JPH09268939A - 圧力センサの故障診断制御装置 - Google Patents

圧力センサの故障診断制御装置

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JPH09268939A
JPH09268939A JP8104214A JP10421496A JPH09268939A JP H09268939 A JPH09268939 A JP H09268939A JP 8104214 A JP8104214 A JP 8104214A JP 10421496 A JP10421496 A JP 10421496A JP H09268939 A JPH09268939 A JP H09268939A
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pressure
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air temperature
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧力センサの故障診断制御装置において、圧
力センサの異常を高精度で診断することができ、異常誤
診断を回避して、ユーザ及び整備上での混乱を防止し、
また、ユーザへの不信感をなくし、更に、不必要な整備
をなくする。 【構成】 吸気温度を計測できる状態で且つ内燃機関の
始動時からの積算負荷量が積算負荷判定値を越えた場合
には圧力センサが故障と診断する制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧力センサの故
障診断制御装置に係り、特に吸気系に取付けた相対圧力
センサの異常を高精度に診断し得る圧力センサの故障診
断制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関においては、該内燃機関の運転
状態を検出するために、吸気系に、吸気圧力を検出する
圧力センサや吸気温センサ等のセンサ類を取付けてい
る。
【0003】圧力センサには、例えば、EGRのオン・
オフ時の吸気圧力の変化量を検出し、EGRシステムが
正常か否かの診断のために使用される相対圧力センサが
ある。
【0004】相対圧力センサにあっては、図17、18
に示す如く、入力圧力(〓Hg)に対して所定の出力電
圧(V)を出力する特性があり、図19に示す如く、所
定の特性ばらつきがある。
【0005】この相対圧力センサは、図19に示す如
く、機関負荷が大きい時は、入力圧力が大きく(−方向
に小さい)、機関負荷が小さい時は、入力圧力が小さい
(−方向に大きい)という特性がある。
【0006】従って、相対圧力センサにあっては、図1
9に示す如く、機関負荷≧aの時の出力電圧が0.5V
以下の時及び機関負荷≦bの時の出力電圧が4.5以上
の時には、異常と診断している(図19の斜線で示
す)。
【0007】このような圧力センサの故障診断方法とし
ては、例えば、特開平6−58210号公報に開示され
ている。この公報に記載のものは、始動スイッチ信号に
応答して、始動時におけるエンジンの冷却水温度、吸気
温度及び油温度のうちの少なくとも1つの温度が、圧力
センサ系の正常動作下限温度に対応した所定値以下か否
かを判定するステップを設け、少なくとも1つの温度が
所定値以下のときに故障診断実施ステップを無効にする
ことにより、圧力センサの氷結等の異常状態に起因する
誤診断を防止するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関の吸気圧力を計
測する圧力センサの故障診断制御装置において、吸気温
度を計測できる状態で且つ前記内燃機関の始動時からの
積算負荷量が積算負荷判定値を越えた場合には前記圧力
センサが故障と診断する制御手段を設けたことを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明は、吸気温度を計測でき
る状態で且つ内燃機関の始動時からの精算負荷量が積算
負荷判定値を超えた場合に圧力センサが故障したと診断
するので、圧力センサの異常を高精度で診断することが
でき、異常誤診断を回避して、ユーザ及び整備上での混
乱を防止し、また、ユーザへの不信感をなくし、更に、
不必要な整備をなくすことができる。
【0010】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜20は、この発明の実施
例を示すものである。図20において、2は車両(図示
せず)に搭載される内燃機関、4はシリンダブロック、
6はシリンダヘッド、8はオイルパン、10はクランク
軸、12はエアクリーナ、14は吸気管、16はスロッ
トルボディ、18はスロットル弁、20はサージタン
ク、22は吸気マニホルド、24は排気マニホルド、2
6はフロント触媒コンバータ、28は排気管、30はリ
ア触媒コンバータ、32は燃料タンクである。この燃料
タンク32には、レベルゲージ34が設けられている。
【0011】サージタンク20と燃料タンク32間に
は、蒸発燃料制御装置36が設けられている。この蒸発
燃料制御装置36にあっては、燃料タンク32に連通す
るエバポ通路38とサージタンク20に連通するパージ
通路40との間にキャニスタ42が設けられている。ま
た、エバポ通路38には、燃料タンク32側から順次に
タンク内圧センサ44とセパレータ46と圧力制御弁4
8とが設けられている。この圧力制御弁48は、圧力通
路50を介してサージタンク20に連通している。この
圧力通路50には、負圧制御弁52が設けられている。
また、パージ通路40には、パージ弁54が設けられて
いる。また、キャニスタ42には、大気制御弁56が設
けられている。
【0012】また、内燃機関2の吸気系には、排気の一
部を吸気系に供給するEGR装置58が設けられてい
る。このEGR装置58は、EGR制御弁60と背圧制
御弁62とEGR判定弁64とを有している。
【0013】また、サージタンク20には、フィルタ6
6を介して吸気圧力を検出する圧力センサである相対圧
力センサ68が設けられている。この相対圧力センサ6
8は、図17〜20に示す如く、入力圧力(〓Hg)に
対して所定の出力電圧(V)を出力する特性がある。
【0014】内燃機関2には、クランク角センサ70が
設けられる。このクランク角センサ70は、エンジン回
転数センサとしての機能をも有し、クランク軸10に取
付けられて外周縁に複数の歯部72を有するクランク角
プレート74と、シリンダブロック4に取付けた電磁ピ
ックアップ76とからなる。
【0015】このクランク角センサ70は、制御手段
(ECU)78に連絡している。
【0016】この制御手段78には、また、シリンダヘ
ッド6に取付けた水温センサ80と、吸気管14に取付
けた吸気温センサ82と、スロットルボディ16に取付
けたスロットル開度センサ84と、点火装置86と、レ
ベルゲージ34と、相対圧力センサ68と、タンク内圧
センサ44と、負圧制御弁52と、大気制御弁56と、
パージ弁54と、EGR制御弁60と、EGR判定弁6
4と、排気マニホルド24に取付けたフロントO2 セン
サ88と、リア触媒コンバータ30の下流側の排気管2
8に取付けたリアO2 センサ90と、そして、大気圧を
検出する大気圧センサ92とイグニションキー94と、
そして、スタータ96とが連絡している。
【0017】この制御手段78には、故障診断部78a
が備えられている。
