JPH0927165A - 光ディスクの記録再生方法及び光ディスク - Google Patents

光ディスクの記録再生方法及び光ディスク

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JPH0927165A
JPH0927165A JP8113913A JP11391396A JPH0927165A JP H0927165 A JPH0927165 A JP H0927165A JP 8113913 A JP8113913 A JP 8113913A JP 11391396 A JP11391396 A JP 11391396A JP H0927165 A JPH0927165 A JP H0927165A
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optical disc
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JP8113913A
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English (en)
Inventor
Koichiro Ishii
浩一郎 石井
Masafumi Horikawa
雅史 堀川
Shinichi Kurita
信一 栗田
Hiroyuki Matsumoto
広行 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オーバーライト可能な光ディスクに対しても、
オーバーライトが不可能な光ディスクに対しても記録あ
るいは再生をすることができる記録再生装置を提供す
る。 【解決手段】光ディスクにレーザ光を照射して所定の領
域に記録された情報を再生し、再生された前記情報よ
り、前記光ディスクがオーバーライト可能な光ディスク
であるかオーバーライト不可能な光ディスクであるかを
判別し、オーバーライト不可能な光ディスクであると判
別された場合は、前記ディスクに情報の記録を行う前に
消去動作を行い、オーバーライト可能な光ディスクであ
ると判別された場合は、記録を行う前に消去動作を行わ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーバーライト可能な光
デイスクとその記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、高密度、大容量、高いアクセス速
度、並びに高い記録及び再生速度を含めた種々の要求を
満足する光学的記録再生方法、それに使用される記録装
置、再生装置及び記録媒体を開発しようとする努力が成
されている。広範囲な光学的記録再生方法の中で、光磁
気記録再生方式は、情報を記録した後、消去することが
でき、再び新たな情報を記録することが繰り返し何度も
可能であるというユニークな利点のために、最も大きな
魅力に満ちている。
【0003】この光磁気記録再生方法で使用される光磁
気記録ディスク(媒体)は、記録を残す層として1層又
は多層から成る磁性膜を有する。磁性膜は、記録密度が
高く、また信号強度も高い垂直磁化膜(perpendicular
magnetic layer or layers)が開発され、使用されてい
る。このような磁化膜は、例えばアモルファスのGdFeや
GdCo、GdFeCo、TbFe、TbCo、TbFeCoなどから成る。垂直
磁化膜は、一般に同心円状又はらせん状のトラックを有
しており、このトラックの上に情報が記録される。
【0004】〔マーク形成の原理〕マークの形成におい
ては、レーザの特徴即ち空間的時間的に素晴らしい凝集
性(coherence) が有利に使用され、レーザ光の波長によ
って決定される回折限界とほとんど同じ位に小さいスポ
ットにビームが絞り込まれる。絞り込まれた光はトラッ
ク表面に照射され、記録膜を熱して記録膜に直径が1μ
m以下のマークを形成することにより情報が記録され
る。光学的記録においては、理論的に約108 マーク/cm
2 までの記録密度を達成することができる。何故なら
ば、レーザビームはその波長とほとんど同じ位に小さい
