JPH0925527A - シンクロナイザーリング用摩擦材及びシンクロナイザーリングの製造方法 - Google Patents
シンクロナイザーリング用摩擦材及びシンクロナイザーリングの製造方法Info
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- JPH0925527A JPH0925527A JP7195915A JP19591595A JPH0925527A JP H0925527 A JPH0925527 A JP H0925527A JP 7195915 A JP7195915 A JP 7195915A JP 19591595 A JP19591595 A JP 19591595A JP H0925527 A JPH0925527 A JP H0925527A
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract
しかもシンクロナイザーリング本体との接合が確実かつ
容易に行えるシンクロナイザーリング用摩擦材を提供す
ることを主な目的とする。 【解決手段】1.金属焼結体であって、 (1)Cu−(20〜40重量%)Zn合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2 、安定化ジルコニア、TiO
2 、ムライト及びSi3N4 の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を焼結して得た、気孔率が5〜35容
積%であるシンクロナイザーリング用摩擦材、及びシン
クロナイザーリングの製造方法。
Description
リング用摩擦材及びシンクロナイザーリングの製造方法
に関する。
の変速機において、二つのギアを等速にするための接合
部に用いられるものであり、回転する相手部材と同期摺
動をしたり、或いはその同期摺動している相手部材と離
れたりする環状部材である。このため、シンクロナイザ
ーリングにおける接触摺動部分は、機械的強度及び精度
のみならず、耐焼付性、耐摩耗性等の摩擦特性にも優れ
ていることが要求される。
ては、Cu系焼結合金製のもの(特開平1−25274
2号)、或いは本体部分がCu系又はFe系合金からな
るシンクロナイザーリングにおいてその接触摺動面に銅
合金溶射膜を形成させたもの(特開平4−371560
号)などが知られている。
あるので溶製のものに比して摺動特性、耐摩耗性等は改
善されるものの、これら摩擦特性についてはなお改善の
余地がある。また、リング全体が銅系焼結体であるので
機械的強度に限界があり、通常の合金を本体とする溶製
のシンクロナイザーリングに比べるとその強度に劣ると
いう問題もある。後者の技術においても、摩擦特性は未
だ十分なものとは言えず、しかも溶射膜を形成させるに
際しての歩留りが低く、製造のコスト高を避けることが
できない。
に金属焼結体を適用することも提案されている。この場
合、特に、シンクロナイザーリング本体と良好に接合で
きる金属焼結体であればより望ましい。
に耐摩耗性、耐焼付性等の摩擦特性に優れ、しかもシン
クロナイザーリング本体との接合が確実かつ容易に行え
るシンクロナイザーリング用摩擦材を提供することを主
な目的とする。
術の問題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の組成と
気孔率をもつ焼結体は、優れた摩擦特性等を有するがゆ
えに、シンクロナイザーリングの摩擦材として最適であ
ること及びシンクロナイザーリング本体との接合性に優
れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
リング用摩擦材及びシンクロナイザーリングの製造方法
に係るものである。
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2 、安定化ジルコニア、TiO
2 、ムライト及びSi3N4 の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を焼結して得た、気孔率が5〜35容
積%であるシンクロナイザーリング用摩擦材。
ンクロナイザーリングの製造方法であって、 (1)Cu−(20〜40重量%)Zn合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2、安定化ジルコニア、TiO2
、ムライト及びSi3N4 の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を用い、焼結後における気孔率が5〜
35容積%となるようにシンクロナイザーリングの摩擦
材として別途に成形した成形体を、該シンクロナイザー
リング本体の摺動部に当接させた後、該シンクロナイザ
ーリング本体及び該成形体を上記固相線温度又は融点以
上に加熱することにより、該成形体を焼結させるととも
に該シンクロナイザーリング本体に摩擦材を結合させる
ことを特徴とするシンクロナイザーリングの製造方法。
ンクロナイザーリングの製造方法であって、 (1)Cu−(20〜40重量%)Zn合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2、安定化ジルコニア、Ti
