JPH09255359A - 被膜形成用組成物 - Google Patents
被膜形成用組成物Info
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- JPH09255359A JPH09255359A JP7059996A JP7059996A JPH09255359A JP H09255359 A JPH09255359 A JP H09255359A JP 7059996 A JP7059996 A JP 7059996A JP 7059996 A JP7059996 A JP 7059996A JP H09255359 A JPH09255359 A JP H09255359A
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- composition
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- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】酸性雨への耐久性が優れるとともに、塩酸等で
容易に除去できる被膜形成用組成物を得る。 【解決手段】ガラス粉末50〜100%、着色耐熱性顔
料粉末0〜50重量%、非着色低膨張耐火物フィラー粉
末0〜50重量%からなり、前記ガラスの組成が、Si
O2 :3〜30%、B2 O3 :6〜45%、CaO+S
rO+BaO:38〜63%、Li2 O+Na2 O+K
2 O:4〜18%から実質的になる。
容易に除去できる被膜形成用組成物を得る。 【解決手段】ガラス粉末50〜100%、着色耐熱性顔
料粉末0〜50重量%、非着色低膨張耐火物フィラー粉
末0〜50重量%からなり、前記ガラスの組成が、Si
O2 :3〜30%、B2 O3 :6〜45%、CaO+S
rO+BaO:38〜63%、Li2 O+Na2 O+K
2 O:4〜18%から実質的になる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、実質的に鉛を含ま
ず耐硫酸性の高い被膜形成用組成物、特にそれを用いた
セラミックカラー用の組成物に関する。
ず耐硫酸性の高い被膜形成用組成物、特にそれを用いた
セラミックカラー用の組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、耐熱性基材にペースト化した
被膜形成用組成物を塗布し、焼成し焼き付けて被膜形成
し、装飾性に優れた材料を得る方法が知られている。
被膜形成用組成物を塗布し、焼成し焼き付けて被膜形成
し、装飾性に優れた材料を得る方法が知られている。
【0003】特に、自動車の窓ガラス周辺部にペースト
化したセラミックカラー組成物を、スクリーン印刷し乾
燥した後、曲げ加工のためのガラス板加熱工程にて焼き
付けた自動車用セラミックカラーペーストが普及してい
る。このセラミックカラーペーストはガラス板周辺部に
焼き付けることにより、着色不透明層を形成し、ウレタ
ンシーラントの紫外線による劣化防止または電熱線の端
子等が車外から透視できないようにする目的で用いられ
ている。
化したセラミックカラー組成物を、スクリーン印刷し乾
燥した後、曲げ加工のためのガラス板加熱工程にて焼き
付けた自動車用セラミックカラーペーストが普及してい
る。このセラミックカラーペーストはガラス板周辺部に
焼き付けることにより、着色不透明層を形成し、ウレタ
ンシーラントの紫外線による劣化防止または電熱線の端
子等が車外から透視できないようにする目的で用いられ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの用途の被膜形
成用組成物、特にソーダライムシリケートガラス等のガ
ラス板基材への焼き付けに用いられる組成物は、基材の
曲げ成形時や基材を物理強化する熱処理時に、同時に焼
き付けることが望ましいため、500〜700℃の温度
で焼き付けられる材料であることが望ましい。このよう
