JPH09256465A - 狭小間口木造建物の補強フレームおよび補強構造 - Google Patents
狭小間口木造建物の補強フレームおよび補強構造Info
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- JPH09256465A JPH09256465A JP9061396A JP9061396A JPH09256465A JP H09256465 A JPH09256465 A JP H09256465A JP 9061396 A JP9061396 A JP 9061396A JP 9061396 A JP9061396 A JP 9061396A JP H09256465 A JPH09256465 A JP H09256465A
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Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭小間口木造住宅の最弱部である正面開口の
耐震性向上のための補強を、簡易にかつ低コストで可能
とする。 【解決手段】 鋼製の下部柱6の下端に鋼製の端部梁7
を溶接した一対の対向するラーメン構造のL形フレーム
2を設ける。両L形フレーム2の端部梁7,7間に長さ
調整可能に接合される鋼製の中間梁3を設ける。鋼製の
上部柱8の上端に鋼製の端部梁9を溶接してなり上部柱
8の下部が各L形フレーム2の下部柱6に差し込まれる
一対のラーメン構造の逆L形フレーム4を設ける。両逆
L形フレーム4の端部梁9,9間に長さ調整可能に接合
される鋼製の中間梁5を設ける。両側の下部柱6および
上部柱8の外側の面には木柱取合いねじ16を設ける。
この補強フレーム1を木造建物H1の正面に設ける。
耐震性向上のための補強を、簡易にかつ低コストで可能
とする。 【解決手段】 鋼製の下部柱6の下端に鋼製の端部梁7
を溶接した一対の対向するラーメン構造のL形フレーム
2を設ける。両L形フレーム2の端部梁7,7間に長さ
調整可能に接合される鋼製の中間梁3を設ける。鋼製の
上部柱8の上端に鋼製の端部梁9を溶接してなり上部柱
8の下部が各L形フレーム2の下部柱6に差し込まれる
一対のラーメン構造の逆L形フレーム4を設ける。両逆
L形フレーム4の端部梁9,9間に長さ調整可能に接合
される鋼製の中間梁5を設ける。両側の下部柱6および
上部柱8の外側の面には木柱取合いねじ16を設ける。
この補強フレーム1を木造建物H1の正面に設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、間口の狭い敷地
に建つ木造建物の耐震性向上等に用いる狭小間口木造建
物の補強フレームおよび補強構造に関する。
に建つ木造建物の耐震性向上等に用いる狭小間口木造建
物の補強フレームおよび補強構造に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】図5に示
すように狭い間口の敷地50に建つ木造建築物51の場
合、道路52に面する正面側に大きな開口53を設ける
ことになる。特に、正面に店舗やガレージを配置する場
合に、開口53を大きくすることが多く、建物の間口の
全体を開口53とすることがある。このため、正面側に
耐震的な壁部分を確保し難い。また、元来、木造建築物
は壁式構造物の一種であるため、ラーメン構造のような
配慮がなされておらず、正面以外の部分に耐力壁を設け
ても、地震発生時には建物全体にねじれが生じて破壊す
る恐れが大きい。そこで、一部に鉄骨構造を併用するこ
とを考えたが、鉄骨造部分が多くなるとコスト高にな
る。また、鉄骨造部分を最小限とする場合も、柱・梁の
接合に現場溶接が必要で、僅かな溶接のために特殊技術
者である溶接技術者が建築現場に来る必要があり、コス
ト低下が難しい。
すように狭い間口の敷地50に建つ木造建築物51の場
合、道路52に面する正面側に大きな開口53を設ける
ことになる。特に、正面に店舗やガレージを配置する場
合に、開口53を大きくすることが多く、建物の間口の
全体を開口53とすることがある。このため、正面側に
耐震的な壁部分を確保し難い。また、元来、木造建築物
は壁式構造物の一種であるため、ラーメン構造のような
配慮がなされておらず、正面以外の部分に耐力壁を設け
ても、地震発生時には建物全体にねじれが生じて破壊す
る恐れが大きい。そこで、一部に鉄骨構造を併用するこ
とを考えたが、鉄骨造部分が多くなるとコスト高にな
る。また、鉄骨造部分を最小限とする場合も、柱・梁の
接合に現場溶接が必要で、僅かな溶接のために特殊技術
者である溶接技術者が建築現場に来る必要があり、コス
ト低下が難しい。
【0003】この発明は、上記課題を解消するものであ
り、狭小間口の木造住宅等に用いられて最弱部となる正
面開口の補強が簡単かつ堅固に行え、また間口や階高の
異なる建物にも使用できて、使い勝手が良く、低コスト
で補強できる狭小間口木造建物の補強フレームおよび補
強構造を提供することを目的とする。
り、狭小間口の木造住宅等に用いられて最弱部となる正
面開口の補強が簡単かつ堅固に行え、また間口や階高の
異なる建物にも使用できて、使い勝手が良く、低コスト
で補強できる狭小間口木造建物の補強フレームおよび補
強構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の狭小間
口木造建物の補強フレームは、一対の対向するラーメン
構造のL形フレームと、一対のラーメン構造の逆L形フ
レームと、鋼製の上下辺の中間梁とを備えたものであ
る。前記L形フレームは、鋼製の下部柱の下端に鋼製の
端部梁を溶接して構成する。前記逆L形フレームは、鋼
製の上部柱の上端に鋼製の端部梁を溶接して構成し、前
記上部柱の下部は前記各L形フレームの下部柱に差し込
