JPH09260658A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH09260658A JPH09260658A JP6878896A JP6878896A JPH09260658A JP H09260658 A JPH09260658 A JP H09260658A JP 6878896 A JP6878896 A JP 6878896A JP 6878896 A JP6878896 A JP 6878896A JP H09260658 A JPH09260658 A JP H09260658A
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- semiconductor substrate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱的に制御された0.05μm程度の浅い接
合を形成でき、イオン注入などによる高エネルギーイオ
ン入射によって生じる高濃度欠陥、転位のない接合を形
成する。 【解決手段】 半導体基板の表面部に遷移金属をドーパ
ントとして用いた接合を有する半導体装置の製造方法に
おいて、n型Si基板41の表面部にゲート領域43を
形成した後、ソース・ドレインとなる領域に低加速イオ
ン注入法によって0.05μm程度のp+ 型層44(1)
を形成し、次いでSi基板41の表面上に選択CVD法
によりTi膜47を堆積し、次いでSiとTiが化合物
を形成する温度に達しない温度で、かつSiとTiの相
互拡散が生じる温度領域(460℃前後)で30分程度
固相反応を行い、p+ 層44(1) よりも深い位置までp
+ 層44を形成する。
合を形成でき、イオン注入などによる高エネルギーイオ
ン入射によって生じる高濃度欠陥、転位のない接合を形
成する。 【解決手段】 半導体基板の表面部に遷移金属をドーパ
ントとして用いた接合を有する半導体装置の製造方法に
おいて、n型Si基板41の表面部にゲート領域43を
形成した後、ソース・ドレインとなる領域に低加速イオ
ン注入法によって0.05μm程度のp+ 型層44(1)
を形成し、次いでSi基板41の表面上に選択CVD法
によりTi膜47を堆積し、次いでSiとTiが化合物
を形成する温度に達しない温度で、かつSiとTiの相
互拡散が生じる温度領域(460℃前後)で30分程度
固相反応を行い、p+ 層44(1) よりも深い位置までp
+ 層44を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細な素子構造に
おける浅い接合を有する半導体装置及びその製造方法に
関する。
おける浅い接合を有する半導体装置及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体装置の高集積化に伴い、電
気回路の微細化は進む一方であり、基本素子である電界
効果トランジスタ(FET)等においてもより一層の微
細化が進んでいる。その一つとして、FETのゲート電
極の幅が狭くなっているが、これに伴い短チャネル効果
が発生する。この短チャンネル効果の発生を抑制するた
めに、ソース・ドレイン領域拡散層深さを浅くすること
が要求されている。
気回路の微細化は進む一方であり、基本素子である電界
効果トランジスタ(FET)等においてもより一層の微
細化が進んでいる。その一つとして、FETのゲート電
極の幅が狭くなっているが、これに伴い短チャネル効果
が発生する。この短チャンネル効果の発生を抑制するた
めに、ソース・ドレイン領域拡散層深さを浅くすること
が要求されている。
【0003】拡散層深さを浅くするための手段として、
例えば低加速イオン注入による拡散層形成技術が広く検
討されている。イオン注入法は、B,BF2 ,As,P
等のドーパントをイオン化して、ある一定の加速電圧に
よってSi基板中に注入し、その後の熱処理において活
性化して拡散層を形成する方法である。
例えば低加速イオン注入による拡散層形成技術が広く検
討されている。イオン注入法は、B,BF2 ,As,P
等のドーパントをイオン化して、ある一定の加速電圧に
よってSi基板中に注入し、その後の熱処理において活
性化して拡散層を形成する方法である。
【0004】低加速イオン注入法においては、昨今の技
術向上により従来のイオン注入の加速電圧を下げるだけ
でなく、入射イオンエネルギーの分散を低減,収束させ
ることにより、より浅い拡散層を制御良く形成すること
ができる。具体的には、0.05〜0.1μmの拡散層
の形成が可能となってきており、低加速イオン注入法は
次世代の浅い拡散層を形成するための一手段として大変
有効な方法である。また更にCVD成膜で、ドーパント
を含む基板材料を堆積する拡散層形成法など、接合深さ
xj=0.05μm近傍の安定した拡散層形成の種々の
方法が検討されている。
術向上により従来のイオン注入の加速電圧を下げるだけ
でなく、入射イオンエネルギーの分散を低減,収束させ
ることにより、より浅い拡散層を制御良く形成すること
ができる。具体的には、0.05〜0.1μmの拡散層
の形成が可能となってきており、低加速イオン注入法は
次世代の浅い拡散層を形成するための一手段として大変
有効な方法である。また更にCVD成膜で、ドーパント
を含む基板材料を堆積する拡散層形成法など、接合深さ
xj=0.05μm近傍の安定した拡散層形成の種々の
方法が検討されている。
【0005】以下に、図6を参照して浅い拡散層形成法
の一つであるイオン注入法を用いた浅い拡散層を有する
従来の半導体装置及びその製造方法について説明する。
まず、p型Si基板61上にフィールド酸化膜62で囲
まれた素子分離領域にゲート酸化膜63(1) ,ゲート電
極63(2) 及び側壁酸化膜63(5) からなるゲート領域
63を形成する。そして、Si基板61の露出した領域
に、低加速イオン注入法によりp+ 型の不純物であるB
F2 を、ドーズ量5×1014cm-2、加速電圧30ke
Vで注入する。続いて、950℃,30秒のRTAを行
い、不純物の活性化を行う。これらの工程で、表面濃度
