JPH09263823A - 浸漬管用耐火物及びその製造方法、並びに、該耐火物を施工した浸漬管及びその施工方法 - Google Patents
浸漬管用耐火物及びその製造方法、並びに、該耐火物を施工した浸漬管及びその施工方法Info
- Publication number
- JPH09263823A JPH09263823A JP8095896A JP9589696A JPH09263823A JP H09263823 A JPH09263823 A JP H09263823A JP 8095896 A JP8095896 A JP 8095896A JP 9589696 A JP9589696 A JP 9589696A JP H09263823 A JPH09263823 A JP H09263823A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractory
- metal
- mold
- core
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 溶融金属精錬に用いられる脱ガス装置の浸漬
管の外周や下端にれんがやプレキャストの耐火物を使用
することを可能とするために、れんがの支持を強化し、
なおかつれんが全体の強度を上げて、浸漬管の高耐用化
を図る。 【解決手段】 芯金3の外周または下端に施工される耐
火物を、少なくともその耐火物の半分以上の長さを有す
る線状、棒状、板状のいずれかの金属体1が、その耐火
物の内部に埋め込まれ、ないしは芯金側表面に取り付け
られており、この金属体1を芯金3に接続かつ、固定す
るための、金属体1から伸びる架橋体2が、少なくとも
一ケ所以上その耐火物の芯金側表面に露出または突出し
ている、定形ないしはプレキャストの耐火物とした浸漬
管とする。その結果、耐火物は架橋体2によって強固に
芯金3に固定されるとともに、耐火物自体は金属体1で
補強され、高耐用の浸漬管が得られる。
管の外周や下端にれんがやプレキャストの耐火物を使用
することを可能とするために、れんがの支持を強化し、
なおかつれんが全体の強度を上げて、浸漬管の高耐用化
を図る。 【解決手段】 芯金3の外周または下端に施工される耐
火物を、少なくともその耐火物の半分以上の長さを有す
る線状、棒状、板状のいずれかの金属体1が、その耐火
物の内部に埋め込まれ、ないしは芯金側表面に取り付け
られており、この金属体1を芯金3に接続かつ、固定す
るための、金属体1から伸びる架橋体2が、少なくとも
一ケ所以上その耐火物の芯金側表面に露出または突出し
ている、定形ないしはプレキャストの耐火物とした浸漬
管とする。その結果、耐火物は架橋体2によって強固に
芯金3に固定されるとともに、耐火物自体は金属体1で
補強され、高耐用の浸漬管が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属精錬に用
いられる脱ガス装置の浸漬管に関するもので、そこに使
用される耐火物とその製造方法、並びに、この耐火物を
施工した浸漬管とその施工方法を提供する。
いられる脱ガス装置の浸漬管に関するもので、そこに使
用される耐火物とその製造方法、並びに、この耐火物を
施工した浸漬管とその施工方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】鋼の品質の高級化に伴い、鉄鋼精錬に於
ける二次精錬、とりわけRHやDHなどの脱ガスプロセ
スの重要性は益々高まる一方、その精錬処理内容は脱ガ
ス槽の耐火物にとって厳しいものとなっている。このよ
うな状況下にあっても鉄鋼製造コストの削減は重要な課
題であり、日々耐火物の材質、構造、補修、あるいは操
業方法について研究と開発が進められている。脱ガス設
備において損耗が大きい部位の一つに浸漬管をあげるこ
とができる。この浸漬管は、通常脱ガス槽の下端に位置
し、槽内に溶鋼を吸い上げる際に取り鍋内の溶鋼中に浸
漬する部位である。浸漬管の長さと太さは、脱ガス槽の
形式や容量によってまちまちで、おおよその長さは50
0mmから2000mm、太さは外径で500mmから
3500mmである。なお名称としては浸漬管が普通だ
が、浸漬槽、吸い上げ管などと呼ばれる場合もある。一
般に浸漬管と脱ガス槽のつなぎはフランジあるいは溶接
による。一方、浸漬管は、芯金と耐火物からなる。芯金
は浸漬管の骨格に当たるもので、鉄心とも呼ばれ、通常
鉄などの金属でできた円筒である。その内周と外周には
耐火物が施工されていて、通常は内周にれんが、外周に
キャスタブルを施工する。
ける二次精錬、とりわけRHやDHなどの脱ガスプロセ
スの重要性は益々高まる一方、その精錬処理内容は脱ガ
