JPH09255286A - ウインチの過巻き防止装置 - Google Patents

ウインチの過巻き防止装置

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JPH09255286A
JPH09255286A JP9612196A JP9612196A JPH09255286A JP H09255286 A JPH09255286 A JP H09255286A JP 9612196 A JP9612196 A JP 9612196A JP 9612196 A JP9612196 A JP 9612196A JP H09255286 A JPH09255286 A JP H09255286A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウインチが巻き上げられる方向の検出を機械
的に行うこと。 【解決手段】 アンロード通路10と、該アンロード通路
に接続されウインチ巻き上げ巻き下げ切換弁3 と、アン
ロード通路のウインチ切換弁の上流側を圧力解放源に接
続する圧力解放通路と、ウインチが所定位置まで巻き上
げ動作したことを検出し信号を発する検出手段とを備え
た油圧駆動されるウインチの過巻き防止装置において、
圧力解放通路には、ウインチ切換弁のウインチを巻き上
げ駆動する方向への切換操作に連動して開弁する第1パ
イロット弁31と、検出手段からの信号と第1パイロット
弁の開弁により開弁する弁装置13とが設けられている。
ウインチは、油圧にて伸縮及び起伏可能なブームに取り
付けられ、アンロード通路にはさらに、ブーム伸縮切換
弁2 と、ブーム起伏切換弁4 とが接続され、弁装置には
さらに、第2パイロット弁32と、第3パイロット弁33と
が設けられた構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は、油圧によりワイヤを
巻き上げ、巻き下げするウインチがワイヤを所定位置以
上に巻き上げることを防止するウインチの過巻き防止装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、トラッククレーン等に取り付け
られるウインチがブームに対して巻き上げられ過ぎる
と、ブーム、ウインチが損傷するおそれがある。ウイン
チの過巻きは、ウインチ自体の過巻きによる他、ウイン
チが巻き上げられた状態でブームを伸ばしたり、起こし
たりすることによっても生じる。このようなウインチの
過巻きを防止するために、次のような装置がある。
【0003】図5に外観を示すようなトラッククレーン
の運転のために、図4に示すような操作装置1を設けて
あり、その操作装置1に過巻き防止手段を設けてある。
トラッククレーンは油圧式であり、操作装置1は、ブー
ムの伸縮切換弁2、ウインチの巻き上げ巻き下げ切換弁
3、ブームの起伏切換弁4、ブームの右旋回左旋回切換
弁5、アウトリガーの上動下動切換弁6、7を有する。
これらの切換弁は、各々手動操作されるもので中立位置
(対応する切換弁の図面符号に添字aを付して示す)と
その両側の切換位置(対応する切換弁の図面符号に添字
b、cを付して示す)とを有している。各切換弁はポン
プから圧油を供給されるアンロード通路10と、タンク
に接続するタンク通路11と、夫々の対応する油圧アク
チュエータに接続するアクチュエータ通路A1〜A6、
B1〜B6とに接続されていて、アクチュエータに対す
る圧油の給排の方向を切り換える。ブームの伸縮切換弁
2は切換位置2bでブームが短縮し、2cで伸長する。
ウインチの巻き上げ巻き下げ切換弁3は切換位置3bで
ウインチが巻き上げ動作し、3cで巻き下げ動作する。
ブームの起伏切換弁4は切換位置4bでブームが起き上
がり、4cで倒れるように動作し、ブームの右旋回左旋
回切換弁5は切換位置5bでブームが左旋回し、5cで
右旋回し、アウトリガーの上動下動切換弁6、7は、切
換位置6b、7bで上動し、6c、7cで下動する。図
4において、12はアンロード通路10の各切換弁より
も上流側に設けたリリーフ弁である。そして、13は弁
装置で差圧弁14及び電磁開閉弁15からなり、過巻き
防止手段の一部を構成しており、更にアンロード通路1
0の流量を少なくして各部を低速作動させるように差圧
