JPH09254827A - モノコック型自動車の車体 - Google Patents
モノコック型自動車の車体Info
- Publication number
- JPH09254827A JPH09254827A JP9016396A JP9016396A JPH09254827A JP H09254827 A JPH09254827 A JP H09254827A JP 9016396 A JP9016396 A JP 9016396A JP 9016396 A JP9016396 A JP 9016396A JP H09254827 A JPH09254827 A JP H09254827A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- panel
- box
- front side
- side member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims description 30
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 25
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 19
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 10
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 abstract 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 239000006185 dispersion Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 車体の骨格を構成するロッカパネルとフロン
トサイドメンバとを結合するトルクボックスを有するモ
ノコック型自動車の車体において、フロントサイドメン
バとトルクボックスの結合剛性を高め、フロントサイド
メンバからトルクボックスへの力の伝達効率を高める。 【解決手段】 フロントサイドメンバ7のメンバ外側壁
12とメンバ内側壁13との間に補強パネル26を固着
し、その補強パネル26のパネル前壁28、パネル底壁
27及びパネル後壁29のそれぞれを、トルクボックス
8のボックス前壁17、ボックス底壁16及びボックス
後壁18のそれぞれと面一状態に配置する。
トサイドメンバとを結合するトルクボックスを有するモ
ノコック型自動車の車体において、フロントサイドメン
バとトルクボックスの結合剛性を高め、フロントサイド
メンバからトルクボックスへの力の伝達効率を高める。 【解決手段】 フロントサイドメンバ7のメンバ外側壁
12とメンバ内側壁13との間に補強パネル26を固着
し、その補強パネル26のパネル前壁28、パネル底壁
27及びパネル後壁29のそれぞれを、トルクボックス
8のボックス前壁17、ボックス底壁16及びボックス
後壁18のそれぞれと面一状態に配置する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体下部の車体幅
方向側部に配置されて当該車体のほぼ前後方向に延びる
ロッカパネルと、該ロッカパネルよりも車体幅方向の内
側に配置されて当該車体のほぼ前後方向に延びるフロン
トサイドメンバと、該フロントサイドメンバと前記ロッ
カパネルとを結合するトルクボックスと、前記フロント
サイドメンバとトルクボックスの上方に配置された車室
仕切りパネルとを具備し、前記フロントサイドメンバ
は、メンバ底壁と、該メンバ底壁の車体幅方向外側端部
から立上ったメンバ外側壁と、メンバ底壁の車体幅方向
内側端部から立上ったメンバ内側壁と、前記メンバ外側
壁の上端部に一体に連設され、かつ当該メンバ外側壁に
対して車体幅方向外側に張り出したメンバ外側フランジ
と、前記メンバ内側壁の上端部に一体に連設され、かつ
当該メンバ内側壁に対して車体幅方向内側に張り出した
メンバ内側フランジとを有し、前記トルクボックスは、
ボックス底壁と、該ボックス底壁の車体前後方向前端部
から立上ったボックス前壁と、該ボックス前壁の上端部
に一体に連設されたボックス前フランジと、前記ボック
ス底壁の車体前後方向後端部から立上ったボックス後壁
と、該ボックス後壁の上端部に一体に連設されたボック
ス後フランジと、車体幅方向内側端に一体に付設された
ボックス内側端フランジとを有し、該ボックス内側端フ
ランジがフロントサイドメンバのメンバ外側壁外面にス
ポット溶接され、車体前後方向におけるトルクボックス
の前部領域において、当該トルクボックスのボックス前
壁と、これに対向するフロントサイドメンバのメンバ外
側壁との間隔が、車体前後方向の前方に向けて漸次狭め
られていて、前記車室仕切りパネルは、前記トルクボッ
クスのボックス前フランジと、ボックス後フランジとに
スポット溶接されていると共に、前記フロントサイドメ
ンバのメンバ外側フランジの前後方向における後部領域
と、メンバ内側フランジの前後方向の全領域とにスポッ
ト溶接されているモノコック型自動車の車体に関するも
のである。
方向側部に配置されて当該車体のほぼ前後方向に延びる
ロッカパネルと、該ロッカパネルよりも車体幅方向の内
側に配置されて当該車体のほぼ前後方向に延びるフロン
トサイドメンバと、該フロントサイドメンバと前記ロッ
カパネルとを結合するトルクボックスと、前記フロント
サイドメンバとトルクボックスの上方に配置された車室
仕切りパネルとを具備し、前記フロントサイドメンバ
は、メンバ底壁と、該メンバ底壁の車体幅方向外側端部
から立上ったメンバ外側壁と、メンバ底壁の車体幅方向
内側端部から立上ったメンバ内側壁と、前記メンバ外側
壁の上端部に一体に連設され、かつ当該メンバ外側壁に
対して車体幅方向外側に張り出したメンバ外側フランジ
と、前記メンバ内側壁の上端部に一体に連設され、かつ
当該メンバ内側壁に対して車体幅方向内側に張り出した
メンバ内側フランジとを有し、前記トルクボックスは、
ボックス底壁と、該ボックス底壁の車体前後方向前端部
から立上ったボックス前壁と、該ボックス前壁の上端部
に一体に連設されたボックス前フランジと、前記ボック
ス底壁の車体前後方向後端部から立上ったボックス後壁
と、該ボックス後壁の上端部に一体に連設されたボック
ス後フランジと、車体幅方向内側端に一体に付設された
