JPH09277420A - 繊維強化プラスチック構造体およびその製造方法 - Google Patents
繊維強化プラスチック構造体およびその製造方法Info
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- JPH09277420A JPH09277420A JP8098142A JP9814296A JPH09277420A JP H09277420 A JPH09277420 A JP H09277420A JP 8098142 A JP8098142 A JP 8098142A JP 9814296 A JP9814296 A JP 9814296A JP H09277420 A JPH09277420 A JP H09277420A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】側端面のささくれや剥がれ、補強用繊維の脱落
や飛散がなく、接着剤のはみ出しによる外観不良や、は
み出した接着剤を除去するためにかかっていた余計なコ
ストを削減できる繊維強化プラスチック構造体を提供す
る。 【解決手段】補強用連続繊維を含む樹脂からなる第1部
材と、樹脂か、短繊維を含む樹脂からなる第2部材との
層状構造をしており、第1部材の側端面が第2部材で覆
われている繊維強化プラスチック構造体。
や飛散がなく、接着剤のはみ出しによる外観不良や、は
み出した接着剤を除去するためにかかっていた余計なコ
ストを削減できる繊維強化プラスチック構造体を提供す
る。 【解決手段】補強用連続繊維を含む樹脂からなる第1部
材と、樹脂か、短繊維を含む樹脂からなる第2部材との
層状構造をしており、第1部材の側端面が第2部材で覆
われている繊維強化プラスチック構造体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータ等の電気・電子機器の筐体や内部支持体など、複
雑な形状を有し、かつ軽量、高強度・高剛性であること
が要求される用途に適した繊維強化プラスチック構造体
とその製造方法に関する。
ュータ等の電気・電子機器の筐体や内部支持体など、複
雑な形状を有し、かつ軽量、高強度・高剛性であること
が要求される用途に適した繊維強化プラスチック構造体
とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電気・電子機器用キーボー
ド支持体として、連続炭素繊維を補強材とする繊維強化
プラスチック(CFRP)からなる薄肉、軽量、高強度
・高剛性の第1部材と、流動性のよい樹脂からなる複雑
な形状を有する第2部材との層状構成としたものが開発
されている。
ド支持体として、連続炭素繊維を補強材とする繊維強化
プラスチック(CFRP)からなる薄肉、軽量、高強度
・高剛性の第1部材と、流動性のよい樹脂からなる複雑
な形状を有する第2部材との層状構成としたものが開発
されている。
【0003】しかしながら、これは、第1部材の側端面
に炭素繊維が露出しているため、製造または使用中にさ
さくれや剥がれが発生し易い。そのため、端部で手を負
傷したり、脱落した炭素繊維が周辺の電気・電子部品の
回路を短絡する等の問題を誘発する可能性がある。ま
た、2枚の部材を接着剤で貼り合わせる場合、接着剤が
はみ出して製品の外観を損ねたり、はみ出した接着剤を
除去するために余計なコストがかかる等の問題が生じて
いる。
に炭素繊維が露出しているため、製造または使用中にさ
さくれや剥がれが発生し易い。そのため、端部で手を負
傷したり、脱落した炭素繊維が周辺の電気・電子部品の
回路を短絡する等の問題を誘発する可能性がある。ま
た、2枚の部材を接着剤で貼り合わせる場合、接着剤が
はみ出して製品の外観を損ねたり、はみ出した接着剤を
除去するために余計なコストがかかる等の問題が生じて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術の上
記欠点を解消するもので、薄肉、軽量、高強度・高剛性
で、しかも側端面のささくれや剥がれ、繊維の脱落や飛
散等の問題を解消でき、また、接着剤のはみ出しによる
外観不良や、はみ出した接着剤を除去するためにかかっ
ていた余計なコストを削減できる繊維強化プラスチック
構造体およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
記欠点を解消するもので、薄肉、軽量、高強度・高剛性
で、しかも側端面のささくれや剥がれ、繊維の脱落や飛
散等の問題を解消でき、また、接着剤のはみ出しによる
外観不良や、はみ出した接着剤を除去するためにかかっ
