JPH09264191A - スターリング機器の容積室構造 - Google Patents
スターリング機器の容積室構造Info
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- JPH09264191A JPH09264191A JP7383396A JP7383396A JPH09264191A JP H09264191 A JPH09264191 A JP H09264191A JP 7383396 A JP7383396 A JP 7383396A JP 7383396 A JP7383396 A JP 7383396A JP H09264191 A JPH09264191 A JP H09264191A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スターリング機器において、膨張行程や圧縮
行程の作動ガス変化を等温変化に近づける等温化を効果
的に達成する。 【解決手段】 再生熱交換器5を備えるガス路4を介し
て容積室3内に流入させた作動ガスGを、スターリング
サイクル又は逆スターリングサイクルにおける膨張又は
圧縮の行程として、容積室3の容積変化を伴い膨張又は
圧縮させるスターリング機器において、容積室3を、膨
張又は圧縮の行程で各々が容積変化する複数の分室3a
〜3cに分割し、これら分室3a〜3cのうち、ガス路
4を接続した第1分室3aに対し、他の分室3b,3c
を分室連通路7a,7bを介して連通させ、この分室連
通路7a,7bに、作動ガスGと等温化用熱媒Lとを熱
交換させる等温化用の熱交換器8a,8bを設ける。
行程の作動ガス変化を等温変化に近づける等温化を効果
的に達成する。 【解決手段】 再生熱交換器5を備えるガス路4を介し
て容積室3内に流入させた作動ガスGを、スターリング
サイクル又は逆スターリングサイクルにおける膨張又は
圧縮の行程として、容積室3の容積変化を伴い膨張又は
圧縮させるスターリング機器において、容積室3を、膨
張又は圧縮の行程で各々が容積変化する複数の分室3a
〜3cに分割し、これら分室3a〜3cのうち、ガス路
4を接続した第1分室3aに対し、他の分室3b,3c
を分室連通路7a,7bを介して連通させ、この分室連
通路7a,7bに、作動ガスGと等温化用熱媒Lとを熱
交換させる等温化用の熱交換器8a,8bを設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スターリングエン
ジンや、スターリング冷凍機/ヒートポンプ、あるい
は、スターリングサイクルと逆スターリングサイクルと
を並行実施する熱・動力機器などのスターリング機器に
関し、詳しくは、再生熱交換器を備えるガス路を介して
容積室内に流入させた作動ガスを、スターリングサイク
ル又は逆スターリングサイクルにおける膨張又は圧縮の
行程として、前記容積室の容積変化を伴い膨張又は圧縮
させるスターリング機器の容積室構造に関する。
ジンや、スターリング冷凍機/ヒートポンプ、あるい
は、スターリングサイクルと逆スターリングサイクルと
を並行実施する熱・動力機器などのスターリング機器に
関し、詳しくは、再生熱交換器を備えるガス路を介して
容積室内に流入させた作動ガスを、スターリングサイク
ル又は逆スターリングサイクルにおける膨張又は圧縮の
行程として、前記容積室の容積変化を伴い膨張又は圧縮
させるスターリング機器の容積室構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スターリング機器では、膨張室又
は圧縮室(本明細書では、両室を総称して容積室と称
す)での作動ガスの膨張や圧縮が、理論サイクル通りの
等温変化とはならず、膨張では温度降下を伴う、また、
圧縮では温度上昇を伴う断熱膨張や断熱圧縮傾向の変化
となる為、断熱損失を生じて機器効率が低下することが
知られている。そして、この問題に対し、容積室での作
動ガスの膨張や圧縮を等温変化に近づける等温化の工夫
として、次の(イ)〜(ハ)の各方式があった。
は圧縮室(本明細書では、両室を総称して容積室と称
す)での作動ガスの膨張や圧縮が、理論サイクル通りの
等温変化とはならず、膨張では温度降下を伴う、また、
圧縮では温度上昇を伴う断熱膨張や断熱圧縮傾向の変化
となる為、断熱損失を生じて機器効率が低下することが
知られている。そして、この問題に対し、容積室での作
動ガスの膨張や圧縮を等温変化に近づける等温化の工夫
として、次の(イ)〜(ハ)の各方式があった。
【0003】(イ)図7に示すように、容積室3を形成
するシリンダ1のヘッドを円錐形状にするとともに、ピ
ストン2も、これに対応する円錐形状にし、そして、シ
リンダヘッドの円錐形状の壁1aをヒレ付きの伝熱壁と
して、膨張又は圧縮行程にあるシリンダ室内(容積室3
内)の作動ガスGと、外部の等温化用熱媒L(すなわ
ち、作動ガスGとの熱授受により作動ガスGを等温に維
持する熱源熱媒)とを熱交換させる方式。
するシリンダ1のヘッドを円錐形状にするとともに、ピ
ストン2も、これに対応する円錐形状にし、そして、シ
リンダヘッドの円錐形状の壁1aをヒレ付きの伝熱壁と
して、膨張又は圧縮行程にあるシリンダ室内(容積室3
内)の作動ガスGと、外部の等温化用熱媒L(すなわ
ち、作動ガスGとの熱授受により作動ガスGを等温に維
持する熱源熱媒)とを熱交換させる方式。
【0004】(ロ)図8に示すように、容積室3を形成
するシリンダ1のヘッドを、複数の円錐形状を有する凹
凸形状に形成するとともに、ピストン2も、これに対応
する凹凸形状にし、そして、上記(イ)と同様、シリン
ダヘッドの凹凸形状の壁1a’をヒレ付きの伝熱壁とし
て、膨張又は圧縮行程にあるシリンダ室内(容積室3
内)の作動ガスGと、外部の等温化用熱媒Lとを熱交換
させる方式。
するシリンダ1のヘッドを、複数の円錐形状を有する凹
凸形状に形成するとともに、ピストン2も、これに対応
する凹凸形状にし、そして、上記(イ)と同様、シリン
ダヘッドの凹凸形状の壁1a’をヒレ付きの伝熱壁とし
て、膨張又は圧縮行程にあるシリンダ室内(容積室3
内)の作動ガスGと、外部の等温化用熱媒Lとを熱交換
させる方式。
【0005】すなわち、(イ),(ロ)の方式は、いず
れも、容積室3内の作動ガスGと外部の等温化熱媒Lと
の伝熱面積を、容積室3の容積の割りに大きく確保する
ことで、容積室3内の作動ガスGと等温化用熱媒Lとの
熱交換を促進し、これにより、容積室3内での作動ガス
Gの膨張や圧縮を等温変化に近づけようとするものであ
る。
れも、容積室3内の作動ガスGと外部の等温化熱媒Lと
の伝熱面積を、容積室3の容積の割りに大きく確保する
ことで、容積室3内の作動ガスGと等温化用熱媒Lとの
熱交換を促進し、これにより、容積室3内での作動ガス
Gの膨張や圧縮を等温変化に近づけようとするものであ
る。
【0006】(ハ)図9に示すように、容積室3を形成
するシリンダ1の壁1a”を、シリンダ室内の作動ガス
Gと外部の等温化用熱媒Lとを熱交換させるヒレ付きの
伝熱壁にするとともに、シリンダ室内に対するガス路4
の開口4aを、シリンダ室内周面の接線方向に向けて作
動ガスGを流入させる構造とし、このガス路開口4aか
らの作動ガス流入により、シリンダ室内(容積室3内)
で作動ガスGを旋回させる方式。
するシリンダ1の壁1a”を、シリンダ室内の作動ガス
Gと外部の等温化用熱媒Lとを熱交換させるヒレ付きの
伝熱壁にするとともに、シリンダ室内に対するガス路4
の開口4aを、シリンダ室内周面の接線方向に向けて作
動ガスGを流入させる構造とし、このガス路開口4aか
らの作動ガス流入により、シリンダ室内(容積室3内)
で作動ガスGを旋回させる方式。
【0007】すなわち、この(ハ)の方式では、容積室
3内で作動ガスGを旋回させることにより、容積室3内
の作動ガスGと、シリンダ壁1a”により形成されたヒ
レ付き伝熱壁との熱伝達を良好に維持して、作動ガスG
と等温化用熱媒Lとの熱交換を促進し、これにより、容
積室3内での作動ガスGの膨張や圧縮を等温変化に近づ
けようとするものである。
3内で作動ガスGを旋回させることにより、容積室3内
の作動ガスGと、シリンダ壁1a”により形成されたヒ
レ付き伝熱壁との熱伝達を良好に維持して、作動ガスG
と等温化用熱媒Lとの熱交換を促進し、これにより、容
積室3内での作動ガスGの膨張や圧縮を等温変化に近づ
けようとするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の(イ)
や(ロ)の方式では、ピストン2が上死点近くにあると
き(すなわち、ピストン2とシリンダヘッドとの離間寸
法が小さい状態にあるとき)には、容積室3内の作動ガ
スGと外部の等温化用熱媒Lとの間の熱伝達率を比較的
高く確保できるものの、ピストン2が下死点側に位置し
てピストン2とシリンダヘッドとの離間寸法が大きい状
態にあるとき、容積室3内の作動ガスGの伝熱に関わる
水力直径が大きくなって熱抵抗が大きくなることで、容
積室3内の作動ガスGと外部の等温化用熱媒Lとの間の
熱伝達率が低下し、この為、断熱変化傾向を充分には回
避できず、容積室3内での作動ガスGの膨張や圧縮を等
温変化に近づける等温化の効果は未だ低いものであっ
た。
や(ロ)の方式では、ピストン2が上死点近くにあると
き(すなわち、ピストン2とシリンダヘッドとの離間寸
法が小さい状態にあるとき)には、容積室3内の作動ガ
スGと外部の等温化用熱媒Lとの間の熱伝達率を比較的
高く確保できるものの、ピストン2が下死点側に位置し
てピストン2とシリンダヘッドとの離間寸法が大きい状
態にあるとき、容積室3内の作動ガスGの伝熱に関わる
水力直径が大きくなって熱抵抗が大きくなることで、容
積室3内の作動ガスGと外部の等温化用熱媒Lとの間の
熱伝達率が低下し、この為、断熱変化傾向を充分には回
避できず、容積室3内での作動ガスGの膨張や圧縮を等
温変化に近づける等温化の効果は未だ低いものであっ
た。
【0009】また、(ハ)の方式では、旋回流動による
熱交換の促進により上記(イ)や(ロ)の方式に比べれ
ば、高い等温化効果を得ることができて機器効率をある
程度は向上し得るものの、未だ、(イ),(ロ)の場合
と同様の理由で等温化の達成は不十分で、その等温化効
果による機器効率の向上分に対し、作動ガスGを旋回さ
せるためのエネルギ消費で生じる機器効率の低下分(い
わゆる流動損失)が大きな割合を占め、この為、全体と
しては、等温化による機器効率の向上を充分には達成で
きないものであった。
熱交換の促進により上記(イ)や(ロ)の方式に比べれ
ば、高い等温化効果を得ることができて機器効率をある
程度は向上し得るものの、未だ、(イ),(ロ)の場合
と同様の理由で等温化の達成は不十分で、その等温化効
果による機器効率の向上分に対し、作動ガスGを旋回さ
せるためのエネルギ消費で生じる機器効率の低下分(い
わゆる流動損失)が大きな割合を占め、この為、全体と
しては、等温化による機器効率の向上を充分には達成で
きないものであった。
【0010】以上の実情に対し、本発明の主たる課題
は、スターリングサイクルや逆スターリングサイクルの
膨張行程や圧縮行程において、膨張室又は圧縮室として
の容積室内での作動ガスの膨張や圧縮を効果的に等温変
化に近づけ、これにより、スターリング機器の機器効率
の一層の向上を図る点にある。
は、スターリングサイクルや逆スターリングサイクルの
膨張行程や圧縮行程において、膨張室又は圧縮室として
の容積室内での作動ガスの膨張や圧縮を効果的に等温変
化に近づけ、これにより、スターリング機器の機器効率
の一層の向上を図る点にある。
【0011】
〔請求項1記載の発明〕請求項1記載の発明では(図1
参照)、容積室3を膨張室として用いる場合、ガス路4
から第1分室3aへ、また、その第1分室3aから分室
連通路7a,7bを介して他の分室3b,3cへ作動ガ
スGを流入させながら、各分室3a〜3cの容積拡大を
