JPH09258285A - 光周波数シフタ - Google Patents
光周波数シフタInfo
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- JPH09258285A JPH09258285A JP6877696A JP6877696A JPH09258285A JP H09258285 A JPH09258285 A JP H09258285A JP 6877696 A JP6877696 A JP 6877696A JP 6877696 A JP6877696 A JP 6877696A JP H09258285 A JPH09258285 A JP H09258285A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】周波数が低いSAWを発生させる1つの電極を
用いて、周波数差が低い複数の出射光を射出して、光計
測に好適にする。 【解決手段】光周波数シフタは、LiNbO3 の基板の
表層に、単一のチャンネル光導波路34、マルチモード
光導波路41A及び分岐マルチモード光導波路41B,
41Cを備えた3分岐チャンネル光導波路38、及び射
出光用チャンネル光導波路40A,40B,40Cによ
って形成されている。3分岐チャンネル光導波路38の
分岐部の近傍には、周波数がfsaw で光導波路を伝播す
る光波との相互作用長がLとなるSAWを発生するID
Tが形成されている。
用いて、周波数差が低い複数の出射光を射出して、光計
測に好適にする。 【解決手段】光周波数シフタは、LiNbO3 の基板の
表層に、単一のチャンネル光導波路34、マルチモード
光導波路41A及び分岐マルチモード光導波路41B,
41Cを備えた3分岐チャンネル光導波路38、及び射
出光用チャンネル光導波路40A,40B,40Cによ
って形成されている。3分岐チャンネル光導波路38の
分岐部の近傍には、周波数がfsaw で光導波路を伝播す
る光波との相互作用長がLとなるSAWを発生するID
Tが形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光周波数シフタに
係り、より詳しくは、光計測等に用いられる高安定化・
小型化した構造簡単な集積化光周波数シフタに関する。
係り、より詳しくは、光計測等に用いられる高安定化・
小型化した構造簡単な集積化光周波数シフタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光周波数シフタは、音響光学効果
を有する光学結晶を用いて、あるいは、音響光学効果を
有する基板上に集積化した光集積回路で構成されてい
る。
を有する光学結晶を用いて、あるいは、音響光学効果を
有する基板上に集積化した光集積回路で構成されてい
る。
【0003】図5(1982Ultrasonics Symposium Pr
oceedings,pp422 〜425 )及び図6(特開昭60−16
6921号公報)に光集積回路で構成した従来の光周波
数シフタを示す。
oceedings,pp422 〜425 )及び図6(特開昭60−16
6921号公報)に光集積回路で構成した従来の光周波
数シフタを示す。
【0004】図5の光周波数シフタは、音響光学効果を
有するYカットLiNbO3 (ニオブ酸リチウム)基板
10上に、直線状光導波路を交差させた交差チャンネル
光導波路12を形成すると共に、交差チャンネル光導波
路12の交差部の近傍に表面弾性波(SAW)を発生す
る交差指型のトランスデューサである交差指型電極(イ
ンターディジタルトランスデューサ(IDT))14を
設けて構成されている。この交差指型電極14は、高周
波を発生する発振器(図示せず)に接続されている。
有するYカットLiNbO3 (ニオブ酸リチウム)基板
10上に、直線状光導波路を交差させた交差チャンネル
光導波路12を形成すると共に、交差チャンネル光導波
路12の交差部の近傍に表面弾性波(SAW)を発生す
る交差指型のトランスデューサである交差指型電極(イ
ンターディジタルトランスデューサ(IDT))14を
設けて構成されている。この交差指型電極14は、高周
波を発生する発振器(図示せず)に接続されている。
【0005】図5において、交差チャンネル光導波路1
2の一端P0から周波数fopt の光波を入射し、IDT
14に高周波を印加して周波数fsaw のSAWを発生さ
せ、光波とSAWとを相互作用させると、交差チャンネ
ル光導波路12の他端P1には0次光である周波数f
opt の非回折光が得られ、交差チャンネル光導波路12
の他端P2にはSAWの周波数fsaw 分シフトした周波
数fopt +fsaw の回折光が得られる。この場合、ブラ
ッグ条件を満足させるために、数百MHz程度の周波数
のSAWを発生させる必要がある。
2の一端P0から周波数fopt の光波を入射し、IDT
14に高周波を印加して周波数fsaw のSAWを発生さ
せ、光波とSAWとを相互作用させると、交差チャンネ
ル光導波路12の他端P1には0次光である周波数f
opt の非回折光が得られ、交差チャンネル光導波路12
の他端P2にはSAWの周波数fsaw 分シフトした周波
数fopt +fsaw の回折光が得られる。この場合、ブラ
ッグ条件を満足させるために、数百MHz程度の周波数
のSAWを発生させる必要がある。
【0006】また、図6の光周波数シフタは、2つの非
対称2分岐チャンネル光導波路を結合して構成した3つ
の射出端P1、P2、P3を有する光導波路16の各々
の分岐部の近傍に、周波数fsaw1,fsaw2のSAWを各
々発生させる交差指型電極18,20を配置して構成さ
れている。
対称2分岐チャンネル光導波路を結合して構成した3つ
の射出端P1、P2、P3を有する光導波路16の各々
