JPH09277585A - 蛍光プリントヘッド - Google Patents

蛍光プリントヘッド

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JPH09277585A
JPH09277585A JP9858796A JP9858796A JPH09277585A JP H09277585 A JPH09277585 A JP H09277585A JP 9858796 A JP9858796 A JP 9858796A JP 9858796 A JP9858796 A JP 9858796A JP H09277585 A JPH09277585 A JP H09277585A
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幸彦 清水
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昌夫 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】蛍光プリントヘッドをダイナミック駆動にして
ICの数を減らす。 【解決手段】外囲器5の陽極基板2の上には、複数個の
陽極ドット6からなる2本の陽極列7,8 がある。陽極ド
ット6は千鳥状である。陽極列7,8 の間で隣接する2個
の陽極ドット6,6 は共通に接続され、列の片側でIC10
に接続される。陽極列7,8 の上方には第1・第2の陰極
12,13 がある。陽極列7,8 の間には遮蔽電極20がある。
遮蔽電極20に関し、各陰極12,13 の側にはそれぞれ第1
・第2の制御電極30,31 がある。遮蔽電極20には常時正
の電圧が印加される。陽極列7,8 の隣接する2個の陽極
ドット6,6 の組がIC10によって順次駆動される。同期
して制御電極30又は31に選択信号が印加される。制御電
極30が選択されれば、これと遮蔽電極20の間に電子が入
り、陽極列7の駆動信号が与えられた陽極ドット6に電
子が射突する。負の電圧が印加された制御電極31の電界
で陰極13からは電子が出ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光表示管の発光
原理を応用した光書き込み用の蛍光プリントヘッドに関
する。本発明の蛍光プリントヘッドは、感光ドラムに対
する書き込み、感光性フィルムに対する書き込み等、各
種用途の光プリンタに広く応用可能である。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のスタティック駆動の蛍光
プリントヘッド100を示す斜視図である。陽極基板1
01と側面板102と背面基板103は封着ガラスによ
って箱形に組み立てられて外囲器104を構成してい
る。外囲器104の内部は高真空状態とされている。陽
極基板101の内面の上には、所定間隔で並んだ複数の
陽極ドットからなる陽極列105が2列配置されてい
る。2列の陽極列105,105は互いに平行であり、
列の長手方向と直交する方向に所定の間隔をおいてい
る。2列の陽極列105,105は、列の長手方向にお
ける各陽極ドットの位置が列間で一致しないようになっ
ている。即ち、それぞれ多数個の陽極ドットからなる2
列の陽極列105,105は、列間で隣接する各陽極ド
ットが千鳥状の配置となっている。
【0003】この蛍光プリントヘッド100はスタティ
ック駆動であり、陽極駆動用ドライバであるIC106
の出力ビット数と、陽極ドットの数が1対1の関係にあ
る。即ち、各陽極ドットは電気的に別々であり、それぞ
れ陽極基板101上の配線導体によって列の外方に引き
出されている。前記外囲器104の内部において、前記
陽極列105の外側には陽極駆動用ドライバであるIC
106が配置されている。そして前記各陽極ドットから
引き出された配線導体は、それぞれIC106の対応す
る端子に接続されている。
【0004】前記外囲器104内において、前記陽極列
105の上方には陽極列105に沿ってフィラメント状
の2本の陰極107,107が張設されている。2列の
陽極列105,105の外側には、それぞれ遮蔽電極1
08,108が設けられ、陰極107から放出されて陽
極列105に向かう電子が前記IC106に射突するの
を防止している。
【0005】前記蛍光プリントヘッド100の駆動にお
いては、IC106を駆動して各陽極列105の陽極ド
ットに表示信号を与える。陽極ドットの発光は、透光性
の陽極基板101を通して前方に照射される。
【0006】この例では、外囲器104の内部にIC1
06が収納されていたが、外囲器を構成する陽極基板を
外囲器の外形よりもやや大きくし、外囲器の外形から突
出した陽極基板の一部分の上面側にICを配置してもよ
