JPH09262230A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH09262230A
JPH09262230A JP8077447A JP7744796A JPH09262230A JP H09262230 A JPH09262230 A JP H09262230A JP 8077447 A JP8077447 A JP 8077447A JP 7744796 A JP7744796 A JP 7744796A JP H09262230 A JPH09262230 A JP H09262230A
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JP
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ray beam
ray
detector
beam generation
generation source
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JP8077447A
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English (en)
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Tatsuro Suzuki
達郎 鈴木
Yasuo Saito
泰男 齊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ヘリカルスキャンを効果的に行う
ことで、高画質の画像データを得ることが可能なX線C
T装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 X線を寝台上の被検体に曝射する複数の
X線ビーム発生源9と、X線ビーム発生源9から曝射さ
れたX線を検出する検出器15と、前記複数のX線ビー
ム発生源9を前記被検体の回りに回転させる回転手段
と、前記複数のX線ビーム発生源9の前記回転軸方向の
間隔を設定するX線ビーム発生源スライド部11と、を
有して前記少なくとも2つのX線発生源9を回転させる
と共に寝台を回転軸方向に移動してヘリカルスキャンを
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT装置に関
し、特に、ヘリカルスキャンを行うX線CT装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、X線ビームを曝射するX線ビーム
発生源(X線管)等を備える回転部を連続的に回転させ
る連続回転型CTが種々提案されている。このような連
続回転型CTは、架台(ガントリー)に固定された固定
部から前記回転部への高電圧の供給や信号の伝達を行う
スリップリングや、前記固定部と回転部との信号の伝達
を行う光を媒体にした信号伝達手段を用いることによっ
て実現されている。また、この連続回転型CTには、連
続回転型の第三世代CTと、連続回転型の第四世代CT
とがある。
【0003】連続回転型の第三世代CTは、X線ビーム
発生源毎にこのX線ビーム発生源と同期して回転する検
出器を有する。前記検出器としては、一列検出器と二次
元検出器があり、ぞれぞれ図38(a),(b)に示
す。図38(a)に示すように一列検出器100は、X
線ビーム発生源101から曝射されるX線ビームに対応
させて検出部103を円弧状(もしくは直線状)に一列
に配列したものである。また、二次元検出器110は、
図38(b)に示すようにX線ビーム発生源111の回
転軸方向(以下、単に回転軸方向と記す)に円弧状の検
出部列113を複数有している。尚、二次元検出器とし
ては、二列の検出部列を有する検出器、直線状の検出部
列を有する平面検出器、イメージインテンシファイア
(I.I.)も含むものである。
【0004】連続回転型の第四世代CTを図39に示
す。図39に示すように連続回転型の第四世代CTは、
回転軸を中心に所定の円周上を回転するX線ビーム発生
源121と、台架に固定され、前記回転軸を中心とし、
内面を検出面とする円筒状に配列した検出器123とを
有している。
【0005】また、複数のX線ビーム発生源をとそれに
対応する検出器を持ち、前記X線ビーム発生源をその回
転軸と平行な方向に移動させる移動手段を有するX線C
T装置において、スライス厚に応じて前記X線ビーム発
生源を移動可能としたものが提案されている。尚、X線
ビーム発生源と、このX線ビーム発生源と同期して回転
する検出器とを有する第三世代CTの場合には、X線ビ
ーム発生源とともに検出器も回転軸と平行な方向に移動
させることを含んでいる。ここでスライス厚とは、入射
したX線に対する検出器列の回転軸方向感度分布の半値
幅を回転中心に投影した値として定義されるのが一般的
である。尚、その検出器列に入射するファン状のX線ビ
ームの回転中心における厚さと考えても良い。
【0006】前記X線ビーム発生源をその回転軸と平行
な方向に移動させるのは、スライス厚を変更した場合、
撮影されない部分やオーバーラップして撮影される部分
が生じるのを防ぐためである。これにより、いずれのス
ライス厚を選択しても連続した複数スライスのコンベン
ショナルスキャンを行うことが可能となる。尚、コンベ
ンショナルスキャンとは、スキャン中に被検体を載置す
る天板の移動を行わないスキャンモードである。
【0007】また、連続回転型の第三世代CT、連続回
転型の第四世代CTでは、前記回転部の回転とともに連
続的に天板を移動させることで、被検体の画像データを
螺旋状に収集するヘリカルスキャンを行うことも可能で
ある。さらに、連続回転型の第三世代CT、連続回転型
の第四世代CTにおいて、二次元検出器を有するもので
ヘリカルスキャンを行った場合は、ヘリカルスキャンの
速度向上、スライス方向分解能向上、パーシャルボリュ
ームアーチファクト(単位体積の一部を占める異なる物
質の割合によりCT値が変化することによって生じるア
ーチファクト)の軽減といった効果がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一列検
出器を有するX線CT装置(連続回転型の第三世代C
T、連続回転型の第四世代CTを含む)におけるヘリカ
ルスキャンの軌跡は、横軸に被検体における回転軸方向
のスキャン位置、縦軸にX線ビーム発生源または検出器
の回転角度をとると、図40のように表される。このヘ
リカルスキャンの軌跡は、三次元的に考えると、回転軸
を中心とした螺旋軌道となる。
【0009】ここで回転軸方向のスキャン位置とは、X
線ビーム発生源の焦点と対象とする検出器列へ入射した
X線の回転軸方向の中央とで規定される平面と回転軸と
の交点の位置により表す。その検出器列に入射するファ
ン状X線ビームのビーム厚方向の中央が回転軸と交わる
点と考えても良い。
【0010】近年、回転軸方向のスキャン速度(ヘリカ
ルスキャン速度)を高速化することが求められている
が、1回転当たりの点板送り速度を固定したとすると、
前記高速化のためには、回転部の速度を高速化しなけれ
ばならない。しかし、前記回転部の高速化は、機構的に
限界があり、ヘリカルスキャン速度は、回転機構の能力
により限定されてしまうという問題がある。
【0011】高速でヘリカルスキャンを行う方法とし
て、n列の検出器(二次元検出器)を使用する方法があ
る。このn列の検出器を有するX線CT装置の場合に
は、1回転当たりの天板送りをトータルのスライス厚と
一致させた場合、ヘリカルスキャン速度をn倍とするこ
とができる。
【0012】二次元検出器として例えば三列検出器を有
するX線CT装置におけるヘリカルスキャンの軌跡は、
横軸に被検体における回転軸方向のスキャン位置、縦軸
にX線ビーム発生源または検出器の回転角度をとると、
図41のように表される。このヘリカルスキャンの軌跡
は、三次元的に考えると、回転軸を中心とした複数の螺
旋軌道となる。
【0013】しかし、X線ビーム発生源を含んで回転軸
に垂直な面(ミッドプレーン)から離れた検出器列とな
るにしたがって、核検出器列に入るX線ビームは、前記
ミッドプレーンに対する角度(コーン角度)が大きくな
るため画質劣化を招く。つまり、高速とはなるが、画質
は低下することになる。
【0014】以上のように高画質かつ高速なヘリカルス
キャンを行うことは、従来の方法では限界がある。そこ
で、前記コーン角度の影響のない高速ヘリカルスキャン
の方法として、複数のX線ビーム発生源を有するX線C
T装置でのヘリカルスキャンが考えられる。
【0015】しかし、前記コンベンショナルスキャンで
連続した複数スライスが撮れるようにX線ビーム発生源
の回転軸方向の位置を固定すると、複数のX線ビーム発
生源によるヘリカルスキャンの軌跡は等間隔にならない
という問題が生じる。これを2つのX線ビーム発生源を
有するX線CT装置を例にとって説明する。
【0016】例えば、図42に示すように、2つのX線
ビーム発生源A,Bが、角度120度、回転軸方向の間
隔ICONVに設定され、コンベンショナルスキャンが行わ
れるとする。このとき、連続した2つのスライス画像を
得るためには、スライス厚を間隔ICONVとすることにな
る。
【0017】しかしこの間隔ICONVのまま天板スライド
量を1回転当たり、間隔ICONVの2倍としたヘリカルス
キャンを行うと、図43に示すように、X線ビーム発生
源Aによる軌跡からX線ビーム発生源Bによる軌跡まで
の回転軸方向の間隔Ihel1と、X線ビーム発生源Bによ
る軌跡からX線ビーム発生源Aによる軌跡までの回転軸
方向の間隔Ihel2とは異なる値となり、2つのヘリカル
スキャンの軌跡は等間隔にならない(Ihel1≠Ihel2
2×ICONV=Ihel1+Ihel2)。
【0018】図43において、各スライス厚を間隔I
CONVとしたとき、スライス厚を考慮して図に示すと図4
4のようになる。このような等間隔でないヘリカルスキ
