JPH09274425A - ホログラム素子およびその製造方法 - Google Patents
ホログラム素子およびその製造方法Info
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- JPH09274425A JPH09274425A JP8104823A JP10482396A JPH09274425A JP H09274425 A JPH09274425 A JP H09274425A JP 8104823 A JP8104823 A JP 8104823A JP 10482396 A JP10482396 A JP 10482396A JP H09274425 A JPH09274425 A JP H09274425A
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Landscapes
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- Optical Head (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学性能に優れ、低コストで量産可能なホロ
グラム素子を得る。 【解決手段】 ガラス板1上にフォトリソ工程により金
属(Cr膜2)からなる微細パターンを形成してガラス
製原板1aを作製する。そのガラス製原板1a上にUV
硬化型樹脂6を供給する。ガラス基板7によりUV硬化
型樹脂6を押圧してその微細パターンをUV硬化型樹脂
層6aの表面に転写する。紫外光5を照射してUV硬化
型樹脂層6aを硬化させる。一体化したガラス基板7お
よびUV硬化型樹脂層6aをガラス製原板1aから離型
する。表面に反射防止膜8、9を形成してホログラム素
子10を得る。
グラム素子を得る。 【解決手段】 ガラス板1上にフォトリソ工程により金
属(Cr膜2)からなる微細パターンを形成してガラス
製原板1aを作製する。そのガラス製原板1a上にUV
硬化型樹脂6を供給する。ガラス基板7によりUV硬化
型樹脂6を押圧してその微細パターンをUV硬化型樹脂
層6aの表面に転写する。紫外光5を照射してUV硬化
型樹脂層6aを硬化させる。一体化したガラス基板7お
よびUV硬化型樹脂層6aをガラス製原板1aから離型
する。表面に反射防止膜8、9を形成してホログラム素
子10を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ヘッド等の光学シ
ステムに使用される光学素子としてのホログラム素子に
係り、特に光ピックアップにおけるレーザ光を回折現象
にて0次光、±1次光、±2次光等に分けるホログラム
素子およびその製造方法に関する。
ステムに使用される光学素子としてのホログラム素子に
係り、特に光ピックアップにおけるレーザ光を回折現象
にて0次光、±1次光、±2次光等に分けるホログラム
素子およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホログラム素子としては、特開平
4−316081号公報に記載されるように、平坦な光
学ガラスを反応性イオンエッチングなどのようなドライ
エッチングによりエッチングし、光学ガラス板上に微細
な凹凸パターンを形成したホログラム素子が知られてい
る。また、特開平4−151220号公報には、金属モ
ールドを用いてプラスチックを射出成形することより、
プラスチック板に微細な凹凸パターンを形成したホログ
ラム素子が開示されている。
4−316081号公報に記載されるように、平坦な光
学ガラスを反応性イオンエッチングなどのようなドライ
エッチングによりエッチングし、光学ガラス板上に微細
な凹凸パターンを形成したホログラム素子が知られてい
る。また、特開平4−151220号公報には、金属モ
ールドを用いてプラスチックを射出成形することより、
プラスチック板に微細な凹凸パターンを形成したホログ
ラム素子が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のホ
ログラム素子およびその製造方法では、以下のような様
々な問題があった。まず、ガラス基板をドライエッチン
グする方法に関しては、製品面の信頼性および面精度が
良好であるが、作製面ではドライエッチングなどの再現
性が悪く、工程管理が容易でない。また、エッチング
後、ガラス基板の表面に残留物が生じる等の問題があっ
た。すなわち、製造工程が複雑で歩留りが悪く、試作時
にはサンプルとして仕上がるが、量産ではコスト面が満
足できなかった。