む。下側の中間梁は両L形フレームの端部梁間に長さ調
整可能に接合する。上側の中間梁は両逆L形フレームの
端部梁間に長さ調整可能に接合する。両側の下部柱およ
び上部柱の外側の面には木柱取合い具を設ける。木柱取
合い具は、スタッドボルトでも良く、あるいは単なる孔
であっても良い。この補強フレームは、木造建物の建物
正面に配置し、あるいは同建物の奥側部位で建物正面と
平行に、つまり間口方向と平行に設置する。この場合
に、両L形フレームは、例えば基礎上にアンカーボルト
等で設置する。L形フレーム間の間隔は、建物の間口や
開口幅に合わせて調整する。逆L形フレームおよび鋼製
の上下中間梁は、前記のように設置されたL形フレーム
に順次ボルト等で接合する。このとき、逆L形フレーム
の高さ位置は、建物の階高や基礎高さ等に応じて調整す
る。このように補強フレームを組み、その鋼製柱に、こ
の柱に設けられた木柱取合い具で建物の木柱を取付け
る。木柱取合い具はスタッドボルト等からなり、予め鋼
製柱に設けておくことで、簡単に木柱の取付けが行え
る。木柱は、一般の木造軸組構造を構成する柱である。
このようにして、ラーメン構造の補強フレームを正面開
口等に設けることにより、狭小間口の木造建物の最弱部
を補強でき、耐震性を大幅に向上させることができる。
また、補強フレームのスパンや高さが可変であるため、
各種間口や開口幅の木造建物に対応でき、使い勝手が良
い。そのため、量産によるコスト低下が図れる。また、
L形フレーム等の複数の部品に分かれており、各部品は
鉄骨材として比較的小物であるため、軽量で取扱性が良
い。補強フレームを構成する各部材は、柱や梁の中間部
で接合するため、溶接によらず、ボルト等で接合でき
る。このため現場溶接が不要となる。上記構成におい
て、L形フレームの下部柱および端部梁、並びに逆L形
フレームの上部柱および端部梁は、各々角形鋼管として
もよい。この構成の場合、補強フレームを軽量化できる
と共に、差し込み式として長さ調整機構を簡単に構成で
き、また角形鋼管内へのコンクリートやモルタル等の硬
化性充填材の充填も可能となる。そのため補強フレーム
の剛性の向上が簡単に図れる。
口木造建物の補強フレームは、一対の対向するラーメン
構造のL形フレームと、一対のラーメン構造の逆L形フ
レームと、鋼製の上下辺の中間梁とを備えたものであ
る。前記L形フレームは、鋼製の下部柱の下端に鋼製の
端部梁を溶接して構成する。前記逆L形フレームは、鋼
製の上部柱の上端に鋼製の端部梁を溶接して構成し、前
記上部柱の下部は前記各L形フレームの下部柱に差し込
む。下側の中間梁は両L形フレームの端部梁間に長さ調
整可能に接合する。上側の中間梁は両逆L形フレームの
端部梁間に長さ調整可能に接合する。両側の下部柱およ
び上部柱の外側の面には木柱取合い具を設ける。木柱取
合い具は、スタッドボルトでも良く、あるいは単なる孔
であっても良い。この補強フレームは、木造建物の建物
正面に配置し、あるいは同建物の奥側部位で建物正面と
平行に、つまり間口方向と平行に設置する。この場合
に、両L形フレームは、例えば基礎上にアンカーボルト
等で設置する。L形フレーム間の間隔は、建物の間口や
開口幅に合わせて調整する。逆L形フレームおよび鋼製
の上下中間梁は、前記のように設置されたL形フレーム
に順次ボルト等で接合する。このとき、逆L形フレーム
の高さ位置は、建物の階高や基礎高さ等に応じて調整す
る。このように補強フレームを組み、その鋼製柱に、こ
の柱に設けられた木柱取合い具で建物の木柱を取付け
る。木柱取合い具はスタッドボルト等からなり、予め鋼
製柱に設けておくことで、簡単に木柱の取付けが行え
る。木柱は、一般の木造軸組構造を構成する柱である。
このようにして、ラーメン構造の補強フレームを正面開
口等に設けることにより、狭小間口の木造建物の最弱部
を補強でき、耐震性を大幅に向上させることができる。
また、補強フレームのスパンや高さが可変であるため、
各種間口や開口幅の木造建物に対応でき、使い勝手が良
い。そのため、量産によるコスト低下が図れる。また、
L形フレーム等の複数の部品に分かれており、各部品は
鉄骨材として比較的小物であるため、軽量で取扱性が良
い。補強フレームを構成する各部材は、柱や梁の中間部
で接合するため、溶接によらず、ボルト等で接合でき
る。このため現場溶接が不要となる。上記構成におい
て、L形フレームの下部柱および端部梁、並びに逆L形
フレームの上部柱および端部梁は、各々角形鋼管として
もよい。この構成の場合、補強フレームを軽量化できる
と共に、差し込み式として長さ調整機構を簡単に構成で
き、また角形鋼管内へのコンクリートやモルタル等の硬
化性充填材の充填も可能となる。そのため補強フレーム
の剛性の向上が簡単に図れる。
【0005】請求項3の発明の狭小間口木造建物の補強
構造は、前記発明の補強フレームを、狭小間口木造建物
の建物正面に設け、前記補強フレームの両側の下部柱お
よび上部柱の外側の面に前記木造建物の木柱を配置して
前記木柱取合い具で接合し、前記L形フレームおよび逆
L形フレームの柱および梁となる鋼管内にコンクリート
またはモルタルを充填したものである。この構成によれ
ば、前述の補強フレームの各効果が得られ、またコンク
リートまたはモルタルの充填で建物の剛性が一層高めら
れる。
構造は、前記発明の補強フレームを、狭小間口木造建物
の建物正面に設け、前記補強フレームの両側の下部柱お
よび上部柱の外側の面に前記木造建物の木柱を配置して
前記木柱取合い具で接合し、前記L形フレームおよび逆
L形フレームの柱および梁となる鋼管内にコンクリート
またはモルタルを充填したものである。この構成によれ
ば、前述の補強フレームの各効果が得られ、またコンク
リートまたはモルタルの充填で建物の剛性が一層高めら
れる。
【0006】請求項4の発明の狭小間口木造建物の補強
構造は、請求項1の発明の補強フレームにおけるL形フ
レーム間を接続する中間梁を省略し、その補強フレーム
を狭小間口木造建物の建物正面に設け、前記両L形フレ
ームの端部梁を土間コンクリートに埋め込んだものであ
る。前記補強フレームの両側の下部柱および上部柱の外
側の面には木造建物の木柱を配置し、前記木柱取合い具
で接合する。この構成の場合、前記中間梁の代わりに、
土間コンクリートで強度負担される。中間梁を省略した
分だけ、部材点数が削減され、コスト低下が図れる。
構造は、請求項1の発明の補強フレームにおけるL形フ
レーム間を接続する中間梁を省略し、その補強フレーム
を狭小間口木造建物の建物正面に設け、前記両L形フレ
ームの端部梁を土間コンクリートに埋め込んだものであ
る。前記補強フレームの両側の下部柱および上部柱の外
側の面には木造建物の木柱を配置し、前記木柱取合い具
で接合する。この構成の場合、前記中間梁の代わりに、
土間コンクリートで強度負担される。中間梁を省略した
分だけ、部材点数が削減され、コスト低下が図れる。
【0007】請求項5の発明の狭小間口木造建物の補強
フレームは、鋼製柱の上端および中間部に鋼製の端部梁
を溶接した一対の対向するラーメン構造のF形フレーム
と、両側の上端の端部梁間および中間の端部梁間を各々
接合する接合梁とを備え、前記両F形フレームの外側の
面に、木柱取合い具を設けたものである。この構成によ
れば、補強フレームを木造建物の建物正面に設けるだけ
で、2階建ての狭小間口木造建物の耐震性を簡単に向上
させることができる。また、補強フレームのスパンや高
さを簡単に変更できるので、各種の木造建物に対応で
き、使い勝手が良い。
フレームは、鋼製柱の上端および中間部に鋼製の端部梁
を溶接した一対の対向するラーメン構造のF形フレーム
と、両側の上端の端部梁間および中間の端部梁間を各々
接合する接合梁とを備え、前記両F形フレームの外側の
面に、木柱取合い具を設けたものである。この構成によ
れば、補強フレームを木造建物の建物正面に設けるだけ
で、2階建ての狭小間口木造建物の耐震性を簡単に向上
させることができる。また、補強フレームのスパンや高
さを簡単に変更できるので、各種の木造建物に対応で
き、使い勝手が良い。
【0008】請求項6の発明の狭小間口木造建物の補強
構造は、請求項5の発明の補強フレームを狭小間口木造
建物の建物正面に設け、前記両F形フレームの鋼製柱の
下端をコンクリート製地中梁に埋め込み、前記補強フレ
ーム両側の鋼製柱の外側面に前記木造建物の木柱を配置
して木柱取合い具で接合したものである。この構成によ
れば、現場作業において溶接等の加工を要することな
く、2階建ての狭小間口木造建物の耐震性を簡単に向上
させることができる。この構成において、前記F形フレ
ームの鋼製柱を鋼管製とし、この鋼製柱内にコンクリー
トまたはモルタルを充填してもよい。このようにコンク
リート等を充填することで、F形フレームの剛性が高め
られ、耐震性をさらに向上させることができる。
構造は、請求項5の発明の補強フレームを狭小間口木造
建物の建物正面に設け、前記両F形フレームの鋼製柱の
下端をコンクリート製地中梁に埋め込み、前記補強フレ
ーム両側の鋼製柱の外側面に前記木造建物の木柱を配置
して木柱取合い具で接合したものである。この構成によ
れば、現場作業において溶接等の加工を要することな
く、2階建ての狭小間口木造建物の耐震性を簡単に向上
させることができる。この構成において、前記F形フレ
ームの鋼製柱を鋼管製とし、この鋼製柱内にコンクリー
トまたはモルタルを充填してもよい。このようにコンク
リート等を充填することで、F形フレームの剛性が高め
られ、耐震性をさらに向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施形態を図1
と共に説明する。この実施形態の補強フレーム1は、狭
い間口を持つ木造建物H1の補強に用いる方形の枠状の
ものであり、一対の対向するラーメン構造のL形フレー
ム2,2と、下辺の中間梁3と、一対の対向するラーメ
ン構造の逆L形フレーム4,4と、上辺の中間梁5とで
構成される。L形フレーム2は、角形鋼管製の下部柱6
の下端に、同じく角形鋼管製の端部梁7を溶接したもの
である。下辺の中間梁3はH形鋼製のものであり、両L
形フレーム2の端部梁7,7間に長さ調整可能に接合さ
れる。逆L形フレーム4は、角形鋼管製の上部柱8の上
端に角形鋼管製の端部梁9を溶接したものである。逆L
形フレーム4の上部柱8の下部は前記各L形フレーム2
の下部柱6内に差し込まれる。上辺の中間梁5はH型綱
又は角形鋼管製のものであり、両逆L形フレーム4の端
部梁9,9間に長さ調整可能に接合される。
と共に説明する。この実施形態の補強フレーム1は、狭
い間口を持つ木造建物H1の補強に用いる方形の枠状の
ものであり、一対の対向するラーメン構造のL形フレー
ム2,2と、下辺の中間梁3と、一対の対向するラーメ
ン構造の逆L形フレーム4,4と、上辺の中間梁5とで
構成される。L形フレーム2は、角形鋼管製の下部柱6
の下端に、同じく角形鋼管製の端部梁7を溶接したもの
である。下辺の中間梁3はH形鋼製のものであり、両L
形フレーム2の端部梁7,7間に長さ調整可能に接合さ
れる。逆L形フレーム4は、角形鋼管製の上部柱8の上
端に角形鋼管製の端部梁9を溶接したものである。逆L
形フレーム4の上部柱8の下部は前記各L形フレーム2
の下部柱6内に差し込まれる。上辺の中間梁5はH型綱
又は角形鋼管製のものであり、両逆L形フレーム4の端
部梁9,9間に長さ調整可能に接合される。
【0010】下部柱6には上部柱4の仮固定用ナット1
0が溶接されており、このナット10に螺合させたボル
ト11により上部柱8が下部柱6に仮固定される。この
下部柱6への上部柱8の差込み深さを調整することによ
り、補強フレーム1の高さ調整が可能である。この場
合、下部柱6および上部柱8が角形鋼管製であるため、
特別なガイド機構等を設けることなく前記高さ調整を容
易に行うことができる。前記両L形フレーム2の端部梁
7,7と中間梁3との接合も、端部梁7内に中間梁3を
差し込み、端部梁7に溶接した仮固定用ナット10に螺
合させたボルト11で仮固定することにより行われる。
中間梁3の長さ調整は、端部梁7への中間梁3の差込み
深さを調整することにより行われる。前記両逆L形フレ
ーム4の端部梁9,9と中間梁5との接合も、端部梁9
内に中間梁5を差し込み、端部梁9に溶接した仮固定用
ナット10に螺合させたボルト11で仮固定することに
より行われ、その中間梁5の長さ調整は、端部梁9への
中間梁5の差込み深さを調整することにより行われる。
これにより補強フレーム1のスパンが可変となる。この
場合も、端部梁7,9が角形鋼管製であるため、特別な
ガイド機構等を設けることなく前記スパンの調整を容易
に行うことができる。また、前記補強フレーム1の下部
柱6、上部柱8、端部梁7,9、中間梁5は角形鋼管製
であるため、補強フレーム1を軽量化できる。なお、各
差し込み部分の仮固定手段として、仮固定ナット10お
よびボルト11に代えて、別の適宜の構成のものを用い
ても良い。
0が溶接されており、このナット10に螺合させたボル
ト11により上部柱8が下部柱6に仮固定される。この
下部柱6への上部柱8の差込み深さを調整することによ
り、補強フレーム1の高さ調整が可能である。この場
合、下部柱6および上部柱8が角形鋼管製であるため、
特別なガイド機構等を設けることなく前記高さ調整を容
易に行うことができる。前記両L形フレーム2の端部梁
7,7と中間梁3との接合も、端部梁7内に中間梁3を
差し込み、端部梁7に溶接した仮固定用ナット10に螺
合させたボルト11で仮固定することにより行われる。
中間梁3の長さ調整は、端部梁7への中間梁3の差込み
深さを調整することにより行われる。前記両逆L形フレ
ーム4の端部梁9,9と中間梁5との接合も、端部梁9
内に中間梁5を差し込み、端部梁9に溶接した仮固定用
ナット10に螺合させたボルト11で仮固定することに
より行われ、その中間梁5の長さ調整は、端部梁9への
中間梁5の差込み深さを調整することにより行われる。
これにより補強フレーム1のスパンが可変となる。この
場合も、端部梁7,9が角形鋼管製であるため、特別な
ガイド機構等を設けることなく前記スパンの調整を容易
に行うことができる。また、前記補強フレーム1の下部
柱6、上部柱8、端部梁7,9、中間梁5は角形鋼管製
であるため、補強フレーム1を軽量化できる。なお、各
差し込み部分の仮固定手段として、仮固定ナット10お
よびボルト11に代えて、別の適宜の構成のものを用い
ても良い。
【0011】下部柱6の下端には端部梁7の上面板部お
よび下面板部と合致する高さ位置にダイヤフラム12が
設けてあり、その上側のダイヤフラム12にモルタル充
填孔15が開けられている。上部柱8の上端にも、端部
梁9の上面板部および下面板部と合致する高さ位置にダ
イヤフラム13,14が設けてあり、両ダイヤフラム1
3,14にモルタル充填用孔15が開けられている。ま
た、前記両L形フレーム2および両逆L形フレーム4の
端部梁7,9の上面板部にもモルタル充填用孔15が開
けられている。下部柱6および上部柱8の外側の面に
は、スタッドボルトからなる木柱取合いねじ16が溶接
により突設されている。両逆L形フレーム4の端部梁9
の上側の面には、スタッドボルトからなる木梁取合いね
じ17が溶接により突設されている。
よび下面板部と合致する高さ位置にダイヤフラム12が
設けてあり、その上側のダイヤフラム12にモルタル充
填孔15が開けられている。上部柱8の上端にも、端部
梁9の上面板部および下面板部と合致する高さ位置にダ
イヤフラム13,14が設けてあり、両ダイヤフラム1
3,14にモルタル充填用孔15が開けられている。ま
た、前記両L形フレーム2および両逆L形フレーム4の
端部梁7,9の上面板部にもモルタル充填用孔15が開
けられている。下部柱6および上部柱8の外側の面に
は、スタッドボルトからなる木柱取合いねじ16が溶接
により突設されている。両逆L形フレーム4の端部梁9
の上側の面には、スタッドボルトからなる木梁取合いね
じ17が溶接により突設されている。
【0012】この補強フレーム1は、次のように使用さ
れる。補強フレーム1は、狭小間口木造建物H1のコン
クリート基礎18上で、間口方向と平行に建物正面に配
置し、両L形フレーム2の端部梁7をアンカーボルト1
9で基礎18に固定する。補強フレーム1は、各部材を
分解した状態で運搬し、現場でスパンや高さを狭小間口
木造建物H1の間口や階高等に応じた長さに調整し、組
み立てる。この場合に、この補強フレーム1の下部が埋
まるように、土間コンクリート20を打設する。前記下
部柱6および上部柱8となる各角形鋼管内には、それら
のダイヤフラム12〜14のモルタル充填用孔15を利
用してモルタルを充填する。前記両逆L形フレーム4の
端部梁9および中間梁5となる各角形鋼管内にも、端部
梁9のモルタル充填用孔15を利用してモルタルを充填
する。このとき、端部梁9の中間梁5が差し込まれる側
の端部には、予めモルタル漏れ止め処理を施しておく。
このように、上下部の柱6,8内、端部梁7,9内およ
び中間梁5内にモルタルを充填することにより、補強フ
レーム1の剛性の向上を図ることができる。モルタルに
代えてコンクリートを充填してもよい。前記補強フレー
ム1の両側の下部柱6および上部柱8の外側の面には狭
小間口木造建物H1の木柱21を配して、木柱取合いね
じ16で接合する。また、両逆L形フレーム4の端部梁
9および中間梁5の上側の面には狭小間口木造建物H1
の2階床梁22を配置して、前記木梁取合いねじ17で
接合する。なお、梁22の代わりに、梁22を受ける適
宜の部材を逆L形フレーム4の端部梁9および中間梁5
の上側の面に木梁取合いねじ17で取付けても良い。
れる。補強フレーム1は、狭小間口木造建物H1のコン
クリート基礎18上で、間口方向と平行に建物正面に配
置し、両L形フレーム2の端部梁7をアンカーボルト1
9で基礎18に固定する。補強フレーム1は、各部材を
分解した状態で運搬し、現場でスパンや高さを狭小間口
木造建物H1の間口や階高等に応じた長さに調整し、組
み立てる。この場合に、この補強フレーム1の下部が埋
まるように、土間コンクリート20を打設する。前記下
部柱6および上部柱8となる各角形鋼管内には、それら
のダイヤフラム12〜14のモルタル充填用孔15を利
用してモルタルを充填する。前記両逆L形フレーム4の
端部梁9および中間梁5となる各角形鋼管内にも、端部
梁9のモルタル充填用孔15を利用してモルタルを充填
する。このとき、端部梁9の中間梁5が差し込まれる側
の端部には、予めモルタル漏れ止め処理を施しておく。
このように、上下部の柱6,8内、端部梁7,9内およ
び中間梁5内にモルタルを充填することにより、補強フ
レーム1の剛性の向上を図ることができる。モルタルに
代えてコンクリートを充填してもよい。前記補強フレー
ム1の両側の下部柱6および上部柱8の外側の面には狭
小間口木造建物H1の木柱21を配して、木柱取合いね
じ16で接合する。また、両逆L形フレーム4の端部梁
9および中間梁5の上側の面には狭小間口木造建物H1
の2階床梁22を配置して、前記木梁取合いねじ17で
接合する。なお、梁22の代わりに、梁22を受ける適
宜の部材を逆L形フレーム4の端部梁9および中間梁5
の上側の面に木梁取合いねじ17で取付けても良い。
【0013】このように構成することにより、現場では
溶接等の面倒な加工を行うことなく、ボルト締め等の簡
単な作業により狭小間口木造建物H1の耐震性を大幅に
向上させることができる。また、前記補強フレーム1と
して、タイプ毎に負担面積を決め、壁倍率を設定して、
各種の木造建物に対応できる多数のタイプのものを用意
しておくことにより、一般消費者向けの建物関連資材販
売店等での販売も可能となる。
溶接等の面倒な加工を行うことなく、ボルト締め等の簡
単な作業により狭小間口木造建物H1の耐震性を大幅に
向上させることができる。また、前記補強フレーム1と
して、タイプ毎に負担面積を決め、壁倍率を設定して、
各種の木造建物に対応できる多数のタイプのものを用意
しておくことにより、一般消費者向けの建物関連資材販
売店等での販売も可能となる。
【0014】図2はこの発明の第2の実施形態を示す。
この実施形態の補強フレーム1Aは、図1の例において
下辺の中間梁3を省略した構成のものであり、説明を略
した部分は図1の例と同じ構成である。この補強フレー
ム1Aも、狭い間口を持つ木造建物H1の補強に用いる
ものであって、角形鋼管製の下部柱6の下端にH形鋼製
の端部梁7Aを溶接してなる一対の対向するラーメン構
造のL形フレーム2A,2Aと、H形鋼製の上部柱8A
の上端に同じくH形鋼製の端部梁9Aを溶接してなる一
対の対向するラーメン構造の逆L形フレーム4A,4A
と、この両逆L形フレーム4Aの端部梁9A,9A間に
長さ調整可能に接合される角形鋼管製の中間梁5Aとを
有する。前記逆L形フレーム4Aの上部柱8Aの下部は
前記各L形フレーム2Aの下部柱6内に差し込まれ、こ
れにより方形枠体からその下辺中間部を省略した枠状に
構成される。
この実施形態の補強フレーム1Aは、図1の例において
下辺の中間梁3を省略した構成のものであり、説明を略
した部分は図1の例と同じ構成である。この補強フレー
ム1Aも、狭い間口を持つ木造建物H1の補強に用いる
ものであって、角形鋼管製の下部柱6の下端にH形鋼製
の端部梁7Aを溶接してなる一対の対向するラーメン構
造のL形フレーム2A,2Aと、H形鋼製の上部柱8A
の上端に同じくH形鋼製の端部梁9Aを溶接してなる一
対の対向するラーメン構造の逆L形フレーム4A,4A
と、この両逆L形フレーム4Aの端部梁9A,9A間に
長さ調整可能に接合される角形鋼管製の中間梁5Aとを
有する。前記逆L形フレーム4Aの上部柱8Aの下部は
前記各L形フレーム2Aの下部柱6内に差し込まれ、こ
れにより方形枠体からその下辺中間部を省略した枠状に
構成される。
【0015】下部柱6には仮固定用ナット10が溶接さ
れており、このナット10に螺合させたボルト11で上
部柱8Aが下部柱6に仮固定される。また、下部柱6へ
の上部柱8Aの差込み深さを調整することにより、補強
フレーム1Aの高さ調整が可能である。両逆L形フレー
ム4Aの端部梁9A,9Aと中間梁5Aとの接合も、角
形鋼管製の中間梁5A内にH形鋼製の端部梁9Aを差し
込み、中間梁5Aに溶接した仮固定用ナット10に螺合
するボルト11で仮固定することにより行われる。中間
梁5Aの長さ調整は、中間梁5Aへの端部梁9Aの差込
み深さを調整することにより行われる。これにより補強
フレーム1Aのスパンが可変となる。
れており、このナット10に螺合させたボルト11で上
部柱8Aが下部柱6に仮固定される。また、下部柱6へ
の上部柱8Aの差込み深さを調整することにより、補強
フレーム1Aの高さ調整が可能である。両逆L形フレー
ム4Aの端部梁9A,9Aと中間梁5Aとの接合も、角
形鋼管製の中間梁5A内にH形鋼製の端部梁9Aを差し
込み、中間梁5Aに溶接した仮固定用ナット10に螺合
するボルト11で仮固定することにより行われる。中間
梁5Aの長さ調整は、中間梁5Aへの端部梁9Aの差込
み深さを調整することにより行われる。これにより補強
フレーム1Aのスパンが可変となる。
【0016】下部柱6の下端に設けられるダイヤフラム
12にはモルタル充填用孔15が、また前記中間梁5A
の上側の面にもモルタル充填用孔15がそれぞれ開けら
れている。さらに、下部柱6および上部柱8Aの外側の
面には、木柱取合いねじ16が溶接して突設されてい
る。また、上部柱8Aの天端および中間梁5Aの上側の
面には、木梁取合いねじ17が溶接して突設されてい
る。この構成の補強フレーム1Aの場合、図1の実施形
態の場合に比べて構成部材が少ないので、さらに軽量化
およびコスト低下が可能になる。
12にはモルタル充填用孔15が、また前記中間梁5A
の上側の面にもモルタル充填用孔15がそれぞれ開けら
れている。さらに、下部柱6および上部柱8Aの外側の
面には、木柱取合いねじ16が溶接して突設されてい
る。また、上部柱8Aの天端および中間梁5Aの上側の
面には、木梁取合いねじ17が溶接して突設されてい
る。この構成の補強フレーム1Aの場合、図1の実施形
態の場合に比べて構成部材が少ないので、さらに軽量化
およびコスト低下が可能になる。
【0017】この補強フレーム1Aの設置は、次のよう
に行われる。補強フレーム1Aを、狭小間口木造建物H
1内の基礎18上で、建物正面に配置し、その両L形フ
レーム2Aの端部梁7Aをアンカーボルト19でコンク
リート基礎18に固定する。下部柱6となる角形鋼管内
には、そのモルタル充填用孔15を利用して全域に及ぶ
ようにモルタルを充填する。さらに、土間コンクリート
20を打設して、補強フレーム1Aの下部を土間コンク
リート20内に埋め込む。中間梁5Aとなる角形鋼管内
にも、そのモルタル充填用孔15を利用してモルタルを
充填する。このとき、端部梁9Aが差し込まれる中間梁
5Aの端部には、予めモルタル漏れ止め処理を施してお
く。モルタルに代えてコンクリートを充填してもよい。
補強フレーム1Aの両側の下部柱6および上部柱8Aの
外側の面には狭小間口木造建物H1の木柱21を配置し
て、木柱取合いねじ16で接合する。また、両逆L形フ
レーム4の端部梁9Aおよび中間梁5Aの上側の面には
狭小間口木造建物H1の2階床梁22を配置して、木梁
取合いねじ17で接合する。このように構成することに
より、図1の実施形態の場合と同様に狭小間口木造建物
H1の耐震性を大幅に向上させることができる。
に行われる。補強フレーム1Aを、狭小間口木造建物H
1内の基礎18上で、建物正面に配置し、その両L形フ
レーム2Aの端部梁7Aをアンカーボルト19でコンク
リート基礎18に固定する。下部柱6となる角形鋼管内
には、そのモルタル充填用孔15を利用して全域に及ぶ
ようにモルタルを充填する。さらに、土間コンクリート
20を打設して、補強フレーム1Aの下部を土間コンク
リート20内に埋め込む。中間梁5Aとなる角形鋼管内
にも、そのモルタル充填用孔15を利用してモルタルを
充填する。このとき、端部梁9Aが差し込まれる中間梁
5Aの端部には、予めモルタル漏れ止め処理を施してお
く。モルタルに代えてコンクリートを充填してもよい。
補強フレーム1Aの両側の下部柱6および上部柱8Aの
外側の面には狭小間口木造建物H1の木柱21を配置し
て、木柱取合いねじ16で接合する。また、両逆L形フ
レーム4の端部梁9Aおよび中間梁5Aの上側の面には
狭小間口木造建物H1の2階床梁22を配置して、木梁
取合いねじ17で接合する。このように構成することに
より、図1の実施形態の場合と同様に狭小間口木造建物
H1の耐震性を大幅に向上させることができる。
【0018】図3はこの発明の第3の実施形態を示す。
この実施形態の補強フレーム31は、角形鋼管製の柱3
3の上端および中間部にH形鋼製の端部梁34,35を
溶接した一対の対向するラーメン構造のF形フレーム3
2,32からなる。前記端部梁34,35の幅寸法は、
この補強フレーム31を用いる狭小間口木造建物H2の
外壁の幅寸法よりも若干狭く設定される。前記両F形フ
レーム32の外側の面には、木柱取合いねじ36が溶接
して突設されている。また、前記端部梁34,35の上
側および下側の各面には、木梁取合いねじ37が溶接し
て突設されている。
この実施形態の補強フレーム31は、角形鋼管製の柱3
3の上端および中間部にH形鋼製の端部梁34,35を
溶接した一対の対向するラーメン構造のF形フレーム3
2,32からなる。前記端部梁34,35の幅寸法は、
この補強フレーム31を用いる狭小間口木造建物H2の
外壁の幅寸法よりも若干狭く設定される。前記両F形フ
レーム32の外側の面には、木柱取合いねじ36が溶接
して突設されている。また、前記端部梁34,35の上
側および下側の各面には、木梁取合いねじ37が溶接し
て突設されている。
【0019】この補強フレーム31の設置は、次のよう
に行われる。補強フレーム31を構成する両F形フレー
ム32を、狭小間口木造建物H2の建物正面に間口方向
と平行に配置する。このとき、基礎18上に設けておい
たコンクリート地中梁38の柱埋込穴38aに前記両F
形フレーム32の柱33の脚部を埋め込む。この場合、
補強フレーム31は互いに独立した一対のF形フレーム
32,32からなるので、これら両F形フレーム32の
配置間隔を調整することにより、自在に補強フレーム3
1のスパンを変更できる。前記柱33となる角形鋼管内
にはコンクリートあるいはモルタルを充填して剛性向上
を図る。補強フレーム31の両側の柱33の外側の面に
は狭小間口木造建物H2の木柱41を配置して、木柱取
合いねじ36で接合する。また、両F形フレーム32の
端部梁34,34間、および端部梁35,35間は接合
梁である木梁39を介してそれぞれ接合する。すなわ
ち、両端部梁34,35の上下面にわたって配置した木
梁39を木梁取合いねじ37で接合する。
に行われる。補強フレーム31を構成する両F形フレー
ム32を、狭小間口木造建物H2の建物正面に間口方向
と平行に配置する。このとき、基礎18上に設けておい
たコンクリート地中梁38の柱埋込穴38aに前記両F
形フレーム32の柱33の脚部を埋め込む。この場合、
補強フレーム31は互いに独立した一対のF形フレーム
32,32からなるので、これら両F形フレーム32の
配置間隔を調整することにより、自在に補強フレーム3
1のスパンを変更できる。前記柱33となる角形鋼管内
にはコンクリートあるいはモルタルを充填して剛性向上
を図る。補強フレーム31の両側の柱33の外側の面に
は狭小間口木造建物H2の木柱41を配置して、木柱取
合いねじ36で接合する。また、両F形フレーム32の
端部梁34,34間、および端部梁35,35間は接合
梁である木梁39を介してそれぞれ接合する。すなわ
ち、両端部梁34,35の上下面にわたって配置した木
梁39を木梁取合いねじ37で接合する。
【0020】この構成の場合、1階の天井高さは例えば
2700mm程度とするが、前記F形フレーム32の柱33の
脚部はコンクリート地中梁38の柱埋込穴38aに埋め
込むので、1階の天井高さを容易に可変設定できる。ま
た、両F形フレーム32の端部梁34,35の幅寸法は
外壁の幅寸法よりも若干狭く設定してあるので、外壁内
に端部梁34,35および木梁39を納めることができ
る。これにより、端部梁34,35の高さに左右される
ことなく、2階の天井高さについても可変設定できる。
このように、補強フレーム31で正面開口の補強を図る
ことができるので、1階や2階の正面側に十分大きな開
口43,44を設けた2階建ての狭小間口木造建物H2
の耐震性を、現場で溶接等の面倒な加工を行うことな
く、ボルト締め等の簡単な作業により簡単に向上させる
ことができる。なお、前記実施形態では2階建ての狭小
間口木造建物H2の補強の場合について示したが、1階
建ての木造建物の場合には、前記F形フレーム32に代
えて、端部梁を一つとした逆L形フレームを用いれば同
様の補強を行うことができる。
2700mm程度とするが、前記F形フレーム32の柱33の
脚部はコンクリート地中梁38の柱埋込穴38aに埋め
込むので、1階の天井高さを容易に可変設定できる。ま
た、両F形フレーム32の端部梁34,35の幅寸法は
外壁の幅寸法よりも若干狭く設定してあるので、外壁内
に端部梁34,35および木梁39を納めることができ
る。これにより、端部梁34,35の高さに左右される
ことなく、2階の天井高さについても可変設定できる。
このように、補強フレーム31で正面開口の補強を図る
ことができるので、1階や2階の正面側に十分大きな開
口43,44を設けた2階建ての狭小間口木造建物H2
の耐震性を、現場で溶接等の面倒な加工を行うことな
く、ボルト締め等の簡単な作業により簡単に向上させる
ことができる。なお、前記実施形態では2階建ての狭小
間口木造建物H2の補強の場合について示したが、1階
建ての木造建物の場合には、前記F形フレーム32に代
えて、端部梁を一つとした逆L形フレームを用いれば同
様の補強を行うことができる。
【0021】図4はこの発明の第4の実施形態を示す。
この実施形態の補強フレーム31Aは、図3の補強フレ
ーム31における両F形フレーム32の端部梁34間、
および端部梁35間を、接合梁であるH形鋼製の鉄骨梁
40を介してボルト42で接合したものである。その他
の構成は図3の実施形態と同様である。
この実施形態の補強フレーム31Aは、図3の補強フレ
ーム31における両F形フレーム32の端部梁34間、
および端部梁35間を、接合梁であるH形鋼製の鉄骨梁
40を介してボルト42で接合したものである。その他
の構成は図3の実施形態と同様である。
【0022】
【発明の効果】この発明の狭小間口木造建物の補強フレ
ームおよび補強構造によれば、この種建物の最弱部とな
る正面開口の補強が、現場溶接などの金属加工を必要と
せずに、簡単にかつ堅固に行え、また間口や階高の異な
る建物にも使用できて、使い勝手が良い。しかも、鋼製
のため、軽量強靱でかつコストが易い。
ームおよび補強構造によれば、この種建物の最弱部とな
る正面開口の補強が、現場溶接などの金属加工を必要と
せずに、簡単にかつ堅固に行え、また間口や階高の異な
る建物にも使用できて、使い勝手が良い。しかも、鋼製
のため、軽量強靱でかつコストが易い。
【図1】(A)はこの発明の第1の実施形態に係る狭小
間口木造建物の補強フレームの正面図、(B)は同補強
フレームを用いた木造建物の正面図である。
間口木造建物の補強フレームの正面図、(B)は同補強
フレームを用いた木造建物の正面図である。
【図2】この発明の第2の実施形態に係る狭小間口木造
建物の補強フレームの正面図である。
建物の補強フレームの正面図である。
【図3】(A)はこの発明の第3の実施形態に係る補強
フレームを用いた狭小間口木造建物の正面図、(B)は
同建物の側面断面図である。
フレームを用いた狭小間口木造建物の正面図、(B)は
同建物の側面断面図である。
【図4】(A)はこの発明の第4の実施形態に係る補強
フレームを用いた狭小間口木造建物の正面図、(B)は
同建物の側面断面図である。
フレームを用いた狭小間口木造建物の正面図、(B)は
同建物の側面断面図である。
【図5】狭小間口木造住宅の一例の間取り図である。
1,1A…補強フレーム、2,2A…L形フレーム、3
…中間梁、4,4A…逆L形フレーム、5,5A…中間
梁、6…下部柱、7,7A…端部梁、8,8A…上部
柱、9,9A…端部梁、16…木柱取合いねじ(木柱取
合い具)、21…木柱、31…補強フレーム、32…F
形フレーム、33…柱、34,35…端部梁、36…木
柱取合いねじ、39…木梁(接合梁)、40…鉄骨梁
(接合梁)、41…木柱
…中間梁、4,4A…逆L形フレーム、5,5A…中間
梁、6…下部柱、7,7A…端部梁、8,8A…上部
柱、9,9A…端部梁、16…木柱取合いねじ(木柱取
合い具)、21…木柱、31…補強フレーム、32…F
形フレーム、33…柱、34,35…端部梁、36…木
柱取合いねじ、39…木梁(接合梁)、40…鉄骨梁
(接合梁)、41…木柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 651 E04B 2/56 651C 651H 651A 652 652H
Claims (7)
- 【請求項1】 鋼製の下部柱の下端に鋼製の端部梁を溶
接した一対の対向するラーメン構造のL形フレームと、
両L形フレームの端部梁間に長さ調整可能に接合される
鋼製の中間梁と、鋼製の上部柱の上端に鋼製の端部梁を
溶接してなり前記上部柱の下部が前記各L形フレームの
下部柱に差し込まれる一対のラーメン構造の逆L形フレ
ームと、両逆L形フレームの端部梁間に長さ調整可能に
接合される鋼製の中間梁とを備え、両側の下部柱および
上部柱の外側の面に、木柱取合い具を設けた狭小間口木
造建物の補強フレーム。 - 【請求項2】 L形フレームの前記下部柱および端部
梁、並びに前記逆L形フレームの前記上部柱および端部
梁を、各々角形鋼管とした請求項1記載の狭小間口木造
建物の補強フレーム。 - 【請求項3】 請求項2記載の補強フレームを、狭小間
口木造建物における建物正面に設け、前記補強フレーム
の両側の下部柱および上部柱の外側の面に前記木造建物
の木柱を配置して前記木柱取合い具で接合し、前記L形
フレームおよび逆L形フレームの柱および梁となる鋼管
内にコンクリートまたはモルタルを充填した狭小間口木
造建物の補強構造。 - 【請求項4】 請求項1記載の補強フレームのL形フレ
ーム間を接続する中間梁を省略し、その補強フレームを
狭小間口木造建物の建物正面に設け、前記両L形フレー
ムの端部梁を土間コンクリートに埋め込み、前記補強フ
レームの両側の下部柱および上部柱の外側の面に前記木
造建物の木柱を配置して前記木柱取合い具で接合した狭
小間口木造建物の補強構造。 - 【請求項5】 鋼製柱の上端および中間部に鋼製の端部
梁を溶接した一対の対向するラーメン構造のF形フレー
ムと、両側の上端の端部梁間および中間の端部梁間を各
々接合する接合梁とを備え、前記両F形フレームの外側
の面に、木柱取合い具を設けた狭小間口木造建物の補強
フレーム。 - 【請求項6】 請求項5記載の補強フレームを、狭小間
口木造建物の建物正面に設け、前記両F形フレームの鋼
製柱の下端をコンクリート製地中梁に埋め込み、前記補
強フレームの両側の鋼製柱の外側の面に前記木造建物の
木柱を配置して前記木柱取合い具で接合した狭小間口木
造建物の補強構造。 - 【請求項7】 前記F形フレームの鋼製柱を鋼管製と
し、この鋼製柱内にコンクリートまたはモルタルを充填
した請求項6記載の狭小間口木造建物の補強構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9061396A JPH09256465A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 狭小間口木造建物の補強フレームおよび補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9061396A JPH09256465A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 狭小間口木造建物の補強フレームおよび補強構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09256465A true JPH09256465A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=14003343
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9061396A Pending JPH09256465A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 狭小間口木造建物の補強フレームおよび補強構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09256465A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007255090A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Sanix Inc | 木造軸組建築物の補強構造 |
| JP2014058784A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Sanyo Homes Corp | 床面剛性部材および吹き抜けを囲む梁の補強方法 |
| JP2019108673A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | 株式会社竹中工務店 | 木製架構の制振構造 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP9061396A patent/JPH09256465A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007255090A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Sanix Inc | 木造軸組建築物の補強構造 |
| JP2014058784A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Sanyo Homes Corp | 床面剛性部材および吹き抜けを囲む梁の補強方法 |
| JP2019108673A (ja) * | 2017-12-15 | 2019-07-04 | 株式会社竹中工務店 | 木製架構の制振構造 |
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