リザ
ーバ45に向かうブレーキ液の流れのみを許容する第1
1チェックバルブ59を介して接続されているととも
に、第3および第4減圧弁20,21に第2メカニカル
バルブ60を介して接続されている。第2メカニカルバ
ルブ60は、第3および第4減圧弁20,21と第4圧
力リザーバ58との間の連通、遮断を制御するボール弁
61と、第4ホイールシリンダ9のWCY圧を受圧する
小径部および第3および第4減圧弁20,21から排出
されるブレーキ液の圧力を受圧する大径部からなる段付
ピストン62とを備えている。ボール弁61は、第4ホ
イールシリンダ9のWCY圧が第3および第4減圧弁2
0,21から排出されるブレーキ液圧すなわち第2圧力
リザーバ45の圧力より所定圧(例えば2〜3kg/cm2)
以上高いときは閉じて第3および第4減圧弁20,21
と第4圧力リザーバ58との間を遮断し、第4ホイール
シリンダ9のWCY圧が第3および第4減圧弁20,2
1から排出されるブレーキ液圧すなわち第2圧力リザー
バ45の圧力より所定圧高い圧力ときは開いて第3およ
び第4減圧弁20,21と第4圧力リザーバ58との間
を連通するように設定されている。したがって、第4圧
力リザーバ58には第3圧力リザーバ45の蓄圧より低
い所定圧(例えば、3kg/cm2)が蓄圧されるようにな
る。本例の他の構成は図7のABSシステムと同じであ
る。
【0072】このように構成された本例の作用について
説明する。まず、通常ブレーキ時の作用は前述の各例お
よび従来例と同じである。次にABS制御について説明
すると、まず車輪のロック傾向が検出されたABS制御
の開始時は、第1ないし第4保持弁10,12,14,1
6がそれぞれ遮断位置IIに設定され、各ホイールシリン
ダ6,7,8,9のWCY圧はそれぞれそれ以上上昇しな
く保持状態となる。このとき、各減圧弁18,19,2
0,21は遮断位置Iに設定されていて、各減圧弁18,
19,20,21の出力側の圧力は大気圧となっているの
で、各ホイールシリンダ7,9のWCY圧により第1お
よび第2メカニカルバルブ54,60の段付ピストン5
6,62によりボール弁55,61が閉じられている。
説明する。まず、通常ブレーキ時の作用は前述の各例お
よび従来例と同じである。次にABS制御について説明
すると、まず車輪のロック傾向が検出されたABS制御
の開始時は、第1ないし第4保持弁10,12,14,1
6がそれぞれ遮断位置IIに設定され、各ホイールシリン
ダ6,7,8,9のWCY圧はそれぞれそれ以上上昇しな
く保持状態となる。このとき、各減圧弁18,19,2
0,21は遮断位置Iに設定されていて、各減圧弁18,
19,20,21の出力側の圧力は大気圧となっているの
で、各ホイールシリンダ7,9のWCY圧により第1お
よび第2メカニカルバルブ54,60の段付ピストン5
6,62によりボール弁55,61が閉じられている。
【0073】WCY圧が保持状態にされても、まだロッ
ク傾向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断され
た車輪に対しては、第1ないし第4減圧弁18,19,2
0,21のうちその車輪に対応する減圧弁18,19,2
0,21が連通位置IIに切り換えられる。これにより、
第1ないし第4ホイールシリンダ6,7,8,9のうち対
応するホイールシリンダのブレーキ液が減圧弁18,1
9,20,21から排出される。このとき、減圧弁18,
19,20,21から排出されるブレーキ液の圧力は第1
および第2メカニカルバルブ54,60の段付ピストン
56,62に作用するようになるが、最初この圧力は第
2および第4ホイールシリンダ7,9のWCY圧に比べ
て低い圧力であるので、ボール弁55,61は閉じたま
まに保持される。したがって、減圧弁18,19,20,
21から排出されるブレーキ液は第1および第2圧力リ
ザーバ43,45に排出される。これにより、そのホイ
ールシリンダ6,7,8,9のWCY圧が減圧されるとと
もに、第1および第2圧力リザーバ43,45が蓄圧さ
れる。
ク傾向が解消されなくWCY圧の減圧が必要と判断され
た車輪に対しては、第1ないし第4減圧弁18,19,2
0,21のうちその車輪に対応する減圧弁18,19,2
0,21が連通位置IIに切り換えられる。これにより、
第1ないし第4ホイールシリンダ6,7,8,9のうち対
応するホイールシリンダのブレーキ液が減圧弁18,1
9,20,21から排出される。このとき、減圧弁18,
19,20,21から排出されるブレーキ液の圧力は第1
および第2メカニカルバルブ54,60の段付ピストン
56,62に作用するようになるが、最初この圧力は第
2および第4ホイールシリンダ7,9のWCY圧に比べ
て低い圧力であるので、ボール弁55,61は閉じたま
まに保持される。したがって、減圧弁18,19,20,
21から排出されるブレーキ液は第1および第2圧力リ
ザーバ43,45に排出される。これにより、そのホイ
ールシリンダ6,7,8,9のWCY圧が減圧されるとと
もに、第1および第2圧力リザーバ43,45が蓄圧さ
れる。
【0074】ホイールシリンダ6,7,8,9のWCY圧
が第1および第2圧力リザーバ43,45の高い設定圧
(例、30kg/cm2)より低くなる、すなわちWCY圧が
減圧弁18,19,20,21から排出されるブレーキ液
の圧力より所定圧(例えば2〜3kg/cm2)低くなると、
段付ピストン56,62が上動し、ボール弁55,61が
開く。これにより、減圧弁18,19,20,21から排
出されるブレーキ液は第3および第4圧力リザーバ5
2,58に貯えられ、第3および第4圧力リザーバ52,
58には第1および第2圧力リザーバ43,45に蓄圧
された高い設定圧(例、30kg/cm2)より低い圧力が蓄
圧されるようになる。したがって、ホイールシリンダ
6,7,8,9のWCY圧が更に減圧される。
