JPH09263580A - 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド、その製造法、その中間体、及び中間体の製造法 - Google Patents

2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド、その製造法、その中間体、及び中間体の製造法

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JPH09263580A
JPH09263580A JP10396796A JP10396796A JPH09263580A JP H09263580 A JPH09263580 A JP H09263580A JP 10396796 A JP10396796 A JP 10396796A JP 10396796 A JP10396796 A JP 10396796A JP H09263580 A JPH09263580 A JP H09263580A
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Mitsuharu Tanogaki
満春 太野垣
Michinori Ayukawa
道範 鮎川
Toshiro Sakaguchi
登志朗 坂口
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Koei Chemical Co Ltd
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KOEI TECHNO SERVICE KK
Koei Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エト
キシ]−3,5−ジアミノピリジン製造の出発物質とし
て有用でより安全な化合物、その製法、その中間体及び
中間体の製法を提供する。 【解決手段】 2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド。
その中間体:2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)
エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリル、2
−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリル及び
3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシド。製
法:化合物は化合物を加水分解して製造し、化合物
は弱塩基の存在下で化合物をジエチレングリコール
と反応させて、化合物は化合物を脱水塩素化して、
化合物は3,5−ピリジンジカルボキサミドを酸化し
て製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−[2−(2−
ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジ
カルボキサミド及びその製造法、並びに2−[2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジン
ジカルボキサミドの中間体及びその製造法に関する。2
−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,
5−ピリジンジカルボキサミドは、特に毛髪用染料の原
料である2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]−3,5−ジアミノピリジンを製造するための出発
物質として有用である。
【0002】
【従来の技術】従来、2−[2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エトキシ]−3,5−ジアミノピリジンの製造法
としては、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エト
キシ]−3,5−ジニトロピリジンを還元して得る方法
が提案されている(特開平4−221366号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来法の出発物質である2−[2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エトキシ]−3,5−ジニトロピリジンがかなり
高い変異原性を有し、このために工業的に取り扱い難い
物質であることを本発明者らは発見した。
【0004】本発明の目的は、2−[2−(2−ヒドロ
キシエトキシ)エトキシ]−3,5−ジアミノピリジン
の製造の出発物質として有用でより安全な化合物、その
製造法、その中間体及び当該中間体の製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記目的を
達成するために鋭意検討を行った結果、新規な2−[2
−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピ
リジンジカルボキサミドが安全な化合物であり、この化
合物をホフマン分解すれば容易に2−[2−(2−ヒド
ロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ジアミノピリジ
ンを製造できることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】更に、2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド
が、新規物質である2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルを
加水分解すれば簡便に製造できること、弱塩基の存在下
で新規な2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリ
ルをジエチレングリコールと反応させると、2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリ
ジンジカルボニトリルを容易に製造できること、新規な
3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドを脱
水塩素化すると2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボ
ニトリルを容易に製造できること、及び公知の3,5−
ピリジンジカルボキサミドを酸化すると3,5−ピリジ
ンジカルボキサミドのピリジン環の窒素原子が酸化され
て3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドを
容易に製造できることも見出し、本発明を完成するに至
った。
【0007】即ち、本発明は、2−[2−(2−ヒド
ロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカル
ボキサミド、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)
エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルを加水
分解することを特徴とする2−[2−(2−ヒドロキシ
エトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサ
ミドの製造法、2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリル、
弱塩基の存在下で、2−クロロ−3,5−ピリジンジ
カルボニトリルをジエチレングリコールと反応させるこ
とを特徴とする2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)
エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルの製造
法、2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリ
ル、3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシ
ドを脱水塩素化することを特徴とする2−クロロ−3,
5−ピリジンジカルボニトリルの製造法、3,5−ピ
リジンジカルボキサミド 1−オキシド、及び 3,
5−ピリジンジカルボキサミドを酸化することを特徴と
する3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシド
の製造法に関するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の2−[2−(2−ヒドロ
キシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボ
キサミドは新規物質であって、2−[2−(2−ヒドロ
キシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボ
ニトリルを加水分解することにより容易に製造すること
ができる。
【0009】本発明の加水分解は塩基及び酸のいずれの
存在下でも行うことができるが、塩基の存在下で行うの
が好ましい。塩基の存在下で行うとき、水のほかにメタ
ノール、エタノール等のアルコールを併用することがで
きる。
【0010】塩基としては水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化カルシウ
ム、水酸化バリウム等のアルカリ土類金属の水酸化物、
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ金属塩
などが挙げられる。
【0011】塩基の使用量は、その塩基度によって異な
るが、通常2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エト
キシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルの5〜10
モル%が好適である。塩基の使用量が5モル%より少な
いと、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]−5−シアノ−3−ピリジンカルボキサミドが副生
し、更に未反応の2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルが
残存して、生成される2−[2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド
との分離が困難になるので、工業的に不利である。ま
た、塩基の使用量が10モル%より多いと、2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−5−カルバモ
イル−3−ピリジンカルボン酸及び/又は2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリ
ジンジカルボン酸が副生し、2−[2−(2−ヒドロキ
シエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキ
サミドの収率が低下するので、好ましくない。
【0012】次に本発明の塩基の存在下での2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリ
ジンジカルボニトリルの加水分解について、更に説明す
る。加水分解の反応温度は目的の加水分解が進行すれ
ば、特に限定するものではないが、70〜100℃が好
適である。反応温度が70℃より低いと、未反応の2−
[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5
−ピリジンジカルボニトリルが残存し、また2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−5−シアノ−
3−ピリジンカルボキサミドが副生する。反応温度が1
00℃より高いと、2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−5−カルバモイル−3−ピリジンカル
ボン酸及び/又は2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボン酸が副生
する。
【0013】加水分解の反応時間は、反応温度等によっ
て異なり、加水分解が完結する時間であれば限定されな
い。通常は0.5〜5時間である。反応時間が0.5時
間より短いと、未反応の2−[2−(2−ヒドロキシエ
トキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリ
ルが残存し、また2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−5−シアノ−3−ピリジンカルボキサ
ミドが副生する。反応時間が5時間より長くなると、2
−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−5−
カルボモイル−3−ピリジンカルボン酸及び/又は2−
[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5
−ピリジンジカルボン酸が副生する。
【0014】このようにして生成された2−[2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジン
ジカルボキサミドは、加水分解の反応終了液を酸で中和
した後、濃縮して得られる残渣をジメチルホルムアミド
等の極性溶媒と混合し、不溶物を濾別して濾液を濃縮又
は乾固すれば、粗結晶として得られる。そして得られた
粗結晶をエタノール等のアルコール類で再結晶すると、
高純度の2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]−3,5−ピリジンジカルボキサミドが好収率で得
られる。
【0015】本発明の2−[2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリル
は新規物質であって、弱塩基の存在下で2−クロロ−
3,5−ピリジンジカルボニトリルをジエチレングリコ
ールと反応させることにより容易に製造することができ
る。
【0016】ジエチレングリコールの使用量は2−クロ
ロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルの2倍モル以上
あれば充分であるが、2〜10倍モルが好適である。ジ
エチレングリコールの使用量が2倍モル以下であると、
2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボニトリルの収率が低下し、副
生のビス[2−(3,5−ジシアノ−2−ピリジルオキ
シ)エチル]エーテルの生成が増大して、それらの分離
が困難となる。また、ジエチレングリコールの使用量が
10倍モルより多くても、なんら反応に影響を及ぼすこ
とはないが、容器効率が悪くなって経済的に不利であ
る。
【0017】弱塩基の使用量は2−クロロ−3,5−ピ
リジンジカルボニトリルとジエチレングリコールとの反
応で生成される塩化水素を中和する量であれば充分であ
るが、2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリル
に対し等モル〜3倍モルが好適である。弱塩基の使用量
が等モルより少ないと、未反応の2−クロロ−3,5−
ピリジンジカルボニトリルが残存し、生成される2−
[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5
−ピリジンジカルボニトリルとの分離が困難になる。ま
た、弱塩基の使用量が3倍モルより多くても、反応にな
んら影響はないが、反応終了後の反応液から2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリ
ジンジカルボニトリルを回収する方法として反応液に水
を加えて有機溶媒で抽出する方法を採用すると、水層に
おいて高い弱塩基濃度のために2−[2−(2−ヒドロ
キシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボ
ニトリルが加水分解を受けやすくなる。
【0018】弱塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナト
リウム等の炭酸アルカリ金属塩などの無機弱塩基、トリ
メチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン等の三級ア
ミン類などの有機弱塩基が挙げられる。なお、弱塩基に