ログラム素子およびその製造方法では、以下のような様
々な問題があった。まず、ガラス基板をドライエッチン
グする方法に関しては、製品面の信頼性および面精度が
良好であるが、作製面ではドライエッチングなどの再現
性が悪く、工程管理が容易でない。また、エッチング
後、ガラス基板の表面に残留物が生じる等の問題があっ
た。すなわち、製造工程が複雑で歩留りが悪く、試作時
にはサンプルとして仕上がるが、量産ではコスト面が満
足できなかった。
【0004】一方、プラスチックを射出成形する方法に
関しては、コストが安く、量産に適しているが、厚さが
0.5mm以下の薄形のものを得るには成形が不可能で
あり、更に製品面において信頼性および面精度等が十分
に満足できるものではないという問題があった。本発明
はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、光
学性能に優れ、かつ低コストで量産可能なホログラム素
子およびこれを製造する製造方法を提供することを目的
とする。
関しては、コストが安く、量産に適しているが、厚さが
0.5mm以下の薄形のものを得るには成形が不可能で
あり、更に製品面において信頼性および面精度等が十分
に満足できるものではないという問題があった。本発明
はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、光
学性能に優れ、かつ低コストで量産可能なホログラム素
子およびこれを製造する製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのような課題を解決す
るために、請求項1に係る発明は、ガラス基板上に微細
パターンを有するUV硬化型樹脂層を設けてホログラム
素子を構成した。このように、ホログラム素子をガラス
とUV硬化型樹脂とからなる複合型光学素子の構成とす
れば、以下のような製造方法により光学性能を満足する
ホログラム素子を低コストで量産することができる。
るために、請求項1に係る発明は、ガラス基板上に微細
パターンを有するUV硬化型樹脂層を設けてホログラム
素子を構成した。このように、ホログラム素子をガラス
とUV硬化型樹脂とからなる複合型光学素子の構成とす
れば、以下のような製造方法により光学性能を満足する
ホログラム素子を低コストで量産することができる。
【0006】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
係るホログラム素子を製造するにあたり、ガラス板上に
フォトリソ工程により金属からなる微細パターンを形成
してガラス製原板を作製する工程と、そのガラス製原板
上にUV硬化型樹脂を供給する工程と、ガラス基板によ
りUV硬化型樹脂を押圧して前記微細パターンをUV硬
化型樹脂層の表面に転写する工程と、紫外光を照射して
UV硬化型樹脂層を硬化させる工程と、一体化したガラ
ス基板およびUV硬化型樹脂層をガラス製原板から離型
する工程とからなることを特徴とする。
係るホログラム素子を製造するにあたり、ガラス板上に
フォトリソ工程により金属からなる微細パターンを形成
してガラス製原板を作製する工程と、そのガラス製原板
上にUV硬化型樹脂を供給する工程と、ガラス基板によ
りUV硬化型樹脂を押圧して前記微細パターンをUV硬
化型樹脂層の表面に転写する工程と、紫外光を照射して
UV硬化型樹脂層を硬化させる工程と、一体化したガラ
ス基板およびUV硬化型樹脂層をガラス製原板から離型
する工程とからなることを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3に係る発明は、請求項1
に係るホログラム素子を製造するにあたり、金属母体上
に微細パターンを形成して金属製コアを作製する工程
と、その金属製コア上にUV硬化型樹脂を供給する工程
と、ガラス基板によりUV硬化型樹脂を押圧して前記微
細パターンをUV硬化型樹脂層の表面に転写する工程
と、紫外光を照射してUV硬化型樹脂層を硬化させる工
程と、一体化したガラス基板およびUV硬化型樹脂層を
金属製コアから離型する工程とからなることを特徴とす
る。
に係るホログラム素子を製造するにあたり、金属母体上
に微細パターンを形成して金属製コアを作製する工程
と、その金属製コア上にUV硬化型樹脂を供給する工程
と、ガラス基板によりUV硬化型樹脂を押圧して前記微
細パターンをUV硬化型樹脂層の表面に転写する工程
と、紫外光を照射してUV硬化型樹脂層を硬化させる工
程と、一体化したガラス基板およびUV硬化型樹脂層を