が第1および第2圧力リザーバ43,45の高い設定圧
(例、30kg/cm2)より低くなる、すなわちWCY圧が
減圧弁18,19,20,21から排出されるブレーキ液
の圧力より所定圧(例えば2〜3kg/cm2)低くなると、
段付ピストン56,62が上動し、ボール弁55,61が
開く。これにより、減圧弁18,19,20,21から排
出されるブレーキ液は第3および第4圧力リザーバ5
2,58に貯えられ、第3および第4圧力リザーバ52,
58には第1および第2圧力リザーバ43,45に蓄圧
された高い設定圧(例、30kg/cm2)より低い圧力が蓄
圧されるようになる。したがって、ホイールシリンダ
6,7,8,9のWCY圧が更に減圧される。
【0075】車輪のロック傾向が解消された判断される
と、連通位置IIに切り換えられた減圧弁18,19,2
0,21が遮断位置Iに切り換えられるとともに、その車
輪に対応する保持弁10,12,14,16が連通位置Iに
切り換えられる。これにより、その保持弁10,12,1
4,16に対応するホイールシリンダ6,7,8,9にマス
タシリンダ4のMCY圧が導入され、WCY圧が増圧さ
れる。
と、連通位置IIに切り換えられた減圧弁18,19,2
0,21が遮断位置Iに切り換えられるとともに、その車
輪に対応する保持弁10,12,14,16が連通位置Iに
切り換えられる。これにより、その保持弁10,12,1
4,16に対応するホイールシリンダ6,7,8,9にマス
タシリンダ4のMCY圧が導入され、WCY圧が増圧さ
れる。
【0076】このとき、MCY圧の制御が必要であると
判断された場合は、電磁切換弁23が例えばデューティ
制御によりオン・オフ制御されて、ブレーキブースタ3
の出力が制御されることにより、MCY圧の制御が行わ
れる。
判断された場合は、電磁切換弁23が例えばデューティ
制御によりオン・オフ制御されて、ブレーキブースタ3
の出力が制御されることにより、MCY圧の制御が行わ
れる。
【0077】例えば、車両が高摩擦係数の路面(高μ
路)から低摩擦係数の路面(低μ路)に乗り変わった場
合等において、電磁切換弁23の制御によるMCY圧の
制御、あるいはブレーキペダル2のペダル入力の低下等
により、MCY圧が第1および第2圧力リザーバ43,
45の設定圧より小さくなると、第1および第2圧力リ
ザーバ43,45に蓄圧された圧力が第5および第6チ
ェックバルブ44,46を介してマスタシリンダ4の液
室4b,4cに戻される。
路)から低摩擦係数の路面(低μ路)に乗り変わった場
合等において、電磁切換弁23の制御によるMCY圧の
制御、あるいはブレーキペダル2のペダル入力の低下等
により、MCY圧が第1および第2圧力リザーバ43,
45の設定圧より小さくなると、第1および第2圧力リ
ザーバ43,45に蓄圧された圧力が第5および第6チ
ェックバルブ44,46を介してマスタシリンダ4の液
室4b,4cに戻される。
【0078】車輪のロック傾向が完全に解消してABS
制御が終了し、ブレーキペダル2が戻されると、MCY
圧が低下するので、第1および第2圧力リザーバ43,
45のブレーキ液はそれぞれ第5および第6チェックバ
ルブ44,46を介し、また第3および第4圧力リザー
バ52,58のブレーキ液はそれぞれ第9および第10
チェックバルブ53,59と第5および第6チェックバ
ルブ44,46とを介し、更にマスタシリンダ4の各液
室4c,4bを介して、それぞれリザーバ5に戻され
る。本例のABSにおける他の作用は前述の従来のAB
Sと同じである。
制御が終了し、ブレーキペダル2が戻されると、MCY
圧が低下するので、第1および第2圧力リザーバ43,
45のブレーキ液はそれぞれ第5および第6チェックバ
ルブ44,46を介し、また第3および第4圧力リザー
バ52,58のブレーキ液はそれぞれ第9および第10
チェックバルブ53,59と第5および第6チェックバ
ルブ44,46とを介し、更にマスタシリンダ4の各液
室4c,4bを介して、それぞれリザーバ5に戻され
る。本例のABSにおける他の作用は前述の従来のAB
Sと同じである。
【0079】本例のABSによれば、ABS制御時に第
1および第2圧力リザーバ43,45に貯えられたブレ
ーキ液がマスタシリンダ4に戻されるので、ABS制御
時の液量損失を削減することができる。
1および第2圧力リザーバ43,45に貯えられたブレ
ーキ液がマスタシリンダ4に戻されるので、ABS制御
時の液量損失を削減することができる。
【0080】なお、本例では各減圧弁18,19,20,
21から排出されるブレーキ液を貯える有圧のリザーバ
を第1ないし第4圧力リザーバ43,45,52,58の
ように一系統につき2個ずつ、設定圧を異ならせて設け
るものとしているが、有圧のリザーバは一系統につき3
個以上、設定圧をそれぞれ異ならせて設けるようにする
こともできる。その場合、メカニカルバルブはボール弁
55,61および段付ピストン56,62に代えて、WC
Y圧と減圧弁から排出されるブレーキ液の圧力との差圧
に応じて作動するスプールにより、入力口と最大設定圧
の有圧リザーバを除く2個以上の有圧リザーバに対応す
る2個以上の出力口との間の連通を順次切り換えるよう
に制御するスプールバルブで構成することができる。も
ちろん、メカニカルバルブは他の構造のものでもよいこ
とは言うまでもない。
21から排出されるブレーキ液を貯える有圧のリザーバ
を第1ないし第4圧力リザーバ43,45,52,58の
ように一系統につき2個ずつ、設定圧を異ならせて設け
るものとしているが、有圧のリザーバは一系統につき3
個以上、設定圧をそれぞれ異ならせて設けるようにする
こともできる。その場合、メカニカルバルブはボール弁
55,61および段付ピストン56,62に代えて、WC
Y圧と減圧弁から排出されるブレーキ液の圧力との差圧
に応じて作動するスプールにより、入力口と最大設定圧