【0018】そして、制御手段78は、吸気温度を計測
できる状態で且つ内燃機関2の始動時からの積算負荷量
が積算負荷判定値を越えた場合には相対圧力センサ68
が故障と診断するものである。
【0019】また、制御手段78は、吸気圧力が判定上
限値と判定下限値間の判定範囲以外の場合に相対圧力セ
ンサ68が断線、ショートと診断をし、機関負荷変化量
に対する圧力変化量が判定範囲以外の場合に相対圧力セ
ンサ68の機能が異常と診断するものである。
【0020】更に、制御手段78は、イグニションキー
94のオン時に吸気圧力を計測し、そして、大気圧を計
測し、スタータ96のオフからオン時の第1圧力値を計
測し、スタータ96のオンからオフ時の完爆時の第2圧
力値を計測し、吸気圧力が基準判定値よりも小さい場合
に相対圧力センサ68が断線と診断し、第1圧力値が第
1判定値よりも小さい場合又は第2圧力値が第2判定値
よりも小さい場合には相対圧力センサ68がショートと
診断し、第1圧力値が第3判定値よりも小さい場合又は
第2圧力値が第4判定値よりも小さい場合には相対圧力
センサ68の機能が異常と診断し、吸気圧力と大気圧と
から補正係数を設定し、相対圧力センサ68の入力圧力
と前記補正係数とから補正後の入力圧力を設定し、燃料
カット中に出力電圧が判定下限値よりも大きい場合には
相対圧力センサ68がショートと診断し、機関負荷が設
定値よりも大きい場合又は出力電圧が判定上限値よりも
小さい場合には相対圧力センサ68が断線と診断するも
のである。
【0021】更にまた、制御手段78は、車速が設定車
速を所定時間以上継続した場合に吸気温度を計測し、こ
の吸気温度の計測を前記所定時間が成立する毎に実施
し、吸気温度の統計処理を行うものである。
【0022】また、制御手段78は、積算負荷量によっ
て相対圧力センサ68の診断を内燃機関2の始動から遅
らせ、積算負荷判定値を吸気温度状態に応じて変化させ
るものである。
【0023】次に、この実施例の作用を、図1のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0024】内燃機関2が始動すると(ステップ10
2)、先ず、吸気温センサ82による吸気温度の計測が
できる状態か否かを判断する(ステップ104)。
【0025】このステップ104でYESの場合には、
吸気温度計測処理を行う(ステップ106)。
【0026】このステップ106の吸気温度計測処理
は、図2に示すフローチャートに基づいて行なわれる。
【0027】即ち、内燃機関2がスタートしてプログラ
ムがスタートすると(ステップ202)、先ず、車速
(SPD)が設定車速である車速判定値(SPD1)以
上か否か、つまり、SPD≧SPD1か否かを判断する
(ステップ204)。
【0028】このステップ204でNOの場合には、こ
の判断を継続する。
【0029】このステップ204でYESの場合には、
SPD≧SPD1の状態から所定時間(ts)以上継続
したか否かの条件の判断の準備をし(ステップ20
6)、この条件が成立したか否かを判断する(ステップ
208)。これは、アイドリング運転状態を放置した場
合に、吸気温センサ82周りの雰囲気温度が上昇し、正
確な吸気温度が計測できなくなるのを防止するためであ
る。
【0030】このステップ208でNOの場合には、ス
テップ204に戻す。
【0031】このステップ208でYESの場合には、
吸気温度を計測して計測した吸気温度(THA)を得る
(ステップ210)。
【0032】そして、内燃機関2の始動後に、1回目の
吸気温度を計測したか否かの判断の準備をし(ステップ
212)、初回の吸気温度の計測か否かを判断する(ス
テップ214)。
【0033】このステップ214でYESの場合には、
計測した吸気温度(THA)を、補正に使用する吸気温
度(THAn)とする(ステップ216)。
【0034】一方、ステップ214でNOの場合には、
前回の補正に使用する吸気温度をTHAoとし、計測し
た吸気温度をTHAと、補正に使用する吸気温度をTH
Anとすると、(THAo+THA)/2→THAnと
する(ステップ218)。
【0035】ステップ216及びステップ218の処理
後は、繰り返して吸気温度計測処理を行う(ステップ2
20)。
【0036】よって、この図2の吸気温度計測処理で
は、図3に示す如く、車速(SPD)が車速判定値(S
PD1)の状態が所定時間(ts)以上継続した時に、
吸気温度の計測を行うとともに、この所定時間(ts)
以上継続した条件が成立する毎に吸気温度計測を実施
し、統計処理を行っている。
【0037】次いで、図1にあっては、吸気温度計測処
理(ステップ106)の後は、積算負荷計測処理を行う
(ステップ108)。
【0038】このステップ108の積算負荷計測処理
は、図4に示すフローチャートに基づいて行われる。
【0039】即ち、内燃機関2がスタートしてプログラ
ムがスタートすると(ステップ302)、先ず、冷却水
温度(THW)が設定温度である水温判定値(THW
1)以上か否か、つまり、THW≧THW1か否かを判
断する(ステップ304)。
【0040】このステップ304がNOの場合には、こ
の判断を継続する。
【0041】このステップ304でYESの場合には、
内燃機関2の機関負荷を積算し、積算負荷量(積算負荷
値)(KLOAD)を求める(ステップ306)。この
積算負荷量(KLOAD)は、例えば、図6に示す如
く、吸入空気量によって求められる。
【0042】そして、積算負荷量(KLOAD)が積算
負荷判定量(積算負荷判定値)(KLOAD1)以上か
否かを判断する(ステップ308)。この積算負荷判定
量(KLOAD1)は、図5に示す如く、上述の補正に
使用する吸気温度(THAn)状態によって決定される
ものである。
【0043】このステップ308でNOの場合には、ス
テップ304に戻す。
【0044】このステップ308でYESの場合には、
積算負荷量(KLOAD)を、内燃機関2が停止するま
で保持させ(ステップ312)、プログラムをエンドと
する(ステップ312)。
【0045】よって、この図4の積算負荷計測処理で
は、積算負荷量(KLOAD)によって相対圧力センサ
68の診断を、内燃機関2の始動から遅らせ、実施させ
ない。これは、極寒時に、相対圧力センサ68と吸気系
とを連絡するホース(図示せず)内の水分が凍り、誤判
定をさせないためである。吸気温度による積算負荷判定
量(KLOAD1)は、氷が十分に溶ける時間を設定し
ている。
【0046】次いで、図1の積算負荷計測処理(ステッ
プ108)の後に、積算負荷量(KLOAD)と積算負
荷判定量(KLOAD1)とを比較し、KLOAD≧K
LOAD1か否かを判断する(ステップ110)。この
ステップ110でNOの場合には、ステップ104に戻
す。
【0047】このステップ110でYESの場合には、
相対圧力センサ68の診断を行う(ステップ112)。
【0048】この相対圧力センサ68の診断には、図7
の例1と図12の例2に示すように、例えば2通りあ
る。
【0049】相対圧力センサ68の診断の例1にあって
は、図7に示すフローチャートに基づいて行われる。
【0050】即ち、相対圧力センサ68の診断を開始す
ると(ステップ402)、吸気圧力(PEG)を計測す
る(ステップ404)。
【0051】そして、この吸気圧力(PEG)が判定範
囲以内か否かを判断する(ステップ406)。
【0052】この吸気圧力(PEG)の判定範囲は、図
8に示す如く、内燃機関2の機関負荷状態によって決定
される判定上限値(PEGH)と判定下限値(PEG