弁14のパイロット圧を制御する低圧用リリーフ弁16
及び低圧切換電磁弁17を設けてある。なお、低圧切換
電磁弁17は押釦により操作される。
【0004】過巻き防止手段は、前記弁装置13と、切
換弁2をブームを伸長する切換位置2cに切り換えると
きオンとなるリミットスイッチ18と、切換弁3をウイ
ンチを巻き上げる切換位置3cに切り換えるときオンと
なるリミットスイッチ19と、切換弁4をブームを起こ
す切換位置4cに切り換えるときオンとなるリミットス
イッチ20と、図5に示すようにブーム21の先端部に
設けられ吊り下げフック部22が接近したことを検出す
るリミットスイッチ23とを含む構成である。図5にお
ける24、25はアウトリガーである。前記リミットス
イッチは、図6に示すように、各リミットスイッチ1
8、19、20が並列に、そしてこれに対してリミット
スイッチ23が直列に接続され、この電気回路が閉じら
れることによりこれ以上に動作が継続すると過巻き状態
となることを検知する。すなわち、ブームが伸長してい
るか、ウインチが巻き上げ動作しているか、ブームが起
き上がる動作をしているかのいずれかであるとき、ウイ
ンチが所定量巻き上げられた状態になると、つまりブー
ム21の先端部に吊り下げフック部22が接近すると、
前記電気回路が閉じられてそれ以上の動作は過巻き状態
となることを検知する。この検知によって、電磁開閉弁
15を開弁動作させるようになっており、電磁開閉弁1
5が開弁動作すると、差圧弁14のパイロット通路の下
流側がタンク圧となり、これによって差圧弁14が全開
状態に開弁する。差圧弁14が開弁すると、切換弁の上
流側のアンロード通路10がタンク圧となるので、切換
弁から対応するアクチュエータへ供給している圧油が供
給されなくなり、その動作が停止して過巻き状態になる
ことが防止される。
【0005】要するに、ウインチのフック部22がブー
ム先端に接近する方向への切換弁2、3、4の操作、す
なわち、ウインチ装置自体の巻き上げ操作、ブームの伸
長方向への操作、ブームの起き上がる方向への操作、を
リミットスイッチ18、19、20により電気的に検出
し、この切換弁の操作時にウインチが所定量巻き上げら
れたことがリミットスイッチ23により検出されると、
アンロード通路10とタンク通路11(圧力解放通路)
とを接続する通路に設けた弁装置13が開弁してアンロ
ード通路とタンク通路とを接続してアンロード通路をタ
ンク圧にすることにより、ウインチのフック部22が所
定位置以上にブーム先端に接近しないようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ウインチが巻き上げら
れる方向の検出をリミットスイッチ、すなわち電気的手
段により行っているため、断線、接触不良等のおそれが
あり、これらが生じるとウインチが過巻き状態となり、
ウインチ・クレーンの破損を招く問題がある。本発明
は、ウインチのフック部がブーム先端に接近する方向へ
の切換弁の操作を、電気的手段によらないで検出して、
ウインチの過巻きを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の手段は、油圧で
巻き上げ及び巻き下げ駆動されるウインチの過巻き防止
装置であって、油圧源に接続されるアンロード通路と、
該アンロード通路に接続され切換操作に応じて前記ウイ
ンチを巻き上げ及び巻き下げ動作させるべく前記ウイン
チに圧油を給排するウインチ切換弁と、前記アンロード
通路の前記ウインチ切換弁の上流側を圧力解放源に接続
する圧力解放通路と、前記ウインチが所定位置まで巻き
上げ動作したことを検出し信号を発する検出手段とを備
えたウインチの過巻き防止装置において、前記圧力解放
通路には、ウインチ切換弁の操作に連動しこのウインチ
切換弁のウインチを巻き上げ駆動する方向への切換操作
に応じて開弁する第1パイロット弁と、前記検出手段か
らの信号と第1パイロット弁の開弁により開弁する弁装
置とが設けられていることを特徴とする。(請求項1)
【0008】この手段は、ウインチ切換弁の巻き上げ方
向の操作に応じて、このウインチ切換弁に連動する第1
パイロット弁が開弁し、且つウインチが所定量まで巻き
上げられて検出手段がこれを検出して信号を発すると、