直径を有するスポットにまで凝集(concentrate) するこ
とができるからである。
【0005】光磁気記録においては、レーザビーム
(L)を垂直磁化膜(MO)の上に絞り込み、それを加
熱する。その間、初期化された向きとは反対の向きの記
録磁界(Hb)を加熱された部分に外部から印加する。
そうすると局部的に加熱された部分の保磁力Hc (coers
ivity)は減少し、記録磁界(Hb)より小さくなる。そ
の結果、その部分の磁化は、記録磁界(Hb)の向きに
並ぶ。こうして逆に磁化されたマークが形成される。
【0006】〔再生の原理〕光は、光路に垂直な平面上
で全ての方向に通常は発散している電磁場ベクトルを有
する電磁波である。光が直線偏光(LP)に変換され、
そして垂直磁化膜(MO)に照射されたとき、光はその
表面で反射されるか又は垂直磁化膜(MO)を透過す
る。このとき、偏光面は磁化Mの向きに従って回転す
る。この回転する現象は、磁気カー(kerr)効果又は磁
気ファラデー(Faraday) 効果と呼ばれる。
【0007】例えば、もし反射光の偏光面が「A向き」
磁化に対してθK 度回転するとすると、「逆A向き」磁
化に対しては−θk 度回転する。従って、光アナライザ
ー(偏光子)の軸を−θK 度傾けた面に垂直にセットし
ておくと、「逆A向き」に磁化されたマーク(B0)か
ら反射された光はアナライザーを透過することができな
い。それに対して「A向き」に磁化されたマーク(B
1)から反射された光は、 (sin2θk)2 を乗じた分がア
ナライザーを透過し、ディテクター(光電変換手段)に
捕獲される。その結果、「A向き」に磁化されたマーク
(B1)は「逆A向き」に磁化されたマーク(B0)より
も明るく見え、ディテクターにおいて、強い電気信号を
発生させる。従って、このディテクターからの電気信号
は、記録された情報に従って変調されるので、情報が再
生されるのである。
【0008】〔光強度変調オーバーライト〕しかしなが
ら、従来の光磁気記録では、その記録にレーザ光による
熱を用いるため、記録した部分を再記録する場合に、一
度消去する必要があった。磁気記録では、消去せずに新
しい信号を記録する、いわゆるオーバーライトが可能で
あるのに対し、光磁気記録では再記録に時間がかかる欠
点があった。
【0009】もっとも、もし記録磁界Hb の向きを必要
に応じて自由に変調する事が出来れば、オーバーライト
は可能となる。しかしながら、記録磁界Hb の向きを高
速度に変調する事は不可能である。例えば、記録磁界H
b が永久磁石である場合、磁石の向きを機械的に反転さ
せる必要があるが、磁石を高速で反転させる事は、無理
である。記録磁界Hb が電磁石である場合にも、大容量
の電流の向きをその様に高速で変調することは難しい。
【0010】しかしながら、技術の進歩は著しく、記録
磁界Hb の強度を変調せずに照射する光ビームの強度を
記録すべき2値化情報に従い変調するだけで、オーバー
ライトが可能な光磁気記録方法と、それに使用されるオ
ーバーライト可能な光磁気記録媒体と、同じくそれに使
用されるオーバーライト可能な記録装置が発明され、特
許出願された。(特開昭62-175948号=DE3,619,618A1=
USP5,239,524)以下、この発明を説明する。
【0011】基本発明では、「基本的に垂直磁化可能な
磁性薄膜からなるメモリー層(以下M層)と垂直磁化可
能な磁性薄膜からなる記録層(以下W層)とを含み、両
層は交換結合しており、かつ、室温でM層の磁化の向き
は変えずにW層の磁化のみを所定の向きに向けておく事
が出来るオーバーライト可能な多層光磁気記録媒体」を
使用する。
【0012】そして、情報をM層における磁化の向きで
表現し記録を行う。M層、W層は一般に希土類金属と遷
移金属の合金で構成される。交換結合力は、遷移金属の
副格子磁化どうし、希土類金属の副格子磁化どうしを揃
える方向に働く。この媒体は、初期化手段によって、W
層の磁化の向きを一方向に揃える事が出来る。しかも、
その時、M層は磁化の向きは反転せず、更に一旦、一方
向に揃えられたW層の磁化の向きは、M層からの交換結
合力を受けても反転せず、逆にM層の磁化の向きは、W
