JPH09260237A - 電子銃、電子ビーム装置及び電子ビーム照射方法 - Google Patents
電子銃、電子ビーム装置及び電子ビーム照射方法Info
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- JPH09260237A JPH09260237A JP8063512A JP6351296A JPH09260237A JP H09260237 A JPH09260237 A JP H09260237A JP 8063512 A JP8063512 A JP 8063512A JP 6351296 A JP6351296 A JP 6351296A JP H09260237 A JPH09260237 A JP H09260237A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】放射電子ビームの電流密度分布をより均一化
し、寿命を長くし、調整を容易にする。 【解決手段】先端部が略円錐台のカソード40と対向し
て、光軸部にアパーチャが形成された制御電極49、引
出電極48、レンズ電極42及びアノード41がこの順
に配置されている。制御電極49は、そのアパーチャA
2の光軸方向位置がカソードの先端面位置に略等しい。
引出電極48のアパーチャA3は、カソード先端面より
小さい。アノード電位V0より低くカソード電位V1よ
り高い電位V3を引出電極に印加して電子ビームをカソ
ード40から引き出させ、アパーチャA3を出た電子ビ
ームをアノードとカソードの電位差で加速させ、カソー
ド電位V1よりも低い電位V2及びV4をそれぞれ制御
電極49及びレンズ電極42に印加してカソード電流及
びクロスオーバ位置を独立に調整する。カソードを流れ
る電流I1と引出電極を流れる電流I2との差が一定に
なるように制御電位V2を調整する。
し、寿命を長くし、調整を容易にする。 【解決手段】先端部が略円錐台のカソード40と対向し
て、光軸部にアパーチャが形成された制御電極49、引
出電極48、レンズ電極42及びアノード41がこの順
に配置されている。制御電極49は、そのアパーチャA
2の光軸方向位置がカソードの先端面位置に略等しい。
引出電極48のアパーチャA3は、カソード先端面より
小さい。アノード電位V0より低くカソード電位V1よ
り高い電位V3を引出電極に印加して電子ビームをカソ
ード40から引き出させ、アパーチャA3を出た電子ビ
ームをアノードとカソードの電位差で加速させ、カソー
ド電位V1よりも低い電位V2及びV4をそれぞれ制御
電極49及びレンズ電極42に印加してカソード電流及
びクロスオーバ位置を独立に調整する。カソードを流れ
る電流I1と引出電極を流れる電流I2との差が一定に
なるように制御電位V2を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子銃、電子ビー
ム露光装置等の電子ビーム装置及び電子ビーム露光方法
等の電子ビーム照射方法に関する。
ム露光装置等の電子ビーム装置及び電子ビーム露光方法
等の電子ビーム照射方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の電子ビーム露光装置の概
略構成を示す。電子銃10Aから放射された電子ビーム
は、その横断面が、ステンシルマスク12上の選択され
たブロックの透過孔パターンにより成形され、半導体ウ
ェーハ11上に縮小照射される。これにより、電子ビー
ムの1ショットで、半導体ウェーハ11上のレジスト膜
に微細パターンが露光される。
略構成を示す。電子銃10Aから放射された電子ビーム
は、その横断面が、ステンシルマスク12上の選択され
たブロックの透過孔パターンにより成形され、半導体ウ
ェーハ11上に縮小照射される。これにより、電子ビー
ムの1ショットで、半導体ウェーハ11上のレジスト膜
に微細パターンが露光される。
【0003】図3中、AXは光軸であり、13は電子ビ
ームの軌跡を折線近似で表したものであり、13Aは電
子ビームの電磁レンズによる屈折が分かるように軌跡1
3を光軸AXに垂直な方向へ拡大したものである。21
A、21B、22A、22B及び23〜25は電磁レン
ズであり、30及び31は絞りである。電磁レンズ23
は、絞り31の開口位置に電子ビームのクロスオーバを
形成するためのもの、かつ、縮小用であり、電磁レンズ
24は縮小用であり、電磁レンズ25は半導体ウェーハ
11上に結像させるための対物レンズである。絞り31
は、電子ビームの角度制限用であり、その開口は円形で
ある。32及び33はそれぞれ、電子ビームを半導体ウ
ェーハ11上で走査するための主偏向器及び副偏向器で
あり、34は、露光しない期間に絞り31との組で電子
ビームを遮るためのブランキング用偏向器である。図3
では簡単化のために、ステンシルマスク12上のブロッ
ク選択用偏向器及びブロックを通過した電子ビームを光
軸上に戻すための偏向器等を図示省略している。
ームの軌跡を折線近似で表したものであり、13Aは電
子ビームの電磁レンズによる屈折が分かるように軌跡1
3を光軸AXに垂直な方向へ拡大したものである。21
A、21B、22A、22B及び23〜25は電磁レン
ズであり、30及び31は絞りである。電磁レンズ23
は、絞り31の開口位置に電子ビームのクロスオーバを
形成するためのもの、かつ、縮小用であり、電磁レンズ
24は縮小用であり、電磁レンズ25は半導体ウェーハ
11上に結像させるための対物レンズである。絞り31
は、電子ビームの角度制限用であり、その開口は円形で
ある。32及び33はそれぞれ、電子ビームを半導体ウ
ェーハ11上で走査するための主偏向器及び副偏向器で
あり、34は、露光しない期間に絞り31との組で電子
ビームを遮るためのブランキング用偏向器である。図3
では簡単化のために、ステンシルマスク12上のブロッ
ク選択用偏向器及びブロックを通過した電子ビームを光
軸上に戻すための偏向器等を図示省略している。
【0004】ステンシルマスク12上の1ショット範囲
は、複数の透過孔パターンを含む矩形ブロックであり、
これに対応して絞り30の開口も矩形である。電子銃1
0Aの概略構成を図4に示す。電子銃10Aは、カソー
ド40Aと、アノード41と、ウェーネルト42Aと、
ヒータ43及び44と、リード45及び46と、絶縁体
471とを備えている。カソード40Aの先端は、高電
界形成のために尖っており、その曲率半径は100μm
程度である。ウェーネルト42Aに形成されたアパーチ
ャA0の直径L4は1.5mm程度であり、アノード4