の有圧リザーバを除く2個以上の有圧リザーバに対応す
る2個以上の出力口との間の連通を順次切り換えるよう
に制御するスプールバルブで構成することができる。も
ちろん、メカニカルバルブは他の構造のものでもよいこ
とは言うまでもない。
【0081】図4は本発明の実施の形態の更に他の例を
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
【0082】図4に示すように本例では、図3に示す例
のABSに対して、更に図2示す大径室4i、電磁弁か
らなる常開の第4開閉弁48、第7チェックバルブ49
および電磁弁からなる常閉の第5開閉弁50が設けられ
ているとともに、電磁切換弁23が削除されている。本
例の他の構成は図3のABSと同じである。
のABSに対して、更に図2示す大径室4i、電磁弁か
らなる常開の第4開閉弁48、第7チェックバルブ49
および電磁弁からなる常閉の第5開閉弁50が設けられ
ているとともに、電磁切換弁23が削除されている。本
例の他の構成は図3のABSと同じである。
【0083】このように構成された本例のABSにおい
ては、そのABS制御の減圧制御は図3のABSにおけ
るABS制御の減圧制御と同じであり、またABS制御
のマスタシリンダ4のMCY圧制御は図2のABSにお
けるABS制御のMCY圧制御と同じである。更に、本
例のABS制御における他の制御および通常ブレーキ
は、従来のABS制御における他の制御および通常ブレ
ーキと同じである。
ては、そのABS制御の減圧制御は図3のABSにおけ
るABS制御の減圧制御と同じであり、またABS制御
のマスタシリンダ4のMCY圧制御は図2のABSにお
けるABS制御のMCY圧制御と同じである。更に、本
例のABS制御における他の制御および通常ブレーキ
は、従来のABS制御における他の制御および通常ブレ
ーキと同じである。
【0084】この本例によれば、図3のABSと同様に
ABS制御時のブレーキ液の液量損失が削減できるとと
もに、図2のABSと同様に電磁切換弁23が削除され
てブレーキブースタ3の制御が削除でき、ABS制御に
おける応答性が向上する。
ABS制御時のブレーキ液の液量損失が削減できるとと
もに、図2のABSと同様に電磁切換弁23が削除され
てブレーキブースタ3の制御が削除でき、ABS制御に
おける応答性が向上する。
【0085】図5は本発明の実施の形態の更に他の例を
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
【0086】本例では、図4に示す例のABSにおける
段付ピストン56,62を有する第1および第2メカニ
カルバルブ54,60に代えて、図5に示すように制御
ピストン63を有する第1メカニカルバルブ64および
制御ピストン65を有する第2メカニカルバルブ66が
設けられている。これらの制御ピストン63,65は、
それぞれ一側に第2または第4ホイールシリンダ7,9
のWCY圧が作用されるとともに他側にスプリング7
3,74のばね力が作用されるようになっている。これ
らのスプリング73,74のばね力は、それぞれ第2お
よび第4ホイールシリンダ7,9のWCY圧が第1およ
び第2圧力リザーバ43,45の各設定圧(例、30kg/
cm2)に所定圧(例、2kg/cm2)を加えた開弁圧(例、
32kg/cm2)が各制御ピストン63,65の他側に作用
して加えられる力に等しく設定するのが望ましいが、こ
の開弁圧による力に関係して任意に設定することができ
る。
段付ピストン56,62を有する第1および第2メカニ
カルバルブ54,60に代えて、図5に示すように制御
ピストン63を有する第1メカニカルバルブ64および
制御ピストン65を有する第2メカニカルバルブ66が
設けられている。これらの制御ピストン63,65は、
それぞれ一側に第2または第4ホイールシリンダ7,9
のWCY圧が作用されるとともに他側にスプリング7
3,74のばね力が作用されるようになっている。これ
らのスプリング73,74のばね力は、それぞれ第2お
よび第4ホイールシリンダ7,9のWCY圧が第1およ
び第2圧力リザーバ43,45の各設定圧(例、30kg/
cm2)に所定圧(例、2kg/cm2)を加えた開弁圧(例、
32kg/cm2)が各制御ピストン63,65の他側に作用
して加えられる力に等しく設定するのが望ましいが、こ
の開弁圧による力に関係して任意に設定することができ
る。
【0087】そして、第2ホイールシリンダ7のWCY
圧が制御ピストン63に作用して加えられる力が、スプ
リング73の設定ばね力以上のとき、制御ピストン63
は下動してボール弁55を閉じて第1および第2減圧弁
18,19と第3圧力リザーバ52とを遮断するととも
に、第2ホイールシリンダ7のWCY圧により制御ピス
トン63に加えられる力がこの設定ばね力より低いと
き、制御ピストン63は上動してボール弁55を開いて
第1および第2減圧弁18,19と第3圧力リザーバ5
2とを接続するようになっている。同様に、第4ホイー
ルシリンダ9のWCY圧が制御ピストン65に作用して
加えられる力が、スプリング74の設定ばね力以上のと
き、制御ピストン65は下動してボール弁61を閉じて
第3および第4減圧弁20,21と第4圧力リザーバ5
8とを遮断するとともに、第4ホイールシリンダ9のW
CY圧により制御ピストン65に加えられる力がこの設
定ばね力より低いとき、制御ピストン65は上動してボ
ール弁61を開いて第3および第4減圧弁20,21と
第4圧力リザーバ58とを接続するようになっている。
圧が制御ピストン63に作用して加えられる力が、スプ
リング73の設定ばね力以上のとき、制御ピストン63
は下動してボール弁55を閉じて第1および第2減圧弁
18,19と第3圧力リザーバ52とを遮断するととも
に、第2ホイールシリンダ7のWCY圧により制御ピス