層からの交換結合力を受けても反転しない。そして、W
層は、M層に比べて低い保磁力Hc と高いキュリー点T
c を持つ。
【0013】基本発明の記録方法によれば、記録媒体
は、記録前までに、初期化手段によりW層の磁化の向き
だけが一方向に揃えられる。初期化手段は、外部からの
磁界を用いる場合もあるし、媒体自体に初期化手段を持
たせる場合もある。その上で、2値化情報に従いパルス
変調されたレーザービームが媒体に照射される。レーザ
ービームの強度は、高レベルPH と低レベルPL があ
る。この低レベルは、再生時に媒体に照射する再生レベ
ルPR よりも高い。また、この時レーザビームが照射さ
れる媒体部分には、記録磁界Hb が印加される。
【0014】初期化された媒体は、低レベルPL のレー
ザービームの照射を受けると、媒体の温度が上昇してM
層の保磁力が非常に小さくなるか極端にはゼロになる。
ゼロのなるのは、媒体の温度がM層のキュリー点以上で
あるときである。このとき、W層の保磁力は十分に大き
く、記録磁界Hb で反転される事はない。そして、W層
からM層に交換結合力が働くため、M層の副格子磁化
は、初期化されたW層の副格子磁化にならう。この状態
からレーザービームの照射がなくなると、媒体の温度は
下降するが、M層の副格子磁化の方向は変わらない。
【0015】一方、高レベルPH のレーザービームの照
射を受けると、媒体の温度はPL レーザービーム照射時
よりも上昇し、M層のキュリー点を超えM層の保磁力は
ゼロとなり、W層の保磁力は非常に小さくなるか、極端
にはゼロになる。保磁力の小さくなったW層の磁化は記
録磁界Hb により反転する。レーザビームの照射がなく
なると、媒体の温度は下降し、M層のキュリー点以下に
なると、M層の磁化は反転したW層の副格子磁化になら
って現れる。更に媒体温度が下がっても、M層の副格子
磁化の方向は変わらない。この時のM層の副格子磁化の
方向は、PL レベルのレーザービームを照射した場合と
反対方向を向く。
【0016】以上のように、低レベルPL と高レベルP
H のレーザービーム照射により、元のM層の磁化の向き
には依存せずに、M層の磁化方向が決定されるため、M
層を再記録前に消去する必要がなくなり、オーバーライ
トが可能となる。なお、この光変調オーバーライト方式
に用いられる媒体は、M層とW層を含む多層構造を有す
る。M層は室温で保磁力が大きく磁化反転温度が低い磁
性層である。W層はM層に比べて相対的に磁化反転温度
が高い磁性層である。M層とW層はそれ自体多層膜から
構成されていても良い。場合によりM層とW層の間に中
間層が存在していても良い。また、W層を初期化するた
めの初期化層がW層に隣接して設けられていても良い。
【0017】〔光磁気記録ディスク用記録再生装置〕光
磁気記録再生方式を用いた光ディスクの記録再生装置
は、現在光変調によるオーバライトが不可能なディスク
および記録再生装置が実用化されている。一方、交換結
合膜を利用して光変調によりオーバーライトが可能なデ
ィスクおよび記録再生装置についても実用化が進んでい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来、光変調オーバー
ライトが可能な光ディスクの記録及び再生を行うために
は、光変調オーバーライト専用の記録再生装置が必要で
あった。また、オーバーライトが不可能な光ディスクの
記録及び再生を行うためには、非オーバーライト専用の
記録再生装置が必要であった。このため、光変調オーバ
ーライトが可能な光ディスクとオーバーライトが不可能
なディスクの両方を記録及び再生する場合には、光ディ
スク記録再生装置を2台用意しなければならないという
問題があった。
【0019】本発明は、オーバーライト可能な光ディス
クに対しても、オーバーライトが不可能な光ディスクに
対しても記録あるいは再生をすることができる記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決する為の手段】上記課題の解決のため本発
明の記録再生方法は、光ディスクにレーザ光を照射して
所定の領域に記録された情報を再生し、再生された前記
情報より、前記光ディスクがオーバーライト可能な光デ
