JPH09257612A - 力覚センサー - Google Patents
力覚センサーInfo
- Publication number
- JPH09257612A JPH09257612A JP8066468A JP6646896A JPH09257612A JP H09257612 A JPH09257612 A JP H09257612A JP 8066468 A JP8066468 A JP 8066468A JP 6646896 A JP6646896 A JP 6646896A JP H09257612 A JPH09257612 A JP H09257612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- force sensor
- semiconductor substrate
- wiring
- diffusion layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 103
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims abstract description 78
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 75
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 65
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 60
- 229910052710 silicon Inorganic materials 0.000 abstract description 37
- 239000010703 silicon Substances 0.000 abstract description 37
- 238000001459 lithography Methods 0.000 abstract 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 144
- 239000010408 film Substances 0.000 description 58
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 41
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 40
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 40
- XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N Silicon Chemical compound [Si] XUIMIQQOPSSXEZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 36
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 30
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 18
- 239000012535 impurity Substances 0.000 description 17
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 16
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 16
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 12
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 10
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 8
- WGTYBPLFGIVFAS-UHFFFAOYSA-M tetramethylammonium hydroxide Chemical compound [OH-].C[N+](C)(C)C WGTYBPLFGIVFAS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 8
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 7
- 239000012670 alkaline solution Substances 0.000 description 6
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 6
- 238000005755 formation reaction Methods 0.000 description 6
- 238000005468 ion implantation Methods 0.000 description 5
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 5
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 4
- 238000001020 plasma etching Methods 0.000 description 4
- 238000000608 laser ablation Methods 0.000 description 3
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical group [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 3
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N Fluorane Chemical compound F KRHYYFGTRYWZRS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 2
- 229910052814 silicon oxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000000992 sputter etching Methods 0.000 description 2
- 230000003321 amplification Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000012636 effector Substances 0.000 description 1
- 238000003199 nucleic acid amplification method Methods 0.000 description 1
- 238000004528 spin coating Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Micromachines (AREA)
- Manipulator (AREA)
Abstract
微小な力覚センサーガ提供できないこと。 【解決手段】把持部(5) と、該把持部(5) に加えられる
応力を検出するセンシング領域(3) と、前記把持部(5)
及びセンシング領域(3) を支持する基部(1) と、前記セ
ンシング領域(3) に接続され、前記基部(1) まで延在し
て設けられた配線(9〜15) とを具備した力覚センサーに
おいて、前記把持部(5) 、センシング領域(3) 、基部
(1) 及び配線(9〜15) を薄板状の半導体基板に一体的に
形成したことを特徴とする力覚センサー。
Description
し、特に微小部品や細胞等のハンドリングに用いられる
マイクロマニピュレータに供せられる力覚センサーに関
する。
い、微小部品のハンドリングや細胞操作を目的とした高
精度の位置制御が可能なマイクロマニピュレータが開発
されている。このようなマイクロマニピュレータとして
は、例えばIEEE International Conference on
Robot and Automation ,1995,pp1674-1679 に開
示されているものが挙げられる。これについては図38
に示す。一対の細いガラス針141 は圧電素子142 によっ
て駆動される。この圧電素子142 の変位を精密にコント
ロールすることで、ガラス針141 を箸のように用いて細
胞操作などの微妙なハンドリングを行う。
たマニピュレーションシステムにおいては、機械強度の
弱い微小部品や細胞をハンドリングする際の微小な応力
を検出してフィードバックする制御系を構成することが
特に望ましい。比較的大きなサイズの部品等を扱う産業
用ロボットのマニピュレータにおいては、このような力
覚フィードバック用センサーには歪みゲージが用いられ
るのが一般的である。特に、ピエゾ抵抗効果を用いた半
導体歪みゲージは、計測感度が高いことから微小応力の
計測に適している。このような歪みセンサーの実装に
は、例えば特開平7−311107に開示されているよ
うに、弾性部材にゲージを接着などの方法で固定するの
が一般的であった。
法をマイクロマニピュレータに適用しようとすると、非
常に剛性の小さい微小構造体を製作してこれに高感度の