ス槽の耐火物にとって厳しいものとなっている。このよ
うな状況下にあっても鉄鋼製造コストの削減は重要な課
題であり、日々耐火物の材質、構造、補修、あるいは操
業方法について研究と開発が進められている。脱ガス設
備において損耗が大きい部位の一つに浸漬管をあげるこ
とができる。この浸漬管は、通常脱ガス槽の下端に位置
し、槽内に溶鋼を吸い上げる際に取り鍋内の溶鋼中に浸
漬する部位である。浸漬管の長さと太さは、脱ガス槽の
形式や容量によってまちまちで、おおよその長さは50
0mmから2000mm、太さは外径で500mmから
3500mmである。なお名称としては浸漬管が普通だ
が、浸漬槽、吸い上げ管などと呼ばれる場合もある。一
般に浸漬管と脱ガス槽のつなぎはフランジあるいは溶接
による。一方、浸漬管は、芯金と耐火物からなる。芯金
は浸漬管の骨格に当たるもので、鉄心とも呼ばれ、通常
鉄などの金属でできた円筒である。その内周と外周には
耐火物が施工されていて、通常は内周にれんが、外周に
キャスタブルを施工する。
【0003】浸漬管外周に施工される耐火物は、取り鍋
内の溶鋼上にあるスラグに侵され、内周に施工される耐
火物は、溶鋼による磨耗や溶鋼を環流させるために吹き
込まれるガスの影響を受ける。また、内外周とも溶鋼中
への浸漬と処理終了後の放冷の繰り返しによる熱衝撃で
スポーリングを起こしやすい。上述のように、外周には
キャスタブル耐火物が使用されることが多いが、熱衝撃
によりスポーリングを起こすことで亀裂が生じ、この亀
裂から大気が槽内に侵入して溶鋼中の窒素濃度が下がら
なかったり、あるいは窒素濃度が上がる現象、いわゆる
窒素ピックアップが生じる。
内の溶鋼上にあるスラグに侵され、内周に施工される耐
火物は、溶鋼による磨耗や溶鋼を環流させるために吹き
込まれるガスの影響を受ける。また、内外周とも溶鋼中
への浸漬と処理終了後の放冷の繰り返しによる熱衝撃で
スポーリングを起こしやすい。上述のように、外周には
キャスタブル耐火物が使用されることが多いが、熱衝撃
によりスポーリングを起こすことで亀裂が生じ、この亀
裂から大気が槽内に侵入して溶鋼中の窒素濃度が下がら
なかったり、あるいは窒素濃度が上がる現象、いわゆる
窒素ピックアップが生じる。
【0004】さらに、浸漬管の芯金下端が使用中にラッ
パのように変形して、内周や外周に施工されている耐火
物が脱落することも多い。これらの問題を解決する対策
の一つとして、外周に耐用性の高いれんがなどの定形耐
火物やプレキャスト耐火物を施工した浸漬管が実開昭5
8−135457号あるいは特開平7−34119号公
報などに開示されている。これらの考案や発明において
は、浸漬管の外周に耐食性と耐スポール性に優れた定型
れんがを使用することで、取り鍋内容鋼上のスラグに対
して高い耐食性と耐スポーリング性を確保している。ま
た、キャスタブル耐火物を使用した場合よりも構造的に
安定的なので、亀裂が生じ難く、窒素ピックアップも起
こりにくいなど、上述の課題をかなり解決することがで
きる。
パのように変形して、内周や外周に施工されている耐火
物が脱落することも多い。これらの問題を解決する対策
の一つとして、外周に耐用性の高いれんがなどの定形耐
火物やプレキャスト耐火物を施工した浸漬管が実開昭5
8−135457号あるいは特開平7−34119号公
報などに開示されている。これらの考案や発明において
は、浸漬管の外周に耐食性と耐スポール性に優れた定型
れんがを使用することで、取り鍋内容鋼上のスラグに対
して高い耐食性と耐スポーリング性を確保している。ま
た、キャスタブル耐火物を使用した場合よりも構造的に
安定的なので、亀裂が生じ難く、窒素ピックアップも起
こりにくいなど、上述の課題をかなり解決することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の技術においては、浸漬管外周に施工されたれんが
を金物により上下に挟み込むようにして指示しているた
め、万が一この指示金物が損傷した場合には、外周のれ
んががたちどころに脱落して浸漬管は廃棄せざるを得な
くなる。特に長時間にわたって高温の溶鋼を脱ガス処理
する場合には、外周のれんが下端の指示金物が高温下で
損傷することがある。また浸漬管外周に付着した滓を除
去する際など、外周のれんがに大きな力が加わるため、
れんがが折損することがある。これらの課題を解決する
ためには、れんがの指示を強化し、なおかつれんがが全
体の強度を上げる必要がある。
従来の技術においては、浸漬管外周に施工されたれんが
を金物により上下に挟み込むようにして指示しているた
め、万が一この指示金物が損傷した場合には、外周のれ
んががたちどころに脱落して浸漬管は廃棄せざるを得な
