JPH09255864A - ポリカーボネート組成物 - Google Patents
ポリカーボネート組成物Info
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- JPH09255864A JPH09255864A JP6570596A JP6570596A JPH09255864A JP H09255864 A JPH09255864 A JP H09255864A JP 6570596 A JP6570596 A JP 6570596A JP 6570596 A JP6570596 A JP 6570596A JP H09255864 A JPH09255864 A JP H09255864A
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- resin
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- polycarbonate resin
- silicone oil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリカーボネート樹脂の材料強度が低下する
ことなく、長期に渡って高い摺動性を有する組成物とす
る。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂100重量部に、
流動粘度が100,000cSt以上あるいは平均分子
量が60,000以上である高粘度ジメチルシリコーン
オイル0.5〜3.0重量部と、ポリオレフィン樹脂、
ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−スチレン樹脂、
アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂の中から
選択される少なくとも1種類の熱可塑性樹脂0.5〜
3.0重量部とを添加する。本来相溶しないポリカーボ
ネート樹脂とジメチルシリコーンオイルをポリマーアロ
イ状態にすることが可能になり、材料強度を犠牲にする
ことなく、高い摺動性を長期に渡って維持できるポリカ
ーボネート組成物となる。
ことなく、長期に渡って高い摺動性を有する組成物とす
る。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂100重量部に、
流動粘度が100,000cSt以上あるいは平均分子
量が60,000以上である高粘度ジメチルシリコーン
オイル0.5〜3.0重量部と、ポリオレフィン樹脂、
ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−スチレン樹脂、
アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂の中から
選択される少なくとも1種類の熱可塑性樹脂0.5〜
3.0重量部とを添加する。本来相溶しないポリカーボ
ネート樹脂とジメチルシリコーンオイルをポリマーアロ
イ状態にすることが可能になり、材料強度を犠牲にする
ことなく、高い摺動性を長期に渡って維持できるポリカ
ーボネート組成物となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基本的に高い材料
強度を必要とすると共に、さらに高い摺動性が要求され
る樹脂成形部材に適用されるポリカーボネート組成物に
関する。
強度を必要とすると共に、さらに高い摺動性が要求され
る樹脂成形部材に適用されるポリカーボネート組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネート樹脂はエンジニアプラ
スチックの中でも広い温度範囲で機械的特性、耐衝撃
性、電気的特性が優れていることから、自動車、カメ
ラ、OA機器の構造用材料として広範に利用されてい
る。ところが、ポリカーボネート樹脂は本来摩擦抵抗が
大きい、または摺動性が低いという欠点を有している。
スチックの中でも広い温度範囲で機械的特性、耐衝撃
性、電気的特性が優れていることから、自動車、カメ
ラ、OA機器の構造用材料として広範に利用されてい
る。ところが、ポリカーボネート樹脂は本来摩擦抵抗が
大きい、または摺動性が低いという欠点を有している。
【0003】このようなことから必要な摺動性を確保す
るために、刊行物『ポリカーボネート樹脂ハンドブック
(本間精一 著 日刊工業新聞社 発行』や、特開昭
63−213555号公報、特開平2−18444号公
報、特開平4−136065号公報では、ポリカーボネ
ート樹脂にフッ素樹脂粒子、変性シリコーンゴムまたは
ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリエス
テルカーボネート等の熱可塑性樹脂を添加している。
又、上述した刊行物には、ポリカーボネート樹脂にジメ
チル/フェニルエーテル/エポキシ変性などのシリコー
ンオイルを添加することが記載されている。
るために、刊行物『ポリカーボネート樹脂ハンドブック
(本間精一 著 日刊工業新聞社 発行』や、特開昭
63−213555号公報、特開平2−18444号公
報、特開平4−136065号公報では、ポリカーボネ
ート樹脂にフッ素樹脂粒子、変性シリコーンゴムまたは
ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリエス
テルカーボネート等の熱可塑性樹脂を添加している。
又、上述した刊行物には、ポリカーボネート樹脂にジメ
チル/フェニルエーテル/エポキシ変性などのシリコー
ンオイルを添加することが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらポリカー
ボネート樹脂にフッ素樹脂粒子を添加すると、成形時に
極微量のフッ素樹脂分解ガスが生じて成形金型及び成形
機を著しく腐食しており、ポリオレフィン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリエステルカーボネート等のの熱
可塑性樹脂を添加する場合は、摺動性の向上効果が不充
分である等の問題点を有している。