の分岐部の近傍に、周波数fsaw1,fsaw2のSAWを各
々発生させる交差指型電極18,20を配置して構成さ
れている。
【0007】図6において、光導波路16の一端P0か
ら周波数fopt の光波を入射し、交差指型電極18,2
0の各々に高周波を印加して周波数fsaw1,fsaw2のS
AWを各々発生させ、光波とこれらのSAWとを相互作
用させることにより、光導波路16の射出端P1、P
2、P3には各々周波数がfopt +fsaw1,fopt +f
saw2 ,fopt の光が得られる。この場合、周波数f
saw1,fsaw2のSAWを発生する2つの交差指型電極1
8,20が設けられているため、出射される2光波の周
波数差(|fsaw1−fsaw2|)を小さくすることができ
る。
ら周波数fopt の光波を入射し、交差指型電極18,2
0の各々に高周波を印加して周波数fsaw1,fsaw2のS
AWを各々発生させ、光波とこれらのSAWとを相互作
用させることにより、光導波路16の射出端P1、P
2、P3には各々周波数がfopt +fsaw1,fopt +f
saw2 ,fopt の光が得られる。この場合、周波数f
saw1,fsaw2のSAWを発生する2つの交差指型電極1
8,20が設けられているため、出射される2光波の周
波数差(|fsaw1−fsaw2|)を小さくすることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、回折効率の
指標であるKlein ・CookパラメータQは次式のように定
義されている。
指標であるKlein ・CookパラメータQは次式のように定
義されている。
【0009】 Q=(2πλL)/(Λ2 cosθ) ・・・(1) ただし、λは光導波路中の光波の波長、ΛはSAWの波
長、Lは光波とSAWとの相互作用長、θは回折角であ
る。
長、Lは光波とSAWとの相互作用長、θは回折角であ
る。
【0010】ここで、Q≫1(20〜100程度)のと
きブラッグ回折、Q≪1(0.1程度)のときラマン−
ナス回折になる。
きブラッグ回折、Q≪1(0.1程度)のときラマン−
ナス回折になる。
【0011】上記図5の光周波数シフタは、ブラッグ回
折で動作するように設計されており、ブラッグ回折を起
こさせるためには、SAWの周波数を数百MHzにする
必要がある。このようにすることで1回の回折動作での
最大効率を100%にすることができるが、SAWの周
波数を高くする必要があるので発振器や信号処理回路が
複雑になる、という問題がある。
折で動作するように設計されており、ブラッグ回折を起
こさせるためには、SAWの周波数を数百MHzにする
必要がある。このようにすることで1回の回折動作での
最大効率を100%にすることができるが、SAWの周
波数を高くする必要があるので発振器や信号処理回路が
複雑になる、という問題がある。
【0012】また、光計測用として実用的な光周波数シ
フタは、簡単な構造で数十MHz程度の光周波数差があ
る出射光を得られることが求められる。
フタは、簡単な構造で数十MHz程度の光周波数差があ
る出射光を得られることが求められる。
【0013】しかしながら、2つの出射光の光周波数差
を低くするためには、図6のようにIDTを2つ配置す
ると共に、相互に数十MHz程度周波数が異なる数百M
Hz程度で発振する発振器が2つ必要となり、構造が複
雑になる、という問題がある。
を低くするためには、図6のようにIDTを2つ配置す
ると共に、相互に数十MHz程度周波数が異なる数百M
Hz程度で発振する発振器が2つ必要となり、構造が複
雑になる、という問題がある。
【0014】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたもので、周波数が低いSAWを発生させる1つの
電極を用いて、周波数差が低い複数の出射光を射出する
ようにして、光計測に好適な高安定化・小型化した構造
簡単な光周波数シフタを提供することを目的とする。
されたもので、周波数が低いSAWを発生させる1つの
電極を用いて、周波数差が低い複数の出射光を射出する
ようにして、光計測に好適な高安定化・小型化した構造
簡単な光周波数シフタを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光周波数シフタは、単一のチャンネル光導波
路と、表面弾性波を発生させる電極と、前記チャンネル
光導波路の一端に結合されると共に、伝播される光波が
前記表面弾性波の波面に対して略平行に入射するように
形成され、前記表面弾性波との相互作用によって回折さ
れた強度が略等しい±1次回折光及び非回折光を各々伝
播させる3つに分岐された光導波路を備えた3分岐光導
波路と、前記3分岐光導波路の各々の他端に結合された
射出光用チャンネル光導波路と、によって構成したもの
である。
に本発明の光周波数シフタは、単一のチャンネル光導波
路と、表面弾性波を発生させる電極と、前記チャンネル
光導波路の一端に結合されると共に、伝播される光波が
前記表面弾性波の波面に対して略平行に入射するように
形成され、前記表面弾性波との相互作用によって回折さ
れた強度が略等しい±1次回折光及び非回折光を各々伝
播させる3つに分岐された光導波路を備えた3分岐光導
波路と、前記3分岐光導波路の各々の他端に結合された
射出光用チャンネル光導波路と、によって構成したもの
である。
【0016】本発明の光周波数シフタは、音響光学媒質
を用い、0.1< 2πLλO /n1Λ2 cosθi <1
0かつ0<πΔn1 L/λ0 <2の条件を満たすように
前記電極と3分岐光導波路とを構成することができる。
を用い、0.1< 2πLλO /n1Λ2 cosθi <1
0かつ0<πΔn1 L/λ0 <2の条件を満たすように
前記電極と3分岐光導波路とを構成することができる。
【0017】次に、本発明の原理を説明する。図2に示
