JPH10241224A - 光磁気記録媒体の記録、再生方法 - Google Patents
光磁気記録媒体の記録、再生方法Info
- Publication number
- JPH10241224A JPH10241224A JP9040613A JP4061397A JPH10241224A JP H10241224 A JPH10241224 A JP H10241224A JP 9040613 A JP9040613 A JP 9040613A JP 4061397 A JP4061397 A JP 4061397A JP H10241224 A JPH10241224 A JP H10241224A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- recording
- intensity
- reproducing
- beam intensity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 再生時に高い再生パワーを照射している場合
にも記録の直前および直後で既に記録されている情報を
破壊することがないようにする。 【解決手段】 情報の再生時には磁界強度Hwの記録磁
界とは異なる磁界強度Hr(Hr>Hw)の再生磁界を
印加し、ビーム強度Prの再生ビームを用いて再生を行
なう光磁気記録媒体の記録、再生方法において、情報を
記録する直前までに、磁界強度Hrを印加した状態で、
ビーム強度Prの再生ビームをこれより低いビーム強度
Pr’のビームに変更する。その後、磁界強度Hrを、
これとは異なる磁界強度Hwの記録磁界に変更する。ま
た、ビーム強度Pr’のビームを記録ビームに変更し、
この状態で記録を行う。記録終了後は、磁界強度Hw
を、これとは異なる強度の磁界に変更した後、記録ビー
ムをビーム強度Pr’のビームに変更し、さらにこれよ
り高いビーム強度の再生ビームに変更する。
にも記録の直前および直後で既に記録されている情報を
破壊することがないようにする。 【解決手段】 情報の再生時には磁界強度Hwの記録磁
界とは異なる磁界強度Hr(Hr>Hw)の再生磁界を
印加し、ビーム強度Prの再生ビームを用いて再生を行
なう光磁気記録媒体の記録、再生方法において、情報を
記録する直前までに、磁界強度Hrを印加した状態で、
ビーム強度Prの再生ビームをこれより低いビーム強度
Pr’のビームに変更する。その後、磁界強度Hrを、
これとは異なる磁界強度Hwの記録磁界に変更する。ま
た、ビーム強度Pr’のビームを記録ビームに変更し、
この状態で記録を行う。記録終了後は、磁界強度Hw
を、これとは異なる強度の磁界に変更した後、記録ビー
ムをビーム強度Pr’のビームに変更し、さらにこれよ
り高いビーム強度の再生ビームに変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光強度変調オーバ
ーライト可能な光磁気記録媒体の記録、再生方法に関す
る。
ーライト可能な光磁気記録媒体の記録、再生方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高密度データが蓄積でき高速で情報処理
可能な光磁気記録媒体は、オーディオや画像用途、さら
にはコンピュータメモリーとして注目されている。読み
出し専用のCD(コンパクトディスク)は、オーディオ
用やコンピュータ用として急速に普及してきている。ま
た、1回のみ情報の書き込みが可能であるライトワンス
タイプおよび繰り返し情報の書き換えが可能なリライタ
ブルタイプも徐々に市場に普及しつつある。特に、リラ
イタブルタイプの1つである光磁気記録媒体は情報の書
き換えを多数回繰り返すことが可能であり、主としてコ
ンピュータの外部メモリーとして普及が進んでいる。
可能な光磁気記録媒体は、オーディオや画像用途、さら
にはコンピュータメモリーとして注目されている。読み
出し専用のCD(コンパクトディスク)は、オーディオ
用やコンピュータ用として急速に普及してきている。ま
た、1回のみ情報の書き込みが可能であるライトワンス
タイプおよび繰り返し情報の書き換えが可能なリライタ
ブルタイプも徐々に市場に普及しつつある。特に、リラ
イタブルタイプの1つである光磁気記録媒体は情報の書
き換えを多数回繰り返すことが可能であり、主としてコ
ンピュータの外部メモリーとして普及が進んでいる。
【0003】通常の光磁気記録媒体では、原理的に情報
の書き換えには前の情報の消去と記録の2操作が必要で
あり、磁気記録のように情報を前の情報に重ねて記録す
る(オーバーライト)だけで書き換えることはできず、
その分情報の転送速度が遅くなることが欠点として挙げ
られていた。この欠点を解決するために、多層膜を用い
情報の重ね書きにより書き換えが可能な光変調オーバー
ライト媒体が発明された(特開昭62−175948号
公報)。さらに、当初このオーバーライト媒体で必要と
されていた初期化磁界の役割を果たす初期化層を記録膜
に加えることが発明され(特開平3−219449号公
報)、最近では実用化が始まっている。
の書き換えには前の情報の消去と記録の2操作が必要で
あり、磁気記録のように情報を前の情報に重ねて記録す
る(オーバーライト)だけで書き換えることはできず、
その分情報の転送速度が遅くなることが欠点として挙げ
られていた。この欠点を解決するために、多層膜を用い
情報の重ね書きにより書き換えが可能な光変調オーバー
ライト媒体が発明された(特開昭62−175948号
公報)。さらに、当初このオーバーライト媒体で必要と
されていた初期化磁界の役割を果たす初期化層を記録膜
に加えることが発明され(特開平3−219449号公
報)、最近では実用化が始まっている。
【0004】一方、一つの光磁気記録媒体にさらに多く
の情報を記録するために、さらに情報を高密度に記録、
再生したいという要求が高まっており、その実現方法に
ついて様々な検討がなされている。これには先ず再生ヘ
ッドの光源波長を短くすることによって再生用光ビーム
スポットをより小さくし、高密度に記録した情報の再生
を可能にするという方法が考えられる。しかし、光ヘッ
ドの光源に通常用いられる半導体レーザーの波長は限ら
れており、また短波長のレーザーではレーザー光の形状
や出力等が不十分な状態にあるといった問題があった。