1とウェーネルト42Aとの間隔L5’は15mm程度
である。
は、複数の透過孔パターンを含む矩形ブロックであり、
これに対応して絞り30の開口も矩形である。電子銃1
0Aの概略構成を図4に示す。電子銃10Aは、カソー
ド40Aと、アノード41と、ウェーネルト42Aと、
ヒータ43及び44と、リード45及び46と、絶縁体
471とを備えている。カソード40Aの先端は、高電
界形成のために尖っており、その曲率半径は100μm
程度である。ウェーネルト42Aに形成されたアパーチ
ャA0の直径L4は1.5mm程度であり、アノード4
1とウェーネルト42Aとの間隔L5’は15mm程度
である。
【0005】カソード40Aからの熱電子放出のため
に、リード45とリード46との間に直流電源50が接
続されて加熱される。カソード40Aから放出された電
子ビームEB0を加速して所定エネルギーにするため
に、直流電源51の正極端子がアノード41に接続され
且つ接地され、直流電源51の負極端子が電流計52、
バイアス抵抗53を介し、さらに、一方ではバイアス抵
抗54を介してリード45に接続され、他方ではバイア
ス抵抗55を介してリード46に接続されている。ウェ
ーネルト42Aの電位は、電流計52で検出されたカソ
ード電流I1が設定値になるように、制御回路56で制
御される。ウェーネルト42Aの電位はカソード40A
のそれよりも低く、ウェーネルト42Aの電位に応じ
て、カソード40Aの出力電流が制限され、且つ、ウェ
ーネルト42Aによるレンズ効果により電子ビームEB
0にクロスオーバCOが形成される。
に、リード45とリード46との間に直流電源50が接
続されて加熱される。カソード40Aから放出された電
子ビームEB0を加速して所定エネルギーにするため
に、直流電源51の正極端子がアノード41に接続され
且つ接地され、直流電源51の負極端子が電流計52、
バイアス抵抗53を介し、さらに、一方ではバイアス抵
抗54を介してリード45に接続され、他方ではバイア
ス抵抗55を介してリード46に接続されている。ウェ
ーネルト42Aの電位は、電流計52で検出されたカソ
ード電流I1が設定値になるように、制御回路56で制
御される。ウェーネルト42Aの電位はカソード40A
のそれよりも低く、ウェーネルト42Aの電位に応じ
て、カソード40Aの出力電流が制限され、且つ、ウェ
ーネルト42Aによるレンズ効果により電子ビームEB
0にクロスオーバCOが形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電子銃1
0Aには、以下のような問題点がある。 1).電流密度不均一 電子銃10Aから放射された電子ビームの横断面の電流
密度は、図3中に示すように略ガウス分布であり、不均
一であるので、絞り30によりガウス分布の裾部がカッ
トされる。この不均一により、以下のような問題(1)
〜(4)が生ずる。
0Aには、以下のような問題点がある。 1).電流密度不均一 電子銃10Aから放射された電子ビームの横断面の電流
密度は、図3中に示すように略ガウス分布であり、不均
一であるので、絞り30によりガウス分布の裾部がカッ
トされる。この不均一により、以下のような問題(1)
〜(4)が生ずる。
【0007】(1)レジストパターンの精度低下 半導体ウェーハ11上において、例えば、1ショットの
ブロックが5μm×5μmでブロック内に形成すべきパ
ターンの幅が0.1μmのとき、電流密度不均一に起因
してブロックの内中央部と周部とのパターン幅の誤差が
0.03μm程度になり、パターンの微細化が制限され
る。この誤差を低減するために、絞り30の開口及びス
テンシルマスク12上のブロックの一辺の長さを例えば
1/1.4にすると、ショット数が約2倍になり、露光
のスループットが大幅に低下する。
ブロックが5μm×5μmでブロック内に形成すべきパ
ターンの幅が0.1μmのとき、電流密度不均一に起因
してブロックの内中央部と周部とのパターン幅の誤差が
0.03μm程度になり、パターンの微細化が制限され
る。この誤差を低減するために、絞り30の開口及びス
テンシルマスク12上のブロックの一辺の長さを例えば
1/1.4にすると、ショット数が約2倍になり、露光
のスループットが大幅に低下する。
【0008】(2)絞り30での問題 上記ガウス分布により、電子銃10Aから放射された電
子ビームEB0の大部分は絞り30に衝突し、無駄にな
る。例えば、絞り30への入力電流700μAに対し絞
り30を通過する電流は20μAである。電子ビームE
B0は、カソード40Aとアノード41との間の高電
圧、例えば50KVで加速されているので、絞り30の
発熱量が大きく、衝突により原子が蒸発し、コンタミネ
ーションが絞り30のアパーチャA5の縁部に付着し
て、露光パターンの形状が変化する。
子ビームEB0の大部分は絞り30に衝突し、無駄にな
る。例えば、絞り30への入力電流700μAに対し絞
り30を通過する電流は20μAである。電子ビームE
B0は、カソード40Aとアノード41との間の高電
圧、例えば50KVで加速されているので、絞り30の
発熱量が大きく、衝突により原子が蒸発し、コンタミネ
ーションが絞り30のアパーチャA5の縁部に付着し
て、露光パターンの形状が変化する。
【0009】例えば、アパーチャA5が150μm×1
50μm、ステンシルマスク12上のブロックが300
μm×300μmで、このブロックのパターンが上記の
ように半導体ウェーハ11上で5μm×5μmに縮小投
影される場合を考える。アパーチャA5の縁に厚さ1μ
mのコンタミネーションが付着すると、1×(5/15
0)=0.03μmの誤差がパターンに生じ、幅0.1
μmのパターンにとっては誤差が30%にもなる。この
ため、絞り30の寿命が短くなる。
50μm、ステンシルマスク12上のブロックが300
μm×300μmで、このブロックのパターンが上記の
ように半導体ウェーハ11上で5μm×5μmに縮小投
影される場合を考える。アパーチャA5の縁に厚さ1μ
mのコンタミネーションが付着すると、1×(5/15
0)=0.03μmの誤差がパターンに生じ、幅0.1
μmのパターンにとっては誤差が30%にもなる。この
ため、絞り30の寿命が短くなる。
【0010】(3)ステンシルマスク12での問題 ステンシルマスク12は、微細パターン形成のために、
パターン形成領域の厚さが20μm程度に薄くされ、放
熱条件が悪い。他方、絞り30を通過した高エネルギー
の電子ビームがステンシルマスク12に照射される。こ
の電子ビームの電流密度分布が不均一であるので、電流
密度分布の低い縁部の電流密度を基準にして電子ビーム