くなる。特に長時間にわたって高温の溶鋼を脱ガス処理
する場合には、外周のれんが下端の指示金物が高温下で
損傷することがある。また浸漬管外周に付着した滓を除
去する際など、外周のれんがに大きな力が加わるため、
れんがが折損することがある。これらの課題を解決する
ためには、れんがの指示を強化し、なおかつれんがが全
体の強度を上げる必要がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのための方策を鋭意検
討した結果、以下のような発明を得た。すなわち、ま
ず、浸漬管の芯金外周または芯金下端に施工する浸漬管
用耐火物を以下のようなものとする。少なくとも該耐火
物の半分以上の長さを有する線状、棒状、板状のいずれ
かの金属体が、該耐火物の内部に埋込まれ、ないしは芯
金側表面に取り付けられており、該金属体を芯金に接続
かつ固定するための、前記金属体から伸びる架橋体が、
少なくとも一か所以上該耐火物の芯金側表面に露出また
は突出している、定形ないしはプレキャストの耐火物で
ある。
討した結果、以下のような発明を得た。すなわち、ま
ず、浸漬管の芯金外周または芯金下端に施工する浸漬管
用耐火物を以下のようなものとする。少なくとも該耐火
物の半分以上の長さを有する線状、棒状、板状のいずれ
かの金属体が、該耐火物の内部に埋込まれ、ないしは芯
金側表面に取り付けられており、該金属体を芯金に接続
かつ固定するための、前記金属体から伸びる架橋体が、
少なくとも一か所以上該耐火物の芯金側表面に露出また
は突出している、定形ないしはプレキャストの耐火物で
ある。
【0007】このような浸漬管用耐火物を製造するに
は、いくつかの方法があり、ここでは次の5通りの方法
を提案する。いずれも型を用いて耐火物を製造するもの
であって、 (1)少なくとも型の半分以上の長さを有する線状、棒
状、板状のいずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続
かつ固定するための架橋体を少なくとも一か所以上取り
付けた耐火物補強体を、型の内側底面ないしは内側側面
に接するように置いた後、坏土または混練体を装入し
て、定形ないしはプレキャストの耐火物を製造する。
は、いくつかの方法があり、ここでは次の5通りの方法
を提案する。いずれも型を用いて耐火物を製造するもの
であって、 (1)少なくとも型の半分以上の長さを有する線状、棒
状、板状のいずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続
かつ固定するための架橋体を少なくとも一か所以上取り
付けた耐火物補強体を、型の内側底面ないしは内側側面
に接するように置いた後、坏土または混練体を装入し
て、定形ないしはプレキャストの耐火物を製造する。
【0008】(2)型に坏土または混練体の一部を装入
した後、少なくとも型の半分以上の長さを有する線状、
棒状、板状のいずれかの金属体に、該金属体を芯金に接
続かつ固定するための架橋体を少なくとも一か所以上取
り付けた耐火物補強体を、型の内側底面ないしは内側側
面に接するように置き、さらに残りの坏土または混練体
を装入して、定形ないしはプレキャストの耐火物プレキ
ャストの耐火物を製造する。
した後、少なくとも型の半分以上の長さを有する線状、
棒状、板状のいずれかの金属体に、該金属体を芯金に接
続かつ固定するための架橋体を少なくとも一か所以上取
り付けた耐火物補強体を、型の内側底面ないしは内側側
面に接するように置き、さらに残りの坏土または混練体
を装入して、定形ないしはプレキャストの耐火物プレキ
ャストの耐火物を製造する。
【0009】(3)少なくとも型の半分以上の長さを有
する線状、棒状、板状のいずれかの金属体に、該金属体
を芯金に接続かつ固定するための架橋体を少なくとも一
か所以上取り付けた耐火物補強体の、架橋体の一部また
は全部を差し込むための窪みを型の内側底面ないしは内
側側面に設け、該窪みに前記耐火物補強体の架橋体を差
し込んだ後、坏土または混練体を装入して、定形ないし
はプレキャストの耐火物を製造する。
する線状、棒状、板状のいずれかの金属体に、該金属体
を芯金に接続かつ固定するための架橋体を少なくとも一
か所以上取り付けた耐火物補強体の、架橋体の一部また
は全部を差し込むための窪みを型の内側底面ないしは内
側側面に設け、該窪みに前記耐火物補強体の架橋体を差
し込んだ後、坏土または混練体を装入して、定形ないし
はプレキャストの耐火物を製造する。
【0010】(4)少なくとも型の半分以上の長さを有
する線状、棒状、板状のいずれかの金属体に、該金属体
を芯金に接続かつ固定するための架橋体を少なくとも一
