JPH0926013A - ステータ - Google Patents

ステータ

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Publication number
JPH0926013A
JPH0926013A JP19716795A JP19716795A JPH0926013A JP H0926013 A JPH0926013 A JP H0926013A JP 19716795 A JP19716795 A JP 19716795A JP 19716795 A JP19716795 A JP 19716795A JP H0926013 A JPH0926013 A JP H0926013A
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JP
Japan
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opening
stator
hole
way clutch
inner peripheral
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19716795A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Sekine
勝美 関根
Kazunori Jinbo
一憲 神保
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Publication of JPH0926013A publication Critical patent/JPH0926013A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H2041/246Details relating to one way clutch of the stator

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 内周筒部1の軸方向一端またはその近傍に内
周方向へ向けて環状のプレート部4を一体成形し、内周
筒部1の内周側にワンウェイクラッチのアウターレース
をインサート成形により一体的に保持し、プレート部4
に軸方向に貫通する所要数の孔9を設けた樹脂製のステ
ータについて、ワンウェイクラッチへ流れる油の量を増
やすことなく、孔9の外周側にクラックが発生しにくい
ようにする。 【構成】 孔9を当該ステータの径方向と交差する方向
に長い長孔状にするとともに、この孔9のスラスト面5
側の開口13をワンウェイクラッチ側の開口14より大
きくすることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用オートマ
ティックトランスミッションのトルクコンバータに用い
られるステータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、軽量化および低コスト化の観点か
ら自動車部品を可能な範囲で樹脂化する要求が高まって
いるが、オートマティックトランスミッションのトルク
コンバータに用いられるステータについては、要求され
る寸法精度が特に厳しいために、樹脂単体での対応が困
難である。そこで、これまでは、図19および図20に
示すように、樹脂製ステータの内周筒部21の内周側に
ワンウェイクラッチのアウターレース22をインサート
成形により一体的に保持させて、このアウターレース2
2によって樹脂を補強する対策が採られている(例え
ば、特公昭63−18050号公報、実開平3−207
54号公報または実開平4−27247号公報参照)。
【0003】しかしながら、このような従来の対策のみ
では、成形時または雰囲気温度の高温時に発生する樹脂
の収縮現象によってプレート部23に大きな残留歪ない
し内部応力が発生することがあり、これを原因として、
プレート部23に設けられた潤滑油導入用の孔24の外
周側(当該ステータにおける外周側)に内部応力が集中
し、この応力集中部がウエルド部と重なるために、孔2
4の外周側にヘア状のクラック25が発生する問題があ
る。
【0004】尚、従来、孔24は正円形に形成され、こ
の正円形のまま、プレート部23を軸方向に貫通してい
る。またこの孔24の外周側に、強度が低いウエルド部
が存在するのは、成形過程において、この孔24を形成
する金型のピンの内周側(当該ステータにおける内周
側)にディスクゲートが位置して、このディスクゲート
から注入される成形材料がピンの外周側で合流するから
であって、このようにして発生したウエルド部に応力集