トン63に加えられる力がこの設定ばね力より低いと
き、制御ピストン63は上動してボール弁55を開いて
第1および第2減圧弁18,19と第3圧力リザーバ5
2とを接続するようになっている。同様に、第4ホイー
ルシリンダ9のWCY圧が制御ピストン65に作用して
加えられる力が、スプリング74の設定ばね力以上のと
き、制御ピストン65は下動してボール弁61を閉じて
第3および第4減圧弁20,21と第4圧力リザーバ5
8とを遮断するとともに、第4ホイールシリンダ9のW
CY圧により制御ピストン65に加えられる力がこの設
定ばね力より低いとき、制御ピストン65は上動してボ
ール弁61を開いて第3および第4減圧弁20,21と
第4圧力リザーバ58とを接続するようになっている。
【0088】これにより、第2および第4ホイールシリ
ンダ7,9のWCY圧により制御ピストン63,65に加
えられる力がそれぞれ設定ばね力より大きい間は、各減
圧弁18,19,20,21から排出されるブレーキ液
は、それぞれ第1および第2圧力リザーバ43,45に
貯えられ、第1および第2圧力リザーバ43,45が蓄
圧されるようになる。また、第2および第4ホイールシ
リンダ7,9のWCY圧により制御ピストン63,65に
加えられる力がそれぞれ設定ばね力より小さいときは、
各減圧弁18,19,20,21から排出されるブレーキ
液は、それぞれ第3および第4圧力リザーバ52,58
に貯えられ、第3および第4圧力リザーバ52,58が
蓄圧されるようになる。
ンダ7,9のWCY圧により制御ピストン63,65に加
えられる力がそれぞれ設定ばね力より大きい間は、各減
圧弁18,19,20,21から排出されるブレーキ液
は、それぞれ第1および第2圧力リザーバ43,45に
貯えられ、第1および第2圧力リザーバ43,45が蓄
圧されるようになる。また、第2および第4ホイールシ
リンダ7,9のWCY圧により制御ピストン63,65に
加えられる力がそれぞれ設定ばね力より小さいときは、
各減圧弁18,19,20,21から排出されるブレーキ
液は、それぞれ第3および第4圧力リザーバ52,58
に貯えられ、第3および第4圧力リザーバ52,58が
蓄圧されるようになる。
【0089】この例のABSによれば、メカニカルバル
ブの開閉制御をホイールシリンダのWCY圧による力と
スプリングの設定ばね力との差、すなわちホイールシリ
ンダのWCY圧と最大設定圧の圧力リザーバの設定圧と
の差により行うようにしているので、図4のABSに比
較して作動がより一層確実なものとなる。この例のAB
Sの他の作用効果は、図4のABSの作用効果と同じで
ある。
ブの開閉制御をホイールシリンダのWCY圧による力と
スプリングの設定ばね力との差、すなわちホイールシリ
ンダのWCY圧と最大設定圧の圧力リザーバの設定圧と
の差により行うようにしているので、図4のABSに比
較して作動がより一層確実なものとなる。この例のAB
Sの他の作用効果は、図4のABSの作用効果と同じで
ある。
【0090】図6は本発明の実施の形態の更に他の例を
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
示す図である。なお、前述の従来のABSおよび前述の
各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、そ
の詳細な説明は省略する。
【0091】本例では、図4に示す例のABSにおける
第1および第2メカニカルバルブ54,60に代えて、
図6に示すように遮断位置Iと連通位置IIとが設定され
た電磁弁からなる常閉の第6および第7開閉弁67,7
0が設けられている。更に本例では、第1ないし第4ホ
イールシリンダ6,7,8,9の各WCY圧をそれぞれ検
出する第1ないし第4圧力スイッチ68,69,71,7
2が設けられている。そして、各WCY圧が最大設定圧
のリザーバすなわち第1および第2圧力リザーバ43,
45の設定圧より大きいときは、第1ないし第4圧力ス
イッチ68,69,71,72は圧力検出信号を出力しな
く、第6および第7開閉弁67,70が遮断位置Iに保持
されるようになっている。また、各WCY圧が第1およ
び第2圧力リザーバ43,45の設定圧以下になると、
第1ないし第4圧力スイッチ68,69,71,72から
の圧力検出信号により第6および第7開閉弁67,70
が連通位置IIに切り換えられるようになっている。これ
により、第1ないし第4減圧弁18,19,20,21か
ら排出されるブレーキ液が第3および第4圧力リザーバ
52,58にそれぞれ貯えられ、第3および第4圧力リ
ザーバ52,58が蓄圧されるようになる。
第1および第2メカニカルバルブ54,60に代えて、
図6に示すように遮断位置Iと連通位置IIとが設定され
た電磁弁からなる常閉の第6および第7開閉弁67,7
0が設けられている。更に本例では、第1ないし第4ホ
イールシリンダ6,7,8,9の各WCY圧をそれぞれ検
出する第1ないし第4圧力スイッチ68,69,71,7
2が設けられている。そして、各WCY圧が最大設定圧
のリザーバすなわち第1および第2圧力リザーバ43,
45の設定圧より大きいときは、第1ないし第4圧力ス
イッチ68,69,71,72は圧力検出信号を出力しな
く、第6および第7開閉弁67,70が遮断位置Iに保持
されるようになっている。また、各WCY圧が第1およ
び第2圧力リザーバ43,45の設定圧以下になると、
第1ないし第4圧力スイッチ68,69,71,72から
の圧力検出信号により第6および第7開閉弁67,70
が連通位置IIに切り換えられるようになっている。これ
により、第1ないし第4減圧弁18,19,20,21か
ら排出されるブレーキ液が第3および第4圧力リザーバ
52,58にそれぞれ貯えられ、第3および第4圧力リ
ザーバ52,58が蓄圧されるようになる。
【0092】このように構成された本例のABSによれ