L)との間で定められる。この判定上限値(PEGH)
と判定下限値(PEGL)との中央には、標準値が定め
られている。つまり、エンジン回転数が一定の時に、機
関負荷と入力した吸気圧力(PEG)の相関は、標準値
に対し、相対圧力センサ68の特性ばらつきのため、判
定上限値(PEGH)と判定下限値(PEGL)間の判
定範囲内の値をとる。
【0053】この判定範囲の判定上限値(PEGH)と
判定下限値(PEGL)との値は、図8に示すエンジン
回転数と機関負荷とのマップで設定したが、図9、10
に示す如く、エンジン回転数(Ne)と機関負荷による
判定上限値(PEGH)の異常判定用マップ(図9参
照)及び判定下限値(PEGL)の異常判定用マップ
(図10参照)である。
【0054】このステップ406にあっては、PEGL
≦PEG≦PEGHでない場合には、NOであり、相対
圧力センサ68の断線・ショートと診断し、異常とする
(ステップ408)。
【0055】一方、ステップ406で、PEGL≦PE
G≦PEGHの場合で、YESの場合には、吸気圧力変
化量(DPEG)と、機関負荷変化量(DLOAD)と
を計測する(ステップ410)。
【0056】そして、機関負荷変化量(DLOAD)に
対する吸気圧力変化量(DPEG)の相関関係の図(図
11参照)から、相対圧力センサ68の正常・異常の診
断を実行する(ステップ412)。
【0057】この図11にあっては、機関負荷変化量
(DLOAD)に対して吸気圧力変化量(DLOAD)
に対して吸気圧力変化量(DPEG)が判定範囲以内に
あるか否かによって、相対圧力センサ68の故障が判断
される。この判定範囲は、判定上限値(DPEGH)と
判定下限値(DPEGL)との間で設定されている。判
定上限値(DPEGH)と判定下限値(DPEGL)と
の中央には、標準値が定められている。
【0058】そして、機関負荷変化量(DLOAD)に
対する吸気圧力変化量(DPEG)が、DPEGL≦D
PEG≦DPEGHか否かを判断する(ステップ41
4)。
【0059】このステップ414でNOの場合には、相
対圧力センサ68の機能が異常とする(ステップ40
8)。
【0060】このステップ414でYESの場合には、
相対圧力センサ68が正常とする(ステップ416)。
【0061】ステップ408、ステップ416で、相対
圧力センサ68の異常又は正常とした後は、内燃機関2
が停止するまで、繰り返し、このプログラムを実行し
(ステップ418)、プログラムをエンドとする(ステ
ップ420)。
【0062】つまり、この相対圧力センサ68の診断の
例1にあっては、相対圧力センサ68の出力電圧の値は
正常であるが、圧力特性が正常でないことを、吸気圧力
変化量(DPEG)で判定する。機関負荷変化量(DL
OAD)と吸気圧力変化量(DPEG)とは、図11に
示す関係にある。これは、相対圧力センサ68の特性ば
らつき±0.8を加えた値が、判定上限値(DPEG
H)と判定下限値(DPEGL)である。機関負荷変化
量(DLOAD)に対する吸気圧力変化量(DPEG)
が、DPEGL≦DPEG≦DPEGH以外の場合は、
相対圧力センサ68の機能が異常と診断する。
【0063】また、相対圧力センサ68の判断の例2に
あっては、図12に示すフローチャートに基づいて行な
われる。
【0064】即ち、相対圧力センサ68の診断のプログ
ラムがスタートすると(ステップ502)、先ず、図1
3、14に示す如く、イグニションキー94のオン時
に、吸気圧力(PEG)を計測し(ステップ504)、
そして、大気圧(PA)を計測する(ステップ50
6)。イグニションキー94のオンの時の吸気圧力は、
内燃機関2が始動していないので、大気圧に相当する圧
力である。
【0065】そして、スタータ96のオフからオン時の
第1圧力値(DPEG1)を計測し、また、スタータ9
6のオンからオフ時の完爆時の第2圧力値(DPEG
2)を計測する(ステップ508)。
【0066】そして、吸気圧力(PEG)と基準判定値
(KPEG)とが、PEG≧KPEGか否かを判断する
(ステップ510)。
【0067】このステップ510でNOの場合には、吸
気圧力(PEG)が基準判定値(KPEG)よりも小さ
いので、相対圧力センサ68が断線と診断し、異常とす
る(ステップ512)。
【0068】ステップ510でYESの場合には、第1
圧力値(DPEG1)と第1判定値(KDPEG1)
(図13参照)とを比較し、DPEG1≧KDPEG1
か否かを診断する(ステップ514)。
【0069】このステップ514でNOの場合には、第
1圧力値(DPEG1)が第1判定値(DPEG1)よ
りも小さいので、相対圧力センサ68がショートしたと
診断し、異常とする(ステップ512)。
【0070】このステップ514でYESの場合には、
第2圧力値(DPEG2)と第2判定値(KDPEG
2)(図13参照)とを比較し、DPEG2≧KDPE
G2か否かを判断する(ステップ516)。
【0071】このステップ516でNOの場合には、第
2圧力値(DPEG2)が第2判定値(KDPEG2)
よりも小さいので、相対圧力センサ68がショートした
と診断し、異常とする(ステップ512)。
【0072】このステップ516でYESの場合には、
第1圧力値(DPEG1)と第3判定値(KDPEG
3)(図14参照)とを比較し、DPEG1≧KDPE
G3か否かを判断する(ステップ518)。
【0073】このステップ516でNOの場合には、第
1圧力値(DPEG1)が第3判定値(KDPEG3)
よりも小さいので、相対圧力センサ68の機能が異常と
診断する(ステップ512)。
【0074】このステップ518でYESの場合には、
第2圧力値(DPEG2)と第4判定値(KDPEG
4)(図14参照)とを比較し、DPEG2≧KDPE
G4か否かを判断する(ステップ520)。
【0075】このステップ520でNOの場合には、第
2圧力値(DPEG2)が第4判定値(KDPEG4)
よりも小さいので、相対圧力センサ68の機能が異常と
診断する(ステップ512)。
【0076】このステップ520でYESの場合には、
吸気圧力(PEG)/大気圧(PA)→補正係数(TP
EG)で、補正係数(TPEG)を求める(ステップ5
22)。
【0077】そして、補正後の入力圧力(TPE)=相
対圧力センサ68の入力圧力(PE)×補正係数(TP
EG)から、補正後の入力圧力(TPE)を求める(ス
テップ524)。
【0078】この補正係数(TPEG)は、イグニショ
ンキー94のオン時にバックアップメモリに記憶され、
TPEG=TPEGold×係数(例えば0.9)+T
PEGnew×係数(例えば0.1)として統計処理さ
れる。ここで、TPEoldは前回の補正係数(TPE
G)であり、TPEnewは今回の補正係数(TPE
G)であり、0.9と0.1はなまし係数の例を示すも
のである。
【0079】また、内燃機関2の完爆後の相対圧力(P
E)を大気圧(PA)によって求めた補正係数(TPE
G)によって、入力圧力である絶対圧力(TPE)を換
算するものである。そして、相対圧力(PE)を絶対圧
力(TPE)によることにより、図15に示す如く、図
17、18に示した圧力特性を設計値中央に補正する。
【0080】そして、内燃機関2の燃料カット中の相対
圧力センサ68の出力電圧(PV)と判定範囲の判定上
限値(PVH)と判定下限値(PVL)とを比較する
(ステップ526)。
【0081】この判定範囲にあっては、図15に示す如
く、入力圧力(TPE)に対する出力電圧(PV)を示