ィスクであるかオーバーライト不可能な光ディスクであ
るかを判別し、オーバーライト不可能な光ディスクであ
ると判別された場合は、前記ディスクに情報の記録を行
う前に消去動作を行い、オーバーライト可能な光ディス
クであると判別された場合は、記録を行う前に消去動作
を行わないこととした。
【0021】また、オーバーライト不可能な光ディスク
であると判別された場合は、消去時のレーザ光強度と記
録時のレーザ光強度を設定し、オーバーライト可能な光
ディスクであると判別された場合は、記録時のレーザ光
強度を設定することとしてもよい。また、本発明の記録
再生方法は、光ディスクにレーザ光を照射して所定の領
域に記録された情報を再生し、再生された前記情報よ
り、前記光ディスクがオーバーライト不可能な光ディス
クであるか、オーバーライト可能であって記録時に初期
化磁石が必要な光ディスクであるか、オーバーライト可
能であって記録時に初期化磁石が不要な光ディスクであ
るかを判別し、オーバーライト不可能な光ディスクであ
ると判別された場合は、初期化磁石を前記光ディスクか
ら遠ざけた状態で、かつ前記ディスクに情報の記録を行
う前に消去動作を行い、オーバーライト可能であって記
録時に初期化磁石が必要な光ディスクであると判別され
た場合は、初期化磁石を前記光ディスクに近づけた状態
で、かつ記録を行う前に消去動作を行わず、オーバーラ
イト可能であって記録時に初期化磁石が不要な光ディス
クであると判別された場合は、初期化磁石を前記光ディ
スクから遠ざけた状態で、かつ記録を行う前に消去動作
を行わないこととした。
【0022】また、本発明の光ディスクは、光変調によ
って情報のオーバーライトが可能な光デイスクであっ
て、記録面上に、情報のオーバーライトが可能であるこ
とを示す情報が記録されていることとした。また、情報
のオーバーライトが可能であることを示す前記情報が、
光磁気信号によって記録されていることとしてもよい。
【0023】また、情報のオーバーライトが可能である
ことを示す前記情報が、反射率変化によって記録されて
いることとしてもよい。また、情報のオーバーライトが
可能であることを示す前記情報が、ピットの深さ変化に
よって記録されていることとしてもよい。また、本発明
の光ディスクは、光変調によって情報のオーバーライト
が可能な光デイスクであって、情報のオーバーライトを
する前に記録面の初期化をするための磁石が必要がある
か否かを示す情報が前記記録面に記録されていることと
した。
【0024】また、記録面の初期化をするための磁石が
必要であるか否かを示す前記情報が、光磁気信号によっ
て記録されていることとしてもよい。また、記録面の初
期化をするための磁石が必要であるか否かを示す前記情
報が、反射率変化によって記録されていることとしても
よい。また、記録面の初期化をするための磁石が必要で
あるか否かを示す前記情報が、ピットの深さ変化によっ
て記録されていることとしてもよい。
【0025】
【実施例1】図1は、本実施例にかかわる、光ディスク
記録再生装置の立ち上げ動作を示す流れ図である。図2
は、本実施例にかかわる、光ディスク記録再生装置にお
ける、初期化磁石が光ディスクから待避した状態を垂直
断面図で示したものである。
【0026】図3は、本実施例にかかわる、光ディスク
記録再生装置における、初期化磁石が光ディスクに近づ
いた状態を垂直断面図で示したものである。光ディスク
1は、光ディスクカートリッジ2に収納されている。光
ディスク記録再生装置の筐体9のフロントパネル7に挿
入口13が設けられている。挿入口13は、通常はレバ
ーパネル8によって閉じられている。光ディスクカート
リッジ2を挿入口13に押し込むことによって、レバー
パネル8が筐体9の内側方向に開き、光ディスクカート
リッジ2が筐体9内にローディングされる。そして、光
ピックアップ3は光ディスク1の最内周領域まで移動す
る。図2は、この状態を示している。続いて、スピンド
ルモータ4が回転を開始し、それに伴って、光ディスク
1も回転を開始する。光ディスク1が所定の回転数に達
すると、光ピックアップ3は所定の光強度のレーザ光
(図示せず)を出射する。光ディスク1によって反射さ
れた反射光を用いて、ディスク媒体面へのレーザ光のフ