の電流が定められ、ステンシルマスク12上の電子ビー
ム照射量が必要以上に多くなる原因となる。また、電子
ビームエネルギーを上昇させると、電子ビーム衝突によ
りステンシルマスク12がさらに加熱されて熔融するの
で、電流密度分布が不均一であるほど電子ビーム照射量
の上限が低くなる。
パターン形成領域の厚さが20μm程度に薄くされ、放
熱条件が悪い。他方、絞り30を通過した高エネルギー
の電子ビームがステンシルマスク12に照射される。こ
の電子ビームの電流密度分布が不均一であるので、電流
密度分布の低い縁部の電流密度を基準にして電子ビーム
の電流が定められ、ステンシルマスク12上の電子ビー
ム照射量が必要以上に多くなる原因となる。また、電子
ビームエネルギーを上昇させると、電子ビーム衝突によ
りステンシルマスク12がさらに加熱されて熔融するの
で、電流密度分布が不均一であるほど電子ビーム照射量
の上限が低くなる。
【0011】(4)絞り31での問題 電子ビーム内での電子相互間のクーロン反発力により電
子ビームが広がる。電子ビームの中心部の電流密度分布
が必要以上に大きいので、この広がりが大きくなる。こ
のため、絞り31を通過できる電流の割合が小さくな
る。例えば、絞り30の通過電流が20μAの場合、絞
り31を通過できるのは10μA程度である。絞り31
を通過できなかった無駄な電流は、鏡筒内の部材へのコ
ンタミネーション付着及びチャージアップへの原因とな
り、チャージアップにより電子ビーム光路中の電界が乱
される。
子ビームが広がる。電子ビームの中心部の電流密度分布
が必要以上に大きいので、この広がりが大きくなる。こ
のため、絞り31を通過できる電流の割合が小さくな
る。例えば、絞り30の通過電流が20μAの場合、絞
り31を通過できるのは10μA程度である。絞り31
を通過できなかった無駄な電流は、鏡筒内の部材へのコ
ンタミネーション付着及びチャージアップへの原因とな
り、チャージアップにより電子ビーム光路中の電界が乱
される。
【0012】また、露光待機中にブランキング偏向器3
4で電子ビームを振ってこれを絞り31で遮る場合、電
子ビームの上記広がりに応じてビーム偏向量を大きくし
なければならず、高速なブランキングが妨げられ、スル
ープット低下の原因となる。 2).電子銃10Aの寿命短縮 電子ビーム衝突により絞り30又はアノード41で生じ
た正イオンは、その一部がアノード41とカソード40
Aとの間の高電界によってカソード40Aの先端部に衝
突し、先端部形状が変化する。これにより、カソード4
0Aの先端部からの電子ビーム放射特性が劣化し、電子
銃10Aが短寿命となる。
4で電子ビームを振ってこれを絞り31で遮る場合、電
子ビームの上記広がりに応じてビーム偏向量を大きくし
なければならず、高速なブランキングが妨げられ、スル
ープット低下の原因となる。 2).電子銃10Aの寿命短縮 電子ビーム衝突により絞り30又はアノード41で生じ
た正イオンは、その一部がアノード41とカソード40
Aとの間の高電界によってカソード40Aの先端部に衝
突し、先端部形状が変化する。これにより、カソード4
0Aの先端部からの電子ビーム放射特性が劣化し、電子
銃10Aが短寿命となる。
【0013】3).電子銃10Aの調整が困難 制御回路56により電流I1が一定に制御されるので、
カソード40Aの温度や先端部形状変化に応じてウェー
ネルト42Aの電位が変化する。これにより、クロスオ
ーバCOの位置及びカソード40Aの先端部の電子ビー
ム放射境界線Bが変化するので、ステンシルマスク12
上での電流密度分布及び絞り31を通過する電子ビーム
の電流量が変化する。この変化に応じてより適正な露光
を行うためには、直流電源51の電圧や電流I1の設定
を変える必要があるが、制御量が互いに関係して複雑で
あるので、調整が困難である。
カソード40Aの温度や先端部形状変化に応じてウェー
ネルト42Aの電位が変化する。これにより、クロスオ
ーバCOの位置及びカソード40Aの先端部の電子ビー
ム放射境界線Bが変化するので、ステンシルマスク12
上での電流密度分布及び絞り31を通過する電子ビーム
の電流量が変化する。この変化に応じてより適正な露光
を行うためには、直流電源51の電圧や電流I1の設定
を変える必要があるが、制御量が互いに関係して複雑で
あるので、調整が困難である。
【0014】以上の問題点は、ステンシルマスク12の
替わりに矩形マスク又はブランキングアパーチャアレイ
を用いた露光装置においても生ずる。本発明の目的は、
上記問題点に鑑み、放射電子ビームの電流密度分布をよ
り均一化することができ、寿命を長くすることができ、
しかも調整が容易な電子銃並びにこの電子銃を用いた電
子ビーム装置及び電子ビーム照射方法を提供することに
ある。
替わりに矩形マスク又はブランキングアパーチャアレイ
を用いた露光装置においても生ずる。本発明の目的は、
上記問題点に鑑み、放射電子ビームの電流密度分布をよ
り均一化することができ、寿命を長くすることができ、
しかも調整が容易な電子銃並びにこの電子銃を用いた電
子ビーム装置及び電子ビーム照射方法を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】第1発
明の電子銃では、先端部が略錐状で先端面を有するカソ
ードと、該カソードと対向して配置され、光軸部に第1
アパーチャが形成されたアノードと、該カソードの先端
面より大きい第2アパーチャが光軸部に形成され、該第
2アパーチャの光軸方向位置が該カソードの先端面の位
置に略等しくなるように配置され、該カソードを流れる
電流を制御するために該カソード電位よりも低い電位が
印加される制御電極と、 該カソードと該アノードとの
間に該カソードと対向して配置され、アノード電位より
低くカソード電位より高い電位が印加され、該カソード
の該先端面より小さい第3アパーチャが光軸部に形成さ
れた引出電極と、該引出電極と該アノードとの間に配置
され、電子ビームのクロスオーバを形成するために該カ
ソード電位よりも低い電位が印加され、該第3アパーチ
ャより大きい第4アパーチャが光軸部に形成されたレン
ズ電極と、を有する。
明の電子銃では、先端部が略錐状で先端面を有するカソ
ードと、該カソードと対向して配置され、光軸部に第1
アパーチャが形成されたアノードと、該カソードの先端
面より大きい第2アパーチャが光軸部に形成され、該第
2アパーチャの光軸方向位置が該カソードの先端面の位
置に略等しくなるように配置され、該カソードを流れる
電流を制御するために該カソード電位よりも低い電位が
印加される制御電極と、 該カソードと該アノードとの