ャンではその軌跡に重なりやギャップができてしまうこ
とが分かる。このため、オーバーラップしてスキャンし
た部分とスキャンしてない欠落部分が生じ、画質の劣化
となる。
【0019】また、図45に示すように3つのX線ビー
ム発生源C,D,Eが角度120度、回転軸方向間隔I
CONVに設定され、コンベンショナルスキャンが行われた
とする。しかしこの間隔ICONVのまま天板スライド量を
1回転当たり、間隔ICONVの3倍としたヘリカルスキャ
ンを行うと、図46に示すように、3つのX線ビーム発
生源C,D,Eによるヘリカルスキャンの軌跡は互いに
重なってしまうことになる。このように、コンベンショ
ナルスキャンのX線ビーム発生源の間隔の設定ではヘリ
カルスキャンには適用できないことが分かる。
【0020】従って、コンベンショナルスキャンのX線
ビーム発生源の間隔の設定をヘリカルスキャンに適用し
た場合、それぞれのX線ビーム発生源に対応したヘリカ
ルスキャンの軌跡が等間隔でなく、スライス厚を考慮す
ると、その軌跡にはオーバーラップや欠落部分が生じ、
画質の劣化を招くという問題がある。
【0021】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、ヘリカルスキャンを効果的に行うことで、高画質の
画像データを得ることが可能なX線CT装置を提供する
ことを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、X線を寝台上の被検体に曝射する複数のX線
ビーム発生源と、このX線ビーム発生源から曝射された
X線を検出する検出器と、前記複数のX線ビーム発生源
を前記被検体の回りに回転させる回転手段と、前記複数
のX線ビーム発生源の回転軸方向の間隔を設定する設定
手段とを有して前記少なくとも2つのX線発生源を回転
させると共に寝台を回転軸方向に移動してヘリカルスキ
ャンを行うことを要旨とする。
【0023】本発明のX線CT装置にあっては、X線ビ
ーム発生源設定手段により、ヘリカルスキャンに使用さ
れる少なくとも2つのX線ビーム発生源の前記回転軸方
向の間隔が設定されるので、ヘリカルスキャンを効果的
に行うことができ、高画質の画像データを得ることがで
きる。
【0024】また、前記設定手段は、ヘリカルスキャン
に使用する少なくとも2つの前記X線ビーム発生源のヘ
リカルスキャンによる螺旋軌道が互いに等間隔となるよ
うに前記複数のX線ビーム発生源の前記回転軸方向の間
隔を設定するようにしても良い。この場合、コーン角度
の影響の無いマルチスライスヘリカルスキャンが可能と
なる。さらに、前記設定手段は、ヘリカルスキャンをす
る回転軸方向の領域を複数の領域に分け、それぞれの領
域に対し1つのX線ビーム発生源とその対応した検出器
でヘリカルスキャンを行うように、ヘリカルスキャンに
使用する少なくとも2つの前記X線ビーム発生源の回転
軸方向の間隔を設定するようにしても良い。この場合、
回転軸方向の領域を複数の領域に分け、それぞれの領域
に対し、1つのX線びーむ発生源と対応した検出器でヘ
リカルスキャンをするように設定する。これにより、前
記ヘリカルスキャンの軌道が互いに等間隔となるように
設定する場合と比べ、高画質(同じスキャン速度の場
合)となる。さらに、前記設定手段は、前記領域の数を
前記X線ビーム発生源の数と同一数とし、それぞれの領
域に対して1つのX線ビーム発生源と対応した検出器で
ヘリカルスキャンを行うように前記複数のX線ビーム発
生源の回転軸方向の間隔を設定するようにしても良い。
この場合、1回でヘリカルスキャンが完了する。さら
に、前記設定手段は、前記領域の境界についてはオーバ
ーラップさせてヘリカルスキャンを行うように前記ヘリ
カルスキャンに使用する少なくとも2つの前記X線ビー
ム発生源の前記回転軸方向の間隔を設定するようにして
も良い。この場合、この場合、互いの領域のデータを使
用しないで再構成できるので、境界部の画質が向上す
る。また、前記検出器により収集されたデータの内、前
記オーバーラップさせた部分の少なくとも一部について
は、重み付けを線形とした加算平均を行うようにしても
良い。この場合、境界部でのアーチファクトや不連続性
を無くすことができる。また、前記設定手段は、ヘリカ
ルスキャンに使用する少なくとも2つのX線ビーム発生
源のヘリカルスキャンによる螺旋軌道の少なくとも一部
が同一螺旋軌道となるように前記少なくとも2つのX線
ビーム発生源の前記回転軸方向の間隔を設定するように
しても良い。この場合、ヘリカルスキャンによる螺旋軌
道の異なりが原因のアーチファクトを無くすことができ
る。また、前記X線ビーム発生源は、ヘリカルスキャン
を行う領域にのみX線を曝射するようにその曝射のタイ
ミングがそれぞれ制御されるようにしても良い。この場
合、被爆を最小限に抑えることができる。また、前記検
出器は、対応するX線ビーム発生源と共に同期して前記
回転手段により回転されるようにしても良い。さらに、
前記検出器は、内面を検出面とする円筒状のものとして
も良い。また、前記設定手段は、X線ビーム発生源と共
に対応する検出器も前記回転軸方向に前記X線ビーム発
生源と同一量だけ移動させるようにしても良い。この場
合、X線入射位置が一定となるので検出器感度を常に同
じに保つことができる。また、検出器の回転軸方向の幅
を小さくすることができる。さらに、前記設定手段は、
前記X線ビーム発生源と、それに対応する検出器を同一
の固定部材上に固定して前記固定部材ごと前記X線ビー
ム発生源と前記検出器を移動させるようにしても良い。
この場合、X線発生源と検出器の移動量が同じであるこ
とを保証できる。また、前記検出器は、検出セグメント
を二次元的に配列した二次元検出器としても良い。ま
た、前記ヘリカルスキャンを複数回、一連のシーケンス
として行う手段をさらに備えるようにしても良い。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面を参照して説明する。図1は本発明に係るX線CT
装置の第1の実施形態を示したブロック図である。尚、
第1の実施携帯のX線CT装置1は、2つのX線ビーム
発生源を有する場合である。
【0026】第1の実施形態のX線CT装置1は、ヘリ
カルスキャンにおいて2つのX線ビーム発生源による軌
跡が、互いに等間隔の螺旋軌道となるように前記2つの
X線ビーム発生源の間隔を設定するものである。尚ここ
では、連続回転型の第3世代CTに適用した場合を例に
して説明する。
【0027】図1に示すように、第1の実施形態のX線
CT装置1は、中央制御ユニット3と、高電圧発生器5
と、架台コントローラ7と、X線ビーム発生源9-1,9
-2と、X線ビーム発生源スライド部11と、プリコリメ
ータコントローラ13と、検出器15-1,15-2と、デ
ータ収集部17-1,17-2と、画像再構成ユニット19
と、画像表示ユニット21と、データ保存ユニット23
と、寝台25と、寝台コントローラ27と、天板スライ
ドコントローラ29とを有している。
【0028】中央制御ユニット3は、操作者により図示
しない入力装置を用いて入力されたヘリカルスキャン条
件を基に、ヘリカルスキャンにおいて、X線ビーム発生
源9-1,9-2による軌跡が、互いに等間隔の螺旋軌道と
なるようにX線ビーム発生源9-2の設定位置を演算する
とともに、X線ビームの曝射タイミングを演算する。ま
た、中央制御ユニット3は、前記X線ビーム発生源9-2
の設定位置と、X線ビーム発生源スライド制御信号と、
前記入力されたヘリカルスキャン条件とを基にして、X
線ビーム発生源9-2の設定位置を示すX線ビーム発生源
スライド制御信号と、プリコリメータ幅を示すプリコリ
メータ幅制御信号とを架台コントローラ7に出力し、ま
た、前記X線ビームの曝射タイミングを示すX線ビーム
曝射タイミング制御信号を高電圧発生器5に出力し、さ
らに、データ収集のタイミングを示すデータ収集制御信
号をデータ収集部17-1,17-2に出力し、さらに、天
板25aの移動量を示す天板スライド制御信号を寝台コ
ントローラ27に出力する。
【0029】高電圧発生器5は、中央制御ユニット3か
ら出力されたX線ビーム曝射タイミング制御信号を基
に、X線管9a-1,9a-2に対し、電子加速用高電圧と
フィラメント加熱用電流を供給する。尚ここでは、2つ
のX線ビーム発生源9-1,9-2で1つの高電圧発生器5
を共用しているが、X線ビーム発生源9-1,9-2毎に高
電圧発生器5を備えるようにしても良い。
【0030】架台コントローラ7は、中央制御ユニット
3から出力されたX線ビーム発生源スライド制御信号を
X線ビーム発生源スライド部11に対して出力する。さ
らに架台コントローラ7は、中央制御ユニット3から出
力されたプリコリメータ幅制御信号をプリコリメータコ
ントローラ13に対して出力する。さらに、架台コント
ローラ7は、中央制御ユニット3から出力された制御信
号を基に、図示しない回転部の回転制御を行う。
【0031】X線ビーム発生源9-1,9-2は、X線を曝
射するX線管9a-1,9a-2と、X線管9a-1,9a-2
のX線曝射側に設けられたスリット状の開口部(図示せ
ず)を備えるプリコリメータ9b-1,9b-2を有し、高
電圧発生器5から供給される電子加速用高電圧とフィラ
メント加熱用電流によってX線管9aから曝射したX線
を、プリコリメータ9b-1,9b-2を介してファンビー
ムとして曝射する。
【0032】X線ビーム発生源スライド部11は、架台
コントローラ7から出力されたX線ビーム発生源スライ
ド制御信号を基に、X線ビーム発生源9-2の位置をスラ
イドする。図2(a),(b)にX線ビーム発生源スラ
イド部11の一例を示す。尚、図2(a)はX線ビーム
発生源スライド部11の正面図であり、図2(b)はそ
の側面図である。
【0033】図2に示すようにX線ビーム発生源スライ
ド部11は、回転部のフレーム41の上面に設けられた
アクチュエータ43と、アクチュエータ43に接続され
たボールネジ軸45と、ボールネジ軸45の回転角度に
応じてボールネジ軸45上を移動するボールネジブロッ