ボックス内側端フランジとを有し、該ボックス内側端フ
ランジがフロントサイドメンバのメンバ外側壁外面にス
ポット溶接され、車体前後方向におけるトルクボックス
の前部領域において、当該トルクボックスのボックス前
壁と、これに対向するフロントサイドメンバのメンバ外
側壁との間隔が、車体前後方向の前方に向けて漸次狭め
られていて、前記車室仕切りパネルは、前記トルクボッ
クスのボックス前フランジと、ボックス後フランジとに
スポット溶接されていると共に、前記フロントサイドメ
ンバのメンバ外側フランジの前後方向における後部領域
と、メンバ内側フランジの前後方向の全領域とにスポッ
ト溶接されているモノコック型自動車の車体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】モノコック型自動車においては、その車
体の剛性を高めるため、上述のように、車体下部の車体
幅方向側部に配置されたロッカパネルのほかに、そのロ
ッカパネルよりも車体幅方向内側に配置されたフロント
サイドメンバを有している。このらの構造要素は車体の
骨格を構成するものであって、共に車体のほぼ前後方向
に延びている。かかるフロントサイドメンバには、自動
車の走行時に、車輪側から大きな外力が加えられ、当該
メンバに大きな応力が発生し、これが上下に激しく振動
するおそれがあるため、フロントサイドメンバをトルク
ボックスを介してロッカパネルに結合し、フロントサイ
ドメンバに入力された力をロッカパネル側に伝えて力を
分散し、フロントサイドメンバに過度に大きな応力が発
生して、これが激しく振動することを防止し、車体全体
の剛性を高めている(実開昭60−36381号公報参
照)。
体の剛性を高めるため、上述のように、車体下部の車体
幅方向側部に配置されたロッカパネルのほかに、そのロ
ッカパネルよりも車体幅方向内側に配置されたフロント
サイドメンバを有している。このらの構造要素は車体の
骨格を構成するものであって、共に車体のほぼ前後方向
に延びている。かかるフロントサイドメンバには、自動
車の走行時に、車輪側から大きな外力が加えられ、当該
メンバに大きな応力が発生し、これが上下に激しく振動
するおそれがあるため、フロントサイドメンバをトルク
ボックスを介してロッカパネルに結合し、フロントサイ
ドメンバに入力された力をロッカパネル側に伝えて力を
分散し、フロントサイドメンバに過度に大きな応力が発
生して、これが激しく振動することを防止し、車体全体
の剛性を高めている(実開昭60−36381号公報参
照)。
【0003】ところで、冒頭に記載した車室仕切りパネ
ルは、車室とエンジンルームを仕切るダッシュパネル
と、その後部に連続して配置されたフロアパネルとによ
って構成されるが、かかる仕切りパネルは、トルクボッ
クスとフロントサイドメンバとにスポット溶接によって
固着される。その際、フロントサイドメンバのメンバ外
側フランジの前後方向全域と、メンバ内側フランジの前
後方向全域に亘って、車室仕切りパネルをスポット溶接
し、フロントサイドメンバと車室仕切りパネルとの結合
強度を高めることが望ましい。
ルは、車室とエンジンルームを仕切るダッシュパネル
と、その後部に連続して配置されたフロアパネルとによ
って構成されるが、かかる仕切りパネルは、トルクボッ
クスとフロントサイドメンバとにスポット溶接によって
固着される。その際、フロントサイドメンバのメンバ外
側フランジの前後方向全域と、メンバ内側フランジの前
後方向全域に亘って、車室仕切りパネルをスポット溶接
し、フロントサイドメンバと車室仕切りパネルとの結合
強度を高めることが望ましい。
【0004】ところが、冒頭に記載したように、トルク
ボックスのボックス前壁と、これに対向するフロントサ
イドメンバのメンバ外側壁との間の間隔が、車体前後方
向の前方に向けて漸次狭められているので、ここにスポ
ット溶接ガンの電極チップを挿入することができない。
このため、車室仕切りパネルを、フロントサイドメンバ
のメンバ外側フランジの前後方向全域に亘ってスポット
溶接することはできず、当該フランジの後部領域にの
み、車室仕切りパネルをスポット溶接している。
ボックスのボックス前壁と、これに対向するフロントサ
イドメンバのメンバ外側壁との間の間隔が、車体前後方
向の前方に向けて漸次狭められているので、ここにスポ
ット溶接ガンの電極チップを挿入することができない。
このため、車室仕切りパネルを、フロントサイドメンバ
のメンバ外側フランジの前後方向全域に亘ってスポット
溶接することはできず、当該フランジの後部領域にの
み、車室仕切りパネルをスポット溶接している。
【0005】このため、フロントサイドメンバのメンバ
外側壁の剛性が低下し、自動車の走行時に、その外側壁
がメンバ底壁側を中心として曲げ変形を繰返すおそれが
ある。このようなメンバ外側壁にトルクボックスのボッ
クス内側端フランジが結合されていると、両者の結合剛
性が低下し、フロントサイドメンバに入力された力をト
ルクボックスに効率よく伝達できず、力の分散効果が低
下する。
外側壁の剛性が低下し、自動車の走行時に、その外側壁
がメンバ底壁側を中心として曲げ変形を繰返すおそれが
ある。このようなメンバ外側壁にトルクボックスのボッ
クス内側端フランジが結合されていると、両者の結合剛
性が低下し、フロントサイドメンバに入力された力をト
ルクボックスに効率よく伝達できず、力の分散効果が低
下する。
【0006】そこで従来は、フロントサイドメンバとト
ルクボックスの全体の板厚を大きく設定し、両者を結合
するスポット溶接の打点数を増大してその結合剛性を高
めていたが、かかる対策は、いずれも車体の製造コスト
を高める要因となる。またフロントサイドメンバに補強
パネルを固着してその剛性を高める構成も採用されてい
るが、単に補強パネルを設けただけでは、フロントサイ
ドメンバのメンバ外側壁の繰返し曲げ変形を効果的に抑
えることはできない。
ルクボックスの全体の板厚を大きく設定し、両者を結合
するスポット溶接の打点数を増大してその結合剛性を高
めていたが、かかる対策は、いずれも車体の製造コスト
を高める要因となる。またフロントサイドメンバに補強
パネルを固着してその剛性を高める構成も採用されてい
るが、単に補強パネルを設けただけでは、フロントサイ
ドメンバのメンバ外側壁の繰返し曲げ変形を効果的に抑
えることはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去し、コストの上昇を抑えつつ、フロン
