JPH09264276A - スクリュロータ - Google Patents

スクリュロータ

Info

Publication number
JPH09264276A
JPH09264276A JP9583096A JP9583096A JPH09264276A JP H09264276 A JPH09264276 A JP H09264276A JP 9583096 A JP9583096 A JP 9583096A JP 9583096 A JP9583096 A JP 9583096A JP H09264276 A JPH09264276 A JP H09264276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
rotor
synthetic resin
groove
screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9583096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3701378B2 (ja
Inventor
Tetsuya Sasage
徹哉 捧
Yukihiro Kojima
幸裕 小島
Noboru Toda
登 戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Airman Corp
Original Assignee
Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hokuetsu Industries Co Ltd filed Critical Hokuetsu Industries Co Ltd
Priority to JP09583096A priority Critical patent/JP3701378B2/ja
Priority to CN97102933A priority patent/CN1112515C/zh
Publication of JPH09264276A publication Critical patent/JPH09264276A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3701378B2 publication Critical patent/JP3701378B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリュ流体機械に組み付ける、金属製の軸の
周りに合成樹脂製のロータを形成したスクリュロータに
おいて、軸から樹脂製ロータが離脱することを防止し、
かつ、軸の発錆を防止する。 【解決手段】金属製の軸の周りに合成樹脂製のロータを
形成したスクリュロータにおいて、合成樹脂材を被覆す
る軸部分の周面に、スクリュロータの回転方向に対して
逆回転の螺旋溝を形成し、前記螺旋溝は、断面が円弧状
の溝面と、その溝部と隣接する円弧状の溝面との連接部
を滑らかな山形の曲線で結ぶ輪郭線により形成し、ロー
タによる被覆の軸部分に段差を設け、かつ、前記ロータ
に連続して軸表面に合成樹脂を被覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリュ圧縮機ま
たはスクリュ真空ポンプ、スクリュ膨張機などのスクリ
ュ流体機械のスクリュロータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、スクリュ流体機械(以下、説明の
便宜上、スクリュ圧縮機を例にして記載する。)に組み
付けたスクリュロータを、その加工性の向上や重量軽減
のために、金属製軸の周囲に合成樹脂製のロータを射出
成形により被覆・形成したものが提案されている。図6
を参照して、同図は従来公知の、この種型式のスクリュ
ロータ(図は、雌ロータを示している。)の回転軸を含
む平面A−A〔図6(b)参照〕で切断した一部断面図
〔図(a)〕及び正面図〔図(b)〕を示しているが、
これらのスクリュロータの軸1周面にはロータ5の歯6
の捩じれ方向と同方向及び反対方向のリード角を有する
断面方形(四角形)溝9または突起が単数または複数条
形成されていて軸1とロータ5との間の固着力を強化
し、両者間の離脱を防止している(例えば、特開平6−
123292号公報、特開平1−301976号公報等参照)。これ
らのスクリュロータは合成樹脂材によりロータ表面が形
成されているので錆が発生しない。よって、この種のス
クリュロータは、圧縮作用空間内に水を噴射するスクリ
ュ圧縮機(水噴射式スクリュ圧縮機)用として、最も適