すようにxyz3次元座標を定め、波長Λ、波数
Ksaw 、角周波数Ωs で伝播する表面弾性波(SAW)
に対して、真空中の波長λO 、波数kO 、電界強度EO
(O)の光波をSAWの波面に対して角度θi で入射さ
せ、相互作用長Lで光波とSAWとを相互作用させてS
AWにより光波を回折させる場合、射出光である回折光
の電界強度E(r,t)は(2)式に示すように、m次
の回折光の重ね合わせで表わされる。
すようにxyz3次元座標を定め、波長Λ、波数
Ksaw 、角周波数Ωs で伝播する表面弾性波(SAW)
に対して、真空中の波長λO 、波数kO 、電界強度EO
(O)の光波をSAWの波面に対して角度θi で入射さ
せ、相互作用長Lで光波とSAWとを相互作用させてS
AWにより光波を回折させる場合、射出光である回折光
の電界強度E(r,t)は(2)式に示すように、m次
の回折光の重ね合わせで表わされる。
【0018】
【数1】
【0019】ただし、rはSAWの進行方向の座標、t
は時間、mは回折光の次数、Em (z)はm次の回折光
のz軸方向の電界強度、ωO は入射光の真空中での角周
波数である。
は時間、mは回折光の次数、Em (z)はm次の回折光
のz軸方向の電界強度、ωO は入射光の真空中での角周
波数である。
【0020】また、(2)式のm次の回折光の電界強度
Em (z)は、多数の光波の結合を表現する次の(3)
式の微分方程式を解くことにより得られる。
Em (z)は、多数の光波の結合を表現する次の(3)
式の微分方程式を解くことにより得られる。
【0021】
【数2】
【0022】ただし、αは(n1 Λsinθi )/
λO 、Qは 2πLλO /n1 Λ2 cosθi で表される
上記のKlein ・Cookパラメータであり、Δn1 はSAW
により誘起される音響光学媒質の屈折率n1 の変化、E
m+1 (z),Em-1 (z)は各々m+1次、m−1次の
回折光のz軸方向の電界強度である。
λO 、Qは 2πLλO /n1 Λ2 cosθi で表される
上記のKlein ・Cookパラメータであり、Δn1 はSAW
により誘起される音響光学媒質の屈折率n1 の変化、E
m+1 (z),Em-1 (z)は各々m+1次、m−1次の
回折光のz軸方向の電界強度である。
【0023】また、点(r,t)の音響光学媒質の屈折
率n(r,t)は、次のように表される。 n(r,t)=n1 +Δn1 sin(Ωs t−Ksaw ・r) ・・・(4) ここで、伝播される光波がSAWの波面に対して略平行
に入射するようにし、0.1<Q<10(好ましくは、
1≦Q≦2)、かつ0<πΔn1 L /λ0 <2(好ま
しくは、πΔn1 L/λ0 ≒1)とすると、±2次以上
の高次の回折光は十分に小さく、(2)式で表される非
回折光の電界強度と±1次の回折光の電界強度とが略等
しくなる、すなわち電界強度が1:1:1になる解が存
在する。なお、光波の波長、SAWの波長、光波とSA
Wとの相互作用長L、及びSAWの強度により解の組み
合せは無数にあるが、上記(2)式、(3)式の関係を
満たす組み合わせであればいずれでもよい。
率n(r,t)は、次のように表される。 n(r,t)=n1 +Δn1 sin(Ωs t−Ksaw ・r) ・・・(4) ここで、伝播される光波がSAWの波面に対して略平行
に入射するようにし、0.1<Q<10(好ましくは、
1≦Q≦2)、かつ0<πΔn1 L /λ0 <2(好ま
しくは、πΔn1 L/λ0 ≒1)とすると、±2次以上
の高次の回折光は十分に小さく、(2)式で表される非
回折光の電界強度と±1次の回折光の電界強度とが略等
しくなる、すなわち電界強度が1:1:1になる解が存
在する。なお、光波の波長、SAWの波長、光波とSA
Wとの相互作用長L、及びSAWの強度により解の組み
合せは無数にあるが、上記(2)式、(3)式の関係を
満たす組み合わせであればいずれでもよい。
【0024】パラメータQの範囲を上記のように0.1
<Q<10の範囲にすれば、ブラッグ回折(Q≫1)と
ラマン−ナス回折(Q≪1)との中間的な回折現象を得
ることができ、ラマン−ナス回折とブラッグ回折との中
間的な領域で回折させれば、ブラッグ条件で回折させる
ときに使用するSAWの周波数よりも低い周波数のSA
Wを用いて回折させることが可能であり、このようにS
AWの周波数を低くすることにより、光周波数シフタを
光計測等に用いる場合、信号処理系の構成を簡単にする
ことができる。また、光周波数シフタでは、回折によっ
て入射光の周波数がSAWの周波数分シフトするので、
上記のようにブラッグ回折とラマン−ナス回折との中間
的な回折で周波数をシフトさせることにより、周波数差
が小さい複数の光を得ることができる。
<Q<10の範囲にすれば、ブラッグ回折(Q≫1)と
ラマン−ナス回折(Q≪1)との中間的な回折現象を得
ることができ、ラマン−ナス回折とブラッグ回折との中
間的な領域で回折させれば、ブラッグ条件で回折させる
ときに使用するSAWの周波数よりも低い周波数のSA
Wを用いて回折させることが可能であり、このようにS
AWの周波数を低くすることにより、光周波数シフタを
光計測等に用いる場合、信号処理系の構成を簡単にする
ことができる。また、光周波数シフタでは、回折によっ
て入射光の周波数がSAWの周波数分シフトするので、
上記のようにブラッグ回折とラマン−ナス回折との中間
的な回折で周波数をシフトさせることにより、周波数差
が小さい複数の光を得ることができる。
【0025】また、上記のパラメータQを表す式より、
相互作用長LはパラメータQに比例するので、相互作用
長Lをブラッグ回折の場合より小さくすることができ
る。この相互作用長Lは、SAWを発生させる電極のS
AW進行方向と直交する方向の幅に相当するので、相互
作用長Lを小さくすることにより電極を小さくすること