ォーカシング動作を行う。さらに、光ディスクに形成さ
れたトラックに追従するためのトラッキング動作を行
う。
【0027】また、本装置には、電気回路等が設けられ
た電気基板6、電気基板6等の発熱源から発生する熱に
よって筐体9内の温度が上昇するのを防ぐための排気フ
ァン5が設けられている。図4は、オーバーライト用光
ディスクの記録面の構成を示したものである。このオー
バーライト用光ディスクの記録面には、同心円状あるい
は螺旋状の記録トラックが複数設けられている(複数の
トラックは図4では描かれていない)。1周のトラック
は、複数のセクタと呼ばれる領域に分割されている。各
セクタは、主に、ユーザデータ領域21とアドレス情報
領域22とからなる。ユーザが使用するデータは、各セ
クタのユーザデータ領域21に書き込まれる。
【0028】これらの記録領域の最内周のトラック(情
報領域23)は、ディスクに関する情報が書き込まれ
る。図4では、情報領域23には、光ディスクの製造時
に深さの変化を伴うピットによって、光変調によるオー
バーライトが可能であることが予め記録されている。オ
ーバーライトが可能な光ディスクについては、オーバー
ライト記録時に初期化磁石が必要であるか、不必要であ
るかを示す情報も、情報領域23に、深さ変化を伴うピ
ットによって記録されている。
【0029】光ピックアップ3によって、光ディスクの
最内周に位置する情報領域23に記録されている深さ変
化を伴うピット信号が再生される。これによって、回転
している光ディスクがオーバーライトが可能な光ディス
クであるか、あるいはオーバーライトが不可能な光ディ
スクであるかを識別できる。同時にオーバーライトが可
能な光ディスクである場合、オーバーライト記録時に初
期化磁石が必要であるか、不必要であるかが判断され
る。
【0030】オーバーライトが不可能な光ディスクであ
ると判断された場合、この光ディスクが光ディスク記録
再生装置から取り出されるまで、初期化磁石10は光デ
ィスクから待避した状態に保持される(図2の状態)。
そして、このオーバーライトが不可能な光ディスクの記
録動作を行うときには、記録動作の前に予め消去動作を
行う必要がある。一方、オーバーライトが可能な光ディ
スクで、かつオーバーライト時に初期化磁石10が不必
要な光ディスクであると判断された場合には、初期化磁
石10は光ディスクから待避した状態を保持する。そし
て、この光ディスクが光ディスク記録再生装置から取り
出されるまで、記録動作を行う際には、消去動作を行う
ことなく記録動作を行う。また、オーバーライト時に初
期化磁石10が必要なオーバーライト可能な光ディスク
であると判断された場合には、初期化磁石10は光ディ
スクに対して所定の磁界をかけられる位置まで初期化磁
石移動用モータ11により移動する(図3の状態)。そ
して、この光ディスクが光ディスク記録再生装置から取
り出されるまで初期化磁石10はその位置に留まる。そ
して、記録動作が行われる際に初期化磁石10によって
光ディスクを初期化してから記録動作を行う。
【0031】以上のような構成の装置の動作を図1を参
照して説明する。まず、光ディスクカートリッジ2が挿
入される(S101)。光ピックアップ3を光ディスク
1の内周側に移動させる(S102)。スピンドルモー
タ4を起動させ、光ディスク1の回転を開始させる(S
103)。スピンドルモータ4が定常回転になったら
(S104)、光ピックアップ3よりレーザ光が出射さ
れ、光ディスク1の記録面に照射される(S105)。
光ディスク1からの反射光により、フォーカシング引込
み制御を行い、レーザ光が光ディスク1の記録面上で収
束するようにフォーカシング制御をかける(S10
6)。さらに、光ディスク1からの反射光により、トラ
ッキング引込み制御を行い、レーザ光の光ディスク1の
記録面上での照射位置が、トラックを追従できるように
トラッキング制御をかける(S107)。そして、レー
ザ光の照射位置を最内周トラックに合わせ、情報領域2
3に記録されている情報を再生する(S108)。
【0032】再生された情報より、光ディスクが光変調
オーバーライト可能なディスクか否かを判別する(S1
