JPH09277734A - 感熱孔版印刷用原紙 - Google Patents
感熱孔版印刷用原紙Info
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- JPH09277734A JPH09277734A JP9226296A JP9226296A JPH09277734A JP H09277734 A JPH09277734 A JP H09277734A JP 9226296 A JP9226296 A JP 9226296A JP 9226296 A JP9226296 A JP 9226296A JP H09277734 A JPH09277734 A JP H09277734A
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- thermoplastic resin
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体とか
らなる感熱孔版印刷用原紙において、該多孔性支持体が
熱可塑性樹脂繊維からなる支持体層(A)と薄葉紙から
なる支持体層(B)の少なくとも2層で構成され、かつ
熱可塑性樹脂フィルムと支持体層(A)とが、接着剤を
介することなく接着されてなることを特徴とする感熱孔
版印刷用原紙。 【効果】接着剤を用いることなく、フィルムと支持体を
一体化したので、耐刷性に優れる。また、サーマルヘッ
ドとの密着性がよいので、製版時の未穿孔がなくなり、
原稿に忠実な製版ができる。またインキの透過が均一と
なるので、黒ベタ印刷部の白抜け欠点がなく印刷鮮明性
に優れる。さらに、湿度変化や温度変化によって原紙が
カールすることがない。
らなる感熱孔版印刷用原紙において、該多孔性支持体が
熱可塑性樹脂繊維からなる支持体層(A)と薄葉紙から
なる支持体層(B)の少なくとも2層で構成され、かつ
熱可塑性樹脂フィルムと支持体層(A)とが、接着剤を
介することなく接着されてなることを特徴とする感熱孔
版印刷用原紙。 【効果】接着剤を用いることなく、フィルムと支持体を
一体化したので、耐刷性に優れる。また、サーマルヘッ
ドとの密着性がよいので、製版時の未穿孔がなくなり、
原稿に忠実な製版ができる。またインキの透過が均一と
なるので、黒ベタ印刷部の白抜け欠点がなく印刷鮮明性
に優れる。さらに、湿度変化や温度変化によって原紙が
カールすることがない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱孔版印刷用原
紙に関する。さらに詳しくは、サーマルヘッドやレーザ
ー光線等によって穿孔製版される感熱孔版印刷用原紙に
おいて、耐刷性に優れたカールのない感熱孔版印刷用原
紙に関するものである。
紙に関する。さらに詳しくは、サーマルヘッドやレーザ
ー光線等によって穿孔製版される感熱孔版印刷用原紙に
おいて、耐刷性に優れたカールのない感熱孔版印刷用原
紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より感熱孔版印刷に用いられる原紙
としては、アクリロニトリル系フィルム、ポリエステル
系フィルムあるいは塩化ビニリデンフィルム等の熱可塑
性樹脂フィルムに、インキ透過性を有する多孔性支持体
を接着剤等で貼り合わせたものが知られている。多孔性
支持体としては、マニラ麻等の天然繊維からなる薄葉紙
(例えば特公昭55−47997号公報)や天然繊維と
合成繊維とを混抄してなる薄葉紙(例えば特開昭59−
33196号公報、特開昭60−217197号公報)
等が知られている。しかしながら、天然繊維を主体とし
てなる薄葉紙は、繊維が太くかつ扁平であるために、繊
維の凹凸によってフィルム表面の平滑性が低下し、サー
マルヘッドとの密着性が悪くなって、製版後のフィルム
に未穿孔が発生したり、フィルムの穿孔部分を繊維が閉
塞して、インキの透過を阻害し、白抜け欠点が発生する
など印刷鮮明性の点で問題があった。また、天然繊維を
主体としてなる薄葉紙は吸湿しやすく、吸湿による寸法
変化によりカールしやすいという欠点があった。
としては、アクリロニトリル系フィルム、ポリエステル
系フィルムあるいは塩化ビニリデンフィルム等の熱可塑
性樹脂フィルムに、インキ透過性を有する多孔性支持体
を接着剤等で貼り合わせたものが知られている。多孔性
支持体としては、マニラ麻等の天然繊維からなる薄葉紙
(例えば特公昭55−47997号公報)や天然繊維と
合成繊維とを混抄してなる薄葉紙(例えば特開昭59−
33196号公報、特開昭60−217197号公報)
等が知られている。しかしながら、天然繊維を主体とし
てなる薄葉紙は、繊維が太くかつ扁平であるために、繊
維の凹凸によってフィルム表面の平滑性が低下し、サー
マルヘッドとの密着性が悪くなって、製版後のフィルム
に未穿孔が発生したり、フィルムの穿孔部分を繊維が閉
塞して、インキの透過を阻害し、白抜け欠点が発生する
など印刷鮮明性の点で問題があった。また、天然繊維を
主体としてなる薄葉紙は吸湿しやすく、吸湿による寸法
変化によりカールしやすいという欠点があった。
【0003】これらの欠点を改良するため、繊維径が細
く、断面形状の均一なポリプロピレンやポリエステル等
の合成繊維を支持体とした原紙(例えば特公昭63−5
9394号公報、特開平2−107488号公報、特開
平7−186565号公報)や、熱可塑性樹脂延伸フィ
ルムとインキ透過性多孔質支持体とを、繊度1デニール
以下の化学繊維を介して接着させた感熱孔版印刷用原紙
(特開平5−221175号公報)等が提案されてい
る。しかしながら、繊維径の細い合成繊維を支持体とし
たものは、印刷鮮明性に改良は見られるものの、原紙の
腰の強さ(剛性)が不十分なため、原紙にシワが発生し
やすいという欠点があった。また、特開平5−2211
75号公報に示された繊度1デニール以下の化学繊維を
介して接着させたものは、化学繊維を分散させた固着剤
溶液を、塗工装置にて支持体あるいはフィルム表面に塗
布し、その後溶剤を加熱飛散させて支持体あるいはフィ
ルム表面に化学繊維を固着させ、次いでこれら支持体と
フィルムとを接着剤で接着するものであるため、大量枚
数を印刷した場合、印刷インキに含まれる水分や有機溶
剤によってフィルムと支持体とが剥離しやすく、耐刷性
に問題があった。
く、断面形状の均一なポリプロピレンやポリエステル等
の合成繊維を支持体とした原紙(例えば特公昭63−5
9394号公報、特開平2−107488号公報、特開
平7−186565号公報)や、熱可塑性樹脂延伸フィ
ルムとインキ透過性多孔質支持体とを、繊度1デニール
以下の化学繊維を介して接着させた感熱孔版印刷用原紙
(特開平5−221175号公報)等が提案されてい
る。しかしながら、繊維径の細い合成繊維を支持体とし
たものは、印刷鮮明性に改良は見られるものの、原紙の
腰の強さ(剛性)が不十分なため、原紙にシワが発生し
やすいという欠点があった。また、特開平5−2211
75号公報に示された繊度1デニール以下の化学繊維を
介して接着させたものは、化学繊維を分散させた固着剤
溶液を、塗工装置にて支持体あるいはフィルム表面に塗
布し、その後溶剤を加熱飛散させて支持体あるいはフィ
ルム表面に化学繊維を固着させ、次いでこれら支持体と
フィルムとを接着剤で接着するものであるため、大量枚
数を印刷した場合、印刷インキに含まれる水分や有機溶
剤によってフィルムと支持体とが剥離しやすく、耐刷性
に問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の欠点を
解決し、サーマルヘッド等による穿孔製版性と印刷鮮明
性に優れ、特に耐刷性に優れたカールのない感熱孔版印
刷用原紙を提供することを目的とする。
解決し、サーマルヘッド等による穿孔製版性と印刷鮮明
性に優れ、特に耐刷性に優れたカールのない感熱孔版印
刷用原紙を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは感熱孔版用原紙の支持体構造を特定す
ることによって、従来原紙の欠点を改良できることを見
いだし、本発明を完成したものである。
め、本発明者らは感熱孔版用原紙の支持体構造を特定す
ることによって、従来原紙の欠点を改良できることを見
いだし、本発明を完成したものである。
【0006】すなわち本発明は、熱可塑性樹脂フィルム
と多孔性支持体とからなる感熱孔版印刷用原紙におい
