JPH09258294A - シャッタ装置 - Google Patents

シャッタ装置

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JPH09258294A
JPH09258294A JP8060699A JP6069996A JPH09258294A JP H09258294 A JPH09258294 A JP H09258294A JP 8060699 A JP8060699 A JP 8060699A JP 6069996 A JP6069996 A JP 6069996A JP H09258294 A JPH09258294 A JP H09258294A
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JP
Japan
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shutter
mechanical
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light
mechanical shutter
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JP8060699A
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Yoshiyuki Nakano
良幸 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に超高速シャッタ秒時を出せる高性能なカ
メラ用のシャッタ装置を得る。 【解決手段】 光透過率を変えることにより光の通過を
制御する、たとえばエレクトロクロミック素子あるいは
ポッケルス効果を利用するPLZTによる物性シャッタ
18を、撮影レンズ系14,15,16の途中で絞り装
置17に直列に配置する。機械的な遮光手段4,5を動
かすことにより光の通過を制御する機械式シャッタ2
を、撮影レンズ系による光路上で感光材3の直前に配置
する。機械式シャッタを開動作させた状態で前記物性シ
ャッタの光透過率を低い状態から高い状態に変化させ、
再び低い状態に変化させてから前記機械式シャッタを閉
動作させるように制御する制御装置CPUを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界または磁界を
印加することにより光透過率を可変可能な電気磁気光学
素子による物性シャッタと機械式シャッタとを組合わせ
て用いているカメラのシャッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、液晶やエレクトロクロミック
素子(Electrochromic;以下、EC素子
という)、あるいはポッケルス効果(Pockels効
果)、ケル効果(Kerr効果)、ファラデー効果(F
araday効果)等に基づく電気磁気光学素子を応用
した、いわゆる物性シャッタとして機能する光路の開閉
装置が知られている。すなわち、このような物性シャッ
タは、従来から存在する機械式シャッタとは異なり、電
気や磁気などによって光路の開閉を制御できるものであ
る。そして、このような物性シャッタは、特に超高速シ
ャッタ秒時が可能である、開閉制御が容易にできる、作
動に伴う力学的な反作用がない、耐久性に優れている等
の利点をもっている。
【0003】このような物性シャッタを用いたシャッタ
装置として、たとえば特開平5−127219号公報に
は、この物性シャッタを撮影レンズ系の絞り装置を設け
る位置に配置し、絞り装置としての機能とシャッタとし
ての機能とを併せ持たせるとともに、この物性シャッタ
に組合わせてフィルムの直前に機械式シャッタを配置し
ている電子シャッタ装置が提案されている。このような
装置では、カメラのレリーズ釦の押圧操作に連動し物性
シャッタに先立って機械式シャッタを開状態とするとと
もに、物性シャッタを開閉動作させ、これに遅れて機械
式シャッタを閉とすることにより、シャッタ速度を1/
10000secという高速シャッタを実現しようとし
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来例のシャッタ装置における物性シャッタによれ