歪みセンサーを固定する必要があり、製作精度と組立性
の問題から安定した高精度の応力計測は困難である。
で、マイクロマニピュレータに適用可能な高感度で微小
な力覚センサーを提供することを目的とする。
する検出部と、前記把持部及び検出部を支持する基部
と、前記検出部に接続され、前記基部まで延在して設け
られた配線部とを具備した力覚センサーにおいて、前記
把持部、検出部、基部及び配線部を薄板状の半導体基板
に一体的に形成したことを特徴とする力覚センサー。
ば、実施形態1では、図1,2における把持部5とこれ
に加えられる応力を検出する検出部となるセンシング領
域3と、把持部及び検出部を支持する基部1と、検出部
に接続されて基部まで延在して設けられた配線9乃至11
よりなる配線部とからなり、把持部、検出部、配線部が
一体的に形成されている。
体に形成され、さらに検出部のセンシング信号を基部ま
で伝達する配線部が一体に形成されていることによっ
て、組立工程が不要となり、微小物体のハンドリング等
に利用するマイクロマニピュレータに好適な微小な力覚
センサーが得られる。
体基板と、この半導体基板上に形成され、半導体基板上
に加えられる応力を検出する検出部と、前記半導体基板
に形成され、前記検出部を支持する基部と、前記検出部
に接続され、前記基部まで延在するように前記半導体基
板上に形成された配線部とを具備した力覚センサーにお
いて、前記検出部は、互いに直交する3方向の応力を検
出するように、前記半導体基板上の異なる部位に設けら
れた少なくとも3つの検出手段を備えたことを特徴する
力覚センサー。
って異なる出力信号を発生する3つの検出手段を有する
ことによって、応力の方向成分を分離して計測すること
ができる微小な力覚センサーが得られる。
体基板と、この半導体基板上に形成された可撓性部と、
この可撓性部を挟んで前記半導体基板上に形成され、半
導体基板上に加えられる応力を検出する2つの検出部
と、前記可撓性部を挟んで前記半導体基板上に形成さ
れ、前記検出部を支持する2つの基部と、前記半導体基
板及び前記可撓性部に形成され、前記2つの検出部を電
気的に接続する配線部とを具備した力覚センサーにおい
て、前記可撓性部を湾曲させることにより、前記2つの
検出部を対向配置させたことを特徴する力覚センサー。
となる薄板状の半導体領域に形成された歪みセンシング
素子によって、多軸の応力センシングを可能にし、これ
らのセンシング素子の配線が可撓性部である可撓性薄膜
配線層によって接続されているために、一つの面に電極
を配置できる。
参照して説明する。
(A),(B)を参照する。ここで、図1は平面図、図
2は図1のX−X線に沿う断面図、図3(A)は図1の
力覚センサーの一構成であるセンシング素子の平面図、
図3(B)は図3(A)のX−X線に沿う断面図を示
す。本実施形態1に係る力覚センサーは、マイクロマニ
ピュレータに適用するもので、図38のガラス針141 に置
き換えて用いられる。力覚センサーは、基部1と、後部
高剛性領域2と、センシング領域3と、前部高剛性領域
4と、把持部5からなる。いずれもシリコンで構成さ
れ、後部高剛性領域2の表面部2a、センシング領域3
の表面部3a、前部高剛性領域4の表面部4a、把持部
5の表面部5aの導電型はいずれもN型である。
シング素子6が、領域2aには温度補償素子7がそれぞ
れ形成されている。これらの素子6、7は、いずれも同
じ形態のPNP型バイポーラトランジスタである。前記
シリコンの表面にはシリコン窒化膜よりなる絶縁膜8が
形成され、この絶縁膜8にはコンタクト孔(図示せず)
が開口されている。このコンタクト孔を介して接続され
た、センシング素子6のエミッタ配線9、ベース配線1
0、コレクタ配線11、基板配線12が前記基部1まで延在
し、同じく絶縁膜8に開口したコンタクト孔(図示せ
ず)を介して接続された、温度補償素子7のエミッタ配
線13、ベース配線14、コレクタ配線15、基板配線12(セ
ンシング素子と共通)が基部まで延在する。
極パッドを有する。配線の上部には上部絶縁膜となるポ
リイミド膜16が形成され、ポリイミド膜のパッド部分に
は開口部17が形成されている。この様な力覚センサーの
各領域の厚さは、検出すべき把持力の範囲や求められる
精度、製作の容易さ等によって最適化されるが、一例を
挙げると、後部高剛性領域2及び前部高剛性領域4で4
0μm程度、センシング領域3及び把持部5で10μm
程度、基部1で300μm程度である。
て図3を用いて詳しく説明する。
コレクタ領域となるP型拡散層18が形成され、その中に
ベース領域となるN型拡散層19が形成され、さらにその
中にエミッタ領域となるP型の高濃度拡散層20が形成さ
れている。各拡散層の不純物濃度は、後述するように求
められる検出感度などによって最適化される。一例を挙
げると、エミッタとなるP型の高濃度拡散層20で1×1
020/cm3 、ベースとなるN型拡散層19で3×1018
/cm3 、コレクタとなるP型拡散層18で3×1017/
cm3 程度である。また、各配線のコンタクト孔24の領
域にはオーミックコンタクトを得るために、ベース領域
に対して高濃度N型拡散層21、コレクタ領域に対して高
濃度P型拡散層22、基板領域に対して高濃度N型拡散層
23がそれぞれ形成されている。なお、温度補償素子7に
ついても同様な形態であるので、説明は省略する。
配線は基部の電極パッドの開口部17に接続されるリード
線によって外部の検出回路に接続される。把持部5に応
力が加わると、センシング領域3の表面にも僅かな歪み
が発生し、この領域のシリコンの格子定数が変化する。
これが接合のバンド構造に影響し、ベース電流が変化し
てコレクタ電流を大きく変調する。後部高剛性領域2に
おいても把持部5への応力印加による表面歪みは発生す
るが、その量は厚さが大きく異なるので、センシング領
域と比較すると非常に小さい。従って、センシング素子
6と温度補償素子7の出力変調を比較することによって
温度補償されたセンシング領域の歪み量を得ることがで
きる。なお、図1のように、温度補償素子7が形成され
る後部高剛性領域2の幅をセンシング領域3よりも大き
くすると、温度補償素子7の歪みの影響を更に小さくす
ることができるので特に好ましい。把持部5の応力とセ
ンシング領域3の歪み量の関係は、一体化された把持部
も含めた全体の構造によって決まるので、歪み量を計測
することによって把持部5の応力を計算することができ
る。
シング領域3を一体に形成することが可能で、しかも応
力を検出する領域(センシング部3)がセンシング素子
6と一体であるので、従来のように歪みゲージを貼り付
けるなどの組立工程が不要であるため、微小化に適して
いる。加えて製作には半導体製造技術が適用できるので
フォトリソグラフィー技術によってセンシング素子6や
把持部5自体も非常に小さく形成することが可能であ
る。
ンジスタを用いることで、歪みによるバンド構造の変化
による電流変調を増幅することができるので、従来のピ
エゾ抵抗効果を利用した半導体歪みゲージよりも大幅に
高感度化できる。更に、温度補償素子7を一体でしかも
近接して配置できるので温度補償の精度を高めて、結果
として応力の計測精度を高めることができる。このよう
に、本実施形態1によれば、小型で高精度で、しかもセ
ンシング機能と把持機能が一体化した力覚センサーを得
ることができる。
法について図10から図17を用いて説明する。なお、
拡散層の表記の方法について、実線はその拡散層が形成
された領域(基板もしくは他の拡散層)に対してPN接
合を形成している場合に用い、破線は拡散層が形成され
た領域(基板もしくは他の拡散層)と同じ導電型の拡散
層が形成され場合、即ち濃度の違いはあるがPN接合を
構成しない場合に用いるものとする。この表記法は実施
形態2の説明以降も同様とする。
もしくは機能を有する部位は同一の番号でアルファベッ
トの添字を加えて区分したものがあるが、この場合でア
ルファベットの添字を省略して記した場合はその番号の
全てのアルファベットの添字の部位を指すものとする。
この表記法は実施形態2以降も同様とする。
が<100>で基板濃度が2×1014/cm3 、厚さ3
00μmのP型シリコン基板31の裏面にシリコン窒化膜
をCVDによって形成し、これを通常の半導体製造で用
いるフォトリソグラフィー技術によってパターニングし
て、シリコン窒化膜パターン32a、32bを得る。ここ
で、シリコン窒化膜パターン32aは図1の基部となる領
域に対応し、シリコン窒化膜パターン32bは後で述べる
電気化学エッチング時の枠部分に対応する。なお、ここ
では1 つの把持部付き力覚センサーについてのみ図示す
るが、この把持部付き力覚センサーは小さいので、1 枚
のシリコン基板上に多数の把持部付き力覚センサーを形
成できることは言うまでもない。
ン基板31の表面に、深いN型拡散層33a、33bと、深い
P型拡散層34a、34bを形成する。ここで、拡散層33
a、33b、34a、34bはそれぞれ図1における後部高剛
性領域2、センシング領域3、前部高剛性領域4、把持
部5にそれぞれ相当する部位に形成される。但し、深い
P型拡散層34a、34bは最終的にセンシング領域及び把
持部として形成される領域よりも幅広く形成される。こ
れらの拡散層の不純物濃度はいずれも表面で1〜2×1
016/cm3 程度である。N型拡散層33a、33bの接合
深さは25μm程度で、P型拡散層の不純物も同程度の
深さまで拡散される。これらの拡散層の形成工程には、
通常の半導体製造で用いるフォトリソグラフィー、イオ