か所以上取り付けた耐火物補強体を型の中に吊るし、混
練体を流し込んで、プレキャストの耐火物を製造する。
する線状、棒状、板状のいずれかの金属体に、該金属体
を芯金に接続かつ固定するための架橋体を少なくとも一
か所以上取り付けた耐火物補強体を型の中に吊るし、混
練体を流し込んで、プレキャストの耐火物を製造する。
【0011】(5)型に混練体を流し込んだ後に、少な
くとも型の半分以上の長さを有する線状、棒状、板状の
いずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続かつ固定す
るための架橋体を少なくとも一か所以上取り付けた耐火
物補強体を型の中に挿入して、プレキャストの耐火物を
製造する。
くとも型の半分以上の長さを有する線状、棒状、板状の
いずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続かつ固定す
るための架橋体を少なくとも一か所以上取り付けた耐火
物補強体を型の中に挿入して、プレキャストの耐火物を
製造する。
【0012】以上のようにして得られた浸漬管耐火物
を、該耐火物の架橋体を介して浸漬管芯金の外周または
下端に接続かつ固定することにより目的とする本発明の
浸漬管が得られる。このような浸漬管を施工する際に
は、前記浸漬管用耐火物の架橋体をそのまま、あるいは
架橋体の長さを延長し、あるいは金属体に新たに架橋体
を取り付けて、該架橋体を芯金の外周または下端に接続
かつ固定することとする。
を、該耐火物の架橋体を介して浸漬管芯金の外周または
下端に接続かつ固定することにより目的とする本発明の
浸漬管が得られる。このような浸漬管を施工する際に
は、前記浸漬管用耐火物の架橋体をそのまま、あるいは
架橋体の長さを延長し、あるいは金属体に新たに架橋体
を取り付けて、該架橋体を芯金の外周または下端に接続
かつ固定することとする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明による浸漬管の例
を、図1の断面図及び図2の説明図に基づいて説明す
る。本発明では、浸漬管の外周あるいは下端に施工する
耐火物の内部あるいは表面に、図2に示すような耐火物
補強体が存在する。この耐火物補強体は、線状あるいは
棒状あるいは板状の金属体1と、これに固定された架橋
体2とからなる。
を、図1の断面図及び図2の説明図に基づいて説明す
る。本発明では、浸漬管の外周あるいは下端に施工する
耐火物の内部あるいは表面に、図2に示すような耐火物
補強体が存在する。この耐火物補強体は、線状あるいは
棒状あるいは板状の金属体1と、これに固定された架橋
体2とからなる。
【0014】図1には、外周耐火物5の内部に金属体1
が埋め込まれている場合が示されている。この金属体1
には、外周耐火物5を補強する働きがあるため、付着し
た滓の除去などにより多少の力が加わったとしても外周
耐火物5は折損しない。金属体1には、外周耐火物5の
背面すなわち芯金3の方向に伸びた架橋体2が取り付け
られており、その先端は芯金3に溶接されている。これ
により外周耐火物5はしっかりと芯金3に固定され、温
度が上がりやすい浸漬管下端でれんがを支持する必要が
なくなる。外周耐火物5と芯金3の間には、地金侵入な
どに備えて外側充填材9を施工しておくことが望まし
い。
が埋め込まれている場合が示されている。この金属体1
には、外周耐火物5を補強する働きがあるため、付着し
た滓の除去などにより多少の力が加わったとしても外周
耐火物5は折損しない。金属体1には、外周耐火物5の
背面すなわち芯金3の方向に伸びた架橋体2が取り付け
られており、その先端は芯金3に溶接されている。これ
により外周耐火物5はしっかりと芯金3に固定され、温
度が上がりやすい浸漬管下端でれんがを支持する必要が
なくなる。外周耐火物5と芯金3の間には、地金侵入な
どに備えて外側充填材9を施工しておくことが望まし
い。
【0015】芯金3の内周耐火物6及び下端耐火物7は
従来通りの材質と施工方法で問題はない。図1には、内
周に内周耐火物支持金物11で支持された内周耐火物6
と内側充填材10、下端にスタッド8で支持された下端
耐火物7を施工した例を示してある。耐火物補強体を有
し、外周または下端に施工される耐火物の製造方法とし
ては、以下のような方法がある。すなわち、型の内側底
面ないしは内側側面に接するように前記耐火物補強体を
置いた後、坏土または混練体を装入する方法、型に坏土
または混練体の一部を装入た後、型の内側底面ないしは
内側側面に接するように前記耐火物補強体を置き、さら
に、残りの坏土または混練体を装入する方法、架橋体の
一部または全部を差込むための窪みを型の内側底面ない
