JPH09265244A - 加熱定着装置 - Google Patents

加熱定着装置

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Publication number
JPH09265244A
JPH09265244A JP7381896A JP7381896A JPH09265244A JP H09265244 A JPH09265244 A JP H09265244A JP 7381896 A JP7381896 A JP 7381896A JP 7381896 A JP7381896 A JP 7381896A JP H09265244 A JPH09265244 A JP H09265244A
Authority
JP
Japan
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heat
heat roller
temperature
roller
contact portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7381896A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Shinkawa
達也 新川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP7381896A priority Critical patent/JPH09265244A/ja
Publication of JPH09265244A publication Critical patent/JPH09265244A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ヒートローラ内部の加熱源が回転中心に配置
されいるため、ヒートローラは全体が均一に加熱され、
ヒートローラ表面温度を検知する検知素子にて検知され
る時には、加熱源からの輻射熱を受けて加熱され、正確
な表面温度を検知できない。 【解決手段】 トナー像を担持したシート2がガイド部
材3にてヒートローラ11側へと案内されることで、該
シート2が予備加熱され接触部Aへと導かれて、トナー
が溶融されシート2上に定着される。この時、ヒートロ
ーラ11は加圧ローラ12より離れる位置で、温度検知
素子17にて検知されるが、ハロゲンランプ15からの
輻射熱の影響を受けることなく、正確に検知でき、この
温度検知に基づいて温度制御回路18を介してハロゲン
ランプ15への電力量の制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を利
用してなる画像形成装置、特に複写装置、プリンタ、フ
ァクシミリ等において、シート上に担持された未定着画
像、例えばトナー像を永久像として定着するために、該
トナーを熔融させてシート上に定着する加熱定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用した画像形成装置に
おいては、記録媒体である感光体上にトナー像を形成
し、これを普通紙等のシート上に転写し、このシート上
のトナー像を永久像としてシート上に保持させるため
に、トナーを熔融し加圧することで定着する加熱定着装
置が一般的に知られており、これが備えられている。
【0003】この加熱定着装置は、ヒータランプ、例え
ばハロゲンランプからなる加熱源を内部に備えたヒート
ローラに対して、適当な加圧力にて圧接される加圧ロー
ラを設け、ヒートローラ表面の温度を温度検知素子にて
検知することで、加熱源を駆動制御するようにしていお
り、これによりヒートローラ表面の温度をトナーが熔融
し加熱定着できるように維持させている。
【0004】このような構成において、ヒートローラに
対して加圧される加圧ローラは、加熱定着を行う動作が
開始すれば、回転するためヒートローラより多量の熱を
奪うことになる。つまり、加圧ローラはヒートローラと
の接触部においては、加熱されているものの、回転によ
り非接触の周面がヒートローラと接するため、ヒートロ
ーラの熱が加圧ローラに奪われる。そのため、開始当初