トサイドメンバとトルクボックスの結合剛性を高め、フ
ロントサイドメンバに入力された力を効率よくトルクボ
ックスへ伝達し、これをロッカパネル側に分散させるこ
とのできるモノコック型自動車の車体を提供することに
ある。
従来の欠点を除去し、コストの上昇を抑えつつ、フロン
トサイドメンバとトルクボックスの結合剛性を高め、フ
ロントサイドメンバに入力された力を効率よくトルクボ
ックスへ伝達し、これをロッカパネル側に分散させるこ
とのできるモノコック型自動車の車体を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の車体において、パネ
ル底壁と、該パネル底壁よりも車体前後方向前方に位置
するパネル前壁と、パネル底壁よりも車体前後方向後方
に位置するパネル後壁と、パネル底壁の車体幅方向内側
端から立上ったパネル内側壁とを有する補強パネルを、
前記フロントサイドメンバのメンバ外側壁とメンバ内側
壁の間に配置すると共に、当該補強パネルをフロントサ
イドメンバに対して固着し、該補強パネルのパネル前壁
と、これにフロントサイドメンバのメンバ外側壁を介し
て対向するトルクボックスのボックス前壁とをほぼ面一
状に配置し、かつ補強パネルのパネル底壁と、これにフ
ロントサイドメンバのメンバ外側壁を介して対向するト
ルクボックスのボックス底壁とをほぼ面一状に配置する
と共に、補強パネルのパネル後壁と、これにフロントサ
イドメンバのメンバ外側壁を介して対向するトルクボッ
クスのボックス後壁とをほぼ面一状に配置し、補強パネ
ルのパネル内側壁を、スポット溶接によってフロントサ
イドメンバのメンバ内側壁に固着したことを特徴とする
モノコック型自動車の車体を提案する。
成するため、冒頭に記載した形式の車体において、パネ
ル底壁と、該パネル底壁よりも車体前後方向前方に位置
するパネル前壁と、パネル底壁よりも車体前後方向後方
に位置するパネル後壁と、パネル底壁の車体幅方向内側
端から立上ったパネル内側壁とを有する補強パネルを、
前記フロントサイドメンバのメンバ外側壁とメンバ内側
壁の間に配置すると共に、当該補強パネルをフロントサ
イドメンバに対して固着し、該補強パネルのパネル前壁
と、これにフロントサイドメンバのメンバ外側壁を介し
て対向するトルクボックスのボックス前壁とをほぼ面一
状に配置し、かつ補強パネルのパネル底壁と、これにフ
ロントサイドメンバのメンバ外側壁を介して対向するト
ルクボックスのボックス底壁とをほぼ面一状に配置する
と共に、補強パネルのパネル後壁と、これにフロントサ
イドメンバのメンバ外側壁を介して対向するトルクボッ
クスのボックス後壁とをほぼ面一状に配置し、補強パネ
ルのパネル内側壁を、スポット溶接によってフロントサ
イドメンバのメンバ内側壁に固着したことを特徴とする
モノコック型自動車の車体を提案する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って説明し、併せて先に説明した従来の欠点を図面
に即してより具体的に明らかにする。
に従って説明し、併せて先に説明した従来の欠点を図面
に即してより具体的に明らかにする。
【0010】図1はモノコック型自動車の車体1を斜め
下方から見た斜視図であり、当該車体1はその自動車の
前進方向Fを基準として左右対称に構成されている。な
お、本明細書における車体の向きを示す用語は、自動車
の前進方向Fを基準としたものであって、その前方を
「前」、後方を「後」とし、その前後方向Yに直交する
車体の横方向を「車体の幅方向W」とする。またその幅
方向の中心C寄りの側を「内側」、その反対側を「外
側」と称することにする。
下方から見た斜視図であり、当該車体1はその自動車の
前進方向Fを基準として左右対称に構成されている。な
お、本明細書における車体の向きを示す用語は、自動車
の前進方向Fを基準としたものであって、その前方を
「前」、後方を「後」とし、その前後方向Yに直交する
車体の横方向を「車体の幅方向W」とする。またその幅
方向の中心C寄りの側を「内側」、その反対側を「外
側」と称することにする。
【0011】図1に示した車体1は、それ自体周知のよ
うに、車室の床面を構成するフロアパネル2、エンジン
ルームと車室を仕切るダッシュパネル3、図示していな
い車輪のタイヤのまわりに位置するエプロン4、及びフ
ェンダパネル5などの要素を有している。また、この車
体1は、車体下部の車体幅方向側部に配置されて車体1
のほぼ前後方向Yに延びる一対のロッカパネル6と、そ
のロッカパネル6よりも車体幅方向Wの内側に配置され
て、車体1のほぼ前後方向に延びる一対のフロントサイ
ドメンバ7を具備し、さらに各フロントサイドメンバ7
と各ロッカパネル6とをそれぞれ結合するトルクボック
ス8を有している。フロアパネル2とダッシュパネル3
は、後述するように、フロントサイドメンバ7とトルク
ボックス8の上方に配置された車室仕切りパネルを構成
する。
うに、車室の床面を構成するフロアパネル2、エンジン
ルームと車室を仕切るダッシュパネル3、図示していな
い車輪のタイヤのまわりに位置するエプロン4、及びフ
ェンダパネル5などの要素を有している。また、この車
体1は、車体下部の車体幅方向側部に配置されて車体1
のほぼ前後方向Yに延びる一対のロッカパネル6と、そ
のロッカパネル6よりも車体幅方向Wの内側に配置され
て、車体1のほぼ前後方向に延びる一対のフロントサイ
ドメンバ7を具備し、さらに各フロントサイドメンバ7
と各ロッカパネル6とをそれぞれ結合するトルクボック
ス8を有している。フロアパネル2とダッシュパネル3
は、後述するように、フロントサイドメンバ7とトルク
ボックス8の上方に配置された車室仕切りパネルを構成
する。
【0012】上述のように、図示した車体1は、その骨
格を構成するフロントサイドメンバ7とロッカパネル6
とが、トルクボックス8を介して結合されているので、
自動車の走行時に車輪からフロントサイドメンバ7に伝
えられた力をトルクボックス8を介してロッカパネル6
に分散させることができる。
格を構成するフロントサイドメンバ7とロッカパネル6
とが、トルクボックス8を介して結合されているので、
自動車の走行時に車輪からフロントサイドメンバ7に伝
えられた力をトルクボックス8を介してロッカパネル6
に分散させることができる。
【0013】図2は、自動車の車室内側での前進方向F
を基準とした右側のフロントサイドメンバ7とトルクボ
ックス8を示す斜視図である。この図に示すように、ほ