中部が重なると、ここにクラック25が発生することに
なる。
【0005】またステータの種類によっては、孔24に
代えて、プレート部23の内周縁に切欠(図示せず)が
設けられることがあるが、このように切欠のみが設けら
れたステータにおいては、ワンウェイクラッチへ流れる
油の量が多くなり過ぎることがある。したがってこのタ
イプのステータには、ロックアップ機構の作動油圧に対
して良くない影響を与える懸念がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、内周筒部の軸方向一端またはその近傍に内周方向へ
向けて環状のプレート部を一体成形し、内周筒部の内周
側にワンウェイクラッチのアウターレースをインサート
成形により一体的に保持し、プレート部に軸方向に貫通
する所要数の孔を設けた樹脂製のステータにおいて、ワ
ンウェイクラッチへ流れる油の量を増やすことなく、孔
の外周側にクラックが発生しにくいようにすることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるステータは、内周筒部の軸
方向一端またはその近傍に内周方向へ向けて環状のプレ
ート部を一体成形し、前記内周筒部の内周側にワンウェ
イクラッチのアウターレースをインサート成形により一
体的に保持し、前記プレート部に軸方向に貫通する所要
数の孔を設けた樹脂製のステータにおいて、前記孔を当
該ステータの径方向と交差する方向に長い長孔状にする
とともに、前記孔のスラスト面側の開口を前記ワンウェ
イクラッチ側の開口より大きくすることにした。
【0008】また本発明の請求項2によるステータは、
請求項1のステータにおいて、孔の長手方向略中央部か
らプレート部の内周縁へかけて径方向にスリットを設け
ることにした。
【0009】
【作用】上記構成を備えた本発明の請求項1によるステ
ータのように、プレート部に設けられた孔が正円でな
く、当該ステータの径方向と交差する方向に長い長孔状
であると、孔が長くなった分、この長手方向にウエルド
部および応力集中部が分散するために、クラックの発生
防止に効果がある。但し、従来と同じように、孔が同じ
形状および大きさのままで軸方向に貫通していると、も
ともと開口面積が小さなものであるために、其程大きな
効果を期待することができない。そこで本発明では、更
に、孔のスラスト面側の開口をワンウェイクラッチ側の
開口より大きくすることにして、この効果を高めること
にした。すなわち、孔のスラスト面側の開口をワンウェ
イクラッチ側の開口より大きくすると、ワンウェイクラ
ッチ側の開口が比較的小さな開口面積であることによっ
て、ワンウェイクラッチへ流れる油の量を正円孔タイプ
の場合と略同じに維持することが可能となり、併せて、
スラスト面側の開口が比較的大きな開口面積であること
によって、その開口幅を大きく採ることが可能となっ
て、これによりウエルド部および応力集中部を、効果を
期待することができる程度にまで、分散させることが可
能となる。
【0010】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項2によるステータにおいては、孔の長手方向
略中央部からプレート部の内周縁へかけて径方向にスリ
ットが設けられているために、このスリットによって内
部応力が少なくとも一部開放される。したがってこのス
リットによって開放された分だけ、プレート部に発生す
る内部応力を小さくすることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。
【0012】第一実施例・・・ 図1ないし図4に示すように、当該実施例に係るステー
タは、フェノール樹脂を成形材料として、内周筒部1、
ブレード部2および外周筒部3を一体成形するととも
に、内周筒部1の軸方向一端近傍(図2において左端近
傍)に内周方向へ向けて環状のプレート部4を一体成形
したもので、プレート部4のスラスト面5に環状の凹部
6と、環状のダム部7とが設けられ、これらの凹部6お
よびダム部7を円周方向に分断するようにして、潤滑油
導入用の溝8が四等配で放射状に設けられ、各溝8内に
位置して、潤滑油導入用の孔9が同じく四等配で、それ
ぞれプレート部4を軸方向に貫通するように設けられて
いる。
【0013】溝8は、孔9へ潤滑油を案内するもので、
成形過程において金型のディスクゲート(図示せず)が
同じく四等配で配置されることから、この溝8の平面内
にウエルド部(図示せず)が存在し、しかもディスクゲ
ートが、孔9を形成する金型のピン(図示せず)の内周
側(当該ステータにおける内周側)に配置されることか
ら、溝8の平面内において孔9の外周側(当該ステータ
における外周側)にウエルド部が存在している。また内