にはヒートローラの表面温度が設定温度以下に低下する
ため、加熱源より多量の熱を加熱源を介して供給するよ
うにして制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置における加熱定着装置においては、ヒータ
ランプである加熱源は、ヒートローラの中央部に配置さ
れ、ヒートローラ全体(全周)を輻射熱により均一に加
熱している。そして、ヒートローラの表面温度を決めら
れた温度に制御するために、サーミスタ等の温度検知素
子をヒートローラに圧接させており、この温度検知素子
からの検知信号をフィードバックして加熱源の駆動制御
を行っている。
【0006】上記ヒートローラ内部の加熱源は、中央部
に配置されているため、輻射熱を均等にヒートローラ内
部から全体を加熱し、ヒートローラ表面を設定温度にな
るように加熱制御することになる。そのため、ヒートロ
ーラは、加圧ローラと接触する部分及び、トナー像を担
持したシートに接触して定着する場合には、その開始時
に搬送するシートを含めて熱が大量に奪われるため、ヒ
ートローラ表面の温度が急激に低下する。
【0007】この時、ヒートローラが加圧ローラとの接
触状態を解かれ、温度検知素子が配置されてた位置まで
回転した時に、該ヒートローラは加熱源にて均等に加熱
され、低下した時のヒートローラの温度状態を検出でき
ないのが現状であった。つまり、ヒートローラが加圧ロ
ーラより離れた後に温度検知素子へと達するまでの間
に、加熱源からの輻射熱の影響を受けて、加圧ローラよ
り離れた時の表面温度より上昇し、表面温度の検出が正
確に行えなくなる。
【0008】その結果、ヒートローラ表面温度が、シー
ト及び加圧ローラと接触した時に、大きな温度変化が生
じても、この状態を正確に検知されなければ、シート上
のトナー像を熔融して定着するために十分な熱量を加熱
源を介して補充できなくなる。
【0009】そのため、加圧ローラに奪われる熱を見越
して、画像形成開始を遅らせ、画像形成動作を一時待機
させておき、まず加熱定着装置のヒートローラ及び加圧
ローラを回転させ、十分に加圧ローラが加熱され、該加
圧ローラに熱が奪われない状態になれば、画像形成動作
をスタートさせるようにすることが考えられていた。こ
のような構成であれば、定着不良といった問題は解消で
きるとしても、画像形成動作の最初の1枚目のスタート
が遅れることになる。
【0010】そこで、特開平5−217660号公報に
おいては、定着動作を実行している最終段階での加熱定
着装置の温度検知を行うようにしたものが提案されてい
る。例えば、図6に示すように、トナー像tを担持した
シートPに対して、裏面より加圧する加圧ローラ8と、
シートP上のトナー像tと対向する側のエンドレス形状
のフィルム7とで接触部(ニップ部N)を構成するよう
にしており、エンドレスフィルム7の裏面、つまりトナ
ー像tと接触する側と反対面に加熱源9を接触させる状
態で設け、加熱源9の直後にフィルム温度を検知する温
度検知素子10を設けて加熱定着装置を構成している。
なお、図中aは、フィルム7の搬送方向を、bは加圧ロ
ーラ8の回転方向を示している。
【0011】このように、加圧ローラ8とシートPが接
触する位置で、トナー像tを熔融して定着するためのフ
ィルム7の温度を検知するために、ほぼ定着中のフィル
ム7の温度状態を検知できる。しかしながら、この温度
検出はフィルム7の定着面とは反対面を検出しているた
め、フィルム7にてトナー像を直接加熱定着する実際の
表面温度状態を正確に検出していない。
【0012】また、図6に示すような加熱定着装置によ
れば、フィルム7は耐熱薄肉フィルムであり、また加熱
源9としてはサーマルヒータを利用するためコスト高に
なる。しかも、温度検知素子10は加熱源の近傍の限ら
れた位置に配置する必要があり、位置決めが非常にシビ
アになり、組み立て及びその位置調整等が非常に面倒に
なる。さらに、温度検知素子10を加熱源9の近傍に位
置することから、熱的な劣化、加熱源10からの熱を検
知しないようにする必要があり、温度検知素子10を配
置するための位置等を配慮する等の設計が非常に面倒に
もなる。
【0013】以上のように、ヒートローラ方式にしろ、
図6に示すフィルムによる定着方式にしろ、加熱源にて
