JPH0926421A - セメント系製品に生成するエフロレッセンスの評価方法 - Google Patents
セメント系製品に生成するエフロレッセンスの評価方法Info
- Publication number
- JPH0926421A JPH0926421A JP17634495A JP17634495A JPH0926421A JP H0926421 A JPH0926421 A JP H0926421A JP 17634495 A JP17634495 A JP 17634495A JP 17634495 A JP17634495 A JP 17634495A JP H0926421 A JPH0926421 A JP H0926421A
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- cement
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Abstract
(57)【要約】
【構成】アルカリ性で呈色するpH指示薬のアルコール
含有水溶液を用いることを特徴とするセメント系製品に
生成するエフロレッセンスの評価方法。 【効果】本発明のエフロレッセンス評価方法を用いる
と、セメント系製品のエフロレッセンス発生を簡便に、
かつ短時間に測定することが可能になる。
含有水溶液を用いることを特徴とするセメント系製品に
生成するエフロレッセンスの評価方法。 【効果】本発明のエフロレッセンス評価方法を用いる
と、セメント系製品のエフロレッセンス発生を簡便に、
かつ短時間に測定することが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント系製品に発生
するエフロレッセンスの評価方法に関し、例えば住宅の
外壁に使用されるサイジングボードのエフロレッセンス
評価方法などとして好適に用いられる。
するエフロレッセンスの評価方法に関し、例えば住宅の
外壁に使用されるサイジングボードのエフロレッセンス
評価方法などとして好適に用いられる。
【0002】
【従来技術】セメント系製品は外壁として施工した後、
屋外に曝した場合、経日と共にその表面に多かれ少なか
れエフロレッセンス(白華状物)が生成して外観を損な
うことがある。この現象は、セメント系製品内部に含ま
れる水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ成分が雨水などの水分に同伴してセ
メント系製品表面に移動した後、主に水酸化カルシウム
が空気中の炭酸ガスにより水不溶性の炭酸塩として析出
したために起こる現象である。従来、このようなエフロ
レッセンスの生成を防止するためにアルカリ分の移動を
抑制する塗料を塗布する、あるいは基材をオートクレー
ブ養生してアルカリ分を固定化する等の対策がとられて
いる。具体的には、アルカリ性で変色する顔料を成分と
して含む呈色塗料を、セメント系製品の塗装面に塗布し
た後、裏面から吸水させ、水に同伴して表面に移動した
アルカリ成分による呈色顔料の変色度合いで耐エフロレ
ッセンスを評価する方法が知られている。
屋外に曝した場合、経日と共にその表面に多かれ少なか
れエフロレッセンス(白華状物)が生成して外観を損な
うことがある。この現象は、セメント系製品内部に含ま
れる水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ成分が雨水などの水分に同伴してセ
メント系製品表面に移動した後、主に水酸化カルシウム
が空気中の炭酸ガスにより水不溶性の炭酸塩として析出
したために起こる現象である。従来、このようなエフロ
レッセンスの生成を防止するためにアルカリ分の移動を
抑制する塗料を塗布する、あるいは基材をオートクレー
ブ養生してアルカリ分を固定化する等の対策がとられて
いる。具体的には、アルカリ性で変色する顔料を成分と
して含む呈色塗料を、セメント系製品の塗装面に塗布し
た後、裏面から吸水させ、水に同伴して表面に移動した
アルカリ成分による呈色顔料の変色度合いで耐エフロレ
ッセンスを評価する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来のエフロレッセンス評価方法は、試料の前処理が煩
雑であり、また判定までの時間に数日ないし数十日を要
し、生産工程の品質管理には使えないなどの問題点があ
った。
従来のエフロレッセンス評価方法は、試料の前処理が煩