て、該多孔性支持体が熱可塑性樹脂繊維からなる支持体
層(A)と薄葉紙からなる支持体層(B)の少なくとも
2層で構成され、かつ熱可塑性樹脂フィルムと支持体層
(A)とが、接着剤を介することなく接着されてなるこ
とを特徴とする感熱孔版印刷用原紙である。
と多孔性支持体とからなる感熱孔版印刷用原紙におい
て、該多孔性支持体が熱可塑性樹脂繊維からなる支持体
層(A)と薄葉紙からなる支持体層(B)の少なくとも
2層で構成され、かつ熱可塑性樹脂フィルムと支持体層
(A)とが、接着剤を介することなく接着されてなるこ
とを特徴とする感熱孔版印刷用原紙である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の原紙は、多孔性支持体が
少なくともA/Bの2層からなり、支持体層(A)は熱
可塑性樹脂繊維で構成され、支持体層(B)は薄葉紙で
構成されている。
少なくともA/Bの2層からなり、支持体層(A)は熱
可塑性樹脂繊維で構成され、支持体層(B)は薄葉紙で
構成されている。
【0008】本発明の支持体層(A)は、熱可塑性樹脂
繊維からなりバインダーや固着剤等を用いることなく、
好ましくは繊維同士がその交絡点において、互いに融着
した網状体を形成してなる。特に好ましくは融着部の一
部に薄い膜を形成してなる。つまり、支持体の繊維同士
が、直接融着した網状体とすることにより、印刷インキ
に含まれる有機溶剤や水分等によって、支持体繊維が伸
縮したりほぐれたりすることがなく形態安定性に優れる
ので、フィルム面の穿孔形状を均一に維持でき、かつ大
量枚数を印刷しても印刷物に歪みが発生することがな
く、耐刷性に優れる。
繊維からなりバインダーや固着剤等を用いることなく、
好ましくは繊維同士がその交絡点において、互いに融着
した網状体を形成してなる。特に好ましくは融着部の一
部に薄い膜を形成してなる。つまり、支持体の繊維同士
が、直接融着した網状体とすることにより、印刷インキ
に含まれる有機溶剤や水分等によって、支持体繊維が伸
縮したりほぐれたりすることがなく形態安定性に優れる
ので、フィルム面の穿孔形状を均一に維持でき、かつ大
量枚数を印刷しても印刷物に歪みが発生することがな
く、耐刷性に優れる。
【0009】本発明の支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊
維は、繊維が不規則に配列されてなる。繊維が不規則に
配列されてなるとは、支持体を平面的に観察した場合、
繊維が2次元状に分散された状態をいう。使用される繊
維は、短繊維よりも長繊維が好ましく、連続繊維が特に
好ましい。支持体層(A)を長繊維で構成することによ
り、繊維同士の交絡が十分となるので、熱接着のみで網
状体を形成でき、支持体強度の安定したものとすること
ができ、原紙の耐刷性が向上する。なお、本発明でいう
長繊維とは繊維長が少なくとも30mm以上の繊維をい
う。
維は、繊維が不規則に配列されてなる。繊維が不規則に
配列されてなるとは、支持体を平面的に観察した場合、
繊維が2次元状に分散された状態をいう。使用される繊
維は、短繊維よりも長繊維が好ましく、連続繊維が特に
好ましい。支持体層(A)を長繊維で構成することによ
り、繊維同士の交絡が十分となるので、熱接着のみで網
状体を形成でき、支持体強度の安定したものとすること
ができ、原紙の耐刷性が向上する。なお、本発明でいう
長繊維とは繊維長が少なくとも30mm以上の繊維をい
う。
【0010】繊維の断面形状等は特に限定されないが、
円形または楕円形状のものがフィルム表面の平滑性の点
から特に好ましい。
円形または楕円形状のものがフィルム表面の平滑性の点
から特に好ましい。
【0011】本発明の支持体層(A)としては、繊維径
や目付のコントロールの点で不織布形態のものがより好
ましく用いられる。
や目付のコントロールの点で不織布形態のものがより好
ましく用いられる。
【0012】不織布はフラッシュ紡糸法、メルトブロー
紡糸法、スパンボンド紡糸法などの直接溶融紡糸法よっ
て作製することができる。例えば、メルトブロー紡糸法
では、溶融したポリマーを口金から吐出するに際して、
口金周辺部から熱風を吹き付け、該熱風によって吐出し
たポリマーを細繊度化せしめ、ついで、しかるべき位置
に配置したネットコンベア上に吹き付けて捕集し、ウエ
ブを形成して製造される。得られる繊維の平均直径や目
付の調整は、ポリマー吐出量、熱風吹付け量、コンベア
の移動速度等を変更することにより行う。
紡糸法、スパンボンド紡糸法などの直接溶融紡糸法よっ
て作製することができる。例えば、メルトブロー紡糸法
では、溶融したポリマーを口金から吐出するに際して、
口金周辺部から熱風を吹き付け、該熱風によって吐出し
たポリマーを細繊度化せしめ、ついで、しかるべき位置
に配置したネットコンベア上に吹き付けて捕集し、ウエ
ブを形成して製造される。得られる繊維の平均直径や目
付の調整は、ポリマー吐出量、熱風吹付け量、コンベア
の移動速度等を変更することにより行う。
【0013】同様にスパンボンド法では、口金から吐出
したポリマーをエアエジェクターによって牽引し、得ら
れたフィラメントを衝突板に衝突させて繊維を開繊し、
コンベア状に捕集してウエブを形成して製造される。ポ
リマー吐出量、エジェクターの牽引速度、コンベア速度
を適宜設定することにより、ウエブの繊維径や目付を調
整することができる。
したポリマーをエアエジェクターによって牽引し、得ら
れたフィラメントを衝突板に衝突させて繊維を開繊し、
コンベア状に捕集してウエブを形成して製造される。ポ
リマー吐出量、エジェクターの牽引速度、コンベア速度
を適宜設定することにより、ウエブの繊維径や目付を調
整することができる。
【0014】本発明の支持体層(A)を構成する熱可塑
性樹脂繊維は、好ましくはその平均繊維径が10μm以
下であり、より好ましくは8μm以下、特に好ましくは
6μm以下である。繊維の平均直径を10μm以下とす
ることにより、フィルム面の平滑度が格段に良好となる
ので、サーマルヘッドとの密着性が向上して、穿孔製版
性に優れた原紙とすることができる。
性樹脂繊維は、好ましくはその平均繊維径が10μm以
下であり、より好ましくは8μm以下、特に好ましくは
6μm以下である。繊維の平均直径を10μm以下とす
ることにより、フィルム面の平滑度が格段に良好となる
ので、サーマルヘッドとの密着性が向上して、穿孔製版
性に優れた原紙とすることができる。
【0015】支持体層(A)の繊維目付は好ましくは1
5g/m2 以下であり、より好ましくは10g/m2 以
下、特に好ましくは8g/m2 以下である。目付を15
g/m2 以下とすることにより、インキの透過性と保持
性がバランスされ、印字鮮明性が向上するとともに、大
量枚数を印刷しても印刷物にインキのにじみやカスレの
ない印刷品位の高い印刷物を得ることができる。
5g/m2 以下であり、より好ましくは10g/m2 以
下、特に好ましくは8g/m2 以下である。目付を15
g/m2 以下とすることにより、インキの透過性と保持
性がバランスされ、印字鮮明性が向上するとともに、大
量枚数を印刷しても印刷物にインキのにじみやカスレの
ない印刷品位の高い印刷物を得ることができる。
【0016】繊維径、目付ともに小さい方が穿孔性や印
刷性の点で好ましいが、その下限は繊維径が0.01μ
m、目付が0.5g/m2 である。
刷性の点で好ましいが、その下限は繊維径が0.01μ
m、目付が0.5g/m2 である。
【0017】本発明の支持体層(A)を構成する熱可塑
性樹脂繊維としては、例えばポリエステル、ポリアミ
ド、ポリフェニレンサルファイド、ポリアクリロニトリ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンまたはその共重合体
などが用いられる。これら熱可塑性樹脂繊維は単体で用
いてもよいし、2種以上を併用してもよい。本発明にお
いては穿孔時の熱安定性の点からポリエステル系樹脂繊
維が特に好ましく用いられる。
性樹脂繊維としては、例えばポリエステル、ポリアミ
ド、ポリフェニレンサルファイド、ポリアクリロニトリ
ル、ポリプロピレン、ポリエチレンまたはその共重合体
などが用いられる。これら熱可塑性樹脂繊維は単体で用
いてもよいし、2種以上を併用してもよい。本発明にお
いては穿孔時の熱安定性の点からポリエステル系樹脂繊
維が特に好ましく用いられる。