ぼ車体1の前後方向Yに延びるフロントサイドメンバ7
は、互いにスポット溶接によって固着されたアウタパネ
ル9とインナパネル10を有し、図3及び図4にも示す
ように、アウタパネル9の下部がほぼ水平に曲折され、
これがインナパネル10にスポット溶接され、その全体
がほぼU字形の垂直断面形状をなしている。図2乃至図
7における×印は全てスポット溶接の打痕を示してい
る。
を基準とした右側のフロントサイドメンバ7とトルクボ
ックス8を示す斜視図である。この図に示すように、ほ
ぼ車体1の前後方向Yに延びるフロントサイドメンバ7
は、互いにスポット溶接によって固着されたアウタパネ
ル9とインナパネル10を有し、図3及び図4にも示す
ように、アウタパネル9の下部がほぼ水平に曲折され、
これがインナパネル10にスポット溶接され、その全体
がほぼU字形の垂直断面形状をなしている。図2乃至図
7における×印は全てスポット溶接の打痕を示してい
る。
【0014】このようなパネル9,10によって、ほぼ
水平なメンバ底壁11と、そのメンバ底壁11の車体幅
方向外側端部から立上ったメンバ外側壁12と、メンバ
底壁11の車体幅方向内側端部から立上ったメンバ内側
壁13とが構成されている。このように、フロントサイ
ドメンバ7は、メンバ底壁11と、メンバ外側壁12
と、メンバ内側壁13とを有しているが、そのほか、メ
ンバ外側壁12の上端部に一体に連設されたメンバ外側
フランジ14と、メンバ内側壁13の上端部に一体に連
設されたメンバ内側フランジ15とを有し、メンバ外側
フランジ14はメンバ外側壁12に対して車体幅方向外
側に張り出し、メンバ内側フランジ15は、メンバ内側
壁13に対して車体幅方向内側に張り出している。メン
バ外側フランジ14とメンバ内側フランジ15はほぼ水
平に位置する。
水平なメンバ底壁11と、そのメンバ底壁11の車体幅
方向外側端部から立上ったメンバ外側壁12と、メンバ
底壁11の車体幅方向内側端部から立上ったメンバ内側
壁13とが構成されている。このように、フロントサイ
ドメンバ7は、メンバ底壁11と、メンバ外側壁12
と、メンバ内側壁13とを有しているが、そのほか、メ
ンバ外側壁12の上端部に一体に連設されたメンバ外側
フランジ14と、メンバ内側壁13の上端部に一体に連
設されたメンバ内側フランジ15とを有し、メンバ外側
フランジ14はメンバ外側壁12に対して車体幅方向外
側に張り出し、メンバ内側フランジ15は、メンバ内側
壁13に対して車体幅方向内側に張り出している。メン
バ外側フランジ14とメンバ内側フランジ15はほぼ水
平に位置する。
【0015】一方、トルクボックス8は、ほぼ水平なボ
ックス底壁16と、そのボックス底壁16の車体前後方
向前端部から立上ったボックス前壁17と、そのボック
ス前壁17の上端部に一体に連設された前フランジ21
と、ボックス底壁16の車体前後方向後端部から立上っ
たボックス後壁18と、そのボックス後壁18の上端部
に一体に連設されたボックス後フランジ22と、車体幅
方向内側端に一体に付設されたボックス内側端フランジ
20とを有し、その上部が開放された箱状に形成されて
いる。ボックス内側端フランジ20は、ボックス前壁1
7、ボックス底壁16、及びボックス後壁18に対して
ほぼ垂直に曲折しており、また、ボックス前フランジ2
1は、前方に向けて前上がりに傾斜し、ボックス後フラ
ンジ22は、ほぼ水平に位置する。かかるトルクボック
ス8の車体幅方向外側端は、図2には示していないロッ
カパネル6にそれ自体公知の態様でスポット溶接によっ
て強固に固着されている。
ックス底壁16と、そのボックス底壁16の車体前後方
向前端部から立上ったボックス前壁17と、そのボック
ス前壁17の上端部に一体に連設された前フランジ21
と、ボックス底壁16の車体前後方向後端部から立上っ
たボックス後壁18と、そのボックス後壁18の上端部
に一体に連設されたボックス後フランジ22と、車体幅
方向内側端に一体に付設されたボックス内側端フランジ
20とを有し、その上部が開放された箱状に形成されて
いる。ボックス内側端フランジ20は、ボックス前壁1
7、ボックス底壁16、及びボックス後壁18に対して
ほぼ垂直に曲折しており、また、ボックス前フランジ2
1は、前方に向けて前上がりに傾斜し、ボックス後フラ
ンジ22は、ほぼ水平に位置する。かかるトルクボック
ス8の車体幅方向外側端は、図2には示していないロッ
カパネル6にそれ自体公知の態様でスポット溶接によっ
て強固に固着されている。
【0016】図2乃至図6に示すように、トルクボック
ス8のボックス内側端フランジ20は、フロントサイド
メンバ7のメンバ外側壁12外面にスポット溶接され、
これによってフロントサイドメンバ7とトルクボックス
8とが一体化され、フロントサイドメンバ7に加えられ
た力がトルクボックス8を介してロッカパネル6(図
1)に伝えられる。
ス8のボックス内側端フランジ20は、フロントサイド
メンバ7のメンバ外側壁12外面にスポット溶接され、
これによってフロントサイドメンバ7とトルクボックス
8とが一体化され、フロントサイドメンバ7に加えられ
た力がトルクボックス8を介してロッカパネル6(図
1)に伝えられる。
【0017】図示した車体1は、図2に示すように、フ
ロントサイドメンバ7とトルクボックス8の上方に配置
された車室仕切りパネル23を有しており、同図には車
室仕切りパネル23を鎖線で示し、その下方の構造を明
らかにしている。かかるパネル23は、前述のようにダ
ッシュパネル3と、その後部に連続状態で配置されたフ
ロアパネル2とから構成されている。車室仕切りパネル
23は、トルクボックス8のボックス前フランジ21
と、ボックス後フランジ22とにスポット溶接され、し
かもフロントサイドメンバ7のメンバ外側フランジ14
とメンバ内側フランジ15に対してもスポット溶接され
ている。
ロントサイドメンバ7とトルクボックス8の上方に配置
された車室仕切りパネル23を有しており、同図には車
室仕切りパネル23を鎖線で示し、その下方の構造を明
らかにしている。かかるパネル23は、前述のようにダ
ッシュパネル3と、その後部に連続状態で配置されたフ
ロアパネル2とから構成されている。車室仕切りパネル
23は、トルクボックス8のボックス前フランジ21
と、ボックス後フランジ22とにスポット溶接され、し
かもフロントサイドメンバ7のメンバ外側フランジ14
とメンバ内側フランジ15に対してもスポット溶接され
ている。
【0018】自動車の製造工場において、図2に示した