ば、シャッタ機能とともに絞り機能も併せ持つものであ
るので、構造が複雑で、また制御も煩雑であるという問
題がある。さらに、上述したような物性シャッタと機械
式シャッタとを、カメラの撮影レンズ系を通ってフィル
ム面上に至る光路上にどのように配置するかについても
問題がある。
【0005】すなわち、上述した物性シャッタ、たとえ
ばEC素子によるものは、応答性がそれ程よくないた
め、特に超高速シャッタ秒時を必要とするカメラに採用
することは簡単にできない。また、高速動作が可能なポ
ッケルス効果、ケル効果等を利用した素子を用いて物性
シャッタを構成すると、シャッタ駆動に要する電源電圧
が高く、電源回路、その他が大型化し、さらに素子自体
も厚くなるという問題がある。
【0006】さらに、上述した物性シャッタでは、その
いずれも製造上で生じる透過性のむらや塵などが付着す
ることを避けられず、これらがフィルム面上での画像を
乱す原因となるおそれがあり、その配設位置に配慮する
ことが必要である。このような配設位置の問題は、機械
式シャッタにおいても同様であり、このシャッタの駆動
部や機械的連結部が付設されているため、カメラ内での
配設位置を他の構成部品との関係において配慮する必要
がある。
【0007】また、前述した物性シャッタは、シャッタ
閉時における遮光性が十分ではなく、銀塩フィルムを感
光材料として用いているカメラにおいて有害な漏光問題
をもたらすもので、この物性シャッタと機械式シャッタ
との関連において開閉制御を行なうことについても配慮
しなければならない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、前述したような物性シャッタのもつ欠点を補
い、しかもこの物性シャッタの特徴である超高速シャッ
タ秒時を出せる等の効果を発揮することができる銀塩フ
ィルムを用いるスチルカメラ用のシャッタ装置を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係るシャッタ装置は、光透過率を変える
ことにより光の通過を制御する物性シャッタと、機械的
な遮光手段を動かすことにより光の通過を制御する機械
式シャッタを備え、物性シャッタを撮影レンズ系の途中
または直後に絞り装置に直列に配置し、機械式シャッタ
を撮影レンズ系による光路上で感光材の直前に配置する
とともに、機械式シャッタを開動作させた状態で物性シ
ャッタの光透過率を低い状態から高い状態に変化させ、
再び低い状態に変化させてから機械式シャッタを閉動作
させるように制御する制御装置を設けたものである。
【0010】ここで、本発明に係るシャッタ装置は、物
性シャッタを、機械式シャッタの背後にある感光材より
も少なくとも5mm以上離れた撮影レンズ系の光路上に
配置したり、撮影レンズ系による光路上で撮影光が機械
式シャッタに先立って物性シャッタを通過するように配
置したものである。
【0011】本発明によれば、物性シャッタに機械式シ
ャッタを組み合わせて配置し、これらを組合わせて制御
することにより、超高速シャッタ秒時が可能な高性能な
シャッタ装置を構成することができる。
【0012】また、本発明によれば、制御装置により、
始めに機械式シャッタを開き、次にその開信号によって
物性シャッタを開き、所定時間経過後に物性シャッタを
閉じ、その閉じ信号によって機械式シャッタを閉じる。
このような手順でシャッタ制御を行なうことにより、撮
影時以外は機械式シャッタで充分な遮光性能を確保し、
撮影時には最終的な露光時間を物性シャッタ側で決定す
る。
【0013】特に、本発明によれば、フィルム面での露
光時間の制御は、物性シャッタの開閉動作で制御するの
で、機械式シャッタは比較的ゆっくり作動させればよい
から駆動力は小さくてよく、しかもその露光時間も正確
でなくてもよいことから、この機械式シャッタの制御装
置は簡易なものでよい。
【0014】物性シャッタは、液晶、電気化学反応を利
用したエレクトロクロミック素子(EC素子)、あるい
はポッケルス効果、ケル効果を利用するPLZT(透明
強誘電体セラミック)など、さらにファラデー効果や電
気泳動現象を利用した素子などのような電気磁気光学素
子を利用する部材で構成される。機械式シャッタとは、
たとえばフォーカルプレンシャッタを例示するが、これ