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、軸1周面に
断面方形の溝9を形成し、そこに合成樹脂材を被覆して
軸1とロータ5とを結合したスクリュロータでは、軸と
ロータの材質の相違に基づく線膨張係数の差異により射
出成形後の合成樹脂ロータの冷却の際や、圧縮機の運転
時と停止時における熱変化に伴う金属製軸1と合成樹脂
製ロータ5との熱収縮差(軸…熱収縮量が小、ロータ…
熱収縮量が大)や、運転中の負荷変動に伴う回転トルク
の変動が大きく作用し、軸表面に設けた溝9の山部に対
応するロータ(合成樹脂部)の溝の角部に応力集中が生
じる。このような型式のスクリュロータでは上述の原因
により、軸の表面に設けた溝9の山部の角からロータ5
の歯形底に向かって亀裂10が生じ易く、長期間、運転、
停止を繰り返す間に、この亀裂が拡がって軸1とロータ
5との間の固着力が低下し、ついには軸とロータとが分
離してしまうといった問題点を有する。
【0004】一方、図7に示す水噴射式スクリュ圧縮機
に上記型式のスクリュロータを採用した場合、ロータが
合成樹脂製であることから、錆を防止することができる
特徴がある。しかしながら、軸1が金属製であること、
また、圧縮作用室と軸封部(水用軸封装置)との間の軸
表面が圧縮作用室に供給された水と接触することから、
この軸表面に錆が発生するという問題がある。このよう
に、従来の水噴射式スクリュ圧縮機のスクリュロータ
は、軸部、特に水用の軸封装置が嵌入された軸表面に錆
が発生した場合、この錆により軸表面が腐食し、この部
分の軸径が痩せて前記軸封装置と軸表面との間に隙間が
生じたり軸封装置自体が損傷して、軸封性能が低下す
る。
【0005】これにより、圧縮作用室に供給された水が
前記軸封装置と軸表面との間の隙間からスクリュロータ
の軸の軸端に向かって漏洩し、軸封部と隣接する軸受部
に流入し、潤滑油の劣化や乳化現象を誘発し、ひいては
軸受の寿命低下をきたすという問題があり、その防錆対
策が課題となっていた。また、前記錆の発生に伴う軸封
部の性能低下によって、軸受部に供給された潤滑油が軸
封部と軸表面との間の隙間から圧縮作用室内に流入し、
該作用室に供給した冷却・密封用の水に混入して水を汚
染すると共に、吐出空気中にも油分が混入し、消費側の
使用機器に悪影響を及ぼすといった、種々の問題点があ
る。そのため、前記スクリュロータ軸の材質をステンレ
ス鋼にしたり、軸封装置が嵌入される軸表面に防錆効果
の高いメッキやコーティングを施して防錆することが行
われているが、これによりスクリュロータの価格、加工
費がかさむという問題がある。
【0006】そこで本発明は、金属製軸の周囲に合成樹
脂製のロータを形成したスクリュロータにおいて上記に
指摘した問題点をすべて解消し、軸とロータとの間の固
着力を強固なものとすると共に、温度変化により生ずる
固着部の集中応力の排除、ならびに軸封部における軸表
面の錆の発生を防止すると共に、安価で加工性がよいス
クリュロータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下に述べるとおりの各構成要件を具備
する。 (1) 金属製軸の周囲に合成樹脂製のロータを形成し
たスクリュロータにおいて、合成樹脂材を被覆する軸部
分に段差を設けると共に、前記被覆軸部分の表面に螺旋
溝または波形溝を施し、前記螺旋溝または波形溝の、軸
中心線を含む平面による断面を、円弧状の溝面と隣接す
る円弧状の溝面との連接部を滑らかな山形の曲線で結ぶ
輪郭線により形成し、前記螺旋溝は、スクリュロータの
回転方向に対して逆転方向に形成したことを特徴とする
スクリュロータ。
【0008】(2) 金属製軸の周囲に合成樹脂製のロ
ータを形成したスクリュロータにおいて、合成樹脂材を
被覆する軸部分に段差または/及び膨らみを設けると共
に、前記被覆軸部分の表面に波形溝または螺旋溝を施
し、前記波形溝または螺旋溝の軸中心線を含む平面によ
る断面を、円弧状の溝面と隣接する円弧状の溝面との連
接部を滑らかな山形の曲線で結ぶ輪郭線により形成した
ことを特徴とするスクリュロータ。 (3) 合成樹脂製のロータと連続し軸表面に合成樹脂
材を被覆し、少なくとも軸の吸入側の軸封部と吐出側の
軸封部との間の軸周り表面を合成樹脂材により形成した
ことを特徴とする上記(1)または(2)項記載のスク
リュロータ。
【0009】
【作用】 金属製軸の周囲に合成樹脂製のロータを形成したス
クリュロータにおいて、スクリュロータの運転状態にお
ける回転方向と逆回転の螺旋溝を軸表面に設けたことに
より、スクリュ圧縮機の稼動中はスクリュロータに作用
する荷重と逆方向の回転トルクを受け、螺旋溝間で常に
ロータと軸とが締まる方向に力が作用する。 合成樹脂材被覆の軸部分に段差、膨らみまたは/及