代えて強塩基を用いて2−クロロ−3,5−ピリジンジ
カルボニトリルとジエチレングリコールとの反応を行う
と、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]
−3,5−ピリジンジカルボニトリルの収率は極めて低
いものである。
【0019】2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニ
トリルとジエチレングリコールとの反応温度は、反応が
進行する温度であれば限定されないが、−10〜30℃
が好適である。反応温度が−10℃より低いと反応が進
行しにくく、反応に長時間を要する。また、反応温度が
30℃より高いと、副生のビス[2−(3,5−ジシア
ノ−2−ピリジルオキシ)エチル]エーテルの生成量が
増え、2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルの収率が低下
するだけでなく、それらの分離が困難になる。
【0020】反応時間は、反応温度等によって異なり、
反応が充分に進行する時間であれば限定されない。通常
は1〜10時間である。反応時間が1時間より短いと、
未反応の2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリ
ルが残存し、生成される2−[2−(2−ヒドロキシエ
トキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリ
ルの分離が困難になる。また、反応時間が10時間より
長くても、なんら反応に影響を及ぼすことはなく、上記
範囲で十分である。
【0021】本発明の2−クロロ−3,5−ピリジンジ
カルボニトリルとジエチレングリコールとの反応におい
て、溶媒は不要であるが、溶媒を用いてもなんら問題は
ない。溶媒を用いる場合、溶媒としてはクロロホルム、
四塩化炭素、酢酸エステル、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、ヘキサン等の不活性溶媒が選ばれる。
【0022】このようにして生成された2−[2−(2
−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジン
ジカルボニトリルは、反応終了後の反応液に水及び水と
混和しない有機溶媒を抽出剤として添加して、そのまま
若しくは酸での中和後、抽出し、得られた有機溶媒層を
濃縮又は乾固すれば残渣として得られる。より高純度の
2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボニトリルを必要とするとき
は、有機溶媒層について薄膜蒸留を行なえば目的が達成
される。抽出剤の有機溶媒としてはヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、酢酸エチル、クロロホルム、
四塩化炭素等が挙げられる。
【0023】2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニ
トリルは新規物質であって、3,5−ピリジンジカルボ
キサミド 1−オキシドの脱水塩素化により製造するこ
とができる。本発明において脱水塩素化とは、カルバモ
イル基を脱水してニトリル基に転化する反応と、ピリジ
ン環の2位の水素原子を塩素原子で置換する反応とを意
味する。
【0024】この脱水塩素化は、通常、脱水能を有する
塩素化剤(以下、単に塩素化剤という)で行う。塩素化
剤としてはオキシ塩化リン、チオニルクロリド、五塩化
リン等が挙げられる。これらの内でオキシ塩化リンが好
ましい。
【0025】塩素化剤の使用量は、3,5−ピリジンジ
カルボキサミド 1−オキシドの3倍モル以上であれば
十分であるが、3〜10倍モルが好適である。塩素化剤
の使用量が3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オ
キシドの3倍モルより少ないと、2−クロロ−3,5−
ピリジンジカルボニトリル収率が低下する。また、塩素
化剤の使用量が10倍モルより多い場合は特に反応に影
響しないが、他の原料の使用量が少なくなるので容器効
率が低下する。過剰に使用した塩素化剤を回収する必要
のあるときは、減圧下で反応液を蒸留に付せば回収でき
る。回収した塩素化剤は、脱水塩素化に再使用しても反
応に影響するものではない。
【0026】脱水塩素化を三級アミンの存在下で行う
と、2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルの
収率が向上するのでより好ましい。三級アミンとしては
トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルア
ミン、トリブチルアミン等の脂肪族三級アミン、ピリジ
ン、ピコリン、ルチジン等のピリジン塩基類などが挙げ
られる。
【0027】三級アミンの使用量は特に限定されない
が、3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシド
の0.5〜2倍モルが好適である。三級アミンの使用量
が0.5倍モルより少ないと、反応の進行が遅く、反応
に長時間を要する。また、3級アミンの使用量が2倍モ
ルより多くても、特に反応に影響するものではないが、
容器効率が低下する。
【0028】脱水塩素化において、溶媒は必要としない
が、不活性溶媒を使用してもよい。不活性溶媒は特に限
定されないが、キシレン、トルエン、ベンゼン、シクロ
ヘキサンなどの環状炭化水素が好適である。
【0029】脱水塩素化において3,5−ピリジンジカ