伴い各分室3a〜3cで作動ガスGを膨張させるが、こ
れら各分室3a〜3cでの作動ガスGの膨張が断熱膨張
で温度降下を伴うものであるとしても、第1分室3aに
ついて見た場合、第1分室3aには、その第1分室3a
から他の分室3b,3cへ流出させる作動ガスGも含め
た大量の作動ガスGがガス路4から流入するのに対し、
第1分室3aでの断熱膨張は自室の容積変化に応じたも
のに限られることから、第1分室3aでの断熱膨張によ
る温度降下Δt1は、第1分室3aから他の分室3b,
3cへの作動ガス流出が無い場合に比べ小さいものとな
る。
参照)、容積室3を膨張室として用いる場合、ガス路4
から第1分室3aへ、また、その第1分室3aから分室
連通路7a,7bを介して他の分室3b,3cへ作動ガ
スGを流入させながら、各分室3a〜3cの容積拡大を
伴い各分室3a〜3cで作動ガスGを膨張させるが、こ
れら各分室3a〜3cでの作動ガスGの膨張が断熱膨張
で温度降下を伴うものであるとしても、第1分室3aに
ついて見た場合、第1分室3aには、その第1分室3a
から他の分室3b,3cへ流出させる作動ガスGも含め
た大量の作動ガスGがガス路4から流入するのに対し、
第1分室3aでの断熱膨張は自室の容積変化に応じたも
のに限られることから、第1分室3aでの断熱膨張によ
る温度降下Δt1は、第1分室3aから他の分室3b,
3cへの作動ガス流出が無い場合に比べ小さいものとな
る。
【0012】そして、第1分室3aから分室連通路7a
を介して次の第2分室3bに流入する作動ガスGは、分
室連通路7aに設けた等温化用熱交換器8aにおいて等
温化用熱媒Lと常に高い熱伝達率を保ちつつ熱交換し、
これにより第1分室3aでの温度降下分Δt1を回復し
た上で、第2分室3bに流入する。
を介して次の第2分室3bに流入する作動ガスGは、分
室連通路7aに設けた等温化用熱交換器8aにおいて等
温化用熱媒Lと常に高い熱伝達率を保ちつつ熱交換し、
これにより第1分室3aでの温度降下分Δt1を回復し
た上で、第2分室3bに流入する。
【0013】ここで、第2分室3bが、この第2分室3
bから更に分室連通路7bを介して次の第3分室3cに
作動ガスGを流出させる分室である場合、この第2分室
3bについても、上記の第1分室3aの場合と同様に、
第2分室3bでの断熱膨張による温度降下Δt2は、第
3分室3cへの作動ガス流出が無い場合に比べ小さいも
のとなり、このように各分室3a,3bにおいて断熱膨
張による温度降下Δt1,Δt2が抑制されることによ
り、容積室3の全体として、作動ガスGの膨張を等温変
化に近づける等温化が効果的に達成される。
bから更に分室連通路7bを介して次の第3分室3cに
作動ガスGを流出させる分室である場合、この第2分室
3bについても、上記の第1分室3aの場合と同様に、
第2分室3bでの断熱膨張による温度降下Δt2は、第
3分室3cへの作動ガス流出が無い場合に比べ小さいも
のとなり、このように各分室3a,3bにおいて断熱膨
張による温度降下Δt1,Δt2が抑制されることによ
り、容積室3の全体として、作動ガスGの膨張を等温変
化に近づける等温化が効果的に達成される。
【0014】また、第2分室3bが端末の分室である場
合、第2分室3bから次の分室への作動ガス流出が無い
ことで、第2分室3bでは断熱膨張による温度降下が抑
制されることなく生じるが、上述の如く第1分室3aで
の断熱膨張による温度降下Δt1が抑制される分につ
き、やはり容積室3の全体としては、作動ガスGの膨張
を等温変化に近づける等温化が効果的に達成される。
合、第2分室3bから次の分室への作動ガス流出が無い
ことで、第2分室3bでは断熱膨張による温度降下が抑
制されることなく生じるが、上述の如く第1分室3aで
の断熱膨張による温度降下Δt1が抑制される分につ
き、やはり容積室3の全体としては、作動ガスGの膨張
を等温変化に近づける等温化が効果的に達成される。
【0015】一方、容積室3を圧縮室として用いる場
合、他の分室3c,3bから分室連通路7b,7aを介
して第1分室3aへ、また、第1分室3aからガス路4
へ作動ガス4を流出させながら、各分室3a〜3cの容
積縮小を伴い各分室3a〜3cで作動ガスGを圧縮する
が、これら各分室3a〜3cでの作動ガスGの圧縮が断
熱圧縮で温度上昇を伴うものであるとしても、第1分室
3aについて見た場合、他の分室3c,3bでの断熱圧
縮により温度上昇した作動ガスGが、分室連通路7b,
7aにおける等温化用熱交換器8b,8aでの等温化用
熱媒Lとの高い熱伝達率を保ちながらの熱交換により温
度上昇分を解消した上で、他の分室3c,3bから第1
分室3aに流入して、第1分室3a内の作動ガスGに混
合するのに対し、第1分室3aでの断熱圧縮は自室の容
積変化に応じたものに限られることから、第1分室3a
での断熱圧縮による温度上昇Δt1は、等温化用熱交換
器8b,8aを介しての他の分室3c,3bからの作動
ガス流入が無い場合に比べ小さいものとなる。
合、他の分室3c,3bから分室連通路7b,7aを介
して第1分室3aへ、また、第1分室3aからガス路4
へ作動ガス4を流出させながら、各分室3a〜3cの容
積縮小を伴い各分室3a〜3cで作動ガスGを圧縮する
が、これら各分室3a〜3cでの作動ガスGの圧縮が断
熱圧縮で温度上昇を伴うものであるとしても、第1分室
3aについて見た場合、他の分室3c,3bでの断熱圧
縮により温度上昇した作動ガスGが、分室連通路7b,
7aにおける等温化用熱交換器8b,8aでの等温化用
熱媒Lとの高い熱伝達率を保ちながらの熱交換により温
度上昇分を解消した上で、他の分室3c,3bから第1
分室3aに流入して、第1分室3a内の作動ガスGに混
合するのに対し、第1分室3aでの断熱圧縮は自室の容
積変化に応じたものに限られることから、第1分室3a
での断熱圧縮による温度上昇Δt1は、等温化用熱交換
器8b,8aを介しての他の分室3c,3bからの作動
ガス流入が無い場合に比べ小さいものとなる。
【0016】そして、ここで、分室連通路7aを介して
第1分室3aに連通する第2分室3bが、この第2分室
3bから更に分室連通路7bを介して次の第3分室3c
に連通する分室である場合、この第2分室3bについて
も、上記の第1分室3aの場合と同様に、第2分室3b
での断熱圧縮による温度上昇Δt2は、等温化用熱交換
器8bを介しての第3分室3cからの作動ガス流入が無
い場合に比べ小さいものとなり、このように各分室3
a,3bにおいて断熱圧縮による温度上昇が抑制される
ことにより、容積室3の全体として、作動ガスGの圧縮
を等温変化に近づける等温化が効果的に達成される。
第1分室3aに連通する第2分室3bが、この第2分室
3bから更に分室連通路7bを介して次の第3分室3c
に連通する分室である場合、この第2分室3bについて
も、上記の第1分室3aの場合と同様に、第2分室3b
での断熱圧縮による温度上昇Δt2は、等温化用熱交換
器8bを介しての第3分室3cからの作動ガス流入が無
い場合に比べ小さいものとなり、このように各分室3
a,3bにおいて断熱圧縮による温度上昇が抑制される
ことにより、容積室3の全体として、作動ガスGの圧縮
を等温変化に近づける等温化が効果的に達成される。
【0017】また、第2分室3bが端末の分室である場
合、等温化用熱交換器7bを介しての第3分室3cから
第2分室3bへの作動ガス流入が無いことで、第2分室
3bでは断熱圧縮による温度上昇が抑制されることなく
生じるが、上述の如く第1分室3aでの断熱圧縮による
温度上昇Δt1が抑制される分につき、やはり容積室3
の全体としては、作動ガスGの圧縮を等温変化に近づけ
る等温化が効果的に達成される。
合、等温化用熱交換器7bを介しての第3分室3cから
第2分室3bへの作動ガス流入が無いことで、第2分室
3bでは断熱圧縮による温度上昇が抑制されることなく
生じるが、上述の如く第1分室3aでの断熱圧縮による
温度上昇Δt1が抑制される分につき、やはり容積室3
の全体としては、作動ガスGの圧縮を等温変化に近づけ
る等温化が効果的に達成される。
【0018】つまり、請求項1記載の発明によれば、分
室間での分室連通路を介しての作動ガス流通過程で作動
ガスと等温化用熱媒とを、伝熱に関わる水力直径を小さ
くして常に高い熱伝達率を保ちつつ熱交換させて、容積
室全体としての膨張行程や圧縮行程の等温化を図るか
ら、先述の(イ)や(ロ)の従来方式の如く、ピストン
の行程位置(すなわち、容積室の容積変化位相)によっ
て作動ガスと等温化用熱媒との間の熱伝達率が大きく低
下してしまうといったことがなく、これにより、これら
(イ)や(ロ)の従来方式に比べ、作動ガスの膨張や圧
縮を一層効果的に等温変化に近づけることができて、ス
ターリング機器における断熱損失を効果的に低減するこ
とができる。
室間での分室連通路を介しての作動ガス流通過程で作動
ガスと等温化用熱媒とを、伝熱に関わる水力直径を小さ
くして常に高い熱伝達率を保ちつつ熱交換させて、容積
室全体としての膨張行程や圧縮行程の等温化を図るか
ら、先述の(イ)や(ロ)の従来方式の如く、ピストン
の行程位置(すなわち、容積室の容積変化位相)によっ
て作動ガスと等温化用熱媒との間の熱伝達率が大きく低
下してしまうといったことがなく、これにより、これら
(イ)や(ロ)の従来方式に比べ、作動ガスの膨張や圧
縮を一層効果的に等温変化に近づけることができて、ス
ターリング機器における断熱損失を効果的に低減するこ
とができる。
【0019】また、基本的には、先述の(ハ)の従来方
式の如き流動損失を伴う旋回流動を用いずに、上述の如
き効果的な等温化を達成できるから、この等温化によ
り、各種のスターリング機器につき、その全体としての
機器効率も効果的に向上させることができ、特に、スタ
ーリングエンジン等に比べ断熱損失が機器効率低下の大
きな要因を占めるスターリング冷凍機/ヒートポンプに
ついて大きな効果を得ることができる。
式の如き流動損失を伴う旋回流動を用いずに、上述の如
き効果的な等温化を達成できるから、この等温化によ
り、各種のスターリング機器につき、その全体としての
機器効率も効果的に向上させることができ、特に、スタ
ーリングエンジン等に比べ断熱損失が機器効率低下の大
きな要因を占めるスターリング冷凍機/ヒートポンプに
ついて大きな効果を得ることができる。
【0020】〔請求項2記載の発明〕請求項2記載の発
明では(図1参照)、容積室3を3室以上の分室3a〜
3cに分割して、これら分室3a〜3cのうち、ガス路
4を接続する第1分室3aに対し、第2分室以降の他の
分室3b,3cを分室連通路7a,7bを介して順次に
直列接続し、そして、これら複数の分室連通路7a,7
bの夫々に等温化用の熱交換器8a,8bを設けること
により、上述の〔請求項1記載の発明〕の項でも説明し
たように、容積室3を膨張室として用いる場合では、直
列接続した分室3a〜3cのうち、端末の分室3cを除
く2以上の分室3a,3bの各々について、それら分室
3a,3bでの断熱膨張による温度降下Δt1,Δt2
を、端末側への順次の作動ガス流出が無い場合に比べ小
さいものにすることができる。
明では(図1参照)、容積室3を3室以上の分室3a〜
3cに分割して、これら分室3a〜3cのうち、ガス路
4を接続する第1分室3aに対し、第2分室以降の他の
分室3b,3cを分室連通路7a,7bを介して順次に
直列接続し、そして、これら複数の分室連通路7a,7
bの夫々に等温化用の熱交換器8a,8bを設けること
により、上述の〔請求項1記載の発明〕の項でも説明し
たように、容積室3を膨張室として用いる場合では、直
列接続した分室3a〜3cのうち、端末の分室3cを除
く2以上の分室3a,3bの各々について、それら分室
3a,3bでの断熱膨張による温度降下Δt1,Δt2
を、端末側への順次の作動ガス流出が無い場合に比べ小
さいものにすることができる。
【0021】また、容積室3を圧縮室として用いる場合