ボネート樹脂にフッ素樹脂粒子を添加すると、成形時に
極微量のフッ素樹脂分解ガスが生じて成形金型及び成形
機を著しく腐食しており、ポリオレフィン、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリエステルカーボネート等のの熱
可塑性樹脂を添加する場合は、摺動性の向上効果が不充
分である等の問題点を有している。
【0005】これに対してポリカーボネート樹脂にジメ
チル/フェニルエーテル/エポキシ変性などのシリコー
ンオイルを添加することで低摩擦抵抗および高い摺動性
を達成することは可能であるが、オイルシリコーンとポ
リカーボネート樹脂との相溶性が低いため、シリコーン
オイルとポリカーボネート樹脂とが相分離を起こす。こ
のようにポリカーボネート樹脂とシリコーンオイルとが
相分離すると、表面におけるシリコーンオイルの存在し
ない部分で摩擦抵抗が低下せず、摩擦抵抗の小さい表面
と摩擦抵抗の大きい表面とが生じる。これにより対応し
た摺動部材との間で摺動時に片滑りが生じて実用的な高
い摺動性が得られない。又、成形された部材の表面で
は、シリコーンオイルが相分離することに起因して光沢
なども部分的な差が生じ、外観上の問題となっている。
チル/フェニルエーテル/エポキシ変性などのシリコー
ンオイルを添加することで低摩擦抵抗および高い摺動性
を達成することは可能であるが、オイルシリコーンとポ
リカーボネート樹脂との相溶性が低いため、シリコーン
オイルとポリカーボネート樹脂とが相分離を起こす。こ
のようにポリカーボネート樹脂とシリコーンオイルとが
相分離すると、表面におけるシリコーンオイルの存在し
ない部分で摩擦抵抗が低下せず、摩擦抵抗の小さい表面
と摩擦抵抗の大きい表面とが生じる。これにより対応し
た摺動部材との間で摺動時に片滑りが生じて実用的な高
い摺動性が得られない。又、成形された部材の表面で
は、シリコーンオイルが相分離することに起因して光沢
なども部分的な差が生じ、外観上の問題となっている。
【0006】さらに、一般的にはシリコーンオイルがポ
リカーボネート樹脂の表面に移行し易いこともあって、
経時的には部材表面からシリコーンオイルが飛散および
揮散する。これにより摺動性向上効果が消失する、ある
いは対応した摺動部材を汚損する問題を有している。加
えて、材料強度の低いシリコーンオイルを添加する場合
には、材料強度の低下が著しい等の問題点が発生する。
リカーボネート樹脂の表面に移行し易いこともあって、
経時的には部材表面からシリコーンオイルが飛散および
揮散する。これにより摺動性向上効果が消失する、ある
いは対応した摺動部材を汚損する問題を有している。加
えて、材料強度の低いシリコーンオイルを添加する場合
には、材料強度の低下が著しい等の問題点が発生する。
【0007】本発明はこのような従来の問題点が発生す
ることなく、高い摺動性が付与されたポリカーボネート
組成物を提供することを目的とする。
ることなく、高い摺動性が付与されたポリカーボネート
組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のポリカーボネー
ト組成物は、流動粘度が100,000cSt以上また
は平均分子量が60,000以上である高粘度ジメチル
シリコーンオイル0.5〜3.0重量部と、ポリオレフ
ィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−スチ
レン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹
脂の中から選択された少なくとも1種の熱可塑性樹脂
0.5〜3.0重量部とが、ポリカーボネート樹脂10
0重量部に添加されていることを特徴とする。
ト組成物は、流動粘度が100,000cSt以上また
は平均分子量が60,000以上である高粘度ジメチル
シリコーンオイル0.5〜3.0重量部と、ポリオレフ
ィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−スチ
レン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹
脂の中から選択された少なくとも1種の熱可塑性樹脂
0.5〜3.0重量部とが、ポリカーボネート樹脂10
0重量部に添加されていることを特徴とする。
【0009】ポリカーボネート樹脂は化1に示すような
ブロックを有する重合体またはブロック共重合体の樹脂
材料であり、必要に応じてカーボンフィラー、ガラスフ
ィラー、ガラスビーズおよびガラスフレーク等の充填
材、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
カーボンブラック、着色剤、可塑剤或いは弾性を有する
熱可塑性樹脂材料が含有されている。なお化1におい
て、R1 及びR2 はそれぞれ水素又は炭素数1〜4のア
ルキル基を示し、R3 は水素、ハロゲン又は炭素数1〜
20のアルキル基またはアリール基を示し、nは自然数
を示す。
ブロックを有する重合体またはブロック共重合体の樹脂
材料であり、必要に応じてカーボンフィラー、ガラスフ
ィラー、ガラスビーズおよびガラスフレーク等の充填
材、酸化防止剤、難燃剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、
カーボンブラック、着色剤、可塑剤或いは弾性を有する
熱可塑性樹脂材料が含有されている。なお化1におい
て、R1 及びR2 はそれぞれ水素又は炭素数1〜4のア
ルキル基を示し、R3 は水素、ハロゲン又は炭素数1〜
20のアルキル基またはアリール基を示し、nは自然数
を示す。
【0010】
【化1】
【0011】本発明に使用される高粘度ジメチルシリコ
ーンオイルとは、ジメチルシリコーンオイルに分類され
る有機珪素系化合物であり、その中でも上述したよう
に、流動粘度が100,000cSt以上または平均分
子量が60,000以上のものである。
ーンオイルとは、ジメチルシリコーンオイルに分類され
る有機珪素系化合物であり、その中でも上述したよう
に、流動粘度が100,000cSt以上または平均分
子量が60,000以上のものである。
【0012】ジメチルシリコーンオイルは化2に示され