ていた余計なコストを削減できる繊維強化プラスチック
構造体およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、以下の構成からなる。
の本発明は、以下の構成からなる。
【0006】(1)連続繊維を含む樹脂からなる第1部
材と、樹脂からなる第2部材との層状構成を有し、かつ
第1部材の側端面が第2部材で覆われていることを特徴
とする繊維強化プラスチック構造体。第2部材における
樹脂は、第1部材の側端面を十分に覆うために流動性の
よい樹脂が好ましい。
材と、樹脂からなる第2部材との層状構成を有し、かつ
第1部材の側端面が第2部材で覆われていることを特徴
とする繊維強化プラスチック構造体。第2部材における
樹脂は、第1部材の側端面を十分に覆うために流動性の
よい樹脂が好ましい。
【0007】(2)連続繊維を含む樹脂からなる第1部
材と、短繊維を含む樹脂からなる第2部材との層状構成
を有し、かつ第1部材の側端面が第2部材で覆われてい
ることを特徴とする繊維強化プラスチック構造体。
材と、短繊維を含む樹脂からなる第2部材との層状構成
を有し、かつ第1部材の側端面が第2部材で覆われてい
ることを特徴とする繊維強化プラスチック構造体。
【0008】(3)連続繊維として炭素繊維またはガラ
ス繊維を含んでいることを特徴とする請求項1または2
記載の繊維強化プラスチック構造体。炭素繊維はPAN
系、ピッチ系いずれでもよいが、ストランド強度が3×
109 Pa以上、引張弾性率が2×1011Pa以上のものが
薄肉化が可能となるので好ましい。
ス繊維を含んでいることを特徴とする請求項1または2
記載の繊維強化プラスチック構造体。炭素繊維はPAN
系、ピッチ系いずれでもよいが、ストランド強度が3×
109 Pa以上、引張弾性率が2×1011Pa以上のものが
薄肉化が可能となるので好ましい。
【0009】(4)連続繊維が織物または一方向引揃え
シートの形態をしていることを特徴とする、請求項1な
いし3のいずれかに記載の繊維強化プラスチック構造
体。連続繊維が織物の場合は、目開きの少ない平織物が
表面平滑性の向上や反り防止の面で好ましい。また、朱
子織物を用いる場合は、反りを抑制するために表裏対称
のものが好ましい。
シートの形態をしていることを特徴とする、請求項1な
いし3のいずれかに記載の繊維強化プラスチック構造
体。連続繊維が織物の場合は、目開きの少ない平織物が
表面平滑性の向上や反り防止の面で好ましい。また、朱
子織物を用いる場合は、反りを抑制するために表裏対称
のものが好ましい。
【0010】(5)第1部材を構成している樹脂が熱硬
化性樹脂であり、第2部材を構成している樹脂が熱可塑
性樹脂であることを特徴とする、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の繊維強化プラスチック構造体。熱硬化性
樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などいずれを用
いてもよい。また、熱可塑性樹脂としては、ポリアミド
樹脂、ポリカーボネート樹脂、PBT樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂などいずれ
を用いてもよい。また、必要に応じて無機粒子、難燃
剤、着色剤、補強材等を添加すると、耐火性、難燃性、
外観、強度等が向上するので好ましい。補強材は、無機
フィラー、ウィスカー、繊維等いずれでもよい。
化性樹脂であり、第2部材を構成している樹脂が熱可塑
性樹脂であることを特徴とする、請求項1ないし4のい
ずれかに記載の繊維強化プラスチック構造体。熱硬化性
樹脂としては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂などいずれを用
いてもよい。また、熱可塑性樹脂としては、ポリアミド
樹脂、ポリカーボネート樹脂、PBT樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂などいずれ
を用いてもよい。また、必要に応じて無機粒子、難燃
剤、着色剤、補強材等を添加すると、耐火性、難燃性、
外観、強度等が向上するので好ましい。補強材は、無機
フィラー、ウィスカー、繊維等いずれでもよい。
【0011】(6)第1部材と第2部材とが接合されて
いることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに
記載の繊維強化プラスチック構造体。接合は、接着剤ま
たは接着テープによる場合と、一体成形により第1部材