要素を組付けるには、例えば、図3及び図4に示すよう
に、先ずアウタパネル9とインナパネル10をスポット
溶接によって一体化してフロントサイドメンバ7を構成
し、そのメンバ外側壁12の外面にトルクボックス8の
内側方向フランジ20をスポット溶接して3つの要素を
一体化する。図3に示した部分では、内側端フランジ2
0は、インナパネル10の下端部24によって形成され
たメンバ外側壁12の部分に溶接され、図4に示した部
分では、アウタパネル9によって形成されたメンバ外側
壁12の部分に、内側端フランジ20が溶接されてい
る。このようにして、フロントサイドメンバ7とトルク
ボックス8を一体化した組立体の上方より、ダッシュパ
ネル3とフロアパネル2、すなわち車室仕切りパネル2
3をセットし、その両者をスポット溶接によって一体化
する。その際、フロントサイドメンバ7のメンバ外側フ
ランジ14のうち、その下方にトルクボックス8が位置
する部分は、下方にトルクボックス8が、上方には車室
仕切りパネル23が位置していて、これらの内部に隠さ
れた状態となっているので、このままでは、このメンバ
外側フランジ部分と、車室仕切りパネル23とをスポッ
ト溶接することができない。そこで、図2に示すよう
に、車室仕切りパネル23に作業孔25を形成し、ここ
から図示していないスポット溶接ガンの一方の電極チッ
プを挿入して、メンバ外側フランジ14と車室仕切りパ
ネル23とをスポット溶接している。
要素を組付けるには、例えば、図3及び図4に示すよう
に、先ずアウタパネル9とインナパネル10をスポット
溶接によって一体化してフロントサイドメンバ7を構成
し、そのメンバ外側壁12の外面にトルクボックス8の
内側方向フランジ20をスポット溶接して3つの要素を
一体化する。図3に示した部分では、内側端フランジ2
0は、インナパネル10の下端部24によって形成され
たメンバ外側壁12の部分に溶接され、図4に示した部
分では、アウタパネル9によって形成されたメンバ外側
壁12の部分に、内側端フランジ20が溶接されてい
る。このようにして、フロントサイドメンバ7とトルク
ボックス8を一体化した組立体の上方より、ダッシュパ
ネル3とフロアパネル2、すなわち車室仕切りパネル2
3をセットし、その両者をスポット溶接によって一体化
する。その際、フロントサイドメンバ7のメンバ外側フ
ランジ14のうち、その下方にトルクボックス8が位置
する部分は、下方にトルクボックス8が、上方には車室
仕切りパネル23が位置していて、これらの内部に隠さ
れた状態となっているので、このままでは、このメンバ
外側フランジ部分と、車室仕切りパネル23とをスポッ
ト溶接することができない。そこで、図2に示すよう
に、車室仕切りパネル23に作業孔25を形成し、ここ
から図示していないスポット溶接ガンの一方の電極チッ
プを挿入して、メンバ外側フランジ14と車室仕切りパ
ネル23とをスポット溶接している。
【0019】ところが、車体の前後方向Yにおけるトル
クボックス8の前部領域において、そのトルクボックス
8のボックス前壁17と、これに対向するフロントサイ
ドメンバ7のメンバ外側壁12との間の間隔Dが、車体
前後方向Yの前方に向けて漸次狭められているので、車
室仕切りパネル23に作業孔25を穿設しても、間隔D
の狭まった空間部分にスポット溶接ガンの電極チップを
挿入することができない。このため、図2に符号Sで示
したメンバ外側フランジ14の前部領域と、車室仕切り
パネル23とをスポット溶接することはできない。この
ような理由で、車室仕切りパネル23は、フロントサイ
ドメンバ7のメンバ内側フランジ15に対して、その前
後方向の全領域に亘ってスポット溶接されているもの
の、メンバ外側フランジ14に対しては、前部領域Sを
除く、後部領域Tにおいてだけスポット溶接されてい
る。車室仕切りパネル23は、フロントサイドメンバ7
のメンバ外側フランジ14に対し、その前後方向におけ
る後部領域Tにだけスポット溶接されているのである。
このため、図4及び図6に示すように、メンバ外側フラ
ンジ14の前部領域Sと、車室仕切りパネル23との間
にはわずかな隙間Gがあけられている。
クボックス8の前部領域において、そのトルクボックス
8のボックス前壁17と、これに対向するフロントサイ
ドメンバ7のメンバ外側壁12との間の間隔Dが、車体
前後方向Yの前方に向けて漸次狭められているので、車
室仕切りパネル23に作業孔25を穿設しても、間隔D
の狭まった空間部分にスポット溶接ガンの電極チップを
挿入することができない。このため、図2に符号Sで示
したメンバ外側フランジ14の前部領域と、車室仕切り
パネル23とをスポット溶接することはできない。この
ような理由で、車室仕切りパネル23は、フロントサイ
ドメンバ7のメンバ内側フランジ15に対して、その前
後方向の全領域に亘ってスポット溶接されているもの
の、メンバ外側フランジ14に対しては、前部領域Sを
除く、後部領域Tにおいてだけスポット溶接されてい
る。車室仕切りパネル23は、フロントサイドメンバ7
のメンバ外側フランジ14に対し、その前後方向におけ
る後部領域Tにだけスポット溶接されているのである。
このため、図4及び図6に示すように、メンバ外側フラ
ンジ14の前部領域Sと、車室仕切りパネル23との間
にはわずかな隙間Gがあけられている。
【0020】トルクボックス8のボックス前壁17は、
図示していない車輪のタイヤ用のタイヤハウスを区画す
る部分となるので、当該前壁17とフロントサイドメン
バ7の外側壁12との間隔Dを、前方に向けて漸次狭め
なければならない。このため、この空間に電極チップを
挿入することができないのである。
図示していない車輪のタイヤ用のタイヤハウスを区画す
る部分となるので、当該前壁17とフロントサイドメン
バ7の外側壁12との間隔Dを、前方に向けて漸次狭め
なければならない。このため、この空間に電極チップを
挿入することができないのである。
【0021】上述のように、メンバ外側フランジ14の
前部領域Sは車室仕切りパネル23に溶接されていな
い。このため、従来の車体構造においては、フロントサ
イドメンバ7に車輪から外力が入力されると、この前部
領域Sに対応するメンバ外側壁12が、メンバ底壁側を
中心として図4に仮想線矢印で示すように、曲げ変形を
繰返すことになる。特に、図4に示すように、トルクボ
ックス8の内側端フランジ20が、フロントサイドメン
バ7のメンバ底壁11よりも上方のメンバ外側壁部分に