しは内側側面に設け、その窪みに前記耐火物補強体の架
橋体を差込んだ後、坏土または混練体を装入する方法で
ある。これらはいずれも加圧成形あるいはランマー成形
あるいはスタンプ成形を行う定型耐火物ないしはプレキ
ャスト耐火物を製造する際の方法である。
従来通りの材質と施工方法で問題はない。図1には、内
周に内周耐火物支持金物11で支持された内周耐火物6
と内側充填材10、下端にスタッド8で支持された下端
耐火物7を施工した例を示してある。耐火物補強体を有
し、外周または下端に施工される耐火物の製造方法とし
ては、以下のような方法がある。すなわち、型の内側底
面ないしは内側側面に接するように前記耐火物補強体を
置いた後、坏土または混練体を装入する方法、型に坏土
または混練体の一部を装入た後、型の内側底面ないしは
内側側面に接するように前記耐火物補強体を置き、さら
に、残りの坏土または混練体を装入する方法、架橋体の
一部または全部を差込むための窪みを型の内側底面ない
しは内側側面に設け、その窪みに前記耐火物補強体の架
橋体を差込んだ後、坏土または混練体を装入する方法で
ある。これらはいずれも加圧成形あるいはランマー成形
あるいはスタンプ成形を行う定型耐火物ないしはプレキ
ャスト耐火物を製造する際の方法である。
【0016】一方、プレキャスト耐火物については、混
練体が流動性に富んでいるため、型の中に上記耐火物補
強体を吊るしておいて混練体を流し込む方法、型に混練
体を流し込んだ後、上記耐火物補強体を型の中に挿入す
る方法を用いることもできる。架橋体2と金属体1と
は、一体物でも、あるいは予め溶接したり、ねじや嵌合
によって金属体1に固定させても構わない。なお、架橋
体2は、必ずしも耐火物表面に突出させておく必要はな
く、耐火物表面に金属体1あるいは架橋体2を露出させ
ておき、ここに延長のための棒等を溶接あるいはねじや
嵌合によって接続して、これを架橋体2としても差し支
えない。
練体が流動性に富んでいるため、型の中に上記耐火物補
強体を吊るしておいて混練体を流し込む方法、型に混練
体を流し込んだ後、上記耐火物補強体を型の中に挿入す
る方法を用いることもできる。架橋体2と金属体1と
は、一体物でも、あるいは予め溶接したり、ねじや嵌合
によって金属体1に固定させても構わない。なお、架橋
体2は、必ずしも耐火物表面に突出させておく必要はな
く、耐火物表面に金属体1あるいは架橋体2を露出させ
ておき、ここに延長のための棒等を溶接あるいはねじや
嵌合によって接続して、これを架橋体2としても差し支
えない。
【0017】金属体の材質は、通常普通鋼で問題ない。
但し、高温強度などが特に要求される場合には、ステン
レス鋼や耐熱鋼などとすることが望ましい。また、金属
体の断面形状としては、円、楕円、正方形、長方形、山
型、L型、H型、I型などが挙げられる。円形パイプ、
角パイプなど中空のものも使用できるが、外周耐火物と
して成形する際に破損する可能性がある場合には、使用
しないほうが良い。架橋体の材質と断面形状についても
同様である。
但し、高温強度などが特に要求される場合には、ステン
レス鋼や耐熱鋼などとすることが望ましい。また、金属
体の断面形状としては、円、楕円、正方形、長方形、山
型、L型、H型、I型などが挙げられる。円形パイプ、
角パイプなど中空のものも使用できるが、外周耐火物と
して成形する際に破損する可能性がある場合には、使用
しないほうが良い。架橋体の材質と断面形状についても
同様である。
【0018】外周耐火物5の材質は、操業条件によって
適宜選択すればよい。RHやDHの浸漬管の場合、耐食
性と耐スポール性を両立できる材質として一般的にはM
gO−Cれんがが適している。しかし、場合によっては
他の材質を選択することも可能である。また、れんがに
限らず、プレキャストした不定形耐火物なども可能であ
る。本発明に於ける外周耐火物の支持方法としては、従
来のれんが支持方法、たとえば、実開昭58−1354
57号公報あるいは特開平7−34119号公報などに
開示されているような上下から支持する方法を併用して
も何ら差し支えない。むしろより確実に支持することが
できる。また本発明に於ける浸漬管の芯金は、これを二
重ジャケットとし、間に冷媒を流して冷却するようにし
た芯金、あるいは、芯金にパイプを沿わせて冷媒を流
し、これによって冷却するようにした芯金などを用いて
も構わない。
適宜選択すればよい。RHやDHの浸漬管の場合、耐食
性と耐スポール性を両立できる材質として一般的にはM
gO−Cれんがが適している。しかし、場合によっては
他の材質を選択することも可能である。また、れんがに
限らず、プレキャストした不定形耐火物なども可能であ