が2×1020cm-3で、約0.08μmの浅い拡散層6
4が形成される(図6(a))。
の一つであるイオン注入法を用いた浅い拡散層を有する
従来の半導体装置及びその製造方法について説明する。
まず、p型Si基板61上にフィールド酸化膜62で囲
まれた素子分離領域にゲート酸化膜63(1) ,ゲート電
極63(2) 及び側壁酸化膜63(5) からなるゲート領域
63を形成する。そして、Si基板61の露出した領域
に、低加速イオン注入法によりp+ 型の不純物であるB
F2 を、ドーズ量5×1014cm-2、加速電圧30ke
Vで注入する。続いて、950℃,30秒のRTAを行
い、不純物の活性化を行う。これらの工程で、表面濃度
が2×1020cm-3で、約0.08μmの浅い拡散層6
4が形成される(図6(a))。
【0006】次いで、チタン(Ti)ターゲット表面を
アルゴン(Ar)プラズマでスパッタリングし、Ti膜
67を20nmの厚さに堆積する。その後、Tiターゲ
ットの表面を窒素とアルゴン(N2 /Ar)の混合ガス
によって生成したプラズマでスパッタリングし、ターゲ
ット表面の窒化反応によってチタンナイトライド(Ti
N)を形成しながら、先のTi膜67表面上にTiN膜
68を堆積する(図6(b))。
アルゴン(Ar)プラズマでスパッタリングし、Ti膜
67を20nmの厚さに堆積する。その後、Tiターゲ
ットの表面を窒素とアルゴン(N2 /Ar)の混合ガス
によって生成したプラズマでスパッタリングし、ターゲ
ット表面の窒化反応によってチタンナイトライド(Ti
N)を形成しながら、先のTi膜67表面上にTiN膜
68を堆積する(図6(b))。
【0007】次いで、この多層膜を窒素雰囲気中でアニ
ールして珪化チタン(TiSi2 )膜69を形成する。
その後、硫酸及び過酸化水素の混合溶液を用いて未反応
のTi膜67及びTiN膜68をエッチング除去する
(図6(c))。このようにして、0.08μmの浅い
拡散層64上に自己整合的にTiSi2 膜69が形成さ
れる。最後に、絶縁膜65を堆積し、コンタクトホール
を開孔した後、電極プラグ66を形成する(図6
(d))。上記の工程により、MOSFETが作製され
る。
ールして珪化チタン(TiSi2 )膜69を形成する。
その後、硫酸及び過酸化水素の混合溶液を用いて未反応
のTi膜67及びTiN膜68をエッチング除去する
(図6(c))。このようにして、0.08μmの浅い
拡散層64上に自己整合的にTiSi2 膜69が形成さ
れる。最後に、絶縁膜65を堆積し、コンタクトホール
を開孔した後、電極プラグ66を形成する(図6
(d))。上記の工程により、MOSFETが作製され
る。
【0008】ところで、浅い拡散層接合形成に要求され
るのは、(1)拡散層深さ方向の制御性、(2)より均
一で急峻なドーパント不純物濃度プロファイルを得るこ
と、(3)高濃度ドーパントを分布させることによる欠
陥を減少させることである。これらの要求に対して、種
々の接合形成方法にはメリットとデメリットが存在す
る。
るのは、(1)拡散層深さ方向の制御性、(2)より均
一で急峻なドーパント不純物濃度プロファイルを得るこ
と、(3)高濃度ドーパントを分布させることによる欠
陥を減少させることである。これらの要求に対して、種
々の接合形成方法にはメリットとデメリットが存在す
る。
【0009】例えばイオン注入法においては、量産プロ
セスの制御性としてはかなり完成した技術ではあるが、
ドーパントイオンを一定の加速電圧でSi基板中へ入射
するため、チャネリングによるテールを引く濃度プロフ
ァイルを形成してしまう。またこの方法は、イオン入射
のエネルギーによってSi基板のSiの共有結合を切
り、高濃度の欠陥を基板中に誘導するプロセスである。
活性化のための熱処理によって同時に結晶欠陥回復を行
うが、点欠陥として拡散層中やSi基板中に残るほか、
ドーパント濃度が高濃度になるにつれて、回復できない
Si結晶の欠陥は転位を生じる。
セスの制御性としてはかなり完成した技術ではあるが、
ドーパントイオンを一定の加速電圧でSi基板中へ入射
するため、チャネリングによるテールを引く濃度プロフ
ァイルを形成してしまう。またこの方法は、イオン入射
のエネルギーによってSi基板のSiの共有結合を切
り、高濃度の欠陥を基板中に誘導するプロセスである。
活性化のための熱処理によって同時に結晶欠陥回復を行
うが、点欠陥として拡散層中やSi基板中に残るほか、
ドーパント濃度が高濃度になるにつれて、回復できない
Si結晶の欠陥は転位を生じる。
【0010】特に接合を急峻に形成するために、活性化
熱処理の高温短時間化が進む傾向にあるが、これによっ
てドーパントの再拡散距離が非常に短くなり、結晶転位
と接合面の距離がより近くなる。これらの欠陥が、拡散
層接合上にサリサイド電極を形成する場合、拡散する金
属との相互作用で、接合リークの増加に寄与すること
が、最近の詳細な研究によって明らかになりつつある。
熱処理の高温短時間化が進む傾向にあるが、これによっ
てドーパントの再拡散距離が非常に短くなり、結晶転位
と接合面の距離がより近くなる。これらの欠陥が、拡散
層接合上にサリサイド電極を形成する場合、拡散する金
属との相互作用で、接合リークの増加に寄与すること
が、最近の詳細な研究によって明らかになりつつある。
【0011】これに対して、拡散層接合を形成するドー
パント不純物B,As,P等を外部の固体拡散源、気体
拡散源から熱拡散によって導入する方法は、基板に導入
される欠陥が少なく、接合空乏層中での生成電流の増加
を低減することができる。しかしながら、ドーパント不
純物濃度プロファイルの急峻性に難点があり、ピーク濃
度を高くすることも困難である。
パント不純物B,As,P等を外部の固体拡散源、気体
拡散源から熱拡散によって導入する方法は、基板に導入
される欠陥が少なく、接合空乏層中での生成電流の増加
を低減することができる。しかしながら、ドーパント不
純物濃度プロファイルの急峻性に難点があり、ピーク濃
度を高くすることも困難である。
【0012】一方、CVD法で形成した堆積Siによる
拡散層接合形成では、所望のパターンに拡散層接合を形