ができ、この結果光周波数シフタを小型にすることがで
きる。
相互作用長LはパラメータQに比例するので、相互作用
長Lをブラッグ回折の場合より小さくすることができ
る。この相互作用長Lは、SAWを発生させる電極のS
AW進行方向と直交する方向の幅に相当するので、相互
作用長Lを小さくすることにより電極を小さくすること
ができ、この結果光周波数シフタを小型にすることがで
きる。
【0026】本発明の3分岐光導波路は、伝播される光
波がSAWの波面に対して略平行に入射するように、す
なわち、伝播される光波とSAWの波面との成す角度θ
i が略0になるように形成されているので、上記(3)
式でα≒0である。従って、例えば、Q=1、πΔn1
L/λ0 =1のとき、上記(3)式は次のようになる。
波がSAWの波面に対して略平行に入射するように、す
なわち、伝播される光波とSAWの波面との成す角度θ
i が略0になるように形成されているので、上記(3)
式でα≒0である。従って、例えば、Q=1、πΔn1
L/λ0 =1のとき、上記(3)式は次のようになる。
【0027】
【数3】
【0028】本発明の光周波数シフタは、光ヘテロダイ
ン計測法等で実際に使用するときには、非回折光と回折
光の両方とも利用するので、光周波数シフタを回折効率
が100%になるように設計する必要はなく、3分岐光
導波路の3つに分岐された光導波路の出力は高々33%
が得られれば良い。
ン計測法等で実際に使用するときには、非回折光と回折
光の両方とも利用するので、光周波数シフタを回折効率
が100%になるように設計する必要はなく、3分岐光
導波路の3つに分岐された光導波路の出力は高々33%
が得られれば良い。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
光周波数シフタを光ファイバ・レーザ・ドップラ流速計
に適用した本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
光周波数シフタを光ファイバ・レーザ・ドップラ流速計
に適用した本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0030】本実施の形態は、図3に示すように、音響
光学効果を有するLiNbO3 の基板32上に形成され
た光周波数シフタ30を備えている。
光学効果を有するLiNbO3 の基板32上に形成され
た光周波数シフタ30を備えている。
【0031】光周波数シフタ30は、図1及び図3に示
すように、LiNbO3 の基板32の表層に、各々Ti
を熱拡散するとにより形成された、単一のチャンネル光
導波路34、マルチモード光導波路41A及び分岐マル
チモード光導波路41B,41Cを備えた3分岐チャン
ネル光導波路38、及び射出光用チャンネル光導波路4
0A,40B,40Cを備えている。なお、これらの光
導波路は、Tiの熱拡散によらず、プロトン交換等の方
法によっても形成することができる。
すように、LiNbO3 の基板32の表層に、各々Ti
を熱拡散するとにより形成された、単一のチャンネル光
導波路34、マルチモード光導波路41A及び分岐マル
チモード光導波路41B,41Cを備えた3分岐チャン
ネル光導波路38、及び射出光用チャンネル光導波路4
0A,40B,40Cを備えている。なお、これらの光
導波路は、Tiの熱拡散によらず、プロトン交換等の方
法によっても形成することができる。
【0032】チャンネル光導波路34はシングルモード
の光波(導波光)を伝播させることが可能な幅Woのシ
ングルモード光導波路で構成され、その一端P0は可干
渉性の光を照射する半導体レーザ等で構成されたコヒー
レント光源42からの周波数fopt の光が入射されるよ
うに、基板32の一辺に位置している。
の光波(導波光)を伝播させることが可能な幅Woのシ
ングルモード光導波路で構成され、その一端P0は可干
渉性の光を照射する半導体レーザ等で構成されたコヒー
レント光源42からの周波数fopt の光が入射されるよ
うに、基板32の一辺に位置している。
【0033】チャンネル光導波路34の他端には、幅狭
側から幅広側に向かって一定の傾斜角で幅が徐々にテー
パ状にWoからWに拡大されたテーパ状光導波路36D
が結合されている。
側から幅広側に向かって一定の傾斜角で幅が徐々にテー
パ状にWoからWに拡大されたテーパ状光導波路36D
が結合されている。
【0034】テーパ状光導波路36Dの幅広側には、マ
ルチモードの光波を伝播させることが可能な幅Wでかつ
所定長さのマルチモード光導波路41Aが結合されてい
る。マルチモード光導波路41Aの他端には、幅広側か
ら幅狭側に向かって一定の傾角で幅が徐々にテーパ状に
WからWoに縮小されたテーパ状光導波路36Aが結合
されている。このテーパ状光導波路36Aの幅狭側には
射出光用チャンネル光導波路40Aの一端が結合されて
いる。
ルチモードの光波を伝播させることが可能な幅Wでかつ
所定長さのマルチモード光導波路41Aが結合されてい
る。マルチモード光導波路41Aの他端には、幅広側か
ら幅狭側に向かって一定の傾角で幅が徐々にテーパ状に
WからWoに縮小されたテーパ状光導波路36Aが結合
されている。このテーパ状光導波路36Aの幅狭側には
射出光用チャンネル光導波路40Aの一端が結合されて
いる。
【0035】非回折光と±1次の回折光とが有効に得ら
れるように、マルチモード光導波路41Aの略中央部か
らは、マルチモード光導波路41Aに対してθm (≒λ
O /n1 Λ)で、幅Wの2つの分岐マルチモード光導波
路41B,41Cがマルチモード光導波路41Aに対し
て対称に分岐している。
れるように、マルチモード光導波路41Aの略中央部か
らは、マルチモード光導波路41Aに対してθm (≒λ
O /n1 Λ)で、幅Wの2つの分岐マルチモード光導波