な用途には現在一般に鉛を主成分として含有する低融点
ガラスに種々の耐熱性着色顔料を混ぜたものが知られて
いる。しかし、これまで主として用いられてきた鉛を含
有する素材については、環境保護などの見地から代替物
の開発が望まれている。
成用組成物、特にソーダライムシリケートガラス等のガ
ラス板基材への焼き付けに用いられる組成物は、基材の
曲げ成形時や基材を物理強化する熱処理時に、同時に焼
き付けることが望ましいため、500〜700℃の温度
で焼き付けられる材料であることが望ましい。このよう
な用途には現在一般に鉛を主成分として含有する低融点
ガラスに種々の耐熱性着色顔料を混ぜたものが知られて
いる。しかし、これまで主として用いられてきた鉛を含
有する素材については、環境保護などの見地から代替物
の開発が望まれている。
【0005】また、最近は環境汚染による酸性雨の影響
が顕著になってきており、被膜形成用組成物を焼き付け
て被膜形成した材料を屋外で使用すると、この被膜が酸
性雨により浸食され、変色を起こすという問題が顕在化
しつつある。酸性雨の主成分は硫酸であることから、耐
硫酸性に優れた被膜形成用組成物が強く望まれている。
しかし、比較的耐硫酸性に優れた低融点ガラスとして
は、前述の鉛含有ガラスしか知られていない。
が顕著になってきており、被膜形成用組成物を焼き付け
て被膜形成した材料を屋外で使用すると、この被膜が酸
性雨により浸食され、変色を起こすという問題が顕在化
しつつある。酸性雨の主成分は硫酸であることから、耐
硫酸性に優れた被膜形成用組成物が強く望まれている。
しかし、比較的耐硫酸性に優れた低融点ガラスとして
は、前述の鉛含有ガラスしか知られていない。
【0006】一方、板ガラス特に自動車用ガラスは、使
用後にリサイクルされ再度ガラス板原料として用いられ
ることが検討されている。しかし、上記のように鉛含有
ガラスを含む被膜形成用組成物で被膜形成、装飾した板
ガラスは、この被膜を化学的処理により板ガラスと分離
することが困難であるため、リサイクルが困難である場
合が多い。
用後にリサイクルされ再度ガラス板原料として用いられ
ることが検討されている。しかし、上記のように鉛含有
ガラスを含む被膜形成用組成物で被膜形成、装飾した板
ガラスは、この被膜を化学的処理により板ガラスと分離
することが困難であるため、リサイクルが困難である場
合が多い。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は鉛を含有しな
い特定組成の低融点ガラスを使用することにより、耐硫
酸性に非常に優れるために屋外での耐久性に優れ、しか
も硝酸、塩酸には容易に溶解することによりガラス板の
リサイクルを行うのに容易な被膜形成用組成物を見いだ
した。
い特定組成の低融点ガラスを使用することにより、耐硫
酸性に非常に優れるために屋外での耐久性に優れ、しか
も硝酸、塩酸には容易に溶解することによりガラス板の
リサイクルを行うのに容易な被膜形成用組成物を見いだ
した。
【0008】すなわち、本発明は、基材上に塗布、焼成
することにより、被膜を形成するための組成物であっ
て、無機成分が実質的に、ガラス粉末50〜100重量
%、着色耐熱性顔料粉末0〜50重量%、非着色低膨張
耐火物フィラー粉末0〜50重量%からなり、前記ガラ
スの組成が、酸化物基準の重量%で、 SiO2 3〜30%、 B2 O3 6〜45%、 CaO+SrO+BaO 38〜63%、 Li2 O+Na2 O+K2 O 4〜18%、 から実質的になる被膜形成用組成物である。
することにより、被膜を形成するための組成物であっ
て、無機成分が実質的に、ガラス粉末50〜100重量
%、着色耐熱性顔料粉末0〜50重量%、非着色低膨張
耐火物フィラー粉末0〜50重量%からなり、前記ガラ
スの組成が、酸化物基準の重量%で、 SiO2 3〜30%、 B2 O3 6〜45%、 CaO+SrO+BaO 38〜63%、 Li2 O+Na2 O+K2 O 4〜18%、 から実質的になる被膜形成用組成物である。