ば、メカニカルバルブに代えて電磁弁からなる第6およ
び第7開閉弁67,70を用いているので、これら第6
および第7開閉弁67,70として、例えば第1ないし
第4開閉弁18,19,20,21等同じ種類の開閉弁を
用いることができる。したがって、弁の種類を少なくす
ることができ、コストを削減できるとともに構成を簡素
化することができる。本例の他の作用効果は、図4に示
す例のABSの作用効果と同じである。
ば、メカニカルバルブに代えて電磁弁からなる第6およ
び第7開閉弁67,70を用いているので、これら第6
および第7開閉弁67,70として、例えば第1ないし
第4開閉弁18,19,20,21等同じ種類の開閉弁を
用いることができる。したがって、弁の種類を少なくす
ることができ、コストを削減できるとともに構成を簡素
化することができる。本例の他の作用効果は、図4に示
す例のABSの作用効果と同じである。
【0093】なお、前述の実施の形態の各例において
は、ブレーキブースタ3に負圧倍力装置を用いるものと
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば油圧、圧縮空気等の他の圧力作動流体を用いるこ
ともできる。
は、ブレーキブースタ3に負圧倍力装置を用いるものと
しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば油圧、圧縮空気等の他の圧力作動流体を用いるこ
ともできる。
【0094】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の発明のABSによれば、ABS制御におけるブレー
キ液圧の増圧時のみ、大径室に排出されたブレーキシリ
ンダのブレーキ液を消費するようにしているので、前述
した従来のABSのように、ブレーキ液圧の減圧時にブ
レーキシリンダのブレーキ液を直接リザーバに排出する
場合に比べて、ブレーキ液の消費量を小さくすることが
できる。したがって、ブレーキ操作手段のストロークの
増加を抑制でき、ブレーキ操作部材の操作フィーリング
が向上する。しかも、マスタシリンダの液室の容量を大
きくすることがなくなるので、マスタシリンダの大型化
を抑制することができる。
1の発明のABSによれば、ABS制御におけるブレー
キ液圧の増圧時のみ、大径室に排出されたブレーキシリ
ンダのブレーキ液を消費するようにしているので、前述
した従来のABSのように、ブレーキ液圧の減圧時にブ
レーキシリンダのブレーキ液を直接リザーバに排出する
場合に比べて、ブレーキ液の消費量を小さくすることが
できる。したがって、ブレーキ操作手段のストロークの
増加を抑制でき、ブレーキ操作部材の操作フィーリング
が向上する。しかも、マスタシリンダの液室の容量を大
きくすることがなくなるので、マスタシリンダの大型化
を抑制することができる。
【0095】また請求項1の発明によれば、ABS制御
時におけるマスタシリンダ圧の低下を電磁弁により直接
制御しているので、マスタシリンダ圧を迅速に低下させ
ることができ、システムの応答性を向上させることがで
きる。これにより、ABS制御をより一層適切に行うこ
とができる。
時におけるマスタシリンダ圧の低下を電磁弁により直接
制御しているので、マスタシリンダ圧を迅速に低下させ
ることができ、システムの応答性を向上させることがで
きる。これにより、ABS制御をより一層適切に行うこ
とができる。
【0096】更に請求項1の発明によれば、従来のAB
Sに使用されている各減圧弁、各チェックバルブ、およ
び各ホイールシリンダからリザーバへの排出通路を削除
できるので、システムの簡素化が図れ、コストを低減す
ることができる。
Sに使用されている各減圧弁、各チェックバルブ、およ
び各ホイールシリンダからリザーバへの排出通路を削除
できるので、システムの簡素化が図れ、コストを低減す
ることができる。
【0097】特に請求項2の発明によれば、ABS制御
時にブレーキ倍力装置の出力も制御するようにしている
ので、ABS制御時に、マスタシリンダ圧をより一層効
果的にかつより一層迅速に減圧することができる。また
請求項3の発明によれば、ABS制御時にブレーキ倍力
装置の制御を削除することができるので、ABS制御に
おける応答性が向上する。
時にブレーキ倍力装置の出力も制御するようにしている
ので、ABS制御時に、マスタシリンダ圧をより一層効
果的にかつより一層迅速に減圧することができる。また
請求項3の発明によれば、ABS制御時にブレーキ倍力
装置の制御を削除することができるので、ABS制御に
おける応答性が向上する。
【0098】更に請求項3および請求項5の各発明によ
れば、マスタシリンダの大径室とマスタシリンダの液室
との連通時には、マスタシリンダ圧を大径ピストンの有
効径で増圧しているので、マスタシリンダ圧の増圧を小
さくできる。これにより、マスタシリンダ圧の制御がし
易くなり、良好なものにできる。
れば、マスタシリンダの大径室とマスタシリンダの液室
との連通時には、マスタシリンダ圧を大径ピストンの有
効径で増圧しているので、マスタシリンダ圧の増圧を小
さくできる。これにより、マスタシリンダ圧の制御がし
易くなり、良好なものにできる。
【0099】更に請求項4、6、7および8の各発明に
よれば、ABS制御時に第1の圧力リザーバに貯えられ
たブレーキ液をマスタシリンダに戻すようにしているの
で、ABS制御時の液量損失を削減できる。
よれば、ABS制御時に第1の圧力リザーバに貯えられ
たブレーキ液をマスタシリンダに戻すようにしているの
で、ABS制御時の液量損失を削減できる。
【0100】更に請求項5ないし8の各発明の発明によ
れば、ABS制御時のブレーキ液の液量損失が削減でき
るとともに、電磁切換弁が削除されてブレーキ倍力装置
の制御が削除できるので、ABS制御における応答性が
向上する。