固着されていると、自動車の走行時に、そのメンバ外側
壁12に対して、トルクボックス8から加えられる反力
によって、その外側壁12は激しく振動する。このよう
に振動するメンバ外側壁12に、トルクボックス8が結
合されているので、その結合剛性が低くなり、フロント
サイドメンバ7に入力された力をトルクボックス8に効
率よく伝達できず、力の分散効果が低下し、車体剛性が
低下せざるを得なかった。そこで従来は、フロントサイ
ドメンバ7とトルクボックス8の全体の板厚を厚くする
などの対策を講じていたが、これにより車体の製造コス
トが上昇する欠点を免れなかった。
前部領域Sは車室仕切りパネル23に溶接されていな
い。このため、従来の車体構造においては、フロントサ
イドメンバ7に車輪から外力が入力されると、この前部
領域Sに対応するメンバ外側壁12が、メンバ底壁側を
中心として図4に仮想線矢印で示すように、曲げ変形を
繰返すことになる。特に、図4に示すように、トルクボ
ックス8の内側端フランジ20が、フロントサイドメン
バ7のメンバ底壁11よりも上方のメンバ外側壁部分に
固着されていると、自動車の走行時に、そのメンバ外側
壁12に対して、トルクボックス8から加えられる反力
によって、その外側壁12は激しく振動する。このよう
に振動するメンバ外側壁12に、トルクボックス8が結
合されているので、その結合剛性が低くなり、フロント
サイドメンバ7に入力された力をトルクボックス8に効
率よく伝達できず、力の分散効果が低下し、車体剛性が
低下せざるを得なかった。そこで従来は、フロントサイ
ドメンバ7とトルクボックス8の全体の板厚を厚くする
などの対策を講じていたが、これにより車体の製造コス
トが上昇する欠点を免れなかった。
【0022】そこで、本例の車体構造においては、図2
乃至図5に示すように、フロントサイドメンバ7のメン
バ外側壁12とメンバ内側壁13の間に、補強パネル2
6が配置されている。この補強パネル26は、図7にも
示すように、切欠31の形成されたパネル底壁27と、
この底壁27よりも車体前後方向前方に位置し、上方に
湾曲しながら立上ったパネル前壁28と、パネル底壁2
7よりも車体前後方向後方に位置し、上方に立上ったパ
ネル後壁29と、パネル底壁27の車体幅方向内側端か
ら立上ったパネル内側壁30とを有する一部片から構成
され、かかる補強パネル26は、フロントサイドメンバ
7に対してスポット溶接により固着されている。その
際、図2乃至図5から明らかなように、補強パネル26
のパネル前壁28と、これにフロントサイドメンバ7の
メンバ外側壁12を介して対向するトルクボックス8の
ボックス前壁17の部分とがほぼ面一状に配置され、し
かも補強パネル26のパネル底壁27と、これにフロン
トサイドメンバ7のメンバ外側壁12を介して対向する
トルクボックス8のボックス底壁16の部分とがほぼ面
一状に配置されている。さらに、補強パネル26のパネ
ル後壁29と、これにフロントサイドメンバ7のメンバ
外側壁12を介して対向するトルクボックス8のボック
ス後壁18の部分もほぼ面一状に配置されている。
乃至図5に示すように、フロントサイドメンバ7のメン
バ外側壁12とメンバ内側壁13の間に、補強パネル2
6が配置されている。この補強パネル26は、図7にも
示すように、切欠31の形成されたパネル底壁27と、
この底壁27よりも車体前後方向前方に位置し、上方に
湾曲しながら立上ったパネル前壁28と、パネル底壁2
7よりも車体前後方向後方に位置し、上方に立上ったパ
ネル後壁29と、パネル底壁27の車体幅方向内側端か
ら立上ったパネル内側壁30とを有する一部片から構成
され、かかる補強パネル26は、フロントサイドメンバ
7に対してスポット溶接により固着されている。その
際、図2乃至図5から明らかなように、補強パネル26
のパネル前壁28と、これにフロントサイドメンバ7の
メンバ外側壁12を介して対向するトルクボックス8の
ボックス前壁17の部分とがほぼ面一状に配置され、し
かも補強パネル26のパネル底壁27と、これにフロン
トサイドメンバ7のメンバ外側壁12を介して対向する
トルクボックス8のボックス底壁16の部分とがほぼ面
一状に配置されている。さらに、補強パネル26のパネ
ル後壁29と、これにフロントサイドメンバ7のメンバ
外側壁12を介して対向するトルクボックス8のボック
ス後壁18の部分もほぼ面一状に配置されている。
【0023】上述した補強パネル26は、そのパネル内
側壁30が、図3、図5及び図7に符号S1で示すよう
に、スポット溶接によって、フロントサイドメンバ7の
メンバ内側壁13に固着されている。また、図3に示し
た切欠31の形成された部分では、この図と図7に符号
S2で示すように、パネル底壁27がフロントサイドメ
ンバ7のメンバ底壁11にスポット溶接されている。さ
らに、切欠31の形成されていない部分では、図4及び
図5に示すように、補強パネル26の車体幅方向外側端
に形成されたパネルフランジ32が、トルクボックスの
内側端フランジ20に外側壁12を介して対向し、これ
らが符号S3で示したようにスポット溶接によって互い
に固着されている(図7も参照)。
側壁30が、図3、図5及び図7に符号S1で示すよう
に、スポット溶接によって、フロントサイドメンバ7の
メンバ内側壁13に固着されている。また、図3に示し
た切欠31の形成された部分では、この図と図7に符号
S2で示すように、パネル底壁27がフロントサイドメ
ンバ7のメンバ底壁11にスポット溶接されている。さ
らに、切欠31の形成されていない部分では、図4及び
図5に示すように、補強パネル26の車体幅方向外側端
に形成されたパネルフランジ32が、トルクボックスの
内側端フランジ20に外側壁12を介して対向し、これ
らが符号S3で示したようにスポット溶接によって互い
に固着されている(図7も参照)。
【0024】上記構成によれば、フロントサイドメンバ
7とトルクボックス8に対して固着された補強パネル2
6のパネル底壁27、パネル前壁28、パネル後壁29
のそれぞれが、トルクボックス8のボックス底壁16、
ボックス前壁17、ボックス後壁18のそれぞれに対し
て互いに対向し、これらがその対向した部分においてほ
ぼ面一状態となっていて、しかも補強パネル26の内側
壁30が、メンバ内側壁13に固着されているので、メ
ンバ外側壁12は、トルクボックス8と補強パネル26
とによって、車体幅方向において強固に挟み付けられた
状態となり、これらによって車体幅方向に拘束されて保