09)。オーバーライト不可能なディスクであれば、光
ディスクへの記録時のレーザ光の強度を非オーバーライ
ト用の記録パワーに設定する(S110)。さらに、光
ディスクに記録された情報の消去時のレーザ光の強度を
非オーバーライト用の消去パワーに設定する(S11
1)。そして、記録すべき領域に光ピックアップ3を移
動させ、消去動作を行う(S112)。次に、消去した
領域に情報を記録する動作を行う(S113)。以上の
ようにして、情報の記録動作が終了する(S114)。
【0033】光ディスクが光変調オーバーライト可能な
ディスクであると判別された場合は、さらに、情報領域
23から再生された情報より、オーバーライト時に初期
化磁石が必要なディスクであるか否かを判別する(S1
15)。初期化磁石が必要ないディスクであると判別さ
れれば、初期化磁石10は、光ディスク1から待避した
状態のままとする。そして、光ディスクへの記録時のレ
ーザ光の強度をオーバーライト用の記録パワーに設定す
る(S116)。消去動作は必要ないので、消去パワー
は設定する必要がない。そして、記録すべき領域に光ピ
ックアップ3を移動させ、情報を記録する動作を行う
(S117)。以上のようにして、情報の記録動作が終
了する(S118)。
【0034】初期化磁石が必要ないディスクであると判
別されれば、初期化磁石移動用モータ11により、初期
化磁石10を移動させ、光ディスク1に近づける(S1
19)。このようにして、初期化磁石10を光ディスク
に近づけることにより、回転する光ディスクの記録面が
初期化され、オーバーライトができる状態になる。次
に、光ディスクへの記録時のレーザ光の強度をオーバー
ライト用の記録パワーに設定する(S120)。消去動
作は必要ないので、消去パワーは設定する必要がない。
そして、記録すべき領域に光ピックアップ3を移動さ
せ、情報を記録する動作を行う(S121)。以上のよ
うにして、情報の記録動作が終了する(S122)。
【0035】本実施例ではオーバーライトが可能である
か、不可能であるか、初期化磁石が必要であるか、不必
要であるかの情報が、深さを伴うピットにて記録されて
いる場合について述べたが、この情報が、光磁気信号ま
たは反射率変化を伴う信号によって記録されていても良
い。また、本実施例では、この情報がディスクの最内周
領域に記録されている場合について述べたが、ディスク
のどの位置に記録されていても良い。
【0036】
【実施例2】図5は、本実施例にかかわる、光ディスク
再生装置の立ち上げ動作を示す流れ図である。本実施例
では、光ディスク記録再生装置内に初期化磁石は設けら
れていない。本装置は、オーバーライトが不可能な光デ
ィスク、及びオーバーライトが可能であってかつ初期化
磁石が不要な光ディスクの記録及び再生が可能である。
また、本装置は、初期化磁石が必要なオーバーライト光
ディスクに対しては、再生のみが可能であって、記録動
作はできない。
【0037】図6は、本実施例にかかわる、光ディスク
記録再生装置を垂直断面図で示したものである。光ディ
スク1は、光ディスクカートリッジ2に収納されてい
る。光ディスク記録再生装置の筐体9のフロントパネル
7に挿入口13が設けられている。挿入口13は、通常
はレバーパネル8によって閉じられている。光ディスク
カートリッジ2を挿入口13に押し込むことによって、
レバーパネル8が筐体9の内側方向に開き、光ディスク
カートリッジ2が筐体9内にローディングされる。そし
て、光ピックアップ3は光ディスク1の最内周領域まで
移動する。図6は、この状態を示している。続いて、ス
ピンドルモータ4が回転を開始し、それに伴って、光デ
ィスク1も回転を開始する。光ディスク1が所定の回転
数に達すると、光ピックアップ3は所定の光強度のレー
ザ光(図示せず)を出射する。光ディスク1によって反
射された反射光を用いて、ディスク媒体面へのレーザ光
のフォーカシング動作を行う。さらに、光ディスクに形
成されたトラックに追従するためのトラッキング動作を
行う。
【0038】また、本装置には、電気回路等が設けられ
た電気基板6、電気基板6等の発熱源から発生する熱に
よって筐体9内の温度が上昇するのを防ぐための排気フ
ァン5が設けられている。図4で説明したように、オー