【0009】本発明の被膜形成用組成物は、500〜7
00℃の焼成で基材と強固に結合され、通常の窓等に使
用されるガラス板、すなわち、SiO2 :68〜74重
量%、Al2 O3 :0.5〜2重量%、CaO:7〜1
2重量%、MgO:2〜5重量%、Na2 O:9〜15
重量%の組成を有するソーダライムシリケートガラス板
に焼き付けられるのに特に適する。
00℃の焼成で基材と強固に結合され、通常の窓等に使
用されるガラス板、すなわち、SiO2 :68〜74重
量%、Al2 O3 :0.5〜2重量%、CaO:7〜1
2重量%、MgO:2〜5重量%、Na2 O:9〜15
重量%の組成を有するソーダライムシリケートガラス板
に焼き付けられるのに特に適する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の被膜形成用組成物に用い
るガラスは、その組成が、酸化物基準の重量%で実質的
に、SiO2 :3〜30%、B2 O3 :6〜45%、C
aO+SrO+BaO:38〜63%、Li2 O+Na
2 O+K2 O:4〜18%の範囲のものである。
るガラスは、その組成が、酸化物基準の重量%で実質的
に、SiO2 :3〜30%、B2 O3 :6〜45%、C
aO+SrO+BaO:38〜63%、Li2 O+Na
2 O+K2 O:4〜18%の範囲のものである。
【0011】SiO2 の含有量が3重量%(以下、単に
%という)に満たないとガラスの耐水性が低下し、30
%を超えると耐硫酸性が低下する。好ましくは、上記範
囲中6〜26%である。
%という)に満たないとガラスの耐水性が低下し、30
%を超えると耐硫酸性が低下する。好ましくは、上記範
囲中6〜26%である。
【0012】B2 O3 の含有量が6%に満たないとガラ
ス化が困難になり、45%を超えるとガラス耐水性や耐
硫酸性が低下する。好ましくは、上記範囲中8〜38%
である。
ス化が困難になり、45%を超えるとガラス耐水性や耐
硫酸性が低下する。好ましくは、上記範囲中8〜38%
である。
【0013】CaO、SrO、BaOは、非常に高い耐
硫酸性を得るために、このうちの少なくとも1種の成分
が必須である。CaO、SrO、BaOの含有量が、合
量で、38%に満たないと耐硫酸性が低下する。63重
量%を超えると安定にガラスが製造できないおそれがあ
る。好ましくは、合量で、上記範囲中39〜56%であ
る。
硫酸性を得るために、このうちの少なくとも1種の成分
が必須である。CaO、SrO、BaOの含有量が、合
量で、38%に満たないと耐硫酸性が低下する。63重
量%を超えると安定にガラスが製造できないおそれがあ
る。好ましくは、合量で、上記範囲中39〜56%であ
る。
【0014】また、焼成後の被膜に光沢を出すために
は、CaO、SrO、BaOのうち2種以上を併用する
ことが好ましく、艶消し状にするためにはCaO、Sr
O、BaOのどれか1成分を単独で用いることが好まし
い。
は、CaO、SrO、BaOのうち2種以上を併用する
ことが好ましく、艶消し状にするためにはCaO、Sr
O、BaOのどれか1成分を単独で用いることが好まし
い。
【0015】Li2 O、Na2 O、K2 Oの含有量が、
合量で、4%に満たないとガラスの軟化温度が高くなっ
て、500〜700℃で焼き付けにくくなり、18%を
超えるとガラスの耐水性が低下するおそれがある。これ
ら成分は、耐水性を向上するために、2種以上併用する
ことが好ましい。より好ましくは、合量で、上記範囲中
5〜14%である。
合量で、4%に満たないとガラスの軟化温度が高くなっ
て、500〜700℃で焼き付けにくくなり、18%を
超えるとガラスの耐水性が低下するおそれがある。これ
ら成分は、耐水性を向上するために、2種以上併用する
ことが好ましい。より好ましくは、合量で、上記範囲中
5〜14%である。
【0016】このガラスには上記成分の他に、Al2 O
3 、La2 O3 、TiO2 、ZrO2 、SnO2 、Mg
O、ZnO、Bi2 O3 、P2 O5 、CeO2 等の成分
