JPH0926233A - 膨張弁 - Google Patents

膨張弁

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JPH0926233A
JPH0926233A JP7175215A JP17521595A JPH0926233A JP H0926233 A JPH0926233 A JP H0926233A JP 7175215 A JP7175215 A JP 7175215A JP 17521595 A JP17521595 A JP 17521595A JP H0926233 A JPH0926233 A JP H0926233A
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JP
Japan
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diaphragm
valve
stopper member
power element
valve body
Prior art date
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Pending
Application number
JP7175215A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Watanabe
和彦 渡辺
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Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイアフラム変位規制部材の改良に焦点を絞
り、更にその耐食性における難点を形状改善によって達
成することにある。 【解決手段】 黄銅で構成した弁本体102、オーステ
ナイト鋼からなるパワーエレメント120、温度を圧力
に変換する感温筒130、該感温筒とパワーエレメント
120を連結する導管128、ステンレス鋼薄板からな
るダイアフラム126、該ダイアフラムに隣接してその
変位を一定量以下に制限するダイアフラム変位規制部材
114A、変位伝達のための作動棒110、弁座と接離
する弁体106、該弁体を閉弁方向にバイアスするばね
104を主構成部品とする膨張弁において、ダイアフラ
ムのストッパ部材230を黄銅やアルミニウムを主成分
とする合金によって作成し、このストッパ部材のダイア
フラムに接する面とは反対側の面に肉抜き部を設けて、
ストッパ部材の軽量化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は膨張弁、特に車両用
空調装置に用いられる冷凍システムにおいて、蒸発器に
必要な冷媒量を供給するための膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置に用いられる冷凍システ
ムにおいて、外界と熱交換を行ない、熱を外界から奪う
ための熱交換機(蒸発器)の能力を充分に発揮させるた
め膨張弁が広く用いられている。従来の膨張弁として代
表的なものの一つは、図7に示す構造をとり、高圧の液
冷媒を減圧するための弁部100と、この弁部の弁開度
を制御するためのパワーエレメント120からなる。
【0003】パワーエレメント120は、上蓋部122
と下支持部124の外周縁に挾持して溶接したダイアフ
ラム126を包含し、前記上蓋部122とダイアフラム
126でダイアフラムの上部の第1の圧力空間が形成さ
れる。この第1の圧力空間は導管150を介して感温筒
152の内部と連通している。この感温筒152は蒸発
器の出口部分に取付けられ、蒸発器出口近傍の冷媒温度
を感知し、この温度を圧力P1に変換して、パワーエレ
メントの第1の圧力空間に加える。前記圧力P1は、そ
れが増加するときダイアフラム126を下方に押して、
弁体106の開弁方向の力となる。
【0004】一方、ダイアフラム126の下部の第2の
圧力空間には、導管160を介して蒸発器出口の冷媒圧
力P2が配管取付部162から直接導かれる。この圧力
P2はダイアフラム126の下部に形成される第2の圧
力室140に供給され、バイアスばね104の力と共に
弁体106の閉弁方向に働く。すなわち過熱度(冷媒の
蒸発器出口温度と蒸発温度との差:これは力として取出
すため上記P1−P2となっている)の大きいとき弁を
大きく開き、小さいときは弁を閉まり気味にして、蒸発
器に流れ込む冷媒の量を制御する。
【0005】弁の基本構造部(弁部100)は、高圧冷
媒の入口107と低圧冷媒の出口109及び均圧導管1
32を接続するための均圧口103を有する弁本体10
2を外郭とする。この外郭としての弁本体102には、
ダイアフラム126の下方への変位を規制するストッパ
部材(変位規制部材)130と、ダイアフラム126の
変位を下方に伝達する作動棒110(この作動棒110
には、その動きに一定の拘束を与えるための拘束部材1
16,118を配置することが多い)と、弁座(符号省
略)に接離する弁体106(図ではボール弁を示してい
る)と、上述したバイアスばね104とが、このばねの
バイアス力を調整するための調節部材108と共に組込
まれている。
【0006】前記弁部100の主構成部材は弁本体10
2、ダイアフラム変位規制部材130、作動棒110、
弁体106、バイアスばね104である。望ましい構成
として更に調節部材108、作動棒110の拘束部材1
16,118が追加される。かかる膨張弁を構成する主
要部材のうち、パワーエレメント120の上蓋部122
及び下支持部124の材質を例えばオーステナイト系ス
テンレス鋼を用い、ダイアフラム126を析出硬化型ス
テンレス鋼またはオーステナイト系ステンレス鋼とし、
この三者を溶接によって結合することによって、パワー
エレメント120には洩れがなく信頼性の高い構成にで
き、さらに弁の基本構造部である弁本体102は内部を
精度よく切削加工することができる黄銅材の鍛造品と
し、作動棒110や弁体106のような部材を単純形状
のオーステナイト鋼とすることにより、信頼性の高いも
のにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような信
頼性の高い膨張弁でも、車両用空調用システム(冷凍シ
ステム)に採用すると、次のような不具合点が生じた。
実際に空調システムが作動しているときは、何等の不具
合を生じない場合であっても、あるシステムには次のよ
うな現象が生じる。
【0008】すなわち、冷凍システムの作動を停止した
後、ある条件で膨張弁に起因する、人に不安感をもたら
す不快な振動音が発生することである。これは空調シス
テムの故障とかシステムの不具合に起因するものではな
い。
【0009】このような振動音が発生するのは、前述し
た図7に示す膨張弁の構成において、空調システムが停
止したとき、ダイアフラム126を下方に押しつける圧
力P1に対して、これに対向する圧力P2が相対的に大
きい(このようなことは冷凍システムの作動中には生じ
ないように設計されている)とき、ストッパー部材13
0とダイアフラム126との間に隙間が発生する。
【0010】このような時には、外部の振動源によって
部品間に微少な振動を拾う。この振動がダイアフラム1
26のような弾性膜に伝播すると、接続的な振動の原因
となり、可聴の音源となる。この音は不安感をもたらす
不快音と判断されることがしばしばあり、基本的には、
このような音を発生させないようにすることが要求され
る。
【0011】図8は従来の膨張弁の振動数を横軸に、振
動ピックアップによる振動レベル測定値を縦軸にとった
ときの測定結果を示す。本発明の第1の目的は、ダイア
フラムと弁の作動棒との間に配設するストッパ部材の改
良に係り、ストッパ部材の軽量化と生産性の向上を図る
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、次のような手段をとる。すなわち、本発明は黄銅で
構成した弁本体102、オーステナイト銅からなるパワ
ーエレメント120、温度を圧力に変換する感温筒15
2、この感温筒と前記パワーエレメント120を連結す
る導管150、弁本体内部空間とパワーエレメント圧力
空間を区割するステンレス鋼の薄板からなるダイアフラ
ム126、該ダイアフラムに隣接してその変位を一定量
以下に制限するためのダイアフラムのストッパ部材23
0、変位伝達のための作動棒110、弁座と接離する弁
体106、該弁体を閉弁方向にバイアスするためのばね
104を主構成部品とする膨張弁であって、ストッパ部
材230にいわゆる肉抜き部を設けた構成とする。
【0013】上記ダイアフラムのストッパ部材230を
黄銅あるいはアルミニウムを主成分とする合金によって
作成することを特徴とする。さらに、本発明は、このス
トッパ部材230の平面である面の一方に中心軸部23
4から外縁に通じる一以上のブリッジ部238を設け、
残りの部分をいわゆる肉抜きして軽量化を図る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図6に従い説明する。なお、構成の説明を簡素化するた
め、図7と同一の構成部分については、同一の符号を付
し、図7に示す従来例の説明で述べた部分については説
明を省略する。
【0015】図1において円板状のストッパ部材230
は、図2に示す断面図、図3に示す底面図のような形状
に構成した。すなわち、本実施例のダイアフラムのスト
ッパ部材230は、上面232がダイアフラム126の
下面に接し、ストッパ部材230の下面の中心部に作動
棒110との組合わせを可能とする円柱状または中空状
(図2では円柱状を示している)の作動棒110が当接
する中心軸部234を設け、この中心軸部234から外
周に延びるブリッジ部238を設ける。そしてブリッジ
部238以外を肉抜きして薄肉部236を形成し、スト
ッパ部材230全体の軽量化を図る。
【0016】ストッパ部材230は、例えば黄銅のよう
な、耐蝕性の高い材料でつくられる。黄銅の比重は比較
的大きいので、肉抜き部を形成することによって軽量化
を図ることができる。ストッパ部材230の下縁部は、
ダイアフラム126をとりつけた下支持部124に当接
する。この際に、ストッパ部材230の下縁部が下支持
部124の上面に対して環状の線接触部を形成すると、
両者はシールを形成する場合がある。
【0017】而して、膨張弁のダイアフラムの洩れを検
査するためにダイアフラムの上部室にガスを封入した状
態でダイアフラム下部へガスが流出しないことを確認す
ることが行なわれる。したがって、ストッパ部材と下支
持部との間にシールが存在すると、この流出を検査する
ことができない。
【0018】本発明のストッパ部材230にあっては、
このブリッジ部238が下支持部124の上面に当接
し、シールを形成することはない。したがって、正確な
検査を達成することができる。
【0019】図6に本発明の一実施例である膨張弁の上
記に対応する測定結果を示す。本発明の一実施例である
膨張弁の振動レベルは、従来例に比してきわめて低く、
かつ振動数ピークも低振動数側に移行している。このこ
とは本発明により不安感をもたらす不快音の発生が著し
く抑制されたことを示す。
【0020】図4,図5は本発明のストッパ部材の他の
実施例を示し、図4はその断面図、図5はその底面図で
ある。円板状のストッパ部材250は、その上面252
がダイアフラムの下面に接し、その下面258の中央部
に軸部254を有する。この下面258に外周縁から延
びる複数の溝256を形成してある。特にこの実施例で
はストッパ部材250を、アルミニウム合金等の軽合金
で製造することによって、更なる軽量化を図ることがで
きる。
【0021】
【発明の効果】前記のように本発明は膨張弁のダイアフ
ラムに隣接する構成部材(ダイアフラム変位規制部材)
の一つだけの材質と形状の変更改善で膨張弁の本来の機
能や製造方法に何等の不具合を生ずることなく、空調シ
ステム(冷凍システム)の機能停止時に一時的に生じ
る、人に不安感を与える振動音を抑制するという効果が
ある。また一方上記目的のため、選択したアルミニウム
合金が腐食環境にさらされないように上記部材の形状を
改善したので、この部材の信頼性を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す膨張弁の中央縦断面
図。
【図2】図1の膨張弁に組込まれるダイアフラムのスト
ッパ部材の拡大縦断面図。
【図3】図2に示すダイアフラムのストッパ部材を下方
から見た底面図。
【図4】ダイアフラムのストッパ部材の他の実施例を示
す拡大縦断面図。
【図5】図4のストッパ部材を下からみた底面図。
【図6】図1に示す本発明の一実施例による膨張弁の部
品拘束力が一時的に失われる条件下での振動測定結果を
示した説明図。
【図7】本発明の膨張弁と共通の外形を有する従来の膨
張弁を示した中央縦断面図。
【図8】図7に示す従来の膨張弁の部品拘束力が一時的
に失われる条件下での振動測定結果を示した説明図。
【符号の説明】
100 弁部 102 弁本体 104 バイアスばね 106 弁体 107 高圧冷媒の入口 109 低圧冷媒の出口 110 作動棒 120 パワーエレメント 122 上蓋部 124 下支持部 126 ダイアフラム 128 導管、 130 感温筒 230 ストッパ部材 234 中心軸部 236 肉抜き部 238 ブリッジ部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体と、パワーエレメントと、温度を
    圧力に変換する感温筒と、該感温筒と前記パワーエレメ
    ントを連結する導管と、弁本体内部空間とパワーエレメ
    ント圧力空間を区割するダイアフラムと、該ダイアフラ
    ムに隣接してその変位を一定量以下に制限するためのス
    トッパ部材と、変位伝達のための作動棒、弁座と接離す
    る弁体、該弁体を閉弁方向にバイアスするためのばねと
    からなる温度膨張弁において、 上記ストッパ部材は、上面がダイアフラムの下面に接す
    る円板状の本体と、本体の下面中心部に形成される軸部
    と、その下面に放射状に形成される肉抜き部とを有する
    ことを特徴とする膨張弁。
  2. 【請求項2】 上記ストッパ部材は、アルミニウム合金
    材料でつくられることを特徴とする請求項1記載の膨張
    弁。
  3. 【請求項3】 弁本体と、パワーエレメントと、温度を
    圧力に変換する感温筒と、この感温筒と上記パワーエレ
    メントを連結する導管と、上記弁本体の内部空間とパワ
    ーエレメント圧力空間を区割するダイアフラムと、この
    ダイアフラムに隣接してその変位を所定量以下に制御す
    るためのストッパ部材と、上記変位を弁体に伝達するた
    めの作動棒と、上記弁体が接離する弁座と、上記弁体を
    閉弁方向にバイアスするばねとからなる膨張弁におい
    て、 上記ストッパ部材は、上記ダイアフラムの非接面に上記
    作動棒の当接する当接部分と肉抜き部分とを有すること
    を特徴とする膨張弁。
  4. 【請求項4】 上記ストッパ部材は、黄銅で構成されて
    いることを特徴とする請求項3記載の膨張弁。
  5. 【請求項5】 上記ストッパ部材は、アルミニウム合金
    で構成されていることを特徴とする請求項3記載の膨張
    弁。
  6. 【請求項6】 上記ストッパ部材は、アルミニウム合金
    であると共に、上記当接部分は中心部に形成され、上記
    肉抜き部分は外縁部に形成されることを特徴とする請求
    項3記載の膨張弁。
  7. 【請求項7】 上記肉抜き部分は、上記中心部から外縁
    部に延びる複数のブリッジ部を残して形成されることを
    特徴とする請求項6記載の膨張弁。
  8. 【請求項8】 黄銅で構成した弁本体と、ステンレスで
    構成されたパワーエレメントと、温度を圧力に変換する
    感温筒と、この感温筒と上記パワーエレメントを連結す
    る導管と、上記弁本体の内部空間と上記パワーエレメン
    トの圧力空間を区割するステンレスで構成されるダイア
    フラムと、このダイアフラムに隣接してその変位を所定
    量に制限するためのストッパ部材と、変位を伝達するた
    めの作動棒と、弁座と接離する弁体と、この弁体を閉弁
    方向にバイアスするためのばねとからなる膨張弁におい
    て、上記ストッパ部材はアルミニウム合金によって構成
    され、かつ上記ストッパ部材は、その平面である上記ダ
    イアフラムとの非接触面にその中央部から外縁部に延び
    て設けられた一以上のブリッジ部と、このブリッジ部以
    外に設けられた肉抜き部とを有することを特徴とすする
    膨張弁。
JP7175215A 1995-07-11 1995-07-11 膨張弁 Pending JPH0926233A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267291A (ja) * 2001-03-13 2002-09-18 Fuji Koki Corp 温度膨張弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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