バーライト可能な光ディスクの最内周領域には、深さ変
化を伴うピットによって、光変調によりオーバーライト
が可能であることを示す情報が予め記録されている。同
様に、オーバーライト記録時に初期化磁石が必要である
ディスクであるか、不必要なディスクであるかの情報に
ついてもディスクの最内周領域に深さ変化を伴うピット
にて記録されている。
【0039】光ピックアップ3により、光ディスクの最
内周にある深さ変化を伴うピット信号を再生する。この
再生信号により、現在回転している光ディスクがオーバ
ーライトが可能な光ディスクであるか、またはオーバー
ライトが不可能な光ディスクであるかを識別できる。オ
ーバーライトが可能な光ディスクの場合、オーバーライ
ト記録時に初期化磁石が必要であるか、不必要であるか
も識別できる。識別の結果、オーバーライトが不可能な
光ディスクであると判断された場合には、この光ディス
クが光ディスク再生装置から排出されるまでの間、記録
動作を行う前に消去動作を行う。
【0040】初期化磁石が不要なオーバーライト可能な
光ディスクであると判断された場合には、この光ディス
クが排出されるまで、消去動作を行わずに記録動作を行
う。図5において、S201〜S218での処理は、図
1におけるS101〜S118での処理と同様である。
一方、初期化磁石が必要なオーバーライト可能な光ディ
スクであると判断された場合には、記録動作はできな
い。したがって、記録動作を禁止し、再生動作のみを行
う(S219)。
【0041】以上、本実施例ではオーバーライトが可能
であるか、不可能であるか、初期化磁石が必要である
か、不必要であるかの情報が、深さを伴うピットにて記
録されている場合について述べたが、この情報が、光磁
気信号または反射率変化を伴う信号によって記録されて
いても良い。また、本実施例はこの情報が最内周領域に
記録されている場合について述べたが、光ディスクのど
の位置に記録されていても良い。
【0042】以上のように上記実施例によれば、光ディ
スクに記録された情報を光ピックアップで読みとること
で、オーバーライト可能な光ディスクであるか、不可能
な光ディスクであるか、またオーバーライト記録時に初
期化磁石が必要であるか、不必要であるかを識別するこ
とができる。これによって、1台の光ディスク記録再生
装置で、オーバーライトが可能な光ディスク、及びオー
バーライトが不可能な光ディスクの記録及び再生が可能
となる。
【0043】また、識別方法として光ピックアップを用
いるため、光ディスク記録再生装置に識別用の手段を新
たに付加する必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による光ディスク記録再
生装置の立ち上げ動作の流れ図。
【図2】本発明の第1の実施例による光ディスク記録再
生装置における、初期化磁石が光ディスクから待避した
状態の垂直断面図。
【図3】本発明の第1の実施例による光ディスク記録再
生装置における、初期化磁石が光ディスクに近づいた状
態を示す垂直断面図。
【図4】本発明の第1の実施例による光ディスクの記録
面の構成を示す図。
【図5】本発明の第2の実施例による光ディスク記録再
生装置の立ち上げ動作の流れ図。
【図6】本発明の第2の実施例による光ディスク記録再
生装置の垂直断面図。
【符号の説明】
1・・・光ディスク 2・・・光ディスクカートリッジ 3・・・光ピックアップ 4・・・スピンドルモータ 5・・・ファン 6・・・電気基板 7・・・フロントパネル 8・・・レバーパネル 9・・・筺体 10・・・初期化磁石 11・・・初期化磁石移動用モータ 12・・・記録用磁石 13・・・挿入口 21・・・ユーザデータ領域 22・・・アドレス情報領域 23・・・情報領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 11/10 586 9296−5D G11B 11/10 586A 19/02 501 19/02 501A (72)発明者 松本 広行 東京都千代田区丸の内3丁目2番3号 株 式会社ニコン内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクにレーザ光を照射して所定の領