い。また、ドライバICや接続端子を可撓性の樹脂テー
プの上に設けたものを、蛍光プリントヘッドの外囲器の
両側に導出した陽極配線に異方性導電部材を介して接続
し、蛍光プリントヘッド装置としてモジュール化しても
よい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】スタティック駆動の前
記蛍光プリントヘッド100は、陽極駆動用ドライバで
あるIC106の出力ビット数が多く、必要とするIC
106の数が多いという問題があった。蛍光プリントヘ
ッドの製造費に占めるドライバICの割合は大きく、こ
れが低価格化への大きな障害になっている。
【0008】また、ドライバICを外囲器の内部に配置
する構造、又は外部の陽極基板上に配置する構造を採用
すると、蛍光プリントヘッドを小型化することが困難に
なってしまう。また、外囲器の両側に引き出された陽極
配線にICを載せたテープを接続する構造は、外部の両
側にICを取り付けて蛍光プリントヘッド装置としてモ
ジュール化する時に小型化の障害になる。
【0009】前記の問題を解決するために、蛍光プリン
トヘッドをダイナミック駆動にすることを本発明者等は
検討したが、次のような解決すべき新たな課題を発見す
るに至った。即ち、陽極ドットが千鳥に2列に並ぶ陽極
列を備えた蛍光プリントヘッドにおいて、2列の間で隣
接する2個の陽極ドットをそれぞれ接続して陽極ドライ
バのビット数を半分にし、デューティ比を1/2にして
陽極を駆動すれば、ICに必要なビット数は半分にな
る。しかし、その場合には陽極駆動に同期して2列の陽
極列の何れかを選択できるようにするための電極構造を
設けなければならない。
【0010】2列の陽極列のいずれかを選択するために
は、陰極と各陽極列の間にそれぞれ制御電極を設けるこ
とが考えられる。例えば、従来蛍光表示管において広く
用いられている制御電極の構造としては、メッシュ状制
御電極やワイヤー状制御電極等がある。
【0011】メッシュ状制御電極は、発光部分に影がで
きてしまうので、蛍光プリントヘッドの光量がばらつく
原因になるので好ましくない。また、隣接する陽極列の
間隔が小さいので、2つのメッシュ状制御電極を接触し
ないように配置することが困難である。さらに、一方の
陽極列を選択して他方にカットオフの負電位を与える
と、選択しようとした側の陽極に電子が流入するのを妨
げるおそれがある。
【0012】ワイヤー状制御電極も上記メッシュ状制御
電極と略同様の問題を有しているが、この他陽極ドット
とワイヤーの位置合わせに高い位置精度が必要であると
いう問題もある。
【0013】本発明は、陽極ドットが千鳥に並ぶ2列の
陽極列を備えた蛍光プリントヘッドにおいて、発光駆動
に支障のない電極構造を導入することによってダイナミ
ック駆動を実現し、ICの数を減らして小型化と製造コ
ストの低減を達成することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された蛍
光プリントヘッドは、陽極基板と、基板の長手方向に沿
って所定間隔をおいて並べられた複数個の陽極ドットか
らなる第1及び第2の陽極列が、基板の長手方向に関す
る陽極ドットの位置が一致しないように、基板の長手方
向と直交する第2の方向に所定の間隔をおいて前記陽極
基板上に配置され、第1及び第2の陽極列の間で隣接す
る2個の陽極ドットがそれぞれ共通に接続されてなる陽
極と、前記陽極の各陽極ドットを順次走査する駆動手段
と、前記第1の陽極列の上方に設けられたフィラメント
状の第1の陰極と、前記第2の陽極列の上方に設けられ
たフィラメント状の第2の陰極と、前記第1の陽極列の
上方の空間と前記第2の陽極列の上方の空間を区画する
ように前記第1の陰極と前記第2の陰極の間に設けら
れ、ゼロ電位もしくは正電位が印加される遮蔽電極と、
前記遮蔽電極に関し前記第1の陰極が配置された側に設
けられて第1の陽極列を選択する選択電圧が印加される
第1の制御電極と、前記遮蔽電極に関し前記第2の陰極
が配置された側に設けられて第2の陽極列を選択する選
択電圧が印加される第2の制御電極とを有している。
【0015】請求項2に記載された蛍光プリントヘッド
は、請求項1記載の蛍光プリントヘッドにおいて、前記
遮蔽電極が前記陽極基板に対して実質的に垂直となるよ
うに前記陽極基板上に配設された板状の電極部材から構
成されることを特徴としている。
【0016】請求項3に記載された蛍光プリントヘッド
は、請求項2記載の蛍光プリントヘッドにおいて、前記
遮蔽電極の上端が前記第1及び第2の陰極よりも上方に
位置することを特徴としている。
【0017】請求項4に記載された蛍光プリントヘッド
は、請求項1記載の蛍光プリントヘッドにおいて、前記
第1及び第2の制御電極の少なくとも各一部が、それぞ
れ第1及び第2の陰極を前記遮蔽電極との間に挟む位置