金属製コアから離型する工程とからなることを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の携帯を図面
を参照して説明する。まず、設計上必要とされるホログ
ラム素子の条件を以下に示す。 ・有効径;φ4mm ・面精度;λ/8(有効径内透過波面収差) ・回折光量;0次光 55±3%、1次光 15.5±
1% ・格子ピッチ;最小で2μm、最大で20μm ・信頼性;60℃、90% RHに500時間放置し、
取り出し後の面精度がλ/6以内、回折光量は0次光/
±1次光の変化量が3%以内
を参照して説明する。まず、設計上必要とされるホログ
ラム素子の条件を以下に示す。 ・有効径;φ4mm ・面精度;λ/8(有効径内透過波面収差) ・回折光量;0次光 55±3%、1次光 15.5±
1% ・格子ピッチ;最小で2μm、最大で20μm ・信頼性;60℃、90% RHに500時間放置し、
取り出し後の面精度がλ/6以内、回折光量は0次光/
±1次光の変化量が3%以内
【0009】(実施形態1)クロムエッチングによるガ
ラス製原板を用いて、ガラスとUV硬化型樹脂とからな
るホログラム素子を製造する本実施形態を図1に示す。
図1(a)に示すように、洗浄した面精度の良好な石英
製のガラス板1を用意し、同図(b)に示すように、ガ
ラス板1の片面にCr膜2を真空蒸着する。Cr膜2の
膜厚は使用目的に合せて設定するが、およそ3000〜
6000オングストローム程度である。その後、図1
(c)に示すように、Cr膜2上にフォトレジスト3
(OFPR−800、東京応用化学(株)製)をスピン
コートし、このフォトレジスト3を吸着式ホットプレー
トにて110℃で90秒、プリベークする。
ラス製原板を用いて、ガラスとUV硬化型樹脂とからな
るホログラム素子を製造する本実施形態を図1に示す。
図1(a)に示すように、洗浄した面精度の良好な石英
製のガラス板1を用意し、同図(b)に示すように、ガ
ラス板1の片面にCr膜2を真空蒸着する。Cr膜2の
膜厚は使用目的に合せて設定するが、およそ3000〜
6000オングストローム程度である。その後、図1
(c)に示すように、Cr膜2上にフォトレジスト3
(OFPR−800、東京応用化学(株)製)をスピン
コートし、このフォトレジスト3を吸着式ホットプレー
トにて110℃で90秒、プリベークする。
【0010】次に、図1(d)のようなEB(電子ビー
ム)描画により所定のパターンを形成したフォトマスク
4を用意し、同図(e)に示すように、このフォトマス
ク4をガラス板1に設けたフォトレジスト3上に載せ、
更にこのフォトマスク4の上方から紫外光5を照射し、
露光する。紫外光5で露光した後、現像液に浸して現像
する。これにより、紫外光5の当った部分のフォトレジ
スト3が取れ、紫外光5の当っていない部分のフォトレ
ジスト3が残って、図1(f)に示すように、Cr膜2
上にフォトマスク4のパターンが転写される。
ム)描画により所定のパターンを形成したフォトマスク
4を用意し、同図(e)に示すように、このフォトマス
ク4をガラス板1に設けたフォトレジスト3上に載せ、
更にこのフォトマスク4の上方から紫外光5を照射し、
露光する。紫外光5で露光した後、現像液に浸して現像
する。これにより、紫外光5の当った部分のフォトレジ
スト3が取れ、紫外光5の当っていない部分のフォトレ
ジスト3が残って、図1(f)に示すように、Cr膜2
上にフォトマスク4のパターンが転写される。
【0011】なお、本実施形態では、ポジ型フォトレジ
ストを用いたが、ネガ型フォトレジストを用いることも
可能である。ただし、ネガ型フォトレジストの場合、紫
外光5の当っていない部分のフォトレジスト3が取れる
ため、フォトレジスト3の凹凸のパターンがポジ型とは
逆になる。現像後、フォトレジスト3の強度を上げるた
めに温風循環乾燥機にて80℃以下で20分、ポストベ
ークする。こうして、ガラス板1上にフォトレジスト3
のパターンが形成される。
ストを用いたが、ネガ型フォトレジストを用いることも
可能である。ただし、ネガ型フォトレジストの場合、紫
外光5の当っていない部分のフォトレジスト3が取れる
ため、フォトレジスト3の凹凸のパターンがポジ型とは
逆になる。現像後、フォトレジスト3の強度を上げるた
めに温風循環乾燥機にて80℃以下で20分、ポストベ
ークする。こうして、ガラス板1上にフォトレジスト3
のパターンが形成される。
【0012】このフォトレジスト3のパターンをマスク
として、Crエッチング液によってCr膜2を図1
(g)に示すようにエッチングする。本実施形態では、
Crエッチング液として、硝酸アンモニウムセリウムを
純水で4倍に希釈した液を用いた。Crエッチングが終
わったら、図1(h)に示すように、アセトン等の溶剤
でフォトレジスト3を剥離し、フォトリソ工程を利用し
たCrエッチングによるガラス製原板1aを作製する。
として、Crエッチング液によってCr膜2を図1
(g)に示すようにエッチングする。本実施形態では、
Crエッチング液として、硝酸アンモニウムセリウムを
純水で4倍に希釈した液を用いた。Crエッチングが終
わったら、図1(h)に示すように、アセトン等の溶剤
でフォトレジスト3を剥離し、フォトリソ工程を利用し
たCrエッチングによるガラス製原板1aを作製する。
【0013】次に、洗浄した面精度λ/2以下(反射波
面収差)のガラス基板(白板ガラス)7を用意し、この
ガラス基板7の片面にはシランカップリング剤(TSL
8370、東芝シリコーン(株)製)をスピンコートし
ておく。一方、ガラス製原板1aの上には、図1(i)
に示すように、図示を省略したディスペンサによりアク
リル系のUV硬化型樹脂6(RC−8740、大日本イ
ンキ化学工業(株)製)を吐出する。
面収差)のガラス基板(白板ガラス)7を用意し、この
ガラス基板7の片面にはシランカップリング剤(TSL
8370、東芝シリコーン(株)製)をスピンコートし
ておく。一方、ガラス製原板1aの上には、図1(i)
に示すように、図示を省略したディスペンサによりアク
リル系のUV硬化型樹脂6(RC−8740、大日本イ
ンキ化学工業(株)製)を吐出する。
【0014】このUV硬化型樹脂6上にシランカップリ
ング剤の塗布してあるガラス基板7を、カップリング剤
塗布面がUV硬化型樹脂6側となるように載せて押圧
し、更にこのガラス基板7の上方から紫外光5を照射
し、図1(j)に示すように、UV硬化型樹脂層6aの
UV硬化を行う。ここで、ガラス基板7にシランカップ
リング剤を塗布するのは、ガラス基板7とUV硬化型樹
脂層6aとの密着性をより高めるためである。
ング剤の塗布してあるガラス基板7を、カップリング剤
塗布面がUV硬化型樹脂6側となるように載せて押圧
し、更にこのガラス基板7の上方から紫外光5を照射
し、図1(j)に示すように、UV硬化型樹脂層6aの
UV硬化を行う。ここで、ガラス基板7にシランカップ
リング剤を塗布するのは、ガラス基板7とUV硬化型樹
脂層6aとの密着性をより高めるためである。
【0015】紫外光5でUV硬化を行った後、一体化し
たガラス基板7およびUV硬化型樹脂層6aをガラス製
原板1aから離型し、図1(k)に示すように、ガラス
とUV硬化型樹脂とからなるホログラム素子基板10a
を得る。このホログラム素子基板10aのUV硬化型樹
脂層6aの表面に、図1(l)に示すように、反射防止
膜8を形成する。反射防止膜8は、例えば、特開平3−
107801号公報等に記載されるようなもので、Ce
O2 、SiO2 、SiO、SiO2 からなる薄膜をUV
硬化型樹脂層6a側から順に積層したものである。さら
に、ガラス基板7の表面には、公知のAl2 O3 、Zr
O2 、MgF2 の三層の反射防止膜9を形成し、ホログ
ラム素子10の作製を完了する。
たガラス基板7およびUV硬化型樹脂層6aをガラス製
原板1aから離型し、図1(k)に示すように、ガラス
とUV硬化型樹脂とからなるホログラム素子基板10a
を得る。このホログラム素子基板10aのUV硬化型樹
脂層6aの表面に、図1(l)に示すように、反射防止
膜8を形成する。反射防止膜8は、例えば、特開平3−
107801号公報等に記載されるようなもので、Ce
O2 、SiO2 、SiO、SiO2 からなる薄膜をUV
硬化型樹脂層6a側から順に積層したものである。さら
に、ガラス基板7の表面には、公知のAl2 O3 、Zr
O2 、MgF2 の三層の反射防止膜9を形成し、ホログ
ラム素子10の作製を完了する。
【0016】(実施形態2)金属製コアを用いて、ガラ
スとUV硬化型樹脂とからなるホログラム素子を製造す
る本実施形態を図2に示す。まず、図2(a)に示すよ
うに、金属母体11を作製する。本実施形態では、金属
母体11の材質にSTAVAXを用いたが、その他YA
Gなどを用いることも可能である。この金属母体11の
ホログラムパターンを加工する面に、図2(b)に示す
ように、無電解ニッケルめっき12を100μm程度形
成する。この無電解ニッケルめっき12を施した部分に
超精密NC旋盤でのダイヤモンドターニングにより、図
2(c)に示すように、同芯円状のホログラムパターン
を加工し、金属製コア11aを作製する。
スとUV硬化型樹脂とからなるホログラム素子を製造す
る本実施形態を図2に示す。まず、図2(a)に示すよ
うに、金属母体11を作製する。本実施形態では、金属
母体11の材質にSTAVAXを用いたが、その他YA
Gなどを用いることも可能である。この金属母体11の
ホログラムパターンを加工する面に、図2(b)に示す
ように、無電解ニッケルめっき12を100μm程度形
成する。この無電解ニッケルめっき12を施した部分に
超精密NC旋盤でのダイヤモンドターニングにより、図
2(c)に示すように、同芯円状のホログラムパターン
を加工し、金属製コア11aを作製する。
【0017】後の工程は、Crエッチングによるガラス
製原板を用いた上記実施形態1による方法と同様に行
う。まず、洗浄した面精度λ/2以下(反射波面収差)
のガラス基板(白板ガラス)7を用意し、上記実施形態
1と同様の理由から、この片面にシランカップリング剤
をスピンコートしておく。図2(d)に示すように、金
属製コア11aのホログラムパターンを加工した無電解
ニッケルめっき12上に、ディスペンサによりアクリル
系のUV硬化型樹脂6を吐出する。
製原板を用いた上記実施形態1による方法と同様に行
う。まず、洗浄した面精度λ/2以下(反射波面収差)
のガラス基板(白板ガラス)7を用意し、上記実施形態
1と同様の理由から、この片面にシランカップリング剤
をスピンコートしておく。図2(d)に示すように、金
属製コア11aのホログラムパターンを加工した無電解
ニッケルめっき12上に、ディスペンサによりアクリル
系のUV硬化型樹脂6を吐出する。
【0018】この上にシランカップリング剤を塗布して
あるガラス基板7を、カップリング剤塗布面がUV硬化
型樹脂6側となるように載せて押圧し、更にこのガラス
基板7の上から紫外光5を照射し、図2(e)に示すよ
うに、UV硬化型樹脂層6aのUV硬化を行う。紫外光
5でUV硬化を行った後、図2(f)に示すように、一
体化したガラス基板7およびUV硬化型樹脂層6aを金
属製コア11aから離型し、ガラスとUV硬化型樹脂と
からなるホログラム素子基板10aを得る。
あるガラス基板7を、カップリング剤塗布面がUV硬化
型樹脂6側となるように載せて押圧し、更にこのガラス
基板7の上から紫外光5を照射し、図2(e)に示すよ
うに、UV硬化型樹脂層6aのUV硬化を行う。紫外光
5でUV硬化を行った後、図2(f)に示すように、一
体化したガラス基板7およびUV硬化型樹脂層6aを金
属製コア11aから離型し、ガラスとUV硬化型樹脂と
からなるホログラム素子基板10aを得る。
【0019】そして、実施形態1と同様に、このホログ
ラム素子基板10aのUV硬化型樹脂層6aの表面に、
図2(g)に示すように、反射防止膜8を形成する。反
射防止膜8は、例えば、特開平3−107801号公報
等に記載されるようなもので、CeO2 、SiO2 、S
iO、SiO2 からなる薄膜をUV硬化型樹脂層6a側
から順に積層したものである。さらに、ガラス基板7の
表面には、公知のAl2 O3 、ZrO2 、MgF2 の三
層の反射防止膜9を形成し、ホログラム素子10の作製
を完了する。以上のようにして作製した実施形態2のホ
ログラム素子(以下、「2P品」という)について、面
精度に関する信頼性試験を行った結果を図3に示す。
ラム素子基板10aのUV硬化型樹脂層6aの表面に、
図2(g)に示すように、反射防止膜8を形成する。反
射防止膜8は、例えば、特開平3−107801号公報
等に記載されるようなもので、CeO2 、SiO2 、S
iO、SiO2 からなる薄膜をUV硬化型樹脂層6a側
から順に積層したものである。さらに、ガラス基板7の
表面には、公知のAl2 O3 、ZrO2 、MgF2 の三
層の反射防止膜9を形成し、ホログラム素子10の作製
を完了する。以上のようにして作製した実施形態2のホ
ログラム素子(以下、「2P品」という)について、面
精度に関する信頼性試験を行った結果を図3に示す。
【0020】図3は、縦軸に透過波面収差λp−vを、
横軸にヒートサイクル試験後の経過時間をとったもの
で、ヒートサイクル試験は、−40℃で2時間保持した
後、+70℃まで2時間かけて昇温し、+70℃で2時
間保持した後、−40℃まで2時間かけて降温するサイ
クルを10サイクル繰り返した。その後、ホログラム素
子は22±1℃、55±5%の恒温室で放置した。な
お、比較のため、光学ガラスをドライエッチングして得
たホログラム素子(比較例1)と、プラスチックを射出
成形して得たホログラム素子(比較例2)とについても
上記と同様の試験を行った。その結果も図3に示す。
横軸にヒートサイクル試験後の経過時間をとったもの
で、ヒートサイクル試験は、−40℃で2時間保持した
後、+70℃まで2時間かけて昇温し、+70℃で2時
間保持した後、−40℃まで2時間かけて降温するサイ
クルを10サイクル繰り返した。その後、ホログラム素
子は22±1℃、55±5%の恒温室で放置した。な
お、比較のため、光学ガラスをドライエッチングして得
たホログラム素子(比較例1)と、プラスチックを射出
成形して得たホログラム素子(比較例2)とについても
上記と同様の試験を行った。その結果も図3に示す。
【0021】また、2P品並びに比較例1および比較例
2について、回折光量比に関する信頼性試験を行った結
果を図4に示す。図4は、縦軸に±1次光/0次光を、
横軸にヒートサイクル試験後の経過時間をとったもの
で、ヒートサイクル試験は上記と同様である。
2について、回折光量比に関する信頼性試験を行った結
果を図4に示す。図4は、縦軸に±1次光/0次光を、
横軸にヒートサイクル試験後の経過時間をとったもの
で、ヒートサイクル試験は上記と同様である。
【0022】表1に、上記面精度および回折光量比の
他、量産性等についての評価を示す。
他、量産性等についての評価を示す。
【表1】 さらに、上記実施形態1により得たホログラム素子につ
いても2P品(実施形態2)と同様の評価を得た。な
お、本発明は、あらゆる微細パターンのものに適用で
き、同芯円でブレーズド化されたものも含まれる。
いても2P品(実施形態2)と同様の評価を得た。な
お、本発明は、あらゆる微細パターンのものに適用で
き、同芯円でブレーズド化されたものも含まれる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明のホログラム素子
およびその製造方法によれば、面精度等の信頼性が高
く、また回折光量比の変化も小さい光学性能に優れたホ
ログラム素子を低コストで量産することができる。
およびその製造方法によれば、面精度等の信頼性が高
く、また回折光量比の変化も小さい光学性能に優れたホ
ログラム素子を低コストで量産することができる。
【図1】本発明の実施形態1のホログラム素子の製造工
程を示す工程図である。
程を示す工程図である。
【図2】本発明の実施形態2のホログラム素子の製造工
程を示す工程図である。
程を示す工程図である。
【図3】ヒートサイクル試験後の面精度を示すグラフで
ある。
ある。
【図4】ヒートサイクル試験後の回折光量比を示すグラ
フである。
フである。
1 ガラス板 1a ガラス製原板 2 Cr膜 3 フォトレジスト 4 フォトマスク 5 紫外光 6 UV硬化型樹脂 6a UV硬化型樹脂層 7 ガラス基板 10 ホログラム素子 11 金属母体 11a 金属製コア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 熊二郎 栃木県佐野市赤見町2009番地 セキノス株 式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 ガラス基板上に微細パターンを有するU
V硬化型樹脂層を設けたことを特徴とするホログラム素
子。 - 【請求項2】 ガラス板上にフォトリソ工程により金属
からなる微細パターンを形成してガラス製原板を作製す
る工程と、そのガラス製原板上にUV硬化型樹脂を供給
する工程と、ガラス基板によりUV硬化型樹脂を押圧し
て前記微細パターンをUV硬化型樹脂層の表面に転写す
る工程と、紫外光を照射してUV硬化型樹脂層を硬化さ
せる工程と、一体化したガラス基板およびUV硬化型樹
脂層をガラス製原板から離型する工程と、からなること
を特徴とするホログラム素子の製造方法。 - 【請求項3】 金属母体上に微細パターンを形成して金
属製コアを作製する工程と、その金属製コア上にUV硬
化型樹脂を供給する工程と、ガラス基板によりUV硬化
型樹脂を押圧して前記微細パターンをUV硬化型樹脂層
の表面に転写する工程と、紫外光を照射してUV硬化型
樹脂層を硬化させる工程と、一体化したガラス基板およ
びUV硬化型樹脂層を金属製コアから離型する工程と、
からなることを特徴とするホログラム素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8104823A JPH09274425A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ホログラム素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8104823A JPH09274425A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ホログラム素子およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09274425A true JPH09274425A (ja) | 1997-10-21 |
Family
ID=14391127
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8104823A Pending JPH09274425A (ja) | 1996-04-03 | 1996-04-03 | ホログラム素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09274425A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002350849A (ja) * | 2001-05-25 | 2002-12-04 | Citizen Electronics Co Ltd | 液晶表示装置のフロントライト |
| KR100913200B1 (ko) * | 2007-12-12 | 2009-08-24 | 주식회사 키앤코어 | 표시판 및 그 제조 방법 |
| KR100962495B1 (ko) * | 2002-12-28 | 2010-06-14 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시모듈의 제조방법 및 장치 |
| WO2013145850A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 株式会社 日立ハイテクノロジーズ | 回折格子およびその製造方法 |
| JP2014151446A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Kuraray Co Ltd | モアレ模様装飾体、モアレ模様装飾体の製造方法及びモアレ模様装飾体を用いた偽造防止部材 |
| JP2024521672A (ja) * | 2021-06-03 | 2024-06-04 | ヴァイアヴィ・ソリューションズ・インコーポレイテッド | 微細構造パターンの複製方法 |
-
1996
- 1996-04-03 JP JP8104823A patent/JPH09274425A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002350849A (ja) * | 2001-05-25 | 2002-12-04 | Citizen Electronics Co Ltd | 液晶表示装置のフロントライト |
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| CN104094140A (zh) * | 2012-03-30 | 2014-10-08 | 株式会社日立高新技术 | 衍射光栅及其制造方法 |
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| US9261631B2 (en) | 2012-03-30 | 2016-02-16 | Hitachi High-Technologies Corporation | Method for manufacturing a diffraction grating |
| JP2014151446A (ja) * | 2013-02-05 | 2014-08-25 | Kuraray Co Ltd | モアレ模様装飾体、モアレ模様装飾体の製造方法及びモアレ模様装飾体を用いた偽造防止部材 |
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| US12353128B2 (en) | 2021-06-03 | 2025-07-08 | Viavi Solutions Inc. | Method of replicating a microstructure pattern |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050714 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050720 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060314 |