ルボキサミド 1−オキシドに塩素化剤と三級アミンを
作用させる方法は、通常は溶媒(又は溶媒未使用)、塩
素化剤及び3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オ
キシドの混合物に三級アミンを添加して作用させるが、
溶媒(又は溶媒未使用)と塩素化剤に3,5−ピリジン
ジカルボキサミド 1−オキシドと三級アミンをそれぞ
れ同時に添加して作用させてもよい。
【0030】脱水塩素化の反応温度は特に限定されない
が、50〜120℃が好適である。反応温度が50℃よ
り低いと反応に長時間を要するばかりか、三級アミンの
存在下で脱水塩素化を行う場合に使用する3者の原料が
反応系内に蓄積して暴走反応が生じる恐れがある。ま
た、反応温度が120℃より高いと、副生成物の生成を
助長する。
【0031】脱水塩素化の反応時間は、反応温度等によ
って異なるが、反応が完結する時間であれば限定されな
い。通常は、溶媒(又は溶媒未使用)、塩素化剤及び
3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドの混
合物、或は溶媒(又は溶媒未使用)及び塩素化剤の混合
物を、上記反応温度に昇温後、当該混合物中に、三級ア
ミン或は3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキ
シド及び三級アミンを、2時間程度で添加しながら反応
を行い、次いで更に2〜10時間攪拌しながら反応を行
うのが好適である。反応時間が上記範囲より短いと未反
応の3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシド
が残存し、2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニト
リルの収率が低下する。また、反応時間が上記範囲より
長くてもさほど反応に悪影響を及ぼさない。
【0032】脱水塩素化で生成された2−クロロ−3,
5−ピリジンジカルボニトリルは、反応終了後の反応液
を冷水に投入し、晶出した結晶を濾別、乾燥するだけで
高純度のものが得られるが、反応液と冷水との混合物を
有機溶媒での抽出に付せば、より多くの2−クロロ−
3,5−ピリジンジカルボニトリルが抽出層から得られ
る。抽出に使用する有機溶媒には、水に不溶でかつ安定
なクロロホルム、四塩化炭素、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等が選ばれる。
【0033】本発明の3,5−ピリジンジカルボキサミ
ド 1−オキシドは新規物質であって、公知の3,5−
ピリジンジカルボキサミドを酸化すれば製造することが
できる。この酸化は通常、過酸化物で行う。過酸化物と
しては過酸化水素、過酢酸が好適である。
【0034】好ましい酸化方法としては、3,5−ピリ
ジンジカルボキサミドと酢酸との混合物に過酸化水素を
添加しながら酸化する方法(以下、酸化(1)とい
う)、並びに3,5−ピリジンジカルボキサミドと触媒
としてのタングステン酸塩と水及び/又は酢酸との混合
物に過酸化水素を添加しながら酸化する方法(以下、酸
化(2)という)が挙げられる。これらの内で3,5−
ピリジンジカルボキサミド、タングステン酸塩、水及び
酢酸の混合物に過酸化水素を添加しながら酸化する方法
が3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドの
収率の面からより好ましい。
【0035】酸化(1)において過酸化水素の使用量
は、3,5−ピリジンジカルボキサミドと等モルであれ
ば充分であるが、1〜10倍モルが好適である。過酸化
水素の使用量が等モルより少ないと、未反応の3,5−
ピリジンジカルボキサミドが残存し、3,5−ピリジン
ジカルボキサミド 1−オキシドの収率が低下するばか
りか、これらの分離が困難になる。また、過酸化水素の
使用量が10倍モルよりも多いと、過酸化水素が反応系
内に蓄積し、暴走反応の恐れがある。
【0036】酸化(1)における酢酸の使用量は3,5
−ピリジンジカルボキサミドと等モルであれば充分であ
るが、3,5−ピリジンジカルボキサミドの1〜10倍
モルが好適である。酢酸の使用量が等モルより少ない
と、未反応の3,5−ピリジンジカルボキサミドが残存
し、3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシド
の収率が低下するばかりか、これらの分離が困難にな
る。また、酢酸量が10倍モルより多いと、反応の進行
が遅くなる傾向がみられる。
【0037】酸化(1)おいて、反応温度は50℃以上
であれば限定されないが、50〜100℃が好適であ
る。反応温度が50℃より低いと反応の進行が遅いばか
りか、過酸化水素が反応系内に蓄積し、暴走反応の可能
性がある。また、反応温度が100℃より高いと3,5
−ピリジンジカルボキサミド又は3,5−ピリジンジカ
ルボキサミド 1−オキシドの加水分解が進行し、5−
カルバモイル−3−ピリジンカルボン酸若しくは3,5
−ピリジンジカルボン酸又はそれらの1−オキシドを副
生する。
【0038】酸化(1)おいて反応時間は、反応温度等
により異なり、反応がスムーズに進行すれば限定されな
いが、過酸化水素を1〜10時間で添加しながら反応を
行い、次いで更に1〜7時間攪拌して反応を完結させる
のが好適である。過酸化水素の添加速度が速すぎると、
反応による発熱で反応温度をコントロールすることが困
難となるばかりか、反応系内に過酸化水素が蓄積して暴
走反応の可能性が生じる。また、過酸化水素の添加速度
が遅すぎると、5−カルバモイル−3−ピリジンカルボ
ン酸若しくは3,5−ピリジンジカルボン酸又はそれら