【0018】ポリエステルとして好ましくは、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、エチレンテ
レフタレートとエチレンイソフタレートとの共重合体等
を挙げることができる。穿孔時の熱寸法安定性の点から
特に好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート等を挙げることができる。これらの
ポリマーには必要に応じて難燃剤、熱安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸エ
ステル、ワックス等の有機滑剤あるいはポリシロキサン
等の消泡剤等を配合することができる。
レンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリ
シクロヘキサンジメチレンテレフタレート、エチレンテ
レフタレートとエチレンイソフタレートとの共重合体等
を挙げることができる。穿孔時の熱寸法安定性の点から
特に好ましくは、ポリエチレンテレフタレート、ポリエ
チレンナフタレート等を挙げることができる。これらの
ポリマーには必要に応じて難燃剤、熱安定剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸エ
ステル、ワックス等の有機滑剤あるいはポリシロキサン
等の消泡剤等を配合することができる。
【0019】本発明の支持体層(A)は、芯鞘複合繊維
を用いて構成してもよい。芯鞘構造の複合繊維を用いる
場合、鞘成分はフィルムと親和性を有する成分で構成さ
れるのが好ましい。支持体層(A)と親和性を有する成
分とは、熱圧着等の手段により十分な接合力を有し、容
易に剥離しない成分をいう。このような成分はフィルム
と同一のものでもよい。鞘成分の融点は、熱可塑性樹脂
フィルムおよび複合繊維の芯成分より低いものが好まし
い。例えば、フィルムにポリエチレンテレフタレート樹
脂を用いた場合には、鞘成分としてはこれより融点の低
い共重合ポリエステルなどが好ましく用いられ、共重合
成分としてはイソフタル酸、アジピン酸、ダイマー酸な
どのジカルボン酸、ジエチレングリコール、ブタンジオ
ールなどの低分子量グリコールなどを挙げることができ
る。
を用いて構成してもよい。芯鞘構造の複合繊維を用いる
場合、鞘成分はフィルムと親和性を有する成分で構成さ
れるのが好ましい。支持体層(A)と親和性を有する成
分とは、熱圧着等の手段により十分な接合力を有し、容
易に剥離しない成分をいう。このような成分はフィルム
と同一のものでもよい。鞘成分の融点は、熱可塑性樹脂
フィルムおよび複合繊維の芯成分より低いものが好まし
い。例えば、フィルムにポリエチレンテレフタレート樹
脂を用いた場合には、鞘成分としてはこれより融点の低
い共重合ポリエステルなどが好ましく用いられ、共重合
成分としてはイソフタル酸、アジピン酸、ダイマー酸な
どのジカルボン酸、ジエチレングリコール、ブタンジオ
ールなどの低分子量グリコールなどを挙げることができ
る。
【0020】複合繊維の芯成分としては、熱圧着時に溶
融しないものであれば特に制限はなく、例えば、ポリエ
チレンテレフタレートが好ましく用いられる。鞘成分の
割合は、通常、鞘成分/芯成分の断面積比で5/95〜
50/50の範囲が好ましい。
融しないものであれば特に制限はなく、例えば、ポリエ
チレンテレフタレートが好ましく用いられる。鞘成分の
割合は、通常、鞘成分/芯成分の断面積比で5/95〜
50/50の範囲が好ましい。
【0021】複合繊維は芯鞘複合用紡糸ノズルを用いて
作製することができる。
作製することができる。
【0022】本発明の支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊
維の結晶化度は10%以上が好ましく、より好ましくは
15%以上、特に好ましくは20%以上である。結晶化
度が10%以上であれば、支持体の耐熱性と強度が安定
するので、原紙がカールすることがない。
維の結晶化度は10%以上が好ましく、より好ましくは
15%以上、特に好ましくは20%以上である。結晶化
度が10%以上であれば、支持体の耐熱性と強度が安定
するので、原紙がカールすることがない。
【0023】本発明の支持体層(B)は、薄葉紙であ
る。薄葉紙は湿式抄造法により、短繊維を抄造すること
によって製造することができる。繊維長は3〜30mm
が好ましい。繊維長を3mm以上とすることにより強度
の安定した薄葉紙となり、また繊維長を30mm以下と
することにより、インキ透過性のよい薄葉紙とすること
ができる。用いる繊維はマニラ麻やサイザル麻など10
0%天然繊維であってもよく、楮や三椏などのパルプを
併用してもよく、またビニル繊維やポリエステル繊維な
どの合成繊維と混抄されたものであってもよい。より好
ましくは合成繊維を10〜30%混抄したものが、強度
が安定する。
る。薄葉紙は湿式抄造法により、短繊維を抄造すること
によって製造することができる。繊維長は3〜30mm
が好ましい。繊維長を3mm以上とすることにより強度
の安定した薄葉紙となり、また繊維長を30mm以下と
することにより、インキ透過性のよい薄葉紙とすること
ができる。用いる繊維はマニラ麻やサイザル麻など10
0%天然繊維であってもよく、楮や三椏などのパルプを
併用してもよく、またビニル繊維やポリエステル繊維な
どの合成繊維と混抄されたものであってもよい。より好
ましくは合成繊維を10〜30%混抄したものが、強度
が安定する。
【0024】支持体層(B)の目付は好ましくは2〜1
5g/m2 、より好ましくは5〜10g/m2 である。
また、厚さは10〜100μmが好ましく、より好まし
くは30〜70μmである。目付を2g/m2 以上とす
ることにより、強度の安定した原紙とすることができ、
15g/m2 以下とすることによりインキの透過性が良
好となる。また、厚さを10μm以上とすることにより
腰の強い原紙とすることができ、100μm以下とする
ことによりインキの保持性が良好となる。
5g/m2 、より好ましくは5〜10g/m2 である。
また、厚さは10〜100μmが好ましく、より好まし
くは30〜70μmである。目付を2g/m2 以上とす
ることにより、強度の安定した原紙とすることができ、
15g/m2 以下とすることによりインキの透過性が良
好となる。また、厚さを10μm以上とすることにより
腰の強い原紙とすることができ、100μm以下とする
ことによりインキの保持性が良好となる。
【0025】本発明における支持体層(A)および支持
体層(B)の目付は、その合計が20g/m2 以下が好
ましく、より好ましくは15g/m2 以下である。合計
目付を20g/m2 以下とすることにより、インキの透
過性と保持性のバランスに優れ、かつ耐刷性に優れた原
紙とすることができる。
体層(B)の目付は、その合計が20g/m2 以下が好
ましく、より好ましくは15g/m2 以下である。合計
目付を20g/m2 以下とすることにより、インキの透
過性と保持性のバランスに優れ、かつ耐刷性に優れた原
紙とすることができる。
【0026】支持体層(A)と支持体層(B)の目付の
割合は任意に設定することができるが、通常5/95〜
95/5の範囲が好ましく、より好ましくは5/95〜
80/20、特に好ましくは5/95〜50/50の範
囲である。
割合は任意に設定することができるが、通常5/95〜
95/5の範囲が好ましく、より好ましくは5/95〜
80/20、特に好ましくは5/95〜50/50の範
囲である。
【0027】本発明における支持体層(A)および
(B)に用いる繊維には、インキとの親和性を付与する
ために必要に応じて構成する繊維の表面に酸、アルカリ
等の化学処理、コロナ処理、低温プラズマ処理等を施し
てもよい。また、制電性を付与するために、帯電防止剤
を繊維表面に付与してもよい。
(B)に用いる繊維には、インキとの親和性を付与する
ために必要に応じて構成する繊維の表面に酸、アルカリ
等の化学処理、コロナ処理、低温プラズマ処理等を施し
てもよい。また、制電性を付与するために、帯電防止剤
を繊維表面に付与してもよい。
【0028】本発明における熱可塑性樹脂フィルムは、
例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまた
はその共重合体などが用いられるが、穿孔感度の点から
ポリエステルフィルムが特に好ましく用いられる。