路41B,41Cがマルチモード光導波路41Aに対し
て対称に分岐している。
【0036】分岐マルチモード光導波路41Bには、テ
ーパ状光導波路36Aと同様の形状のテーパ状光導波路
36Bを介してシングルモードの光波を伝播させること
が可能な幅Woでかつ射出光用チャンネル光導波路40
Aと平行になるように屈曲した射出光用チャンネル光導
波路40Bが結合され、分岐マルチモード光導波路41
Cには、テーパ状光導波路36Aと同様の形状のテーパ
状光導波路36Cを介してシングルモードの光波を伝播
させることが可能な幅Woでかつ射出光用チャンネル光
導波路40Aと平行になるように屈曲した射出光用チャ
ンネル光導波路40Cが結合されている。
ーパ状光導波路36Aと同様の形状のテーパ状光導波路
36Bを介してシングルモードの光波を伝播させること
が可能な幅Woでかつ射出光用チャンネル光導波路40
Aと平行になるように屈曲した射出光用チャンネル光導
波路40Bが結合され、分岐マルチモード光導波路41
Cには、テーパ状光導波路36Aと同様の形状のテーパ
状光導波路36Cを介してシングルモードの光波を伝播
させることが可能な幅Woでかつ射出光用チャンネル光
導波路40Aと平行になるように屈曲した射出光用チャ
ンネル光導波路40Cが結合されている。
【0037】3分岐チャンネル光導波路38の分岐部の
近傍には、周波数がfsaw で光導波路を伝播する光波と
の相互作用長がLとなるSAWを発生するIDT44が
形成されている。このIDT44には、高周波を発生す
る発振器46が接続されている。
近傍には、周波数がfsaw で光導波路を伝播する光波と
の相互作用長がLとなるSAWを発生するIDT44が
形成されている。このIDT44には、高周波を発生す
る発振器46が接続されている。
【0038】ここで、3分岐チャンネル光導波路38の
幅をWと広げているのは、回折広がりが発生してマルチ
モードの光波が励振されないようにするためである。ま
た、チャンネル光導波路と3分岐チャンネル光導波路と
をテーパ状光導波路で結合しているので、テーパ状光導
波路部分もSAWと光波との相互作用領域として作用す
るため、3分岐チャンネル光導波路を長くしなくても相
互作用長Lを長くすることができる。
幅をWと広げているのは、回折広がりが発生してマルチ
モードの光波が励振されないようにするためである。ま
た、チャンネル光導波路と3分岐チャンネル光導波路と
をテーパ状光導波路で結合しているので、テーパ状光導
波路部分もSAWと光波との相互作用領域として作用す
るため、3分岐チャンネル光導波路を長くしなくても相
互作用長Lを長くすることができる。
【0039】光周波数シフタ30の射出光用チャンネル
光導波路40A,40B,40Cの一端には、偏波保持
光ファイバ48A,48B,48Cの一端が各々結合さ
れている。偏波保持光ファイバ48B,48Cの他端に
は、セルフォックレンズ等の屈折率分布形レンズで構成
されると共に、入射された光を平行光として射出する照
射用測定プローブ50B,50Cが各々結合されてい
る。
光導波路40A,40B,40Cの一端には、偏波保持
光ファイバ48A,48B,48Cの一端が各々結合さ
れている。偏波保持光ファイバ48B,48Cの他端に
は、セルフォックレンズ等の屈折率分布形レンズで構成
されると共に、入射された光を平行光として射出する照
射用測定プローブ50B,50Cが各々結合されてい
る。
【0040】照射用測定プローブ50B,50Cの光波
射出側には、集光レンズ52が配置されており、照射用
測定プローブ50B,50Cからの射出光は集光部(第
2焦点)に集光される。この結果、照射用測定プローブ
50B,50Cからの射出光が集光部で角度2φで交差
されることになる。なお、照射用測定プローブ50B,
50Cと集光レンズ52は、被測定領域に光を集光させ
る集光装置として作用する。
射出側には、集光レンズ52が配置されており、照射用
測定プローブ50B,50Cからの射出光は集光部(第
2焦点)に集光される。この結果、照射用測定プローブ
50B,50Cからの射出光が集光部で角度2φで交差
されることになる。なお、照射用測定プローブ50B,
50Cと集光レンズ52は、被測定領域に光を集光させ
る集光装置として作用する。
【0041】集光レンズ52の第1焦点位置には、ボー
ルレンズで構成されかつ入射装置として作用する受光用
測定プローブ54が配置されている。この受光用測定プ
ローブ54には、シングルモード光ファイバ56の一端
が結合されている。
ルレンズで構成されかつ入射装置として作用する受光用
測定プローブ54が配置されている。この受光用測定プ
ローブ54には、シングルモード光ファイバ56の一端
が結合されている。
【0042】偏波保持光ファイバ48Aの他端及びシン
グルモード光ファイバ56の他端は、光電変換面でヘテ
ロダイン検出する光検出器58の光電変換面に光を照射
するように光検出器58に結合されている。光検出器5
8は、光検出器58で光電変換された信号から流速を算
出するコンピュータを備えた算出装置であるドップラ周
波数解析器60に接続されている。
グルモード光ファイバ56の他端は、光電変換面でヘテ
ロダイン検出する光検出器58の光電変換面に光を照射
するように光検出器58に結合されている。光検出器5
8は、光検出器58で光電変換された信号から流速を算
出するコンピュータを備えた算出装置であるドップラ周
波数解析器60に接続されている。
【0043】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。図3において、チャンネル光導波路34の一端P0
から周波数fopt の光波を入射し、IDT44に高周波
を印加して光波と周波数fsaw のSAWとを相互作用さ
せると、ブラッグ回折とラマン−ナス回折との中間的な