れば、ABS制御時のブレーキ液の液量損失が削減でき
るとともに、電磁切換弁が削除されてブレーキ倍力装置
の制御が削除できるので、ABS制御における応答性が
向上する。
【図1】 本発明にかかるアンチスキッドブレーキ制御
システムの実施の形態の一例を示す図である。
システムの実施の形態の一例を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態の他の例を示す図であ
る。
る。
【図3】 本発明の実施の形態の更に他の例を示す図で
ある。
ある。
【図4】 本発明の実施の形態の更に他の例を示す図で
ある。
ある。
【図5】 本発明の実施の形態の更に他の例を示す図で
ある。
ある。
【図6】 本発明の実施の形態の更に他の例を示す図で
ある。
ある。
【図7】 従来のABSの一例を示す図である。
【図8】 従来のABSに使用されている負圧倍力装置
の一例を示す断面図である。
の一例を示す断面図である。
1…ABS、2…ブレーキペダル、3…ブレーキブース
タ、4…マスタシリンダ、4b,c…液室、4f…プラ
イマリピストン、4g…セカンダリピストン、4h…大
径ピストン、4i…大径室、5…リザーバ、6…第1ホ
イールシリンダ、7…第2ホイールシリンダ、8…第3
ホイールシリンダ、9…第4ホイールシリンダ、10…
第1保持弁、12…第2保持弁、14…第3保持弁、1
6…第4保持弁、22…負圧源、23…電磁切換弁、2
4…入力軸、29…パワーピストン、30…第1室、3
1…第2室、32…切換制御弁、41…第2開閉弁、4
2…第3開閉弁、43…第1圧力リザーバ、44…第5
チェックバルブ、45…第2圧力リザーバ、46…第6
チェックバルブ、47…シール、48…第4開閉弁、5
0…第5開閉弁、52…第3圧力リザーバ、54,64
…第1メカニカルバルブ、55,61…ボール弁、56,
62…段付ピストン、58…第4圧力リザーバ、60,
66…第2メカニカルバルブ、63…制御ピストン、6
7…第6開閉弁、70…第7開閉弁、68…第1圧力ス
イッチ、69…第2圧力スイッチ、71…第3圧力スイ
ッチ、72…第4圧力スイッチ、73,74…スプリン
グ
タ、4…マスタシリンダ、4b,c…液室、4f…プラ
イマリピストン、4g…セカンダリピストン、4h…大
径ピストン、4i…大径室、5…リザーバ、6…第1ホ
イールシリンダ、7…第2ホイールシリンダ、8…第3
ホイールシリンダ、9…第4ホイールシリンダ、10…
第1保持弁、12…第2保持弁、14…第3保持弁、1
6…第4保持弁、22…負圧源、23…電磁切換弁、2
4…入力軸、29…パワーピストン、30…第1室、3
1…第2室、32…切換制御弁、41…第2開閉弁、4
2…第3開閉弁、43…第1圧力リザーバ、44…第5
チェックバルブ、45…第2圧力リザーバ、46…第6
チェックバルブ、47…シール、48…第4開閉弁、5
0…第5開閉弁、52…第3圧力リザーバ、54,64
…第1メカニカルバルブ、55,61…ボール弁、56,
62…段付ピストン、58…第4圧力リザーバ、60,
66…第2メカニカルバルブ、63…制御ピストン、6
7…第6開閉弁、70…第7開閉弁、68…第1圧力ス
イッチ、69…第2圧力スイッチ、71…第3圧力スイ
ッチ、72…第4圧力スイッチ、73,74…スプリン
グ
Claims (8)
- 【請求項1】 ブレーキ操作手段と、このブレーキ操作
手段の操作により切換制御弁が作動して圧力作動流体が
供給されることにより、前記ブレーキ操作手段の操作力
を倍力して出力するブレーキ倍力装置と、このブレーキ
倍力装置の出力によりマスタシリンダピストンが作動し
て液室にマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダ
と、このマスタシリンダのブレーキ液を貯えるリザーバ
と、前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧として供給さ
れることにより車輪のブレーキ力を発生するブレーキシ
リンダと、前記マスタシリンダピストンより大径に形成
され、前記ブレーキ倍力装置の出力を受ける大径ピスト
ンと、この大径ピストンにより区画形成された大径室
と、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレーキシリ
ンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮断位置
とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定される
第1の開閉弁と、前記マスタシリンダの前記液室と前記
大径室とを接続する通路に設けられ、遮断位置と連通位
置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に設定され
る第2の開閉弁と、前記マスタシリンダの前記リザーバ
と前記大径室とを接続する通路に設けられ、連通位置と
遮断位置とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設
定される第3の開閉弁と、前記第1ないし第3の開閉弁
を制御する電子制御装置とを備え、前記電子制御装置
は、車輪がロック傾向にあると判断したとき前記第1な
いし第3の開閉弁を制御することによりアンチスキッド
ブレーキ制御を行うことを特徴とするアンチスキッドブ
レーキ制御システム。 - 【請求項2】 更に前記ブレーキ倍力装置に対する前記
圧力作動流体の供給・排出を切換制御する電磁弁からな
る電磁切換弁を備え、前記電子制御装置は、前記アンチ
スキッドブレーキ制御時に前記電磁切換弁を切換制御し
て前記ブレーキ倍力装置の前記出力を制御することを特
徴とする請求項1記載のアンチスキッドブレーキ制御シ
ステム。 - 【請求項3】 ブレーキ操作手段と、このブレーキ操作