る。本発明に於ける外周耐火物の支持方法としては、従
来のれんが支持方法、たとえば、実開昭58−1354
57号公報あるいは特開平7−34119号公報などに
開示されているような上下から支持する方法を併用して
も何ら差し支えない。むしろより確実に支持することが
できる。また本発明に於ける浸漬管の芯金は、これを二
重ジャケットとし、間に冷媒を流して冷却するようにし
た芯金、あるいは、芯金にパイプを沿わせて冷媒を流
し、これによって冷却するようにした芯金などを用いて
も構わない。
【0019】図3は、芯金側表面に金属体1を設けた耐
火物を浸漬管の外周に施工した場合を示す。金属体1
は、耐火物を製造する際に、型の内側底面に置き、その
あと坏土を全量装入して成形し、目的の耐火物を得た。
金属体1が外周耐火物5から剥がれるのを防ぐため、金
属体1には突起12を設けている。
火物を浸漬管の外周に施工した場合を示す。金属体1
は、耐火物を製造する際に、型の内側底面に置き、その
あと坏土を全量装入して成形し、目的の耐火物を得た。
金属体1が外周耐火物5から剥がれるのを防ぐため、金
属体1には突起12を設けている。
【0020】また、図4は、内部に金属体を埋め込んだ
れんがを浸漬管の外周と下端に使用した例である。浸食
されやすい浸漬管下端には、高耐用性のれんが等の定形
耐火物を施工するのが好適であり、通常のれんがを用い
ると、スポーリングが起きてれんがが脱落することが多
いので注意を要する。本発明では、下端をれんが化する
ことにより、従来よりも寿命の長い、安定した浸漬管を
実現することができた。
れんがを浸漬管の外周と下端に使用した例である。浸食
されやすい浸漬管下端には、高耐用性のれんが等の定形
耐火物を施工するのが好適であり、通常のれんがを用い
ると、スポーリングが起きてれんがが脱落することが多
いので注意を要する。本発明では、下端をれんが化する
ことにより、従来よりも寿命の長い、安定した浸漬管を
実現することができた。
【0021】さらに、図5は、金属体を埋め込んだ耐火
物を浸漬管の外周に適用し、かつその長さを浸漬管下端
まで延長した例である。金属体を設けていないれんが等
の定形耐火物を浸漬管の下端まで延長すると、通常は下
端が割れて脱落する。しかし、本発明では、金属体を埋
め込んだ耐火物を採用したことで割れることがなくなっ
た。
物を浸漬管の外周に適用し、かつその長さを浸漬管下端
まで延長した例である。金属体を設けていないれんが等
の定形耐火物を浸漬管の下端まで延長すると、通常は下
端が割れて脱落する。しかし、本発明では、金属体を埋
め込んだ耐火物を採用したことで割れることがなくなっ
た。
【0022】
【発明の効果】本発明により、外周や下端をれんがなど
の耐火物で構成した高耐用の浸漬管が得られる。これに
より浸漬管の寿命が延長し、操業の安定化と耐火物原単
位の削減を図ることができて鉄鋼製造コストの削減に大
きく寄与する。
の耐火物で構成した高耐用の浸漬管が得られる。これに
より浸漬管の寿命が延長し、操業の安定化と耐火物原単
位の削減を図ることができて鉄鋼製造コストの削減に大
きく寄与する。
【図1】金属体を内部に設けた耐火物を芯金外周に適用
した浸漬管の断面図である。
した浸漬管の断面図である。
【図2】耐火物補強体の概要説明図である。
【図3】金属体を表面に設けた耐火物を芯金外周に適用
した浸漬管の断面図である。
した浸漬管の断面図である。
【図4】金属体を内部に設けた耐火物を芯金外周と芯金
下端とに適用した浸漬管の断面図である。
下端とに適用した浸漬管の断面図である。
【図5】金属体を内部に設けた外周耐火物の施工範囲を
延長して浸漬管の下端までとした浸漬管の断面図であ
る。
延長して浸漬管の下端までとした浸漬管の断面図であ
る。
1 金属体 2 架橋体 3 芯金 4 フランジ 5 外周耐火物 6 内周耐火物 7 下端耐火物 8 スタッド 9 外側充填材 10 内側充填材 11 内周耐火物支持金物 12 突起
Claims (8)
- 【請求項1】浸漬管の芯金外周または芯金下端に施工さ
れる耐火物であって、少なくとも該耐火物の半分以上の
長さを有する線状、棒状、板状のいずれかの金属体が、
該耐火物の内部に埋込まれ、ないしは芯金側表面に取り
付けられており、該金属体を芯金に接続かつ固定するた
めの、前記金属体から伸びる架橋体が、少なくとも一か
所以上該耐火物の芯金側表面に露出または突出してい
る、定形ないしはプレキャストの浸漬管用耐火物。 - 【請求項2】型を用いて浸漬管用耐火物を製造する際
に、少なくとも型の半分以上の長さを有する線状、棒
状、板状のいずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続