回折現象により、SAWの周波数fsaw 分シフトした±
1次回折光が得られる。±1次回折光は分岐マルチモー
ド光導波路41B,41Cの各々を伝播し、非回折光は
マルチモード光導波路41Aを伝播する。この結果、射
出光用チャンネル光導波路40Aの他端P1から0次光
である周波数f opt の非回折光が射出され、射出光用チ
ャンネル光導波路40B,40 Cの他端P1,P2か
ら各々周波数fopt +fsaw 、fopt −fsaw の回折光
が射出される。
る。図3において、チャンネル光導波路34の一端P0
から周波数fopt の光波を入射し、IDT44に高周波
を印加して光波と周波数fsaw のSAWとを相互作用さ
せると、ブラッグ回折とラマン−ナス回折との中間的な
回折現象により、SAWの周波数fsaw 分シフトした±
1次回折光が得られる。±1次回折光は分岐マルチモー
ド光導波路41B,41Cの各々を伝播し、非回折光は
マルチモード光導波路41Aを伝播する。この結果、射
出光用チャンネル光導波路40Aの他端P1から0次光
である周波数f opt の非回折光が射出され、射出光用チ
ャンネル光導波路40B,40 Cの他端P1,P2か
ら各々周波数fopt +fsaw 、fopt −fsaw の回折光
が射出される。
【0044】光周波数シフタ30から射出された周波数
fopt +fsaw 、fopt −fsaw の±1次回折光は、偏
波保持光ファイバ48B,48Cを介して照射用測定プ
ローブ50B,50Cから平行光として射出され、集光
レンズ52によって集光部に集光、すなわち交差され
る。
fopt +fsaw 、fopt −fsaw の±1次回折光は、偏
波保持光ファイバ48B,48Cを介して照射用測定プ
ローブ50B,50Cから平行光として射出され、集光
レンズ52によって集光部に集光、すなわち交差され
る。
【0045】集光部を散乱粒子が通過すると、通過する
散乱粒子は照射された光を全方向に散乱する。通過する
散乱粒子からの後方散乱光の一部は、再び集光レンズ5
2を介して平行光にされ、受光用測定プローブ54及び
シングルモード光ファイバ56を介して光検出器58に
入射される。また、光検出器58には、偏波保持光ファ
イバ48Aを介して非回折光が入射される。
散乱粒子は照射された光を全方向に散乱する。通過する
散乱粒子からの後方散乱光の一部は、再び集光レンズ5
2を介して平行光にされ、受光用測定プローブ54及び
シングルモード光ファイバ56を介して光検出器58に
入射される。また、光検出器58には、偏波保持光ファ
イバ48Aを介して非回折光が入射される。
【0046】照射用測定プローブ50Bから射出された
光波が、散乱粒子により後方散乱を受けた後、受光用測
定プローブ54を介してシングルモード光ファイバ56
に入射するときの波数ベクトルの関係を図4に示す。図
4(1)において、Kiaは散乱粒子への入射光の波数ベ
クトルであり、Ksaは後方散乱すなわちx軸の負方向に
散乱された散乱光の波数ベクトルであり、Vは流速ベク
トルであり、Vx ,V y は流速ベクトルのx,y成分で
ある。なお、散乱粒子に入射される光の交差角が2φで
あるので、照射用測定プローブ50Bから射出された光
波と散乱光との成す角、すなわち波数ベクトルKiaとx
軸との成す角はφである。
光波が、散乱粒子により後方散乱を受けた後、受光用測
定プローブ54を介してシングルモード光ファイバ56
に入射するときの波数ベクトルの関係を図4に示す。図
4(1)において、Kiaは散乱粒子への入射光の波数ベ
クトルであり、Ksaは後方散乱すなわちx軸の負方向に
散乱された散乱光の波数ベクトルであり、Vは流速ベク
トルであり、Vx ,V y は流速ベクトルのx,y成分で
ある。なお、散乱粒子に入射される光の交差角が2φで
あるので、照射用測定プローブ50Bから射出された光
波と散乱光との成す角、すなわち波数ベクトルKiaとx
軸との成す角はφである。
【0047】ここで、図4(1)に示した波数ベクトル
Ksaから波数ベクトルKiaを減算した波数ベクトルKa
は、散乱粒子による散乱によって受ける周波数遷移量で
あるドップラ周波数シフトfdaに相当する。
Ksaから波数ベクトルKiaを減算した波数ベクトルKa
は、散乱粒子による散乱によって受ける周波数遷移量で
あるドップラ周波数シフトfdaに相当する。
【0048】このドップラ周波数シフトfdaは速度ベク
トルV(=iVx +jVy )、波数ベクトルKia、波数
ベクトルKsaを用いて次のようなベクトルの内積を用い
て表される。 fda=V・Ka /(2π)=V・(Ksa−Kia)/(2π) ・・・(6) ここで、ベクトルKsa,Kiaの大きさを近似してKとす
ると、fdaは次式で表される。 fda =(iVx +jVy ){−iK−(iKcosφ+jKsinφ)}/(2π) =(iVx +jVy ){−iK(1+cosφ)+jKsinφ}/(2π) ={−(1+cosφ)Vx K+sinφVy K}/(2π) ={−(1+cosφ)Vx +sinφVy }/λ ・・・(7) 照射用測定プローブ50Cから射出された光波について
も上記と同様の関係が成り立ち、ドップラ周波数シフト
fdbも上記と同様に導出できるので、 fdb={−(1+cosφ)Vx −sinφVy }/λ ・・・(8) と表される。
トルV(=iVx +jVy )、波数ベクトルKia、波数
ベクトルKsaを用いて次のようなベクトルの内積を用い
て表される。 fda=V・Ka /(2π)=V・(Ksa−Kia)/(2π) ・・・(6) ここで、ベクトルKsa,Kiaの大きさを近似してKとす
ると、fdaは次式で表される。 fda =(iVx +jVy ){−iK−(iKcosφ+jKsinφ)}/(2π) =(iVx +jVy ){−iK(1+cosφ)+jKsinφ}/(2π) ={−(1+cosφ)Vx K+sinφVy K}/(2π) ={−(1+cosφ)Vx +sinφVy }/λ ・・・(7) 照射用測定プローブ50Cから射出された光波について