間に該カソードと対向して配置され、アノード電位より
低くカソード電位より高い電位が印加され、該カソード
の該先端面より小さい第3アパーチャが光軸部に形成さ
れた引出電極と、該引出電極と該アノードとの間に配置
され、電子ビームのクロスオーバを形成するために該カ
ソード電位よりも低い電位が印加され、該第3アパーチ
ャより大きい第4アパーチャが光軸部に形成されたレン
ズ電極と、を有する。
【0016】この第1発明によれば、カソード先端部が
略錐状で先端面を有し、引出電極がカソードと対向して
配置され、引出電極の光軸部に形成された第3アパーチ
ャがカソード先端面より小さいので、第3アパーチャを
通過した電子ビームの電流密度分布を従来よりも均一化
することができるという効果を奏する。引出電極はカソ
ードからの電子引き出しのために用いられ、加速がアノ
ードによるそれより充分小さいので引出電極での発熱は
比較的少ない。
略錐状で先端面を有し、引出電極がカソードと対向して
配置され、引出電極の光軸部に形成された第3アパーチ
ャがカソード先端面より小さいので、第3アパーチャを
通過した電子ビームの電流密度分布を従来よりも均一化
することができるという効果を奏する。引出電極はカソ
ードからの電子引き出しのために用いられ、加速がアノ
ードによるそれより充分小さいので引出電極での発熱は
比較的少ない。
【0017】また、電子ビーム放射特性を悪化させない
ためのカソードの位置の許容範囲が比較的大きいので、
電子銃の組立が容易であり、さらに、正イオンがカソー
ドの先端面に衝突してその表面形状が変化しても、電子
ビーム放射特性には殆ど影響を与えないので、メンテナ
ンスが容易であり、かつ、電子銃が長寿命となる。さら
に、制御電極の電位を変化させて電子ビーム放射電流を
変化させても、クロスオーバの位置並びに第3アパーチ
ャを通過した電子ビームの外形及び電流密度分布は殆ど
変化せず、クロスオーバの位置はレンズ電極の電位によ
り定まるので、電子銃の調整が容易である。
ためのカソードの位置の許容範囲が比較的大きいので、
電子銃の組立が容易であり、さらに、正イオンがカソー
ドの先端面に衝突してその表面形状が変化しても、電子
ビーム放射特性には殆ど影響を与えないので、メンテナ
ンスが容易であり、かつ、電子銃が長寿命となる。さら
に、制御電極の電位を変化させて電子ビーム放射電流を
変化させても、クロスオーバの位置並びに第3アパーチ
ャを通過した電子ビームの外形及び電流密度分布は殆ど
変化せず、クロスオーバの位置はレンズ電極の電位によ
り定まるので、電子銃の調整が容易である。
【0018】第1発明の第1態様では、上記カソードの
先端面の少なくとも上記第3アパーチャに対応する部分
が略平面である。この第1態様によれば、第3アパーチ
ャを通過した電子ビームの電流密度分布をより均一化す
ることができるという効果を奏する。第1発明の第2態
様では、電子銃から放射された電子ビームを電子レンズ
で対象物上に収束させて照射させる電子ビーム装置、例
えば電子ビーム露光装置において、該電子銃は上記いず
れかの電子銃である。
先端面の少なくとも上記第3アパーチャに対応する部分
が略平面である。この第1態様によれば、第3アパーチ
ャを通過した電子ビームの電流密度分布をより均一化す
ることができるという効果を奏する。第1発明の第2態
様では、電子銃から放射された電子ビームを電子レンズ
で対象物上に収束させて照射させる電子ビーム装置、例
えば電子ビーム露光装置において、該電子銃は上記いず
れかの電子銃である。
【0019】第2発明では、上記第1発明の電子銃から
放射された電子ビームを電子レンズで対象物上に収束さ
せて照射させる電子ビーム照射方法であって、アノード
電位V0より低くカソード電位V1より高い電位V3を
上記引出電極に印加して電子ビームを上記カソードから
引き出させ、該アノード電位V0に対し負の該カソード
電位V1を該カソードに印加して、該カソードの上記第
3アパーチャに対応した部分から放出された該電子ビー
ムを加速させ、該カソード電位V1よりも低い電位V2
を上記制御電極に印加して該カソードを流れる電流を制
御し、該カソード電位V1よりも低い電位V4を上記レ
ンズ電極に印加して、該第3アパーチャを通過した該電
子ビームのクロスオーバを形成する。
放射された電子ビームを電子レンズで対象物上に収束さ
せて照射させる電子ビーム照射方法であって、アノード
電位V0より低くカソード電位V1より高い電位V3を
上記引出電極に印加して電子ビームを上記カソードから
引き出させ、該アノード電位V0に対し負の該カソード
電位V1を該カソードに印加して、該カソードの上記第
3アパーチャに対応した部分から放出された該電子ビー
ムを加速させ、該カソード電位V1よりも低い電位V2
を上記制御電極に印加して該カソードを流れる電流を制
御し、該カソード電位V1よりも低い電位V4を上記レ
ンズ電極に印加して、該第3アパーチャを通過した該電
子ビームのクロスオーバを形成する。
【0020】第2発明の第1態様では、上記カソードを
流れる電流と上記引出電極を流れる電流との差を検出
し、該差が一定になるように上記制御電位V2を調整す
る。この第1態様によれば、クロスオーバの位置、電子
ビームの外形及び電流密度分布が殆ど変化することな
く、電子銃の放射電流が一定に制御される。
流れる電流と上記引出電極を流れる電流との差を検出
し、該差が一定になるように上記制御電位V2を調整す
る。この第1態様によれば、クロスオーバの位置、電子
ビームの外形及び電流密度分布が殆ど変化することな
く、電子銃の放射電流が一定に制御される。
【0021】第2発明の第2態様では、上記カソードを
流れる電流をカソード電流として検出し、該カソード電
流が一定になるように上記制御電極の電位V2を調整す
る。カソードを流れる電流と引出電極を流れる電流とは
ほぼ比例するので、カソード電流を一定に制御すればカ
ソードを流れる電流と引出電極を流れる電流との差もほ
ぼ一定になり、電子銃の放射電流がほぼ一定に制御され
る。この場合も、クロスオーバの位置、電子ビームの外
形及び電流密度分布は殆ど変化しない。
流れる電流をカソード電流として検出し、該カソード電
流が一定になるように上記制御電極の電位V2を調整す
る。カソードを流れる電流と引出電極を流れる電流とは
ほぼ比例するので、カソード電流を一定に制御すればカ
ソードを流れる電流と引出電極を流れる電流との差もほ
ぼ一定になり、電子銃の放射電流がほぼ一定に制御され
る。この場合も、クロスオーバの位置、電子ビームの外