び波形溝を設けたことにより、軸方向におけるロータの
移動を拘束し、かつ合成樹脂材と軸表面の接触部面積を
広くして、両者間の結合力を大きくする。
【0010】 軸周面の溝の断面を、円弧状の溝と、
その溝に隣接する溝との連接部を滑らかな山形曲線で形
成した輪郭線により連結したことにより、軸とロータ
(合成樹脂製)との熱収縮差により生じる応力を円弧部
分で分散し、軸とロータとの固着部における応力の集中
を防止する。また、合成樹脂材の成形の際に溝部全体に
満遍なく合成樹脂材が行き渡り、ガスのとじ込みによる
巣(ピンホール)ができ難くい。よって、軸とロータと
の強固な固着力を得ることができる。
【0011】 金属製の軸表面と合成樹脂ロータとの
接触面積を大きくして、両者の固着力を高めると共に、
圧縮機の運転・停止に伴う、両者間の熱収縮差・熱歪差
に基づく応力の発生を少なくする。 ロータ部と連続して軸表面を合成樹脂により被覆
し、また、吸入側の軸封部と吐出側の軸封部との間の軸
表面を合成樹脂材で被覆したことにより、水噴射式スク
リュ圧縮機の軸封部における軸表面の発錆を防止し、軸
封装置の長寿命化を図ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明スクリュロータの
実施形態について図面に沿って説明するが、本実施形態
を構成する各要件の中には、本出願当時の業界における
通常の技術レベルの範囲内で、当業者により各種の変形
が可能なものを含むから、格別の理由を示すことなく、
本実施形態が開示する特定構成のみに基づいて、本発明
の要旨を限定して解することは許されない。
【0013】
【実施例】図1(a)は、本発明スクリュロータの一実
施形態を示す概略側断面、同(b)〜(d)は、螺旋溝
または波形溝の断面拡大図を示す。図中、金属製の軸1
には軸方向に沿って径を部分的に細くして段差7を設
け、この細径部分2の軸周面に、溝断面の溝と山が円弧
状の小さな螺旋溝3、ネジもしくは波形溝を設けてい
る。本実施例の場合は、螺旋溝3は一条ネジであるが、
多条ネジであっても同様の作用、効果が得られる。螺旋
溝3の断面拡大図を示す図1(b)において、円弧状R
の面を備える溝3と隣接する溝3’の表面が相互に連接
する山部4をr仕上げにして螺旋溝3表面と滑らかな曲
面によって連結し当該軸周面には角部がないように形成
している。
【0014】上記螺旋溝3の断面は、図1(b)に示す
ように山部4のr仕上げを円弧溝の半径Rに較べて異な
るようにし、たとえば短半径としているが、図(c)に
示すように、前記rの半径を円弧溝と同様な長さRに
し、当該円弧同士を直接連結するようにしても良い。ま
た、前記断面形状は、溝と山を形成する円弧rの間を直
線で結ぶ形の山形、略、ウィットネジ形〔図(d)参
照〕であってもよい。再び、図1(a)を参照して、前
記螺旋溝3は、当該スクリュロータが稼動したときの回
転方向に対し、逆回転方向の螺旋溝となっている。すな
わち、雄ロータが吸入側軸端からみて右回りに運転する
場合は、螺旋溝3を予め左回りに構成し、前記雄ロータ
に噛合する雌ロータの軸には、右回りの螺旋溝を形成す
る。前記螺旋溝3を設けた細軸2の部分の両脇には、螺
旋溝3の径よりも僅かに細い軸径部分を設けて、螺旋溝
3加工のための切削刃の逃げ部(溝)とした。
【0015】螺旋溝3を設けた細径部分2の径D2 を吸
入側及び吐出側の軸1の軸径D1 よりも細くする(D1
>D2 )と、被覆軸2周面と合成樹脂ロータの歯溝底
(図中、点線により示している。)との間隔hを厚くす
ることができるので、たとえ、軸部付近の合成樹脂材に
亀裂が生じても、その割れがロータの歯溝まで至ること
は極めて稀である。螺旋溝3の溝(山)の深さは、軸径
に較べ比較的に浅い。たとえば、径の比でいうと1%内
外で、この構成により、合成樹脂材の溝形被覆部に生じ
る熱収縮応力の発生を僅かなものに抑える。6は、軸1
に被覆した合成樹脂製ロータ5の歯を示す。7は、軸1
に設けた段差で、前記段差によりロータ5の軸方向スラ
ストを支承している。なお、段差7の角部には、応力集
中を避けるため小さなRもしくは面取りの何れかを施し
ておく。
【0016】本実施例において、軸1に被覆する合成樹
脂の材質を、たとえば、フェノール樹脂とガラス繊維と
を主成分とするガラスフェノール樹脂とした場合、前記
樹脂の線膨張係数が金属(ここでは、鋼、鋳鉄)のそれ
に近似しているので、当該ロータを用いた圧縮機におい
ては、その運転・停止中に軸1とロータ5との熱収縮量
の差異に基づき生じる応力を小さく抑えることができ
る。なお、ロータ用合成樹脂は上記ガラスフェノール樹
脂に限定されるものではなく、機械的強度等の特性を満
足し、かつ、軸材料の線膨張係数に近い膨張係数を備え