も上記と同様の関係が成り立ち、ドップラ周波数シフト
fdbも上記と同様に導出できるので、 fdb={−(1+cosφ)Vx −sinφVy }/λ ・・・(8) と表される。
【0049】従って、光検出器58の光電変換面に達す
る光波の周波数は各々次のように表される。照射用測定
プローブ50Bからの光波による散乱光 fopt +fsaw +fda =fopt +fsaw +{−(1+cosφ)Vx +sinφVy }/λ ・・・(9) 照射用測定プローブ50Cからの光波による散乱光 fopt −fsaw +fdb =fopt −fsaw +{−(1+cosφ)Vx −sinφVy }/λ ・・・(10) 偏波保持光ファイバ48Aからの非回折光(局発光) fopt 上記の照射用測定プローブ50B,50Cから射出され
た光波による散乱光及び局発光の3つの光波が光検出器
58の光電変換面で合波干渉されるので、次の3種類の
ビート信号が得られる。
る光波の周波数は各々次のように表される。照射用測定
プローブ50Bからの光波による散乱光 fopt +fsaw +fda =fopt +fsaw +{−(1+cosφ)Vx +sinφVy }/λ ・・・(9) 照射用測定プローブ50Cからの光波による散乱光 fopt −fsaw +fdb =fopt −fsaw +{−(1+cosφ)Vx −sinφVy }/λ ・・・(10) 偏波保持光ファイバ48Aからの非回折光(局発光) fopt 上記の照射用測定プローブ50B,50Cから射出され
た光波による散乱光及び局発光の3つの光波が光検出器
58の光電変換面で合波干渉されるので、次の3種類の
ビート信号が得られる。
【0050】
【数4】
【0051】これらのビート信号をドップラ周波数解析
器60に設けられたコンピュータで演算することにより
次に示す流速のベクトル成分(Vx ,Vy )が得られ
る。
器60に設けられたコンピュータで演算することにより
次に示す流速のベクトル成分(Vx ,Vy )が得られ
る。
【0052】なお、照射用測定プローブ50B,50C
から射出された光波による後方散乱光は、シングルモー
ド光ファイバ56に入射した後強度Ps の信号光として
作用し、射出光用チャンネル光導波路40Aから射出さ
れた非回折光は強度PLoの局発光として作用するので、
干渉して得られたビート信号は次の(15)式のように
光軸に垂直な流速の成分Vy も与える。
から射出された光波による後方散乱光は、シングルモー
ド光ファイバ56に入射した後強度Ps の信号光として
作用し、射出光用チャンネル光導波路40Aから射出さ
れた非回折光は強度PLoの局発光として作用するので、
干渉して得られたビート信号は次の(15)式のように
光軸に垂直な流速の成分Vy も与える。
【0053】
【数5】
【0054】すなわち、従来の光ファイバ・レーザ・ド
ップラ流速計では、Vy 成分のみしか計測することがで
きなかったが、本実施の形態では、2次元のベクトル成
分(Vx ,Vy )を計測することができる。
ップラ流速計では、Vy 成分のみしか計測することがで
きなかったが、本実施の形態では、2次元のベクトル成
分(Vx ,Vy )を計測することができる。
【0055】上記の実施の形態では、各々照射用測定プ
ローブ50B,50Cから射出されかつ散乱粒子により
散乱された後方散乱光と局発光とを干渉させたので、局
発光の強度を増加することにより更にS/Nを向上させ
ることができる。
ローブ50B,50Cから射出されかつ散乱粒子により
散乱された後方散乱光と局発光とを干渉させたので、局
発光の強度を増加することにより更にS/Nを向上させ
ることができる。
【0056】また、上記では一対の照射用測定プローブ
と受光用測定プローブとを備えた光学系をx軸方向に散
乱した光を受光可能な位置に配置して2次元のベクトル
成分を計測する例について説明したが、この光学系と同
一構成の他の光学系をz軸方向に散乱した光を受光可能
な位置に更に配置すれば、3次元のベクトル成分
(V x ,Vy ,Vz )を計測することができる。
と受光用測定プローブとを備えた光学系をx軸方向に散
乱した光を受光可能な位置に配置して2次元のベクトル
成分を計測する例について説明したが、この光学系と同
一構成の他の光学系をz軸方向に散乱した光を受光可能
な位置に更に配置すれば、3次元のベクトル成分
(V x ,Vy ,Vz )を計測することができる。
【0057】なお、上記では音響光学材料としてはLi
NbO3 を用いた例について説明したが、LiTa
O3 、ZnO等の他の音響光学効果を有する材料を用い
てもよい。
NbO3 を用いた例について説明したが、LiTa
O3 、ZnO等の他の音響光学効果を有する材料を用い
てもよい。
【0058】また、周波数fopt +fsaw 、fopt −f
saw の光を測定領域に照射し、周波数fopt の光を局発
光としたが、周波数fopt +fsaw 、fopt の光を測定
領域に照射し、周波数fopt −fsaw の光を局発光とし
てもよく、周波数fopt −f saw 、fopt の光を測定領
域に照射し、周波数fopt +fsaw の光を局発光として
もよい。
saw の光を測定領域に照射し、周波数fopt の光を局発
光としたが、周波数fopt +fsaw 、fopt の光を測定
領域に照射し、周波数fopt −fsaw の光を局発光とし
てもよく、周波数fopt −f saw 、fopt の光を測定領
域に照射し、周波数fopt +fsaw の光を局発光として
もよい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば周波