O2、ムライト及びSi3N4の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を用い、焼結後における気孔率が5〜
35容積%となるようにシンクロナイザーリング本体の
摺動部上に該シンクロナイザーリングの摩擦材として成
形した後、該シンクロナイザーリング本体及び該成形体
を上記固相線温度又は融点以上に加熱することにより、
該成形体を焼結させるとともに該シンクロナイザーリン
グ本体に摩擦材を結合させることを特徴とするシンクロ
ナイザーリングの製造方法 。
ともに詳細に説明する。
は、 (1) Cu−(20〜40重量%)Zn合金粉末及び
Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末の少なくとも1種の粉末(第1成
分)60〜95重量%、 (2) FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化
FeTi、FeV、ZrO2、安定化ジルコニア、Ti
O2、ムライト及びSi3N4の少なくとも1種ならびに
黒鉛の合計(第2成分)3〜25重量%、 (3) 該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固溶線
を有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び
/又は合金(第3成分)2〜15重量%からなる混合粉
末を焼結させたものである。
0〜40重量%)Zn合金粉末及びCu粉末60〜8
0重量%とZn粉末20〜40重量%からなる混合粉末
の少なくとも1種を用いる。本発明では、上記及び
の単独におけるCu量及びZn量の範囲内となる限り、
及びの粉末を併用することができる。
通常合金粉末中20〜40重量%程度、好ましくは25
〜35重量%とする。また、上記混合粉末におけるZn
粉末の割合は、通常混合粉末中20〜40重量%程度、
好ましくは25〜35重量%とする。合金粉末及び混合
粉末のいずれにおいても、Zn量が多すぎる場合には、
焼結時における脱亜鉛現象が顕著に現れ、諸特性の安定
性の低下を引き起こしたり、強度不足にもなる。Zn量
が少なすぎる場合には、例えば変速機内で使用されるギ
ヤオイル中に含まれている硫黄により各部材の硫化腐食
が起こるので好ましくない。
FeW、FeTi、窒化FeTi、FeV、ZrO2、
安定化ジルコニア、TiO2、ムライト及びSi3N4の
少なくとも1種ならびに黒鉛の合計(第2成分)を用
いる。本発明において、上記成分は主に硬質材として
の役割を果たし、上記成分は主に潤滑材としての役割
を果たす。
Ti、窒化FeTi、ZrO2、安定化ジルコニアの少
なくとも1種と黒鉛とを用いることがより好ましい。
ルコニアは、通常ZrO2・CaO(3〜7%Ca
O)、ZrO2・MgO(3〜7%MgO)、ZrO2・
Y2O3(3〜15%Y2O3)等の組成を有するものを用
いることができる。これらは、例えばバッデライト又は
ジルコンサンドをCaO、MgO、Y2O3等の安定化剤
を用いて電融・安定化処理することにより調製される。
安定化ジルコニアは、1200℃程度までその結晶構造
に変態が生じず、立方晶のままであり、耐熱性に優れて
いる。また、その熱膨張係数は、温度に対して直線的と
いう性質を有する。上記安定化ジルコニアのうち、特に
ZrO2・CaO(3〜7%CaO)がこれらの特性に
優れている。
よりも低い温度に固相線を有し又はその焼結温度よりも
低い融点をもつ金属及び/又は合金を用いる。金属焼結
体の焼結温度よりも低い温度に固相線を有するとは、実
質的に当該温度で液相を生ずることをいう。第3成分を
含有させることにより、特に、焼結時にシンクロナイザ
ーリング本体と摩擦材との界面において溶融した第3成
分がその界面に濡れ、相互拡散が生じて、上記本体への
接合が確実かつ容易になる。従って、本発明では、金属
焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を有するもの
であっても、或いはその焼結温度よりも低い融点をもつ
ものであっても良い。また、上記の特性を有する限り、
金属及び合金のいずれであっても良い。さらに、金属と
合金とを併用することはもとより、それぞれを2以上併
用することもできる。
なくともシンクロナイザーリング本体の材質が公知のも
のであれば実質上いかなる材質であっても適用でき、例
えばCu−Ni−Mo鋼系等の引張強さが588MPa
以上ある鉄系焼結材料等を本体の材質として用いればそ
の接合がより有利となる。
焼結温度に応じて適宜選択すれば良いが、P量が5重
量%以上12重量%以下であって、残部が実質的にCu
からなるCu−P系合金、Sn量が15重量%以上1
00重量%未満であって、残部が実質的にCuからなる
Cu−Sn系合金(即ち、Cuを85重量%を超えない
範囲で含むCu−Sn系合金)、Zn量が38重量%
以上82重量%以下であって、残部が実質的にCuから
なるCu−Zn系合金及び金属Snの少なくとも1種
を用いることが好ましい。なお、これら合金及び金属S
nは、本発明の効果に悪影響を与えない範囲で不純物が