周筒部1の内周側に、金属等剛材製のワンウェイクラッ
チのアウターレース10がインサート成形により一体的
に保持されている。符号11は、ワンウェイクラッチの
スプラグ等の転動体である。
【0014】図3に拡大して示したように、孔9は、当
該ステータの径方向(図上上下方向)と直交する方向に
長い長孔状に形成され、更に図4に拡大して示したよう
に「段付き」に形成され、すなわち、プレート部4の肉
厚の中程に段差12が形成されて、この段差12を境に
して、スラスト面5側(図上左側)の開口13が比較的
大きな長円形(長径x、短径y)に形成されるととも
に、反対側のワンウェイクラッチ側(図上右側)の開口
14が比較的小さな長円形(長径x’、短径y’、但し
x’<x、y’<y)に形成されている。スラスト面5
側の開口13は溝8の底面から段差12まで大きさおよ
び形状を変えることなく形成され、ワンウェイクラッチ
側の開口14も途中で大きさおよび形状を変えることな
く形成され、両開口13,14がそれぞれの内壁の外周
部分13a,14aにおいて面一となっている。またワ
ンウェイクラッチ側の開口14の開口面積が従来の正円
孔タイプの開口面積(実寸で直径2〜3mm)と略同じ
に設定され、スラスト面5側の開口13の開口面積がこ
れより大きく設定されている。一部に直線部分を備えた
長円形はこれに代えて、直線部分を有しない楕円形等で
あっても良い。
【0015】上記構成を備えたステータにおいては、プ
レート部4に設けられた孔9が正円でなく、当該ステー
タの径方向と直交する方向に長い長円形に形成されてい
るために、孔9が長くなった分、この長手方向にウエル
ド部および応力集中部が分散することになる。したがっ
て、これにより強度が低いウエルド部に応力が集中し
て、このウエルド部にクラックが発生するのを或る程度
防止することができる。
【0016】またワンウェイクラッチ側の開口14の開
口面積が従来の正円孔タイプの開口面積と略同じに設定
されているために、ワンウェイクラッチへ流れる油の量
が正円孔タイプの場合と略同じに維持される。したがっ
て、これにより油の量が多過ぎてロックアップ機構の作
動油圧に対して良くない影響を与えるのを防止すること
ができる。
【0017】またスラスト面5側の開口13の開口面積
がワンウェイクラッチ側の開口14の開口面積より大き
く設定されているために、ウエルド部および応力集中部
がスラスト面5側で一層広くに分散する。したがって、
これにより強度が低いウエルド部に応力が集中して、こ
のウエルド部にクラックが発生するのを効果的に防止す
ることができる。
【0018】また孔9を形成する金型のピンが、スラス
ト面5側に根本を配置されるとともにワンウェイクラッ
チ側に先端を配置される関係から「段付き」の形状に合
わせて、根本で太く、先端で細くなる。したがって、こ
れによりピンの強度を高めることができ、金型の寿命を
延ばすことができる。
【0019】第二実施例・・・ 図5ないし図8に示すように、当該実施例に係るステー
タは、フェノール樹脂を成形材料として、内周筒部1、
ブレード部2および外周筒部3を一体成形するととも
に、内周筒部1の軸方向一端近傍(図6において左端近
傍)に内周方向へ向けて環状のプレート部4を一体成形
したもので、プレート部4のスラスト面5に環状の凹部
6と、環状のダム部7とが設けられ、これらの凹部6お
よびダム部7を円周方向に分断するようにして、潤滑油
導入用の溝8が四等配で放射状に設けられ、各溝8内に
位置して、潤滑油導入用の孔9が同じく四等配で、それ
ぞれプレート部4を軸方向に貫通するように設けられて
いる。
【0020】溝8は、孔9へ潤滑油を案内するもので、
成形過程において金型のディスクゲート(図示せず)が
同じく四等配で配置されることから、この溝8の平面内
にウエルド部(図示せず)が存在し、しかもディスクゲ
ートが、孔9を形成する金型のピン(図示せず)の内周
側(当該ステータにおける内周側)に配置されることか
ら、溝8の平面内において孔9の外周側(当該ステータ
における外周側)にウエルド部が存在している。また内
周筒部1の内周側に、金属等剛材製のワンウェイクラッ
チのアウターレース10がインサート成形により一体的
に保持されている。符号11は、ワンウェイクラッチの
スプラグ等の転動体である。
【0021】図7に拡大して示したように、孔9は、当
該ステータの径方向(図上上下方向)と直交する方向に
長い長孔状に形成され、更に図8に拡大して示したよう
に「擂り鉢状」に形成されて、スラスト面5側(図上左
側)の開口13が比較的大きな長円形(長径x、短径
y)に形成されるとともに、反対側のワンウェイクラッ
チ側(図上右側)の開口14が比較的小さな長円形(長