雑であり、また判定までの時間に数日ないし数十日を要
し、生産工程の品質管理には使えないなどの問題点があ
った。
【0004】そこで本発明は、エフロレッセンス生成を
簡易にかつ短時間に評価することができ、その結果を速
やかに生産工程管理に活用できるセメント系製品の評価
方法を提供することを目的とする。
簡易にかつ短時間に評価することができ、その結果を速
やかに生産工程管理に活用できるセメント系製品の評価
方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために下記の構成を有する。
成するために下記の構成を有する。
【0006】「アルカリ性で呈色するpH指示薬のアル
コール含有水溶液を用いることを特徴とするセメント系
製品に生成するエフロレッセンスの評価方法。」 すなわち、アルカリ性で呈色するpH指示薬のアルコー
ル含有水溶液を、セメント系製品の塗装面に塗布して、
指示薬の呈色面積からエフロレッセンスの発生を判定す
ることができるのである。以下に本発明を詳述する。
コール含有水溶液を用いることを特徴とするセメント系
製品に生成するエフロレッセンスの評価方法。」 すなわち、アルカリ性で呈色するpH指示薬のアルコー
ル含有水溶液を、セメント系製品の塗装面に塗布して、
指示薬の呈色面積からエフロレッセンスの発生を判定す
ることができるのである。以下に本発明を詳述する。
【0007】セメント系製品の厚み方向の下部約1/2
を水中に浸漬して、セメント系製品に吸水させる。吸収
された水は、浸漬されていない表層部(塗装面)に徐々
に移動する。この時、セメント系製品中のアルカリ成分
が吸収された水に同伴して表層部に移動する。このアル
カリ成分にアルカリ性側に変色域を持つpH指示薬、た
とえばチモールブルー、フェノールレッド、クレゾール
レッド、mークレゾールパープルなどのpH指示薬を塗
布するとpHに応じて夫々の変色域で呈色する。この呈
色の程度によってエフロレッセンスの生成が予測され
る。呈色の程度が少ない場合は、エフロレッセンスの生
成が抑制されると予測できる。逆に呈色の程度が多い場
合には、短時間でエフロレッセンスの生成が起こると予
測される。従って一定の呈色面積に達するまでの時間を
測定することによってエフロレッセンス生成の起こり易
さを短時間で予測できて、工程の品質管理に有効に活用
できる。この呈色はアルカリ成分が空気中の炭酸ガスに
よって中和される過程で徐々に消失する。
を水中に浸漬して、セメント系製品に吸水させる。吸収
された水は、浸漬されていない表層部(塗装面)に徐々
に移動する。この時、セメント系製品中のアルカリ成分
が吸収された水に同伴して表層部に移動する。このアル
カリ成分にアルカリ性側に変色域を持つpH指示薬、た
とえばチモールブルー、フェノールレッド、クレゾール
レッド、mークレゾールパープルなどのpH指示薬を塗
布するとpHに応じて夫々の変色域で呈色する。この呈
色の程度によってエフロレッセンスの生成が予測され
る。呈色の程度が少ない場合は、エフロレッセンスの生
成が抑制されると予測できる。逆に呈色の程度が多い場
合には、短時間でエフロレッセンスの生成が起こると予
測される。従って一定の呈色面積に達するまでの時間を
測定することによってエフロレッセンス生成の起こり易
さを短時間で予測できて、工程の品質管理に有効に活用
できる。この呈色はアルカリ成分が空気中の炭酸ガスに
よって中和される過程で徐々に消失する。
【0008】この指示薬溶液の調製は溶媒としてアルコ
ールと水の混合溶媒を用いる。混合溶媒中のアルコール
の比率が75容積%を越えると指示薬を塗布してから短
時間で呈色が消失し判定しにいく傾向がある。一方25
容積%より少ないと塗布しても塗装面が指示薬をはじく
ために判定しにくい傾向がある。
ールと水の混合溶媒を用いる。混合溶媒中のアルコール
の比率が75容積%を越えると指示薬を塗布してから短
時間で呈色が消失し判定しにいく傾向がある。一方25
容積%より少ないと塗布しても塗装面が指示薬をはじく
ために判定しにくい傾向がある。
【0009】アルコールとしては、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、tert- ブタノールなどが挙げ
られる。
ール、n−プロパノール、tert- ブタノールなどが挙げ
られる。
【0010】このエフロレッセンス評価方法によってセ
メント系製品についてのエフロレッセンス防止効果の確
認を短時間かつ簡便に行うことができる。