を焼結温度、耐水性や熱膨張係数等の調整に、ガラスの
均質性を損なわない範囲で適宜含有させうる。
3 、La2 O3 、TiO2 、ZrO2 、SnO2 、Mg
O、ZnO、Bi2 O3 、P2 O5 、CeO2 等の成分
を焼結温度、耐水性や熱膨張係数等の調整に、ガラスの
均質性を損なわない範囲で適宜含有させうる。
【0017】また、このガラスには鉛を実質的に含有し
ないので、環境汚染の防止やリサイクルなどの観点でも
有利である。
ないので、環境汚染の防止やリサイクルなどの観点でも
有利である。
【0018】本発明の被膜形成用組成物では、以上説明
したような組成のガラスの粉末を必須成分とする。ガラ
ス粉末が、本発明の被膜形成用組成物の無機成分中で、
50%未満では500〜700℃でガラス板に組成物を
焼き付けることが難しくなるおそれがある。
したような組成のガラスの粉末を必須成分とする。ガラ
ス粉末が、本発明の被膜形成用組成物の無機成分中で、
50%未満では500〜700℃でガラス板に組成物を
焼き付けることが難しくなるおそれがある。
【0019】本発明の被膜形成用組成物において、着色
耐熱性顔料粉末は必須ではないが、装飾用として用いる
場合などの着色用に使用できる。ただし、50重量%を
超えるとガラスの量が少なくなりすぎ、500〜700
℃の温度で基材に焼き付けることが難しくなる。かかる
着色耐熱性顔料としては、焼き付け温度の500〜70
0℃の耐熱性を有していれば特に制限はなく、目的の色
調に応じて適宜選択される。たとえば、目的の色調が黒
色の場合、鉄マンガンの酸化物を主体とするもの、銅ク
ロムの酸化物を主体とするもの、コバルトクロムの酸化
物を主体とするものなどが選ばれる。
耐熱性顔料粉末は必須ではないが、装飾用として用いる
場合などの着色用に使用できる。ただし、50重量%を
超えるとガラスの量が少なくなりすぎ、500〜700
℃の温度で基材に焼き付けることが難しくなる。かかる
着色耐熱性顔料としては、焼き付け温度の500〜70
0℃の耐熱性を有していれば特に制限はなく、目的の色
調に応じて適宜選択される。たとえば、目的の色調が黒
色の場合、鉄マンガンの酸化物を主体とするもの、銅ク
ロムの酸化物を主体とするもの、コバルトクロムの酸化
物を主体とするものなどが選ばれる。
【0020】非着色低膨張耐火物フィラー粉末も、必須
ではないが、含有することにより、熱膨張係数の制御や
焼き付けた基材の強度低下の抑制を行うことができる。
ただし、その含有量が被膜形成用組成物中で50%を超
えるとガラス分が少なくなりすぎ、500〜700℃の
焼成温度で基材に焼き付けることが難しくなる。低膨張
耐火物フィラーとは、その室温〜350℃の熱膨張係数
が70×10-7/℃以下のものであり、具体的には、α
−アルミナ、ジルコン、コ−ディエライト、チタン酸ア
ルミニウム、ムライト、シリカ、β−ユークリプタイ
ト、β−スポジュメンおよびβ−石英固溶体が例示され
る。これらのうちの1種を単独で使用してもよく、また
は2種以上を併用してもよい。
ではないが、含有することにより、熱膨張係数の制御や
焼き付けた基材の強度低下の抑制を行うことができる。
ただし、その含有量が被膜形成用組成物中で50%を超
えるとガラス分が少なくなりすぎ、500〜700℃の
焼成温度で基材に焼き付けることが難しくなる。低膨張
耐火物フィラーとは、その室温〜350℃の熱膨張係数
が70×10-7/℃以下のものであり、具体的には、α
−アルミナ、ジルコン、コ−ディエライト、チタン酸ア
ルミニウム、ムライト、シリカ、β−ユークリプタイ
ト、β−スポジュメンおよびβ−石英固溶体が例示され
る。これらのうちの1種を単独で使用してもよく、また
は2種以上を併用してもよい。
【0021】なお、前記着色耐熱性顔料の室温〜350
℃の線膨張係数が70×10-7/℃以下であれば、その
着色耐熱性顔料も低膨張耐火物フィラーの役割を同時に
果たすことができる。
℃の線膨張係数が70×10-7/℃以下であれば、その
着色耐熱性顔料も低膨張耐火物フィラーの役割を同時に