るブロックを有する有機珪素系化合物の内で、常温で流
動性を有するものである。化2において、nは自然数を
示す。
るブロックを有する有機珪素系化合物の内で、常温で流
動性を有するものである。化2において、nは自然数を
示す。
【0013】
【化2】
【0014】熱可塑性樹脂の内、ポリオレフィン樹脂は
化3で表されるブロックを有するポリエチレン樹脂とポ
リプロピレン樹脂またはポリイソブチレン樹脂などの単
重合体又は共重合体である。化3において、R1 及びR
2 はそれぞれ水素又はメチル基を示し、nは自然数を示
す。
化3で表されるブロックを有するポリエチレン樹脂とポ
リプロピレン樹脂またはポリイソブチレン樹脂などの単
重合体又は共重合体である。化3において、R1 及びR
2 はそれぞれ水素又はメチル基を示し、nは自然数を示
す。
【0015】
【化3】
【0016】熱可塑性樹脂の内、ポリスチレン樹脂は化
4で表されるブロックを有する単重合体又は共重合体で
ある。化4において、nは自然数を示す。
4で表されるブロックを有する単重合体又は共重合体で
ある。化4において、nは自然数を示す。
【0017】
【化4】 アクリルニトリル−スチレン樹脂及びアクリルニトリル
−ブタジエン−スチレン樹脂は化5で表されるブロック
を有する単重合体又は共重合体と上述したポリスチレン
樹脂ブロックの共重合体であり、必要に応じてポリブタ
ジエンゴムを重合させたものである。化5において、n
は自然数を示す。
−ブタジエン−スチレン樹脂は化5で表されるブロック
を有する単重合体又は共重合体と上述したポリスチレン
樹脂ブロックの共重合体であり、必要に応じてポリブタ
ジエンゴムを重合させたものである。化5において、n
は自然数を示す。
【0018】
【化5】
【0019】高粘度ジメチルシリコーンオイルを単独で
ポリカーボネート樹脂に添加した場合、高粘度ジメチル
シリコーンオイルとポリカーボネート樹脂とが相溶性が
低いため、相分離を起こし摺動性向上効果が得られなか
ったり、表面に模様となって現れて外観上問題になった
り、表面に滲み出てきて周辺を汚損する。ここで相溶性
が低い状態とは、添加および添加されるそれぞれの樹脂
の溶解度パラメータの差が大きいことに起因している。
ポリカーボネート樹脂に添加した場合、高粘度ジメチル
シリコーンオイルとポリカーボネート樹脂とが相溶性が
低いため、相分離を起こし摺動性向上効果が得られなか
ったり、表面に模様となって現れて外観上問題になった
り、表面に滲み出てきて周辺を汚損する。ここで相溶性
が低い状態とは、添加および添加されるそれぞれの樹脂
の溶解度パラメータの差が大きいことに起因している。
【0020】本発明では、高粘度ジメチルシリコーンオ
イルの溶解度パラメータとポリカーボネート樹脂の溶解
度パラメータとの間に位置する溶解度パラメータを有す
る熱可塑性樹脂を選択して添加し、これにより溶解度パ
ラメータの差を段階的に小さくして相溶性を向上させる
ものである。
イルの溶解度パラメータとポリカーボネート樹脂の溶解
度パラメータとの間に位置する溶解度パラメータを有す
る熱可塑性樹脂を選択して添加し、これにより溶解度パ
ラメータの差を段階的に小さくして相溶性を向上させる
ものである。
【0021】ポリカーボネート樹脂に対して高粘度ジメ
チルシリコーンオイルを上述した範囲で添加すると共
に、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル
ニトリル−スチレン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエ
ン−スチレン樹脂から選択された少なくとも1種の熱可
塑性樹脂を上述した範囲で添加すると、成形時にポリカ
ーボネート樹脂の溶融温度まで加温されながら混練され
る。
チルシリコーンオイルを上述した範囲で添加すると共
に、ポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル
ニトリル−スチレン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエ
ン−スチレン樹脂から選択された少なくとも1種の熱可
塑性樹脂を上述した範囲で添加すると、成形時にポリカ
ーボネート樹脂の溶融温度まで加温されながら混練され
る。
【0022】このことによって、高粘度ジメチルシリコ
ーンオイルと、熱可塑性樹脂とがポリカーボネート樹脂
中でアロイ状態を形成する。アロイ状態とは完全に相溶
した系ではないが、ポリカーボネート樹脂またはポリカ
ーボネート樹脂と熱可塑性樹脂との相溶した相内に熱可
塑性樹脂と高粘度ジメチルシリコーンオイルの相溶した
相が微小な粒状領域となって均一に分散している状態で
ある。このアロイ状態を形成することでマクロなレベル
で均一な高い摺動性を保持した成形部材表面を得ること
ができる。
ーンオイルと、熱可塑性樹脂とがポリカーボネート樹脂
中でアロイ状態を形成する。アロイ状態とは完全に相溶
した系ではないが、ポリカーボネート樹脂またはポリカ
ーボネート樹脂と熱可塑性樹脂との相溶した相内に熱可
塑性樹脂と高粘度ジメチルシリコーンオイルの相溶した
相が微小な粒状領域となって均一に分散している状態で
ある。このアロイ状態を形成することでマクロなレベル
で均一な高い摺動性を保持した成形部材表面を得ること
ができる。
【0023】この高粘度ジメチルシリコーンオイルの添
加量が上記範囲より小さいと充分な高い摺動性が得られ
なくなる。又、熱可塑性樹脂の添加量が上記範囲より小
さい場合は相溶性が改善されず、相分離が生じ、摺動性
向上効果がなくなる。逆に添加量が上記範囲より大きく
なった場合には、ポリカーボネート樹脂本来の材料強度
を著しく損なうことになる。
加量が上記範囲より小さいと充分な高い摺動性が得られ
なくなる。又、熱可塑性樹脂の添加量が上記範囲より小
さい場合は相溶性が改善されず、相分離が生じ、摺動性
向上効果がなくなる。逆に添加量が上記範囲より大きく
なった場合には、ポリカーボネート樹脂本来の材料強度
を著しく損なうことになる。
【0024】通常の高粘度ジメチルシリコーンオイルは
ポリカーボネート樹脂や上述のように選択された熱可塑
性樹脂と比較して流動性が高いため、成形後の成形体で