に限らない。その駆動系も同様である。制御装置は、レ
リーズ釦の押圧操作に連動して物性シャッタ、機械式シ
ャッタを制御するCPUによる制御回路による。
【0015】
【発明の実施の形態】図1ないし図3は本発明に係るシ
ャッタ装置の一つの実施の形態を示すもので、これらの
図において、全体を符号1で示すシャッタ装置は、広く
知られている銀塩フィルムを用いるスチルカメラに適用
したものである。図1において、符号2は広く知られて
いる構造をもつ機械式シャッタ本体で、感光材である銀
塩フィルム3の直前に配置されている。4,5は機械式
シャッタの遮光羽根で、開口部6の開閉を行なう。
【0016】7,8は前記遮光羽根4,5を駆動するた
めの羽根駆動アームおよび補助アームで、これらのアー
ム7,8によって遮光羽根4,5が支持され、かつその
軸9a,10の回りでの回転運動により広く知られてい
る通りのリンク作動によって遮光羽根4,5を互いにず
らして展開し、開口部6を塞いだり、遮光羽根4,5を
重ね合わせて開口部6の上方に収納して開口部6を開く
ことができる。なお、図中9は機械式シャッタ1を電気
信号に応じて駆動する電動モータで、アーム7を軸9a
により右旋または左旋させることにより機械式シャッタ
1の遮光羽根4,5の開閉制御を行なう。
【0017】11は前記機械式シャッタ1の遮光羽根
4,5の開き検出スイッチであり、遮光羽根4,5が開
口部6を開いたときに羽根4,5に当接してオンする。
また、12は遮光羽根4,5の閉じ検出スイッチで、遮
光羽根4,5に当接することによりオンし、開口部6を
塞いでいることを検出する。
【0018】14,15,16はカメラのレンズ鏡筒内
に組み込まれ撮影レンズ系を構成する撮影レンズであ
り、その途中に広く知られている構造をもつ絞り装置1
7が介在して配置されている。18は撮影光路上で前記
機械式シャッタ1と並設されている物性シャッタ(ここ
では、ECシャッタとする)であり、前記撮影レンズ1
4,15,16による撮影レンズ系において絞り装置1
7の直前に配置されている。
【0019】図2は上述した図1で示した構成をもつカ
メラにおける制御回路のブロック図であって、同図にお
いて、20はレリーズ釦、21はこのレリーズ釦21の
押圧操作によりONするレリーズスイッチ、22はカメ
ラの各種のシーケンス動作を制御するためのCPUであ
る。
【0020】23は前記EC18を駆動するEC駆動回
路であって、トランジスタ24,25を有し、これらの
トランジスタ24,25で電源26の電圧をEC18に
印加する際の正、負を決める。27は機械式シャッタ駆
動回路で、前記モータ9の停止、正転、逆転を制御す
る。28は絞り駆動回路で、前記絞り装置17を制御す
るためのものである。ここで、この実施の形態では、絞
り装置17を電磁式絞りユニットで構成しており、この
回路28により電気的に絞り口径を決定することができ
るようになっている。
【0021】次に、上述した構成をもつカメラにおける
撮影動作を、図2および図3を用いて以下に説明する。
カメラのレリーズ釦20を押圧操作すると、レリーズス
イッチ21がONし、CPU22は種々の撮影準備動
作、たとえばオートフォーカス動作やミラー作動等、カ
メラの形式に応じて必要な動作を行なわせる。この撮影
準備動作の間は前記CPU22の内蔵タイマ(図示せ
ず)により時間t1だけの遅延時間をカウントした後、
次の絞り制御回路28により絞り装置17が絞り動作を
始める。そして、絞り装置17が所定の設定口径に絞り
制御される。
【0022】また、この絞り装置17の制御に必要な時
間分の遅延時間t2がCPU22の内蔵タイマで与えら
れた後に、機械式シャッタ駆動回路27が作動させら
れ、モータ9は回転駆動し、機械式シャッタ2は開く。
すると、遮光羽根4,5により開き検出スイッチ11は
ONし、これによりCPU22は駆動回路27に信号を
送り、モータ9を停止する。
【0023】これと同時に、前記ECシャッタ駆動回路
23の働きで、トランジスタ24はONし、ECシャッ
タ18に正の電圧が印加され、ECシャッタ18は透過
率が上がる。すなわち、このECシャッタ18が開くこ
とになる。また、所定のシャッタ速度になるようなタイ
ミングでCPU22はECシャッタ駆動回路23に閉じ
指令を送る。すると、トランジスタ25がONし、EC