に配置されていることを特徴としている。
【0018】請求項5に記載された蛍光プリントヘッド
は、請求項1記載の蛍光プリントヘッドにおいて、前記
第1及び第2の制御電極の少なくとも各一部が前記第1
及び第2の陰極よりも上方に位置していることを特徴と
している。
【0019】請求項6に記載された蛍光プリントヘッド
は、請求項5記載の蛍光プリントヘッドにおいて、前記
陽極基板に対面して配置された第2の絶縁基板を有し、
前記第1及び第2の制御電極が前記絶縁基板の内面に絶
縁層を介して取り付けられたことを特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の一例を図1
〜図4を参照して説明する。この蛍光プリントヘッド
は、陽極基板2と側面板3と背面基板4が封着ガラスに
よって箱形に組み立てられた外囲器5を有している。外
囲器5の内部は高真空状態とされている。
【0021】陽極基板2の内面の上には、陽極基板2の
長手方向に沿って、各複数個の陽極ドット6からなる第
1及び第2の陽極列7,8が設けられている。各陽極ド
ット6は、陽極基板2上に形成されたアルミニウム等の
枠状導電膜と、該枠状導電膜の上に被着された蛍光体層
とを有する。第1及び第2の陽極列7,8は、基板の長
手方向と直交する方向に所定の間隔をおいて並んでい
る。第1及び第2の陽極列7,8の各陽極ドット6は、
基板の長手方向に関する位置が一致しないようになって
いる。即ち、両陽極列7,8の各陽極ドット6は、列間
で隣接する各陽極ドット6,6が千鳥状の配置となって
いる。そして、第1及び第2の陽極列7,8の間で隣接
する2個の陽極ドット6,6はそれぞれ共通に接続さ
れ、2列の陽極列7,8の片側に陽極配線9で導出され
ている。
【0022】この蛍光プリントヘッド1はダイナミック
駆動である。第1及び第2の陽極列7,8の隣接する2
個の陽極ドット6,6は接続され、それぞれ陽極基板2
上の陽極配線9によって列の外方に引き出されている。
外囲器5の内部において、陽極列の一方の外側には陽極
の駆動手段であるIC10が配置されている。前記各陽
極ドット6から引き出された配線導体は、それぞれIC
10の対応する端子に接続されている。IC10の数は
従来のスタティック駆動の場合の半分で済む。
【0023】前記陽極基板2の上面には、平面制御電極
11が設けられている。平面制御電極11はアルミニウ
ム等の導電膜からなり、前記陽極ドット6及び陽極配線
9等を囲んで陽極ドット6と同一平面内に設けられてい
る。駆動時には、平面制御電極11には常時正の電圧が
印加され、近傍の電界を一定にする。
【0024】前記外囲器5内において、前記第1及び第
2の各陽極列7,8の上方には、各陽極列7,8に沿っ
て(前記第1の方向に沿って)フィラメント状の第1の
陰極12と第2の陰極13がそれぞれ張設されている。
また背面基板4の内面には、帯電防止用の透光性の導電
膜であるネサ膜14が形成されている。このネサ膜14
の表面には、反射防止層が形成されており、陽極からの
光を吸収して陽極側に反射させない機能を有する。
【0025】第1の陽極列7と第2の陽極列8の間に
は、遮蔽電極20が設けられている。遮蔽電極20は平
板状の電極部材であり、陽極基板2に略垂直に設置され
ている。その下端は所定の微小間隔(本例では約0.3
mm)をおいて陽極基板2の上方に設けられている。遮
蔽電極20の下端と陽極基板2の間には絶縁層を設けて
もよい。遮蔽電極20の上端は第1及び第2の陰極1
2,13の位置よりも上方であり、陰極から出た電子が
遮蔽電極20を越えて反対側に流れることを防止する。
【0026】前記遮蔽電極20に関し、前記第1の陰極
12が配置されている側の空間には、第1の制御電極3
0が設けられている。前記遮蔽電極20に関し、前記第
2の陰極13が配置されている側の空間には、第2の制
御電極31が設けられている。各制御電極30,31
は、前記第1の方向に直交する面内で見て断面略L字形
の板材であり、陽極基板2に水平なフランジ板部を陽極
基板2の表面に平行に配置している。制御電極のフラン
ジ板部は、微小間隔(本例では約0.5mm)をおいて
陽極基板2の上方に設けられている。両制御電極30,
31の上端は陰極12,13よりも上方に位置する。即
ち、陰極12,13は、前記遮蔽電極20と両制御電極
30,31によって囲まれている。本例では、各陰極1
2,13は、前記遮蔽電極20と対応する制御電極3
0,31の略中間に配置されている。
【0027】前記蛍光プリントヘッド1の駆動を説明す
る。第1及び第2の陰極12,13は常時通電され、電
子を放出する。遮蔽電極20には常時ゼロか正の電圧が
印加される。平面制御電極11には常時正の電圧が印加
される。第1及び第2の陽極列7,8の隣接する2個の