形及び電流密度分布は殆ど変化しない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。図1は、電子銃10の概略構成
の、光軸を通る縦断面を示す。図中の構成要素のスケー
ルは正確でない。カソード40は、例えばLaB6 (ラ
ンタンヘキサホライド)で形成され、上部が角柱で下部
が略円錐台となっている。カソード40の先端面に対向
して、引出電極48が配置されている。引出電極48
は、光軸に関し回転対称で、その光軸部にアパーチャA
3が形成されている。例えば、カソード40の先端面の
直径L2=300μmに対しアパーチャA3の直径L3
=30μmである。
実施形態を説明する。図1は、電子銃10の概略構成
の、光軸を通る縦断面を示す。図中の構成要素のスケー
ルは正確でない。カソード40は、例えばLaB6 (ラ
ンタンヘキサホライド)で形成され、上部が角柱で下部
が略円錐台となっている。カソード40の先端面に対向
して、引出電極48が配置されている。引出電極48
は、光軸に関し回転対称で、その光軸部にアパーチャA
3が形成されている。例えば、カソード40の先端面の
直径L2=300μmに対しアパーチャA3の直径L3
=30μmである。
【0023】カソード40の先端面が平面で、これに、
平坦な引出電極48が平行に配置され、かつ、アパーチ
ャA3の直径よりもカソード40の先端面直径の方が大
きいので、図2に示す如く、引出電極48の電位V3を
カソード40の電位V1より高くしてカソード40から
電子ビームEB1を引き出すと、電子ビームEB1の軌
跡は、引出電極48上でその面にほぼ垂直になる。ま
た、引出電極48上の、アパーチャA3の中心を通る直
線上での電流密度分布は、図2(B)に示す如く、カソ
ード40の直径L2に対応した範囲でほぼ一定になる。
したがって、アパーチャA3を通過した電子ビームEB
2の電流密度分布は略均一になる。
平坦な引出電極48が平行に配置され、かつ、アパーチ
ャA3の直径よりもカソード40の先端面直径の方が大
きいので、図2に示す如く、引出電極48の電位V3を
カソード40の電位V1より高くしてカソード40から
電子ビームEB1を引き出すと、電子ビームEB1の軌
跡は、引出電極48上でその面にほぼ垂直になる。ま
た、引出電極48上の、アパーチャA3の中心を通る直
線上での電流密度分布は、図2(B)に示す如く、カソ
ード40の直径L2に対応した範囲でほぼ一定になる。
したがって、アパーチャA3を通過した電子ビームEB
2の電流密度分布は略均一になる。
【0024】これにより、従来技術で述べた問題点が解
決される。すなわち、(1)露光により得られるレジス
トパターンの精度が高くなって、より微細なパターンを
露光することが可能となり、(2)絞り30への衝突電
流が大幅に低減され、絞り30の加熱によるコンタミネ
ーション付着やチャージアップの問題が低減され、絞り
30の寿命が長くなり、(3)ステンシルマスク12に
衝突する無駄な電子ビームが低減されて、ステンシルマ
スク12が溶融しないための電子ビームエネルギーの上
限がより高くなり、ステンシルマスク12の寿命が長く
なり、(4)絞り31のアパーチャを通過する電流の割
合が増加し、コンタミネーション付着やチャージアップ
の問題が低減され、ブランキング偏向器34と絞り31
との組を用いたより高速なブランキングが可能となる。
決される。すなわち、(1)露光により得られるレジス
トパターンの精度が高くなって、より微細なパターンを
露光することが可能となり、(2)絞り30への衝突電
流が大幅に低減され、絞り30の加熱によるコンタミネ
ーション付着やチャージアップの問題が低減され、絞り
30の寿命が長くなり、(3)ステンシルマスク12に
衝突する無駄な電子ビームが低減されて、ステンシルマ
スク12が溶融しないための電子ビームエネルギーの上
限がより高くなり、ステンシルマスク12の寿命が長く
なり、(4)絞り31のアパーチャを通過する電流の割
合が増加し、コンタミネーション付着やチャージアップ
の問題が低減され、ブランキング偏向器34と絞り31
との組を用いたより高速なブランキングが可能となる。
【0025】図1において、引出電極48がアノード4
1よりもずっとカソード40に接近して配置されている
ので、例えば、V1=−50KVに対しV3=−49K
Vとすればよく、この場合、引出電極48の位置での電
子ビームEB1のエネルギーはアノード41の位置での
それの1/50となり、電子ビームEB1の引出電極4
8への衝突による発熱量は比較的少ない。
1よりもずっとカソード40に接近して配置されている
ので、例えば、V1=−50KVに対しV3=−49K
Vとすればよく、この場合、引出電極48の位置での電
子ビームEB1のエネルギーはアノード41の位置での
それの1/50となり、電子ビームEB1の引出電極4
8への衝突による発熱量は比較的少ない。
【0026】カソード40の先端面S1から放射される
電子ビームEB1の量を制御し、カソード40の側面S
2から放出される電子を抑制し、かつ、側面S2から放
出された電子が引出電極48へ向かうのを阻止するため
に、先端面S1に略等しい高さ位置に制御電極49が配
置されている。制御電極49は、光軸に関し回転対称
で、中央部にアパーチャA2が形成されている。アパー
チャA2の直径L1は、L2よりも大きく、例えば1m
mである。制御電極49には、電位V1よりも低い電位
V2、例えば−51KVが印加される。
電子ビームEB1の量を制御し、カソード40の側面S
2から放出される電子を抑制し、かつ、側面S2から放
出された電子が引出電極48へ向かうのを阻止するため
に、先端面S1に略等しい高さ位置に制御電極49が配
置されている。制御電極49は、光軸に関し回転対称
で、中央部にアパーチャA2が形成されている。アパー
チャA2の直径L1は、L2よりも大きく、例えば1m
mである。制御電極49には、電位V1よりも低い電位
V2、例えば−51KVが印加される。
【0027】アパーチャA3から出た電子ビームEB2
のクロスオーバCOを形成するために、引出電極48と
アノード41との間の引出電極48側に、レンズ電極4
2が配置されている。レンズ電極42は、光軸に関し回
転対称で、その中央部に電子ビーム通過用のアパーチャ
A4が形成されている。アパーチャA4の直径L4は、
例えば1mmである。
のクロスオーバCOを形成するために、引出電極48と
アノード41との間の引出電極48側に、レンズ電極4
2が配置されている。レンズ電極42は、光軸に関し回
転対称で、その中央部に電子ビーム通過用のアパーチャ
A4が形成されている。アパーチャA4の直径L4は、
例えば1mmである。