と第2部材とが直接接着している場合とがある。接着強
度や製造工程の簡略化の点では一体成形によるのが好ま
しい。また、接着剤を用いる場合、顔料または染料を添
加すると接合部を目立ちにくくすることができるので好
ましい。
いることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに
記載の繊維強化プラスチック構造体。接合は、接着剤ま
たは接着テープによる場合と、一体成形により第1部材
と第2部材とが直接接着している場合とがある。接着強
度や製造工程の簡略化の点では一体成形によるのが好ま
しい。また、接着剤を用いる場合、顔料または染料を添
加すると接合部を目立ちにくくすることができるので好
ましい。
【0012】(7)第1部材の側端面にテーパが設けら
れていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれ
かに記載の繊維強化プラスチック構造体。テーパの角度
は20〜85度の範囲が好ましいが、30〜60度の範
囲とすると、端部の強度と、後述するテーパによる効果
を両立し易いためさらに好ましい。なお、テーパは必ず
しも側端面全面に設ける必要はなく、面取りでも良く、
また角に丸みを付けることであってもよい。
れていることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれ
かに記載の繊維強化プラスチック構造体。テーパの角度
は20〜85度の範囲が好ましいが、30〜60度の範
囲とすると、端部の強度と、後述するテーパによる効果
を両立し易いためさらに好ましい。なお、テーパは必ず
しも側端面全面に設ける必要はなく、面取りでも良く、
また角に丸みを付けることであってもよい。
【0013】(8)請求項1ないし7のいずれかに記載
の繊維強化プラスチック構造体を製造するに際し、第1
部材と第2部材とを別々に成形した後、両部材を重ね合
わせて接合することを特徴とする、繊維強化プラスチッ
ク構造体の製造方法。接合方法としては、嵌合、ねじ止
めなども考えられるが、通常は接着剤による。
の繊維強化プラスチック構造体を製造するに際し、第1
部材と第2部材とを別々に成形した後、両部材を重ね合
わせて接合することを特徴とする、繊維強化プラスチッ
ク構造体の製造方法。接合方法としては、嵌合、ねじ止
めなども考えられるが、通常は接着剤による。
【0014】(9)請求項1ないし7のいずれかに記載
の繊維強化プラスチック構造体を製造するに際し、第1
部材を予め成形しておき、その第1部材に第2部材を一
体成形することを特徴とする、繊維強化プラスチック構
造体の製造方法。一体成形の方法は、トランスファー成
形、プレス成形、射出成形などいずれでもよいが、射出
成形を用いると薄型で複雑な形状にも成形し易いので好
ましい。
の繊維強化プラスチック構造体を製造するに際し、第1
部材を予め成形しておき、その第1部材に第2部材を一
体成形することを特徴とする、繊維強化プラスチック構
造体の製造方法。一体成形の方法は、トランスファー成
形、プレス成形、射出成形などいずれでもよいが、射出
成形を用いると薄型で複雑な形状にも成形し易いので好
ましい。
【0015】(10)請求項1ないし7のいずれかに記
載の繊維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴と
する電気・電子機器用内部支持体。内部支持体とは、部
品等を支持するために機器の内部に設けられる各種の支
持体である。
載の繊維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴と
する電気・電子機器用内部支持体。内部支持体とは、部
品等を支持するために機器の内部に設けられる各種の支
持体である。
【0016】(11)請求項1ないし7のいずれかに記
載の繊維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴と
する電気・電子機器用キーボード支持体。
載の繊維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴と
する電気・電子機器用キーボード支持体。
【0017】(12)請求項1ないし7のいずれかに記
載の繊維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴と
する電気・電子機器用筐体。
載の繊維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴と
する電気・電子機器用筐体。
【0018】(13)請求項10に記載の内部支持体、