の情報を記録するために、さらに情報を高密度に記録、
再生したいという要求が高まっており、その実現方法に
ついて様々な検討がなされている。これには先ず再生ヘ
ッドの光源波長を短くすることによって再生用光ビーム
スポットをより小さくし、高密度に記録した情報の再生
を可能にするという方法が考えられる。しかし、光ヘッ
ドの光源に通常用いられる半導体レーザーの波長は限ら
れており、また短波長のレーザーではレーザー光の形状
や出力等が不十分な状態にあるといった問題があった。
【0005】そこで、光源の波長と再生用光ビームスポ
ットの大きさは変えずに、より高密度に記録された情報
を読み出し、見掛け上の分解能を向上させるようにした
磁気超解像(Magnetically Induced Super Resolution
以下、MSRという)と呼ばれる技術が提案され、注目
を浴びている。これは、再生光による温度上昇と記録媒
体の回転移動との組み合わせにより生じる光ビームスポ
ット内の温度分布と磁気多層膜の磁気的結合力、保持力
および磁化の大きさが温度により変化することを組合わ
せて光ビームスポットの一部の信号をマスクするように
したものである。その結果、再生の有効な開口の領域は
スポット径以下となり、より高密度な情報の再生が可能
となる。このMSR法には、光ビームスポット内の高温
部分をマスクするFAD方式(Front Aperture Detecti
on) と、低温部をマスクするRAD方式(Rear Aperture
Detection )があり、さらには高温部が有効な開口に
なり、かつその中のより高温の部は再びマスクされ非常
に小さな開口を実現する方式等種々の方式がある。この
ようなMSR法によれば、光学系の限界を越えて再生分
解能を向上させ、線密度方向の記録密度の向上が可能で
ある。
ットの大きさは変えずに、より高密度に記録された情報
を読み出し、見掛け上の分解能を向上させるようにした
磁気超解像(Magnetically Induced Super Resolution
以下、MSRという)と呼ばれる技術が提案され、注目
を浴びている。これは、再生光による温度上昇と記録媒
体の回転移動との組み合わせにより生じる光ビームスポ
ット内の温度分布と磁気多層膜の磁気的結合力、保持力
および磁化の大きさが温度により変化することを組合わ
せて光ビームスポットの一部の信号をマスクするように
したものである。その結果、再生の有効な開口の領域は
スポット径以下となり、より高密度な情報の再生が可能
となる。このMSR法には、光ビームスポット内の高温
部分をマスクするFAD方式(Front Aperture Detecti
on) と、低温部をマスクするRAD方式(Rear Aperture
Detection )があり、さらには高温部が有効な開口に
なり、かつその中のより高温の部は再びマスクされ非常
に小さな開口を実現する方式等種々の方式がある。この
ようなMSR法によれば、光学系の限界を越えて再生分
解能を向上させ、線密度方向の記録密度の向上が可能で
ある。
【0006】光強度変調オーバーライト可能な光磁気記
録媒体では、情報の記録、再生に際してビーム強度を、
記録パワーの高レベル(PH )および低レベル(PL )
と、再生パワー(Pr)の3つのレベルの間で変調する
必要がある。これは、通常の光磁気記録媒体が再生パワ
ーと記録パワーの2つのレベルであるのに比べて1つ多
くのレベルをもつことを意味する。通常、半導体レーザ
ーの出せるパワーには上限があるから、それぞれのレベ
ルの許容幅(パワーマージン)がオーバーライト可能な
記録媒体では狭くなるため、再生パワーの許容上限も低
くなる。通常再生パワーの強度は大きいほど再生信号の
CN比(キャリアーノイズ比)を上げられるので再生パ
ワーの上限は高いほど望ましいが、オーバーライト可能
な記録媒体はこの点で不利となってしまう。また、磁気
超解像読み出しにおいては、室温と再生光ビームスポッ
ト周辺の温度差を利用するために、特に通常の媒体より
再生パワーを大きくすることが必要となる。オーバーラ
イト可能な記録媒体は、上記の理由で再生パワーの上限
が低く抑えられているので、磁気超解像読み出しと組合
わせて高転送速度と高密度化の両立を図るのは実用上は
難しい。
録媒体では、情報の記録、再生に際してビーム強度を、
記録パワーの高レベル(PH )および低レベル(PL )
と、再生パワー(Pr)の3つのレベルの間で変調する
必要がある。これは、通常の光磁気記録媒体が再生パワ
ーと記録パワーの2つのレベルであるのに比べて1つ多
くのレベルをもつことを意味する。通常、半導体レーザ
ーの出せるパワーには上限があるから、それぞれのレベ
ルの許容幅(パワーマージン)がオーバーライト可能な
記録媒体では狭くなるため、再生パワーの許容上限も低
くなる。通常再生パワーの強度は大きいほど再生信号の
CN比(キャリアーノイズ比)を上げられるので再生パ
ワーの上限は高いほど望ましいが、オーバーライト可能
な記録媒体はこの点で不利となってしまう。また、磁気
超解像読み出しにおいては、室温と再生光ビームスポッ
ト周辺の温度差を利用するために、特に通常の媒体より
再生パワーを大きくすることが必要となる。オーバーラ
イト可能な記録媒体は、上記の理由で再生パワーの上限
が低く抑えられているので、磁気超解像読み出しと組合
わせて高転送速度と高密度化の両立を図るのは実用上は
難しい。
【0007】この問題を解決するため、本発明者らは図
4に示すように記録時の磁界強度Hwとは異なる磁界強
度Hrの磁界を印加しながら再生することでオーバーラ
イト可能な光磁気記録媒体の再生パワーPrの上限を向
上させる記録、再生方法を発明した(特願平8−222
007号、および特願平9−26383号)。特願平8
−222007号の記録、再生方法は、記録層から働く
交換結合力によりメモリー層の磁化が反転して情報が壊
れ難くするために、磁壁の存在する範囲のメモリー層の
磁化の向きと同じ向きに外部磁界を印加する。メモリー
層の磁化が反転し難くなるために再生パワーの上限が向
上する。また、特願平9−26383号では再生時の昇
温過程において、磁界強度Hrの再生磁界によりメモリ
ー層の情報を記録層側に転写し、メモリー層と記録層の
間の磁壁をなくすことにより、再生パワーの上限を向上
させる。という方法である。このような方法を採ること