ン注入及び熱拡散が適用される。
さ6μm、表面濃度3〜6×1016/cm3 程度のN型
拡散層35を形成する。これは図1の後部高剛性領域2の
一部、センシング領域3、前部高剛性領域4の一部、把
持部5に相当する領域に形成される。つづいて、図13
に示すように、センシング素子6と温度補償素子7及び
高濃度のP型拡散層よりなるガードリング36を形成す
る。センシング素子6と温度補償素子7の詳細の図示は
ここでは省略するが、図3に示したように、N型領域
(ここではN型拡散層35が該当する)に形成されたP型
コレクタ領域、N型ベース領域、高濃度のP型エミッタ
領域と、ベース・エミッタの配線のコンタクト領域に該
当する部位に形成された高濃度拡散層が形成されてい
る。これらについても通常の半導体製造技術を適用する
ことができる。なお、ガードリング36は最終的な把持部
付き力覚センサーの外周に相当する領域に形成される。
このガードリング36となる拡散層はセンシング素子6と
温度補償素子7のエミッタ領域と同時に形成されること
が製造工程の簡略化の点で好ましい。
00nmの低応力シリコン窒化膜の絶縁膜37を形成し
て、これの所定位置にコンタクト孔(図示せず)を形成
した後、図1に示した配線9,10,11,12,13,14,15
を形成する。つづいて、図15に示すように、表面にポ
リイミド膜38をスピンコートによって形成し、配線9,
10,11,12,13,14,15の電極パッド部分に開口部17を
形成する。更に、図16に示すように、表面側を機械的
に封止することによって保護した状態で強アルカリのエ
ッチャントに浸すことで裏面側のシリコン窒化膜32a、
32bのない領域のシリコン基板を裏面からエッチングす
る。この際、N型拡散層33a、33b、35をアノードとし
て、強アルカリのエッチャントをカソードとしてバイア
スを印加する。これは配線12に正バイアスを与えること
でなされる。このエッチングはN型拡散層33a、33b、
35がない領域ではシリコン窒化膜37が裏面側で露出する
まで進行するが、N型拡散層33a、33b、35が存在する
領域では電気化学エッチングによって、N型拡散層33
a、33b、35とP型基板31もしくはP型拡散層34のPN
接合のP型側の空乏層端部近傍で停止する。
領域(図1のセンシング領域3及び把持部5に該当す
る)では、接合部のP型領域の不純物濃度が高いので同
じバイアスを印加した場合でもP型側への空乏層の拡が
りが抑制され、残存するP型領域3b、5bの厚さは小
さくなる。一方、P型拡散層が存在しない領域(図1の
後部高剛性領域2及び前部高剛性領域4に該当する)で
は、接合部近傍のP型領域の不純物濃度が低いので同じ
バイアスを印加した場合でもP型側への空乏層の拡がり
が大きく、残存するP型領域2b、4bの厚さは大きく
なる。
るために薄くして、温度補償素子を形成する後部高剛性
領域では歪みの影響を小さくするために厚くすることが
望ましいが、本製造方法ではセンシング領域3でのN型
拡散層35の接合深さが小さく、しかもこの領域での電気
化学エッチング時の空乏層の拡がりを抑制できるので全
体の厚さを非常に薄くできる。これに対して、後部高剛
性領域2でのN型拡散層33a の接合深さが大きく、しか
もこの領域での電気化学エッチング時の空乏層の拡がり
が大きくなるので全体の厚さを厚くすることができる。
また、電気化学エッチング時の空乏層の横方向への拡が
りは高濃度のP型領域であるガードリング36で抑制され
るので、横方向については、残存する部位の形状はほぼ
N型拡散層の接合部に対応する。即ち、図16の上面図
の破線で示した領域のシリコンが残存することになる。
からのCF4 とO2 の混合ガス雰囲気中でのRIE(R
eactive Ion Etching)によってシリコンが除去され
た領域でのシリコン窒化膜37を除去し、更に残存したシ
リコン部を図16で破線で示した形状に沿ってポリイミ
ド膜38をレーザーアブレーションで切り出すことで図1
に示したような把持部付き力覚センサーを得る。
方法によれば、電気化学エッチングによって残存させる
領域の厚さを、N型拡散層の接合深さとPN接合のバイ
アス印加時のP型領域側での空乏層の拡がりを制御する
ことによって広い範囲で制御することができる。この電
気化学エッチングで薄いシリコンを残存させる手法の形
状制御性は不純物濃度分布及びバイアス時の電位分布の
制御性で規定されるが、イオン注入とフォトリソグラフ
ィー及び熱拡散の制御性は半導体製造技術で用いられる
もので制御性は極めて高い。従って、従来の機械加工と
比較すると10μm程度のサイズでも極めて再現性良く
微小構造体を製作することができる。しかも把持部付き
力覚センサー自体が小さいので、バッチ処理によって量
産が可能で、製造コストを低減することができる。
て図4(A),(B)を用いて説明する。ここで、図4
(A)は本実施形態2に係る力覚センサーの特に配線領
域の平面図、図4(B)は図4(A)のX−X線に沿う
断面図である。本実施形態2は、実施形態1のセンシン
グ素子6及び温度補償素子7をPNP型バイポーラトラ
ンジスタからピエゾ抵抗素子に置き換えたものである。
センシング領域の表面のN型領域3aに表面濃度が3×
1017/cm3 で接合深さが0.8μmのP型拡散層41
が形成され、この両端部に配線に対してオーミックコン
タクトをとるための高濃度のP型拡散層42が形成されて
いる。また、P型拡散層41に近接してN型の高濃度拡散
層43が形成されている。
aの上部のシリコン窒化膜の絶縁膜8に開口されたコン
タクト孔44を介して配線45、46、47に接続されている。
前記配線45、46、47は、実施形態1と同様に、基部の電
極パッドまで延在している。センシングは配線45、46を
用いてP型拡散層41の抵抗値を計測することによってな
される。配線47はN型領域3aの電位を安定させるため
のものであり、これによって基板の電位変動を抑制す
る。また、この配線47は、実施形態1において電気化学
エッチング時のバイアス印加の電極としても用いられ
る。実施形態1の場合と同様に、温度補償素子も図4と
同じ形態が適用される。
ゾ抵抗素子であり、感度の点でPNP型バイポーラトラ
ンジスタを用いた実施形態1の場合よりも劣るが、必要
な配線数が少ないことと、製造工程が単純であること
と、出力が線形であることから外部の検出回路が単純化
できるので、あまり高い検出感度が求められない用途で
はより好ましい。なお、本実施形態2においては、力覚
センサーに拡散抵抗のピエゾ抵抗素子を用いたが、PN
接合ダイオードを利用する方法やNPN型バイポーラト
ランジスタを利用する方法なども考えられる。求められ
る応力の計測感度や計測範囲によって最適な力覚センサ
ーの形態が選択される。
力覚センサーを図5(A),(B)を用いて説明する。
ここで、図5(A)は本実施形態3に係る力覚センサー
の特に配線領域の平面図、図5(B)は図5(A)のX
−X線に沿う断面図である。本実施形態3は、実施形態
1のセンシング素子と温度補償素子を電流経路の異なる
3つのショットキーダイオードに置き換えたものであ
る。図1におけるセンシング領域3はP型領域3bとN
型領域3aよりなるが、本実施形態3はN型領域の表面
は、センシング素子が形成される領域に選択的にエピタ
キシャル成長法によって形成されたN型エピタキシャル
層51で、ボロンを拡散させたP型埋め込み拡散層52が所
定領域に形成されている。このP型埋め込み拡散層52の
不純物濃度は5×1018/cm3 程度である。前記エピ
タキシャル層51の表面には表面不純物濃度が5×1018
/cm3 程度のP型拡散層53a、53b、53cと表面濃度
が1×1020/cm3 程度の高濃度のN型拡散層54a、
54b、54cが形成され、P型拡散層53aとN型高濃度拡
散層54a、P型拡散層53bとN型高濃度拡散層54b、P
型埋め込み拡散層52とN型高濃度拡散層54cでショット
キーダイオード60、61、62をそれぞれ構成する。
ットキーダイオード55、56、57の接合面は互いに直交す
る。なお、各ショットキーダイオードに配置されたP型
高濃度拡散層58a、58b、58cは配線に対してオーミッ
クコンタクトをとるためのものである。また、P型拡散
層53cはP型埋め込み拡散層52とP型高濃度拡散層58c
の間の抵抗を低減するためのものである。エピタキシャ
ル層51の上部にはシリコン窒化膜よりなる絶縁膜8が形
成され、これに開口されたコンタクト孔59を介してショ
ットキーダイオード60、61、62の配線63が形成されてい
る。この配線63は、実施形態1と同様にポリイミド膜16
に覆われて図1における基部2の領域まで延在する。特
に図示はしないが、ショットキーダイオード60、61、62
と同じ構成の温度補償素子が図1における後部高剛性領
域2に形成されている。
加えられた場合、その応力の方向によってセンシング領
域3には異なった方向の歪みが発生する。実施形態1、
2においては、表面歪みを1 つのセンサーーで計測する
構成となっている。応力の方向がある程度限定されるよ
うな作業ではこれでも問題はないが、マイクロマニピュ
レータをマスター・スレーブ環境で操作して、複雑な作
業を行う場合は、把持部の各方向の応力成分を分離し
て、マスターマニピュレータにフィードバックする構成
とすることが特に望ましい。一方、本実施形態3の方法
では、互いに直交する接合面を有する3つのショットキ
ーダイオードの出力変調を比較することによって、セン
シング領域3の歪みの方向成分を分離することができ