含まれていても良い。
は、その融点が焼結温度よりも通常10〜300程度、
好ましくは30〜200℃程度低いものを用いることが
より望ましい。かかる第3成分を用いることにより、そ
の接合がより一層有利となる。
下に示す。なお、組成割合を限定した理由については、
4成分の相互作用によって異なるため、一応の目安とし
て示す。
重量%程度、好ましくは65〜90重量%とする。60
重量%未満の場合には、相対的に第2成分及び第3成分
の量が多くなるので好ましくない。
合計で通常3〜25重量%程度、好ましくは5〜22重
量%とする。25重量%を超える場合には強度不足とな
り、3重量%未満の場合には耐摩耗性及び耐焼付性の低
下を招き、しかも所望の摩擦係数も得られなくなるので
好ましくない。
は、前者は相手材とのなじみ性、自身の耐摩耗性及び摩
擦特性の観点から金属焼結体中2〜20重量%程度、後
者は耐焼付性への寄与という観点から金属焼結体中1〜
5重量%程度とすることが望ましい。
%、好ましくは4〜12重量%である。15重量%を上
回る場合には、第3成分が過剰に固溶することとなり、
耐焼付性の低下を招くほか、所望の摩擦係数も得られな
くなるので好ましくない。2重量%を下回る場合には所
定の接合強度が得られなくなるので好ましくない。
1成分〜第3成分から構成されるが、摩擦特性等に悪影
響を与えない範囲において不純物(例えばSn、Pb、
Pなど)が含まれていても差支えない。
度、好ましくは10〜30容量%の気孔率をもつ。この
気孔は、主として潤滑油等を保持する役割をもち、これ
によりシンクロナイザーリングと相手部材との間におけ
る動摩擦係数の増大及び静摩擦係数の低減に寄与する。
気孔率が35容量%を超える場合には機械的強度の低下
を招き、また5容量%未満の場合には動摩擦係数の増大
及び静摩擦係数の低減を図ることができなくなるので好
ましくない。
摩擦材において適用できるシンクロナイザーリング本体
は、形状及び材質とともに公知のものがそのまま適用で
き、材質としては例えばCr鋼、Cr−Ni鋼、Cr−
Mo鋼、Cr−Mn鋼、Cr−Ni−Mo鋼等の鉄系合
金、Cu−Zn系、Cu−Sn系、Cu−Si系、Cu
−Al系等の銅系合金、その他Cu−Ni−Mo鋼系等
の引張強さが588N/mm2以上ある鉄系焼結材料等の
合金が挙げられる。
法は特に制限されず、例えば予め作製された本体の内径
側に本発明摩擦材の焼結前の成形体をはめ合わせた状態
で焼結したり、或いは予め別途に作製された本体を金型
内に挿入した後に本体内径側に本発明摩擦材の原料混合
粉末を充填して加圧成形し、焼結することによって本体
と一体化することができる。具体的には、以下の方法で
行うことが望ましい。
n合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2、安定化ジルコニア、TiO2
、ムライト及びSi3N4 の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を用い、焼結後における気孔率が5〜
35容積%となるようにシンクロナイザーリングの摩擦
材として別途に成形した成形体を、該シンクロナイザー
リング本体の摺動部に当接させた後、該シンクロナイザ
ーリング本体及び該成形体を上記固相線温度又は融点以
上に加熱することにより、該成形体を焼結させるととも
に該シンクロナイザーリング本体に摩擦材を結合させ
る。
n合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2、安定化ジルコニア、TiO
2、ムライト及びSi3N4の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を用い、焼結後における気孔率が5〜
35容積%となるようにシンクロナイザーリング本体の
摺動部上に該シンクロナイザーリングの摩擦材として成
形した後、該シンクロナイザーリング本体及び該成形体
を上記固相線温度又は融点以上に加熱することにより、
該成形体を焼結させるとともに該シンクロナイザーリン
グ本体に摩擦材を結合させる。
とするシンクロナイザーリング本体における摩擦材の形
状に適合するように、かつ、上記所定の気孔率となるよ
うにプレス成形等の公知の成形法に従って別途成形す
る。次いで、その成形体(シンクロナイザーリング用摩
擦材)をシンクロナイザーリング本体の摺動部に当接さ
せた後、該シンクロナイザーリング本体及び該成形体を
ともに上記固相線温度又は融点以上に加熱することによ
り、該成形体を焼結させるとともに該シンクロナイザー
リング本体に該成形体をその摩擦材として結合させる。
なお、上記成形体は、当接する前又は後に仮焼しても良
い。
ナイザーリング本体の摺動部上に摩擦材として成形させ
る。この状態で該シンクロナイザーリング本体及び該成
形体をともに上記固相線温度又は融点以上に加熱するこ
とにより、該成形体を焼結させるとともに該シンクロナ
イザーリング本体に該成形体をその摩擦材として結合さ
せる。上記1と同様に仮焼することも可能である。
孔率は、例えば混合粉末の平均粒径、成形体密度、焼結
温度等を適宜調整することにより所望の値に設定するこ
とができる。
〜250μm程度、特に40〜200μmの粉末として