【0028】制御電極49とレンズ電極42とで、図4
のウェーネルト42Aの役割を果たしている。図1の電
子銃10では、レンズ電極42と制御電極49とで上記
のように役割を分担しているので、電子ビームの調整が
容易であるという利点がある。すなわち、図4の電子銃
10Aでは、放射電流を変えるためにウェーネルト42
Aの電位を変えると、上述のようにクロスオーバCO、
電子ビーム放射境界線Bの位置及び電流密度分布が変化
する。これに対し、図1の電子銃10では、制御電極4
9の電位V2を変化させて電子ビームEB2の電流を変
化させても、クロスオーバCOの位置は変化せず、アパ
ーチャA3から出た電子ビームの外形も変化しない。ク
ロスオーバCOの位置は、レンズ電極42の電位V4に
より定まる。したがって、電子銃10の調整が容易であ
る。
のウェーネルト42Aの役割を果たしている。図1の電
子銃10では、レンズ電極42と制御電極49とで上記
のように役割を分担しているので、電子ビームの調整が
容易であるという利点がある。すなわち、図4の電子銃
10Aでは、放射電流を変えるためにウェーネルト42
Aの電位を変えると、上述のようにクロスオーバCO、
電子ビーム放射境界線Bの位置及び電流密度分布が変化
する。これに対し、図1の電子銃10では、制御電極4
9の電位V2を変化させて電子ビームEB2の電流を変
化させても、クロスオーバCOの位置は変化せず、アパ
ーチャA3から出た電子ビームの外形も変化しない。ク
ロスオーバCOの位置は、レンズ電極42の電位V4に
より定まる。したがって、電子銃10の調整が容易であ
る。
【0029】また、電子銃10Aでは、電子ビーム放射
特性が、カソード40Aとウェーネルト42Aとの位置
関係及び正イオン衝突によるカソード40Aの先端形状
変化に大きく影響するので、電子銃10Aの組立及びメ
ンテナンスが容易でない。これに対し、電子銃10で
は、電子ビーム放射特性を悪化させないためのカソード
40の位置の許容範囲が比較的大きいので、電子銃10
の組立が容易であり、また、正イオンがカソード40の
先端面に衝突してその表面形状が変化しても、電子ビー
ム放射特性には殆ど影響を与えないので、メンテナンス
が容易であり、かつ、電子銃10Aが長寿命となる。
特性が、カソード40Aとウェーネルト42Aとの位置
関係及び正イオン衝突によるカソード40Aの先端形状
変化に大きく影響するので、電子銃10Aの組立及びメ
ンテナンスが容易でない。これに対し、電子銃10で
は、電子ビーム放射特性を悪化させないためのカソード
40の位置の許容範囲が比較的大きいので、電子銃10
の組立が容易であり、また、正イオンがカソード40の
先端面に衝突してその表面形状が変化しても、電子ビー
ム放射特性には殆ど影響を与えないので、メンテナンス
が容易であり、かつ、電子銃10Aが長寿命となる。
【0030】ヒータ43及び44は直方体ブロックであ
る。棒状のリード45及び46は、円板形の絶縁体47
1に支持されている。制御電極49と引出電極48との
間及び引出電極48とレンズ電極42との間はそれぞ
れ、絶縁体472及び473で絶縁されている。直流電
源50、51、電流計52、バイアス抵抗53、54、
55及び制御回路56は、図4と同一である。
る。棒状のリード45及び46は、円板形の絶縁体47
1に支持されている。制御電極49と引出電極48との
間及び引出電極48とレンズ電極42との間はそれぞ
れ、絶縁体472及び473で絶縁されている。直流電
源50、51、電流計52、バイアス抵抗53、54、
55及び制御回路56は、図4と同一である。
【0031】ただし、電流計52で検出される電流は、
カソード40を流れる電流I1と引出電極48を流れる
電流I2との差(I1−I2)である。また、制御回路
56は、この差(I1−I2)が一定になるように、制
御電極49の電位V2を制御する。これにより、クロス
オーバCOの位置、電子ビームの外形及び電流密度分布
が変化することなく、電子銃10の放射電流が一定に制
御される。
カソード40を流れる電流I1と引出電極48を流れる
電流I2との差(I1−I2)である。また、制御回路
56は、この差(I1−I2)が一定になるように、制
御電極49の電位V2を制御する。これにより、クロス
オーバCOの位置、電子ビームの外形及び電流密度分布
が変化することなく、電子銃10の放射電流が一定に制
御される。
【0032】制御回路56の入力端子と引出電極48と
の間には、直流電源57が接続され、直流電源51の負
極端子とレンズ電極42との間には直流電源58が接続
されている。直流電源50、51、57及び58の出力
電圧はいずれも互いに独立に調整可能である。なお、本
発明には外にも種々の変形例が含まれる。
の間には、直流電源57が接続され、直流電源51の負
極端子とレンズ電極42との間には直流電源58が接続
されている。直流電源50、51、57及び58の出力
電圧はいずれも互いに独立に調整可能である。なお、本
発明には外にも種々の変形例が含まれる。
【0033】例えば、上記実施形態では電流差(I1−
I2)を一定に制御する場合を説明したが、電流I1を
検出し、電流I1が一定になるように制御回路56で制
御電極49の電位V2を調整する構成であってもよい。
また、カソード40の先端面は、少なくともアパーチャ
A3に対応する部分が略平面であればよく、丸みを帯び
た凸面又は凹面であってもよい。
I2)を一定に制御する場合を説明したが、電流I1を
検出し、電流I1が一定になるように制御回路56で制
御電極49の電位V2を調整する構成であってもよい。
また、カソード40の先端面は、少なくともアパーチャ
A3に対応する部分が略平面であればよく、丸みを帯び
た凸面又は凹面であってもよい。
【0034】また、本発明の電子銃は、図1のステンシ
ルマスク12の替わりに矩形マスク又はブランキングア
パーチャアレイを用いた露光装置に適用しても上記効果
が得られる。
ルマスク12の替わりに矩形マスク又はブランキングア
パーチャアレイを用いた露光装置に適用しても上記効果
が得られる。
【図1】本発明の1実施形態の電子銃の概略構成を示
す、光軸を通る断面図である。
す、光軸を通る断面図である。
【図2】(A)は図1のカソードの先端部付近の拡大図
であり、(B)は引出電極上の電流密度分布図である。
であり、(B)は引出電極上の電流密度分布図である。
【図3】従来の電子ビーム露光装置の概略構成を示す図
である。
である。
【図4】従来の電子銃の概略構成を示す断面図である。