加熱される部材の表面温度が検知し、その検知を行うこ
とが非常に重要なことになる。その表面温度の検知が正
確でないと、加熱源を駆動制御した時のヒートローラ等
の表面温度を予め決められた定着可能な設定温度に維持
できなくなる。しかも、無駄に加熱源に電力量を供給す
ることにもなり、消費電力の無駄にもなる。
【0014】本発明は、従来より多く利用されているコ
スト面において安価であるヒートローラ方式による加熱
定着装置において、ヒートローラを加熱する加熱源によ
る熱を効率よく利用し、加熱源への供給電力を軽減する
と同時に、ヒートローラ表面の温度を正確に検出するこ
とを目的とする。
【0015】特に本発明の目的は、ヒートローラの表面
温度を正確に検知することで、信頼性の高い温度制御を
可能にする加熱定着装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による上述の目的
を達成するために、内部に加熱源を備えるヒートローラ
に対して適度の圧力にて加圧され接触部を構成するため
の加圧部材を備え、上記ヒートローラの表面温度を温度
検知素子からの検知信号に基づいて上記加熱源への供給
電力量を制御することで、ヒートローラ表面温度を決め
られた温度に制御してなる温度制御回路を備えてなる加
熱定着装置は、上記加熱源をヒートローラの回転中心で
なく、上記加圧部材との接触部より上流側へと偏った位
置に配置すると共に、上記温度検知素子を加圧部材と離
れる下流側に上記ヒートローラ表面に圧接されて配置し
たことを特徴とする。
【0017】このような構成においては、加熱源がヒー
トローラと加圧部材との接触部上流側を集中して加熱で
きるため、トナー像を担持したシートが接触部へと導か
れる前に加熱されたヒートローラにて予備加熱される。
そのため、接触部でのトナーの溶融が効果的に行え、接
触部の範囲を小さくできる。これにより、加圧部材へと
奪われる熱量が軽減され、加熱源からの輻射熱を効率よ
く利用できるため、加熱源にて消費される電力量をも軽
減できると共に、シートのカールを防止する効果もあ
る。また、温度検知素子は接触部の下流側に配置される
ため、加圧部材等にて奪われた熱量によるるヒートロー
ラの表面温度を正確に検知でき、ヒートローラの表面温
度を精度より制御できる。
【0018】そこで、上記加熱源が、加圧部材との接触
部上流側と対向する反対側方向に輻射する熱を、接触部
上流側へと反射する反射板を加熱源に対向して配置すれ
ば、シートの予備加熱の効果を助長できると同時に、加
圧部材と離れたヒートローラが加熱源からの輻射熱の影
響により加熱されることがないため、温度検知素子に
て、より正確な温度検知を可能にしている。
【0019】さらに、上記加熱源は、加圧部材との接触
部の直前を集中して加熱するように偏って配置されてお
れば、接触部へと導かれる前のシートの予備加熱効果が
高められる。
【0020】また、本発明によるヒートローラ表面温度
の検出を、より正確に行う目的を達成するために、ヒー
トローラの内部に加熱源を備えるヒートローラに対して
適度の圧力にて加圧され接触部を構成するための加圧部
材を備え、上記ヒートローラの表面温度を温度検知素子
からの検知信号に基づいて上記加熱源への供給電力量を
制御することで、ヒートローラ表面温度を決められた温
度に制御してなる温度制御回路を備えてなる加熱定着装
置は、上記ヒートローラが上記加圧部材より離れる近傍
に弾性板上に設けられた温度検知素子を上記ヒートロー
ラ表面に圧接させる状態で配置したことを特徴とする。
【0021】この構成により、温度検知素子を付勢手段
を別途設けてヒートローラ表面に圧接させる必要がなく
なるため、加圧部材と離れるヒートローラ近傍の表面温
度を検知できる。そのため、加圧部材等に奪われた熱に
よるヒートローラの温度低下の状態を即座に、加熱源か
らの輻射熱の影響を受けることなく、精度よく正確な表
面温度の検知を可能にできる。
【0022】そこで、上記加熱源が加圧部材と接触する
上流側を集中して加熱するように偏って配置されるか、
あるいは加熱源と共に反射板を設け上記上流側を集中し
て加熱するように構成した場合には、特にヒートローラ
が加圧部材より離れた状態において、輻射熱による影響