メント系製品についてのエフロレッセンス防止効果の確
認を短時間かつ簡便に行うことができる。
【0011】セメント系製品としては、建材として好ま
しく用いられ、具体的には、窯業系サイジングボード、
軽量気泡コンクリート、石こうボード、ケイ酸カルシウ
ム建材、繊維補強コンクリートなどに用いられる。
しく用いられ、具体的には、窯業系サイジングボード、
軽量気泡コンクリート、石こうボード、ケイ酸カルシウ
ム建材、繊維補強コンクリートなどに用いられる。
【0012】
実施例1 本発明を窯業系サイジングボードのエフロレッセンス測
定方法に適用した場合の実施例を説明する。先ず予め作
製した窯業系サイジングボードに吸水性、透水性を下げ
る添加剤を付与した塗料を塗布した(この試料をサンプ
ル1とする)。一方比較試料として添加剤を付与しない
塗料を用いて窯業系サイジングボードに塗布した(この
試料をサンプル2とする)。
定方法に適用した場合の実施例を説明する。先ず予め作
製した窯業系サイジングボードに吸水性、透水性を下げ
る添加剤を付与した塗料を塗布した(この試料をサンプ
ル1とする)。一方比較試料として添加剤を付与しない
塗料を用いて窯業系サイジングボードに塗布した(この
試料をサンプル2とする)。
【0013】次にエフロレッセンス評価の効果を確認す
るために、下記のように両試料について促進試験を行っ
て両者のエフロレッセンスの程度を本発明による方法で
判定した。
るために、下記のように両試料について促進試験を行っ
て両者のエフロレッセンスの程度を本発明による方法で
判定した。
【0014】サンプル1、2を100×100mm角(厚
さ12mmに切り出して、その厚さ方向の裏面側半分(6
mm程度)まで室温水中に載置した。次いで1時間経過毎
に両試料の水浸漬面の反対側表面に予め調整した0.2
5W/V%チモールブルー溶液(エタノール/水=50
/50容積比)を毛筆で全面に塗布して、表面が呈色す
るまでの時間を測定した。測定結果を表1に示す。
さ12mmに切り出して、その厚さ方向の裏面側半分(6
mm程度)まで室温水中に載置した。次いで1時間経過毎
に両試料の水浸漬面の反対側表面に予め調整した0.2
5W/V%チモールブルー溶液(エタノール/水=50
/50容積比)を毛筆で全面に塗布して、表面が呈色す
るまでの時間を測定した。測定結果を表1に示す。
【0015】この呈色はアルカリ成分の滲出によりチモ
ールブルーが呈色した結果である。表1から、サンプル
1は吸水、透水防止処理塗料を塗布してあり、アルカリ
成分の滲出が抑制されて呈色するまでの時間が長くな
る。つまりエフロレッセンスの発生が抑制できると判定
された。サンプル2は吸水、透水防止処理をしていない
塗料を塗布してあるため呈色が短時間に起こり、アルカ
リ成分の滲出が速く起こっていることが分かる。従って
この場 合は結果としてエフロレッセンスが劣ると判定
された。
ールブルーが呈色した結果である。表1から、サンプル
1は吸水、透水防止処理塗料を塗布してあり、アルカリ
成分の滲出が抑制されて呈色するまでの時間が長くな
る。つまりエフロレッセンスの発生が抑制できると判定
された。サンプル2は吸水、透水防止処理をしていない
塗料を塗布してあるため呈色が短時間に起こり、アルカ
リ成分の滲出が速く起こっていることが分かる。従って
この場 合は結果としてエフロレッセンスが劣ると判定
された。
【0016】実施例2〜4 実施例1と同様の手法で表1に示すpH指示薬に変えて
評価した。得られた結果を表2に示した。
評価した。得られた結果を表2に示した。
【0017】いずれの指示薬も実施例1と同様の結果が
得られ、短時間でサイジングボードのエフロレッセンス
の良否が判定できた。
得られ、短時間でサイジングボードのエフロレッセンス
の良否が判定できた。
【0018】比較例1 実施例1のサンプル1、2を用いて塗装面にアルカリ性
で呈色する顔料を主成分とする塗料を塗布した。1日間
室温で乾燥後実施例1と同様にその厚さ方向の裏面側半
分(6mm度)まで室温水中に載置して呈色までの時間を
測定した。得られた結果を表2に示した。エフロレッセ
ンスが劣るサンプル2の呈色までの時間は4日を要し生
産工程管理には適用できないことが判った。
で呈色する顔料を主成分とする塗料を塗布した。1日間
室温で乾燥後実施例1と同様にその厚さ方向の裏面側半
分(6mm度)まで室温水中に載置して呈色までの時間を
測定した。得られた結果を表2に示した。エフロレッセ
ンスが劣るサンプル2の呈色までの時間は4日を要し生