果たすことができる。
【0022】本発明の被膜形成用組成物は、500〜7
00℃の焼成温度で基材に焼き付けることができ、これ
により形成された被膜は、耐硫酸性が高く、一方で、塩
酸に易溶である。
00℃の焼成温度で基材に焼き付けることができ、これ
により形成された被膜は、耐硫酸性が高く、一方で、塩
酸に易溶である。
【0023】本発明の被膜形成用組成物を、特に、車両
の窓ガラスの周縁部にセラミックカラー被膜として形成
して用いる場合、使用するガラス粉末は、前述の組成範
囲のものを使用できる。ただし、ガラスの曲げ成形を被
膜の焼成と同時に行う場合には、CaO、SrO、Ba
Oはいずれか1成分を単独で用いることが好ましい。こ
うすると、曲げ成形時の型との付着性が低く、曲げ成形
の生産性を高めうる。
の窓ガラスの周縁部にセラミックカラー被膜として形成
して用いる場合、使用するガラス粉末は、前述の組成範
囲のものを使用できる。ただし、ガラスの曲げ成形を被
膜の焼成と同時に行う場合には、CaO、SrO、Ba
Oはいずれか1成分を単独で用いることが好ましい。こ
うすると、曲げ成形時の型との付着性が低く、曲げ成形
の生産性を高めうる。
【0024】セラミックカラー被膜用途の被膜形成用組
成物としては、無機成分が実質的に、ガラス粉末65〜
95%、着色耐熱性顔料粉末5〜35%、非着色低膨張
耐火物フィラー粉末0〜35%からなるようにすること
が好ましい。
成物としては、無機成分が実質的に、ガラス粉末65〜
95%、着色耐熱性顔料粉末5〜35%、非着色低膨張
耐火物フィラー粉末0〜35%からなるようにすること
が好ましい。
【0025】この場合、窓ガラスのウレタンシーラント
の劣化を防止するために透過光を遮蔽する必要があり、
着色耐熱性顔料粉末が必須となる。この着色耐熱性顔料
の含有量が組成物の無機成分中5%未満では所望の濃さ
が得られない。また、ガラス粉末は、500〜700℃
の温度で被膜形成用組成物を基材に強固に焼き付けるた
め、組成物中の無機成分の65%以上を占めることが好
ましい。
の劣化を防止するために透過光を遮蔽する必要があり、
着色耐熱性顔料粉末が必須となる。この着色耐熱性顔料
の含有量が組成物の無機成分中5%未満では所望の濃さ
が得られない。また、ガラス粉末は、500〜700℃
の温度で被膜形成用組成物を基材に強固に焼き付けるた
め、組成物中の無機成分の65%以上を占めることが好
ましい。
【0026】また、非着色低膨張耐火物フィラー粉末に
ついては、必須ではないが、5%以上含有すると、基材
の強度を向上させうるので好ましい。
ついては、必須ではないが、5%以上含有すると、基材
の強度を向上させうるので好ましい。
【0027】上記観点により、充分なセラミックカラー
被膜強度、基材強度、着色の程度を得るためには、被膜
形成用組成物の無機成分が実質的に、ガラス粉末65〜
88%、着色耐熱性顔料粉末7〜30%、非着色低膨張
耐火物フィラー粉末5〜28%からなるようにすること
が特に好ましい。
被膜強度、基材強度、着色の程度を得るためには、被膜
形成用組成物の無機成分が実質的に、ガラス粉末65〜
88%、着色耐熱性顔料粉末7〜30%、非着色低膨張
耐火物フィラー粉末5〜28%からなるようにすること
が特に好ましい。
【0028】なお、セラミックカラー被膜形成用では、
本発明の被膜形成用組成物全量中に0〜10重量%の範
囲で金属またはホウ化物、ケイ化物を、着色剤またはガ
ラス曲げ型に対する離型材の目的で導入してもよい。1
0重量%を超えるとガラス板を曲げ加工する温度でガラ
ス板に焼き付けることが難しくなるおそれがある。こう
した金属、ホウ化物またはケイ化物を構成する金属とし
ては、Ni、Sn、Ti、Mn、Fe、Cu、Ag、L
a、Zr、Co、Mo、Cr、Ceが例示される。
本発明の被膜形成用組成物全量中に0〜10重量%の範
囲で金属またはホウ化物、ケイ化物を、着色剤またはガ
ラス曲げ型に対する離型材の目的で導入してもよい。1
0重量%を超えるとガラス板を曲げ加工する温度でガラ