請求項11に記載のキーボード支持体および請求項12
に記載の筺体のうちの少なくとも一つを用いたことを特
徴とするキーボード。キーボードとは、例えばパーソナ
ルコンピュータのキー入力装置のようなものである。
請求項11に記載のキーボード支持体および請求項12
に記載の筺体のうちの少なくとも一つを用いたことを特
徴とするキーボード。キーボードとは、例えばパーソナ
ルコンピュータのキー入力装置のようなものである。
【0019】(14)請求項10に記載の内部支持体、
請求項11に記載のキーボード支持体および請求項12
に記載の筺体のうちの少なくとも一つを用いたことを特
徴とするディスプレイ装置。ディスプレイ装置とは、C
RT、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、プラズマ
ディスプレイ等の、電気信号を文字や映像として表示す
る装置である。
請求項11に記載のキーボード支持体および請求項12
に記載の筺体のうちの少なくとも一つを用いたことを特
徴とするディスプレイ装置。ディスプレイ装置とは、C
RT、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、プラズマ
ディスプレイ等の、電気信号を文字や映像として表示す
る装置である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の好ましい
実施の形態を図面を用いて説明する。なお、ここでは簡
単のため繊維強化プラスチック構造体が2つの部材から
なる場合について説明するが、3つ以上の部材からなる
場合もある。
実施の形態を図面を用いて説明する。なお、ここでは簡
単のため繊維強化プラスチック構造体が2つの部材から
なる場合について説明するが、3つ以上の部材からなる
場合もある。
【0021】図1に、連続繊維を含む樹脂からなる第1
部材1と、樹脂か、短繊維を含む樹脂からなる第2部材
2との層状構成を有し、かつ第1部材1の側端面11が
第2部材2で覆われている繊維強化プラスチック構造体
の断面を示す。第1部材1の側端面11は第2部材2で
全て覆われている。第1部材1の側端面11は第2部材
2で包み込まれていてもよい。
部材1と、樹脂か、短繊維を含む樹脂からなる第2部材
2との層状構成を有し、かつ第1部材1の側端面11が
第2部材2で覆われている繊維強化プラスチック構造体
の断面を示す。第1部材1の側端面11は第2部材2で
全て覆われている。第1部材1の側端面11は第2部材
2で包み込まれていてもよい。
【0022】図2に、第1部材1の側端面11にテーパ
を付与したものの断面を示す。このように、第2部材2
側が狭くなるようなテーパを付与すると、別々に成形し
た第1部材1と第2部材2を接合する場合、はめ込み作
業が容易になる。また、第1部材1に第2部材2を一体
成形する場合、第2部材2が側端面11に回り込み易く
なる。また、第2部材2側が広くなるようなテーパを付
与すると、第1部材1と第2部材2の接合がより確実に
なる等の効果を比較的簡単に実現できる。
を付与したものの断面を示す。このように、第2部材2
側が狭くなるようなテーパを付与すると、別々に成形し
た第1部材1と第2部材2を接合する場合、はめ込み作
業が容易になる。また、第1部材1に第2部材2を一体
成形する場合、第2部材2が側端面11に回り込み易く
なる。また、第2部材2側が広くなるようなテーパを付
与すると、第1部材1と第2部材2の接合がより確実に
なる等の効果を比較的簡単に実現できる。
【0023】
実施例1 まず、炭素繊維平織物(目付:200g/m2 ) にフェ
ノール樹脂を含浸させた後乾燥し、プリプレグを得た。
本プリプレグを所定形状に切断し、1プライで平板を成
形し、図3に示すような、肉厚約0.2mmのノート型パ
ソコン用キーボード支持体第1部材3を得た。
ノール樹脂を含浸させた後乾燥し、プリプレグを得た。
本プリプレグを所定形状に切断し、1プライで平板を成
形し、図3に示すような、肉厚約0.2mmのノート型パ
ソコン用キーボード支持体第1部材3を得た。
【0024】次に、PPS樹脂(ガラス繊維20wt%入
り)を用いて、シリンダー温度320℃、金型温度12
5℃にて、図4に示すような、キーボード支持体第1部
材3の側端面を覆う形状のノート型パソコン用キーボー
ド支持体第2部材4を成形した。なお、図4において4
1はリブ部、42はボス部、43はヒンジ部である。そ
して、両部材の接着面を洗浄した後、黒色染料を0.6
wt%含有させたウレタン接着剤を塗布し、室温下に20
分ほど放置した。しかる後、40℃に加熱したホットプ