手段の操作により切換制御弁が作動して圧力作動流体が
供給されることにより、前記ブレーキ操作手段の操作力
を倍力して出力するブレーキ倍力装置と、このブレーキ
倍力装置の出力によりマスタシリンダピストンが作動し
て液室にマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダ
と、大気圧に保持されるリザーバと、前記マスタシリン
ダ圧がブレーキ液圧として供給されることにより車輪の
ブレーキ力を発生するブレーキシリンダと、前記マスタ
シリンダピストンより大径に形成され、前記ブレーキ倍
力装置の出力を受ける大径ピストンと、この大径ピスト
ンにより区画形成された大径室と、アンチスキッドブレ
ーキ制御における減圧制御時に前記ブレーキシリンダか
ら排出されるブレーキ液を貯えることにより設定圧に蓄
圧される第1の圧力リザーバと、前記マスタシリンダの
前記液室と前記ブレーキシリンダとを接続する通路に設
けられ、連通位置と遮断位置とを有する電磁弁からなり
通常時連通位置に設定される第1の開閉弁と、前記ブレ
ーキシリンダと前記第1の圧力リザーバとを接続する通
路に設けられ、遮断位置と連通位置とを有する電磁弁か
らなり通常時遮断位置に設定される第2の開閉弁と、前
記大径室と前記リザーバとを接続する通路に設けられ、
連通位置と遮断位置とを有する電磁弁からなり通常時連
通位置に設定される第3の開閉弁と、この第3の開閉弁
と並列に設けられ、前記リザーバから前記大径室に向か
うブレーキ液の流れのみを許容する第1のチェックバル
ブと、前記第1の圧力リザーバと前記マスタシリンダの
前記液室とを接続する通路に設けられ、前記第1の圧力
リザーバから前記液室に向かうブレーキ液の流れのみを
許容する第2のチェックバルブと、前記マスタシリンダ
の前記液室と前記大径室とを接続する通路に設けられ、
遮断位置と連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮
断位置に設定されるとともに前記電子制御装置により制
御される第4の開閉弁と、前記第1ないし第4の開閉弁
を制御する電子制御装置とを備え、前記電子制御装置
は、車輪がロック傾向にあると判断したとき前記第1な
いし第3の開閉弁を制御することによりアンチスキッド
ブレーキ制御を行うことを特徴とするアンチスキッドブ
レーキ制御システム。 - 【請求項4】 ブレーキ操作手段と、このブレーキ操作
手段の操作により切換制御弁が作動して圧力作動流体が
供給されることにより、圧力作動流体により前記ブレー
キ操作手段の操作力を倍力して出力するブレーキ倍力装
置と、このブレーキ倍力装置の出力によりマスタシリン
ダピストンが作動して液室にマスタシリンダ圧を発生す
るマスタシリンダと、大気圧に保持されるリザーバと、
前記マスタシリンダ圧がブレーキ液圧として供給される
ことにより車輪のブレーキ力を発生するブレーキシリン
ダと、アンチスキッドブレーキ制御における減圧制御時
に前記ブレーキシリンダから排出されるブレーキ液を貯
えることにより第1設定圧に蓄圧される第1の圧力リザ
ーバと、前記マスタシリンダの前記液室と前記ブレーキ
シリンダとを接続する通路に設けられ、連通位置と遮断
位置とを有する電磁弁からなり通常時連通位置に設定さ
れる第1の開閉弁と、前記ブレーキシリンダと前記第1
の圧力リザーバとを接続する通路に設けられ、遮断位置
と連通位置とを有する電磁弁からなり通常時遮断位置に
設定される第2の開閉弁と、この第2の開閉弁と前記第
1の圧力リザーバとの第1接続通路に接続され、アンチ
スキッドブレーキ制御における減圧制御時に前記ブレー
キシリンダから排出されるブレーキ液を貯えることによ
り、前記第1設定圧より低い第2設定圧に蓄圧される第
2の圧力リザーバと、少なくとも前記ブレーキシリンダ
の圧力に基づいて前記第1接続通路に前記第2の圧力リ
ザーバを接続する第2接続通路を開閉制御する圧力リザ
ーバ切換弁と、前記第1および第2の圧力リザーバと前
記マスタシリンダの前記液室とを接続する通路に設けら
れ、前記第1および第2の圧力リザーバから前記液室に
向かうブレーキ液の流れのみを許容する第1のチェック
バルブと、前記第1接続通路の前記第2接続通路接続位
置より前記第1の圧力リザーバ側に設けられ、前記第2
の開閉弁から前記第1の圧力リザーバに向かうブレーキ
液の流れのみを許容する第2のチェックバルブと、前記
第1および第2の圧力リザーバと前記マスタシリンダの
前記液室とを接続する通路で前記第1および第2の圧力
リザーバ間の通路に設けられ、前記第2の圧力リザーバ
から前記第1の圧力リザーバに向かうブレーキ液の流れ
のみを許容する第3のチェックバルブと、前記第1およ
び第2の開閉弁を制御する電子制御装置とを備え、前記
電子制御装置は、車輪がロック傾向にあると判断したと
き前記第1および第2の開閉弁とを制御することにより
アンチスキッドブレーキ制御を行うことを特徴とするア
ンチスキッドブレーキ制御システム。 - 【請求項5】 ブレーキ操作手段と、このブレーキ操作
手段の操作により切換制御弁が作動して圧力作動流体が
供給されることにより、前記ブレーキ操作手段の操作力
を倍力して出力するブレーキ倍力装置と、このブレーキ
倍力装置の出力によりマスタシリンダピストンが作動し
て液室にマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダ
と、大気圧に保持されるリザーバと、前記マスタシリン
ダ圧がブレーキ液圧として供給されることにより車輪の
ブレーキ力を発生するブレーキシリンダと、前記マスタ
シリンダピストンより大径に形成され、前記ブレーキ倍
力装置の出力を受ける大径ピストンと、この大径ピスト
ンにより区画形成された大径室と、アンチスキッドブレ
ーキ制御における減圧制御時に前記ブレーキシリンダか
ら排出されるブレーキ液を貯えることにより第1設定圧