用いることが望ましい。平均粒径が20μm未満の場合
には粉末の流動性が悪くなり、成形時に金型への充填が
不可能となる。また、平均粒径が250μmを超える場
合には粒子の粒径が大きくなる結果、薄肉部への粉末の
充填が安定しなくなるので好ましくない。焼結温度及び
雰囲気は、用いる原料粉末等によって異なるが、通常還
元又は中性雰囲気下で700〜900℃程度で行えば良
い。
材は、特定組成を有し、かつ一定の気孔率を有する焼結
体であるので、耐摩耗性及び耐焼付性に優れ、しかも安
定した摩擦係数を発揮することができる。
ているのでシンクロナイザーリング本体との接合(一体
化)をより確実かつ容易に行うことができる。また、従
来の溶射材よりもコスト面で有利である。
特にシンクロナイザーリングにおける接触摺動部分に好
適に用いることができる。
徴とするところを明確にする。
して混合粉末を得た。なお、各成分は、具体的には下記
のものを用いた。
って、焼結後において所望の気孔率となるようにその密
度をそれぞれ調整した後、30mm×30mm×5mmの成形
体とし、これを窒素ガス雰囲気下850℃で1時間焼結
を行い、試料片を作製した。得られた試料片について下
記に示す方法で試験を行った。その結果を表2に示す。
性及び摩擦係数のいずれも従来のシンクロナイザーリン
グ材として用いられている高力黄鋼材に比して優れた特
性を示すことがわかる。
囲外となっているものである。第3成分が全くないか或
いは少なすぎる場合(比較例1)には、摩擦摺動特性は
満足できるものの、本体との接合ができない(後記参
照)。第3成分が多すぎる場合(比較例2)には、耐焼
付性が不十分であり、摩擦係数も低いことがわかる。
化腐食が発生することがわかる。
滑材が添加されていないため、耐摩耗性が不十分であ
り、摩擦係数も低いことがわかる。
の種類が本発明のものと異なるものである。硬質材とし
てSiO2、Al2O3等を用いると、相手材である鋼材
とのなじみ性が悪く、耐焼付性が低く、相手攻撃性が高
く、相手材の面荒れにより摩擦材自身の摩耗が増大す
る。
及び潤滑材の添加量が本発明の範囲外となっているもの
である。これらの添加量が多い(比較例7)と、耐摩耗
性及び摩擦係数は優れた特性を発揮するものの、耐焼付
性が不十分であり、相手攻撃性が高い。一方、添加量が
少ない(比較例8)と、耐焼付性は優れるが、耐摩耗性
及び摩擦係数が低いことがわかる。
発明の範囲外となっているものである。気孔率が小さい
(比較例9)と、耐焼付性が不十分であり、摩擦係数も
低い。気孔率が大きい(比較例10)と、耐焼付性は良
好であるが、耐摩耗性及び摩擦材自体の強度が低いこと
がわかる。
た。
5重量%Cuー0.5重量%Moー0.5重量%C(黒
鉛)の組成をもつ密度7.0g/cm3の鉄系焼結体を1
0mm×10mm×10mmに切り出し、これをシンク
ロナイザーリング本体とした。
各成分を秤量し、混合して混合粉末とした。次いで、1
0mm×10mmの金型内に上記本体を挿入し、各混合
粉末を金型内に充填し、成形プレスにより、焼結後にお
いて25体積%の気孔率になるようにその密度を調整
し、本体上に厚みが5mmとなる成形体を作製した。そ
して、これを窒素ガス雰囲気下約1時間焼結を行い、試
料を得た。この接合された試料を接合面において接合面
と水平方向に剪断し、その接合強度を測定した。その結
果を表4に示す。
%のものをベースとし、第3成分及びその添加量を変化
させたものである。表4に示すように、これらは優れた
接合強度をもつことがわかる。
分が本発明の範囲よりも少ないもので、これを含まない
ものは全く接合が不可能であり、また少ないものは接合
強度が不十分であることがわかる。また、比較例17〜
18は、摩擦材の焼結温度が第3成分の液相のでる温度
の直下で焼結したものであるが、十分な接合強度が得ら
れていないことがわかる。
がそれぞれ3(比較例9)、5、15、25(実施例
1)、35及び40(比較例10)体積%となるように
して試料を作製した。作製された試料の焼付荷重、動摩
擦係数(最終値)、摩耗量及び剪断強さをそれぞれ測定
し、気孔率との関係を調べた。その結果を図1〜4に示
す。
る本発明摩擦材がこれらの特性において優れていること
がわかる。
添加量がそれぞれ0(比較例13)、1.5、2、5
(比較例14)、8(実施例7)、12、15及び18
重量%になるようにしてシンクロナイザーリング本体と
の接合強度測定用試料を作製し、その接合強度を求め
た。その結果を図5に示す。
ロナイザーリング本体との接合強度に優れていることが
わかる。
を示すグラフである。
係を示すグラフである。
示すグラフである。
を示すグラフである。
量との関係を示すグラフである。
属組織を示す図である。
す図である。
Claims (5)
- 【請求項1】金属焼結体であって、 (1)Cu−(20〜40重量%)Zn合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2 、安定化ジルコニア、TiO
2 、ムライト及びSi3N4 の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を焼結して得た、気孔率が5〜35容