ス板に焼き付けることが難しくなるおそれがある。こう
した金属、ホウ化物またはケイ化物を構成する金属とし
ては、Ni、Sn、Ti、Mn、Fe、Cu、Ag、L
a、Zr、Co、Mo、Cr、Ceが例示される。
【0029】本発明の被膜形成用組成物について、各材
料の粉末の重量平均径については特に限定はないが、ス
クリーン印刷で塗布する場合には、0.1〜10μmの
範囲にすることが好ましい。重量平均径が0.1μmよ
り小さいものは実質的に生産性が悪く、高価となるた
め、一方、10μmより大きいと、ペーストの印刷性が
悪くなるのでいずれもスクリーン印刷には適さない。望
ましくは1〜6μmである。
料の粉末の重量平均径については特に限定はないが、ス
クリーン印刷で塗布する場合には、0.1〜10μmの
範囲にすることが好ましい。重量平均径が0.1μmよ
り小さいものは実質的に生産性が悪く、高価となるた
め、一方、10μmより大きいと、ペーストの印刷性が
悪くなるのでいずれもスクリーン印刷には適さない。望
ましくは1〜6μmである。
【0030】本発明の被膜形成用組成物を基材に塗布す
るためには、通常、上記被膜形成用組成物の無機成分に
有機ビヒクルを含有させペースト化する。有機ビヒクル
としては、通常使用されるエチルセルロース、アクリル
樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂またはブチラール
樹脂等の高分子をα−テルピネオール、ブチルカルビト
ールアセテート、フタル酸エステル等の溶媒に溶解させ
たものが使用される。
るためには、通常、上記被膜形成用組成物の無機成分に
有機ビヒクルを含有させペースト化する。有機ビヒクル
としては、通常使用されるエチルセルロース、アクリル
樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂またはブチラール
樹脂等の高分子をα−テルピネオール、ブチルカルビト
ールアセテート、フタル酸エステル等の溶媒に溶解させ
たものが使用される。
【0031】次いで、ペースト化した被膜形成用組成物
を所定の基材の所望部位にスクリーン印刷等の塗布手段
により塗布する。基材としては、500〜700℃の耐
熱性を有するものであれば特に限定されず、通常のセラ
ミック、ガラス、金属に使用できるが、この焼成温度で
曲げ加工や物理強化を行うソーダライムシリケート系の
板ガラスに使用するのが経済的で特に適する。
を所定の基材の所望部位にスクリーン印刷等の塗布手段
により塗布する。基材としては、500〜700℃の耐
熱性を有するものであれば特に限定されず、通常のセラ
ミック、ガラス、金属に使用できるが、この焼成温度で
曲げ加工や物理強化を行うソーダライムシリケート系の
板ガラスに使用するのが経済的で特に適する。
【0032】次いで、かかるペーストを塗布した基材
は、乾燥され、次いで加熱炉に搬入され加熱される。こ
の温度域は500〜700℃であり、この温度で被膜形
成用組成物の無機成分が基材に融着する。
は、乾燥され、次いで加熱炉に搬入され加熱される。こ
の温度域は500〜700℃であり、この温度で被膜形
成用組成物の無機成分が基材に融着する。
【0033】自動車用ガラスのセラミックカラー被膜形
成に本発明の被膜形成用組成物が用いられる場合、ペー
ストが塗布されたガラス板は、500〜700℃の温度
に保持され、被膜形成用組成物の無機成分がガラス板に
焼き付けられ、ガラス板は常法により炉内に設けられた
プレス装置または真空吸着成形装置等の成形装置により
曲げ加工される。この際プレス装置、真空吸着成形装置
等の型は、通常ガラス繊維の布で覆われたステンレス鋼
が使用され、ガラス板はこの布を介して圧接される。
成に本発明の被膜形成用組成物が用いられる場合、ペー
ストが塗布されたガラス板は、500〜700℃の温度
に保持され、被膜形成用組成物の無機成分がガラス板に
焼き付けられ、ガラス板は常法により炉内に設けられた
プレス装置または真空吸着成形装置等の成形装置により