る。これにより、把持部に加わる応力を各方向に分離し
てマスターマニピュレータにフィードバックするなどの
マイクロマニピュレータによる複雑で高度な作業を実現
するための環境を構築できる。
イオードの接合面を流れる電流をセンシングに用いてい
るので、拡散抵抗の方向を変えてピエゾ抵抗効果を用い
る方法と比較して高い検出感度が得られる。更に、本実
施形態3の方法では3つのセンシング素子が、把持部に
一体に形成されているために力覚センサーの組立が不要
で、小型化に適する。実施形態1において説明した製造
方法が基本的にはそのまま適用できる。更には、本実施
形態3においては把持部を一体形成した力覚センサーを
示しているが、把持部を別体で形成して接着等の方法で
組み付けても良い。
係る力覚センサーを図6及び図7(A),(B)を参照
して説明する。ここで、図6は実施形態4に係る力覚セ
ンサーの平面図、図7(A)は図6のX−X線に沿う断
面図、図7(B)は図6のY−Y線に沿う断面図であ
る。図6は3軸の把持部付き力覚センサーを示してい
る。これは、基部71、後部高剛性領域72、センシング領
域73a〜73c、前部高剛性領域74、把持部75からなる。
いずれもシリコンで構成されている。前記センシング領
域73はスリット76によって第1センシング領域73a、第
2センシング領域73b、第3センシング領域73cの3つ
の部分に区分されている。また、第2センシング領域73
bは表面側から全体の約半分の厚さに相当する部分が除
去されている。このため、第2センシング領域73bは、
第1センシング領域73a及び第3センシング領域73cの
約半分の厚さとなっている。
窪み77が設けられており、その表面からの深さは第2セ
ンシング領域73bに等しい。センシング領域73a、73
b、73cの表面には歪みセンシング素子78a、78b、78
cがそれぞれ形成されており、後部高剛性領域72の表面
には、窪み77の両側に温度補償素子79a、79cが、窪み
77には温度補償素子79bがそれぞれ形成されている。こ
れらの歪みセンシング素子78a〜78cと温度補償素子79
a〜79cは、いずれも同じ形態のPNP型バイポーラト
ランジスタで、構造は図3に示したものと同じである。
また、前記基部71には電子回路80が形成されている。表
面にはシリコン窒化膜81の上に配線82が形成され、シリ
コン窒化膜81に開口されたコンタクト孔(図示せず)を
介して各歪みセンシング素子78a〜78cと温度補償素子
79a〜79cと電子回路80を配線(図示せず)によって電
気的に接続している。更にその上部にはポリイミド膜83
が形成され、基部71において外部リードとの接続のため
のパッド開口部84が形成されている。なお、電子回路80
から外部リード線に接続するための配線82はパッド開口
部84まで延在している。
配線82はパッド開口部84の部位以外での表記を省略して
いるが、各歪みセンシング素子78a〜78cと各温度補償
素子79a〜79cの各端子と電子回路80が接続され、さら
にこの電子回路80から必要な数の配線がパッド開口部84
の部位まで延在している。電子回路80には各歪みセンシ
ング素子78a〜78c及び各温度補償素子79a〜79cが配
線82によって接続され、これらの素子(PNP型バイポ
ーラトランジスタ)を時分割で駆動するためのフリップ
フロップ回路や出力信号検出のためのブリッジ回路及び
マイクロマニピュレータをフィードバック制御するため
の外部コントローラに対して、把持部の応力の状態を伝
達するためのA/Dコンバータと信号伝送回路が含まれ
る。この回路の機能によって、把持部付き力覚センサー
ーと外部コントローラの間のエネルギー供給や信号伝達
は比較的少ない配線によって実現できる。
X軸の正方向に応力が加わった場合には歪みセンシング
素子78aに対しては圧縮歪みが、歪みセンシング素子78
cに対しては引張り歪みが発生し、湾曲のほぼ中立面上
ある歪みセンシング素子78bに対しては歪みはほとんど
発生しない。Z軸の正方向に応力が加わった場合には、
歪みセンシング素子78a〜78cには等しい圧縮歪みが生
じる。Y軸の正方向(図示せず、紙面に鉛直下側の方
向)に応力が加えられた場合は、表面歪みによって歪み
センシング素子78a、78cには等しい引張り歪みが発生
し、ほぼ中立線上に存在する歪みセンシング素子78bに
対しては歪みはほとんど発生しない。即ち、歪みセンシ
ング素子78bの接合面は歪みセンシング素子78a、78c
よりも深く、Y軸方向に歪みが加わった場合の湾曲の中
立面近傍に配置されていることによって異なる電流変調
を得ることが可能になる。
75に加わる応力の方向によって3つの歪みセンシング素
子78a〜78cの出力変調が異なるので、これらを比較す
ることによって各方向の応力を分離して計算することが
できる。また、センシング領域73a〜73cにスリット76
が設けられているため、X軸の方向に応力が加わった場
合の歪みセンシング素子78a、78cに発生する歪みを大
きくすることができるので、X軸の方向の応力に対する
感度を高めることができる。なお、表記されたX,Y,
Zの各軸の方向は図6に対応していることに注意された
い。温度補償素子79bが窪み77の中に設けられているの
は、素子の不純物濃度分布を歪みセンシング素子78bと
完全に同じにするためである。温度補償素子79a、79c
は同一の素子であるので一方を省略することもできる。
部品や細胞のハンドリングするための、マイクロアーム
(把持部)を一体化した高感度の3軸力覚センサーーを
得ることができる。また、本実施形態4では機械的構造
によって、同一形態の3つのセンシング素子が方向によ
って異なる出力変調が得られる構成となっているので、
センサーー素子の構造の自由度が大きく、計測範囲や計
測感度を用途に応じて最適化することができる。また、
本実施形態4においては把持部75を一体形成した力覚セ
ンサーを示したが、把持部を省略して形成して、別体の
把持部を接着等の方法で取り付けても良い。この方法は
微小化には限界があるが、比較的把持部の形状を自由に
設定することが可能で、しかも単純な把持操作だけでな
くなんらかの作業を行うエンドエフェクタも取り付けら
れるので、把持対象が比較的大きな場合には好ましい。
ーの製造方法について図18〜図28を用いて説明す
る。
が<100>で基板濃度が2×1014/cm3 、厚さ3
00μmのP型のシリコン基板91の裏面にシリコン窒化
膜をCVDによって形成し、これを通常の半導体製造で
用いるフォトリソグラフィー技術によってパターニング
して、シリコン窒化膜パターン92a、92bを形成する。
ここで、シリコン窒化膜パターン92aは図6,7の把持
部付き力覚センサーの基部71に対応し、シリコン窒化膜
パターン92bは後で述べる電気化学エッチング時の枠部
分に相当する。なお、ここでは1つの把持部付き力覚セ
ンサーについてのみ図示するが、力覚センサーは小さい
ので、1 枚のシリコン基板上に多数の力覚センサーを形
成できることは言うまでもない。
ン基板91の表面に、深いN型拡散層93a、93bと、深い
P型拡散層94を形成する。ここで、拡散層93a、94、93
bはそれぞれ図6,7における後部高剛性領域72、セン
シング領域73、前部高剛性領域74にそれぞれ対応する部
位に形成される。但し、深いP型拡散層94は最終的にセ
ンシング領域73として形成される領域よりも幅広く形成
される。これらの拡散層の不純物濃度はいずれも表面で
1〜2×1016/cm3 程度である。N型拡散層93a、
93bの接合深さは25μm程度で、P型拡散層の不純物
も同程度の深さまで拡散される。これらの拡散層の形成
工程には、通常の半導体製造で用いるフォトリソグラフ
ィー、イオン注入及び熱拡散が適用される。
7における歪みセンシング素子78bが形成されるセンシ
ング領域73b及び温度補償素子79bが形成される窪み77
に対応する領域をシリコン酸化膜をマスクとしてTMA
H(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)の
水溶液で15μmの深さまでエッチングすることで窪み
95a、95bを形成する。エッチングの後でマスクのシリ
コン酸化膜はフッ化水素酸の水溶液で除去する。
(B)に示すように、接合深さ6μm、表面濃度3〜6
×1014/cm3 程度のN型拡散層96を形成する。な
お、図22(A) は図21のX−X線に沿う断面図、図22(B)
は図21のY−Y線に沿う断面図である。これは図6,7
の後部高剛性領域72の一部、センシング領域73、前部高
剛性領域74の一部、把持部75に相当する領域に形成され
る。但し、この拡散層96は図6,7のスリット76に対応
する部位(矩形97で囲まれた領域)には形成されない。
(B)に示すように、センシング素子78a〜78c及び温
度補償素子79a〜79cを実施形態1と同様に形成する。
なお、図24(A) は図23のX−X線に沿う断面図、図24
(B) は図23のY−Y線に沿う断面図である。ここで、電
子回路80も併せて形成される。これらの形成には通常の
半導体製造技術が適用される。また、図6,7の把持部
付き力覚センサーの外周に合わせたP型高濃度拡散層よ
りなるガードリング98aと図6,7のスリット76に該当
する領域にP型高濃度拡散層98bも併せて形成される。
(B)に示すように、シリコン窒化膜より成る絶縁膜8
1、コンタクト孔(図示せず)、配線パターン84、ポリ
イミド膜83、パッド開口部84が順次形成される。なお、
図26(A) は図25のX−X線に沿う断面図、図26(B) は図