がほとんど皆無になり、より正確な温度検知が可能とな
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施形
態による加熱定着装置を示す断面図である。この加熱定
着装置1は、画像、特にトナー像を表面上に担持してな
るシート2を搬送しながら、シート2上に担持されてい
るトナーを溶融して、シート2上に加熱定着させるもの
である。
【0024】上記シート2は、図示してないが、画像形
成プロセス部を通過することで、その表面上にトナー像
が、例えば静電的に転写される。このトナー像は、感光
体である記録媒体が帯電、露光、現像の各工程を通過す
ることで形成される。つまり、回転駆動される記録媒体
は、帯電工程によりまず均一に帯電され、露光工程へと
移動することで画像に応じて光像が照射される。この光
像が照射されることで、感光体表面には静電的な潜像が
形成され、その後に現像工程において静電潜像にトナー
が付着し、可視像として現像される。このように形成さ
れたトナーによる現像像(トナー像)が、転写領域へと
記録媒体の回転に同期して駆動制御され搬送されてくる
シート2上に静電転写されることで、シート2上にトナ
ー像が担持される。
【0025】このトナー像を表面(上面)に担持された
シート2は、記録媒体より分離され、図1に示す加熱定
着装置1へとガイド部材3を介して案内される。ガイド
部材3は、シート2先端をまず加熱定着装置1を構成す
るヒートローラ11表面へと案内するような角度状態で
配置されている。このようにシート2をヒートローラ1
1表面へと案内することで、圧接部でのシートのしわ寄
りを防止できる。
【0026】(第1の実施形態)次に本発明の第1の実
施形態による加熱定着装置1の構成について詳細に説明
する。
【0027】加熱定着装置1は、上述したようにシート
2上に担持されたトナー像を定着するためのヒートロー
ラ11を備え、該ヒートローラに対し、必要な加圧力に
より圧接される加圧ローラ12を設けている。ヒートロ
ーラ11は、アルミ等の熱伝導性に優れた金属材料を母
材として形成された円筒形状のロール表面に、トナーに
対して離型性のあるフッ素樹脂であるポリテトラフルオ
ロエチレン(polyterafluoroethylene:PTFE)やパ
ラフルオロアルコキシ(parfluoroalcoxy:PEA)等
をコーティングして構成されている。このヒートローラ
11の両端部は、図示していないが軸受等を介して加熱
定着装置1を構成するフレーム等に回転可能に支持され
ており、一方の端部に固定されている被駆動ギアと、駆
動モータによる回転力が伝達された駆動ギアと噛合って
おり、図において矢印方向に回転駆動されている。
【0028】ヒートローラ11に圧接される加圧ローラ
12は、回転軸13上にヒートローラ11と圧接するこ
とで互いに圧接された接触部であるニップ部Aを形成で
きるように、トナーに対して離型性のよいシリコンゴ
ム、スポンジ等の弾性部材を被覆して構成されている。
回転軸13は、両端部が回転可能に軸支されておりヒー
トローラ11の回転に従って矢印方向に回転される。ま
た、加圧ローラ12は、ヒートローラ11に対して所定
の圧力でもって圧接するために、回転軸13を支持する
部分にスプリング等を設け、該スプリングの付勢力を利
用してヒートローラ11方向に加圧するように設けられ
ている。この加圧構成は、加圧ローラ12をヒートロー
ラ11側へと加圧するように付勢しているが、ヒートロ
ーラ11側を加圧ローラ12側へと付勢するようにして
もよい。しかしながら、ヒートローラ11が駆動側であ
れば、駆動ギアとの噛合いを良好に行うためには、駆動
される側と反対側の加圧ローラ12側を付勢するように
すればよい。
【0029】なお、ヒートローラ11に対し圧接される
加圧部材である加圧ローラ12の代わりに、図2に示す
ように加圧パット12aを加圧部材として設けてもよ
い。この加圧パット12aは、フレーム等に取り付けら
れた支持部材14上に固定状態で設けられているため、
シリコンゴム、スポンジ等の表面にシート2に対して滑
りのよい部材等をコーティングしたものを設けるとよ
い。この構成においても、加圧ローラ12同様に、ニッ