数が低い表面弾性波を発生させる1つの電極を用いて、
周波数差が小さい複数の出射光を射出するようにしてい
るので、光計測に好適な高安定化・小型化した構造簡単
な光周波数シフタを提供することができる、という効果
が得られる。
数が低い表面弾性波を発生させる1つの電極を用いて、
周波数差が小さい複数の出射光を射出するようにしてい
るので、光計測に好適な高安定化・小型化した構造簡単
な光周波数シフタを提供することができる、という効果
が得られる。
【図1】本発明の光周波数シフタの分岐部付近の拡大図
である。
である。
【図2】本発明の光周波数シフタの光の回折方向を示す
線図である。
線図である。
【図3】本発明の光周波数シフタを用いた光ファイバ・
レーザ・ドップラ流速計の構成図である。
レーザ・ドップラ流速計の構成図である。
【図4】本実施の形態の光ファイバ・レーザ・ドップラ
流速計の波数の関係を示す線図である。
流速計の波数の関係を示す線図である。
【図5】従来の光周波数シフタの構成図である。
【図6】従来の光周波数シフタの構成図である。
30 光周波数シフタ 32 基板 34 チャンネル光導波路 38 3分岐チャンネル光導波路 40A,40B,40C 射出光用チャンネル光導波路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市川 正 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 加藤 覚 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 伊藤 博 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】単一のチャンネル光導波路と、 表面弾性波を発生させる電極と、 前記チャンネル光導波路の一端に結合されると共に、伝
播される光波が前記表面弾性波の波面に対して略平行に
入射するように形成され、前記表面弾性波との相互作用
によって回折された強度が略等しい±1次回折光及び非
回折光を各々伝播させる3つに分岐された光導波路を備
えた3分岐光導波路と、 前記3分岐光導波路の各々の他端に結合された射出光用
チャンネル光導波路と、 を有する光周波数シフタ。 - 【請求項2】音響光学媒質を用い、Lを伝播される光波
と表面弾性波との相互作用長、λO を光波の真空中の波
長、n1 を音響光学媒質の屈折率、Λを表面弾性波の波
長、θiを伝播される光波と表面弾性波の波面との成す
角度、Δn1を表面弾性波により誘起される音響光学媒
質の屈折率の変化とするとき、前記電極と3分岐光導波
路とを0.1< 2πLλO /n1 Λ2 cosθi <10
かつ0<πΔn1 L/λ0 <2の条件を満たすように構
成した請求項1の光周波数シフタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6877696A JPH09258285A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 光周波数シフタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6877696A JPH09258285A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 光周波数シフタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09258285A true JPH09258285A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13383484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6877696A Pending JPH09258285A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 光周波数シフタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09258285A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6671425B1 (en) * | 2002-06-18 | 2003-12-30 | Celight | Method and system for acoustically tuning a light source |
| KR20040017539A (ko) * | 2002-08-22 | 2004-02-27 | 우리로광통신주식회사 | 3분기형 광 도파로 |
| US20130195400A1 (en) * | 2010-09-30 | 2013-08-01 | Sumitomo Osaka Cement Co., Ltd. | Optical waveguide device |
| US20220334420A1 (en) * | 2021-04-20 | 2022-10-20 | Raytheon Company | Photonic acousto-optic frequency shifter |
| CN119535859A (zh) * | 2024-12-27 | 2025-02-28 | 上海交通大学 | 一种片上集成正负声光移频器及其制备方法 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP6877696A patent/JPH09258285A/ja active Pending
Cited By (7)
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