では、直列接続した分室3a〜3cのうち、端末の分室
3cを除く2以上の分室3a,3bの各々について、そ
れら分室3a,3bでの断熱圧縮による温度上昇Δt
1,Δt2を、端末側からの順次の作動ガス流入が無い
場合に比べ小さいものにすることができる。
では、直列接続した分室3a〜3cのうち、端末の分室
3cを除く2以上の分室3a,3bの各々について、そ
れら分室3a,3bでの断熱圧縮による温度上昇Δt
1,Δt2を、端末側からの順次の作動ガス流入が無い
場合に比べ小さいものにすることができる。
【0022】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
2以上の分室の各々について、それら分室での断熱膨張
による温度降下や断熱圧縮による温度上昇を抑制できる
ことにより、例えば、請求項1記載の発明の一実施形態
として、第1分室と第2分室との2室のみを設けて、第
1分室についてのみ、断熱変化による温度変化を抑制す
る形態に比べ、膨張行程や圧縮行程における容積室全体
としての等温化、ひいては、機器効率の向上を一層高度
に達成することができる。
2以上の分室の各々について、それら分室での断熱膨張
による温度降下や断熱圧縮による温度上昇を抑制できる
ことにより、例えば、請求項1記載の発明の一実施形態
として、第1分室と第2分室との2室のみを設けて、第
1分室についてのみ、断熱変化による温度変化を抑制す
る形態に比べ、膨張行程や圧縮行程における容積室全体
としての等温化、ひいては、機器効率の向上を一層高度
に達成することができる。
【0023】〔請求項3記載の発明〕請求項3記載の発
明では(図1参照)、ヘッド側ほど内径が段階的に小径
になる複数段構造のシリンダ1と、このシリンダ1の各
段部に対する複数段のピストン部分2a〜2cを備える
複数段構造のピストン2とにより、シリンダ1内の各段
部で、各段のピストン部分2a〜2cの先端側に区画空
間na〜ncを形成し、これら区画空間na〜ncの夫
々を前記の分室3a〜3cとする。そして、この構成に
おいて、ピストン移動による各区画空間na〜ncの容
積変化を伴い、分室3a〜3cとしての各区画空間na
〜ncで作動ガスGを膨張又は圧縮させる。
明では(図1参照)、ヘッド側ほど内径が段階的に小径
になる複数段構造のシリンダ1と、このシリンダ1の各
段部に対する複数段のピストン部分2a〜2cを備える
複数段構造のピストン2とにより、シリンダ1内の各段
部で、各段のピストン部分2a〜2cの先端側に区画空
間na〜ncを形成し、これら区画空間na〜ncの夫
々を前記の分室3a〜3cとする。そして、この構成に
おいて、ピストン移動による各区画空間na〜ncの容
積変化を伴い、分室3a〜3cとしての各区画空間na
〜ncで作動ガスGを膨張又は圧縮させる。
【0024】また、シリンダ1の周壁部に形成した環状
配置流路fa,fbを前記の分室連通路7a,7bとし
て、この環状配置流路fa,fbにより各区画空間na
〜ncどうしを連通させるとともに、この環状配置流路
fa,fbの流路壁10a,10bを、その外部に流通
させる等温化用熱媒Lと内部の作動ガスGとを熱交換さ
せる伝熱壁として、前記の等温化用熱交換器8a,8b
を構成することにより、分室3a〜3cとしての区画空
間na〜ncでの断熱膨張による作動ガスGの温度降下
分や、断熱圧縮による作動ガスGの温度上昇分を、この
環状配置流路fa,fbを介しての区画空間na〜nc
どうしにわたる作動ガス流通過程で回復・解消させる。
配置流路fa,fbを前記の分室連通路7a,7bとし
て、この環状配置流路fa,fbにより各区画空間na
〜ncどうしを連通させるとともに、この環状配置流路
fa,fbの流路壁10a,10bを、その外部に流通
させる等温化用熱媒Lと内部の作動ガスGとを熱交換さ
せる伝熱壁として、前記の等温化用熱交換器8a,8b
を構成することにより、分室3a〜3cとしての区画空
間na〜ncでの断熱膨張による作動ガスGの温度降下
分や、断熱圧縮による作動ガスGの温度上昇分を、この
環状配置流路fa,fbを介しての区画空間na〜nc
どうしにわたる作動ガス流通過程で回復・解消させる。
【0025】つまり、請求項3記載の発明によれば、一
組のシリンダ・ピストンをもって複数の分室をシリンダ
内に区画形成するから、例えば、複数の分室を各別のシ
リンダ及びピストンにより個別に形成する構造を採るに
比べ、機器構造を簡略でコンパクトなものにすることが
できる。
組のシリンダ・ピストンをもって複数の分室をシリンダ
内に区画形成するから、例えば、複数の分室を各別のシ
リンダ及びピストンにより個別に形成する構造を採るに
比べ、機器構造を簡略でコンパクトなものにすることが
できる。
【0026】また、シリンダ周壁部に形成する環状配置
流路の流路壁を伝熱壁にして等温化用熱交換器を構成す
るから、例えば、等温化用熱交換器をシリンダとは別体
の器体構造として、管構造の分室連通路に介装する構造
を採るなどに比べ、機器構造の簡略化・コンパクト化を
一層効果的に達成することができる。
流路の流路壁を伝熱壁にして等温化用熱交換器を構成す
るから、例えば、等温化用熱交換器をシリンダとは別体
の器体構造として、管構造の分室連通路に介装する構造
を採るなどに比べ、機器構造の簡略化・コンパクト化を
一層効果的に達成することができる。
【0027】〔請求項4記載の発明〕請求項4記載の発
明では(図3参照)、シリンダ内部側に向かって開口す
る環状の凹部20をシリンダヘッドに形成したシリンダ
1と、このシリンダ側環状凹部20の内部に先端を位置
させる環状突起21を先端に形成したピストン2とによ
り、シリンダ内部において、ピストン側環状突起21の
先端側と、ピストン側環状突起21における中央孔部
と、場合によっては、ピストン先端側のうちピストン側
環状突起21の外側部分との夫々に区画空間na’〜n
c’を形成し、これら区画空間na’〜nc’の夫々を
前記の分室3a〜3cとする。そして、この構成におい
て、ピストン移動による各区画空間na’〜nc’の容
積変化を伴い、分室3a〜3cとしての各区画空間n
a’〜nc’で作動ガスGを膨張又は圧縮させる。
明では(図3参照)、シリンダ内部側に向かって開口す
る環状の凹部20をシリンダヘッドに形成したシリンダ
1と、このシリンダ側環状凹部20の内部に先端を位置
させる環状突起21を先端に形成したピストン2とによ
り、シリンダ内部において、ピストン側環状突起21の
先端側と、ピストン側環状突起21における中央孔部
と、場合によっては、ピストン先端側のうちピストン側
環状突起21の外側部分との夫々に区画空間na’〜n
c’を形成し、これら区画空間na’〜nc’の夫々を
前記の分室3a〜3cとする。そして、この構成におい
て、ピストン移動による各区画空間na’〜nc’の容
積変化を伴い、分室3a〜3cとしての各区画空間n
a’〜nc’で作動ガスGを膨張又は圧縮させる。
【0028】また、シリンダ側環状凹部20の周壁部に
形成した環状配置流路fa’,fb’を前記の分室連通
路7a,7bとして、この環状配置流路fa’,fb’
により各区画空間na’〜nc’どうしを連通させると
ともに、この環状配置流路fa’,fb’の流路壁23
a,23bを、その外部に流通させる等温化用熱媒Lと
内部の作動ガスGとを熱交換させる伝熱壁として、前記
の等温化用熱交換器8a,8bを構成することにより、
分室3a〜3cとしての区画空間na’〜nc’での断
熱膨張による作動ガスGの温度降下分や、断熱圧縮によ
る作動ガスGの温度上昇分を、この環状配置流路f
a’,fb’を介しての区画空間na’〜nc’どうし
にわたる作動ガス流通過程で回復・解消させる。
形成した環状配置流路fa’,fb’を前記の分室連通
路7a,7bとして、この環状配置流路fa’,fb’
により各区画空間na’〜nc’どうしを連通させると
ともに、この環状配置流路fa’,fb’の流路壁23
a,23bを、その外部に流通させる等温化用熱媒Lと
内部の作動ガスGとを熱交換させる伝熱壁として、前記
の等温化用熱交換器8a,8bを構成することにより、
分室3a〜3cとしての区画空間na’〜nc’での断
熱膨張による作動ガスGの温度降下分や、断熱圧縮によ
る作動ガスGの温度上昇分を、この環状配置流路f
a’,fb’を介しての区画空間na’〜nc’どうし
にわたる作動ガス流通過程で回復・解消させる。
【0029】つまり、請求項4記載の発明によれば、上
記した請求項3記載の発明と同様、一組のシリンダ・ピ
ストンをもって複数の分室を一つのシリンダ内に区画形
成するから、また、シリンダ側環状凹部の周壁部に形成
する環状配置流路の流路壁を伝熱壁にして等温化用熱交
換器を構成するから、機器構造を簡略でコンパクトなも
のにすることができ、殊に、複数の分室を区画形成する
のに、シリンダ側の環状凹部とピストン側の環状突起と
を咬合配置する形態を採ることから、特にシリンダの軸
芯方向について機器構造を効果的にコンパクト化するこ
とができる。
記した請求項3記載の発明と同様、一組のシリンダ・ピ
ストンをもって複数の分室を一つのシリンダ内に区画形
成するから、また、シリンダ側環状凹部の周壁部に形成
する環状配置流路の流路壁を伝熱壁にして等温化用熱交
換器を構成するから、機器構造を簡略でコンパクトなも
のにすることができ、殊に、複数の分室を区画形成する
のに、シリンダ側の環状凹部とピストン側の環状突起と
を咬合配置する形態を採ることから、特にシリンダの軸
芯方向について機器構造を効果的にコンパクト化するこ
とができる。
【0030】〔請求項5記載の発明〕請求項5記載の発
明では(図1参照)、分室3cの室壁14を、その外部
に流通させる等温化用熱媒Lと内部の作動ガスGとを熱
交換させる伝熱壁にすることにより、分室3c内での作
動ガスGの断熱膨張による温度降下や断熱圧縮による温
度上昇を、分室3cの室壁14を介しての分室外部の等
温化用熱媒Lと分室内部の作動ガスGとの熱交換により
抑制し、これにより、前述の如く、分室3a〜3c間で
の分室連通路7a,7bを介しての作動ガス流通過程
で、前記の等温化用熱交換器8a,8bにより作動ガス
Gと等温化用熱媒Lとを熱交換させて等温化を図ること
との協働で、容積室3の全体としての膨張行程や圧縮行
程の等温化、ひいては、機器効率の向上を一層効果的に
達成する。
明では(図1参照)、分室3cの室壁14を、その外部
に流通させる等温化用熱媒Lと内部の作動ガスGとを熱
交換させる伝熱壁にすることにより、分室3c内での作
動ガスGの断熱膨張による温度降下や断熱圧縮による温
度上昇を、分室3cの室壁14を介しての分室外部の等
温化用熱媒Lと分室内部の作動ガスGとの熱交換により
抑制し、これにより、前述の如く、分室3a〜3c間で
の分室連通路7a,7bを介しての作動ガス流通過程
で、前記の等温化用熱交換器8a,8bにより作動ガス
Gと等温化用熱媒Lとを熱交換させて等温化を図ること
との協働で、容積室3の全体としての膨張行程や圧縮行
程の等温化、ひいては、機器効率の向上を一層効果的に
達成する。
【0031】〔請求項6記載の発明〕請求項6記載の発
明では(図4参照)、分室連通路7aから分室3b又は
3a内へ流入させる作動ガスGに対し、旋回案内具36
をもって旋回流動成分を付与することにより、分室連通
路7aにおける等温化用熱交換器8aで断熱膨張による
温度降下分や断熱圧縮による温度上昇分を回復・解消さ
せた作動ガスGと、先に分室内に位置して断熱膨張によ
る温度降下や断熱圧縮による温度上昇を生じた分室内の
作動ガスGとの混合を効果的に促進し、これにより、分
室3b又は3a内での断熱膨張による温度降下や断熱圧
縮による温度上昇を上記の混合をもって抑制する効果を
一層確実なものとする。
明では(図4参照)、分室連通路7aから分室3b又は
3a内へ流入させる作動ガスGに対し、旋回案内具36
をもって旋回流動成分を付与することにより、分室連通