曲げ加工される。この際プレス装置、真空吸着成形装置
等の型は、通常ガラス繊維の布で覆われたステンレス鋼
が使用され、ガラス板はこの布を介して圧接される。
【0034】
【作用】本発明の被膜形成用組成物で用いるガラスは、
塩酸や硝酸への耐久性が低いにもかかわらず、硫酸に対
しては非常に耐久性が高いふるまいをする。この理由
は、このガラスが硫酸と接するとガラス表面に難溶性の
硫酸カルシウム、硫酸ストロンチウム、硫酸バリウムが
析出し、硫酸のガラスへの浸食を妨害するためと推測さ
れる。
塩酸や硝酸への耐久性が低いにもかかわらず、硫酸に対
しては非常に耐久性が高いふるまいをする。この理由
は、このガラスが硫酸と接するとガラス表面に難溶性の
硫酸カルシウム、硫酸ストロンチウム、硫酸バリウムが
析出し、硫酸のガラスへの浸食を妨害するためと推測さ
れる。
【0035】
【実施例】表1に示すガラス組成(単位:重量%)とな
るように原料を調合・混合し、1200〜1500℃の
温度にて溶融しガラス化しガラスを得た。次いでこのガ
ラスを、ボールミルで粉砕し重量平均径約2.5μmの
ガラス粉末とした。次いで、このガラス粉末、耐熱性顔
料粉末(銅クロム系黒顔料)、および耐火物フィラー
(コージェライト)粉末を表1のペースト組成欄に示す
重量比率で混合した。なお、例6は従来の鉛含有ガラス
からなる組成物であり、比較例である。
るように原料を調合・混合し、1200〜1500℃の
温度にて溶融しガラス化しガラスを得た。次いでこのガ
ラスを、ボールミルで粉砕し重量平均径約2.5μmの
ガラス粉末とした。次いで、このガラス粉末、耐熱性顔
料粉末(銅クロム系黒顔料)、および耐火物フィラー
(コージェライト)粉末を表1のペースト組成欄に示す
重量比率で混合した。なお、例6は従来の鉛含有ガラス
からなる組成物であり、比較例である。
【0036】次いで、この混合粉末80重量部に対し、
10重量%のエチルセルロースを溶解したα−テルピネ
オール溶液20重量部の割合で加えて混練し、3本ロー
ルミルにより均質分散を行い、所望のペースト粘度に調
整した。こうして得られたペーストを、ソーダライムシ
リケートガラス板(厚さ3.5mm、10cm角)の全
面にスクリーン印刷した後、乾燥した。
10重量%のエチルセルロースを溶解したα−テルピネ
オール溶液20重量部の割合で加えて混練し、3本ロー
ルミルにより均質分散を行い、所望のペースト粘度に調
整した。こうして得られたペーストを、ソーダライムシ
リケートガラス板(厚さ3.5mm、10cm角)の全
面にスクリーン印刷した後、乾燥した。
【0037】このガラス板を650℃に加熱し、焼成し
た後、常温に冷却し、試料を作製した。
た後、常温に冷却し、試料を作製した。
【0038】この被膜を焼き付けたガラス板のガラス側
から見た色調、塗布面側から見た外観について、この板
ガラスを0.1N硫酸水溶液に24時間浸漬して、その
前後の変化を目視で観察した。例1〜5の組成物につい
ては、外観や色調変化は全く見られなかったが、例6の
組成物については、やや変色が見られた。
から見た色調、塗布面側から見た外観について、この板
ガラスを0.1N硫酸水溶液に24時間浸漬して、その
前後の変化を目視で観察した。例1〜5の組成物につい
ては、外観や色調変化は全く見られなかったが、例6の
組成物については、やや変色が見られた。
【0039】また、これらの板ガラスを0.1N塩酸水
溶液に4時間浸漬したところ、例1〜例5の組成物につ
いては、被膜を軽くふき取ることができたが、例6につ
いては、ふき取ることができず、被膜の外観も、塩酸水
溶液に浸漬する前と変化が見られなかった。
溶液に4時間浸漬したところ、例1〜例5の組成物につ
いては、被膜を軽くふき取ることができたが、例6につ
いては、ふき取ることができず、被膜の外観も、塩酸水
溶液に浸漬する前と変化が見られなかった。
【0040】表1から明かなように、本発明によるセラ
ミックカラー組成物は鉛を含有せず、耐硫酸性にきわめ
て優れ、さらに塩酸等で容易に除去できる。