アンロード通路と圧力解放通路との間の弁装置が開弁し
てアンロード通路を圧力解放源に接続し、すなわちタン
ク圧とすることにより、ウインチの巻き上げを停止させ
ることができる。従って、ウインチ切換弁の巻き上げ方
向の操作を電気的に検出する必要がなく、断線、接触不
良による故障を生じない。
【0009】前記手段において、前記ウインチは、油圧
にて伸縮及び起伏可能なブームに取り付けられ、前記ア
ンロード通路にはさらに、切換操作に応じて前記ブーム
を伸縮させるべく伸縮シリンダに圧油を給排する伸縮切
換弁と、切換操作に応じて前記ブームを起伏させるべく
起伏シリンダに圧油を給排する起伏切換弁とが接続さ
れ、前記圧力解放通路の前記弁装置にはさらに、前記伸
縮切換弁に連動して前記ブームが伸びる方向に操作され
たとき開弁する第2パイロット弁と、前記起伏切換弁に
連動して前記ブームが起こされる方向に操作されたとき
開弁する第3パイロット弁とが設けられ、前記検出手段
からの信号と少なくとも第1、第2、第3パイロット弁
のいずれかの開弁とにより前記弁装置が開弁する構成と
するのがよい。(請求項2) このような構成にすることによって、ブームを伸ばす方
向あるいはブームを起こす方向の操作に応じて圧力解放
通路をタンクに連通させる。これにより、ブームの伸長
動作、起こし動作が停止し、ウインチが巻き上げられる
ことが防止される。従って、ブームの伸縮切換弁、起伏
切換弁の操作を電気的に検出する必要がなく、断線、接
触不良による故障を生じない。
【0010】前記ブームは、油圧アウトリガーにより地
面に対して固定可能なクレーン装置に取り付けられ、前
記アンロード通路にはさらに、切換操作に応じて前記油
圧アウトリガーを伸縮させるべく油圧アウトリガーに圧
油を給排するアウトリガー切換弁が接続され、前記圧力
解放通路には前記第1パイロット弁と直列に、前記アウ
トリガー切換弁の伸縮いずれか少なくとも一方の方向へ
の操作に連動して閉弁する第4パイロット弁を接続する
とともに、この第4パイロット弁と並列に配置され前記
圧力解放通路内の圧力を所定圧力まで低下させるリリー
フ弁を設けてなる構成とするのがよい。(請求項3) このような構成とすることによって、アウトリガーが上
下(伸縮)いずれかの方向への操作によりリリーフ弁が
動作するようにして圧力解放通路内を所定圧まで低下さ
せることができるので、ウインチが所定量巻き上げられ
た後は、ウインチを低圧作動させることができ、フック
イン(ウインチのフック部をブーム先端に密着させて固
定する操作)が容易に行える。
【0011】前記弁装置は、前記検出手段からの信号に
応じて開弁する開閉弁と、この開閉弁の開弁による圧力
解放に応じて開弁する差圧弁とから構成され、前記圧力
解放通路は、前記アンロード通路を前記差圧弁を介して
前記圧力解放源に接続するタンク通路と、前記開閉弁と
前記各パイロット弁とを介して前記圧力解放源に接続す
るパイロット通路とにより構成されるものとするのがよ
い。(請求項4) このように構成することによって、アンロード通路の圧
力解放源への連通を差圧弁を介してタンク通路により行
い、差圧弁の開弁をパイロット通路に設けた開閉弁の開
閉により行うようにしたので、パイロット通路自体の流
量を大きくする必要がなく、開閉弁を電磁弁としても電
磁弁を大きなものとしなくてもよい。
【0012】前記第1、第2、第3パイロット弁が、直
列に接続されてなるものとするのがよい。(請求項5) このようにすることによって、各パイロット切換弁が直
列に配列されるため、通路構成が容易となる。
【0013】前記第1、第2、第3パイロット弁が、夫
々並列に接続されてなるものとするのがよい。(請求項
6) このようにすることによって、各パイロット切換弁が並
列に配置されるため、2つ以上の切換弁を同時に操作し
ても過巻きを防止できる。
【0014】前記第1、第2、第3パイロット弁又は前
記第1、第2、第3、第4パイロット弁は、対応する各
切換弁に機械的に連動する構成とするのがよい。(請求
項7、8) このようにすることによって、各パイロット切換弁が各
操作弁に機械的に連動しているので、各操作弁がウイン
チの巻き上げられる方向へ操作された場合に、確実に圧