ク49とを有する。このボールネジブロック49上にス
ライドフレーム47を介してX線ビーム発生源9-2が設
置されている。また、ボールネジ軸45の両端部に対応
するフレーム41上にはガイド51がそれぞれ設けられ
ている。尚、ボールネジ軸45、ボールネジブロック4
9およびガイド51は、プリコリメータを挟み、両側に
それぞれ設けられている。尚、アクチュエータ43の回
転は図示しないベルトを介して他方のボールネジ軸45
に伝達される。
【0034】このため、アクチュエータ43を回転させ
ることにより、ガイド51内をボールネジブロック49
がボールネジ軸45に沿って移動し、これにより、ボー
ルネジブロック49の上面のスライドフレーム47に設
置されたX線ビーム発生源9-2が移動する。尚、アクチ
ュエータ41の回転量は、架台コントローラ7から出力
されるX線ビーム発生源スライド制御信号を基に、X線
ビーム発生源スライドコントローラ53によって制御さ
れる。また、アクチュエータ43としては、位置制御サ
ーボコントローラとモータを使用しても良いし、パルス
モータを使用しても良い。
【0035】尚、X線ビーム発生源スライド部11は、
X線ビーム発生源9-2から曝射されるX線ビームを回転
軸方向に移動できれば、いずれのものを用いても良い。
例えばX線ビーム発生源9-2内部でターゲットとカソー
ドを回転軸方向に移動させる。X線ビーム発生源9-2内
部で複数のターゲットとカソードを設け、使用するター
ゲットとカソードを切り換える。また、この切り換えと
前記ターゲットとカソードの移動を組み合わせる。ま
た、電子ビームを電磁界により振り、X線ビーム焦点位
置を移動させる。さらに、前記のものを組み合わせる。
等がある。
【0036】プリコリメータコントローラ13-1,13
-2は、架台コントローラ7から出力されたプリコリメー
タ幅制御信号を基に、プリコリメータ9b-1,9b-2を
このプリコリメータ幅制御信号に対応するスリット幅
(プリコリメータ幅)にする。
【0037】検出器15-1,15-2は、X線ビーム発生
源9-1,9-2から曝射され、被検体を通過したX線を電
気信号に変換する。また、検出器15-2は、図3に示す
ようにX線ビーム発生源9-2を最大移動幅L移動させて
もX線ビームを検出可能な幅を有する。尚、図3では、
X線ビーム発生源9-2や検出器15-2の回転方向の取り
付け角度差を説明の都合上0として示しているが、実際
にはこれらが互いに干渉しないように取り付け角度差が
設定されなければならない。
【0038】また、検出器15-1,15-2としては、図
1(a)に示す一列検出器100と同様、検出部を円弧
状(もしくは直線状)に一列に配列したものでも良い
し、図(1)(b)に示す二次元検出器110同様、検
出部列を複数有したものでも良い。また、二次元検出器
としては、二列の検出部列を有する検出器、直線状の検
出部列を有する平面検出器、イメージインテンシファイ
ア(I.I.)も含むものである。
【0039】データ収集部17-1,17-2は、検出器1
5-1,15-2により変換された電気信号を、中央制御ユ
ニット3から出力されたデータ収集制御信号に対応させ
て収集し、画像再構成ユニット19に供給する。
【0040】画像再構成ユニット19は、データ収集部
17-1,17-2から供給される電気信号を、中央制御ユ
ニット3から出力された制御信号を基に、画像データと
して再構成する。
【0041】画像表示ユニット21は、モニタ(図示せ
ず)を備え、画像再構成ユニット19により再構成され
た画像データを、中央制御ユニット3から出力された制
御信号を基に、前記モニタ上に表示する。
【0042】データ保存ユニット23は、メモリや磁気
ディスク(図示せず)を備え、画像再構成ユニット19
により再構成された画像データを、中央制御ユニット3
からデータ保存ユニット23に出力された制御信号を基
に、前記メモリや磁気ディスクに保存する。
【0043】寝台25は、回転軸方向と、上下方向に移
動可能な天板25aから成る。この天板25aの上面に
は被検体が載置される。
【0044】寝台コントローラ27は、中央制御ユニッ
ト3から出力された制御信号を基に、天板25aの移動
量を指示する制御信号を天板スライド部29に出力す
る。
【0045】天板スライド部29は、寝台コントローラ
27から出力された制御信号を基に、天板29aを移動
させる。
【0046】尚、中央制御ユニット3、画像再構成ユニ
ット19、画像表示ユニット21、データ保存ユニット
23および図示しない入力装置によりコンソール31を
構成している。この中央制御ユニット3、画像再構成ユ
ニット19、画像表示ユニット21、データ保存ユニッ
ト23および図示しない入力装置は、システムバス33
aにそれぞれ接続され、相互に信号の送受信が可能であ
る。
【0047】また、高電圧発生器5、架台コントローラ
7、X線ビーム発生源9、X線ビーム発生源スライド部
11、プリコリメータコントローラ13、検出器15-
1,15-2およびデータ収集部17-1,17-2は、架台
33内に設けられている。
【0048】次に、第1の実施形態のX線CT装置1の
動作を、図4に示す中央制御ユニット3の診断開始まで
の動作の流れを示すフローチャートを参照して説明す
る。
【0049】まず、操作者は、ヘリカルスキャン条件を
コンソール31の図示しない入力装置を用いて入力す
る。
【0050】ヘリカルスキャン条件が入力されると中央
制御ユニット3は、ヘリカルスキャンにおいて、X線ビ
ーム発生源9-1,9-2による軌跡が、互いに等間隔の螺
旋軌道となるようにX線ビーム発生源9-2の設定位置を
演算するとともに、X線ビームの曝射タイミングを演算
する(ステップS1)。
【0051】ここで、ヘリカルスキャンにおいて、X線
ビーム発生源9-1,9-2による軌跡が、互いに等間隔の
螺旋軌道となるようにX線ビーム発生源9-2の位置を設
定する例を説明する。
【0052】2つのX線ビーム発生源9-1,9-2を有す
る場合、横軸に被検体における回転軸方向のスキャン位
置、縦軸にX線ビーム発生源または検出器の回転角度を
とると、ヘリカルスキャンにおいてX線ビーム発生源9
-1,9-2による軌跡は図5のように表される。
【0053】このとき、X線ビーム発生源9-1の相対的
な位置は固定であるため、X線ビーム発生源9-2の位置
は、X線ビーム発生源9-2による軌跡が、図5に実線で
示すX線ビーム発生源9-1による軌跡の中間となるよう
に演算する。即ち、X線ビーム発生源9-1による軌跡か
らX線ビーム発生源9-2による軌跡までの回転軸方向の
間隔Ihel1と、X線ビーム発生源9-2による軌跡からX
線ビーム発生源9-1による軌跡までの回転軸方向の間隔
hel2が等しくなる位置を演算する。
【0054】例えばX線ビーム発生源9-1に対してX線
ビーム発生源9-2が120度回転した位置に設けられ、
天板25aの回転軸方向の移動量が1回転当たりS(m
m)である場合、X線ビーム発生源9-1に対するX線ビ
ーム発生源9-2の位置xは、以下に示す式(1)から演
算される。 x=S/6…(1)
【0055】また、図5に示すようにX線ビーム発生源
9-1に対するX線ビーム発生源9-2の位置が設定され場
合のX線ビームの曝射タイミングの例を図6(a),
(b)に示す。尚、図6(a),(b)中、横軸は時間
(天板移動距離)を示している。
【0056】図6(a)は、X線ビームの曝射を撮影領
域のみに限定する場合の例である。即ち、X線ビーム発
生源9-1とX線ビーム発生源9-2の回転軸方向の位置が
異なるので、X線ビーム発生源9-1のX線ビーム曝射開
始と終了のタイミングは、X線ビーム発生源9-2のX線
ビーム曝射開始と終了のタイミングよりそれぞれ遅くな
る。この場合、X線ビームの曝射を撮影領域のみに限定
するので、被検体の被爆量を最小限に抑えることができ
る。
【0057】図6(b)は、X線ビームの曝射をX線ビ
ーム発生源9-1とX線ビーム発生源9-2同時に行う場合
の例である。即ち、一方が撮影領域内に入りX線ビーム
の曝射が開始された時、他方も同時にX線ビームの曝射
を開始し、また、双方が撮影領域外に出るまで、双方と
もX線ビームの曝射を終了しない。この場合、図6
(a)に示す場合に比べ、X線ビームの曝射時間は変わ
らないが、双方とも同時に曝射開始、終了である分、被
爆量が増える。しかしながら、双方とも同時に曝射開
始、終了であるので、X線ビームの曝射タイミングの制
御は簡単になる。尚、一般に指定されたX線量を安定し
て曝射するまでには所定の時間が掛かるが、上記の説明
においては、X線ビーム曝射が安定するまでの時間は除
いている。
【0058】中央制御ユニット3は、操作者により入力
されたヘリカルスキャン条件と、前記演算されたX線ビ
ーム発生源3設定位置とから、X線ビーム発生源9のス
ライド量を示すX線ビーム発生源スライド制御信号と、
プリコリメータ幅を示すプリコリメータ幅制御信号とを
架台コントローラ7に出力する(ステップS3)。ま
た、中央制御ユニット3は、前記演算されたX線ビーム
の曝射タイミングから、曝射タイミングを示すX線ビー
ム曝射タイミング制御信号を高電圧発生器5に出力する
(ステップS5)。さらに、中央制御ユニット3は、デ
ータ収集のタイミングを示すデータ収集制御信号をデー
タ収集部17-1,17-2に出力し、天板25aの移動量
を示す天板移動制御信号を寝台コントローラ27に出力
する(ステップS7,S9)。
【0059】X線ビーム発生源スライド制御信号とプリ
コリメータ幅制御信号が中央制御ユニット3から出力さ
れると架台コントローラ7は、X線ビーム発生源スライ
ド制御信号をX線ビーム発生源スライド部11に出力す
るとともに、プリコリメータ幅制御信号をプリコリメー
タコントローラ13-1,13-2に出力する。また架台コ
ントローラ7は、中央制御ユニット3からの指示に従っ
て図示しない回転部の回転速度を決定する。
【0060】次いで、X線ビーム発生源スライド部11
では、X線ビーム発生源スライド制御信号が架台コント