は次第に高粘度ジメチルシリコーンオイルが成形体表面
へと移行して成形体から飛散、あるいは対応する摺動部
材に拭き取られて成形体内部から消失する。本発明にお
いては、流動粘度が100,000cSt以上または平
均分子量が60,000以上の性状をすることで流動性
を抑え、これによりて成形体表面への移行を実用的な期
間内で抑止している。これによって実用的な期間内で
は、摺動性向上効果を維持できる。また成形体表面への
滲み出しがなくなるので、対応する摺動部材などの外部
の部材への汚損の恐れがなくなる。
ポリカーボネート樹脂や上述のように選択された熱可塑
性樹脂と比較して流動性が高いため、成形後の成形体で
は次第に高粘度ジメチルシリコーンオイルが成形体表面
へと移行して成形体から飛散、あるいは対応する摺動部
材に拭き取られて成形体内部から消失する。本発明にお
いては、流動粘度が100,000cSt以上または平
均分子量が60,000以上の性状をすることで流動性
を抑え、これによりて成形体表面への移行を実用的な期
間内で抑止している。これによって実用的な期間内で
は、摺動性向上効果を維持できる。また成形体表面への
滲み出しがなくなるので、対応する摺動部材などの外部
の部材への汚損の恐れがなくなる。
【0025】このような本発明では、ポリカーボネート
樹脂の材料強度の低下を抑え、成形体に長期に渡って高
い摺動性を付与し、かつ摺動部材等の外部部材を汚損す
ることのないポリカーボネート組成物を得られる。
樹脂の材料強度の低下を抑え、成形体に長期に渡って高
い摺動性を付与し、かつ摺動部材等の外部部材を汚損す
ることのないポリカーボネート組成物を得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】 (実施の形態1)ポリカーボネート樹脂として、商品名
「パンライトG3130PH」(帝人化成(株)製)
を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びアクリルニト
リル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体として、商品
名「シリコーンコンセントレートBY27−007」
(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)を選択
し、以下の配合比となるように調整した。なお、かっこ
内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトG3130PH 2.2kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 68g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)) 上記2種の樹脂ペレットを混ぜ合わせ、加熱乾燥炉に入
れ110℃で5時間乾燥した。この混合材料を射出成形
機内で混練し、図1で示すような試験片を作製した。
「パンライトG3130PH」(帝人化成(株)製)
を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びアクリルニト
リル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体として、商品
名「シリコーンコンセントレートBY27−007」
(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製)を選択
し、以下の配合比となるように調整した。なお、かっこ
内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトG3130PH 2.2kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 68g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)) 上記2種の樹脂ペレットを混ぜ合わせ、加熱乾燥炉に入
れ110℃で5時間乾燥した。この混合材料を射出成形
機内で混練し、図1で示すような試験片を作製した。
【0027】次に、この試験片に対し耐性加速試験を行
い、動摩擦係数と引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。耐性加速試験には、商品名
「FX4100P」(楠本化成(株)製)の恒温恒湿槽
を使用し、以下の条件で行った。 槽内温度 70℃、槽内相対湿度 80%、投入時間
300時間
い、動摩擦係数と引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。耐性加速試験には、商品名
「FX4100P」(楠本化成(株)製)の恒温恒湿槽
を使用し、以下の条件で行った。 槽内温度 70℃、槽内相対湿度 80%、投入時間
300時間
【0028】動摩擦係数の測定には、商品名「HEID
ON−14」(新東科学(株)製)の表面試験機を使用
し、以下の条件で行った。 摩擦荷重 100g、接触子 スチールボール圧子、摩
擦速度100mm/min
ON−14」(新東科学(株)製)の表面試験機を使用
し、以下の条件で行った。 摩擦荷重 100g、接触子 スチールボール圧子、摩
擦速度100mm/min
【0029】引っ張り弾性率の測定には、商品名「AG
−2000B」(島津製作所(株)製)の材料試験機を
使用し、「JIS K7054」に対応して以下の条件
で行った。 引っ張り速度 1.00mm/min、標線間距離 4
3.0mm
−2000B」(島津製作所(株)製)の材料試験機を
使用し、「JIS K7054」に対応して以下の条件
で行った。 引っ張り速度 1.00mm/min、標線間距離 4
3.0mm
【0030】曲げ弾性率の測定には、商品名「AG−2
000B」(島津製作所(株)製)の材料試験機を使用
し、「JIS K7055」に対応して以下の条件で行
った。 3点曲げ法、試験速度2.00mm/min 支点間距
離65.1mm
000B」(島津製作所(株)製)の材料試験機を使用
し、「JIS K7055」に対応して以下の条件で行
った。 3点曲げ法、試験速度2.00mm/min 支点間距
離65.1mm
【0031】表1に示すように、この実施の形態では動
摩擦係数が0.06で同じポリカーボネート樹脂を用い
た比較例5の0.22より著しく小さく、かつ耐性加速
試験後でも0.07であり、高い摺動性を維持してい
る。また引っ張り弾性率、曲げ弾性率はそれぞれ10,
500kgf/cm2 、56,100kgf/cm2 と
なっており、比較例5のそれぞれ11,600kgf/
cm2 、61,000kgf/cm2 に対して約10%
減少しているだけで充分な実用的レベルとなっている。
摩擦係数が0.06で同じポリカーボネート樹脂を用い
た比較例5の0.22より著しく小さく、かつ耐性加速
試験後でも0.07であり、高い摺動性を維持してい
る。また引っ張り弾性率、曲げ弾性率はそれぞれ10,
500kgf/cm2 、56,100kgf/cm2 と
なっており、比較例5のそれぞれ11,600kgf/
cm2 、61,000kgf/cm2 に対して約10%
減少しているだけで充分な実用的レベルとなっている。
【0032】この実施の形態以外の以下の実施の形態で
の効果の確認および比較例では上述したと同一の条件で
動摩擦係数と引っ張り弾性率と曲げ弾性率とを測定した
ものである。
の効果の確認および比較例では上述したと同一の条件で
動摩擦係数と引っ張り弾性率と曲げ弾性率とを測定した
ものである。
【0033】(実施の形態2)ポリカーボネート樹脂と
して、商品名「パンライトG3130PH」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトG3130PH 2.2kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 44g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.0重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.0重量部))
して、商品名「パンライトG3130PH」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトG3130PH 2.2kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 44g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.0重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.0重量部))
【0034】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0035】この実施の形態の効果を確認するために、
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0036】(実施の形態3)ポリカーボネート樹脂と
して、商品名「パンライトG3130PH」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトG3130PH 2.2kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 112g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部))
して、商品名「パンライトG3130PH」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトG3130PH 2.2kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 112g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部))
【0037】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0038】この実施の形態の効果を確認するために、
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0039】(実施の形態4)ポリカーボネート樹脂と
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 90g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部))
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 90g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部))
【0040】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0041】この実施の形態の効果を確認するために、
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0042】(実施の形態5)ポリカーボネート樹脂と
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 150g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部))
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 150g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して2.5重量部))
【0043】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0044】この実施の形態の効果を確認するために、
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0045】(実施の形態6)ポリカーボネート樹脂と
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びポ
リプロピレン樹脂の混合体として、商品名「シリコーン
コンセントレートBY27−001」(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン(株)製)を選択し、以下の配合比
となるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、そ
の配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−001 90g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 ポリプロピレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部))
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びポ
リプロピレン樹脂の混合体として、商品名「シリコーン
コンセントレートBY27−001」(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン(株)製)を選択し、以下の配合比
となるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、そ
の配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−001 90g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 ポリプロピレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部))
【0046】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0047】この実施の形態の効果を確認するために、
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0048】なお、この実施の形態では、ポリエチレン
樹脂およびポリイソブチレン樹脂についても同様な試験
を行った。これらの樹脂はポリプロピレン樹脂と非常に
近い溶解度パラメータを有していることから、同様な効
果を得ることができた。
樹脂およびポリイソブチレン樹脂についても同様な試験
を行った。これらの樹脂はポリプロピレン樹脂と非常に
近い溶解度パラメータを有していることから、同様な効
果を得ることができた。
【0049】(実施の形態7)ポリカーボネート樹脂と
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイルとし
て、商品名「シリコーンSH200」(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン(株)製)を、アクリルニトリル−
スチレン樹脂として、商品名「ライタック−A290P
C](三井東圧化学(株)製)を選択し、以下の配合比
となるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、そ
の配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンSH200 50g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 1.7重量部) ライタック−A290PC 50g (アクリルニトリル−スチレン樹脂 …… 1.7重量部)
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイルとし
て、商品名「シリコーンSH200」(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン(株)製)を、アクリルニトリル−
スチレン樹脂として、商品名「ライタック−A290P
C](三井東圧化学(株)製)を選択し、以下の配合比
となるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、そ
の配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンSH200 50g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 1.7重量部) ライタック−A290PC 50g (アクリルニトリル−スチレン樹脂 …… 1.7重量部)
【0050】上記3種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0051】この実施の形態の効果を確認するために、
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0052】(実施の形態8)ポリカーボネート樹脂と
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びポ
リスチレン樹脂の混合体として、商品名「シリコーンコ
ンセントレートBY27−003」(東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン(株)製)を選択し、以下の配合比と
なるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、その
配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−003 90g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 ポリスチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部))
して、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びポ
リスチレン樹脂の混合体として、商品名「シリコーンコ
ンセントレートBY27−003」(東レ・ダウコーニ
ング・シリコーン(株)製)を選択し、以下の配合比と
なるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、その