径x’、短径y’、但しx’<x、y’<y)に形成さ
れている。孔9の内壁はその外周部分9aにおいてのみ
軸線と平行になっている。またワンウェイクラッチ側の
開口14の開口面積が従来の正円孔タイプの開口面積
(実寸で直径2〜3mm)と略同じに設定され、スラス
ト面5側の開口13の開口面積がこれより大きく設定さ
れている。一部に直線部分を備えた長円形はこれに代え
て、直線部分を有しない楕円形等であっても良い。
【0022】上記構成を備えたステータにおいては、プ
レート部4に設けられた孔9が正円でなく、当該ステー
タの径方向と直交する方向に長い長円形に形成されてい
るために、孔9が長くなった分、この長手方向にウエル
ド部および応力集中部が分散することになる。したがっ
て、これにより強度が低いウエルド部に応力が集中し
て、このウエルド部にクラックが発生するのを或る程度
防止することができる。
【0023】またワンウェイクラッチ側の開口14の開
口面積が従来の正円孔タイプの開口面積と略同じに設定
されているために、ワンウェイクラッチへ流れる油の量
が正円孔タイプの場合と略同じに維持される。したがっ
て、これにより油の量が多過ぎてロックアップ機構の作
動油圧に対して良くない影響を与えるのを防止すること
ができる。
【0024】またスラスト面5側の開口13の開口面積
がワンウェイクラッチ側の開口14の開口面積より大き
く設定されているために、ウエルド部および応力集中部
がスラスト面5側で一層広くに分散する。したがって、
これにより強度が低いウエルド部に応力が集中して、こ
のウエルド部にクラックが発生するのを効果的に防止す
ることができる。
【0025】また孔9を形成する金型のピンが、スラス
ト面5側に根本を配置されるとともにワンウェイクラッ
チ側に先端を配置される関係から「擂り鉢」の形状に合
わせて、根本で太く、先端で細くなる。したがって、こ
れによりピンの強度を高めることができ、金型の寿命を
延ばすことができる。
【0026】また孔9の内壁の一部に、図8に示したよ
うに、流路面積を徐々に狭める斜面部9bが設けられて
いるために、潤滑油を円滑に流すことができる効果があ
る。
【0027】第三実施例・・・ 図9ないし図13に示すように、当該実施例に係るステ
ータは、フェノール樹脂を成形材料として、内周筒部
1、ブレード部2および外周筒部3を一体成形するとと
もに、内周筒部1の軸方向一端近傍(図10において左
端近傍)に内周方向へ向けて環状のプレート部4を一体
成形したもので、プレート部4のスラスト面5に環状の
凹部6と、環状のダム部7とが設けられ、これらの凹部
6およびダム部7を円周方向に分断するようにして、潤
滑油導入用の溝8が四等配で放射状に設けられ、各溝8
内に位置して、潤滑油導入用の孔9が同じく四等配で、
それぞれプレート部4を軸方向に貫通するように設けら
れ、更に、孔9からプレート部4の内周縁4aへかけて
径方向にそれぞれ、スリット15が設けられている。
【0028】溝8は、孔9へ潤滑油を案内するもので、
成形過程において金型のディスクゲート(図示せず)が
同じく四等配で配置されることから、この溝8の平面内
にウエルド部(図示せず)が存在し、しかもディスクゲ
ートが、孔9を形成する金型のピン(図示せず)の内周
側(当該ステータにおける内周側)に配置されることか
ら、溝8の平面内において孔9の外周側(当該ステータ
における外周側)にウエルド部が存在している。また内
周筒部1の内周側に、金属等剛材製のワンウェイクラッ
チのアウターレース10がインサート成形により一体的
に保持されている。符号11は、ワンウェイクラッチの
スプラグ等の転動体である。
【0029】図11に拡大して示したように、孔9は、
当該ステータの径方向(図上上下方向)と直交する方向
に長い長孔状に形成され、更に図12に拡大して示した
ように「段付き」に形成され、すなわち、プレート部4
の肉厚の中程に段差12が形成されて、この段差12を
境にして、スラスト面5側(図上左側)の開口13が比
較的大きな長円形(長径x、短径y)に形成されるとと
もに、反対側のワンウェイクラッチ側(図上右側)の開
口14が比較的小さな長円形(長径x’、短径y’、但
しx’<x、y’<y)に形成されている。スラスト面
5側の開口13は溝8の底面から段差12まで大きさお
よび形状を変えることなく形成され、ワンウェイクラッ
チ側の開口14も途中で大きさおよび形状を変えること
なく形成され、両開口13,14がそれぞれの内壁の外
周部分13a,14aにおいて面一となっている。
【0030】スリット15は、長円形に形成された孔9
の長手方向中央部から内周方向(当該ステータにおける
内周方向)へ向けて設けられ、プレート部4の内周縁
(ダム部7が設けられていない部分であって、ワンウェ