産工程管理には適用できないことが判った。
【0019】比較例2〜3 実施例1と同様の手法でエタノール/水溶液の容積比率
を20/80に変えて評価したところ塗膜との塗れ性が
悪く判定ができなかった。また容積比率を80/20に
変えて評価したが乾燥速度が速く、呈色が不鮮明で判定
できなかった。
を20/80に変えて評価したところ塗膜との塗れ性が
悪く判定ができなかった。また容積比率を80/20に
変えて評価したが乾燥速度が速く、呈色が不鮮明で判定
できなかった。
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明のエフロレッセンス評価方法を用
いると、セメント系製品のエフロレッセンス発生を簡便
に、かつ短時間に測定することが可能になる。
いると、セメント系製品のエフロレッセンス発生を簡便
に、かつ短時間に測定することが可能になる。
Claims (3)
- 【請求項1】アルカリ性で呈色するpH指示薬のアルコ
ール含有水溶液を用いることを特徴とするセメント系製
品に生成するエフロレッセンスの評価方法。 - 【請求項2】該アルコール含有水溶液における、アルコ
ールに対する水の容積比率が25/75以上、75/2
5以下である請求項1記載のセメント系製品に生成する
エフロレッセンスの評価方法。 - 【請求項3】該pH指示薬が、チモールブルー、フェノ
ールレッド、クレゾールレッドおよびm−クレゾールパ
ープルから選ばれることを特徴とする請求項1記載のセ
メント系製品に生成するエフロレッセンスの評価方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17634495A JPH0926421A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | セメント系製品に生成するエフロレッセンスの評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17634495A JPH0926421A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | セメント系製品に生成するエフロレッセンスの評価方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0926421A true JPH0926421A (ja) | 1997-01-28 |
Family
ID=16011957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17634495A Pending JPH0926421A (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | セメント系製品に生成するエフロレッセンスの評価方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0926421A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104297251A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-01-21 | 东南大学 | 一种用于评价水泥基材料抗泛碱性能的方法 |
| US20200048828A1 (en) * | 2017-05-31 | 2020-02-13 | Kuraray Co., Ltd. | Leather-like sheet and fiber structure |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17634495A patent/JPH0926421A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104297251A (zh) * | 2014-11-03 | 2015-01-21 | 东南大学 | 一种用于评价水泥基材料抗泛碱性能的方法 |
| US20200048828A1 (en) * | 2017-05-31 | 2020-02-13 | Kuraray Co., Ltd. | Leather-like sheet and fiber structure |
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