成するためには、ブランケット状にドーパントを含むS
iを堆積し、その後パターニングを行うか、選択的に表
出したSi基板上にドーパントを含むSiを堆積するか
のいずれかではあるが、所望の濃度を持つ急峻なプロフ
ァイルを持つ拡散層接合が形成される。しかしながら、
エピタキシャルSiを用いない場合、単結晶Si基板に
比較して結晶欠陥が多いために電極その直上にサリサイ
ド電極を形成する場合に、電極とSi界面のラフネスの
増加を招きやすい。
拡散層接合形成では、所望のパターンに拡散層接合を形
成するためには、ブランケット状にドーパントを含むS
iを堆積し、その後パターニングを行うか、選択的に表
出したSi基板上にドーパントを含むSiを堆積するか
のいずれかではあるが、所望の濃度を持つ急峻なプロフ
ァイルを持つ拡散層接合が形成される。しかしながら、
エピタキシャルSiを用いない場合、単結晶Si基板に
比較して結晶欠陥が多いために電極その直上にサリサイ
ド電極を形成する場合に、電極とSi界面のラフネスの
増加を招きやすい。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、Si
基板の表面に高濃度の浅い拡散層を形成するには各種の
方法があるが、イオン注入法では、チャネリングによる
テールを引く濃度プロファイルを形成してしまう、イオ
ン入射のエネルギーによって高濃度の欠陥を基板中に誘
導する、接合リークの増加を招く問題があった。
基板の表面に高濃度の浅い拡散層を形成するには各種の
方法があるが、イオン注入法では、チャネリングによる
テールを引く濃度プロファイルを形成してしまう、イオ
ン入射のエネルギーによって高濃度の欠陥を基板中に誘
導する、接合リークの増加を招く問題があった。
【0014】また、ドーパント不純物を外部の固体拡散
源、気体拡散源から熱拡散によって導入する方法は、ド
ーパント不純物濃度プロファイルの急峻性に難点があ
り、ピーク濃度を高くすることも困難であった。さら
に、CVD法で形成した堆積Siによる拡散層接合形成
では、結晶欠陥が多いために電極その直上にサリサイド
電極を形成する場合に、電極とSi界面のラフネスの増
加を招きやすい問題があった。
源、気体拡散源から熱拡散によって導入する方法は、ド
ーパント不純物濃度プロファイルの急峻性に難点があ
り、ピーク濃度を高くすることも困難であった。さら
に、CVD法で形成した堆積Siによる拡散層接合形成
では、結晶欠陥が多いために電極その直上にサリサイド
電極を形成する場合に、電極とSi界面のラフネスの増
加を招きやすい問題があった。
【0015】本発明は、上記の事情を考慮して成された
もので、その目的とするところは、イオン注入等による
ダメージを招くことなく、急峻な不純物プロファイルを
有する浅い高濃度の接合領域を形成することのできる半
導体装置及びその製造方法を提供することにある。
もので、その目的とするところは、イオン注入等による
ダメージを招くことなく、急峻な不純物プロファイルを
有する浅い高濃度の接合領域を形成することのできる半
導体装置及びその製造方法を提供することにある。
【0016】
(構成)本発明の骨子は、0.05μm〜0.1μm程
度の浅い接合形成の一手段として、これまでの方法と異
なった概念で形成された、高濃度な拡散層接合と電極を
有する半導体装置を実現することにある。
度の浅い接合形成の一手段として、これまでの方法と異
なった概念で形成された、高濃度な拡散層接合と電極を
有する半導体装置を実現することにある。
【0017】即ち、本発明(請求項1)は、半導体基板
の表面部にpn接合を形成した半導体装置において、前
記半導体基板の表面部に遷移金属をドーパントとして用
いる接合を有することを特徴とする。
の表面部にpn接合を形成した半導体装置において、前
記半導体基板の表面部に遷移金属をドーパントとして用
いる接合を有することを特徴とする。
【0018】また、本発明(請求項2)は、半導体基板
の表面部に遷移金属をドーパントとして用いた接合を有
する半導体装置の製造方法において、前記半導体基板の
表面上に遷移金属を堆積する工程と、前記半導体基板と
遷移金属が化合物を形成する温度に達しない温度で、か
つ前記半導体基板と遷移金属の相互拡散が生じる温度領
域で固相反応を行う熱処理工程とを含むことを特徴とす
る。
の表面部に遷移金属をドーパントとして用いた接合を有
する半導体装置の製造方法において、前記半導体基板の
表面上に遷移金属を堆積する工程と、前記半導体基板と
遷移金属が化合物を形成する温度に達しない温度で、か
つ前記半導体基板と遷移金属の相互拡散が生じる温度領
域で固相反応を行う熱処理工程とを含むことを特徴とす
る。
【0019】また、本発明(請求項3)は、半導体基板
の表面部に遷移金属をドーパントとして用いた接合を有
する半導体装置の製造方法において、第1導電型の半導
体基板の表面部に第2導電型の第1の不純物拡散層を形
成する工程と、前記半導体基板の表面上に遷移金属を堆
積する工程と、前記半導体基板と遷移金属が化合物を形
成する温度に達しない温度で、かつ前記半導体基板と遷
移金属の相互拡散が生じる温度領域で固相反応を行い、
前記第1の不純物拡散層よりも深い位置まで第2導電型
の第2の不純物拡散層を形成する工程とを含むことを特
徴とする。
の表面部に遷移金属をドーパントとして用いた接合を有
する半導体装置の製造方法において、第1導電型の半導
体基板の表面部に第2導電型の第1の不純物拡散層を形
成する工程と、前記半導体基板の表面上に遷移金属を堆
積する工程と、前記半導体基板と遷移金属が化合物を形
成する温度に達しない温度で、かつ前記半導体基板と遷
移金属の相互拡散が生じる温度領域で固相反応を行い、
前記第1の不純物拡散層よりも深い位置まで第2導電型
の第2の不純物拡散層を形成する工程とを含むことを特
徴とする。
【0020】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。 (1) 接合は、半導体基板と遷移金属の相互拡散領域であ
ること。 (2) 相互拡散領域は、半導体基板結晶層中への遷移金属