路7aにおける等温化用熱交換器8aで断熱膨張による
温度降下分や断熱圧縮による温度上昇分を回復・解消さ
せた作動ガスGと、先に分室内に位置して断熱膨張によ
る温度降下や断熱圧縮による温度上昇を生じた分室内の
作動ガスGとの混合を効果的に促進し、これにより、分
室3b又は3a内での断熱膨張による温度降下や断熱圧
縮による温度上昇を上記の混合をもって抑制する効果を
一層確実なものとする。
【0032】また、上述した請求項5記載の発明と並行
実施する場合には、上記の旋回流動により、伝熱壁とし
ての分室3bの室壁31と分室3b内の作動ガスGとの
熱伝達を促進し、これにより、分室3bの室壁31を介
しての等温化用熱媒Lと作動ガスGとの熱交換をもっ
て、分室3b内での断熱膨張による温度降下や断熱圧縮
による温度上昇を抑制する効果を一層高く得られるよう
にする。
実施する場合には、上記の旋回流動により、伝熱壁とし
ての分室3bの室壁31と分室3b内の作動ガスGとの
熱伝達を促進し、これにより、分室3bの室壁31を介
しての等温化用熱媒Lと作動ガスGとの熱交換をもっ
て、分室3b内での断熱膨張による温度降下や断熱圧縮
による温度上昇を抑制する効果を一層高く得られるよう
にする。
【0033】したがって、請求項6記載の発明によれ
ば、容積室全体としての膨張行程や圧縮行程の等温化を
一層効果的に達成でき、そして、旋回を生じさせるため
の流動損失は生じるが、それに余りある等温化効果によ
り機器効率を一層向上させることができる。
ば、容積室全体としての膨張行程や圧縮行程の等温化を
一層効果的に達成でき、そして、旋回を生じさせるため
の流動損失は生じるが、それに余りある等温化効果によ
り機器効率を一層向上させることができる。
【0034】
〔第1実施形態〕図1及び図2は、スターリングサイク
ルや逆スターリングサイクルの実施において、膨張室又
は圧縮室として用いる容積室の構造を示し、シリンダ1
とピストン2とによりシリンダ1内に容積室3を形成
し、この容積室3に対し作動ガスGを周期的に流出入さ
せるガス路4を接続してある。
ルや逆スターリングサイクルの実施において、膨張室又
は圧縮室として用いる容積室の構造を示し、シリンダ1
とピストン2とによりシリンダ1内に容積室3を形成
し、この容積室3に対し作動ガスGを周期的に流出入さ
せるガス路4を接続してある。
【0035】5はガス路4に介装した再生熱交換器であ
り、この再生熱交換器5は、流通作動ガスGと熱授受し
て蓄熱と放熱を行う。また、6は再生熱交換器5よりも
容積室3側でガス路4に介装した入出熱用の熱交換器で
あり、この入出熱用の熱交換器6は、流通作動ガスGと
外部の熱媒Lとを熱交換させる。
り、この再生熱交換器5は、流通作動ガスGと熱授受し
て蓄熱と放熱を行う。また、6は再生熱交換器5よりも
容積室3側でガス路4に介装した入出熱用の熱交換器で
あり、この入出熱用の熱交換器6は、流通作動ガスGと
外部の熱媒Lとを熱交換させる。
【0036】図中省略してあるが、ガス路4の他端側
は、他の入出熱用熱交換器を介して他の容積室に接続し
てあり、ピストン動作を伴い両容積室の間で上記の各熱
交換器を介して作動ガスGを往復流動させるようにし
て、スタリーングサイクルや逆スターリングサイクルを
実施する。
は、他の入出熱用熱交換器を介して他の容積室に接続し
てあり、ピストン動作を伴い両容積室の間で上記の各熱
交換器を介して作動ガスGを往復流動させるようにし
て、スタリーングサイクルや逆スターリングサイクルを
実施する。
【0037】なお、スターリングサイクルの実施におい
て、前記の容積室3を膨張室として用いる場合には、入
出熱用熱交換器6は、高温熱媒Lにより作動ガスGを加
熱する加熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器は、
低温熱媒に対し作動ガスGを放熱させる放熱器として機
能する。また、スターリングサイクルの実施において、
前記の容積室3を圧縮室として用いる場合には、入出熱
用熱交換器6は、低温熱媒Lに対し作動ガスGを放熱さ
せる放熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器は、高
温熱媒により作動ガスGを加熱する加熱器として機能す
る。
て、前記の容積室3を膨張室として用いる場合には、入
出熱用熱交換器6は、高温熱媒Lにより作動ガスGを加
熱する加熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器は、
低温熱媒に対し作動ガスGを放熱させる放熱器として機
能する。また、スターリングサイクルの実施において、
前記の容積室3を圧縮室として用いる場合には、入出熱
用熱交換器6は、低温熱媒Lに対し作動ガスGを放熱さ
せる放熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器は、高
温熱媒により作動ガスGを加熱する加熱器として機能す
る。
【0038】一方、逆スターリングサイクルの実施にお
いて、前記の容積室3を膨張室として用いる場合には、
入出熱用熱交換器6は、低温熱媒Lに対し作動ガスGを
吸熱させる吸熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器
は、高温熱媒に対し作動ガスGを放熱させる放熱器とし
て機能する。また、逆スターリングサイクルの実施にお
いて、前記の容積室3を圧縮室として用いる場合には、
入出熱用熱交換器6は、高温熱媒Lに対し作動ガスGを
放熱させる放熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器
は、低温熱媒に対し作動ガスGを吸熱させる吸熱器とし
て機能する。
いて、前記の容積室3を膨張室として用いる場合には、
入出熱用熱交換器6は、低温熱媒Lに対し作動ガスGを
吸熱させる吸熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器
は、高温熱媒に対し作動ガスGを放熱させる放熱器とし
て機能する。また、逆スターリングサイクルの実施にお
いて、前記の容積室3を圧縮室として用いる場合には、
入出熱用熱交換器6は、高温熱媒Lに対し作動ガスGを
放熱させる放熱器として機能し、他の入出熱用熱交換器
は、低温熱媒に対し作動ガスGを吸熱させる吸熱器とし
て機能する。
【0039】前記の容積室3は、膨張又は圧縮の行程に
おいて各々が容積変化する複数の分室3a〜3cに分割
してあり、これら分室3a〜3cのうち、ガス路4を接
続した第1分室3aに対しては、他の分室3b,3cを
分室連通路7a,7bを介して連通させ、そして、これ
ら分室連通路7a,7bには、作動ガスGと等温化用熱
媒L(本例では、入出熱用熱交換器6での熱交換対象の
熱媒Lに同じ)とを熱交換させる等温化用の熱交換器8
a,8bを備えさせてある。
おいて各々が容積変化する複数の分室3a〜3cに分割
してあり、これら分室3a〜3cのうち、ガス路4を接
続した第1分室3aに対しては、他の分室3b,3cを
分室連通路7a,7bを介して連通させ、そして、これ
ら分室連通路7a,7bには、作動ガスGと等温化用熱
媒L(本例では、入出熱用熱交換器6での熱交換対象の
熱媒Lに同じ)とを熱交換させる等温化用の熱交換器8
a,8bを備えさせてある。
【0040】シリンダ1は、その内径が段階的にヘッド
側ほど小径となる三段構造にし、また、これに対応させ
て、ピストン2は、シリンダ1の各段部に対する三段の
ピストン部分2a〜2cを備える三段構造にしてあり、
このシリンダ・ピストン構造により、シリンダ1内の各
段部で、各段のピストン部分2a〜2cの先端側に区画
空間na〜ncを形成し、これら区画空間na〜ncを
第1ないし第3の分室3a〜3cとしてある。
側ほど小径となる三段構造にし、また、これに対応させ
て、ピストン2は、シリンダ1の各段部に対する三段の
ピストン部分2a〜2cを備える三段構造にしてあり、
このシリンダ・ピストン構造により、シリンダ1内の各
段部で、各段のピストン部分2a〜2cの先端側に区画
空間na〜ncを形成し、これら区画空間na〜ncを
第1ないし第3の分室3a〜3cとしてある。
【0041】シリンダ1の二段目及び三段目の周壁部
は、シリンダ内壁9a,9bとシリンダ外壁10a,1
0bとの二重壁構造とし、これにより、シリンダ1の二
段目において、シリンダ内壁9aとシリンダ外壁10a
との間に形成される環状配置の流路faを、第1分室3
aと第2分室3bとを連通させる分室連通路7aとし、
また、シリンダ1の三段目において、シリンダ内壁9b
とシリンダ外壁10bとの間に形成される環状配置の流
路fbを、第2分室3bと第3分室3cとを連通させる
分室連通路7bとしてある。
は、シリンダ内壁9a,9bとシリンダ外壁10a,1
0bとの二重壁構造とし、これにより、シリンダ1の二
段目において、シリンダ内壁9aとシリンダ外壁10a
との間に形成される環状配置の流路faを、第1分室3
aと第2分室3bとを連通させる分室連通路7aとし、
また、シリンダ1の三段目において、シリンダ内壁9b
とシリンダ外壁10bとの間に形成される環状配置の流
路fbを、第2分室3bと第3分室3cとを連通させる
分室連通路7bとしてある。
【0042】つまり、ガス路4を接続する第1分室3a
に対し、第2及び第3分室3b,3cは、分室連通路7
a,7bとしての上記の環状配置流路fa,fbを介し
て順次に直列接続してある。
に対し、第2及び第3分室3b,3cは、分室連通路7
a,7bとしての上記の環状配置流路fa,fbを介し
て順次に直列接続してある。
【0043】また、各環状配置流路fa,fbの流路壁
を形成するシリンダ内壁9a,9bとシリンダ外壁10
a,10bとのうち、各シリンダ外壁10a,10bの
内外面には多数のヒレ12a,12bを設け、これによ
り、これらシリンダ外壁10a,10bを、その外部の
等温化用熱媒Lと流路内部の作動ガスGとを熱交換させ
るヒレ付きの伝熱壁として、前記の等温化用熱交換器8
a,8bを構成してある。
を形成するシリンダ内壁9a,9bとシリンダ外壁10
a,10bとのうち、各シリンダ外壁10a,10bの
内外面には多数のヒレ12a,12bを設け、これによ
り、これらシリンダ外壁10a,10bを、その外部の
等温化用熱媒Lと流路内部の作動ガスGとを熱交換させ
るヒレ付きの伝熱壁として、前記の等温化用熱交換器8
a,8bを構成してある。
【0044】13は、上記のシリンダ外壁10a,10
bと、入出熱用熱交換器6における作動ガス流路のヒレ
付き流路壁(伝熱壁)6aとを囲む熱媒ジャケット形成
用のケースであり、このケース13の内部に熱媒Lを流
通させることにより、入出熱用熱交換器6及び等温化用
熱交換器8a,8bの夫々についての作動ガスGと熱媒
Lとの熱交換を行わせる。
bと、入出熱用熱交換器6における作動ガス流路のヒレ
付き流路壁(伝熱壁)6aとを囲む熱媒ジャケット形成
用のケースであり、このケース13の内部に熱媒Lを流
通させることにより、入出熱用熱交換器6及び等温化用
熱交換器8a,8bの夫々についての作動ガスGと熱媒
Lとの熱交換を行わせる。
【0045】なお、シリンダ上壁14の外面にも多数の
ヒレ15を設けるとともに、上記ケース13は、このヒ
レ付きシリンダ上壁14をも囲むものとし、これによ
り、第3分室3cの室壁であるシリンダ上壁14を伝熱
壁として、第3分室3c内の作動ガスGについても外部
の等温化用熱媒Lと熱交換させるようにしてある。
ヒレ15を設けるとともに、上記ケース13は、このヒ
レ付きシリンダ上壁14をも囲むものとし、これによ
り、第3分室3cの室壁であるシリンダ上壁14を伝熱
壁として、第3分室3c内の作動ガスGについても外部
の等温化用熱媒Lと熱交換させるようにしてある。
【0046】シリンダ外壁10a,10bの内面に形成
するヒレ12bは、シリンダ軸芯方向に延びる形状で、