かつ固定するための架橋体を少なくとも一か所以上取り
付けた耐火物補強体を、型の内側底面ないしは内側側面
に接するように置いた後、坏土または混練体を装入し
て、定形ないしはプレキャストの耐火物を製造すること
を特徴とする浸漬管用耐火物の製造方法。 - 【請求項3】型を用いて浸漬管用耐火物を製造する際
に、型に坏土または混練体の一部を装入した後、少なく
とも型の半分以上の長さを有する線状、棒状、板状のい
ずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続かつ固定する
ための架橋体を少なくとも一か所以上取り付けた耐火物
補強体を、型の内側底面ないしは内側側面に接するよう
に置き、さらに、残りの坏土または混練体を装入して定
形ないしはプレキャストの耐火物を製造することを特徴
とする浸漬管用耐火物の製造方法。 - 【請求項4】型を用いて浸漬管用耐火物を製造する際
に、少なくとも型の半分以上の長さを有する線状、棒
状、板状のいずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続
かつ固定するための架橋体を少なくとも一か所以上取り
付けた耐火物補強体の、架橋体の一部または全部を差し
込むための窪みを型の内側底面ないしは内側側面に設
け、該窪みに前記耐火物補強体の架橋体を差し込んだ
後、坏土または混練体を装入して、定形ないしはプレキ
ャストの耐火物を製造することを特徴とする浸漬管用耐
火物の製造方法。 - 【請求項5】型を用いて浸漬管用耐火物を製造する際
に、少なくとも型の半分以上の長さを有する線状、棒
状、板状のいずれかの金属体に、該金属体を芯金に接続
かつ固定するための架橋体を少なくとも一か所以上取り
付けた耐火物補強体を型の中に吊るし、混練体を流し込
んで、プレキャストの耐火物を製造することを特徴とす
る浸漬管用耐火物の製造方法。 - 【請求項6】型を用いて浸漬管用耐火物を製造する際
に、型に混練体を流し込んだ後に、少なくとも型の半分
以上の長さを有する線状、棒状、板状のいずれかの金属
体に、該金属体を芯金に接続かつ固定するための架橋体
を少なくとも一か所以上取り付けた耐火物補強体を型の
中に挿入して、プレキャストの耐火物を製造することを
特徴とする浸漬管用耐火物の製造方法。 - 【請求項7】請求項1記載の浸漬管用耐火物が、該耐火
物の架橋体を介して芯金の外周または下端に接続かつ固
定されていることを特徴とする浸漬管。 - 【請求項8】請求項1記載の浸漬管用耐火物の架橋体を
そのまま、あるいは架橋体の長さを延長し、あるいは金
属体に新たに架橋体を取り付けて、該架橋体を芯金の外
周または下端に接続かつ固定することを特徴とする浸漬
管の施工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8095896A JPH09263823A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 浸漬管用耐火物及びその製造方法、並びに、該耐火物を施工した浸漬管及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8095896A JPH09263823A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 浸漬管用耐火物及びその製造方法、並びに、該耐火物を施工した浸漬管及びその施工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09263823A true JPH09263823A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=14150080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8095896A Withdrawn JPH09263823A (ja) | 1996-03-27 | 1996-03-27 | 浸漬管用耐火物及びその製造方法、並びに、該耐火物を施工した浸漬管及びその施工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09263823A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168601A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 浸漬管 |
| JP2011074439A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 精錬装置用浸漬管 |