の1−オキシドの副生を助長する。
【0039】酸化(2)の触媒は、タングステン酸塩で
あれば特に限定されないが、安価なタングステン酸ナト
リウムが好適である。
【0040】酸化(2)において、タングステン酸塩の
使用量は、3,5−ピリジンジカルボキサミドの1〜1
0重量%が好適である。触媒の使用量が1重量%より少
ないときは、反応時間が長くなるだけでなく、3,5−
ピリジンジカルボキサミド1−オキシドの収率が低下す
る。また、触媒の使用量が10重量%より多いときは、
特に反応には影響ないが経済的でない。
【0041】酸化(2)において、溶媒(即ち、水、酢
酸等)の使用量は、3,5−ピリジンジカルボキサミド
が分散する量であれば充分であるが、3,5−ピリジン
ジカルボキサミドの1〜10倍重量が好適である。溶媒
の使用量が1倍重量より少ないとスラリー濃度が低下す
るばかりか、未反応の3,5−ピリジンジカルボキサミ
ドが残存し、生成された3,5−ピリジンジカルボキサ
ミド 1−オキシドとの分離が困難になる。また、溶媒
の使用量が10倍重量より多いと容器効率が悪くなる。
【0042】酸化(2)において、過酸化水素の使用量
は、3,5−ピリジンジカルボキサミドと等モルであれ
ば充分であるが、1〜3倍モルが好適である。過酸化水
素が等モルより少ないと、未反応の3,5−ピリジンジ
カルボキサミドが残存し、3,5−ピリジンジカルボキ
サミド 1−オキシドの収率が低下するばかりか、これ
らの分離が困難になる。また、過酸化水素の使用量が3
倍モルより多いときは、特に反応に影響はないが未反応
の過酸化水素が反応系内に蓄積し、安全上好ましくな
い。
【0043】酸化(2)において、反応温度は50℃上
であれば限定されないが、50〜100℃が好適であ
る。反応温度が50℃より低いと反応の進行が遅いばか
りか、未反応の過酸化水素が反応系内に蓄積し、安全上
好ましくない。また、反応温度が100℃を越えると
3,5−ピリジンジカルボキサミド又は3,5−ピリジ
ンジカルボキサミド 1−オキシドの加水分解が進行し
て、5−カルバモイル−3−ピリジンカルボン酸若しく
は3,5−ピリジンジカルボン酸又はそれらの1−オキ
シドが副生する。
【0044】酸化(2)において反応時間は、反応温度
等により異なり、反応がスムーズに進行すれば限定され
ないが、過酸化水素を1〜10時間で添加しながら反応
を行い、次いで更に1〜7時間攪拌して反応を完結させ
るのが好適である。過酸化水素の添加速度が速すぎる
と、反応による発熱で反応温度をコントロールすること
が困難となるばかりか、反応系内に過酸化水素が蓄積し
て暴走反応の可能性が生じる。また、過酸化水素の添加
速度が遅すぎると、5−カルバモイル−3−ピリジンカ
ルボン酸若しくは3,5−ピリジンジカルボン酸又はそ
れらの1−オキシドの副生を助長する。
【0045】このようにして生成された3,5−ピリジ
ンジカルボキサミド 1−オキシドは、反応終了後の反
応液を室温程度に冷却すれば結晶として析出し、析出し
た結晶を濾別、乾燥するだけで高純度で得られる。結晶
を濾別した濾液を濃縮すれば更に3,5−ピリジンジカ
ルボキサミド 1−オキシドの結晶が析出し、析出した
結晶を再結晶、洗浄、乾燥して、濾液から高純度の3,
5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドを回収で
きる。再結晶溶媒としてはジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホキシド等の極性溶媒が選ばれる。
【0046】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明を具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるもので
はない。
【0047】実施例1 3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドの合
成 撹拌機、温度計及び滴下ロートを備えた2リットルの四
つ口反応フラスコに、3,5−ピリジンジカルボキサミ
ド40g(0.24モル)、水260g、酢酸40g及
びタングステン酸ナトリウム3.0gを仕込み、内温を
85℃に昇温した。内温を85℃に維持しながら、滴下
ロートから35%過酸化水素37g(0.38モル)を
5時間で滴下した。滴下後は85℃で5時間撹拌を行な
った。反応液を室温に冷却して析出した結晶を濾別、水
洗、乾燥して、液体クロマトグラフィー純度(以下、L
C純度という)98%の3,5−ピリジンジカルボキサ
ミド 1−オキシドを39g(3,5−ピリジンジカル
ボキサミドからの3,5−ピリジンジカルボキサミド
1−オキシドの収率:87%)得た。MS(EI):m
/e 181(M+)、融点:285℃(分解)
【0048】実施例2 3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドの合
成 水260gを加えなかった以外は、実施例1と同様に反
応を行なった結果、3,5−ピリジンジカルボキサミド
1−オキシドを65%の収率(3,5−ピリジンジカ
ルボキサミドからの収率)で得た。
【0049】実施例3 3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシドの合
成 撹拌機、温度計及び滴下ロートを備えた2リットルの四
つ口反応フラスコに、3,5−ピリジンジカルボキサミ
ド30g(0.182モル)と酢酸142gを仕込み、
内温を85℃に昇温した。内温を85〜90℃に維持し
ながら、滴下ロートから35%過酸化水素80g(0.