かつ、ヒレ先端がシリンダ内壁9a,9bに接するヒレ
としてあり、このヒレ12bをシリンダ周方向に並設す
ることにより、前記の環状配置流路fa,fbは、シリ
ンダ軸芯方向に延びる細流路がシリンダ周方向に多数並
ぶ流路構成としてある。
するヒレ12bは、シリンダ軸芯方向に延びる形状で、
かつ、ヒレ先端がシリンダ内壁9a,9bに接するヒレ
としてあり、このヒレ12bをシリンダ周方向に並設す
ることにより、前記の環状配置流路fa,fbは、シリ
ンダ軸芯方向に延びる細流路がシリンダ周方向に多数並
ぶ流路構成としてある。
【0047】以上構成において、容積室3を膨張室とし
て用いる場合、ガス路4から第1分室3aへ、また、そ
の第1分室3aから分室連通路7a,7bとしての環状
配置流路fa,fbを介して第2及び第3分室3b,3
cへ順次に作動ガスGを流入させながら、ピストン移動
による各分室3a〜3cの容積拡大を伴い各分室3a〜
3cで作動ガスGを膨張させる。
て用いる場合、ガス路4から第1分室3aへ、また、そ
の第1分室3aから分室連通路7a,7bとしての環状
配置流路fa,fbを介して第2及び第3分室3b,3
cへ順次に作動ガスGを流入させながら、ピストン移動
による各分室3a〜3cの容積拡大を伴い各分室3a〜
3cで作動ガスGを膨張させる。
【0048】この膨張行程において、第1分室3aにつ
いて見た場合、第1分室3aには、その第1分室3aか
ら第2及び第3分室3b,3cへ流出させる作動ガスG
も含めた大量の作動ガスGがガス路4から流入するが、
これに対し、第1分室3aでの断熱膨張は自室の容積変
化に応じたものに限られることから、第1分室3aでの
断熱膨張による作動ガスGの温度降下Δt1は、第1分
室3aから第2及び第3分室3b,3cへの作動ガス流
出が無い場合に比べ小さいものとなる。
いて見た場合、第1分室3aには、その第1分室3aか
ら第2及び第3分室3b,3cへ流出させる作動ガスG
も含めた大量の作動ガスGがガス路4から流入するが、
これに対し、第1分室3aでの断熱膨張は自室の容積変
化に応じたものに限られることから、第1分室3aでの
断熱膨張による作動ガスGの温度降下Δt1は、第1分
室3aから第2及び第3分室3b,3cへの作動ガス流
出が無い場合に比べ小さいものとなる。
【0049】続いて、第1分室3aから環状配置流路f
aを介して次の第2分室3bに流入する作動ガスGは、
等温化用熱交換器7aを構成する伝熱壁としてのヒレ付
きシリンダ外壁10aを介して等温化用熱媒Lと常に高
い熱伝達率を保ちつつ熱交換し、これにより第1分室3
aでの温度降下分Δt1を回復した上で、第2分室3b
に流入する。
aを介して次の第2分室3bに流入する作動ガスGは、
等温化用熱交換器7aを構成する伝熱壁としてのヒレ付
きシリンダ外壁10aを介して等温化用熱媒Lと常に高
い熱伝達率を保ちつつ熱交換し、これにより第1分室3
aでの温度降下分Δt1を回復した上で、第2分室3b
に流入する。
【0050】ここで、第2分室3bについて見た場合、
これも上記の第1分室3aの場合と同様の理由で、第2
分室3bでの断熱膨張による作動ガスGの温度降下Δt
2は、第3分室3cへの作動ガス流出が無い場合に比べ
小さいものとなり、続いて、第2分室3bから環状配置
流路fbを介して次の第3分室3cに流入する作動ガス
Gは、等温化用熱交換器7bを構成する伝熱壁としての
ヒレ付きシリンダ外壁10bを介して等温化用熱媒Lと
常に高い熱伝達率を保ちつつ熱交換し、これにより第2
分室3bでの温度降下分Δt2を回復した上で、第3分
室3cに流入する。
これも上記の第1分室3aの場合と同様の理由で、第2
分室3bでの断熱膨張による作動ガスGの温度降下Δt
2は、第3分室3cへの作動ガス流出が無い場合に比べ
小さいものとなり、続いて、第2分室3bから環状配置
流路fbを介して次の第3分室3cに流入する作動ガス
Gは、等温化用熱交換器7bを構成する伝熱壁としての
ヒレ付きシリンダ外壁10bを介して等温化用熱媒Lと
常に高い熱伝達率を保ちつつ熱交換し、これにより第2
分室3bでの温度降下分Δt2を回復した上で、第3分
室3cに流入する。
【0051】そして、第3分室3cでは、この第3分室
3cから次の分室への作動ガス流出が無いことから、断
熱膨張による作動ガスGの温度降下Δt3が抑制される
ことなく正味生じるが、上述の如く第1及び第2分室3
a,3bでの断熱膨張による温度降下Δt1,Δt2が
抑制される分につき、容積室3の全体として、作動ガス
Gの膨張を等温変化に近づける等温化が効果的に達成さ
れる。
3cから次の分室への作動ガス流出が無いことから、断
熱膨張による作動ガスGの温度降下Δt3が抑制される
ことなく正味生じるが、上述の如く第1及び第2分室3
a,3bでの断熱膨張による温度降下Δt1,Δt2が
抑制される分につき、容積室3の全体として、作動ガス
Gの膨張を等温変化に近づける等温化が効果的に達成さ
れる。
【0052】一方、容積室3を圧縮室として用いる場
合、第3及び第2分室3c,3bから分室連通路7b,
7aとしての環状配置流路fb,faを介して第1分室
3aへ、また、第1分室3aからガス路4へ作動ガスG
を流出させながら、ピストン移動による各分室3a〜3
cの容積縮小を伴い各分室3a〜3cで作動ガスGを圧
縮する。
合、第3及び第2分室3c,3bから分室連通路7b,
7aとしての環状配置流路fb,faを介して第1分室
3aへ、また、第1分室3aからガス路4へ作動ガスG
を流出させながら、ピストン移動による各分室3a〜3
cの容積縮小を伴い各分室3a〜3cで作動ガスGを圧
縮する。
【0053】この圧縮行程において、第1分室3aにつ
いて見た場合、第3分室3cからの作動ガス混入を伴い
ながら第2分室3bでの断熱圧縮により温度上昇した作
動ガスGが、等温化用熱交換器7aを構成する伝熱壁と
してのヒレ付きシリンダ外壁10aを介しての等温化用
熱媒Lとの高い熱伝達率を保ちながらの熱交換により温
度上昇分を解消した上で、第2分室3bから第1分室3
aに流入して第1分室3a内の作動ガスGに混合するの
に対し、第1分室3aでの断熱圧縮は自室の容積変化に
応じたものに限られることから、第1分室3aでの断熱
圧縮による温度上昇Δt1は、等温化用熱交換器7aを
介しての第2分室3bからの作動ガス流入(第3分室3
cからの流出作動ガスGを含む)が無い場合に比べ小さ
いものとなる。
いて見た場合、第3分室3cからの作動ガス混入を伴い
ながら第2分室3bでの断熱圧縮により温度上昇した作
動ガスGが、等温化用熱交換器7aを構成する伝熱壁と
してのヒレ付きシリンダ外壁10aを介しての等温化用
熱媒Lとの高い熱伝達率を保ちながらの熱交換により温
度上昇分を解消した上で、第2分室3bから第1分室3
aに流入して第1分室3a内の作動ガスGに混合するの
に対し、第1分室3aでの断熱圧縮は自室の容積変化に
応じたものに限られることから、第1分室3aでの断熱
圧縮による温度上昇Δt1は、等温化用熱交換器7aを
介しての第2分室3bからの作動ガス流入(第3分室3
cからの流出作動ガスGを含む)が無い場合に比べ小さ
いものとなる。
【0054】また、第2分室3bについて見た場合、こ
れも上記の第1分室3aの場合と同様の理由で、第2分
室3bでの断熱圧縮による温度上昇Δt2は、等温化用
熱交換器7bを介しての第3分室3cからの作動ガス流
入が無い場合に比べ小さいものとなる。
れも上記の第1分室3aの場合と同様の理由で、第2分
室3bでの断熱圧縮による温度上昇Δt2は、等温化用
熱交換器7bを介しての第3分室3cからの作動ガス流
入が無い場合に比べ小さいものとなる。
【0055】そして、第3分室3cでは、他の分室から
の等温化用熱交換器を介しての作動ガス流入が無いこと
から、断熱圧縮による温度上昇Δt3が抑制されること
なく正味生じるが、上述の如く第1及び第2分室3a,
3bでの断熱圧縮による温度上昇Δt1,Δt2が抑制
される分につき、容積室3の全体として、作動ガスGの
圧縮を等温変化に近づける等温化が効果的に達成され
る。
の等温化用熱交換器を介しての作動ガス流入が無いこと
から、断熱圧縮による温度上昇Δt3が抑制されること
なく正味生じるが、上述の如く第1及び第2分室3a,
3bでの断熱圧縮による温度上昇Δt1,Δt2が抑制
される分につき、容積室3の全体として、作動ガスGの
圧縮を等温変化に近づける等温化が効果的に達成され
る。
【0056】ちなみに、各分室3a〜3cの容積が等し
い構成において、膨張行程での他の分室への作動ガス流
出や、圧縮行程での他の分室からの作動ガス流入が無い
場合に生じる各分室3a〜3cでの断熱膨張や断熱圧縮
による作動ガスGの温度変化(これは容積室を分割する
ことが無く、また、等温化用熱交換器の装備も無い単純
容積室で生じる温度変化に等しい)をΔtとすれば、本
例の容積室構造において生じる各分室3a〜3cでの断
熱膨張や断熱圧縮による作動ガスGの温度変化Δt1,
Δt2,Δt3は、 Δt1=Δt/3,Δt2=Δt/2,Δt3=Δt となり、したがって、本例の容積室構造における容積室
3の全体としての平均の作動ガス温度変化Δtavは、 Δtav=(Δt1+Δt2+Δt3)/3 ={(Δt/3)+(Δt/2)+Δt}/3 =0.61・Δt となる。すなわち、39%程度の等温化効果がある。
い構成において、膨張行程での他の分室への作動ガス流
出や、圧縮行程での他の分室からの作動ガス流入が無い
場合に生じる各分室3a〜3cでの断熱膨張や断熱圧縮
による作動ガスGの温度変化(これは容積室を分割する
ことが無く、また、等温化用熱交換器の装備も無い単純
容積室で生じる温度変化に等しい)をΔtとすれば、本
例の容積室構造において生じる各分室3a〜3cでの断
熱膨張や断熱圧縮による作動ガスGの温度変化Δt1,
Δt2,Δt3は、 Δt1=Δt/3,Δt2=Δt/2,Δt3=Δt となり、したがって、本例の容積室構造における容積室
3の全体としての平均の作動ガス温度変化Δtavは、 Δtav=(Δt1+Δt2+Δt3)/3 ={(Δt/3)+(Δt/2)+Δt}/3 =0.61・Δt となる。すなわち、39%程度の等温化効果がある。
【0057】なお、本例の容積室構造では、前述の如
く、第3分室3cの室壁であるシリンダ上壁14をヒレ
付き伝熱壁として、第3分室3c内の作動ガスGも等温
化用熱媒Lと熱交換させる構成を採用したことにより、
第3分室3cでの断熱膨張や断熱圧縮による作動ガスG
の温度変化Δt3も抑制し、これにより、容積室3の全
体としての膨張行程や圧縮行程の等温化を一層効果的に
達成できるようにしてある。
く、第3分室3cの室壁であるシリンダ上壁14をヒレ
付き伝熱壁として、第3分室3c内の作動ガスGも等温
化用熱媒Lと熱交換させる構成を採用したことにより、
第3分室3cでの断熱膨張や断熱圧縮による作動ガスG
の温度変化Δt3も抑制し、これにより、容積室3の全
体としての膨張行程や圧縮行程の等温化を一層効果的に
達成できるようにしてある。
【0058】〔第2実施形態〕図3は前述の第1実施形
態で示した容積室構造に構造変更を加えた容積室構造を
示し、主な変更点は、各分室3a〜3cの形成構造を変
更した点にある。
態で示した容積室構造に構造変更を加えた容積室構造を
示し、主な変更点は、各分室3a〜3cの形成構造を変
更した点にある。
【0059】すなわち、この容積室構造では、シリンダ
1のヘッドに、シリンダ内部側に向かって開口する環状
の凹部20を形成し、これに対応させて、ピストン2の
先端には、シリンダ側環状凹部20の内部に先端を位置
させる環状突起21を形成してあり、このシリンダ・ピ
ストン構造により、シリンダ1内において、ピストン先
端側のうちピストン側環状突起21の外側部分と、ピス
トン側環状突起21の先端側と、ピストン側環状突起2
1における中央孔部との夫々に区画空間na’〜nc’
を形成し、これら区画空間na’〜nc’を第1ないし