例えばポリエステル、ポリアミド、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンまた
はその共重合体などが用いられるが、穿孔感度の点から
ポリエステルフィルムが特に好ましく用いられる。
【0029】ポリエステルフィルムに用いられるポリエ
ステルとして好ましくは、ポリエチレンテレフタレー
ト、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレート
との共重合体、ヘキサメチレンテレフタレートとシクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレートとの共重合体等を挙
げることができる。穿孔感度を向上するために特に好ま
しくは、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレ
ートとの共重合体、ヘキサメチレンテレフタレートとシ
クロヘキサンジメチレンテレフタレートとの共重合体等
を挙げることができる。
ステルとして好ましくは、ポリエチレンテレフタレー
ト、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレート
との共重合体、ヘキサメチレンテレフタレートとシクロ
ヘキサンジメチレンテレフタレートとの共重合体等を挙
げることができる。穿孔感度を向上するために特に好ま
しくは、エチレンテレフタレートとエチレンイソフタレ
ートとの共重合体、ヘキサメチレンテレフタレートとシ
クロヘキサンジメチレンテレフタレートとの共重合体等
を挙げることができる。
【0030】本発明における熱可塑性樹脂フィルムは、
未延伸であってもよいが、通常、一軸または二軸延伸フ
ィルムが好ましく用いられる。これら熱可塑性樹脂フィ
ルムは、Tダイ法、インフレーション法等によって製造
することができる。例えば、Tダイ法ではポリマーをキ
ャストドラム上に押し出すことによって未延伸フィルム
を作製することができるし、該未延伸フィルムを速度の
異なる加熱ロール群に供給して長手方向に延伸して一軸
延伸フィルムを作製し、また必要に応じてテンター等に
供給して横延伸することにより二軸延伸フィルムを作製
することができる。この場合、口金のスリット幅、ポリ
マーの吐出量、キャストドラムの回転数を調整すること
によって、未延伸フィルムの厚さを調整することができ
るし、また、加熱ロール群の回転速度を調整したり、テ
ンターの設定幅を変更したりすることによって、厚さや
延伸倍率の異なるフィルムを作製することができる。
未延伸であってもよいが、通常、一軸または二軸延伸フ
ィルムが好ましく用いられる。これら熱可塑性樹脂フィ
ルムは、Tダイ法、インフレーション法等によって製造
することができる。例えば、Tダイ法ではポリマーをキ
ャストドラム上に押し出すことによって未延伸フィルム
を作製することができるし、該未延伸フィルムを速度の
異なる加熱ロール群に供給して長手方向に延伸して一軸
延伸フィルムを作製し、また必要に応じてテンター等に
供給して横延伸することにより二軸延伸フィルムを作製
することができる。この場合、口金のスリット幅、ポリ
マーの吐出量、キャストドラムの回転数を調整すること
によって、未延伸フィルムの厚さを調整することができ
るし、また、加熱ロール群の回転速度を調整したり、テ
ンターの設定幅を変更したりすることによって、厚さや
延伸倍率の異なるフィルムを作製することができる。
【0031】本発明における熱可塑性樹脂フィルムの厚
さは、通常好ましくは0.1〜10μmであり、より好
ましくは0.1〜5μm、特に好ましくは0.1〜2μ
mである。フィルムの厚さを10μm以下とすることに
より穿孔性に優れた原紙とすることができ、また、フィ
ルム厚さを0.1μm以上とすることにより、製膜や支
持体とのラミネートを安定して行うことができる。
さは、通常好ましくは0.1〜10μmであり、より好
ましくは0.1〜5μm、特に好ましくは0.1〜2μ
mである。フィルムの厚さを10μm以下とすることに
より穿孔性に優れた原紙とすることができ、また、フィ
ルム厚さを0.1μm以上とすることにより、製膜や支
持体とのラミネートを安定して行うことができる。
【0032】本発明における熱可塑性樹脂フィルムには
必要に応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸エステル、ワ
ックス等の有機滑剤、あるいはポリシロキサン等の消泡
剤等を配合することができる。
必要に応じて、難燃剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、帯電防止剤、顔料、染料、脂肪酸エステル、ワ
ックス等の有機滑剤、あるいはポリシロキサン等の消泡
剤等を配合することができる。
【0033】さらには必要に応じて易滑性を付与するこ
ともできる。易滑性付与方法としては特に制限はない
が、例えば、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、湿式あるいは乾式シリカなど
の無機粒子、アクリル酸類、スチレン等を構成成分とす
る有機粒子等を配合する方法、内部粒子による方法、界
面活性剤を塗布する方法等がある。
ともできる。易滑性付与方法としては特に制限はない
が、例えば、クレー、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシ
ウム、カオリン、タルク、湿式あるいは乾式シリカなど
の無機粒子、アクリル酸類、スチレン等を構成成分とす
る有機粒子等を配合する方法、内部粒子による方法、界
面活性剤を塗布する方法等がある。
【0034】本発明の熱可塑性樹脂フィルムの融点をT
m1、支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊維の融点をTm
2とした時、好ましくはTm1≦Tm2である。より好
ましくはTm2−Tm1が5℃以上、特に好ましくは1
0℃以上である。Tm1≦Tm2とすることにより、フ
ィルムが穿孔しても支持体繊維が熱変形することがない
ので、製版性に優れた原紙とすることができる。なお、
支持体層(A)が芯鞘繊維の場合には、Tm2は芯成分
の融点である。
m1、支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊維の融点をTm
2とした時、好ましくはTm1≦Tm2である。より好
ましくはTm2−Tm1が5℃以上、特に好ましくは1
0℃以上である。Tm1≦Tm2とすることにより、フ
ィルムが穿孔しても支持体繊維が熱変形することがない
ので、製版性に優れた原紙とすることができる。なお、
支持体層(A)が芯鞘繊維の場合には、Tm2は芯成分
の融点である。
【0035】本発明の原紙は、熱可塑性樹脂フィルムと
支持体層(A)とが接着剤を介することなく接着されて
いることが肝要である。
支持体層(A)とが接着剤を介することなく接着されて
いることが肝要である。
【0036】熱可塑性樹脂フィルムと支持体層(A)と
を接着剤を用いることなく接着するには、フィルムと支
持体層(A)を直接熱接着するのが好ましい。
を接着剤を用いることなく接着するには、フィルムと支
持体層(A)を直接熱接着するのが好ましい。
【0037】熱接着の方法は特に限定されるものではな
いが、加熱ロールによる方法がプロセス性の点から特に
好ましい。
いが、加熱ロールによる方法がプロセス性の点から特に
好ましい。
【0038】支持体層(A)が芯鞘構造の複合繊維であ
る場合には、通常、シリコンゴムロールと金属ロールを
組み合わせたニップロール等により行われる。熱接着温
度および圧力は、熱可塑性樹脂フィルムや支持体層
(A)の材質に応じて適宜決められるが、通常、温度と
しては複合繊維の鞘成分のガラス転移点以上融点以下の
温度であるのが好ましく、ニップ圧力は0.1〜10k
g/cm2 の範囲が好ましい。
る場合には、通常、シリコンゴムロールと金属ロールを
組み合わせたニップロール等により行われる。熱接着温
度および圧力は、熱可塑性樹脂フィルムや支持体層
(A)の材質に応じて適宜決められるが、通常、温度と
しては複合繊維の鞘成分のガラス転移点以上融点以下の
温度であるのが好ましく、ニップ圧力は0.1〜10k
g/cm2 の範囲が好ましい。
【0039】本発明の好ましい実施態様としては、熱可
塑性樹脂フィルムと支持体層(A)が接着剤を用いるこ