積%であるシンクロナイザーリング用摩擦材。 - 【請求項2】上記成分(2) において、 (2)FeTi、窒化FeTi、ZrO2及び安定化ジル
コニアの少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 である請求項1記載のシンクロナイザーリング用摩擦
材。 - 【請求項3】上記成分(3) において、 (3)P量が5重量%以上12重量%以下であって、残
部が実質的にCuからなるCu−P系合金、 Sn量が15重量%以上100重量%未満であって、
残部が実質的にCuからなるCu−Sn系合金 Zn量が38重量%以上82重量%以下であって、残
部が実質的にCuからなるCu−Zn系合金及び 金属Sn の少なくとも1種である請求項1又は2に記載のシンク
ロナイザーリング用摩擦材。 - 【請求項4】金属焼結体を摩擦材として使用したシンク
ロナイザーリングの製造方法であって、 (1)Cu−(20〜40重量%)Zn合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2、安定化ジルコニア、TiO2
、ムライト及びSi3N4 の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を用い、焼結後における気孔率が5〜
35容積%となるようにシンクロナイザーリングの摩擦
材として別途に成形した成形体を、該シンクロナイザー
リング本体の摺動部に当接させた後、該シンクロナイザ
ーリング本体及び該成形体を上記固相線温度又は融点以
上に加熱することにより、該成形体を焼結させるととも
に該シンクロナイザーリング本体に摩擦材を結合させる
ことを特徴とするシンクロナイザーリングの製造方法。 - 【請求項5】金属焼結体を摩擦材として使用したシンク
ロナイザーリングの製造方法であって、 (1)Cu−(20〜40重量%)Zn合金粉末及び Cu粉末60〜80重量%とZn粉末20〜40重量
%からなる混合粉末 の少なくとも1種60〜95重量%、 (2)FeMo、FeCr、FeW、FeTi、窒化F
eTi、FeV、ZrO2、安定化ジルコニア、Ti
O2、ムライト及びSi3N4の少なくとも1種ならびに 黒鉛 の合計3〜25重量%、 (3)該金属焼結体の焼結温度よりも低い温度に固相線を
有し又はその焼結温度よりも低い融点をもつ金属及び/
又は合金2〜15重量% からなる混合粉末を用い、焼結後における気孔率が5〜
35容積%となるようにシンクロナイザーリング本体の
摺動部上に該シンクロナイザーリングの摩擦材として成
形した後、該シンクロナイザーリング本体及び該成形体
を上記固相線温度又は融点以上に加熱することにより、
該成形体を焼結させるとともに該シンクロナイザーリン
グ本体に摩擦材を結合させることを特徴とするシンクロ
ナイザーリングの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19591595A JP3194073B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | シンクロナイザーリング用摩擦材及びシンクロナイザーリングの製造方法 |
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| JPH0925527A true JPH0925527A (ja) | 1997-01-28 |
| JP3194073B2 JP3194073B2 (ja) | 2001-07-30 |
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| JP19591595A Expired - Lifetime JP3194073B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | シンクロナイザーリング用摩擦材及びシンクロナイザーリングの製造方法 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112410644A (zh) * | 2020-10-19 | 2021-02-26 | 扬州千裕电气有限公司 | 一种金属复合材料及其制备方法 |
| CN118957438A (zh) * | 2024-06-03 | 2024-11-15 | 中国北方车辆研究所 | 一种耐高温磨损干式制动器摩擦片材料及其制备方法 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP19591595A patent/JP3194073B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN112410644A (zh) * | 2020-10-19 | 2021-02-26 | 扬州千裕电气有限公司 | 一种金属复合材料及其制备方法 |
| CN118957438A (zh) * | 2024-06-03 | 2024-11-15 | 中国北方车辆研究所 | 一种耐高温磨损干式制动器摩擦片材料及其制备方法 |
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