の相互拡散領域であること。 (3) 遷移金属とp型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属が半導体基板中でドナー準位を形成すること。 (4) 遷移金属とn型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属が半導体基板中でアクセプタ準位を形成すること。 (5) 遷移金属とn型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属は、半導体基板を構成する元素中での拡散速度が、
半導体基板を構成する元素の遷移金属中での拡散速度と
同程度或いはそれより速いこと。 (6) 遷移金属とp型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属は、半導体基板を構成する元素中での拡散速度が、
半導体基板を構成する元素の遷移金属中での拡散速度と
同程度或いはそれより遅いこと。 (7) 半導体を構成する元素はSiであること。 (8) (6) における遷移金属は、V,Co,Ni,Pd,
Pt,Zrであること。 (9) (7) における遷移金属は、Ti,Hf,V,Ta,
Mo,W,Fe,Pd,Zrであること。 (10)第1の不純物拡散層は、イオン注入により形成され
ること。 (11)第1及び第2の不純物拡散層は、MOSトランジス
タのソース・ドレイン領域であること。 (作用)本発明によれば、Ti等の遷移金属をドーパン
トとして用い、半導体基板と遷移金属の相互拡散領域、
特に半導体基板結晶層中への遷移金属の相互拡散領域で
接合を形成することにより、0.05μm近傍の浅い接
合でも、高濃度で急峻な不純物プロファイルを実現する
ことができる。そしてこの場合、イオン注入等によるダ
メージを招くこともなく、転位の少ない接合を形成する
ことができ、さらに電極とSi界面のラフネスの増加等
を招くこともない。
は、次のものがあげられる。 (1) 接合は、半導体基板と遷移金属の相互拡散領域であ
ること。 (2) 相互拡散領域は、半導体基板結晶層中への遷移金属
の相互拡散領域であること。 (3) 遷移金属とp型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属が半導体基板中でドナー準位を形成すること。 (4) 遷移金属とn型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属が半導体基板中でアクセプタ準位を形成すること。 (5) 遷移金属とn型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属は、半導体基板を構成する元素中での拡散速度が、
半導体基板を構成する元素の遷移金属中での拡散速度と
同程度或いはそれより速いこと。 (6) 遷移金属とp型半導体基板の組み合わせでは、遷移
金属は、半導体基板を構成する元素中での拡散速度が、
半導体基板を構成する元素の遷移金属中での拡散速度と
同程度或いはそれより遅いこと。 (7) 半導体を構成する元素はSiであること。 (8) (6) における遷移金属は、V,Co,Ni,Pd,
Pt,Zrであること。 (9) (7) における遷移金属は、Ti,Hf,V,Ta,
Mo,W,Fe,Pd,Zrであること。 (10)第1の不純物拡散層は、イオン注入により形成され
ること。 (11)第1及び第2の不純物拡散層は、MOSトランジス
タのソース・ドレイン領域であること。 (作用)本発明によれば、Ti等の遷移金属をドーパン
トとして用い、半導体基板と遷移金属の相互拡散領域、
特に半導体基板結晶層中への遷移金属の相互拡散領域で
接合を形成することにより、0.05μm近傍の浅い接
合でも、高濃度で急峻な不純物プロファイルを実現する
ことができる。そしてこの場合、イオン注入等によるダ
メージを招くこともなく、転位の少ない接合を形成する
ことができ、さらに電極とSi界面のラフネスの増加等
を招くこともない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
形態によって説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0022】まず、図1(a)に示すように、面方位
(001)を主面とするn型のSi基板(半導体基板)
11の表面を、硫酸と過酸化水素の混合溶液で処理し
て、カーボン(C)系及びCu以外の金属の表面汚染を
除去した後、Cu系表面汚染を塩酸と過酸化水素の混合
溶液で処理する。次いで、このn型のSi基板11の表
面上にできた薄いSiO2 膜を希弗酸で洗浄剥離後、溶
存酸素濃度が10ppb以下の超純水で流水洗浄する。
このときのSi表面上はできるだけ清浄かつ平坦表面と
なるようにする。続いて、このn型Si基板11の表面
上にTi2 膜(遷移金属)12を約30nm堆積する。
(001)を主面とするn型のSi基板(半導体基板)
11の表面を、硫酸と過酸化水素の混合溶液で処理し
て、カーボン(C)系及びCu以外の金属の表面汚染を
除去した後、Cu系表面汚染を塩酸と過酸化水素の混合
溶液で処理する。次いで、このn型のSi基板11の表
面上にできた薄いSiO2 膜を希弗酸で洗浄剥離後、溶
存酸素濃度が10ppb以下の超純水で流水洗浄する。
このときのSi表面上はできるだけ清浄かつ平坦表面と
なるようにする。続いて、このn型Si基板11の表面
上にTi2 膜(遷移金属)12を約30nm堆積する。
【0023】次いで、この試料を、Ti/Si界面にシ
リサイドが形成される温度に達しない温度、例えば約4
00℃近傍で30分熱処理し、図1(b)に示すよう
に、Ti拡散領域13を形成して、p+ /n接合を形成
した。そして、この試料のI−V特性を評価した結果、
接合特性は良好であることを確認した。
リサイドが形成される温度に達しない温度、例えば約4
00℃近傍で30分熱処理し、図1(b)に示すよう
に、Ti拡散領域13を形成して、p+ /n接合を形成
した。そして、この試料のI−V特性を評価した結果、