となく熱接着され、かつ共延伸して一体化されたもので
あることが特に好ましい。共延伸とは、未延伸の熱可塑
性樹脂フィルムと未延伸の熱可塑性樹脂繊維からなる支
持体層とを熱接着した状態で、一軸または二軸に延伸す
ることをいう。例えば、未延伸の熱可塑性樹脂フィルム
と未延伸の熱可塑性樹脂繊維からなる不織布形態の支持
体層を熱接着した後、通常の二軸延伸製膜機に供給する
ことにより、フィルムと支持体層(A)との共延伸積層
体を得ることができる。このような共延伸積層体とする
ことにより、熱可塑性樹脂フィルムと支持体層(A)と
が直接固着され、接着剤を用いることなく一体化された
構造となる。また、この時、支持体層(A)の繊維は不
規則に配列され、かつ交絡点で互いに融着した状態で延
伸されているため、多孔性支持体として好適な網状体を
形成しているので、支持体強度が安定するとともに、イ
ンキ透過性の均一な構造体となるのである。また、原紙
のフィルム表面も極めて平滑性のよいものとなるので、
サーマルヘッドとの密着性が良好となり、フィルムの穿
孔感度も良好なものとなる。
塑性樹脂フィルムと支持体層(A)が接着剤を用いるこ
となく熱接着され、かつ共延伸して一体化されたもので
あることが特に好ましい。共延伸とは、未延伸の熱可塑
性樹脂フィルムと未延伸の熱可塑性樹脂繊維からなる支
持体層とを熱接着した状態で、一軸または二軸に延伸す
ることをいう。例えば、未延伸の熱可塑性樹脂フィルム
と未延伸の熱可塑性樹脂繊維からなる不織布形態の支持
体層を熱接着した後、通常の二軸延伸製膜機に供給する
ことにより、フィルムと支持体層(A)との共延伸積層
体を得ることができる。このような共延伸積層体とする
ことにより、熱可塑性樹脂フィルムと支持体層(A)と
が直接固着され、接着剤を用いることなく一体化された
構造となる。また、この時、支持体層(A)の繊維は不
規則に配列され、かつ交絡点で互いに融着した状態で延
伸されているため、多孔性支持体として好適な網状体を
形成しているので、支持体強度が安定するとともに、イ
ンキ透過性の均一な構造体となるのである。また、原紙
のフィルム表面も極めて平滑性のよいものとなるので、
サーマルヘッドとの密着性が良好となり、フィルムの穿
孔感度も良好なものとなる。
【0040】さらにまた、フィルムと支持体層(A)と
を共延伸積層体とすることにより、フィルム単体に比べ
て、巻取り性やハンドリング性が格段に良好となるの
で、支持体層(B)とのラミネート工程で、シワが発生
したり破れたりすることがなく、プロセス性の点でも大
きなメリットが得られるのである。
を共延伸積層体とすることにより、フィルム単体に比べ
て、巻取り性やハンドリング性が格段に良好となるの
で、支持体層(B)とのラミネート工程で、シワが発生
したり破れたりすることがなく、プロセス性の点でも大
きなメリットが得られるのである。
【0041】未延伸の熱可塑性樹脂フィルムと未延伸の
熱可塑性樹脂繊維との共延伸の方法は一軸延伸、二軸延
伸など特に限定されないが、通常、二軸延伸が好まし
い。二軸延伸は逐次二軸延伸、同時二軸延伸のいずれの
方法であってもよい。逐次二軸延伸の場合、縦方向、横
方向の順に延伸するのが一般的であるが、逆に延伸して
もよい。延伸倍率は特に限定されるものではなく、用い
る熱可塑性樹脂の種類や原紙に要求される穿孔感度等に
よって適宜決定されるが、通常は縦、横それぞれ2〜8
倍程度が適当である。また、二軸延伸後、縦または横、
あるいは縦横同時に再延伸してもかまわない。
熱可塑性樹脂繊維との共延伸の方法は一軸延伸、二軸延
伸など特に限定されないが、通常、二軸延伸が好まし
い。二軸延伸は逐次二軸延伸、同時二軸延伸のいずれの
方法であってもよい。逐次二軸延伸の場合、縦方向、横
方向の順に延伸するのが一般的であるが、逆に延伸して
もよい。延伸倍率は特に限定されるものではなく、用い
る熱可塑性樹脂の種類や原紙に要求される穿孔感度等に
よって適宜決定されるが、通常は縦、横それぞれ2〜8
倍程度が適当である。また、二軸延伸後、縦または横、
あるいは縦横同時に再延伸してもかまわない。
【0042】さらに、共延伸した熱可塑性樹脂フィルム
と支持体層(A)とは熱処理するのが好ましい。熱処理
温度は特に限定されるものではなく、用いる熱可塑性樹
脂の種類によって適宜決定されるが、ポリエステル系樹
脂にあっては、80〜200℃が好ましい。
と支持体層(A)とは熱処理するのが好ましい。熱処理
温度は特に限定されるものではなく、用いる熱可塑性樹
脂の種類によって適宜決定されるが、ポリエステル系樹
脂にあっては、80〜200℃が好ましい。
【0043】支持体層(A)と支持体層(B)の接着
は、熱接着でもよいし、インキの透過性を阻害しない範
囲で、接着剤を用いて接着してもよい。接着剤として
は、公知のホットメルト型接着剤、エマルジョンラテッ
クス型接着剤、溶剤型接着剤、反応硬化型接着剤、紫外
線または電子線硬化型接着剤等を挙げることができる。
は、熱接着でもよいし、インキの透過性を阻害しない範
囲で、接着剤を用いて接着してもよい。接着剤として
は、公知のホットメルト型接着剤、エマルジョンラテッ
クス型接着剤、溶剤型接着剤、反応硬化型接着剤、紫外
線または電子線硬化型接着剤等を挙げることができる。
【0044】本発明原紙のフィルム表面の王研式平滑度
は、好ましくは2000秒以上であり、より好ましくは
3000秒以上、特に好ましくは4000秒以上であ
る。平滑度を2000秒以上とすることにより、フィル
ム面とサーマルヘッドとの密着性が向上して、サーマル
ヘッドの印加エネルギーが有効にフィルムに伝達される
ので、穿孔性が良好となり、原稿に忠実な製版ができ
る。
は、好ましくは2000秒以上であり、より好ましくは
3000秒以上、特に好ましくは4000秒以上であ
る。平滑度を2000秒以上とすることにより、フィル
ム面とサーマルヘッドとの密着性が向上して、サーマル
ヘッドの印加エネルギーが有効にフィルムに伝達される
ので、穿孔性が良好となり、原稿に忠実な製版ができ
る。
【0045】本発明の原紙を構成するフィルム面には、
穿孔時のスティック防止のため離型剤を塗布するのが好
ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、シリコー
ン系樹脂、フッ素系樹脂、界面活性剤等からなる従来公
知のものを用いることができる。また、離型剤中には、
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機粒子、無機粒
子、顔料など各種添加剤を混合して併用することができ
る。
穿孔時のスティック防止のため離型剤を塗布するのが好
ましい。離型剤としては、シリコーンオイル、シリコー
ン系樹脂、フッ素系樹脂、界面活性剤等からなる従来公
知のものを用いることができる。また、離型剤中には、
帯電防止剤、耐熱剤、耐酸化防止剤、有機粒子、無機粒
子、顔料など各種添加剤を混合して併用することができ
る。
【0046】
(1)平均繊維径(μm) 支持体層の任意の10箇所をサンプリングし、イオンコ
ート処理を行った後、電子顕微鏡で倍率2000倍で1
0枚の写真撮影を行い、1枚の写真につき任意の20本
の繊維の直径を測定し、これを10枚の写真について行
い、合計200本の繊維径を測定し、その平均値を求め
た。
ート処理を行った後、電子顕微鏡で倍率2000倍で1
0枚の写真撮影を行い、1枚の写真につき任意の20本
の繊維の直径を測定し、これを10枚の写真について行
い、合計200本の繊維径を測定し、その平均値を求め
た。
【0047】(2)印刷性の評価 作製した原紙を理想科学工業(株)製“リソグラフ”G
R275に供給してサーマルヘッド式製版方式により、
文字サイズ6ポ〜10.5ポのものおよび●(丸で中が
黒く塗りつぶされたもの)で直径1〜15mmのもの、
太さ0.5〜2mmの罫線を原稿として、A4版の原紙
を製版した。製版したマスターを用いて印刷し、次のよ
うに製版性と印刷性を評価した。
R275に供給してサーマルヘッド式製版方式により、
文字サイズ6ポ〜10.5ポのものおよび●(丸で中が
黒く塗りつぶされたもの)で直径1〜15mmのもの、
太さ0.5〜2mmの罫線を原稿として、A4版の原紙
を製版した。製版したマスターを用いて印刷し、次のよ
うに製版性と印刷性を評価した。
【0048】<製版性>製版した原紙のベタ部分をサン
プリングし、フィルム面を走査型電子顕微鏡で倍率10