ローラ7から出力されると、これを基にX線ビーム発生
源9-2の位置を、X線ビーム発生源スライドコントロー
ラ53とアクチュエータ41を介して移動する。尚、X
線ビーム発生源9-2移動の際、X線ビーム発生源9-2以
外に、回転軸方向の重量バランスを保つための錘(図示
せず)が取り付けられている場合は、この錘も同時に移
動させるようにする。
【0061】また、プリコリメータコントローラ13-
1,13-2は、プリコリメータ幅制御信号が架台コント
ローラ7から出力されると、これを基にプリコリメータ
9b-1,9b-2のプリコリメータ幅をそれぞれ設定す
る。
【0062】そして、高電圧発生器5は、X線ビーム曝
射タイミング制御信号が中央制御ユニット3から出力さ
れると、これを基にX線ビームの曝射タイミングを決定
する。
【0063】また、データ収集部17-1,17-2は、デ
ータ収集制御信号が中央制御ユニット3から出力される
と、これを基に検出器15-1,15-2から電気信号を収
集するタイミングを決定する。
【0064】一方、寝台コントローラ27では、天板移
動制御信号が中央制御ユニット3から出力されると、天
板スライド部29に天板25aの上下方向の位置と、回
転部1回転当たりの天板25aの移動量を設定させる。
【0065】そして、操作者によりコンソール31の図
示しない入力装置を用いて診断介しキーが押されると
(ステップS11)、中央制御ユニット3は、診断開始
命令を架台コントローラ7、高電圧発生器5、データ収
集部17-1,17-2および寝台コントローラ27に出力
してヘリカルスキャンによる診断を開始する(ステップ
S13,S15)。
【0066】診断が開始されると、寝台コントローラ2
7は、前記設定された移動量で天板25aを移動させ
る。一方、X線ビーム発生源9から所定のタイミングで
X線ビームが曝射され、被検体を通過したX線が検出器
15-1,15-2により電気信号に変換される。そして、
前記変換された電気信号がデータ収集部17-1,17-2
により所定のタイミングで収集され、画像再構成ユニッ
ト19に供給される。画像再構成ユニット19では、デ
ータ収集部17-1,17-2から供給される電気信号を画
像データとして再構成する。尚、画像再構成ユニット1
9は、データ収集部17-1,17-2から供給される電気
信号を処理せず、そのままシステムバス33aを介して
直接データ保存ユニット23のメモリに保存することも
できる。また、データ収集部17-1,17-2により収集
された電気信号は常に画像再構成ユニット19まで供給
されており、画像再構成ユニット19で必要な電気信号
を中央制御ユニット3からの制御信号により取捨選択で
きるようにしても良いし、中央制御ユニット3からの信
号により、データ収集部17-1,17-2側でいずれの電
気信号を画像再構成ユニット19に供給するかを判断す
るようにしても良い。
【0067】そして、再構成された画像データは、画像
表示ユニット21のモニタ上に表示される。また、操作
者からの命令に応じてデータ保存ユニット23のメモリ
に前記画像データを保存する。
【0068】こうして、2つのX線ビーム発生源9-1,
9-2の軌跡が、互いに等間隔の螺旋軌道となるようにX
線ビーム発生源9-1,9-2の間隔が設定されてヘリカル
スキャンが行われる。
【0069】このように、第1の実施形態のX線CT装
置1では、2つのX線ビーム発生源9-1,9-2の軌跡
が、互いに等間隔の螺旋軌道となるので、ヘリカルスキ
ャンを効果的に行うことができ、高画質の画像データを
得ることができる。
【0070】尚、第1の実施形態のX線CT装置1で
は、連続回転型第3世代CTに適用した場合を例にして
説明したが、本発明はこれに限定されること無く、連続
回転型第4世代CTにも適用することができる。この場
合、内面を検出面とする円筒状の検出器は、前記図3に
示した場合と同様に、X線ビーム発生源9を最大移動幅
L移動させてもX線ビームを検出可能な幅とする。尚、
連続回転型第4世代CTに適用した場合のX線ビーム発
生源の移動は、前記X線CT装置1の場合と同様にして
行われる。
【0071】また、第1の実施形態のX線CT装置1で
は、X線ビーム発生源9を2個有する場合を例にして説
明したが、本発明はこれに限定されること無く、X線ビ
ーム発生源9を2個以上(n個)有する場合も適用する
ことができる。この場合、(n−1)個のX線ビーム発
生源スライド部11を設けるようにする。
【0072】図7は本発明に係るX線CT装置の第2の
実施形態を示したブロック図である。尚、図1で示した
ものと同一のものは同一の記号を付して詳細な説明を省
略した。また、この第2の実施形態は、連続回転型の第
3世代CTに適用されるものである。
【0073】第2の実施形態のX線CT装置60は、ヘ
リカルスキャンにおいて2つのX線ビーム発生源9-1,
9-2による軌跡が、互いに等間隔の螺旋軌道となるよう
に前記2つのX線ビーム発生源9-1,9-2の間隔および
それに対応させて2つの検出器15-1,15-2の間隔を
設定するものである。このため、図7に示すように第2
の実施形態のX線CT装置60では、図1に示す第1の
実施形態のX線CT装置1に加えて、検出器スライド部
61を設けたものである。
【0074】検出器スライド部61は、架台コントロー
ラ7から出力される検出器スライド制御信号を基に、検
出器15-2の位置をスライドする。この検出器スライド
部61は、図2(a),(b)に示すX線ビーム発生源
スライド部11と同一の構成にしても良いし、X線ビー
ム発生源9-2と検出器15-2とを同時にスライドさせる
ように構成しても良い。
【0075】図8(a),(b)に、X線ビーム発生源
スライド部11と同一の構成の検出器スライド部61の
一例を示す。尚、図8(a)は検出器スライド部61の
正面図であり、図8(b)はその側面図である。また、
図2(a),(b)で示したものと同一のものは同一の
記号を付して詳細な説明を省略した。
【0076】図8(a),(b)に示すように検出器ス
ライド部61は、X線ビーム発生源スライド部11のX
線ビーム発生源スライドコントローラ53に代えて、検
出器スライドコントローラ63を設けたものである。ア
クチュエータ41の回転量は、架台コントローラ7から
出力される検出器スライド制御信号を基に、検出器スラ
イドコントローラ63によって制御される。尚、検出器
スライド部61は、X線ビーム発生源スライド部11と
同様に動作する。
【0077】このように、第2の実施形態のX線CT装
置60では、常にX線ビーム発生源9-2に対する検出器
15-2の相対位置が一定であるため、同じX線ビーム厚
であれば、それを受ける検出器15-2上の回転軸方向の
位置は常に同一となり、検出器15-2の回転軸方向の感
度分布が一定でないことに起因する画質劣化が生じにく
くなる。
【0078】図9(a),(b)は、本発明に係るX線
CT装置の第3の実施形態を示した図である。第3実施
形態では、X線ビーム発生源9-2と検出器15-2とを同
時にスライドさせる構成の検出器スライド部61Bを有
するものである。このため、アクチュエータはX線ビー
ム発生源9-2と検出器15-2用の2つを持つ必要はなく
1つですむ。尚、図9(a)は検出器スライド部61B
の正面図であり、図9(b)はその側面図である。
【0079】図9(a),(b)に示すように検出器ス
ライド部61Bは、略円環状の回転部ベースフレーム6
5と、この回転部ベースフレーム65の内面に摺動可能
に固定される略円環状のスライドフレーム67と、この
スライドフレーム67を回転部ベースフレーム65の内
面に沿って摺動させる検出器スライドコントローラ(図
示せず)とから成る。
【0080】検出器スライド部61Bでは、回転部ベー
スフレーム65に一方のX線ビーム発生源9-1とそれに
対応する検出器15-1とが固定され、スライドフレーム
67にもう一方のX線ビーム発生源9-2とそれに対応す
る検出器15-2が固定される。そして、スライドフレー
ム67ごとX線ビーム発生源9-2と検出器15-2を前記
検出器スライドコントローラによって回転軸方向に移動
させる。尚、回転部ベースフレーム65とスライドフレ
ーム67とが摺動する面には、ボールベアリング等が設
けられる。また、前記検出器スライドコントローラは、
図示しないアクチュエータを用いてスライドフレーム6
7を回転部ベースフレーム65の内面に沿って摺動させ
る。このアクチュエータは、前記アクチュエータ41と
同様の構成となっている。
【0081】この検出器スライド部61Bを用いた場
合、X線ビーム発生源9-2と検出器15-2を組にしてス
ライドフレーム67ごと移動させるので、X線ビーム発
生源9-2に対する検出器15-2の相対位置を高い制度で
保つことができる。
【0082】また、第3の実施形態の検出器15-2は、
図10に示すようにX線ビーム発生源9-2を移動させた
とき、それと同じだけ移動される。このため、第3の実
施形態の検出器15-2は、第1の実施形態の検出器15
-2に比べて、回転軸方向の幅が狭いものを用いることが
できる。
【0083】尚、図10では、X線ビーム発生源9-2や
検出器15-2の回転軸方向の取り付け角度差を説明の都
合上0として示しているが、実際にはこれらが互いに干
渉しないように取り付け角度差が設定されなければなら
ない。また、X線ビーム発生源9-2、検出器15-2移動
の際、X線ビーム発生源9-2、検出器15-2以外に、回
転軸方向の重量バランスを保つための錘(図示せず)が
取り付けられている場合は、この錘も同時に移動させる
ようにする。
【0084】また、図10に示した例では、2つのX線
ビーム発生源9-1,9-2(2つの検出器15-1,15-
2)の場合を説明したが、図11に示すように3つのX
線ビーム発生源9-1,9-2,9-3(3つの検出器15-
1,15-2,15-3)を用いても良い。この場合、螺旋
軌道を等間隔にするとX線ビーム発生源9-1,9-2,9
-3の設置位置は120度間隔となる。
【0085】次に、本発明に係るX線CT装置の第4の