レスにて49Paの圧力で1分間加熱、加圧して両部材を
貼り合わせた。かくして、図5に示すような、リブ部4
1、ボス部42およびヒンジ部43(図4)を除く厚さ
が0.8mm、軽量、高強度・高剛性で電磁波シールド特
性に優れ、キーボード支持体第1部材3の側端面のささ
くれや剥がれがなく、しかも接着剤のはみ出しがなく、
接着剤層が目立ちにくい、ノート型パソコン用キーボー
ド支持体を得た。
り)を用いて、シリンダー温度320℃、金型温度12
5℃にて、図4に示すような、キーボード支持体第1部
材3の側端面を覆う形状のノート型パソコン用キーボー
ド支持体第2部材4を成形した。なお、図4において4
1はリブ部、42はボス部、43はヒンジ部である。そ
して、両部材の接着面を洗浄した後、黒色染料を0.6
wt%含有させたウレタン接着剤を塗布し、室温下に20
分ほど放置した。しかる後、40℃に加熱したホットプ
レスにて49Paの圧力で1分間加熱、加圧して両部材を
貼り合わせた。かくして、図5に示すような、リブ部4
1、ボス部42およびヒンジ部43(図4)を除く厚さ
が0.8mm、軽量、高強度・高剛性で電磁波シールド特
性に優れ、キーボード支持体第1部材3の側端面のささ
くれや剥がれがなく、しかも接着剤のはみ出しがなく、
接着剤層が目立ちにくい、ノート型パソコン用キーボー
ド支持体を得た。
【0025】実施例2 PPS樹脂に代えて液晶ポリマー(ガラス短繊維35wt
%入り)を用いたほかは実施例1と同様にして、ノート
型パソコン用キーボード支持体を得た。この支持体もま
た、実施例1で得られたものと同様、リブ部41、ボス
部42およびヒンジ部43(図4)を除く厚さが0.8
mm、軽量、高強度・高剛性で電磁波シールド特性に優
れ、キーボード支持体第1部材3の側端面のささくれや
剥がれがなく、しかも接着剤のはみ出しがなく、接着剤
層が目立ちにくいものであった。
%入り)を用いたほかは実施例1と同様にして、ノート
型パソコン用キーボード支持体を得た。この支持体もま
た、実施例1で得られたものと同様、リブ部41、ボス
部42およびヒンジ部43(図4)を除く厚さが0.8
mm、軽量、高強度・高剛性で電磁波シールド特性に優
れ、キーボード支持体第1部材3の側端面のささくれや
剥がれがなく、しかも接着剤のはみ出しがなく、接着剤
層が目立ちにくいものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明の繊維強化プラスチック構造体
は、連続繊維を含む樹脂からなる第1部材と、樹脂か、
または短繊維を含む樹脂からなる第2部材との層状構成
を有し、かつ第1部材の側端面が第2部材で覆われてい
るので、第1部材側端面のささくれや剥がれ、繊維の脱
落や飛散等を防止できる。また、接着剤のはみ出しによ
る外観不良や、はみ出した接着剤を除去するためにかか
っていた余計なコストを削減できる。しかも、薄肉、軽
量、高強度・高剛性にでき、連続繊維として炭素繊維を
用いれば優れた電磁波シールド特性も得られる。
は、連続繊維を含む樹脂からなる第1部材と、樹脂か、
または短繊維を含む樹脂からなる第2部材との層状構成
を有し、かつ第1部材の側端面が第2部材で覆われてい
るので、第1部材側端面のささくれや剥がれ、繊維の脱
落や飛散等を防止できる。また、接着剤のはみ出しによ
る外観不良や、はみ出した接着剤を除去するためにかか
っていた余計なコストを削減できる。しかも、薄肉、軽
量、高強度・高剛性にでき、連続繊維として炭素繊維を
用いれば優れた電磁波シールド特性も得られる。
【図1】本発明の一例に係る繊維強化プラスチック構造
体の横断面図である。
体の横断面図である。
【図2】本発明の他の例に係る繊維強化プラスチック構
造体の横断面図である。
造体の横断面図である。
【図3】実施例のキーボート支持体第1部材の斜視図で
ある。
ある。
【図4】実施例のキーボート支持体第2部材の斜視図で
ある。
ある。
【図5】実施例のキーボード支持体の一部断面斜視図で
ある。
ある。
1:第1部材 11:側端面 2:第2部材 3:キーボード支持体第1部材 4:キーボード支持体第2部材 41:リブ部 42:ボス部 43:ヒンジ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 17/04 B32B 27/08 27/08 7301−4E H05K 5/02 J H05K 5/02 B29C 67/14 P
Claims (14)
- 【請求項1】連続繊維を含む樹脂からなる第1部材と、
樹脂からなる第2部材との層状構成を有し、かつ第1部
材の側端面が第2部材で覆われていることを特徴とする