力解放通路をタンクに連通させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1を用
いて説明する。図1は、図4〜図5を用いて説明した従
来例におけるトラッククレーンの操作装置1(図4参
照)に代えて用いることができるようにした操作装置3
0を示し、図4のものと異なる主な点は、過巻き防止装
置の主要部を構成するリミットスイッチ18、19、2
0に代えて、第2パイロット弁32、第1パイロット弁
31、第3パイロット弁33を設け、弁装置13の開閉
弁15の接続状態を変えた点であり、外は同じ構成であ
るから、同等部分を同一図面符号で示して説明を省略す
る。
【0016】過巻き防止装置を構成している部分は、前
記第2、第1、第3パイロット弁32、31、33と、
弁装置13と、リミットスイッチ23(図5参照)とで
ある。第2パイロット弁32は、ブームの伸縮切換弁2
の操作に連動するように設けてあり、伸縮切換弁2が中
立位置2aにあるとき連通状態である中立位置32aに
あり、切換位置2bになると遮断状態である切換位置3
2bとなり、切換位置2cになると連通状態である切換
位置32cとなる。第1パイロット弁31は、ウインチ
の巻き上げ巻き下げ切換弁3の操作に連動するように設
けてあり、ウインチ切換弁3が中立位置3aにあるとき
連通状態である中立位置31aにあり、切換位置3bに
なると連通状態である切換位置31bとなり、切換位置
3cになると遮断状態である切換位置31cとなる。第
3パイロット弁33は、ブームの起伏切換弁3に連動す
るように設けてあり、起伏切換弁4が中立位置4aにあ
るとき連通状態である中立位置33aにあり、切換位置
4bになると連通状態である切換位置33bとなり、切
換位置4cになると遮断状態である切換位置33cとな
る。
【0017】これら第2、第1、第3パイロット弁3
2、31、33は、弁装置13の差圧弁14のパイロッ
ト通路の下流側に接続するパイロット通路34に電磁開
閉弁15を介して順次直列に接続され、最後の第3パイ
ロット弁33がタンク通路11に接続している。弁装置
13の電磁開閉弁15はリミットスイッチ23の検出信
号により励磁されて閉弁状態から開弁状態に切り換わる
ようになっている。
【0018】このような過巻き防止装置を有する操作装
置30は、ウインチのワイヤが事実上巻き上げられるよ
うな操作、すなわち、切換弁2、3、4の操作によるブ
ームの伸長、ウインチの巻き上げ、ブームの起立を行う
と、これに連動して対応する第2、第1、第3パイロッ
ト弁32、31、33が連通状態となる切換位置32
c、31b、33bとなる。この切換弁2、3、4のい
ずれか一つの操作によってフック部22がブーム21の
先端部近くの所定位置に巻き上げられた状態になったと
すると、これをリミットスイッチ23が検出し、信号を
出力して電磁開閉弁15を開弁させる。その結果、パイ
ロット通路34がタンク通路11に連通するから、差圧
弁14のパイロット通路の下流側がタンク圧となり、差
圧弁14が開弁し、アンロード通路10がタンク通路1
1に接続し、各切換弁2、3、4、には圧油が供給され
なくなるから、先に切換弁を操作して圧油を供給されて
いたアクチュエータが動作を停止し、過巻きが防止され
る。なお、この状態で、ウインチのワイヤを巻き下げる
ような操作、すなわち、切換弁2、3、4の操作による
ブームの短縮、ウインチの巻き下げ、ブームの伏せを行
うと、これに連動する第2、第1、第3パイロット弁3
2、31、33が遮断状態となる切換位置32b、31
c、33cとなり、差圧弁14のパイロット通路の下流
側に圧力が発生し、差圧弁14が閉弁する。したがっ
て、アンロード通路10にも圧力が発生し、切換弁を操
作されたアクチュエータにも圧油が供給され、アクチュ
エータが速やかにウインチを巻き下げる方向に作動す
る。
【0019】本発明の第2実施形態を図2に示す。この
第2実施形態は第1実施形態に比べて、差圧弁14のパ
イロット通路の下流側に接続するパイロット通路34a
とタンク通路11との間に設けられる第2、第1、第3
パイロット弁32、31、33が、並列に設けられてい
る点と、その中立位置32n、31n、33nにおける
状態が遮断状態である点とが異なり、外は同じである。
図1と同等部分は同一図面符号で示して説明を省略す
る。
【0020】第2、第1、第3パイロット弁32、3
1、33が並列に設けられていることによって、そのい
ずれかが連通状態である切換位置32c、31b、33
bになっている時に、電磁開閉弁15が開弁状態になる
と、差圧弁14のパイロット通路の下流側がタンク通路
11に連通する。従って、このような過巻き防止装置を
有する操作装置30aは、ウインチのワイヤが事実上巻
き上げられるような操作、すなわち、切換弁2、3、4
の操作によるブームの伸長、ウインチの巻き上げ、ブー
ムの起立を行うと、これに連動して対応する第2、第
1、第3パイロット弁32、31、33が連通状態とな
る切換位置32c、31b、33bとなる。この切換弁
2、3、4のいずれか一つ又は複数の操作によってフッ
ク部22がブーム21の先端部近くの所定位置に巻き上
げられた状態になったとすると、これをリミットスイッ
チ23が検出し、信号を出力して電磁開閉弁15を開弁
させる。その結果、パイロット通路34aがタンク通路
11に連通するから、差圧弁14のパイロット通路の下
流側がタンク圧となり、差圧弁14が開弁し、アンロー
ド通路10がタンク通路11に接続し、各切換弁2、
3、4、には圧油が供給されなくなるから、先に切換弁
を操作して圧油を供給されていた全アクチュエータが動
作を停止し、過巻きが防止される。なお、この状態から
切換弁2、3、4をウインチが巻き下げられる方向に操
作された場合には、第1実施形態と同様に、各アクチュ
エータは速やかにウインチを巻き下げる方向に作動す
る。
【0021】本発明の第3実施形態を図3に示す。この
第3実施形態は第2実施形態に比べて、差圧弁14のパ
イロット圧を過巻き防止装置とは別にアクチュエータを
低圧動作させるように制御する低圧用リリーフ弁16及
び低圧切換電磁弁17を有するパイロット回路を除去
し、これに代えて、第1パイロット弁31の下流側に直
列に接続した第4パイロット弁36と、この第4パイロ
ット弁36に並列に接続した低圧用リリーフ弁37とを
設けてある点が相違する。第4パイロット弁36は、ア
ウトリガー24(図5を参照)の上下(伸縮)動作切換
弁6の操作に連動する構成のもので、中立位置6aに対
応する中立位置36aで連通状態であり、切換位置6b
に対応する切換位置36bで遮断状態であり、切換位置
6cに対応する切換位置36cで連通状態である。な
お、切換位置36bを連通状態、切換位置36cを遮断
状態としてもよい。図示のものでは切換弁6を切換位置
6bに操作することによって第4パイロット弁36が切
換位置36bの遮断状態となる。低圧用リリーフ弁37
は前記低圧用リリーフ弁16に相当するものである。
【0022】この構成のものでは、アウトリガー24が
上昇するように切換弁6が切換位置6bに操作されたと
き、第4パイロット弁36が遮断状態の切換位置36b
となり、第1パイロット弁31の下流のパイロット通路
35は低圧用リリーフ弁37を介してタンク通路11に
接続される。この状態でウインチ切換弁3を操作して切
換位置3bに切り換えて巻き上げ動作させたとき、フッ
ク部22がリミットスイッチに検出されると、電磁開閉
弁15が開弁するから、差圧弁14は低圧用リリーフ弁
37で設定された低圧にパイロット圧を制御され、全開
とはならないで、アンロード通路10に所定の低圧を発
生させる。従って、ウインチは停止しないで、低圧すな
わち弱い力で巻き上げ動作する。この動作は、トラック
クレーンにおいて、トラック走行のためにブームを所定
収納位置とし、ワイヤーを巻きあげてフック部22をブ
ーム先端部内に収容する作業、所謂フックイン作業に利
用する。フックインが終了したとき、ウインチ切換弁3
を中立位置3aに戻し、アウトリガー切換弁6を中立位
置6aに戻すと、フック部22がその位置に保持され
る。なお、このフックイン操作は、アウトリガー切換弁
6を中立位置6aとしておいて、ウインチ切換弁3を先
に切換位置3bとしてウインチを巻き上げ動作させ、過
巻き防止装置が働いてウインチの巻き上げが停止してか
ら、アウトリガー切換弁6を切換位置6bに操作しても
よい。
【0023】また、ウインチの過巻き防止装置は、アウ
トリガー切換弁6が切換位置6bのとき以外は、第4パ
イロット弁36が連通状態であるから、パイロット通路
35がタンク通路11に連通しており、第2実施形態の
ものと同様に動作する。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、ウインチ切換
弁の巻き上げ方向の切換操作の検出をウインチ切換弁に
連動するパイロット弁で行うようにしたから、断線や接
触不良による故障が生じないので、耐久性に優れたウイ
ンチの過巻き防止装置となる効果を奏する。請求項2に
記載の発明は、ブームの伸び動作、起こし動作をの切換
操作の検出をブーム切換弁、ブーム起伏切換弁の夫々に
設けたパイロット弁で行うようにしたから、断線や接触
不良による故障が生じないので、耐久性に優れたウイン
チの過巻き防止装置となる効果を奏する。請求項3に記
載の発明は、アウトリガー切換弁の伸縮いずれかの方向
への切り換操作によってウインチを低圧動作させること
ができるので、フックインを容易に行うことができる効
果を奏する。請求項4に記載の発明は、アンロード通路
の圧力解放源への連通を行う差圧弁の開弁をパイロット
通路に設けた開閉弁とパイロット弁の開弁によって行う
から、パイロット通路を小流量のものに、また開閉弁を
電磁弁としても小さいものにできる効果を奏する。請求
項5に記載の発明は、パイロット弁の直列配置により、
通路構成が容易となる効果を奏する。請求項6に記載の
発明は、パイロット弁の並列配置により、いずれの切換
弁が操作されても過巻き防止動作するようになる効果を
奏する。請求項7、請求項8に記載の発明は、パイロッ
ト弁が機械的に動作するので、確実な過巻き防止効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の過巻き防止装置を含む
トラッククレーンの操作装置の油圧回路図である。
【図2】本発明の第2実施形態の過巻き防止装置を含む
トラッククレーンの操作装置の油圧回路図である。
【図3】本発明の第3実施形態の過巻き防止装置を含む
トラッククレーンの操作装置の油圧回路図である。
【図4】従来の過巻き防止装置を含むトラッククレーン
の操作装置の油圧回路図である。
【図5】トラッククレーンの外観を示す概略正面図であ
る。
【図6】従来の過巻き検出手段のスイッチ回路を示す回
路図である。
【符号の説明】
2 伸縮切換弁(ブームの) 3 ウインチ切換弁(巻き上げ巻き下げ) 4 起伏切換弁(ブームの) 5 旋回方向切換弁(ブームの) 6 アウトリガー上下切換弁 7 アウトリガー上下切換弁 10 アンロード通路 11 タンク通路 12 リリーフ弁 13 弁装置 14 差圧弁 15 電磁開閉弁 16 低圧用リリーフ弁 17 低圧切換電磁弁 21 ブーム 22 フック部 23 リミットスイッチ 24 パイロット通路 25 パイロット通路 30 操作装置 30a 操作装置 30b 操作装置 31 第1パイロット弁 32 第2パイロット弁 33 第3パイロット弁 34 パイロット通路 35 パイロット通路 36 第4パイロット弁 37 低圧用リリーフ弁

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧で巻き上げ及び巻き下げ駆動される
    ウインチの過巻き防止装置であって、油圧源に接続され
    るアンロード通路と、該アンロード通路に接続され切換
    操作に応じて前記ウインチを巻き上げ及び巻き下げ動作
    させるべく前記ウインチに圧油を給排するウインチ切換
    弁と、前記アンロード通路の前記ウインチ切換弁の上流
    側を圧力解放源に接続する圧力解放通路と、前記ウイン
    チが所定位置まで巻き上げ動作したことを検出し信号を
    発する検出手段とを備えたウインチの過巻き防止装置に
    おいて、前記圧力解放通路には、ウインチ切換弁の操作
    に連動しこのウインチ切換弁のウインチを巻き上げ駆動
    する方向への切換操作に応じて開弁する第1パイロット
    弁と、前記検出手段からの信号と第1パイロット弁の開
    弁により開弁する弁装置とが設けられているウインチの
    過巻き防止装置。
  2. 【請求項2】 前記ウインチは、油圧にて伸縮及び起伏
    可能なブームに取り付けられ、前記アンロード通路には
    さらに、切換操作に応じて前記ブームを伸縮させるべく
    伸縮シリンダに圧油を給排する伸縮切換弁と、切換操作
    に応じて前記ブームを起伏させるべく起伏シリンダに圧
    油を給排する起伏切換弁とが接続され、前記圧力解放通
    路の前記弁装置にはさらに、前記伸縮切換弁に連動して
    前記ブームが伸びる方向に操作されたとき開弁する第2
    パイロット弁と、前記起伏切換弁に連動して前記ブーム
    が起こされる方向に操作されたとき開弁する第3パイロ
    ット弁とが設けられ、前記検出手段からの信号と少なく
    とも第1、第2、第3パイロット弁のいずれかの開弁と
    により前記弁装置が開弁する構成である請求項1記載の
    ウインチの過巻き防止装置。
  3. 【請求項3】 前記ブームは、油圧アウトリガーにより
    地面に対して固定可能なクレーン装置に取り付けられ、
    前記アンロード通路にはさらに、切換操作に応じて前記
    油圧アウトリガーを伸縮させるべく油圧アウトリガーに
    圧油を給排するアウトリガー切換弁が接続され、前記圧
    力解放通路には前記第1パイロット弁と直列に、前記ア
    ウトリガー切換弁の伸縮いずれか少なくとも一方の方向
    への操作に連動して閉弁する第4パイロット弁を接続す
    るとともに、この第4パイロット弁と並列に配置され前
    記圧力解放通路内の圧力を所定圧力まで低下させるリリ
    ーフ弁を設けてなる請求項1または請求項2記載のウイ
    ンチの過巻き防止装置。
  4. 【請求項4】 前記弁装置は、前記検出手段からの信号
    に応じて開弁する開閉弁と、この開閉弁の開弁による圧
    力解放に応じて開弁する差圧弁とから構成され、前記圧
    力解放通路は、前記アンロード通路を前記差圧弁を介し
    て前記圧力解放源に接続するタンク通路と、前記開閉弁
    と前記各パイロット弁とを介して前記圧力解放源に接続
    するパイロット通路とにより構成される請求項1、請求
    項2、または請求項3記載のウインチの過巻き防止装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2、第3パイロット弁が、
    直列に接続されてなる請求項2、請求項3または請求項
    4記載のウインチの過巻き防止装置。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2、第3パイロット弁が、
    夫々並列に接続されてなる請求項2、請求項3、または
    請求項4記載のウインチの過巻き防止装置。
  7. 【請求項7】 前記第1、第2、第3パイロット弁は、
    対応する各切換弁に機械的に連動する請求項1、または
    請求項2記載のウインチの過巻き防止装置。
  8. 【請求項8】 前記第1、第2、第3、第4パイロット
    弁は、対応する各切換弁に機械的に連動する請求項3、
    請求項4、または請求項5記載のウインチの過巻き防止
    装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002020082A (ja) * 2000-07-10 2002-01-23 Sanwa Seiki Co Ltd クレーンのフック格納装置およびフック格納時のサージ圧力防止方法
JP2007155109A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Kayaba Ind Co Ltd 産業機械用制御装置
JP2013227109A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd クレーンの警報音制御装置
JP2014156314A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Tadano Ltd 作業車のブームインターロック装置
JP2014156313A (ja) * 2013-02-15 2014-08-28 Tadano Ltd クレーン作業機の安全装置

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