持される。このため、メンバ外側フランジ14の前部領
域Sが車室仕切りパネル23に対して固着されてはいな
いが、メンバ外側壁12が従来のように激しく曲げ振動
することはなく、しかもフロントサイドメンバ7が上下
方向に激しく振動することも阻止できる。このようにし
て、フロントサイドメンバ7とトルクボックス8との結
合剛性を高め、フロントサイドメンバ7からトルクボッ
クス8に、力を確実かつ効率よく伝え、ロッカパネル6
(図1)に効果的に分散することができる。フロントサ
イドメンバ7とトルクボックス8の板厚を従来のように
過度に大きくすることなく、フロントサイドメンバ7か
らトルクボックス8へ力を効率よく伝え、フロントサイ
ドメンバ7に過大な応力が発生することを阻止できるの
である。
7とトルクボックス8に対して固着された補強パネル2
6のパネル底壁27、パネル前壁28、パネル後壁29
のそれぞれが、トルクボックス8のボックス底壁16、
ボックス前壁17、ボックス後壁18のそれぞれに対し
て互いに対向し、これらがその対向した部分においてほ
ぼ面一状態となっていて、しかも補強パネル26の内側
壁30が、メンバ内側壁13に固着されているので、メ
ンバ外側壁12は、トルクボックス8と補強パネル26
とによって、車体幅方向において強固に挟み付けられた
状態となり、これらによって車体幅方向に拘束されて保
持される。このため、メンバ外側フランジ14の前部領
域Sが車室仕切りパネル23に対して固着されてはいな
いが、メンバ外側壁12が従来のように激しく曲げ振動
することはなく、しかもフロントサイドメンバ7が上下
方向に激しく振動することも阻止できる。このようにし
て、フロントサイドメンバ7とトルクボックス8との結
合剛性を高め、フロントサイドメンバ7からトルクボッ
クス8に、力を確実かつ効率よく伝え、ロッカパネル6
(図1)に効果的に分散することができる。フロントサ
イドメンバ7とトルクボックス8の板厚を従来のように
過度に大きくすることなく、フロントサイドメンバ7か
らトルクボックス8へ力を効率よく伝え、フロントサイ
ドメンバ7に過大な応力が発生することを阻止できるの
である。
【0025】なお、補強パネル26は、車室仕切りパネ
ル23に溶接される前のフロントサイドメンバ7に対し
て組付けられて溶接されるが、その際、フロントサイド
メンバ7のメンバ底壁11又は補強パネルのパネル前壁
に、予め図示していない作業孔を形成しておき、ここか
らスポット溶接ガンの電極チップを挿入して、S3で示
した部分を溶接することができる。
ル23に溶接される前のフロントサイドメンバ7に対し
て組付けられて溶接されるが、その際、フロントサイド
メンバ7のメンバ底壁11又は補強パネルのパネル前壁
に、予め図示していない作業孔を形成しておき、ここか
らスポット溶接ガンの電極チップを挿入して、S3で示
した部分を溶接することができる。
【0026】以上、車体幅方向の一方の側のフロントサ
イドメンバ7と、トルクボックス8と、補強パネル26
とについて説明したが、他方の側も上述したところと同
様に構成することができる。また、本発明は、図示した
形態の車体に限らず、他の型式の車体に対しても広く適
用できるものである。
イドメンバ7と、トルクボックス8と、補強パネル26
とについて説明したが、他方の側も上述したところと同
様に構成することができる。また、本発明は、図示した
形態の車体に限らず、他の型式の車体に対しても広く適
用できるものである。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の車体によれば、フロン
トサイドメンバとトルクボックスの結合剛性を高め、フ
ロントサイドメンバに入力された力をトルクボックスを
介して効率よくロッカパネルに伝え、力の分散効果を高
めることができる。
トサイドメンバとトルクボックスの結合剛性を高め、フ
ロントサイドメンバに入力された力をトルクボックスを
介して効率よくロッカパネルに伝え、力の分散効果を高
めることができる。
【図1】モノコック型自動車の車体の一例を示す斜視図
である。
である。
【図2】フロントサイドメンバとトルクボックスとの結
合部構造を示す斜視図である。
合部構造を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う垂直断面端面図であ
る。
る。
【図4】図2のIV−IV線に沿う垂直断面端面図である。
【図5】図2のV−V線に沿う概略水平断面図である。
【図6】図2のVI−VI線に沿う垂直断面端面図である。
【図7】補強パネル単体の概略斜視図であって、スポッ
ト溶接個所を×印で付加した図である。
ト溶接個所を×印で付加した図である。
1 車体 6 ロッカパネル 7 フロントサイドメンバ 8 トルクボックス 11 メンバ底壁 12 メンバ外側壁 13 メンバ内側壁 14 メンバ外側フランジ 15 メンバ内側フランジ 16 ボックス底壁 17 ボックス前壁 18 ボックス後壁 20 ボックス内側端フランジ 21 ボックス前フランジ 22 ボックス後フランジ 23 車室仕切りパネル 27 パネル底壁 28 パネル前壁 29 パネル後壁 30 パネル内側壁 D 間隔 T 後部領域
Claims (1)
- 【請求項1】 車体下部の車体幅方向側部に配置されて
当該車体のほぼ前後方向に延びるロッカパネルと、該ロ
ッカパネルよりも車体幅方向の内側に配置されて当該車
体のほぼ前後方向に延びるフロントサイドメンバと、該
フロントサイドメンバと前記ロッカパネルとを結合する
トルクボックスと、前記フロントサイドメンバとトルク
ボックスの上方に配置された車室仕切りパネルとを具備
し、前記フロントサイドメンバは、メンバ底壁と、該メ
ンバ底壁の車体幅方向外側端部から立上ったメンバ外側
壁と、メンバ底壁の車体幅方向内側端部から立上ったメ
ンバ内側壁と、前記メンバ外側壁の上端部に一体に連設
され、かつ当該メンバ外側壁に対して車体幅方向外側に
張り出したメンバ外側フランジと、前記メンバ内側壁の
上端部に一体に連設され、かつ当該メンバ内側壁に対し
て車体幅方向内側に張り出したメンバ内側フランジとを
有し、前記トルクボックスは、ボックス底壁と、該ボッ
クス底壁の車体前後方向前端部から立上ったボックス前
壁と、該ボックス前壁の上端部に一体に連設されたボッ
クス前フランジと、前記ボックス底壁の車体前後方向後
端部から立上ったボックス後壁と、該ボックス後壁の上
端部に一体に連設されたボックス後フランジと、車体幅