実施形態を説明する。尚、第4の実施形態のX線CT装
置の構成は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装
置1もしくは図7に示した第2の実施形態のX線CT装
置60と同一となるので図示および詳細な説明は省略す
る。またここでは、図1、図7で示したものと同一部材
は、同一の記号を用いて説明する。
【0086】第4の実施形態のX線CT装置の中央制御
ユニット3は、X線ビーム発生源9-1と、X線ビーム発
生源9-2によるスライス厚の合計が、回転部1回転当た
りの天板25aの移動量と等しくなるようにする。
【0087】このとき、X線ビーム発生源9-1と、X線
ビーム発生源9-2によるスライス厚が操作者により指定
された場合、中央制御ユニット3は、そのスライス厚の
合計と、回転部1回転当たりの天板25aの移動量が同
一となるように、回転部1回転当たりの天板25aの移
動量を決定する。また、回転部1回転当たりの天板25
aの移動量が操作者により指定された場合、中央制御ユ
ニット3は、その天板25aの移動量と、X線ビーム発
生源9-1とX線ビーム発生源9-2によるスライス厚の合
計が同一となるように、X線ビーム発生源9-1によるス
ライス厚と、X線ビーム発生源9-2によるスライス厚を
決定する。
【0088】例えば図12に示すように、X線ビーム発
生源9-1によるスライス厚W1 と、X線ビーム発生源9
-2によるスライス厚W2 の合計(W1 +W2 )と、回転
部1回転当たりの天板25aの移動量を等しくする。
【0089】尚、図12に示す例では、X線ビーム発生
源9-1によるスライス厚W1 と、X線ビーム発生源9-2
によるスライス厚W2 と、X線ビーム発生源9-1による
軌跡からX線ビーム発生源9-2による軌跡までの回転軸
方向の間隔Ihel1と、X線ビーム発生源9-2による軌跡
からX線ビーム発生源9-1による軌跡までの回転軸方向
の間隔Ihel2とが全て等しくなるように(W1 =W2 =
hel1=Ihel2)、中央制御ユニット3は、X線ビーム
発生源9-1とX線ビーム発生源9-2との間隔と、各スラ
イス厚W1 ,W2 を決定している。
【0090】このように、第4の実施形態のX線CT装
置では、X線ビーム発生源9-1と、X線ビーム発生源9
-2によるスライス厚の合計が、回転部1回転当たりの天
板25aの移動量と等しくなるようにしているので、最
小限の曝射で撮影領域を漏れなくスキャンすることがで
きる。
【0091】次に、本発明に係るX線CT装置の第5の
実施形態を説明する。尚、第5の実施形態のX線CT装
置の構成は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装
置1もしくは図7に示した第2の実施形態のX線CT装
置60とX線ビーム発生源9、検出器17の数が異なる
のみであるので、図示および詳細な説明は省略する。ま
たここでは、図1、図7で示したものと同一部材は、同
一の記号を用いて説明する。
【0092】第5の実施形態のX線CT装置は、3つの
X線ビーム発生源9-1,9-2,9-3を120度間隔で設
けるとともに、それに対応して3つの検出器を設けたも
のである。尚、X線ビーム発生源9-3は、前記回転部に
固定され、X線ビーム発生源9-1,9-2は、それぞれ対
応するX線ビーム発生源スライド部11によって回転軸
方向に移動可能となっている。またここでは、検出器と
して一列検出器を用いている。
【0093】図12に示すように、第5の実施形態のX
線CT装置では、3つのX線ビーム発生源9-1,9-2,
9-3の設定位置が同一のミッドプレーン上、即ち、同一
面上に設定されることとなる。尚、図12中、点線で示
すX線ビーム発生源は、コンベンショナルスキャン時の
設定位置を示している。
【0094】この場合、X線ビーム発生源9-1による軌
跡からX線ビーム発生源9-2による軌跡までの回転軸方
向の間隔Ihel1と、X線ビーム発生源9-2による軌跡か
らX線ビーム発生源9-3による軌跡までの回転軸方向の
間隔Ihel2と、X線ビーム発生源9-3による軌跡からX
線ビーム発生源9-1による軌跡までの回転軸方向の間隔
hel3は等しくなる。
【0095】また、図14にX線ビーム発生源9-1,9
-2,9-3から曝射されるX線ビームの曝射タイミングを
示す。3つのX線ビーム発生源9-1,9-2,9-3の設定
位置が同一のミッドプレーン上となるので、X線ビーム
発生源9-1,9-2,9-3から曝射されるX線ビーム曝射
タイミングは、図14に示すように、3つとも同時とな
る。
【0096】このように、第5の実施形態のX線CT装
置では、3つのX線ビーム発生源9-1,9-2,9-3を1
20度間隔で設けることにより、X線ビーム発生源9-
1,9-2,9-3の設定位置が同一のミッドプレーン上と
なるので、X線ビーム曝射タイミングを容易に制御する
ことができる。
【0097】尚、第5の実施形態のX線CT装置では、
3つのX線ビーム発生源9-1,9-2,9-3を全て用いて
ヘリカルスキャンを行うが、3つのX線ビーム発生源9
-1,9-2,9-3の内2つ、または1つのみを使用してヘ
リカルスキャンを行うことも可能である。例えばX線ビ
ーム発生源9-1,9-2を使用してヘリカルスキャンを行
う場合には、2つのヘリカルスキャンの軌跡が互いに等
間隔となるように、X線ビーム発生源9-1とX線ビーム
発生源9-2との回転軸方向の間隔を設定することで実現
可能である。
【0098】また、X線ビーム発生源9-1とX線ビーム
発生源9-2との組み合わせに限らず、X線ビーム発生源
9-2とX線ビーム発生源9-3、X線ビーム発生源9-1と
X線ビーム発生源9-3でも良い。尚、X線ビーム発生源
9-1とX線ビーム発生源9-2を使用する場合は、2つの
移動量を平均化して等しくするようにすれば、X線ビー
ム発生源9-1,9-2の移動時間を短縮することができ
る。
【0099】尚、第5実施例のX線CT装置では、検出
器として一列検出器を用いているが、本発明はこれに限
定されること無く、図15に示すように検出器として二
列検出器15-1,15-2,15-3を用いても良い。この
場合も3つのX線ビーム発生源9-1,9-2,9-3の設定
位置が同一のミッドプレーン上、即ち、同一面上に設定
されることとなる。尚、図15中、点線で示すX線ビー
ム発生源は、コンベンショナルスキャン時の設定位置を
示している。
【0100】また、この場合、検出器15-1の2つの検
出器列15-1A ,15-1B による軌跡の回転軸方向の間
隔Ihel11 と、検出器15-1の検出器列15-1B による
軌跡から検出器15-2の検出器列15-2A による軌跡ま
での回転軸方向の間隔Ihel1 2 と、検出器15-2の2つ
の検出器列15-2A ,15-2B による軌跡の回転軸方向
の間隔Ihel21 と、検出器15-2の検出器列15-2B に
よる軌跡から検出器15-3の検出器列15-3A による軌
跡までの回転軸方向の間隔Ihel22 と、検出器15-3の
2つの検出器列15-3A ,15-3B による軌跡の回転軸
方向の間隔Ihe l31 と、検出器15-3の検出器列15-3
B による軌跡から検出器15-1の検出器列15-1A によ
る軌跡までの回転軸方向の間隔Ihel32 とが等しくなる
ようにする。
【0101】また、この場合も3つのX線ビーム発生源
9-1,9-2,9-3の設定位置が同一のミッドプレーン上
となるので、X線ビーム発生源9-1,9-2,9-3から曝
射されるX線ビーム曝射タイミングは、図14に示す場
合と同様に3つとも同時となる。
【0102】さらに、検出器15-1,15-2,15-3と
して3列以上の検出器の場合に対しても適用することが
できるし、他の種類の二次元検出器の場合に対しても適
用することができる。この場合、存在する全ての検出器
列を使用する必要は無く、例えば1つの検出器列のみを
使用して、互いに等間隔のヘリカルスキャン軌跡を実現
するようにしても良い。また、3列以上の検出器列を有
する検出器の場合には、その内の一部の列のみを使用し
て互いに等間隔のヘリカルスキャン軌跡を実現するよう
にしても良い。さらに、一部の検出器を使用して互いに
等間隔のヘリカルスキャン軌跡を実現するようにしても
良い。さらに、一部の検出器を使用することと、一部の
検出器列を使用することを組み合わせて、互いに等間隔
のヘリカルスキャン軌跡を実現するようにしても良い。
【0103】次に、本発明に係るX線CT装置の第6の
実施形態を説明する。尚、第6の実施形態のX線CT装
置の構成は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装
置1もしくは図7に示した第2の実施形態のX線CT装
置60とX線ビーム発生源9、検出器17の数が異なる
のみであるので、図示および詳細な説明は省略する。ま
たここでは、図1、図7で示したものと同一部材は、同
一の記号を用いて説明する。
【0104】第6の実施形態のX線CT装置は、所定の
領域毎に1つのX線ビーム発生源およびそれに対応した
検出器でヘリカルスキャンを行うものである。ここで
は、図16に示すように、3つのX線ビーム発生源9-
1,9-2,9-3を120度間隔で設けるとともに、それ
に対応して3つの検出器15-1,15-2,15-3を設
け、撮影領域を3つに分けて領域毎にヘリカルスキャン
を行う場合を例にして説明する。
【0105】図16に示す例では、X線ビーム発生源9
-1は領域a1、X線ビーム発生源9-2は領域a2、X線
ビーム発生源9-3は領域a3をヘリカルスキャンする。
【0106】またこの場合、必ずしも各領域(領域a
1、領域a2、領域a3)の大きさは同一とする必要は
ないが、同一とし、かつ、各領域の開始点の間隔をX線
ビーム発生源9-1,9-2,9-3の間隔と等しく設定した
場合には、X線ビーム曝射タイミングは、図17に示す
ように同時となり、X線ビーム曝射タイミングを容易に
制御することができる。
【0107】第6の実施形態のX線CT装置では、設定
され得る最大の回転軸方向のX線ビーム発生源間隔をI
max とすると、ヘリカルスキャンの合計の撮影領域がI
max*(X線ビーム発生源数)よりも小さい場合に適用
可能である。
【0108】このように、第6の実施形態のX線CT装
置では、領域毎に1つのX線ビーム発生源およびそれに
対応した検出器でヘリカルスキャンを行うようにしてい
るので、1つの領域内で複数の検出器を使用することが
無く、検出器間の感度差による生じる画質の劣化を防止
することができる。
【0109】尚、第6の実施形態のX線CT装置では、
X線ビーム発生源9-1,9-2,9-3から同時にX線ビー
ムを曝射するようにしているが、図18に示すようにX
線ビーム曝射タイミングをずらすことで、より広い領域
をヘリカルスキャンすることができる。
【0110】この場合、図19に示すように、まずX線
ビーム発生源9-1がX線ビームの曝射を開始する。次い
でX線ビーム発生源9-2に対応するスキャン位置が領域
a2に差し掛かった段階でX線ビーム発生源9-2もX線
ビームの曝射を開始する。同様にX線ビーム発生源9-3
も領域a3の開始点でX線ビームの曝射を開始する。そ
の後、X線ビーム発生源9-1は、そのスキャン位置が領
域a1の終了点を通過した時点でX線ビームの曝射を終
了する。同様にX線ビーム発生源9-2,9-3もそれぞれ
の領域a2,a3の終了点でX線ビームの曝射を終了す
る。
【0111】またこの場合では、設定され得る最大の回
転軸方向のX線ビーム発生源間隔をImax とすると、ヘ
リカルスキャンの合計の撮影領域がImax *(X線ビー
ム発生源数)よりも大きい場合に適用するのが一般的で
ある。
【0112】また、第6の実施形態のX線CT装置で
は、3つのX線ビーム発生源9-1,9-2,9-3を全て用
いてヘリカルスキャンを行うが、3つのX線ビーム発生
源9-1,9-2,9-3の内2つ、または1つのみを使用し
てヘリカルスキャンを行うことも可能である。例えばX
線ビーム発生源9-1,9-2を使用してヘリカルスキャン
を行う場合を図20に示す。
【0113】図20に示すように、撮影領域を2つに分
け、領域毎にヘリカルスキャンを行う。即ち、X線ビー
ム発生源9-1は領域a1、X線ビーム発生源9-2は領域
a2をヘリカルスキャンする。この時、必ずしも各領域
(領域a1、領域a2)の大きさは同一とする必要はな
いが、同一とし、かつ、各領域の開始点の間隔をX線ビ
ーム発生源9-1,9-2の間隔と等しく設定した場合に
は、X線ビーム曝射タイミングは、図21に示すように
同時となり、X線ビーム曝射タイミングを容易に制御す
ることができる。また、X線ビーム発生源9-1とX線ビ
ーム発生源9-2を使用する場合は、2つの移動量を平均
化して等しくするようにすれば、X線ビーム発生源9-
1,9-2の移動時間を短縮することができる。
【0114】さらに、第6の実施形態のX線CT装置で
は、検出器として一列検出器を用いているが、本発明は
これに限定されること無く、図22に示すように検出器
として二列検出器15-1,15-2,15-3を用いても良
い。この場合、撮影領域を3つに分け、領域毎にヘリカ
ルスキャンを行う。即ち、X線ビーム発生源9-1は領域
a1、X線ビーム発生源9-2は領域a2、X線ビーム発
生源9-3は領域a3をヘリカルスキャンする。
【0115】またこの場合、必ずしも各領域(領域a
1、領域a2、領域a3)の大きさは同一とする必要は
ないが、同一とし、かつ、各領域の開始点の間隔をX線
ビーム発生源9-1,9-2,9-3の間隔と等しく設定した
場合には、X線ビーム曝射タイミングは、図23に示す
ように同時となり、X線ビーム曝射タイミングを容易に
制御することができる。
【0116】さらに、第6の実施形態のX線CT装置で
は、検出器として3列以上の検出器を用いた場合にも適
用することができるし、他の種類の二次元検出器を用い
た場合にも適用することができる。
【0117】次に、第6の実施形態のX線CT装置を用
いた場合の撮影領域幅に対する領域数の設定方法および
X線ビーム曝射タイミングの例を図24に示す。ここ
で、設定され得る最大の回転軸方向のX線ビーム発生源
の間隔をImax とし、操作者により指定された撮影領域
幅により4つのケースに分ける。
【0118】撮影領域≦Imax の場合(C1YES )、領
域数を1とし、1つのX線ビーム発生源(X線ビーム発
生源9-1、X線ビーム発生源9-2またはX線ビーム発生
源9-3)を使用したヘリカルスキャンを行う。
【0119】Imax ≦撮影領域<3*Imax の場合(C
1NO,C3YES )、領域数を2とし、それぞれの領域の
大きさは撮影領域/2とする。2つのX線ビーム発生源
(X線ビーム発生源9-1とX線ビーム発生源9-2、X線
ビーム発生源9-2とX線ビーム発生源9-3またはX線ビ
ーム発生源9-3とX線ビーム発生源9-1)を使用したヘ
リカルスキャンを行う。2つのX線ビーム発生源のX線
ビーム曝射タイミングは同時とする。
【0120】2*Imax ≦撮影領域<3*Imax の場合
(C3NO,C5YES )、領域数を3とし、それぞれの領
域の大きさは撮影領域/3とする。3つのX線ビーム発
生源(X線ビーム発生源9-1とX線ビーム発生源9-2と
X線ビーム発生源9-3)を使用したヘリカルスキャンを
行う。3つのX線ビーム発生源のX線ビーム曝射タイミ
ングは同時とする。
【0121】3*Imax <撮影領域の場合(C5NO)、
領域数を3とし、それぞれの領域の大きさは撮影領域/
3とする。3つのX線ビーム発生源(X線ビーム発生源
9-1とX線ビーム発生源9-2とX線ビーム発生源9-3)
を使用したヘリカルスキャンを行う。各X線ビーム発生
源からのX線ビーム曝射タイミングをずらすことで、前
記2*Imax ≦撮影領域<3*Imax の場合より広い領
域のヘリカルスキャンを行う。
【0122】こうして、操作者により指定された撮影領
域幅を基に、4つのケースに分けて領域数と、X線ビー
ム曝射タイミングが決定される。
【0123】次に、本発明に係るX線CT装置の第7の
実施形態を説明する。尚、第7の実施形態のX線CT装
置の構成は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装
置1もしくは図7に示した第2の実施形態のX線CT装
置60とX線ビーム発生源9、検出器17の数が異なる
のみであるので、図示および詳細な説明は省略する。ま
たここでは、図1、図7で示したものと同一部材は、同
一の記号を用いて説明する。
【0124】第7の実施形態のX線CT装置は、ヘリカ
ルスキャン条件の異なる複数の領域を一連の動作でヘリ
カルスキャンするようにしたものである。
【0125】例えば図25に示すようなヘリカルスキャ
ン条件を撮影領域毎に設定する。この時、スキャノ像上
で撮影領域の回転を指定し、各撮影領域に対して、領域
幅、使用X線ビーム発生源数、スライス厚、1回転当た
りの天板送り、X線管電圧、X線管電流を入力する。
尚、使用使用X線ビーム発生源数が自動とされた場合に
は、前記図24に示した例に基づいてスキャン方法が決
定される。
【0126】ここでは、図26に示すように、3つのX
線ビーム発生源9-1,9-2,9-3を120度間隔で設け
るとともに、それに対応して3つの検出器15-1,15
-2,15-3を設け、1回転当たりの天板送りの異なる複
数の領域をスキャンする場合を例にして説明する。
【0127】図26に示す例では、撮影条件の異なる撮
影領域a1,a2をそれぞれ3つの領域に分け、この領
域毎にヘリカルスキャンを行う。即ち、X線ビーム発生
源9-1は領域a11と領域a21、X線ビーム発生源9
-2は領域a12と領域a22、X線ビーム発生源9-3は
領域a13と領域a23をヘリカルスキャンする。撮影
領域a1,a2での撮影条件の違いは、1回転当たりの
天板送りが異なる点である。また、X線ビーム発生源の
間隔を途中で変えるようにしている。尚、X線ビーム曝
射は、対応する領域に対してのみ行うようにする。
【0128】ここで、撮影領域a1、撮影領域a2と
も、各領域(領域11、12、13および領域21、2
2、23)の開始点の間隔をX線ビーム発生源の間隔と
一致させ、かつ領域の大きさをそれぞれ等しくした場合
のX線ビーム曝射タイミングを図27に示す。
【0129】撮影領域a1の撮影が終了した時点から撮
影領域a2の撮影が始まるまでの間で、天板速度の変更
がなされるようにする。尚、前記天板速度変更の間は、
X線ビーム曝射は停止させる。また、X線ビーム発生源
9-1,9-2,9-3の間隔の変更もこの間になされる。つ
まり、撮影領域a1が終了した後、撮影領域a2の領域
a21,a22,a23の各開始点にX線ビーム発生源
9-1,9-2,9-3が位置するようにX線ビーム発生源9
-1,9-2,9-3の間隔を設定し、再び撮影領域a2のヘ
リカルスキャンを行う。
【0130】この場合、1回転当たりの天板送りが異な
る2つの撮影領域a1,a2を一連の動作でヘリカルス
キャンし、また、X線ビーム発生源の間隔を途中で変え
るようにしているので、診断効率が向上する。
【0131】次に、撮影領域a1の幅がX線ビーム発生
源最大間隔Imax *(X線ビーム発生源数)より大きい
場合を含む例を図28に示す。この例は、撮影領域a1
では図29に示すように各X線ビーム曝射タイミングを
ずらすことで、より広い領域のヘリカルスキャンを可能
にしている。
【0132】この場合、図26に示す例に加え、X線ビ
ーム発生源最大間隔Imax *(X線ビーム発生源数)よ
り大きくなる場合でも適用することができる。
【0133】次に、1回転当たりの天板送りは同じで、
他の条件が異なる場合を図29に示す。この例では、撮
影領域a2に関しては3つのX線ビーム発生源9-1,9
-2,9-3の内の一部(X線ビーム発生源9-1とX線ビー
ム発生源9-2)を使用してヘリカルスキャンするという
ものである。尚、この図30に示す例では、X線ビーム
発生源9-1,9-2,9-3の間隔を途中で変えることがな
いので、図31に示すようにX線ビーム曝射タイミング
を調節することで、診断を行う領域の幅を変更してい
る。
【0134】この場合、X線ビーム発生源9-1,9-2,
9-3の間隔を途中で変えることがないので、その分、X
線ビーム発生源9-1,9-2,9-3の移動制御が簡単にな
る。
【0135】このように、第7の実施形態のX線CT装
置では、ヘリカルスキャン条件の異なる複数の領域を一
連の動作でヘリカルスキャンするようにしているので、
診断効率が向上する。
【0136】尚、第7の実施形態のX線CT装置では、
撮影領域が互いに隣接している場合を例にして説明した
が、隣接していない場合でも適用できる。また、検出器
として二次元検出器を用いた場合にも適用することがで
きる。
【0137】次に、本発明に係るX線CT装置の第8の
実施形態を説明する。尚、第8の実施形態のX線CT装
置の構成は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装
置1もしくは図7に示した第2の実施形態のX線CT装
置60と同一構成であるので、図示および詳細な説明は
省略する。またここでは、図1、図7で示したものと同
一部材は、同一の記号を用いて説明する。
【0138】所定位置の画像データを再構成するために
は、画像データの補間が必要であり、360度補間であ
れば、再構成する位置を中心に360度、対向ビーム補
間であれば、再構成する位置を中心に(180度+X線
ビームのファン角度/2)分の画像データが必要とな
る。
【0139】隣接した所定の領域毎に1つのX線ビーム
発生源およびそれに対応した検出器でヘリカルスキャン
を行った場合、境界部付近では、前述したように1つの
X線ビーム発生源に対応した画像データのみでは再構成
できない部分が生じるので双方の領域の画像データを使
用した再構成が必要となる。しかし、前記領域毎に1つ
のX線ビーム発生源およびそれに対応した検出器でヘリ
カルスキャンを行った場合、領域が異なるとX線ビーム
発生源に対応する螺旋軌道も異なるので、アーチファク
ト等の画質劣化を起こしやすいという問題がある。この
領域境界部での画質劣化を防止するため、第8の実施形
態では、領域と領域の境界部よりそれぞれ所定量分オー
バーラップさせるというものである。
【0140】領域の境界部をオーバーラップしてヘリカ
ルスキャンを行った場合のヘリカルスキャン軌跡を図3
2に示す。この例は、1回転当たりの天板送りが領域a
1、領域a2ともに等しい場合であり、前記オーバーラ
ップさせる領域(以下、オーバーラップ領域と記す)O
1,O2は、それぞれ境界より1回転分である。尚、オ
ーバーラップ領域O1,O2は、それぞれ(180度+
X線ビームのファン角度/2)分としても良い。また、
1回転当たりの天板送りが領域a1と領域a2で等しく
ない場合もオーバーラップ領域O1,O2は、それぞれ
1回転分、または、(180度+X線ビームのファン角
度/2)分とする。
【0141】このように、第8の実施形態のX線CT装
置では、領域の境界部よりそれぞれ所定量オーバーラッ
プさせているので、いずれの位置の画像データを再構成
する場合も一方のX線ビーム発生源に対応した画像デー
タのみで画像データを再構成することができる。
【0142】尚、第8の実施形態のX線CT装置では、
検出器として一列検出器を用いた場合を例にして説明し
たが、本発明はこれに限定されること無く、例えば二次
元検出器を用いた場合にも適用することができる。
【0143】検出器として二列検出器を用い、領域の境
界部をオーバーラップさせてヘリカルスキャンさせた場
合のヘリカルスキャン軌跡を図33に示す。図33に示
すように二次元検出器15-1,15-2を用いた場合で
は、隣の領域に最も近い検出器列のスキャン位置が境界
上にある状態から、隣の領域の方向に更に1回転分また
は180度プラスファン角度分をオーバーラップさせる
ようにする。図33に示した例では、1回転当たりの天
板送りが領域a1,a2ともに等しい場合の例であり、
オーバーラップ領域O1,O2は、それぞれ境界より1
回転分である。尚、オーバーラップ領域O1,O2は、
それぞれ180度プラスX線ビームのファン角度分とし
ても良い。また、1回転当たりの天板送りが領域a1と
領域a2で等しくない場合もオーバーラップ領域O1,
O2は、それぞれ1回転分、または、180度プラスX
線ビームのファン角度分とする。
【0144】次に、本発明に係るX線CT装置の第9の
実施形態を説明する。尚、第9の実施形態のX線CT装
置の構成は、図1に示した第1の実施形態のX線CT装
置1もしくは図7に示した第2の実施形態のX線CT装
置60とX線ビーム発生源9、検出器17の数が異なる
のみであるので、図示および詳細な説明は省略する。ま
たここでは、図1、図7で示したものと同一部材は、同
一の記号を用いて説明する。
【0145】第9の実施形態では、前記領域境界部での
画質劣化を防止するため、撮影に使用する各X線ビーム
発生源に対応したヘリカルスキャン軌跡が同一の螺旋軌
道上にのるようにX線ビーム発生源の回転軸方向の間隔
を設定するものである。
【0146】角度120度毎に3つのX線ビーム発生源
を有する場合において、X線ビーム発生源の描く螺旋軌
道が同一の螺旋軌道にのるようにX線ビーム発生源の回
転軸方向の間隔を設定してヘリカルスキャンを行ったと
きのヘリカルスキャン軌跡を図34に示す。尚、前期同
一の螺旋軌道上にのせるためには、1回転当たりの天板
送りが等しく、かつ、隣接した領域である必要がある。
【0147】X線ビーム発生源が角度120度毎に設け
られている場合、領域幅は、 領域幅=(整数+1/3)回転に相当する天板送り距離 とすることで、図34に示すように各X線ビーム発生源
に対応したヘリカルスキャン軌跡を同一の螺旋軌道上に
乗せることができる。尚、使用するX線ビーム発生源の
数やその取り付け角度により、領域幅は異なる。図34
に示す例では、各領域幅は、5と1/3回転相当の天板
送り距離である。
【0148】このように、第9の実施形態のX線CT装
置は、連続した1つの螺旋軌道の画像データが得られ、
螺旋軌道が異なることによるアーチファクトや画像の不
連続性を無くすことができる。この場合、第8の実施形
態のようにオーバーラップさせなくても互いの領域のデ
ータを補間して再構成することもできる。
【0149】尚、第9の実施形態のX線CT装置では、
検出器として一列検出器を用いた場合を例にして説明し
たが、本発明はこれに限定されること無く、例えば二次
元検出器を用いた場合にも適用することができる。
【0150】角度120度毎に3つのX線ビーム発生源
と、それぞれのX線ビーム発生源に対応する二列検出器
とを有する場合において、X線ビーム発生源の描く螺旋
軌道が同一の螺旋軌道にのるようにX線ビーム発生源の
回転軸方向の間隔を設定してヘリカルスキャンを行った
ときのヘリカルスキャン軌跡を図35に示す。
【0151】図35に示すように、二列検出器15-1,
15-2,15-3を有する場合、2つの連続した螺旋軌道
上の画像データが得られる。また、3列以上の検出器列
を有する場合には、検出器列の数と同数の螺旋軌道上の
画像データが得られる。さらに、二次元検出器の一部を
検出器列を使用したヘリカルスキャンの場合には、その
使用した列数と同数の螺旋軌道上の画像データが得られ
ることになる。
【0152】次に、本発明に係るX線CT装置の第10
の実施形態を説明する。尚、第10の実施形態のX線C
T装置の構成は、図1に示した第1の実施形態のX線C
T装置1もしくは図7に示した第2の実施形態のX線C
T装置60と同一構成であるので、図示および詳細な説
明は省略する。またここでは、図1、図7で示したもの
と同一部材は、同一の記号を用いて説明する。
【0153】第10の実施形態では、前記領域境界部で
の画質劣化を防止するため、図36に示すように、撮影
に使用する各X線ビーム発生源に対応したヘリカルスキ
ャン軌跡が同一の螺旋軌道上にのるようにX線ビーム発
生源の回転軸方向の間隔を設定し、かつ、領域の境界部
をオーバーラップさせてヘリカルスキャンを行い、前記
オーバーラップ領域の画像データの一部または全部に図
37に示すような重み付けを行うというものである。
【0154】図37に示すように、領域a1側の重み付
けは、領域a1とオーバーラップ領域との境界を重み
「1」、オーバーラップ領域と領域a2の境界を重み
「0」とした線形とし、領域a2側の重み付けは、領域
a2とオーバーラップ領域との境界を重み「1」、オー
バーラップ領域と領域a1の境界を重み「0」とした線
形とする。そして、オーバーラップ領域では、この重み
付けされた画像データの加算平均をその位置の画像デー
タとする。尚、この重み付けは必ずしもリニアでなくて
も良い。この場合、データの加算平均は補正および対数
変換後のデータであることは言うまでもない。
【0155】このように、第10の実施形態のX線CT
装置では、撮影に使用する各X線ビーム発生源に対応し
たヘリカルスキャン軌跡が同一の螺旋軌道上にのるよう
にX線ビーム発生源の回転軸方向の間隔を設定し、か
つ、領域の境界部をオーバーラップさせてヘリカルスキ
ャンを行い、前記オーバーラップ領域の画像データの一
部または全部に図37に示すような重み付けを行ってい
るので、オーバーラップ領域では、この重み付けされた
画像データの加算平均をその位置の画像データとするこ
とで、領域境界部での画質劣化を防止することができ
る。
【0156】
【発明の効果】以上説明したよう本発明によれば、X線
ビーム発生源の回転軸方向の間隔を設定する設定手段に
より設定するようにしているので、ヘリカルスキャンを
効果的に行うことができ、高画質の画像データを得るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線CT装置の第1の実施形態を
示すブロック図である。
【図2】図1に示したX線ビーム発生源スライド部の一
例を示す図である。
【図3】図1に示した検出器を示す図である。
【図4】図1に示した中央制御ユニットの診断開始まで
の動作の流れを示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態における2つのX線ビーム発生
源を有する場合のヘリカルスキャン軌跡を示す図であ
る。
【図6】X線ビームの曝射を撮影領域のみにする場合と
(a)、X線ビームの曝射を2つのX線ビーム発生源で
同時にする場合のX線ビーム曝射タイミングを示す図で
ある。
【図7】本発明に係るX線CT装置の第2の実施形態を
示すブロック図である。
【図8】図7に示したX線ビーム発生源スライド部の一
例を示す図である。
【図9】本発明に係るX線CT装置の第3の実施形態で
あり、X線ビーム発生源と検出器とを同時にスライドさ
せる構成の検出器を示す図である。
【図10】図7に示した検出器を示す図である。
【図11】X線ビーム発生源が3つの場合の例を示す図
である。
【図12】本発明に係るX線CT装置の第4の実施形態
を説明するための図である。
【図13】本発明に係るX線CT装置の第5の実施形態
を説明するための図である。
【図14】図13に示した場合のX線ビーム放射タイミ
ングを示す図である。
【図15】図13に示した例を二列検出器に適用した場
合を示す図である。
【図16】本発明に係るX線CT装置の第6の実施形態
を説明するための図である。
【図17】図16に示した場合のX線ビーム放射タイミ
ングを示す図である。
【図18】3つのX線ビーム発生源のX線ビーム曝射タ
イミングずらした場合を示す図である。
【図19】3つのX線ビーム発生源を有する場合のヘリ
カルスキャン軌跡を示す図である。
【図20】3つのX線ビーム発生源の内の2つのみを使
用した場合のヘリカルスキャン軌跡を示した図である。
【図21】図20に示した場合のX線ビーム放射タイミ
ングを示す図である。
【図22】図16に示した場合の検出器を二列検出器に
代えたときのヘリカルスキャンによる軌跡を示した図で
ある。
【図23】図22に示した場合のX線ビーム放射タイミ
ングを示す図である。
【図24】第6の実施形態のX線CT装置を用いた場合
の撮影領域幅に対する領域数の設定方法およびX線ビー
ム曝射タイミングの例を示す図である。
【図25】撮影領域毎のヘリカルスキャン条件の例を示
した図である。
【図26】本発明に係るX線CT装置の第7の実施形態
を説明するための図である。
【図27】図26に示した場合のX線ビーム放射タイミ
ングを示す図である。
【図28】第7の実施形態において撮影領域の幅がX線
ビーム発生源最大間隔Imax *(X線ビーム発生源数)
より大きい場合を含む時を説明するための図である。
【図29】図28に示した場合のX線ビーム放射タイミ
ングを示す図である。
【図30】第7の実施形態において1回転当たりの天板
送りは同じで、他の条件が異なる場合を説明するための
図である。
【図31】図30に示した場合のX線ビーム放射タイミ
ングを示す図である。
【図32】本発明に係るX線CT装置の第8の実施形態
を説明するための図である。
【図33】図32に示した場合の検出器を二列検出器に
代えたときの図である。
【図34】本発明に係るX線CT装置の第9の実施形態
を説明するための図である。
【図35】図34に示した場合の検出器を二列検出器に
代えたときの図である。
【図36】本発明に係るX線CT装置の第10の実施形
態を説明するための図である。
【図37】図36に示した場合の重み付けの例を示す図
である。
【図38】一列検出器と二次元検出器の例を示す図であ
る。
【図39】連続回転型の第四世代CTの例を示す図であ
る。
【図40】一列検出器を有するX線CT装置におけるヘ
リカルスキャン軌跡を示す図である。
【図41】三列検出器を有するX線CT装置におけるヘ
リカルスキャン軌跡を示す図である。
【図42】2つのX線ビーム発生源を有する場合のコン
ベンショナルスキャンを説明するための図である。
【図43】X線ビーム発生源をコンベンショナルスキャ
ンの設定のままヘリカルスキャンを行った場合のヘリカ
ルスキャン軌跡を示した図である。
【図44】X線ビーム発生源をコンベンショナルスキャ
ンの設定のままヘリカルスキャンを行った場合でかつス
ライス厚を考慮したときのヘリカルスキャン軌跡を示し
た図である。
【図45】3つのX線ビーム発生源を有する場合のコン
ベンショナルスキャンを説明するための図である。
【図46】3つのX線ビーム発生源を有する場合のX線
ビーム発生源をコンベンショナルスキャンの設定のまま
ヘリカルスキャンを行った場合のヘリカルスキャン軌跡
を示した図である。
【符号の説明】
1 X線CT装置 3 中央制御ユニット 5 高電圧発生器 7 架台コントローラ 9 X線ビーム発生源 11 X線ビーム発生源スライド部 13 プリコリメータコントローラ 15 検出器 17 データ収集部 19 画像再構成ユニット 21 画像表示ユニット 23 データ保存ユニット 25 寝台 27 寝台コントローラ 29 天板スライドコントローラ 31 コンソール 33 架台

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を寝台上の被検体に曝射する複数の
    X線ビーム発生源と、 このX線ビーム発生源から曝射されたX線を検出する検
    出器と、 前記複数のX線ビーム発生源を前記被検体の回りに回転
    させる回転手段と、 前記複数のX線ビーム発生源の回転軸方向の間隔を設定
    する設定手段と、 を有して前記少なくとも2つのX線発生源を回転させる
    と共に寝台を回転軸方向に移動してヘリカルスキャンを
    行うことを特徴とするX線CT装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、ヘリカルスキャンに使
    用する少なくとも2つの前記X線ビーム発生源のヘリカ
    ルスキャンによる螺旋軌道が互いに等間隔となるように
    前記複数のX線ビーム発生源の前記回転軸方向の間隔を
    設定することを特徴とする請求項1記載のX線CT装
    置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、ヘリカルスキャンをす
    る回転軸方向の領域を複数の領域に分け、それぞれの領
    域に対し1つのX線ビーム発生源とその対応した検出器
    でヘリカルスキャンを行うように、ヘリカルスキャンに
    使用する少なくとも2つの前記X線ビーム発生源の回転
    軸方向の間隔を設定することを特徴とする請求項1記載
    のX線CT装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記領域の数を前記X
    線ビーム発生源の数と同一数とし、それぞれの領域に対
    して1つのX線ビーム発生源と対応した検出器でヘリカ
    ルスキャンを行うように前記複数のX線ビーム発生源の
    回転軸方向の間隔を設定することを特徴とする請求項3
    記載のX線CT装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は、前記領域の境界につい
    てはオーバーラップさせてヘリカルスキャンを行うよう
    に前記ヘリカルスキャンに使用する少なくとも2つの前
    記X線ビーム発生源の前記回転軸方向の間隔を設定する
    ことを特徴とする請求項3記載のX線CT装置。
  6. 【請求項6】 前記検出器により収集されたデータの
    内、前記オーバーラップさせた部分の少なくとも一部に
    ついては、重み付けを線形とした加算平均を行うことを
    特徴とする請求項5記載のX線CT装置。
  7. 【請求項7】 前記設定手段は、ヘリカルスキャンに使
    用する少なくとも2つのX線ビーム発生源のヘリカルス
    キャンによる螺旋軌道の少なくとも一部が同一螺旋軌道
    となるように前記少なくとも2つのX線ビーム発生源の
    前記回転軸方向の間隔を設定することを特徴とする請求
    項3または請求項5のいずれか記載のX線CT装置。
  8. 【請求項8】 前記X線ビーム発生源は、ヘリカルスキ
    ャンを行う領域にのみX線を曝射するようにその曝射の
    タイミングがそれぞれ制御されることを特徴とする請求
    項3記載のX線CT装置。
  9. 【請求項9】 前記検出器は、対応するX線ビーム発生
    源と共に同期して前記回転手段により回転されることを
    特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項記載のX
    線CT装置。
  10. 【請求項10】 前記検出器は、内面を検出面とする円
    筒状のものであることを特徴とする請求項1〜請求項8
    のいずれか一項記載のX線CT装置。
  11. 【請求項11】 前記設定手段は、X線ビーム発生源と
    共に対応する検出器も前記回転軸方向に前記X線ビーム
    発生源と同一量だけ移動させることを特徴とする請求項
    9または請求項10のいずれか記載のX線CT装置。
  12. 【請求項12】 前記設定手段は、前記X線ビーム発生
    源と、それに対応する検出器を同一の固定部材上に固定
    して前記固定部材ごと前記X線ビーム発生源と前記検出
    器を移動させることを特徴とする請求項11記載のX線
    CT装置。
  13. 【請求項13】 前記検出器は、検出セグメントを二次
    元的に配列した二次元検出器であることを特徴とする請
    求項9または請求項10のいずれか記載のX線CT装
    置。
  14. 【請求項14】 前記ヘリカルスキャンを複数回、一連
    のシーケンスとして行う手段をさらに備えたことを特徴
    とする請求項1〜請求項8のいずれか一項記載のX線C
    T装置。
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