た合成樹脂材を使用することにより、熱変動により生ず
る応力を可及的に小さくできるものであれば、その成分
は限定されない。
【0017】図2は、本発明スクリュロータの別の実施
例の一部断面図を示している。図に記入した符号中、図
1(a)の記載と同一な符号の部材は、前記実施例と共
通する部材を示している。合成樹脂材を被覆した軸部分
(螺旋溝3を施した個所)の径D4 が、吸入側及び吐出
側の軸1の軸径D3 よりも太い(D4 >D3 )本実施例
の場合には、螺旋(波形)溝3を設けた部分の表面積が
増えて、軸1とロータ5との間の固着力が強化される。
この際は、螺旋溝3加工のための逃げ溝を軸1に施す必
要がないから、軸1の強度を落すおそれがない。そして
軸径D4 と軸径D3 との間に設けた段差7が、合成樹脂
材ロータ5に掛かるスラスト力を支承する。段差7の形
状については前述した。
【0018】本実施例において、螺旋溝3を施してある
軸部分2’の外周面とロータ5の外周との間隔をA2
ロータ5の端面と螺旋溝3を施した軸部分段差7との間
の距離をA1 としたとき、A1 ≒A2 の場合には、成形
後の合成樹脂ロータ5の冷却の間で、軸1付近の合成樹
脂材の冷却速度が均一になり、ロータに生じる内部応力
が減少するので樹脂材に割れができることが少なくな
る。本実施例の場合にも、螺旋溝3の断面形状は、図1
記載の溝形を実施することができる。
【0019】図3は、本発明スクリュロータの他の実施
例の一部断面図を示すもので、吸入側軸封部と吐出側軸
封部との間に吸入側及び吐出側の軸1の軸径よりも細く
段差を設け、この細径2部分の軸周面に螺旋溝もしくは
波形溝を設けている。好ましくは、吸入側及び吐出側の
水用軸封装置間より長く、吸入側及び吐出側の油用軸封
装置間よりも短い長さの範囲Lで段差を設ける。そし
て、合成樹脂製ロータ5の両端面と連続して一体的に軸
封装置が嵌入される合成樹脂を被覆した合成樹脂被覆軸
8が延設形成されている。符号は、図1の記載と共通し
て施されている。本実施例の場合は、段差を設けた範囲
Lが長く採れるので螺旋溝もしくは波形溝を施した個所
の軸方向長さが長く、軸の表面積が増えて軸1と合成樹
脂製ロータとの固着が強化される。また、水用軸封装置
が嵌入される軸まで合成樹脂により被覆されているか
ら、水噴射式スクリュ圧縮機に使用しても、ロータや
軸、その他に錆が発生しない。
【0020】図4は、本発明スクリュロータのその他の
実施例の一部断面を示し、添付の符号は、図1〜3記載
の図面と共通したものが施されている。本実施例の場
合、ロータ5を形成する合成樹脂材の軸被覆部(螺旋溝
3を施した個所)の径よりも、軸封部を構成する合成樹
脂材の軸被覆部(螺旋溝31 を施した個所)の径を細く
することにより両者の間に複数の段差7を設け、軸封部
を形成する合成樹脂材の肉厚を確保し当該樹脂材に割れ
が生じることを防止する。また、螺旋溝3の溝深さより
も螺旋溝31 の溝深さを浅くすることにより、軸封部を
形成する合成樹脂材に割れが生じないようにしている。
上述の溝は、螺旋溝に限られず、波形溝を施しても、同
効である。本実施例においては、軸被覆部(螺旋溝3を
施した個所)の径が比較的に大きく、また、螺旋溝を施
した個所の軸方向長さが長いので、軸の表面積が増えて
軸1と合成樹脂ロータ5との固着を強化することができ
る。
【0021】図5は、前述とは別の実施例の一部断面を
示すもので、符号は、図1〜4記載の図面と共通して施
されている。本実施例は、図4記載のロータ軸の変形と
いっても良く、同ロータにおける合成樹脂材の軸被覆部
を緩やかな曲線により形成し、全体として軸1の長手方
向の中央部に膨張部を設けたものである。合成樹脂材に
よる軸被覆部周面には、全面的に波形溝または螺旋溝3
が施してある。本実施例によれば、ロータ5に加わるス
ラストを軸1の円弧面により分散支承するから、応力が
集中することなく、樹脂材の割れを少なくすることがで
きる。
【0022】図示しないが、さらに、軸1を鋳物によっ
て成形し、合成樹脂材を被覆する軸部分は鋳肌のまま
(ただし、表面に付着した鋳砂は完全に取り除く)と
し、樹脂材を被覆した以外の軸表面を機械加工によって
仕上げるようにすれば、樹脂材で被覆した軸の鋳肌面の
凹凸に樹脂が入り込み、軸とロータとの間の固着構造を
強化でき、加工の工数も省くことができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上述べたとおりの構成、作
用を備えるから、 合成樹脂材被覆の軸周面に、山部及び溝部断面を滑
らかな曲線で結んで成る螺旋溝または波形溝を施したこ
とにより、ロータ側の結合個所の応力集中が緩和され、