により、オーバーライト可能な記録媒体であっても高い
再生パワーにより再生することが可能になった。なお、
図4については後述する。
4に示すように記録時の磁界強度Hwとは異なる磁界強
度Hrの磁界を印加しながら再生することでオーバーラ
イト可能な光磁気記録媒体の再生パワーPrの上限を向
上させる記録、再生方法を発明した(特願平8−222
007号、および特願平9−26383号)。特願平8
−222007号の記録、再生方法は、記録層から働く
交換結合力によりメモリー層の磁化が反転して情報が壊
れ難くするために、磁壁の存在する範囲のメモリー層の
磁化の向きと同じ向きに外部磁界を印加する。メモリー
層の磁化が反転し難くなるために再生パワーの上限が向
上する。また、特願平9−26383号では再生時の昇
温過程において、磁界強度Hrの再生磁界によりメモリ
ー層の情報を記録層側に転写し、メモリー層と記録層の
間の磁壁をなくすことにより、再生パワーの上限を向上
させる。という方法である。このような方法を採ること
により、オーバーライト可能な記録媒体であっても高い
再生パワーにより再生することが可能になった。なお、
図4については後述する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常の光磁気記録、再
生装置では、記録や消去を行なう時以外ではビーム強度
は、再生を行なうパワー(再生パワー)となっている。
そして記録を行なう場合、先ず磁界強度Hwの記録磁界
を印加してからビーム強度を記録データにしたがって変
調して記録を行い、記録終了後ビーム強度を記録時のビ
ーム強度PH から再生時のビーム強度Prに戻してから
記録磁界を切るようにしている。印加する磁界を変える
には通常時間がかかるため、このように記録を行なう前
後には、媒体上には記録磁界が印加されるようになって
いる。ところが、図3に示した上記先行発明の場合、同
じように記録のために磁界を磁界強度Hrの再生磁界か
ら磁界強度Hwの記録磁界に切り替えると、再生パワー
の許容上限が低下してしまうため、記録を行なう前後
(図3のaの期間)で既に記録されている情報を破壊し
てしまうという問題が発生することが判明した。
生装置では、記録や消去を行なう時以外ではビーム強度
は、再生を行なうパワー(再生パワー)となっている。
そして記録を行なう場合、先ず磁界強度Hwの記録磁界
を印加してからビーム強度を記録データにしたがって変
調して記録を行い、記録終了後ビーム強度を記録時のビ
ーム強度PH から再生時のビーム強度Prに戻してから
記録磁界を切るようにしている。印加する磁界を変える
には通常時間がかかるため、このように記録を行なう前
後には、媒体上には記録磁界が印加されるようになって
いる。ところが、図3に示した上記先行発明の場合、同
じように記録のために磁界を磁界強度Hrの再生磁界か
ら磁界強度Hwの記録磁界に切り替えると、再生パワー
の許容上限が低下してしまうため、記録を行なう前後
(図3のaの期間)で既に記録されている情報を破壊し
てしまうという問題が発生することが判明した。
【0009】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、再生時
に高いビーム強度のビームを照射している場合にも記録
の直前および直後で既に記録されている情報を破壊しな
いようにした光磁気記録媒体の記録、再生方法を提供す
ることにある。
めになされたもので、その目的とするところは、再生時
に高いビーム強度のビームを照射している場合にも記録
の直前および直後で既に記録されている情報を破壊しな
いようにした光磁気記録媒体の記録、再生方法を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、少なくともメモリー層と記録層の2層を有
する光強度変調オーバーライト可能な光磁気記録媒体に
対して、情報の再生時に予め定められた磁界強度Hrの
再生磁界を印加し、予め定められたビーム強度Prの再
生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒体におい
て、情報を記録する直前までに、前記再生磁界を印加し
た状態で、再生ビームをそのビーム強度Prより低いビ
ーム強度Pr’に変更し、その後前記再生磁界を、その
磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwの記録磁界に変更
した後、前記ビームを前記再生ビームのビーム強度Pr
より高いビーム強度の記録ビームに変更し、それにより
記録を行い、記録終了後は、前記記録ビームを前記ビー
ム強度Pr’のビームに維持し、前記記録磁界をその磁
界強度Hwとは異なる強度の磁界に変更した後、ビーム
強度Pr’より高いビーム強度に変更することを特徴と
する。また、本発明は、少なくともメモリー層と記録層
の2層を有する光強度変調オーバーライト可能な光磁気
記録媒体に対して、情報の再生時に予め定められた磁界
強度Hrの再生磁界を印加し、予め定められたビーム強
度Prの再生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒
体において、情報を記録する直前までに、前記再生磁界
を印加した状態で、再生ビームをそのビーム強度Prよ
り低いビーム強度Pr’に変更し、その後前記再生磁界
を、その磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwの記録磁
界に変更した後、前記ビームを前記再生ビームのビーム
強度Prより高いビーム強度の記録ビームに変更し、そ
れにより記録を行い、記録終了後は、前記記録ビームを
前記ビーム強度Pr’のビームに維持し、前記記録磁界
を前記磁界強度Hrの再生磁界に戻した後、ビーム強度
Pr’より高い前記ビーム強度Prに変更することを特
徴とする。
に本発明は、少なくともメモリー層と記録層の2層を有
する光強度変調オーバーライト可能な光磁気記録媒体に
対して、情報の再生時に予め定められた磁界強度Hrの
再生磁界を印加し、予め定められたビーム強度Prの再
生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒体におい
て、情報を記録する直前までに、前記再生磁界を印加し