すもので、判定上限値(PVH)と判定下限値(PV
L)とが設定され、また、最大値(MAX)と最小値
(MIN)との中央に設計値中央が定められ、補正係数
(TPEG)によって相対圧力センサ68の特性ばらつ
きを補正し、設計値中央にする。
【0082】このステップ526において、車両の走行
中の短期的な相対圧力センサ68の異常を診断するもの
であり、PV≧PVLの場合には、相対圧力センサ68
がショートと診断する。
【0083】また、内燃機関2の機関負荷積算量(KL
OAD)≧負荷判定量(KLOAD1)の場合、又は、
出力電圧(PV)≧判定上限値(PVH)の場合には、
相対圧力センサ68が断線したと診断する。
【0084】そして、相対圧力センサ68が正常か否か
を判断する(ステップ528)。
【0085】このステップ528でNOの場合には、相
対圧力センサ68が異常と診断する(ステップ51
2)。
【0086】ステップ528でYESの場合には、相対
圧力センサ68が正常であり、プログラムをエンドとす
る(ステップ530)。
【0087】また、ステップ512で、相対圧力センサ
68が異常とした場合にも、プログラムをエンドとする
(ステップ530)。
【0088】また、この相対圧力センサ68の診断にあ
っては、図16に示す如く、エンジン回転数(Ne)と
機関負荷(KLOAD)とによって、補正後の入力圧力
(TPE)は図16のマップで設計値中央が設定でき、
このエンジン回転数(Ne)と機関負荷に対応する補正
後の入力圧力(TPE)がTPE±所定値(x)よりも
大きい時に、相対圧力センサ68の機能が異常であると
診断することも可能である。
【0089】よって、この相対圧力センサ68の診断の
例2によれば、イグニションキー94のオン時の吸気圧
力の変化によって断線・ショートを診断し、また、特性
の機能異常を診断することができるとともに、内燃機関
2の始動後、車両の走行中に異常が発生した場合も、相
対圧力センサ68の診断をすることができる。
【0090】次いで、図1において、相対圧力センサ6
8が正常か否かを判断する(ステップ114)。
【0091】このステップ114でNOの場合には、ラ
ンプ等の異常表示装置(図示せず)を点灯して相対圧力
センサ68の異常を表示させる(ステップ116)。
【0092】一方、ステップ114でYESの場合に
は、EGRシステムのEGR診断を行ない(ステップ1
18)、EGRシステムが異常を表示させる(ステップ
120)。
【0093】このステップ120でNOの場合には、異
常を表示する(ステップ116)。
【0094】ステップ120でYESの場合及びステッ
プ116での処理後は、プログラムをエンドとする(ス
テップ122)。
【0095】この結果、この実施例によれば、吸気温度
状態や機関負荷量状態から相対圧力センサ68の断線・
ショートの異常又は、特性的な異常を高精度に診断する
ことができる。
【0096】また、寒冷地で、相対圧力センサ68と吸
気系との間のホース内の水分が凍結することによる相対
圧力センサ68の異常判定又は、この相対圧力センサ6
8を使用したEGR等の異常を誤診断することがないの
で、ユーザ及び整備上の混乱を防止することができる。
【0097】更に、高精度に診断することができるの
で、誤診断によるユーザへの不信感の原因をなくし、ま
た、不必要な整備作業を行わせることがないので、整備
コストが高くするのを防止することができる。
【0098】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、吸気温度を計測できる状態で且つ内燃機
関の始動時からの積算負荷量が積算負荷判定値を越えた
場合には圧力センサが故障と診断する制御手段を設けた
ことにより、圧力センサの異常を高精度で診断すること
ができ、異常誤診断を回避して、ユーザ及び整備上での
混乱を防止し、また、ユーザへの不信感をなくし、更
に、不必要な整備をなくし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】相対圧力センサの故障診断全体のフローチャー
トである。
【図2】吸気温度計測処理のフローチャートである。
【図3】車速と吸気温度との関係を示す図である。
【図4】積算負荷計測処理のフローチャートである。
【図5】吸気温度と積算負荷量との関係を示す図であ
る。
【図6】吸入空気量と積算負荷量との関係を示す図であ
る。
【図7】相対圧力センサの診断の例1を示すフローチャ
ートである。
【図8】機関負荷と吸気圧力との関係を示す図である。
【図9】エンジン回転数と機関負荷との関係を示す図で
ある。
【図10】エンジン回転数と機関負荷との関係を示す図
である。
【図11】機関負荷変化量と吸気圧力変化量との関係を
示す図である。
【図12】相対圧力センサの診断の例2を示す図であ
る。
【図13】各圧力値の関係を示す図である。
【図14】相対圧力センサの故障診断を示す図である。
【図15】入力圧力と出力電圧との関係を示す図であ
る。
【図16】エンジン回転数と機関負荷との関係を示す図
である。
【図17】相対圧力センサの出力特性を示す特性図であ
る。
【図18】相対圧力センサの出力電圧の特性を示す特性
図である。
【図19】相対圧力センサの特性図である。
【図20】故障診断制御装置のシステム構成図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 68 相対圧力センサ 78 制御手段 92 大気圧センサ 94 イグニションキー 96 スタータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、圧力センサの故
障診断制御装置に係り、特に吸気系に取付けた相対圧力
センサの異常を高精度に診断し得る圧力センサの故障診
断制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関においては、該内燃機関の運転
状態を検出するために、吸気系に、吸気圧力を検出する
圧力センサや吸気温センサ等のセンサ類を取付けてい
る。
【0003】圧力センサには、例えば、EGRシステム
のオン・オフ時の吸気圧力の変化量を検出し、EGRシ
ステムが正常か否かの診断のために使用される相対圧力
センサがある。
【0004】相対圧力センサにあっては、図17、18
に示す如く、入力圧力(〓Hg)に対して所定の出力電
圧(V)を出力する特性があり、図19に示す如く、所
定の特性ばらつきがある。
【0005】この相対圧力センサは、図19に示す如
く、機関負荷が大きい時は、入力圧力が大きく(−方向
に小さい)、機関負荷が小さい時は、入力圧力が小さい
(−方向に大きい)という特性がある。
【0006】従って、相対圧力センサにあっては、図1
9に示す如く、機関負荷≧aの時の出力電圧が0.5V
以下の時及び機関負荷≦bの時の出力電圧が4.5以上
の時には、異常と診断している(図19の斜線で示
す)。
【0007】このような圧力センサの故障診断方法とし
ては、例えば、特開平6−58210号公報に開示され
ている。この公報に記載のものは、始動スイッチ信号に
応答して、始動時におけるエンジンの冷却水温度、吸気
温度及び油温度のうちの少なくとも1つの温度が、圧力
センサ系の正常動作下限温度に対応した所定値以下か否
かを判定するステップを設け、少なくとも1つの温度が
所定値以下のときに故障診断実施ステップを無効にする
ことにより、圧力センサの氷結等の異常状態に起因する
誤診断を防止するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、圧力