プ部Aを構成するように、支持部材14をスプリング等
の付勢手段にて加圧パット12aをヒートローラ11側
へと加圧させるようにしている。
【0030】一方、ヒートローラ11の内部には、ヒー
トローラ11を加熱する加熱源である例えばハロゲンラ
ンプ15が設けられている。このハロゲンランプ15
は、ヒートローラ11の回転中心部に配置することな
く、シート2が搬送されてくる側寄りに、偏心して配置
されている。つまり、ハロゲンランプ15は、ヒートロ
ーラ11と加圧ローラ12との接触部(A)の上流側を
集中して加熱するように、そのヒートローラ11の上流
側に偏って配置されている。そのため、ヒートローラ1
1は、シート2がガイド部材3にて案内されてくる側
が、ハロゲンランプ15にて加熱される熱量が多くな
り、これと反対側を加熱する輻射熱による熱量が少なく
なる。
【0031】また、ハロゲンランプ15からの一部の輻
射熱、つまり接触部(A)のヒートローラ11の上流側
と反対側へと向く輻射熱にて、ヒートローラ11の上記
上流側をさらに加熱できるように、反射板16が設けら
れている。該反射板16にてハロゲンランプ15が直接
ヒートローラ11を加熱する輻射熱とは別に、その反対
側へと輻射される熱をも上流側へと指向させている。こ
れにより、ヒートローラ11は、上流側において集中的
に加熱される。そのため、シート2は、まずヒートロー
ラ11へと案内されることで、上述した輻射熱の熱量に
て予備加熱され、その後にヒートローラ11と加圧ロー
ラ12又は加圧パット12aとの接触部(ユップ幅A)
へと導かれ、シート2上のトナー像3を効率よく加熱定
着することになる。
【0032】そして、ヒートローラ11の表面温度を検
出するためのサーミスタ等からなる温度検知素子17
は、ヒートローラ11と加圧ローラ12との接触部
(A)を経た直後の下流側に、ヒートローラ11表面に
圧接された状態で設けられている。該温度検知素子17
にて検知された温度(検知信号)は、温度制御回路18
へと送られ、該温度制御回路18にてハロゲンランプ1
5に供給する電力が制御される。つまり、温度検知素子
17の検知温度が、所定の温度以下であれば、ヒートロ
ーラ11表面の温度を上昇させるために、温度制御回路
18はハロゲンランプ15へと供給する電力量を多くす
るように制御する。これにより、ヒートローラ11は、
予め決められたトナーを溶融して加熱定着できる設定温
度に維持できるように制御される。
【0033】以上の構成の加熱定着装置によれば、ハロ
ゲンランプ15は、ヒートローラ11内部の回転中心位
置に配置されることなく、シート2上のトナー像を加熱
定着するための接触部の手前の上流側に近い位置に偏っ
て配置されているため、接触部近傍への輻射熱が多くな
る。しかも反射板16を設けることで、接触部近傍のヒ
ートローラ11の領域が集中して加熱される。これによ
り、シート2はヒートローラ11へと案内されること
で、この領域において予備加熱されることになる。そし
て、予備加熱された後に、シート2はヒートローラ11
と加圧ローラ12(又は加圧パット12a)との接触部
(ニップ部A)へと導かれ、シート2上のトナー像が、
ヒートローラ11の熱により溶融され、加圧ローラ12
の圧力によりシート上に定着される。
【0034】この時、シート2は予備加熱されているこ
とで、接触部においてヒートローラ11の熱を多量に奪
うことはなく、トナーの溶融が効率よく行われる。そし
て、接触部の下流側で、温度検知素子17にてヒートロ
ーラ11の表面温度が即座に検知される。そのため、接
触部で奪われた熱量に応じてヒートローラ11表面温度
が低下するものの、その低下した温度を温度検知素子1
7が検知し、温度制御回路18にフィードバックし、不
足分の熱量を補うために、ハロゲンランプ15への供給
電力を補充制御できる。
【0035】ここで、ハロゲンランプ15の輻射熱に
て、ヒートローラ11の接触部の上流側を効率よく加熱
するように作用しているため、接触部を離れる下流側の
ヒートローラ11領域を加熱することが軽減される。そ
のため、温度検知素子17は、ヒートローラ11表面の
温度を、ハロゲンランプ15からの輻射熱の影響を受け
ることなく正確に検知することができる。よって、温度
制御回路18によりハロゲンランプ15への電力供給を
正確に、かつ無駄なく駆動制御できるため、ヒートロー
ラ11表面の温度を設定された温度に精度よく維持でき
る。
【0036】しかも、ヒートローラ11は、加圧ローラ
12との接触部より上流側を効率よく加熱し、シート2
の予備加熱を効果的に行うことができるため、加圧ロー
ラ12との接触部での定着領域にて無駄に熱が奪われる
ことも軽減される。そのため、ハロゲンランプ15から
の輻射熱を有効に効率よく利用でき、該ハロゲンランプ
15に供給する消費電力の軽減を図れる。
【0037】また予備加熱されることで、接触部でのト
ナー像の定着に時間を掛ける必要がなくなり、ニップ部
Aの幅を必要以上に長くすることなく、短くすることが
できる。これは、ヒートローラ11が加圧ローラ12等
の加圧部材に奪われる熱量が少なくなる効果もあり、よ
りハロゲンランプ15からの輻射熱を効率よく利用でき
ることにもなる。
【0038】さらに、ヒートローラ11の外周面にシー
ト2が沿ってカールすることもなくなる。つまり、ヒー
トローラ11の外周に沿うニップ部Aが円弧状でなく、
ほぼ直線状態になるためである。しかも、直線状になる
ことから、シート2がヒートローラ11から分離され易
くなり、ヒートローラ11に巻き付くジャムを無くすこ
とも可能になる。
【0039】なお、ヒートローラ11を加熱する加熱源
については、ハロゲンランプ15でなく、ニクロム線ラ
ンプ等の加熱源を用いてもよい。また、温度検知素子1
7は、ヒートローラ11表面に圧接させ、熱を多量に奪
うことがないように、ヒートローラ11と接触する面以
外を耐熱スポンジで包み、ヒートローラ11と接触する
面を耐熱、耐摩耗性のフッ素樹脂フィルム等にて被覆し
ている。これにより、ヒートローラ11表面及び温度検
知素子17等の損傷を防ぎ、ヒートローラ11表面に適
当な圧接力で押し当てている。
【0040】(第2の実施形態)以上は、ヒートローラ
11を加熱する加熱源としてハロゲンランプ15を、加
圧ローラ12と接触する接触部(A)の上流側に偏った
位置に配置し、接触部前のヒートローラ11を効率よく
加熱するようにしている。
【0041】さらに、加熱効率を高めるための加熱定着
装置についての実施形態を以下に説明する。本発明の第
2の実施形態による加熱定着装置1は、その一例を図3
に示すように、ヒートローラ11と加圧ローラ12との
接触部近傍を集中して加熱するようにしたものである。
【0042】図3の加熱定着装置1は、図1に示す加熱
定着装置1とは、ハロゲンランプ15を設ける位置が多
少異なるだけで、その他の構成は同一であり、その詳細
は省略する。
【0043】図3においては、ハロゲンランプ15は、
ヒートローラ11と加圧ローラ12との接触部近傍に偏
った状態で配置されており、反射板16についても、接
触部手前を集中的に加熱するように、ハロゲンランプ1
5の反対側に向けられる輻射熱を反射し、上記接触部手
前を加熱するように配置されている。この反射板16に
てハロゲンランプ11からの輻射熱に指向性を持たせて
集中的にヒートローラ11の一部を加熱するようにして
いる。
【0044】この構成においては、特にヒートローラ1
1へと向かって案内されてくるシート2を予備加熱する
と同時に、加圧ローラ12との接触部の手前、つまり接
触部への進入直前に集中して予備加熱されることにな
る。従って、接触部では加圧する程度でシート2上のト
ナーを熔融させて定着することができる。そのため、加
圧ローラ12との接触部であるニップ部Aの幅を少なく
し、加圧ローラ12へと奪われる熱量を、さらに軽減で
きるため、熱に利用効率がさらに向上され、消費電力の
低減を可能にできる。
【0045】(第3の実施形態)上述した第1及び第2
の実施形態によれば、ヒートローラ11を加圧ローラ1
2との接触部の上流側、特に直前において集中して加熱
するように加熱源を配置した事例である。
【0046】これに対し、第3の実施形態においては、
ヒートローラ11と加圧ローラ12の接触部の下流側の
直前に温度検知素子17を配置し、ヒートローラ1の表
面温度を、より精度よく正確に検知し、ハロゲンランプ
15へと供給する電力量の無駄を省くことで、熱効率を
向上させると同時に、信頼性の高い温度制御を可能にす
るものである。
【0047】上記ヒートローラ11の温度を、より精度
よく正確に検出する実例を図4に示す。特に、温度検知
素子17は、ステンレス等からなる弾性板を利用してヒ
ートローラ11表面に圧接させるようにしている。この
ように構成することで、ヒートローラ11へ温度検知素
子17を効果的に圧接させることができ、また特別な付
勢手段を設ける必要もなくなる。
【0048】特に図5には、温度検知素子17の部分を
詳細を示すように、温度検知素子17は、ステンレス
(SUS)板5に、接着剤等にて固着され、ヒートロー
ラ11と接触する側の面に、耐摩耗性の非常に強い、厚
さ0.02mm程度のポリイミドシート6を貼り付け、
温度検知素子17を保護すると同時に、ヒートローラ1
1表面への傷付けを防止するようにしてる。
【0049】このように温度検知素子17を保持するこ
とで、特別なヒートローラ11への付勢手段を必要とし
なくなり、コンパクトで省スペース化が可能となる。そ
のため、ヒートローラ11と加圧ローラ12との接触部
近傍で加圧ローラ12と離れた直後のヒートローラ11
の表面温度を検知する場合には、特に有効となる。つま
り、付勢手段を兼用する弾性板であるステンレス板5に
設けることで、ヒートローラ11の加圧ローラ12と離
れた直後の領域に圧接させることが可能になるためであ
る。
【0050】このようにすれば、第1及び第2の実施形
態に、加圧ローラ12やシート2に奪われる熱により低
下したヒートローラ11表面温度を、より精度よく正確
に検出できる。特に、ハロゲンランプ15を回転中心に
配置するようにしても、該ハロゲンランプ15からの輻
射熱の影響をあまり受けることなく、精度の高いヒート
ローラ11の表面温度を検知できる。これにより、温度
制御回路18を介してハロゲンランプ15に供給する電
力量を無駄なく制御でき、かつ信頼性の高い表面温度の
維持制御を可能にしている。
【0051】しかも、図1及び図3に示すように、ハロ
ゲンランプ15を集中的に加圧ローラ12との接触部近
傍を加熱するように偏った位置に配置するか、あるいは
反射板16をも含めて上記接触部近傍を集中して加熱す
るようにすることで、ハロゲンランプ15からの輻射熱
にてヒートローラ11の特に接触部を離れた領域の加熱
を行うことがなくなる。そのため、温度検知素子17に
て、より精度の高いヒートローラ11の表面温度検知を
期待できる。
【0052】なお、温度検知素子17をヒートローラ1
1に圧接されるためのステンレス板5は、その一端はヒ
ートローラ11等を支持するためのフレーム等に固定さ
れている。この場合、フレーム等に熱が逃げないように
断熱材を介してフレーム等に固定するとよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱定着装
置によれば、ヒートローラは、加圧部材と接触する上流
側、特に接触部直前の近傍を加熱源にて集中して加熱す
るようにしたことで、シートが接触部への導かれる前
に、効果的にシートが予備加熱され、これにより接触部
でのトナー像を溶融し定着する効率を高めることができ
る。
【0054】そのため、加圧部材との接触部(ニップ
部)を小さくでき、これにより加圧部材へと奪われる熱
量が小さくなり、効率よく加熱源からの輻射熱を利用で
き、熱の利用効率を向上できる分、加熱源へと供給する
電力量を低減できる。しかも接触部を小さくできること
で、シートのカールを防止する効果も高まる。
【0055】また、ヒートローラと加圧部材とが離れる
位置に温度検知素子を配置することで、ヒートローラが
奪われた熱により低下する表面温度を正確に精度の高い
検知を行え、ヒートローラ表面温度を設定された温度に
制御する時に、信頼性の高い制御を可能にできる。特
に、反射板等にて加熱源を輻射熱を接触部の手前に集中
されて加熱できるため、加圧部材と離れたヒートローラ
に加熱源からの輻射熱の影響による温度検知を行うこと
がなく、より精度の高い表面温度を検知を可能にしてい
る。
【0056】しかも、温度検知素子を弾性板に支持して
ヒートローラに圧接させることで、ヒートローラが加圧
部材より離れる近傍でのヒートローラ表面温度を検知で
き、より精度の高い温度検知が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施形態を説明するための
加熱定着装置の構造を示す断面図である。
【図2】図1における加熱定着装置においてヒートロー
ラに対して加圧される加圧部材の他の実施態様を示す断
面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を説明するための加熱
定着装置の構造を示す断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を説明するための加熱
定着装置の構造を示す断面図である。
【図5】図4の温度検知素子のヒートローラへの圧接状
態の詳細を示す断面図である。
【図6】従来の加熱定着装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱定着装置 11 ヒートローラ 12 加圧ローラ(加圧部材) 12a 加圧パット(加圧部材) 15 ハロゲンランプ(加熱源) 16 反射板 17 温度検知素子 18 温度制御回路 2 シート 3 ガイド部材 5 ステンレス板(弾性板)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に加熱源を備えるヒートローラに対
    して適度の圧力にて加圧され接触部を構成するための加
    圧部材を備え、上記ヒートローラの表面温度を温度検知
    素子からの検知信号に基づいて上記加熱源への供給電力
    量を制御することで、ヒートローラ表面温度を決められ
    た温度に制御してなる温度制御回路を備えてなる加熱定
    着装置において、 上記加熱源をヒートローラの回転中心でなく、上記加圧
    部材との接触部より上流側へと偏った位置に配置すると
    共に、上記温度検知素子を加圧部材と離れる下流側に上
    記ヒートローラ表面に圧接されて配置したことを特徴と
    する加熱定着装置。
  2. 【請求項2】 上記加熱源が、加圧部材との接触部上流
    側と対向する反対側方向に輻射する熱を、接触部上流側
    へと反射する反射板を加熱源に対向して配置したことを
    特徴とする請求項1記載の加熱定着装置。
  3. 【請求項3】 上記加熱源は、特に加圧部材との接触部
    の直前を集中して加熱するように偏って配置されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の加熱定着装置。
  4. 【請求項4】 内部に加熱源を備えるヒートローラに対
    して適度の圧力にて加圧され接触部を構成するための加
    圧部材を備え、上記ヒートローラの表面温度を温度検知
    素子からの検知信号に基づいて上記加熱源への供給電力
    量を制御することで、ヒートローラ表面温度を決められ
    た温度に制御してなる温度制御回路を備えてなる加熱定
    着装置において、 上記ヒートローラが上記加圧部材より離れる近傍に弾性
    板上に設けられた温度検知素子を上記ヒートローラ表面
    に圧接させる状態で配置したことを特徴とする加熱定着
    装置。
  5. 【請求項5】 上記加熱源は加圧部材と接触する上流側
    を集中して加熱するように偏って配置され、あるいは加
    熱源と共に反射板を設け上記上流側を集中して加熱する
    ことを特徴とする請求項4記載の加熱定着装置。
JP7381896A 1996-03-28 1996-03-28 加熱定着装置 Pending JPH09265244A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010271478A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Canon Inc 加熱ローラ定着装置
JP2011107252A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置

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