た状態で、再生ビームをそのビーム強度Prより低いビ
ーム強度Pr’に変更し、その後前記再生磁界を、その
磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwの記録磁界に変更
した後、前記ビームを前記再生ビームのビーム強度Pr
より高いビーム強度の記録ビームに変更し、それにより
記録を行い、記録終了後は、前記記録ビームを前記ビー
ム強度Pr’のビームに維持し、前記記録磁界をその磁
界強度Hwとは異なる強度の磁界に変更した後、ビーム
強度Pr’より高いビーム強度に変更することを特徴と
する。また、本発明は、少なくともメモリー層と記録層
の2層を有する光強度変調オーバーライト可能な光磁気
記録媒体に対して、情報の再生時に予め定められた磁界
強度Hrの再生磁界を印加し、予め定められたビーム強
度Prの再生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒
体において、情報を記録する直前までに、前記再生磁界
を印加した状態で、再生ビームをそのビーム強度Prよ
り低いビーム強度Pr’に変更し、その後前記再生磁界
を、その磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwの記録磁
界に変更した後、前記ビームを前記再生ビームのビーム
強度Prより高いビーム強度の記録ビームに変更し、そ
れにより記録を行い、記録終了後は、前記記録ビームを
前記ビーム強度Pr’のビームに維持し、前記記録磁界
を前記磁界強度Hrの再生磁界に戻した後、ビーム強度
Pr’より高い前記ビーム強度Prに変更することを特
徴とする。
【0011】再生時に磁界強度Hrの磁界を印加し、記
録時に磁界強度Hwの磁界を印加すると、再生パワーの
上限が低下するため、記録を行なう前後で既に記録され
ている情報を破壊してしまうおそれがある。そのため、
記録磁界が印加されている状態においては、照射するビ
ーム強度を下げる必要がある。
録時に磁界強度Hwの磁界を印加すると、再生パワーの
上限が低下するため、記録を行なう前後で既に記録され
ている情報を破壊してしまうおそれがある。そのため、
記録磁界が印加されている状態においては、照射するビ
ーム強度を下げる必要がある。
【0012】そこで本発明においては、再生時に磁界強
度Hrの磁界を印加して再生を行ない、記録時には情報
を記録する直前までに、磁界強度Hrの磁界を印加した
状態で、ビーム強度をビーム強度Prからこれより低い
ビーム強度Pr’に変更し、その後磁界強度Hrを、前
記磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwに変更し、その
状態で記録を行うようにしている。また、記録終了後
は、前記磁界強度Hwを、この磁界強度Hwとは異なる
磁界強度に変更した後、ビーム強度をビーム強度Pr’
からこれより高いビーム強度に切り替える。
度Hrの磁界を印加して再生を行ない、記録時には情報
を記録する直前までに、磁界強度Hrの磁界を印加した
状態で、ビーム強度をビーム強度Prからこれより低い
ビーム強度Pr’に変更し、その後磁界強度Hrを、前
記磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwに変更し、その
状態で記録を行うようにしている。また、記録終了後
は、前記磁界強度Hwを、この磁界強度Hwとは異なる
磁界強度に変更した後、ビーム強度をビーム強度Pr’
からこれより高いビーム強度に切り替える。
【0013】また、本発明においては、情報を記録する
直前までに、磁界強度Hrの磁界を印加した状態で、ビ
ーム強度をビーム強度Prからこのビーム強度Prより
低いビーム強度Pr’に変更し、その後磁界強度Hr
を、前記磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwに変更
し、その状態で記録を行い、記録終了後は、前記磁界強
度Hwから前記磁界強度Hrに戻した後、ビーム強度を
ビーム強度Pr’から前記ビーム強度Prに戻すように
している。このようにすると、記録の前後で既に記録さ
れている情報を破壊することがなく、再生ビームの上限
を向上させることができる。
直前までに、磁界強度Hrの磁界を印加した状態で、ビ
ーム強度をビーム強度Prからこのビーム強度Prより
低いビーム強度Pr’に変更し、その後磁界強度Hr
を、前記磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwに変更
し、その状態で記録を行い、記録終了後は、前記磁界強
度Hwから前記磁界強度Hrに戻した後、ビーム強度を
ビーム強度Pr’から前記ビーム強度Prに戻すように
している。このようにすると、記録の前後で既に記録さ
れている情報を破壊することがなく、再生ビームの上限
を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明方法に用
いられる光磁気記録媒体についてその構成の一例を示す
断面図である。この光磁気記録媒体は基板1上に順次積
層された誘電体層2、メモリ層3、中間層4、記録層5
および保護層としての誘電体層6を備えている。
形態に基づいて詳細に説明する。図1は本発明方法に用
いられる光磁気記録媒体についてその構成の一例を示す
断面図である。この光磁気記録媒体は基板1上に順次積
層された誘電体層2、メモリ層3、中間層4、記録層5
および保護層としての誘電体層6を備えている。
【0015】基板1としては例えば厚さ1.2mm、直
径130mmのディスク状のトラッキング用溝付きガラ
ス基板(トラックピッチ1.2μm)が用いられる。誘
電体層2はSiNによって形成され、70nmの膜厚を
有している。メモリ層3はTbFeCoからなり、30
nmの膜厚を有している。中間層4はGdFeCoから
なり、10nmの膜厚を有している。記録層5はTbD
yFeCoからなり、40nmの膜厚を有している。誘
電体層6はSiNによって形成され、70nmの膜厚を
有している。メモリ層3はTM(Transition Metal:遷
移金属)リッチ組成、記録層5は室温とキューリー温度
の間に補償温度を持つRE(Rare earth:希土類)リッ
チ組成である。
径130mmのディスク状のトラッキング用溝付きガラ
ス基板(トラックピッチ1.2μm)が用いられる。誘
電体層2はSiNによって形成され、70nmの膜厚を
有している。メモリ層3はTbFeCoからなり、30
nmの膜厚を有している。中間層4はGdFeCoから
なり、10nmの膜厚を有している。記録層5はTbD
yFeCoからなり、40nmの膜厚を有している。誘
電体層6はSiNによって形成され、70nmの膜厚を
有している。メモリ層3はTM(Transition Metal:遷
移金属)リッチ組成、記録層5は室温とキューリー温度
の間に補償温度を持つRE(Rare earth:希土類)リッ
チ組成である。
【0016】図2は本発明方法に用いられる光磁気記録
媒体の記録再生に用いる記録再生装置の概念図である。
ディスク10は駆動装置21により回転される。情報の
記録再生は光ピックアップ22から集光したレーザービ
ームをディスク面上に照射することにより行われる。光
ピックアップ22は粗動モータ23によりディスク半径
方向に移動され、情報の記録再生を行なう半径位置を変
えることができる。また情報の記録・再生時にディスク
面に垂直な磁界を印加するために磁石24が磁界を発生
する。磁石24としては電磁石を用いた場合、電流を変
えて磁界の強度や方向を切り換えることができる。また
磁石24として永久磁石を用いた場合には磁界の切り換
えは永久磁石とディスク10との距離や磁石の向きを変
えることに行うことができる。
媒体の記録再生に用いる記録再生装置の概念図である。
ディスク10は駆動装置21により回転される。情報の
記録再生は光ピックアップ22から集光したレーザービ
ームをディスク面上に照射することにより行われる。光
ピックアップ22は粗動モータ23によりディスク半径
方向に移動され、情報の記録再生を行なう半径位置を変
えることができる。また情報の記録・再生時にディスク
面に垂直な磁界を印加するために磁石24が磁界を発生
する。磁石24としては電磁石を用いた場合、電流を変
えて磁界の強度や方向を切り換えることができる。また
磁石24として永久磁石を用いた場合には磁界の切り換
えは永久磁石とディスク10との距離や磁石の向きを変
えることに行うことができる。
【0017】初期化磁石25はオーバ一ライト可能な光
磁気記録媒体の記録層の磁化の向きを揃えるための磁界
を発生する磁石であり、媒体はl回転中に必ずこの磁界
中を通過するようになっている。ディスク10として初
期化層を有するオーバーライト可能な媒体を用いた場合
にはこの初期化磁界は不要である。ディスクの回転数、
レーザービームを照射する半径位置、照射するビーム強
度、印加磁界強度等はコントローラー20により制御さ
れている。
磁気記録媒体の記録層の磁化の向きを揃えるための磁界
を発生する磁石であり、媒体はl回転中に必ずこの磁界
中を通過するようになっている。ディスク10として初
期化層を有するオーバーライト可能な媒体を用いた場合
にはこの初期化磁界は不要である。ディスクの回転数、
レーザービームを照射する半径位置、照射するビーム強
度、印加磁界強度等はコントローラー20により制御さ
れている。
【0018】図3は本発明における記録・再生時のレー
ザービーム強度と磁界強度を示す図である。同図におい
て、PH は情報記録時の高レベル(記録パワー)、PL
は記録時の低レベル(消去パワー)、Prは再生時のビ
ーム強度(再生パワ一)、Pr’は情報記録時の直前お
よび直後におけるビーム強度(Pr>Pr’)である。
またHwは情報記録時の磁界強度(記録磁界)、Hrは
情報再生時の磁界強度(再生磁界)である。なお、図3
ではHr>Hwの場合を示したが、Hr<Hwの場合も
あり得る。
ザービーム強度と磁界強度を示す図である。同図におい
て、PH は情報記録時の高レベル(記録パワー)、PL
は記録時の低レベル(消去パワー)、Prは再生時のビ
ーム強度(再生パワ一)、Pr’は情報記録時の直前お
よび直後におけるビーム強度(Pr>Pr’)である。
またHwは情報記録時の磁界強度(記録磁界)、Hrは
情報再生時の磁界強度(再生磁界)である。なお、図3
ではHr>Hwの場合を示したが、Hr<Hwの場合も
あり得る。
【0019】図3に示すように、本発明では情報の再生
時には記録磁界と異なる予め定められた磁界強度Hrの
再生磁界を印加し、予め定められたビーム強度Prの再
生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒体におい
て、情報を記録する直前までに、再生磁界を印加した状
態で再生パワーPrの再生ビームからこの再生パワーP
rより低いビーム強度Pr’のビームに変更し、その後
再生磁界を前記磁界強度Hwの記録磁界に変更し、前記
ビーム強度を再生パワーPrより高い記録ビーム(PH
、PL )に変更し、この状態で情報の記録を行い、記
録終了後はビーム強度をPr’に維持し、前記記録磁界
をその磁界強度Hwとは異なる強度の磁界に変更した後
にPr’より高い強度のビーム強度に切り替え、情報の
再生を行う。この場合、記録終了後に記録磁界が変更さ
れる磁界としては磁界強度Hrの再生磁界であってもよ
い。また、記録終了後の記録磁界をその磁界強度Hwと
は異なる強度の磁界に変更した後にPr’をPr’より
高い強度のビーム強度に切り替える際のビーム強度とし
ては再生パワー強度Prであってもよい。
時には記録磁界と異なる予め定められた磁界強度Hrの
再生磁界を印加し、予め定められたビーム強度Prの再
生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒体におい
て、情報を記録する直前までに、再生磁界を印加した状
態で再生パワーPrの再生ビームからこの再生パワーP
rより低いビーム強度Pr’のビームに変更し、その後
再生磁界を前記磁界強度Hwの記録磁界に変更し、前記
ビーム強度を再生パワーPrより高い記録ビーム(PH
、PL )に変更し、この状態で情報の記録を行い、記
録終了後はビーム強度をPr’に維持し、前記記録磁界
をその磁界強度Hwとは異なる強度の磁界に変更した後
にPr’より高い強度のビーム強度に切り替え、情報の
再生を行う。この場合、記録終了後に記録磁界が変更さ
れる磁界としては磁界強度Hrの再生磁界であってもよ
い。また、記録終了後の記録磁界をその磁界強度Hwと
は異なる強度の磁界に変更した後にPr’をPr’より
高い強度のビーム強度に切り替える際のビーム強度とし
ては再生パワー強度Prであってもよい。
【0020】このような記録、再生方法においては、記
録の直前直後の媒体面上に記録磁界が印加されている状
態では、媒体面上に照射されるビーム強度は再生パワー
Prより低いビーム強度Pr’となっているので、既に
記録されている情報を破壊することがない。
録の直前直後の媒体面上に記録磁界が印加されている状
態では、媒体面上に照射されるビーム強度は再生パワー
Prより低いビーム強度Pr’となっているので、既に
記録されている情報を破壊することがない。
【0021】,図4は従来方法における記録・再生時の
レーザービーム強度と磁界強度を示す図である。情報の
再生状態から記録状態に移る場合には、まず再生磁界
(強度がゼロの場合を含む)を記録磁界に変更し、次に
ビーム強度を再生パワーPrより高い記録ビーム(PH
、PL )に変更し、この状態で情報の記録を行い、記
録終了後はビーム強度をPrに戻し情報の再生に入る。
記録磁界はビーム強度をPrに戻した後に再生磁界に変
更される。通常、磁界の切り替えはビーム強度の切り替
えに比べて長い時間(数ms〜数十ms)を要するの
で、記録中に確実に記録磁界が印加されるようにするた
めこのような手順が取られる。
レーザービーム強度と磁界強度を示す図である。情報の
再生状態から記録状態に移る場合には、まず再生磁界
(強度がゼロの場合を含む)を記録磁界に変更し、次に
ビーム強度を再生パワーPrより高い記録ビーム(PH
、PL )に変更し、この状態で情報の記録を行い、記
録終了後はビーム強度をPrに戻し情報の再生に入る。
記録磁界はビーム強度をPrに戻した後に再生磁界に変
更される。通常、磁界の切り替えはビーム強度の切り替
えに比べて長い時間(数ms〜数十ms)を要するの
で、記録中に確実に記録磁界が印加されるようにするた
めこのような手順が取られる。
【0022】次に具体例を用い本発明と従来例とを比較
する。
する。
【実施例】図1に示したディスクを記録再生装置にセツ
トした。記録再生装置の光源波長は780nm、対物レ
ンズの開口数(NA)は0.55であった。また媒体面
上に4KOeの磁界を発生させる初期化磁界が装着され
ている。ディスクの回転数を3600rpmとし、半径
30mmの位置に周波数5MHzの信号をPH =9.0
mW、PL =4.0mW、記録磁界(初期化磁界と同じ
向き)300Oeで記録した。このデータを再生パワー
1.0mWで再生したときのC/Nは53dBであっ
た。再生磁界を300Oeとした時、再生パワーの上限
は2.0mWであった。再生パワー2.0mWでのC/
Nは55.5dBであった。再生パワーが2.0mWを
越えると急にC/Nが低下し、再生パワーを元の1.0
mWに下げても元のC/Nは得られず、記録されたマー
クの一部が再生光による温度上昇により破壊されたと考
えられた。同じパワーで同じマークを再び記録し再生磁
界を記録磁界と同じ方向に1500Oe印加しながら再
生を行った。この場合の再生パワーの上限は2.5mW
であった。磁界を印加することにより再生パワーの上限
が向上している。再生パワー2.5mWにおけるC/N
は56.5dBであり、再生パワーを高く設定できるこ
とによりC/Nを高くすることができる。
トした。記録再生装置の光源波長は780nm、対物レ
ンズの開口数(NA)は0.55であった。また媒体面
上に4KOeの磁界を発生させる初期化磁界が装着され
ている。ディスクの回転数を3600rpmとし、半径
30mmの位置に周波数5MHzの信号をPH =9.0
mW、PL =4.0mW、記録磁界(初期化磁界と同じ
向き)300Oeで記録した。このデータを再生パワー
1.0mWで再生したときのC/Nは53dBであっ
た。再生磁界を300Oeとした時、再生パワーの上限
は2.0mWであった。再生パワー2.0mWでのC/
Nは55.5dBであった。再生パワーが2.0mWを
越えると急にC/Nが低下し、再生パワーを元の1.0
mWに下げても元のC/Nは得られず、記録されたマー
クの一部が再生光による温度上昇により破壊されたと考
えられた。同じパワーで同じマークを再び記録し再生磁
界を記録磁界と同じ方向に1500Oe印加しながら再
生を行った。この場合の再生パワーの上限は2.5mW
であった。磁界を印加することにより再生パワーの上限
が向上している。再生パワー2.5mWにおけるC/N
は56.5dBであり、再生パワーを高く設定できるこ
とによりC/Nを高くすることができる。
【0023】本発明の方法でこのディスクのこの半径の
あるセクタに記録再生を行なう場合、記録再生装置は 1.再生パワーPr=2.2mWで再生を行う。この時
再生磁界Hr=1500Oeが印加されている。 2.ビーム強度をPr’=1.5mWに下げる。 3.再生磁界を記録磁界Hw=300Oeに切り換え
る。 4.情報を記録したいセクタに対して記録を行う。記録
情報に対応してレーザーパワーを9mWと4mWの2値
に変調することで、オーバーライト記録が行える。 5.記録が終わったらビーム強度をPr’=1.5mW
に戻す。 6.記録磁界Hwを再生磁界Hr=1500Oeに切り
換える。 7.ビーム強度を再生パワーPr=2.2mWに上げ、
情報の再生が行える状態とする。 という手順により、記録再生を行う。
あるセクタに記録再生を行なう場合、記録再生装置は 1.再生パワーPr=2.2mWで再生を行う。この時
再生磁界Hr=1500Oeが印加されている。 2.ビーム強度をPr’=1.5mWに下げる。 3.再生磁界を記録磁界Hw=300Oeに切り換え
る。 4.情報を記録したいセクタに対して記録を行う。記録
情報に対応してレーザーパワーを9mWと4mWの2値
に変調することで、オーバーライト記録が行える。 5.記録が終わったらビーム強度をPr’=1.5mW
に戻す。 6.記録磁界Hwを再生磁界Hr=1500Oeに切り
換える。 7.ビーム強度を再生パワーPr=2.2mWに上げ、
情報の再生が行える状態とする。 という手順により、記録再生を行う。
【0024】この場合、Pr=2.2mWの強度の再生
ビームが媒体に照射されている間は常に再生磁界Hrが
印加されており、記録したいセクタの前後で既に記録さ
れている情報が破壊されることはなかった。
ビームが媒体に照射されている間は常に再生磁界Hrが
印加されており、記録したいセクタの前後で既に記録さ
れている情報が破壊されることはなかった。
【0025】従来の方法で同様の記録を行った場合 1.再生パワーPr=2.2mWで再生を行う。この時
再生磁界Hr=1500Oeが印加されている。 2.再生磁界を記録磁界Hw=300Oeに切り換え
る。 3.情報を記録したいセクタに対して記録を行う。記録
情報に対応してレーザーパワーを9mWと4mWの2値
に変調することで、オーバーライト記録が行える。 4.記録が終わったらビーム強度をPr=2.2mWに
戻し、情報の再生が行える状態とする。 5.記録磁界Hwを再生磁界Hr=1500Oeに切り
換える。 という手順により、記録再生を行う。
再生磁界Hr=1500Oeが印加されている。 2.再生磁界を記録磁界Hw=300Oeに切り換え
る。 3.情報を記録したいセクタに対して記録を行う。記録
情報に対応してレーザーパワーを9mWと4mWの2値
に変調することで、オーバーライト記録が行える。 4.記録が終わったらビーム強度をPr=2.2mWに
戻し、情報の再生が行える状態とする。 5.記録磁界Hwを再生磁界Hr=1500Oeに切り
換える。 という手順により、記録再生を行う。
【0026】この場合、記録の直前、直後において記録
磁界Hw=300Oeが印加された状態でPr=2.2
mWの強度の再生ビームが媒体に照射されていることに
なる。の媒体のHr=300Oeの下での再生パワーの
上限は2.0mWであるから、記録したいセクタの前後
のセクタに既に記録されている情報があればその情報が
破壊されることになる。
磁界Hw=300Oeが印加された状態でPr=2.2
mWの強度の再生ビームが媒体に照射されていることに
なる。の媒体のHr=300Oeの下での再生パワーの
上限は2.0mWであるから、記録したいセクタの前後
のセクタに既に記録されている情報があればその情報が
破壊されることになる。
【0027】実際この手順でディスクの1つのセクタに
のみ記録を行ったところ、そのセクタの前後でディスク
の約半周にわたって情報の破壊が見られた。従来の記録
・再生方法でこのような情報の破壊が起こらないように
するには結局再生パワーを記録磁界の下で情報の破壊が
起こらない2.0mWを越えないように設定しなければ
ならず、再生時に得られるC/Nが低くなってしまう。
のみ記録を行ったところ、そのセクタの前後でディスク
の約半周にわたって情報の破壊が見られた。従来の記録
・再生方法でこのような情報の破壊が起こらないように
するには結局再生パワーを記録磁界の下で情報の破壊が
起こらない2.0mWを越えないように設定しなければ
ならず、再生時に得られるC/Nが低くなってしまう。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光磁気
記録媒体の記録、再生方法は、少なくともメモリー層と
記録層の2層を有する光強度変調オーバーライト可能な
光磁気記録媒体に対して、情報の再生時に予め定められ
た磁界強度Hrの再生磁界を印加し、予め定められたビ
ーム強度Prの再生ビームを用いて再生を行なう光磁気
記録媒体において、情報を記録する直前までに、前記再
生磁界を印加した状態で、再生ビームをそのビーム強度
Prより低いビーム強度Pr’に変更し、その後前記再
生磁界を、その磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwの
記録磁界に変更した後、前記ビームを前記再生ビームの
ビーム強度Prより高いビーム強度の記録ビームに変更
し、それにより記録を行い、記録終了後は、前記記録ビ
ームを前記ビーム強度Pr’のビームに維持し、前記記
録磁界をその磁界強度Hwとは異なる強度の磁界に変更
した後、ビーム強度Pr’より高いビーム強度のビーム
に変更するか、もしくは記録終了後は、前記記録ビーム
を前記ビーム強度Pr’のビームに変更し、前記記録磁
界を前記磁界強度Hrの再生磁界に戻した後、しかる後
このビーム強度Pr’より高い前記ビーム強度Prに変
更するようにしたので、再生時に高い再生パワーを光磁
気記録媒体に照射している場合でも記録の前後で既に記
録されている情報を破壊することがなく、良好な記録、
再生を行なうことができる。
記録媒体の記録、再生方法は、少なくともメモリー層と
記録層の2層を有する光強度変調オーバーライト可能な
光磁気記録媒体に対して、情報の再生時に予め定められ
た磁界強度Hrの再生磁界を印加し、予め定められたビ
ーム強度Prの再生ビームを用いて再生を行なう光磁気
記録媒体において、情報を記録する直前までに、前記再
生磁界を印加した状態で、再生ビームをそのビーム強度
Prより低いビーム強度Pr’に変更し、その後前記再
生磁界を、その磁界強度Hrとは異なる磁界強度Hwの
記録磁界に変更した後、前記ビームを前記再生ビームの
ビーム強度Prより高いビーム強度の記録ビームに変更
し、それにより記録を行い、記録終了後は、前記記録ビ
ームを前記ビーム強度Pr’のビームに維持し、前記記
録磁界をその磁界強度Hwとは異なる強度の磁界に変更
した後、ビーム強度Pr’より高いビーム強度のビーム
に変更するか、もしくは記録終了後は、前記記録ビーム
を前記ビーム強度Pr’のビームに変更し、前記記録磁
界を前記磁界強度Hrの再生磁界に戻した後、しかる後
このビーム強度Pr’より高い前記ビーム強度Prに変
更するようにしたので、再生時に高い再生パワーを光磁
気記録媒体に照射している場合でも記録の前後で既に記
録されている情報を破壊することがなく、良好な記録、
再生を行なうことができる。
【図1】 本発明方法に用いられる光磁気記録媒体の構
成の一例を示す断面図である。
成の一例を示す断面図である。
【図2】 本発明方法に用いられる記録再生装置の一例
の概念図である。
の概念図である。
【図3】 本発明方法による記録、再生のビーム強度と
磁界強度を示す図である。
磁界強度を示す図である。
【図4】 従来方法による記録、再生時のビーム強度と
磁界強度を示す図である。
磁界強度を示す図である。
1…基板、2…誘電体層、3…メモリー層、4…中間
層、5…記録層、6…誘電体層、PH …記録ビームの高
レベル(記録パワー)、PL …記録ビームの低レベル
(消去パワー)、Pr…再生ビームの強度(再生パワ
ー)、Hr…再生磁界の磁界強度、Hw…記録磁界の磁
界強度。
層、5…記録層、6…誘電体層、PH …記録ビームの高
レベル(記録パワー)、PL …記録ビームの低レベル
(消去パワー)、Pr…再生ビームの強度(再生パワ
ー)、Hr…再生磁界の磁界強度、Hw…記録磁界の磁
界強度。
Claims (2)
- 【請求項1】 少なくともメモリー層と記録層の2層を
有する光強度変調オーバーライト可能な光磁気記録媒体
に対して、情報の再生時に予め定められた磁界強度Hr
の再生磁界を印加し、予め定められたビーム強度Prの
再生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒体におい
て、 情報を記録する直前までに、前記再生磁界を印加した状
態で、再生ビームをそのビーム強度Prより低いビーム
強度Pr’に変更し、その後前記再生磁界を、その磁界
強度Hrとは異なる磁界強度Hwの記録磁界に変更した
後、前記ビームを前記再生ビームのビーム強度Prより
高いビーム強度の記録ビームに変更し、それにより記録
を行い、記録終了後は、前記記録ビームを前記ビーム強
度Pr’のビームに維持し、前記記録磁界をその磁界強
度Hwとは異なる強度の磁界に変更した後、ビーム強度
Pr’より高いビーム強度に変更することを特徴とする
光磁気記録媒体の記録、再生方法。 - 【請求項2】 少なくともメモリー層と記録層の2層を
有する光強度変調オーバーライト可能な光磁気記録媒体
に対して、情報の再生時に予め定められた磁界強度Hr
の再生磁界を印加し、予め定められたビーム強度Prの
再生ビームを用いて再生を行なう光磁気記録媒体におい
て、 情報を記録する直前までに、前記再生磁界を印加した状
態で、再生ビームをそのビーム強度Prより低いビーム
強度Pr’に変更し、その後前記再生磁界を、その磁界
強度Hrとは異なる磁界強度Hwの記録磁界に変更した
後、前記ビームを前記再生ビームのビーム強度Prより
高いビーム強度の記録ビームに変更し、それにより記録
を行い、記録終了後は、前記記録ビームを前記ビーム強
度Pr’のビームに維持し、前記記録磁界を前記磁界強
度Hrの再生磁界に戻した後、ビーム強度Pr’より高
い前記ビーム強度Prに変更することを特徴とする光磁
気記録媒体の記録、再生方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9040613A JPH10241224A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 光磁気記録媒体の記録、再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9040613A JPH10241224A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 光磁気記録媒体の記録、再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10241224A true JPH10241224A (ja) | 1998-09-11 |
Family
ID=12585386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9040613A Pending JPH10241224A (ja) | 1997-02-25 | 1997-02-25 | 光磁気記録媒体の記録、再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10241224A (ja) |
-
1997
- 1997-02-25 JP JP9040613A patent/JPH10241224A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0785516A (ja) | 光磁気ディスク及び光磁気ディスク再生装置 | |
| JP2771462B2 (ja) | 光磁気記録媒体及び該媒体の使用方法 | |
| JPH07169123A (ja) | オーバーライト可能な光磁気記録媒体 | |
| JPH05217236A (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JPH0721894B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JP3538727B2 (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH08273222A (ja) | 光磁気記録媒体及びその再生方法 | |
| JPH0721895B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JPH10241224A (ja) | 光磁気記録媒体の記録、再生方法 | |
| JPH11149641A (ja) | 光記録方法および光記録装置 | |
| JP3260177B2 (ja) | 光磁気記録媒体の初期化方法 | |
| JPH1139803A (ja) | 光記録媒体、光記録方法および光記録装置 | |
| JP3442886B2 (ja) | 光磁気記録装置 | |
| JPH04313833A (ja) | 光磁気記録媒体およびそれを用いた光磁気記録再生方法 | |
| JPH04259943A (ja) | 光磁気ディスクの記録再生装置 | |
| JP2607476B2 (ja) | 光磁気記録方法 | |
| JPH10134355A (ja) | 光記録方法 | |
| JPH10172189A (ja) | 情報記録媒体とその再生方法 | |
| JPH1027392A (ja) | 光磁気記録媒体 | |
| JPH06150423A (ja) | 光磁気記録装置 | |
| JP2001266426A (ja) | 光磁気記録媒体および再生装置 | |
| JPH0785524A (ja) | 光磁気記録装置 | |
| JPH0927165A (ja) | 光ディスクの記録再生方法及び光ディスク | |
| JPH10228685A (ja) | 光磁気記録媒体の再生方法 | |
| JPH097211A (ja) | 光ディスクドライブ装置 |