繊維強化プラスチック構造体。 - 【請求項2】連続繊維を含む樹脂からなる第1部材と、
短繊維を含む樹脂からなる第2部材との層状構成を有
し、かつ第1部材の側端面が第2部材で覆われているこ
とを特徴とする繊維強化プラスチック構造体。 - 【請求項3】連続繊維として炭素繊維またはガラス繊維
を含んでいることを特徴とする、請求項1または2記載
の繊維強化プラスチック構造体。 - 【請求項4】連続繊維が織物または一方向引揃えシート
の形態をしていることを特徴とする、請求項1ないし3
のいずれかに記載の繊維強化プラスチック構造体。 - 【請求項5】第1部材を構成している樹脂が熱硬化性樹
脂であり、第2部材を構成している樹脂が熱可塑性樹脂
であることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか
に記載の繊維強化プラスチック構造体。 - 【請求項6】第1部材と第2部材とが接合されているこ
とを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の
繊維強化プラスチック構造体。 - 【請求項7】第1部材の側端面にテーパが設けられてい
ることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれかに記
載の繊維強化プラスチック構造体。 - 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載の繊維
強化プラスチック構造体を製造するに際し、第1部材と
第2部材とを別々に成形した後、両部材を重ね合わせて
接合することを特徴とする、繊維強化プラスチック構造
体の製造方法。 - 【請求項9】請求項1ないし7のいずれかに記載の繊維
強化プラスチック構造体を製造するに際し、第1部材を
予め成形しておき、その第1部材に第2部材を一体成形
することを特徴とする、繊維強化プラスチック構造体の
製造方法。 - 【請求項10】請求項1ないし7のいずれかに記載の繊
維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴とする電
気・電子機器用内部支持体。 - 【請求項11】請求項1ないし7のいずれかに記載の繊
維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴とする電
気・電子機器用キーボード支持体。 - 【請求項12】請求項1ないし7のいずれかに記載の繊
維強化プラスチック構造体を用いたことを特徴とする電
気・電子機器用筐体。 - 【請求項13】請求項10に記載の内部支持体、請求項
11に記載のキーボード支持体および請求項12に記載
の筺体のうちの少なくとも一つを用いたことを特徴とす
るキーボード。 - 【請求項14】請求項10に記載の内部支持体、請求項
11に記載のキーボード支持体および請求項12に記載
の筺体のうちの少なくとも一つを用いたことを特徴とす
るディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8098142A JPH09277420A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 繊維強化プラスチック構造体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8098142A JPH09277420A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 繊維強化プラスチック構造体およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277420A true JPH09277420A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14211972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8098142A Pending JPH09277420A (ja) | 1996-04-19 | 1996-04-19 | 繊維強化プラスチック構造体およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277420A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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