結合面からスクリュロータ溝の歯底に向かって生ずる亀
裂の発生を防止しできる他、軸とロータ(合成樹脂部)
両者間の離脱を防止すると共に、その固着を長期にわた
って強化・保持することがでる。 軸に段差または膨張部を設けたことにより、ロータ
の軸方向移動が拘束され仮に軸とロータ部との間に何ら
かの原因により離脱しても、圧縮機の稼動中、ケーシン
グ内面とロータ端面とが接触、焼付き等の損傷事故を起
こすことがない。
【0024】 水噴射スクリュ圧縮機に採用した場
合、水と接触する部分の錆発生は皆無となり、軸封装置
の信頼性が向上し、吐出空気中に錆や油分が混入するこ
とがなくなる。また、潤滑油への水の混入による潤滑油
の劣化や乳化現象を防止できることにより、ベアリング
の長寿命化が図れる。 軸の材質を鋼や鋳鉄としても軸表面に防錆用のメッ
キやコーティングを施す必要がなく、また、従来装置に
較べて加工時間を短縮でき、安価にスクリュロータを製
造することができる。 水噴射スクリュ圧縮機のロータに限定使用されるも
のではなく、油冷式スクリュ圧縮機やオイルフリースク
リュ圧縮機、スクリュ真空ポンプまたはスクリュ膨張機
などのスクリュ流体機械のロータとしても使用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明スクリュロータの一実施例の側断面図及
び螺旋溝の一部断面拡大図を示す。
【図2】本発明スクリュロータの他の実施例の側断面図
である。
【図3】本発明スクリュロータの別の実施例の一部側断
面図である。
【図4】本発明スクリュロータのその他の実施例の一部
側断面図である。
【図5】本発明スクリュロータの上述とは別の実施例の
一部側断面図である。
【図6】従来公知のスクリュロータの一例の一部側断面
図及び正面図を示す。
【図7】従来公知の水噴射式スクリュ圧縮機の一部側断
面図を示す。
【符号の説明】
1 軸(回転軸) 2 細径軸部 3 螺旋溝 4 山(形)部 5 合成樹脂製ロータ 6 歯(溝) 7 段差 8 合成樹脂材被覆軸封部 9 断面方形溝 10 亀裂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製軸の周囲に合成樹脂製のロータを
    形成したスクリュロータにおいて、 合成樹脂材を被覆する軸部分に段差を設けると共に、 前記被覆軸部分の表面に螺旋溝または波形溝を施し、 前記螺旋溝または波形溝の、軸中心線を含む平面による
    断面を、円弧状の溝面と隣接する円弧状の溝面との連接
    部を滑らかな山形の曲線で結ぶ輪郭線により形成し、 前記螺旋溝は、スクリュロータの回転方向に対して逆転
    方向に形成したことを特徴とするスクリュロータ。
  2. 【請求項2】 金属製軸の周囲に合成樹脂製のロータを
    形成したスクリュロータにおいて、 合成樹脂材を被覆する軸部分に段差または/及び膨らみ
    を設けると共に、 前記被覆軸部分の表面に波形溝または螺旋溝を施し、 前記波形溝または螺旋溝の軸中心線を含む平面による断
    面を、円弧状の溝面と隣接する円弧状の溝面との連接部
    を滑らかな山形の曲線で結ぶ輪郭線により形成したこと
    を特徴とするスクリュロータ。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製のロータと連続し軸表面に合
    成樹脂材を被覆し、少なくとも軸の吸入側の軸封部と吐
    出側の軸封部との間の軸周り表面を合成樹脂材により形
    成したことを特徴とする請求項1または2記載のスクリ
    ュロータ。 【0001】
JP09583096A 1996-03-27 1996-03-27 スクリュロータ Expired - Fee Related JP3701378B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09583096A JP3701378B2 (ja) 1996-03-27 1996-03-27 スクリュロータ
CN97102933A CN1112515C (zh) 1996-03-27 1997-03-04 螺旋流体机械的螺旋转子的轴结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09583096A JP3701378B2 (ja) 1996-03-27 1996-03-27 スクリュロータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09264276A true JPH09264276A (ja) 1997-10-07
JP3701378B2 JP3701378B2 (ja) 2005-09-28