センサの故障診断方法にあっては、圧力センサの異常を
精度良く診断することができず、そして、上述の0.5
V及び4.5Vの判定電圧を上げると、誤診断の確率が
高くなるという不都合があった。
【0009】また、圧力センサの故障の中には、圧力セ
ンサから電圧が出力されているが、その特性がずれると
いう場合もあり、この場合に、圧力センサの異常を診断
することができなくなるという不都合があった。
【0010】更に、極寒地で、不慮の原因で圧力センサ
と吸気系とを連絡するホースの中に水分が入り込むと、
その水分が凍ることによって圧力センサを異常と診断し
てしまうことがあったり、EGRシステムの診断にあっ
ては、EGRシステムを異常と診断してしまうという不
都合があった。
【0011】更にまた、圧力センサの特性が、異常であ
るにも拘らず、正常としてしまうと、この圧力センサを
使用して異常診断を行うEGRシステムの診断の場合
に、RGRシステムを異常と診断してしまい、このた
め、正常なEGRシステムの部品が交換されたり、原因
が分からずに、不必要な整備をしてしまい、整備コスト
が高くなったり、ユーザへの不信感を増大させるという
不都合があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、内燃機関の吸気圧力を計
測する圧力センサの故障診断制御装置において、吸気温
度を計測できる状態で且つ前記内燃機関の始動時からの
積算負荷量が積算負荷判定値を越えた場合には前記圧力
センサが故障と診断する制御手段を設けたことを特徴と
する。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明は、吸気温度を計測でき
る状態で且つ内燃機関の始動時からの精算負荷量が積算
負荷判定値を超えた場合に圧力センサが故障したと診断
するので、圧力センサの異常を高精度で診断することが
でき、異常誤診断を回避して、ユーザ及び整備上での混
乱を防止し、また、ユーザへの不信感をなくし、更に、
不必要な整備をなくすことができる。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜20は、この発明の実施
例を示すものである。図20において、2は車両(図示
せず)に搭載される内燃機関、4はシリンダブロック、
6はシリンダヘッド、8はオイルパン、10はクランク
軸、12はエアクリーナ、14は吸気管、16はスロッ
トルボディ、18はスロットル弁、20はサージタン
ク、22は吸気マニホルド、24は排気マニホルド、2
6はフロント触媒コンバータ、28は排気管、30はリ
ア触媒コンバータ、32は燃料タンクである。この燃料
タンク32には、レベルゲージ34が設けられている。
【0015】サージタンク20と燃料タンク32間に
は、蒸発燃料制御装置36が設けられている。この蒸発
燃料制御装置36にあっては、燃料タンク32に連通す
るエバポ通路38とサージタンク20に連通するパージ
通路40との間にキャニスタ42が設けられている。ま
た、エバポ通路38には、燃料タンク32側から順次に
タンク内圧センサ44とセパレータ46と圧力制御弁4
8とが設けられている。この圧力制御弁48は、圧力通
路50を介してサージタンク20に連通している。この
圧力通路50には、負圧制御弁52が設けられている。
また、パージ通路40には、パージ弁54が設けられて
いる。また、キャニスタ42には、大気制御弁56が設
けられている。
【0016】また、内燃機関2の吸気系には、排気の一
部を吸気系に供給するEGR装置58が設けられてい
る。このEGR装置58は、EGR制御弁60と背圧制
御弁62とEGR判定弁64とを有している。
【0017】また、サージタンク20には、フィルタ6
6を介して吸気圧力を検出する圧力センサである相対圧
力センサ68が設けられている。この相対圧力センサ6
8は、図17〜20に示す如く、入力圧力(〓Hg)に
対して所定の出力電圧(V)を出力する特性がある。
【0018】内燃機関2には、クランク角センサ70が
設けられる。このクランク角センサ70は、エンジン回
転数センサとしての機能をも有し、クランク軸10に取
付けられて外周縁に複数の歯部72を有するクランク角
プレート74と、シリンダブロック4に取付けた電磁ピ
ックアップ76とからなる。
【0019】このクランク角センサ70は、制御手段
(ECU)78に連絡している。
【0020】この制御手段78には、また、シリンダヘ
ッド6に取付けた水温センサ80と、吸気管14に取付
けた吸気温センサ82と、スロットルボディ16に取付
けたスロットル開度センサ84と、点火装置86と、レ
ベルゲージ34と、相対圧力センサ68と、タンク内圧
センサ44と、負圧制御弁52と、大気制御弁56と、
パージ弁54と、EGR制御弁60と、EGR判定弁6
4と、排気マニホルド24に取付けたフロントO2 セン
サ88と、リア触媒コンバータ30の下流側の排気管2
8に取付けたリアO2 センサ90と、そして、大気圧を
検出する大気圧センサ92とイグニションキー94と、
そして、スタータ96とが連絡している。
【0021】この制御手段78には、故障診断部78a
が備えられている。
【0022】そして、制御手段78は、吸気温度を計測
できる状態で且つ内燃機関2の始動時からの積算負荷量
が積算負荷判定値を越えた場合には相対圧力センサ68
が故障と診断するものである。
【0023】また、制御手段78は、吸気圧力が判定上
限値と判定下限値間の判定範囲以外の場合に相対圧力セ
ンサ68が断線、ショートと診断をし、機関負荷変化量
に対する圧力変化量が判定範囲以外の場合に相対圧力セ
ンサ68の機能が異常と診断するものである。
【0024】更に、制御手段78は、イグニションキー
94のオン時に吸気圧力を計測し、そして、大気圧を計
測し、スタータ96のオフからオン時の第1圧力値を計
測し、スタータ96のオンからオフ時の完爆時の第2圧
力値を計測し、吸気圧力が基準判定値よりも小さい場合
に相対圧力センサ68が断線と診断し、第1圧力値が第
1判定値よりも小さい場合又は第2圧力値が第2判定値
よりも小さい場合には相対圧力センサ68がショートと
診断し、第1圧力値が第3判定値よりも小さい場合又は
第2圧力値が第4判定値よりも小さい場合には相対圧力
センサ68の機能が異常と診断し、吸気圧力と大気圧と
から補正係数を設定し、相対圧力センサ68の入力圧力
と前記補正係数とから補正後の入力圧力を設定し、燃料
カット中に出力電圧が判定下限値よりも大きい場合には
相対圧力センサ68がショートと診断し、機関負荷が設
定値よりも大きい場合又は出力電圧が判定上限値よりも
小さい場合には相対圧力センサ68が断線と診断するも
のである。
【0025】更にまた、制御手段78は、車速が設定車
速を所定時間以上継続した場合に吸気温度を計測し、こ
の吸気温度の計測を前記所定時間が成立する毎に実施
し、吸気温度の統計処理を行うものである。
【0026】また、制御手段78は、積算負荷量によっ
て相対圧力センサ68の診断を内燃機関2の始動から遅
らせ、積算負荷判定値を吸気温度状態に応じて変化させ
るものである。
【0027】次に、この実施例の作用を、図1のフロー
チャートに基づいて説明する。
【0028】内燃機関2が始動すると(ステップ10
2)、先ず、吸気温センサ82による吸気温度の計測が
できる状態か否かを判断する(ステップ104)。
【0029】このステップ104でYESの場合には、
吸気温度計測処理を行う(ステップ106)。
【0030】このステップ106の吸気温度計測処理
は、図2に示すフローチャートに基づいて行なわれる。
【0031】即ち、内燃機関2がスタートしてプログラ
ムがスタートすると(ステップ202)、先ず、車速
(SPD)が設定車速である車速判定値(SPD1)以
上か否か、つまり、SPD≧SPD1か否かを判断する
(ステップ204)。
【0032】このステップ204でNOの場合には、こ
の判断を継続する。
【0033】このステップ204でYESの場合には、
SPD≧SPD1の状態から所定時間(ts)以上継続
したか否かの条件の判断の準備をし(ステップ20
6)、この条件が成立したか否かを判断する(ステップ
208)。これは、アイドリング運転状態を放置した場
合に、吸気温センサ82周りの雰囲気温度が上昇し、正
確な吸気温度が計測できなくなるのを防止するためであ
る。
【0034】このステップ208でNOの場合には、ス
テップ204に戻す。
【0035】このステップ208でYESの場合には、
吸気温度を計測して計測した吸気温度(THA)を得る
(ステップ210)。
【0036】そして、内燃機関2の始動後に、1回目の
吸気温度を計測したか否かの判断の準備をし(ステップ
212)、初回の吸気温度の計測か否かを判断する(ス
テップ214)。
【0037】このステップ214でYESの場合には、
計測した吸気温度(THA)を、補正に使用する吸気温
度(THAn)とする(ステップ216)。
【0038】一方、ステップ214でNOの場合には、
前回の補正に使用する吸気温度をTHAoとし、計測し
た吸気温度をTHAと、補正に使用する吸気温度をTH
Anとすると、(THAo+THA)/2→THAnと
する(ステップ218)。
【0039】ステップ216及びステップ218の処理
後は、繰り返して吸気温度計測処理を行う(ステップ2
20)。
【0040】よって、この図2の吸気温度計測処理で
は、図3に示す如く、車速(SPD)が車速判定値(S
PD1)の状態が所定時間(ts)以上継続した時に、
吸気温度の計測を行うとともに、この所定時間(ts)
以上継続した条件が成立する毎に吸気温度計測を実施
し、統計処理を行っている。
【0041】次いで、図1にあっては、吸気温度計測処
理(ステップ106)の後は、積算負荷計測処理を行う
(ステップ108)。
【0042】このステップ108の積算負荷計測処理
は、図4に示すフローチャートに基づいて行われる。
【0043】即ち、内燃機関2がスタートしてプログラ
ムがスタートすると(ステップ302)、先ず、冷却水
温度(THW)が設定温度である水温判定値(THW
1)以上か否か、つまり、THW≧THW1か否かを判
断する(ステップ304)。
【0044】このステップ304がNOの場合には、こ
の判断を継続する。
【0045】このステップ304でYESの場合には、
内燃機関2の機関負荷を積算し、積算負荷量(積算負荷
値)(KLOAD)を求める(ステップ306)。この
積算負荷量(KLOAD)は、例えば、図6に示す如
く、吸入空気量によって求められる。
【0046】そして、積算負荷量(KLOAD)が積算
負荷判定量(積算負荷判定値)(KLOAD1)以上か
否かを判断する(ステップ308)。この積算負荷判定
量(KLOAD1)は、図5に示す如く、上述の補正に
使用する吸気温度(THAn)状態によって決定される
ものである。
【0047】このステップ308でNOの場合には、ス
テップ304に戻す。
【0048】このステップ308でYESの場合には、
積算負荷量(KLOAD)を、内燃機関2が停止するま
で保持させ(ステップ312)、プログラムをエンドと
する(ステップ312)。
【0049】よって、この図4の積算負荷計測処理で
は、積算負荷量(KLOAD)によって相対圧力センサ
68の診断を、内燃機関2の始動から遅らせ、実施させ
ない。これは、極寒時に、相対圧力センサ68と吸気系
とを連絡するホース(図示せず)内の水分が凍り、誤判
定をさせないためである。吸気温度による積算負荷判定
量(KLOAD1)は、氷が十分に溶ける時間を設定し
ている。
【0050】次いで、図1の積算負荷計測処理(ステッ
プ108)の後に、積算負荷量(KLOAD)と積算負
荷判定量(KLOAD1)とを比較し、KLOAD≧K
LOAD1か否かを判断する(ステップ110)。この
ステップ110でNOの場合には、ステップ104に戻
す。
【0051】このステップ110でYESの場合には、
相対圧力センサ68の診断を行う(ステップ112)。
【0052】この相対圧力センサ68の診断には、図7
の例1と図12の例2に示すように、例えば2通りあ
る。
【0053】相対圧力センサ68の診断の例1にあって
は、図7に示すフローチャートに基づいて行われる。
【0054】即ち、相対圧力センサ68の診断を開始す
ると(ステップ402)、吸気圧力(PEG)を計測す
る(ステップ404)。
【0055】そして、この吸気圧力(PEG)が判定範
囲以内か否かを判断する(ステップ406)。
【0056】この吸気圧力(PEG)の判定範囲は、図
8に示す如く、内燃機関2の機関負荷状態によって決定
される判定上限値(PEGH)と判定下限値(PEG
L)との間で定められる。この判定上限値(PEGH)
と判定下限値(PEGL)との中央には、標準値が定め
られている。つまり、エンジン回転数が一定の時に、機
関負荷と入力した吸気圧力(PEG)の相関は、標準値
に対し、相対圧力センサ68の特性ばらつきのため、判
定上限値(PEGH)と判定下限値(PEGL)間の判
定範囲内の値をとる。
【0057】この判定範囲の判定上限値(PEGH)と
判定下限値(PEGL)との値は、図8に示すエンジン
回転数と機関負荷とのマップで設定したが、図9、10
に示す如く、エンジン回転数(Ne)と機関負荷による
判定上限値(PEGH)の異常判定用マップ(図9参
照)及び判定下限値(PEGL)の異常判定用マップ
(図10参照)である。
【0058】このステップ406にあっては、PEGL
≦PEG≦PEGHでない場合には、NOであり、相対
圧力センサ68の断線・ショートと診断し、異常とする
(ステップ408)。
【0059】一方、ステップ406で、PEGL≦PE
G≦PEGHの場合で、YESの場合には、吸気圧力変
化量(DPEG)と、機関負荷変化量(DLOAD)と
を計測する(ステップ410)。
【0060】そして、機関負荷変化量(DLOAD)に
対する吸気圧力変化量(DPEG)の相関関係の図(図
11参照)から、相対圧力センサ68の正常・異常の診
断を実行する(ステップ412)。
【0061】この図11にあっては、機関負荷変化量
(DLOAD)に対して吸気圧力変化量(DLOAD)
に対して吸気圧力変化量(DPEG)が判定範囲以内に
あるか否かによって、相対圧力センサ68の故障が判断
される。この判定範囲は、判定上限値(DPEGH)と
判定下限値(DPEGL)との間で設定されている。判
定上限値(DPEGH)と判定下限値(DPEGL)と
の中央には、標準値が定められている。
【0062】そして、機関負荷変化量(DLOAD)に
対する吸気圧力変化量(DPEG)が、DPEGL≦D
PEG≦DPEGHか否かを判断する(ステップ41
4)。
【0063】このステップ414でNOの場合には、相
対圧力センサ68の機能が異常とする(ステップ40
8)。
【0064】このステップ414でYESの場合には、
相対圧力センサ68が正常とする(ステップ416)。
【0065】ステップ408、ステップ416で、相対
圧力センサ68の異常又は正常とした後は、内燃機関2
が停止するまで、繰り返し、このプログラムを実行し
(ステップ418)、プログラムをエンドとする(ステ
ップ420)。
【0066】つまり、この相対圧力センサ68の診断の
例1にあっては、相対圧力センサ68の出力電圧の値は
正常であるが、圧力特性が正常でないことを、吸気圧力
変化量(DPEG)で判定する。機関負荷変化量(DL
OAD)と吸気圧力変化量(DPEG)とは、図11に
示す関係にある。これは、相対圧力センサ68の特性ば
らつき±0.8を加えた値が、判定上限値(DPEG
H)と判定下限値(DPEGL)である。機関負荷変化
量(DLOAD)に対する吸気圧力変化量(DPEG)
が、DPEGL≦DPEG≦DPEGH以外の場合は、
相対圧力センサ68の機能が異常と診断する。
【0067】また、相対圧力センサ68の判断の例2に
あっては、図12に示すフローチャートに基づいて行な
われる。
【0068】即ち、相対圧力センサ68の診断のプログ
ラムがスタートすると(ステップ502)、先ず、図1
3、14に示す如く、イグニションキー94のオン時
に、吸気圧力(PEG)を計測し(ステップ504)、
そして、大気圧(PA)を計測する(ステップ50
6)。イグニションキー94のオンの時の吸気圧力は、
内燃機関2が始動していないので、大気圧に相当する圧
力である。
【0069】そして、スタータ96のオフからオン時の
第1圧力値(DPEG1)を計測し、また、スタータ9
6のオンからオフ時の完爆時の第2圧力値(DPEG
2)を計測する(ステップ508)。
【0070】そして、吸気圧力(PEG)と基準判定値
(KPEG)とが、PEG≧KPEGか否かを判断する
(ステップ510)。
【0071】このステップ510でNOの場合には、吸
気圧力(PEG)が基準判定値(KPEG)よりも小さ
いので、相対圧力センサ68が断線と診断し、異常とす
る(ステップ512)。
【0072】ステップ510でYESの場合には、第1
圧力値(DPEG1)と第1判定値(KDPEG1)
(図13参照)とを比較し、DPEG1≧KDPEG1
か否かを診断する(ステップ514)。
【0073】このステップ514でNOの場合には、第
1圧力値(DPEG1)が第1判定値(KDPEG1)
よりも小さいので、相対圧力センサ68がショートした
と診断し、異常とする(ステップ512)。
【0074】このステップ514でYESの場合には、
第2圧力値(DPEG2)と第2判定値(KDPEG
2)(図13参照)とを比較し、DPEG2≧KDPE
G2か否かを判断する(ステップ516)。
【0075】このステップ516でNOの場合には、第
2圧力値(DPEG2)が第2判定値(KDPEG2)
よりも小さいので、相対圧力センサ68がショートした
と診断し、異常とする(ステップ512)。
【0076】このステップ516でYESの場合には、
第1圧力値(DPEG1)と第3判定値(KDPEG
3)(図14参照)とを比較し、DPEG1≧KDPE
G3か否かを判断する(ステップ518)。
【0077】このステップ516でNOの場合には、第
1圧力値(DPEG1)が第3判定値(KDPEG3)
よりも小さいので、相対圧力センサ68の機能が異常と
診断する(ステップ512)。
【0078】このステップ518でYESの場合には、
第2圧力値(DPEG2)と第4判定値(KDPEG
4)(図14参照)とを比較し、DPEG2≧KDPE
G4か否かを判断する(ステップ520)。
【0079】このステップ520でNOの場合には、第
2圧力値(DPEG2)が第4判定値(KDPEG4)
よりも小さいので、相対圧力センサ68の機能が異常と
診断する(ステップ512)。
【0080】このステップ520でYESの場合には、
吸気圧力(PEG)/大気圧(PA)→補正係数(TP
EG)で、補正係数(TPEG)を求める(ステップ5
22)。
【0081】そして、補正後の入力圧力(TPE)=相
対圧力センサ68の入力圧力(PE)×補正係数(TP
EG)から、補正後の入力圧力(TPE)を求める(ス
テップ524)。
【0082】この補正係数(TPEG)は、イグニショ
ンキー94のオン時にバックアップメモリに記憶され、
TPEG=TPEGold×係数(例えば0.9)+T
PEGnew×係数(例えば0.1)として統計処理さ
れる。ここで、TPEoldは前回の補正係数(TPE
G)であり、TPEnewは今回の補正係数(TPE
G)であり、0.9と0.1とは、なまし係数の例を示
すものである。
【0083】また、内燃機関2の完爆後の相対圧力(P
E)を大気圧(PA)によって求めた補正係数(TPE
G)によって、入力圧力である絶対圧力(TPE)を換
算するものである。そして、相対圧力(PE)を絶対圧
力(TPE)によることにより、図15に示す如く、図
17、18に示した圧力特性を設計値中央に補正する。
【0084】そして、内燃機関2の燃料カット中の相対
圧力センサ68の出力電圧(PV)と判定範囲の判定上
限値(PVH)と判定下限値(PVL)とを比較する
(ステップ526)。
【0085】この判定範囲にあっては、図15に示す如
く、入力圧力(TPE)に対する出力電圧(PV)を示
すもので、判定上限値(PVH)と判定下限値(PV
L)とが設定され、また、最大値(MAX)と最小値
(MIN)との中央に設計値中央が定められ、補正係数
(TPEG)によって相対圧力センサ68の特性ばらつ
きを補正し、設計値中央にする。
【0086】このステップ526において、車両の走行
中の短期的な相対圧力センサ68の異常を診断するもの
であり、PV≧PVLの場合には、相対圧力センサ68
がショートと診断する。
【0087】また、内燃機関2の機関負荷積算量(KL
OAD)≧負荷判定量(KLOAD1)の場合、又は、
出力電圧(PV)≧判定上限値(PVH)の場合には、
相対圧力センサ68が断線したと診断する。
【0088】そして、相対圧力センサ68が正常か否か
を判断する(ステップ528)。
【0089】このステップ528でNOの場合には、相
対圧力センサ68が異常と診断する(ステップ51
2)。
【0090】ステップ528でYESの場合には、相対
圧力センサ68が正常であり、プログラムをエンドとす
る(ステップ530)。
【0091】また、ステップ512で、相対圧力センサ
68が異常とした場合にも、プログラムをエンドとする
(ステップ530)。
【0092】また、この相対圧力センサ68の診断にあ
っては、図16に示す如く、エンジン回転数(Ne)と
機関負荷(KLOAD)とによって、補正後の入力圧力
(TPE)は図16のマップで設計値中央が設定でき、
このエンジン回転数(Ne)と機関負荷に対応する補正
後の入力圧力(TPE)がTPE±所定値(x)よりも
大きい時に、相対圧力センサ68の機能が異常であると
診断することも可能である。
【0093】よって、この相対圧力センサ68の診断の
例2によれば、イグニションキー94のオン時の吸気圧
力の変化によって断線・ショートを診断し、また、特性
の機能異常を診断することができるとともに、内燃機関
2の始動後、車両の走行中に異常が発生した場合も、相
対圧力センサ68の診断をすることができる。
【0094】次いで、図1において、相対圧力センサ6
8が正常か否かを判断する(ステップ114)。
【0095】このステップ114でNOの場合には、ラ
ンプ等の異常表示装置(図示せず)を点灯して相対圧力
センサ68の異常を表示させる(ステップ116)。
【0096】一方、ステップ114でYESの場合に
は、EGRシステムのEGR診断を行ない(ステップ1
18)、EGRシステムが異常を表示させる(ステップ
120)。
【0097】このステップ120でNOの場合には、異
常を表示する(ステップ116)。
【0098】ステップ120でYESの場合及びステッ
プ116での処理後は、プログラムをエンドとする(ス
テップ122)。
【0099】この結果、この実施例によれば、吸気温度
状態や機関負荷量状態から相対圧力センサ68の断線・
ショートの異常又は、特性的な異常を高精度に診断する
ことができる。
【0100】また、寒冷地で、相対圧力センサ68と吸
気系との間のホース内の水分が凍結することによる相対
圧力センサ68の異常判定又は、この相対圧力センサ6
8を使用したEGRシステム等の異常を誤診断すること
がないので、ユーザ及び整備上の混乱を防止することが
できる。
【0101】更に、高精度に診断することができるの
で、誤診断によるユーザへの不信感の原因をなくし、ま
た、不必要な整備作業を行わせることがないので、整備
コストが高くするのを防止することができる。
【0102】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、吸気温度を計測できる状態で且つ内燃機
関の始動時からの積算負荷量が積算負荷判定値を越えた
場合には圧力センサが故障と診断する制御手段を設けた
ことにより、圧力センサの異常を高精度で診断すること
ができ、異常誤診断を回避して、ユーザ及び整備上での
混乱を防止し、また、ユーザへの不信感をなくし、更
に、不必要な整備をなくし得る。
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】また、内燃機関2の完爆後の相対圧力(P
E)を大気圧(PA)によって求めた補正係数(TPE
G)によって、入力圧力である絶対圧力(TPE)を換
算するものである。そして、相対圧力(PE)を絶対圧
力(TPE)にすることにより、図15に示す如く、図
17、18に示した圧力特性を設計値中央(PVmea
n)に補正する。つまり、実測電圧(PV)を図15に
示す絶対圧力(TPE)と設計値中央(PVmean)
との相関によって求め、また、絶対圧力(TPE)に対
して設計値中央(PVmean)を求める。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】そして、内燃機関2の燃料カット中の相対
圧力センサ68の出力電圧(PVmean)と判定範囲
の判定上限値(PVH)と判定下限値(PVL)とを比
較する(ステップ526)。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】この判定範囲にあっては、図15に示す如
く、入力圧力(TPE)に対する出力電圧(PV)を示
すもので、判定上限値(PVH)と判定下限値(PV
L)とが設定され、また、最大値(MAX)と最小値
(MIN)との中央に設計値中央が定められ、補正係数
(TPEG)によって相対圧力センサ68の特性ばらつ
きを補正し、設計値中央(PVmean)にする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0086
【補正方法】変更
【補正内容】
【0086】このステップ526において、車両の走行
中の短期的な相対圧力センサ68の異常を診断するもの
であり、内燃機関2の走行条件が燃料カット(F/C)
中に、PVmean≧PVLの場合には、相対圧力セン
サ68がショートと診断する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】また、内燃機関2の走行条件が機関負荷積
算量(KLOAD)≧負荷判定量(KLOAD1)の
時、出力電圧(PVmean)≦判定上限値(PVH)
の場合には、相対圧力センサ68が断線したと診断す
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】また、この相対圧力センサ68の診断にあ
っては、図16に示す如く、エンジン回転数(Ne)と
機関負荷(KLOAD)とによって、補正後の入力圧力
(TPE)は図16のマップで設計値中央が設定でき、
このエンジン回転数(Ne)と機関負荷に対応する補正
後の入力圧力(TPE)がTPE±所定値(x)(例:
±100mmHg)よりも大きい時に、相対圧力センサ
68の機能が異常であると診断することも可能である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気圧力を計測する圧力セン
    サの故障診断制御装置において、吸気温度を計測できる
    状態で且つ前記内燃機関の始動時からの積算負荷量が積
    算負荷判定値を越えた場合には前記圧力センサが故障と
    診断する制御手段を設けたことを特徴とする圧力センサ
    の故障診断制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、吸気圧力が判定上限値
    と判定下限値間の判定範囲以外の場合に前記圧力センサ
    が断線、ショートと診断をし、機関負荷変化量に対する
    圧力変化量が判定範囲以外の場合に前記圧力センサの機
    能が異常と診断することを特徴とする請求項1に記載の
    圧力センサの故障診断制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、イグニションキーのオ
    ン時に吸気圧力を計測し、そして、大気圧を計測し、ス
    タータのオフからオン時の第1圧力値を計測し、前記ス
    タータのオンからオフ時の完爆時の第2圧力値を計測
    し、吸気圧力が基準判定値よりも小さい場合に前記圧力
    センサが断線と診断し、第1圧力値が第1判定値よりも
    小さい場合又は第2圧力値が第2判定値よりも小さい場
    合には前記圧力センサがショートと診断し、前記第1圧
    力値が第3判定値よりも小さい場合又は前記第2圧力値
    が第4判定値よりも小さい場合には前記圧力センサの機
    能が異常と診断し、吸気圧力と大気圧とから補正係数を
    設定し、前記圧力センサの入力圧力と前記補正係数とか
    ら補正後の入力圧力を設定し、燃料カット中に出力電圧
    が判定下限値よりも大きい場合には前記圧力センサがシ
    ョートと診断し、機関負荷が設定値よりも大きい場合又
    は出力電圧が判定上限値よりも小さい場合には前記圧力
    センサが断線と診断することを特徴とする請求項1に記
    載の圧力センサの故障診断制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、車速が設定車速を所定
    時間以上継続した場合に吸気温度を計測し、この吸気温
    度の計測を前記所定時間が成立する毎に実施し、吸気温
    度の統計処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    圧力センサの故障診断制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、積算負荷量によって前
    記圧力センサの診断を前記内燃機関の始動から遅らせ、
    積算負荷判定値を吸気温度状態に応じて変化させること
    を特徴とする請求項1に記載の圧力センサの故障診断制
    御装置。
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