ミックカラー組成物は鉛を含有せず、耐硫酸性にきわめ
て優れ、さらに塩酸等で容易に除去できる。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明の被膜形成用組成物は、鉛を実質
的に含有せず、酸性雨への耐久性が優れるとともに、塩
酸等で容易に除去でき基材のリサイクルに有効である。
的に含有せず、酸性雨への耐久性が優れるとともに、塩
酸等で容易に除去でき基材のリサイクルに有効である。
Claims (2)
- 【請求項1】基材上に塗布、焼成することにより、被膜
を形成するための組成物であって、無機成分が実質的
に、ガラス粉末50〜100重量%、着色耐熱性顔料粉
末0〜50重量%、非着色低膨張耐火物フィラー粉末0
〜50重量%からなり、前記ガラスの組成が、酸化物基
準の重量%で、 SiO2 3〜30%、 B2 O3 6〜45%、 CaO+SrO+BaO 38〜63%、 Li2 O+Na2 O+K2 O 4〜18%、 から実質的になる被膜形成用組成物。 - 【請求項2】無機成分が実質的に、ガラス粉末65〜9
5重量%、着色耐熱性顔料粉末5〜35重量%、非着色
低膨張耐火物フィラー粉末0〜35重量%からなるセラ
ミックカラー用の請求項1の被膜形成用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059996A JPH09255359A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 被膜形成用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7059996A JPH09255359A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 被膜形成用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09255359A true JPH09255359A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13436201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7059996A Pending JPH09255359A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 被膜形成用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09255359A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001058849A (ja) * | 1999-06-09 | 2001-03-06 | Asahi Glass Co Ltd | バリウムホウケイ酸ガラスおよびガラスセラミックス組成物 |
| WO2015108013A1 (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 日本電気硝子株式会社 | 複合粉末及び複合粉末ペースト |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP7059996A patent/JPH09255359A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001058849A (ja) * | 1999-06-09 | 2001-03-06 | Asahi Glass Co Ltd | バリウムホウケイ酸ガラスおよびガラスセラミックス組成物 |
| WO2015108013A1 (ja) * | 2014-01-14 | 2015-07-23 | 日本電気硝子株式会社 | 複合粉末及び複合粉末ペースト |
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