方向内側端に一体に付設されたボックス内側端フランジ
とを有し、該ボックス内側端フランジがフロントサイド
メンバのメンバ外側壁外面にスポット溶接され、車体前
後方向におけるトルクボックスの前部領域において、当
該トルクボックスのボックス前壁と、これに対向するフ
ロントサイドメンバのメンバ外側壁との間隔が、車体前
後方向の前方に向けて漸次狭められていて、前記車室仕
切りパネルは、前記トルクボックスのボックス前フラン
ジと、ボックス後フランジとにスポット溶接されている
と共に、前記フロントサイドメンバのメンバ外側フラン
ジの前後方向における後部領域と、メンバ内側フランジ
の前後方向の全領域とにスポット溶接されているモノコ
ック型自動車の車体において、 パネル底壁と、該パネル底壁よりも車体前後方向前方に
位置するパネル前壁と、パネル底壁よりも車体前後方向
後方に位置するパネル後壁と、パネル底壁の車体幅方向
内側端から立上ったパネル内側壁とを有する補強パネル
を、前記フロントサイドメンバのメンバ外側壁とメンバ
内側壁の間に配置すると共に、当該補強パネルをフロン
トサイドメンバに対して固着し、該補強パネルのパネル
前壁と、これにフロントサイドメンバのメンバ外側壁を
介して対向するトルクボックスのボックス前壁とをほぼ
面一状に配置し、かつ補強パネルのパネル底壁と、これ
にフロントサイドメンバのメンバ外側壁を介して対向す
るトルクボックスのボックス底壁とをほぼ面一状に配置
すると共に、補強パネルのパネル後壁と、これにフロン
トサイドメンバのメンバ外側壁を介して対向するトルク
ボックスのボックス後壁とをほぼ面一状に配置し、補強
パネルのパネル内側壁を、スポット溶接によってフロン
トサイドメンバのメンバ内側壁に固着したことを特徴と
するモノコック型自動車の車体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016396A JPH09254827A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | モノコック型自動車の車体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9016396A JPH09254827A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | モノコック型自動車の車体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09254827A true JPH09254827A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13990825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9016396A Pending JPH09254827A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | モノコック型自動車の車体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09254827A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119796348A (zh) * | 2023-10-09 | 2025-04-11 | 长城汽车股份有限公司 | 一种扭力盒结构及车辆 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP9016396A patent/JPH09254827A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN119796348A (zh) * | 2023-10-09 | 2025-04-11 | 长城汽车股份有限公司 | 一种扭力盒结构及车辆 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7104596B2 (en) | Vehicle body structure | |
| CN102666264B (zh) | 车身面板接合构造 | |
| JP3976198B2 (ja) | 車体前部構造 | |
| JP4032702B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
| JP2002154458A (ja) | 車体前部構造 | |
| JPH1045034A (ja) | 車体前部構造 | |
| JP3194261B2 (ja) | 自動車のフロア側部構造 | |
| JP2000229581A (ja) | サスペンション取付部構造 | |
| JP2010505702A (ja) | 型打ちロッカに対する管状bピラーの接合部材、及び、その組立方法 | |
| JP2016196203A (ja) | 車体の後部構造 | |
| JP4133723B2 (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| JPH06166384A (ja) | 自動車のアンダボディとサイドボディの結合構造 | |
| KR100280940B1 (ko) | 자동차의 차체 하부 보강구조 | |
| JPH11192977A (ja) | 自動車の車体フレーム補強構造 | |
| CN112752701A (zh) | 副车架构造 | |
| JP4241071B2 (ja) | 自動車の前部車体構造 | |
| JPH10264846A (ja) | 車両の下部車体構造 | |
| KR20220049823A (ko) | 강성이 향상된 차량의 전방 하부 차체 구조 | |
| JPH07267135A (ja) | 車体の補強構造 | |
| JPH0611884Y2 (ja) | 自動車のフロントホイールハウス構造 | |
| JPH0715824Y2 (ja) | 自動車のダッシュパネル部車体構造 | |
| JPH10175564A (ja) | ステアリングメンバの取付構造 | |
| JPS641183Y2 (ja) | ||
| JP2514735B2 (ja) | 自動車のサスペンション取付部構造 | |
| JPH11310160A (ja) | 自動車のクロスメンバ結合構造 |