配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−003 90g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部)、 ポリスチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して1.5重量部))
【0053】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0054】この実施の形態の効果を確認するために、
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を行
い、動摩擦係数、引っ張り弾性率及び曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0055】(比較例1)ポリカーボネート樹脂とし
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を用い、この材料を100重量部として、樹
脂ペレットを実施の形態1と同様な方法で混合及び成形
し、図1に示すような試験片を得た。
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を用い、この材料を100重量部として、樹
脂ペレットを実施の形態1と同様な方法で混合及び成形
し、図1に示すような試験片を得た。
【0056】この比較例の効果を比較確認するために、
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0057】(比較例2)ポリカーボネート樹脂とし
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイルとし
て、商品名「シリコーンSH200」(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン(株)製)を、選択し、以下の配合
比となるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、
その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンSH200 43g (流動粘度50,000cStの高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 1.4重量部)
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイルとし
て、商品名「シリコーンSH200」(東レ・ダウコー
ニング・シリコーン(株)製)を、選択し、以下の配合
比となるように調整した。なお、かっこ内は樹脂名と、
その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンSH200 43g (流動粘度50,000cStの高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 1.4重量部)
【0058】上記2種の樹脂ペレットとオイルを実施の
形態1と同様な方法で混合及び成形し、図1に示すよう
な試験片を得た。
形態1と同様な方法で混合及び成形し、図1に示すよう
な試験片を得た。
【0059】この比較例の効果を比較確認するために、
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0060】(比較例3)ポリカーボネート樹脂とし
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 20g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して0.3重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して0.3重量部))
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 20g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して0.3重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して0.3重量部))
【0061】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0062】この比較例の効果を比較確認するために、
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0063】(比較例4)ポリカーボネート樹脂とし
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 300g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して5.0重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して5.0重量部))
て、商品名「パンライトBP7330」(帝人化成
(株)製)を、高粘度ジメチルシリコーンオイル及びア
クリルニトリル−ブタジエンースチレン樹脂の混合体と
して、商品名「シリコーンコンセントレートBY27−
007」(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製)を選択し、以下の配合比となるように調整した。な
お、かっこ内は樹脂名と、その配合比を示している。 パンライトBP7330 3.0kg (ポリカーボネート樹脂 100重量部) シリコーンコンセントレートBY27−007 300g (流動粘度100,000cSt以上の高粘度ジメチルシリコーンオイル …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して5.0重量部)、 アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂 …… 50重量部(ポリカーボネート樹脂に対して5.0重量部))