25のY−Y線に沿う断面図である。但し、図6、図7と
同様にパッド開口部84以外の部位の配線82の表記は省略
されている。
(B)に示すように、表面側を機械的に封止することに
よって保護した状態で強アルカリのエッチャントに浸す
ことで、裏面側のシリコン窒化膜92a 及び92b のない領
域のシリコン基板を裏面からエッチングする。なお、図
28(A) は図27のX−X線に沿う断面図、図28(B) は図27
のY−Y線に沿う断面図である。この際、N型拡散層9
3、96をアノードとして、強アルカリのエッチャントを
カソードとしてバイアスを印加する。これは特定の配線
の電極パッドがN型拡散層96に接続されるように配置し
て、これに正バイアスを与えることでなされる。
96がない領域ではシリコン窒化膜81が裏面側で露出する
まで進行するが、N型拡散層93又は96が存在する領域で
は電気化学エッチングによって、N型拡散層93又は96と
P型基板91もしくはP型拡散層94のPN接合のP型側の
空乏層端部近傍で停止する。このエッチングではP型拡
散層が存在する領域(図6,図7のセンシング領域73に
該当する)では接合部のP型領域の不純物濃度が高いの
で同じバイアスを印加した場合でもP型側への空乏層の
拡がりが抑制され、残存するP型領域の73´の厚さは小
さくなる。
(図6,図7の後部高剛性領域72、前部高剛性領域74及
び把持部75に該当する)では接合部のP型領域の不純物
濃度が低いので同じバイアスを印加した場合でもP型側
への空乏層の拡がりが大きく、残存するP型領域72´、
74´、75´の厚さがP型領域73´と比較して大きくな
る。ここで、図6,図7の把持部75の厚さはセンシング
領域73よりも厚くなるので、実施形態1のように把持部
とセンシング領域の厚さを等しくした場合と比較してセ
ンシング領域の歪みを大きくできるので、高感度化の点
で好ましい。
ように、エッチングによる窪みの形性によって薄膜化さ
れたセンシング領域73bでは、その厚さがセンシング領
域73a、73bと比較してほぼ半分になるように拡散層の
不純物濃度分布と電気化学エッチングのバイアス条件が
設定される。更に、電気化学エッチング時の空乏層の横
方向への拡がりは高濃度のP型領域であるガードリング
98aで抑制される為、横方向については、残存する部位
の形状はほぼN型拡散層の接合部に対応する。更には、
スリット76に該当する部位に形成された高濃度のP型領
域98bにより、空乏層の横方向拡がりが抑制されるの
で、この領域のシリコンは完全に除去される。
(B)に示すように、裏面側からのCF4 とO2 の混合
ガス雰囲気中でのRIE(Reactive Ion Etching)
によってシリコンが除去された領域でのシリコン窒化膜
81を除去し、更に残存したシリコンに沿ってポリイミド
膜をレーザーアブレーションで切り出すことで図6,図
7に示したような把持部付き3軸力覚センサを製造す
る。なお、図30(A) は図29のX−X線に沿う断面図、図
30(B) は図29のY−Y線に沿う断面図である。
センサーについて図8(A)〜(C)、図9を参照して
説明する。なお、図8(A)は実施形態5の力覚センサーの
平面図、図8(B)は図8(A)のX−X線に沿う断面図、図8
(C)は図8(A)の正面図である。図8、図9は一体形成さ
れた把持部を備えた3軸の力覚センサーを示している。
把持部101 が延在する第1の前側基部102 及び第2の前
側基部105 よりなる前側基部112 と、根元側の第1の後
側基部103 及び第2の後側基部106 よりなる後側基部11
3 は、4本のシリコンの支柱104a,104b,104c,104dで
支持されている。ここで、第1の前側基部102 及び第1
の後側基部103 の底面同士をそれぞれ接着することによ
って形成される。4本のシリコン支柱104a〜104dには歪
みセンシング素子107a〜107dがそれぞれ設けられ、第1
の後側基部103 には電子回路108 が形成されている。こ
こで、歪みセンシング素子は、図3で示したPNP型バ
イポーラトランジスタと同種のものである。
4a、104bにはポリイミド膜より成る可撓性薄膜で覆われ
た配線層109aが、第2の後側基部106 及シリコンの支柱
104c、104dにはポリイミド膜より成る可撓性薄膜で覆わ
れた配線層109bが形成されている。シリコンの支柱104
a、104bに形成されたセンシング素子107a、107bの各端
子は、配線層109aに接続されて第1の後側基部103 に形
成された電子回路108 に接続される。一方、シリコンの
支柱104c、104dに形成されたセンシング素子107c、107d
の各端子は、配線層109bに接続されて第2の後側基部10
6 まで延在し、ここから配線層109cを介して配線層109b
に接続され、ここから電子回路108 に接続される。ここ
で、配線層109cは湾曲させて配線層109a、109bを接続さ
せるためのもので、配線層109a、109b、109cは一体に形
成されている。
7a〜107d(PNP型バイポーラトランジスタ)を時分割
で駆動するためのフリップフロップ回路、温度補償回
路、出力信号検出のためのブリッジ回路及びマイクロマ
ニピュレータをフィードバックするための外部コントロ
ーラに対して、把持部の応力の状態を伝達するためのA
/Dコンバータと信号伝送回路が含まれる。この回路の
機能によって、把持部付き力覚センサーと外部コントロ
ーラの間のエネルギー供給や信号伝達は比較的少ない配
線によって実現できる。また、外部接続のための電子回
路108 の各端子は電極パッド110 に、配線層109a内の配
線によって接続されている。
が4本の細い支柱によって支持され、この支柱に一体に
形成された歪みセンシング素子によって、把持部に加わ
る応力を方向別に分離して計測することができる。この
ように計測された応力をマスターマニピュレータにフィ
ードバックすることで微小部品や細胞を操作する良好な
マイクロマニピュレーションの環境を構築できる。ま
た、実施形態4においては構造上の問題から、図6,図
7のX方向とY方向での感度差が大きくなるが、本実施
形態5では計測感度の方向依存性が比較的小さいので、
微妙な作業により適している。なお、本実施形態5の力
覚センサーは把持部を一体形成しているが、把持部101
を形成せずに細いガラス針などを先端に接着等の方法で
固定して図38のようなマイクロマニピュレータに適用す
ることもできる。
サーの製造方法を図31〜図37を用いて説明する。
ように、面方位が<100>で基板濃度が4×1015/
cm3 、厚さ300μmのP型シリコン基板121 の裏面
にシリコン窒化膜をCVDによって形成し、これを通常
の半導体製造で用いるフォトリソグラフィー技術によっ
てパターニングして、シリコン窒化膜パターン122a、12
2b、122c、122dを形成する。なお、図31(A) は平面図、
図31(B) は図31(A) のX−X線に沿う断面図である。
ように、接合深さ6μm、表面濃度3〜6×1016/c
m3 程度のN型拡散層123a、123b、123c、123d、123e、
123fを形成する。なお、図32(A) は平面図、図32(B) は
図32(A) のX−X線に沿う断面図である。ここで、各拡
散層123a〜123fは、図8のシリコンの支柱104b、104a、
104c、104d、105 、106 にそれぞれ対応する。つづい
て、歪みセンシング素子107a、107b、107c、107d及び電
子回路108 を形成する。この際に、高濃度P型拡散層よ
りなるガードリング領域124 も併せて形成される。
(B)に示すように、シリコン基板121の表面にシリコ
ン窒化膜よりなる絶縁膜(図示せず)、下層ポリイミド
膜125 を順次形成した後、配線126a、126b、126cを形成
する。なお、図34(A) は図33のX−X線に沿う断面図、
図34(B) は図33のY−Y線に沿う断面図である。前記配
線126a〜126cは歪みセンシング素子107a〜107dと電子回
路108 をシリコン窒化膜よりなる絶縁膜及び下層ポリイ
ミド膜125 に開口されたコンタクト孔(図示せず)を介
して接続するとともに、電子回路108 と電極パッド110
に接続される。ここで、シリコン窒化膜よりなる絶縁膜
(図示せず)、下層ポリイミド膜125 、配線126 、上層
ポリイミド膜127 、パッド開口部128 は、図8における
配線層109a〜109cに該当する。
防ぐために、ガードリング124 は記載を省略し、配線12
6 について、歪みセンシング素子107bと電子回路108 を
接続する配線の内の1本の配線126a、歪みセンシング素
子107cと電子回路108 を接続する配線の内の1本の配線
126b、電子回路108 と電極パッド110 の内の1つを接続
する配線126cのみを図示したが、実際には半導体のフォ
トリソグラフィー技術によって必要な数の微細配線パタ
ーンが形成されている。
(B),(C)に示すように、表面側を機械的に封止す
ることによって保護した状態で強アルカリのエッチャン
トに浸すことで、裏面側のシリコン窒化膜パターン122a
〜122dのない領域のシリコン基板を裏面からエッチング
する。なお、図36(A) は図35のX−X線に沿う断面図、
図36(B) は図35のY−Y線に沿う断面図、図36(C) は図
35のZ−Z線に沿う断面図である。この際、N型拡散層
123 をアノードとして、TMAH(テトラメチルアンモ
ニウムハイドロオキサイド)のエッチャントをカソード
としてバイアスを印加する。これは特定の電極パッドが
N型拡散層123 に接続されるように配置して、これに正
バイアスを与えることでなされる。このエッチングはN
型拡散層123がない領域では表面側のシリコン窒化膜よ
りなる絶縁膜(図示せず)が裏面側で露出するまで進行
するが、N型拡散層123 が存在する領域では電気化学エ
ッチングによって、N型拡散層123 とP型基板121 のP
N接合のP型側の空乏層端部近傍で停止する。また、電
気化学エッチング時の空乏層の横方向への拡がりは高濃
度のP型領域であるガードリング124 (図32参照)で抑
制されるので、横方向については、残存する部位の形状
はほぼN型拡散層の接合部に対応する。
ついて図36(C)を用いて説明する。ここで、裏面側
からのエッチングでは裏面のシリコン窒化膜122aがマス
クとなる。エッチングの進行に伴い、エッチング面は
(a) から(b) 、(c) を経て、表面側のシリコン窒化膜
(図示せず)が露出するまで進行する。ここでTMAH
のエッチングレートの面方位依存性によって、最終的に
は断面が三角形の把持部101 が得られる。
F4 とO2 の混合ガス雰囲気中でのRIE(Reactive
Ion Etching)によってシリコンが除去された領域で
露出したシリコン窒化膜を除去してから、太い破線で示
した形状にポリイミド膜125、127 をレーザーアブレー
ションで切断する。ここで、図9の配線層109cに該当す
る領域は内部に配線層を有する可撓性のポリイミド膜で
ある。この後で、シリコン窒化膜122bが形成されていた
領域のシリコン基板121 の裏面と電気化学エッチングで
残存したN型拡散層123eに該当する領域及び、シリコン
窒化膜122cが形成されていた領域のシリコン基板121 の
裏面と電気化学エッチングで残存したN型拡散層123fに
該当する領域をそれぞれ接着等の方法で接合することに
よって図8及び図9に示した把持部付き力覚センサーを
得る。
っては、3軸把持部付き力覚センサーはモノリシックで
形成され、簡単な組立で得ることができる。加えて3次
元の構造を有するにも関わらず、全ての電極パッドが1
つの面に形成されているので、外部装置へのリード線接
続が容易である。また、素子形成や電子回路はもちろ
ん、構造体形成にも半導体製造技術が適用されるので、
微小で加工性の高い力覚センサーがバッチ処理により低
コストで生産することができる。
が、本明細書は以下の発明を含む。
を検出する検出部と、前記把持部及び検出部を支持する
基部と、前記検出部に接続され、前記基部まで延在して
設けられた配線部とを具備した力覚センサーにおいて、
前記把持部、検出部、基部及び配線部を薄板状の半導体
基板に一体的に形成したことを特徴とする力覚センサ
ー。
ば、実施形態1では、図1,2における把持部5とこれ
に加えられる応力を検出する検出部となるセンシング領
域3と、把持部及び検出部を支持する基部1と、検出部
に接続されて基部まで延在して設けられた配線9〜11よ
りなる配線部とからなり、把持部、検出部、配線部が一
体的に形成されている。
体に形成され、さらに検出部のセンシング信号を基部ま
で伝達する配線部が一体に形成されていることによっ
て、組立工程が不要となり、微小物体のハンドリング等
に利用するマイクロマニピュレータに好適な微小な力覚
センサーが得られる。
された一導電型の第1の領域(P型拡散層18)と、この
第1領域内に形成され、第1の領域と異なる他の導電型
からなる第2の領域(N型拡散層19)と、この第2領域
内に形成され、第1の領域と同じ一導電型からなる第3
の領域(P型拡散層20)とを備え、前記配線部は、前記
第1から第3の領域のそれぞれの領域に独立して接続さ
れる複数の配線からなることを特徴とする前記1.記載
の力覚センサー。
センサー第1〜第3の領域のPN接合間の電流変調とし
て計測することで、高精度の応力検出が可能となる。
る応力を歪みに変換する応力歪み変換(センシング)領
域と、この応力歪み変換(センシング)領域内に設けら
れ、前記歪みを電気信号に変換して出力する歪み検出部
とからなることを特徴とする前記1.記載の力覚センサ
ー。
(センシング)領域に歪みセンシング素子(歪み検出
部)が一体に形成されているので、応力歪み変換(セン
シング)領域を微小化できるため高い計測感度が得られ
る。
に、検出部よりも高い剛性を有する高剛性領域を備えた
ことを特徴とする前記1.記載の力覚センサー。
シング素子6が形成されたセンシング領域(検出部)の
前後には前部高剛性領域と後部高剛性領域が一体に連結
されている。
れている領域の剛性が隣接する両端部の剛性よりも小さ
いので、把持部に応力が加わったときの検出部の歪みが
大きくなるため計測精度が向上する。また、センシング
素子と把持部の距離が大きくなるので、把持操作に伴う
温度変化の影響が小さくなりセンシング素子の温度ドリ
フトが減少する。
と、この半導体基板上に形成され、半導体基板に加えら
れる応力を検出する検出部と、前記半導体基板上に形成
され、前記検出部を支持する基部と、前記検出部に接続
され、前記基部まで延在するように前記半導体基板上に
形成された配線部とを具備した力覚センサーにおいて、
前記検出部は、互いに直交する3方向の応力を検出する
ように、前記半導体基板上の異なる部位に設けられた少
なくとも3つの検出手段を備えたことを特徴する力覚セ
ンサー。
って異なる出力信号を発生する3 つの検出手段を有する
ことによって、応力の方向成分を分離して計測すること
ができる微小な力覚センサーが得られる。
記半導体基板に形成された3つのPN接合の接合面から
なることを特徴する前記5.記載の力覚センサー。
や圧縮応力が加えられたときに、PN接合を流れる電流
の歪みによる変化は接合面によって異なるので、これら
の電流変調を比較することで応力の方向性を計測するこ
とができる。
も1つの検出手段のPN接合の接合面を、他の検出手段
におけるPN接合の接合面とは異なる部位に設けたこと
を特徴する前記6.記載の力覚センサー。
や圧縮応力が加えられたときに、接合面の深さによって
異なる電流変調が得られるので、応力の方向性を検出で
きる。
この窪み領域に、前記3つの検出手段のうち、少なくと
も1つの検出手段を設けたことを特徴する前記7.記載
の力覚センサー。
みが設けられているので、同じ接合深さの拡散層で接合
面の異なるPN接合を得ることができる。
半導体基板の主面に平行な方向を有する第1の接合面
と、この第1の接合面に直交する第2の方向を有する第
2の接合面と、前記第1及び第2の接合面に互いに直交
する第3の方向を有する第3の接合面とからなることを
特徴する前記6.記載の力覚センサー。
や圧縮応力が加えられたときに、接合面によってPN接
合を流れる電流の歪みによる変化は接合面によって異な
るので、互いに直交する3つの接合面の電流変調を比較
することで応力の方向性を計測することができる。
応力を検出するように、前記基部から前記検出部方向に
延在する方向に沿って設けられた把持部を備えたことを
特徴する前記5.記載の力覚センサー。
することができる力覚センサーに把持部が一体に設けら
れているので、小型で高精度の多軸応力センサーを備え
た把持部付きの力覚センサーが得られる。
検出部方向に延在する方向にスリットを設け、前記3つ
の検出手段を、前記スリットにより互いに空間的に分離
するように設けたことを特徴する前記5.記載の力覚セ
ンサー。
ことによって、把持部に応力が加えられた場合の歪みを
大きくすることができるので応力の計測感度が向上す
る。
る応力を歪みに変換する応力歪み変換(センシング)領
域と、この応力歪み変換(センシング)領域内に設けら
れ、前記歪みを電気信号に変換して出力する歪み検出部
とからなることを特徴とする前記5.記載の力覚センサ
ー。
形態4を例に取れば、応力歪み変換(センシング)領域
73a、73b、73cに歪み検出部(センシング素子)78
a、78b、78cがそれぞれ形成されている。
歪み変換領域にセンシングのための検出部を一体に形成
することによって変換領域を微小化することが可能にな
り、結果として低剛性の変換領域が得られるため微小な
応力の計測が可能になる。
に、検出部よりも高い剛性を有する高剛性領域を備えた
ことを特徴とする前記5.記載の力覚センサー。
が形成されている領域の剛性が隣接する両端部の剛性よ
りも小さいので、把持部に応力が加わったときの検出部
の歪みが大きくなるため計測精度が向上する。また、検
出部と把持部の距離が大きくなるので、把持操作に伴う
温度変化の影響が小さくなり検出部の温度ドリフトが減
少する。
導体基板と、この半導体基板上に形成された可撓性部
と、この可撓性部を挟んで前記半導体基板上に形成さ
れ、半導体基板上に加えられる応力を検出する2つの検
出部と、前記可撓性部を挟んで前記半導体基板上に形成
され、前記検出部を支持する2つの基部と、前記半導体
基板及び前記可撓性部に形成され、前記2つの検出部を
電気的に接続する配線部とからなる力覚センサーにおい
て、前記可撓性部を湾曲させることにより、前記2つの
検出部を対向配置させたことを特徴する力覚センサー。
となる薄板状の半導体領域に形成された歪みセンシング
素子によって、多軸の応力センシングを可能にし、これ
らのセンシング素子の配線が可撓性である可撓性薄膜配
線層によって接続されているために、一つの面に電極を
配置できる。
方の検出部に、物体を把持したときの応力を検出するよ
うに、前記基部から前記検出部方向に延在する方向に沿
って設けられた把持部を備えたことを特徴する前記14.
記載の力覚センサー。
することができる力覚センサーに把持部が一体に設けら
れているので、小型で高精度の多軸応力センサーを備え
た把持部付きの力覚センサーが得られる。
検出部方向に延在する方向にスリットを設け、前記2つ
の検出部は、前記スリットにより互いに空間的に分離さ
れた少なくとも2つの検出手段を備えたことを特徴する
前記14.記載の力覚センサー。
ことによって、感圧部に応力が加えられた場合の歪みを
大きくすることができるので応力の計測感度が向上す
る。
る応力を歪みに変換する応力歪み変換(センシング)領
域と、この応力歪み変換(センシング)領域内に設けら
れ、前記歪みを電気信号に変換して出力する歪み検出部
とからなることを特徴とする前記14.記載の力覚センサ
ー。
変換(センシング)領域(シリコンの支柱)104a、104
b、104c、104dに歪み検出部(センシング素子)107a、1
07b、107c、107dがそれぞれ形成されている。
歪み変換領域にセンシングのための検出部を一体に形成
することによって変換領域を微小化することが可能にな
り、結果として低剛性の変換領域が得られるため微小な
応力の計測が可能になる。
に、検出部よりも高い剛性を有する高剛性領域を備えた
ことを特徴とする前記14.記載の力覚センサー。
が形成されている領域の剛性が隣接する両端部の剛性よ
りも小さいので、把持部に応力が加わったときの検出部
の歪みが大きくなるため計測精度が向上する。また、検
出部と把持部の距離が大きくなるので、把持操作に伴う
温度変化の影響が小さくなり検出部の温度ドリフトが減
少する。
記配線部を介して前記検出部に接続され、信号増幅回路
或いはスイッチング回路などの電子回路或いは温度補償
素子を含む制御部を設けたことを特徴する前記1.〜1
8.記載の力覚センサー。
る。実施形態4を例に取れば、基部71に電子回路80が形
成されている。
把持部付きの力覚センサーと外部コントローラの間のエ
ネルギー供給や信号伝達は比較的少ない配線によって実
現できる。加えて、センサーに近接してブリッジ回路や
アンプを配置できるので耐ノイズ性の高い応力計測が可
能になる。
電型の拡散層を形成する工程と、該半導体基板の表面を
保護した状態で裏面側からアルカリ性溶液でエッチング
し、この際に該一導電型の拡散層をアノードとして、該
アルカリ性溶液をカソードとする電気化学エッチングに
よって該拡散層を前記表面が一導電型の薄板状の半導体
領域または把持部として残存させることを特徴とする前
記1.〜19.記載の力覚センサー。
該当する。
て残存させる領域の厚さを、N型拡散層の接合深さとP
N接合のバイアス印加時のP型領域側での空乏層の拡が
りを制御することによって残存させるシリコンの厚さを
広い範囲で制御することができる。この電気化学エッチ
ングで薄いシリコンを残存させる手法の形状制御性は不
純物濃度分布及びバイアス印加時の電位分布の制御性で
規定されるが、イオン注入とフォトリソグラフィー及び
熱拡散の制御性は半導体製造技術で用いられるもので制
御性は極めて高い。従って、従来の機械加工と比較する
と極めて再現性良く微小構造体を製作することができ
る。しかも把持部付きの力覚センサー自体が小さいの
で、バッチ処理によって量産が可能で、製造コストを低
減することができる。
導電型の接合深さの深い拡散層と一導電型の接合深さの
浅い拡散層を形成する工程と、該半導体基板の表面を保
護した状態で裏面側からアルカリ性溶液でエッチング
し、この際に該一導電型の拡散層をアノードとして、該
アルカリ性溶液をカソードとする電気化学エッチングに
よって、該接合深さの浅い拡散層の領域を残存させてこ
れを前記表面が一導電型の薄板状の半導体とし、該接合
深さの深い拡散層を残存させてこれを前記基部または高
剛性の領域または把持部とすることを特徴とする前記
1.〜19.記載の力覚センサーの製造方法。
該当する。
得ることが望ましいセンシング領域の拡散層の接合深さ
を浅くして、歪みを大きく受けないことが望ましい高剛
性領域若しくは基部に該当する領域の拡散層の接合深さ
を大きくすることによって、電気化学エッチングで残存
させる厚さを制御する。この方法では厚さ及び平面形状
の制御性は不純物濃度分布及びバイアス印加時の電位分
布の制御性で規定されるが、イオン注入とフォトリソグ
ラフィー及び熱拡散の制御性は半導体製造技術で用いら
れるもので制御性は極めて高い。従って、従来の機械加
工と比較すると極めて再現性良く微小構造体を製作する
ことができる。
領域に他の導電型の基板よりも高濃度の拡散層を設ける
工程と、該半導体基板の表面の所定領域に該他の導電型
の基板よりも高濃度の拡散層よりも高濃度の一導電型の
拡散層を形成する工程と、該半導体基板の表面を保護し
た状態で裏面側からアルカリ性溶液でエッチングし、こ
の際に該一導電型の拡散層をアノードとして、該アルカ
リ性溶液をカソードとする電気化学エッチングによって
第一導電型の拡散層の領域を残存させ、該他の導電型の
基板よりも高濃度の拡散層が形成された領域とされてい
ない領域で異なる厚さの半導体を残存させることを特徴
とする前記1.〜19.記載の力覚センサの製造方法。
施形態4においては、センシング領域に該当するN型拡
散層96の接合部近傍のP型側の濃度は、P型拡散層94の
ために、把持部に該当する領域のN型拡散層96の接合部
近傍のP型側の濃度よりも高い。このため、電気化学エ
ッチング時の空乏層の幅が異なり、結果として厚さの異
なる残存領域が得られる。
P型側のPN接合近傍の不純物濃度を変えることで、残
存する膜厚を制御する。この方法でセンシング領域と基
部や高剛性とすべき領域の厚さの差を得ることができ
る。
持装置の製造方法において、残存させるべき一導電型の
拡散層の外周部に高濃度の他の導電型の拡散層を形成す
ることを特徴とする前記1.〜19.記載の力覚センサの
製造方法。
該当する。実施形態1においては、N型拡散層105 及び
104 の外周部に高濃度のP型ガードリング領域106 が形
成されている。
てN型拡散層の領域を残存させる際に、外周部に高濃度
のP型拡散層を配置することによってPN接合の空乏層
の拡がりを抑制することによって、残存する領域の形状
精度を向上させる。
センシング領域に接続された配線が延在する基部となる
領域と、第2のセンシング領域に接続された配線が延在
する基部となる領域の間に各々の領域の配線に接続する
ための開口部を設けた可撓性薄膜を形成する工程と、該
可撓性薄膜上の各々の領域を電気的に接続するための配
線を形成する工程と、該第1のセンシング領域に接続さ
れた配線が延在する基部となる領域と、該第2のセンシ
ング領域に接続された配線が延在する基部となる領域の
間の該半導体基板を除去する工程と、該第1のセンシン
グ領域に接続された配線が延在する基部となる領域と、
該第2のセンシング領域に接続された配線が延在する基
部となる領域を裏面同士で接合する工程を有することを
特徴とする前記14.〜18.記載の力覚センサーの製造方
法。
る。P型の半導体基板上に、N型拡散層123a及び123b上
を第1の後側基部103 に該当する領域まで延在する配線
とN型拡散層123c及び123d上を領域123eまで延在する配
線を相互接続するために、ポリイミド膜125 及び127 と
配線126a、126bより成る可撓性配線薄膜を形成する工程
と、N型拡散層123a〜123fが形成された領域と基部とな
る領域以外の領域の基板を電気化学エッチングによって
除去する工程と、基部103 に該当する領域とN型拡散層
123eに該当する領域の裏面同士を接合する工程を有す
る。
ーをモノリシックで形成し、簡単な組立で得ることがで
きる。加えて3次元の構造を有するにも関わらず、全て
の電極パッドが1つの面に形成されているので、外部装
置へのリード線接続が容易である。また、素子形成や電
子回路はもちろん、構造体形成にも半導体製造技術が適
用されるので、微小で加工性との高い把持部付き力覚セ
ンサーがバッチ処理により低コストで生産することがで
きる。
来のように剛性の小さい微小構造体に高感度の歪みセン
サーを固定することなく、マイクロマニピュレータに適
用可能な高感度で微小な力覚センサーを提供できる。
図。
素子の説明図で、図3(A)は平面図、図3(B)は図
3(A)のX−X線に沿う断面図。
で、図4(A)は同力覚センサーの特に配線領域の平面
図、図4(B)は図4(A)のX−X線に沿う断面図。
で、図5(A)は同力覚センサーの特に配線領域の平面
図、図5(B)は図5(A)のX−X線に沿う断面図。
図。
7(B)は図6のY−Y線に沿う断面図。
で、図8(A)は同力覚センサーの平面図、図8(B)
は図8(A)のX−X線に沿う断面図、図8(C)は同
力覚センサーの正面図。
方法の一工程図でかつ基板裏面にシリコン窒化膜パター
ンを形成するまでの説明図で、図10(A)は平面図、
図10(B)は図10(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面に深い拡散層を形成する
までの説明図で、図11(A)は平面図、図11(B)
は図11(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面に図11の拡散層よりも
浅い拡散層を形成するまでの説明図で、図12(A)は
平面図、図12(B)は図12(A)のX−X線に沿う
断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面にセンシング素子,温度
補償素子及び高濃度の拡散層を形成するまでの説明図
で、図13(A)は平面図、図13(B)は図13
(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面にコンタクト孔及び配線
を形成するまでの説明図で、図14(A)は平面図、図
14(B)は図14(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面に電極パッド用の開口部
を形成するまでの説明図で、図15(A)は平面図、図
15(B)は図15(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板裏面側をエッチングするまで
の説明図で、図16(A)は平面図、図16(B)は図
16(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の最終工程図で、図17(A)は平面図、図17
(B)は図17(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板裏面にシリコン窒化膜パター
ンを形成するまでの説明図で、図18(A)は平面図、
図18(B)は図18(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面に深い拡散層を形成する
までの説明図で、図19(A)は平面図、図19(B)
は図19(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面に1つのセンシング素子
及び1つの温度補償素子を設ける領域に窪みを形成する
までの説明図で、図20(A)は平面図、図20(B)
は図20(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面にN型拡散層を形成する
までの平面図。
う断面図、図22(B)は図22(A)のY−Y線に沿
う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面にセンシング素子、温度
補償素子、電子回路及び高濃度拡散層を形成するまでの
平面図。
図、図24(B)は図23のY−Y線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面に絶縁膜、コンタクト
孔、配線パターン、ポリイミド膜及びパッド開口部を形
成するまでの平面図。
図、図26(B)は図25のY−Y線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板裏面側をエッチングするまで