陽極ドット6,6の組が、IC10によって順次駆動さ
れる。各陽極ドット6の走査に同期して、第1及又は第
2の制御電極30,31に選択信号が印加される。例え
ば、陽極列の走査タイミングに同期して第1の制御電極
30に正の電圧が印加される時、第2の制御電極31に
負の電圧が印加される。正の電圧が印加された第1の制
御電極30と遮蔽電極20との間に電子が入り、第1の
陽極列7の駆動信号が与えられている陽極ドット6に電
子が射突する。負の電圧が印加された第2の制御電極3
1と遮蔽電極20との間には電界に阻まれて電子が入れ
ず、第2の陽極列8に電子が射突することはない。
【0028】遮蔽電極20の上端は陰極12,13より
も高いので、発光させない側に電子が流入することは防
止される。正の電圧が印加された遮蔽電極20により、
負の電圧が印加された制御電極の電位の影響は、制御電
極に正の電圧が印加された発光させる側には及ばず、制
御電極に正の電圧が印加された側の陽極ドット6を選択
的に発光する。
【0029】遮蔽電極20の上端と制御電極30,31
の上端の開口幅を制限すれば、該遮蔽電極20と該制御
電極30,31の間にある陽極列7,8と、該制御電極
30,31とに流れる無効電流の値を低減させることが
できる。
【0030】陽極ドット6の発光は、透光性の陽極導体
と陽極基板2を通して陽極基板2の前方に照射される。
背面基板4の内面には反射防止層があるので、陽極から
の光を吸収して陽極側に反射させない。この反射防止層
がないと、陽極側に戻った光が陽極ドット6と平面制御
電極11の隙間から陽極基板2の側に漏れ、発光ドット
の表示コントラストが低下してしまう。
【0031】本例によれば、各陽極ドット6が千鳥状に
配設された2列の陽極列7,8を有する蛍光プリントヘ
ッド1において、両陽極列7,8の間に遮蔽電極20を
設け、各陽極列7,8毎に制御電極30,31を設け、
陽極列7,8をダイナミック駆動して制御電極30,3
1によって陽極列7,8を選択する構成としたので、ダ
イナミック駆動における陽極列7,8の選択を支障なく
行うことができ、陽極列7,8の各陽極ドット6の発光
輝度にばらつきが生じることがなく、ICの数を減らし
て小型化と製造コストの低減を実現できた。
【0032】前記例において遮蔽電極20や第1及び第
2の制御電極30,31の各表面に反射防止膜を設けれ
ば、陽極からの光を吸収する効果がさらに高まり、表示
コントラストをさらに向上させる。
【0033】図4は、本例において第1の制御電極30
に正の電位を与え、第2の制御電極31に負の電位を与
えた時の外囲器5内の電界と電子の軌跡を示した図であ
る。この図から分かるように、第1の制御電極30の側
の陰極12から放出された電子は、この制御電極30の
側の陽極列7に大部分が射突し、遮蔽電極20を越えて
となりの陽極列8に射突するものはない。即ち、点灯し
ようとしている陽極列の側の陰極から出た電子は、反対
側の制御電極に与えられた負電位による電界のために遮
蔽電極20を殆ど越えることができない。また、第2の
制御電極31の側の陰極13からは、第2の制御電極3
1の負電界に囲まれて電子が放出されない。このため、
本例では不要な発光はほぼ完全に防止され、選択した陽
極ドット6のみが発光する。
【0034】図5に、制御電極の他の形態例を示す。
(a)に示す制御電極40,41は、前記例の制御電極
30,31を上下反対に設置して陰極12,13の上方
にフランジ板部を配置したものである。(b)に示す制
御電極50,51は、遮蔽電極20と同一の形状・寸法
の平板状部材からなる。(c)に示す制御電極60,6
1は平板状部材であり、背面基板4の内面に絶縁層62
を介して取り付けられている。即ち、制御電極は必ずし
も陽極基板2の側に取り付けるとは限らない。(d)に
示す制御電極70,71は円筒形を半分割した形状であ
り、陰極12,13がその中心に位置するように配置さ
れている。(e)に示す制御電極80,81は略コ字形
の制御電極であり、内側を遮蔽電極20に向けたもので
ある。
【0035】第1の例の制御電極30,31や図5
(a)の制御電極40,41は、単なる平板状である図
5(b)の制御電極50,51よりも機械的強度が高
い。また、第1の例の制御電極30,31や図5(a)
の制御電極40,41よりも、図5(e)のコ字形の制
御電極80,81の方が機械的強度が高い。
【0036】本発明の制御電極は、点灯側においては、
陰極を正の電界で囲んで陰極から電子を引き出して陽極
に射突させ、非点灯側においては、陰極を負の電界で囲
んで電子が放出されないようにしている。このような前
記制御電極の機能は、制御電極の面積と、制御電極と陰
極の間隔等によって定まる。かかる機能を達成させる観
点から見ると、制御電極の形状は、電子が陽極に射突す
る邪魔にならず、陰極の近傍に負の電界を形成させるの
に適したものであればよい。
【0037】以上例をあげて説明した本発明の蛍光プリ
ントヘッドは、各種印刷装置の感光ドラムに光で潜像を
形成するための光プリントヘッドや、ビデオ画像を印画
紙やフィルム上に写し込むための光プリントヘッドや、
その他各種記録手段における光記録装置の光プリントヘ
ッドとして広く適用可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、各陽極ドットが千鳥状
に配設された2列の陽極列を有する蛍光プリントヘッド
において、両陽極列の間に遮蔽電極を設け、各陽極列毎
に制御電極を設け、陽極列をダイナミック駆動して制御
電極によって陽極列を選択する構成としたので、ダイナ
ミック駆動における陽極列の選択を支障なく行うことが
でき、陽極列の各陽極ドットの発光輝度にばらつきが生
じることがなく、ICの数を減らして小型化と製造コス
トの低減を実現できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例を示す断面図で
ある。
【図2】図1のA−A切断線における断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の第1の例を示す一部を切
り欠いた斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態の第1の例における電界解
析図である。
【図5】本発明の実施の形態における制御電極の各種の
形状例を示す図である。
【図6】従来の蛍光プリントヘッドを示す一部を切り欠
いた斜視図である。
【符号の説明】
1 蛍光プリントヘッド 2 陽極基板 6 陽極ドット 7 第1の陽極列 8 第2の陽極列 10 陽極の駆動手段としてのIC 12 第1の陰極 13 第2の陰極 20 遮蔽電極 30,40,50,60,70,80 第1の制御電極 31,41,51,61,71,81 第2の制御電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極基板と、 基板の長手方向に沿って所定間隔をおいて並べられた複
    数個の陽極ドットからなる第1及び第2の陽極列が、基
    板の長手方向に関する陽極ドットの位置が一致しないよ
    うに、基板の長手方向と直交する第2の方向に所定の間
    隔をおいて前記陽極基板上に配置され、第1及び第2の
    陽極列の間で隣接する2個の陽極ドットがそれぞれ共通
    に接続されてなる陽極と、 前記陽極の各陽極ドットを駆動する駆動手段と、 前記第1の陽極列の上方に設けられたフィラメント状の
    第1の陰極と、 前記第2の陽極列の上方に設けられたフィラメント状の
    第2の陰極と、 前記第1の陽極列の上方の空間と前記第2の陽極列の上
    方の空間を区画するように前記第1の陰極と前記第2の
    陰極の間に設けられ、ゼロ電位もしくは正電位が印加さ
    れる遮蔽電極と、 前記遮蔽電極に関し前記第1の陰極が配置された側に設
    けられて第1の陽極列を選択する選択電圧が印加される
    第1の制御電極と、 前記遮蔽電極に関し前記第2の陰極が配置された側に設
    けられて第2の陽極列を選択する選択電圧が印加される
    第2の制御電極と、 を有する蛍光プリントヘッド。
  2. 【請求項2】 前記遮蔽電極が前記陽極基板に対して実
    質的に垂直となるように前記陽極基板から離間した上方
    に配設された板状の電極部材から構成される請求項1記
    載の蛍光プリントヘッド。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽電極の上端が前記第1及び第2
    の陰極よりも上方に位置する請求項2記載の蛍光プリン
    トヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の制御電極の少なくと
    も各一部が、それぞれ第1及び第2の陰極を前記遮蔽電
    極との間に挟む位置に配置されている請求項1記載の蛍
    光プリントヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の制御電極の少なくと
    も各一部が前記第1及び第2の陰極よりも上方に位置し
    ている請求項1記載の蛍光プリントヘッド。
  6. 【請求項6】 前記陽極基板に対面して配置された第2
    の絶縁基板を有し、前記第1及び第2の制御電極が前記
    絶縁基板の内面に絶縁層を介して取り付けられた請求項
    5記載の蛍光プリントヘッド。
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