【0064】上記2種の樹脂ペレットを実施の形態1と
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
同様な方法で混合及び成形し、図1に示す試験片を得
た。
【0065】この比較例の効果を比較確認するために、
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0066】(比較例5)ポリカーボネート樹脂とし
て、商品名「パンライトG3130PH」(帝人化成
(株)製)を用い、この材料を100重量部として、樹
脂ペレットを実施の形態1と同様な方法で混合及び成形
し、図1に示すような試験片を得た。
て、商品名「パンライトG3130PH」(帝人化成
(株)製)を用い、この材料を100重量部として、樹
脂ペレットを実施の形態1と同様な方法で混合及び成形
し、図1に示すような試験片を得た。
【0067】この比較例の効果を比較確認するために、
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
この試験片に対し実施の形態1と同様に耐性加速試験を
行い、動摩擦係数、引っ張り弾性率、曲げ弾性率を測定
した。結果を表1に示す。
【0068】
【表1】
【0069】表1からもわかるように、ポリカーボネー
ト樹脂に高粘度ジメチルシリコーンオイルと、ポリオレ
フィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−ス
チレン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン
樹脂の中から選択された少なくとも1種類の熱可塑性樹
脂とを添加することによって非常に低い動摩擦係数が得
られ、これにより高い摺動性を有し、長期に渡って高い
摺動性を維持しながらも材料強度を充分に実用的なレベ
ルに保持できる。これによりポリカーボネート樹脂の材
料強度を犠牲にすることなく、高い摺動性を長期に渡っ
て維持するポリカーボネート組成物とすることができ
る。
ト樹脂に高粘度ジメチルシリコーンオイルと、ポリオレ
フィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−ス
チレン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン
樹脂の中から選択された少なくとも1種類の熱可塑性樹
脂とを添加することによって非常に低い動摩擦係数が得
られ、これにより高い摺動性を有し、長期に渡って高い
摺動性を維持しながらも材料強度を充分に実用的なレベ
ルに保持できる。これによりポリカーボネート樹脂の材
料強度を犠牲にすることなく、高い摺動性を長期に渡っ
て維持するポリカーボネート組成物とすることができ
る。
【0070】
【発明の効果】本発明はポリカーボネート樹脂100重
量部に、流動粘度が100,000cSt以上あるいは
平均分子量が60,000以上である高粘度ジメチルシ
リコーンオイル0.5〜3.0重量部と、ポリオレフィ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−スチレ
ン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂
の中から選択される少なくとも1種類の熱可塑性樹脂
0.5〜3.0重量部とを添加するとによって、本来相
溶しないポリカーボネート樹脂とジメチルシリコーンオ
イルをポリマーアロイ状態にすることが可能になり、材
料強度を犠牲にすることなく高い摺動性を長期に渡って
維持できるポリカーボネート組成物とすることができ
る。
量部に、流動粘度が100,000cSt以上あるいは
平均分子量が60,000以上である高粘度ジメチルシ
リコーンオイル0.5〜3.0重量部と、ポリオレフィ
ン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−スチレ
ン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂
の中から選択される少なくとも1種類の熱可塑性樹脂
0.5〜3.0重量部とを添加するとによって、本来相
溶しないポリカーボネート樹脂とジメチルシリコーンオ
イルをポリマーアロイ状態にすることが可能になり、材
料強度を犠牲にすることなく高い摺動性を長期に渡って
維持できるポリカーボネート組成物とすることができ
る。
【図1】成形された成形体の斜視図である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C08L 69/00 83:04 25:04)
Claims (1)
- 【請求項1】 流動粘度が100,000cSt以上ま
たは平均分子量が60,000以上である高粘度ジメチ
ルシリコーンオイル0.5〜3.0重量部と、ポリオレ
フィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリルニトリル−ス
チレン樹脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン
樹脂の中から選択された少なくとも1種の熱可塑性樹脂
0.5〜3.0重量部とが、ポリカーボネート樹脂10
0重量部に添加されていることを特徴とするポリカーボ
ネート組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6570596A JPH09255864A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | ポリカーボネート組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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1996
- 1996-03-22 JP JP6570596A patent/JPH09255864A/ja not_active Withdrawn
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