Family

ID=14148318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09583096A Expired - Fee Related JP3701378B2 (ja) 1996-03-27 1996-03-27 スクリュロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3701378B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6368091B1 (en) * 1998-03-25 2002-04-09 Taiko Kikai Industries Co., Ltd. Screw rotor for vacuum pumps
US6375443B1 (en) 1998-03-24 2002-04-23 Taiko Kikai Industries Co., Ltd. Screw rotor type wet vacuum pump
JP2007247521A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Hokuetsu Kogyo Co Ltd スクリュロータの調整方法
US8308463B2 (en) 2006-09-28 2012-11-13 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Resin screw rotor molded to a metallic shaft
JP2013044298A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Ihi Corp スクリュコンプレッサ用複合ロータ
JP2023020175A (ja) * 2021-07-30 2023-02-09 東芝キヤリア株式会社 圧縮機および冷凍サイクル装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6375443B1 (en) 1998-03-24 2002-04-23 Taiko Kikai Industries Co., Ltd. Screw rotor type wet vacuum pump
US6368091B1 (en) * 1998-03-25 2002-04-09 Taiko Kikai Industries Co., Ltd. Screw rotor for vacuum pumps
JP2007247521A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Hokuetsu Kogyo Co Ltd スクリュロータの調整方法
US8308463B2 (en) 2006-09-28 2012-11-13 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Resin screw rotor molded to a metallic shaft
JP2013044298A (ja) * 2011-08-25 2013-03-04 Ihi Corp スクリュコンプレッサ用複合ロータ
JP2023020175A (ja) * 2021-07-30 2023-02-09 東芝キヤリア株式会社 圧縮機および冷凍サイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3701378B2 (ja) 2005-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6186756B1 (en) Shaft structure in screw rotor of screw fluid assembly
JP4036148B2 (ja) 電動モータ及び電動コンプレッサ
US5624227A (en) Seal for gas turbines
FI87393C (fi) Kuggfoerband mellan tvao koaxialt inuti varandra anordnade maskinelement
US4640630A (en) Turbocharger bearing assembly
KR930006370B1 (ko) 냉매압축기에서의 피스톤용 피스톤링
US6568692B2 (en) Low stress seal
JPWO1992009807A1 (ja) 液噴射式スクリュー圧縮機
US5944500A (en) Scroll-type fluid displacement apparatus having a strengthened inner terminal end portion of the spiral element
JPH09264276A (ja) スクリュロータ
EP0068104B1 (en) Air or charge cooled rotor for a rotary engine
US5350286A (en) Liquid injection type screw compressor with lubricant relief chamber
EP3567213B1 (en) Scroll compressor
KR0167638B1 (ko) 무급유식 스크류 유체기계
JPS63243478A (ja) 流体機器用ロ−タ
KR20150007317A (ko) 감축 소음 나사 기계
JP7132909B2 (ja) スクリュー式真空ポンプ
JP3924503B2 (ja) スクリュ圧縮機のロータ
JP2006057487A (ja) 遠心圧縮機
JPS6356402B2 (ja)
CN1112515C (zh) 螺旋流体机械的螺旋转子的轴结构
US6059486A (en) Flat key washer
EP0104265B1 (en) Method for producing a pair of screw rotors of a screw compressor
EP0381413A2 (en) Helical gear pump
JP3315183B2 (ja) タービン動翼の連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050104

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050201

A521 Written amendment

Effective date: 20050223

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050614

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050713

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees