JPH09268400A - めっき液成分濃度制御方法 - Google Patents

めっき液成分濃度制御方法

Info

Publication number
JPH09268400A
JPH09268400A JP16602596A JP16602596A JPH09268400A JP H09268400 A JPH09268400 A JP H09268400A JP 16602596 A JP16602596 A JP 16602596A JP 16602596 A JP16602596 A JP 16602596A JP H09268400 A JPH09268400 A JP H09268400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concentration
plating
target value
plating solution
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16602596A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3551627B2 (ja
Inventor
Yuji Ikenaga
雄二 池永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP16602596A priority Critical patent/JP3551627B2/ja
Publication of JPH09268400A publication Critical patent/JPH09268400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3551627B2 publication Critical patent/JP3551627B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 めっき系内に水の出入があるために総浴量が
変動する場合でも、成分濃度のフィードバック制御によ
りpHの異常低下を防止することができる。 【解決手段】 系内に水の出入を伴うめっき設備で、不
溶性陽極を使用して電気めっきを行う際に、めっき液の
金属濃度を制御するめっき液成分濃度制御方法におい
て、めっき系内に水の出入が生じたために、該めっき系
に存在する全めっき液である総浴量の実績値に、浴量目
標値からの変動が生じた場合(A)、その変動時には、
金属濃度のフィードバック制御目標値を、めっき液のp
H値が一定に維持されるように(C)、予め定めてある
金属濃度目標値と総浴量の変動量とに基づいて算出され
る修正目標値に設定変更する(B)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めっき液成分濃度
制御方法、特に系外との間で水の出入が存在するめっき
設備で、不溶性陽極を使用して電気めっきする際のめっ
き液の濃度制御に適用して好適な、めっき液成分濃度制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、不溶性陽極を使用する電気めっ
きにおいて、めっき液中に溶解している金属イオンや遊
離硫酸等のめっき液成分の濃度制御を行っているが、こ
の濃度制御では、金属イオン濃度(以下、単に金属濃度
ともいう)を目標値に維持すべく、めっき条件からめっ
きで消費されると予測(フィードフォワード:FF)さ
れる予測金属消費量、及び、濃度実績値と予め定めてあ
る濃度目標値との偏差から求まる金属偏差量の和を、金
属濃度フィードバック(FB)制御時の金属投入量とし
て設定している。
【0003】このようなめっき技術に関しては、例え
ば、特開平2−217499には、合金電気めっきの浴
濃度制御方法として、めっき通電量を測定し、該測定値
に基づき、めっき浴中の金属イオン消費量を算出し、め
っき浴中の金属イオン、フリー酸、水の一種又は二種以
上を調整する技術が開示されている。
【0004】又、特開平5−320997には、亜鉛系
合金電気めっき液中の金属イオン濃度の制御方法とし
て、めっき電流値及びめっき液のドラグアウト量に基づ
いて算出された金属塩の基準供給量と、電気めっき液中
の成分濃度及び電気めっき液のpH値に基づいて算出さ
れた、金属塩の補正供給量との和によって、供給すべき
金属塩の量を定め、定められた金属塩を電気めっき液中
に補給することにより、電気めっき液中の金属イオン濃
度を制御する技術が開示されている。
【0005】上記公報に開示されている電気めっきにお
ける濃度制御方法は、いずれもフィードバック制御の目
標値を予め定められた目標値として、固定された値に設
定している。
【0006】ところで、金属ストリップの電気めっきで
は、ストリップの洗浄が行われているため、洗浄水等と
してめっき系内に系外から水が流入し、この水流入に伴
ってめっき液が希釈されるために、エバポレータ装置に
より余分な水分を取り除く水蒸発操作が行われ、系内へ
の水の流入量と系外への水の蒸発量とのバランスを取る
ようにしている。
【0007】このように水の系内への流入量と系外への
蒸発量をバランスさせながら電気めっきを行う場合で
も、一方が過剰になって両者のバランスが崩れ、系内に
存在する全めっき液量である総浴量に変動を来たすこと
がある。このような場合でも、前記公報に開示されてい
るような、制御目標値を一定値に設定して、金属濃度の
目標値と実績値との差を解消させるフィードバック制御
を適用すると、以下のような現象が起こる。
【0008】例えば、図3(A)に示すように、水流入
が水蒸発量より過剰なために、めっき系内の総浴量が増
加したとき(t1 〜t2 の間)に、その過剰水でめっき
液が希釈されて金属濃度が低下した分を補給するために
金属の投入がフィードバック制御によって行われ、同図
(B)に示すように、金属のトータルモル濃度を一定の
目標値に維持すると共に、投入された金属が硫酸との溶
解反応で消費されるために、H2 SO4 の減少が発生す
るので、硫酸濃度を維持するために、H2 SO4 の投入
が行われることになる。
【0009】ここで、金属濃度としてトータルモル濃度
を使用しているのは、例えば、亜鉛とニッケルの合金メ
ッキのように、メッキ液が2種類以上の金属イオンを含
む場合は、これら濃度の合計値を使用することを意味す
る。
【0010】なお、上記めっきでは、ストリップの洗浄
水をそのまま系外に放出し、上記問題の発生を回避する
ことも考えられるが、これでは洗浄水に含まれる多少の
めっき液を捨てることになるため、薬剤原単位を悪化さ
せることになる。又、洗浄水を系外へそのまま放出しな
い場合には、水蒸発操作によって水のみを系外に放出さ
せなければめっき液が徐々に増加していくため、この場
合にはめっき液そのものを系外に捨てるしか方法がなく
なる。従って、系内に流入する水量と蒸発させる水量と
のバランスをとる前述の方法が有効である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような、めっき系に対して水の出入が伴う設備で電気
めっきを行う際に、前記特開平2−217499や特開
平5−320997に開示されている制御技術を適用す
る場合は、いずれもフィードバック制御の目標値を予め
定められた一定の目標値に設定しているため、系外から
の水流入量と系外への水蒸発量のバランスが崩れたとき
に、以下の問題がある。
【0012】これを、再度前記図3を用いて説明する
と、時間t1 →t2 の間に、(系外からの水流入量>系
外への水蒸発量)の状態が続き、めっき液の希釈現象が
生じると、前述した如く、フィードバック制御により金
属濃度を一定とするために希釈分を解消すべく過剰に金
属の投入が行われる。その結果、次の反応式により、投
入された過剰の金属が硫酸に溶解されるため、遊離硫酸
も消費され、減少することになる。
【0013】 Zn +H2 SO4 →Zn SO4 +H2 ↑ …(A)
【0014】上記のように遊離硫酸が減少すると、フィ
ードバック制御によりめっき液のH2 SO4 濃度を目標
濃度に維持するために、H2 SO4 が投入されることに
なる。その結果、めっき液の総浴量が最大になったt2
時点では、めっき液自体は大幅に増大しているにも拘ら
ず、金属濃度(トータルモル濃度)及びpHはいずれも
目標値になっている。
【0015】その後、t2 →t3 の間の水蒸発操作によ
ってめっき液の希釈分の水を系外に放出すると共に、金
属濃度が目標値を維持するようにめっきを進行させる場
合には、t3 時点でめっき液の総浴量が目標値に復帰し
たときには、過剰投入された金属を溶解するために投入
されたH2 SO4 は、逃げ場がないため、図3(C)に
示すようにめっき液のpHを元の目標値に復帰させるこ
とができず、めっき液のpHの低下(遊離H2 SO4 濃
度の増加)を来してしまう。
【0016】この現象を、金属が亜鉛(Zn)の場合を
例に、更に詳述すると、本来、電気めっきでは、次の
(B)、(C)の反応式で示すめっき反応(電析反応)
が進行するため、遊離H2 SO4 の量は、反応式(C)
のめっき反応による増加と、前記(A)式による投入金
属との反応による減少によってバランスされている。
【0017】 Zn 2++2e- →Zn ↓ …(B) H2 O+SO4 2-→H2 SO4 +1/2O2 ↑+2e- …(C)
【0018】図4は、この関係を、純亜鉛(Zn )めっ
きの場合を例に、概念的に示したもので、縦軸が金属濃
度、横軸が遊離H2 SO4 濃度を表わし、めっき時には
各目標値の交点で両者がバランスするように制御する。
【0019】即ち、上記(B)式より明らかなように、
金属の過剰投入はめっきによる持ち出しで除去できるた
めに、水を蒸発させる場合でも、同時にめっきを進行さ
せることにより、図3(B)のように金属濃度を目標値
に制御できるが、このときに同時に(C)式によるH2
SO4 増加反応が生じ、この反応で増加した硫酸は、前
述した如く、逃げ場がないためにめっき液ではH2 SO
4 濃度の上昇、即ちpHの低下が発生することになり、
これにより種々の弊害が生じることが明らかになった。
【0020】同様の現象は合金メッキの場合にも生じ
る。これを、内容が一部重複するが、以下に詳述する。
【0021】前述した如く、一般的に、鋼板をめっきす
る電気めっき設備では、シール水やめっき鋼板(ストリ
ップ)表面の洗浄等に使用する水がめっき設備に流入す
る。このように系外から水が流入してめっき液が希釈さ
れると、該めっき液中に流入した余分な水はエバポレー
タ装置によって系外に蒸発させて除去することが行われ
ている。ところが、エバポレータ装置では連続的に蒸発
量を変更できないため、めっき液の総浴量(めっき系内
に存在するめっき液の全量)の実績値は、その目標量に
対して5〜10%程度変動することは避けられない。
【0022】上記のように、系外からの水の流入によっ
てめっき液の実績総浴量が増加すると、金属イオン濃度
の測定値([g/l ]又は[mol/l ])は、結果的に低下
することになる。従って、この場合に金属イオン濃度を
一定に制御しようとすると、不足分を補充するために対
象金属を含有する金属薬剤(例えば、金属自体、その
塩、その酸化物等)をめっき液中に投入することが必要
となる。
【0023】これを、例えばZn(亜鉛)−Ni(ニッ
ケル)合金めっき用の硫酸酸性めっき液の場合について
説明すると、Zn、Ni薬剤(金属薬剤)の投入が必要
となる。このような薬剤投入を行うと、Zn薬剤がZn
Oで、Ni薬剤が金属Niの場合には、次の(D)、
(E)式の反応によりH2 SO4 の減少(即ち、pHの
上昇)が発生することになるので、H2 SO4 濃度(又
はpH)を一定濃度に保つためには、H2 SO4 の投入
が必要となる。
【0024】 ZnO+H2 SO4 →ZnSO4 +H2 O …(D) Ni +H2 SO4 →NiSO4 +H2 ↑ …(E)
【0025】通常Zn−Ni合金の電気めっきでは、陰
極(鋼板)面で、前記(B)式と同一の下記の(F)
式、及び(G)式で表わされる電析反応による金属(Z
n、Ni)イオンの消費と、陽極面で、前記(C)式と
同一の下記の(H)式で表わされるH2 SO4 の増加が
発生するため、一般に上記合金めっきでは、(F)、
(G)式のめっき反応により消費される金属イオンを上
記(D)、(E)式により補給することによって、金属
イオン濃度とH2 SO4 濃度(又はpH)が共にバラン
スされるようになっている。
【0026】 Zn2++2e- →Zn↓ …(F) Ni2++2e- →Ni↓ …(G) H2 O+SO4 2-→H2 SO4 +1/2O2 ↑+2e- …(H)
【0027】従って、系外からの水流入によってめっき
液の総浴量が増加したときに、成分濃度を一定にするた
めに金属薬剤、H2 SO4 の投入を行ったとすると、そ
の後の水蒸発によってめっき液の総浴量が目標値に戻っ
たときには、金属イオン、H2 SO4 が共に過剰となる
ため、金属及び硫酸の投入を全て停止せざるを得なくな
る。この場合、金属イオンは、前記(D)、(E)式に
よる供給が停止される上に、めっきを継続することによ
って、(F)、(G)式により消費されるために着実に
減少させることができる。ところが、H2 SO4 は、
(D)、(E)式による減少がなくなるだけでなく、金
属イオン濃度を適切な値に戻すためにめっきを継続すれ
ば、上記(H)式によって一方的に増加することになる
ため、同様にH2 SO4 濃度は更に増加(pH低下)す
ることになる。
【0028】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、めっき系内に水の出入があるために
総浴量が変動し、めっき液の濃度変化が生じる場合、例
えば水が系内に流入し、総浴量が増大してめっき液が希
釈されることによって生じる濃度低下時でも、金属濃度
のフィードバック制御によりpHの異常低下又は遊離酸
濃度の異常上昇の発生を防止することができる、めっき
液成分濃度制御方法を提供することを課題とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、系内
に水の出入を伴うめっき設備で、不溶性陽極を使用して
電気めっきを行う際に、めっき液の金属濃度を制御する
めっき液成分濃度制御方法において、めっき系内に水の
出入が生じたために、該めっき系に存在する全めっき液
である総浴量の実績値に、浴量目標値からの変動が生じ
た場合、その変動時には、成分濃度のフィードバック制
御目標値を、めっき液のpH値が一定に維持されるよう
に、予め定めてある成分濃度目標値と総浴量の変動量と
に基づいて算出される修正目標値に設定変更することに
より、前記課題を解決したものである。
【0030】請求項2の発明は、系内に水の出入を伴う
めっき設備で、不溶性陽極を使用して電気めっきを行う
際に、めっき液の金属濃度を制御するめっき液成分濃度
制御方法において、めっき系内に水の出入が生じたため
に、該めっき系に存在する全めっき液である総浴量の実
績値に、浴量目標値からの変動が生じた場合、その変動
時には、金属濃度のフィードバック制御目標値を、めっ
き液の遊離酸濃度が一定に維持されるように、予め定め
てある金属濃度目標値と総浴量の変動量とに基づいて算
出される修正目標値に設定変更することにより、同様に
前記課題を解決したものである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明者は、水の出入がある設備
で行う、不溶性陽極を使用する電気めっきについて詳細
に検討した結果、水の流入量と蒸発量との間でバランス
が崩れてめっき液濃度に変動が生じた場合に、精度の高
いめっきを行うためには、金属濃度よりもめっき液のp
H値を適切な値に制御することが極めて重要であること
を知見した。
【0032】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、めっき系に存在する全めっき液である総浴量の実
績値に、総浴量の目標値である浴量目標値から変動が生
じた場合、その変動時には、金属濃度のフィードバック
制御目標値を、めっき液のpH値又は遊離酸濃度が一定
に維持されるように、予め定めてある金属濃度目標値と
総浴量の変動量とに基づいて算出される補正目標値に設
定変更するようにしたものである。
【0033】即ち、前記図4に示した、金属濃度と硫酸
濃度との関係に着目し、例えば、水の流入に伴ってめっ
き液の総浴量が増大し、その濃度が希釈された場合に
は、希釈濃度分に相当する金属を過剰投入せずに、前記
(C)式のめっき反応を進行させて遊離硫酸量を増大さ
せ、この硫酸濃度が一定になるようにして、pHを一定
値に維持するようにする。
【0034】以下、図面を参照して、本発明の実施の形
態について詳細に説明する。図1は、本発明に係る第1
実施形態の制御方法が適用されるめっき制御装置全体の
概略構成を示す。
【0035】この制御装置は、電気めっきが行われるめ
っきセル10と、該セル10にめっき液を循環供給する
ための循環タンク12と、該タンク12に金属や硫酸等
を供給するための付帯設備14とを有するめっき系、及
び、該めっき系の成分濃度を制御するための、浴量計算
部1と、制御演算部2と、濃度フィードバック(FB)
制御部3と、濃度フィードフォワード(FF)制御部4
とを有する制御系により構成されている。
【0036】又、上記循環タンク12と付帯設備14に
はレベル計16が、前者には更に液分析計18が付設さ
れている。
【0037】上記めっき制御装置において、めっき系の
総浴量の変動時には、前記制御演算部2において金属濃
度をフィードバック制御する際の金属濃度目標値を修正
目標値に設定する。その際、この修正目標値:CTMC
sp[mol/l ]を、めっき液が硫酸浴である場合は、次の
(1)式で算出する。
【0038】 CTMCsp=CTMsp・(Vrot +Vsp−Vall )/Vrot +(CAsp/Ma )(Vsp−Vall )/Vrot …(1) ここで、CTMsp:設定トータルモル濃度目標値[mol/
l ] Vsp :浴量目標値[m3 ] Vall :総浴量[m3 ] Vrot :循環浴量[m3 ] CAsp:H2 SO4 濃度目標値[g/l ] Ma :H2 SO4 分子量[g/mol ]
【0039】上記(1)式で、総浴量Vall は、実際に
めっき系に存在するめっき液の総量で、実測値からの計
算で求められる実績計算値であり、この総浴量Vall と
浴量目標値Vspとの差が浴量変動にあたる。
【0040】又、循環浴量Vrot は、めっき時に実際に
めっき系を循環させる浴量を意味し、総浴量Vall の全
てを循環させる場合には、Vall =Vrot であり、めっ
き設備の一部がバイパスされ、その部分に存在するめっ
き液が循環されていない場合には、総浴量Vall からこ
の非循環部分のめっき液を除いた量ということになる。
【0041】上記総浴量Vall は、前記浴量計算部1に
おいて、基本的にはレベル計16による実績値に基づく
計算で求める。しかし、循環タンク12以外の配管や未
実測部の浴量が変動した時に循環タンク12のレベル実
績に変動を与える。従って、配管や未実測部の浴量は、
ポンプ等の運転状態によって設備定数で算出する。又、
循環浴量Vrot は、同様に浴量計算部1において、ポン
プの運転状態やバイパス弁の状態等によって、循環して
いない浴量を総浴量から減算して求める。
【0042】又、設定トータルモル濃度目標値:CTM
spは、総浴量Vall が浴量目標値Vspに等しいときに、
成分濃度のフィードバック制御を行う際に設定する目標
値である。
【0043】なお、上記(1)式は、便宜上、計算を簡
単にするために、循環していない浴量(Vall −Vrot
)の濃度は、予め定められている目標値のままである
として、次の(2)式から導出している。
【0044】 CTMsp・Vsp+(CAsp/Ma )・Vsp =CTMCsp・Vrot +CTMsp・(Vall −Vrot ) +(CAsp/Ma )・Vall …(2)
【0045】上記(2)式は、浴量が目標値Vspにある
場合に、金属濃度及び硫酸濃度がいずれも目標値にある
ときの金属量と硫酸量の和を表わす左辺と、浴量が総浴
量Vall に変動した場合に、硫酸濃度を目標値に維持し
ながら、総浴量のうちの循環される部分の循環浴量Vro
t の金属濃度を修正目標値:CTMCspにしたときの金
属量と硫酸量の和を表わす右辺とが等しいとおいたもの
である。この等式は、金属の硫酸塩に含まれる硫酸根
(SO4 2-)と遊離硫酸に含まれる硫酸根の和を常に一
定に維持することを前提としている。この(2)式を、
CTMCspについて整理すると、前記(1)式が得られ
る。
【0046】上記のように(1)式で算出された修正目
標濃度:CTMCspを、前記制御演算部2から濃度FB
制御部3に出力し、該FB制御部3において、それを総
浴量が目標値から変動している時の金属濃度フィードバ
ック制御の目標値として使用し、液分析計18から入力
される実績濃度との間の濃度偏差量を求める。又、一方
で、前記濃度FF制御部4において、めっき条件として
与えられる予測計算情報に基づいてめっきで消費される
と推定される予測金属消費量を求める。
【0047】その後、この予測金属消費量と上記濃度偏
差量の和に基づいて求められる金属投入速度を前記付帯
設備14に出力し、設定する。その際、H2 SO4 濃度
は、同様の方法で、常時その目標値CAspに維持される
ように、その投入量を求め、設定する。
【0048】このようにすることによって、(系外から
の水流入量>系外への水蒸発量)のために、めっき液が
希釈状態になっているときには、金属濃度目標値を下
げ、逆に、(系外からの水流入量<系外への水蒸発量)
のために、めっき液が濃縮状態になっているときには、
金属濃度目標値を上げる操作を行う。
【0049】以上の操作により、金属投入量を調整し、
過剰な金属投入を抑制することによって、水収支のバラ
ンス変化の外乱に対して、めっき液中の遊離硫酸濃度
(水素イオン濃度:H+ )を一定にし、pHを一定値に
制御することができるようになった。
【0050】以下、本実施形態のより具体的な実施例に
ついて説明する。
【0051】前記図3を用いて説明した従来方法では、
水の流入によって約5%のめっき液の希釈が生じた場
合、最終的に水の蒸発操作が完了して浴量目標値Vspに
なった時点で、金属濃度をも目標値に一致させる制御を
すると、水流入前のt1 時点ではpH=1.4であった
ものが、蒸発完了後のt3 の時点ではpH=1.0まで
低下する場合がある。
【0052】本発明の実施の形態を、前記図3(A)と
同様の浴量変動が生じた場合に適用した結果である、金
属濃度(トータルモル濃度)と、硫酸濃度(pH)の推
移を、それぞれ図2(B)、(C)に示した。なお、図
2(A)は、前記図3(A)と同一の総浴量変動を示し
たものである。
【0053】本実施形態では、図2(A)に示したよう
に、水流入に伴ってめっき液が希釈されたために起こ
る、同図(B)に示したような金属のトータルモル濃度
の低下に対して、浴量が変動している間は前記(3)式
で算出される補正目標値で金属濃度のフィードバック制
御を行うことによって、金属の過剰投入を抑制し、めっ
き液希釈分の金属濃度を意図的に下げ、浴量変動中にも
pHを一定に維持すると共に、その後の水蒸発によって
めっき液浴量がt3 時点で目標値に復帰した場合にも、
pHの異常低下が生じることを防止することができる。
【0054】本発明者が詳細に検討した結果、めっき液
の硫酸濃度(pH)は、ファラディの理論に基づくめっ
き付着量に対する実際のめっき付着量の比にあたるめっ
き効率に対する変動要因であり、該めっき効率に大きな
影響を与え、又、亜鉛(Zn)とニッケル(Ni)との
合金めっきを行う場合には、このめっき効率が、Ni含
有率に対して大きな変動要因となっていることが明らか
となった。
【0055】従って、本実施形態によれば、めっき浴量
が水の流入等に起因して変動する場合でも、硫酸濃度
(pH)を安定させることが可能となるため、めっき付
着量、Ni含有率の安定を図ることが可能となる。
【0056】又、めっき液の浴量が変動中の場合も、
又、目標値に復帰させた場合も、pHが異常低下するこ
とを防止できることにより、めっきの電力原単位削減
(めっき効率の低下抑制)を図ることも可能となる。
【0057】次に、本発明に係る第2実施形態について
説明する。
【0058】本実施形態は、2種以上の金属薬剤を投入
する合金めっきの場合の制御方法に当り、各金属薬剤の
投入量を、金属イオン濃度比が目標値になるように設定
するようにしたものである。
【0059】即ち、合金系電気めっき液の濃度制御で
は、金属イオン濃度比とH2 SO4 濃度(又はpH)は
それぞれ独立に制御可能であるが、前記(D)〜(H)
の反応式で示したように、金属イオン濃度とH2 SO4
濃度(又はpH)の制御は、薬剤原単位が高くなるが、
アルカリ薬剤を添加しない限り干渉する。
【0060】ところが、前述した如く、本発明者から、
電気めっきにおいて、めっき効率(ファラデーの理論式
から求まる金属の理論析出量に対する実績析出量の比)
に及ぼす影響因子について詳細に検討した結果、金属イ
オン濃度は±10%の変動の範囲でめっき効率にほとん
ど影響がみられないのに対し、遊離酸(例えば、H2S
O4 )濃度の増加(又はpHの低下)はめっき効率の低
下を招き、めっき電力の原単位が悪化することを知見し
た。実際に操業データを解析したところ、pHに関して
はその値が0.1低下すると、めっき効率は約2.5%
低下することが明らかになった。
【0061】しかも、更に、実際の操業データを解析
し、めっき効率への影響を調べた結果、金属イオン濃度
比が目標値より4%増加するとめっき効率は約6%低下
し、めっき層における合金比率が目標値より7%増加す
るとめっき効率は約10%低下することが判明した。従
って、Zn−Niのような合金系の電気めっき液の濃度
制御においては、金属イオン濃度比をH2 SO4 濃度
(又はpH)と同様に、金属イオン濃度より優先して制
御することが重要であることが明らかとなった。
【0062】この第2実施形態は以上の知見に基づいて
なされたものである。以下、図5を参照しながら、硫酸
浴におけるZn−Ni合金の電気めっきを例として、こ
の第2実施形態について詳細に説明する。
【0063】本実施形態では、めっき設備の図示は省略
するが、不溶性陽極を使用するめっき浴中を鋼板を移動
させながらZn−Ni合金を連続的にめっきする。その
際、図5に矢印で示す処理の流れに従って、めっき系に
存在するめっき液の全量である総浴量の実測値に基づい
て、総浴量が変動する場合でもめっき液の成分濃度を適
切に制御する。
【0064】即ち、総浴量計算部20では、制御周期毎
にめっき設備に設置されているレベル計によるめっき液
レベルの検出値等に基づいて総浴量が計算され、その値
が総浴量測定値として濃度制御演算部22に出力され
る。この濃度制御演算部22では、入力された上記測定
値と、予め設定してある総浴量の目標値とに基づいて算
出される金属イオン濃度の修正目標値:CTMCspに金
属イオン濃度が制御されるように金属薬剤の投入量を決
定し、その投入指令信号をめっき設備の投入装置26A
へ出力することにより投入が行われるようになってい
る。又、この濃度制御演算部22では、硫酸濃度計(図
示せず)から、制御周期毎にめっき液中のH2 SO4 濃
度を測定した結果が入力され、その測定値に基づいてH
2 SO4 薬剤の投入量が決定されると、その投入指令信
号が同様にめっき設備の投入装置26Bへ出力されるよ
うになっている。なお、このH2 SO4 薬剤の投入量の
決定は、pH計で測定されるpH値を用いて行ってもよ
い。
【0065】更に、その際、総浴量計算部20で求めた
総浴量測定値は、同時に浴量制御部14に入力され、こ
こでは前記総浴量目標値からの偏差に基づく制御信号を
エバポレータ装置の蒸発制御部28へ出力し、めっき液
中の水分を蒸発させて総浴量の偏差を解消させるように
なっている。
【0066】以下、前記濃度制御演算部22で実行され
る、金属薬剤投入量、硫酸薬剤投入量の算出までの各種
演算について詳述する。
【0067】本実施形態では、総浴量に変動が生じた場
合でも、めっき系に存在する金属イオンの総量が一定に
維持されるように、その場合の金属イオン濃度の制御
を、その目標値を、実測される総浴量に応じて変化する
上記修正目標値:CTMCspに変更しながら行う。以
下、これを具体的に説明する。
【0068】金属イオン濃度([g/l ]又は[mol/l
])の定義はめっき液単位浴量[l ]当りの金属イオ
ン量であり、めっき液の総浴量が増加又は減少したとき
に同一濃度であれば、金属イオンの総量は増加又は減少
していることになる。従って、総浴量が変動した場合
に、金属イオン総量が一定となるようにするための金属
イオン濃度の修正目標値:CTMCspは、次の(3)式
が成立するようにして求めることができる。なお、
(3)式で使用する記号の意味はは、前記(1)式の場
合と実質上同一であるが、理解を容易にするために新た
なものも含め再度掲載する。
【0069】 CTMsp×Vsp+(CAsp/Ma)×Vsp =CTMCsp×Vall +(CAsp/Ma)×Vall …(3) ここで、CTMsp:予め定められた金属イオン濃度目標
値[mol/l ] CTMsp=Znsp/Mz+Nisp/Mn Znsp:予め定められたZnイオン濃度目標値[g/l ] Nisp:予め定められたNiイオン濃度目標値[g/l ] Mz:Zn原子量 Mn:Ni原子量 Vsp:目標としているめっき液総浴量[m3 ] CAsp:予め定められたH2 SO4 濃度目標値[g/l ] Vall :めっき液総浴量測定値[m3 ] Ma:H2 SO4 分子量
【0070】従って、上記修正目標値:CTMCspは次
の(4)式によって求めることができる。なお、この
(4)式は、前記(1)式でVrot =Vall とした式、
即ち総浴量を全て循環させる場合の式に当る。
【0071】 CTMCsp=(CTMsp+CAsp/Ma)×Vsp/Vall −CAsp/Ma [mol/l ] …(4)
【0072】上記(4)式によって求めた金属イオン濃
度の修正目標値:CTMCspに金属イオン濃度を制御す
ることにより、めっき液の総浴量が増加したときに金属
の過剰投入を抑制し、前記(D)、(E)式の反応を抑
えることによって、H2 SO4 の減少を抑制することが
でき、これによって該H2 SO4 の過剰投入を抑えるこ
とができる。
【0073】なお、上記(3)、(4)式で、H2 SO
4 濃度ではなく、pHを使用する場合は、次の(5)式
の換算式で求められるpHの目標値:pHspを使用すれ
ばよい。
【0074】 pHsp=−a×log{(Mh/Ma)×CAsp}+b …(5) ここで、Mh:H2 分子量 a,b:換算係数(例:a=1.37,b=0.59)
【0075】次いで、実測された上記総浴量Vall に応
じて決まる修正目標値に金属イオン濃度を制御するため
に必要な、めっき系に対する金属薬剤の投入量の算出に
ついて説明する。
【0076】まず、前記(F)、(G)式のめっき反応
(電析反応)により消費される金属イオンの消費速度、
即ちZnイオン消費速度:Gz、Niイオン消費速度:
Gnを次の(6)、(7)式により求める。
【0077】 Gz=J×(η/kF)×(1−εN)×(Mz/2) ×3600[kg/h] …(6) Gn=J×(η/kF)×εN×(Mn/2)×3600[kg/h] …(7) ここで、J:めっき電流[KA] η:めっき効率 kF:ファラデー定数 εN:Zn−Ni合金めっき層のNi含有率 Mz:Zn原子量 Mn:Ni原子量
【0078】次いで、上記(6)、(7)式に応じたZ
n、Ni薬剤のフィードフォワード(FF)制御投入
量:FFZ、FFNを次の(8)、(9)式により求め
る。
【0079】 FFZ=Gz/λz[kg/h] …(8) FFN=Gn/λn[kg/h] …(9) ここで、λz:Zn薬剤のZn含有率 λn:Ni薬剤のNi含有率
【0080】又、その一方で実測された金属イオン濃
度:CTMと、前記金属イオン濃度の修正目標値:CT
MCspとから、金属イオン濃度偏差ΔCTMを求め、こ
の偏差を解消するために必要なZn、Ni薬剤のフィー
ドバック(FB)制御投入量:FBZ、FBNを、金属
イオン濃度比目標値:CMNspも考慮した次の(1
0)、(11)式により求める。
【0081】 FBZ=ΔCTM×(1−CMNsp) ×Mn×Vall /λz/tfb[kg/h] …(10) FBN=ΔCTM×spCMN×Mz×Vall /λz/tfb[kg/h] …(11) ここで、ΔCTM=CTMCsp−CTM CTM:金属イオン濃度測定値[mol/l ] CTM=Zn/Mz+Ni/Mn Zn:Znイオン濃度測定値[g/l ] Ni:Niイオン濃度測定値[g/l ] CMNsp:予め定められた金属イオン濃度比目標値 CMNsp=Nisp/Mn/CTMsp tfb:FB制御周期[h ]
【0082】次いで、Zn、Ni薬剤のトータル制御投
入量:TZ、TNを次の(12)、(13)式により求
め、前記濃度制御演算部22からめっき設備の金属投入
装置に指令信号を出力し、該当する量の各金属薬剤の投
入を行う。
【0083】 TZ=FFZ+gfbz ×FBZ[kg/h] …(12) TN=FFN+gfbn ×FBN[kg/h] …(13) ここで、gfbz :FBZゲイン gfbn :FBNゲイン (これら各ゲインは、測定値の正確度、薬剤供給能力に
より調整される)
【0084】上記トータル制御投入量で、各金属薬剤の
投入を行うと共に、めっき液のH2SO4 濃度も実測
し、その際の目標値からの濃度偏差に基づいてH2 SO
4 のフィードバック(FB)制御投入量:FBHSを次
の(14)式により求め、その投入指令を濃度制御演算
部12からめっき設備に出力する。
【0085】 FBHS=gfbhs×(CAsp−CA)×Vall /γa/λa[m3 ] …(14) ここで、gfbhs:FBHSゲイン CA:H2 SO4 濃度測定値[g/l ] γa:H2 SO4 薬剤比重 λa:H2 SO4 薬剤H2 SO4 含有率
【0086】本実施形態では、前記(12)、(13)
式で算出されるトータル制御投入量:TZ、TNに応じ
て、Zn薬剤、Ni薬剤の供給速度を制御することによ
り、めっき液総浴量の変動に対して金属イオン総量を一
定に制御することが可能である。従って、H2 SO4 濃
度(又はpH)を、上記(13)式に従う一般的なフィ
ードバック制御を行っても過剰なH2 SO4 投入を発生
することが防止できる。
【0087】以上詳述した如く、本実施形態によれば、
例えば、めっき液の総浴量の変動が約±5%の範囲であ
ったとすると、その変動時でも金属イオン総量を一定に
制御することから、金属イオン濃度は±5%の範囲で変
動することになるが、この程度ではめっき効率にはほと
んど影響しない。
【0088】又、上記のように金属イオン濃度は変動す
るが、金属イオン濃度比及びpHは高精度で制御でき
る。実操業データを統計的に解析したところ、制御精度
は、標準偏差をσとした場合、金属イオン濃度比の2σ
≦0.5%、pHの2σ≦0.07であった。
【0089】このように、金属イオン濃度比を安定させ
た上に、H2 SO4 濃度の増加(又はpHの低下)を発
生させることなく、高精度で制御することが可能となる
ため、めっき効率及びめっき層の合金比率を安定させる
ことが可能となることにより、合金めっきの品質の安定
と生産コスト(電力原単位)の削減に大きく寄与するこ
とができる。
【0090】又、めっき層の合金比率が安定するに伴っ
て、めっき効率も安定し、めっき付着量も安定する。更
に、電気めっき液の濃度制御を、硫酸濃度(又はpH)
と共に、金属イオン濃度比を、金属イオン濃度より優先
して制御するという理想的な制御構成の下で行うことが
できるため、過剰な薬剤を使用することを防止でき、そ
の結果薬剤コストも低減できる。
【0091】以上、本発明を具体的に説明したが、本発
明は、前記実施形態に示したものに限られるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0092】例えば、前記実施形態では、単独の金属メ
ッキは硫酸浴のZn電気めっき液について、合金めっき
は硫酸浴のZn−Ni合金用電気めっき液について説明
したが、これに限定されるものでなく、電気めっき液の
成分濃度制御であれば、他の単独金属めっきはもとよ
り、他の合金めっきにも適用可能である。
【0093】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
めっき系内に水の出入があるために総浴量が変動する場
合でも、成分濃度のフィードバック制御により、めっき
液のpH又は遊離酸濃度を一定値に維持することがで
き、pHの異常低下又は遊離酸濃度の異常上昇が発生す
ることを防止することができる。従って、常に高効率で
且つ高精度で電機めっきを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に適用するめっき制御設備の概略
構成を示すブロック図
【図2】第1実施形態の効果を示す線図
【図3】従来の制御方法の問題点をを示す線図
【図4】不溶性陽極を使用するめっき系での成分濃度と
硫酸濃度の関係を示す線図
【図5】第2実施形態に適用される制御装置の概略構成
を示すブロック図
【符号の説明】
1…浴量計算部 2…制御演算部 3…濃度フィードバック制御部 4…濃度フィードフォワード制御部 10…めっきセル 12…循環タンク 14…付帯設備 16…レベル計 18…液分析計 20…総浴量計算部 22…濃度制御演算部 24…浴量制御部 26…投入装置 28…エバポレータ装置蒸発量制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】系内に水の出入を伴うめっき設備で、不溶
    性陽極を使用して電気めっきを行う際に、めっき液の金
    属濃度を制御するめっき液成分濃度制御方法において、 めっき系内に水の出入が生じたために、該めっき系に存
    在する全めっき液である総浴量の実績値に、浴量目標値
    からの変動が生じた場合、 その変動時には、金属濃度のフィードバック制御目標値
    を、めっき液のpH値が一定に維持されるように、予め
    定めてある金属濃度目標値と総浴量の変動量とに基づい
    て算出される修正目標値に設定変更することを特徴とす
    るめっき液成分濃度制御方法。
  2. 【請求項2】系内に水の出入を伴うめっき設備で、不溶
    性陽極を使用して電気めっきを行う際に、めっき液の金
    属濃度を制御するめっき液成分濃度制御方法において、 めっき系内に水の出入が生じたために、該めっき系に存
    在する全めっき液である総浴量の実績値に、浴量目標値
    からの変動が生じた場合、 その変動時には、金属濃度のフィードバック制御目標値
    を、めっき液の遊離酸濃度が一定に維持されるように、
    予め定めてある金属濃度目標値と総浴量の変動量とに基
    づいて算出される修正目標値に設定変更することを特徴
    とするめっき液成分濃度制御方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 めっき液が硫酸浴である場合、修正目標値:CTMCsp
    [mol/l ]を次式、 CTMCsp=CTMsp・(Vrot +Vsp−Vall )/V
    rot+(CAsp/Ma )(Vsp−Vall )/Vrot (CTMsp:設定トータルモル濃度目標値[mol/l ],
    Vsp:浴量目標値[m3 ],Vall :総浴量[m3 ],
    Vrot :循環浴量[m3 ],CAsp:H2 SO4 濃度目
    標値[g/l ],Ma :H2 SO4 分子量[g/mol ])に
    より算出することを特徴とするめっき液成分濃度制御方