シャッタ18に負の電圧が印加され、ECシャッタ18
の透過率が下がる。すなわちこのECシャッタ18が閉
じる。
【0024】前記CPU22は上述したECシャッタ1
8への閉じ指令と同時に、または若干の時間経過後に、
機械式シャッタ駆動回路27への閉じ指令も送り、モー
タ9は前述したとは逆の方向に回転して機械式シャッタ
2は閉じる。すると、遮光羽根4,5は閉じ検出スイッ
チ12をONするので、CPU22はそのON信号によ
り機械式シャッタ駆動回路27に信号を送り、モータ9
を停止させる。
【0025】以上のように本発明によれば、レリーズ釦
20の押圧操作から撮影準備動作を行ない、さらに絞り
装置17の絞り制御を行なった後に、機械式シャッタ2
を開くとともに、ECシャッタ18を開くことにより、
フィルム3への露光が行なわれる。また、所定時間の経
過後に、ECシャッタ18を閉じ、フィルム3への露光
が終了するとともに、このECシャッタ18が閉じるこ
とにより機械式シャッタ2を閉じるように制御される。
【0026】なお、上述した機械式シャッタ2が閉じた
以降は、フィルム3の給送、ミラー作動力のチャージ
等、カメラの形式によって決定されるレリーズ前の撮影
準備動作を行なう。このレリーズ前の撮影準備動作が終
了すると、カメラは停止し、レリーズ直前の状態に戻
る。これらのシーケンス制御を、図3のタイムチャート
に示す。
【0027】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、カメラ内の各機構部等の形
状、構造等を適宜変形、変更してもよい。たとえば上述
した実施の形態では、機械式シャッタ2として、二枚の
遮光羽根4,5を用いた構造のものを用いた場合を説明
したが、本発明はこれに限らず、光彩絞り状の五枚また
は六枚の遮光羽根からなるものであってもよい。また、
一枚の遮光板を出し入れ構造のものでもよく、あるいは
その他広く知られている構造による各種の光開閉機構に
よるものを用いることは自由である。さらに、高速連続
撮影を行なう際には、機械式シャッタ2が一旦開いたら
ECシャッタ17の開閉とフィルム送りのみを繰り返し
て短いサイクルで連続撮影できるように構成してもよ
い。この場合は連続撮影が終わってから、機械式シャッ
タ2を閉じる。
【0028】また、上述したような機械式シャッタ2の
駆動源としても、上述した実施の形態における電動モー
タ9に限らず、ばねのような弾性部材を用いて駆動する
ものでもよい。このばねを使用する場合は、図3のタイ
ムチャートでのフィルム3の給送期間またはレリーズ直
後から機械式シャッタ2の開動作までの期間のいずれか
の間でシャッタのチャージを行なう構成とすればよい。
【0029】さらに、前述した実施の形態でのECシャ
ッタ17は、一般的に応答性があまりよくない。したが
って、シャッタ機構を簡素化するうえでの効果はある
が、高速、特に超高速シャッタ秒時を必要とするカメラ
にはそれ程適したものとは言えない。このような場合に
は、高速動作が可能なポッケルス効果、あるいはケル効
果、さらにファラデー効果を利用した物性シャッタ装置
に置き換えれば、シャッタ装置は多少大きくなるも、ナ
ノ秒やピコ秒というような超高速シャッタ秒時を得るこ
とができる。
【0030】そこで、図4は本発明の別の実施の形態を
示し、前述した物性シャッタとしてのECシャッタ18
に代えて用いたポッケルス効果型のPLZTシャッタの
原理図である。図中30はPbTi O3 −PbZrO3
−La23 系のセラミックスを二枚の偏光板で挾み込
んでいる、いわゆるPLZTによる光シャッタである。
31はこのPLZTによる光シャッタ30用の電源、3
2はPLZT制御回路であり、図2のCPU22により
制御するように構成されている。
【0031】このようなPLZTによる光シャッタ30
の動作は、次のようになる。すなわち、機械式シャッタ
2が開いた後、CPU22によりPLZT制御回路32
にシャッタ開の命令信号が送られる。すると、電源31
により作り出された高電圧が電極33,34の間に印加
され、PLZTによる光シャッタ30の透過率が上が
り、シャッタ開の状態となる。次に、所定のシャッタ速
度になるようにCPU22よりシャッタ閉の命令信号が
送られると、PLZT制御回路32は、電極33,34
に加えられていた電圧を解除するため、透過率は低下
し、シャッタ閉の状態に戻る。
【0032】そして、上述した以降は、前述した第1の
実施の形態で説明した動作と同様にCPU22の指令で
機械式シャッタ2を閉じ、それ以後の動作も前述した第
1の実施の形態と同様なので説明は省略する。
【0033】ここで、このような実施の形態では、前述
したように第1の実施の形態よりもシャッタ駆動に要す
る電圧が高く、電源回路などが大型化するが、従来の機
械式シャッタでは破損してしまうような超高速シャッタ
秒時を実現することが可能となる。
【0034】また、上述したECシャッタ18やPLZ
Tによる光シャッタ30などのような物性シャッタは、
撮影レンズ14,15,16の主点近くに配置させてい
る。このようにすれば、これらの物性シャッタの電極、
たとえば図4における電極33,34や製造上での透過
率のむらや塵などがフィルム3上に形となって表れるの
を回避できる。この場合に、レンズ14の直前やレンズ
16の直後に配置させても、同様の作用効果が得られ
る。
【0035】ここで、このような物性シャッタの配設位
置については、配設位置がフィルム3に近づく程、不利
となる。どのくらい近づくとフィルム3上の像に悪影響
があるかという基準は、シャッタ側の透過率のむら、そ
の範囲や大きさ、塵、使用レンズの射出瞳からフィルム
3までの距離、Fナンバー、使用フィルムの解像力、コ
ントラスト、引き伸ばし倍率、鑑賞者の間隔などに左右
される。ただし、従来のフォーカルプレーンシャッタの
ようにフィルム面から5mm以内にシャッタを配置する
と、前述した透過率のむらや塵は確実にフィルムに露光
されてしまう。したがって、少なくとも5mm以上は離
して配置することが必要である。
【0036】次に、機械式シャッタ2はどこに配置して
もよいわけであるが、これは設計上都合のよいところに
配置する。通常、機械式シャッタ2は、カメラとの機械
的機構部を持っている。すなわち、広く知られているチ
ャージ機構や制御マグネットのホールド機構などとの連
結部があるため、これらを簡素で効率よく配置するため
には、カメラ内であまりフィルムから遠くに、すなわち
レンズ側に配置しない方がよい。
【0037】また、前述した第1の実施の形態のよう
に、モータ駆動による機械式シャッタ2であって、電気
配線のみでカメラ側の制御部と接続されているとして
も、モータ9の配設個所や駆動力伝達系を考えると、カ
メラの形態上においてスペースの取りやすいところに配
置するのがよい。また、フィルム3から遠くして撮影レ
ンズ系側に近づけるように配置することは、いたずらに
カメラやレンズ部を大型化してしまうことになる。
【0038】一方、物性シャッタは、一般に電気配線の
みでカメラ側の制御部と連結されるので、その配置にあ
たっての自由度は、機械式シャッタ2と比較すると高
い。すなわち、撮影光路の順序にしたがえば、前側に物
性シャッタ、後側に機械式シャッタを配置すれば、最も
簡素で部品点数が少なく、信頼性が高く、また低コスト
で、しかも小型のカメラ、撮影レンズ系を構成すること
が可能である。
【0039】
【実施例】物性シャッタは、液晶、電気化学反応を利用
したエレクトロクロミック素子(EC素子)、あるいは
ポッケルス効果、ケル効果を利用するPLZT(透明強
誘電体セラミック)など、さらにファラデー効果による
ものや電気泳動現象を利用した素子などのような電気磁
気光学素子を利用する部材で構成される。機械式シャッ
タとは、たとえばフォーカルプレンシャッタを例示して
いる。制御装置としては、レリーズ釦20の押圧操作に
連動して物性シャッタ18、機械式シャッタ2を制御す
るCPU22による制御回路による。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るシャッ
タ装置によれば、物性シャッタに簡易な機械式シャッタ
を追加して組み合わせ、これらのシャッタの開閉を順次
制御する制御回路を設けているので、カメラにおける超
高速シャッタ秒時によるシャッタ制御が容易で、しかも
作動に伴なう反作用によるカメラ振れがなく、耐久性も
高いと物性シャッタの利点を得ながら、その欠点である
遮光性に劣る点を補う高性能なシャッタ装置を得ること
ができる。
【0041】また、本発明によれば、物性シャッタを像