| JP2013231219A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 真空脱ガス装置の浸漬管 |
| KR102191730B1 (ko) * | 2020-11-09 | 2020-12-16 | 조선내화 주식회사 | 개선된 구조의 진공탈가스 설비(rh-ob) 및 이의 시공방법 |
| CN114574664A (zh) * | 2022-01-29 | 2022-06-03 | 北京首钢股份有限公司 | 一种rh浸渍管修补方法 |
-
1996
- 1996-03-27 JP JP8095896A patent/JPH09263823A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010168601A (ja) * | 2009-01-20 | 2010-08-05 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 浸漬管 |
| JP2011074439A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 精錬装置用浸漬管 |
| JP2013231219A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Tokyo Yogyo Co Ltd | 真空脱ガス装置の浸漬管 |
| KR102191730B1 (ko) * | 2020-11-09 | 2020-12-16 | 조선내화 주식회사 | 개선된 구조의 진공탈가스 설비(rh-ob) 및 이의 시공방법 |
| CN114574664A (zh) * | 2022-01-29 | 2022-06-03 | 北京首钢股份有限公司 | 一种rh浸渍管修补方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH09263823A (ja) | 浸漬管用耐火物及びその製造方法、並びに、該耐火物を施工した浸漬管及びその施工方法 | |
| US4399985A (en) | Metallurgical lance | |
| JP2768785B2 (ja) | 溶鋼鍋のライニング方法及び補修方法 | |
| CN1212907C (zh) | 一种金属基体冷却壁的铸造方法 | |
| JP5393231B2 (ja) | 浸漬管 | |
| JP5397149B2 (ja) | 浸漬管 | |
| JP5462601B2 (ja) | 真空脱ガス炉の浸漬管 | |
| CA2511141C (en) | Cooling element, in particular for furnaces, and method for producing a cooling element | |
| US12529521B2 (en) | Blast lance for gas blowing, its use and method of production | |
| JP5483848B2 (ja) | 簡易精錬装置用浸漬管 | |
| JP2001170742A (ja) | 冶金容器のスライディングノズル | |
| JPH08219659A (ja) | 誘導炉内張り耐火物の施工方法 | |
| JP2570035Y2 (ja) | 不定形耐火物内張り浸漬管構造 | |
| JP2011074439A (ja) | 精錬装置用浸漬管 | |
| JPH10280030A (ja) | Rh真空脱ガス炉補修側壁及びrh真空脱ガス炉の補修方法 | |
| JPH10140230A (ja) | 真空脱ガス装置用浸漬管 | |
| CN117107014B (zh) | 一种低膨胀浸渍管及制备方法 | |
| CN117107013B (zh) | 一种低导热浸渍管及制备方法 | |
| JPH0751821A (ja) | 真空脱ガス装置用浸漬管 | |
| JP4496843B2 (ja) | 脱ガス装置の浸漬管 | |
| JP4157222B2 (ja) | 真空脱ガス装置用浸漬管 | |
| JP4733420B2 (ja) | 真空脱ガス装置用浸漬管 | |
| JPH09310115A (ja) | 精錬炉用浸漬管構造 | |
| JPH0610355U (ja) | 溶鋼処理用浸漬管 | |
| JP3856180B2 (ja) | 簡易取鍋精錬装置用浸漬管 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030603 |