    域に記録された情報を再生し、 再生された前記情報より、前記光ディスクがオーバーラ
    イト可能な光ディスクであるかオーバーライト不可能な
    光ディスクであるかを判別し、 オーバーライト不可能な光ディスクであると判別された
    場合は、前記ディスクに情報の記録を行う前に消去動作
    を行い、オーバーライト可能な光ディスクであると判別
    された場合は、記録を行う前に消去動作を行わないこと
    を特徴とする光ディスクの記録再生方法。
  2. 【請求項2】オーバーライト不可能な光ディスクである
    と判別された場合は、消去時のレーザ光強度と記録時の
    レーザ光強度を設定し、オーバーライト可能な光ディス
    クであると判別された場合は、記録時のレーザ光強度を
    設定することを特徴とする請求項1記載の光ディスクの
    記録再生方法。
  3. 【請求項3】光ディスクにレーザ光を照射して所定の領
    域に記録された情報を再生し、 再生された前記情報より、前記光ディスクがオーバーラ
    イト不可能な光ディスクであるか、オーバーライト可能
    であって記録時に初期化磁石が必要な光ディスクである
    か、オーバーライト可能であって記録時に初期化磁石が
    不要な光ディスクであるかを判別し、 オーバーライト不可能な光ディスクであると判別された
    場合は、初期化磁石を前記光ディスクから遠ざけた状態
    で、かつ前記ディスクに情報の記録を行う前に消去動作
    を行い、 オーバーライト可能であって記録時に初期化磁石が必要
    な光ディスクであると判別された場合は、初期化磁石を
    前記光ディスクに近づけた状態で、かつ記録を行う前に
    消去動作を行わず、 オーバーライト可能であって記録時に初期化磁石が不要
    な光ディスクであると判別された場合は、初期化磁石を
    前記光ディスクから遠ざけた状態で、かつ記録を行う前
    に消去動作を行わないことを特徴とする光ディスクの記
    録再生方法。
  4. 【請求項4】光変調によって情報のオーバーライトが可
    能な光デイスクであって、記録面上に、情報のオーバー
    ライトが可能であることを示す情報が記録されているこ
    とを特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】情報のオーバーライトが可能であることを
    示す前記情報が、光磁気信号によって記録されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の光ディスク。
  6. 【請求項6】情報のオーバーライトが可能であることを
    示す前記情報が、反射率変化によって記録されているこ
    とを特徴とする請求項4記載の光ディスク。
  7. 【請求項7】情報のオーバーライトが可能であることを
    示す前記情報が、ピットの深さ変化によって記録されて
    いることを特徴とする請求項4記載の光ディスク。
  8. 【請求項8】光変調によって情報のオーバーライトが可
    能な光デイスクであって、情報のオーバーライトをする
    前に記録面の初期化をするための磁石が必要があるか否
    かを示す情報が前記記録面に記録されていることを特徴
    とする光ディスク。
  9. 【請求項9】記録面の初期化をするための磁石が必要で
    あるか否かを示す前記情報が、光磁気信号によって記録
    されていることを特徴とする請求項8記載の光ディス
    ク。
  10. 【請求項10】記録面の初期化をするための磁石が必要
    であるか否かを示す前記情報が、反射率変化によって記
    録されていることを特徴とする請求項8記載の光ディス
    ク。
  11. 【請求項11】記録面の初期化をするための磁石が必要
    であるか否かを示す前記情報が、ピットの深さ変化によ
    って記録されていることを特徴とする請求項8記載の光
    ディスク。
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