82モル)を8時間で滴下した。滴下後は85〜90℃
で5時間撹拌を行なった。反応液を室温に冷却して析出
した結晶を濾別、水洗、乾燥して、3,5−ピリジンジ
カルボキサミド 1−オキシドを33%の収率(3,5
−ピリジンジカルボキサミドからの収率)で得た。
【0050】実施例4 2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルの合成 撹拌機、滴下ロート、温度計を備えた2リットルの四つ
口反応フラスコに、オキシ塩化リン1128g(7.3
5モル)を仕込み、内温80〜85℃に昇温した。次い
で内温を同温度に維持しながら、ピリジン124g
(1.57モル)と実施例1と同様にして得られた3,
5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシド190g
(1.05モル)とを約3時間で同時添加した。添加
後、同温度で2時間撹拌を行なった。反応液を室温に冷
却して別のフラスコに準備した氷水の中に、撹拌しなが
ら5〜20℃で注入した。続いて反応液と氷水との混合
物から、クロロホルム500gずつで2回抽出した。得
られたクロロホルム層を硫酸マグネシウム10gで乾燥
した後、硫酸マグネシウムを濾別し、濾液からクロロホ
ルムを留去して、固形化した残渣112gを得た。この
残渣はガスクロマトフィー純度(以下、GC純度とい
う)99%の2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニ
トリル(3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキ
シドからの収率:65.2%)であった。MS(E
I):m/e 163(M+)、融点:103〜105
【0051】実施例5 2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルの合成 オキシ塩化リンに3,5−ピリジンジカルボキサミド
1−オキシドとピリジンとを添加するのを、オキシ塩化
リンと3,5−ピリジンジカルボキサミド 1−オキシ
ドとの混合物にピリジンを添加するのに代えた以外は、
実施例4と同様に行なった。その結果、3,5−ピリジ
ンジカルボキサミド 1−オキシドからの2−クロロ−
3,5−ピリジンジカルボニトリルの収率は64.5%
であった。
【0052】実施例6 2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルの合成 ピリジンに代えてトリエチルアミン159g(1.57
モル)を用いた以外は、実施例4と同様に行なった。そ
の結果、3,5−ピリジンジカルボキサミド1−オキシ
ドからの2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリ
ルの収率は59%であった。
【0053】実施例7 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボニトリルの合成 撹拌機、温度計及び滴下ロートを備えた1リットルの四
つ口反応フラスコに、ジエチレングリコール125g
(1.18モル)と炭酸カリウム25g(0.18モ
ル)を仕込み、撹拌しながら、20℃で1時間を要して
実施例4で得られた2−クロロ−3,5−ピリジンジカ
ルボニトリル25g(0.153モル)を添加した。添
加後は室温下で撹拌を3時間続けた。
【0054】次に反応液に、撹拌しながら、水100g
とクロロホルム100gを加え、更に撹拌を30分行な
った。得られた混合液を分液ロートに移し、クロロホル
ム層と水層を分液した。水層にクロロホルム100gを
加え、抽出し、そのクロロホルム層を先のクロロホルム
層と合わせた。合わされたクロロホルム層を水100g
ずつで2回洗浄した。クロロホルム層に硫酸マグネシウ
ム50gを加え、10分間振盪した後、硫酸マグネシウ
ムを濾別し、濾液からクロロホルムを留去して、オイル
状の2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]
−3,5−ピリジンジカルボニトリル28.5g(2−
クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルからの収
率:79%)を得た。MS(CI/イソブタン):m/
e 234(M++1)、融点(アセテート):68〜
70℃
【0055】実施例8 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボニトリルの合成 炭酸カリウムをピリジンに代え、ピリジンの使用量を2
−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルの2倍モ
ルとした以外は、実施例7と同様にして行なった。その
結果、2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボニトリル
からの2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキ
シ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルの収率は6
3.7%であった。
【0056】実施例9 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボキサミドの合成 撹拌機、滴下ロート及び温度計を備えた1リットルの四
つ口反応フラスコに、実施例7で得られた2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリ
ジンジカルボニトリル3.5g(0.015モル)と水
2.06gを仕込み、内温を約50℃に昇温した。次い
で粉末水酸化ナトリウム0.04g(0.001モル)
を約15分で添加し、80〜85℃で2時間撹拌した。
その後反応液を室温に冷却し、塩酸水溶液でpH6に調
製した後、濃縮した。得られた残渣にジメチルホルムア
ミドを加えて不溶物を濾別し、濾液を濃縮して、粗結晶
2.9gを得た(粗収率=72%)。得られた粗結晶に
エタノール5gを加え、加熱溶解した後、内温を20℃
まで冷却した。析出した結晶を濾別、乾燥すると、GC
純度98%の2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
トキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド2.5g
(2−[(3,5−ジシアノ−2−ピリジルオキシ)エ
トキシ]エタノールからの収率:62%)を得た。MS
(CI/NH3):m/e 270(M++1)、融点:
300℃(分解)
【0057】実施例10 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボキサミドの合成 反応時間2時間を4時間に、及び水をエタノールに代え
た以外は、実施例9と同様に行ない、GC純度98%の
2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボキサミド2.42g(2−
[(3,5−ジシアノ−2−ピリジルオキシ)エトキ
シ]エタノールからの収率:60%)を得た。
【0058】実施例11 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボキサミドの合成 粉末水酸化ナトリウムの代りに粉末水酸化カリウム0.
039g(0.001モル)を用いた以外は、実施例9
と同様に行なったところ、GC純度98%の2−[2−
(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリ
ジンジカルボキサミド3.15g(2−[(3,5−ジ
シアノ−2−ピリジルオキシ)エトキシ]エタノールか
らの収率:78%)を得た。
【0059】実施例12 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−
3,5−ピリジンジカルボキサミドの合成 粉末水酸化ナトリウムの代りに粉末炭酸カリウム0.1
38g(0.001モル)を用いた以外は、実施例9と
同様に行なったところ、2−[2−(3,5−ジシアノ
−ピリジルオキシ)エトキシ]エタノールからの2−
[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5
−ピリジンジカルボキサミドの粗収率は85%であっ
た。他に、収率3%で2−[2−(2−ヒドロキシエト
キシ)エトキシ]−5−シアノ−3−ピリジンカルボキ
サミドを副生した。
【0060】参考例 撹拌機、温度計、滴下ロートを備えた1リットルの4つ
口反応フラスコに、10.8重量%次亜塩素酸ソーダ水
溶液257g(0.372モル)、44%水酸化カリウ
ム101g(0.79モル)及びフレークの氷165g
を仕込んだ後、撹拌しながら内温を5℃に冷却した。次
いで、粉末にした2−[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド5
0g(0.186モル)を一気に投入すると、内温は7
℃まで上昇した。内温5ー10℃で1時間撹拌した後、
約2時間を要し、内温を85℃まで昇温した。内温85
℃で1時間撹拌した後、室温まで冷却し、酢酸エチル2
00gを加え撹拌した。内容物を分液ロートに移して分
液し、得られた油層を硫酸マグネシウム10gで乾燥
後、硫酸マグネシウムを濾別し、濾液を濃縮して、LC
純度96%の2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エ
トキシ]−3,5−ジアミノピリジン30g(2−[2
−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピ
リジンジカルボキサミドからの収率:75.7%)を得
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂口 登志朗 大阪市城東区放出西2丁目12番13号 広栄 テクノサービス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)
    エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド。
  2. 【請求項2】 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)
    エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリルを加水
    分解することを特徴とする2−[2−(2−ヒドロキシ
    エトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサ
    ミドの製造法。
  3. 【請求項3】 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)
    エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニトリル。
  4. 【請求項4】 弱塩基の存在下で、2−クロロ−3,5
    −ピリジンジカルボニトリルをジエチレングリコールと
    反応させることを特徴とする2−[2−(2−ヒドロキ
    シエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボニ
    トリルの製造法。
  5. 【請求項5】 2−クロロ−3,5−ピリジンジカルボ
    ニトリル。
  6. 【請求項6】 3,5−ピリジンジカルボキサミド 1
    −オキシドを脱水塩素化することを特徴とする2−クロ
    ロ−3,5−ピリジンジカルボニトリルの製造法。
  7. 【請求項7】 3,5−ピリジンジカルボキサミド 1
    −オキシド。
  8. 【請求項8】 3,5−ピリジンジカルボキサミドを酸
    化することを特徴とする3,5−ピリジンジカルボキサ
    ミド 1−オキシドの製造法。
JP10396796A 1996-03-29 1996-03-29 2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]−3,5−ピリジンジカルボキサミド、その製造法、その中間体、及び中間体の製造法 Pending JPH09263580A (ja)

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