接合特性は良好であることを確認した。
【0024】本実施形態により形成されたpn接合は、
以下のような機構で良好な接合特性を示している。即
ち、接合を形成している遷移金属のプロファイルは、T
i/Si界面からSi基板側への約100nm以下の領
域に1×1020cm-3の高濃度のTiの拡散領域13を
形成している。さらに、この領域のSiの点欠陥密度が
Tiの拡散した層状の領域で特に高くなっていることを
利用して、接合を形成している。
以下のような機構で良好な接合特性を示している。即
ち、接合を形成している遷移金属のプロファイルは、T
i/Si界面からSi基板側への約100nm以下の領
域に1×1020cm-3の高濃度のTiの拡散領域13を
形成している。さらに、この領域のSiの点欠陥密度が
Tiの拡散した層状の領域で特に高くなっていることを
利用して、接合を形成している。
【0025】これを模式的に図2に示す。シリサイド反
応によるTiシリサイド化合物の第1フェーズの形成温
度は550℃であるが、Ti/Si界面でシリサイド反
応が生じる前の相互拡散が生じている温度領域で、所望
の拡散距離が得られる時間だけ熱処理を行うと、拡散係
数で決められる深さにTiが拡散する。相互拡散反応に
よって形成されたこの領域はTiが高濃度に分布すると
共に、TiとSiではSiの拡散速度が相対的に早く、
Siが拡散種であるために、Ti膜側へSiを放出して
Siの空孔欠陥領域を形成する。このように形成された
高濃度のTiと空孔欠陥領域がp+ 領域として作用する
ことになる。 (第2の実施形態)図3は、本発明の第2の実施形態に
係わるMOSFETの製造工程を示す断面図である。
応によるTiシリサイド化合物の第1フェーズの形成温
度は550℃であるが、Ti/Si界面でシリサイド反
応が生じる前の相互拡散が生じている温度領域で、所望
の拡散距離が得られる時間だけ熱処理を行うと、拡散係
数で決められる深さにTiが拡散する。相互拡散反応に
よって形成されたこの領域はTiが高濃度に分布すると
共に、TiとSiではSiの拡散速度が相対的に早く、
Siが拡散種であるために、Ti膜側へSiを放出して
Siの空孔欠陥領域を形成する。このように形成された
高濃度のTiと空孔欠陥領域がp+ 領域として作用する
ことになる。 (第2の実施形態)図3は、本発明の第2の実施形態に
係わるMOSFETの製造工程を示す断面図である。
【0026】まず、図3(a)に示すように、面方位
(001)を主面とするn型のSi基板31上に埋め込
み法により、800nmのフィールド酸化膜32を形成
する。この酸化膜32に囲まれた素子形成領域に10n
mのゲート酸化膜33(1) 、150nmのドープした多
結晶層33(2) 、150nmの珪化タングステン(WS
i2 )膜33(3) 、SiN膜33(4) を順次堆積した
後、これをゲート形状にエッチングで加工して積層膜を
設ける。
(001)を主面とするn型のSi基板31上に埋め込
み法により、800nmのフィールド酸化膜32を形成
する。この酸化膜32に囲まれた素子形成領域に10n
mのゲート酸化膜33(1) 、150nmのドープした多
結晶層33(2) 、150nmの珪化タングステン(WS
i2 )膜33(3) 、SiN膜33(4) を順次堆積した
後、これをゲート形状にエッチングで加工して積層膜を
設ける。
【0027】この状態で、ドーズ量5×1013cm-2の
BF2 を加速電圧15keVでイオン注入し、ゲート両
脇にLDD領域(p+ 領域)34(1) を予め作製し、さ
らにSiN膜33(5) を150nmの厚さに堆積した
後、異方性エッチングで加工してゲートの側壁のみにに
SiN膜33(5) を残存させる。これにより、ゲート領
域33を形成する。
BF2 を加速電圧15keVでイオン注入し、ゲート両
脇にLDD領域(p+ 領域)34(1) を予め作製し、さ
らにSiN膜33(5) を150nmの厚さに堆積した
後、異方性エッチングで加工してゲートの側壁のみにに
SiN膜33(5) を残存させる。これにより、ゲート領
域33を形成する。
【0028】次いで、露出したSi基板31の表面上を
硫酸と過酸化水素の混合溶液で処理して、カーボン
(C)系及びCu以外の金属の表面汚染を除去した後、
Cu系表面汚染を塩酸と過酸化水素の混合溶液で処理す
る。続いて、このn型Si基板31の表面上にできた薄
いSiO2 膜を希弗酸で洗浄剥離後、溶存酸素濃度が1
0ppb以下の超純水で流水洗浄する。このときのSi
表面上はできるだけ清浄かつ平坦な表面となるのが望ま
しい。
硫酸と過酸化水素の混合溶液で処理して、カーボン
(C)系及びCu以外の金属の表面汚染を除去した後、
Cu系表面汚染を塩酸と過酸化水素の混合溶液で処理す
る。続いて、このn型Si基板31の表面上にできた薄
いSiO2 膜を希弗酸で洗浄剥離後、溶存酸素濃度が1
0ppb以下の超純水で流水洗浄する。このときのSi
表面上はできるだけ清浄かつ平坦な表面となるのが望ま
しい。
【0029】次いで、図3(b)に示すように、Ti膜
37を選択的にCVD法により、Ti/Si界面でシリ
サイドを形成する温度以下で、露出したSi表面にのみ
堆積させる。そして、これを約460℃近傍で30分熱
処理し、P+ 層34を形成する。
37を選択的にCVD法により、Ti/Si界面でシリ
サイドを形成する温度以下で、露出したSi表面にのみ
堆積させる。そして、これを約460℃近傍で30分熱
処理し、P+ 層34を形成する。
【0030】次いで、図3(c)に示すように、Ti/
Si界面を熱処理した温度以下である400℃以下の温
度で、基板全面にSiO2 等の層間絶縁膜35を堆積
し、その後にコンタクトを開孔し、プラグ36を形成す
る。
Si界面を熱処理した温度以下である400℃以下の温
度で、基板全面にSiO2 等の層間絶縁膜35を堆積
し、その後にコンタクトを開孔し、プラグ36を形成す
る。
【0031】上記の方法で作製したMOSFETのI−
V特性を評価した結果、良好なp+/n接合が得られ
た。この接合の形状及びプロファイルを断面TEM観察
及びEDX分析によって確認した結果、Ti/Si界面
直下から約50nmの領域に均一な層状にTiの拡散し
た領域によって形成されていることを確認した。更に、
これをEDXで調べた結果、約1×1020cm-3のTi
濃度を確認した。
V特性を評価した結果、良好なp+/n接合が得られ
た。この接合の形状及びプロファイルを断面TEM観察
及びEDX分析によって確認した結果、Ti/Si界面
直下から約50nmの領域に均一な層状にTiの拡散し
た領域によって形成されていることを確認した。更に、
これをEDXで調べた結果、約1×1020cm-3のTi
濃度を確認した。
【0032】上記の接合形成方法の概念は第1の実施形
態と同様であるが、Ti/Si界面でTiシリサイドが
形成される温度以下で、かつTiとSiの相互拡散が最
も顕著に生じている温度領域で反応を生じさせ、Ti/
Si界面直下にTiが高濃度に拡散した領域とSiがT
i膜側へ拡散することによってSiが放出された点欠陥
領域を混在させることによってp+ /n接合を形成した
ものである。
態と同様であるが、Ti/Si界面でTiシリサイドが
形成される温度以下で、かつTiとSiの相互拡散が最
も顕著に生じている温度領域で反応を生じさせ、Ti/
Si界面直下にTiが高濃度に拡散した領域とSiがT
i膜側へ拡散することによってSiが放出された点欠陥
領域を混在させることによってp+ /n接合を形成した
ものである。
【0033】従来の方法による接合形成方法の場合、は
じめに接合を形成し、その上に拡散層シート抵抗の低減
のためにサリサイドを形成するので、サリサイド/Si
界面の高濃度なドーパントを領域の消費すると同時に、
特にボロン等のドーパントはサリサイド膜中へ吸い出さ
れ、サリサイド/Si界面濃度の低下が生じる。その結
果としてコンタクト抵抗の高抵抗化を招く。
じめに接合を形成し、その上に拡散層シート抵抗の低減
のためにサリサイドを形成するので、サリサイド/Si
界面の高濃度なドーパントを領域の消費すると同時に、
特にボロン等のドーパントはサリサイド膜中へ吸い出さ
れ、サリサイド/Si界面濃度の低下が生じる。その結
果としてコンタクト抵抗の高抵抗化を招く。
【0034】これに対し本実施形態の方法,構造では、
金属/Si界面のドーパント濃度が最も高いので、上記
の問題を考慮しなくて良い。また、基本的には熱拡散に
よって接合が形成されるので、イオン注入のような転位
を生じない。そのため、コンタクト抵抗を低減でき、か
つ転位の生じない接合を形成できる。 (第3の実施形態)図4は、本発明の第3の実施形態に
係わるMOSFETの製造工程を示す断面図である。
金属/Si界面のドーパント濃度が最も高いので、上記
の問題を考慮しなくて良い。また、基本的には熱拡散に
よって接合が形成されるので、イオン注入のような転位
を生じない。そのため、コンタクト抵抗を低減でき、か
つ転位の生じない接合を形成できる。 (第3の実施形態)図4は、本発明の第3の実施形態に
係わるMOSFETの製造工程を示す断面図である。
【0035】まず、図4(a)に示すように、面方位
(001)を主面とするn型のSi基板41上に埋め込
み法により、800nmのフィールド酸化膜42を形成
する。この酸化膜42に囲まれた素子形成領域に10n
mのゲート酸化膜43(1) 、150nmのドープした多
結晶層43(2) 、150nmの珪化タングステン(WS
i2 )膜43(3) 、SiN膜43(4) を順次堆積した
後、これをゲート形状にエッチングで加工して積層膜を
設ける。
(001)を主面とするn型のSi基板41上に埋め込
み法により、800nmのフィールド酸化膜42を形成
する。この酸化膜42に囲まれた素子形成領域に10n
mのゲート酸化膜43(1) 、150nmのドープした多
結晶層43(2) 、150nmの珪化タングステン(WS
i2 )膜43(3) 、SiN膜43(4) を順次堆積した
後、これをゲート形状にエッチングで加工して積層膜を
設ける。
【0036】この状態で、ドーズ量5×1013cm-2の
BF2 を加速電圧15keVでイオン注入し、ゲート両
脇にLDD領域を予め作製し、さらにSiN膜43(5)
を150nmの厚さに堆積した後、異方性エッチングで
加工してゲートの側壁にSiN膜43(5) を残存させ
る。これにより、ゲート領域43を形成する。
BF2 を加速電圧15keVでイオン注入し、ゲート両
脇にLDD領域を予め作製し、さらにSiN膜43(5)
を150nmの厚さに堆積した後、異方性エッチングで
加工してゲートの側壁にSiN膜43(5) を残存させ
る。これにより、ゲート領域43を形成する。
【0037】次いで、このSi基板41の表面に3nm
の薄い熱酸化膜を形成し、その領域に低加速イオン注入
によって0.05μmの接合を形成し、950℃,30
秒のRTAによって活性化し、p+ 層44(1) を形成す
る。その後、イオン注入のバッファに用いた3nmの熱
酸化膜を硫酸と過酸化水素の混合溶液で処理し、HFで
剥離する。
の薄い熱酸化膜を形成し、その領域に低加速イオン注入
によって0.05μmの接合を形成し、950℃,30
秒のRTAによって活性化し、p+ 層44(1) を形成す
る。その後、イオン注入のバッファに用いた3nmの熱
酸化膜を硫酸と過酸化水素の混合溶液で処理し、HFで
剥離する。
【0038】次いで、露出したSi基板41の表面上を
硫酸と過酸化水素の混合溶液で再度処理して、カーボン
(C)系及びCu以外の金属の表面汚染を除去した後、
Cu系表面汚染を塩酸と過酸化水素の混合溶液で処理す
る。続いて、このn型のSi基板41の表面上にできた
薄いSiO2 膜を希弗酸で洗浄剥離後、溶存酸素濃度が
10ppb以下の超純水で流水洗浄する。このときのS
i表面上はできるだけ清浄かつ平坦な表面となるのが望
ましい。
硫酸と過酸化水素の混合溶液で再度処理して、カーボン
(C)系及びCu以外の金属の表面汚染を除去した後、
Cu系表面汚染を塩酸と過酸化水素の混合溶液で処理す
る。続いて、このn型のSi基板41の表面上にできた
薄いSiO2 膜を希弗酸で洗浄剥離後、溶存酸素濃度が
10ppb以下の超純水で流水洗浄する。このときのS
i表面上はできるだけ清浄かつ平坦な表面となるのが望
ましい。
【0039】次いで、図4(b)に示すように、Ti膜
47を選択CVD法により、Ti/Si界面でシリサイ
ドを形成する温度以下で、露出したSi表面にのみ堆積
させる。そして、これを約460℃近傍で30分熱処理
することによって、p+ 層44を形成した。
47を選択CVD法により、Ti/Si界面でシリサイ
ドを形成する温度以下で、露出したSi表面にのみ堆積
させる。そして、これを約460℃近傍で30分熱処理
することによって、p+ 層44を形成した。
【0040】次いで、図4(c)に示すように、Ti/
Si界面を熱処理した温度以下である400℃以下の温
度で基板全面に絶縁膜45を堆積し、その後にコンタク
トを開孔し、プラグ46を形成する。
Si界面を熱処理した温度以下である400℃以下の温
度で基板全面に絶縁膜45を堆積し、その後にコンタク
トを開孔し、プラグ46を形成する。
【0041】上記の方法で作製した素子のI−V特性を
評価した結果、通常のイオン注入で作製した接合と比較
して、接合リーク電流の低減された良好なp+ /n接合
が得られた。これは、通常のイオン注入でp+ /n接合
を作製した後に、熱拡散で形成したp+ 接合面がイオン
注入欠陥,転位の存在する領域よりも基板側へ伸び、新
たなp+ 接合面を形成すると共に、基板中でアクセプタ
として働き、p+ 接合中の欠陥を補填した効果も存在し
ているからと考えられる。
評価した結果、通常のイオン注入で作製した接合と比較
して、接合リーク電流の低減された良好なp+ /n接合
が得られた。これは、通常のイオン注入でp+ /n接合
を作製した後に、熱拡散で形成したp+ 接合面がイオン
注入欠陥,転位の存在する領域よりも基板側へ伸び、新
たなp+ 接合面を形成すると共に、基板中でアクセプタ
として働き、p+ 接合中の欠陥を補填した効果も存在し
ているからと考えられる。
【0042】図5に、印加電圧1Vのときの接合リーク
低減の、Ti/Si界面におけるシリサイド形成前の熱
処理温度依存性を示している。接合リーク低減の効果は
300〜600℃の温度範囲で比較的良好に達成でき、
シリサイド形成前でTi/Si相互拡散の生じている4
60℃近傍において、特に顕著な接合リークの低減が達
成できる。 (変形例)なお、本発明は上述した各実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態に用いたTiは、Si基板
中でアクセプタを形成、かつ遷移金属/Si界面の相互
拡散においてSiの拡散速度が速い(いわゆるSiが拡
散種)、或いは遷移金属とSiの相互拡散速度が同程度
の遷移金属を用いて接合を形成した例であり、本発明の
最も望ましい効果が得られる物質である。しかし、必ず
しも基板中でのイオンの極性と拡散速度の特性を同時に
合わせ持つ必要は必ずしもない。
低減の、Ti/Si界面におけるシリサイド形成前の熱
処理温度依存性を示している。接合リーク低減の効果は
300〜600℃の温度範囲で比較的良好に達成でき、
シリサイド形成前でTi/Si相互拡散の生じている4
60℃近傍において、特に顕著な接合リークの低減が達
成できる。 (変形例)なお、本発明は上述した各実施形態に限定さ
れるものではない。実施形態に用いたTiは、Si基板
中でアクセプタを形成、かつ遷移金属/Si界面の相互
拡散においてSiの拡散速度が速い(いわゆるSiが拡
散種)、或いは遷移金属とSiの相互拡散速度が同程度
の遷移金属を用いて接合を形成した例であり、本発明の
最も望ましい効果が得られる物質である。しかし、必ず
しも基板中でのイオンの極性と拡散速度の特性を同時に
合わせ持つ必要は必ずしもない。
【0043】Siが遷移金属に対して相対的に拡散種で
ある、或いは拡散速度が同程度である物質としては、例
えばTi,V,Mo,Pd,Hf,Ta,W,Fe,Z
r等である。さらに、遷移金属がSiに対して相対的に
拡散種である金属は、例えばV,Co,Ni,Pd,P
t,Zrである。また、Si基板中の極性の正負の状態
はその反応過程、形成方法、基板の状態によって変化す
る。
ある、或いは拡散速度が同程度である物質としては、例
えばTi,V,Mo,Pd,Hf,Ta,W,Fe,Z
r等である。さらに、遷移金属がSiに対して相対的に
拡散種である金属は、例えばV,Co,Ni,Pd,P
t,Zrである。また、Si基板中の極性の正負の状態
はその反応過程、形成方法、基板の状態によって変化す
る。
【0044】また、その遷移金属のSi基板中での拡散
係数が低ければ、熱的に浅く制御しやすい。また、上記
材料を用いて、遷移金属/Si界面で遷移金属シリサイ
ドを形成する温度に達しない温度で熱処理を行うので、
その後工程でその温度以下のプロセスを使用することが
望まれる。さらに、遷移金属を堆積する前のSi表面は
できうる限り、清浄かつ平坦であることが望ましい。例
えば、Si表面処理から遷移金属の堆積まで大気に晒さ
れない管理された雰囲気中で行われることによって、よ
り効果的に目的を達成することができる他、基板の平坦
性について言及するならばSi基板表面方位が(11
1)基板であればなお有効である。
係数が低ければ、熱的に浅く制御しやすい。また、上記
材料を用いて、遷移金属/Si界面で遷移金属シリサイ
ドを形成する温度に達しない温度で熱処理を行うので、
その後工程でその温度以下のプロセスを使用することが
望まれる。さらに、遷移金属を堆積する前のSi表面は
できうる限り、清浄かつ平坦であることが望ましい。例
えば、Si表面処理から遷移金属の堆積まで大気に晒さ
れない管理された雰囲気中で行われることによって、よ
り効果的に目的を達成することができる他、基板の平坦
性について言及するならばSi基板表面方位が(11
1)基板であればなお有効である。
【0045】また、実施形態では接合形成に用いた接合
上の遷移金属はそのまま電極として用いたが、浅い接合
を形成した後、薬液によって上記遷移金属を剥離後、形
成されたp+ /n接合上に他の金属による電極を形成す
ることも可能であることは言うまでもない。
上の遷移金属はそのまま電極として用いたが、浅い接合
を形成した後、薬液によって上記遷移金属を剥離後、形
成されたp+ /n接合上に他の金属による電極を形成す
ることも可能であることは言うまでもない。
【0046】また、実施形態ではp+ /nの例について
述べたが、金属の組み合わせによっては、n+ /pにつ
いても可能であることは言うまでもない。その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施するこ
とができる。
述べたが、金属の組み合わせによっては、n+ /pにつ
いても可能であることは言うまでもない。その他、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施するこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、金
属シリサイドを形成する高融点遷移金属をドーパントと
して用いるだけでなく、その固相反応時の相互拡散によ
って生じる、浅い高濃度の接合領域を新たな接合素子と
して用いることができる。これにより、熱的に制御され
た浅い接合を形成でき、イオン注入などによる高エネル
ギー入射によって生じる高濃度欠陥、転位のない接合を
形成できる。さらに、そのプロセスの組立によっては接
合と、電極の同時形成も可能である。
属シリサイドを形成する高融点遷移金属をドーパントと
して用いるだけでなく、その固相反応時の相互拡散によ
って生じる、浅い高濃度の接合領域を新たな接合素子と
して用いることができる。これにより、熱的に制御され
た浅い接合を形成でき、イオン注入などによる高エネル
ギー入射によって生じる高濃度欠陥、転位のない接合を
形成できる。さらに、そのプロセスの組立によっては接
合と、電極の同時形成も可能である。
【図1】第1の実施形態に係わる半導体装置の製造工程
を示す断面図。
を示す断面図。
【図2】第1の実施形態に係わるSi基板中の接合プロ
ファイルを模式的に示す図。
ファイルを模式的に示す図。
【図3】第2の実施形態に係わるMOSFETの製造工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図4】第3の実施形態に係わるMOSFETの製造工
程を示す断面図。
程を示す断面図。
【図5】第3の実施形態における接合リーク低減効果の
熱処理温度依存性を示す図。
熱処理温度依存性を示す図。
【図6】従来技術によるMOSFETの製造工程を示す
断面図。
断面図。
11,31,41…シリコン基板 12,37,47…Ti膜(高融点遷移金属) 13,34,44…p+ 層(拡散接合領域) 32,42…フィールド酸化膜 33,43…ゲート領域 35,45…層間絶縁膜 36,46…プラグ
Claims (3)
- 【請求項1】半導体基板の表面部に、遷移金属をドーパ
ントとして用いる接合を有することを特徴とする半導体
装置。 - 【請求項2】半導体基板の表面部に遷移金属をドーパン
トとして用いた接合を有する半導体装置の製造方法にお
いて、 前記半導体基板の表面上に遷移金属を堆積する工程と、
前記半導体基板と遷移金属が化合物を形成する温度に達
しない温度で、かつ前記半導体基板と遷移金属の相互拡
散が生じる温度領域で固相反応を行う熱処理工程とを含
むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】第1導電型の半導体基板の表面部に第2導
電型の第1の不純物拡散層を形成する工程と、前記半導
体基板の表面上に遷移金属を堆積する工程と、前記半導
体基板と遷移金属が化合物を形成する温度に達しない温
度で、かつ前記半導体基板と遷移金属の相互拡散が生じ
る温度領域で固相反応を行い、前記第1の不純物拡散層
と同等或いはそれよりも深い位置まで第2導電型の第2
の不純物拡散層を形成する工程とを含むことを特徴とす
る半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6878896A JPH09260658A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6878896A JPH09260658A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09260658A true JPH09260658A (ja) | 1997-10-03 |
Family
ID=13383821
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6878896A Pending JPH09260658A (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | 半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09260658A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012038810A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
-
1996
- 1996-03-25 JP JP6878896A patent/JPH09260658A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012038810A (ja) * | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Fuji Electric Co Ltd | 半導体装置およびその製造方法 |
| US9680033B2 (en) | 2010-08-04 | 2017-06-13 | Fuji Electric Co., Ltd. | Semiconductor device and manufacturing method thereof |
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