イクラッチのインナーレース(図示せず)のガイド部で
もある)4aに達して、ここで開放されている。またこ
のスリット15はプレート部4を軸方向に貫通している
が、孔9と同様、プレート部4の肉厚の中程に段差16
が形成されて、この段差16を境にして、スラスト面5
側の開口17が比較的幅広(幅z、但しz<x)に形成
されるとともに、反対側のワンウェイクラッチ側の開口
18が比較的幅狭(幅z’、但しz’<z、z’<
x’)に形成されている。孔9の段差12とスリット1
5の段差16は互いに面一状に形成されている。スリッ
ト15の内壁と孔9の内壁とが交わる角部19(図13
参照)には、適宜の大きさのアール(丸み)を付けてお
くことが望ましい。
【0031】ワンウェイクラッチ側の孔9の開口14の
開口面積とスリット15の開口18の開口面積との和
が、従来の正円孔タイプの開口面積(実寸で直径2〜3
mm)と略同じに設定され、スラスト面5側の孔9の開
口13の開口面積とスリット15の開口17の開口面積
との和が、これより大きく設定されている。一部に直線
部分を備えた長円形はこれに代えて、直線部分を有しな
い楕円形等であっても良い。
【0032】上記構成を備えたステータにおいては、プ
レート部4に設けられた孔9が正円でなく、当該ステー
タの径方向と直交する方向に長い長円形に形成されてい
るために、孔9が長くなった分、この長手方向にウエル
ド部および応力集中部が分散することになる。したがっ
て、これにより強度が低いウエルド部に応力が集中し
て、このウエルド部にクラックが発生するのを或る程度
防止することができる。
【0033】またワンウェイクラッチ側の孔9の開口1
4の開口面積とスリット15の開口18の開口面積との
和が従来の正円孔タイプの開口面積と略同じに設定され
ているために、ワンウェイクラッチへ流れる油の量が正
円孔タイプの場合と略同じに維持される。したがって、
これにより油の量が多過ぎてロックアップ機構の作動油
圧に対して良くない影響を与えるのを防止することがで
きる。但し、この実施例に係るステータにおいては、ス
リット15が設けられている分だけ、第一実施例に係る
ステータまたは第二実施例に係るステータよりは流量が
多めになることがある。
【0034】またスラスト面5側の孔9の開口13の開
口面積がワンウェイクラッチ側の孔9の開口14の開口
面積より大きく設定されているために、ウエルド部およ
び応力集中部がスラスト面5側で一層広くに分散する。
したがって、これにより強度が低いウエルド部に応力が
集中して、このウエルド部にクラックが発生するのを効
果的に防止することができる。
【0035】また長円形に形成された孔9の長手方向中
央部からプレート部4の内周縁4aへかけて径方向にス
リット15が設けられているために、このスリット15
によって内部応力が開放され、このスリット15によっ
て開放された分だけ、プレート部4に発生する内部応力
が小さくなる。したがって、これにより強度が低いウエ
ルド部に応力が集中して、このウエルド部にクラックが
発生するのを効果的に防止することができる。
【0036】また孔9およびスリット15を形成する金
型のピンが、スラスト面5側に根本を配置されるととも
にワンウェイクラッチ側に先端を配置される関係から
「段付き」の形状に合わせて、根本で太く、先端で細く
なる。したがって、これによりピンの強度を高めること
ができ、金型の寿命を延ばすことができる。
【0037】第四実施例・・・ 図14ないし図18に示すように、当該実施例に係るス
テータは、フェノール樹脂を成形材料として、内周筒部
1、ブレード部2および外周筒部3を一体成形するとと
もに、内周筒部1の軸方向一端近傍(図15において左
端近傍)に内周方向へ向けて環状のプレート部4を一体
成形したもので、プレート部4のスラスト面5に環状の
凹部6と、環状のダム部7とが設けられ、これらの凹部
6およびダム部7を円周方向に分断するようにして、潤
滑油導入用の溝8が四等配で放射状に設けられ、各溝8
内に位置して、潤滑油導入用の孔9が同じく四等配で、
それぞれプレート部4を軸方向に貫通するように設けら
れ、更に、孔9からプレート部4の内周縁4aへかけて
径方向にそれぞれ、スリット15が設けられている。
【0038】溝8は、孔9へ潤滑油を案内するもので、
成形過程において金型のディスクゲート(図示せず)が
同じく四等配で配置されることから、この溝8の平面内
にウエルド部(図示せず)が存在し、しかもディスクゲ
ートが、孔9を形成する金型のピン(図示せず)の内周
側(当該ステータにおける内周側)に配置されることか
ら、溝8の平面内において孔9の外周側(当該ステータ
における外周側)にウエルド部が存在している。また内
周筒部1の内周側に、金属等剛材製のワンウェイクラッ
チのアウターレース10がインサート成形により一体的
に保持されている。符号11は、ワンウェイクラッチの
スプラグ等の転動体である。
【0039】図16に拡大して示したように、孔9は、
当該ステータの径方向(図上上下方向)と直交する方向
に長い長孔状に形成され、更に図17に拡大して示した
ように「擂り鉢状」に形成されて、スラスト面5側(図
上左側)の開口13が比較的大きな長円形(長径x、短
径y)に形成されるとともに、反対側のワンウェイクラ
ッチ側(図上右側)の開口14が比較的小さな長円形
(長径x’、短径y’、但しx’<x、y’<y)に形
成されている。孔9の内壁はその外周部分9aにおいて
のみ軸線と平行になっている。
【0040】スリット15は、長円形に形成された孔9
の長手方向中央部から内周方向(当該ステータにおける
内周方向)へ向けて設けられ、プレート部4の内周縁
(ダム部7が設けられていない部分であって、ワンウェ
イクラッチのインナーレース(図示せず)のガイド部で
もある)4aに達して、ここで開放されている。またこ
のスリット15はプレート部4を軸方向に貫通している
が、孔9と同様、擂り鉢状に形成されて、スラスト面5
側の開口17が比較的幅広(幅z、但しz<x)に形成
されるとともに、反対側のワンウェイクラッチ側の開口
18が比較的幅狭(幅z’、但しz’<z、z’<
x’)に形成されている。スリット15の内壁と孔9の
内壁とが交わる角部19(図18参照)には、適宜の大
きさのアール(丸み)を付けておくことが望ましい。
【0041】ワンウェイクラッチ側の孔9の開口14の
開口面積とスリット15の開口18の開口面積との和
が、従来の正円孔タイプの開口面積(実寸で直径2〜3
mm)と略同じに設定され、スラスト面5側の孔9の開
口13の開口面積とスリット15の開口17の開口面積
との和が、これより大きく設定されている。一部に直線
部分を備えた長円形はこれに代えて、直線部分を有しな
い楕円形等であっても良い。
【0042】上記構成を備えたステータにおいては、プ
レート部4に設けられた孔9が正円でなく、当該ステー
タの径方向と直交する方向に長い長円形に形成されてい
るために、孔9が長くなった分、この長手方向にウエル
ド部および応力集中部が分散することになる。したがっ
て、これにより強度が低いウエルド部に応力が集中し
て、このウエルド部にクラックが発生するのを或る程度
防止することができる。
【0043】またワンウェイクラッチ側の孔9の開口1
4の開口面積とスリット15の開口18の開口面積との
和が従来の正円孔タイプの開口面積と略同じに設定され
ているために、ワンウェイクラッチへ流れる油の量が正
円孔タイプの場合と略同じに維持される。したがって、
これにより油の量が多過ぎてロックアップ機構の作動油
圧に対して良くない影響を与えるのを防止することがで
きる。但し、この実施例に係るステータにおいては、ス
リット15が設けられている分だけ、第一実施例に係る
ステータまたは第二実施例に係るステータよりも流量が
多めになることがある。
【0044】またスラスト面5側の孔9の開口13の開
口面積がワンウェイクラッチ側の孔9の開口14の開口
面積より大きく設定されているために、ウエルド部およ
び応力集中部がスラスト面5側で一層広くに分散する。
したがって、これにより強度が低いウエルド部に応力が
集中して、このウエルド部にクラックが発生するのを効
果的に防止することができる。
【0045】また長円形に形成された孔9の長手方向中
央部からプレート部4の内周縁4aへかけて径方向にス
リット15が設けられているために、このスリット15
によって内部応力が開放され、このスリット15によっ
て開放された分だけ、プレート部4に発生する内部応力
が小さくなる。したがって、これにより強度が低いウエ
ルド部に応力が集中して、このウエルド部にクラックが
発生するのを効果的に防止することができる。
【0046】また孔9およびスリット15を形成する金
型のピンが、スラスト面5側に根本を配置されるととも
にワンウェイクラッチ側に先端を配置される関係から、
「擂り鉢」の形状に合わせて、根本で太く、先端で細く
なる。したがって、これによりピンの強度を高めること
ができ、金型の寿命を延ばすことができる。
【0047】また孔9の内壁の一部およびスリット15
の内壁に、図17および図18に示したように、流路面
積を徐々に狭める斜面部9b,15aが設けられている
ために、潤滑油を円滑に流すことができる効果がある。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0049】すなわち、先ず、上記構成を備えた本発明