10 電子銃 40 カソード 41 アノード 42 レンズ電極 43、44 ヒータ 45、46 リード 471〜473 絶縁体 48 引出電極 49 制御電極 50、51、57、58 直流電源 52 電流計 53〜55 バイアス抵抗 56 制御回路 A2〜A5 アパーチャ CO クロスオーバ
Claims (6)
- 【請求項1】 先端部が略錐状で先端面を有するカソー
ドと、 該カソードと対向して配置され、光軸部に第1アパーチ
ャが形成されたアノードと、 該カソードの先端面より大きい第2アパーチャが光軸部
に形成され、該第2アパーチャの光軸方向位置が該カソ
ードの先端面の位置に略等しくなるように配置され、該
カソードを流れる電流を制御するために該カソード電位
よりも低い電位が印加される制御電極と、 該カソードと該アノードとの間に該カソードと対向して
配置され、アノード電位より低くカソード電位より高い
電位が印加され、該カソードの該先端面より小さい第3
アパーチャが光軸部に形成された引出電極と、 該引出電極と該アノードとの間に配置され、電子ビーム
のクロスオーバを形成するために該カソード電位よりも
低い電位が印加され、該第3アパーチャより大きい第4
アパーチャが光軸部に形成されたレンズ電極と、 を有することを特徴とする電子銃。 - 【請求項2】 上記カソードの先端面の少なくとも上記
第3アパーチャに対応する部分が略平面である、 ことを特徴とする請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 電子銃から放射された電子ビームを電子
レンズで対象物上に収束させて照射させる電子ビーム装
置において、 該電子銃は請求項1又は2記載の電子銃である、 ことを特徴とする電子ビーム装置。 - 【請求項4】 電子銃から放射された電子ビームを電子
レンズで対象物上に収束させて照射させる電子ビーム照
射方法であって、該電子銃として、 先端部が略錐状で先端面を有するカソードと、 該カソードと対向して配置され、光軸部に第1アパーチ
ャが形成されたアノードと、 該カソードの先端面より大きい第2アパーチャが光軸部
に形成され、該第2アパーチャの光軸方向位置が該カソ
ードの先端面の位置に略等しくなるように配置された制
御電極と、 該カソードと該アノードとの間に該カソードと対向して
配置され、該カソードの該先端面より小さい第3アパー
チャが光軸部に形成された引出電極と、 該引出電極と該アノードとの間に配置され、該第3アパ
ーチャより大きい第4アパーチャが光軸部に形成された
レンズ電極と、 を有するものを用い、 アノード電位V0より低くカソード電位V1より高い電
位V3を該引出電極に印加して電子ビームを該カソード
から引き出させ、 該アノード電位V0に対し負の該カソード電位V1を該
カソードに印加して、該カソードの該第3アパーチャに
対応した部分から放出された該電子ビームを加速させ、 該カソード電位V1よりも低い電位V2を該制御電極に
印加して該カソードを流れる電流を制御し、 該カソード電位V1よりも低い電位V4を該レンズ電極
に印加して、該第3アパーチャを通過した該電子ビーム
のクロスオーバを形成する、 ことを特徴とする電子ビーム照射方法。 - 【請求項5】 上記カソードを流れる電流と上記引出電
極を流れる電流との差を検出し、 該差が一定になるように上記制御電位V2を調整する、 ことを特徴とする請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 上記カソードを流れる電流をカソード電
流として検出し、 該カソード電流が一定になるように上記制御電極の電位
V2を調整する、ことを特徴とする請求項4記載の方
法。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8063512A JPH09260237A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 電子銃、電子ビーム装置及び電子ビーム照射方法 |
| US08/680,960 US5854490A (en) | 1995-10-03 | 1996-07-16 | Charged-particle-beam exposure device and charged-particle-beam exposure method |
| KR1019960028926A KR100241995B1 (ko) | 1995-10-03 | 1996-07-18 | 하전입자빔 노광장치 |
| US08/908,699 US5872366A (en) | 1995-10-03 | 1997-08-08 | Charged-particle-beam exposure device and charged-particle-beam exposure method |
| US09/131,368 US5949078A (en) | 1995-10-03 | 1998-08-07 | Charged-particle-beam exposure device and charged-particle-beam exposure method |
| KR1019990018191A KR100273128B1 (ko) | 1995-10-03 | 1999-05-20 | 하전입자빔 노광장치 및 하전입자빔 노광방법 |
| KR1019990018187A KR100242926B1 (ko) | 1995-10-03 | 1999-05-20 | 하전입자빔 노광장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8063512A JPH09260237A (ja) | 1996-03-19 | 1996-03-19 | 電子銃、電子ビーム装置及び電子ビーム照射方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09260237A true JPH09260237A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13231356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8063512A Pending JPH09260237A (ja) | 1995-10-03 | 1996-03-19 | 電子銃、電子ビーム装置及び電子ビーム照射方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09260237A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000331632A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Nikon Corp | 電子銃、電子線露光転写装置及び半導体デバイスの製造方法 |