    法。
  4. 【請求項4】請求項1又は2において、 2種以上の金属薬剤を投入する合金めっきの場合、各金
    属薬剤の投入量を、金属イオン濃度比が目標値になるよ
    うに設定することを特徴とするめっき液成分濃度制御方
    法。
JP16602596A 1995-11-29 1996-06-26 めっき液成分濃度制御方法 Expired - Fee Related JP3551627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16602596A JP3551627B2 (ja) 1995-11-29 1996-06-26 めっき液成分濃度制御方法

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31043395 1995-11-29
JP1516496 1996-01-31
JP7-310433 1996-01-31
JP8-15164 1996-01-31
JP16602596A JP3551627B2 (ja) 1995-11-29 1996-06-26 めっき液成分濃度制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09268400A true JPH09268400A (ja) 1997-10-14
JP3551627B2 JP3551627B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=27280901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16602596A Expired - Fee Related JP3551627B2 (ja) 1995-11-29 1996-06-26 めっき液成分濃度制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3551627B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3551627B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100290616B1 (ko) 연속전기도금에있어서도금액성분의농도제어방법
US10011919B2 (en) Electrolyte delivery and generation equipment
KR102314415B1 (ko) 기판의 도금에 사용되는 산화구리 분체
KR101564407B1 (ko) 전기도금용액의 조성 제어 시스템
JPS61199069A (ja) めっき液濃度自動連続管理装置
US20140061035A1 (en) System and method of plating metal alloys by using galvanic technology
JPH09268400A (ja) めっき液成分濃度制御方法
JP3550896B2 (ja) 不溶性陽極亜鉛電気めっき液の濃度制御方法
JPH0331800B2 (ja)
US12006585B2 (en) Method for depositing a chromium or chromium alloy layer and plating apparatus
JP2785626B2 (ja) 金属イオン供給方法
JP3834701B2 (ja) 金属イオン溶解量の測定方法、及び不溶性陽極を用いるめっき浴の濃度制御方法
US10458022B2 (en) Optimized process control in the anti-corrosive metal pretreatment based on fluoride-containing baths
JP2699755B2 (ja) Zn−Ni系合金電気めっき方法とめっき装置
JPS61288100A (ja) 鋼板の電解処理におけるph制御方法
JP3264479B2 (ja) 連続電気めっき設備におけるめっき液浴量制御方法
EP2907901B1 (en) Method for producing metal plate having alloy plating layer
JPS583999A (ja) 電気合金メツキ方法
JPH0639720B2 (ja) 亜鉛合金系電気めっき鋼板の製造方法
JPS5893888A (ja) 電気メツキにおける金属イオンの供給方法
JPH0776438B2 (ja) Fe系合金電気メッキ装置のpH制御装置
JP2002167698A (ja) メッキ装置
JP2006241566A (ja) めっき液の建浴方法と銅めっき装置
JP2008291368A (ja) 表面処理液の制御方法および表面処理システム
KR20210131832A (ko) 합금도금층을 포함한 금속판 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040419

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090514

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100514

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110514

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120514

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees