JPH09276271A - 超音波プローブ - Google Patents

超音波プローブ

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JPH09276271A
JPH09276271A JP9423996A JP9423996A JPH09276271A JP H09276271 A JPH09276271 A JP H09276271A JP 9423996 A JP9423996 A JP 9423996A JP 9423996 A JP9423996 A JP 9423996A JP H09276271 A JPH09276271 A JP H09276271A
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JP
Japan
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ultrasonic
acoustic
pressure
internal space
insert part
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JP9423996A
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Akiko Mizunuma
明子 水沼
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は音響窓が変形したり音響窓における超
音波の透過性が低くなったりすることなく、洗浄、消毒
を簡易かつ確実にでき、生体壁の巻き込みの虞のない超
音波プローブを提供することを目的とする。 【解決手段】本発明は、超音波振動子7,8と、前記超
音波振動子を設置する内部空間17を有しかつその内部
空間には音響媒体19を液密に封入した挿入部本体4と
を備え、前記挿入部の少なくとも一部には前記内部空間
17内の超音波振動子に臨む音響窓28を設け、前記挿
入部本体を被検者の体腔内に挿入して使用する超音波プ
ローブにおいて、挿入部本体に加わる外圧に応じて音響
窓28の内側空間内の音響媒体の圧力を調整するポンプ
23を具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば肛門より被
検者の生体内に挿入して超音波を送信あるいは送受信す
ることにより治療または診断を行う超音波プローブに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、超音波により前立腺肥大症を治療
する超音波治療装置が提案されている。この超音波治療
装置は超音波プローブを肛門より被検者の生体内に挿入
し、直腸壁を介して前立腺に強力な超音波を照射して患
部組織を焼くことにより前立腺肥大症の治療を行うもの
である。
【0003】超音波プローブはシャフトの先端に超音波
振動子ユニットを保持してなり、この超音波振動子ユニ
ットは治療に用いる強力な超音波を放射するための治療
用超音波振動子と治療部位を確認する超音波診断に用い
る診断用超音波振動子とを表裏に接合してなる。各超音
波振動子には駆動電圧を印加したり、受信エコーを超音
波観測装置に伝達したりするケーブルが接続され、この
ケーブルは超音波振動子ユニットを機械的に保持するシ
ャフト内に挿通されている。
【0004】この超音波プローブは肛門より被検者の直
腸に挿入して使用する。観測装置からの制御信号によっ
て駆動部はシャフトを回転あるいは進退させる動作を行
わせ、超音波振動子ユニットを回転あるいは進退させて
治療を行う。
【0005】まず、超音波振動子を回転と進退の両方の
方向に同時に動かしながら、診断用超音波を送受する螺
旋状の走査をして、治療部位の観察、診断を行う。治療
部位が決まったら、その位置に治療用超音波を照射でき
るように、治療用超音波振動子の位置を調整する。その
後、治療用超音波振動子より強力な超音波を放射して目
的部位に蛋白質変性を引き起こす。変成した組織はその
後、壊死、脱落する。
【0006】ところで、体腔内より超音波走査による診
断を行うものとしては超音波内視鏡が知られている。超
音波内視鏡に組み込まれる超音波振動子は超音波を透過
する薄い樹脂性のキャップで水密に覆われる状態で設置
されている。超音波内視鏡での超音波振動子はキャップ
内で回転しながら超音波を送受信する。このキャップは
超音波を透過する音響窓の役目を果たす。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記前立腺肥大症治療
装置の超音波治療用プローブは図7で示すように挿入部
本体51の周側面に超音波の放射部分52がむき出しに
なっており、閉塞した音響窓がついていなかった。その
ため、直腸壁と振動子53の間に音響媒体として水を充
満させて使用した。
【0008】したがって、音響媒体を介して直腸壁と超
音波振動子53が接触してしまう。症例間感染を防止す
るためには超音波振動子53やプローブの内面の洗浄、
消毒が必須のものとなる。しかし、超音波治療用プロー
ブの形状が複雑であるため、完全に洗浄、消毒を行うの
は一般に困難である。また消毒に用いる薬剤等により、
特に超音波振動子53が劣化し、寿命が短くなってしま
う。もちろん、症例毎にディスポーザブルの超音波治療
用プローブを使用すれば、症例間感染の虞は排除できる
が、コストが非常に高くなる。
【0009】さらに、機械的に移動する超音波振動子5
3が剥き出しになっているため、移動の際に挿入部本体
51と超音波振動子53の間に直腸壁が接触してしまう
可能性があり、被検者の直腸壁に傷を付けないように注
意する必要があり、その手技に熟練の要するものであっ
た。
【0010】また、超音波内視鏡の場合にあっては、超
音波振動子がキャップに覆われているので、洗浄、消毒
を容易に行うことができ、しかも、超音波振動子が直腸
壁に直接触れる虞はない。このようなキャップの使用は
診断専用超音波内視鏡では有用である。
【0011】しかし、治療専用のプローブや、治療機能
を合わせ持つプローブでは治療効果を得るために超音波
振動子の寸法を大きくする必要がある。すると、必然的
にプローブ径が太くなる。
【0012】さらに、超音波を十分に透過できる薄さの
樹脂製キャップではその強度が弱くなる。特に、肛門括
約筋通過時にはプローブに大きな圧力が加わるために、
キャップが変形して凹んでしまう虞がある。強度を増す
ためにキャップを厚くすると、超音波の透過性が低くな
り、診断や治療に差し支える。
【0013】本発明は前記課題に着目してなされたもの
で、その目的とするところは音響窓が変形したり音響窓
における超音波の透過性が低くなったりすることなく、
洗浄、消毒を簡易かつ確実にでき、生体壁の巻き込みの
虞のない超音波プローブを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
<構成>本発明は、超音波振動子と、前記超音波振動子
を設置する内部空間を有しかつその内部空間には音響媒
体を液密に封入した挿入部とを備え、前記挿入部の少な
くとも一部には前記内部空間内の超音波振動子に臨む音
響窓を設け、前記挿入部を被検者の体腔内に挿入して使
用する超音波プローブにおいて、前記挿入部の内部空間
に連通する管路と、その管路を介して挿入部の内部空間
内の音響媒体の圧力を調整する圧力調整機構とを具備し
たものである。
【0015】<作用>プローブの挿入部を、例えば肛門
より被検者の直腸へ挿入する。音響窓の部分が肛門括約
筋を通過する際に術者が圧力調整機構を操作し、音響窓
の内部の音響媒体の圧力を高める。そのため、肛門括約
筋による外圧と釣り合い、薄い音響窓が押し潰されて変
形、破壊することなくプローブを直腸に挿入できる。
【0016】ここで、音響窓の強度を高めるため、音響
窓の厚さを増したり、硬い音響窓材料(水と音響インピ
ーダンスが大きく異なる。)を使用する必要がないた
め、超音波振動子より発生した超音波を効率良く目的部
位に到達させられる。また、診断の際には被検体内から
の超音波エコーを、超音波振動子に効率良く受信させる
ことができるため、診断能力が向上する。
【0017】音響窓の部分が肛門括約筋を通過した後
は、圧力調整機構の動作を反転して音響媒体の圧力を常
圧に戻す。その後、診断用超音波振動子による診断によ
り、病変部の同定を行い、治療用超音波振動子による病
変部の加温、焼勺等の治療を行う。
【0018】診断、治療が完了したら、プローブを抜去
する。挿入の際と同様に、音響窓部が肛門括約筋を通過
する際には圧力調整機構を作動させ、音響媒体に圧力を
加える。
【0019】使用後は、感染を防止する為に、洗浄、消
毒を行う。この際、超音波振動子は生体に直接接触して
いないため、音響窓表面等、プローブの外表面の洗浄、
消毒を行うのみで良い。したがって消毒剤等によるダメ
ージを超音波振動子が直接蒙らないため、機器の寿命が
長くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態) <構成>図1は第1実施形態に係る超音波治療装置の概
略的な構成を示している。この超音波治療装置はハンド
ピース1を備える。ハンドピース1は先端部に超音波振
動子ユニット2を組み込んだ超音波プローブ(挿入部)
3と、この超音波プローブ3の挿入部本体4の基端に連
結された把持部5とからなる。
【0021】超音波プローブ3の挿入部本体4内には前
記超音波振動子ユニット2と、挿入部本体4と同軸的に
硬性のシャフト6が配設されている。前記超音波振動子
ユニット2はそのシャフト6の先端に取着されている。
そして、超音波振動子ユニット2はシャフト6と共に挿
入部本体4の軸回りに回転する。超音波振動子ユニット
2はその本体部材2aの片面に治療用超音波振動子7を
取着し、本体部材2aの反対側の面には診断用超音波振
動子8を取着し、治療用超音波振動子7と診断用超音波
振動子8を背中合わせに接合して一体的に組立てられて
いる。そして、超音波振動子ユニット2はシャフト6の
回転軸心Lの軸回りに一体となって回転するようになっ
ている。
【0022】ハンドピース1の把持部5内には前記シャ
フト6を回転する回転機構10が設置されている。この
回転機構10はスリップリング11を介して前記シャフ
ト6を回転するラジアル用モーター12を備える。ま
た、回転機構10の全体はリニアガイド機構13によっ
て前後方向への移動がなされる。リニアガイド機構13
は前記回転機構10を前後方向へ移動自在に保持するボ
ールねじ14が設けられ、このボールねじ14はリニア
用モーター15によって回転駆動させられるようになっ
ている。そして、回転機構10とリニアガイド機構13
によって前記シャフト6の軸回りの回転と前後方向への
移動を行う位置変更手段を構成している。つまり、超音
波振動子7,8は少なくともその向きあるいは位置のい
ずれかを機械的に変更できるように組み込まれている。
【0023】超音波振動子ユニット2の超音波振動子
7,8にエネルギーを伝達するケーブル16は前記スリ
ップリング11を介して、図示しない制御装置に接続さ
れている。また超音波振動子ユニット2の位置変更手段
を形成する2つのモーター12,15に電源を供給する
ケーブル(図示せず)も図示しない制御装置へ接続され
ている。
【0024】超音波振動子ユニット2および硬性のシャ
フト6の先端側部分は挿入部本体4内に液密に閉塞して
形成された内部空間(超音波振動子収納室)17内に設
置され、挿入部本体4によって水密に覆われている。挿
入部本体4の根元部分にはその挿入部本体4内を水密に
封止する水密保持部材18が設けられている。前記シャ
フト6はその水密保持部材18を貫通して把持部5に延
出している。そして、封止された挿入部本体4の内部空
間17には音響媒体19が満たされている。また、挿入
部本体4の根元側にはその挿入部本体4の内部に連通
し、水密封止用栓20を有した第1の口部21が設けら
れている。
【0025】さらに挿入部本体4の根元側にはその挿入
部本体4の内部に連通した第2の口部22が設けられて
いる。第2の口部22は音響媒体19を供給するポンプ
23に水密に連通している。ポンプ23は音響媒体19
を供給したり吸引したりして挿入部本体4の内部空間1
7にある音響媒体19の圧力を調整する圧力調整機構を
構成している。なお、この圧力調整機構には音響媒体用
タンクを設けるとよい。供給用ポンプ23の作動はスイ
ッチ24によって操作されるようになっている。音響媒
体19には超音波透過性の良い、例えば脱気水が用いら
れる。
【0026】図2は超音波プローブ3の先端部を、超音
波振動子ユニット2の中央を通る図1中A−A線に沿っ
て切断した横断面である。ここで、超音波プローブ3の
挿入部本体4は中空の樹脂製外皮26とシェル27の二
重構造になっている。樹脂外皮26は薄い硬質ポリエチ
レン製であり、シェル27はステンレス製である。ま
た、シェル27の一部は超音波プローブ3の軸方向にわ
たって部分的に切り欠いてあり、その切欠き部によって
音響窓28を形成している。
【0027】<作用>超音波治療装置を使用する場合、
まずハンドピース1の超音波プローブ3を、肛門より被
検者の直腸へ挿入する。そして、音響窓28が肛門括約
筋を通過する際に術者がスイッチ24を操作する。する
と、ポンプ23が加圧動作し、音響媒体19の圧力を高
める。つまり、挿入部本体4に加わる外圧に応じて音響
窓28の内側にある内部空間17内の音響媒体19の圧
力を調整する。
【0028】そのまま挿入を続行し、音響窓28が肛門
括約筋を通過したところで再度スイッチ24を操作す
る。すると、ポンプ23が減圧動作し、音響媒体19の
圧力が常圧に戻る。
【0029】ケーブル16を通じて超音波振動子ユニッ
ト2の超音波振動子7,8に駆動電圧を印加する。超音
波振動子7,8より発生した超音波はシェル27の切欠
き部と樹脂製外皮26とで形成された音響窓28を通し
て生体内へ送受信される。
【0030】そこで、診断、治療が完了したら、挿入部
本体4を抜去する。挿入の際と同様に、音響窓28が肛
門括約筋を通過する際にはポンプ23を加圧動作させ、
音響媒体19に圧力を加える。抜去完了後にはポンプ2
3を減圧動作させ、音響媒体19を常圧に戻す。使用後
は、感染を防止するために、それの洗浄、消毒を行う。
【0031】<効果>圧力調整機構の作用により音響媒
体19による内圧と肛門括約筋による外圧とが釣り合う
ため、音響窓28を形成する樹脂製外皮26が押し潰さ
れることがなく、また樹脂製外皮26が押し潰されて破
壊することなく、超音波プローブ3の挿入部本体4を直
腸に挿入できる。
【0032】しかも、機械的に動く超音波振動子7,8
が挿入部本体4により完全に覆われているので、回転す
る超音波振動子ユニット2が大腸壁等を巻き込んでしま
う虞がない。
【0033】また、音響窓28の厚さを増したり、硬い
音響窓材料(水と音響インピーダンスが大きく異な
る。)を選んで使用する必要がないため、超音波振動子
7,8より発生した超音波を効率良く目的部位に到達さ
せられる。また、診断の際には、被検体内からの超音波
エコーを、超音波振動子8が効率良く受信できるため、
診断能力が向上する。
【0034】超音波振動子7,8は生体に直接接触して
いないため、樹脂製外皮26の表面等、挿入部本体4の
外表面の洗浄、消毒を行うのみで良い。したがって、消
毒剤等によるダメージを超音波振動子が直接蒙らないた
め、機器の寿命が長くなる。また、洗浄、消毒作業が容
易になる。
【0035】さらに、使用前、すなわち被検者に挿入す
る前に、スイッチ24を作動させ、ポンプ23を作動さ
せると、挿入部本体4内の圧力が高まる。このような作
業を行うことで、音響窓28にピンホールが空いている
等の破損を容易に検出することができる。
【0036】(変形例1) <構成>前述した第1実施形態においての音響媒体19
は水の代わりに生理食塩水、その他の水溶液や、流動パ
ラフィンを使用しても良い。樹脂製外皮26にはポリメ
チルペンテン等、ポリエチレン以外の樹脂を使用しても
良い。また、シェル27にはアルミニウム等、ステンレ
ス以外の金属や、テフロン、セラミックス等の材料を使
用しても良い。
【0037】(変形例2) <構成>第1実施形態と異なる点のみ説明する。図3は
この変形例の挿入部本体を、図1のA−A線に対応した
位置に沿って断面した横断面図を示す。この挿入部本体
4はその内面に長手方向に沿う複数の梁36を持つ樹脂
製のものである。シェル27は特に設けない。梁36は
挿入部本体4に一体に形成することが望ましい。
【0038】<作用>第1実施形態と同様の作用が得ら
れ、さらに第1実施形態のシェル27を設ける代わり
に、挿入部本体4と一体的に形成した梁36で、挿入部
本体4の強度を保たせる。 <効果>この変形例によれば、挿入部本体4の部品点数
を削減できる。また、金属製のシェルを使用しないの
で、軽量化が図れる。
【0039】(変形例3) <構成>第1実施形態と異なる点のみ説明する。図4は
この変形例の挿入部本体を、図1のA−A線に対応した
位置に沿って切断した横断面図を示す。この挿入部本体
4は先端が封止され、音響窓28の部分が空いた筒状の
シェル27とその音響窓28より成る。シェル27の音
響窓部の縁41は内面側が凹んでいる。音響窓28はポ
リエチレンの断面円弧状の薄板材で形成されてなり、そ
の端縁部分をシェル27の音響窓部の縁41に引っ掛け
てある。そして、音響窓28とシェル27とによって内
面が面一の円筒状に形成される。シェル27と音響窓2
8の接合部は水密に接着されている。
【0040】<作用>第1実施形態と同様の作用が得ら
れる。 <効果>この変形例によれば、挿入部本体4の細径化が
図れ、また超音波を効率良く送受信することができる。
超音波を効率良く送受信するためには音響窓28は数百
μm程度の厚さにする必要がある。例えば第1実施形態
の様に円筒状の樹脂外皮を用いるには必要な寸法に合わ
せて樹脂素材を薄い円筒状に加工する必要があるが、こ
のような加工は難易度が高く、高価になる。本変形例で
は標準品として比較的入手容易なポリエチレン板を所望
の大きさに切断して、音響窓28としてシェル27に嵌
め込むので、それらの加工が容易でコストが低減でき
る。
【0041】(第2実施形態) <構成>図5は第2実施形態に係る超音波治療装置の概
略的な構成を示す。この第2実施形態は第1実施形態と
共通するものは同一の符号を付してそれの詳細な説明を
省略する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明
する。図6は超音波プローブ3の先端部を、超音波振動
子ユニット2の中央を通る図5中A−A線に沿って切断
した横断面である。
【0042】この第2実施形態では第1実施形態で示し
た音響窓28の内表面部分に力覚センサー45が貼付さ
れている。音響窓28の外表面部分あるいは音響窓28
の材料内部に組み込んでも良い。この力覚センサー45
としては歪みゲージを使用する。力覚センサー45は把
持部5に組み込んだアンプ46に接続され、アンプ46
には前記スイッチ47に接続されている。そして、アン
プ46は力覚センサー45からの信号を増幅する機能
と、力覚センサー45からの信号に応じて前記スイッチ
47を制御する機能をもっている。前記スイッチ47は
音響媒体供給用ポンプ23の作動を制御操作する。
【0043】つまり、この第2実施形態では外部より音
響窓28に加わる外圧を検知する手段と前記内部空間1
7の圧力を調整する圧力調整機構を持ち、外圧検知手段
で検知した外圧に応じて圧力調整機構を制御する制御手
段を具備する。
【0044】<作用>この実施形態の超音波治療装置を
使用する場合、まずハンドピース1の超音波プローブ3
を、肛門より被検者の直腸へ挿入する。そして、音響窓
28が肛門括約筋を通過する際に、その音響窓28は外
圧を受けてたわむ。すると、力覚センサー45はそのた
わみに応じた信号を発生する。この信号がアンプ46で
増幅され、スイッチ47に入力する。スイッチ47が作
動すると、ポンプ23が加圧動作し、プローブ3内の音
響媒体19の圧力が高まる。そのまま挿入を続行し、音
響窓28が肛門括約筋を通過する。通過後は再度、力覚
センサー45が作動し、スイッチ47が操作される。す
ると、ポンプ23が減圧動作し、音響媒体19の圧力が
常圧に戻る。そして、音響窓28の内圧が高くなりすぎ
るのを防ぐ。
【0045】そして、診断、治療が完了したら挿入部本
体4を抜去する。挿入の際と同様に、音響窓28が肛門
括約筋を通過する際には力覚センサー45の指示により
ポンプ23が加圧動作し、音響媒体19に圧力を加え
る。抜去完了時には力覚センサー45の信号によってス
イッチ47が操作され、ポンプ23が減圧動作し、音響
媒体19の圧力を常圧に戻す。使用後は、感染を防止す
るために、それの洗浄、消毒を行う。
【0046】<効果>この実施形態では操作者がポンプ
操作用スイッチ47を操作する必要がないため、その取
り扱いが容易である。また、肛門括約筋通過時にポンプ
操作用スイッチ47を操作するのを忘れ、外圧により音
響窓28が潰れるといった事故を予防できる。
【0047】(変形例)超音波振動子ユニット2を設置
する挿入部本体4内に液密に閉塞して形成された内部空
間(超音波振動子収納室)17内の圧力を検出する圧力
センサを設けることにより音響媒体19の内圧を検知す
る手段を構成しても良い。さらに、加圧時に音響媒体1
9の内圧が上昇しない場合には水漏れ警告を発する手段
を設けても良い。
【0048】[付記] (1)超音波振動子と、前記超音波振動子を設置する内
部空間を有しかつその内部空間には音響媒体を液密に封
入した挿入部とを備え、前記挿入部の少なくとも一部に
は前記内部空間内の超音波振動子に臨む音響窓を設け、
前記挿入部を被検者の体腔内に挿入して使用する超音波
プローブにおいて、前記挿入部の内部空間に連通する管
路と、その管路を介して挿入部の内部空間内の音響媒体
の圧力を調整する圧力調整機構とを具備したことを特徴
とする超音波プローブ。
【0049】(2)超音波振動子と、前記超音波振動子
を設置する内部空間を有しかつその内部空間には音響媒
体を液密に封入した挿入部とを備え、前記挿入部の少な
くとも一部には前記内部空間内の超音波振動子に臨む音
響窓を設け、前記挿入部を被検者の体腔内に挿入して使
用する超音波プローブにおいて、外部より音響窓に加わ
る外圧を検知する手段と前記内部空間の圧力を調整する
圧力調整機構を持ち、外圧検知手段で検知した外圧に応
じて圧力調整機構を制御する制御手段を具備したことを
特徴とする超音波プローブ。
【0050】(3)超音波振動子と、前記超音波振動子
を設置する内部空間を有しかつその内部空間には音響媒
体を液密に封入した挿入部とを備え、前記挿入部の少な
くとも一部には前記内部空間内の超音波振動子に臨む音
響窓を設け、前記挿入部を被検者の体腔内に挿入して使
用する超音波プローブにおいて、音響媒体の内圧を検知
する手段を有することを特徴とする超音波プローブ。
【0051】(4)超音波振動子と、前記超音波振動子
を設置する内部空間を有しかつその内部空間には音響媒
体を液密に封入した挿入部とを備え、前記挿入部の少な
くとも一部には前記内部空間内の超音波振動子に臨む音
響窓を設け、前記挿入部を被検者の体腔内に挿入して使
用する超音波プローブにおいて、音響媒体の内圧を検知
する手段と、加圧時に内圧が上昇しない場合には水漏れ
警告を発する手段とを有することを特徴とする超音波プ
ローブ。
【0052】(5)超音波振動子は少なくともその向き
あるいは位置のいずれかを機械的に変更できる機構を有
することを特徴とする(1)から(4)に記載の超音波
プローブ。 (6)圧力を検知する手段は音響窓の内表面、外表面、
音響窓材料内部のいずれかに設置した歪みゲージである
(2)から(4)に記載の超音波プローブ。
【0053】(7)肛門より挿入して体腔内で超音波を
送信する(1)から(4)に記載の超音波プローブ。 (8)放射した超音波を、生体の特定部位に収束させ、
概部位を焼勺あるいは加温する(1)から(4)に記載
の体腔内治療用超音波プローブ。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、音
響窓が変形したり音響窓における超音波の透過性が低く
なったりすることなく、洗浄、消毒を簡易かつ確実にで
き、生体壁の巻き込む虞のない構造の超音波プローブを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る超音波治療装置の概略的な
構成を示す説明図。
【図2】図1中A−A線に沿って超音波プローブの先端
部を切断した横断面図。
【図3】変形例1の超音波プローブの先端部を切断した
横断面図。
【図4】変形例2の超音波プローブの先端部を切断した
横断面図。
【図5】第2実施形態に係る超音波治療装置の概略的な
構成を示す説明図。
【図6】図5中A−A線に沿って超音波プローブの先端
部を切断した横断面図。
【図7】従来の超音波プローブの先端部を切断した横断
面図。
【符号の説明】
1…ハンドピース 2…超音波振動子ユニット 3…超音波プローブ 4…挿入部本体 5…把持部5 6…シャフト 7…治療用超音波振動子 8…診断用超音波振動子 11…スリップリング 12…ラジアル用モーター 14…ボールねじ 15…リニア用モーター 16…ケーブル 17…内部空間 18…水密保持部材 19…音響媒体 20…栓 23…ポンプ 24…スイッチ 27…シェル 28…音響窓 36…梁 45…力覚センサー 46…アンプ 47…スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波振動子と、前記超音波振動子を設置
    する内部空間を有しかつその内部空間には音響媒体を液
    密に封入した挿入部とを備え、前記挿入部の少なくとも
    一部には前記内部空間内の超音波振動子に臨む音響窓を
    設け、前記挿入部を被検者の体腔内に挿入して使用する
    超音波プローブにおいて、前記挿入部の内部空間に連通
    する管路と、その管路を介して挿入部の内部空間内の音
    響媒体の圧力を調整する圧力調整機構とを具備したこと
    を特徴とする超音波プローブ。
JP9423996A 1996-04-16 1996-04-16 超音波プローブ Withdrawn JPH09276271A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016501700A (ja) * 2013-01-04 2016-01-21 マフィン・インコーポレイテッドMuffin Incorporated 往復運動超音波装置
WO2020145888A1 (en) * 2019-01-11 2020-07-16 Biobot Surgical Pte Ltd A probe coupler apparatus and method of forming an ultrasonic probe assembly

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