| GB2338589B (en) * | 1998-06-18 | 2001-02-21 | Advantest Corp | An electron gun for use in an electron beam exposure apparatus |
| JP2005038638A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Toshiba Corp | 電子銃とそれを用いた電子ビーム照射装置 |
| US6992307B2 (en) | 2003-06-26 | 2006-01-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Electron beam source and electron beam exposure apparatus employing the electron beam source |
| JP2007053128A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Nikon Corp | 電子銃及び電子線露光装置 |
| EP1199739A3 (en) * | 2000-10-20 | 2007-03-28 | eLith LLC | A device and method for suppressing space charge induced abberations in charged-particle projection lithography systems |
| JP2010021462A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Jeol Ltd | 荷電粒子ビーム描画装置 |
| JP2019050141A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 荷電粒子装置、荷電粒子描画装置および荷電粒子ビーム制御方法 |
| CN116297610A (zh) * | 2023-04-10 | 2023-06-23 | 西安交通大学 | 一种测量介质材料二次电子发射系数的方法及系统 |
| JPWO2023189842A1 (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-05 |
-
1996
- 1996-03-19 JP JP8063512A patent/JPH09260237A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2338589B (en) * | 1998-06-18 | 2001-02-21 | Advantest Corp | An electron gun for use in an electron beam exposure apparatus |
| DE19927036C2 (de) * | 1998-06-18 | 2003-05-15 | Advantest Corp | Elektronenkanone für eine Elektronenstrahl-Belichtungsvorrichtung |
| JP2000331632A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Nikon Corp | 電子銃、電子線露光転写装置及び半導体デバイスの製造方法 |
| EP1199739A3 (en) * | 2000-10-20 | 2007-03-28 | eLith LLC | A device and method for suppressing space charge induced abberations in charged-particle projection lithography systems |
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| JP2005038638A (ja) * | 2003-07-16 | 2005-02-10 | Toshiba Corp | 電子銃とそれを用いた電子ビーム照射装置 |
| JP2007053128A (ja) * | 2005-08-15 | 2007-03-01 | Nikon Corp | 電子銃及び電子線露光装置 |
| JP2010021462A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Jeol Ltd | 荷電粒子ビーム描画装置 |
| JP2019050141A (ja) * | 2017-09-11 | 2019-03-28 | 株式会社ニューフレアテクノロジー | 荷電粒子装置、荷電粒子描画装置および荷電粒子ビーム制御方法 |
| US10998162B2 (en) | 2017-09-11 | 2021-05-04 | Nuflare Technology, Inc. | Charged-particle beam apparatus, charged-particle beam writing apparatus, and charged-particle beam controlling method |
| JPWO2023189842A1 (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-05 | ||
| WO2023189842A1 (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-05 | デンカ株式会社 | エミッター及びこれを備える装置 |
| US12586747B2 (en) | 2022-03-29 | 2026-03-24 | Denka Company Limited | Emitter and device comprising same |
| CN116297610A (zh) * | 2023-04-10 | 2023-06-23 | 西安交通大学 | 一种测量介质材料二次电子发射系数的方法及系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040427 |