の平面図。
図、図28(B)は図27のY−Y線に沿う断面図。
方法の最終工程を示す平面図。
図、図30(B)は図29のY−Y線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板裏面にシリコン窒化膜パター
ンを形成するまでの説明図で、図31(A)は平面図、
図31(B)は図31(A)のX−X線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板表面に深い拡散層と高濃度拡
散層を形成するまでの説明図で、図32(A)は平面
図、図32(B)は図32(A)のX−X線に沿う断面
図。
方法の一工程図でかつ基板表面に歪みセンシング素子と
電子回路を接続する配線等を形成するまでの平面図。
図、図34(B)は図33のY−Y線に沿う断面図。
方法の一工程図でかつ基板裏面側をエッチングするまで
の平面図。
図、図36(B)は図35のY−Y線に沿う断面図、図
36(C)は図35のZ−Z線に沿う断面図。
方法の最終工程を示す平面図。
型拡散層、 20、48a〜48c、98a、98b…P型の高濃度拡散層、 31…シリコン基板、 36、124 …ガードリング、 43…N型の高濃度拡散層、 44、49…コンタクト孔、 50、51、52…ショットキーダイオード、 76…スリット、 77、95a、95b…窪み、 80、108 …電子回路。
Claims (3)
- 【請求項1】 把持部と、該把持部に加えられる応力を
検出する検出部と、前記把持部及び検出部を支持する基
部と、前記検出部に接続され、前記基部まで延在して設
けられた配線部とを具備した力覚センサーにおいて、前
記把持部、検出部、基部及び配線部を薄板状の半導体基
板に一体的に形成したことを特徴とする力覚センサー。 - 【請求項2】 表面が一導電型の薄板状の半導体基板
と、この半導体基板上に形成され、半導体基板上に加え
られる応力を検出する検出部と、前記半導体基板に形成
され、前記検出部を支持する基部と、前記検出部に接続
され、前記基部まで延在するように前記半導体基板上に
形成された配線部とを具備した力覚センサーにおいて、
前記検出部は、互いに直交する3方向の応力を検出する
ように、前記半導体基板上の異なる部位に設けられた少
なくとも3つの検出手段を備えたことを特徴する力覚セ
ンサー。 - 【請求項3】 表面が一導電型の薄板状の半導体基板
と、この半導体基板上に形成された可撓性部と、この可
撓性部を挟んで前記半導体基板上に形成され、半導体基
板上に加えられる応力を検出する2つの検出部と、前記
可撓性部を挟んで前記半導体基板上に形成され、前記検
出部を支持する2つの基部と、前記半導体基板及び前記
可撓性部に形成され、前記2つの検出部を電気的に接続
する配線部とを具備した力覚センサーにおいて、前記可
撓性部を湾曲させることにより、前記2つの検出部を対
向配置させたことを特徴する力覚センサー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8066468A JPH09257612A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 力覚センサー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8066468A JPH09257612A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 力覚センサー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09257612A true JPH09257612A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13316657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8066468A Pending JPH09257612A (ja) | 1996-03-22 | 1996-03-22 | 力覚センサー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09257612A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001264198A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-26 | Olympus Optical Co Ltd | 多軸力覚センサ及び力覚センサの製造方法 |
| JP2002048661A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-02-15 | Olympus Optical Co Ltd | 力覚センサ |
| JP2003207405A (ja) * | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Honda Motor Co Ltd | 6軸力センサ |
| JP2008517251A (ja) * | 2004-10-09 | 2008-05-22 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 物体を分析または加工するためのナノマニピュレータ |
| JP2009541078A (ja) * | 2006-06-23 | 2009-11-26 | ユ スン | 二軸の力センサを備えたmemsベース形のマイクログリッパおよびナノグリッパ |
| JPWO2020246007A1 (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-10 |
-
1996
- 1996-03-22 JP JP8066468A patent/JPH09257612A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001264198A (ja) * | 2000-03-16 | 2001-09-26 | Olympus Optical Co Ltd | 多軸力覚センサ及び力覚センサの製造方法 |
| JP2002048661A (ja) * | 2000-08-01 | 2002-02-15 | Olympus Optical Co Ltd | 力覚センサ |
| JP2003207405A (ja) * | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Honda Motor Co Ltd | 6軸力センサ |
| JP2008517251A (ja) * | 2004-10-09 | 2008-05-22 | フォルシュングスツェントルム・ユーリッヒ・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 物体を分析または加工するためのナノマニピュレータ |
| JP2009541078A (ja) * | 2006-06-23 | 2009-11-26 | ユ スン | 二軸の力センサを備えたmemsベース形のマイクログリッパおよびナノグリッパ |
| JPWO2020246007A1 (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-10 | ||
| CN113924196A (zh) * | 2019-06-06 | 2022-01-11 | 欧姆龙株式会社 | 触觉传感器、机械手以及机器人 |
| US12275132B2 (en) | 2019-06-06 | 2025-04-15 | Omron Corporation | Tactile sensor, robot hand, and robot |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6159761A (en) | Method of manufacturing a force sensor having an electrode which changes resistance or electrostatic capacitance in response to force | |
| EP0735352B1 (en) | Force transducer and method of fabrication thereof | |
| US4553436A (en) | Silicon accelerometer | |
| EP0381187A2 (en) | Force detector using resistance elements | |
| US7051595B2 (en) | Monolithic multi-functional integrated sensor and method for fabricating the same | |
| JP4335545B2 (ja) | 圧力と加速度との双方を検出するセンサおよびその製造方法 | |
| Puers et al. | A new uniaxial accelerometer in silicon based on the piezojunction effect | |
| JP4431475B2 (ja) | 半導体型3軸加速度センサ | |
| JPH09257612A (ja) | 力覚センサー | |
| JP2001264198A (ja) | 多軸力覚センサ及び力覚センサの製造方法 | |
| US7021154B2 (en) | Force sensing element | |
| JPH03114272A (ja) | 感歪センサおよびその製造方法 | |
| US20040159166A1 (en) | Solid-state piezoelectric motion transducer | |
| JP2010071964A (ja) | 物理量センサ及びその製造方法 | |
| CN212988661U (zh) | Mems压力芯片 | |
| JPH0554708B2 (ja) | ||
| JP2006349563A (ja) | 慣性力センサ | |
| JPH01162159A (ja) | 半導体加速度センサ | |
| JPH0197827A (ja) | 半導体拡散型力覚センサ | |
| JPH02205077A (ja) | 力覚センサ | |
| JPS61224465A (ja) | 力センサ及びその製造方法 | |
| Basov et al. | Investigation of High Sensitivity Piezoresistive Pressure Sensors for-0.5…+ 0 | |
| CN118225280A (zh) | 一种微型化硅基多维力/力矩传感器 | |
| Basov et al. | Investigation of High Sensitivity Piezoresistive Pressure Sensors for-0.5…+ 0.5 kPa | |
| JPH0660853B2 (ja) | 圧覚センサ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050119 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050125 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050325 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050517 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050906 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060117 |