の請求項1によるステータにおいては、プレート部に設
けられた孔が正円でなく、当該ステータの径方向と交差
する方向に長い長孔状に形成されているために、孔が長
くなった分、この長手方向にウエルド部および応力集中
部が分散する。したがって、これにより強度が低いウエ
ルド部に応力が集中して、このウエルド部にクラックが
発生するのを或る程度防止することができる。
【0050】またワンウェイクラッチ側の開口の開口面
積が従来の正円孔タイプの開口面積と略同じに設定され
ているために、ワンウェイクラッチへ流れる油の量が正
円孔タイプの場合と略同じに維持される。したがって、
これにより油の量が多過ぎてロックアップ機構の作動油
圧に対して良くない影響を与えるのを防止することがで
きる。
【0051】またスラスト面側の開口の開口面積がワン
ウェイクラッチ側の開口の開口面積より大きく設定され
ているために、ウエルド部および応力集中部がスラスト
面側で一層広くに分散する。したがって、これにより強
度が低いウエルド部に応力が集中して、このウエルド部
にクラックが発生するのを効果的に防止することができ
る。
【0052】また孔を形成する金型のピンが、スラスト
面側に根本を配置されるとともにワンウェイクラッチ側
に先端を配置される関係から、根本で太く、先端で細く
なる。したがって、これによりピンの強度を高めること
ができ、金型の寿命を延ばすことができる。
【0053】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項2によるステータにおいては、長孔状に形成
された孔の長手方向略中央部からプレート部の内周縁へ
かけて径方向にスリットが設けられているために、この
スリットによって内部応力が開放され、このスリットに
よって開放された分だけ、プレート部に発生する内部応
力が小さくなる。したがって、これにより強度が低いウ
エルド部に応力が集中して、このウエルド部にクラック
が発生するのを効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るステータの正面図
【図2】図1におけるA−O−A線拡大断面図
【図3】図2におけるB方向拡大矢視図
【図4】図3におけるC−C線拡大断面図
【図5】本発明の第二実施例に係るステータの正面図
【図6】図5におけるD−O−D線拡大断面図
【図7】図6におけるE方向拡大矢視図
【図8】図7におけるF−F線拡大断面図
【図9】本発明の第三実施例に係るステータの正面図
【図10】図9におけるG−O−G線拡大断面図
【図11】図10におけるH方向拡大矢視図
【図12】図11におけるI−I線拡大断面図
【図13】同ステータの要部斜視図
【図14】本発明の第四実施例に係るステータの正面図
【図15】図14におけるJ−O−J線拡大断面図
【図16】図15におけるK方向拡大矢視図
【図17】図16におけるL−L線拡大断面図
【図18】同ステータの要部斜視図
【図19】従来例に係るステータの正面図
【図20】図19におけるM−O−M線断面図
【符号の説明】
1 内周筒部 2 ブレード部 3 外周筒部 4 プレート部 4a 内周縁 5 スラスト面 6 凹部 7 ダム部 8 溝 9 孔 9a,13a,14a 外周部分 9b,15a 斜面部 10 アウターレース 11 転動体 12,16 段差 13,17 スラスト面側開口 14,18 ワンウェイクラッチ側開口 15 スリット 19 角部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周筒部(1)の軸方向一端またはその
    近傍に内周方向へ向けて環状のプレート部(4)を一体
    成形し、前記内周筒部(1)の内周側にワンウェイクラ
    ッチのアウターレース(10)をインサート成形により
    一体的に保持し、前記プレート部(4)に軸方向に貫通
    する所要数の孔(9)を設けた樹脂製のステータにおい
    て、前記孔(9)を当該ステータの径方向と交差する方
    向に長い長孔状にするとともに、前記孔(9)のスラス
    ト面(5)側の開口(13)を前記ワンウェイクラッチ
    側の開口(14)より大きくしたことを特徴とするステ
    ータ。
  2. 【請求項2】 請求項1のステータにおいて、孔(9)
    の長手方向略中央部からプレート部(4)の内周縁(4
    a)へかけて径方向にスリット(15)を設けたことを
    特徴とするステータ。
JP19716795A 1995-07-11 1995-07-11 ステータ Withdrawn JPH0926013A (ja)

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