0倍で写真撮影し、サーマルヘッドのドット150個
(縦10個×横15個)に対応する穿孔数を数え、次の
ように判定した。
プリングし、フィルム面を走査型電子顕微鏡で倍率10
0倍で写真撮影し、サーマルヘッドのドット150個
(縦10個×横15個)に対応する穿孔数を数え、次の
ように判定した。
【0049】全く未穿孔数がないものを○、未穿孔数が
1個以上〜10個未満のものを△、未穿孔数が10個以
上のものを×とした。
1個以上〜10個未満のものを△、未穿孔数が10個以
上のものを×とした。
【0050】<印刷性>印刷100枚目の印刷物の黒ベ
タ部をマクベス光学式濃度計により印刷濃度を測定し、
次のように判定した。
タ部をマクベス光学式濃度計により印刷濃度を測定し、
次のように判定した。
【0051】濃度が1.0以上のものを○、濃度が0.
8以上1.0未満のものを△、濃度が0.8未満のもの
を×とした。
8以上1.0未満のものを△、濃度が0.8未満のもの
を×とした。
【0052】<耐刷性>印刷枚数1000枚を印刷し、
印刷後の原紙を目視で確認して、次のように判定した。
印刷後の原紙を目視で確認して、次のように判定した。
【0053】原紙にシワや剥離、破れがまったく発生し
なかったものを○、原紙にシワが発生したものを△、原
紙に剥離または破れが発生したものを×とした。
なかったものを○、原紙にシワが発生したものを△、原
紙に剥離または破れが発生したものを×とした。
【0054】(3)カール 原紙を一辺10cmの正方形(頂点を原紙の長手方向と
横方向になるように菱形)に切り出し、切り出したサン
プルを平面上に静置し、50℃雰囲気中に24時間放置
後、各頂点の高さを測定した。高さの最大値が5mm以
下のものを○、5〜20mmのものを△、20mm以上
のものを×とした。
横方向になるように菱形)に切り出し、切り出したサン
プルを平面上に静置し、50℃雰囲気中に24時間放置
後、各頂点の高さを測定した。高さの最大値が5mm以
下のものを○、5〜20mmのものを△、20mm以上
のものを×とした。
【0055】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0056】実施例1 孔径0.3mm、孔数100個の矩形口金を用いて、口
金温度290℃でポリエチレンテレフタレート原料
(〔η〕=0.63、Tm=257℃)をメルトブロー
法にてネットコンベア上に紡出し、未延伸不織布を作製
してロール状に巻き取った。
金温度290℃でポリエチレンテレフタレート原料
(〔η〕=0.63、Tm=257℃)をメルトブロー
法にてネットコンベア上に紡出し、未延伸不織布を作製
してロール状に巻き取った。
【0057】次いで、エチレンテレフタレート80モル
%、エチレンイソフタレート20モル%からなる共重合
ポリエステル樹脂原料(〔η〕=0.65、Tm=19
8℃)を押出機を用いて、Tダイ口金温度275℃で押
出し、冷却ドラム上にキャストして未延伸フィルムを作
製した。
%、エチレンイソフタレート20モル%からなる共重合
ポリエステル樹脂原料(〔η〕=0.65、Tm=19
8℃)を押出機を用いて、Tダイ口金温度275℃で押
出し、冷却ドラム上にキャストして未延伸フィルムを作
製した。
【0058】該未延伸フィルム上に、前記の未延伸不織
布を重ねて、複数の加熱ロール群で構成された縦延伸機
に供給し、ロール温度75℃で熱圧着した。次いで、9
0℃の加熱ロール間で、長さ方向に3.5倍延伸した
後、テンター式横延伸機に送り込み、雰囲気温度95℃
で幅方向に3.7倍延伸し、さらにテンター内部で12
0℃で熱処理して、ポリエステルフィルムと支持体層
(A)との共延伸積層体を作製し、ロール状に巻き取っ
た。該積層体のポリエステルフィルムの厚さは1.6μ
m、支持体層(A)の繊維の平均直径は4μm、目付は
3g/m2 であった。また、支持体層(A)をマイクロ
スコープ((株)キーエンス製)で倍率500倍で観察
したところ、繊維同士が融着した網状体を形成してい
た。
布を重ねて、複数の加熱ロール群で構成された縦延伸機
に供給し、ロール温度75℃で熱圧着した。次いで、9
0℃の加熱ロール間で、長さ方向に3.5倍延伸した
後、テンター式横延伸機に送り込み、雰囲気温度95℃
で幅方向に3.7倍延伸し、さらにテンター内部で12
0℃で熱処理して、ポリエステルフィルムと支持体層
(A)との共延伸積層体を作製し、ロール状に巻き取っ
た。該積層体のポリエステルフィルムの厚さは1.6μ
m、支持体層(A)の繊維の平均直径は4μm、目付は
3g/m2 であった。また、支持体層(A)をマイクロ
スコープ((株)キーエンス製)で倍率500倍で観察
したところ、繊維同士が融着した網状体を形成してい
た。
【0059】次に支持体層(B)として、マニラ麻70
%、ポリエステル繊維30%からなる目付10g/m2
の薄葉紙を作製し、ポリ酢酸ビニル樹脂を接着剤として
前記積層体の支持体層(A)とラミネートした。最後
に、フィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。
%、ポリエステル繊維30%からなる目付10g/m2
の薄葉紙を作製し、ポリ酢酸ビニル樹脂を接着剤として
前記積層体の支持体層(A)とラミネートした。最後
に、フィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。
【0060】該原紙は製版性、印刷性ともに○、耐刷
性、カールも○であった。
性、カールも○であった。
【0061】実施例2 実施例1において、ポリエチレンテレフタレート原料の
かわりに、エチレンテレフタレート90モル%、エチレ
ンイソフタレート10モル%からなる共重合ポリエステ
ル樹脂原料(〔η〕=0.62、Tm=235℃)を用
いること以外は、同様にしてメルトブロー法にて未延伸
不織布を作製し、ロール状に巻き取った。
かわりに、エチレンテレフタレート90モル%、エチレ
ンイソフタレート10モル%からなる共重合ポリエステ
ル樹脂原料(〔η〕=0.62、Tm=235℃)を用
いること以外は、同様にしてメルトブロー法にて未延伸
不織布を作製し、ロール状に巻き取った。
【0062】次いで、実施例1で得た未延伸フィルムと
未延伸不織布とを重ねて、実施例1と同様の条件で、長
さ方向と幅方向に延伸してポリエステルフィルムと支持
体層(A)との共延伸積層体を作製した。該積層体のフ
ィルム厚さは1.6μm、支持体層(A)の繊維の平均
直径は5μm、目付は4g/m2 であった。また、支持
体層(A)をマイクロスコープ((株)キーエンス製)
で倍率500倍で観察したところ、繊維同士が融着した
網状体を形成していた。
未延伸不織布とを重ねて、実施例1と同様の条件で、長
さ方向と幅方向に延伸してポリエステルフィルムと支持
体層(A)との共延伸積層体を作製した。該積層体のフ
ィルム厚さは1.6μm、支持体層(A)の繊維の平均
直径は5μm、目付は4g/m2 であった。また、支持
体層(A)をマイクロスコープ((株)キーエンス製)
で倍率500倍で観察したところ、繊維同士が融着した
網状体を形成していた。
【0063】次に実施例1で用いた薄葉紙を支持体層
(B)とし、前記積層体の支持体層(A)と重ねて、金
属ロールと硬質ゴムロールとからなるカレンダロールに
より、温度120℃、圧力2kgf/cm2 で熱接着し
た。フィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。
(B)とし、前記積層体の支持体層(A)と重ねて、金
属ロールと硬質ゴムロールとからなるカレンダロールに
より、温度120℃、圧力2kgf/cm2 で熱接着し
た。フィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。
【0064】該原紙は、製版性は○、印刷性は△、耐刷
性とカールは○であった。
性とカールは○であった。
【0065】実施例3 孔径0.25mm、孔数100個の口金を用いて、口金
温度290℃でポリエチレンテレフタレート原料
(〔η〕=0.63、Tm=257℃)をスパンボンド
法にて、牽引速度1200m/分で紡出し、未延伸不織
布を作製してロール状に巻き取った。
温度290℃でポリエチレンテレフタレート原料
(〔η〕=0.63、Tm=257℃)をスパンボンド
法にて、牽引速度1200m/分で紡出し、未延伸不織
布を作製してロール状に巻き取った。