面から離して設けることにより、物性シャッタでの製造
時に生じる透過率のむらや塵が付着することによる画像
を乱す要素の影響を軽減できる。さらに、本発明によれ
ば、撮影光路内で入射光に対し、先に物性シャッタを設
け、後に機械式シャッタを配置することにより、カメラ
内の連動関係が合理的になり、簡素でしかも動作上での
信頼性の高く、低コストのカメラを得ることができる。
【0042】特に、本発明によれば、露光時間の制御
は、物性シャッタの開閉動作で制御するので、機械式シ
ャッタは比較的ゆっくり作動させればよいから駆動力は
小さくてよく、機械式シャッタの制御装置は簡易なもの
でよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシャッタ装置の一つの実施の形
態を示し、カメラの撮影光学系を含めたシャッタ装置を
説明するための斜視図である。
【図2】 本発明に係るシャッタ装置の一つの実施の形
態を示し、カメラ内における制御回路のブロック図であ
る。
【図3】 本発明に係るシャッタ装置の一つの実施の形
態を示し、カメラ内での各部のシーケンス制御動作を説
明するためのタイムチャートである。
【図4】 本発明に係るシャッタ装置の別の実施の形態
を示し、物性シャッタとしてのポッケルス効果によるP
LZTによる光シャッタの原理図である。
【符号の説明】
1…シャッタ装置、2…機械式シャッタ本体、3…フィ
ルム、4,5…遮光羽根、6…シャッタ開口部、7…羽
根駆動アーム、8…補助アーム、9…電動モータ、9a
…軸、10…軸、11…シャッタ開き検出スイッチ、1
2…シャッタ閉じ検出スイッチ、14,15,16…撮
影レンズ系を構成する撮影レンズ、17…絞り装置、2
0…レリーズ釦、21…レリーズスイッチ、22…CP
U、23…EC駆動回路、24,25…トランジスタ、
26…電源、27…機械式シャッタ駆動回路、28…絞
り駆動回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過率を変えることにより光の通過を
    制御する物性シャッタと、 機械的な遮光手段を動かすことにより光の通過を制御す
    る機械式シャッタとを備え、 前記物性シャッタを撮影レンズ系の途中または直後に絞
    り装置に直列に配置し、 前記機械式シャッタを前記撮影レンズ系による光路上で
    感光材の直前に配置するとともに、 前記機械式シャッタを開動作させた状態で前記物性シャ
    ッタの光透過率を低い状態から高い状態に変化させ、再
    び低い状態に変化させてから前記機械式シャッタを閉動
    作させるように制御する制御装置を設けたことを特徴と
    するシャッタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシャッタ装置において、 物性シャッタを、機械式シャッタの背後にある感光材よ
    りも少なくとも5mm以上離れた撮影レンズ系の光路上
    に配置することを特徴とするシャッタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシャッタ装置において、 撮影レンズ系による光路上で撮影光が機械式シャッタに
    先立って物性シャッタを通過するように配置したことを
    特徴とするシャッタ装置。
JP8060699A 1996-03-18 1996-03-18 シャッタ装置 Pending JPH09258294A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011022034A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Honda Motor Co Ltd 三次元形状測定システム及び三次元形状測定方法

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JP2011022034A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Honda Motor Co Ltd 三次元形状測定システム及び三次元形状測定方法

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