に蓄圧される第1の圧力リザーバと、前記マスタシリン
ダの前記液室と前記ブレーキシリンダとを接続する通路
に設けられ、連通位置と遮断位置とを有する電磁弁から
なり通常時連通位置に設定される第1の開閉弁と、前記
ブレーキシリンダと前記第1の圧力リザーバとを接続す
る通路に設けられ、遮断位置と連通位置とを有する電磁
弁からなり通常時遮断位置に設定される第2の開閉弁
と、この第2の開閉弁と前記第1の圧力リザーバとの第
1接続通路に接続され、アンチスキッドブレーキ制御に
おける減圧制御時に前記ブレーキシリンダから排出され
るブレーキ液を貯えることにより、前記第1設定圧より
低い第2設定圧に蓄圧される第2の圧力リザーバと、少
なくとも前記ブレーキシリンダの圧力に基づいて前記第
1接続通路に前記第2の圧力リザーバを接続する第2接
続通路を開閉制御する圧力リザーバ切換弁と、前記大径
室と前記リザーバとを接続する通路に設けられ、連通位
置と遮断位置とを有する電磁弁からなり通常時連通位置
に設定される第3の開閉弁と、この第3の開閉弁と並列
に設けられ、前記リザーバから前記大径室に向かうブレ
ーキ液の流れのみを許容する第1のチェックバルブと、
前記第1および第2の圧力リザーバと前記マスタシリン
ダの前記液室とを接続する通路に設けられ、前記第1お
よび第2の圧力リザーバから前記液室に向かうブレーキ
液の流れのみを許容する第2のチェックバルブと、前記
マスタシリンダの前記液室と前記大径室とを接続する通
路に設けられ、遮断位置と連通位置とを有する電磁弁か
らなり通常時遮断位置に設定される第4の開閉弁と、前
記第1ないし第4の開閉弁を制御する電子制御装置とを
備え、前記電子制御装置は、車輪がロック傾向にあると
判断したとき前記第1ないし第3の開閉弁を制御するこ
とによりアンチスキッドブレーキ制御を行うことを特徴
とするアンチスキッドブレーキ制御システム。 - 【請求項6】 前記圧力リザーバ切換弁は、一側に前記
ブレーキシリンダの圧力が作用されるとともに他側に前
記第2の開閉弁から排出されるブレーキ液の圧力が作用
される制御ピストンと、この制御ピストンにより制御さ
れて前記第2接続通路の開閉を制御する通路開閉弁とか
らなるメカニカルバルブから構成されていることを特徴
とする請求項4または5記載のアンチスキッドブレーキ
制御システム。 - 【請求項7】 前記圧力リザーバ切換弁は、一側に前記
ブレーキシリンダの圧力が作用されるとともに他側にス
プリングの設定ばね力が作用される制御ピストンと、こ
の制御ピストンにより制御されて前記第2接続通路の開
閉を制御する通路開閉弁とからなるメカニカルバルブか
ら構成されていることを特徴とする請求項4または5記
載のアンチスキッドブレーキ制御システム。 - 【請求項8】 前記ブレーキシリンダの圧力を検出する
圧力検出手段を備え、前記圧力リザーバ切換弁は、前記
第2接続通路に設けられ、遮断位置と連通位置とを有す
る電磁弁からなり通常時遮断位置に設定される第5の開
閉弁から構成され、前記電子制御装置は前記圧力検出手
段の出力信号に基づいて前記第5の開閉弁を制御するこ
とを特徴とする請求項4または5記載のアンチスキッド
ブレーキ制御システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8062784A JPH09254759A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | アンチスキッドブレーキ制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8062784A JPH09254759A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | アンチスキッドブレーキ制御システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09254759A true JPH09254759A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13210334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8062784A Pending JPH09254759A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | アンチスキッドブレーキ制御システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09254759A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012076572A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ブレーキ制御装置 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP8062784A patent/JPH09254759A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012076572A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Hitachi Automotive Systems Ltd | ブレーキ制御装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060320 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060524 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061004 |