【0066】次いで、実施例1と同様に、未延伸フィル
ムと前記未延伸不織布とを重ねて、長手方向に3倍、横
方向に3.3倍延伸した以外は実施例1と同一条件にて
ポリエステルフィルムと支持体層(A)との共延伸積層
体を作製した。次いで、実施例1の薄葉紙を支持体層
(B)とし、ポリ酢酸ビニル樹脂を接着剤として前記積
層体の支持体層(A)とラミネートした。次いで、フィ
ルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版印刷用原
紙を作製した。該原紙のフィルム厚さは1.8μm、支
持体層(A)の平均繊維径は8μm、目付は5g/m2
であった。また、支持体層(A)をマイクロスコープ
((株)キーエンス製)で倍率500倍で観察したとこ
ろ、繊維同士が融着した網状体を形成していた。
ムと前記未延伸不織布とを重ねて、長手方向に3倍、横
方向に3.3倍延伸した以外は実施例1と同一条件にて
ポリエステルフィルムと支持体層(A)との共延伸積層
体を作製した。次いで、実施例1の薄葉紙を支持体層
(B)とし、ポリ酢酸ビニル樹脂を接着剤として前記積
層体の支持体層(A)とラミネートした。次いで、フィ
ルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版印刷用原
紙を作製した。該原紙のフィルム厚さは1.8μm、支
持体層(A)の平均繊維径は8μm、目付は5g/m2
であった。また、支持体層(A)をマイクロスコープ
((株)キーエンス製)で倍率500倍で観察したとこ
ろ、繊維同士が融着した網状体を形成していた。
【0067】該原紙は、製版性と印刷性および耐刷性は
△、カールは○であった。
△、カールは○であった。
【0068】実施例4 芯成分にポリエチレンテレフタレート樹脂、鞘成分にエ
チレンテレフタレート80モル%、エチレンイソフタレ
ート20モル%からなる共重合ポリエステル樹脂を用
い、複合紡糸機を用いて同心円状の芯鞘複合繊維(芯鞘
断面積比=80:20)を紡糸し、繊維径10μm、目
付6g/m2 の不織布形態の支持体層(A)を作製し
た。次いで、実施例1で作製した厚さ1.8μmのポリ
エステルフィルムと、支持体層(B)として薄葉紙を準
備した。次に、フィルム/支持体層(A)/支持体層
(B)の順に重ねて、張力を付与した状態で、金属ロー
ルと硬質ゴムロールとからなるカレンダロールにより、
温度120℃、圧力2kgf/cm2 で熱接着した。最
後にフィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。支持体層(A)をマイクロスコ
ープ((株)キーエンス製)で倍率500倍で観察した
ところ、繊維同士が融着した網状体を形成していた。
チレンテレフタレート80モル%、エチレンイソフタレ
ート20モル%からなる共重合ポリエステル樹脂を用
い、複合紡糸機を用いて同心円状の芯鞘複合繊維(芯鞘
断面積比=80:20)を紡糸し、繊維径10μm、目
付6g/m2 の不織布形態の支持体層(A)を作製し
た。次いで、実施例1で作製した厚さ1.8μmのポリ
エステルフィルムと、支持体層(B)として薄葉紙を準
備した。次に、フィルム/支持体層(A)/支持体層
(B)の順に重ねて、張力を付与した状態で、金属ロー
ルと硬質ゴムロールとからなるカレンダロールにより、
温度120℃、圧力2kgf/cm2 で熱接着した。最
後にフィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。支持体層(A)をマイクロスコ
ープ((株)キーエンス製)で倍率500倍で観察した
ところ、繊維同士が融着した網状体を形成していた。
【0069】該原紙は、製版性○、印刷性△、耐刷性、
カールは○であった。
カールは○であった。
【0070】比較例1 実施例1の薄葉紙と厚さ2μmの二軸延伸したポリエス
テルフィルムとを、ポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合わ
せ、フィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。
テルフィルムとを、ポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合わ
せ、フィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版
印刷用原紙を作製した。
【0071】該原紙は、製版性と印刷性は△、耐刷性と
カールはともに×であった。
カールはともに×であった。
【0072】比較例2 実施例1で作製した厚さ1.6μmのポリエステルフィ
ルムと平均繊維径4μm、目付3g/m2 の支持体層
(A)との共延伸積層体のフィルム面にシリコーンオイ
ルを塗布して感熱孔版印刷用原紙を作製した。支持体層
(A)をマイクロスコープ((株)キーエンス製)で倍
率500倍で観察したところ、繊維同士が融着した網状
体を形成していた。
ルムと平均繊維径4μm、目付3g/m2 の支持体層
(A)との共延伸積層体のフィルム面にシリコーンオイ
ルを塗布して感熱孔版印刷用原紙を作製した。支持体層
(A)をマイクロスコープ((株)キーエンス製)で倍
率500倍で観察したところ、繊維同士が融着した網状
体を形成していた。
【0073】該原紙は、製版性と印刷性は○、耐刷性は
×、カールは△であった。
×、カールは△であった。
【0074】比較例3 通常のメルトブロー紡糸により、平均繊維径3μm、目
付7g/m2 のポリプロピレン不織布を作製し、支持体
層(A)とした。該支持体層(A)と厚さ2μmのポリ
エステルフィルムとをポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合
わせた。次いで、実施例1で作製した目付10g/m2
の薄葉紙を支持体層(B)として、ポリ酢酸ビニル系接
着剤で支持体層(A)と貼り合わせた。フィルム面にシ
リコーンオイルを塗布して感熱孔版印刷用原紙を作製し
た。支持体層(A)をマイクロスコープ((株)キーエ
ンス製)で倍率500倍で観察したところ、繊維は互い
に交絡して網状体を形成していたが、繊維同士が融着し
た形跡は認められなかった。
付7g/m2 のポリプロピレン不織布を作製し、支持体
層(A)とした。該支持体層(A)と厚さ2μmのポリ
エステルフィルムとをポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合
わせた。次いで、実施例1で作製した目付10g/m2
の薄葉紙を支持体層(B)として、ポリ酢酸ビニル系接
着剤で支持体層(A)と貼り合わせた。フィルム面にシ
リコーンオイルを塗布して感熱孔版印刷用原紙を作製し
た。支持体層(A)をマイクロスコープ((株)キーエ
ンス製)で倍率500倍で観察したところ、繊維は互い
に交絡して網状体を形成していたが、繊維同士が融着し
た形跡は認められなかった。
【0075】該原紙は、製版性と印刷性は△、耐刷性と
カールはともに×であった。
カールはともに×であった。
【0076】比較例4 通常のスパンボンド紡糸により、紡糸速度4500m/
分で、ポリエチレンテレフタレート樹脂原料を紡出し
て、ロール温度200℃でエンボス加工を施し、繊維径
12μm、目付8g/m2 の支持体層(A)を作製し
た。該支持体層(A)に、厚さ2μmのポリエステルフ
ィルムをポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合わせた。次い
で、実施例1で作製した目付10g/m2 の薄葉紙を支
持体層(B)として、ポリ酢酸ビニル系接着剤で支持体
層(A)と貼り合わせた。フィルム面にシリコーンオイ
ルを塗布して感熱孔版印刷用原紙を作製した。支持体層
(A)をマイクロスコープ((株)キーエンス製)で倍
率500倍で観察したところ、繊維は、網状体を呈して
いたが、エンボス加工を施した部分のみが融着し、大部
分の繊維は融着していなかった。
分で、ポリエチレンテレフタレート樹脂原料を紡出し
て、ロール温度200℃でエンボス加工を施し、繊維径
12μm、目付8g/m2 の支持体層(A)を作製し
た。該支持体層(A)に、厚さ2μmのポリエステルフ
ィルムをポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合わせた。次い
で、実施例1で作製した目付10g/m2 の薄葉紙を支