第3の分室3a〜3cとしてある。
1のヘッドに、シリンダ内部側に向かって開口する環状
の凹部20を形成し、これに対応させて、ピストン2の
先端には、シリンダ側環状凹部20の内部に先端を位置
させる環状突起21を形成してあり、このシリンダ・ピ
ストン構造により、シリンダ1内において、ピストン先
端側のうちピストン側環状突起21の外側部分と、ピス
トン側環状突起21の先端側と、ピストン側環状突起2
1における中央孔部との夫々に区画空間na’〜nc’
を形成し、これら区画空間na’〜nc’を第1ないし
第3の分室3a〜3cとしてある。
【0060】シリンダ側環状凹部20の外側の周壁部
は、シリンダ内壁22aとシリンダ外壁23aとの二重
壁構造に、また、シリンダ側環状凹部20の内側の周壁
部は、シリンダ内壁22bとシリンダ外壁23bとの二
重壁構造にしてあり、これにより、シリンダ側環状凹部
20の外側の周壁部において、シリンダ内壁22aとシ
リンダ外壁23aとの間に形成される環状配置の流路f
a’を、第1分室3aと第2分室3bとを連通させる分
室連通路7aとし、また、シリンダ側環状凹部20の内
側の周壁部において、シリンダ内壁22bとシリンダ外
壁23bとの間に形成される環状配置の流路fb’を、
第2分室3bと第3分室3cとを連通させる分室連通路
7bとしてある。
は、シリンダ内壁22aとシリンダ外壁23aとの二重
壁構造に、また、シリンダ側環状凹部20の内側の周壁
部は、シリンダ内壁22bとシリンダ外壁23bとの二
重壁構造にしてあり、これにより、シリンダ側環状凹部
20の外側の周壁部において、シリンダ内壁22aとシ
リンダ外壁23aとの間に形成される環状配置の流路f
a’を、第1分室3aと第2分室3bとを連通させる分
室連通路7aとし、また、シリンダ側環状凹部20の内
側の周壁部において、シリンダ内壁22bとシリンダ外
壁23bとの間に形成される環状配置の流路fb’を、
第2分室3bと第3分室3cとを連通させる分室連通路
7bとしてある。
【0061】つまり、上記の環状配置流路fa’,f
b’により、第1分室3aに対し第2及び第3分室3
b,3cを順次に直列接続してある。
b’により、第1分室3aに対し第2及び第3分室3
b,3cを順次に直列接続してある。
【0062】そして、各環状配置流路fa’,fb’の
流路壁を形成するシリンダ内壁22a,22bとシリン
ダ外壁23a,23bとのうち、各シリンダ外壁23
a,23bの内外面には多数のヒレ24a,24bを設
け、これにより、これらシリンダ外壁23a,23b
を、その外部の等温化用熱媒Lと流路内部の作動ガスG
とを熱交換させるヒレ付きの伝熱壁として、等温化用熱
交換器8a,8bを構成してある。
流路壁を形成するシリンダ内壁22a,22bとシリン
ダ外壁23a,23bとのうち、各シリンダ外壁23
a,23bの内外面には多数のヒレ24a,24bを設
け、これにより、これらシリンダ外壁23a,23b
を、その外部の等温化用熱媒Lと流路内部の作動ガスG
とを熱交換させるヒレ付きの伝熱壁として、等温化用熱
交換器8a,8bを構成してある。
【0063】13は、第1実施形態で示した容積室構造
と同様、上記のシリンダ外壁23a,23bと、入出熱
用熱交換器6における作動ガス流路のヒレ付き流路壁
(伝熱壁)6aとを囲む熱媒ジャケット形成用のケース
であり、このケース13の内部に熱媒Lを流通させるこ
とにより、入出熱用熱交換器6及び等温化用熱交換器8
a,8bの夫々についての作動ガスGと熱媒Lとの熱交
換を行わせる。
と同様、上記のシリンダ外壁23a,23bと、入出熱
用熱交換器6における作動ガス流路のヒレ付き流路壁
(伝熱壁)6aとを囲む熱媒ジャケット形成用のケース
であり、このケース13の内部に熱媒Lを流通させるこ
とにより、入出熱用熱交換器6及び等温化用熱交換器8
a,8bの夫々についての作動ガスGと熱媒Lとの熱交
換を行わせる。
【0064】以上構成において、容積室3を膨張室とし
て用いる場合には、第1実施形態で示した容積室構造の
場合と同様、ガス路4から第1分室3aへ、また、その
第1分室3aから分室連通路7a,7bとしての環状配
置流路fa’,fb’を介して第2及び第3分室3b,
3cへ順次に作動ガスGを流入させながら、ピストン移
動による各分室3a〜3cの容積拡大を伴い各分室3a
〜3cで作動ガスGを膨張させる。
て用いる場合には、第1実施形態で示した容積室構造の
場合と同様、ガス路4から第1分室3aへ、また、その
第1分室3aから分室連通路7a,7bとしての環状配
置流路fa’,fb’を介して第2及び第3分室3b,
3cへ順次に作動ガスGを流入させながら、ピストン移
動による各分室3a〜3cの容積拡大を伴い各分室3a
〜3cで作動ガスGを膨張させる。
【0065】一方、容積室3を圧縮室として用いる場合
には、これも第1実施形態で示した容積室構造の場合と
同様、第3及び第2分室3c,3bから分室連通路7
b,7aとしての環状配置流路fb,faを介して第1
分室3aへ、また、第1分室3aからガス路4へ作動ガ
スGを流出させながら、ピストン移動による各分室3a
〜3cの容積縮小を伴い各分室3a〜3cで作動ガスG
を圧縮する。
には、これも第1実施形態で示した容積室構造の場合と
同様、第3及び第2分室3c,3bから分室連通路7
b,7aとしての環状配置流路fb,faを介して第1
分室3aへ、また、第1分室3aからガス路4へ作動ガ
スGを流出させながら、ピストン移動による各分室3a
〜3cの容積縮小を伴い各分室3a〜3cで作動ガスG
を圧縮する。
【0066】〔第3実施形態〕図4は前述の第1又は第
2実施形態で示した容積室構造に構造変更を加えた容積
室構造を示し、主な変更点は、分室3a,3bに流入さ
せる作動ガスGを旋回流動させるようにした点にある。
また、同図4に示す容積室構造では容積室3を二つの分
室3a,3bに分割してある。
2実施形態で示した容積室構造に構造変更を加えた容積
室構造を示し、主な変更点は、分室3a,3bに流入さ
せる作動ガスGを旋回流動させるようにした点にある。
また、同図4に示す容積室構造では容積室3を二つの分
室3a,3bに分割してある。
【0067】すなわち、この容積室構造では、シリンダ
1を内径がヘッド側ほど小径となる二段構造にし、ま
た、これに対応させて、ピストン2は、シリンダ1の各
段部に対する二段のピストン部分2a,2bを備える二
段構造にしてあり、このシリンダ・ピストン構造によ
り、シリンダ1内の各段部で、各段のピストン部分2
a,2bの先端側に区画空間na”,nb”を形成し、
これら区画空間na”,nb”を第1及び第2の分室3
a,3bとしてある。
1を内径がヘッド側ほど小径となる二段構造にし、ま
た、これに対応させて、ピストン2は、シリンダ1の各
段部に対する二段のピストン部分2a,2bを備える二
段構造にしてあり、このシリンダ・ピストン構造によ
り、シリンダ1内の各段部で、各段のピストン部分2
a,2bの先端側に区画空間na”,nb”を形成し、
これら区画空間na”,nb”を第1及び第2の分室3
a,3bとしてある。
【0068】また、第2分室3bの室壁となるシリンダ
上壁31は円錐形状に形成し、これに対応させて、二段
目のピストン部分2bも円錐形状に形成してあり、さら
に、円錐形状としたシリンダ上壁31の内外面には多数
のヒレ31a,34を設け、このシリンダ上壁31を伝
熱壁として、第2分室3b内の作動ガスGと外部の等温
化用熱媒Lとを熱交換させるようにしてある。
上壁31は円錐形状に形成し、これに対応させて、二段
目のピストン部分2bも円錐形状に形成してあり、さら
に、円錐形状としたシリンダ上壁31の内外面には多数
のヒレ31a,34を設け、このシリンダ上壁31を伝
熱壁として、第2分室3b内の作動ガスGと外部の等温
化用熱媒Lとを熱交換させるようにしてある。
【0069】つまり、第2分室3bの室壁であるシリン
ダ上壁31を伝熱壁とする構成において、上記の如くシ
リンダ上壁31及び二段目のピストン部分2bを円錐形
状にすることにより、第2分室3b内の作動ガスGと外
部の等温化用熱媒Lとの伝熱面積を、第2分室3bの容
積の割りに大きく(すなわち、第2分室3b内の作動ガ
ス量の割りに大きく)確保する。
ダ上壁31を伝熱壁とする構成において、上記の如くシ
リンダ上壁31及び二段目のピストン部分2bを円錐形
状にすることにより、第2分室3b内の作動ガスGと外
部の等温化用熱媒Lとの伝熱面積を、第2分室3bの容
積の割りに大きく(すなわち、第2分室3b内の作動ガ
ス量の割りに大きく)確保する。
【0070】シリンダ1の二段目の周壁部は、シリンダ
内壁32とシリンダ外壁33との二重壁構造とし、これ
により、これらシリンダ内壁32とシリンダ外壁33と
の間に形成される環状配置の流路fa”を、第1分室3
aと第2分室3bとを連通させる分室連通路7aとして
ある。
内壁32とシリンダ外壁33との二重壁構造とし、これ
により、これらシリンダ内壁32とシリンダ外壁33と
の間に形成される環状配置の流路fa”を、第1分室3
aと第2分室3bとを連通させる分室連通路7aとして
ある。
【0071】そして、環状配置流路fa”の流路壁を形
成するシリンダ内壁32とシリンダ外壁33とのうち、
シリンダ外壁33の外面にはシリンダ上壁31の外面か
ら続く多数のヒレ34を設け、これにより、このシリン
ダ外壁33を、その外部の等温化用熱媒Lと流路内部の
作動ガスGとを熱交換させるヒレ付きの伝熱壁として、
等温化用熱交換器8aを構成してある。
成するシリンダ内壁32とシリンダ外壁33とのうち、
シリンダ外壁33の外面にはシリンダ上壁31の外面か
ら続く多数のヒレ34を設け、これにより、このシリン
ダ外壁33を、その外部の等温化用熱媒Lと流路内部の
作動ガスGとを熱交換させるヒレ付きの伝熱壁として、
等温化用熱交換器8aを構成してある。
【0072】35は、シリンダ外壁33とシリンダ上壁
31とを囲む熱媒ジャケット形成用のケースであり、こ
のケース35の内部に熱媒Lを流通させることにより、
シリンダ上壁31を伝熱壁とする第2分室3b内の作動
ガスGと等温化用熱媒Lとの熱交換、及び、シリンダ外
壁33を伝熱壁とする等温化用熱交換器8aでの作動ガ
スGと等温化用熱媒Lとの熱交換を行わせる。
31とを囲む熱媒ジャケット形成用のケースであり、こ
のケース35の内部に熱媒Lを流通させることにより、
シリンダ上壁31を伝熱壁とする第2分室3b内の作動
ガスGと等温化用熱媒Lとの熱交換、及び、シリンダ外
壁33を伝熱壁とする等温化用熱交換器8aでの作動ガ
スGと等温化用熱媒Lとの熱交換を行わせる。
【0073】なお、本例において、入出熱用熱交換器6
の熱媒ジャケット形成用ケースは、上記ケース35とは
別体に形成してある。
の熱媒ジャケット形成用ケースは、上記ケース35とは
別体に形成してある。
【0074】分室連通路7aとしての環状配置流路f
a”には、流通作動ガスGに旋回流動成分を付与する旋
回案内具としての螺旋状ヒレ36を設けてあり、この螺
旋状ヒレ36による作動ガス案内をもって、膨張室とし
ての使用では膨張行程で第1分室3aから第2分室3b
に流入させる作動ガスGを、また、圧縮室としての使用
では圧縮行程で第2分室3bから第1分室3aに流入さ
せる作動ガスGを旋回させるようにしてある。
a”には、流通作動ガスGに旋回流動成分を付与する旋
回案内具としての螺旋状ヒレ36を設けてあり、この螺
旋状ヒレ36による作動ガス案内をもって、膨張室とし
ての使用では膨張行程で第1分室3aから第2分室3b
に流入させる作動ガスGを、また、圧縮室としての使用
では圧縮行程で第2分室3bから第1分室3aに流入さ
せる作動ガスGを旋回させるようにしてある。
【0075】つまり、断熱膨張による温度降下分や断熱
圧縮による温度上昇分を上記の等温化用熱交換器8aで
回復・解消させた上で作動ガスGを他の分室(3b又は
3a)に流入させるにあたり、その作動ガスGを旋回さ
せて他の分室に流入させることにより、その流入作動ガ
スGを、流入先の分室3b,3a内で断熱膨張による温
度降下や断熱圧縮による温度上昇を生じた分室内の作動
ガスGと効果的に混合させ、これにより、分室内での断
熱膨張による温度降下や断熱圧縮による温度上昇を上記
の混合により抑制する効果を一層確実なものとする。
圧縮による温度上昇分を上記の等温化用熱交換器8aで
回復・解消させた上で作動ガスGを他の分室(3b又は
3a)に流入させるにあたり、その作動ガスGを旋回さ
せて他の分室に流入させることにより、その流入作動ガ
スGを、流入先の分室3b,3a内で断熱膨張による温
度降下や断熱圧縮による温度上昇を生じた分室内の作動
ガスGと効果的に混合させ、これにより、分室内での断
熱膨張による温度降下や断熱圧縮による温度上昇を上記
の混合により抑制する効果を一層確実なものとする。
【0076】また、膨張室としての使用、及び、圧縮室
としての使用のいずれにしても、第2分室3bへの作動
ガス吸入過程で、上記の螺旋状ヒレ36により第2分室
3bへの流入作動ガスGに旋回流動成分を与えて、第2
分室3b内で作動ガスGを旋回させることにより、伝熱
壁としての前記シリンダ上壁31と第2分室3b内の作
動ガスGとの熱伝達を促進し、これにより、シリンダ上
壁31を介しての分室内作動ガスGと等温化用熱媒Lと
の熱交換をもって、第2分室3b内での断熱膨張による
温度降下や断熱圧縮による温度上昇を抑制する効果を一
層高く得られるようにする。
としての使用のいずれにしても、第2分室3bへの作動
ガス吸入過程で、上記の螺旋状ヒレ36により第2分室
3bへの流入作動ガスGに旋回流動成分を与えて、第2
分室3b内で作動ガスGを旋回させることにより、伝熱
壁としての前記シリンダ上壁31と第2分室3b内の作
動ガスGとの熱伝達を促進し、これにより、シリンダ上
壁31を介しての分室内作動ガスGと等温化用熱媒Lと
の熱交換をもって、第2分室3b内での断熱膨張による
温度降下や断熱圧縮による温度上昇を抑制する効果を一
層高く得られるようにする。
【0077】なお、上記の螺旋状ヒレ36は、等温化用
熱交換器7aを構成するシリンダ外壁33において、そ
の外面側のヒレ34とともに、作動ガスGと等温化用熱
媒Lとの伝熱面積を大きく確保する伝熱用ヒレとしても
機能する。
熱交換器7aを構成するシリンダ外壁33において、そ
の外面側のヒレ34とともに、作動ガスGと等温化用熱
媒Lとの伝熱面積を大きく確保する伝熱用ヒレとしても
機能する。
【0078】〔第4実施形態〕図5及び図6は前述の第
1実施形態で示した容積室構造にさらに構造変更を加え
た容積室構造を示し、主な変更点は、分室連通路7a,
7bとしての環状配置流路fa,fbの形成構造を合理
化した点、及び、複数の分室3a〜3cに分割した容積
室3に対するガス路4の接続形態を変更した点にある。
1実施形態で示した容積室構造にさらに構造変更を加え
た容積室構造を示し、主な変更点は、分室連通路7a,
7bとしての環状配置流路fa,fbの形成構造を合理
化した点、及び、複数の分室3a〜3cに分割した容積
室3に対するガス路4の接続形態を変更した点にある。
【0079】すなわち、この容積室構造では、前述の第
1実施形態と同様、シリンダ1を三段構造するととも
に、ピストン2を、シリンダ1の各段部に対する三段の
ピストン部分2a〜2bを備える三段構造にし、このシ
リンダ・ピストン構造により、シリンダ室1内の各段部
で、各段のピストン部分2a〜2cの先端側に区画空間
na〜ncを形成するが、これら区画空間na〜ncの
うちシリンダヘッド側に位置するものから順に、第1分
室3a,第2分室3b,第3分室3cとして、シリンダ
ヘッド側の第1分室3aに対しガス路4を接続してあ
る。
1実施形態と同様、シリンダ1を三段構造するととも
に、ピストン2を、シリンダ1の各段部に対する三段の
ピストン部分2a〜2bを備える三段構造にし、このシ
リンダ・ピストン構造により、シリンダ室1内の各段部
で、各段のピストン部分2a〜2cの先端側に区画空間
na〜ncを形成するが、これら区画空間na〜ncの
うちシリンダヘッド側に位置するものから順に、第1分
室3a,第2分室3b,第3分室3cとして、シリンダ
ヘッド側の第1分室3aに対しガス路4を接続してあ
る。
【0080】シリンダ1の周壁部は、二重壁構造とはせ
ず一重壁構造とするが、シリンダ1の三段目の周壁40
aと二段目の周壁40bには、それら周壁40a,40
bの内外面に、周方向を延設方向とする環状のヒレ4
1,42を、シリンダ軸芯方向に並べて多数形成し、こ
れら周壁40a,40bのヒレ41,42のうち、内面
側のヒレ41の夫々には、これら内面側ヒレ41をシリ
ンダ軸芯方向に貫通する孔43を、シリンダ周方向に並
べて多数形成してある。
ず一重壁構造とするが、シリンダ1の三段目の周壁40
aと二段目の周壁40bには、それら周壁40a,40
bの内外面に、周方向を延設方向とする環状のヒレ4
1,42を、シリンダ軸芯方向に並べて多数形成し、こ
れら周壁40a,40bのヒレ41,42のうち、内面
側のヒレ41の夫々には、これら内面側ヒレ41をシリ
ンダ軸芯方向に貫通する孔43を、シリンダ周方向に並
べて多数形成してある。
【0081】つまり、三段目の周壁40aにおける内面
側ヒレ41の孔43をもって、ピストン2と三段目の周
壁40aとの間に、第1分室3aと第2分室3bとを連
通させる分室連通路7aとしての環状配置流路faを形
成し、また、二段目の周壁40bにおける内面側ヒレ4
1の孔43をもって、ピストン2と二段目の周壁40b
との間に、第2分室3bと第3分室3cとを連通させる
分室連通路7bとしての環状配置流路fbを形成してあ
る。
側ヒレ41の孔43をもって、ピストン2と三段目の周
壁40aとの間に、第1分室3aと第2分室3bとを連
通させる分室連通路7aとしての環状配置流路faを形
成し、また、二段目の周壁40bにおける内面側ヒレ4
1の孔43をもって、ピストン2と二段目の周壁40b
との間に、第2分室3bと第3分室3cとを連通させる
分室連通路7bとしての環状配置流路fbを形成してあ
る。
【0082】そして、内外面にヒレ41,42を形成し
たこれら周壁40a,40bを、その外部の等温化用熱
媒Lと環状配置流路fa,fbの内部流通作動ガスGと
を熱交換させるヒレ付きの伝熱壁として、等温化用熱交
換器8a,8bを構成してある。
たこれら周壁40a,40bを、その外部の等温化用熱
媒Lと環状配置流路fa,fbの内部流通作動ガスGと
を熱交換させるヒレ付きの伝熱壁として、等温化用熱交
換器8a,8bを構成してある。
【0083】すなわち、このように内側ヒレ41に形成
の孔43をもって分室連通路7a,7bとしての環状配
置流路fa,fbを形成することにより、シリンダ1の
周壁を、環状配置流路fa,fbの形成のために二重壁
構造にすることを不要にして、構造の簡略化を図り、ま
た、等温化用熱交換器8a,8bとして、環状配置流路
fa,fbを流通させる作動ガスGに対し大きな伝熱面
積を確保できるようにしてある。
の孔43をもって分室連通路7a,7bとしての環状配
置流路fa,fbを形成することにより、シリンダ1の
周壁を、環状配置流路fa,fbの形成のために二重壁
構造にすることを不要にして、構造の簡略化を図り、ま
た、等温化用熱交換器8a,8bとして、環状配置流路
fa,fbを流通させる作動ガスGに対し大きな伝熱面
積を確保できるようにしてある。
【0084】44は、二段目の周壁40a及び三段目の
周壁40bを囲む熱媒ジャケット形成用の筒体であり、
この筒体44の内部に等温化用熱媒Lを流通させること
により、三段目の周壁40a及び二段目の周壁40bを
伝熱壁とする等温化用熱交換器8a,8bでの作動ガス
Gと等温化用熱媒Lとの熱交換を行わせる。
周壁40bを囲む熱媒ジャケット形成用の筒体であり、
この筒体44の内部に等温化用熱媒Lを流通させること
により、三段目の周壁40a及び二段目の周壁40bを
伝熱壁とする等温化用熱交換器8a,8bでの作動ガス
Gと等温化用熱媒Lとの熱交換を行わせる。
【0085】また、45はシリンダ1の一段目の周壁4
0c(すなわち、第3分室3cの室壁)を囲む熱媒ジャ
ケット形成用の筒体であり、この筒体45の内部に等温
化用熱媒Lを流通させることにより、一段目の周壁40
cを伝熱壁とする第3分室3c内の作動ガスGと等温化
用熱媒Lとの熱交換を行わせる。
0c(すなわち、第3分室3cの室壁)を囲む熱媒ジャ
ケット形成用の筒体であり、この筒体45の内部に等温
化用熱媒Lを流通させることにより、一段目の周壁40
cを伝熱壁とする第3分室3c内の作動ガスGと等温化
用熱媒Lとの熱交換を行わせる。
【0086】46は、ピストン2の先端に形成した案内
孔47に対し、摺接自在に係合させる案内扞であり、こ
れら案内孔47と案内扞46との係合によりピストン2
の往復動作を案内する。
孔47に対し、摺接自在に係合させる案内扞であり、こ
れら案内孔47と案内扞46との係合によりピストン2
の往復動作を案内する。
【0087】48は、上記案内孔47の内部とシリンダ
内の容積室3(本例では第2分室3b)とを連通させる
通気孔であり、ピストン2の下死点側への動作に対して
は、この通気孔48を介して案内孔47の内部に作動ガ
スGを流入させ、また、ピストン2の上死点側への動作
に対しては、この通気孔48を介して案内孔47の内部
の作動ガスGを容積室3内へ流出させる。つまり、案内
孔47の内部が密閉空間となってピストン動作に支障を
来すことがないようにしてある。
内の容積室3(本例では第2分室3b)とを連通させる
通気孔であり、ピストン2の下死点側への動作に対して
は、この通気孔48を介して案内孔47の内部に作動ガ
スGを流入させ、また、ピストン2の上死点側への動作
に対しては、この通気孔48を介して案内孔47の内部
の作動ガスGを容積室3内へ流出させる。つまり、案内
孔47の内部が密閉空間となってピストン動作に支障を
来すことがないようにしてある。
【0088】また、本例では、この通気孔48の形成に
より、案内孔47の内部を第2分室3bの一部として機
能させるようにしてある。
より、案内孔47の内部を第2分室3bの一部として機
能させるようにしてある。
【0089】〔その他の実施形態〕次にその他の実施形
態を列記する。分室3a〜3cの室数(すなわち、容積
室3の分割数)は、2室ないし3室に限定されるもので
はなく、容積室3を4室以上の分室に分割する構成を採
用してもよい。
態を列記する。分室3a〜3cの室数(すなわち、容積
室3の分割数)は、2室ないし3室に限定されるもので
はなく、容積室3を4室以上の分室に分割する構成を採
用してもよい。
【0090】膨張又は圧縮の行程において各々が容積変
化する複数の分室3a〜3cを、前述の各実施形態の如
く一組のシリンダ・ピストンにおいて形成するのに代
え、各分室3a〜3cを個別のシリンダ・ピストンによ
り形成する形態を採用してもよい。
化する複数の分室3a〜3cを、前述の各実施形態の如
く一組のシリンダ・ピストンにおいて形成するのに代
え、各分室3a〜3cを個別のシリンダ・ピストンによ
り形成する形態を採用してもよい。
【0091】分室連通路7a,7bは、前述の各実施形
態の如くシリンダ1の内部流路として形成する形態に代
え、シリンダ1とは別の管構造により形成するようにし
てもよい。
態の如くシリンダ1の内部流路として形成する形態に代
え、シリンダ1とは別の管構造により形成するようにし
てもよい。
【0092】また、分室連通路7a,7bに備えさせる
等温化用熱交換器8a,8bも、前述の各実施形態の如
くシリンダ外壁10a,10b,23a,23b,33
を伝熱壁として構成する形態に代え、シリンダ1とは別
の器体もって構成するようにしてもよい。
等温化用熱交換器8a,8bも、前述の各実施形態の如
くシリンダ外壁10a,10b,23a,23b,33
を伝熱壁として構成する形態に代え、シリンダ1とは別
の器体もって構成するようにしてもよい。
【0093】作動ガスGとしては、例えば窒素ガスや空
気など、種々の気体を採用でき、また、等温化用熱媒L
も水を始めとして各種の流体を適用できる。
気など、種々の気体を採用でき、また、等温化用熱媒L
も水を始めとして各種の流体を適用できる。
【0094】ガス路4を接続する第1分室3aに対し、
第2分室以降の他の分室3b,3cを分室連通路7a,
7bを介し順次に直列接続する形態を採る場合、この直
列接続の対象とする第2分室以降の他の分室3b,3c
の室数は、3室以上の複数としてもよい。
第2分室以降の他の分室3b,3cを分室連通路7a,
7bを介し順次に直列接続する形態を採る場合、この直
列接続の対象とする第2分室以降の他の分室3b,3c
の室数は、3室以上の複数としてもよい。
【0095】ガス路4を接続する第1分室3aに対し、
複数の他の分室3b,3cを夫々、分室連通路7a,7
bを介して並列的に接続する形態、また、このように第
1分室3aに対し並列的に接続した他の分室3b,3c
に、さらに他の分室を分室連通路を介して直列接続する
形態を採用してもよい。
複数の他の分室3b,3cを夫々、分室連通路7a,7
bを介して並列的に接続する形態、また、このように第
1分室3aに対し並列的に接続した他の分室3b,3c
に、さらに他の分室を分室連通路を介して直列接続する
形態を採用してもよい。
【0096】前述の各実施形態において第1分室3aの
室壁となるシリンダ壁部を、内部の作動ガスGと外部の
等温化用熱媒Lとを熱交換させる伝熱壁にするなど、端
末の分室以外の分室についても、その室壁を、内部の作
動ガスGと外部の等温化用熱媒Lとを熱交換させる伝熱
壁とするようにしてもよい。
室壁となるシリンダ壁部を、内部の作動ガスGと外部の
等温化用熱媒Lとを熱交換させる伝熱壁にするなど、端
末の分室以外の分室についても、その室壁を、内部の作
動ガスGと外部の等温化用熱媒Lとを熱交換させる伝熱
壁とするようにしてもよい。
【0097】分室連通路7aから分室3b,3aへ流入
させる作動ガスGに旋回流動成分を付与する旋回案内具
は、前述の第3実施形態で示した螺旋状ヒレ36の如き
構造に限定されるものではなく、例えば、プロペラ状の
案内翼を用いるなど、その他、種々の形状・構造を採用
できる。
させる作動ガスGに旋回流動成分を付与する旋回案内具
は、前述の第3実施形態で示した螺旋状ヒレ36の如き
構造に限定されるものではなく、例えば、プロペラ状の
案内翼を用いるなど、その他、種々の形状・構造を採用
できる。
【0098】前述の各実施形態では、等温化用熱交換器
8a,8bで作動ガスGと熱交換させる等温化用熱媒L
と、入出熱用熱交換器6で作動ガスGと熱交換させる熱
媒Lとに同じ熱媒を用いたが、場合によっては、これら
熱媒を互いに異種の熱媒としたり、あるいはまた、ガス
路4に介装する入出熱用熱交換器6を省略して、シリン
ダ側での作動ガスGと等温化用熱媒Lとの熱交換のみを
行わせる形態としてもよい。
8a,8bで作動ガスGと熱交換させる等温化用熱媒L
と、入出熱用熱交換器6で作動ガスGと熱交換させる熱
媒Lとに同じ熱媒を用いたが、場合によっては、これら
熱媒を互いに異種の熱媒としたり、あるいはまた、ガス
路4に介装する入出熱用熱交換器6を省略して、シリン
ダ側での作動ガスGと等温化用熱媒Lとの熱交換のみを
行わせる形態としてもよい。
【0099】伝熱壁とする部分に設けるヒレ(フィン)
の具体的形状や配列形態は、種々の構成変更が可能であ
り、また、容積室3としてのシリンダ室の内面にヒレを
設ける場合、これら内面側のヒレどうしの間に先端を位
置させるピストン側のヒレをピストン2に設け、シリン
ダ室内面側のヒレとピストン側のヒレとの交互配列を保
った状態でピストン2を動作させるようにしてもよい。
の具体的形状や配列形態は、種々の構成変更が可能であ
り、また、容積室3としてのシリンダ室の内面にヒレを
設ける場合、これら内面側のヒレどうしの間に先端を位
置させるピストン側のヒレをピストン2に設け、シリン
ダ室内面側のヒレとピストン側のヒレとの交互配列を保
った状態でピストン2を動作させるようにしてもよい。
【0100】本発明は、スターリングエンジンや、スタ
ーリング冷凍機/ヒートポンプ、あるいはまた、スター
リングサイクルと逆スターリングサイクルとを並行実施
する熱・動力機器など、スターリングサイクル又は逆ス
ターリングサイクルを実施する各種のスターリング機器
に適用できる。
ーリング冷凍機/ヒートポンプ、あるいはまた、スター
リングサイクルと逆スターリングサイクルとを並行実施
する熱・動力機器など、スターリングサイクル又は逆ス
ターリングサイクルを実施する各種のスターリング機器
に適用できる。
【0101】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】第1実施形態を示す縦断面図
【図2】第1実施形態を示す横断面図
【図3】第2実施形態を示す縦断面図
【図4】第3実施形態を示す縦断面図
【図5】第4実施形態を示す縦断面図
【図6】第4実施形態を示す横断面図
【図7】従来構造を示す縦断面図
【図8】他の従来構造を示す縦断面図
【図9】他の従来構造を示す縦断面図
5 再生熱交換器 4 ガス路 3 容積室 G 作動ガス 3a〜3c 分室 3a 第1分室 3b,3c 他の分室 7a,7b 分室連通路 L 等温化用熱媒 8a,8b 等温化用熱交換器 1 シリンダ 2 ピストン 2a〜2c ピストン部分 na〜nc 区画空間 fa,fb 環状配置流路 10a,10b 流路壁(伝熱壁) 20 シリンダ側環状凹部 21 ピストン側環状突起 na’〜nc’ 区画空間 fa’,fb’ 環状配置流路 23a,23b 流路壁(伝熱壁) 14,31,40c分室の室壁(伝熱壁) 36 旋回案内具
Claims (6)
- 【請求項1】 再生熱交換器(5)を備えるガス路
(4)を介して容積室(3)内に流入させた作動ガス
(G)を、スターリングサイクル又は逆スターリングサ
イクルにおける膨張又は圧縮の行程として、前記容積室
(3)の容積変化を伴い膨張又は圧縮させるスターリン
グ機器の容積室構造であって、 前記容積室(3)を、前記膨張又は圧縮の行程において
各々が容積変化する複数の分室(3a〜3c)に分割
し、 これら分室(3a〜3c)のうち、前記ガス路(4)を
接続した第1の分室(3a)に対し、他の分室(3
b),(3c)を分室連通路(7a),(7b)を介し
て連通させ、 前記分室連通路(7a),(7b)に、作動ガス(G)
と等温化用熱媒(L)とを熱交換させる等温化用の熱交
換器(8a),(8b)を設けたスターリング機器の容
積室構造。 - 【請求項2】 前記容積室(3)を3室以上の前記分室
(3a〜3c)に分割し、 これら分室(3a〜3c)のうち、前記ガス路(4)を
接続した前記第1分室(3a)に対し、第2分室以降の
他の分室(3b),(3c)を、前記分室連通路(7
a),(7b)を介して順次に直列接続し、 これら複数の分室連通路(7a),(7b)の夫々に前
記等温化用の熱交換器(8a),(8b)を設けた請求
項1記載のスターリング機器の容積室構造。 - 【請求項3】 シリンダ(1)とピストン(2)とによ
りシリンダ内に前記容積室(3)を形成する構成におい
て、 前記シリンダ(1)を、その内径が段階的にヘッド側ほ
ど小径となる複数段構造にするとともに、前記ピストン
(2)を、前記シリンダ(1)の各段部に対する複数段
のピストン部分(2a〜2c)を備える複数段構造に
し、 このシリンダ・ピストン構造により前記シリンダ(1)
の内部に区画形成される区画空間(na〜nc)の夫々
を前記分室(3a〜3c)とし、 これら区画空間(na〜nc)のうち、前記ガス路
(4)を接続する前記第1分室(3a)としての区画空
間(na)に対し他の区画空間(nb),(nc)を連
通させる流路(fa),(fb)を、環状の配置で前記
シリンダ(1)の周壁部に形成して、この環状配置流路
(fa),(fb)を前記分室連通路(7a),(7
b)とし、 この環状配置流路(fa),(fb)の流路壁(10
a),(10b)を、その外部に流通させる等温化用熱
媒(L)と内部の作動ガス(G)とを熱交換させる伝熱
壁として、前記等温化用の熱交換器(8a),(8b)
を構成してある請求項1又は2記載のスターリング機器
の容積室構造。 - 【請求項4】 シリンダ(1)とピストン(2)とによ
りシリンダ内に前記容積室(3)を形成する構成におい
て、 前記シリンダ(1)のヘッドに、シリンダ内部側に向か
って開口する環状の凹部(20)を形成するとともに、
前記ピストン(2)の先端に、前記シリンダ側環状凹部
(20)の内部に先端を位置させる環状突起(21)を
形成し、 このシリンダ・ピストン構造によりシリンダ内部に区画
形成される区画空間(na’〜nc’)の夫々を前記分
室(3a〜3c)とし、 これら区画空間(na’〜nc’)のうち、前記ガス路
(4)を接続する前記第1分室(3a)としての区画空
間(na’)に対し他の区画空間(nb’),(n
c’)を連通させる流路(fa’),(fb’)を、環
状の配置で前記シリンダ側環状凹部(20)の周壁部に
形成して、この環状配置流路(fa’),(fb’)を
前記分室連通路(7a),(7b)とし、 この環状配置流路(fa’),(fb’)の流路壁(2
3a),(23b)を、その外部に流通させる等温化用
熱媒(L)と内部の作動ガス(G)とを熱交換させる伝
熱壁として、前記等温化用の熱交換器(8a),(8
b)を構成してある請求項1又は2記載のスターリング
機器の容積室構造。 - 【請求項5】 前記分室(3c),(3b)の室壁(1
4),(31),(40c)を、その外部に流通させる
等温化用熱媒(L)と内部の作動ガス(G)とを熱交換
させる伝熱壁にしてある請求項1、2、3又は4記載の
スターリング機器の容積室構造。 - 【請求項6】 前記分室連通路(7a)から前記分室
(3b),(3a)内へ流入させる作動ガス(G)に旋
回流動成分を付与する旋回案内具(36)を設けた請求
項1、2、3、4又は5記載のスターリング機器の容積
室構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7383396A JPH09264191A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | スターリング機器の容積室構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7383396A JPH09264191A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | スターリング機器の容積室構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09264191A true JPH09264191A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13529547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7383396A Pending JPH09264191A (ja) | 1996-03-28 | 1996-03-28 | スターリング機器の容積室構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09264191A (ja) |
-
1996
- 1996-03-28 JP JP7383396A patent/JPH09264191A/ja active Pending
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