持体層(B)として、ポリ酢酸ビニル系接着剤で支持体
層(A)と貼り合わせた。フィルム面にシリコーンオイ
ルを塗布して感熱孔版印刷用原紙を作製した。支持体層
(A)をマイクロスコープ((株)キーエンス製)で倍
率500倍で観察したところ、繊維は、網状体を呈して
いたが、エンボス加工を施した部分のみが融着し、大部
分の繊維は融着していなかった。
【0077】該原紙は、製版性△、印刷性×、耐刷性
×、カールは△であった。
×、カールは△であった。
【0078】比較例5 繊維径8μm、繊維長3mmのポリエチレンテレフタレ
ート繊維を、エチレングリコールジグリシジルエーテル
とポリアミドアミンを20:80の重量比となるように
調合し、イソプロピルアルコールに溶解させた固着剤溶
液中に混合し、実施例1の目付10g/m2 の薄葉紙
(支持体層(B))の片面にグラビアコーターにて塗工
し、溶剤を飛散させて、繊維目付3g/m2 、固着剤固
形分1g/m2 の支持体層(A)を積層固着した。次い
で、支持体層(A)面に、厚さ2μmのポリエステルフ
ィルムを、ポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合わせた。フ
ィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版印刷用
原紙を作製した。
ート繊維を、エチレングリコールジグリシジルエーテル
とポリアミドアミンを20:80の重量比となるように
調合し、イソプロピルアルコールに溶解させた固着剤溶
液中に混合し、実施例1の目付10g/m2 の薄葉紙
(支持体層(B))の片面にグラビアコーターにて塗工
し、溶剤を飛散させて、繊維目付3g/m2 、固着剤固
形分1g/m2 の支持体層(A)を積層固着した。次い
で、支持体層(A)面に、厚さ2μmのポリエステルフ
ィルムを、ポリ酢酸ビニル系接着剤で貼り合わせた。フ
ィルム面にシリコーンオイルを塗布して感熱孔版印刷用
原紙を作製した。
【0079】該原紙は、製版性○、印刷性△、耐刷性
×、カールは×であった。
×、カールは×であった。
【0080】
【発明の効果】本発明の原紙は上記のように構成したの
で、以下の効果を奏する。
で、以下の効果を奏する。
【0081】(1)印刷インキ中の水分や有機溶剤等に
よってフィルムと支持体とが剥離することがなく、耐刷
性に優れる。
よってフィルムと支持体とが剥離することがなく、耐刷
性に優れる。
【0082】(2)支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊維
が、バインダーや固着剤を用いることなく、互いに融着
した網状体を形成しているので、印刷インキ中の水分や
有機溶剤等によって繊維がほぐれたりすることがなく、
耐刷性に優れる。
が、バインダーや固着剤を用いることなく、互いに融着
した網状体を形成しているので、印刷インキ中の水分や
有機溶剤等によって繊維がほぐれたりすることがなく、
耐刷性に優れる。
【0083】(3)接着剤によって、フィルムの穿孔が
阻害されたり、インキの透過が阻害されたりすることが
ないので、高精細で鮮明性に優れた印刷物を得ることが
できる。
阻害されたり、インキの透過が阻害されたりすることが
ないので、高精細で鮮明性に優れた印刷物を得ることが
できる。
【0084】(4)フィルムと薄葉紙との間に熱可塑性
樹脂繊維を配置し、フィルム側に接着剤を用いていない
ので、温度や湿度が変化しても、原紙がカールすること
がない。
樹脂繊維を配置し、フィルム側に接着剤を用いていない
ので、温度や湿度が変化しても、原紙がカールすること
がない。
【0085】(5)繊維形状が細くて均一な熱可塑性樹
脂繊維をフィルム面に配したので、サーマルヘッドとの
密着性がよくなり、原稿に忠実な製版ができる。
脂繊維をフィルム面に配したので、サーマルヘッドとの
密着性がよくなり、原稿に忠実な製版ができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂フィルムと多孔性支持体と
からなる感熱孔版印刷用原紙において、該多孔性支持体
が熱可塑性樹脂繊維からなる支持体層(A)と薄葉紙か
らなる支持体層(B)の少なくとも2層で構成され、か
つ熱可塑性樹脂フィルムと支持体層(A)とが、接着剤
を介することなく接着されてなることを特徴とする感熱
孔版印刷用原紙。 - 【請求項2】 支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊維が、
繊維同士が融着した網状体を形成してなることを特徴と
する請求項1に記載の感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項3】 支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊維が、
平均繊維径10μm以下の繊維であることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項4】 支持体層(A)の熱可塑性樹脂繊維が主
としてポリエステル系樹脂繊維であることを特徴とする
請求項1〜請求項3のいずれかに記載の感熱孔版印刷用
原紙。 - 【請求項5】 熱可塑性樹脂フィルムの融点(Tm1)
と熱可塑性樹脂繊維の融点(Tm2)が、Tm1≦Tm
2であることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の
感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項6】 熱可塑性樹脂フィルムの厚さが0.1〜
10μmであることを特徴とする請求項1〜請求項5の
いずれかに記載の感熱孔版印刷用原紙。 - 【請求項7】 熱可塑性樹脂フィルムが、主としてポリ
エステル系樹脂フィルムであることを特徴とする請求項
1〜6のいずれかに記載の感熱孔版印刷用原紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9226296A JPH09277734A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 感熱孔版印刷用原紙 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9226296A JPH09277734A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 感熱孔版印刷用原紙 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09277734A true JPH09277734A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14049502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9226296A Pending JPH09277734A (ja) | 1996-04-15 | 1996-04-15 | 感熱孔版印刷用原紙 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09277734A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002200856A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-07-16 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 感熱孔版印刷用マスタ、感熱孔版印刷装置及び感熱孔版印刷方法 |
-
1996
- 1996-04-15 JP JP9226296A patent/JPH09277734A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002200856A (ja) * | 2000-10-27 | 2002-07-16 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 感熱孔版印刷用マスタ、感熱孔版印刷装置及び感熱孔版印刷方法 |
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